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【星のカービィデデデでプププなものがたり】貴方の質問、お待ちしています【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2015/10/16(Fri) 00:01

いらっしゃいませ 闇の忍び部隊のリーダー、シノと申します
本日は、ここまで足を運んでいただき、誠にありがとうございます
それでは、本日はどのようなご用件でしょうか……?


……失礼しました 少し緊張させてしまいましたね
こちらは、数ある少年漫画の中で絶大な人気を博した『星のカービィデデデでプププなものがたり』の世界観を元にしたスレッドです
前回に引き続き、今回も私、シノがスレッドのリーダーを担当致します
オリキャラが嫌いでなければ、どうか最後までお付き合いください
早速ですが、ルールの説明に入ります

【壱・質問するのが名無し、返答するのがキャラハン】

基本的に 質問をするのは名無しさん、その質問を返すのはキャラハンです
当たり前の事ですが、当たり前な事だからこそ当たり前に守って頂きたい所です
キャラハンには名無しさんからの質問を返す義務があります
私もそのキャラハンの一人です 頑張ります

【弐・キャラハンは星のカービィシリーズのキャラクターに限定する】

キャラハンは星のカービィシリーズのキャラクターのみとさせて頂きます
他作品のキャラクターを持ちこむ事は原則として禁止にしています
私はオリキャラですが…オリキャラでも世界観を崩さない程度なら大丈夫との事です

【参・初心者も歓迎】

キャラハンなんてやった事がないって方でも是非気軽にご参加ください
やる気さえあれば歓迎します
弐のルールと被りますが、キャラハンは星のカービィシリーズのキャラクターという条件であれば
誰でも参加可能です

【肆・他人に優しい書き込みを】

荒らし、中傷、煽り等の書き込みは禁止です
礼儀やマナーというのはどこに行っても守るべきものです
出来るだけ相手を不快にさせないような書き込みを心掛けましょう

以上のルールを正しく守りながら利用してください
ルールは絶対です 破った者には裁きが下ります
「皆が楽しく、皆で楽しく」を目標に、共に頑張って参りましょう 宜しくお願い致します
まずはこれまで あらあらかしこ


〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

12代目(2013/10/12(Sat) 04:13 〜 2015/10/12(Mon) 00:03)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=381518798

781 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/27(Fri) 05:37

暗闇斎(ナレーション)「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


シノ「……どうしても、決着をつける気ですか……?」
サスケ「しつこいぞ 俺は奴を殺す……何度も同じ事を言わせるな」
シノ「恨みたい気持ちは分かります……親に捨てられた事がどんなに辛かったか……」
サスケ「分かったような口を利くなよ」
シノ「確かに分かりません……私は、本当の親の顔すら見た事がありませんから」
サスケ「…………!」
シノ「だからこそ、本当の親と会える事は幸せな事なんだと思っています
  対立する事はあるかもしれませんが、同じ血が流れている以上、分かち合う事も可能な筈です
  殺してしまえば、その分かち合う事の出来る相手もいなくなってしまうわけですよ……」
サスケ「……今更分かち合う事なんて無い……これは言わば俺自身のけじめ……過去の俺自身との決別だ」
シノ「サスケさん………」
ジュキッド「もうよすんだ 親と子の間には色々ある………
  シノ殿が言わんとする事も分からなくも無いが、これはサスケ殿本人が決める事だ
  俺達の様な第三者が口を出して良い物では無い………」
タック「兄はんには兄はんなりの考え方がある筈や ボクらは決して手を出さず、一部始終を見届ければ良え それで良いんだすわ」
暗闇斎「その通りだ 我々に出来る事は、彼らの戦いを黙って見届ける事でござる……」
シノ「………はい……」



ハンゾウ「…………………………」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第肆拾玖話 竜虎相搏!宿命の決闘


 前回までの記録

  第参拾壱話 もしも、プププランドが戦場と化したら前編(>>15-18)
  第参拾弐話 もしも、プププランドが戦場と化したら後編(>>34-38)
  第参拾参話 もしも、食が世界を支配したら(>>484-488)
  第参拾肆話 もしも、避けられる戦いがあったら(>>511-513)
  第参拾伍話 もしも、反逆計画が始動していたら前編(>>523-526)
  第参拾陸話 もしも、反逆計画が始動していたら後編(>>546-549)
  第参拾漆話 危機一髪!光る眼が獲物を追い詰める(>>569-574)
  第参拾捌話 奇奇怪怪!心と体が入れ替わる(>>604-607)
  第参拾玖話 起死回生!あべこべ忍者と愉快な道化師(>>628-633)
  第肆拾話 一発触発!狙われた謎の壺を守れ(>>647-649)
  第肆拾壱話 颯爽登場!伝説の忍者が目覚めし時(>>671-673)
  第肆拾弐話 油断大敵!天使のような悪魔の策略(>>688-691)
  第肆拾参話 無我夢中!心を操る魔の歌声(>>711-714)
  第肆拾肆話 天魔外道!地獄の妖刀と心の闇(>>718-722)
  第肆拾伍話 疑心暗鬼!歪んだ心に潜む闇(>>727-731)
  第肆拾陸話 絶体絶命!復讐の騎士現る(>>743 >>745-748)
  第肆拾漆話 暗中模索!プププランドに隠された時限爆弾(>>754-758)
  第肆拾捌話 驚天動地!宿命の再会(>>762-766)


782 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/27(Fri) 05:39

シノ(ナレーション)「そして、次の日の朝がやって来ました」


サスケ「………ここだ」
シノ「……ここが、かつてサスケさん達が修行場として使っていた……」
サスケ「あの当時から、全く何も変わっていないな……」

ハンゾウ「その通りだな!」

シノ「……!」
サスケ「来やがったか」

ハンゾウ「それはこっちの台詞だ 待っていたのは俺なんだからな
  …にしても懐かしいよなあ お前と分かれたのも、確かここだったかな」
サスケ「ああ……まだ餓鬼だった俺は、あの崖からてめェに突き落とされた
  その時から俺は地獄のような毎日だった……てめェへの復讐の事だけを考え、文字通り地獄から這い上がって来た
  今こそ、その過去に引導を渡す……てめェを殺して、俺は俺自身の過去と決別する」
ハンゾウ「ほう……そんな事が果たして出来ると思うか…?」
サスケ「思うから言ってんだ……覚悟しやがれ 油断していると、死ぬのは貴様だ」
ハンゾウ「油断しているのはてめェの方じゃねェのか?その口ぶりだと、簡単に俺を殺せると言っているように聞こえるぞ」
サスケ「そう聞こえるように言ったんだ」
ハンゾウ「甘ェんだよ!!殺し屋としての技術を教えたのも、花火師の知識を教えたのも全部俺だ!!
  俺はてめェの全てを知っている!!てめェの戦い方も、弱点も全てな!!
  それに…俺にはこいつがある……」
ジュキッド「妖刀……!」
タック「やっぱり……!あれはツッキーが持ってた妖刀や…!」
ハンゾウ「こいつは良いぜ……俺の長年燻ぶっていた憎しみの炎がメラメラと燃え上がって来やがった…!
  こいつは持ち主の心の闇に共鳴し、力を与えてくれる武器みてェだな…ますます気に入ったぜ!」

暗闇斎「妖刀は、持ち主との波長が合わなければ妖刀に呪い殺される……だが、今のハンゾウ殿は妖刀の持つ呪いの力と完全に調和し、
  完璧に使いこなせる状態にある……今のハンゾウ殿は、極めて危険な相手でござる………」
シノ「それじゃあ……サスケさんは………!」
暗闇斎「……………」
シノ「サスケさん!!」
ハンゾウ「おっと!!部外者は立ち入り禁止だぜ!!」

 ヒュバッ!!

 ビュォォォォォォオオオオオオオオン!!

シノ「ああっ……!」
ジュキッド「これは……結界……!?」
タック「あれも妖刀の力でっか!?」
ハンゾウ「その通りよ!これで誰も介入出来なくなった……文字通り、俺とてめェの、1対1の決闘だ!
  ここがてめェの死に場所となるんだ……仲間にも看取られて、本望だろ!?」
サスケ「……ふん、死ぬのは貴様だ!」
ハンゾウ「いつまでそんな減らず口が叩けるか、試してやろうか……行くぜ!!来い!!サスケェ!!!!」

 ビュン!!


ジュキッド「……この戦い、サスケ殿が不利だ
  本来、サスケ殿の戦い方は、物陰に潜み、不意打ちを狙い、確実に相手を仕留める暗殺術
  だが、結界の中で、文字通り1対1の決闘となると隠れる場所が無く、真正面から立ち向かわざるを得ない
  サスケ殿の使う武器の射程距離は二間……ある程度近づかなければ相手にダメージを負わせる事は不可能
  ある程度敵の間合いに入らねばならぬ以上、一発で決めたい所だが、外してしまえば逆に攻撃されて終わりだ」
タック「でも…そんな事は兄はんだって知ってはる筈や!」
ジュキッド「ああ…だからサスケ殿は、攻撃のチャンスを窺っている……しかしそれはハンゾウ殿も同じ事
  ハンゾウ殿はサスケ殿の育ての親である以上、戦い方も、その弱点も全て知っている」


ハンゾウ「はははははは!!どうした!?逃げるだけでは俺を斃せないぜ!?」

サスケ「くっ……!!」

サスケ(どこかに……チャンスはある筈だ……その機を逃すな……!)

 ビュン!!

ハンゾウ「貰った!!」

サスケ「……食らえ!!」

 ドォォォオオオオオオオオン!!!

ハンゾウ「甘い!!」

 キィィィィイイイイイイン!!

タック「弾いたやと!?あんな至近距離やったのに!?」
ジュキッド「速い……!何て目に留まらぬ剣捌きだ……!」

サスケ「っ……!!」

ハンゾウ「はああああああああっ!!!」

 ヒュバッ!!

シノ「サスケさん!!」

サスケ「……………くっ…!」


783 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/27(Fri) 05:41

ハンゾウ「クククククク……致命傷は避けたか……だが今の一撃で、お前は確実に死に近づいた
  後二、三回斬れば、お前のあの世行きは決定だな!」
サスケ「くっ………!」
ハンゾウ「はははははははは!!まだまだ行くぜ!!」

シノ「父上…!早く戦いを止めないと…サスケさんが……!」
暗闇斎「シノ…信じるのでござる……大切な仲間であるならば、仲間の勝利を信じるのが、隊長としての使命でござろう」
シノ「父上………」

サスケ「…………くっ…!!」

 ドォォォォオオオオオン!!!

ハンゾウ「遅ェ!!」

 ヒュバッ!!

サスケ「くっ……!!」

タック「あかん…!竹鉄砲が壊されてもうた…!」

サスケ「舐めるな…!!」

ハンゾウ「ほう…予備を持っていたか…流石だな だが、そいつで俺は仕留められん!!」


クチナワ「悲しいものよのう……人は何故、こうも争わなければ生きられぬ生き物なのじゃろうな
  愛が憎しみへと変わり、憎しみはやがて殺意へと変わる……そして、殺意の裏には愛がある
  愛と憎しみは表裏一体……人の心とは、何とも不思議なものじゃ……だからこそ興味深い」


サスケ「くっ……はあ……はあ…………」

ハンゾウ「これで4つ目か……いったいどれぐらい予備を用意してやがんだ…?」
サスケ「……こいつで最後だ………」
ハンゾウ「それを聞いて安心したぜ…つまりその鉄砲も壊せばお前に打つ手は無い……
  つまり後は俺になぶり殺しにされて死ぬ運命しか無くなるわけだ……!」
サスケ「そう上手く行くかな……こいつは昨夜、俺が作り上げたとっておきの切り札だ
  出来ればこいつを使わずにてめェを斃したかったんだがな……そう悠長な事も言ってられなくなったワケだ」

シノ「切り札……!?」
タック「どう見てもあれ、今までの竹鉄砲やないでっか…!?どう違うんでっか?」
ジュキッド「サスケ殿の事だ……もしかしたら何か秘策があるのかもしれぬ……」

ハンゾウ(ハッタリか……?奴の事だ、その可能性もあり得る……だが………)

ハンゾウ「……良いぜ…そいつが何なのか知らんが、俺はてめェの手の内を全て知っている!!てめェの攻撃なんざ恐ろしくも何とも無ェ!!
  残念だったな!!てめェは俺に一撃を入れる事も出来ず、俺に殺されて死ぬんだよ!!」

サスケ「……どうかな…食らいやがれ!!」

 ドォォォオオオオオオオオン!!!

ハンゾウ「効かねェってんだよ!!!」

 キィィィイイイイン!!

タック「あかん!!もう駄目や!!」

サスケ「かかったな…!」

ハンゾウ「何っ…!?」


ハンゾウ(続けざまにもう一発の弾だと……!?しまった…こいつは……!!)

サスケ「昨夜、改良を加えて完成させた、連射式の竹鉄砲だ…!」

 ドガァァァァアアアアアアアアン!!!

ハンゾウ「ぐあああああああああああああっ!!」


タック「やった!!当たった!!」

暗闇斎「一度に二発発射する竹鉄砲か……!同じ軌道で発射される二つの弾によって、二発目の弾が一発目の弾に隠れる形になり、
  相手の隙を狙い易く、防御する事も不可能……!成程…考えたでござるな…!」
ジュキッド「一発目は囮だったわけか……これがサスケ殿の秘策…!」

サスケ「…そしてこいつは特別だ…新型の火薬を使った必殺弾だ……食らえ…!!」

ハンゾウ「くっ…!!」

サスケ「業火滅殺弾!!!」

 ドガァァァァアアアアアアアアアアン!!!

ハンゾウ「ぐああああああああああああああああああ!!!」

シノ「ハンゾウさん!」
ジュキッド「ハンゾウ殿が崖下に……!」
サスケ「くっ……!」
シノ「サスケさん!!」
サスケ「…………終わったか……」
シノ「はい…サスケさんの勝ちです」
サスケ「………あいつは…?」
シノ「ハンゾウさんは……崖の下に……」
サスケ「そうか………」
シノ「どこに行くんですか…!?」
サスケ「奴の所に行く……奴の死を…この目で見届けてやらなければな………」
シノ「その身体では無理です……私も手を貸します」
サスケ「ああ……済まんな………」


784 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/27(Fri) 05:42

ハンゾウ「くっ……はあ………はあ…………まさか……奴があんな作戦を……!
  ふっ……俺の知らねェ所で、奴も成長していたってワケか……俺の…完敗だぜ………」

ツキカゲ「………妖刀・奈落……確かに返させて貰ったぞ」

ハンゾウ「………!!貴様…!!」

ツキカゲ「クククククククク…!貴様には礼をくれてやらないとな……!
  喜べ…この技を見せるのは貴様が初めてだ……!
  見えるか……?闇から生まれた、暗黒の雷が………!」

 バチバチバチバチバチバチバチバチバチ……!

ハンゾウ「黒い雷……!ま……まさかそいつは………!
  貴様…まさか……地獄の雷を呼び出したってのか………!」
ツキカゲ「光栄に思え…貴様がその生け贄の第一号だ!!食らえ!!黒闇天雷邪神剣!!」

 バリバリバリバリバリバァァァァァァアアアアアアアアアアアアアン!!! 

ハンゾウ「ぐああああああああああああああああ!!!」


サスケ「なっ……!向こうか……!」

シノ「サスケさん…!」



ハンゾウ「…………………………」

サスケ「お…親父!!!」
シノ「ハンゾウさん!!」

サスケ「おい親父!!しっかりしろ!!一体何があった!?」

ハンゾウ「…………ふっ……まさか……最期の最期で…俺を親父と呼んでくれるとはな………
  サスケ……聞いてくれ…………お前のお袋はな………不治の病で死んだんだ……それはお前も知っているよな………」
サスケ「……ああ………」
ハンゾウ「あいつを助けたいのは、俺も同じだった………足りねェ頭でよ…色々考えたんだ……病気を治せる薬や治療を……色々な……
  だが、それらで病気を治す事は不可能だった………結局俺はあいつを助ける事は出来なかったんだ…………
  あの時、俺は俺自身を憎んだ………その時からか……俺が死に場所を求めるようになったのは……そして、俺を殺す相手としてお前を選んだのは……
  俺は、お前に殺される為に、敢えてお前に酷い事をした…………
  お前に殺される事で……俺は罪を償える………そんな気がしていたんだ………父親失格だな…………」
サスケ「何言ってんだ……!あんたらしくもねェ…!俺は…あんたに育てられたんだ……そのお陰で俺は強くなれた……礼を言うぜ」
ハンゾウ「ふっ……甘ェんだよお前は………言っただろうが非情になれってな………だからてめェは二流なんだよ…………」
シノ「ハンゾウさん…………」
ハンゾウ「なあ、嬢ちゃん……」
シノ「はい……」
ハンゾウ「そこにいる馬鹿を……よろしく頼むぜ………」
シノ「ハンゾウさん………分かりました………」
ハンゾウ「サスケ……最期まで馬鹿な親父で悪かったな………出来ればお前とは、美味い酒が飲みたかったんだがな………
  じゃあな………………サス………ケ……………………………………………」
サスケ「親父……おい…親父……!親父!!親父ぃぃぃぃいいいいいいい!!!」
シノ「…………………………」

ツキカゲ「………………………」

シノ「………ツキカゲさん……!」
サスケ「何っ……!?」

ツキカゲ「来るな!!」

シノ「ツキカゲさん………!」

ツキカゲ「近づいたら殺す……例え、その相手がシノさんでも………!」
シノ「ツキカゲさん……皆さんツキカゲさんの帰りを待っています……バウンシーさんだって……」
ツキカゲ「僕は強くなる……その為には仲間など不要だ………僕はそれを伝える為に来た
  妖刀・奈落……僕はこいつと共に強くなる………だから、シノさん……貴方ともさよならだ………
  覚えておけ……次に会う時は敵同士だ 邪魔をするなら容赦無く殺す……!
  僕は強くなって見せる……誰よりも…………!」



シノ「ツキカゲさん…………」



  第肆拾玖話 竜虎相搏!宿命の決闘 終


シノ「次回予告です ある日プププランドで、行方不明事件が相次ぎ、一部では神隠しという噂が流れるようになりました
  「真夜中に現れる大男の姿を見た者は神隠しに遭う」と………
  最近出来たばかりのメイドカフェとも関係があるみたいで……?果たしてその真相は…?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第伍拾話ご期待ください
  私達のスレッドを、これからもよろしくお願いします」

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