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【オリジナル】国立光明学院 2時限目【異能】

675 名前:ヴィルフリート ◆V.9gKSA. 投稿日:2016/12/16(Fri) 08:11


(濃紺ロン毛の謎のイケメン・E:ナチス武装SS野戦服 が現れた!)


「Guten Morgen. 今日も変わりないようで何よりだ」

「では手早く始めるとしよう。私と貴様らの間に、くだらん前置きは必要あるまい?」


「………何? "お前は誰だ"だと?」

「何を惚けている。貴様ら、私の顔を忘れ……あぁ、いや」

「そうか、そうだった。忘れていたのは私だったな」


「私だ。ヴィルフリート・ヴォルケンシュタイン・和久井。WWWだよ」

「以前、涛風典人の提言を受けてな。気分転換に若返ってみた」

「そして折角だからと、新たに"仮面"を繕ったのだ。それが今の"私"と言った所か」


「あぁ、貴様らの考える通り。10年前、つまり20歳の頃はこんな顔をしていたと言う事になるな」

「服装? これはただのコスプレだ」


「………長々と話し込んでしまったな」

「前置きはこれまで。……始めるぞ、ついて来れる者だけついて来るがいい」


>>663

「………成程。貴様も狂人の類か」

「あぁいや、別段気にする事でもない」

「顔も名も知らん何処かの誰かに言わせれば、此処は"気狂いしかおらん"らしいからな」

「ならば何の気兼ねもなく、気狂い同士仲良くしようか」

「どのような一面が見えようと、それら全てを引き括めてお前なのだから」


「正確には少しばかり違うがな」

「その辺りを話すと長くなるから、今の所は黙させてもらうが」

「そうだな……何れ、貴様に相談を持ち掛ける事もあるだろう」


「うむ、では―――――涛風典人!」

「………呼んでみただけだ。深い意味はない」


「―――――涛風祝詞!」

「……やはり呼んでみただけだ。他意はない」


「兎も角だ。こちらこそ、よろしく頼むぞ」


>>667

「………なぁ、おい」

「貴様、本当にそれでよいのか……?」


「いや、貴様がよいと言うのなら貴様の内ではそうなるだろう」

「ならば私もそれでよしとするか」


>>668

「そうなのか……便利だな、それは」

「齢を重ねると、身に付いた肉は中々落ちんからな」

「体型が崩れて来たら、変身用の異界法則で戻すようにしているが」

「やはり肉になる前に、エネルギーとして使う方が利口なのだろう」


「あぁ、そう謝る事はない。私も気に障ったと言う訳ではないしな」

「気に病むなよ、ゴッドフェニックス」


「そうか、成程。暗記できずともマップを確認しつつ進めれば……」

「あぁ、ありがたい。助言に感謝する」


「………アクションゲームが、どうにも苦手でな」

「特に横スクロールは、何度やっても上達せんのだ」

「……何か、コツだとかはないか?」


>>670

「そのハンカチに籠っているのは聖なる祝福ではなく、異形の呪いだと思うのだが」

「まぁいい、兎も角それは遠慮しておく」


「生憎だが、スピンオフの類は本編完結後に行うと決めている」

「だが、その提案は考えておく。礼を言おう」


「………? まぁ、嫌と言うなら無理強いはせんが」

「どうしたブレイド。何時にも増して様子がおかしいぞ」

「まったく、大袈裟な。仮に神咲紫音が音痴だろうと、あぁまで忌避する程ではなかろう」


>>673

「何ッ」

「奇襲か、抜かった……! だがなッ」

「所詮は玩具、急所への直撃を防げば耐えられん痛みではない……!」


「そして既に【魔法】は起動済み!」

「『投擲された物体が目標に命中する前に自壊する世界』の物理法則を展開ッ」


「これで貴様がどれ程のスーパーボールを投げようが、その全ては私に届かん」

「"詰み"だ。大人しく投降するがいい」


「……忠告しておくが、逃げようなどとは思わん方がいいぞ」

「私より容赦のない連中など、此処には山といるのだから」


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