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【オリジナル】異国小路の吸血姫　新館ノ弐

873 名前：羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日：2018/01/07(Sun) 20:07

>>849
>>850(アーチェロお嬢様)

（昨年の年末の様子です）

はい、年末のお掃除も無事に終わりました。
障子の張り替えから窓、居間、お台所、階段…。
そしてこのお屋敷の神棚までそれはもう綺麗にする事が出来ました。

>>844でお嬢様が仰っているように門松も門前に飾り終えて、歳神様をお迎えする準備も整っています。
>>849さんも、新たな歳を迎える準備は整っておられるのですね。
それではお互いに、よいお年を…。

さてと…それぞれのお仕事を終えた三姉妹さんは炬燵でレイナさんのお出ししたホットドリンクを飲みながらゆっくりしていらっしゃいますね。

それでは私とお嬢様は…商店街への買い出しに参りましょう。
勿論、お嬢様がプレゼントして下さった手袋を付けて…。

そしてお嬢様は、私のプレゼントしたセーターと手袋を身に付けられているのですね。
ふふっ…こうして二人きりでお互いのクリスマスプレゼントを身に付けて
年末の買い出しに行くのを楽しみにしていたんですよ。

女性同士ですけれど、これもデートなのかしら。（微笑）

>>851
>>852（アーチェロお嬢様）

はい、私もお嬢様や三姉妹さんと一緒にお蕎麦を頂いた所です。

＞日本蕎麦のつゆの味わいは柚葉さんならではの『こく』の深さを楽しませていただけました
ご母堂様の直伝でございましょうか…

はい、これも母の直伝です。
私も一緒に年越し蕎麦の準備を手伝うようになったのは、中学生に上がってからですね。
それまでにお蕎麦の作り方をきちんと習っておいて、大晦日には父と母に食べてもらう事が出来た時は本当に嬉しかったです。

そして、お嬢様が長女さんと一緒にお料理して下さった「ピッツォッケリ」も…。

長女さんが「今年はお姉様にも私達の故郷のお料理を食べてもらうの！」と張り切っておられまして…。
嬉しくて、少々感涙気味です…。

誰かのために頑張るお料理とは、作ってお出ししても作って頂いても本当に嬉しいものですね。

日本の年越し蕎麦と、伊太利亜のピッツォッケリ…。
二つが並んだ年越しの食卓は私達の国を超えた絆を現しているかのようで、
お腹も心も美味しさと喜びで一杯に満たして下さいました…。

「ゆく年くる年」は、やはり年越しの雰囲気を一番伝えて下さいますね。
故郷でもこれを両親と共に見るのが楽しみだったんです。

そして京都の光景が映ると、あの京都旅行が思い出されて
このお屋敷に住む者にとっては本当に感慨深いものがありますね。

三姉妹さん達が京都の風景が映る度に声を上げて…。
あの時の旅行の思い出がどれ程大切なものかが伝わって参ります。

いつか京都で年越しを…と考えない事も無いのですが、
やはりお屋敷で迎えるのが一番という考えに至ってしまいますね。

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