【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ六

543 名前：吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日：2024/04/05(Fri) 22:18

>>539（柚葉さん）

（横から失礼いたします）

＞う〜ん…。お嬢様がスケッチのモデルをされるのは私個人としてはよろしいのですが、
＞例えトマトジュース、またはワイン等の血液を連想されるものを飲んでいらっしゃる姿を
＞描かれるのはちょっと…。

やはり、柚葉さんにも心配をかけてしまいますよね…。それでしたらなおのこと、
描き方には慎重を期していただきたいところです。モデルにとご指名いただいたことは、
たいへん光栄なのですけれど。

＞今は桜と春の時期なのですから、桜茶を飲んでいる御姿では駄目でしょうか？

そうですね、それでしたら他人様の誤解を受けることも無いでしょう。わたくしと
しましても、春の風情のただ中に自分を置く姿は嬉しくなりますわ。お客様にはお客様の
こだわりがお有りでしょうけれど、ご一考いただければありがたく存じます。


>>540（柚葉さん）

＞はい、冬に強い薔薇の皆さんとデイジーの皆さんは冬の間もこのお庭を彩って下さいました。
＞私達メイド一同も共にお世話をしながら、この子達とともに桜の開花をお待ちしておりました。

メイドのみんなも一緒に丹精込めてお花のお世話をしてくださったこと、そのことが
とてもとても嬉しゅうございます。だからこそ、冬の寒さをしのいでこの陽気を迎えた
花々がいっそう照り輝いて見えてまいります。
柚葉さんのお気持ちがわたくしと共に在るこの実感の何たる嬉しさでしょう。わたくしの
心もまた柚葉さんと共に在る。春の萌えいずる開花のように、わたくしの心の歓喜も
また開放されていく思いです…。
（思わず、そっと柚葉さんに我が身を寄せます）

そして、薔薇はイラン…ペルシアの国花。奇しくも三国の国花がこの庭に集って、
共に春の歓びを歌うかのように咲いている…、本当に今の我が家にふさわしい彩りですわ。
まるで、わたくしたちの絆を表わすかのように。

＞まあ、王国時代の王妃様とも交流があられたのですね…。

王妃様にとっては、わたくしは一貴族の娘に過ぎませんけれど、慈善活動のお話は
とても傾聴に値いたしましたし、そのことに質問させていただくと、ご親切に答えて
くださる王妃様とのひと時はとても有意義でしたわ。

＞では、王妃様とデイジーの花の開会をお祝いする意味を込めて
＞夕餉はマルゲリータ・ピッツァと致します。

あら、それは嬉しいですわ。わたくしもなんだか食べたくなっていたところでしたの。
今宵はあの方の思い出話をいろいろしてしまいそうです。

＞はい、冬の霜や枝の上の朝露の凍る姿もまたこの桜に咲いた冬の花と申せましょう。

それは、とても美しい視線ですね。わたくしも、冬のお散歩では、木の葉についた霜や
枝を覆う雪に美しさを感じましたね。そしてその下で眠りながら春を待つ、樹々や草の
芽のひそやかな寝息を愛おしく感じました。
冬の冷たさが有ればこそ、春の暖かさもいっそうの歓びをもたらしてくれますね。

…季節の移り変わりはそれ自体が尊い。呉服屋さんの仕立ててくださった置物に袖を
通すと、そのことを実感いたします。この染め上げられた桜花の美しさが素晴らしい
だけに。
柚葉さん、着付けを手伝ってくださりありがとうございます。皆様にお披露目するのが、
嬉しくなってまいりました。

子どもたちの視線が眩しいですね。とても恥ずかしいのですけれど、このお着物で春の
素晴らしさを感じてもらえるのなら、堂々としていなければなりません。ああ、ドキドキ
いたします…。

お茶の時間も、柚葉さんの采配が本当に素晴らしいです。テーブルの上も桜が満開…。
子どもたちやお父様お母様、妖精さんのことは見えなくても、空気がいっそう躍動して
いるのは感じ取れているのでしょう。笑顔がとても輝いていますもの。
あら、幻獣さんもお目覚めね。モフモフのしっぽを振っていますよ。はい、あなたたちも
ケーキをどうぞ…。

掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧 ▲

名前： E-mail（省略可）：

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)