【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ六

547 名前：吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日：2024/04/06(Sat) 20:48

>>542（グリッタちゃん）

桜祭りが真っ盛り、みんなの笑顔も花の開くように輝いています。
ですが、なんだかあたりの空気の活気がさらに増したような…。

＞あ！見つけた！わあ、たこ焼き屋さんのお手伝いしてるんだ！
＞アーチェロさーん、お久しぶりですー♪グリッタでーす♪

…まあ、グリッタちゃんではありませんか！いらっしゃっていたのですか。
お元気そうで何よりです、嬉しいですわ。お顔を良く見せてくださいませ。
白鹿様もお久しゅうございます。お二人ともようこそおいでくださいました。
お二人の仲睦まじいご様子に、桜舞う今夕の春陽もさらに辺りを温かみを帯びるかの
如しですわ。
先日（>>115）は、お手紙と素晴らしい秋の味覚とをどうもありがとうございました。
お二方のご近況を伺って嬉しくもあり、懐旧の気持ちの高まりもまたひとしおでした。
素晴らしい「巫女舞」のお話に胸をときめかせておりましたわ。

そうですか、「鳥居くぐり」でおいでになったのですか。なるほど、お二人のこれまでの
ご精進を佐保姫様が嘉されて、初穂料でご配慮くださったと。やはり、姫神様はお二方の
ことをよくご覧になっておいでなのですね。
………。
まあ、佐保姫様ご自身と、それから鹿ガールズの皆さんも！それは何と嬉しいことでしょう。
ぜひとも皆様方に今宵のお祭りを楽しんでいただきたいです。

はい、わたくしたちただ今このとおり、たこ焼き屋に精を出しているところでございます。
では、わたくしめがたこ焼き造りの腕をご披露いたしましょう。腕によりをかけますとも！
はい、お待ちどおさまでございます。熱々ですので、お気を付けくださいね

本日のわたくしの役目はこちらと、後は恒例の筝曲部と幽霊の結城玲子先輩のピアノの
協奏、それから部長様と演劇部の皆様の桜の舞いのお手伝いが控えておりますわ。

薫衣（東北の瀬織津姫の派遣した鬼族の娘）：
「アーチェロさん。土地神様からご伝言よ。
　『たこ焼き屋は三姉妹、演奏と舞いとは神社の巫女たちに任せて、しばらく我の代わりに
　　神殿に座っておれ。我は佐保と酒を酌み交わしたいのでな』
　ですってさ」

ええ…、またわたくしが代理の神様をするのですか？
はあ…、佐保姫様と旧交を温められるためとあれば、いたしかたございませんけれど…。
では、グリッタちゃん、白鹿様、わたくしはしばらく拝殿に行っております。どうか
お祭りを楽しんでくださいませ…。

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