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原神(げんしん)総合 第二章

251 名前:フリーナ ◆44ETPJ3c 投稿日:2024/01/11(Thu) 20:41
ディオナは夜遅くまで起きているようだね!
バーテンダーだから夜が遅くなるのも仕方ないのかな。
僕は朝も夜もあまり強くないから日が変わるまで起きているなんて信じられないよ!
人にはそれぞれの生活バイオリズムがあるけど、身体だけは壊さないように気を付けておくれよ!

>>245「ワイングラス回しにします!」
棒切れ一本でワイングラスを回す芸だって?
そんな物、フォンテーヌでは見たことがないよ!見応えがありそうだね!
目新しいショーを僕だけが堪能するのは勿体ないからエピクレシス歌劇場を借りてあげたよ。
歌劇場を埋めた大勢の観客の前でキミのショーを披露する栄誉を噛みしめて練習に励むといい!

ただし歌劇場は僕の名前を出して借りたんだ。
下手なショーを観客に観せてしまってはキミのみならず僕まで恥をかいてしまう。
だからショーの日までは、僕がキミの芸の練習に付き合ってあげよう。

まず芸の内容だが…回すグラスが一つだけというのはいかにも侘しい。
両手があるんだから片手に一つずつ、同時に二つのグラスを回せるようにしよう!
それに舞台は幅があるから、中央に立っているだけでは両端の客から見辛く不公平感もある。
そこで球乗りをして舞台上を右や左に移動しながらグラス回しをするように練習しておくれ!
後は舞台上の演出。ライトだけじゃ見栄えがしないけど…この演出は僕の方に任せてもらおう!
キミは炎が巻き上がる中、噴水が宙に舞い落ちる中、芸を行う集中力を養ってほしい!

さて、歌劇場での披露には後一週間しかないんだ!早速稽古に入ろう!
なぁに、キミのショーに何百の人の命が掛かっていると仮定すれば出来ないとは言えないはずさ!

>>246ディオナ「まあ、用意はできてるから大丈夫だよ…」
えっ!?宿もすでに用意してくれているのかい?
随分とトントン拍子に話が進むんだね。
こんなに僕の希望がすんなりと通ることなんてフォンテーヌでも記憶に無い…

  (もしかして、これって罠だったりしないだろうね!?)
  (いざ当日訪れたら「タッタラー」なんて安っぽい音楽とともに)
  (「ドッキリ大成功!」と書かれた看板を持った旅人が現れたり…)
  (話が出来すぎてる――絶対にそうだ!僕を騙す気に違いない…!)

コホン…いや、えっと、それはご苦労だったね。
だが僕は気が変わった。あまり豪華な準備をさせてモンドの民に負担をかけてはならない。
シャンパンの噴水はやめて、公園の蛇口から薄めたシャンパンが出るくらいの歓待に留めよう!
それに僕はVIPルームに泊まることは飽きていてね!犬小屋か鶏小屋と見紛うような小さなホステルで十分だ!
出迎えもよく躾けられた犬や猫を数匹並べてくれるだけでいい!ああ、そうしよう!

>>247「ここにバッカス様はいらっしゃいませんかー?」
バッカスとはどういう人物だい?
フォンテーヌではおよそ聞いたことのない名前だが…
敬称を付けるからにはそれなりの立場の者だと思うけど、そんな人を僕が知らないとは少し気になるなぁ。
フォンテーヌの予言について探っている中で他の国の情報も色々と得ていたけど、「バッカス」なんて名前は聞かなかったはずだ。

…いや、その人物はもしかして通称を使っていたりするのか?
通称か、そういえばファトゥスの外交官は…あっ!?あわわゎゎゎ……

い、いや知らないぞ!
僕はファデュイに知り合いなんて一人もいないし、
仮にバッカスって人がファデュイであっても僕は何の情報も持っていない!
ファデュイなんてまったく誰一人として会ったこともないから、どうか他の所を当たってくれ!

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