【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ六

607 名前：羽藤柚葉 ◆cfGE57zE 投稿日：2024/04/13(Sat) 17:42

>>585（アーチェロお嬢様）
>>590（アーチェロお嬢様）

＞ご母堂様のお気持ちと同様に見ていただけるだなんて、もったいないことでございます。

いえ、門出を迎えた時に母の思い出と同じ気持ちが込み上げてくるという事は、
お嬢様とこのお屋敷の皆が私にとっては紛れもない「家族」なのだという証です。

家族に見送られ、家族に出迎えてもらえる。
新たな門出に多少の緊張と不安はあれど、これ程心強いものはありません。

（レイナさんと三姉妹さんに見送られて）

それでは、行って参ります。

＞柚葉さん、お疲れさまでした。わざわざお買い物までしていただいて、ありがとうございます。

お嬢様、お疲れ様です。
大学の帰り道に、そして今は会社からの帰り道にこうして放課後のお嬢様と商店街で出会い、
共に買い物をして家路に着く…。
変わるものもあれば、変わらぬものもある。
この慣れ親しんだ光景が「変わらぬもの」である事に喜びを感じております。

休憩中、お嬢様の想いの込められたお茶で喉を潤しました。
お陰様でより充実した気持ちで、研修に臨めました。

＞そうそう、就職祝いと申せば、三姉妹ちゃんたちもそれぞれ用意しているのですよ。
＞この間、わたくしが自分だけお祝いの品をお渡ししたことで、苦言を呈されてしまいました。

まあ、そうだったのですか？
無論お嬢様も三姉妹さんの事情を知らされてはいなかったのでしょうし無理からぬ事ではありますが…。
それではこの後、三姉妹さんの想いを有難く受け取らせて頂きます…。

＞セレーネ（長女）

有難うございます。今までとは環境も違って参りますので、身体も気を付けねばならないと思っておりました。
特に指先はメイドとしてもハウスキーパーとしても命。
しっかりケアをさせて頂きます。

＞ベーネ（次女）

タオルの花束…。これはユニークで素敵な芸術品ですね。
祝福のバラは部屋の花瓶に生けて…。
そしてタオルは明日から日替わりで一つずつ使わせて頂きます。
寒さも去り、これからはぐんぐんと気温が上がっていく時期ですので本当に有難うございます。
汗を拭いて一息入れる時には、いつもベーネさんの事を思い出すでしょう…。

ニーノ（三女）

はい、オフィス内は冷暖房で環境が整っているとは申しましても
お仕事から戻っての外気との違いは身体に影響を及ぼしますものね。
私が冷え性である事を気遣って下さっての温かい贈り物、本当に有難うございます。
ニーノさんの優しさを温かさとして感じながら、使わせて頂きます…。

＞柚葉さん、本日は三姉妹ちゃんたちが「お料理は任せて」と意気込んでおります。

それでは本日は、お言葉に甘えさせて頂きます。
私も出来る限り夕餉の支度は取り組んでいきたい所ですが、
やはりレイナさんや三姉妹さん、パルスィさんにお力添えを頂く機会が増えるかと思います。

それでも私もこのお屋敷に帰ればメイドの一人。
無理のない程度にメイドとしての役割を果たさせて頂きます。

ではお食事の前に、一度汗を流して参ります…。
お風呂では、お嬢様の優しさに甘えさせて頂きますね。（微笑）


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