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☆★☆★☆ 10ちゃっと♪設立19周年記念祭☆★☆★☆ 第2楽章！

727 名前：坊や哲 ◆2xL2P2OI 投稿日：2021/09/28(Tue) 07:24

喉が渇いたし、ドリンクを貰うか。
今度のくじは…

7、仮面ライダーゼロワンのゼロツーサンライズ

>>628（達海猛）

ああ、まずは普通に医者に行って、そこで紹介状を書いてもらって
大きな病院に行ったんだ。
まだ当時は原因とか治療法も確立してなかったんだが、今はナルコレプシーも
正しい診断と適切な治療が受けられ、症状も徐々に改善されてる。

それに、ナルコレプシーの検査に行った大学病院で今の編集者に出会ったからな。
むしろ、ツキのある方向に転んだと思ってるぜ。

（ここから、本編の“坊や哲”の姿から、KC1巻冒頭の無頼作家「阿佐田哲也」の
姿になる。）

戦後の混乱期とはいえ、私のやくざな半生を描いた本を題材にした様々な作品が
未だに世に出続けている…。
傍から見たらろくでもない人生だし、私自身多くの人間に迷惑をかけてきたと思っておるが、
それでも尚私の作品を愛してくれている人がいる事に、感謝しているよ。

それに居眠りばかりしてる私を、後に若い作家さんが私との交流を「いねむり先生」というタイトルで
出してくれたり、ドラマも製作してくれた。
人生とは、何がどう転ぶか分からぬものだよ。
例え振ったサイコロの目が、６だとしても必ずしも幸せとは限らないし、
１だとしてもそれが不幸だとは限らない。

若い頃は、ひたすら勝つことばかり考えてきたが、今は相撲に例えるなら
10勝5敗が理想ではないかと思っておるよ。
君も一種の勝負師だと思うが、監督という立場になって色々と見えてきたものも多かろう。

私も老いて、それまでに様々な出会いと別れがあって、馬鹿な事も色々やって、
それでもここまで生きてこれた。
今は私の時代のように痛い目に遭わずとも多くの人間が気軽に麻雀を楽しめるようになった。
それもこれから、どう変わっていくか楽しみだよ。

ここで過ごした一ヶ月、本当に楽しかったよ。
正直ついていけるか不安だったし、今見返すと誤字脱字も多くて
物書き稼業をしている身としては恥ずかしい限りだ。（苦笑）

だが君は、私の何倍もの仕事をしておったなあ…。
本当に、頭が下がる思いだよ。

こんな身体だし、生きていられるかは分からないが出来れば来年も君たちにお目にかかりたいものだ。
明日、ワクチンの接種に出向くのでな。
この場を借りて、君故人に挨拶をさせてもらったよ。

それでは達海くん、また会おう。

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