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【オリジナル】地上に舞い降りた、飛べない天使

1 名前:天秤るり ◆jh582nf. 投稿日:2022/08/21(Sun) 16:17
出典: なし(オリジナル)
年齢 : 人間界としていうと、13歳くらい
     (生まれてから数えての時間ではなく、
      人間でいう、体のつくりと知識量をかんがみて)
性別 : 女性

―――――――――――――――――――――――――――――

人間界のことを学びに、天界からやってきたよ。いろいろと教えてほしいな。
あとおしゃべりが好きだから、とくに教えることないなら質問なども自由にしてね。


【あなたたちはこの天使に話しかけて、どんどん会話を続けてください】
【そのうち天使は人間界のことを学んで、どんどん賢くなっていくでしょう(おそらく)】
【天使が極限まで賢くなっていくと、飛べない天使が飛べるようになります(おそらく)】
【それがあなたたちの目的です(おそらく)】

【しかし、あえて逆らってみるのもいいかもしれません】
【人生は何が起こるかわからないもの。天生もおなじです】
【好きなように振りまわすのもよし、従順にするのもよし】
【そう。この天使の行く末を決めるのは、すべてあなたたち次第なのです】


以下、お約束ごとだよ。
あとで「聞いていませんでした」と言っても許さないから!

―――――――――――――――――――――――――――――

(1)主従関係を守ってね

べつに、私は偉そうなこと言うつもりはないんだけど、
ここにいるのなら、基本的には私が「主」、それ以外は「従」になるよ。

たとえば、私を差しおいて従同士で話し込んでだら、ムッとしちゃうかもね。
まぁ、私は寛大な天使ですから、めったなことではムッとしないけども。

もし、一緒に話を盛り上げてくれるひと(キャラハン)や、
ほかの天使(キャラハン)がいるのなら、話は変わりますけどね。

いる場合は、自分の立ち位置を明確にしてね。
あと簡単な自己紹介をお願い。


(2)年齢制限がおこなわれるような言動・行動はしないでね

老若男女問わず安心できるように、みーんな守ってね。


(3)すべての人間を相手にするとは限らないよ

なるべくなら、すべて相手にしたいよ。
でも、そういう例外があった場合に備えて、この決まりを設けておく。

たとえば、「ホントに私に向かって話してる?」と思う場合かなぁ。
だって、私の話に興味ないんだと思っちゃうから。
もし「ちゃんとあなたに向かって話してますよ」と言うのなら、いつでも不服申し立ててね。


(4)これらの決まりに逆らっちゃダメ

逆らうと、天から裁きのいかずちが落ちて跡形もなくなっちゃうよ。
まぁ、人間界の憲法や法律を守れる人間なら、
これを守ることくらい簡単なはずだよね。でしょ?

―――――――――――――――――――――――――――――

あっ! そうそう、人間界に来るのは初めてじゃないんだ。
じつは 2回目で、前の居場所はお借りしてた場所なの。
えーと、ここなんだけど……。

期間ごとにキャラハンが代わるスレ6
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=640692676&st=370&to=456&nofirst=true

ここに、いままでのやり取りがすべて載ってるから、
これを見れば「天秤るりの歴史がすべてがわかる」と言っても過言ではないよ。
―――えっ!? そう考えると、なんだかちょっと恥ずかしいんですけど!///

前回は、1か月という短いあいだで、できる限りのことをやろうとして、
話題がないときでも毎日のように来てたけど、今回はゆっくりやっていくつもり。
たぶん、2・3日に1回くらいかなぁ……?
もちろん、話題がないときは来ないかもしれないけど。

ちなみに私の自画像はこれです。
テーマは「人間界に降り立ち、学びに来た天使」
ttps://picrew.me/share?cd=N7Iu24hWjo
(地上では隠している天使のわっかと羽は、自画像ということで表示している)

【これは「天使ちゃんメーカーDECO」で作りました】
【紹介してくれたひともメーカーを作ってくれたひとも、ありがとうございます】

そういえば、格好は前回もらったセーラー服を、いまも着てるよ。
仕方ないでしょ。
紙幣も硬貨も持ってないんだから、代わりなんてないんだもん。

でもいいんだ〜。
いまこれがはやってるし、師匠がこの格好ほめてくれたし。
さぁ、始めるよ!

991 名前:パノッティ ◆oPBZqbPY 投稿日:2023/06/25(Sun) 20:23
>>981 るりお姉ちゃん
えへへー、やっぱりぼくのトラップテクニックは一流だね!
ふーん、四足歩行でぼくのイタズラに対抗…ってなにそれ!?野生児天使!?
あるイミ、ぼくのイタズラは空がホームグラウンドの天使さんに地面を這わせるほどのものってことなの!?
でも、ムカデのあだ転びっていう言葉もあるからね〜。
サルも木から落ちる。カッパの川流れ。パノッティも演奏ミス。そんなこともあるからゆだんしないでねっ!
優雅でおだやかな曲…それまさに、ぼくが聴かせてあげたパッヘルベルのカノンに当てはまるじゃんか!
じゃあ、今からまた聴かせてあげるよ。これまで人間界で長いあいだすごしてきた今なら
お祭りのときとはちがう聴こえかたがするかもしれないからね。

へ〜。ぼくが荒ぶる者だなんて、なかなか言うじゃな〜い。
パルスィお姉ちゃん、よく知ってるね。じ、じゃあ、おことばにあまえて羽につつまれてみようかな?
ふわふわしてて寝ごこちがよさそうだもん。うー、天使の羽毛ぶとん、めちゃくちゃ良さそうだなぁ。寝たい寝たい……!
あははは!天使さんが怒るなんてことはたぶんよっぽどのことだよね!
天使の怒りに触れてしまった!?ってビクビクいちゃいそう!
そうなったら怒りをしずめるためにおそなえものをしなきゃ…リンゴでいいかな?

か、火炎放射器までくらってもへいきだって言うの!?
心頭滅却すれば〜……とか、そんなレベルのハナシじゃないじゃんかソレ!ムテキすぎるよ!
そうそう!服や楽器だってだいじなものでしょ?
そっかぁ、天界に持っていっちゃダメなのか…。でもバレないように…それはいいアイデアだ!
うんっ!ぼくを呼びよせてくれた運命のカスタネット!これをやらなきゃ終われないよ!
じゃあ、このコンポでロックミュージックを流すからね。
ほら!こないだ来てたストリートダンサーのみんなも駆けつけてくれたよ!えへへ、ぼくが呼んだんだ。
じゃあ、ミュージックスタート!!うんたん♪うんたん♪

うん!呼びやすいしキャッチーなニックネームだと思うよ。
まあ…たしかにぼくはかわいいって言われたことは何回もあるかな。男の子としてはビミョーな気もちだけどね。
そのセンスをいかして、これからも会う人会う人に名前をつけてみたらいいんじゃなーい?
るりお姉ちゃんもホントに、すてきな名前をつけてくれたんだね。
きっとお師匠さんはすなおに気もちをつたえてはこないけど、だれよりもよくかんがえて想ってくれてるんだよね。
るりお姉ちゃんは地上に降りてきたことで、ほかのキャラハンさんにも、名無しさんにも、みんなにしあわせをはこんだんだよ。
飛べるようになってもラピスラズリの天使さんとして、いつまでもがんばってね!

るりお姉ちゃん、この世界で会えてホントによかったよ。
名無しさんがこの世界への招待状をわたしてくれたのがきっかけだったけど
あのお祭りで会えたときからここでまたお話してることはもう運命だったのかもね。
そろそろ、ぼくももとの世界に帰るときだけどこれ、受けとってほしいんだ。
ほら。ぼくたち4人の名前が刺繍してある特注のリストバンドだよ。
天界に持って帰っても「両手首に装着しておけばバレない」んでしょ?
人間界のみんなのことをいつまでもおぼえていられるように、これを着けててくれるかな?

992 名前:水橋 パルスィ ◆Parseejo 投稿日:2023/06/25(Sun) 20:30
>>928
るり、貴女は次代の天使長に相応しい分別を身に着けたと言えるわ、それだけの配慮ができるとは。
けれども結果が伴わなかったわね、パノッティとヴィーネが計画するものを受け取れば、「しゅん」などと生易しいものでは済まない。
陽が落ちれば杏寿郎の人形に我が身の悲しみを愛の代わりに囁き、陽が昇れば貴女の姿を求めてイーカロスの如く飛び回る。
そしてイーカロスの如く翼が焼け落ちるか、神に挑んだアスクレーピオスの如く雷霆<ケラウノス>に打たれる末路を辿るでしょう。

だから私からは呪いを贈りましょう、どうせならば道連れよ。
私達が出会った年に作られ刻印されたワインよ、シャトー・ムートン=ロスチャイルドの赤
このシャトーにまつわる話は私達に合うはずよ、メドックの格付けを変えた稀少な例に加えて本質が変わらない点がね。
競争などと俗なものではない、求道はそれぞれに当てはまる資質ではないかしら。

さて、どうしてこれが呪いなのか、呑もうが呑むまいが心を蝕むからよ。
寝かせて熟成したワインは年々豊潤さを増すから置いておく、そして由来を思い起こせばこの繋がりに行き着くの。
呑んでしまってもこの味は記憶に残り出会いと離別の年を思い出させる、瓶や箱を取っておけば猶更ね。
どんな形になろうと忘れさせない、来世までまとわりつくこの疼きを共有すると思えば―――僅かでも生きようという気になるわ。

>>942
愚問ね、るりが次代の天使長になることが確定した瞬間を置いて他にあるのかしら?
ヴィーネ然りパノッティ然り貴方達人間や妖魔も全てはこの時の為に存在したのよ。
飛べないことはコンプレックスであり、地上の慣習に不慣れな点は嘲笑の対象でさえあった。
それがどうかしら、アフラ=マズダーが創り賜いし世界を総覧する立場となる。

それぞれ共に過ごしたシーンは枚挙に暇が無い。
そもそもの邂逅と居候、命の選択、楽団との交流……それらが今のるりを形作った。
これらが無いまま彼女が天使長となったのであればどうなったかしら。
箱舟に乗るか、塩の柱となるか、いずれにせよ人間で生き残る者は10人を超えないでしょう。

私としてはまだまだ教え足りないことがあるし、世知に長けたとも思っていない。
されど俗世に全く無関心、あるいは妄りに神罰を代行しようという存在ではなくなったはずよ。
何故既に救われる者と裁かれる者、浄めの焔の長短が既に定められたかの片鱗は学んだ。
これを学ばなかったるりが天使長となった世界線がパノッティの世界なのでしょう。

>>953
これは次代の天使長様が放つ箴言とは思えないわね。
皆を束ねる存在であればゼネラリストであることが求められる。
すなわち、愛の天使かつ音楽の天使であり、戦勝を司る天使でもあらねばならない。
修行は中々困難なものになりそうね、審判の日を心待ちにしているわ。

ヴィーネ、神格実体が何を得物とするかは全てが正解で全てが間違いよ。
何故ならば罪を裁くためのあらゆる力が与えられるのだから。
モーゼやエリヤが視たのは剣であり弓矢、アウグスティヌスが視たのはバリスタやギリシア<ユナーニ>の火
そして今を生きる者達が視るのはレイルガンやバリスティックミサイルでしょう。

パノッティ、天上にも音楽はあるわアナーヒトが天界の楽団を率いてハロウィンに参じたことを忘れたのかしら?
たまたまるりと師匠が縁の無い領域に居ただけのこと、天界は広大無辺でしてよ。
悪戯の神ねぇ、どう考えても悪神<ダエーワ>、悪魔<ジン>の類だと思うけれど。
それとも、貴方限定で私がそれを司ろうかしら?

993 名前:水橋 パルスィ&アナーヒト ◆Parseejo 投稿日:2023/06/25(Sun) 20:30
>>954
愚問ね、不滅の聖性<アムシャ・スプンタ>の一であることは再三再四言ってきたつもりだけれど。
輪廻転生など有りはしない、貴方の功罪は永遠に貴方のもので安息の日と終末の日の二度裁かれる。
ただし、種族が変わることは往々にしてあるわ。
下級神<アルコーン>、堕天使、使い魔、鬼―――その全てが私を表しているのよ。

るりは次代の天使長として創られた、アフラ=マズダーの最高傑作<マスターピース>
ヴィーネは貴方達人間の信仰を試すために創られた存在、今のところその役割を果たしていないようだけれど。
パノッティは森の守護者、そして恐らく一度絶えたものを未来へ繋ぐ役割を果たすでしょう。
結果はともかく、目の前に明白な為すべきことがあるというのは妬ましい。

さて、貴方は人間として創られどのような運命を持って生まれたのかしら。
アフラ=マズダーの計画を窺い知ることは私やるりであろうと不敬であり、ヴィーネの狡知をもってしても不可能
不安かしらそうでしょうね、私が来たのは貴方に平和をもたらすためでは無い。
罪は既に重ねられている、救済を信じて神に祈るか、悪行の果てに永遠の浄めを覚悟するかは任せるわ。

>>957
喜捨は受け取るべきよヴィーネ、対価を求めてきたら踏み潰せばいいだけ。
契約に際しうんざりするほど詳細な約款で条件の見落としをさせ、契約の穴を衝くのが貴女達悪魔
けれども契約の範囲であることが明白な事項には忠実なのも悪魔、やはり悪魔は鬼の一族のようね。
契約外のことを嫌う姿勢も種族の性<さが>というわけかしら。

ラジコンの失敗はるりの心にトラウマを植え付けたようね、これは良くない経験だったか。
何、結界を張れば致命的な衝撃を受ける前にコントロール不能に陥った機体を救うこともできる。
一柱でやらなくても良いのよ、私が貴女の上達をサポートするわ。
もっといい能力を考え出して備えた方がより妬ましい。

そうね、自分以外の現実改変を無効化できる能力が有ったら事故防止になるかしら。
知っての通り超常の存在同士の戦いは現実改変の応酬、刹那刹那で生死を分けるわ。
そこで相手にアフラ=マズダーの定めた理を強要できたらどうなると思う?
ただの人間と変わらぬかそれ未満の存在と成り果てるわ、存在を保てなくなる者さえ居るかもしれない。

>>958, >>960
勇儀を呼び出すのも時間がかかるから、今回は弁才天<アナーヒト>に着てもらったわ。
普段から男装の麗人、といった風だからタキシードが妬ましい程似合っていてよ。
「ハルワタート様のお相手、仮初といえど恐悦至極に存じます」
あら、誰か仮初などとつれないことを言ったかしら、それとも私では不足?

それにしても白無垢が映えるわねるりにヴィーネ、貴女達そして婿殿も妬ましいわ。
「次代の天使長殿は蒼空から人間を慈しむ天使といった印象を受けるな。
そして悪魔<ダエーワ>は女魔王<タローマティ>か女悪魔<ドゥルジ>の如く妖艶
中々甲乙付け難いものがある」

パノッティはスマートな印象になったわね、誰を隣に立たせるつもりかしら。
あら、貴方のように容姿端麗な貴公子なら選べる立場だと思ったけれど。
当然私もエントリーするわ、その資格くらいはあるでしょう?
射止めるための努力も惜しまないつもりだけれど、天使と悪魔が相手では分が悪い。

「中級善神<ヤザタ>といえど我<あ>も名乗りを挙げるとしようかパノッティ」
あらあら、妻の隣でもう別の男にプロポーズ?
「愛しい妻を最高の食事で養うことが罪でしょうか」
今回は負けた、一本取られたわね。

いっそのこと選ぶという行為を放棄すれば良いのではなくて?
貴方の時代では重婚をタブー視する文化は無いでしょうし、従うべき法も無い。
「汝が安息の日を迎えるまで我らの姿は変わらぬ。
うら若き妻達を侍らせれば二心を抱き罪を重ねることもあるまい」

994 名前:水橋 パルスィ&アナーヒト ◆Parseejo 投稿日:2023/06/25(Sun) 20:31
>>961
るりは水泳、パノッティは剣道―――これはこれは私達に教鞭を取れということかしら。
「かの祭典で鬼狩りの剣士から手解きを受けていたようだが、その役目を今は我<あ>が引き継ごう」
すっかりパノッティにお熱ね、熱くて側に居られないからるりと水で冷ましてくるわ。
「ふふ、周囲の水が蒸発してしまわないと良いですね」

ヴィーネは何か挑戦したい競技は無いのかしら、あまり身体を動かすのは好きでは無いかもしれないけれど。
「敵がそのような体たらくでは張り合いが無いぞ悪神<ダエーワ>よ。
斯様なことではハルワタート様はおろか、我<あ>や天使長殿に手傷を負わせることすら叶わぬ」
走るのはどうかしら、音楽を聴いたり景色を眺める楽しみもあるわ、小難しい規則も無いし。

運動で得意なものは何か、どのくらい得意か、どの程度の頻度でやるかetc...
貴方が抱いているであろう全ての質問に答える代わりに、行動で示させてもらいましょう。
答えが知りたければ今宵私の臥所に来ると良いわ、るりはヴィーネのところで預かってもらうから。
「相変わらずお好きでいらっしゃる、私も相伴にあずかりましょう―――はかなき者よ、勝ち目の無い戦いに挑む勇気はあるか」

>>963
るりにヴィーネ、超常の存在が惰眠を貪るとはとんだ怠惰もあったものね。
パノッティに合わせるというのであれば説明として成り立つけれど。
そしてボウリングはあまり受けが良くないわね、アクティビティの定番だというのに。
―――ふ、超常の存在と言っておきながら「定番」などと下らぬことを言ったわ。

というわけでカラオケにしましょう、パノッティは成人に見えるよう認識を歪めているから大丈夫よ。
ヴィーネが帰りたい時間に合わせるわ、自分を律することができて妬ましい。
そして皆自分から歌わないとはどういうつもりかしら、始まるものも始まらないでしょう。
時間は有限、歌うために来たのであって座るために来たわけでは無くてよ。

ttps://www.youtube.com/watch?v=bRQBaJ8wu6M
いずれにせよ私が先陣を切るつもりだったけれどね、歌っている間に順番と曲を決めておきなさい。
Pale Wavesの『Jealousy』を歌うわ、嫉妬に狂い続ける私に相応しいでしょう?
私が愛する者全てに気持ちを込めて歌うわ、略奪も束縛も躊躇しない私の気持ちをね。
そして間もなくフィナーレを迎えるこの舞台への手向けでもある。

>>970
快眠できて妬ましい、予定への影響も無さそうでなお妬ましい。
21時に就寝できる生活のゆとりが妬ましい、そもそも寝床があるのが妬ましい。
次代の天使長が何も持たずに地上へ降り立ったというのに貴方は既得権益を恣にしている。
その恵まれた環境に感謝なさい、そして奪われた時の絶望はさぞ甘美なものでしょう。

入眠の仕方はともかくるりも睡眠をとる習慣が付いたようね、机で寝るのはあまり好ましくないけれど。
姿勢が崩れると骨格が歪んで美しさを保てなくなるわ、うまく身体が動かなくなるし。
そういう点も今の内に矯正しておくべきね、美しさは強さでもあるのよ。
神格実体は完全無欠な存在でなければならない、お忘れなきよう天使長様?

ヴィーネとパノッティは規則正しいわね、これはこれで妬ましいけれど妖魔であることを忘れていないかしら?
黄昏時の暮明から獲物を見定め、夜の帳が下りたならば夜陰に乗じて人間を喰らう。
この関係を忘れた時妖怪と人間の関係は崩れてしまうのよ、そして魑魅魍魎はその実存を危うくする。
自分を見失えば二度と訪れぬ再演を待ち続けることになってよ。

995 名前:水橋 パルスィ&アナーヒト ◆Parseejo 投稿日:2023/06/25(Sun) 20:35
―――どうやら紙面が尽きたようね、るりとヴィーネ、そしてパノッティに贈る言葉は別な場所に置くとしましょう。
貴女達の最後の言葉を聴くための場所を空けておくわ、トリを務めるなんて妬ましいわ。
「天上よりの迎えがこちらへ向かっております、出迎えるとしましょうハルワタート様」
私は妖怪に身を窶し、貴女はこの地で祀られる存在、神格の筆頭として貴女が対応なさい。

>>971
―――最後まで貴女ときたら完璧ね、実に妬ましいわヴィーネ
これほど紫陽花が咲き誇り、庭園が良く整えられた場所を私は知らない。
何故かしらね、どうしようもなく切ない気持ちになるわ。
惜しむのは去り行く季節か貴女達のことか、恐らく両方でしょう。

あらるり、貴女と言う天使が花に引き寄せられているじゃない。
自分で言ったことを自分で実現させたわけね、率先垂範大変結構
天上の庭園にも紫陽花はあるでしょう、厳しい修業が貴女を待つでしょうけれど花は心を慰める。
ご存知かしら、花言葉は「辛抱強い」、「寛容」……貴女にうってつけよ。

パノッティの音楽にかける情熱は最早業の域に達しているわね、これもまた妬ましい。
小生物を客に見立てるとは風情がある、されど本物の客も招いて良いのではないかしら。
貴方の感性で飾り立てた会場に雨音を組み合わせれば妙なる調べがより心地よく響くでしょう。
是非ともそういう席に呼ばれてみたいものね。

>>972
瘴気で病ませ、取り憑くことで生気を奪い、人間の懊悩を糧とする妖怪が病に伏すなどあるはずないでしょう。
河豚が自分の毒で中毒に陥るかしら?土蜘蛛を呼んで貴方の全身に癌細胞を発生させることさえ容易いこと。
さあ恐れなさい平伏しなさい、アスクレーピオスが何人居ようと雷霆<ケラウノス>で打つのみ。
人の子の寿命は百二十年と定められている、天寿を甘受なさい。

……どうやら私の周りの悪魔と妖精はその限りでは無いようね、貴女達魑魅魍魎たる自覚は無いのかしら。
種としては憂慮すべきことだけれど、個人的には心配だわ。
いくら超常の存在といえども死を欺き続けることは至難の業、寝首を掻かれることさえ有り得る。
お気をつけあそばせこの世は巨大な蟲毒でもある、貴女達を喰らい力を蓄えようと考える者は常に居てよ。

るり、これが激昂せざるにいられるかしら、貴女の身よりも大事なものなどそうそう無くてよ。
「天界に心得違いをする者が居るのであれば裁かねばならぬ、それが神の心にも適うことだろう」
憶測と言うけれどもそう信じる理由があるのでしょう、貴女の勘を信じるわ。
「永い刻の中で堕落した者も居る、放っておけば仲間を増やしかねぬ」

996 名前:天秤るり ◆jh582nf. 投稿日:2023/06/26(Mon) 00:38

パノさんも来た! やったー!
いまは夜の12時になったから、ヴィーネはもう「言うことなし」ってことだよね。
じゃあ「イス取りゲーム」は、もうおしまい!
私が残りのイスをすべて重ねて座っちゃうよ!

さぁ、泣いても笑っても、いまが最後の時!
脇目も振らず、出発進行〜〜!

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【人間たちへの手紙】

無事に、私が計画していた理想の「大団円」を迎えられたよ。
主たちが来てくれたことも重要だけど、人間たちが聞き手にまわってくれたからできたことでもあるんだ。

さて、最初のほうからいるひとは知っていると思うけど、話がすごーく長くなったよね。
ただ、「長くしよう」という自分の心の変化はないよ。純粋に、心おもむくままに言っているだけだから。
つまり、私の成長が、私の話を長くしたってこと!

あと、人間たちがいなかったら“飛べない天使”のままだったんだから、とても感謝しているんだよ。
やっぱり、優秀のひとを集めたものはそれは楽しいけど、何かが物足りない気がしちゃう。

神さまという絶対的なひとつ存在は、天使に人間を守るようおっしゃった。
人間たちは、さまざまものの考え方や行動が千差万別。
つまり、人間がこの世に生まれるたびに、無限の可能性を秘めているんだ。

天使は、私含めて品行方正で優秀すぎるから、何があっても神さまに背くことはない。
そう、神さまに意見できる天使なんていないんだ(堕天使は除く)。
しかし、人間たちは違う。神さまに逆らうことだって、意見を言うことだってできる。
そんなのただの命知らずだって、愚か者だって思うかもしれない。

でも、ひとつの答えだけじゃない。いろんな答えがあっていい。
神さまはそう考えて、天使に人間を守ることを命じ、人間という無限の可能性を信じたんじゃないかな?
私が人間たちを優先する理由は納得した?

ちなみに、地上に舞い降りてから私は、ずっと無限の可能性をひしひしと感じていたよ。
どこからともなく物語が生まれ、時がたつと混じりあい、そしていつの間にか消えていく。
ただの日常に、何が起こるかわからないという刺激がたくさんあったんだから。
本当に楽しかったよー! ありがとう!

997 名前:天秤るり ◆jh582nf. 投稿日:2023/06/26(Mon) 00:39

【ヴィーネへの手紙】

最初に会ったとき、最後までいないかもしれない、というようなこと言ってたよね?
それを聞いて「そうなんだ。いつまでいてくれるのかなぁ」と思ったの。
でもその答えが、そう遠くない時期にわかることになったんだ。

ヴィーネは「自分語りの人間」を、強く注意してくれたよね?
あのときも言ったけど、気づかせてくれてありがとう。
私のこのあとの言葉は、私の胸のうちに秘めてくちに出していなかったんだけど、いま言うね。

あの注意を見ていた私は、「ヴィーネはちゃんとここを自分の居場所として見ていて、
人間たちと居心地のいい場所を作るために、ちゃんと考えてくれてるんだ!って思ったんだ。
そして、こうも思ったよ。「ヴィーネはぜったい最後までいてくれる!」ってね。
合ってたでしょー? 「あと出しじゃんけん」って言っちゃダメだからね!

あとね。人間界で「手のかかる子ほどかわいい」という言葉があるでしょ?
まぁ、親としたら「私がいないと何もできないんだ。かわいい」と、そう思うかもしれないけど、
それよりも「手のかからない賢い子はえらい!」という言葉をはやらせるべきです!

そう、ヴィーネは賢くてえらいんです! 文字上だけも褒めてあげる!
なでなで。いい子いい子。よく頑張ったね。ありがとう。

そうそう、前に「あ、悪魔らしく、他人に迷惑かけてみましたっ♪てへっ♪」って言ってたよね?
たまには「あ、悪魔らしくないけど、他人に迷惑かけないでみましたっ♪てへっ♪」と言うのもいいかも?
「悪魔らしく」ないけど、でも「ヴィーネらしい」こと大事にしようよ!
それも悪くないでしょー? ねっ?

そして、悪魔と天使、もしまたどこかで会うことがあったら、そのときは敵対関係にはなりたくないよね?
でしょ? つまり、こわーい大悪魔には絶対にならないでー!
私もこわーい天使長には絶対にならないからー!
絶対のぜったいの約束だよー!

998 名前:天秤るり ◆jh582nf. 投稿日:2023/06/26(Mon) 00:40

【ぱるぱるへの手紙】

私は私自身を褒めることがよくあるんだけど、それ以上にぱるぱるは褒めてくれるよね。
いまだから言うけど、だんだんとぱるぱるに褒められることが恥ずかしくなっちゃって、
その話にあえて触れないようにしてたんだ。気づいてたかな?

これが人間界で言われる「褒め殺し」ってこと?
物騒な文字が入っているし、ぱるぱるにお似合いの必殺技かなー?

ぱるぱるに何度も褒められては、
「本当に私にはそれほどの価値があるのかな?」とたびたび疑問に思い、
「褒め殺し」に負けて傲慢天使にならないよう、自分を律してたの。えらいでしょ?
でもね。何度でも、なんに対してでも、褒められること自体は嬉しかったよ。

それと、本当に私のこと好きだよねー。まぁ、いいですけどぉ?
じつはね。好意をまっすぐに何度も伝えてくるひとは初めて会ったから、これも照れちゃった。
そんな“照れ隠しの天使”と最後までいてくれてありがとう。

あとぱるぱるって、じつは意外と優しいのかなって思って。
ほら、人間界では嫉妬する相手は嫌いになる、ってよく言うでしょ?
ぱるぱるは、嫉妬すると逆に好きになるんだから、寛容で優しいほうなのかも?
なんてね。そう思わない?

こう考えるとぱるぱるのこと、「ほんの少しだけ好き」から「少し好き」になっちゃった!
でも私は、「好き」も「大好き」も言わないよ。
「好き」という言葉は、ときには自分の歩みを止め、相手を縛りつける呪いの言葉にもなる。
私はそんな無責任こと、できないから。

さて、ぱるぱるはお得意の「無限の愛」で、ぱるぱるらしく生きるんだよー!

999 名前:天秤るり ◆jh582nf. 投稿日:2023/06/26(Mon) 00:41

【パノさんへの手紙】

「信じる」「信じている」という言葉。理解した気になってたけど、そうでもないみたい。
なんでだろう? パノさんに伝えたいことを考えると、この言葉が浮かんでくるんだ。

「自分が続けやすいと思う間隔で構いません」とうたっておきながら、
なかなかひと月近く来なかったら「おーい!」するなんて、パノさんからしたら「え?」と思っちゃうよね。
「『ひと月近く空くなら報告がほしいなぁ』みたいに、ハッキリ言ってよね!」と、過去の自分に言ってやりたい!
う〜!もどかしい! そして、パノさん!ごめんなさーい!

―――「信じる」「信じている」という言葉って、「あなたはこうするよね?信じているよ」と思っていた。
私は、私と人間たちにばかりに気にかけて、パノさんの気持ちをないがしろにしていたのかもしれない。
人間界で言われる「自分勝手」なのかも? 勝手に期待して、勝手に裏切られた気分になっているなんて、私って変。

ただ、いまの私は「信じる」「信じている」という言葉に、“勝手に期待”という意味は含まれていないよ。
裏切られるのが怖くなったとかそういうのではなくて、まったく別の理由。

いまこそ本当の意味でパノさんを「信じる」! パノさんを「信じている」!
パノさんと出会ったこと、別れたこと、パノさんの判断は“正しい”と信じるんだ!
あなたのことだもん。両者の未来を考えてのことだったんでしょ?

私が天界へ行ったあと、ふと「パノさんが言いたかったことって、これだったかも?」、
なーんて答えっぽいこと思いついちゃうかも?
一度は私と同じ志を持ったことはあるんだし、言葉を交わさなくても、いつかはパノさんの気持ちもわかるはず!
そう、私は聡明な天使ですから、不可能というものは存在しないのです!


と、ここまでは大舞台にパノさんが来なかった場合の話。途中で「あれ?」と思ったでしょ?
お蔵入りしようかと思ったんだけど、やめちゃった。
やっぱり、心おもむくままでここまで来たんだから、最後まで心おもむくままでいよう、ってね。
そう、人間界で言われる「黒歴史」なんてものは、私には存在しないのです!

最後まで主としていてくれて、ありがとう!
パノさんがここの主となったことで、パノさんの未来がより良き未来になりますように!

あと、もらったリストバンド、身につけたよー!
天界へ戻る日が迫っているからか、身が引き締まる思いだ!
もし「外しなさい」と言われたら、「じゃあ天界へ帰りません!」と言って、ぜーったい持っていくから!

最後に、パノさん!
いつか、はるか上空まで聞こえるように、お得意の笛を吹きならしてね!

1000 名前:天秤るり ◆jh582nf. 投稿日:2023/06/26(Mon) 00:43

よし。全員ぶんの手紙を届けたし、これで心残りは無くなったよ。
戸締りもよし。パノさんの『パッヘルベルのカノン』も聞いて心に刻んだし。
ヴィーネの特注、半袖の記念Tシャツも着たし。ぱるぱるの呪いのワインも飲んだし。
人間たちにも半袖の記念Tシャツを配ったし。両手にカスタネットを身につけたし。

それにしても、みんな「しゅん」となるものを送るよね。それだけ“忘れてほしくない”ってこと?
ふーん。まぁ、重い愛はありがたいですけど?
あとは「しかるべき時」が訪れるまで、きらめく星々の下に行こう。

―――ふわぁ……。ふだん夜ふかししない品行方正の天使だから、さすがに眠くなってきたよ……。
お迎えが来るまで、ここで寝ようかなぁ……。

川辺で目をつむって、夜空の静寂を楽しみながら、
人間界の思い出と、天界への思いをはせながら、私は星空のむこうに行くよ……。
すぅ……すぅ……。


 お し ま い

1001 名前:1001 投稿日:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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