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☆★☆★☆ 10ちゃっと♪設立21周年記念祭☆★☆★☆

773 名前：水橋 パルスィ ◆Parseejo 投稿日：2023/09/14(Thu) 22:47

>>313, >>728 リリア
これはまた答えにくい質問をしてくれたわね、儀狄之酒は数多あれど最高ときたか。
場所と時期を限定した上で答えましょう、こうした祭の席で呑むにはやはりワイン
シャトー・マルゴーの1982年は12世紀に始まる歴史の中で神の恩寵を一身に受けたと言っても過言ではない。
私でも手に入れることができたのは僅かに4本、先日最後の1本を空けたけれど、豊潤さは他の追随を許さなかったわ。

それは賢明な判断ね、私も勇儀との間には千年連れ添っていてもまだだし。
私が勧めたからか、妖狐の口車に乗せられたかは知らないけれど、貴女が私の戦闘服を着たところは見ていたわ。
やはり私の眼に狂いは無い、良く似合っていてよ、サディーには見せたかしら？
まだだと言うのなら今から写真を撮って送ってあげましょうか？

人間が脆弱なのは分かり切った話、多少熱くなった程度で体調を崩すのは当然のこと。
社会人云々は関係ないし、夫が義務を果たすのも当然、支え合えなければ一緒に居る意味は無い。
若さはワインも一緒よ、新酒をありがたがるのは倭国の人間のミーハーな部分だし、番として求めるのも若い相手
されどコクや濃縮された果実の香りを楽しむには年月が必要だし、自身を理解してくれるのは長年連れ添った伴侶

イツ花は千年の昔に、るりは遥か天界へ、杏寿郎が来てくれただけでも好しとしなくてはならぬか。
アリスを忘れたの？4年前に私が初めて参加した時一緒に来て、見事な人形芸を披露して行ったわ。
彼女は尊敬に値する主……いえ、私の心そのものだった、全てを捧げても惜しくない程に。
アリス然りるり然り、私の主は風来坊が多くて困るわ、魅了しておきながら私を野良妖怪にするのですからね。

時期が悪かったわ、訪問着に着替える直前に杏寿郎と出逢ったの。
その時は手品師の装束を着ていてね……評価は今年も「あられもないな！」だったわ。
けれどもこうして着替えたからには評価を挽回できるはずよ、見てらっしゃい。
くくく、他人事のように話しているけれどその対象が貴女だとは思わないのかしら？結果は月末まで取っておきましょう。

抽選の結果は7+1+7＝15, 1+5＝6だったわ、さてどう分けたものか。

〇　アールスメロン
これはデザートね、冷やしておきましょう……数千年の内に大分変ったものね。
「元々瓜と同じモノだったなんてにわかには信じられないねぇ」
私の祖国は原産地の一つなのよ、もっとも古いのは隣のインド＜ヒンドゥシュ＞だけれど。
「昔から食べ慣れているとは贅沢だねぇ、姫の名は伊達じゃないってことか」

〇　ます寿司
「外の世界に出る楽しみがこれだねぇ、海の幸！」
「今の内に食べておかないと損だよ勇儀！」
鬼の大将と眷属筆頭ががっつくもんじゃないわ、とても地底の連中には見らせれないわね。
……いえ、連れ戻すのに骨が折れる程外へ出て来るかしら。

〇　おでん＆掛川茶
掛川か、るりを思い出すわね……るり、貴女に地上の楽しみを万分の一も教えていないわ。
遊び方を知らずに地位を手に入れればまた勇儀から「頭の固い天女」と謗られるわよ。
「何、いずれ下界の喧騒が恋しくなる時もあるだろうよ、その時は更に色々教えられるってもんさ。
なんたってもう、子どもとして扱わなくて良いんだからねぇ？」

〇　清水白桃
こ、これは……アナーヒト、貴女を使役するような内容では無いけれど切ってくれるかしら。
「おいたわしやハルワタート様、鬼の属性を得たばかりに清浄な果実を得難くなられましたとは」
「弁天様手ずから切って下さるとは勿体ない、末代まで伝えないといけないねぇ」
「卿＜けい＞の世辞は妙な気分になるな、素直に受け取ってはおくが」

〇　からし蓮根
「これは酒のアテに良いねぇ、さっきの田楽といい、結構当たりだったか」
「清酒、どぶろく、焼酎なんでも合うねぇ、盃も箸も止まらないよ」
たまには素朴な肴も悪くないわね、アナーヒトどうかしら？
「湿潤なこの国ならではの馳走と心得ます、ハルワタート様ももう一献」

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