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【オリジナル】地上に舞い降りた、飛べない天使

252 名前：天秤るり ◆jh582nf. 投稿日：2022/10/20(Thu) 21:50

>>241
ペガサスって天界で見たことあるけど、結局どんな生態なのか、ぜんぜんわからないんだ。
だって、いつも空を飛んでばかりだから触ったこともないし。
普段どこで暮らしてるのかとか、何を食べているかとか、そもそも食べるのかも。

あーあ、馬のペガサスよりも私は軽い人体なのに、どうして飛べないんだろう？
やっぱり、羽が機能してないのかも？
こんな長い愚痴みたいなものを聞いてくれてありがとう。

さて、ペガサスを絵を描かなきゃね。
私は白いペガサスしか見たことないし、基本は白鉛筆で描く。
馬に鳥の翼をはやしてペガサス。黒鉛筆の縁どりも忘れずに、っと。

あとは背景。ありきたりだけど、天空のかけるペガサスがいちばんいいかなぁ？
さらにそのペガサスに、またがってるのは私！　これで完璧！

ところで、評価は誰がつけるの？

>>244
ヴィーネの言ったとおり、人間界ではまだ働けないんだよね。
師匠が言った「人間界では13歳と名乗りなさい」という言葉を反故にするなら別だけど。
まぁ、そんなことはできないよね。私は品行方正、清廉潔白の天使ですから！

それに清掃と皿洗いなら、もうラフィさんのお屋敷でやってるんだ。
あーあ、せっかくこんな優秀な天使がいるのに、法律のせいで雇えないなんて。
でも、天使に合わせて法律を作り変えるわけにもいかないし、まぁ仕方ないかー。
ということで、もうしばらくはラフィさんのお屋敷のお世話になります。

そういえば、私の清掃の実力が垣間見える話があるんだけど、短いから聞いてってよね。
あれは、私がラフィさんのお屋敷で料理のお手伝いをしてるときの話。

ふと床を見て、気づいてしまったの。
目測できるかできないか、きわどい大きさのホコリが落ちてることに！
すかさず私が「料理を中断して、あのいまわしきホコリを排除します！」と言ったら、
マルティエルさんに注意を受けました……。

そう、この小話は、私の掃除がうまくなったという証なの！
それほどまでに、自分の仕事に誇りを持って取り組んでいるか、ってこともわかるでしょ？
もちろん、これはダジャレじゃないので、真面目な話だよ！

>>248　ヴィーネ

＞るりちゃんは、電車に乗るのは初めてかな？

やっぱり、私の動きでわかるよね。うん。じつは初めて乗ったの。
人間界では、このような金属のかたまりが当たり前に走っているなんて、いまだに信じられないよ。

ヴィーネとぱるぱるがつぎ行くところの話や、旅行計画の話で盛り上がってるときに、私は景色に釘づけ。
だって、仕方ないでしょ？　地名やら料理名とか飛びかって、ぜんぜんわからないんだから。
そのぶん電車に乗ってるときの景色はどんどん変わって飽きないし、楽しいからいいんだけどね。

>>249
ふーん、ぜんぜん期待してないけど、飛べるんなら飛んでいいよ。

（しかし、いくらやってもただジャンプをするだけで、空を飛ぶことはできなかった）

やっぱり、そんな予感したんだよね。
土から数秒間だけ離れるくらいなら、私にだってできるんだから。
人間たち作った物語で、いくらマントを付けたヒーローが飛ぼうとも、一般人には飛ぶことができない。
結局マントのおかげで飛ぶことができるようになるのではなく、その人間自身の能力の問題だってこと。

ん？　もしかして、私も？
私が飛べないのは羽が機能してないのではなく、私自身にその能力が備わってないから？
そう考えれば、羽は飛ぶことに使うのではなく、あくまでも補助的な機能ってことに？
あなたのおかげで、重要かもしれないことに気がついちゃった！　ありがとう！

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