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【オリジナル】皆で会話でも如何?【殺人鬼】

1 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/21(Thu) 12:27
……くふ、くふふふっ。
貴方は知ってるかしら?かつて此処に偉大な先輩方――、
殺人鬼達の楽園があったことを。

あは、聞いておいてなんだけど、別に貴方の答えに興味は無いの。
だって過去は過去、確かに私は彼等の内の誰かと知り合いだけど――、ただそれだけですもの。

この場所を訪れた貴方が求めるのはだあれ?
先輩方の様に上手く出来ないかも知れないわ、それでも私を求めて【愛して】くれる?
でしたらくるくる狂々繰々と、意味もなく価値もなく答えもなく踊りましょう?
だって――、殺人鬼はそういうモノなんですもの。

詳しいお話しは>>2にて。
求められているかどうかは別問題で、ね。

2 名前:& ◆Lfh0EcLE 投稿日:2013/03/21(Thu) 12:27
◆ ルール ◆


1.固定ハンドル、捨てハンドル、セクシャルな質問は禁止ですわ。
無秩序が氾濫するこの場所であっても、最低限のモラルを守るのは当たり前でしょう?


2.他の殺人鬼の方々も大歓迎ですわ、勿論大先輩の方々も。
勿論、名刺代わりのトリップは必須です。
「裏」世界でそんな命知らずな事をなさる方は居ませんわよね?


3.短時間での返答は嫌われますわよ、せっかちな人、とね。


4.後は個人の良識に任せますわ。
何か問題があれば、その都度仰って下さいまし。


……くふふ、見ての通り大先輩の合言葉のオマージュですの。
ですから、今のニーズに合っていないのは見逃して下さいまし。


あと、此処は過去のこの場所を引き継いだものですの。
御理解なさいまして?


「オリジナル」殺人鬼
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=217506243&ls=50



さぁ、あの偉大な先輩方の後を継ぐと決めたのです、泥を塗るような真似は避けたいですわね。

――夜の帳は墜ち、浮かぶは深紅の月。
さぁ絶対の絶体に狂う月明かりを乗せ、絶える望み以外も以上も以下も認めぬ殺戮の宴を此処に。
今、開幕ですわ。………くふふふっ。
……そこ、今は昼だ等と言う無粋な横槍は止めて下さいまし。

3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/21(Thu) 13:34
殺したのに、殺したのに殺したのに殺したのに
消えてくれない。死んでくれない。
いつもいつも俺の前に現れる。
刺したのに。殴ったのに。撃ったのに。斬ったのに。焼いたのに。沈めたのに。
それでも俺の前に現れる。死ね死ね死ね死ね死ねぇ!


ってなるんだけどどうすればいい←

4 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/21(Thu) 15:19
例え昼間でも、夜の住人は活動しています。
まぁ、私の場合は単に現在暇を貰っている、と言うだけなのですけれど。

所で、>>2は一応私です。
……名刺が歪むだなんて初めて見ましたが、ミスはミスですわね、皆様に心からの謝罪を。

……こんなところまで先輩方に肖らなくてもいいと思いますのよ、私。
まぁ、様式美と言われればそれまでなのですけれど。



>>3

こんにちわ、昼の辻に誘われたお方。
いえ、その発言から察するにお仲間なのかしら?
もしかしたら単に命の重みに耐えきれなかっただけの『成り立て』かも。
……まぁ、最後の言葉を聞くにそこまで追い詰められている訳では無いのでしょうけれど。

殺しても殺しても、ね。
初めに確認するのだけれど、それは全て同じ人?
似た顔をした全くの別人だったりはしない?
命の重みに耐えきれず周り全てが同じ顔に見えてしまう、だなんて事はない?

違うのなら――、もしかしたら『あの場所』に居たおかしな殺人鬼かもしれませんわね。
ほら、斬っても刺しても首を絞めても何十も殺せなかった、なんて噂の。
彼は灰になった筈ですけれど――もしかしたら、親族が残って居たのかも知れませんわよ?

それでどうすればいいのか、と私に聞くのですね?
そうですわね、私の見解を述べさせて頂きますと―――『無限に殺せばいい』、でしょうか?

だってそうでしょう?
刺して殴って撃って斬って焼いて沈めてなお己の前に現れるのなら、
単純に甦ったのだと考えた方が遥かに道理が通ります。
……条理にそぐうかはまた別の噺ですけれど。

甦るというのは、つまり死にはする、ということ。
果たしてその彼、又は彼女が『死』という絶対の滅びに対し恐怖を持っているかどうかは分かりませんが―――、
そういう者にこそ、『絶対なる絶体』を与えてみたいと思いませんこと?

―――ええ、初めて彼等を見た時のあの熱。
迸る朱、谺する悲鳴、掻き消える命の糸。
気紛れに見逃されたあの時から、私、胸の鼓動が高ぶったままですの。
ですから、……ええ、不躾ですが、追い掛け続けてますのよ。
おかげで此処に立つのに二年も掛けてしまいましたが………、不思議と後悔はしていませんわ。

――ですから。
もし貴方が望むのでしたら。
私もその『不死身の彼/彼女』に引き合わせてくれませんこと?
勿論、そちらにご迷惑はお掛けしませんわ。

………くふっ、失礼。
獲物を前に笑うのは三流のやる事ではありますが。
美味しいものを眼の前にして笑顔の一つも見せないのは、食材に対して失礼だと私は思うのです。

―――ですから、はしたないのは承知で、見逃して頂けると有り難いですわ。



5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/21(Thu) 17:20
全長55メートルの怪物が現れたが・・・その為 多く殺人鬼達が犠牲なったのだ 無論 一般人達もだ 今は荒れ地になった場所を未練がまし見ている 殺人する気も失せた 自分だが?

6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/21(Thu) 19:29
えっとキャラ説明は?

7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/21(Thu) 19:43
オリジナルではなくて、映画とかに登場するような殺人鬼はOKですか?

8 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/21(Thu) 20:21
「殺人鬼」と「殺し屋」は別ですか?
今後のキャラハンの参加のための参考に一言。

9 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/22(Fri) 00:14

……ふう。
用事を済ませていたらこんな時間になってしまいました。
すっかり夜の辻ですわね?
まぁ、夜道を歩く事については一切心配していませんけど。
だって―――、哀れな被害者【獲物】は、出会ってしまった相手の方なんですもの。

……くふふふっ。
さぁ、楽しい楽しい夜のお散歩の始まりですわ。



>>5

……幾らなんでも条理から外れすぎでしょう、それは。
第一、五十五メートルもの巨体を誇る生物が地上で圧死せずに生きていられるのかしら?
……生きているんでしょうね、きっと。
でなければ【化け物】だなんて表現にならないでしょうし。

それで、その化け物に殺人鬼達が数多く犠牲になったと。
……まさかとは思いますが、自分から挑みにいった訳ではありませんよね、その方達は。
もし自分から挑みにいったのだとしたら、本末転倒ですわ。
だって殺人鬼は『人を殺す者』。
間違っても化け物退治に挑む『英雄』ではありませんもの。

それで、貴方はその様を見て人を殺す気が失せたと。
……そう、でしたら貴方はきっと本当の意味で殺人鬼では無かったのね。

だって、私達の衝動は、その業は。
気が失せただなんて理由でなくなって仕舞うような、そんな単純なものではありませんもの。

―――ですから。
戻る事の出来た自分を大切に。
それはきっと、何よりも得難い幸福ですわ。



>>6

ええ、その言葉を待っていましたわ。

……くふっ、私口上って大切だと思いますの。
だって、私達が己の名を示すと言うのは、知られても構わない――即ち、相手を必ず殺すという事を意味します。

故に、死出の旅路を行く彼等にとって、私達の名乗りは永劫残るもの。
でしたら、せめて彼等の旅路を彩る事の出来る様な、金言睦言を贈りたいと思いません?

――ああご心配なく。
別に貴方を取って食おうだなんて事ではありませんから。
……【今はまだ】と注釈がつきますけれど。

それではご挨拶を。
名前は風切 湊。読みは『かざきり みなと』、ですわ。
ええ、女らしくない名前だとよく言われます。
……ですけど私、この名前を案外気に入ってますのよ?

年齢は17になったばかり……普段は学生生活を送っています。
私自身あまり実感は湧きませんが、県下でも有数の御嬢様学校に所属させて頂いておりますの。
……まぁ、堅苦しいばかりで好きではないのですけど。

身長と体重はそれぞれ152cmと43kg。
よく小柄だと言われますが、大抵それを言う相手は私の……、その……、
い、いわゆる平らな所を見て居るので、それ相応の返答を返さざるを得ません。
……失礼だと思いますの。

容姿は……、そうですわね、ツーサイドアップという髪型をご存知?
胸の辺りまでの黒髪でその形に結っているのが普段の私の髪型になりますわ。
それ以外は特筆することもなく、普通の日本人としての要素を満たしている感じです。
まぁ、御嬢様学校なんて場所ですから、よく『御姉様』、と呼ばれる事もありますが。
……自分で自分を褒めている様で嫌いですわ、この話は。

好きなものは紅茶、かしら。
……とは言っても、別に紅茶であれば何でも構わないのですけれど。
午前の紅茶みたいな甘い口触り、嫌いじゃありませんの。

一先ずはこのくらいに。
……え?口上はどうしたのか、ですって?
貴方が望むのでしたら今からでも述べますが?

……くふっ、冗談ですわ。
だからそんなに怯えないで下さいまし。



10 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/22(Fri) 00:17
一纏めにするには長くなってしまいましたので、分けて答えさせて頂きますわね。



>>7-8

質問の意図する所が同じに見えましたので、纏めて返事をさせて頂きますわ。

始めに、『名前の知れ渡っている殺人鬼』についてですが――、
申し訳ないですけれど、今回は他をあたって下さいまし。

基本、殺人鬼というものは陰日向の存在です。
まぁ、言うまでもなく当たり前ですわね。
何せ『殺人鬼』ですもの、人々から蛇蝎の如く忌み嫌われていても文句は言えません。

……ですから、創作であれ史実であれ、
周囲に名前を知られていると言うのはそれだけで殺人鬼としての前提を破ってしまいます。

そも、名前を知られてしまっている時点で殺人鬼としては二流以下でしょう?
まぁ、通り名位なら許せるでしょうけど――、本名まで把握されて居るのは少々いただけません。

勿論、私も今こうして表舞台に立っている以上、名前が広がる可能性は否めませんが……、それはこれからの噺。
既に知れ渡っているのとこれから知れ渡る可能性があると言うのは大きな違いですわ。

そもそも、そちらにもそちらの都合が有るでしょう?
ですから今回は『お断り』、という形でお願いしますわ。

その代わりと言ってはなんですが、彼等の事を話題に出すのは構いません。
ええ、全く興味が無いのかと言えば嘘になりますから。
……くふっ、話題提供自体は特に咎める必要もありませんので、
どうぞお好きになさって?


それで『殺人鬼』と『殺し屋』について、ですが……。
私はこの両者を違うもの、だと考えています。

言葉にして説明するのであれば……、
そうですわね、『殺人鬼』は『人を殺さねば生きられないもの』、
『殺し屋』は『人を殺して生きるもの』になりましょうか。
字面こそ似ていますが、その意味する所は全くの別物です。

――極端な話、『殺し屋』は『人を殺すこと』を『己の意思で止める』事が出来ます、周囲の反応は別として。
対して『殺人鬼』は、そもそも『殺さないと自身が生きられない』者の事を言います。

『殺人鬼』のそれは、人で言うところの三大欲求と同じ位置にあるものですわ。
その位階は殺人鬼によりけりでしょうけど……少なくとも繁殖欲より下と言うことは無いでしょうね。
場合によっては他の欲求と混じり合って居ることもあるやも知れません。
愛している人しか殺せないとか、食い殺さなければ気が済まないとか、ね?

狂っていると思うでしょう?
けれど殺人鬼にとって人を殺すと言うのは息をする位に自然な事ですの。
……ですから、私達は誰かに殺人を強要される事を極度に嫌う傾向が高いのですわ。
誰だって、自身が好いた人を無意味に扱き下ろされたら腹が立つでしょう?

私達は、あくまでも殺したいからこそ殺すのです。
……まぁ、中にはそこを逆手に取って、趣味を仕事にする位の気楽さで依頼殺人を請け負う殺人鬼も居たりするのですけれど。

そういう方も居るわけですから、私としてはそういうタイプの『殺し屋』は歓迎しようと思いますの。
逆に全うな『殺し屋』はお断りですわ。
申し訳ありませんけれど、虫酸が走りますの、その手の『職業殺人鬼』と言うのは。
先にも述べましたが、私達はあくまでも殺したいから殺すのです。
それを邪魔されると言うのは、私達の命を脅かされるというのと同じ事ですから。

……まぁ、あくまでも私の感性ですから、お気を悪くされないで頂けると助かりますわ。



11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/22(Fri) 01:27
武器は何?

12 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/22(Fri) 13:22
貴女の「殺人鬼」の概念からすると、「殺人マシーン」は殺人鬼とは全く別物になりますよね?
殺人マシーンの代表格、「ターミネーター」が良い例かと。

ターミネーターは、人の姿をしていてもあくまでも機械。
銃で撃たれ炎に焼かれ、腕や胴体を千切られても標的を殲滅しようとする姿は恐ろしいが、
それは機械が作られた目的、プログラムを遂行しようとしているだけ。
同じ機械でも掃除機がバッテリーがいかれ、吸引力がガタ落ちになってもスイッチを入れれば
ゴミを吸い込むという行為を行うのと変わらない。
どんなに進んだ科学力で作られていても、銃や爆弾と同じく殺傷のために作られた道具と存在意義は同じであり、
無論欲求など存在するはずが無い。従って、「殺人鬼」には該当しない。

あと、13日の金曜日のジェイソン・ボーヒーズも「殺人鬼」というより「殺人マシーン」に該当すると思います。
殺人を行うにしても(子供のみ例外)電話線を切る、若者を主に狙うという点などを除けば
人語を話さないせいもあって「欲求」が存在しているとも思えず非常に機械的な印象を受けます。

上記の二者に対してエルム街の悪夢のフレディ・クルーガーは子供などを肉体的、精神的に
痛めつけて愉しんでいるし、証拠不十分で釈放された後「また子供が殺せる」とほくそ笑んでいたことから
「欲求」を満たす手段として殺人を行っていることから貴女の言う「殺人鬼」に該当すると思われます。

とりあえず長々と講釈を垂れてしまいましたが、如何でしょう?

13 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/22(Fri) 19:31

夜の辻に惹かれた御客人方、こんばんわ。
貴方方は今日も息災でしたか?

―――そういえば。
いつ何時であっても笑顔で居ると言うのが人生を楽しむ為の秘訣らしいですわよ?
でもそれはとても酷なことですわね。
『何があっても』、と言うのは中々に難しいと思いません?
だって、この世界には『喜』や『楽』以外にも、
『怒』に『哀』だって溢れているんですもの。

何があっても笑顔を絶やさない……、そんな方はきっと、
普通の方からは人間ではない『化け物』に見えるのかも知れませんわね?

それはとても――哀しいことですわ。



>>11

私が得手としているものは何か、ですか。

そうですわね……。
対峙する方々は揃って難しい顔を向けてくるので、
余り声高に語りたくはありませんけれど……。

私が使うのは『針』、ですわ。
それも裁縫に使う様な小さいものから、最早『針』とは呼べない様な……、
そう、『串』と呼称するのが正しい位のものまで、様々です。

……ええ。
きっと貴方も『針』という武器を思い浮かべて、
暗闇から寝首を掻くようなそういう様を御想像なさったのでしょう?

でもよくお考えになって?
私は『口上』を大切にしているのだと先日述べました。
それなのに、暗闇から襲い掛かるだなんて真似をすれば、
相手に名乗る暇など無いのは明白ではありませんこと?

……ここまで述べればもう分かりますわね?
そう、私は正面から『針』手にを持って相手に対峙しているのです。
まぁ、そういう場合は流石に持っているのは『串』に近い方ですけれど。

どう動くのかは割愛させて頂きますわ。
御披露出来る機会があればまたその時に。
……見せるのが恥ずかしいとかではありませんわよ?

14 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/22(Fri) 19:32

長く成りすぎたので分割させて下さいまし。


>>12

早速の話題提供、有り難うございますわ。

それで、『殺人鬼』と『殺人マシーン』の違い、ですわね。

ホッケーマスクの方については……、すみません、余り彼の事を知らないので詳しくは判断出来ませんの。
名前を知っていてもその人が為した事を知らない、
と言うのはどうしようもありませんわね。

無知過ぎると思いますか?
……そうですわね、私もそう思います。
だからこそ、私は『鬼』になってしまったのかも知れませんが。

……すみません、話が逸れましたわ。
それで、機械人形の方についてですが――、
私の考えに成りますが、全くの別物という訳では無いかも知れません。

……誤解を招く前に断言させて頂きますと、確かに彼は『殺人鬼』とは言えません。
それでも私が彼を『近い』と感じるのは、その『在り方』です。

昨日私は殺人鬼は『人を殺さねば生きられない』存在だと述べました。
対して彼は『人を殺す事を望まれた、それしか望まれていない』存在です。
……言い換えれば『存在理由【raison d'etre】』ですわね。

彼は『人を殺す』事を望まれています。
勿論その殺人はあくまで手段であり、彼には果たすべき別の目的があるのでしょうが――、
彼自身に何かしらの目的が有るわけではありません。
だって自身の意志がありませんからね。
そして彼がもし『人を殺せなくなれば』――、
創造主は容赦なく彼を廃棄するでしょう。

ほら、彼の『存在理由』は『人殺し』だと言い換えられませんか?
……まぁ、それは彼があくまで『道具だから』、だとも言えますが。


対して『殺人鬼』は、生きる為に人を殺すのです。
これは実は比喩でも何でもなく、文字通りの意味なのですわ。

『それ』がどういうものから来ているのかは、
きっとそれぞれの『殺人鬼』によるのでしょうけど……、
それでも一つ、確かな事が有ります。

――『殺人を止めた殺人鬼は死ぬ』。

死に方もきっと千差万別でしょう。
気が狂って死ぬ、息が出来なくなって死ぬ、食べ物が喉を通らなくなって死ぬ――。
それは何故なのか。
……それが理解出来てしまうのが『殺人鬼』としての始まりですわ。

『殺人欲』、とでも呼びましょうか。
これが『繁殖欲』より上だと言ったのは、文字通り『食欲』や『睡眠欲』と同じく、
『満たされていないと命に関わる』ものだからなのです。
しかも、個人によっては満たされて居なければならない基準が違うというオマケ付き。

故に、私達は殺したいから殺すけれど。
――それと同じ位に、『殺さないとダメ』なのですわ。

殺人鬼が依頼殺人を嫌うと言うのは既に述べましたが、
強制されることが『目標以外を殺すな』という部分に及ぶから、
というのも少なからず理由に有るのですよ。


……話が大分逸れましたが、結論に移ります。
まぁ、簡単に述べますと。
『人を殺す』という『存在理由』を与えられた彼と。
『人を殺す』事で『存在理由』を得ようとする私達、となりますわね。

因みに、彼に意思を附随するとそれは『殺し屋』
に成ります。
『明確な目的』を持っての殺人になりますから。
……皮肉なものですが、私達が近いのはあくまでも彼が『自律意思』を持ち得ないからなのです。


それで、最後の彼についてですが。
申し訳ないのですけれど、少し判断しかねますわ。

私達の『殺人欲』は止められないもの――、
『繁殖欲』の様に自身の意思である程度の自制が効く様なものでは無いのですが、
それが『欲求』の一つである以上、他の『欲求』と結び付く事は十分に有り得るのです。

ですから、ともすれば『快楽殺人者【Serial killer】』の様な常軌を逸した状態を露呈する事もあれば、
『殺し屋』の様に端から見ればストイックに人を殺す『殺人鬼』も存在し得るのですわ。

……まぁ、彼が求めているのは『人を殺す事』そのものではなく、
『殺される側の恐怖』であると感じない事も無いのですが―――、
私は彼本人ではないので、その辺りの意図は計り兼ねますわね。

ですので、彼が『殺人鬼』かどうかは分からない、という事にしておいて下さいまし。



15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/22(Fri) 21:02
昨年は映画化も果たしている某少年漫画に登場する通称「黒傘」と呼ばれる殺人鬼は、
貴女の言う“『人を殺さねば生きられない』存在”に該当すると思います。

彼は幕末、明治を通して「人斬り」稼業を貫き通しており、殺人欲のみで動いている。
(無論報酬は得ているが)

そして、「人を斬らねば生きている意味が無い。それが人斬り」と映画のPVの中で語っています。
最後は幕末最強と謳われた剣客に右腕を潰され、彼の剣の命が終わったことを悟ると、
「右腕が潰れた今、生きていてもつまらんだけだ」と躊躇い無く自害した。

「黒傘」は、自分が知る殺人鬼の中では最も高い位置にいる漢です。
ただ殺すだけではなく強者との戦いを最も悦びとし、「人斬り」としての信念は微塵も揺らがない。
そして、ただ殺人に狂っているのではなく虚飾に満ちた権力者共の作り上げた時代の矛盾をしっかりと理解しており、
それらを己の生き様を貫くことで嘲笑っている。

如何なる形であれ、己の信念を最後の最期まで貫く者には魅せられるものです。

16 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/22(Fri) 23:42
ヒットマンなの?

17 名前:& ◆jQwt6uUc 投稿日:2013/03/23(Sat) 20:37

……お休みの日と言うのは億劫ですわね。
後輩に辺りを連れ回されるのには大分慣れましたが、
それでも彼女達と私が『ずれている』感じが拭えませんの。

……ええ、正直に言って少し煩わしいのです。
ですが、確かに彼女達との会話を楽しんでいる私もいる。

……はぁ、まだまだですわね、私は。
『割り切れる答えがある筈』と希望している。
そんな都合の良いもの、あるわけ在りませんのに。
あの方達の元に辿り着くのは、まだまだ先になりそうですわ………。



>>16

……ねぇ?
私は先日から、懇切丁寧に『殺し屋』と『殺人鬼』の違いを説いて来ましたよね?
『針』なんて得物を使ってはいるけれど、
罷り間違っても『暗殺者』などでは無いと散々述べましたわよね?

……くふっ、くふふふっ、くふふふふふっ。
ええ、どうして私が笑っているか分かりますか?

…………腸 が 煮 え く り 返 っ て い る か ら で す わ 。

ええ、ええ!!
よりにもよって私をヒットマン等と……っ!!
あの様な口に出すのも腹立たしい者と間違えるなど……っ!!
私に対する最大級の侮辱ですわ……っ!!!

……夜道にはお気をつけなさいませ、御客人。
この場所での『食事』はしないと心に決めて居ましたが、
このままですとその誓約も破ってしまいそうですもの………っ!!

―――ですから、私の気が変わらない内に。
早々に先の発言を撤回なさい、人間。
その程度の時間は、今の私でも待って差し上げられます。

……けれどもし。
貴方が私を甘く見て、尚もその穢らわしい名で呼び続けるのであれば――、

霊長としての至宝を忘れ、惨めな醜態を晒す事になった後に。
……嘆きも届かぬ、昏い奈落の底に葬って差し上げますわ。





……ええ、貴方が話のわかる方で助かりましたわ。
今後はくれぐれも私を『あの様な者達』と間違ってはいけませんよ?
流石に二度も同じことをされたら――、流石に自分を制御できる自信がありませんから。

……くふっ。
人の逆鱗には、容易く触れぬ事ですわ。


18 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/23(Sat) 20:38
続き、ですわ。




>>15

幕末に生きた殺人鬼、ですか。
現代と命に対する価値観が違うとは言え、随分と苛烈な方でしたのね……。

『人斬りは人を斬らねば人斬りではない』。
そうですわね、言葉の上でも『人斬り』というその在り方の上でも、
人を斬らない『人斬り』は『人斬り』と呼べないのでしょう。

その上強者との死合を頑なに求めるその姿勢、その最後……。
―――『殺人欲』と『闘争心』。
それらがその根底に到るまで、複雑怪奇に混ざり合っている一例ですわね。

先日私は『殺人欲の満たされていなければならない基準は個人によって違う』と語りましたが、
その性質は他の欲求と混じり合う事により、さらに複雑なものに変貌致します。

『愛したものしか殺せない』のならば、
その殺人鬼は徹底的に相手を愛し、尽くし、
――その果てに、相手を殺します。
それは致命的に間違っている様に見えますが、
殺人鬼本人に取っては絶対に必要なプロセスなのです。

それは一切の妥協を許さぬ絶対の理。
護らなければ己に牙を剥く呪いの一言。
……それは何故か?
そう、それが『殺人鬼』としての根幹にして基盤だからなのですわ。
護らなければ死を招くと言う事が分かっていて、
それでも橋を渡ろうとする方は滅多にいらっしゃらないでしょう?

そして――、意外な話ですが。
そんな風に『殺人欲』が他の欲求と強く混じり合うと言うのは、滅多に有ることでは在りませんの。

彼の最後を見れば分かりますが、彼は己の『殺人欲』を満たせなくなったと知るや否や、
躊躇いもなくその命を終わらせています。

……欲求とは、何の為にあるかご存知?
そう、基本的には『生きる為に』、ですわ。
それは、殺人鬼に取っての『殺人欲』ですら変わらない真理です。
ですが、その真理は『欲求』の優先度が下がるのに比例して薄まっていきます。

……そう。
『食欲』『睡眠欲』に次ぐ、場合によっては上回る程の生きる為の欲求、『殺人欲』は。
他の欲求と混ざると、途端に『手段と目的が反転する』のです。

彼の場合、『強者との死合』が望めなくなったと言う一点で。
極論を語れば、喉笛を噛み千切ってでも人を殺す事は出来るにも関わらず。
『人斬り』でなくなったから自害をしています。

……分かりますか?
『殺人欲』が『強者との死合』という欲求に塗り潰されてしまっているのが。
そうなってしまうと『生存欲求』としての役割を果たしているとは言えませんわ。
それが、『殺人欲』と他の欲求がここまで深く交わる事が無い、と言う理由です。
生物の本能には、『生きよう』と言う意志が奥深くに刻まれていますから。

―――羨ましいですわね、彼のその生き様が。

あら、どうなさいました?
……ああ、私が彼を非難していると思ったのですね?
全くの逆ですわ。
私はその彼をこの考察の末、賞賛すべき相手だと認めました。

だってそうでしょう?
私はまだまだ若輩者の殺人鬼。
今はまだ『生きたい』から人を殺しているに過ぎません。
勿論そこには嬉しいだとか、楽しいだとか、そういう感情が無いわけではありませんが……。
彼の様に、『自身の意思』を持って『生きている』のだとは言い難い、
まだまだ『本能』に振り回されているだけですわ。

己の命すら『欲求』を満たせぬのならば容赦なく切り捨てるその苛烈な生き様は、
いわゆる現代の子供と揶揄される歳頃の私には眩しくて仕方在りません。

……くふっ。
ですから、私としては彼に畏敬の念を抱くと同時に、
幾ばくかの嫉妬心も抱いてしまっているのですわ。
何とも恥ずかしい事に、ね。




19 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/23(Sat) 21:09
古い映画で、通称「マニアック・コップ」「地獄のマッドコップ」と呼ばれるマット・コーデルという殺人鬼がいるんですが
そいつはある意味稀有な存在だった。
彼は元々は正義感の強く、優秀な警官だった。
だが、彼の正義感と妥協を許さぬ姿勢は警察上層部、市長などに煙たがられ、
彼は無実の罪を着せられ投獄、そこでかつて逮捕した連中にリンチにかけられ、殺害された。

(正確には医学上脳死と判断され、肉体的には死んでいなかったが。)

彼は死体として引き渡された後蘇り、街を徘徊しながら警官の姿で無差別に殺人を繰り返し、
そのせいで街中で警察の信頼はガタ落ち。
警官として信じ、貫いてきた正義を裏切られたことの復讐心から彼は180度違う立場になってしまったというわけだ。

彼の活躍する2作目のラストで彼の無実は証明され「殺人鬼」としてのコーデルは死んだかと思われたが、
3作目で彼は無実の罪で名誉を傷つけられ、昏睡状態になった女性警官の復讐のために再び蘇り、
彼女を嵌めた連中を次々と血祭りに上げていくというわけだ。

合計3作彼の映画は作られているが、パート2までは“正義”そのものへの復讐心に駆られた殺人鬼だが
パート3ではコーデルはコーデルなりの正義を貫いている。
あと、3作通じて彼は殺人鬼へと変貌していてもかつて信じていた“正義”に対する執着心を捨て切れなかったようだ。

殺人鬼でも所謂愉快犯、『快楽殺人者【Serial killer】』は好きじゃないが、
憤怒の炎に身を焦がし続けるコーデルのような殺人鬼は映画好きの自分としては好きなキャラクターの一人だ。

20 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/23(Sat) 22:56
恋人はいますか?

21 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/24(Sun) 19:23



……御機嫌よう、御客人。
昨日はお見苦しい姿を見せてしまい申し訳ありませんわ。

……ええ、>>17の事です。
どうにも頭に血が上りすぎたのか、>>2と同じ事をしていますわね……。
……とんだ失態ですわ。
ええ、恥ずかしさの余り顔が熱くて仕方ありません。

ですが、失敗を受け入れる事も必要。
これからも日々精進をしていくだけですわ。



>>19

随分とたくさんの殺人鬼について知っていらっしゃるのですね、御客人は。
その博識ぶり、私も肖りたいものですわ。

さて、今回は『正義に殉じたが故に悪鬼となった』方、ですわね?

――こんな話をご存知?
『絶対の善人も、絶対の悪人も、唯の人間からは爪弾きに合う』、と言うお話。
人間と言う生き物は、『善だけ』『悪だけ』で成り立っているわけではありません。
どんな善人であれ多少の『悪』を持ちますし、それは反対の悪人にも言える事。

……『太極図』を思い浮かべると分かりやすいかも知れませんわね。
あれは白と黒の勾玉を組み合わせた様な形をしていますが、
丁度勾玉の穴に当たる部分は、自身と反対の色で染まっています。

これを人の善悪に当てはめると、
どんなに『黒【悪】』に染まった者にも一点の『白【善】』があり、
反対の『白【善】』には一点の『黒【悪】』がある、のだと解釈出来ます。

……まぁ、あの図の様に極端な善悪感を持つ方は滅多にいらっしゃらないでしょうけれど。
殆どの人間は大体善悪の比率が『6:4』位で纏まっていると思います。
後は個人によって善が7になったり、悪が6になったり、と言った所でしょうか。

この比率が実は生まれた時にはどちらかに振り切れていて、
その後の生活により善悪が変わると言う考え方もあったりしますが……、まぁ蛇足ですわね。

さて、先の言葉の通り人間と言うのは基本的に『善悪を糾えて』生きています。
ですが時折、その善悪の比率がどちらかに偏ってしまっている人物が生まれる事が有ります。
そういう人はどうしても他人との折り合いが悪く、集団から爪弾きにされてしまいやすい。
それは何故か?
そう、『基準』が極端に違うから、なのですわ。

先程の『6:4』と言う比率は、おおよその平均を示したものです。
つまり、人間社会には『7:3』や『4:6』の様な善悪感を持つ人間も存在し得るということ。

しかし、その比率が『9:1』の様な極端なものになってしまっている方は、
先の『6:4』と言う平均値に馴染む事が出来ないのです。
それは、彼等が『その数値』を認められないから。
そして、自身の中の一欠片の『1』を認められないから、ですわ。
故に、所謂世間の『普通』から逸脱してしまうのです。

彼の場合はその正義感が強く、妥協を許さない性格から、
ほぼ確実に『9:1』の善悪感を持っていたのでしょう。
だからこそ、『周囲から爪弾きに合ってしまった』。
善悪感の比率が彼の様に偏って居ない人達からすれば、
『6:4』の『4』を執拗に非難してくる彼の様な存在は煩わしかったのでしょうね。

爪弾きに合った結果が己の死だと言うのなら、確かに『善』を憎むのが筋ですわ。
彼の中の『1』が表に出てしまうのも頷けます。

――だからこそ、最後の彼の行動は『1に引き摺られた9』だと言えますわ。
……ええ、比率が入れ替わったのではなく、優先度が入れ替わった結果なのでしょうね。

例え『1』が優先される様になったとしても、彼は確かに『9:1』の人間。
その行動がどうであれ、己の『本能』に従い動いたのには代わりありません。
故に、彼は己と同じ運命を辿ろうとしている女性を捨て置く事が出来なかった。

……数奇なものですわね。
彼は結局、死してなお『9:1』の存在であり。
その意思に殉じたまま幕を下ろした訳ですから。

――『正義に殉じた殺人鬼』。
確かに、その生き様は覚えさせて頂きましたわ。


22 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/24(Sun) 19:25
長くなりましたのでいつも通り分けさせて頂きますわね。



>>20

どうなさいました御客人?
……ああ、御嬢様の癖にペットボトルの紅茶など飲むなと仰いたいのですね?

ですが、私が何を飲もうと勝手ではありませんこと?
はしたないのは確かですが、好きなんですもの。
しょうがないと思いません?


>>恋人はいますか?


………ぶふっ!?
けほっ、けほっ、けほっ……。
き、気管に紅茶が……、けほっ………。

なななな、何を唐突に口走るのですか貴方はっ!!?
ここ、こここっ、恋人なんていいぃいるわけ無いじゃありませんかっ!!

ああ先に断っておきますが、
御嬢様学校に通っているからと言って『そういう関係』の方が居るというわけでもありませんので。

……いえ、確かにそういう人達が居ないとは言いませんが、
私そういう方達とは距離を取っていますので。
付き合うのでしたら、確りと殿方にリードして頂くつもりです。

……まぁ、殺人鬼に普通の恋愛が出来るのかと聞かれたら、少々困ってしまうのですけれど。

23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/24(Sun) 21:41
ワインとチーズケーキ、タルト等をお持ちしました。少々考察に付き合っていただけませんか?
さあ、ワインをおつぎしましょう。

自分が何年月日が経とうと今尚見る悪夢の中には、3種類のもの(2人と一匹)が登場する。
そのうち2人は殺人鬼、残り一匹は、羆だ。

一人目はターミネーター、言わずと知れた某俳優の第1作の悪役版だ。
(正確には殺人鬼ではなく殺人機械だが)
普段の正義の味方のイメージが強いだけにそのギャップもあるだろうが、
彼が手段を選ばぬ残虐さで標的を追い詰める姿は実に怖かった。

2人目はジェイソン・ボーヒーズ。ホッケーマスクで隠された顔からは何も読み取ることができず、
無言で殺人を繰り返す姿は小学生時代の自分を恐怖させた。

最後の一匹は近年バラエティ番組で扱われた日本史上最大の獣害事件を知ったことで、
実話であることが自分の脳裏に動物の恐怖をまざまざと刻みこんだ。
小学生時代にアメリカ映画の「グリズリー」を見た恐怖も手伝ってはいるが。
凝り性故に、この事件の真相が書かれた本と題材にした小説まで買ってしまった。

これらの殺人鬼、そして動物には共通している点が一つある。
それは、意思疎通が全く不可能な相手であり、標的、獲物とされた時点でこちらが殺るか相手に殺られるか
二つに一つしかないということだ。

自分に限ったことではないと思うが、殺人鬼を含めて「意思疎通のできない相手」というのは
最も恐怖を感じる相手ではないだろうか。
例えばエルム街の悪夢のフレディのようなタイプは、奴の卑劣さに怒りを感じることで向かっていけば
恐怖心も和らぐし、突破口を開くきっかけにもなるのだが。

特定の殺人鬼に何故自分が特別な恐怖を抱いてしまうのか、それを考察すると
映画にせよ事件にせよ色々と味が出てくるものなのですよ。

24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/24(Sun) 23:10
殺人鬼だから血を見ると興奮しちゃうのか?

25 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/25(Mon) 17:49
否…奴らは、その化物から逃れようと逃亡を試みだが…奴のスピードを前には
歯が立たず、食われたと言うべきか 何故、自分が生き残れたのか
意味が分らない…>>5の件はそう言う事だ……

だが、お前は知らぬだろう 他人の夢にも入り込み 殺して行く
有名な殺人鬼 奴に狙われれば、お前も目覚める事無く死ぬだろうがな
何しろ、夢は奴が支配する世界だ…だが…もう少しで、自分は覚醒するだろう
今は無理だが…それと 近々 奇妙な噂が…死んだ者が、動き回る異変が起きているとか…。

26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/25(Mon) 20:18
映画における殺人鬼の中で、最高位にいるのはハンニバル・レクター博士だと思う。
殺人鬼としての所業は割愛するけど、あの紳士的な態度とあらゆる分野に精通した膨大な知識、
そしてあらゆる人間の心理を手玉に取ってしまう底知れぬ恐ろしさ。

恐ろしい人物だと分かっていても惹きつけられずにはいられない魅力がある。



27 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/25(Mon) 21:59

こんなに星の綺麗な夜には、思わず空を眺めてしまいますわね。
……くふっ。
今晩は、御客人方。
今宵の辻も、皆様にって良きものでありますように。



>>24

幾分偏見の混じった物言いに聞こえますが……、他意はありませんわね?

………こほんっ。
その言葉への返答は『NO』ですわ。
そもそも、『血』を見る度に興奮するというのは殺人鬼の性質とは別物だと思いますの。

――『殺し方』故に血を見る機会が多く、
それ故連鎖的に行為中の興奮が蘇ってくる、と言うことはあるでしょうけど。

私が感情を昂りがピークになるのは、その殆どが『相手を殺した直後』です。
行為中に幾ら血を見ようとも、私が私を満たせるのは『途切れる時』だけ。
それ以外は『熱く、されど冷たく』ですわ。

――それが、私なりの相手方への謝意ですから。



>>25

『何故、生き残れたか分からない』………?

……あ、ああ。
い、いえ、すみません。何でもありませんわ。
独り言です、気にしないで下さいまし。

それにしても……。
体長五十五メートルの生物が『生きている』だけでも驚きですのに、
その速度さえも埒外だなんて、条理の外に有りすぎでしょう……。

まぁ、その件に関しては『運が良かった』で良いかと。
……迂闊に考えすぎると引き込まれますから。

それで次のお話は……、『エルム街の悪夢』の方であってますか?
……くふふっ。
あれから少し調べましたの。
私は知らない事ばかりです、日々精進ですわ。
それから、御心配なく。
私は『殺人鬼』としてはまだまだ若輩者ですが、『生き残る』事に関しては自身がありますから。
……くふふっ。内緒ですわよ?

それにしても、『もうすぐ』『覚醒』、ですか。
……貴方一体何者なんですの?

……行ってしまわれましたわ。
結局彼が何者かは分かりませんでしたね。
それに最後の言葉、『蘇る死者』、ですか。
……面白くなってきましたわね、本当に。



>>26

今晩は、新しい御客人。
さて、今回のお話は……。
……『殺人紳士』、とでも及びするべきでしょうかしらね、彼は。

類い稀なる才覚、自身に敬意を持って接する事の出来る人間への対応。
そして、『素晴らしいものは素晴らしい』と言えるその性格。
『殺人鬼である』と言う一点だけが彼が他人と『違う』面であり、
しかしそれこそが彼の魅力にもなっている、と。

……確かに、私としても興味深い方ですわね、彼は。
話術も、生き方も。
まぁ、食生活に関しては少し……、ですけれど。
……見てみるのも、いいかも知れませんわね。

くふふっ。ありがとうございます、御客人。
貴方達のお話はとても興味深くて面白いですから。
毎日気分が良くて仕方ありませんわ。

28 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/25(Mon) 22:00

何時も通り、最早様式美ですわね……。
続きですわ。



>>23

……ちょっと待って下さいまし。
私、一応未成年ですのよ?ワインだなんて……。

……分かりました、分かりましたからそんな顔しないで下さいまし。
頂いたものをそのまま返す程、耄碌したつもりもありません。

……くふふっ。
内緒ですわよ?実は私、お酒に強いんです。
……飲んだことがあるのかって?
野暮な事を聞いてはいけませんわよ、御客人。

――ただ一つだけ。
『酒に呑まれている様では、殺人鬼は務まらない』、ですわ。

……くふふふふっ。
では、歓談と洒落込みましょうか。
――乾杯。

今回は悪夢、ですか。
先の『エルム街の悪夢』と言い、今日はいやに夢見の話が盛りだくさんですわね?

……くふふっ。別に嫌ではありませんの。
先のお方も、そして貴方も。
この場所に居る限りは、大切な御客人ですもの。
獅子の尾を踏みつける様な真似をなさらない限りは、
私も礼節を持って接する事にしていますから。

――『機械人形』の方。
そういえば、最初は敵側でしたわね、彼は。
だからこそ、その【最初】が特に異質に見えてしまう、と。
そうですわね、彼は別に『改心した』訳ではありませんもの、
その『裏切られる可能性の恐怖』もまた、貴方の悪夢を彩っているのかも知れませんわね。

――『ホッケーマスク』の方。
此方は『殺人を愉しんでいるのか、
哀しんでいるのか』が分からないと言う、未知の恐怖……、でしょうか?
理解出来ない事に何かしらの理由を付随しようとするのは人間の性ですが、
それが罷り通らない相手と言うのは、必要以上の恐怖心を煽られかねませんもの。

――そして最後。
『殺人鬼ならざるもの』。
この場所で『熊』が話題に上がるとは思いませんでしたが……、
考えてみれば、それも仕方のない事かも知れませんね。

何せ、彼等の『それ』は、私達の『殺人欲』のもっと原初的なものなのですから。

私達が『生きる為に』殺すと言うのは何度も話した通りですが、
彼等のそれも『生きたい』という欲の現れに違いありません。
その違いはつまり、『意思を介さぬ本能であるか否か』、ですわ。

私達のそれは、私達が『人から生ずる』ものである以上、大なり小なりの『意思』を伴います。
ですが、彼等のそれはあくまで『生存本能』から来る『当たり前』の行為です。

……ええ。
彼等のその行動には『善』しか無いのですわ。
己を生かす為の、繁栄するための『本能』。
それは、他者を侵す事を是とする自然の法。
――『弱肉強食』。
結局そんな言葉に辿り着いてしまうというのが私達の答えだというのなら、それは少し哀しいですわね……。

――話を戻します。
日本史上最悪の獣害事件。
人肉の味を覚えてしまった熊が起こした、凄惨な事件。
熊に限らず、人肉の味を覚えてしまった動物は、殺処分するしかありません。

……人肉の味を覚えられるということは、単純に人を襲うことが出来る生き物であると言うこと。
知恵を働かせる事が出来なければ余りに弱い人間にとって、これ程の脅威はありませんわ。
故に、『殺される前に殺すしかない』のです。

意思が人の最大の武器である以上、『意思疏通』が出来ない相手と言うのは対処の難しいものです。
……故に、人は相手を知ろうとするのですわ、己を護るために。


……ですが御忘れなく。
『深淵を覗く者は深淵から見返されている』。
知ろうとする人間の性は素晴らしいですが、後戻り出来なくなってしまっては元も子もありません。

でも、貴方に限っては余計な心配だったかも知れませんわね?

……くふふっ。
また、いらっしゃって下さいまし。
私は此処でお待ちしていますわ。

29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/25(Mon) 22:43
キスしましょう

30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/25(Mon) 23:23
素手で人を殺すことはあるの?

31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/25(Mon) 23:59
同じ殺人鬼でも、「チャイルド・プレイ」のチャッキーのような品の無い奴は
風切さんに痛い目に遭わせてほしい。

例えば、部屋に只の人形の振りをして潜んでいて、風切さんが紅茶を飲んでいる時に
背後から襲おうとして、

「まさかこの私が、貴方の正体に気付いていないとでも?」

と余裕で攻撃を受け止め、

「私の神聖なひと時を邪魔する無粋な輩には、相応の報いを受けてもらいますわ。」

と心臓を一突きにする光景が頭に浮かぶ。

32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/26(Tue) 02:15
悪の組織と戦う殺人鬼は存在するのか?

33 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/26(Tue) 19:28
今宵の辻は、少し賑わっているみたいですわね?
今晩は、御客人方。
―――さぁ、天輪を廻しましょう。



>>29

キス、ですの?
………ふむ、それではちょっと失礼致しますわ。

――手の甲へのキスは『尊敬の証』。
ええ、私は貴方達を尊敬しています。

一つ間違えれば次の瞬間にはその命を散らしているかも知れませんのに、
尚も此処に通い、且つ会話まで楽しんでしまうその胆力。
容易く真似出来る事ではありませんわ。

ですから、私からお贈り致しますのは『尊敬の証』。
……御満足頂けまして?

思っていた場所と違う、とでも仰いたいみたいですわね?
……くふふっ。残念でした。
私、からかうのは好きですけど、からかれるのは嫌いですの。
だから、ちょっとした意趣返しですわ。

女性の『愛情の証』は、そう容易く手には出来ませんわよ?
………くふふふふっ。



>>30

私の場合は『滅多に』ありませんわ。
出来ない事は無いのですが、何処と無くしっくり来ませんの。

……恐らく、ですが。
きっと私の『原初風景』のせいですわね。
一番初めの『行為』のやり方が、私の奥深くに強く灼き付いてしまっているのだと思いますわ。
その結果が『針』と言う武器なんだと思いますの。

他の武器も扱えないなんて事はありませんわよ?
それでも最後には『針』に戻ってしまう辺り、中々に業が深いみたいです。

貴方には何か在りますか?
どうしても譲れない、拘りみたいなものが。
在るのでしたら、その拘りを大切に。
己を己足らしめる『核』ですもの。
散らさず、絶やさず、大きく育てれば、きっと『生きる』為の大きな力になる筈ですわ。

……くふっ。いえ、失礼。
何だか最近は、こういう人生相談めいた事も増えた気がして、少し楽しくなっただけですわ。
どんなものであれ、誰かと何かを話すと言うのは愉しいものですから。

貴方も、日々を大切に。
いつか儚く散ってしまうのであっても、そこまでの生き様が輝いているのなら。
――それはとても素晴らしい事なのですから。


34 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/26(Tue) 19:33
続きですわ。
……くふふっ。
何時も通り、ですわね。



>>31

『秘術により人形となった殺人鬼』、ですわね。

なんて言いましょうか、こう、条理の外に有りすぎて最早理解に苦しみますわ……。
……ああ、私が言えた義理ではありませんわね。

話を戻します。
その場合ですと、『紅茶を飲む前に』片付けてしまっていると思いますわ。
だって、好きなものを味わう時と言うのは、誰にも邪魔されたくないものですから。
先日、私が『生き残る事に関しては自信が在る』と言ったのを覚えてますか?

……ちょっと待って下さいまし。
そういえばあの時誤字脱字が結構な数合ったのを思い出してしまいましたわ……。
此処に謝罪を。
精進が足りていませんわね、本当に……。

閑話休題。
まぁ、私は『生き残る』事に関して他の方にそうそう負けない自信がありますわ。
ですから、仮に『何者かが潜んでいる』のであれば、部屋に入った時点で気付きますの。
それが此方に敵意や殺意を抱いて居なければ捨て置きますが、そうでない場合は話が別。
速やかにご退場願いますわ、『何処から』ご退場願うのかは、言わなくても分かりますわね?

……くふふっ。
それにしても心臓を突けば終わり、だなんて。
条理の外に在るにしては呆気ないものですわね。
……ああ、確か『人形として作り直せば』基本生き返るのでしたわね。
先の発言を取り消します、充分条理の外に在る存在ですわ、彼は。

それと、随分と私を美化しすぎですわ、その想像は。
殺人鬼としてまだまだ未熟な私が、そこまでの威厳を発するのは難しいと思います。

……ま、まぁ。褒めて下さったのは、素直に嬉しいのですけれど。
……恥ずかしいですわ、顔を見ないで下さいまし。



>>32

風の噂には聞いた事が有りますわよ。
『悪を持って悪を裁く』、そんな存在が居ると言う話を。

こんな話があります。
『殺人鬼と正義の味方には紙一重の違いしか無い』というものです。

……まぁ、その反応は人として正しいものですわ。
『正義の味方』と『殺人鬼』が然程変わらないと言っているのと同じですもの、反対するのが普通です。
ですが、私は確かに『なるほど』と思ってしまうのですわ。

一般的に、『悪人』は倒される事が殆どでしょう?
倒される、と言うのは云わば『殺される』のと同じ。
……お子さま向けのヒーロー番組を思い浮かべるといいかも知れませんわね。
怪人達は、基本『倒されている』でしょう?

後は、視点を変えるだけ。
そう、悪人側からすれば彼等ヒーローは『自分達を大量虐殺する極悪人』になってしまう。
……『力』と言う手段を使う以上、
その結果は『相手を屈伏させる』というものに落ち着いてしまう。
それはどうしようもない自然の摂理ですわ。
『英雄』と『殺人鬼』の話に近いのかも知れません。

では、そこまで近い二つの存在の、在り方を隔てる『大きな違い』とは一体なんなのか。
――『殺人への執着心を宿すか、宿さないか』ですわ。

『正義の味方』は『悪人』を『倒す』もの。
『殺人鬼』は『人』を『殺す』もの。
そして、『殺人鬼』は『人を殺して』『糧』と『殺人欲』を満たすのに対し、
『正義の味方』は『悪人を倒して』人からの『感謝』を得る。

『感謝』と『糧』を同じと見るなら、
確かに『正義の味方』には『殺人欲』――、
『殺すへの執着心』が抜けているのが分かるでしょう?
彼等は護るべきものの為に悪人を倒します。
ですなら、人々からの『感謝』がなければ、ただの『殺人犯』になってしまうのですわ。
……誰も、そんな無茶苦茶な事を考えないから話題にもなりませんが。
無意識に『悪人は倒されるべきもの』だと考えているからかも知れませんね。

故に、『正義の味方』達は己が間違っていないと証明してくれるもの――、
つまりは『感謝』を、無意識に欲しているのです。
もしそれがなければ、彼等は磨耗してしまう。
己の信じた道にこそ裏切られてしまう。

……皮肉な話ですわね。
よりにもよって『正義の味方』こそが、一番『殺人鬼』に墜ちてしまいやすいだなんて。

ですから、何処かには居る筈ですわ。

『悪人を殺して』己自身を『肯定』し、『殺人欲』を満たす――、
そんな、憐れすぎる『正義の味方【殺人鬼】』が。


35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/26(Tue) 20:25
風切さんは、音楽はお好きですか?
紅茶を飲みながらクラシックとか聴いてる姿がイメージに合っていますね。

自分はメタルが好きです。ただし、凶暴なイメージのものよりも
スピード感を重視したメタルが好みです。

36 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/26(Tue) 22:38
お金で仕事請け負ったりしてんの?

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/27(Wed) 11:46
牛乳に相談だ!!

38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/27(Wed) 20:12
「正義」とやらは大いに結構。
だが正義という名の美酒に酔った者は、殺人鬼と大差ない、いや、それ以上に醜い所業を犯す。

ゾディアック事件の犯人をモチーフにした殺人鬼を有名な台詞と共に射殺した、
マグナム44を愛用する有名なはみ出し刑事の活躍する映画の2作目では、
法で裁かれない悪人たちを警察の立場を巧みに利用して殺害する処刑屋と化した警官たちが暗躍していたが、
はみ出し刑事は、仲間に誘われた時「見損なうな」と突っぱねている。

そして黒幕の刑事が「社会の悪は全て抹殺する」といった時は、

「警官が処刑屋を兼ねたら、誰が歯止めを掛ける?
横断歩道を渡らなかったから死刑、信号を無視したから死刑、
挙句の果てには芝生の上にクソを垂れた犬を飼ってても死刑か?」

と痛烈に皮肉で返している。
はみ出し刑事は自分の逸脱した行動に対してはキッチリ責任を負う覚悟で臨んでおり、
正体を隠して犯罪者を私刑にかけるような卑劣な連中とは一線を画している。
殺人鬼の射殺も、それは警察官として凶悪犯と対峙しての結果にすぎない。

繰り返すが、正義に酔って逸脱した奴等のやり方や考え方は時として殺人鬼よりも醜く、性質が悪い。
泣けるぜ。

39 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/27(Wed) 22:04
今晩は、御客人方。
此方は生憎の雨でしたが……、雨音を聞くのが好きな私としては少し楽しい一日でしたわ。



>>35

嫌いではありませんわ。
……ええ、恥ずかしながら余り音楽を嗜む訳ではまりませんの。

幼い頃に御母様から良く聞かされた話に出てくる悪役が、
『歌うことで子供を拐う怪人』だったから、だと思うのですが。
……笑わないで下さいまし。
子供心に恐くて仕方ありませんでしたのよ?

ですから校内行事のコンサートですとか、
必然的に『聞く必要がある』場合を除いて、自分から『音楽を嗜む』と言うことは滅多にありませんの。

……ええ、仰る通りです。
楽器演奏と歌は別物です。別物なのですが……。
ダメですわね、やっぱり苦手です。
滝の音だとか、虫の鳴き声だとかは大丈夫なんですけれど。

……そうですわね。
そういう悪いイメージを払拭出来る様な音楽に出会えればいいのですが。

それで、御客人は『メタル』と言う音楽が好きなんですね?
……凶悪な感じだったり疾走感のあるものだったり、一口に音楽と言ってもたくさん有りますのね……。



>>36

私はまだ学生ですので、仕事に従事したりはしていませんわ。
校則故にアルバイトも行っていませんわ。

……ええ、こんなことを聞きたいわけでは無いのでしょう?
わかってますわ、わかっていますが……。
『そういう意味』ではないのでしょうけど、
どうしても『仕事』『金銭』で『例の職業』を思い浮かべてしまうのは、最早癖ですわね。

ええ、『殺し屋』と間違われるのは本当に嫌ですの。
私にとっては『不倶戴天の敵』と言っても過言ではありません。
何故そんなに嫌っているのかは聞かないで下さいまし。
……自分でもまだ割り切れていませんから。



>>37

な、なんですの?!
いきなり耳元で怒鳴らないで下さいまし!
……ふぅ。
それで、一体なんですの?

『牛乳に相談だ』?
一体何を相談すればいいのでしょう?
…………………………………。

……あぁ、すいません御客人、ちょっと離れていて頂けますか?
ええ、もう少し。具体的には彼処の柱の辺りまで。

……彼処からなら、此方の話は聞こえていませんわよね?
―――こほん。
ぎ、牛乳さん牛乳さん。
その、あのですね、その……。
む、胸が小さくて、困っていますの……。
ど、どうすれば………?

――もし、御客人。
何故近付いてきているのですか、何故笑って居るのですか。

………く、くふふふふっ。
殺します、貴方を殺して私も死にますぅぅぅぅっ!!!
お待ちなさい逃げられませんよ寧ろ逃がしてなんか上げませんわっ!!

……はぁっ、はぁっ、はぁっ………。
くっ、逃げられましたわ、なんて足の速いお方……っ!!


40 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/27(Wed) 22:05
……ふぅ、気にしても仕方ありませんわね。
次に行きますわ。



>>38

今回は『堕ちた正義の味方』達のお話ですわね?

――『悪人の定義』。
とても難しい話ですわね。

例えば、殺人鬼達は人を殺す事を『悪いと思っていない』のですが、
人間側からすれば『人殺し』はどう考えても『悪』ですよね?

……これは極端な例ですが、そうでなくとも『立ち位置』を変えれば『正義』のあり方は大きく変わってしまいます。
――『正しいこと』。
何を持って正しいのか、どんな答えが正しいのか。
答えの出ない、人間の至上命題の一つですわね。

『人殺し』は悪いけれど、『殺さなければ』止まらないものもある。
『意見』を纏めようとする時、反対意見は『封殺してしまった方が早い』。
そんな、様々な要因が絡み合い、影響を及ぼし――、
時として人殺しは『正義の所業』になってしまう。

人と言うのは、どこまで行っても『同じ』にはなれません。
どうしたって何らかの『差異』が産まれてしまう。
……その差異を『罪』だと考えてしまう人間が多いのも確かな話。
故に、浅慮にも『罪』を裁こうと動いてしまうものもいる。
たしなめる位ならまだいいでしょう、
ですがそのやり方が『殺人』と言う『正義の所業』にぶれてしまえば……。
そこから先に付きまとうのは、『人殺し』の三文字。

人々を護る筈の『正義の味方』がそこに堕ちてしまえば、
どう足掻いても信頼はがた落ちですわね。
そして、彼等は自身を『正義の味方』だと自負している以上、
自身が『罪人』であると認める事が出来ない。
故に、己を認めぬ相手をこそ『悪人』にしたてあげてしまう。

『堕ちた正義の味方』の何が一番問題かと問われれば、
私は真っ先に『彼等は自分を悪いと思っていない』事をあげるでしょう。
……そう、目的が違うだけで、確かにその所業は『殺人鬼』と変わりがない。
そして、彼等は絶対に『殺人鬼』と自身を同類だと認めない。

私達は『人間側から見て』悪人なのだと自覚しています。
『殺人鬼であるが故に』罪を感じたりはしませんが。
対し彼等は『自分ではなく相手が悪い』と決めつける。
……子供の理論と呼ばれても仕方がありませんわね。
それで『正義の味方』を名乗るのは烏滸がましいですわ。

――そして、相手方の刑事。
彼は『己の咎を認めている』様ですから、救いはあるのでしょう。
ですが、『それだけ』ですわ。
どれ程己の咎を認めようと、どれ程覚悟を持とうとも。
『人を殺めた』という事実は決して消えない。
誰が相手であろうと、『それが悪人であろうと』、それは変わらない真実ですわ。

そして、『人を殺めた』事に対する『罰』は、未だ見つかっていない。
もし『殺せばいい』とお考えでしたら、それは大きな間違いです。
その行為は闇雲に『罪』を拡散するだけですわ。
……それでもきっと、残された人の心は収まらないのでしょう。

――結局、『殺人に対する罰』もまた、
人が人である限り一生付き合わなければならない至上命題なのですわ。




41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/28(Thu) 00:06
脱いで下さい。怪我の治療をします

42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/28(Thu) 01:58
牛乳さん「>>37は背中にジェットエンジンを装着しているサイボーグだ。
     どう足掻いても追いつけるはずがない…………………………。
     あと、イライラしてるなら遠慮せずにワタシを飲むんだ。
     スッキリするぞ。」

43 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/28(Thu) 22:03
今晩は、御客人方。
今宵はどんな出逢いが待っているのか。
くふふふふっ。楽しみですわね?



>>41

ふぅ、私でしたから良かったものの、下手をすれば大怪我でしたわよ、あの娘は本当に……。

――失礼します、すみませんが湿布を貸して頂け………?
……どうして御客人が保健室に?
あ、ああ成程。交代の保険医の方だったのですね。
道理で見たことが無い先生だと思いましたわ……。

え、私ですか?
……先ほどの体育がバレーだったのですが、
相手方の娘が『殺人スパイク』と思わず呼んで仕舞いそうな、
とても球威の乗ったボールを打ってきたのです。
此方のチーム側に受けられそうな方がいらっしゃらなかったので、私が受けたのですが……。

案の定、手首を捻ってしまいまして……。
幸い然程痛くは無いのですが、
一応湿布位はしておこうと思い、こうして保健室まで借りに来たのです。

……『手首を捻ったなら直ぐに来なさい』?
あー、体操服で校内を歩くのが嫌だったのですが、やっぱりだめですか?
――そうですわね、怪我をしたのなら直ぐに保健室に寄るべきです。
私が間違っていましたわ。

……ですが、いきなり『脱げ』は無いでしょう!?
いえ、上着だけなのはわかります、ですが捻ったのは手首ですわよ?!
……『下手の考え休むに似たり』?
それは、素人判断で怪我の度合いを決め付けるな、と言う事でしょうか?

……あーもう、わかりましたっ!!
女性同士で恥ずかしがっていても仕方ありませんわ、手短にお願い致しますっ。



>>42

ぎ、牛乳さんがしゃべった?
……すみません、ちょっと頭痛が……。
本当に、条理から外れたことしか起きないのですね、この場所は。

ジェットエンジン……道理で。
まぁ、一時の気の迷い、
本当に『殺す』つもりはありませんでしたから、別に捕まらないのは構わないのですが。
そこまでして逃げるほど、私は怖かったのでしょうか……。

落ち込んでいても仕方ありませんわね。
それで、カリカリしているのなら牛乳を飲め、と言う事でしょうか?

――『カルシウムを摂取するとイライラが収まる』と言うのは、半ば迷信らしいですわよ?
寧ろ過剰摂取すると逆にイライラしたりする事があるそうですわ。
イライラを解消する為には、
血圧を下げる効果のあるものを摂取するのがベストなのだそうです。

えっと、もしかして落ち込んでいらっしゃいますか、牛乳さん?
……くふふっ。いえ、失礼。
牛乳さんには、イライラ解消以外にも様々な役目がおありでしょう?
多くを求めるのは贅沢ですわ。
それに、私。
毎朝欠かさず牛乳を飲んでいますのよ?
……まぁ、結果が伴わないので、少し弱気になったりもするのですが。
……年齢が年齢ですし、もう成長の予知は無いのかも知れませんわね……くふ、ふ……。


44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/29(Fri) 00:01
ステーキおごるよ

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/29(Fri) 12:00
ウルトラマン「ヘアッ!!(>>42にスペシウム光線)」

46 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/29(Fri) 20:38
今晩は、御客人。
今宵の月は、赤く輝いているかしら?
もし輝いているのなら――、今宵は殺人鬼の為の夜。
決して外に出てはいけません。
命の保証が、出来かねますもの。



>>44

また突然のお誘いですわね?
しかもステーキ、ですか……。

……えと、差し支えなければ何故『ステーキ』なのかお聞きしても?
だって、女性相手に誘うものでは無いですわよ、それは。
ケーキだとか、フレンチだとかならまだ分かりますけれど……。
それとも、最近は女性を『ステーキ』に誘うのが流行っているのですか?
もしそうだとしても、今度は『殺人鬼』を誘う奇特な人、と言う評価が付き纏いますわよ?

もし、そこまで考えての発言なのでしたら謝りますわ。
……あ、いえ、御断りすると言う意味ではありませんの。
良く熟考された上での判断なのでしたら、此方の言い分は失礼に値すると思ったのです。

……ええ。
貴方がどういう店に連れていって下さるのか、とても興味がありますの。
……くふふっ。エスコートお願い致しますわ、ミスタ?



>>45

ひ、【光の巨人】?
……五十五メートルの怪物が居たり牛乳さんが喋ったり、
挙げ句の果てに光の巨人ですって?

……もう駄目、私の処理能力の限界を越えています。
だって、幾らなんでも条理から外れ過ぎているでしょうこの状況はっ!
――『殺人鬼であるお前が言うな』?
ぐっ、確かにそこを突かれると言葉に窮してしまいますわ……。

――それでも、です。
何故牛乳さんに光の巨人が攻撃を仕掛けているのか、説明がつかないでしょう?

ああもう、第一何故私が突っ込み側に回らなければならないのですか?!
最近口を開く度突っ込みをしている気がして、私少し鬱気味ですのよ!?
不条理ですわ!不公平ですわ!
断固として抗議致します!

――そもそもです!!
そこの光の巨人!!
貴方も何故こんな場所にのこのこやって来ているのですか?!
貴方には他にすべき事がおありでしょう?
こんなところで油を売っている暇が有るのなら彼処の五十五メートルの怪物を片付けて下さいまし!
出来ない等とふざけた事は言わせませんわよ、
私の目の前に現れたのです、しっかり仕事はして頂きますからね!

はぁっ、はぁっ、はぁっ……。
何故私がこんな事を………。
学校でもそうです、いつの間にか生徒会長に推薦されていたかと思えば、
私が何か言う前に外堀が固められている……。
もしかして、上手くあしらわれているのかしら……。
……はぁ、憂鬱ですわ。

……今日は血の雨にしましょう、そうしましょう。
ええ、悪いのは周囲の方ですわ。
今回ばかりは文句なんて言わせて上げません、久方ぶりの『食事』、盛大に殺らせて頂きます。

御客人方は、くれぐれも私の後を追ってこないで下さいまし。
流石に、今の精神状態ではそちらの安全の保証は出来ませんから。
……くふっ、くふふっ、くふふふふっ。



47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/29(Fri) 23:17
おねーさま、ごろにゃーん

48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/30(Sat) 05:25
胸を指でつんつん

49 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/30(Sat) 18:56
御仕事をなさっている方は、今日はきっとお休みの日なのでしょう。
そんな日に、何故か私は学校で書類の整理をする羽目になっています。
……ええ、どうして御客人がこの生徒会室に居るのかも、
明らかに『殺人鬼』に関わりがないただの日常風景なのも、この際脇に置いておきます。

……ですから、少しお話に付き合って下さいな。
半日も椅子に座ったまま書類を眺め続けていたのです、これくらい許して下さいまし……。



>>47

……ふぅ、また貴方ですの?
慕って下さるのは嬉しいのですが、その口調はどうにかならないのですか?
ええ、毎回対応に困るのです。

……そもそも、それで私にどういう反応を返して欲しいのですか?
言っておきますが、貴方の真似をする等と言う選択肢はありませんわよ?
第一、私がそんな喋り方をし始めたら気味が悪いでしょうに……。

……はぁ。
まぁいいですわ、丁度休憩を取ろうと思っていた所です。
ちょっと私の趣味に付き合って下さいまし。
……では、両手を前にお出しになって?
そう、そのまま動かないで下さいまし。

……どうしたのです?
ああ、春先とは言えまだ寒いので、セーターを編もうとしていますの。
貴方には、そのお手伝いをして頂いているのですわ。
――ええ。出来上がったものは貴方に差し上げます。
ですから、早く仕上げる為にも、じっとしていて下さいね?

……くふふっ。
そんなに固くならなくてもいいのに、可笑しな人。
まるで借りてきた猫みたいですわね?



>>48

……始めに聞いておきますわね。
貴方、>>2には目を通しましたか?
一字一句、きちんと理解出来るまで目を通しましたか?

……目を通した上での発言ですのね?後悔はしませんのね?
今前言を撤回するのであれば、私も素直に引きましょう。
ええ、間違いを認められる人間は好きですわ。
ですが、もし開き直るのであれば――。
……その五体、満足に済む保証は有りませんわよ。

貴方、お忘れになっているのではなくて?
此処に居るのは『殺人鬼』。
夜の辻を駆ける、『連鎖の王』。
見た目も思考も限りなく人に近い、
それ故に『人を殺す』と言う一点に全ての差異が凝縮された【怪物】。

――言ったでしょう?
『殺人鬼』は人を殺す事に何の罪悪感も抱かないのだと。
私はただ、私と言う『怪物【殺人鬼】』と会話を楽しめる、
……そんな事が出来る奇特な友人を闇雲に失いたくないだけ。
もし殺すのであれば、躊躇なく容赦なく、黄泉路の果てに叩き込んで差し上げますわ。
例えそれが、貴方達であったとしても。

……ですから。
最低限のルールは守って下さいまし。
そんな下らない事で友人を亡くすだなんて、余りにも滑稽ですもの。

……安心した様な顔をしていらっしゃいますが、話は終わりでは有りませんわよ?
ええ、先程までは『殺人鬼』であり『この場所を再開した者』としての言い分。
此処から先は、『風切 湊』個人の説教ですわ。

……ええ、人のコンプレックスを刺激したのですもの。
まさか無事に帰宅出来る等と甘いことをお考えではありませんわね?

御安心を、『殺し』はしませんわ、『殺し』は。
その代わり、三日三晩夢で魘される様な地獄の責苦を貴方に差し上げます。
………くふふふふっ。
生憎返品は受け付けておりませんの、ゆっくりじっくり噛み締めながら懺悔なさい!

50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/30(Sat) 19:20
近所のおじさん「わあああ!!誰か助けてくれぇっ!!!」

大量のナメコ「んふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふ」

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