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【星のカービィデデデでプププなものがたり】月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2018/01/17(Wed) 12:51

こんにちは シノです
本日はスレッドに足を運んでいただき、ありがとうございます
皆様に支えられる形で、このスレッドも今年の4月で12周年を迎える予定です
ここまで続ける事が出来たのは、これまで参加してくださったキャラハンの皆さんや名無しさん達の応援のお陰だと思っています
新しいスレッドでも力ある限り頑張り続ける気持ちです
これからも、よろしくお願いします

……それでは簡単にルールを説明します


まず一つ、名無しさんは私達キャラハンに質問を、キャラハンは名無しさん達に返事を返します
キャラハン同士のクロストークは、駄目とは言いませんが、
あくまで名無しさんへの返事を返す事が優先だという事をご理解のうえで行なってください


次に、参加の条件ですが、星のカービィシリーズのキャラクターであれば誰でも自由で構いません
同名のキャラクターが登場する場合、私達の独断でパラレル設定になる事もありますが、ご了承ください
オリジナルキャラクターの登場も許可します その際は設定等をしっかりと書いていただく事をお願いします
出来るだけ星のカービィシリーズの世界観に沿ったキャラクターにしてくださいね
キャラハンをやった事の無い、初心者の方も歓迎します 是非一緒にスレッドを盛り上げて行きましょう


書き込みは、他人に優しい書き込みを心掛けてください
荒らし、中傷、煽り等は禁止です
かく言う私自身が守れているか分かりませんが、相手を不快にさせない書き込みを心掛けてください
どの世界においても、礼儀やマナーは大事です 必ず守ってください
このスレッドは全年齢対象にしたいので、相応しくない表現は控えてください


……ルールは以上です
皆が楽しく利用出来るように、以上のルールをしっかり守ったうえでご参加をお願いします
一緒に頑張って行きましょう
それでは、また会いましょう 新しいスレッドのスタートです


あと、これまでにどんな事があったのか、過去のスレッドも是非ご覧ください
何か参考になる事もあるかと思います URLは、以下の通りです


〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

12代目(2013/10/12(Sat) 04:13 〜 2015/10/12(Mon) 00:03)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=381518798

13代目(2015/10/16(Fri) 00:01 〜 )
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=444921299

374 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/07(Fri) 06:06
スマブラの新作ムービー見たけど最早アレは『劇場版星のカービィ』やと思う
とはいっても内容はスマブラ展開なのでカービィだけじゃなく他のキャラもいるんやけどね

でも、仲間を奪還するカービィの冒険は泣ける感じやわ〜
たった1人(体)で操られた仲間を解放させるその模様はプレイヤーの腕次第だと思うねッ!

『その身に託されし希望の光を胸に秘め 我、世界を照らす灯火とならん・・・』

それにサブタイトルの『灯火の星』を逆から読むと、『星のカービィ』になるんやって!
ただし、これは桜井氏曰く後から気付いたものの偶然らしい。それってある意味凄くね?



375 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/13(Thu) 01:10

>>364

タック「んーまあそうやな 絶賛厨二病をこじらせてはるツッキーやけど、
  厨二病にかかる前はホンマになよなよしとったからなあ
  あれはあれで、良え変化やと思うてくれはる人がいるならツッキーも嬉しいんちゃうか?」
カグヤ「私……あいつ、嫌い」
シノ「何かあったんですか……?」
タック「妖精の腕輪争奪戦の時に色々あったらしいでっせ」
シノ「ツキカゲさん……本当にもう、私達の声は届かないのでしょうか……」
タック「そこでシノ姐が諦めてどうするんでっか 何としても元に戻すって決めたんやろ?
  なら諦めたらあかんよ 1人で戦うわけやないしな いざとなったらボクらがおるさかい」
カグヤ「タックにしては珍しく良い事言うんだね」
タック「シリアスな場面やといつも真面目にやってるやないでっか」
カグヤ「私も応援してるから大丈夫!あんな憎たらしい厨二病忍者、しーのんなら瞬殺でしょ!」
シノ「瞬殺は駄目ですよ……」

>>365

タック「ふーん、そう思いまっか?うーんどないしよっかなあ?
  せっかくやさかい、ここはひとつ、サービスで一肌脱いで…」
ジュキッド「脱いでみろ 即座に貴様をぶっ飛ばす」
タック「冗談ですすみません」
シノ「あまりタックさんをおだてないであげてください すぐ調子に乗りますから」
タック「調子に乗って何が悪い!?」
ジュキッド「よし、殴るか」
タック「すんません、調子に乗りません」

>>366

タック「それ言うたらカービィも負けず劣らずのカラーバリエーションやと思いまっせ」
シノ「その気になればメタナイトさんと同じ色になれますしね」
カグヤ「タックも、その気になれば色を変えられるんじゃない?
  例えばその黒頭巾を赤頭巾にしたりとか虹色の頭巾にしたりとか」
タック「そんな派手な色にしたら忍べなくなるやないでっか まあそっちの方が良えハンデになりそうやけど」


>>367

シノ「私は遠慮します それ以前に私、オリジナルキャラクターですし、
  私なんかが参戦した所で、反感を買うだけだと思いますし、おこがましいです」
タック「キン肉マンみたいに、オリジナルキャラクター募集みたいなのを星のカービィでもやれば良えのにな」
シノ「アニメが放送されていた時、そういうのをやっていましたよね」
タック「コピー能力も募集してたな」
カグヤ「このスレがHAL研に見つけてもらえると良いね!」
タック「見つけてもらっても採用されないんと違いまっか?向こう、人型のキャラだすの極力反対みたいやろうし」
シノ「最早違うゲームだって色んな人に叩かれそうです…」
カグヤ「そんな事ないって!しーのんは、やればきっと出来るよ!」
タック「やれば出来るとか関係なくないでっかそれ」

>>368

タック「そうでっか 何か知らんけど、あの子ら勝手に戦闘始め出しよったで
  ボクらにやなくて、カービィ同士で争い始めたけど、止めなくて良えんでっか?」
シノ「何か私達の事、まるで眼中に無さそうですね…」
タック「スマブラと勘違いしてはるんやないかな」
シノ「100体以上の大乱闘なんて前代未聞ですね」
タック「22世紀のスマブラは、100体以上の人数でプレイも可能になるんやろなあ」
シノ「そうなれば友達を100人作る事も難しくなくなりそうですね」
カグヤ「今じゃあ友達1人作るのも難しい時代だからねえ」
タック「それは言うたらあきまへん」

>>369

タック「おおっ 良え事言うな君!
  そうや!物語に終わりは無いんや!終わらせる事は出来るけどな!
  それにしても、ネバーエンディングって何か安室奈美恵の曲みたいやな!」
シノ「安室奈美恵さんも、引退してしまいましたけれど、歌は永遠に残り続けるわけですから、
  決して終わりではありませんよね 語り継ぐ者がいれば、歴史に終わりはありません
  このスレッドも、いつかそんな風になっていると良いですね」


376 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/13(Thu) 01:10

>>370

タック「まあ、平常運転やな」
カグヤ「平常運転だよね」
シノ「そう言わず、助けてあげてください」

>>371

シノ「良いんですかそんなに?ありがとうございます 良ければ371さんもおひとついかがですか?」
タック「っていうか、選別じゃなくて餞別では?」
カグヤ「そういう揚げ足の取り方すると嫌われるよ」
タック「別に好かれたいと思ってないし、別に良えよ」
シノ「タックさんはもっと素直になった方が良いと思いますよ」
ジュキッド「全く、どうでも良い所で面倒だからな」
タック「そういう親目線で語るの、やめてくれまへんか?」

>>372

シノ「ありがとうございます 嬉しいですが、それは受け取れません お気持ちだけ受け取ります
  それは自分自身の為に使った方が良いでしょう ボーナスが出たという事は、それだけ頑張ったという事なのでしょうから、
  時には自分自身を労う事をしても罰は当たらないでしょう」
タック「そやそや ま、お金の使い道が思いつかへん言うなら、仕方なくボクが貰ってあげても良えけどな」
ジュキッド「お前の場合は、自分自身を労い過ぎだ」
タック「どうせなら楽して儲かった方が人生楽しく生きられるやないでっか」
カグヤ「そういう事を考えてる人は大抵碌な目に遭わないんだから」
タック「忍者ってのは辛いんや 任務がなけりゃお金は手に入らんしな 場合によっちゃ貧乏な暮らしをしなきゃならん時もある
  ホンマにブラック企業とはこの事や」
シノ「どんな形であれ、充分な生活が出来ていれば何も問題ありません」
タック「問題だらけやと思うけどなあ……」

>>373

タック「ボーナスステージって何の事でっか?
  あれか?制限時間以内に車を壊せっちゅうやつか?」
シノ「それだと違うゲームになってしまいます」
タック「勝手に選んでって言うけど、他にどんなのがあるのか詳しく教えて欲しいんやけど」
カグヤ「あっちむいてホイとかじゃない?」
タック「適当やな」
シノ「CCレモンゲームとかもあるのでしょうか」
カグヤ「指スマゲームとか!」
タック「小学生の遊びか!」

>>374

タック「ほうほう…後付けとはいえ、そういう偶然もあるもんやな
  にしても何故カービィが主役?マリオが主役やないんかい」
シノ「初心者から上級者まで操作しやすいキャラクターで、白羽の矢が立ったのがカービィさんだったそうです
  確かに納得できる理由ですね 思えば亜空の使者でもカービィさんだけが生き残っていましたね」
タック「それならもうスマブラやなくて星のカービィにした方が良えな!
  カービィばっかり優遇する癖にカービィシリーズのキャラが少ないのどうにかして欲しいけどな!」
シノ「きっとドロッチェさんとかアドレーヌさん辺りが参戦する筈ですから……もう少し待ちましょう……」
カグヤ「今の所全く情報出てないよね」
タック「出ぇへんな、これは」
シノ「そう思わせて…という事もありますし、まだ諦めていませんよ……」


シノ「今回はここまでですね 次回もよろしくお願いします さよなら」

377 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/13(Thu) 23:17
その後シノ達が知らん顔した影響によりタックが大切にしてたモノが犠牲となりプププランドは壊滅を免れた
一方で騒ぎを起こしたカービィ達は満足したようでそれぞれの各自分たちがいるべき世界へと帰っていた(心行くまで満腹状態のまま)
かくしてカービィ達による大乱闘は終わりを迎えたのだ。タックが大切にしたモノを犠牲にして・・・彼が大切にしたモノは我々もタック以外も知らないだろうな。


378 名前:377 投稿日:2018/12/13(Thu) 23:21
って言っても他人から見たら本当にどうでもいいモノでも彼自身からしてみれば大切なモノである訳でー
それの犠牲によって世界が救われるのなら安いもんだろう?タック君。

379 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/14(Fri) 00:14
タックは1万回裏切るから気を付けてね

380 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/14(Fri) 05:32
みんなーあんまりタックを虐めるのh可哀そうだよ〜
でも、本当はそんなタックの事好きなんだろう?シノさんや

381 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/14(Fri) 21:57

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」



黄泉「この娘は預かる お前1人で追い掛けて来い でなくば、この娘の命は無いぞ!」

 ビュン!

シノ「バウンシーさん……!くっ……ここは言われた通り、1人で後を追うしかなさそうですね……!」



タック「駄目や……!シノ姐はんに連絡しても繋がりまへんわ…!」
暗闇斎「仕方が無い……それより大変だ」
ジュキッド「何があった?まさか例の妖刀の事か?」
暗闇斎「ああ…街の住人達が街中暴れ回っているという報せが入った
  全員催眠術のようなものを掛けられ、言葉も通じぬ状態だとの事だ」
サスケ「何だと……!?」
暗闇斎「警察が騒動を抑えようとしているが、まるで話にならん状態らしい」
ジュキッド「行くしかないか……」
ワイユー「ああ…妖刀の魔力は相当なものだ あのままにしておけば、被害は更に大きくなる」
サスケ「面倒な話だが、やるしかねェな」



警察「ぐあああああっ!!」

住人「ウウウゥゥゥ……!」

住人「クククククククク……!」


グランドウィリー警官「己…!本官が気絶している間に、一体何がどうなったというんだ……!?
  総員怯むな!!警察としての意地を見せつけるのだ!!」

警察「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第捌拾話 妖刀事変!操られた住人達


 前回までの記録

  第伍拾伍話 戦々恐々!対立は突然に(>>40 >>42-45)
  第伍拾陸話 雲外蒼天!砕けぬ絆(>>60-63)
  第伍拾漆話 新章開始!妖精の腕輪争奪戦編(>>66-69)
  第伍拾捌話 絶体絶命!命を断ち切る天使の鋏(>>73-76)
  第伍拾玖話 魑魅魍魎!悪霊達の宴(>>87-90)
  第陸拾話 悪霊退散!正義の炎燃え上がる時(>>97-102)
  第陸拾壱話 戦々慄々!幻影五人衆現る(>>109-114)
  第陸拾弐話 七転八倒!見えない思惑、隠された罠(>>131-134)
  第陸拾参話 怨霊跋扈!追い詰められた忍び(>>137-139)
  第陸拾肆話 電光石火!花火師決死の一発(>>151-154)
  第陸拾伍話 大死一番!花影流最後の試練(>>159-161)
  第陸拾陸話 呉越同舟!妖精を追え(>>164-166)
  第陸拾漆話 雷轟電撃!雷殺剣・召雷闇龍獄炎葬破斬(>>176-178)
  第陸拾捌話 阿鼻叫喚!復活の幻夢四天王(>>181-183)
  第陸拾玖話 星火燎原!希望の光、未だ消えず(>>188-189)
  第漆拾話 威風堂々!降り立った花影の戦士(>>191-196)
  第漆拾壱話 悲願達成!遂に入手、妖精の腕輪(>>211-213)
  第漆拾弐話 裏切りは突然に!我が名は夜叉丸(>>216-219)
  第漆拾参話 クチナワとの決戦!腕輪を奪還せよ(>>236-239)
  第漆拾肆話 運命を覆せ!虹龍・百花繚乱(>>253-257)
  第漆拾伍話 今明かされる、タックの過去(>>258-261)
  第漆拾陸話 復讐の毒蛇、オロチの策略(>>268-270)
  第漆拾漆話 血塗られた妖刀(>>272-274)
  第漆拾捌話 地獄の雷(>>336-339)
  第漆拾玖話 支配者黄泉、恐怖の妖刀(>>357-360)


382 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/14(Fri) 21:57


 ビュン!!

 スタッ!

シノ「……………………!」

黄泉「ククク……思っていたより速かったな まさか本当に1人で来るとはな」
シノ「貴方の狙いは私であるという事は分かっています バウンシーさんを解放してください」
黄泉「それは出来んな」
シノ「何……!?」
黄泉「身に付けている武器を全て捨てろ 今すぐにだ」
シノ「なっ……!」
黄泉「この娘を解放する条件だ 身に付けている武器を全て捨てろ
  それが出来なければこの娘は殺す」
シノ「…………………!」
黄泉「変な気は起こすなよ…?貴様が武器を使えば、その瞬間この娘の首が飛ぶ事になるぞ クククククク……!」
シノ「卑怯な……!」
黄泉「出来ぬのか……?出来なければこの娘の解放は出来んな………」

シノ「………!分かりました……!武器を……捨てます…………」
黄泉「そうだそれで良い……身に付けている武器全てだ
  知っているぞ 貴様は衣服にも無数の武器を備えている事はな」
シノ「………………!」

シノ(暗器の事まで知り尽くしているとは………!)


 ガシャン!

黄泉「ククク……これで全てか?」
シノ「はい……もう武器は持っていません さあ早くバウンシーさんを解放して……」

 ビュン!!

黄泉「惜しい……外したか…………」
シノ「くっ……!!解放するという約束では無かったんですか!?いきなり斬りつけるなんて……!」
黄泉「はははははははは馬鹿め!!そんな約束を律儀に守ると思うか!?俺の狙いは最初からこれだったのだ!!
  武器が無ければ貴様はただの女……!反撃する事も出来ぬまま俺の剣で血に染まるのだ!!」
シノ「どこまでも汚い真似を……!」
黄泉「戦いに於いて必要とされるものは頭脳!そう、勝つ為には頭を使わなければな
  正々堂々など馬鹿な一つ覚え……だから鴉はお前に負けたのだ!
  死ぬ前に名を教えてやろう 名前も知らぬ奴に殺されたくは無いだろうからな
  俺は黄泉!妖刀・黄泉だ!本来の俺は刀に封じられているだけの呪われた魂だったが、
  人間の身体を奪い、自由を手に入れたのだ!これで思う存分人を斬る事が出来る……!
  その自由を手に入れる為に、俺は今から貴様を殺すのだ!」
シノ「妖刀……黄泉………!?」
黄泉「俺は鴉とは違う!!敵に一切の反撃を許さず、ただ一方的な殺戮を楽しむ!それが俺の戦い方よ!!では行くぞ!!」



住人「ウウウウウウ……!」
住人「殺戮……!殺戮………!」


タック「なんっちゅう光景や……まるで世紀末やないか」
サスケ「何だ?怖いなら帰っても良いんだぜ、裏切り者さんよ」
タック「舐めないでもらえまっか?これでも修羅場潜り抜けた身でっせ」
サスケ「武器も無ェ癖に何をほざいてやがる てめェが当てにしていた武器屋は最近引っ越したそうだしな」
タック「クックック……もうブキセットはんに頼らなくても良くなったんですわ」
サスケ「何……!?」
タック「いの一番に見せてやりますわ……これがボクの新たなる武器……!疾風剣や!!」

 ビュン!!

 ヒュバッ!!

住人「ぐああああああああ!!」

住人「ぐあああっ!!」

サスケ(何だ……!?一瞬の内に……!)

タック「……どや!?これがボクの実力でっせサスケ兄はん!」
サスケ「調子に乗るなよ!」

 ドォッォォオオオン!!

住人「ぐああああああああっ!!」

タック「……やりまっか?それなら、どっちが多く敵を倒せるか、競争や!負けた方は奢りや!」
サスケ「良いぜ…その挑発、乗ってやる」


ジュキッド「……向こうはもう始まっている様だな」
ワイユー「では拙者らも始めるとするか」
ジュキッド「分かっていると思うが、誰一人殺してはならんぞ 相手は一般人だ」
ワイユー「分かっている 殺しはせんよ 骨の一、二本は折らなければならんかもしれんがな」
ジュキッド「同感だ……では行くぞ!うおおおおおおおおおお!!」

 ドォォォオオオオン!!

住人「ぐああああああああ!!」
住人「うわああああああ!!」

ワイユー「とおおおおおおおおっ!!」

 キュピーン!!

 ドガッ!!

住人「ぐああああああ!!」


383 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/14(Fri) 21:58


黄泉「フハハハハハハハハハ!!どうしたどうした!!?避けるので精一杯か!?
  無理も無いな!!武器も無しに立ち向かうなど、いかな貴様でも不可能だろう!!」

シノ「くっ……!」


黄泉「いつまで避け続けていられるかな!?体力が無くなった時が貴様の最期だ!!」

シノ「……………………!」

黄泉「諦めたか……!?では大人しく死ねぇぇえええええ!!」

 ブンッ!!

 バッ!!

黄泉「何っ…………!?」

シノ「…………………!」

黄泉「……驚いたな……まさか俺の剣を受け止めるとは…………!
  だがそれは俺の油断があっての事……二度目は無い!!今度こそ、死ねぇぇぇええええ!!」

 ビュン!!

黄泉「なっ……!」

シノ「はあああああああああっ!!」

 ドガッ!!

黄泉「ぐああああああああっ!!」

シノ「……………………」

黄泉「くっ……!」

シノ「武器が無ければ無力だとでも……?甘く見ないでください
  花影流の技は剣技だけではありません 花影流の強みは、技の種類の多さにあります
  いかなる状況でも有利に立ち回れる様、あらゆる武器に精通しています
  勿論、武器が一つも無い状況も想定しています
  剣が無くとも、私には"拳"があります」
黄泉「くっ……!お……己ぇぇぇええええええええ!!!」
シノ「余裕が無くなりましたか……さっきよりも動きが悪くなりましたね」

 ヒュッ!!ドガッ!!

黄泉「ぐああああああああっ!!」


シノ「どうしますか……?勝ち目が無いのは、これでもう分かったでしょう」

黄泉「………クククククク…!甘いわ!!」
シノ「え……!?」

 ガシッ!!

シノ「くっ……!」
バウンシー「……………………」
シノ「バウンシーさん……!?まさか…バウンシーさんに催眠術を……!」

黄泉「形勢逆転だな……その娘もろとも、貴様を殺してやる!」

シノ「くっ………!」



タック「はあああっ!!」

 ヒュバッ!!

住人「ぐああああああああ!!」

タック「よし!これで全員やな!」
ジュキッド「誰も殺してないよな?」
タック「元々殺傷能力の低い剣や 動きを止める程度に抑えていますわ」
サスケ「急所を外すってのは面倒だったがな」
ワイユー「やれやれ……これで洗脳は解けるとは思うが……」

???「あーあ、もう終わっちゃったのかあ……つまんないなあ」
???「せっかくの祭りだったのだがな……邪魔者が入ったか」

ジュキッド「誰だ貴様らは?」
ワイユー「気を付けろ 新たな妖刀使いだ」

魔獄「大当たり!僕の名前は妖刀・魔獄!」
血桜「我が名は妖刀・血桜」

サスケ「新たな妖刀使いが2人か………!」
魔獄「お前達が闇の忍び部隊か、中々殺し甲斐ありそうな相手だね」
血桜「血を吸うには少々骨が折れそうだがな、それだけに極上な食事を堪能出来そうだ」
タック「悪趣味な連中やな……返り討ちにしたるわ!」


384 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/14(Fri) 22:00

シノ「くっ………!バウンシーさん……!目を……覚ましてください……!」
バウンシー「………………………」

黄泉「クククククククク……!身動きもとれぬだろう……!今度こそ貴様はここで終わりだ!」

シノ「……………!」

シノ(振り解く事は出来る……けれどそうしたらバウンシーさんの命が……!)

黄泉「死ねぇぇぇぇええええええええ!!!」

シノ「バウンシーさん!!私の声が聞こえませんか!?このままでは私達……!!」

バウンシー「…………………シノさん……?」
シノ「バウンシーさん!目が覚めましたみたいですね…!」
バウンシー「私は一体何を……きゃあああっ!?」
シノ「動かないでください!はあああああっ!!」
黄泉「なっ……!」
シノ「花影流・舞踏撫子!!」

 ドン!!!

黄泉「ぐああああああああああああ!!!」

バウンシー「シノさん!刀!」
シノ「ありがとうございます!」

黄泉「ぐううっ……!」

シノ「はあああああああああああっ!!」

黄泉「うわああああああああああああ!!!」


 キィィィイイイイイイイン!!!

黄泉「…………!?」

シノ「…!?ツキカゲさん……!?」

ツキカゲ「……………………」

黄泉「……くっ…誰だ貴様は……!?増援か……!?」

ツキカゲ「勘違いするなよ……貴様を助ける気など毛頭無い
  あれは僕の獲物だ……貴様如きが、獲物を横取りするなよ」

黄泉「……そうか……貴様が妖刀・奈落の使い手のガキか……!クク…こいつは面白い……!
  良いだろう!この女は貴様に預ける!縁があったらまた会おうではないか!」

シノ「黄泉…!!」
ツキカゲ「どこを見ている……貴様の相手は僕だ」

バウンシー「ツッキー…!」

シノ「不本意にも、またバウンシーさんの目の前で戦う事に………!」

ツキカゲ「………貴様が本気を出すには、その女の存在が邪魔のようだな
  なら場所を変えるぞ それなら文句は無いだろう」
シノ「……分かりました」

バウンシー「シノさん……!」
シノ「ツキカゲさんは、必ず取り戻します……バウンシーさんは先に戻っていてください」
バウンシー「ええ……どうか、気を付けて………」
シノ「バウンシーさんも、気を付けて帰ってください」


ツキカゲ「話は終わったな?では行くぞ」
シノ「はい……」



  第捌拾話 妖刀事変!操られた住人達 終


シノ「次回予告です オロチが次に目を付けた標的は、メロンさんとミントさん
  闇の忍び部隊は、2人を救出するべく敵の待つ隠れ家へと向かう
  そこでは様々な罠が仕掛けられていて……
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第捌拾壱話ご期待ください」

385 名前:Girl4 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/14(Fri) 22:51

メロン「はいはーい そういうわけで、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜、投稿しましたよ〜っと」
ミント「武器が無ければ不利だと思ったけど、そんな事は無かった!流石我らのヒーローシノさんだ!
  いやあ今回は見どころ満載だったねえ!敵の妖刀使いが一気に増えたし、ツッキーも乱入して来たし、
  っていうか、次回…え…?あたし達標的になっちゃうの…?一体どういう事…?!」
メロン「それは次回のお楽しみって事ね それよりも知らせなきゃいけない事が」
ミント「そうそう 実は!何と!今日から12月いっぱいまで、期間限定としてスペシャルなメンバーでお送りします!
  まずはメンバーの紹介!まずは私Girl3ことG3のミント、そして相方のメロン!」
メロン「その括り、やめてもらえないかしら いい加減ダサいから」
ミント「ダサいって言うな!そして!闇の忍び部隊でおなじみの!」
シノ「こんばんは シノです」
カグヤ「はーい!私、リップルスターの第二女王のカグヤ姫でーす!カグヤちゃんって呼んでね!」
メロン「前々から気にはなっていたけど、姫なのに女王…」
ミント「はいはいそういう野暮な突っ込みはしない!
  というわけで!12月いっぱいまでの期間限定ユニット!その名もGirl4!
  略してG4が、今夜結成します!イエーーーーーーイ!!!」
カグヤ「何だかよく分かんないけど、イエーーーイ!!」
シノ「分からなかったら盛り上がる必要は無いんですよ………何ですか、これ?」
ミント「だから、特別でスペシャルなユニットだよ!ガールが4人、だからGirl4、略してG4!」
シノ「メロンさんからも何か言ってください」
メロン「無理 何を言っても無駄だと思ってるから 基本人の話を聞かないから、あの子」
シノ「そういえばそうでしたね……」
ミント「おいおーい!テンション低いよー!?というわけで、盛り上がって行こうぜー!イエーーーーーイ!!」
カグヤ「イエーーーーーーイ!!」
シノ「凄い……早くもこのノリに馴染んでいる……!私にはついて来れません………!」
メロン「右に同じ」

>>377-378

ミント「なーんだ そんな大した事の無い犠牲でプププランドが助かったなら、安いモンだよねー!」
シノ「でも何だったのでしょうか?タックさんが大切にしていたものって……」
カグヤ「ひょっとして埋蔵金とかじゃないかな?」
メロン「そんな埋蔵する程お金を持っているようには見えないんだけど」
ミント「あったとしても、へそくり程度だよね そのぐらいなら、別に大した犠牲じゃないよね!良かった良かった!」
シノ「もしかして、最近タックさんが私に任務を沢山貰ってくれって泣きながら懇願していたのにはそういう理由が……」

>>379

カグヤ「タックなら本当に1万回裏切りそうだから困るよね」
メロン「何て言うか、ドラマ版ライアーゲームに出て来るフクナガとかいうキノコ頭が霞んで見えるくらいのクズよね」
シノ「そんな事はありませんよ タックさんはもう立派に闇の忍び部隊の一員になったんですから
  私は信じていますよ、タックさんの事」
カグヤ「そう言って裏切られても私、知らないからね しーのんはすぐそうやって信じちゃうんだから」
メロン「それがシノの良い所でもあるけどね でも……」
ミント「もう少し疑う事を覚えた方が良いんじゃないかな……」

>>380

シノ「分かっていますよ タックさんはいじりやすい性格ですから
  勿論嫌っているわけではありませんよ タックさんは信を置ける大切な仲間ですから」
ミント「その言葉、是非本人に聞かせてやりたいね」
カグヤ「んー、どうせ調子に乗るだけだから聞かせなくても別に良いかな」
メロン「私も同感ね ああいう男は、甘やかしたらいけないタイプよ」
シノ「タックさんは、根は良い人なんですけど、人が嫌う事を喜んで行う悪い癖があるんです
  タックさんには素直さが無いんです もっと素直になってくれたら良いんですけどね……」
カグヤ「しーのんは逆に素直すぎるから、タックと入れ替えたら丁度良くなりそう」
メロン「駄目よ!そんな事をしたらシノが汚れるじゃん!絶対駄目!」
シノ「何もそういう言い方しなくても……」


シノ「というわけで、今回はここまでですね
  2018年も終わりが近づいてきますが、2019年を新しい気持ちで迎えられるよう、
  大掃除や新年の準備は今の内から早めにしておきましょうね それではまた次回、さよなら」

386 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/15(Sat) 22:39
忘年会やろうぜ

387 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/15(Sat) 22:45
ポケモンやろうぜ

388 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/17(Mon) 10:28
残念ながらタック君いくらキミが任務を沢山シノから志願してその成功の暁に依頼金を得ようとしても無駄だよw
プププランド壊滅を防ぐににば莫大な代償を引き換えにしないと難しいからねw
だ・か・ら♪タック君のへそくりを犠牲にしてもほんの少しだけしか壊滅は免れないんだから
先の未来までのタック君が得られる依頼金とそれによってへそくりの資金にまで犠牲にする事であの事件によるプププランド壊滅は免れたのさ♪

つーまーりーどういう事かというとー例え任務を成功してもキミに入ってくる依頼料金は無いって事だよ♪良かったねw
僕もあの事件によってこの美しいプププランドが壊滅しないで良かったよwまあ別件でプププランドが壊滅寸前まで毎回なる時もあるけど
あの件に関してはヤバい壊滅になりそうな事だったんだよね〜壊滅っていうか下手したら消滅みたいなー(笑)それを阻止する為に僕がキミの大切なモノを犠牲にする事で防げるのなら安いものでしょう感謝してよね?
じゃあこの話はこれでおしまいシーユーハバナスティー

※そして黒い服の少年はタックたちの目の前から消失した

389 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/17(Mon) 10:31
あ、ちなみに来年になるまでそれによる莫大な代償は解けるから
来年まで無給でこの年をいい日に迎えてくれたまえじゃあ今度こそシーユー

※今度こそ黒い服の少年はタックたちの目の前から消失した

390 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/19(Wed) 18:14
私は劣化の忍者

普通の忍者より劣化してるのが特徴だ

391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/19(Wed) 20:51
もしもシノたちの前に空彼方上空から大量のマスターハンド&グレイジーハンドが現れたらどうする?

シノ達なら余裕なんだろうな。
そしてお決まりのタックのセリフが『一人で10体ぐらい倒せばいけるか?』なんだろうな
また仮に倒した所でまだまだラスボス的な奴等がスタンバイしているんだけどねw
タブーとかキーラとかダーズとかww

392 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/20(Thu) 22:49
キーラ「ビームッ!」

シノ達「ギャー!!!!」

(大人の事情で)どうせこうなる

393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/21(Fri) 18:32
もしカービィがどっかで大王になったら、その城、悪魔城になるよねw
悪魔城モモダマ(桃玉)

394 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/23(Sun) 00:17
【悲報】ワイ37歳、スマブラでカービィを使い小学生に負ける

395 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/24(Mon) 00:17

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」



ツキカゲ「………ここで止まれ」
シノ「…………………」
ツキカゲ「ここなら邪魔者が現れる事は無い……全力で戦う事が出来る筈だ」
シノ「どうしてそこまで……?私を斃す事で、自分の強さを証明出来るとでも…?」
ツキカゲ「そうだ……お前と初代暗闇斎……まずはお前達を斃す事が、僕が最強であるという事を証明する手立てとなる」
シノ「どうしてそこまで強さに執着するのですか?」
ツキカゲ「あの時……僕が強ければ………守る事が出来た筈なんだ………!」
シノ「ツキカゲさん……やっぱり、あの時の事を……」
ツキカゲ「お前達も僕を戦力外呼ばわりし、僕を闇の忍び部隊から追い出した……!」
シノ「それは違います!文左衛門さんの死に囚われている状態の貴方を、戦いに出す事は……!」
ツキカゲ「だから決めたんだ強くなると!!お前や初代暗闇斎を葬れば、僕を戦力外扱いした闇の忍び部隊の連中も見返す筈だ!!
  さあ来いシノ!!僕はもうあの時の弱かった頃の僕じゃない!!僕は強くなったんだ!!今度こそそれを証明してやる!!」
シノ「……やはり、戦いは避けられないようですね……分かりました
  それなら望み通り、全力で戦いましょう…!貴方の言う強さが、間違ったものである事、教えてあげます…!」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第捌拾壱話 妖刀迷宮!仕掛けられた罠


 前回までの記録

  第伍拾伍話 戦々恐々!対立は突然に(>>40 >>42-45)
  第伍拾陸話 雲外蒼天!砕けぬ絆(>>60-63)
  第伍拾漆話 新章開始!妖精の腕輪争奪戦編(>>66-69)
  第伍拾捌話 絶体絶命!命を断ち切る天使の鋏(>>73-76)
  第伍拾玖話 魑魅魍魎!悪霊達の宴(>>87-90)
  第陸拾話 悪霊退散!正義の炎燃え上がる時(>>97-102)
  第陸拾壱話 戦々慄々!幻影五人衆現る(>>109-114)
  第陸拾弐話 七転八倒!見えない思惑、隠された罠(>>131-134)
  第陸拾参話 怨霊跋扈!追い詰められた忍び(>>137-139)
  第陸拾肆話 電光石火!花火師決死の一発(>>151-154)
  第陸拾伍話 大死一番!花影流最後の試練(>>159-161)
  第陸拾陸話 呉越同舟!妖精を追え(>>164-166)
  第陸拾漆話 雷轟電撃!雷殺剣・召雷闇龍獄炎葬破斬(>>176-178)
  第陸拾捌話 阿鼻叫喚!復活の幻夢四天王(>>181-183)
  第陸拾玖話 星火燎原!希望の光、未だ消えず(>>188-189)
  第漆拾話 威風堂々!降り立った花影の戦士(>>191-196)
  第漆拾壱話 悲願達成!遂に入手、妖精の腕輪(>>211-213)
  第漆拾弐話 裏切りは突然に!我が名は夜叉丸(>>216-219)
  第漆拾参話 クチナワとの決戦!腕輪を奪還せよ(>>236-239)
  第漆拾肆話 運命を覆せ!虹龍・百花繚乱(>>253-257)
  第漆拾伍話 今明かされる、タックの過去(>>258-261)
  第漆拾陸話 復讐の毒蛇、オロチの策略(>>268-270)
  第漆拾漆話 血塗られた妖刀(>>272-274)
  第漆拾捌話 地獄の雷(>>336-339)
  第漆拾玖話 支配者黄泉、恐怖の妖刀(>>357-360)
  第捌拾話 妖刀事変!操られた住人達(>>381-384)


396 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/24(Mon) 00:18

ツキカゲ「はあああああああああああああっ!!!」

 キィィィイイイイイイン!!

シノ「……………!」

ツキカゲ「うおおおおおおおおおおお!!雷殺剣!!」

 ビュン!!

ツキカゲ「はああああああああああっ!!」

 ビュン!!

シノ「…………………………」

ツキカゲ「……何故だ!!さっきから避けてばかりで、何故攻撃しない!?」

シノ「ツキカゲさん……はっきりと言います やはり貴方の言う強さは偽物です……そんな偽りの強さで、私は斃せません」
ツキカゲ「ほざけ!!お前に僕の強さの何がわかる!?」
シノ「分かります……私も、一度戦う力を失い、戦力外となった状態から修行しました………
  その過程で、私は一度命を失いかけました……ですがその死を乗り越え、花影流の奥義を会得しました
  だから分かるんです 死にかけた事で、本当の正しい強さとは何なのかを私は知りました
  確かに貴方は強いです……ですがそれは間違った強さです………
  貴方は他者から与えられた力を、自分で手に入れた力だと勘違いし、思いあがっているだけじゃないんですか……?
  貴方のその強さは、本当に貴方自身のものだと言い切れますか…?」
ツキカゲ「黙れ!!!貴様の詭弁など通用するか!!」
シノ「では……詭弁かどうか、確かめてみましょうか……!」
ツキカゲ「何っ……!?」

シノ「はああああああああああああっ!!!」

 キィィィイイイイン!!!

ツキカゲ「ぐ……ぐあああああああっ!?
  くっ……!何だ……この力は………!?」

シノ「はああああああああっ!!」

ツキカゲ「くっ…!うおおおおおおおおおお!!」

 ドン!!

ツキカゲ「ぐああああああっ!!」

シノ「……………」

ツキカゲ「くっ……この………!」

ツキカゲ(この僕が負ける筈が……!)

ツキカゲ「うおおおおおおおおおおおお!!」

 ヒュッ!ドガッ!!

ツキカゲ「ぐあああああああ!!」

シノ「どうですか……?少しは実感しましたか?今のあなたに、私は斃せません」
ツキカゲ「くっ……!舐めるなあああああ!!うおおおおおおおおおおおおお!!!」

 バチバチバチバチバチバチバチバチ……!

シノ(この技は……あの時の……!)

ツキカゲ「うおおおおおおおおおお!!!食らえ!!雷殺剣・召雷闇龍獄炎葬破斬!!!」

シノ「はああああああああっ!!花影流・紅蓮紅葉!!!」

 ドォォォォオオオオオオオオオオオン!!!



タック「何や!?凄い爆発音や……!」
ジュキッド「向こうからだったな…まさか……」
サスケ「シノか……!?」
タック「急ぐで!」
ジュキッド「おう!」

魔獄「あ……こら!逃げるな!!」
血桜「いや……追うな 我々も戻るぞ あの様子では黄泉の奴めはしくじったようだ」
魔獄「ちぇっ……もっと遊びたかったんだけどなあ」
血桜「愉しむ機会はまだあるだろう 私も奴らを諦めたわけではないからな……」



ツキカゲ「くっ………!はあ……はあ…………!馬鹿な……雷殺剣・召雷闇龍獄炎葬破斬を…………!」

シノ「これで分かりましたか?貴方の全力は、私の全力には及びません」
ツキカゲ「己………!」
シノ「ツキカゲさん……貴方はまだやり直せます………」
ツキカゲ「黙れ!!お前の誘いになど乗るか!!今更お前達の下に戻るつもりは無い!」
シノ「ツキカゲさん……貴方は……!」

タック「おーーい!!シノ姐はーーーん!!」

シノ「……!」

ツキカゲ「邪魔者が入ったか……覚えておけ……今より更に強くなり、今度こそお前達の息の根を止めてやる……!」
シノ「ツキカゲさん……!」
ツキカゲ「黒雷!!」

 ドォォォオオオン!!

シノ「………!」

タック「シノ姐はん!そこにおったんかい!探したんでっせ!」
シノ「タックさん……!皆も………!」
ジュキッド「一体、誰と戦っていたのだ…?」
サスケ「例の妖刀か…?それとも、坊主か?」
シノ「………一度戻りましょう 戻ってから、詳しくお話します」


397 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/24(Mon) 00:23

オロチ「襲撃ご苦労だったよ 途中で邪魔が入ったそうだが、それはそれで仕方のない事だ」

黄泉「あのシノとかいう小娘も仕損じたようだ せっかく俺が譲ってやったと言うのになあ」
ツキカゲ「負けたわけじゃない…!シノは必ず僕が殺してやる……!」
オロチ「ここで喧嘩はよしてもらおうか ここは僕が作ったとっておきの館だ」
血桜「だが、これからは我々のものとなるのだろう?我々のものとなるなら、何をしても構わぬだろう」
オロチ「そうさ この館は、僕が君達の為に用意したのさ こうして皆揃って器を手にする事が出来たんだ
  それを祝して、君達へのプレゼントだよ
  この館には、侵入者を確実に抹殺する為に、様々な罠が仕掛けられている
  殺したい奴を誘い込む事が出来れば、君達は有利に殺しが出来るというわけさ」
血桜「成程な そうと分かれば」
黄泉「早速準備に取り掛かるか」
魔獄「さんせーい!」

ツキカゲ「………………」

オロチ「どこに行くんだい?」
ツキカゲ「僕は更に強くなる……くだらん茶番に付き合う暇はない」
黄泉「殊勝な心掛けだな だがお前に、奈落を使いこなす事は出来るのか?」
ツキカゲ「……どういう意味だ?」
黄泉「俺はお前の持つ奈落と一緒に作られた妖刀……つまり兄弟だ 奈落の事で知らねェ事は無ェと自負している
  奈落は、数ある妖刀の中で最も強欲で執念深い野郎だ 俺にははっきりと分かる
  お前は奈落を屈服させ使いこなしていると思い込んでいるがそいつは錯覚だ 奴はお前の心を少しずつ支配している
  今のお前の意思は、奈落に操られているも同然というワケさ」
ツキカゲ「違う!!出鱈目をぬかすな!!僕が奈落に操られているだと……!?違う!!
  この力は、僕が奈落を従わせる事で手に入れた力だ…!!今度余計な事を言ってみろ……地獄の雷で消し去ってやる……!!」

黄泉「随分と勘違いしたガキだ あれは奈落が与えた力だってのにな」
魔獄「あんな奴の事は放っといて、僕らは僕らの遊びをしようよ」
血桜「同感だ 私も狙った獲物は逃したくはない質でな、今に奴らの血を吸いたいものだ」
黄泉「俺もあの小娘には借りがあるからなあ……だがその為には、奴らをここへ誘い込む手段が必要となるが……」
オロチ「何、簡単な事さ 闇の忍び部隊の連中をここへ誘い込めば良いんだろう?それなら餌を使えば良いのさ」
黄泉「餌…?」
オロチ「ああ、丁度良い手頃な餌がいるのさ 手筈通りに動けば、闇の忍び部隊をここへ誘導するのはそう難しくない
  では、君達の武運を祈っているよ」



暗闇斎「今の所妖刀の数は3体……奴らは魔獄と血桜、そして黄泉と名乗ったのか」
シノ「その妖刀について、父上は何か知っていますか?」
暗闇斎「いや、聞いた事の無い名前だ……そもそも妖刀とは、禁術用いて作られた、いわば呪いの刀
  使う事は勿論作る事も許されてはいない……しかしながらその数は馬鹿に出来ない程存在しているという
  拙者が知っている妖刀は、その中でごく一部だけだ」
タック「禁止やっちゅうてんのに、そんなにあるんやな」
ワイユー「強大な力に目が眩んだ奴らが、昔は大勢いたのだ
  禁術に手を伸ばした者は皆、その報いを味わい、碌な死に方をしなかった」
ジュキッド「オロチとやらは、その妖刀を拾い集め、それを他の奴に使わせているという事か」
サスケ「随分と姑息な手段を使いやがるな、あの蛇野郎」
暗闇斎「注意すべき事はそこではない 問題なのは奴らの行動だ
  奴らは我々ではなく、無関係な街の住人達に狙いを付けている
  プププランドに奴らの侵入を許してしまえば、また大勢の人々が犠牲となる
  何としても早めに食い止めなければ……」
ジュキッド「しかしどうする……奴らがいつ襲い来るか行動が読めぬ以上、対策を練るのは不可能ではないのか」
シノ「妖刀達の狙いはもう一つあります 妖刀・黄泉と名乗った男はバウンシーさんに狙いを付けました
  恐らく、私達と親しい者をターゲットにする可能性もあります」
タック「最初に現れた妖刀使いも、ボクらと知り合ったばかりのベニーはんを狙ったしな」
暗闇斎「……となると、次に狙われる人物は………」
タック「………シノ姐はん、今すぐ友達に連絡するんや」
シノ「え……?」
タック「早くや!嫌な予感がする……!」
シノ「分かりました…………」


398 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/24(Mon) 00:25

ミント「はいもしもし」
シノ「ミントさん!今どこにいますか?」
ミント「どこって……今喫茶店から出た所だけど」
シノ「メロンさんと一緒ですか!?」
ミント「え…?今メロンと一緒だけど……どうしたの?」
シノ「そこから動かないでください!」
ミント「え……?ちょ……ちょっと!シノ、どういう事!?ねえ、ちょっと!」

シノ「急ぎましょう!」
サスケ「待て!どういう事だ!」
タック「奴らの次の標的や!多分奴らはシノ姐はんと関わってきた人物を狙う!
  もしその予想が正しければ、恐らく次の狙いは……!」
ジュキッド「シノの友人達か……」
ワイユー「成程……確かに奴らの考えそうな事だ」
暗闇斎「その読みが正しいかは分からんが、用心するに越した事はない……急げ!」


タック「シノ姐はん!!」

シノ「……………!」
タック「シノ姐はん………?」
シノ「………店の前に、紙切れがありました………」
ジュキッド「何か書いてあるぞ……『お前の友人は預かった』……………!」
サスケ「一足遅かったか………!」
タック「裏面には地図が書いてある……!あいつら、ここにボクらを誘い込むつもりや!」
ワイユー「罠かもしれん……しかし助けないわけには………」
シノ「行きましょう……!」
ジュキッド「俺は賛成だ」
サスケ「ああ、調子に乗りやがって……今度こそ仕留めてやる」
タック「野放しにしておくわけにも行かへんしな」



ミント「くっ……!何だよ!ここから出しやがれ!」
黄泉「クックック………お前達は獲物をおびき寄せる為の餌だ そこでじっとしていりゃ良い
  全てが終わった後に解放してやるよ」
ミント「獲物を呼ぶ餌だと……!?何考えてやがる!」
メロン「こんな事をして、ただで済むとでも……?」
黄泉「思わねェさ……奴らは強い そして、あんたらにも一応警戒している 一応な
  間違っても変な気を起こすなよ この屋敷には罠を仕掛けている……下手に歩けばどうなるかはこの俺にも分からんからな」


サスケ「ここか……奴らのアジトは」
タック「いつの間にこんな場所に隠れ家を………」
ジュキッド「驚いている時間は無い 殴り込みだ 一気に畳み掛けるぞ」
ワイユー「見張りも付けないとはな……それ程余裕というわけか……」
シノ「何であろうと構いません!メロンさんとミントさんは必ず救出します!行きましょう!」




魔獄「奴ら、まんまと屋敷に入って来やがった!」
血桜「よし、早速最初の罠だ」



 プシュゥゥゥウウウウウウウ!!

タック「何や!?煙か!?」

教徒「侵入者だ!仕留めろ!!」

教徒達「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

サスケ「チッ……!面倒な連中だ」
ジュキッド「ああ、片っ端から仕留めるぞ」
タック「はあ…大勢の相手はもう懲り懲りやな」
ワイユー「無駄口を叩くな 戦いは既に始まっている!」
シノ「そこを通して貰います……!はあああああああああああっ!!!」


399 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/24(Mon) 00:26

黄泉「ククク………始まったか……!」
魔獄「よし!じゃあ僕達もそろそろ準備しないとね!」
血桜「最高のメインディッシュが味わえそうだな……!」



サスケ「これで全員仕留めたか……!」
タック「ああ!次行きまっせ!」
ワイユー「待て!次にどんな罠があるか分からん!ここはあくまで慎重に……」

血桜「第二の罠、発動!」

 プシュゥゥゥウウウウウウウウウウ!!

サスケ「くっ……!」
タック「何や!?また煙か!」

ジュキッド「サスケ殿…!くっ…!前が見えぬ……!!」

シノ「皆さん…!どこにいますか…!?皆さん、応答を!」

黄泉「呼び掛けても応答は無いぜ……この時点で、お前はもう1人だからよ」
シノ「妖刀……黄泉…………!」
黄泉「俺の名を覚えていたか 良いぜ、物覚えの良い女は俺の好みだ」
シノ「ふざけているんですか……!?」
黄泉「そう慌てるな お前が会いたがっている連中はこの部屋の中にいる……」
シノ「…………!」

メロン「シノ……!」
ミント「悪いな……捕まっちまった………」

シノ「メロンさん……ミントさん…………!」

黄泉「この通り、2人は無事だ 返して欲しけりゃ、この俺を斃してみる事だ
  だが俺もそう簡単に斃される程優しくはねえぜ あの時は油断したが、今度はそう上手くは行かないぜ」
シノ「良いでしょう……貴方を斃して、2人を救い出してみせます!」


タック「………煙が晴れた!どこやここは!?さっきと場所が変わっておる!」
サスケ「一体どうなってやがる……!」

魔獄「はははははははは!ようこそ僕達の部屋へ!」
血桜「また会ったな……活きが良さそうな連中よ」
サスケ「ふざけやがって……何の真似だ」
魔獄「決まっているじゃないか!今からお前達を順番に殺して行くんだよ!
  まずはお前達2人、その後で強そうな2人を殺してやる!」
血桜「娘の方は黄泉の奴にくれてやった 何かと因縁があるらしくてな
  私としては、あの娘の血を吸いたかったのだがな……残念だ」
魔獄「さあ早速始めようか!残りの2人は雑魚と戦いながら待っていなよ!」



教徒「うおおおおおおおおおお!!」
ジュキッド「ふんっ!!」

 ドガッ!!

教徒「ぐああああっ!!」

ジュキッド「くっ………!この屋敷の罠は、奴らの命令で動くようだな……」
ワイユー「我々は隔離されたようだな……ここは全員が勝利するのを信じるしかないようだ
  良いな、誰一人死んではならんぞ!我々に許されるのは勝利のみだ!」

サスケ「当たり前だ こんな連中、すぐに片付けてやる!」

魔獄「そんな事、お前達に出来るかな……?」
血桜「お前達の先にあるのは……地獄だ!」




  第捌拾壱話 妖刀迷宮!仕掛けられた罠 終


シノ「次回予告です 私は黄泉と、サスケさんとタックさんは魔獄、血桜の2人と
  そしてジュキッドさんとワイユーさんは幻夢教の教徒達がいる部屋にそれぞれ閉じ込められました
  妖刀達は屋敷の罠や妖術を使って闇の忍び部隊を追い詰める
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第捌拾弐話ご期待ください」

400 名前:Girl4 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/24(Mon) 01:46

>>386

メロン「あまりそういうのに付き合いたくないの だから私はパス」
ミント「あたしはバイトとか色々あるから忙しいし……だからパス!」
シノ「2人共……付き合ってあげるつもりはないんですか……?」
メロン「嫌に決まってんじゃん どうせお酌しろとか色々要求して来るに決まってんじゃん」
ミント「そうだぜ 酒の席で酔っ払いの介護すんのは色々大変なんだぜ
  それにあたしら未成年じゃん 忘年会やるなら、もう少し年取ってからだね
  未成年の女の子と遊びましたなんて周りに言いふらされたくないだろう?」
カグヤ「お酒?何それおいしいの?」
シノ「毒です」
カグヤ「毒!?じゃあタックはいつも毒を飲んでるの!?吐き出させないと!タックが死んじゃう!」
シノ「タックさんは大丈夫ですから安心してください」
メロン「もうちょっと良い言い方あったんじゃない……?」
ミント「毒って言われたら普通びっくりするよな」

>>387

メロン「ポケモン……?どうやら死にたいらしいわね………」
シノ「いきなりどうしたんですか……!?」
ミント「メロンにポケモンはさせない方が良いんだ……あいつは確実に相手の嫌がる戦法を取りたがるからな……
  ちなみにあたしは22回挑んで22回敗れた!」
シノ「全敗じゃないですか 別に自慢する事じゃないですよねそれ」

>>388-389

カグヤ「なーんだ 来年に解けるなら別に大丈夫だよね だってタックだし」
シノ「タックさんはいつも誰かにお金を借りる事を繰り返すから、本当は無くても大丈夫なんですよね
  借金を踏み倒すどころか、更に上借りするから困ったものですね
  ツキカゲさんは、彼に一体いくら貸したのでしょうか……」
カグヤ「もしかして!あいつが変なのってタックが原因なのかも!」
シノ「それはそれとして関係ない事だとは思いますよ」
ミント「まあ、あたしらには関係無い話だから、別にこんな話はスルーで良いけど」

>>390

メロン「ふーん…そう……それで?これ以上特に言う事無いなら帰ってもらえる?時間の無駄だから」
ミント「劣化って自分で言っちゃう辺り、忍者としてどうなんだろうな」
シノ「忍者は基本暗殺が基本戦術ですので、普段の姿をあまり強く見せないのも戦術の一つなんですよ」
メロン「そんな器用そうには見えないけど、まあシノが言うならその通りなのかしらね」
カグヤ「しーのんの言う事には信じるんだね」
ミント「この人、シノにだけは優しいからな シノにだけはな」
メロン「それの何が悪いわけ?」
シノ「ここで喧嘩はしないでください…」
ミント「しかし関係無いけど、昔烈火の炎って漫画があったよな 幽遊白書に似たような漫画だったっけな確か」

>>391

シノ「面白いと思ってそういう話をしているんだと思いますが、私には何が面白いのかが全く分かりません」
ミント「こういうのはスルーで良いんだって いちいち気にしていたらキリが無いから」
メロン「まあ、どんな敵が来ようとシノなら余裕でしょ ラスボスレベルが相手でも、シノにとっては赤子の手をひねるようなものよ」
シノ「流石にそこまで行くと過大評価すぎませんか…?」
カグヤ「大丈夫!しーのんは百獣の王なんだもん 1人1人の対処法はバッチリだよね!」
シノ「私を誰かと間違えていませんか…?」

>>393

メロン「あれが王になったら、それこそ世界の破滅ね」
ミント「あまり想像出来ないな……なんか風雲たけし城みたいな城が出来上がりそうな気がする」
シノ「その場合、隊長ポジションは陛下になりそうですね」
ミント「これ以上話しても面白い話にならなそうだから次行こう次」
カグヤ「段々返事が雑になって来たね」
シノ「信じられないかもしれませんが、これがいつも通りです……」

>>394

ミント「あー…まあ、何て言うか……まあそういう日もあるっしょ
  勝負は時の運って言うし、たまたま運が悪かっただけっしょ
  また次頑張れば良いんすよ、37歳サン」
メロン「子供の方が上達が早いし、悔しいと思うけれど、これが現実ってやつなのよね」
シノ「大人より子供の方が遊ぶ時間は長いですし、その差ではないでしょうか」
メロン「仕事の無い大人なら子供より遊ぶ時間は長そうだけれど」
ミント「ゲームする時間があるなら職探せよってなるよな」
カグヤ「世知辛い世の中だよね」
シノ「そういう話は今後控えた方が良いと思います……」


シノ「本日はここまでですね それではまた次回、さよなら」

401 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/24(Mon) 07:05
タックとミントは夫婦なの?

402 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/24(Mon) 14:05

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


シノ「はああああああああっ!!」

 キィィィイイイイン!!

黄泉「くっ……!はあ……はあ………!」

メロン「何だかんだ言って、どうやらシノの方が一枚上手の様ね」
ミント「思ってたより全然大した事無かったな!行っけーシノ!あんな奴、ぶっ斃しちまえ!!」

シノ「終わらせましょう……」

黄泉「くっ………ここまでか……………何つってな!」
シノ「え………!?」
黄泉「こうなる事は最初から想定していた!お前には真正面から立ち向かっても勝てねえ!
  だが俺はここでこの屋敷に仕掛けられた罠を発動させる!」
シノ「一体……何を………!」
黄泉「見て驚くが良い!うおおおおおおおおおおおおお!!」

シノ(普通に斬りかかって来た……?)

シノ「はあああああああああっ!!」

 ビュン!!

シノ「………!?消えた!?」

黄泉「ッシャアアアアアアアア!!!」

 ヒュバッ!!

シノ「………………………!!」

メロン「っ……!!シノ!!」
ミント「何だと………!?」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第捌拾壱話 妖刀乱戦!卑劣なる闘争


 前回までの記録

  第伍拾伍話 戦々恐々!対立は突然に(>>40 >>42-45)
  第伍拾陸話 雲外蒼天!砕けぬ絆(>>60-63)
  第伍拾漆話 新章開始!妖精の腕輪争奪戦編(>>66-69)
  第伍拾捌話 絶体絶命!命を断ち切る天使の鋏(>>73-76)
  第伍拾玖話 魑魅魍魎!悪霊達の宴(>>87-90)
  第陸拾話 悪霊退散!正義の炎燃え上がる時(>>97-102)
  第陸拾壱話 戦々慄々!幻影五人衆現る(>>109-114)
  第陸拾弐話 七転八倒!見えない思惑、隠された罠(>>131-134)
  第陸拾参話 怨霊跋扈!追い詰められた忍び(>>137-139)
  第陸拾肆話 電光石火!花火師決死の一発(>>151-154)
  第陸拾伍話 大死一番!花影流最後の試練(>>159-161)
  第陸拾陸話 呉越同舟!妖精を追え(>>164-166)
  第陸拾漆話 雷轟電撃!雷殺剣・召雷闇龍獄炎葬破斬(>>176-178)
  第陸拾捌話 阿鼻叫喚!復活の幻夢四天王(>>181-183)
  第陸拾玖話 星火燎原!希望の光、未だ消えず(>>188-189)
  第漆拾話 威風堂々!降り立った花影の戦士(>>191-196)
  第漆拾壱話 悲願達成!遂に入手、妖精の腕輪(>>211-213)
  第漆拾弐話 裏切りは突然に!我が名は夜叉丸(>>216-219)
  第漆拾参話 クチナワとの決戦!腕輪を奪還せよ(>>236-239)
  第漆拾肆話 運命を覆せ!虹龍・百花繚乱(>>253-257)
  第漆拾伍話 今明かされる、タックの過去(>>258-261)
  第漆拾陸話 復讐の毒蛇、オロチの策略(>>268-270)
  第漆拾漆話 血塗られた妖刀(>>272-274)
  第漆拾捌話 地獄の雷(>>336-339)
  第漆拾玖話 支配者黄泉、恐怖の妖刀(>>357-360)
  第捌拾話 妖刀事変!操られた住人達(>>381-384)
  第捌拾壱話 妖刀迷宮!仕掛けられた罠(>>395-399)


403 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/24(Mon) 14:05

シノ「………………………!」

黄泉「良いぜ 信じられねえって顔してんな 俺が見たかったのはその表情だったんだ!」

ミント「どういう事だよ……!?シノが背中を斬られるなんて……そんな事………!」
メロン「全く反応出来ていなかった……あいつは一体何をしたっていうの……!?」

黄泉「おらもう一丁!うおおおおおおおおお!!」

シノ「はああああああああっ!!」

 ヒュバッ!!

シノ(また消えた……!?)

黄泉「ヒャッハァーーーーー!!」

 ザシュ!!

シノ「ううっ…………!!」

ミント「ま……また斬られた………!どうなってんだ一体………!」
メロン「もしかして……これが屋敷に仕掛けられた罠……!まずい…早くこの罠の仕掛けを把握しないと、シノに勝ち目はない……!」

黄泉「クッククククククククク……!ハッハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

シノ「………………………」



 ビュン!!

血桜「なっ……!!」

タック「先手必勝や!」

 シュバッ!!

血桜「ぐううううっ……!!」

タック「射殺せ」

 ヒュッ!!ドン!!

血桜「ぐあああああああああっ!!」

タック「……ふう、こないなもんか お遊びとしては、ちと足らんかったな」

血桜「……ふふ……クククククククク………!」

タック「何や まだ立てんのかい……なら本格的に止めを……」

血桜「遊びは終わりだ……見せてやる……私の力をな!!」

 ザシュッ!!

血桜「ぐふっ………!!」

タック「なっ……何や……?!あいつ、自分で自分を斬りよった……!!何してんや!?」

血桜「クク………何……すぐに分かるさ………我が肉体より顕現せよ!血龍!!」

 ブシャァァァアアアアアアアアア!!

タック「なっ………何や………これは…………!?」

血桜「我が妖刀・血桜の能力……それは自らの血液を武器として操る能力……その名も血龍!
  さあ血龍よ!今こそ舞い踊り、敵を一人残らず食い殺すのだ!!」

 ブシャァァァアアアアアアア!!!

タック「くっ……!ぐあああああああああああ!!」



魔獄「はっはっはっはっはっは!!どうしたどうした!?逃げ回ってばかりじゃ僕は斃せないよ!?」

サスケ(動きが速い………隠れる場所を見つけた所で、すぐに見つかるか………だが……)

魔獄「………何かする気かい?」

サスケ「まあな……受けてみろ!!」

 ドォォォオオオオオン!!

魔獄「ぐあああっ!!目晦ましか!!」

サスケ(距離、二間……!よし………今だ!)

魔獄「何てね……!」

???「おい!馬鹿息子!」

サスケ「…………!てめェは………!親父……!」

ハンゾウ「俺を殺すってのか……?別に構わねェぜ………だが……」

魔獄「僕も君を殺す事にするよ!」

 ザシュッ!!

サスケ「くっ…………!」

魔獄「ああ惜しい惜しい……今の一撃で殺せると思ったのに」
サスケ「今のは……幻術か………」
魔獄「大当たり!僕の能力は相手の記憶を読み、それを基に姿形を変える事が出来るのさ!」
サスケ「そんな事をべらべら喋っちまって良いのか?今のは油断したが、幻影だと分かったなら俺は容赦なく撃つぜ」
魔獄「無理だよ 君には撃てない」
シノ「私を撃てると言うなら、どうぞ撃ってみてください」
サスケ「くっ………!」
シノ「ほら……どうしましたか?撃てないなら……」
魔獄「僕が攻撃しちゃうもんね!!」

 ビュン!!

魔獄「ああまた逃げられた!本当にすばしっこくて嫌になっちゃうなあ!」

404 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/24(Mon) 14:07

教徒達「うおおおおおおおおおおおおお!!」

ジュキッド「ぬおおおおおおおおおおおっ!!」

 ドン!!

ワイユー「忍法!!」

 ドォォォォオオオオオン!!!

ジュキッド「次から次へと……キリが無いな………」
ワイユー「ああ……だがそれより不可解なのがこの屋敷だ」
ジュキッド「屋敷がどうかしたのか……?」
ワイユー「先程、忍術で壁もろとも連中を吹き飛ばそうとしたのだが……見ろ、壁は無傷だ」
ジュキッド「何だと……!?」
ワイユー「これは恐らくまやかしだ この館そのものが幻術で出来ている………
  つまりどこかにこの幻を解く何かがあるかもしれん」
ジュキッド「幻を解く何か……だと…………!?」
ワイユー「どこかにこの館を形成する為の中心部となる札がある筈……!それを探すんだ!必ずどこかの部屋にある………!」


タック「札……!?一体どこに…………もしかしてあれか!?」
血桜「…………!」
タック「よし!あれを破壊すればこの館を壊す事が出来るんやな!」
血桜「させるか!!」

 ドン!!

タック「ぐあああああっ!!」
血桜「我が血龍を前にその様な事が許されると思うな!貴様は血の一滴まで我が養分となるが良い!」
タック「くっ……!ぐあああああああああああ!!」


黄泉「いくら斬った所で回復してはいつまで経っても決着がつかんな………
  腕輪の力でも再生出来ぬよう、まずはその腕から斬ってやろうか……」

シノ「………………………」

黄泉「行くぞ!!うおおおおおおおおおおおおお!!」

シノ「………………!はあああああっ!!」

 キィィィイイイイイイン!!!

黄泉「なっ………何っ!?」

ミント「攻撃を……見切った!?」

黄泉「馬鹿な…………!」
シノ「貴方が発動した屋敷の罠に正体……それは自分の姿を消す罠と偽の映像を相手に見せる罠
  二種類の罠を使い分けていたんです……違いますか?」
黄泉「くっ…………!」
シノ「仕掛けが分かれば、後は音を頼りにすれば良いのです
  視覚を利用したトリックなら、視覚に頼らなければ良い それだけの事です」
黄泉「そうか……では更に罠を発動させる!!」

 キィィィイイイイイン!!!

シノ「っ………!」

ミント「ぐああああっ……!超音波!?」
メロン「聴覚を封じるつもり!?」

黄泉「これなら俺の動きを捉える事は出来まい!!フハハハハハ!!これで俺の勝ち……」

 ドン!!!

黄泉「ぐふぉぉぉぉおおおおおおおお!!?」

 ドガァァァアアアアアアアアアン!!!

シノ「…………肉を切らせて骨を断つ……という言葉を知りませんか?
  いくら姿を消し、偽の映像を見せ、聴覚を封じた所で、斬られる瞬間……つまり触覚さえあれば相手を捉えるのも難しい事じゃありません」

黄泉「そんな…………馬鹿な………………………!ぐふっ………!」

メロン「策士策に溺れる……ね」
ミント「ひょっとしなくても、あいつ、馬鹿?」


シノ「心配をお掛けしましたね」
ミント「まあシノなら必ず助けに来てくれるって信じてたよ!」
メロン「また借りが出来てしまったわね……」
シノ「困った時はお互い様ですよ……では、後は脱出するだけですが………他の皆は大丈夫なのでしょうか………?」


405 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/24(Mon) 14:10

魔獄「ほらほらどうした!?撃ってみろよ!撃ってみろよ!!その短筒はただのお飾りか!?はははははははははははは!!」
サスケ「そんなに撃たせたいなら撃ってやろうじゃねェか!」
魔獄「そうか………」
サイゾウ「じゃあ撃ってみてくださいよ!サスケの兄貴!」
サスケ「……………!」
サイゾウ「撃てるわけないっすよね?だって相手は俺だし………」

 ドォォォオオオオオオオン!!!

魔獄「ぐあああああああああああ!?」

サスケ「…………………………」

魔獄「何…で…………!自分の子分だぞ……!?何でそう簡単に撃つんだよ………!?」

シノ「サスケさん!私の顔を忘れましたか!?私は闇の忍び部隊の隊長……シノですよ……!?
  サスケさん……貴方に私を撃てる筈が……」

サスケ「黙れ!!」

 ドォォォォオオオオオオオン!!!

魔獄「ぐあああああああああああ!!お……己……!何故……だぁあああ……!」

サスケ「言っただろう 幻影だと分かったなら容赦なく撃つってな……もう貴様のままごとに付き合う時間は終わりだ」

魔獄「くっ………!くそっ…………!」

 バタッ!

サスケ「…………くたばったか」

魔獄「……………………」

タック「おーーーいサスケ兄はん!ボクでっせ!タック君でおま!今勝った所でっか?ボクも今戦いが終わった所やったんですわ!
  いやああの血桜とか言う妖刀、血をビュービュー出して強かったのなんの……せやけど何とか勝ちましたわ!
  それでな、この屋敷を形成しているっちゅう札の場所が分かったんや あれを破壊すれば、この屋敷は無くなり、脱出出来る
  せやからボクと一緒に……」

 ドォォォォオオオオオオン!!

魔獄「ぐああああああああああ!!!」

サスケ「くだらねェ真似してんじゃねェよ」

魔獄「く………くそが…………………!」

サスケ「てめェにだけは言われたくねェな」



タック「くっ………ぐああああああ……………!」

血桜「クククククククク!さあて、そろそろ実食と行こうか……!お前の血は、どんな味がするのかな……?」

タック「くっ………!」

サスケ「何だお前、まだ戦っていたのか 随分苦戦している様だが、手伝うか?」

タック「別にいらんわ……!それより………」

サスケ「札の事だろう……?俺に任せろ」

タック「ああ……頼んますわ……!」

サスケ「お前に言われなくてもな」

 ビュン!!

血桜「簡単にそこを通すと思うか!!?」

タック「はああああああっ!!」

 ビュン!!

血桜「なっ…!!」

 ドン!!

血桜「ぐああああああああああああ!!!」

タック「よそ見して良えんかな?あんたの相手は、ボクでっせ!」

血桜「己……!血龍!!」

タック「そいつはもう通用せんわ」

 ビュン!!

血桜「馬鹿な……!血龍を避け………!」

 ヒュバッ!!ドォォォオオオオオオン!!

血桜「ぐああああああああああああ!!」

タック「仕舞いや 安らかに眠れ」

血桜「お………己…………………!」

サスケ「こいつで終わりだ」

 ドォォォォオオオオオオオオン!!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

ジュキッド「館が崩れる……やったのか!?」
ワイユー「その様だな……よし、脱出するぞ!」
ジュキッド「おう!」


406 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/24(Mon) 14:11



暗闇斎「……よし、これで3つの妖刀は回収した」
タック「それ、普通に持ったりして良えんでっか……?呪われたりせえへんの……?」
暗闇斎「術で呪いの力を弱めている……今の状態なら普通の刀と変わりないでござる」
サスケ「そいつを持ち帰ってどうするつもりだ?」
暗闇斎「解体処分するでござるよ 呪いで生まれてしまった刀に、どこにも安息の場所は無い
  だから形を無くして弔ってやるのでござる さあ、帰るでござるよ ご苦労でござった」
タック「はあ……ボクらの苦労は一体何やったんやろうな………」
メロン「迂闊だったわ……まさか私達が捕まるなんて………闇の忍び部隊に恩を作るつもりは無かったんだけど……
  助けてくれたことについては礼を言う ありがとう お礼だけど、今日はミントが皆に奢ってくれるって」
ミント「あ…あたし!?ちょっとメロン!何勝手に決めてんだよ!」
タック「ミントちゃんの奢りやなんてボク、嬉しいな!」
ミント「はあ!?お前まで勝手に決めないでもらえる!?」
タック「あわよくば、ボクと夫婦という関係に……」
ミント「夫婦!?ふざけんな!!誰がお前なんかと……!!このアホ!!!」

ジュキッド「良く見たら、似た者同士かもしれんな」
シノ「そうですね……」
ワイユー「成程!これがめおと漫才というやつか!また一つ勉強になったでござるな!わっはっはっはっはっはっはっは!!」
メロン「ミント、どうかお幸せに」
ミント「違うっつーのこの馬鹿共が!!」



  第捌拾壱話 妖刀乱戦!卑劣なる闘争 終


シノ「次回予告です オロチは、また新たな妖刀を作り出しました
  私達への復讐劇は、ほんの序章に過ぎなかった……ここから本当の悪夢が始まる………
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第捌拾参話ご期待ください」

407 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/25(Tue) 18:12
タックってどうやって生まれたの?

408 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/25(Tue) 18:13
メロンは死ぬまで独身っぽいね

409 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/25(Tue) 22:11
タックは意外とモテるの?

410 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/28(Fri) 21:09
お酒飲んじゃだめだよ?

411 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2018/12/28(Fri) 22:56
アドレーヌ「こんばんは、そして久しぶり!平成ももう終わりか〜。
今年はあまり来れなかったな…。私はもう辞めるべきなのか、それとも独立すべきなのか…。
私がもし、ここを出て独立して、10chでスレを立てたら皆どう思うんだろ」
カービィ「Dr.スランプに陥ってるんだね」
アドレーヌ「Dr.は要らないよ、カー君。私、スランプに陥ってるみたい」
カービィ「五月病なんだね」
アドレーヌ「もうすぐ一月だよ(笑)」
大王「俺様もいるデー!」
カービィ「久々の返事にいくペポ」
大王「あれ?挨拶はもう終わりかい!」

>>221
カービィ「僕は男だよー」
アドレーヌ「カー君は可愛い男の子、覚えといて」
リボン「私の恋人でもあるの、覚えといて」
大王「カービィは性別不明だと言われてるけど、男だと思って間違いはないデ」
アドレーヌ「愛され男子、カー君を宜しくお願いします」

>>222
アドレーヌ「牙羅、亜鐘、剛魔、鏡花、皆揃って雑魚だったね」
カービィ「この中には入ってないけど、タックが一番強かったのかな
元・夜叉丸だよね」
アドレーヌ「私にも倒されそうな人ばかり。
暗殺部隊だから、そんなに強くないのは仕方ないのかな」
カービィ「僕よりは確実に弱いね、僕なら一方的に倒しちゃうペポ」
アドレーヌ「こんな雑魚軍団、私も負けてやるつもりはない」
大王「お前ら燃えすぎだろ、確かにお前らの方が強いんだろうが、
暗殺集団なのを忘れちゃいかんデ」
アドレーヌ「被害の規模によっては私も動く…」
カービィ「僕だって、場合によっては黙っていないペポ…」

>>226
アドレーヌ「祭り期間をとうの昔に過ぎてしまったけど、シノが出たよ。
普段は話してみたくても話せない人が結構来るから、
ちょっと変わったイベントを味わいたい人にはオススメの場所なの」
カービィ「次の祭りは僕が行きたいペポ。
変わったイベントを味わって、ご飯も食べて、知らない人とも話してみたいペポ」

>>227
アドレーヌ「そりゃあうんちが出てくる、健康的な穴ができるね(笑)。
私もそれで健康的に暮らしてるよ。
健康を作るための穴、あんたも大事にするように」

>>228
アドレーヌ「イケメンというより可愛い男の娘って感じかな。
性格は明るくて素直で私は気に入ってるし、リボンが彼女だし、
こんなにいい子なら私が付き合いたい気もし始めてはいるんだけど、
リボンから奪うことになっちゃうしねー、
私が好きなタイプって、案外こんなタイプなのかな、って考えることもある。
私がカー君のお姉さんポジションで終わりそうなのは薄々感じてるよ」

412 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/29(Sat) 14:17
アドレーヌとカービィが本気で動いたら敵も大損害は避けられんだろうな
敵の最強クラス、東西南北・極天はもう死んだし、鉄眼ぐらいしか強いのいない
アドレーヌは精々メアと同等だろうけど、カービィはもっと強いわけで(闇に染まったツキカゲ並?)

タックじゃカービィは止められんだろうし、カービィと当たる前に改心してよかったな

413 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/29(Sat) 22:56
カービィの好物ってやっぱりトマトなのかい?

414 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/30(Sun) 00:19
着ぐるみのカービィと足がついててそこそこ大きい親指が仲良く散歩してる海外の「タッチカービィ」のCM好き

415 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2018/12/30(Sun) 19:04
アドレーヌ「こんばんは、明日は平成最後の大晦日!
月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら! は今年中には終わらずか。
終わるのは来年三月になると予想してます。
実際どうなのかは本人次第だけど、順当にいけばこの辺でしょ」

>>229
アドレーヌ「カービィ2は、リック、カイン、クーの力を借りながら7つの虹のしずくを集めるゲーム。
そうしないとラスボスまでは永遠に辿り着けない仕様なの。
一応、デデの旦那には当たれるけど、虹のしずくが7つ揃ってないならバッドエンド。
7つ集めてデデの旦那を倒せば、ダークマター戦に入れるってわけ」
カービィ「ゲームボーイのゲームってだけあって単純だけど、
それでも普通にやったらバッドエンドで終わっちゃうよ」

>>230
アドレーヌ「星のカービィの表ストーリーの裏で進んでいた、
星のカービィ外伝だと思ってもらえれば、分かりやすいかな」

>>231
アドレーヌ「星の夢はハイテクだから、忍び街道まっしぐらには出ないんじゃない?
そもそも星の夢が出るなら、先にハルトマンワークスが相手になるはず」
カービィ「時代が時代だし、忍者の古風な世界観に、銀河のハイテク会社が入ってくるのもあり得るんじゃない?」
アドレーヌ「今回、ラスボスは鉄眼かな?もしかしたら、何らかの番狂わせもありそう」

>>240
アドレーヌ「そりゃあシノでしょー、240さん、あんたは可愛さ売りにしてるの?
化粧水や日焼け止め、あとは規則正しい生活、早く寝て、ちょうどいい時間で起きること、
可愛さ・美しさが自慢の人になりたいなら、それくらいはしなきゃ駄目だよ。
私やリボンのような可愛い、もしくは美しい人目指して頑張ってね〜」
カービィ「僕のような可愛い男を目指して頑張れ〜」
リボン「いっそアイドルになれるレベルで綺麗になっちゃえ!」

>>241
アドレーヌ「シノは15歳だけど、15歳とは思えない落ち着きがあるよね。
私も落ち着かなきゃ駄目だな〜、私は一人っ子だし、身体を大事にして結婚して、
子孫を作っていきたいという願いもあるけど、戦闘の話になると心が昂(たかぶ)っちゃう。
私も落ち着いたお姉さんとして生きていきたいけど、女騎士として生きていきたい気持ちもある。
実際、私達の力を忠実に再現した、星のカービィスターアライズじゃ、
私はアルティメットチョイスで最速だし、女騎士として生きるに充分な素質はあるのかもね。
だけど、お母さんやご先祖様の遺伝子を絶やすような生き方はしたくない…。
お母さんも昔プププランドに来て、今の私のようにチビッ子の世話をしながら生きてきた。
恐らくご先祖様もそうやって生きてきたと思うし、私も落ち着いて生きてみる」

>>242
アドレーヌ「アイスホッケー編や闇の忍び部隊や激闘編、思えば面白いイベントが多かったね。
アイスホッケーで私とアミティ(勿論、ぷよぷよのキャラ)が当たったときは、大注目で盛り上がってた。
今は闇の忍び部隊の話ばかりで、特別なイベントなんて無いよね。
カートレースのイベントでもあれば、溝落としや掟破りの地元走りで一気に突き放す。
私の技術で脅かして、私を注目ドライバーとして取り上げてもらおうかな〜。
頭文字Dの技術なら結構真似できるし、私が上位に行くのは間違いないでしょ」
カービィ「僕だって負けないペポ!離されても食らい付いて、アドレーヌに勝つペポ!」
アドレーヌ「もしイベントがあったら楽しみにしてるよ、カー君。
(この私を追い詰めて、リボンにカッコいいとこ見せるのよ)」

416 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/31(Mon) 06:59
カービィとアドレーヌってお風呂一緒に入ってるの?

417 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/31(Mon) 10:59

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」



ダークソードナイト「よお、調子はどうだ?」

オロチ「……何だ、君か」
ダークソードナイト「何だとは何だ 折角失敗続きの貴様を笑いに来てやったというのに、つまらん奴だな」
オロチ「そうか、それは生憎だったね 今までのは今回の作戦の為の布石さ」
ダークソードナイト「布石だと……?貴様、今度は一体何を考えている?」
オロチ「先程完成したのさ この作戦の為の最終兵器がね」
ダークソードナイト「最終兵器だと……?これは………刀か……?」
オロチ「君は、天叢雲剣の伝説を知っているかい?」
ダークソードナイト「アマノムラクモ……?知らんな 何だそれは?」
オロチ「その昔、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)という八つの頭を持つ巨大な蛇の魔物がいたんだ
  その魔物が退治され、その遺体から出て来た刀が天叢雲剣と名付けられた それが天叢雲剣の伝説さ」
ダークソードナイト「成程な……で、その話がこの刀と何の関係があると言うんだ?
  まさかそいつがその天叢雲剣というわけではないだろうな?」
オロチ「勿論天叢雲剣ではないさ…あれは人間共の手に渡ってしまったからね、まあ最後まで聞いてくれ
  この話には続きがあってね、退治された八岐大蛇には、何と子供がいてね、それが僕と姉さんだ」
ダークソードナイト「何……!?」
オロチ「八岐大蛇は、死に際に二つの感情をこの世に遺した 一つは愛、そしてもう一つは怨み
  その二つの感情から、僕達は生まれた
  姉さんは愛の感情から、僕は、怨みの感情からそれぞれ生み出されたんだ
  そしてこの刀は、八岐大蛇の遺骨に僕の怨みの呪いを注いで錬成した、言わば怨念の妖刀……!
  その名も、呪怨邪蛇龍剣!こいつを使って姉さんの仇を取る!見ていてくれ姉さん!今度こそ奴らの息の根を止めてやる!!」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第捌拾参話 怨みの邪蛇龍!復讐の刃


 前回までの記録

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  第伍拾陸話 雲外蒼天!砕けぬ絆(>>60-63)
  第伍拾漆話 新章開始!妖精の腕輪争奪戦編(>>66-69)
  第伍拾捌話 絶体絶命!命を断ち切る天使の鋏(>>73-76)
  第伍拾玖話 魑魅魍魎!悪霊達の宴(>>87-90)
  第陸拾話 悪霊退散!正義の炎燃え上がる時(>>97-102)
  第陸拾壱話 戦々慄々!幻影五人衆現る(>>109-114)
  第陸拾弐話 七転八倒!見えない思惑、隠された罠(>>131-134)
  第陸拾参話 怨霊跋扈!追い詰められた忍び(>>137-139)
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  第陸拾伍話 大死一番!花影流最後の試練(>>159-161)
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  第陸拾漆話 雷轟電撃!雷殺剣・召雷闇龍獄炎葬破斬(>>176-178)
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  第陸拾玖話 星火燎原!希望の光、未だ消えず(>>188-189)
  第漆拾話 威風堂々!降り立った花影の戦士(>>191-196)
  第漆拾壱話 悲願達成!遂に入手、妖精の腕輪(>>211-213)
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  第漆拾参話 クチナワとの決戦!腕輪を奪還せよ(>>236-239)
  第漆拾肆話 運命を覆せ!虹龍・百花繚乱(>>253-257)
  第漆拾伍話 今明かされる、タックの過去(>>258-261)
  第漆拾陸話 復讐の毒蛇、オロチの策略(>>268-270)
  第漆拾漆話 血塗られた妖刀(>>272-274)
  第漆拾捌話 地獄の雷(>>336-339)
  第漆拾玖話 支配者黄泉、恐怖の妖刀(>>357-360)
  第捌拾話 妖刀事変!操られた住人達(>>381-384)
  第捌拾壱話 妖刀迷宮!仕掛けられた罠(>>395-399)
  第捌拾弐話 妖刀乱戦!卑劣なる闘争(>>402-406)

418 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/31(Mon) 11:01

カグヤ「しーのん、大丈夫?体、疲れてない?」
シノ「はい…私は大丈夫です 妖刀・黄泉との戦いの傷は完全に癒えました」
タック「便利なんやな、妖精の腕輪って」
カグヤ「便利扱いしないで!妖精の腕輪っていうのは、選ばれた人にしか身に付けられない伝説の宝なの
  本来ならそう簡単に貸して良いものじゃないの!」
タック「わ…分かったって……」
ジュキッド「妖精の腕輪は、俺達でも扱えるものなのか?」
カグヤ「多分無理だと思う 妖精の腕輪は認められた人にしか扱えないの
  全員にその力を与えてくれるとは限らないの」
タック「クチナワも、腕輪に認められなかったから、扱えなかったわけやしな
  せやけど、何でシノ姐はんが腕輪に認められたんやろな?」
暗闇斎「恐らく、花影流に伝わる秘薬のお陰でござろう 秘薬の効果により、腕輪を扱う事が出来ているのでござろうな
  しかし油断は禁物でござる 今度はどんな手段で仕掛けて来るか分からんからな」
タック「大丈夫大丈夫!妖刀も消え去ったし、ボクらに怖いモンは無いって!」
カグヤ「またそうやってすぐ調子に乗るんだから」
ワイユー「姫君の仰る通りだ オロチは特に執念深い 厄介さで言うなら、クチナワより上だ」
サスケ「奴は俺達に対して憎悪に似た殺意を向けていた シノ、お前は特に気を付けた方が良いだろう
  クチナワを斃した張本人なわけだからな オロチが最も憎んでいる相手はお前の筈だ」
シノ「勿論それは分かっています……」
暗闇斎「しかし厄介なのは、狙いの的は闇の忍び部隊に限られていない事だ
  我々と近しい人物、あるいはプププランド全体が危機に晒される事も考えられる
  出来るだけ騒ぎにならないよう、敵の侵攻を未然に防ぐ必要がある」
シノ「そうですね……」
ワイユー「二手に分かれて調査しよう 何か怪しい影があったらすぐに連絡するんだ」
シノ「分かりました」



タック「とはいえ、そう簡単に敵なんて見つかるんかいな……」
サスケ「口を動かす暇があるんなら探せ」
タック「はあ……」
シノ「いなければいないで、何事も無ければそれに越した事はないですよ」
タック「せやけどなあ……ああ歩き疲れた!ちょっとサボりまへんか?」
サスケ「だらしねェ奴だな……それとも、また何か企んでねェだろうな?」
タック「そんなわけないやないでっか!幻夢教とはもう手を切った言うたやないでっか!いつまで疑うつもりでっか兄はん!?」
サスケ「だったらもっと信用して貰えるよう努力しろ」
タック「無茶言わはんな……これでも結構頑張ってる方でっせ」
サスケ「ならもっとだ お前には努力が足りねえんだ 死に物狂いで努力しろ」
タック「鬼やなあ」
シノ「サスケさんの言う事ももっともですよ タックさんはもう立派に私達の仲間になったんですから、ちゃんと真面目に働いてもらいますよ」
タック「それでちゃんと金になるんなら良えけどなあ……」
サスケ「…………………おい、手裏剣を持っているか?」
シノ「はい……持っていますが」
サスケ「…………………」

 ヒュッ!!

シノ「あっ……!」
タック「ちょ…!兄はん!何を…!」

教徒「ぐああああっ!!」

シノ「…………!この人は…!?」
タック「幻夢教の奴や……!」
サスケ「気配を感じたのはさっきだけどな……まだ他にも隠れてやがんだろ?」

教徒「…………………」
教徒「…………………」
教徒「…………………」

シノ「信者が……こんなに…………」
タック「何や?お前らボクらとやり合おうってか?」

オロチ「いや、彼らにはもう引っ込んでもらうとするよ」

シノ「オロチ………!」


419 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/31(Mon) 11:05

オロチ「久し振りだね 元気だったかい?」

サスケ「お陰様でな……で、てめェは何しに来やがった?」

オロチ「君達のリーダーに興味があってね……そっちに引き渡して貰おうか」
タック「そんな事、出来るわけないやろが!」
オロチ「なら、少し手荒なやり方になるけど、良いかな?」
サスケ「何をする気だ…?!」
オロチ「ふっ……」

 パチン!

タック「なっ……何や…!?」
シノ「…………!」
サスケ「これは……結界…!」
タック「シノ姐はん!」

 バチッ!!

タック「ぐああああっ!!」

オロチ「君達はそこで大人しく見ていると良い この女が斃される瞬間をね……!」
サスケ「何……!?」
タック「シノ姐はんが、お前なんかに負ける筈ないやろが!」
オロチ「それなら試してみようか……この怨みの妖刀、呪怨邪蛇龍剣でね!」
シノ「妖刀……!?」
タック「あいつ、どんだけ妖刀を持ってはるんや!?」
オロチ「この妖刀で最後さ けど、この妖刀は特別でね、今までの奴とはワケが違うのさ」
サスケ「今までとどう違うってんだ?」
オロチ「それをいまからお前らに教えてやるのさ さあ行くぞ!一騎打ちだ!!」

 ビュン!!

サスケ「……!!構えろ!!」

シノ「はいっ!!」

 キィィィイイイイン!!

オロチ「あははははははははははははははは!!」

 キィィィイイイン!!キィィイイイン!!キィィイイイン!!

シノ「…………………!」

タック「よし!良えで!奴の動きを見切っている!何や!あのオロチって奴、やっぱり大した事ないやないか!行けーっ!シノ姐ー!」
サスケ「そうなれば良いがな……」

 キィィィイイイイン!!

シノ「………………………」

オロチ「さて、ここで問題だ 君は何回この刀の攻撃を受けたかな?」

シノ「え………?」

オロチ「そろそろ、妖刀の呪いが効いてくる頃合いだ」

シノ「一体……何を………?」




シノ「…………!?ここは………!?」

住人「いたぞ……疫病神だ………」

住人「この街に災いをもたらす疫病神め……!」

シノ「………!?これは一体………!?」

住人「お前がいた所為で、俺達は酷い目に遭った!!」
住人「そうよ!あんたさえ!あんたさえいなければ!」
住人「平和な暮らしが出来た筈なんだ!!」
住人「この街から出て行けーーーー!!」

住人達「出て行け!!」「出て行け!!」「出て行け!!」「出て行け!!」「出て行け!!」「出て行け!!」

シノ「…………………!」

バウンシー「シノさん…………」

シノ「バウンシーさん……!」

バウンシー「ねえシノさん……ツッキーは、いつ帰って来るの……?」
シノ「…………!それは……!」
バウンシー「ツッキーは……二度と戻って来ないんでしょ……?」
シノ「そ……そんな事ありません……!ツキカゲさんは絶対にこの私が……!」
バウンシー「嘘つき!!ツッキーは……ツッキーはもう……私の所に戻って来ない!私にはもう誰もいない…!
  誰も……いないの…………………こんな事になるなら………貴方達と出会わなきゃ良かった……………!
  貴方達と会わなかったら、こんなに苦しまないで済んだ筈よ……!」
シノ「バウンシーさん………!」
バウンシー「出て行って……この街から出て行って!貴方は周りの人を不幸にする……疫病神よ!!」
シノ「………………!!」

ミント「シノ………」
メロン「………」

シノ「ミントさん……メロンさん………!」

ミント「悪い……来ないでくれ…………あの時分かったんだ……シノに関わると碌な目に遭わないって………
  悪いけどシノ、ここでもうお別れだ」
シノ「……………!」
メロン「ごめん………やっぱり、私達とシノとじゃ、住む世界が違う……」
シノ「そ……そんな…………」
ミント「シノ……この街から出て行け」
メロン「出て行って」

住人達「出て行け疫病神!!」「出て行け!!」「出て行け!!」「出て行け!!」「出て行け!!」「出て行け!!」

シノ「……………………!」


420 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/31(Mon) 11:06

シノ「……………………!」

暗闇斎「シノ!こっちだ!」

シノ「父上…!」

暗闇斎「早く!ついて来い!」

シノ「…………!」




シノ「父上……これは一体……!」
暗闇斎「ワケを話すのは後だ……早くこの街から離れるんだ……あの場所はもう、我々の居場所ではなくなった」
シノ「そんな……!そんなの、嘘ですよね……?」
暗闇斎「街の連中は皆、我々を災いを呼ぶ疫病神だと思っている……戻った所で非難されるだけだ
  それより新しい住処を探そう……そこでひっそりと暮らすんだ」
シノ「そんな……そんな事………!」

警察「いたぞ!!疫病神だ!!」

シノ「………!!」
暗闇斎「くっ……見つかったか……!」

グランドウィリー警官「どこに逃げた所で、お前達はまた新たな場所で新たな災いを呼ぶ!
  そうなる前にお前達始末する!これもこの星の平和の為だ!」
シノ「そんな……!」
暗闇斎「シノ……お前だけでも逃げろ……!ここは拙者が食い止める……だからお前だけでも……!」
シノ「嫌ですそんな……!父上…!私は父上を見捨てて逃げ出すなんて……!」
グランドウィリー警官「撃てーーーー!!」

 バン!!バン!!バン!!バン!!バン!!バン!!

シノ「父上!!」

暗闇斎「シノ………お前だけでも………逃げ……ろ………………」

シノ「父上……!!父上…!!そんな……!いやああああああああああああああああ!!!」



シノ「…………………………………」


タック「何や……!?シノ姐はん、全く動かなくなってもうた………!」
サスケ「てめェ!!シノに何をしやがった!?」

オロチ「何、少し悪い夢を彼女に見せてあげたのさ
  この妖刀の呪いでね、攻撃を受ければ受ける程、精神が汚染されて行くのさ
  どんなに強い相手でも、中身は意外と脆いものさ」

シノ「…………………………」

タック「シノ姐はん!動いてくれ!返事をしてくれ!頼む!!」

オロチ「無駄だよ 君達の声はもう彼女には届かない 彼女はもう生きる屍となったのさ!はははははははははははは!!」

サスケ「てめぇぇぇええええええ!!!」


ワイユー「オロチ!!」

タック「初代の旦那…!」

オロチ「何っ……!?」

ワイユー「そこをどけ…!今その結界を破壊する!!忍法!!」

 バリィィイイイイイン!!

ワイユー「うおおおおおおおおおおおお!!!」

オロチ「おおっと…!これは分が悪い……彼女はいただいて行くよ では、さらばだ!」

 ビュン!!


ワイユー「己……!!逃げられたか……!!」

タック「そんな……!シノ姐はんが………!」

ジュキッド「諦めるな!まだ負けたというわけではない!シノ殿を取り戻す……奴を追うんだ!」
サスケ「あの蛇野郎……ふざけた真似しやがって……!」
ワイユー「オロチ……!怨みの具現とも言える魔物……!奴を放っておくととんでもない事になる……」
タック「当たり前や!あんな奴、生かしておく方がおかしい!待ってろシノ姐……!必ず助けてやる!!」



  第捌拾参話 怨みの邪蛇龍!復讐の刃 終


シノ「次回予告です 私は、オロチに捕らえられてしまった
  オロチは、私の身体を依り代にしてクチナワを蘇らせようと企んでいるのです
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第捌拾肆話ご期待ください」

421 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/12/31(Mon) 11:24
まさかお風呂でもアドたんのおっぱい攻撃が炸裂するのか!?

422 名前:Girl4 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/31(Mon) 18:11

ミント「今日が平成最後の大晦日!っちゅうわけで、Girl4、略してG4の登場です!」
シノ「月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜は、今年も完結にはなりませんでしたね…
  アドレーヌさんは、完結は3月と予想していますが、本当にそれまでに終わらせられるかどうかは、現時点じゃ分かりませんね」
メロン「解説したい事は山ほどあるけど、その話はまた後でって事で」
カグヤ「まずは溜まった返事を返して行きましょー」
シノ「それでは、参ります」

>>401

ミント「夫婦じゃないっつーの!もしかしなくても、あんた馬鹿?
  あんな奴と夫婦なんて、こっちから願い下げだっつーの!」
メロン「そう お似合いだと思ったのに、残念ね」
ミント「他人事だと思ってお前!」
シノ「まあまあ、タックさんは普段はのらりくらりと自由気ままに過ごしたいっていう人ですから、
  何だかんだ言って結婚しないんじゃないでしょうか」
カグヤ「孤独が一番お似合いだもんねタックって」
ミント「あたしはねぇ、身長が180cm以上で、顔が要潤以上のイケメンで、体系は細身でスラっとしていて且つ程よく筋肉があって、
  あたしの身に何かあったらいつでもすぐに駆けつけてくれる白馬の王子様でないと結婚なんて無理だから!」
カグヤ「へえ……そうなんだね………」
メロン「見つかると良いわね、そんな人」
シノ「理想高杉ミントさん……」

>>407

カグヤ「どうやってって……猫から生まれたんじゃないの?」
シノ「出自につきましては、本人も知らないそうです 生まれてすぐ1人でしたので、両親の顔は知らないそうです
  生後間もなくして金の盗賊団の元締、クーザー長老さんに拾われ、金の盗賊団の一員として育てられました
  タックさんにとって、金の盗賊団が家族のような存在なので、別に両親には会えなくても良いのだそうです
  生きているだけで幸運な事だから、死ぬ事以外どうでも良いという考えなのだそうです」
メロン「月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜77話の話よね確か 意外と楽天的よね、あの黒頭巾」
カグヤ「でも…親に捨てられて一度も会えないなんて寂しい……」
シノ「それは余計なお節介だって、タックさんならそう言うでしょう
  タックさんは、今はもう正真正銘私達の仲間ですし、今の環境がタックさんにとっては幸せなのかもしれません
  ああ見えて、結構したたかですしね」

>>408

メロン「それの何が問題かしら?別に結婚しなきゃいけない義務なんてないし、余計な事に縛られるのも厭な話よ
  私の話をする余裕があるなら、今の自分自身の在り方とこれからについて真剣に考えた方が有意義じゃないかしら?」
ミント「行き遅れだって言われないように体裁を保つ人の良いわけだよな、それ」
シノ「ミントさん!それ以上言っちゃいけません!」

 ドガッ!!

ミント「痛〜〜〜〜〜い!!何すんだよ!!」
メロン「ごめんなさい 足が滑っちゃったの」
ミント「嘘つけ!!」
カグヤ「見事なタイキックだったねぇ」
シノ「一言多いのは災いの元ですよ」


>>409

カグヤ「意外と好きっていう人は多いのかもしれないね
  私は別に好きでも無いし嫌いでも無いけど」
メロン「別にモテてもそうでなくても、私達にはどうでも良い話よね」
ミント「ああ、そうだな」
シノ「タックさんは、いい加減な所が目立ちますけれど、ちゃんとしている所はちゃんとしていますし、
  好かれる要素は充分持っているとは思いますよ」

>>410

シノ「…と言っても、私達未成年ですし、お酒は飲めませんよ」
ミント「お酒が飲めなくても、シャンメリーがあるし、大した問題じゃないよね」
カグヤ「タックだったら絶対文句言いそうだよね」
メロン「良いんじゃない勝手に言わせておけば」
カグヤ「そだねー おじさんに殴られたらすぐ大人しくなるしね」
シノ「そうですね」


423 名前:Girl4 ◆IiInQphU 投稿日:2018/12/31(Mon) 18:12

>>412

ミント「どうだろうなぁ 流石のアドレーヌ達でも幹部級が相手となれば手出し出来ないかもなあ
  かと言って、噛ませ犬とかやられ役みたいなのは似合わないし……まあ、作中に登場しないのはその為なんだけどね」
メロン「幻夢教の信者レベルなら、簡単にいなせられるとは思うけど」
シノ「それにしても、幻夢教にこれだけの信者がいるって事が驚きですね……」
ミント「実は日増しに増えつつあるんだ プププランドでもまだわずかだが信者がいる
  信者はねずみ算式にどんどん増えて行く……よくある話だな 旨い話で人を集めては、体良く利用しているのさ」
メロン「その問題は何とかなるとして、本当に厄介なのは幹部クラスよね」
ミント「おさらいすると、幹部級の奴らは、1000年前に初代暗闇斎が封印した魔物達
  その封印された魔物達が、幻夢教の教祖、邪幻斎によって解放された
  人間である鉄眼を除いて、他の幹部には人間形態と魔物形態、2つの姿がある
  人間形態は、邪幻斎が術で力の半分を封印し、リミットしている状態
  逆らわないようにわざと全力を出させないようにしたんだ
  無理矢理力を解放して魔物形態に姿を変える事は出来るが、その反動で理性を失ってしまうんだ」
メロン「その魔物形態が恐ろしいってわけよね まあシノがいれば大体何とかなりそうだけど」
カグヤ「そうそう!全部しーのんに任せておけば良いの!」
シノ「そういうわけにも行きませんよ……今回の話で私捕まってしまいましたし……」
カグヤ「自力で脱出出来るでしょ!オロチなんて木っ端微塵にしちゃえ!」
シノ「無茶言わないでください……」

>>415

シノ「回復アイテムがトマトだから、トマトが大好物だと思われていますけれど、実際はどうなのでしょうか?」
ミント「良いんじゃないか?トマトが大好物だって事にして 本人がいないんじゃ答えようがないじゃないか」
メロン「本人がいないならなりきれば良いだけの話よ」
ミント「またあれをやるのか……?」
メロン「ここはなりきりBBSよ ここでなりきらないで、どこでなりきると言うの?」
ミント「どこだって良いじゃねえか……ええいままよ!
  ペポーーーイ!!ぼくの大好物はトマトペポーーー!!あとスイカも大好物ペポーーー!!」
メロン「よく言えました やっぱり可愛いわねカー君 流石私の家来第一号ね後で褒美にトマトとスイカを大量にあげるわ」
ミント「わーーーい!ぼく、アドレーヌの家来で良かったペポーーー!アドレーヌ、一生ついて行くペポーー!」
メロン「ふふふ……全ての男共は、皆私に跪くの 世界中の男達を奴隷にして、私は王国を作るのよ」
ミント「楽しみペポー!ワクワクしてきたペポーーー!」
メロン「完璧」
シノ「後で2人に謝ってください」

>>414

ミント「今日初めて見たよYoutubeで つーかマニアックすぎんだろ 何で海外のCMなんて知ってんだ」
メロン「生粋のカービィファンなら、海外のCMくらい把握しているものでしょ」
ミント「ファンっていうかマニアだろ」
シノ「海外のCMが簡単に観られるなんて、良い時代になったものですね」
メロン「それで何か得するわけでもないけどね」
カグヤ「作ったCMを違う国の人が観て、高い評価を貰えたら、作った人も嬉しいんじゃないかな」


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