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【オリジナル】皆で会話でも如何?【殺人鬼】

1 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/21(Thu) 12:27
……くふ、くふふふっ。
貴方は知ってるかしら?かつて此処に偉大な先輩方――、
殺人鬼達の楽園があったことを。

あは、聞いておいてなんだけど、別に貴方の答えに興味は無いの。
だって過去は過去、確かに私は彼等の内の誰かと知り合いだけど――、ただそれだけですもの。

この場所を訪れた貴方が求めるのはだあれ?
先輩方の様に上手く出来ないかも知れないわ、それでも私を求めて【愛して】くれる?
でしたらくるくる狂々繰々と、意味もなく価値もなく答えもなく踊りましょう?
だって――、殺人鬼はそういうモノなんですもの。

詳しいお話しは>>2にて。
求められているかどうかは別問題で、ね。

53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/31(Sun) 20:34
桜ケーキをお持ちしました。
お嬢様、どうぞお召し上がり下さい。

今一時は血の匂いを忘れ、桜の香りを楽しまれるのがよろしいでしょう。

54 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/31(Sun) 21:25
ふぅ、中々上手くいかないものですわね……。
あら、今晩は御客人。今宵も夜の辻に惹かれたのですか?
……私?いえ、少し鍛練に勤しんでいただけですわ。
若輩者の身としては、日々の修練は欠かせませんの。
くふっ、良かったら御一緒に如何?
……くふふふふっ、軽い冗談ですわ。



>>50

菌糸類が人を襲うだなんて、
貴重なのか滑稽なのか凄惨なのか良く分からない場面に出くわしてしまいましたが……。
さて、どういたしましょう?

まさか私が助けに入るわけにも行かないでしょうし。
……ええ、彼処に割り込むのは、流石に悪目立ちが過ぎますわ。
そもそも、あれだけの大群を相手にするのであれば、どうしたって『使わざるを得ない』でしょう?
……名前が知れ渡るのは御法度だと語った事に間違いはありませんもの。

かと言って、無為に見過ごすのも後味が悪いですわ。
私は確かに『殺人鬼』ですけれど、『人』が嫌いな訳では無いのですから。

……そうですわね、此処は素直に国家権力に頼ることに致しましょう。
『善良な一般市民』からの善意の通報ですもの、きっと動いてくれる筈ですわ。

――それにしても。
追い掛けられているのが御客人方でしたら、こんな遠回りな事をせずに済んだのですが。
だってそうでしょう?
今更貴方達に正体を隠す必要なんて無いのですから。
さっと片付けてはいおしまい、ですわ。

え?『かわいそう』?
……そういえば確か、あの菌糸類に良く似たキーホルダーを、
クラスメートの方がお持ちになっていた気がしますわね。
……もしかしてあの菌糸類、それなりに有名な方なのかしら?

……不謹慎ですが、追い掛けられているのが御客人方ではなくて良かったですわ。
だって、危うく迂闊な行動に走る所でしたもの……。



>>51

別に嫌いではありませんわ。
……かと言って特別好きな訳でも無いのですが。
――『嗅ぎ慣れている』、が一番正しいのではないかしら?
人を殺め生きる『殺人鬼』である以上、血を見ずに生きる事なんて不可能ですから。

勿論、最初から平気だった訳ではありませんわ。
その錆びた鉄の香りに未熟な臓腑を灼かれ、悶え苦しんだ事もあります。
……生まれた時から、物心付いた時から。
死臭を纏う血の匂いに慣れ親しんでいれば、その様な事はないのでしょうけど。
生憎私は『途中から』殺人鬼に『為った』身ですから、
一番最初の『食事』の時は涙で何も見えない程に、ただ慟哭する事しか出来ませんでしたもの。

……あれから二年。
私は、あの子に誇れる様な『殺人鬼』に成れたのでしょうか……。
――あ、いえ。
何でもありません、ただの一人言ですわ。
お気に為さらないで下さいまし。

それで、逆に伺いますけれど。
貴方は、どんな薫りがお好き?

草原に満開に咲く華の薫り?
温かな食卓から香る、食欲をそそる夕食の匂い?
それとも――好きな人の付けているコロンの薫りかしら。
そのどれかでも、それ以外の何かでも。
好きだと言えるものがあるのでしたら、貴方は幸せ者ですわね。
薫りを楽しむと言うのは、そういう事ですもの。

……くふふっ。
まぁ、小娘の戯言くらいに受け取って下さいまし。


55 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/31(Sun) 21:26
続き、ですわ。



>>52

……『黒傘』と言うお方は、本当に骨の髄まで『戦闘狂』で、
それと同じ位心の臓まで『殺人鬼』だったのですね。

確か、彼の御相手はかつて動乱の時代を『殺し』によって駆け抜けた、稀代の人斬りでしたわね?
そして彼はあくまでも『人斬り』であり、『殺人鬼』ではなかった。
故に、己の贖罪を求め各地を流転していた……そうですわね?

――けれど、周囲の認識は違った。
彼が『人斬り』と言う名の『殺人鬼』であると、誰もが疑わなかった。
故に、『黒傘』さんから見れば、当時の彼は余りにも腑抜けて見えた、と。

……もしかしたら、彼は心配していたのかも知れませんわね。
『殺人鬼』が同族に親切なのは、
この場所に過去から訪れている方は良く熟知していらっしゃると思います。
であるならば、こうは考えられませんか?
『殺人鬼が殺しを止めると言うのは、
自殺するのと変わらない、故に彼に考え直させようとした』のだと。
勿論、彼がこんな風にはっきりと意識していたとは考えられません。
あくまでも無意識の内に、ですわ。

……この話が余りにも救われないのは、彼等の認識が間違っていたと言うこと。
『人斬り』には為れても、『殺人鬼』には為れない。
それが、流浪人となった彼の本質だったと言うこと。
……いえ、勝手な憶測で決めつけられては、『流浪人』さんも、『黒傘』さんも迷惑てすわね。
すみません、この話は忘れて下さいまし。

――話を戻します。
己の誇りや矜持の為に『自害』さえ躊躇しない彼は、やはり『戦闘狂にして殺人鬼』なのだと改めて認識させられてしまいます。
そして、『殺し屋』としても……、正直この誉め方は嫌なのですが……。
……ええ。『殺し屋』としても、最高の方だと思います。
依頼人の秘密を護る為に自害すら躊躇わないその姿勢は、『使う側』からすれば最高の存在でしょう。
それ故に、彼が自分に『牙』を剥くことは無いと勘違いしてしまっているのかもしれませんが……。
どちらにせよ、散り際まで潔いのは誇っていいことだと思います。

対する『秘術によって人形となった殺人鬼』の方は――、確かに酷いですわね。
心なしか、一度『死』を克服した事で浮かれてしまっている様な印象を受けます。

……ええ。私達は『連鎖の王』。
故に、誰よりも『死』に対して真摯に向き合わなければならない。
それを忘れてしまえば、ただの人殺しと変わりありません。

――『撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ』、でしたか。
何かを為そうとする為には、
自身がその『何かを為すための礎』になる可能性があるのだという事を理解しなければならないと言う、当たり前の真理。
『死』を前にしてもなお前を向いて歩くこと。
どれ程の血に塗れようとも、それ故に忘れてはならないこと。

……私も、何時か来るその時には。
彼の様に、笑って逝きたいものですわね。



>>53

まぁ、桜のケーキ?
そういえば、いつの間にか通学路の街路樹に花がちらほら咲いていましたわ。
……もうすぐ春が来る、と言う事ですわね?

ええ。
私は特段寒さが苦手と言うわけではありませんが、それでも春が来ると言うのは嬉しい事です。
塞ぎ込んでいた生き物達が、皆一様に元気を取り戻し、外を跳ね回る……。
『殺人鬼』であっても、いえ、『殺人鬼』であるからこそ、それはとても喜ばしい事ですわ。

……くふふっ、分かっています。
今宵は貴方の持ってきて下さったケーキに敬意を払って、血生臭い話はおしまいですわ。

――夜の月明かりの中、桜の薫りを楽しみながら、気の合う友人達とゆったりと言の葉を交わす――。

……くふふっ、私は贅沢者ですわね?


56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/31(Sun) 21:51
たとえ傭兵でもマフィアでも、あまりにも人を殺しすぎると殺人鬼として
扱われてしまうのだろうか…………

57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/01(Mon) 00:54
警察に見付かったことある?

58 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/01(Mon) 19:20
今晩は、御客人方。
本日は四月の一日、年度の始まりの日ですわね。
この日には今までの冬服から綿を抜く、衣替えの風習があったそうです。
それ故に、『四月朔日(わたぬき)』と呼ぶそうですわ。
それに――、ええ。
御客人が仰る通り『万愚節』、エイプリルフールの日でもありますわね。
ですが、嘘を付いていいのは午前の間とされています。
ですから、私からはそういった『今日の為の』何かはありませんの。
……くふふっ、また機会があれば何か用意しておきますわ。



>>56

……そうですわね。
『人間側の視点』からすれば、『人を殺し過ぎた』人間は『殺人鬼』に見えてしまうかも知れませんわね。

『人を殺す』という行為は、人間社会の禁忌の一つです。
故にその禁忌を何度も破る人間が現れると、
その人間を『同じ生物だと思えなくなる』と言う一つの心理が働きますの。
……ええ、この心理こそが厄介なのです。

『人間』と『殺人鬼』の違いは、人種の違いに良く似ています。
――肌の色、目の色、髪の色など。
『殺人欲の有無』はそう言った『人種による違い』に近いと言え、
……そしてそれ故に、どうあがいても『似たようなものしか』自身に反映出来ないと言う性質が存在するのですわ。

例えば肌の色。
日本人で合っても陽に焼ければ肌は黒くなりますが、
どうしてもアフリカ系の方のような真っ黒な肌には成りきれません。
新陳代謝の過程で肌は元の色に戻ってしまうでしょう?

『殺人欲』は欲求であるが故にそんなに簡単では有りませんが、それでもその性質に大差は有りません。
私の様に眠っていた『欲求』が目覚め『殺人鬼』に成った訳でないのなら、
基本的にはその『殺人欲』は後付けのものでしかなく。
そして本当にただの『欲求』であるが故に、
『食欲』や『睡眠欲』どころか『繁殖欲』にすら優先度が劣る、
あくまで『嗜好』の延長線上止まりという『欠点【利点】』が存在します。
……そう、その『嗜好止まり』と言うのが、最大の難点なのですわ。

その違いは『殺人鬼』同士にすら判別が難しく、
それ故確かめる為には実際に『殺人を止めさせる』必要が有ります。
そして、そんな確認方法は一般的な感性を持つ人間では試す事が出来ない。
故に、一般人は『相手の行動を見て』判断するしか無いのです。
そして、その確認方法では『結果が同じであるならば同じ存在である』と言う判断しか下せない。

……結果、先の『同じ人間だと思えない』と言う厄介な心理を加味して、
『人を殺す存在』、即ち『殺人鬼』と誤認してしまうのです。
……ええ、貴方の例の場合『殺人鬼ではない』可能性の方が高いのが分かりますわね?
だってマフィアも傭兵も、『生きる為に』人を殺すのではなく、
『生きる為の糧を得る為に』人を殺す存在なのですから。
この違いは、小さく見えてとても大きいものですわよ?



>>57

生憎ですが、『食事現場』を見つかった事は一度も有りませんわ。
……ええ、一度だけ学校からの帰りが遅くなった時に、家まで送って頂いた事はあります。
まぁ、単に生徒会の書類整理が思った以上に長く掛かってしまっただけなのですが。

その時送って下さった警官の方は、今時珍しい正義漢といった趣きの方でしたの。
……ええ、ああいう方には頑張って頂きたいと思いますわ。

それくらいですわね、私が警察の方と関わった事があるのは。
……くふふっ、まぁ可愛いものですわ、警察位なら。


59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/01(Mon) 22:26
拳銃をあげるよ。

60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/02(Tue) 20:35
富も名誉も地位も得ていながら、老齢になると権力を利用して
他人の命を弄ぶ殺人鬼になる人物っていますけど、結局人間は最後まで満たされることは無いんですよね。
思いつく限りの個人の幸福が満たされた人間にとっては、何が一番の幸せか分かりますか?

それは、「他人の不幸」他人の苦しむ姿が何よりの愉悦となるんですよね。
本当に、おぞましい話です。(溜息)

61 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/02(Tue) 22:35
今晩は、御客人方。
此方では生憎の雨ですが、貴方達の住む場所ではどうですか?
……ええ、仕方ありませんので、今日は雨音を楽しむ事にしましたの。
意外と面白いですわよ?
身の回りの小さな音に集中してみると言うのは。



>>59

有り難う、ございます?
………………………………………。

……一度受け取って置きながら申し訳ないのですが、やっぱり御返し致しますわ。
生憎と拳銃の類いにいい思い出がないものですから。
故に、持っているとどうしても落ち着かないのです。
……ええ、本当に申し訳ないと思っていますわ。
ですがこればかりはどうしようも無いのです、分かって欲しいとは言いませんが……。

……そう、ですわね。
変わりに、訓練に付き合って頂いても?
難しい事はありませんわ、ただ私に向けてその銃を撃ってくれるだけでいいのです。
……躊躇わなくても大丈夫ですわ。
言ったでしょう?『生き残る事には自信がある』と。
拳銃の弾を避けるくらい、何てことありません。
……ですがその慢心が己を危ぶめる事もある。
その為の、訓練なのですわ。

……くふふっ、お手柔らかに御願い致しますわ。



>>60

『幸せ』と言うのは、求めれば求める程『底が見えなくなる』類いの概念です。
――それはそう、御客人が『麻薬』と呼ぶものに良く似て居ますわ。
『麻薬』との決定的な違いは、『己で上限を定められる』事。
ええ、それは紛れもない『欠点』にして『利点』ですわ。

御客人も、貧しくとも心は豊かに成れる、だなんて話を聞いた事があるのでは無いかしら?
それは悪く言えば『本人が幸せの上限を低く』しているからであり、
良く言えば『その人が些細な事でも最上級の幸せとして受けとる事が出来る』と言う事。
良悪の二つを並べて見れば分かると思いますが、
どちらも結果として『他者から見れば変わらない』のです。

『幸せ』の評価規準は大分して『他者評価』『自己評価』の二つが存在します。
そして基本的には、『他者評価』よりも『自己評価』の方が優先されるきらいがあります。
『他者評価』が優先されている様に見える人でも、『自己評価』=『他者評価』に成っているだけで、然程の違いはありません。

故に、最終的に『自分が幸せかどうか』を判断するのは『本人次第』なのですわ。
だからこそ、『他者評価』に置いて『満たされている』筈の人間が『幸せ』じゃないだなんて事態が起こりうるのです。

では、そういう人間はどうなるのか。
最初に述べた通り、『幸せ』には己が定めない限り『上限が存在しません』。
だと言うのに己が満たす事の出来る『幸せ』が存在しない時――、
その矛先は『他人』へと向きます。
そしてその向け方を間違えてしまえば――。
御客人の言う『他者の不幸を喜ぶ者』、
即ち『他人の自己評価』を下げる事で相対的に『自身の自己評価』を上げると言う、
『間違った他者評価』を選んだ人間に成ってしまうのです。

この類いの人間は、先に述べた『幸せの上限が低い』人間に過敏に反応します。
ええ、隣の芝は青いだなんて言うでしょう?
明らかに自身より『他者評価』が低い筈なのに、
『自己評価』が満たされているだなんて理解できないでしょうから。
故に、後は御想像通り。
下手をすれば『全世界の人間の自己評価を下げても』満たされない可能性がある彼等は、
最早害悪以外の何者でもありませんわね。

ですが、このような『間違った他者評価』は現代人の殆どが潜在的に持ち合わせているものでもあるのです。
比較的欲を満たしやすい富裕層ですら『幸せ』になりきれないのです、
それより下の一般人は言わずもがな、でしょう?
ただ、その場合は出来ることの範囲が少なくなるので、さして問題にされないのです。

他者を弱者に貶めて自身を高めようとする。
成している事は獣と変わりないと言うのに、
そこに『意思』が絡むだけでこんなにもおぞましいものになるのだと言うことを、
人は一度理解した方がいいのでしょうね……。

62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/03(Wed) 00:19
キスしようか?

63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/04(Thu) 18:46
ホモを撃退しよう!

64 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/04(Thu) 23:20
映画などに登場する人物、キャラクター等で敵に回したくない人物はいますか?

65 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/05(Fri) 00:02
ご機嫌よう、御客人の皆様。
四月ももう四日目、新しい環境には慣れて来ましたか?
つい浮かれ気分になってしまうこともおありでしょう、それでも夜の帷にはお気をつけになって?

貴方達同様、春は新しい『殺人鬼』が現れる季節なのですから。
……くふふっ、夢に溢れている方ほど、美味しく見えるらしいですわよ?



>>62

また突然の提案ですわね、御客人。
ですが御断り致しますわ、そういうものは好きあった同士でするべきです。
……貴方方への敬愛こそありますが、恋慕までは抱いておりませんもの。

唇へのキスといえば、一度危ない目にあったことがあります。
……あれはおよそ一年前。
私の学舎では、四ヶ月に一度全校生徒から役者を募って開催する、
『学徒劇』と言うものが存在していますの。

この『学徒劇』、基本は自己推薦で役を決めて行くのですが、
役が決まらない時に限り、他者推薦で役を決める事がありますの。
その時決まらなかったのは『姫』と『王子』の役。
そして『学徒劇』の課題演目は『白雪姫』、だったのです。

……勘の良い方はもうお気付きでしょうが、続けますわね。
その『白雪姫』の『王子』役に、何故か私が推薦されてしまったのです。
……きっと既に用意されていた服のサイズのせいですわ、そうに違いありません。
だって、周りの方は皆私より背が高いのですよ?
だと言うのに用意されていたのは何故か小さな服。
……ええ、御丁寧にも胸のサイズまでピッタリでしたわ。
用意した人間を頸り殺して殺ろうかと思う位の気分でしたわ、あの時は。

結果は謎の激戦を繰り広げた『姫』役の決戦投票の果てに、御開きになってしまったのですけれど。
いわく、役決めに時間が掛かり過ぎたせいで練習の時間が取れなかった事が原因だそうです。
……あの時は本当に生きた心地がしませんでしたわ。



>>63

同姓同士の恋愛事は、キリスト教圏では禁じられた行為とされています。
理由は『非生産的であるから』。
他にも色々とあるのでしょうけど、よく聞くのはこの理由ですわね。

ですが、禁忌であるからこそ人が惹かれて仕舞うのもまた世の真理。
……正直そちらの類いは理解しかねるのですが、
人に寄ってはそれらが生き甲斐、だなんて方も居るそうですわね。

まぁ、私からすれば理解できないからといって排除しようと言う気にもなれないのですけれど。
――昔からよく言うでしょう?
『人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られて死ぬ』と。
愛は盲目、基本的には相手と自分二人だけの世界であるが故に、
迂闊に間に踏み込めば待っているのは悲惨な末路です。
……そんな終わりは嫌ですわ。
ですから、私の邪魔に成らないのでしたら基本無視致します。

……己が正しいと思っている人間を『殺さず』に打ち負かすのはほぼ無理ですもの、
無駄な労力を掛けたくはありませんわ。

……私は興味がないのか、ですか?
それは男性同士の恋愛に付いてと言う事ですわね?
――正直に言います、御願いですから止めて下さいまし。
学舎でさんざん同姓同士の恋愛事は見せ付けられているのです、その上男性同士の恋愛まで?
断言できます、頭痛で寝込むだけですわ。
悩みの種は一つで充分、ストレス発散の相手になってくれる方も無限では有りませんのよ?
そんな風に『乱獲』していたら直ぐに露見してしまいます、間抜け過ぎて笑えませんわ。



>>64

そうですわね、直ぐに思い付く辺りでは――、
惨殺空間を跳ねる『殺人貴』、
歩く死亡フラグとまで評される『最強のコック』、
それと特定の人物では有りませんが、正義に酔った者、でしょうか。

前者二つは言わずもがな、関わり合うだけで厄介事に巻き込まれる可能性が大です。
幾ら私が『生き残る』事に自信があるとはいえ、面倒な事に変わりは有りません。
暫くの間再起不能に成るでしょうね、流石に。

後者はそれとは別の意味で厄介です。
彼等は己の尺度に周囲を当て嵌めようとする。
……人は皆違う、けれど彼等は当て嵌まらない者を悪と断じ、裁こうとすらする。
正直に言って莫迦莫迦しいにも程があります、ですがそう言う手合いに限って止まらないのが現実。
出会ってしまえば――、
せめて苦しまない様に一瞬で終わらせて上げる位しか方法が有りませんわ。

66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/05(Fri) 00:02
やった人間の葬式に出る?

67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/05(Fri) 18:34
戦闘兵器に乗ってる相手はどうやって殺してるの?

68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/05(Fri) 20:43
最強のコックが得意としている合気道を身に付けてみては如何ですか?
腕力が無くても相手を倒せる他、武器をうっかり手放した場合でも危機的状況を脱することが
可能になると思います。

劇中だと最強のコックは絞め技で何人もテロリストを葬ってますよね。
体勢、首の捉え方等を見てみるとあれは確実に殺すための技です。
列車の通路のような狭い場所では体勢を崩しやすい蹴り技より
組み技を身に付けてる方が断然有利なのが分かります。

69 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/05(Fri) 21:26
……此処に来ていると、時折自分が『連鎖の王』だと言うことを忘れて仕舞いそうになる事があります。
勿論それはあくまで『そんな気がする』だけで、決定的に絶対的にその事を忘れる事なんて出来ないのですけれど、
まぁ、それはそれで良いような気もしているのです。
この場所で私に求められているのは、血生臭いその本性では無いのですから。

……くふふっ、何時もの戯言ですわ。
余り気にしないで下さいまし。



>>66

確か先輩方の中に、
自身とは無関係な他人の葬式に出る事があるお方がいらっしゃいましたわね?
彼自身が『悪趣味』と評していた筈ですから、本意では無いのでしょうけど。

私も、例え『殺す側、殺される側』と言う関わりがあるとは言え、
相手の葬式に出るのは悪趣味だと思います。
ですから、その質問には『いいえ』、と答えさせて頂きますわ。

そも、葬式自体が嫌いですの、私。
あの空間は死者を悼む為に有りますが、
それ以上に『それすらも稼ぎ場にしようと言う浅はかな人間の欲』が滲んでいて、非常に気分が悪く成るのです。
……死んだ人間の為に生きている人間が出来ることなんて何もありません、
どこまで行っても、何をしようとも、その行動は結局『生きている人間の為にしかならない』。
だと言うのに『死者の為』と嘯く輩は――最早唾棄すべき悪です。
……己の悪を理解していない以上、全うな悪人より救いが有りません。

――何処までも自己満足である事を理解しながら死者を悼むのも、それもまたそれで悪なのでしょうが。
結局、何を言ってもどんな理屈を並べても、万人に納得させる事なんて出来ないのでしょうね、きっと。



>>67

戦闘兵器……、ええと、つまり『戦車』や『戦闘機』の様な者に搭乗している場合、と言うことで構いませんか?
……そういう相手と向かい合う必要がある状況なんてそうそう無いと思うのですが、
尋ねられた以上答える必要が有りますわね。

答えは単純、エンジンに連なる部分を叩けば良いのです。
直接動力源を撃ち抜ける技量があればなお宜しいですわね。

……別に冗談を言っている訳では有りませんわよ?
程度の差こそあれ、『殺人鬼』とは『人から外れた存在』。
かつて『イナズマ』と呼ばれた『殺人鬼』の様に単純な握力で圧壊させてしまうような方も居れば、
『紫の式典』と呼ばれた『殺人鬼』の様に研ぎ澄まされた投擲術で貫通させてしまうような方も居る。
中には、単純な技巧を持ってそれを為す方もいらっしゃるでしょうし、
純粋な推察力で構造を把握、為す術もなく壊滅させてしまうような御仁も居る事でしょう。

つまりはそういう事ですわ。
『殺人鬼』相手に生半可な防衛は無意味。
部屋の隅でガタガタ震えて命請いでもしていた方が、まだ生産性があると言うものです。
……くふふっ、さて今さっきのお話は何処から何処までが本当の話でしょうか?
私からの宿題ですわ、『殺人鬼』と関わり合ってきた貴方達であるならば、きっと理解出来る筈です。

理解出来なくとも咎めはしません。
これから理解して頂ければ良いと言うだけの事。
……くふふっ、その場合は末長くお願い致しますわね?



>>68

合気道……。
確か、相手の力を利用して相手を叩き伏せる武術、でしたか。
私の学舎にも、選択課目の一つとして存在していた筈ですわ。
……ですが、私が選択したのは弓道。
生憎と、その武術の細部までは知り得て居ないと言うのが現状ですわね。

私が武器を全て手放してしまう、
と言う事は滅多に有りませんが、供えあれば憂いなしとも言います。
……一考する余地が有りそうですわね。

とはいえ、付け焼き刃程度の知識では逆に足元を掬われてしまいます。
真剣に学ぼうとするのであれば、どうにかして時間を作る必要性が有りそうですわね。

首は人体の中でも特に生命維持に関わり合いの深い部分ですから、そこを抑えるのは基本中の基本ですわね。
それに、移動物の上で体勢を崩してしまうのは正に自殺行為。
そういう意味でも、彼にピッタリな武術なのでしょう。

……でも、女性の身としては相手に組み付くのは少し抵抗が有りますわね。
……いえ、首に針を刺せばあるいは……?
……少し頭を使いすぎたかも知れません、流石にそれは『無い』ですわ、色々と。


70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/06(Sat) 01:35
どこかで訓練積んだの?

71 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/06(Sat) 01:50
>>69

生徒A「駄目だ、わからない…………」
生徒B「先生、答えを教えて下さい!」
生徒C「『部屋の隅で命請いをしても殺される』が答えですか?」
生徒D「アッーーーー!!」

72 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/06(Sat) 18:02
こんばんは、御客人。
今日は生憎の雨でしたが、貴方方はどんな余暇の過ごし方をされていますか?
私は何時も通り、紅茶を飲みながら、ですわ。



>>70

訓練とは少し違うかも知れませんが、
『殺人鬼としての心構え』を教えて頂いたことは有りますわね。

あの出会いは今でも私の中に鮮明に焼き付いています。
彼女と出会わなければ、私は此処に来る事は無かったでしょうから。
あの人が今何をしているのかは分かりませんが……、
きっと今でも誰かに死を運んでいるのでしょうね。

逆に『殺しの方法』に付いて誰かに教えを請う事は有りませんでしたわね。
私自身の得物が『針』の為、教えて貰うにしても『何を教わればいいのか』が分かりませんでしたし。
……ああ、そういう事であれば、
私に『漫画』と言う文化を教えて下さった彼も私の『師』であると言えるのかも知れませんわね。

――意外でしたか?私が漫画を読むと言うのは。
……私も最初はそうでした。
漫画は低俗な読み物、とまで考えていた時期も有りましたから。
今あの時を思い出すと、何を莫迦な事を、と言う気分になるのですけどね。

彼は冴えない風貌の図書館の司書でした。
ええ、ただの司書とは言え『女子校』の教師に成れるような方ですから、
人畜無害が服を着て歩いて居るような人だったのです。
――そんな人からの薦めであったからこそ、すんなりと手に取ることが出来た訳なのですが。

……驚きましたわ。
人の想像力は、こんなにも『果てがない』のかと。
あらゆる事が起こりうる全て。
可能性の大小さえ気にしなければ、人は神さえ越えられる可能性がある。
……そうした、突拍子もない物語だからこそ、
『突拍子もない存在』である私には、それが単なる嘘には見えなかった。
……恥ずかしい話ですが、あの頃は割りと本気で空くらい飛べそうな気がしていましたのよ?
正に『黒歴史』ですわね……。

そういう訳で、今日ではすっかり濫読家ですわ。
まぁ、単純に娯楽として楽しむというよりは、
参考に成るものは無いか、を重視して読むことが多いのですけれど。



>>71

せ、先生?
……まぁ呼び方はこの際気にしない事にします。
この問題の答えは『全て真実』、ですわ。
『部屋の隅でガタガタ震えて命請いをしていた方がまだ生産性がある』は、
正に文字通り、『生き残る可能性がそれなりに存在する』為有効です。
まぁ、実際に生き残れるか否かはほぼ『運頼み』になるのですけれど。

何かしらの機械に乗っている時にその機械を爆破された場合、生き残る事はほぼ無理と言っても違いありません。
何せ爆心地のすぐ近くに居るのですから、余程の強運が必要となる事でしょう。

対し命請いの場合、
『殺人鬼側の殺る気が削がれる』可能性があり、割りと有効だったりします。
相手が私の場合も、『命請い』は有効ですわ。
……まぁ、変わりに『意地汚い』だとか『見苦しい』だとか、いわゆる言葉責めになってしまうかも知れませんが。

それに、絶対に助かるとは言えないのもポイントです。
【快楽殺人鬼】の側に精神が振れている人物の場合などは、正に逆効果ですから。
そういう時は素直に抵抗した方が吉ですわ。
何もしないよりは生存率が上がるでしょうから。
……それ以上に死亡率も上がりますけれど。

――そして、もし『命請い』によって気紛れに見逃して貰えた場合。
……絶対にその事を『誰かに言おうとしては』いけませんよ?
その行為は自身の首を真綿で絞め続ける様なもの。
相手が本当に『殺人鬼』であった場合、
幻影か現実かも判別の付かない『彼等』に、何時までも監視され続ける事になりますわ。
それは気の狂う永遠、終わりの来ない刹那。

……己自身を殺して喜ぶ人間なんて居ません。
命が惜しいのなら、そもそも『殺人鬼』の狩場には近付かない事ですわ。

73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/06(Sat) 23:27
ライフルで狙撃しよう

74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/07(Sun) 01:56
生徒E
「なるほど、エンジンさえやっちまえば戦闘兵器は爆発、中の人も死ぬってわけか。
 しかし、なぜ生徒Dが発狂しているのだ………………?」

75 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/07(Sun) 19:06
こんばんわ、御客人。
外は風が強いですわね。持ち物が飛ばされないようお気をつけになって?



>>73

御断りです。
というかそもそも私は銃器の類いが嫌いだと伝えていた筈ですわ。
……まさか、『忘れた』だなんて寝言は仰らないでしょうね?
御客人に限ってそんな事はないと信じていますが、仮に本当に忘れていた場合。
――二度と忘れる事が無いよう徹底的にその魂に刻み込んで差し上げますのでお忘れなき様に。

それにしても……、わざわざこの話題を振るためだけにこの量のライフルを持ってきたのですか?
……その行動力には呆れを通り越して感心すら覚えてしまいますわ……。

それで、一体『何を』狙撃しようとしていたのですか?
……え?クレー射撃?
あ、ああ成る程。
『殺しの道具』としてではなく『スポーツの道具』なら嫌悪感も薄れるだろうと、そういう事だったのですね。
――お心遣い、有難う御座いますわ。
ですが、やっぱり銃器の類いは嫌いです。
それが『スポーツ』の為のものであろうと、『殺し』の為のものであろうと、
私にとってはやはり銃器は銃器なのです。
ですから、折角の好意を無駄にするようで心苦しいのですが、今回はお引き取り下さいまし。



>>74

そうですわね、機体が爆発して生きていられる人間なんてそうそう居ません。

……と、前置きしておいて申し訳ないのですが、極稀に『何をしても生きて帰ってくる』と言う、まるで不死身の様な人間が居ることも確かなのです。

『最強のコック』を始め、『模擬戦二千回の男』『悪運ギャンブラー』『棺桶を駆る死神』など。
……俗に言う『主役の座』に座す者達は基本的に『死なない』でしょう?
ああいう手合いはできうる限り相手をしたくないと常々思っていますわ。

……そこの貴方。
今『所詮創作中の人物の話だろう?』と、高を括りましたわね?
甘い、甘いですわ。
午前の紅茶に砂糖の袋を一瓩全て溶かし込んだ物よりも甘いですわ、貴方のその考えは。

――『事実は小説よりも奇なり』、
『人が想像できる事は、必ず人が実現できる』。
程度や形に差こそあれ、彼等と同じ様な存在は実在していたのですよ?

……ええ、戦争の歴史に興味を持たれた方であれば、
一度はその名を知ることがあるだろうとさえ言われる『現代の英雄』達の内、
此処で私が例に上げるのはこの二人。
【ハンス・ウルリッヒ・ ルーデル 】と【舩坂弘】のお二人です。

……正直に言いますわ、
この二人には勝てる気がしませんし、万が一にも勝ちたく有りません。
確かに私は『殺人鬼』という『化物』ですが、
『化物』を通り越して最早『戦神』の域に達している人物に挑む程大莫迦者では有りませんわ。

そもそも、この二人は特に『不死身であること』に定評のある二人です。
片や三十回も搭乗していた戦闘機を撃墜されながら普通に生き残り、
片や死亡確認までされたのに後から普通に蘇って帰って来た方なのですわよ?
……出来の悪い小説にすらここまで無茶苦茶な人間は居ませんわ……。

興味がおありでしたら調べて見ればいいと思います。
『不死身性』の説明とは関係がないので紹介を省いた【シモ・ヘイヘ】の事も、
彼等の足跡を追う内に知ることになるでしょう。
……そして最後に、貴方はきっとこう思う筈ですわ。
『この人達は本当に人間なのだろうか?』と。

人の想像力を軽々と越えていく超人達。
そう易々と世に産まれる訳ではないのでしょうけれど、
彼等みたいな存在が世界に溢れかえっていたらなんて考えてしまうと、夜も眠れなくなります。

……それとD君は後で何を見たのか先生に反省文として提出するように、嘘ですけれど。


76 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/07(Sun) 21:42
アサシンと忍者って似てる

77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/08(Mon) 15:50
>……そこの貴方。

生徒F「オ、オレッ!?」
生徒D「ホモォホモォアッアッアッーーーー!!」
生徒E「いい加減発狂するのやめろ!!」

78 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/08(Mon) 21:33
今日は少し調子が悪いみたいですわ。
………少々短いかも知れませんが、許して下さいまし。



>>76

『暗殺者』と『乱破』の近似性、ですわね。
……そうですわね、似ているとも言えますし、違うとも言えますわ。
『暗殺者』――『アサシン』と呼ばれる存在の中に、『忍者』と同じ働きをする者達も居たらしいですから。
……この言い方だと誤解を招きそうですわね。
より正確に述べるならば、『暗殺教団【アサシン】』の行う『仕事』の中に、
忍者の様に敵地の偵察を行う者や、暗殺者の様に要人を殺す者が居た、という所でしょうか。

……ええ、事実とそうでないものが混ざりすぎた為、何が真で何が偽かは歴史学者も正確には把握出来ていないそうですわ。
ただ一つ確かな事は、『暗殺教団【アサシン】』と呼ばれる集団が存在したと言うこと。

……個人的には『殺し屋』に近いのであまり好きでは有りませんが。
好意の程度で相手を知ろうと言う気概が変動するのは私の悪癖ですが、こればかりはままなりませんわね。
純粋に歴史上の出来事だと割り切れればいいのですが。
……難しい話ですわ。



>>77

……くふふっ、そこまで震えることは無いと思いますわよ、F君?
何も今すぐ此処で頸り殺そうと言う訳では無いのですから、もう少し堂々としていて下さいまし。

……真横で倒れているDを見るととてもそうとは思えない?

――――――――――――――。


……大丈夫、死んでいませんわ。
どう見ても首に太い針が貫通している?
大丈夫、死んではいませんわ。
ほら、血が出ていないでしょう?
余りにも煩いものですから、少し黙って頂いただけですわ。

ねぇ、E君?
彼、煩かったでしょう?黙って欲しいと思ったでしょう?
私、そう思った貴方の為に彼を『黙らせた』のですわよ?
……ええ。喜んでくれて嬉しいですわ。
ですから、今現在無様に膝が震えているのは多目に見て差し上げます。

さぁ、床に寝ている彼を連れて、今日はもう家にお帰りなさいな。
今宵の私はただの『殺人鬼』。
今はまだ理性が打ち勝っていますが、それも何時まで持つか。
限りある人生を無駄に散らすことは有りませんわ、また明日の辻で、お逢いしましょう?

……素直な方は好きですわ。
では、良き夢を、我が親愛なる友人方。




79 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/08(Mon) 21:38
学校楽しい?

80 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/09(Tue) 00:34
生徒A「起立!やすめ!気をつけ!礼!」

生徒B、C、E、F「ありがとうございました!!」

生徒D「アンッ……イクゥ……………ガクッ」

81 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/09(Tue) 22:15
こんばんわ、御客人方。
世間では少しずつ非日常の影が伸びて来ている様ですわ、
私も少し不穏な空気にあてられて少々気が滅入っている気が致しますの。
……ふぅ、何も起きなければ良いのですが。



>>79

……どうでしょうね。
何度か述べた通り、周囲との『ズレ』を感じているのは確かな事ですし、
その癖『彼女』みたいなクラスメイトや、
『彼』の様な面白い方との関わりも確かにある。
……そうですわね、『学校そのものを』楽しいと思った事はないんだと思います。
あくまでも、そこで出逢える他人との交流の中に楽しい事があると。

勿論、付き合っていて楽しいと思える方ばかりではないのも確かですわ。
此方を目の敵にしてこそこそと動き回る様な方も少なからず居ますから。
その逆に、好意が行き過ぎて対応に困ってしまう様な方も少なくないのですけれど。
……敵意も好意も、極端なものは相手を傷付ける。
御客人も御注意を。
人間とはかくも弱いもの、心も肉体も未熟な生命です。
故に、他人への接触の仕方は時に相手も此方も危険に晒しかねないのですから。

私は――今のままで十分です。
『学校の生徒【一般人】』を『私【殺人鬼】』の事情に関わらせる気は有りませんから。
それに――、殺人鬼としての友人は、既に『御客人』方が居ます。
とりあえずは、現状維持ですわね。



>>80

ええと、ありがとうございました?
……そもそも何故教室を一つまるまる貸し切って居るのでしょう、
そもそも何故私はいつの間にかスーツ姿で御客人の前に立っているのでしょう、
そもそも何故私は教師役になっているのでしょう、
そして何故生徒役の御客人は皆体育会系の雰囲気を持った人ばかりなのでしょう?
……いえ、一人違いますけれど相手にするのもどうかと思うのでスルー致しますが。

迂闊な発言だったのでしょうか、『宿題』と言うのは。
……まぁ、それなりに楽しかったので構わないのですけれど。
でもこの服装はやっぱりどうかと……。
第一私に似合わないでしょう、こういう服装は。
伊達眼鏡まで用意してある辺り準備が周到すぎる気もしますし……。

……ああもう、此方をチラチラ見ないで下さいましっ。
着替えて来ます、皆さんは解散して各自帰宅、
理解出来たのでしたらそこの莫迦一人をさっさと連れて出ていって下さいましっ!



82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/09(Tue) 22:30
命狙われてる?

83 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/10(Wed) 22:43
殺人鬼に襲われるシーンで一番怖かったシーンを紹介します。

13日の金曜日 part4 完結編

最後に生き残ったトミー少年と姉が、部屋の戸を戸棚やら何やらで塞いで隠れている時。
はっきり言って袋のネズミなんですけどね。
気配を嗅ぎつけたジェイソンが、ハンマーで扉と戸棚を壊して中に入ってこようとする時に
姉弟が抱き合って震えているシーンは二人の恐怖が伝わってきてマジで怖かったです。

まあ、顔を出した瞬間テレビを思いっきりジェイソンの頭にぶつけて反撃するんですが。

人間って追い詰められた先に部屋があると、どうしてもそこに隠れてしまうんですよね。
例え結果的に見つかるとしても。その辺りの心理は、お分かりになりますか?

それと、2番目はターミネーターが骨格だけで襲いかかってくるシーンですね。
先程までは某俳優の姿ということもありアンチヒーロー的で格好良く見えたりもしますが、
人間の皮膚を全て失って骨格だけになった姿は先程のイメージとはかけ離れているので、
そのギャップがより恐怖を引き立てていると思います。

あの骨格だけの姿は正に、「死神」を演出しているんじゃないでしょうか?
それも、「鋼鉄の死神」を。
加えて、階段を上ってくるシーンでわざわざ足元を映しているのは
一段一段死神が処刑台を上がってくるかのようで、恐怖を倍増させていると思います。

殺人鬼に追い詰められるシーンってやつは、恐怖に耐えながらじっくり見ると色々見えてくるものがありますね。

84 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/11(Thu) 00:34
皆様、こんばんわ。
私の住んでいる場所ではとても強い風が吹いていました。
……春一番、なのでしょうかね、この風は。
だとすれば、皆さんと一緒に花見をするのもいいかも知れませんわね。



>>82

……余り思い出したい記憶では有りませんが、過去に一度だけ。
私が『殺人鬼』に成った、その理由となる事件の時に。
……私の『殺し屋』嫌いはその時の出来事から来ていますの。
詳しく語ることは無いでしょうが……、そうですわね、
私はあの時『半身を失い、半身を得た』のですわ。
だからこそ、『人では居られなく成った』、と。

……話していると気が滅入るので話題転換させて頂きますわね。
あの時以来私が『命を狙われる』と言う状況には巡りあって居ません。
それが『生き残る』事に特化した私の『生き方』によるものなのか、
それとも単に運が良いだけだと言うことなのか私には判別出来ませんけれど、
どちらにせよ私のやるべき事は変わりません。
『殺人鬼』として、遠慮も容赦も一切せずただ狩り取る。
……それだけですわ。



>>83

御客人は色々な映像作品を知っているのですね。
私自身映像作品は専門外ですから、色々と興味深いですわ。

始めはホッケーマスクの方ですわね。
……ふむ、袋小路に自らはまるのは何故か、と言う事ですわね?
そうですわね、『家屋』と言うものが分かりやすい『守護領域』だからでは無いでしょうか?
現代人にとっての『家屋』と言うものは、雨風から身を護るだけでなく、
見知らぬ他人からの突然の攻撃をも未然に防ぎます。
事実、家屋を倒壊させる程の一撃を繰り出そうとすれば、
爆薬の様な『過剰威力の武器』が必要になるでしょう?
故に、無意識に『建物の中は安全』だと思い込んで居るのでは?

まぁ、それ以外にも『見付からなければ』助かると言う理由から、
『相手の視界から外れる』事を目的にしている面もあるのでしょうけれど。
人間の心理として『見えないものは存在しない』と決め付けてしまうと言うものが有りますから、
それを相手側にも適用しているのでしょう。
無論、相手が『視覚のみを』頼りにして居ない限り、
この策はあっという間に瓦解してしまうのですが。

とはいえ、『殺人鬼』という明確な『死の恐怖』に追われている人間に、冷静な判断を求めるのは酷と言うもの。
正確な判断が出来ない以上、
例えそれが『通常時ならば選ばない様な悪手』であっても、
可能性があるのならば選んでしまう事も多いでしょうから。
つまり、『部屋に逃げ込んでしまう』という判断は様々な要因が重なった結果の悪手なのでしょうね。

その次は機械人形の方。
外装が剥がれ落ちて、内部骨格を露出させた状態で襲ってくるシーン。

……外見だけでもまだ『人間』であった状態から、
明らかに『人間ではない』状態に成った事で、一種の威圧感を放っているのは確かでしょう。
これはいわゆる『未知への恐怖』、という事になるのでしょうね。

人間はどうしても『理解出来ないもの』に対して恐怖を抱きます。
昔の『病魔』の様なものや、『妖怪』『幽霊』など、人智の外にあるもの達。
これらは基本的に『理解出来ないもの』に何かしらの『納得できる理由』を付随し、視覚出来る様にしたもの達です。
これ等に共通する事は『解明出来なかった事に最もらしい理由を付け、理解した気になった』ものであるということ。

これから分かるのは、『最もらしい理由さえ付けられない場合に人は弱い』ということ。
先の機械人形の方の場合、それが『殺人機械』であるという事前知識がなければ、
人の皮が剥げた中から骸骨が現れ、なおかつ追い掛けてくるという怪奇現象顔負けの事態です。
それは怖いでしょうね、何せ捕まれば即死亡である為、最もらしい考察すら出来ないということですから。
理由も分からず理解出来ない存在に命を狙われるのですから、冷静な思考をするには少し無理があるでしょう。
故に、冷酷無比に此方を追い詰めてくる殺人機械の彼が『死神』に見えてしまうのでは?

……それにしても、随分と変わった楽しみ方を為さるのですね、御客人は。
それほどまでに『殺人鬼』が好きなのだ、と見ることも出来ますが。
……くふふっ、やっぱり御客人方とのお話は退屈しませんわね。


85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/11(Thu) 00:49
結婚願望ある?

86 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/11(Thu) 18:14
吹き針飛ばしたことある?

87 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/11(Thu) 23:08
……よく、『お前が生きている今日は、誰かが生きたかった明日だ』なんて言葉を耳にしますが、
その言葉の理不尽さを理解出来ている方はどれ程居るのでしょうか?
どれほど人間の技術が発達しようと、『死んでしまった』人間は蘇りません。
故に、その仮定はただ『今を生きる人間の首を締める』だけのもの。
……背負いたくないものまで背負って歩ける様な強い人間は、そこまで多くない。

……すみません、ちょっと感傷的になってしまったみたいです。
気を取り直して、夜の辻を楽しみましょうか。



>>85

……まぁ、確かに私の年齢は婚姻を前提にお付き合いが出来る歳では有りますが、
だからといってその質問は色々と飛躍し過ぎなのでは……?
いえまぁ、結婚生活に興味が無いのか、と聞かれてしまうと私も困ってしまうのですけれど。

……ともすれば一生を共にすることになるのですよ、その、伴侶というものは。
そうすると、どうしても私が『殺人鬼』であることが枷になってしまう。
私の『これ』は治り様の無い不治の病ですから、どうしたって相手に負担を掛けてしまうでしょう。
……仮に、仮にです、相手方がそれでも構わない、だなんて仰って下さっても、それは私の矜持が許せない。
相手に負担なんて掛けたくありませんわ、
例えそれが私が獲得出来る最高の『愛の形』だとしてもです。

……同じ『殺人鬼』の場合?
それこそもっと駄目でしょう、『殺人鬼』は同族には優しいですけれど、それも自身の縄張りを侵さない場合に限ってのこと。
夫婦ともなれば、様々な衝突があるはずですわ。
その時に譲れないからといって殺し愛にでも発展したら大事でしょう?

残念ですけど、どうにも私は婚姻を結べそうには有りません。
……って、何ですかその生暖かい眼差しは、殺しますわよ。

……失礼、少し大人気なかったですわね、ですから少しずつ後ろに下がらないで下さいまし。
割りと傷付きますわ………。



>>86

……私を忍者か何かと勘違いしていませんか?
確かに私の得物は『針』ですが、彼等の様に口から針を吐いたりはしませんわ。
あくまでも両手での刺突および遠方への投擲のみです。

第一、ほぼ串と同じ大きさの針を吹き矢の要領で飛ばすのは無理では無いかしら?
……いえ、確かに出来る『殺人鬼』が居ても可笑しくは有りませんが。
だとしても、私には出来ません、これは確定事項です。

……何故そこで残念そうな顔をするのですか、出来て欲しかったのですか、吹き針が。
………ふうっ、分かりました。
また今度、吹き針が出来そうな方を探しておきますわ、それで我慢して下さいまし。

一応念を押しておきますが、私はやりませんわよ、己が矜持に従って。
ぜっっったいに、やりませんからねっ!

88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/11(Thu) 23:27
スナイパーライフルで君の命を狙う

89 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/12(Fri) 00:40
魔力で人々を殺していく殺人鬼はいるの?

90 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/12(Fri) 01:18
我が名は…百霾紀 椏麗棲……人形を操る
…殺人鬼 さあ あなた達 恐怖に怯えなさい
あははははははは…数秒で終ったわね 死体も完全消滅完了…!


さて ここで問題 彼女の名前 読めるかな?


91 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/12(Fri) 16:33
蓬大福をご用意しました。
焼き立てでお熱いので、気を付けてお召し上がり下さい。お嬢様。
それと、蓬アンパンももうすぐ焼き上がりますので、少々お待ちを。

和菓子に用意するお茶は、玉露がよろしいでしょう。
紅茶以外のお茶も嗜んでみるのはまた一興かと。


92 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/12(Fri) 21:30
今日は何だか人の気配が多い様な気がしますわね。
……くふふっ、愉しい夜辻になると良いですわね?



>>88

―――――っ!!
私に、『それ』を向けるなぁっ!!!



………………………はっ!?
あ、あれ?私は一体何を……。
前後の記憶が曖昧ですわ……、って、大丈夫ですか御客人!?
……え、私のせい?
スナイパーライフルを冗談で向けたら殺されかけた?
あ、あー。
………すみません、お恥ずかしながら『ライフル』にちょっとトラウマがあるんです、私。
此方がきちんと注意できている場合なら大丈夫なのですが、
例えば『殺し屋』に狙われる様に『私の隙を付こうとして』向けられた場合は、ちょっと……。
……自制が、聞かなくなるのです。
多分、見知らぬ方でしたらそのまま『殺していた』でしょうね。

――前回?あれはただの拳銃ですよ、御客人。
私のトラウマはあくまで『ライフル系』に対してのみ、
そこから付随して『銃器嫌い』になっただけなのですわ。

ですからまぁ、出来れば『ライフル』は止めて下さいまし。
今回は大丈夫でしたが、次も同じ様に御客人が生き残る保証は無いのですから。
私としても、その結果は余りに不本意ですしね……。



>>89

魔力で人を殺す『殺人鬼』、ですか。
少なくとも私は聞いた事が有りませんわね。
先輩方の中に一人『魔女』と呼ばれた方がいらっしゃいましたが、
あの方も厳密には『魔法は使っていない』様でしたし。

そういえば全然関係ない話ですが、
『真の英雄は眼で殺す』らしいですわね。
それは単純に『視線を向けるだけで』殺す事が出来るのか、
それとも何か他の行為を示しているのか。
前者の場合迂闊に近付きたく有りませんわね、何せ視線を向けるだけで殺す事が出来るのです。
恐らく本人の意思で殺すか殺さないか選べるのでしょうから、
周囲は常にその方の機嫌を伺い続ける必要があるはずですわ。
……それでは本人も他人も生き苦しいだけです。

閑話休題。
取り合えず『魔力という非現実的手法で人を殺す殺人鬼』は今のところ居ない、という事にしておきましょう。
え、非現実的なのは私も同じ?
……それは言わない約束ですわ、御客人。



>>90

クイズでしたのっ!?
……あ、いえ。
失礼しました、少し取り乱しましたわ。
気を取り直して、名前の読み方、ですわね?

……ふむ、『百』の読みは確か『ヒャク・ハク』など。
とは言え、『百』という漢字には名前として使う時の特別な読み方も存在しますから、
この場合は後に続く漢字から想像するのが正しいのかしら?

……と、思わせて置いての次の漢字。
『霾』の読みは主に『バイ・マイ・メ・つちふ-る』の四つ。
因みにこの漢字一つで『黄砂』の事を指すそうですが……、まぁ今は関係有りませんわね。

……読み方に『メ』、更にその前に百……。
ここだけを抜き出すと『百目鬼【どうめき】』という名字を思い出しますわね。
ちょうど読み方も霾の後ろの『紀』を含め、こじつけに近いものの『通る』でしょうし。
……そうですわね、名字部分の解答は『どうめき』とさせて頂きます。

それで、名前部分ですが……、
余程捻くれた読み方をしない限りは『ありす』になるのでは無いでしょうか?
まぁ、見た目から『こんな風に読みそう』と思っただけの、
半ば当てずっぽうに近いもの何ですけどね。

通しで『どうめき ありす』。
……余り自信は有りませんが、これで如何かしら?



>>91

あら、何時も有り難うございます。
御客人にばかり用意して頂くのは心苦しいですから、
何時かは私の方からも何か用意させて頂きますわね。

それで……、今回は蓬大福ですか。
季節ものですか、今の時期でしたら桜餅等も美味しいですわね。
……それにしても、焼き立ての蓬大福と言うのは珍しい。
これに蓬餡パンまで加わるのでしょう?
……くふふっ、随分と贅沢な日ですわね。

それで、用意して下さった飲み物は玉露と。
……お菓子に使うような抹茶はよく口にしますが、
逆に【玉露のお茶】と言うのは余り飲んだ事が無い様な気がしますわ。
それもまた贅沢、なのでしょうね。

春は贅沢な季節ですわね、何せ夜桜を楽しみながらお茶会が出来るのですから。



93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/12(Fri) 22:45
ワインはいかが?

94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/12(Fri) 23:09
正解 しかし、良く当てたね 殺人鬼でも博識は居るんだね



95 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/13(Sat) 20:44
四月もそろそろ半ばに差し掛かりますわね。
皆様は体調を崩したり、環境に置いて行かれたりはしていませんか?
私は特に変わり有りません、今までも、そしてこれからも、この場所で御客人を待って居ますわ。

……さぁ、今日も夜の辻を始めましょう。



>>93

……私の気のせいでなければ、幾らか前にも似たような問答をしたような気がしますわね。
その時と同じ返答になりますが、
一応未成年ですので酒類の御誘いは御断りさせて頂いていますの。
……まぁ、呑んだ所で酔いが回ったりはしませんけれど。
『酒乱の殺人鬼』、なんて聞いた事が無いでしょう?
……ああ、既に酔ってしまっているからかも知れませんわね、『私達【殺人鬼】』がお酒に酔わないのは。
ええ、『殺人欲』に、ですわ。

……くふふっ、どんな味かは答えられませんし、
仮に教えたとして理解できるとも思いませんわ。
だって、仮に『殺人欲』の味が分かるのだとしたら。
それは『殺人鬼』以外の何者でもなく、
故に『伝聞であっても』味を理解出来るのであれば、
その人はまさしく『殺人鬼』に他ならないから、です。

同族が増えるのは素直に悦ばしいですが、同時に幾分寂しくも有りますわ。
だって、この場でもし仮に『御客人』が『殺人鬼』になるのであれば、
それは私の責任に他なりませんから。
流石にそれは背負いきれませんわ、ですから御客人は、何時までも『ただの人間』のままで居て下さいね?
――私と貴方の約束、ですわ。



>>94

良かった、あれで正解でしたか。
自分で述べた通り、余り答えに自信は有りませんでしたの。
人名は『人名の時にしか使われない特殊な読み方』が多数存在しますから、
クイズとして出されると一番答えに窮する問題ですわ。
今回はたまたま『百目鬼』という名字を知っていたこと、
『人形遣いの殺人鬼』という特徴から『アリス』と言う呼び方が思い浮かんだからこその正解でしたわね。

それで、殺人鬼で博識な人物、ですか。
私が博識かどうかは別としても、
それなりに居ると思いますよ、知略犯とでも呼ぶべき殺人鬼は。
何時か他の御客人から話して頂いた『殺人紳士』、ハンニバル・レクター氏は正にその好例でしょう?

確かに、『殺人鬼』は人間とはその思考体系からして別物では有りますが、
それがそのまま『学の無さ』には繋がりません。
逆に、『頭が良いからこそ』殺人鬼になってしまう方も少なからず居るのですよ。
……この場所にかつていらっしゃった大先輩達の中にも何人か当てはまる方がいらっしゃいますしね。

勿論、『殺人欲』という物に溺れてしまい思考が支離滅裂になってしまう方も居るのでしょうが、
そういう方は『隠すこと』を忘れてしまうが故に自然淘汰されていきます。
……逆に言えば、『世間に見つかって居ない殺人鬼』は皆ある程度の『学』があるとは言えませんか?

まぁ、半ばこじつけに近い論理では有りますが、少しでも『私達【殺人鬼】』を理解して頂ければ光栄ですわ。

96 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/13(Sat) 21:55
名無しは吹き針を吹いた!
吹き針が藁人形に刺さった!!
そしてその藁人形にマリオとルイージの写真が…………………

97 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/13(Sat) 22:52
どんな格好してんの?

98 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/14(Sun) 18:16
春先であるということを除いても、様々な事が起きようとしていますわね。
しっかり先を見据えねばあっという間に流されてしまいますわ、御客人もご注意を。



>>96

……すみません、そもそもにこの状況が出来上がった理由が分かりませんわ。

まず『吹き針を使う御客人』の存在。
私は確かに先日『吹き針を出来る人を探す』と述べましたが、
此方ではまだ見つかって居ませんでした。
故に彼は『私が呼んだ人物ではない』。
………偶然にしては出来すぎていますわ。

次にその吹き針が『藁人形に向かって』放たれているということ。
……五寸釘とかではなく?何故吹き針なのですか。
いえ、確かに五寸釘位吹けるのかも知れませんが、
わざわざ『藁人形に向かって』吹き針を行う必然性が見えません。

そして最後。
藁人形に付随している写真が『世界一有名な配管工兄弟』のものである事。
……突然過ぎる上に前述した部分との関わりが一切見えてこない始末です。

………一体私にどういう反応を求めているのですか、御客人は。
正直ただただ困惑するしか有りませんわよ……。



>>97

今のワタシの服装について、でしょうか?
そうですわね、改めて言葉にしようとすると……、
制服、としか言えませんわね。

私の学舎での指定制服でして、如何にもお嬢様学校、と言った感じの服です。
色合いは主に茶色系統……、そうですわね、天の妃女学院附属中学高等学校の制服が一番イメージに近いのでは?
……因みに、何故その学院の名前が出たのかは察して下さいまし。
……制服が似ているから気になっただけですのよ、
まさか内容があの様な物だとは思いもしませんでしたが……。
私に表紙買いは向いてないと悟りましたわ、あの時は。

それ以外は先述した通り、
身長が平均的な筈なのに周囲が軒並高いせいで小柄扱いされたりする点を除けば、
至って普通の女子高生、の筈です、たぶん……。
……いえ、自分で普通だと述べるのは何か間違っている気がしましたの。
かといって自身の良いところを述べるのもそれはそれで違う気がしますし……。

そうですわね、取り合えず『普通の御嬢様』、ということにしておいて下さい。
正直自己紹介は苦手みたいですから………。



99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/15(Mon) 00:45
君の写真集を作ってやろう

100 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/15(Mon) 17:46
殺した相手の中には、やっぱり命乞いとかした人もいた?

101 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/15(Mon) 21:02
こんばんわ、御客人。
それにしても、毎回皆様への挨拶を考えるのは中々に大変ですわね。
まぁ、苦になるどころか割と楽しんでいますから、別に構わないのですが。



>>99

しゃ、写真集?
止めて下さいまし、そんな恥ずかしいこと出来る筈が有りませんわっ。
そ、そもそもですっ!
世間一般に顔が知れ渡るのは宜しくないと何度も言っているではありませんか、
殺人鬼として言語道断にも程が有ります!

……え?
『君は現在世間一般に『殺人鬼』として扱われていないのだから、
ただの学生の写真集として出せば問題ない』?
……い、いえ、ですから、確かに周囲に『私は殺人鬼です』と吹聴した覚えはありませんけど、
それとこれとは話が別で……。
というか、その言い方ですと『自分の容姿を鼻に掛けている』嫌な人みたいではありませんか!
私そんなに酷い性格じゃ無いですっ!

そもそもです、何故写真集なのか、そこをお聞かせ下さいませっ!



>>100

まずはキリのいい発言、おめでとうございます。
これも偏に御客人方が足繁くこの場所に通って下さったお陰ですわ。
もし御客人方が宜しければ、これからもこの場所に寄って下さいませ。
私も精一杯のおもてなしで返していく所存ですわ。

それで、今までの『食事』の中で命乞いをしてくる人間は居なかったのか、ですわね?
そうですわね、先日『部屋の隅で』云々の話をしましたでしょう?
あの時軽く触れました『命乞いをされると殺る気が失せる』という話。
……あれがその答えに成りますわ。
シチュエーションだとか、殺す相手だとか、
そう言った『状況』を気にする殺人鬼というのは意外に多いのです。
かくいう私もその一人ですわ。
……無駄だと分かっていても藻掻き足掻き、
一欠片の希望に手を伸ばし続ける人の生き様こそが、私の生きる為の糧ですから。

ですから、足掻く事も藻掻く事も止め、
ただただ醜く命乞いをする姿を晒されますと、一気に『冷めて』しまうのですわ。
後はこの前述べた通り、
『人として闘う事を止めた』その者に、苛立ちを込めて教育的指導と相成る訳です。

……まぁ、殺人鬼が『人生を語る』だなんて、御粗末にも程が有るのですが。
此方は『殺人鬼に為る前からの』私本来の癖なので、
今さらどうしようもないと言うのが本当の所だったりします。
それに――、仮に私に見逃されたとしても、
その方がそれから先も生きていられる保証など何処にも有りませんから。

理由は大きく二つ。
『ノイローゼになって自殺する』か『他の殺人鬼の『食事』に為る』か、ですわ。

前者は前に述べた通り、
『ありもしない殺人鬼の影に怯える余りに』自ら命を断ってしまうものがいると言うこと。
例え身体的に見逃されたとしても、精神の方まで無事だとは限りません。
基本殺人鬼に狙われた人間は、
助かろうが助かるまいが重度の『PTSD』を発症してしまいますの。
……ですから、殺人鬼に狙われてしまった時点で、
その人の『平穏な生活』は永久に失われてしまうのです。

後者の場合は――、
これは残り香、とでも呼べばいいのかしら?
まぁ、そんな『殺人鬼に狙われた事がある』という過去を、
殺人鬼は敏感に感じ取るのだ、という一種の『決まり事』ですわね。
――『殺人鬼の匂いがする』のに『生きている』というのは、
つまり誰か【他の殺人鬼】が『食べ損ねた食事』と言うことでしょう?
故に、他の殺人鬼には『とても美味しそうに見えてしまう』。
結果、逃げても逃げても『他の殺人鬼に狙われ続ける事になる』。

その場合はもう己の運命を呪うしか有りませんわね。
……世界から殺人鬼が居なくなる事は有り得ない以上、
後はもう自分自身が『殺人鬼』になる位しか生き残る道は残されて居ないのですから……。



102 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/15(Mon) 21:49
血が滴るお肉は好き?

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