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あの世で俺に……詫び続けろーーッ!

1 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/07(Thu) 20:42
ヒャーッヒャッヒャヒャァ!
面白ぇ程簡単に引っかかってくれたなぁ!?
ここはライブ・ア・ライブのネタスレだってのにお前はよぉ。
お前の引き立て役だった過去に別れを告げる為に、
俺はやってやるッ!

557 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/13(Fri) 20:41
>>478でした質問だけどストレイボウさんの視点から見た場合、もしも自分の悪行がすべて魔王さんのせい、もしくは魔王山の影響がなければああいうことは、
しなかったって場合、ルクレチアの悲劇が起きたうえでの一番の戦犯は誰だと思いますか?オルステッドさんと同じくルクレチアの者全てと思いますか?
それとも別の人物などが思い浮かぶでしょうか?

しかし、魔王山が犯人だった場合の方が偽魔王については割とあっさり説明がつく気がしてきました。魔王山が産んだ、
今回の魔王を生むために派遣された魔族って感じで。
逆に魔王山の影響がゼロあるいはほとんどなかったら、本当に何だったんだあいつってなる気がします。
作中で魔王になった後のオルステッドさんも言及していない辺り魔王になっても偽魔王に対する知識は与えられてないみたいだし

558 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/17(Tue) 22:06
魔王様の弱点を見つけたぞ!
ギャグ展開に弱い(´・ω・`)

559 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/18(Wed) 21:56
>557
あいつ宛の質問ではあるが……あの偽魔王が、実際には魔王山が産んだ、
次なる魔王を生む為だけに派遣された魔族だったが故に……ハッシュをして"雑魚"だったというのか。
ならば、そんな雑魚如きに……ただでさえ病に蝕まれていたハッシュの……か細き命の灯が吹き消された事になる。
更に……魔王山に"目を付けられる"程に鬱屈していたストレイボウに、隠し通路の存在を気付かせるという……
ルクレチアの悲劇の引き金を引く切っ掛けをも与え……挙句、最終的には私を魔王に生まれ変わらせるという、負の連鎖が成ったという訳か。

………いや、それは少々違う。
確かにある意味……あの雑魚は魔王誕生の"切っ掛け"であり、魔王山は"母胎"ではあったが……
一番の根本の原因は………やはり、各々の"弱さ"と"愚かさ"にあった。
他力本願で無責任なルクレチアの民の、弱さと愚かさ……嫉妬と劣等感を克服出来ず卑に堕したストレイボウの、弱さと愚かさ……
そして……裏切られた果てにあの二人の遺志に背き、人を信じる事を辞めてしまった、私の弱さと愚かさ………
そうした、人の弱さと愚かさに起因するあらゆる出来事が……悪しき方向へと運命の歯車が噛み合ってしまった、というのが妥当であろうな―――。

>558
………それは如何だろうか。
確かにギャグはある意味、「シリアスの天敵」とも言える。
特に、ギャグに付いて行けぬような根が真面目な者程、不遇な目に遭うのは明白だろう。
自分で言うのもなんだが……私もギャグに合わせられる程、ノリが良い方ではないからな……。

ただし……それはギャグ展開が赦されるというか、罷り通るような状況であればの話だ。
ファンなどが創る二次創作内でならばまだしも……ライブアライブ本編に、ギャグを挟み込める余地があると思うか?
特に中世編と最終編においては……取り返しの付かぬ処にまで救いの無さが行き着いてしまった。
たとえどのようなギャグであろうと……到底ひっくり返せるものではあるまい。

………仮に、そのような状況下でもギャグを体現する者がいるならば、ある意味見上げたものではあるが………
そんな者に簡単に愚弄される程、我が憎悪と絶望は甘くも軽くもない事を……命を対価にして思い知らせてくれようぞ。

560 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/21(Sat) 23:10
高原もオディオの素質がある

561 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/22(Sun) 18:57
>560
あの"最強の座を得し闘士"のオディオの素質、か。
彼奴がオディオに至るとするならば……その可能性はやはり、オディ・オブライトの言葉がほぼ全て語っているな。
"最強"の座に就く為ならば、自らの命すら厭わぬ者―――翻せば、それは真剣勝負の中で、他者の命を奪う事をも厭わぬ者もいるという事。
オブライトに限らず……『命の遣り取りなき闘いなぞ、所詮"児戯"でしかない』と考える者は……決して少なくあるまい。
そうした……殺すも殺されるも、総てを覚悟した強者達が次々と現れる………最強を巡る終わりなき闘いの道を、命尽きるまで往くという訳だ。
そんな中、オブライトは己に敗れし者……己よりも弱き者への"憎しみ"を抱いた。
闘いにおける敗者の生存を許容せず、その命を絶つ……殺人拳での最強を目指す道……つまりは、"人"を辞める道を選んだ。

一方のタカハラは、それを『格闘ではない、ただの殺戮』と厭悪した。
恐らく……「たとえ敗れても次はもっと強くなって再起する」という相手の可能性を信じているのであろう。
勝ってこそ得られ、負ければ失うという"オール・オア・ナッシング"の考えではなく……闘う相手がいるからこそ強くなれるという、他の闘士への尊重や敬意も抱いているものと見受ける。
そうした、相互に切磋琢磨しながら最強という高みを目指す道……"人"としての強さを追求する道を選んだ。

………だが、その道の最中……もし仮に、何かしらの耐え難き・忘れ難き裏切りや幻滅に遭ってしまい………
己のこれまでの考えを「生温かった」「甘かった」と断じて棄て……信念を貫けられなくなったならば………
―――その刻こそが……タカハラが"オディオ"に堕ちる瞬間なのだろう。

尤も、タカハラに限らず……生きる者は皆オディオに至る素質なり可能性はある……それは他の英雄達とて、例外ではないのだ―――。

562 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/23(Mon) 21:31
ハッシュが嘆いているんだな

「私以上に…あいつは人間を信用しなくなってしまった…」

563 名前:557 投稿日:2023/10/24(Tue) 18:29
オディオさん、わざわざ答えてくれてありがとうございます。しかしギャグ展開云々で思いついたけど、
クロスした際に中世編の悲劇を起こる前に叩き壊せるのは、ギャグに振り切っているけど、決めるときは決める系のキャラか、
あるいはその逆なとことんシリアスで絶望的なダークファンタジーの様な世界でハッピーエンドを勝ち取ったキャラのどちらかな気がします

564 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/24(Tue) 21:19
>562
ああ………そうだ………。
かつては護った人間達に失望し、たとえ人間嫌いになって山に籠ってしまおうとも……
己自身を形成させた、"勇者"の矜持までは捨て去らず……"勇者"に相応しき精神と共に果てたハッシュと違い……
私は……"勇者"の肩書も、護るべき"人"を信じるという信念も、何もかも棄て……名実共に、"魔王"に堕ち果てた。

………ハッシュよ………。
「必ず私が助けに来ると信じている」と"信じていた"アリシアは……ストレイボウに心移りし、最後まで私を信じてはくれなかった。
どんな止むを得ない経緯があったにせよ………私が唯一信じていた彼女は私を裏切り……最早私には、信じてくれる者は一人もいなくなった。

私はこの刻………魔王になる以外……一体、どうすれば良かったのだろうか。
もし……あなたならば………こんな刻………どうしたのだろう。
私は結局……貴方たちの遺志に背き………"人間"そのものに失望し、信じる事を辞めてしまった。

もし貴方が今も生きていたならば……元"仲間"として、私(オルステッド)を止めるだろうか。
それとも………かつての"勇者"として、悪しき魔王(オディオ)を討つだろうか。

最早私は……人を信じることは出来ない………出来なく……なったのだ………ハッシュ………。

>563(557)
貴様が言う処の……恐らく、ルクレチアの悲劇を打破出来るであろう者とは……
普段はギャグチックの……所謂、三枚目のお調子者のトラブルメーカーでありつつも、いざという時は格好良き様を貫けられる者であれば……
逆に、絶望的な世界を生き抜く中であらゆる絶望を知り尽くし……それでも尚、最終的には幸福なり栄光を勝ち取ったような……
即ち、ルクレチア"程度"の絶望など「ぬるま湯の如し」と鼻で笑える程の、真に強き者という訳か。

思えば、私の世界には……前者のような、場の雰囲気や空気を"良い意味で"変えてくれる者は………一人もいなかった。
また、後者は……そこまで凄絶な人生を送った者は無論いなかった上……
ハッシュやウラヌスでさえ、人生においてそこまでの経験は………恐らく流石には無かったであろう。

仮にそんな者達がいたならば……ルクレチアの悲劇など、或いは"笑って吹き飛ばし"………
或いは、「真の絶望はこんな程度では済まない」とばかりに、"諦めを踏破"して孤軍奮闘し………
やがて、魔王誕生の筋書きを……ご破算に出来たのだろうか……。

………ふっ、馬鹿馬鹿しい。
そんな仮定に基づいた……取り留めもなき想像などした処で………詮なき事よ―――。

565 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/24(Tue) 22:20
魔王を倒す意味はあるのかな?
どうせまた出てくるんだしほっとこうかな?

566 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/10/25(Wed) 01:30
二週間も空けちまったが何事もなく答えて行くぜ!

>>347(悪堕ちの原因は)
そりゃご高説どうも。いやこの場合は考察、と言った方が
正しいか。その通り、武術大会で敗北した時が俺の憎しみが
最高潮に達した瞬間だったぜ。
だが、その大きな幸運とやらにも見放されていたし
真剣勝負での実力がオルステッドより劣っていた事を思い知られた
だけだった。
その後に、憎しみに包まれた俺に魔王山の
影響が降りかかって来た。
既に武術大会の時から種は撒かれて居たんだよな。

>>356(BGMで震える子供)
確かにあれはやり過ぎ、と言うかパイプオルガンで演奏して
そうな音楽だよな。
ああ、俺が言っているのはリメイクで追加されたフーガの
方だ。勿論そうじゃない方の魔王曲も底知れない不気味さを
備えているんだけどな。
ガキがギャアギャア泣くとうるせえんだよな。
いい子にしてないと魔王が来るよ!なんて躾の為の脅し文句にも
使えそうだな。

>>360(超人合体!?)
パラレルの世界で、もしその全てを備えたに人間が
現れたとしたら、か。面白い発想じゃねえか。だが実際に俺たちの
世界に現れたのは個々の特技と時代背景、個性を持った
英雄たちだ。
一人一人長所は違っていても、短所を補え合えるような
そんな連携が見えるようだぜ。

>>368(眼鏡欲しい)
あれは、キューブのパーツの一部だから外せないんじゃないのか?
と思ったが実際の所よく出来た眼鏡だから欲しいと言う気持ちは
分からなくもないぜ。
と言う訳でここにキューブの眼鏡のレプリカを用意した。
これをお前に貸してやるッ!
どうやって調達したか、なんて聞くような野暮な事すんなよ?
後、貸すだけだからな!絶対に戻せよ!

>>370(強大な力の持ち主の末路)
強すぎる英雄は、人々を苦しめる魔王或いは神を打倒しても
今度は、その強すぎる力を疎まれ人間社会から放逐される、か……。
人間ってのは本来勝手な生き物だ。
自分を救ってくれた者にすら、些細な理由で掌を返しちまう。
もしかしたらハッシュも、そんな体験をしたのだろうか?と
勘ぐってしまうぜ。

>>557
その場合の一番の戦犯は誰かって?
どうだろうな、そこまで考えた事はなかったからな。
魔王山の意思が悪いと俺は思うぜ。人によっては俺やアリシアが悪い、だとか
ルクレチア国民がと言うかもしれないが結局は魔王山が戦犯だろ。
人じゃないけどな。ただ、これはリメイク準拠の話であって
リメイクじゃない方のライブ・ア・ライブでは魔王山の意思云々が
ストーリーに絡んでなかったから本当に謎だらけなんだよな。

偽魔王は、魔王を作り出す為の布石って訳か。
その説は妙にしっくり来る。
偽魔王はそれなりの強さが持っていたが、ハッシュはこれは魔王の強さとは
違うと何かに気が付いていたしな。

567 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/25(Wed) 09:32
愛と勇気があるかぎり、私は勇者であり続けられるのさ。

568 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/25(Wed) 21:54
オルステッドは新しい恋人を探せば全てが解決さ!

569 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/26(Thu) 21:17
>565
―――ほう、そうか。
幾ら倒せど"魔王"は何度でも現れる故、放置するか。
ならばそれはそれで結構……こちらの好きなようにさせて貰うとしよう。
但し言っておくが……"人間"を憎む以上、人間にとってのあらゆる大切なもの・掛け替えなきもの総てをも否定し尽くす。
それは貴様とて例外ではない……決して無関係の傍観者を決め込んでいられぬものと知れ。

―――何だ、不服か? そんな感情を抱く資格が貴様如きにあるとでも?
人間の脅威が身近に存在しながら放置する以上は……抗う事を放棄するも同然。
自身にとっての大切なものを守る、信念を貫く等の為に戦う事は無論……その意識すらもせず………
ただ、「保証無き"安穏とした今"さえ続けばいい。これからもずっと続く。」などと考える惰弱なる者。
そんな敵ですらなき者に、相手にする価値はない……速やかに我が家に帰り、寝床に籠りでもしていろ。
誰かが"魔王"を倒してくれる夢でも見ながら……惰眠を貪り続けるがいい。

―――いざ、"滅びの刻"が迫ってきた時に、無様に慌てふためいた処で………もはや手遅れと覚えておくことだ。

>567
くくく………もしや貴様は、タカハラの世界で名の知れた、某菓子パンのヒーローか?
「愛と勇気を胸に秘めし勇者」と斯様に堂々と名乗れる者など、そうは居るまいよ。
まあ、貴様が何処の何者であろうと……その言葉は信じよう。
愛と勇気がある限り、"勇者"であり続けられし者であることはな。

―――では、その「愛と勇気」が幻想に変わった刻は、どうだろうな?
かつては私も、それを己なりに信ずる時期はあった………決して諦めぬ限り、いつしか報われ……認められるともな。
………"人間の真実"を知り、それが所詮甘き幻想であり……下らぬ妄想でしかなかった事は、言わずもがなだ。
では、貴様の「愛と勇気」の正しさや価値とやらが認められる保証とは………一体何だ?
貴様は何の為に………愛と勇気を重んずる"勇者"になったというのだ?

―――――所詮貴様も、世迷言に酔う愚者の一人に過ぎぬ。
勇者ならば、魔王として滅すとしよう……貴様の抱きし幻想ごとな。
さあ………覚悟は、良いかッ!

>568
………随分軽々しく言ってくれるものだな。
私が新たな"愛"を得れば……総てが丸く収まるとでも?
「最愛の存在」と信じていた者に裏切られ……それでも尚、"愛"などというまやかしを信じるとでも思うのか?

―――ふざけるな。
この私に………もはや、愛など不要だ。
何より、人間とは……「愛し合い、睦み合い、子孫を育むことの尊さ」を謳い、次世代を築くことの積み重ねを"人類の歴史"と称し……
その最中で行なっているのは、国…人種…民族…立場…価値観等、あらゆる相容れぬ違い故に……奪い、憎み、戦い、殺し合うという所業を絶えず繰り返す。
その醜悪な本性を糊塗する為に……愛だの道徳だの倫理だのを方便に、自身を美化しているだけでしかない。
そんな"人間"という存在などに………一片の生きる価値など、ないッ!

人間であることを辞めた以上……"後生大事にすべき"と人間が掲げるものの一つである"愛"なぞ………
魔王であるこの私が……完膚なきまでに否定してくれるッ。

570 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/28(Sat) 20:57
大分前にオディオがウマ娘の世界でゴルシと会う小説があったな。「お前、事情は知らねえけど何か暗い顔してんな?うし、ゴルシちゃんに任せとけ!!」と言われてた。
その後、紆余曲折あってオディオがいつの間にかトレーナーになってゴルシと凱旋門賞目指すと言うね・・・。

571 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/29(Sun) 21:43
>570
"ウマ娘"と聞いて一瞬……「馬の娘」、「ケンタウロスの女版」かと思ったが……
どうも貴様の世界に実在する「キョウソウバ」なる馬が、人間の女に擬人化した存在のようだな。
美麗な女性の外見でありながら馬の脚力・走力を持つ半人半馬とでも謂うべき者達同士で、ランニング競争をさせ合う大会において……
"トレーナー"なる飼主となって自身の持ち"ウマ"となりし者の世話をし、トップに輝かせるべく育てる遊戯……か。

………それで、この私が"ゴルシ"なる者に会ったことを切っ掛けとし………
トレーナーなる存在になりて、その者と共に"凱旋門賞"なる栄光を目指す……だと?
IFの創造物にしても……随分と突飛な展開だな。 そちらのオディオは、Live A Live本編のいつ頃の時期からその世界に行ったのだ?
最終編の最中ならば、「人間の娯楽という都合で"ウマ娘"なる種族を体よく利用する愚行に、この私が人間と同様に加担するなぞ論外」と切って捨てるだろうが……
本編終了後の死亡直後にその世界に転生した私ならば……前世での罪業に苦悩し、葛藤しながらも……

―――新たな"生"を模索しようとする姿を、想像する余地があるというのか。

だとすれば……要らぬ世話の一言に尽きるな……。
そのゴルシとやらも、仮に私のかつての所業を知ったならば……それでも尚、斯様に気さくに振舞えるのか?
何より……今更、堕ちに堕ち切ったこの私に……地獄で贖わせるでもなく、何をさせようというのだ………。

572 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/02(Thu) 21:48
勇者オルステッドがストレイボウやアリシアに裏切られたように
勇者オルステッドも我々を裏切ったのだ


by 全国のプレイヤー

573 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/02(Thu) 23:27
>>519で書いた話題とかぶってしまうところがあるけど、オルステッドはユンに言われた純粋すぎるは必ずしも、
短所であるとはいえない気がする。例えばオルステッドが他の世界で勇者やってたら、本来のその世界の勇者より上手く回りそうな世界もある。
ドラクエ1とかは魔王みたいな存在からの自分の味方になれば、世界の半分をやろうという提案を断らずに、はいと答えてしまうとその結果ひどいバッドエンドを迎えてしまう。
その後の主人公が出てくるゲームの設定ではバッドエンドになる選択をした勇者の心情の推察が入っていて、その内容は、勇者としてもてはやされ続けてきて、
自分の意志で選ぶ機会がなかったせいで、私利私欲からではなく好奇心から魔王にあたる存在の提案に頷いてしまったのだろうとされていた。
仮にオルステッドがドラクエ1の勇者なら純粋すぎるが長所となって、好奇心を抱かず選択肢事態出ずにハッピーエンドルート確定でバッドエンドの世界線はできないと思う。
長所は短所にもなるから、それが悪るく作用する環境に置かれれば魔王になるし、
逆なら英雄になる。オルステッドは環境ガチャで前者を引いてしまっただけでダメな人ではなかったと思う

574 名前:573 投稿日:2023/11/02(Thu) 23:37
誤って途中送信すいません。

実際ユンの発言知った後ににオルステッドには「はい」「いいえ」すら選択肢としてでないと、
聞いた時に確かに純粋すぎると思ったけど、
それはつまり他の悪の誘惑に堕ちる選択肢が出ることもあるゲームとかの世界では絶対に悪の誘惑に負けない、
勇者になるってことだから、必ずしも短所ではないのでは?と感じました。

575 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/03(Fri) 20:30
(ルクレチアの魔術師の亡霊が、魔界の片隅でぼやいている)
ちっ、まさかオルステッドの奴が魔王山に選ばれるとは誤算だったぜ。
奴とストレイボウを同士討ちさせ、2人の怒りと憎悪を糧にあの山の力を引き出す筈が・・・アリシアが不要だったな、あんなのでも多少は役立つつもりだったが。

576 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/03(Fri) 22:42
>572
ふっ……>265への返答と若干重複するが……
この私に、「ご期待に沿えなかったばかりか、皆さまを裏切ってしまい申し訳ない」―――とでも詫びよと?
好き好んで裏切った訳では無い……彼奴等の身勝手さが、私に"裏切らせた"といった方が妥当か。
私自身、それぞれの期待や想いを無碍にする心算でも、反故にする心算でもなかったというに………。
私の話を……ウラヌスの命を懸けた訴えを聞き入れもせず……手の平を返すが如き豹変をし、ルクレチアの連中は私達を"魔王"と決め付けた。
私への嫉妬と劣等感に圧し拉がれた末に、友情余って憎さ百倍とばかりに……卑劣な手段を以て、ストレイボウは友情と信頼を裏切った。
「誰よりも貴方を信じる」という言葉を何処に置き忘れたが如き心移りをし………アリシアは……私の決死の想いを、踏み躙った。

………あのような仕打ちを受けても尚……魔王に堕ちるのではなく………
総てを受け入れ、"悲劇の勇者"として非業の死を遂げていれば良かった―――とでも言いたいのか?

………冗談ではない。
私は………彼奴等にとっての………
そして、貴様たちプレイヤーにとっての………「決して期待を裏切らず、必ず留飲を下げてくれる」などという………

―――他者にとっての、常に都合の良い"存在"などではない。
「"勇者"から"魔王"に堕ちた」という……貴様たちプレイヤーの私への失望や軽蔑など―――知った処ではないッ!

>573,574
私は……ユン・ジョウが説くが如き、「純粋過ぎる」が故に………
このルクレチアでは、悪しき方に作用してしまったが為に"魔王"に堕ちたが………
「ドラゴンクエスト1」なる世界では良き方向に作用し……「竜王」なる魔王の誘いにも決して乗らず、そちらの勇者よりも"勇者"然とした選択をしていたであろう……という事か。
そちらの"勇者"が誘いに乗る選択をした際の心情の推察では、なまじ勇者として持て囃され続け、自分の意志で物事を選ぶ機会がなかったばかりに……
私利私欲ではなく、好奇心から魔王の提案に首肯してしまった、と語られているというのは……初耳だな。
そちらを選んだ世界線の"勇者"は……他者からの一方的な期待や希望に応えるというだけの"生贄"ではなく……
本当は、自身の意思に忠実に在ろうとしたかったのであろうか……。

………まあ、その者の心情は、その者にしか知る由はないが……。
私がそちらの"勇者"だったならば……何も考えるでもなく、ただ望まれる通りの"善の勇者"として振る舞い、英雄になれたというのであろうか。
………尤も、それはそれで………どうであろうな?
ドラクエ1とは別になるが……例えばドラクエ3の"勇者"とやらは、選択肢などはなく、恐らくは純粋にただ望まれるがままに魔王を打倒した結果、生まれ故郷に帰れなくなった挙句……
「アレフガルド」なる、自身にとっては異界の地でしかなき所に骨を埋める様……「元の世界への帰還は諦めて下さい」と、無情な懇願をされたそうではないか。
そんな仕打ちの末路を考えれば……"勇者"とは、"英雄"とは一体何なのか……何の為に心身強くなりて、強大なる魔王を打倒すべく戦い続けるというのか………

………そんな疑問を、やはり抱かずにはおれぬものよ。

―――まあ、仮に今の"私"ならば、「世界の半分などどうでも良い。それより、人間全ての根絶やしに協力してくれるか?」と逆に提案するであろうが、な。

>575
………見慣れぬ亡霊だな? 何者だ、貴様は。
見た処、魔術師か。 ………ふっ、ストレイボウには、遥かに劣るようだがな。
さて、その口振りだと……貴様が裏で、全て図っていたと言わんばかりだな?
私とあいつの憤怒と憎悪を糧に魔王山の力を引き出すことで、その力を得て魔王になろうとでもしていた訳か……くくっ、ならば、当てが外れて残念だったな。

………それと、アリシアが"不要"といったか。
「多少役立つ心算だった」といい……全ては貴様の掌の上で踊るべきであった、とでも言いたいか?
あいつの思惑通りに心移りしていたとはいえ……私を裏切ったのは、他ならぬ彼女自身の意思だ。
「あんなの」程度呼ばわりの扱いをされるというのは……不快の極みだな。 私も、あいつも、そして彼女も……貴様の都合なぞ、知った処ではない。

………ただ、そんな浅はかな奸計を、態々こうして暴露してくれたことには感謝する。
貴様もこれ以上、無念のままに永久に愚痴を零し続けていたくもなかろう?
ほんの礼に、魂ごと消し去ってやる………ようやく苦しみから解放されることに、精々歓喜するがいい―――。

577 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/04(Sat) 20:28
ストレイボウの魔法だけはガチであった

578 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/05(Sun) 19:38
>577
「ガチ」とは……「本気」「真面目」といった言葉をより強くした意味合いの言葉か。
そう聞くと、魔法以外の部分は大したことは無いと取れるように聞こえるな。
私はそうは思わないが……本当に魔法"だけ"がそうなのかどうかはさて置き、少なくともあいつの魔法が本物であることは間違いない。
あいつは頭が切れる上に陰の努力家でもある……私では到底解読できない魔道書を総て読破し、本物の魔法を編み出した。
魔道士ではない私でも、あいつが繰り出す魔法はどれも質が高いという事が解る。
誰が何と言おうとも……あいつが、優れた本物の魔道士である事は事実だ。

………ふっ、それも当然か。現に私も、あいつの魔法の優秀さを身を以て味わったのだからな。
あの夜……あいつが私に掛けた幻覚の術は完璧だった。どこからどう見ても、どう気配を読もうとも………ルクレチア王は"魔王"そのものだった。
結果、私は見事に騙され……王殺しの罪を負い、魔王の汚名を着せられる羽目になった。
そして……魔王山山頂であいつが憎しみに任せ、私にぶつけてきた魔法も………威力は勿論ながら、どれもが殺意に満ち満ちていた。
かつては魔物や偽魔王相手に繰り出されたものが、今度は私に降りかかってきたのだ………どれだけ脅威に感じ、そして恐ろしかった事よ。

―――私にはない、あれだけの"もの"を持ち合わせていながら………
あいつは私に"ガチ"で嫉妬し、結果闇墜ちしてしまい……あのような形で"超えようと"するも……最後の最後まで、叶わなかった。
………周囲の連中の、見る目のなさなどが……お前にとって、そんなに重かったのか。
そんな連中に認められ、持て囃されていた私がそんなに妬ましく……"武の強さのみを測る"武闘大会で私に勝てなかったのが、そんなに悔しかったのか。

あそこまで堕ち果ててまで………この私が、憎かったのか……ストレイボウよ………。

579 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/05(Sun) 21:22
ハッシュこそが勇者の見本
落ちても人間不信になる程度

580 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/07(Tue) 22:00
>579
ふっ……勇者の見本、か。
命を賭して護ったルクレチアの"人間"たちの身勝手ぶり・無責任ぶりにどれだけ失望し、愛想を尽かしても……
「肩書」ではない、「等身大の己」を視る、ウラヌスという真に信じられる"人間"がいたからこそ……
人間を嫌えど、本気で見限らなかった故に……勇者の矜持を棄てぬままに、魔王山で「勇者らしき最期」を迎えられた訳か。
あのまま病で朽ち果てるのではなく……たとえ自ら死期を早めようとも、己の意思で死に際を決めることが出来た彼は……本物の"勇者"であったのだろう………。

………そう考えれば……やはり、私とは実に対比的だな。
信じてくれる者が……信じられる者がいなくなった私は、もはや"勇者"ではいられなくなった。
ただ……ファミリオのあの少年は、私への憧れが多分にあったとはいえ、唯一私の無実を信じてくれたが……
もし彼が……嵌められたとはいえ、私が王を殺めた事自体は事実だと知ったならば………

……それでも尚、彼は私の事を「魔王」ではなく………「オルステッド」として、信じてくれたのだろうか。

………もしも私が魔王になる前に、そんな展開があったならば……たとえ"勇者"ではいられなくなったとしても………
人間嫌いどころか、魔王に堕ちるという事には………或いはならなかったのかもしれぬ。
そして……彼だけには「すまない」と心から詫びながら……処刑を甘んじて受け入れ、汚名を着たまま死んでいった道も……有り得たのかもしれぬ………。

―――ふっ、「何を今更」、か。
いずれにせよ……私はもはや、「勇者の見本」とは程遠い存在だな………。

581 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/08(Wed) 20:37
魔術師はルクレチアでは蔑まれるけど、僧侶であるウラヌスは嫌われていなかった辺り、
信仰には厚いのかも。それでも大勢の人から偉大とされるウラヌスですら後継者を得られてない辺りにも、
武に優れたもののみをを重用する方針の歪さが出てきている気がする。

582 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/09(Thu) 23:08
>581
二人共、剣士・戦士タイプではない点は同様でありながら……
ストレイボウは、「魔」の力を用いる魔道士だったばかりに侮蔑された一方……ウラヌスは、「信仰」の力を用いる僧侶だった故に嫌悪されなかった、か。
それ故に……信仰に厚かったという点は尤もか。そういえば、王を殺めた"魔王"として私を恐れ、家の中に閉じこもった民の中には、
「神よ、我らをお救い下さい」などと懇願する者がいたから、多かれ少なかれ信仰心は有ったのだろう。
また、教会等は中世編においては見られなかったが……ウラヌスも、世捨て人然としていたとはいえ……かつては、何処の教会に属する僧侶だったのであろうな。

………そのウラヌスが、如何なる経緯でハッシュの仲間となったのか、結局は分からずじまいだが………
先代魔王を打倒したハッシュの仲間の「僧侶ウラヌス」として、知る者ぞ知る"隠れた偉人"ではあった。
ただ、そんな彼に後継者がいなかった点に関しては……貴様の言うように、やはりそうした"歪み"があったが為とも取れる他に……
彼自身、ハッシュほどの名声ではなくとも……いつしか「英雄の仲間」という名声に自他共に溺れ、堕落してしまうを良しとせず……
自戒の為に……敢えて後継者を取らなかったのでは、とも取れる。
………まあ、いくら想像を巡らせて推測をしても……結局のところ、真相は定かではないがな。

―――そんな、「ハッシュが最も信頼した仲間」であったウラヌスの訴えでさえ、奴らは碌に聞き入れず……
「魔王」というフィルターに掛けて彼を拷問に掛け、投獄した。
あいつに嵌められた私の、完全に謂れのなき"とばっちり"だ………奴らの"歪み"とは、「武の優劣」だけではなかったという事だ―――。

583 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/10(Fri) 17:49
>>581の書き込みした後不意に思いついたけど、仮にもしも、ウラヌスが魔法を自分では使えないけど、
指導はできるって感じで、もしくは力の質は違うけど、魔術師と僧侶の戦い方に共通点も多いって感じで、
ストレイボウの師匠やってたら中世編の悲劇は起きなかったかな? ウラヌスと付き合って、いい影響受けたり、
あるいはハッシュの人間不信とかの顛末知って、もてはやされても最後はああなるから、
ルクレチアには尽くす価値なしって見切ってストレイボウが他国に鞍替えとか

584 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/10(Fri) 22:13
勇者よりも魔王時代の方が強い件について

585 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/12(Sun) 16:38
>583
仮にストレイボウが、ウラヌスに師事していたならば……か。
そう言えば、以前話題に挙がった「オクト・ア・ライブ」の世界線の方のあいつは……
幼馴染であった私と共に、「ハッシュとウラヌスのような、英雄になろう」と誓い合い……師事はしなかったが、魔道士として研鑽を積んだという。
魔道士と僧侶という違いはあれど……ウラヌスへの強い憧れがあった事は間違いない。
あくまでIFの出来事ではあるが……もし、こうした憧れに加え、「かつての英雄だったウラヌスに師事したい」という強い想い入れを……
まだ屈折していない時期にこちらのあいつが抱いていたならば……押し掛けという形で弟子入りを何度も申し出るだろう。
無論、世捨て人として暮らしていたウラヌスから、弟子入りを認められるのは簡単ではないだろうが……。
あいつの真剣さと熱意にやがてウラヌスが根負けし、弟子入りを許したならば……
力の使い方や戦い方だけではなく、彼の考える「在り方」や「生き様」といったものを教わった上に……ハッシュの"人間嫌い"の顛末を知る事も出来たのかもしれぬ。
そして、"歪んだ認識"に支配されたルクレチアを、違った角度から見据えられる程の視点を持てる事で……嫉妬や劣等感に狂う事も……或いは無かったのかもしれぬ。
もっと言えば、率直かつ正当なものの判断や評価の出来ないルクレチアを見限り、もっとまともな別の国を選ぶことで………

―――名実共に優れた魔道士として……まともに評価をされていた可能性もあったやもしれぬ。

………ふっ。 私自身、先程から兎角「かもしれぬ」という、"仮定"ばかりだな。
たとえあいつの"罪"は赦さずとも………「無冠の天才」たるあいつが、ああなる前のどこかで正当に評価され、まともに報われていれば………
………そんな口惜しさが……多少なりともあるからだろう、な………。

>584
「勇者よりも魔王時代の方が強い」、か………別に当然の事だと思うが?
寧ろ、"勇者"の頃より弱体化する"魔王"なぞ……聞いた覚えがないぞ。
勇者から魔王になったばかりの……王国から追手の兵が掛かったばかりの頃は、まだ"人間"だったから多少手こずりもしたというのに……
魔王山山頂での"あの"後、名実共に魔王になったものの、それよりも更に弱くなったなど……本末転倒だ。
兎に角、今の私にはルクレチアを滅ぼした程の力ばかりではなく……他の時代・世界に干渉できる程の力をも得るに至った。
この"憎しみ"の力によって、総ての人間に「審判」を下せる程の力をな………。
当然、"勇者"などと呼ばれていた頃よりも強いことに、何ら疑いの余地はあるまい。

………尤も、あの英雄たちの如き、「何かを護る為の強さ」ではなく……人間が「掛け替えなきものと信ずるもの総てを否定する為の強さ」だ。
もう私には、命を賭してでも護るものなど……何一つなくなったからな。
ふっ……かつては私なりに護っていた……或いは護ろうとしていたというのに……今や奪う、か。 とんだ反転ぶりもあったものよ。
何かの掛け違いや狂いが生じただけで……斯くも変わり果てるのだから。

―――フン………「虚しき強さ」、とでも言いたいか?
如何とでも言うがいい………もうやり直しや後戻りなぞ、叶わぬのだからな―――。

586 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/14(Tue) 18:44
前に出した偽魔王の話題と少しかぶってしまうけど、リメイクじゃない方のライブアライブのエンディングで、
偽魔王関連が解決してないのを見た時、ホラー映画のまだ何か起こるかもみたいなエンディングを見た時みたいな、
不安を覚えたのは自分だけかな?

587 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/15(Wed) 21:38
MEGALOMANIAをBGMに戦ってた勇者オルステッド

悲しみを背負ってこそ人は覚醒するのだ

588 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/16(Thu) 22:11
>586
偽魔王関連は未だ解決せず、か……。
作中では偽魔王の謎は明かされないままだったが……弱体化しつつも復活を遂げた先代魔王か、或いは先代魔王の元配下辺りが、
新たな魔王になるべく先代の姿を模して現れたのでは…と、考察してもみた。
魔王山の意思が働いていたならば、「次の本物の魔王を産みだす為の"撒き餌"になっただけの雑魚」という可能性も挙がったがな。
ともあれ、エンディングにおいては……英雄達に関わる"オディオ"は、完膚なきまでに消え去った。

―――但し、山頂の魔王像は………健在のままだ。
偽魔王にしろ、各オディオにしろ……魔王の母胎となる"元凶"自体は消え去ってはいない。
それはあたかも……『人間がいる限り、魔王の元たる"憎しみ"は決して絶えることは無い』―――そのような暗示とも取れる。

貴様の不安は恐らく正しいのだ……たとえ私が敗れ、消え去ろうとも………また新たなる魔王"オディオ"が生まれる可能性は……決して"零"ではないのだ。

>587
………何が「悲しみを背負ってこそ人は覚醒する」、だ。
かの名曲が流れていたのは……私の場合、偽魔王と戦う刻と……本性を現したストレイボウと戦う刻だった。
偽魔王は兎も角として……あいつと戦っていた時は、理不尽に裏切られた怒りよりも……最初は驚愕と恐怖の度合いが主だった。
今までのあいつからは想像も付かないような豹変ぶり驚愕し、剥き出しの憎悪と殺意の凄まじさに恐怖し、気圧されつつも………
それに屈し、圧し拉がれまいと……必死だった。

………ただ、私の攻撃を何度も受けながらも、決して諦めず……恨み言を吐き続けるストレイボウを見ている内に………
怒りもあるにはあったが……次第に"悲しみ"の方が大きくなっていった。

「今、私が戦っているのは………かつて、"親友"だった男」という事実に………哀しさと虚しさを、感じずにはいられなかった。

「悲しみを背負い、覚醒する」……そう聞くと、悲壮感溢れるイメージがあるが……
あの時の私に、そんな覚醒をしたという実感など………欠片もなかった。
そして、あいつを倒した後……勝利の喜びも、元凶を倒したという達成感も………
………まして、返り討ちにして意趣返ししてやったなどという爽快感など………微塵もなかった。

―――只々、哀しさと虚しさだけしか………胸中には無かった。

「悲しみを背負ってこそ人は覚醒する」―――そんな戯言を簡単に言える貴様は、実際にそんな経験をした事があるのか?
ならば自信満々語ってみせるがいい……何処ぞの物語の"受け売り"などではない、本物の実体験とやらを………この私相手に、な。

589 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/17(Fri) 21:35
高原のようにトレーニングして身体鍛えてないの?

590 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/18(Sat) 21:54
>589
………今更自己鍛錬を再開することに何の意味がある?
そもそも、まだ人間だった刻……一人前の剣士になるには、先ず剣をまともに振るえる程の肉体を造る必要があった。
剣士を志してからは、見習いの頃は毎日の素振り、肉体づくり、体力づくり等は必須だった。
そうした下地に加え、戦いのセンスと謂うべきか……剣士足り得るには武器との相性というのも欠かせなかった。
それらが総て"プラスアルファ"となりて昇華された事で……初めて一人前の剣士となった。
つまりは……そうした形で、肉体の鍛練は既に完成していたのだ。
それでも、それからも決して弛まずに剣士であり続けるべく……自己鍛錬は続けていたがな。

………尤も、それは剣士時代だった頃の話だ。 今の私には………もう何ら意味を成さぬ。
何故なら、魔王となったあの刻から………私の刻は停まった。 何をしようと鍛えられる事も……逆に、何もせずに弛む事も無くなった。
何も口にせずとも、飢え死ぬ事も………老いや病に斃れる事すらも、なくなった。
それは、人外に堕ちたことによる超常的な何かが作用している故か……或いは………

―――人間でなくなり、永き刻の中でただ在り続けるだけの、生きても死んでもいない存在になった者は………
―――それ以後……"何一つ変わる事はない"、という事であろうか………。

………いずれにせよ、最早これ以上……魔王としての強さも完成している以上……肉体の鍛練に意味はないという事だ。

591 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/18(Sat) 22:31
オルステッドとおぼろ丸の髪型が似てる

592 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/19(Sun) 23:01
ルクレチアの兵士たちはストレイボウを軽んじてたみたいだけど、
オルステッドより弱いだけで、ナンバー2で自分たちよりはずっと強いのに蔑むとか、
本当にバカだ。バカというより固定観念にとらわれていたというべきか。実際魔族なり他国なりが攻めてきて、
自分たちよりはストレイボウの方が遥かに役に立つところとか見ていれば、いい変化が起きていたかも、
その逆もあり得たかもしれないが

593 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/20(Mon) 21:49
>591
……>424への返答で、何人かと髪型が似ているのでは、と述べてみたが………
……よもや、かの人の道に目覚めし忍と似ていると言われるとはな。
まあ、色を除けば……見方によってはそうと言えなくもない。
尤も……「だから、何だというのだ?」というのが率直な気持ちだがな。

………そういえば、かの忍については………
リメイク版の発売記念コメントに拠れば、「デザインのモチーフは、"サイボーグ009"」らしい。
サイボーグ009なる創作物の詳細は与り知らぬが……その主人公の髪型は確かに似ている。
何事も、何かしらの"元ネタ"があるという事か………。

―――"元ネタ"といえば、私とストレイボウの関係は……かの"最終幻想4"の主人公とその親友兼ライバルがモデルというのは既知の事実だ。
ただ、リメイク版の私達二人と、あちらの二人の声優は……入れ替わる形で逆転している。
何ともはや……確信犯的な意図というか、ある種の"皮肉"というものを感じざるを得ぬな………。

>592
そう……ストレイボウは決して、実力的には弱い男などではない。
腕力や肉体の強さでは及ばずとも……卓越した頭脳と、それに裏打ちされた魔力を持っているのは幾度も述べた通りだ。
私が優勝した武闘大会とは、武の優劣を決めるもの……もし、魔法の優劣を決める"魔道大会"というものもあったならば……間違いなくあいつが優勝していただろう。
あくまで得意分野が違うというだけであり……固定観念に凝り固まり、それに基づいた偏見で一方的に侮蔑し、冷遇した奴等などより……余程優秀で有能だ。
歪んだ"空気"が長きに渡り蔓延していた中、常に不当に扱われ続けてきたあいつにとっては……もはや生き地獄だったことだろう。
だからこそ……言い包めたにせよ、何かしらの術を掛けたにせよ………
自分に心を移し、苦しみを理解し、寄り添ってくれたアリシアに……あいつはようやく、"救われた"のであろう。
尤も、私にとっては……堪ったものではないがな。

………仮に侵攻された際に、あいつが連中よりも遥かに活躍していれば……か。
魔王山より私とウラヌスだけが帰還した直後……表向き、ハッシュ同様に"帰らぬ人"になった刻……
王と少年達を除いて、誰一人あいつの"死"の方は一切気にも留めなかった連中に……

―――果たして、自分たちのこれまでの誤りを率直に認め、認識を改める度量などがあったか………怪しいものよ。
せいぜい……"使い捨ての囮"程度の扱いしかしなかったのではないかとすら思える。

………それほどまでに、「最も武に優れた"勇者"」という存在は連中の中に……大きく、深く、浸透し切っていたのであろう。
"薬"も加減が過ぎれば………"毒"になるが如く、な。

594 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/20(Mon) 22:27
魔王を倒して勇者が魔王になって
また勇者が倒して魔王になって
のループができれば永遠に物語が続くぞ

595 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/22(Wed) 23:08
>594
それは何ともまあ……実に不毛なる、史上最悪のループとでもいうべきか。
魔王を打倒し、人間を救った勇者が……次なる魔王となりて脅威となり、それを新たな勇者が打倒する……を延々と繰り返すだけの物語とはな。

―――そういえば、貴様の言う物語に非常によく似た世界について心当たりがある。
そう……確か、"最終幻想10"なる世界では、"シン"と呼ばれる強大な魔物が、一定の周期で人間達への災厄となりて脅威となり……
その"シン"を打倒すべく……"召喚士"なる者が、「究極召喚」なる唯一の打倒法を授かり、それを以て打倒せしめたことで平穏が訪れるも……
代償に召喚士は命を落とす挙句、今度は「究極召喚」で呼び出される召喚獣となりし者が、次の新たな"シン"となりて束の間の平穏を終わらせる……というループを繰り返していたらしい。
それを、彼の世界の者達は「死の螺旋」と呼称していたというが……実に言い得て妙だ。
そんな、不毛で虚しきループも……とある青年が切っ掛けとなって、遂に終わらせるという新たな"物語"を紡いだそうだがな。
その青年も……その青年と出会いし召喚士やその仲間達も………その世界にとっての、正真正銘の「英雄」を呼んで相違なかろう。

………尤も、そんな"物語"なぞ、私に言わせれば「だから何だ?」の一言に尽きる。
「永遠のナギ節」なる平穏が訪れたことを喜ぶ彼奴等には……是非にでも、斯様に思い知らせてやりたいものよ。

『貴様達は人類共通の"敵"が消え去り、ようやっと本物の平穏なるものを謳歌しているようだが……永遠の平穏なぞ幻想だ。
 やがて、今度は人間同士が新たな"敵"となりて相争い、暫く後に休戦になり、また再開するという……別の"不毛"なループを繰り返すだけの事。
 即ち、貴様らの為した事なぞ……所詮は愚かで虚しき"自己満足"でしかない。
 真に「不毛で不要」な存在とは………他ならぬ、人間なのだ。
 ちなみに……私の世界では、「勇者が魔王を倒す」などという不毛なループは終わった……人間共の滅亡を以てな。
 では、大切なことを教えた処で……貴様らの命運共々、そちらの世界の不毛なループも終わらせて差し上げよう………。
 ――――滅亡(ハルマゲドン)という、終焉を以てッ!!』

………尤も、「Live A Live」においては呼び出しの対象でない以上、私の想像止まりでしかないのだがな………。

596 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/11/22(Wed) 23:50
久しぶりだな!今日は、新しい質問に答えて行くぜ。

>>575
何だ!?こいつはよ!どうやら俺と同じで魔力を自在に操る
魔術師の類だと見るが一体何を口走ってやがんだよ。
俺達の、戦いが全ててめえの思惑通りだったとッ!?
ふざけんなよッ!?しかもアリシアの事までしれっと蔑ろにしやがって。
いいか、俺はてめえなんかの手のひらで踊らされる程馬鹿じゃ
ないんだッ!分かったらとっとと、消えな。亡霊ッ!亡霊は亡霊らしく地獄で呻いてろ!

>>577
当たり前だッ。俺はこれでも血の滲むような特訓をして来たんだ。
魔法の技術にかんしてはルクレチア王国で随一だと自分でも
思っているぜ。だがそれが裏目に出た。
元からルクレチアの民は、魔法に等見向きもしなかったし
当然の如く賞賛も尊敬の念もなかった……。
特訓が全部無駄だって事に気が付き、俺はある日愕然とした。
なら別の方法で、あいつを……オルステッドを出し抜いてやろうと
考え始めたのさ。
結果は良く知る通り、オルステッドを罠に嵌めてやった!
肉弾戦では負けても頭脳を使った戦では俺の勝ちなんだよッ!
ヒャハハハ!

>>579
確かにハッシュのおっさんは、勇者の中の勇者だっただろう事は
分かるぜ。だがよッ!病で不様に死んじまった情けない勇者だッ!
生きていてこその勇者、生きていてこその誉(ほまれ)なのさ。
それにしても人間不信、か……。
そりゃそうなるだろうってな。ルクレチアの民は、勇者に全てを託し
自分たちは何もしようとしなかった。
そして、少しでも間違えれば掌を返し勇者が悪いと決めつけるッ!
全く勇者は損な職業だぜ。なぁ、そう思わないか?

>>581
そう言えばそうだなぁ?
信仰の具現化した建物、教会がないんで宗教の描写は殆ど
無かったが表には描写されてなかっただけで何処かにはあるんだろうな。
武に優れていた者のみを頂点とする歪な構造の中でも、僧侶はそれとは少し違っていた。
ウラヌスの爺さんの使う技は
その殆どが癒しの術だったり仲間をサポートする為の術だからな。
勇者を補佐する僧侶と言う役回りでそう言う意味では、なくては
ならない職業だと思うぜ。それでも後継者が見つからなかったと
言う事はルクレチアには僧侶自体が少なかったと推察出来るな。

>>583
ウラヌスの爺さんが俺の師匠に、か?
ふんッ!面白い発想だな。もし仮に弟子入りをしていたら
俺のこの心の憎しみも嫉妬も劣等感もどうにかなったかもしれねえって
話だよな?
だが人はそう簡単には変わらねえんだよッ!
そうコロコロと心が変わる訳もねえし、良い影響とやらも無駄に
終わる可能性が高いぜ。
他の国への鞍替えか……。ルクレチアは俺が生まれ育った故郷だ。
その故郷を簡単に捨ててまで、遠くの国へ出奔しその国で成功を
求め宮廷魔術師になる、なんてのは考えもしなかったぜ。
だが、もしも……俺が他の国へと鞍替えしていたら魔王山での悲劇はなかったな。

597 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/23(Thu) 20:58
スト坊おかえり
あったかいお茶いれといたから飲みなさい

598 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/24(Fri) 08:45
ストレイボウが他の国に鞍替えしても、あの大臣の頭の悪さと機転を見るに遠からず破滅したと思うがな。頭があれじゃ他も腐ってそうだし。
アリシアも女王としての才覚は不明だし、オルステッドは英雄としては優秀でも組織を継続する政治能力はあるのかって話だし。

魔王山の悲劇が避けられても、腐った樹が倒れるのは必然だろうし。

599 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/24(Fri) 22:04
キューブのようなロボットでも勇者と言えるのだろうか?

600 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/25(Sat) 02:12
貴方は戦乙女に選ばれる資格はあるの?

601 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/25(Sat) 22:13
>598
……あの見下げ果てた俗物か。 「頭が悪かった」というのは……どうだろうな?
擁護する心算でもないが……少なくともあれには、曲がりなりにも大臣に上り詰める位の賢しさはあったのだろう。
ルクレチア王も、その辺りは見抜いていただろう……それ故に、敢えて側近として置く程の器を持ち合わせていたのやもしれぬ。
ただ、その賢しさを……たとえ汚れ役に身を窶すことになろうとも、国や民の益の為に活かしていたならばまだしも……
アレは……自己の権益や保身にしか活かさなかった。
私が脱獄した直後には、玉座に平然と座っていたという面の皮の厚さが、アレの"出世欲"を雄弁に物語っている。
極めつけは……あれだけ私を"魔王"と決め付けていながら、私が近寄ろうものなら……掌を反すが如き命乞いをした。
それも………長年仕えてきたルクレチアを売り渡すという、"最悪の形"でだ。

―――「獅子身中の虫」とは、まさにあの男のことだ。
仮に魔王でなくとも、他国が攻めてきたことでルクレチアが危機に瀕した際は……あっさりと逃亡するか、ルクレチアを売る形で敵国に寝返る位はしたであろうよ。
そんな者が側近である以上……下手に隙を見せれば足元を掬われるのは自明の理だ。
アリシアと私が国を導く立場になったならば……慣れない内は、大臣主導で何もかも決められてしまわぬよう、先代の王を後見人に、政務に慣れていくしかなかったろう。
ストレイボウがいない以上……ブレーンがあの男だけというのは、国として極めて致命的だ。
そうした事態を打開出来なければ……いつしか、貴様の思っているような破綻は必定だったろう。

"魔王"による滅亡と、王城内の権謀術数による争いの結果の瓦解・崩壊による国の滅亡……一体、どちらがマシだったであろうな?

>599
かの"人の心を得し、人ならざる者"を勇者と呼べるかどうかは、人次第であろうが……。
彼奴自身は、まだ生まれ立てということもあり、生みの親のカトゥ―にプログラミングされた"HUMANISM"を、そのまま実行していただけとも取れる。
それが結果的に、メインコンピューターの暴走を鎮圧し、カトゥ―とダース伍長の命を救ったが故に"英雄"と呼べる立場になった……と言えばそれまでだがな。

………ただ、当初はそうであったとしても……彼奴は「AIロボット」だ。
ヒューイやダース伍長に言われた通り……「学ぶ事」が自身の為すべき目標と定めた。
徐々にでも……次第に本物の「ヒューマニズム」を知ることで……
いつしか、誰に命令されるでもなく、プログラムではない"自身の意思"で誰かを救い、誰かの為に行動するという、"人間以上に人間らしき"ロボットになったならば……

―――それはもはや、名実共に"勇者"と呼んでも良いのかもしれぬ。

だからこそ……魔王として"人間の真実"を教えるに足り………存在ごとその在り方の否定のしがいがあるというものよ、くくく………。

>600
戦乙女……もしや、ヴァルキリー(ワルキューレ)の事か?
そ奴に選ばれる資格というのは……一体何の話だ。
何を以って選ばれるというのか……どうにも要領を得ぬな。
そうである以上、こちらの推測に沿って答えるしかなくなるが………

………もし、私自身の強さ故に、そ奴に"選ばれる"資格があると見做されたならば……願い下げだ。
何を求め、望むかは知らぬが……「力なき弱者を救う」だの、「世の平和の為、強大な悪しき者を討つ」だの……そんな"ありきたり"な題目は聞き飽きた。
何より、今の私は"魔王"だ……選ぶ相手を間違えているというものよ。

―――これがもし、「私自身が『戦乙女』というものに選ばれる」という資格を指しているならば………

………一瞬、悪寒がしたぞ。
貴様……この私に、おぞましい想像をさせるな。
たとえ"魔王"には堕ちようとも………変態に堕ちるのだけは、死しても御免極まるッ。

602 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/25(Sat) 23:08
SFC版の魔王化したオルステッドは不気味なモンスターになってた気がするが
リメイク版では恰好良くなっているのね

603 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/27(Mon) 22:55
もしもだけど、中世編の登場人物全員の中で誰か一人だけが逆行して二周目めとかやるなら、
誰が一番ルクレチアの悲劇をを打破できると可能性が高いと思いますか?
魔王山の影響がゼロもしくは殆どない場合と、
魔王山の影響が大だった場合両方のケースで返答お願いします。一応前提として、
逆行する人物は全てとはいかないけど、幽霊になった後とかの知識もあり、
魔王山の影響の大小とか大体の流れは知っている前提でお願いします

604 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/28(Tue) 23:10
>602
以前は"不気味なモンスター"も、リメイク版では"恰好良く"なったとはな……。
最終編ではマントを羽織り、闇に堕ちた私の姿が披露されただけでなく……
今の私の為に用意された、「魔王オディオに捧げる絶望のフーガ」という絶望感・悲壮感溢れた専用曲による演出に加え……
更に、ボイスアクターの「ユウイチ・ナカムラ」が、迫真に満ちた私の声を演じる事で恰好良さが増した……といった処だろうか。
"優遇されている"と喜ぶべきなのか、"救われなさや悲惨さが増した"と嘆くべきなのか……複雑な気分だな。

………ただ、戦闘面で気になるのは……SFC版に比べ、「セントアリシア」の使用頻度が減った処か。
技の効果もさることながら、演出の恐ろしさが増したこの技が「大技扱い」になるのは、ある意味当然だとしても……
中には、この技を見ないままにピュアオディオ形態の私を倒したプレイヤーも少なくあるまい。
ここぞという刻に使う、所謂「とっておき」の技とするならば……その穴埋めとして、あと2つ位は新たな技を用意しておいても良かったような気がする。
SFC版と技の内容は全く同じで、数も4つだけというのは……些か物足りないだろうからな。

………「それ以上強くなられては困る」か? くく……今の私にとっては至極当然だ。
"英雄"をより苦しめてこその、"魔王"というものよ―――。

>603
仮に誰ならばあの悲劇を避けられるかの、"やり直し"と来たか………簡単には答えられぬ内容だな………。
唯一救いがあるとすれば、死後の「知識」を持っているという事か……だとするならば……。

「魔王山の影響がゼロもしくは殆どない場合」では……私(オルステッド)だろうか。
尤も、その経緯は……決して褒められたものにはなるまい。
たとえ魔王の力は持っていなくとも……あの悲劇を経て人間を信じられなくなった以上、もはや国や民を護ろうという気は皆無だ。
王と王女の御前での武闘大会を放棄し、たとえ不名誉を被ろうとも……国も名誉も立場も何もかも棄て、流浪の身になるだろう。
そういう形で、私の魔王化による悲劇"は"避けられるだろう……その後、私の立場にストレイボウがすげ替わり、アリシアを娶ることになろうと………後の事は知った処ではない。

「魔王山の影響が大だった場合」は……魔王山に"選ばれぬ"強き心を持つウラヌスだろうか。
ハッシュの病も、私が帰還後に王を誤って殺めてしまうことも知っている以上……ハッシュは死に急がせぬよう留めておき……
私については……掛けられた幻覚の術に気付き、破ることで悲劇の引き金を引かせないようにするだろう。
そして、もう一度魔王山に向かう事を私に説き……共に往くやもしれぬ。
そうして魔王山山頂に至り、本来の私と同様にストレイボウの裏切りの顛末を知ったならば………
本性を現し、襲ってきたあいつを死なせはせずとも……「憎しみの余り、魔王山に魅入られたのか……この………大莫迦者ッ!!!」と特大の喝を浴びせるであろうな。
また、ストレイボウに心移りしたアリシアに対しても……
「オルステッドは貴方を見捨ててなどいないッ!
 まして、親友と信じる者を自ら苦しめるような性根でもないッ!
 そんな彼を……貴方は信じていたのではなかったのかッ!!」―――と、相手が王女でも恐れず、叱責するだろう。
そうした流れで終わりを迎えられたならば……悲劇を避けられるやもしれぬ。

ふっ………誰しも、"あの頃に戻ってやり直したい"と乞い願う事はある……過ぎ去った時は決して戻らないと解っていながらも、尚………。
愚かしくもあり、哀しくもあり、虚しくもある………それが"人の世"というもの、か………。

605 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/29(Wed) 20:08
ぶっちゃけストレイボウって怖いよな?

606 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/30(Thu) 22:52
>605
ああ………魔王山山頂で本性を現した刻のあいつ程、恐ろしい相手はいなかった。
元々あいつは、優れた魔道士としての実力を持ち合わせていながら……碌に評価されず、常に冷遇されてきた一方……
逆に持て囃され続けた私への嫉妬と劣等感を募らせていった中……私を超える唯一の好機と、武闘大会にて正々堂々と挑んだが……
結局私が勝ったことで、あいつの中の"芯"が決定的に壊れてしまい……遂には長年の友情を棄て、禁断の一線を超えて堕ちる程にまで追い詰められた。
そして……今まで秘めていた鬱屈した感情を爆発させ……剥き出しの憎悪を殺意をダイレクトに私にぶつけてきた。
底なしの悪意に囚われ、自制も歯止めも利かなくなった者ほど、恐ろしい者はいない………あの時初めて、私は思い知った。

―――ただ、それは何も……全面的にあいつだけが悪かったというものではない。
ルクレチアの長年の歪んだ"空気"も悪しき原因であり……そして私も……親友として、あいつとしっかりと向き合わなかった。
あいつの"自尊心の高さ"、"努力家ぶり"、"負けず嫌いな性格"といったものをなまじ知っていた余り……あいつの心の強さというものを、勝手に勘違いしてしまっていた。
あいつ自ら弱音を吐くまでは……あいつ自身で克服させるべく、敢えて放っておこうという姿勢が……結局は悪い方に作用してしまった。

あいつは過ちを犯したが………それ以前に、ルクレチアの連中も……私も……それぞれの"過ち"を、気付かぬ内に犯していた。
真に恐ろしいのは……誰しもが間違い得る上に、人をあれ程までに追い詰めてしまう"過ち"なのかもしれぬ、な………。

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