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【星のカービィデデデでプププなものがたり】月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2018/01/17(Wed) 12:51

こんにちは シノです
本日はスレッドに足を運んでいただき、ありがとうございます
皆様に支えられる形で、このスレッドも今年の4月で12周年を迎える予定です
ここまで続ける事が出来たのは、これまで参加してくださったキャラハンの皆さんや名無しさん達の応援のお陰だと思っています
新しいスレッドでも力ある限り頑張り続ける気持ちです
これからも、よろしくお願いします

……それでは簡単にルールを説明します


まず一つ、名無しさんは私達キャラハンに質問を、キャラハンは名無しさん達に返事を返します
キャラハン同士のクロストークは、駄目とは言いませんが、
あくまで名無しさんへの返事を返す事が優先だという事をご理解のうえで行なってください


次に、参加の条件ですが、星のカービィシリーズのキャラクターであれば誰でも自由で構いません
同名のキャラクターが登場する場合、私達の独断でパラレル設定になる事もありますが、ご了承ください
オリジナルキャラクターの登場も許可します その際は設定等をしっかりと書いていただく事をお願いします
出来るだけ星のカービィシリーズの世界観に沿ったキャラクターにしてくださいね
キャラハンをやった事の無い、初心者の方も歓迎します 是非一緒にスレッドを盛り上げて行きましょう


書き込みは、他人に優しい書き込みを心掛けてください
荒らし、中傷、煽り等は禁止です
かく言う私自身が守れているか分かりませんが、相手を不快にさせない書き込みを心掛けてください
どの世界においても、礼儀やマナーは大事です 必ず守ってください
このスレッドは全年齢対象にしたいので、相応しくない表現は控えてください


……ルールは以上です
皆が楽しく利用出来るように、以上のルールをしっかり守ったうえでご参加をお願いします
一緒に頑張って行きましょう
それでは、また会いましょう 新しいスレッドのスタートです


あと、これまでにどんな事があったのか、過去のスレッドも是非ご覧ください
何か参考になる事もあるかと思います URLは、以下の通りです


〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

12代目(2013/10/12(Sat) 04:13 〜 2015/10/12(Mon) 00:03)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=381518798

13代目(2015/10/16(Fri) 00:01 〜 )
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=444921299

689 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/10/19(Sat) 00:36
うぇえん、カービィどこー?

690 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2019/10/20(Sun) 18:37
アドレーヌ「最後に来たのは5月7日、あれから5ヶ月半…。
こんばんは、約半年も休んじゃうなんて申し訳ない」
カービィ「今回はデデデ大王が来たペポ」
大王「アドレーヌがコロコロで復活したのに、ずっと来れなくて悪かったデ。
ゆっくりと、けど確実に追い付きたいところだ」

>>591
カービィ「タック、歯は大事にしなよ。
虫歯になったら抑えるの大変だからね」
大王「俺様も虫歯になったことあるんだが、虫歯が進行すると辛い。
神経に響くようになったらその歯はもう終わりなんだデ」
アドレーヌ「虫歯なったことないけど辛そう」
カービィ「虫歯は辛そう…、ところでラーメン食べたいペポ」
大王「アドレーヌに奢ってもらえ」
カービィ「リボンちゃんも来るみたいペポ」
大王「俺様が奢ってやるデ」
カービィ「ロリコンなんだね」
大王「そこは気前のいい男と言ってくれよ」
アドレーヌ「私にも半分払わせてよ。
(…ミントがもし、この会話聞いたら一緒に来るのかな?ラーメン好きだし)」

>>592
大王「いい子っちゃいい子なんだが、ちょっと生意気だデ」
カービィ「それも含めて僕の魅力ペポ」
アドレーヌ「カー君、悪気はないんだけど、
私やリボンの他にも遊び相手欲しがることあるの。
いつもは私やリボンと遊ぶだけで満足するんだけど、
時々デデの旦那とも馴れ合いたくなるんだって」
カービィ「プププランドの皆で山登りしたいペポ、企画立ててよ大王」
大王「しょうがねえなぁ、企画立ててやるから楽しんでくれよ」
アドレーヌ「(なんだかんだ甘いな〜(笑)、デデの旦那)
私も参加しよっと」

>>593
大王「カービィの実写やるなら、アドレーヌやリボンちゃんの役も欲しいデ。
アドレーヌもリボンちゃんも容姿端麗だから、役者選びには気を遣ってくれよ。
カービィ、いやカービィに限らず俺様達は3Dで作ることになるだろう。
こっちなら本人たちがいるから、そこまで気を遣わなくてもいいけどな」
カービィ「プププランドに迫り来る危機の元凶になる人も欲しいペポ」
アドレーヌ「私の登場シーン、どうなるんだろ?
絵や漫画を描いてたり、あるいは彫刻に夢中なってたら嵐や戦闘員がやって来て作品が台無しになるとか?
それとも裏をかいて、いつもと違う服装や化粧(いつもは素っぴん)でいつもより女の子らしくしてるところで、
戦闘員がやってきて、戦には勝つけど服や化粧がボロボロになるとか?
いいねぇ…、ちょっとギャグっぽくすると案外客ウケいいかも」
カービィ「んで、僕がアドレーヌと誰かを連れて退治に行くんだね。
アドレーヌとバンダナワドルディとリボンちゃんがいいペポ」
大王「俺様はどうすりゃいいんだろうか」
カービィ「悪いやつに拐われる役なんてどうかな?」
大王「俺様がヒロインみたいになるじゃねーか、こんなんでウケるのかよ…」
カービィ「男ウケが良くなるかもしれないよ、女からは笑われるだろうけど。
まぁ、ある意味女ウケもあると思えばいいペポ」

>>594
アドレーヌ「あんたの中での私はどんだけ強いのよ…。
そりゃあ確かに女騎士とか女神とはよく言われるけどね、サスケさんや地雷矢さんには敵わないって」
カービィ「アドレーヌは強いけど、圧倒できるのは人間レベルの相手までだよ。
サスケさんや地雷矢さんに勝てるほど強くはないペポ。
勿論、魔法も使えばもっと強いけど、それでもサスケさんや地雷矢さんのレベルには及ばないよ」
(正確には男2人を単身で倒せる戦闘力が、男6、7人を単身で倒せる戦闘力になる程度です)
大王「『1人で10体倒せるレベル』には多分到らないかもしれんデ」

691 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/10/20(Sun) 19:05
デデデ大王の魅力ってなぁに?

692 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/10/22(Tue) 21:05
一度でいいから見てみたいカービィとしーのんの本気ってやつを

693 名前:アドレーヌと仲間たち(ドクターXコス) ◆bYOIJd9g 投稿日:2019/10/27(Sun) 14:12
アドレーヌ「こんにちは、今日の私達はドクターX、そして私は大門 未知子。
盛り上げるのは私に任せてよ。私、失敗しないので」
カービィ「僕は神原 晶、名医紹介所所長をやらせてもらってるペポ。
これメロンと請求書、正直僕が食べたい」

>>595
アドレーヌ「これは恋愛?私の趣味はオペ…と言いたいとこだけど、正直私も答えたい。
私としてはカー君とリボンがお似合いだと思ってるし、このままいければいいとは思ってるんだけど、
なんだか私もカー君のこと気になり始めちゃった」
カービィ「アドレーヌからも好かれてるし、最近はシノも僕を好きになり始めてるらしいね、
将来僕は誰と付き合ってるんだろ?リボンちゃんか、アドレーヌか、それとも他の誰かかな?
正直なところ、アドレーヌもいい人だと思うペポ。
美形なだけじゃなく優しいし、体力あるし、財力もあるし、ノリいいし。
もしリボンちゃんにフラれることがあったら、アドレーヌでもいいかな…と思ってるペポ。
本人も、もし彼女いなくなったら私を頼ってほしいと言ってるし、お言葉に甘えるペポ」
アドレーヌ「何かほっとけないよね、カー君って」

>>601
カービィ「ここでデデデ大王のとうじょーう!」
大王「俺様ってそんなにモテるんだろうか?一部そんな人もいるけど、
俺様をまともに好きな人なんて、一部のマニアだけじゃねーの?
リボンちゃんもアドレーヌも、カービィの方に心向いてるだろ。
シノだったら俺様のことが好きだそうだが、それ以外はマニアだけだと思うデ(笑)」
カービィ「筋肉をアピールして女ウケを良くしようよ」
大王「そうだな、俺様の筋肉に抱かれたい女の人もいるだろう」

>>602
アドレーヌ「大体当たってる。私は、勝てないまでも強い人が来るまでの足止めさえできればそれでいい。
タイマンとはいえ相手は神の力を持つ十二神将、私の力が及ばないのは承知の上よ。
ただね、何もしないでダラけたままやられるくらいだったら、戦に参加して 私もいるんだぞ!
ってのを示してやりたい。
戦ってのは、格上に対して力を見せ付けるのが面白いんでしょ。
(私の信念を受け止めてみろ、十二神将!)」

>>603
アドレーヌ「龍が如くの桐生一馬と極道18人殺し・冴島はかなり強いらしいじゃない。
あとは神室町のダニと言われた刑事・谷村正義、多分、皆私より強いかも。
これらに勝てないであろう私が十二神将とやるわけだから、当然敵うわけがないのよね。
けど、足止めはしてやるから任せなさい」
カービィ「僕も出たいペポ、アドレーヌだけじゃ辛そうだから」

694 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2019/11/11(Mon) 16:47

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」



タック「痛い痛い!もうちょっと優しくしておくんなはれ!」
ジュキッド「無茶を言うな 手当てするこっちの身にもなれ 不満があるなら自分で手当てをする事だな」
タック「はあ…カグヤちゃんの術で傷も全部治るんじゃなかったんでっか…」
カグヤ姫「術にも限度っていうのがあるの!ある程度の怪我なら治せるけど、重い怪我なら治すのにかなりの時間が掛かるの!」
ジュキッド「とはいえ、短時間で大分回復したようだし、またすぐに動く事は出来そうだな」
タック「え…?ちょっと待って!もうちょいちゃんと療養した方が良えんやないでっか…?サスケ兄はんみたいに…」
ジュキッド「そういう文句が言える程の元気があるならもう大丈夫だ
  それに、シノ殿以外で十二神将に立ち向かえる力を持つのは今の所お前だけだ」
タック「それなら、もっと大事に扱ってくれても良えんやないでっか?何でボクにだけそんな雑な扱いで…」
ジュキッド「よし、大丈夫そうだな 退院だ」
カグヤ姫「そんな事より、しーのんはどこに行ったの?」
タック「シノ姐ならまた友達の所に行きましたで」
カグヤ姫「こういう時に本当呑気なんだから」
ジュキッド「シノ殿にも、そういう息抜きは大事だろう 戦いに身を置いているとはいえ、まだ女の子だ」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)


695 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2019/11/11(Mon) 16:48


張「……………………」

 ドンッ!!

張「ぐあああっ!?」

朱煙「邪魔なんだよ まだいたのかてめェ?」
蛇ノ目「アンタの席は無いって言ってんのに、本当に強情ネ」
張「そんな事を言っている場合じゃないだろ!武留だけでなく白までやられた!
  もう一度俺にチャンスをくれ!俺に神裁の儀式参加の権利を……!
牙流「まだそんな事を言っているのか貴様は 掟は絶対だ
  掟を破った貴様は、本来であればこの場に立つ事すら烏滸がましき事」
蛇ノ目「それにアンタ、武留と2人がかりで仕掛けたのに勝てなくて逃げ帰ったんでしょ?
  そんな奴にチャンスなんかあげられるワケ無いでしょ?」

翁「お喋りはそこまでにせよ 儀式を始めるぞ」
幻王「…………………」

蛇ノ目「幻王……相変わらずそこで高みの見物ってワケ…?前回の勝利者というだけあって随分と余裕ネ」
幻王「そう見えるか?もしそうなら、貴様は余裕ではないという事になるが」
蛇ノ目「お黙り!すぐにでもアンタをその席から引きずりおろしてやるワ!」
翁「お喋りはそこまでにせいと言った筈じゃ さっさと石碑に宝玉を置け」
牙流「今回も全員揃っていないようだが」
翁「構わん 全員を待てる程の時間が無い
  では信託の時間じゃ 神よ、此度の裁きの資格者を告げられよ………!」

 カァァァァァァッ!!

蛇ノ目「光ったワ……!アタシの宝玉が光ったワ!」
翁「神裁の権利はお前に与えられた…蛇ノ目
  神はこう告げている
  『蛇の皮を剥ぎ取りし咎人80人に裁きを与えよ』とな
  では行くがいい蛇ノ目 お前に神の加護があらん事を」
蛇ノ目「行って来ますわ我が主翁……幻王、見てなさイ これでアンタの天下はお仕舞いヨ
  見事神裁を成功させ、お前を斃し、アタシが最強の座を手に入れル 辞世の句でも考えてなさイ」
幻王「そうか では楽しみにしているぞ」
蛇ノ目「フン……!行くわよ、張」
張「なっ…!何故俺が……!」
蛇ノ目「アンタにも神裁の手伝いをして貰うワ アンタの利用価値なんて、それぐらいしか無いでショ」
張「何だと…!?神裁の資格を持たない他の十二神将は手を出してはいけないって決まりじゃなかったのか!?」
牙流「妨害は禁止されているが、協力は禁止されていない」
朱煙「それに、今のてめェは神裁の参加権を失っているから十二神将でも何でもないだろ!少しは働いて来いよ無能!キキキキッ!」
張「くっ………!」


696 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2019/11/11(Mon) 16:48

女性「いけないいけない……!つい飲みすぎちゃったわ…!明日仕事なのに……!
  終電間に合うかしら……!急がないと………!」

蛇ノ目「急ぐ心配は無いワ アンタはここで死ぬんだもノ……」
女性「ひっ……!!」
蛇ノ目「怖がらなくてもイイのヨ……フフ……そのバッグ、蛇革ね…………
  蛇の皮を剥ぎ取った罪人として、アンタを処刑してあげル……!痛みは無いワ……一瞬で終わるから……ネ!」

 ドクン!

女性「か……身体が……動かな…………!」

 ヒュバッ!!


 次の日


暗闇斎「……………………………」
タック「どないしたんでっか?新聞なんか読んで、競馬でっか?」
暗闇斎「違う、これを見ろ」
タック「ん……?10人の女性が死体で見つかる……?全員首に斬られた痕……?何やこれ、連続殺人でっか?」
暗闇斎「恐らく、いずれも同一人物である可能性が高い……犯行時刻は推定深夜11〜12時頃
  犯人は恐らく女性ばかりを狙う殺人者かもしれぬ………」
タック「その犯人が十二神将の可能性は……!?」
暗闇斎「ゼロとは言い切れぬな……」
ジュキッド「前に戦った、あの白とかいう奴は、高い建物を狙って爆破していた……
  十二神将は特定の条件に従って殺人を行なっていると仮定するなら、今回の神裁は女性を標的にするという内容か……?」
タック「もしそうなら、もっと多くの死人が出ている筈でっせ
  奴らの事や、もし条件に合致する奴がいるなら手当たり次第に殺すやろ
  10人だけってのが妙や……他に条件があるんやないでっか?」
暗闇斎「それも一理あるな……今回殺された10人の女性……それに共通するものが何なのか……それさえ分かれば………」
タック「そういえば、シノ姐はんは?」
暗闇斎「シノは友達と一緒にいて貰う事にした」
タック「友達って、メロンちゃんミントちゃんの2人?」
暗闇斎「ああ、今回女性が標的なのだとしたら、2人の命も危ない……そう思い、シノには一足先に偵察を命じたのだ」
ジュキッド「そんな危険な事を……」
暗闇斎「シノからそう言いだしたのだ 拙者も最初は反対した……
  だが、シノならばそう簡単にやられる事はないだろうそう思って行かせたのだ
  いざとなればタック、お前に合流して貰う 今の所、十二神将に対抗出来る力を持つのはお前だけだからな」
タック「任せました!」
ジュキッド「面目無いな……」
暗闇斎「巻物の謎は、未だ解けぬままか……」
ジュキッド「残念ながらな」
タック「地雷矢の旦那なら、巻物がすぐに読めるようになる筈でっせ!」
ジュキッド「だと言いんだがな……」


ミント「見てよこれ!新商品の財布!奮発して買っちゃったんだ!蛇革だぜ蛇革!超高級だったんだから!」
メロン「財布なんて見せびらかしちゃって、恥ずかしい……」
シノ「良いじゃないですか 高いものってつい人に見せたくなっちゃいますよね」
メロン「でも何で財布?」
ミント「金運アップだよ金運 最近どっかの誰かさんの所為で出費が激しいっていうか
  だからここらで金運アップの為に良い財布を買おうかな、なんて」
メロン「ふーん…金遣いが荒い知り合いがいるのね…それは困ったものね」
ミント「お前の所為だよ!良いか!?あたしはお前の財布じゃねーんだよ!自分の分は自分で出せってんだ!」
メロン「嫌よ…シノ、ミントが怖いわ…何とかして」
シノ「…何とかしてと言われましても………」
ミント「おい!シノを味方につけるな!そういうトコ汚えんだよお前!」
メロン「怖い……ミントが更に怒り出したわ……私殺されちゃうかも………」
シノ「えぇ………」
ミント「シノから離れろ!!」

シノ(………今の所怪しい人影は無し…………変ですね……ここのファミレスは今の時間帯は女性客ばかり……
  女性を標的にするならここは絶好の場所だと予想していたのですが…………)

シノ「……2人とも、今日はありがとうございました すみません、私の用事に付き合ってくださって
  今回は私が2人の分もお出しします」
ミント「良いんだってシノ、そんなに気を遣ってくれなくても」
メロン「そうよ 割り勘で良いわ 自分の分は自分で出せるもの」
ミント「いつでもそうしろよな」
メロン「嫌よ」


697 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2019/11/11(Mon) 16:50
 
ミント「まあその…何だ 自分の身は自分で守れるからさ、シノは自分の心配をしなよ」
メロン「また意識を失うか分からないしね……くれぐれも変な力は使っちゃ駄目 分かった?」
シノ「2人共、ありがとうございます……私の事は心配しなくても大丈夫です 私は平気ですから」
ミント「本当に?」
メロン「シノの言う大丈夫って信用ならないわ」
シノ「そこは信じてください……それでは、さよなら」
ミント「うん、ばいばい」
メロン「気を付けてね」


シノ(…………結局何も無かった………女性客が集まりやすそうな場所をいくつか転々としましたが、怪しい人影はこれといって無し……
  もしかして、私がいる事を警戒して……?それとも、標的は女性じゃなくて、もしかしたら別の何か……?)

 ピピピピピピピピピピ!

シノ「………!?はい、私です……父上、どうしたんですか?」

暗闇斎「シノ、聞いてくれ……分かったんだ、今回の標的が………!
  標的は女性じゃなかったんだ………!今回の標的は、『蛇革の商品を持つ者』だ!」
シノ「蛇革……!?」
暗闇斎「今回殺された10人の女性……その人達は皆蛇革の商品を所持していた事が判明した……!
  これなら他の女性が殺されなかった理由も頷ける…!シノ…お前の身の回りに蛇革の商品を持っていた者はいなかったか…!?」
シノ「身の回りに……!」

 ミント(回想)「見てよこれ!新商品の財布!奮発して買っちゃったんだ!蛇革だぜ蛇革!超高級だったんだから!」

シノ「ミントさんが危ない!父上、一度切ります!」

暗闇斎「シノ…!」
タック「シノ姐はん…何て!?」
暗闇斎「通信を切られた……恐らく、心当たりのある人がいたのかもしれない……」
タック「それって…メロンちゃんかミントちゃん……!?」
暗闇斎「恐らくな………」
タック「ボク、行って来ますわ!」
ジュキッド「気を付けろ!相手は何をして来るか分からん!」


ミント「もう夕暮れか……日が落ちるのが早くなってきたなあ………」

蛇ノ目「その通りネ……そして、日が落ちる前に、アナタの命が落ちるのヨ……」
ミント「なっ……!」
蛇ノ目「フフフ……アタシの目を誤魔化せると思って……?視えるワ……アンタ、蛇の皮を所持しているワネ………?」
ミント「そ…それが何だってんだ……!?」
蛇ノ目「蛇から皮を剥いで、その剥いだ皮でカバンやら財布やら作り出して、
  あまつさえ身体の一部かのようにそれを身に着けるなんて、人間も惨い事をするものよネ……
  そんな悪い子達には、裁きを与えなきゃ………ネ!」

 ドクン!

ミント「…………………!」

ミント(なっ……!何だよ…これ………!身体が……動かない………!)

蛇ノ目「怖がらないで…そんな怯えた目で見られると興奮しちゃうもノ……フフフフフフ………
  心配する必要は無いワ……すぐ楽になるわヨ……アタシは……暗殺のプロフェッショナルだから、痛みもなく、楽に死ねるわ……ヨ!!」

ミント(も…もう駄目だ………!)

 キィィィイイイイイン!!

蛇ノ目「…………………………!」
タック「よっしゃ!間一髪!
  やいやい!動けなくなった女の子を殺そうなんて、良え趣味な奴やな!えぇ!?」
蛇ノ目「………何ヨ、アンタ………」

シノ「はあ……はあ………!タックさん!」
タック「シノ姐!」
シノ「ミントさんは……!?」
タック「気絶しているだけや…!命に別状は無い!」
シノ「そうでしたか……!」


698 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2019/11/11(Mon) 16:50

蛇ノ目「誰よアンタ達……名を名乗りなさいな」

シノ「悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業!闇の忍び部隊隊長シノ、只今見参!」
タック「同じくタック!只今見参!」
蛇ノ目「闇の忍び部隊…!フホホホ…!そう!アンタ達が闇の忍び部隊!武留と白を斃した、あの闇の忍び部隊だと言うノ!?」
タック「その通りやと言ったら!?っていうか、こっちに名乗らせて、お前は名乗らんのかい!」
蛇ノ目「それは失礼したワ……アタシは蛇ノ目…ジャノメちゃんと呼んで頂戴
  神の代行者として、愚かな人間共に裁きを下す十二神将の一人ヨ」
タック「十二神将……!やっぱりそうやったか!」
シノ「どうしてこんな事を……?」
蛇ノ目「裁きヨ裁き!白も言わなかったかしラ?身勝手にこの世界を壊す愚かな人間達に怒りの裁きを与える事がアタシ達の仕事!
  そこにいる女は愚かにも蛇から皮を奪い、その奪った皮で財布を作り、それを自分の物であるかのように所持していた
  身勝手な理由で動物を殺し、道具として利用するなんてエゴにも程があるワ!神様はそんな人間達にお怒りヨ!
  その神様のお願いをアタシ達が叶えてあげているノ……立派な行ないだと思わないかしラ?」
タック「どこが立派な行ないや!だからって殺す必要があるかいな!お前達こそエゴや!」
シノ「タックさん……この人達に理屈は通用しません……」
蛇ノ目「そういう事ヨ……アンタ達の言い分が正しいというなら、それを示して見なさいナ……今すぐにネ!」

 ドクン!

シノ「…………………!」
タック「シノ姐…!」
蛇ノ目「フフフフフ……アタシの眼は『蛇の眼』……睨まれた者は身動きが取れなくなるノ……!」
タック「くっ……!」
シノ「……………はあっ!!」

蛇ノ目「……!アタシの金縛りを自力で解くなんテ……!」
シノ「そんな小細工…私には通用しません……!」
蛇ノ目「生意気な小娘ネ……それにしても、1対2だなんてアンフェアだワ……
  アタシも助っ人、呼んじゃおうかしラ……来なさい、張!!」
タック「何っ!?」

張「はあああああああああっ!!」

タック「……っ!!」

張「チョレェェェェェェェエエエエエエエイ!!!」

 ドン!!

タック「ぐあああああああああああ!!」

 ドォォォオオオオオオオン!!!

シノ「タックさん!!」

蛇ノ目「何を余所見しているのかしラ…?アンタの相手はアタシヨ!」

 ビュン!!

シノ「くっ……!」

タック「畜生……!いきなり不意打ちなんて卑怯やろ猪野郎!」
張「戦いに卑怯なんて言葉が通じると思うか…?油断した奴が間抜けなだけの話だ!」

 ビュン!!

タック「くっ……!」
張「はははどうした!?怖くて名にも出来ないか!?」
タック「黙ってりゃ調子に乗りやがってこの……!」

 ビュン!!

張「なっ……!」

タック「こう見えても、数々の修羅場を潜って来たんや…!甘く見るなよ!!」


蛇ノ目「あら良いわネ!十二神将のアタシの動きについて来られるなんて……でもこんなレベルじゃないわヨ!」

 ビュン!!

蛇ノ目「貰った!!」

 ビュン!!

蛇ノ目「…………!?」

シノ「どうしました?私の残像でも見えましたか?」
蛇ノ目「くっ…!生意気ネ!!」

 ビュン!!

蛇ノ目「くっ……!何なノ…!?さっきまで実体はあった筈なのニ……!」

シノ「すみませんが、ここで終わりにします…!花影流・火炎椿!!」

 ドン!!

蛇ノ目「ぐあああああああああああっ!!」

 ビュン!!

シノ「……!?これは……蛇の抜け殻……?」

蛇ノ目「なーんてね!お芝居はここまでヨ!見られたからには仕方が無イ 撤収するワ!
  張!適当に遊んだら返ってきなさイ!」

シノ「あ……!待って……!」

 ビュン!!

蛇ノ目『勝負はお預ケ!暫くの間鬼ごっこヨ!もう一度アタシを見つけられたら、その時は本気で相手をしてあげるワ!
  覚悟しなさイ!オホホホホホホホホホホホ!!』

シノ「くっ……!」


699 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2019/11/11(Mon) 16:51

張「蛇ノ目の奴……勝手な事言いやがって……!ふん…こっちを先に片づけてやる!はあああっ!!」
タック「ふん!片づけられるのはお前の方や猪野郎!!」

 ヒュバッ!!

張「ぐあああっ……!!」

タック「これで終わりや!うおおおおおおおおおおおお!!目覚めよ!!烈風の極意!!忍技解醒!!!」

 ゴォォォォオオオオオオオオオオ!!

張「なっ……何だ……!?」

タック「食らえ!!風術最終奥義!!砕魔烈風迅衝閃!!!!」

 ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

張「くっ……!!」

 ビュン!!

 ドォォォォオオオオオオオオオオオオン!!!!

張「ぐああああっ!!くっ……なんて威力だ…!風圧だけで吹き飛ばされる……!まともに当たれば命は無かった……!」

タック「………くっ……外したか……!それならもう一発……あれ………?」

 バタッ!

タック「くっ……!あかん…!今ので力を使い果たした……!身体が動かへん……!」

張「……………!何だかよく分からんが、今が攻撃のチャンスらしいな」

タック「くそっ…!動け……!動けえええええ!!」

張「止めだ………死ね!!」

シノ「そうはさせません!」

張「……………!」

シノ「タックさんがもう動けないなら、次は私が相手です」

張「……………チッ…!この女はヤバい……覚えておけ!!」

 ビュン!!

シノ「タックさん……しっかりしてください!」
タック「はあ……助かった………せっかく極意を手に入れてもこのザマなんて、ボクってばホンマに情けない………」
シノ「そんな事はありません………私も見ていました、あの威力……お見事でした
  ひとまず、ミントさんを運んで帰りましょう 歩けますか?」
タック「まあ……歩くぐらいなら、何とか……な…………」



幻王「一時撤退したか………だがこれで神裁は続行………
  闇の忍び部隊とやら……お前達が我ら神の軍勢にどこまで抗う事が出来るか、見極めさせて貰おう」


  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る 終

シノ「次回予告です 十二神将、蛇ノ目の容赦ない裁きは続く
  これ以上の犠牲者を増やしてはいけない…!一刻も早く蛇ノ目を見つけないと…!
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第玖拾参話ご期待ください」

700 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2019/11/11(Mon) 18:05

>>689

シノ「カービィさんなら、アドレーヌさんと一緒ですよ
  安心してください アドレーヌさんは、スレッドに来られる頻度は少ないですが、
  これからもまた来てくれると信じています
  アドレーヌさんがいてこそのスレッドだと私は思っています」
タック「そろそろ、ボクらが出しゃばるのもいい加減終わりにしたいんやけど、物語が終わらない内はずっとこのままやなあ」
シノ「ようやく最新話を投稿出来て一安心している私です…ですが、ここで休んでいたらいけませんね
  停滞気味だった月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜の話を進ませて、早いうちに完結させたいです
  そういえばアドレーヌさん、ドクターXの米倉涼子さんのコスプレをしたようですね…
  アドレーヌさんがドクターXなら、私は科捜研の女で……」
タック「どっちも白衣で被っとるやないでっか」
シノ「被ってません!キャラクターが違うじゃないですか」
タック「そういう問題やないと思うんやけど」

>>691

シノ「強くて優しい、そして頼れる立派な王様です」
タック「それ、シノ姐はんの理想…」
カグヤ姫「それは言っちゃ駄目なんじゃないかな」

>>692

シノ「えぇ…私の本気を…ですか……?」
カグヤ姫「難しいよね しーのんが本気を出すって事は寿命を短くするって事だもん」
シノ「そこまで深刻な話じゃないですよ……多分ですけど……」
タック「それに、シノ姐はんが本気を出さなきゃいけない時っちゅうのは相当ヤバい時くらいや
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜の終盤くらいで見られるんやないかな」
シノ「あまり力を酷使したくはないんですけどね……」
タック「そんなこんなで、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜、これからもよろしゅうお願いしま!」


701 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/11/17(Sun) 03:58
デデデ大王のほっぺぷにぷにしたい

702 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/11/21(Thu) 19:19
アドレーヌが14歳でリボンが8歳とのことだが
もし互いの年齢が逆ならどうなってたんだろうね?

703 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/11/26(Tue) 09:15
何かカービィグッズ持ってる?

704 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/16(Mon) 23:31
デデデ大王の体重は何キロ?

705 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/18(Wed) 10:12
カービィの体重ってハンバーガー何個分なの?
シノっちの体重は禁則事項ぽいけど

706 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/19(Thu) 23:02
シノちゃんには裏奥義とかないの?

707 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/21(Sat) 11:42
しーのんが本気を出すとやばいっていうのは
「俺はまだ本気を出してない」的な感じですか?

708 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/21(Sat) 21:06
シノちゃんの奥義は抜刀術?

709 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2019/12/29(Sun) 14:05

大王「よーっす!久し振りだなお前ら
  おれさまだ デデデ大王だデ!
  旅に出ているって設定で、暫く登場しなかったが、
  そこから何年も経っちまっているからな、たまにはちょっと顔を見せに戻らなきゃなと思って
  今回一度限りで帰って来たデ!」
カービィ「と言っても、ぼく達、アドレーヌの所にいたから久し振りって感じじゃないけどね」
大王「それは言うな……おれだって、そこは予想外だったんだデ アドレーヌから呼び出しがあったら断るワケにはいかねーだろ」
カービィ「もしかして弱み握られてるとか?」
大王「そういうんじゃねーって まあアドレーヌには色々と借りがあるからよ……」
カービィ「やっぱり弱みを握られてるんじゃ」
大王「弱みとかそういうんじゃねーって!……そりゃあ昔、結構迷惑掛かる事も散々したけどよ………
  久し振りすぎて、勘が鈍って来たと思うから、ちょっとばかし勘を戻さねーとなとも思ったから戻って来たんだデ」
カービィ「流石元神キャラハンの言う事は一味違うペポ!」
大王「元神キャラハンとか言うな……それで昔調子に乗って今この有様なんだからな……」
カービィ「色々あったペポ」
大王「過去のスレから目を背けたくデ……それもまた思い出の中の1つだな
  っつーワケで、早速返事を返して行くデ!デデデでプププななかまたち、今日限りの復活だデ!」
カービィ「おーっ!」

>>701

大王「おいおいおい何だ急に?!おれさまの頬をぷにぷにしたいだと!?
  よしてくれよそういう柄じゃねーんだ……ぷにぷにするんならシノの方が良いんじゃねーのか?
  今は本人居ないけどさ」
カービィ「大王だってやわらかそうなほっぺしてるもんね、わかるペポ」
大王「お前には言われたくねーわ」
カービィ「そういう701には、ぬいぐるみで我慢してもらうペポ 大王のぬいぐるみペポ
  これで大王のほっぺの感触を存分に堪能してもらうペポ」
大王「おれさまの感触じゃねーだろそれ っつーかぬいぐるみなんて、そんなのどこにあったんだよ」
カービィ「ドン・キホーテにあったペポ」
大王「ドンペンじゃねーか!」
カービィ「あっ本当だ!全然気づかなかったペポ!」
大王「そんな似てるか!?」

>>702

大王「アドレーヌとリボンちゃんの年齢が逆なら…?そうだな……
  今の関係がそっくりそのまま反対になってんじゃねーか?」
カービィ「リボンちゃんがお姉ちゃんで、アドレーヌが妹って事?それはそれですごいペポ」
大王「アドレーヌは、一見クールそうに見えても、根っこの所は甘えたがりな所はあるからな、
  年上キャラだからいかにもお姉さんって感じだが、年下だったらまた違っていたと思うデ」
カービィ「ぼくと大王の関係によく似てるね」
大王「どういう発想をしたらその答えに辿り着いたんだお前は」

>>704

カービィ「例えるなら、コロコロコミックを創刊号から今月号までのを全部積み重ねた状態の重さペポ」
大王「結構な重さじゃねーか 流石にそこまで重くねーわ
  体重の事なんてどうでもいいじゃねーか ここに書き込む程知りたい事か?」
カービィ「その体型を見たら、誰もが思うペポ」
大王「人の心配より自分の心配をしろ!」

>>705

カービィ「ハンバーガーが………4個分くらいかな」
大王「答え方まで本家とそっくりにせんで良い!それと体重の話にシノまで巻き込むのはやめろ」
カービィ「しーのんは結構やせ型だから、りんご3個分くらいじゃないかな?」
大王「それ、最早人間じゃねーだろ」


710 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2019/12/29(Sun) 14:05

>>706

大王「裏奥義…?さあ…聞いた事無いな
  それは本人に聞かなきゃ分かんねーな」
カービィ「あるとしたらきっとすごい技なんだろうね 大王が千切り状態にされちゃうかもペポ」
大王「何でおれさまが斬られてんだ!?」

>>707

カービィ「それはむしろ大王の方ペポ」
大王「否定したいが、それを否定出来る手段が思い浮かばないのが悔しいデ…
  まあ良い!明日になったら本気出しちゃるデ!」
カービィ「最初に今日限りって言ってなかったっけ?」
大王「うん……そうだったな………」

>>708

大王「抜刀術ではないんじゃないか?おれさまも噂程度で聞いただけで、実際に見たわけじゃないが、
  シノの奥義は7種類の技を一瞬の時間で繰り出す大技
  普通の人間じゃ、まず成功させる事は不可能だそうだ
  どんだけ素早く動けば良いんだろうな」
カービィ「大王じゃ絶対に無理だったよね」
大王「今はもうマスクドデデデに変身出来ないしな……悔しいが今のおれさまがあそこに介入してもお荷物状態だ
  だからこそシノには期待している おれさまが言うのもなんだが、あいつはもう立派だ
  真面目だし一生懸命だし、時々危なっかしい所もあるが、剣の使い方は達人レベルだ
  プププランドの平和はシノに託してある シノはおれさまの信頼出来る自慢の部下だからな!」
カービィ「本人に聞かせてあげたら喜ぶんじゃないかな」
大王「や…やめろよ!そういうのは本人に聞かせるモンじゃないデ!」
カービィ「しーのんを手元に置いて、いつかしーのんをお嫁さんにするつもりペポ 大王も隅に置けないペポ!」
大王「勘違いするなっつーの!別にそんなんじゃねーって!それにほら、シノは真面目すぎるし優しすぎる おれさまには勿体ないぐらいだ
  おれさまなんかより、良い男は沢山いる そういう奴と付き合った方があいつにとっては幸せだと思うデ」
カービィ「なんか大王らしくなくてつまんないペポ 昔の大王なら「シノたん萌えー!ハアハア!」ぐらいは言ってた筈なのに」
大王「お前、1回ぶっ飛ばして良いか」


大王「ひとまずこんなモンだな すっげー久し振りだったけど、次回からまたシノ達にバトンタッチするデ
  また暫くお別れだが、会える日もそう遠くない筈だデ また会える日を楽しみにしてくれよな!」
カービィ「どうせまたアドレーヌにお呼ばれするから心配いらないペポ」
大王「それは言うたらあかんデ……
  ってなワケで、これからもよろしくな!またな!!」

711 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/29(Sun) 18:04
デデデ大王がおせち作りに挑戦します

712 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/30(Mon) 02:37
シノの髪の長さは今どのくらい?

713 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/30(Mon) 03:20
>>712
タック「13キロや」

714 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2019/12/31(Tue) 17:39
アドレーヌ「こんばんは、今年は忙しすぎて殆ど来れなかった…。
多分、来年もこんな感じになるかも」
カービィ「今年もおせちとお餅のシーズンがやってきたペポ。
来年も食いしん坊な僕、カービィを宜しくお願いします」
大王「俺様も来てやったデ(シノ、早く話進めてくれー!)。」
カービィ「大王、早く旅から戻りたいんだね。
戻って、プププランドに定住した上でここに来たいのかな?シノは話が長いから…」

>>604
カービィ「大王ってそこまで最高の存在だったっけ?それよりだったらアドレーヌの方が王に向いてる気がするペポ。
ただ、君の目標は最高の男みたいだから、僕を目標にすればいいよ」
大王「お前みたいな奴が増えたら、のんびり屋の男が増えるわけか。
それも別にいいんだけどな、俺様のように筋肉を付けて、頑丈な男になれるよう頑張れ」
カービィ「見た目はメタボだけど、筋肉あるんだよ、大王」
大王「筋肉こそ男の勲章!だっはっはっは!」

>>605
アドレーヌ「流石にソニックを超えて、セガの1番人気とまではいかないのね。
とはいえ、こんなのが1番人気になったらソニックやアルルが気の毒か。
龍が如く7の主役は春日一番。セガじゃここしばらく龍が如くが目立ってるから、
龍が如く7の主役の名前も姿も知っちゃったよ。
アルルとアミティとソニックが目立たず、春日一番と天宮さくらが目立ってるってんだから、
セガの中で世代交代が始まっているのか、それともセガ自体終わりかけてるのか。
ヤクザ製作株式会社にならないよう頑張ってよね、セガ」

>>606
カービィ「今の僕には友達が多いからこそ、その中から次回作やその先の敵になる人も出てくるはずだよ。
ゲームの僕の友達は大王、メタナイト、アドレーヌ、リボンちゃん、アニマルフレンズ、ドロッチェ団、三魔官、
あとはダークメタナイト、バンダナワドルディ。
もしかして僕もオープンワールドデビューするのかな」
アドレーヌ「ゼルダやゼノブレイドやマリオオデッセイみたいなオープンワールドになったら面白そう。
それともカービィは、ゲーム入門者用ゲームとしてこれからも続く?」
カービィ「(僕のオープンワールド…もし出てきて楽しんでもらえたら嬉しいペポ)」

>>607
カービィ「タックはサスケさん、地雷矢さんと一緒に死んだあと、
リップルスター妖精の一人、カグヤの力で蘇ったペポ。
カグヤのこと覚えてない?リボンちゃんと同じくらいの歳の妖精の女の子だよ」
アドレーヌ「あの力は、死んだ人一人につき一回しか受けられないんだっけ?
ドラゴンボールでも二度目は復活させられないって設定なかった?
うーん…、ドラゴンボールみたいな能力」

>>608
アドレーヌ「カー君は日本ゲームキャラ人気No.1の実績があるし、
マリオとリンクとピカチュウも世界的有名キャラ。
そこに村人とインクリンクまで入ってきて、最近はゼノブレ2のレックスも注目を浴びてる。
あとは同じくゼノブレ2の主人公兼悪役・シン。
ゼノブレ2は王道少年漫画って感じで好き、熱いし萌えるし、時には笑えたり泣ける。
モノリスが入ってきてから任天堂の快進撃が止まらないねー♪
だけど、任天堂四天王はこれからもカー君、マリオ、リンク、ピカチュウじゃない?」

715 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2019/12/31(Tue) 17:54

>>711

シノ「陛下がおせち作りですか……?仰ってくだされば、私が作りましたのに……」
タック「挑戦って事やさかい、自分で作りたかったんやろなあ
  しかし、男も料理をする時代とはいえ、まさかおせち作りに挑戦なんてなあ」
ジュキッド「お前も料理を作るのか?」
タック「そりゃあまあ人並みにはでんな」
カグヤ姫「タックが料理?何か想像出来ないんだけど」
タック「失礼でんな 人を見た目で判断すると痛い目に遭いまっせ」
ジュキッド「それはお前もだろうが」
シノ「きっと陛下ならおせち作りもこなしてみせますよ!頑張ってください陛下!」
タック「本人が聞いたらプレッシャーになるやろなあ…」

>>712-713

シノ「そんなに長い筈ないじゃないですか タックさんもいい加減な事言わないでください」
タック「ええっ!?何でボクが言った事になってん!?」
カグヤ姫「だって『タック』って名前書いてあるじゃん」
タック「勝手にタックを名乗る不届きものめ!成敗してくれるわ!!
  目覚めよ!!烈風の極意!!忍技解醒!!!」
シノ「風で色々吹き飛ぶからやめてもらえますか?」
タック「はい……」
シノ「えーっと…改めて私の今の髪の長さについて……ですか
  今は背中の肩甲骨くらいの所まで伸びています 任務中とか戦いの時は邪魔にならないようにこれを後ろにまとめています」
カグヤ姫「しーのんは髪が長い方が似合うよね」
タック「出来れば下ろしたままを希望しますわ」
シノ「素早く動くと髪が乱れて、直すのが大変なんです……」


シノ「これが今年最後の書き込みになりそうですね……次の日から2020年ですか……
  2020年はどんな1年になるのでしょうか」
タック「そりゃまあ愉快で楽しい1年になりますやろなあ!」
カグヤ姫「そうなると良いよね〜」
ジュキッド「今もまた活動出来る事に感謝せねばなるまい」
シノ「そうですね……この1年、感謝の気持ちを忘れずに年を越しましょう
  来年もよろしくお願いします それでは、良いお年をお迎えください さよなら」

716 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/31(Tue) 21:57
ttps://www.pixiv.net/novel/series/1157419
このゲーム アニメコラボ 夏の大運動会ていう小説、是非読んで欲しい!!
最後が短くて雑だけど…

717 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/01(Wed) 04:16

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


朱煙「ケッケッケッ……蛇ノ目の奴、上手い事やってるみてェじゃねェか!」
牙流「しかし、蛇ノ目がこのまま神裁を成功させてしまえば、神獣王の資格は奴のものに……
  こうなれば立つ瀬が………」
朱煙「何だ牙流!弱気になってんのか!?ハッハッハ!!ダセェなあ!」
牙流「何だと!?」
朱煙「奴がまだ成功するとは限らねェ!俺はまだ諦めてなんかいないぜ!!
  今度こそ俺様が次の神獣王になるんだよ!!」
牙流「貴様の頭はこの期に及んでも尚能天気なようだな」
朱煙「んだと!?」
牙流「やるのか貴様!!」

???「阿呆が 神聖な場を汚すつもりか、貴様らは」
朱煙「ゲッ……てめェは………!」
牙流「天鳳……!」
天鳳「全く…争う事しか能のない馬鹿者共め……
  久し振りに帰って来たらお前達の耳障りな声が出迎えとは、実に不愉快な事だな」
朱煙「相変わらず言うじゃねェかよ鳥野郎……!」
牙流「お前1人で来たのか?」
天鳳「途中で魔沌と一緒になった もっとも、奴は帰ってすぐに研究したいと言って部屋に籠って行ったがな」
朱煙「ケッ!あいつのマッドサイエンティストは相変わらずか!」
天鳳「そんな事より、神裁はもう始まっているようだな」
朱煙「てめェが来るのが遅いからもう始めてたんだよ!」
牙流「今は蛇ノ目が儀式の執行者だ」
天鳳「成程……と、噂をすれば本人が帰って来たな」

蛇ノ目「……あら、天鳳チャンじゃなイ……帰って来てたノ?」
天鳳「今帰って来た所だ 相変わらずお前は幻王を目の敵にしているようだな」
蛇ノ目「当たり前でショ……アタシは偉そうな奴が気に食わないノ……勿論アンタも気に食わないワ」
天鳳「それは大変喜ばしい事だ お前に気に入られたら気色悪くて敵わんからな」
張「………………………」
朱煙「おう張!てめェも帰って来てたのか!よく死なずに帰って来たな!ハハハハハハ!!」
張「……………チッ…!」
蛇ノ目「全く使えない役立たずだったワ……邪魔者1人も殺せないなんテ………
  良いワ この儀式は成功させル……そして私が神獣王と座に就く………今回はそれをお前達に宣言しに来たのヨ
  指をくわえながら楽しみに観ていると良いワ……!オホホホホホホホホホホホホホホ!!」

天鳳「………ふん、相変わらず気色悪い男だ」
牙流「奴が神裁を成功させられると思うか?」
天鳳「どうだろうな……成功させられるかどうかは、神に愛されているかどうかだ
  奴が幻王と同じ器とは到底思えぬがな……まあ、それなりに楽しませて貰うとするか」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)


718 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/01(Wed) 04:16

暗闇斎「やはり…十二神将の1人がこの事件を引き起こしていたのか……」
タック「ああ、奴もまた、裁きとか変な理由を付けて殺しを行なっていたんや」
ジュキッド「白はビルを破壊して大量殺戮を狙っていたが、今度の奴は1人ずつを暗殺か……
  やり方は1人1人違うようだな」
シノ「とはいえ、強さは白と互角かそれ以上です……完全に仕留めたつもりでしたが、逃げられてしまいました……」
暗闇斎「シノの攻撃から逃げられるとは、かなりの手練れのようだな 気を付けて奴の行方を追ってくれ」
シノ「了解しました タックさん、行きましょう」
タック「おう!」
シノ「…所で、ミントさんは大丈夫ですか?」
暗闇斎「気を失っているだけで、どこも傷つけられている様子は無い そちらは心配するな」
シノ「ありがとうございます」



 ザワザワザワザワ……

タック「何や…?あの辺り、人が集まってまっせ」
シノ「まさか…新たな犠牲者……!?」


グランドウィリー警官「……遺体はまだ温かい……犯人はそう遠くには逃げていない筈だ!」

タック「どうやら、殺されてそんなに経っていないようやな……」
シノ「……しかし、人が多いと近づけない……!」
タック「向こうに何か落ちてまっせ!」
シノ「あれは……蛇の抜け殻………!何か書いてあります
  えーっと………『次は南で待っている……急がないと死人が増えるわヨ』…………!
  蛇ノ目は南へ向かったようです……!」
タック「何であいつ、こんなヒントを!?罠の可能性がありまっせ!」
シノ「罠かどうかは、行ってみないと分かりません…!」



暗闇斎「………早速、1人死人が出たという情報が流れた」
ジュキッド「何っ……!?」
暗闇斎「被害者はやはり蛇革の鞄を所持していたという事だそうだ」
ジュキッド「くっ……一足遅かったか……あの2人は一体何を………!」
暗闇斎「シノ……急いで蛇ノ目とやらを見つけるのだ………!」


タック「…………!一足遅かった…!」
シノ「遺体が…………」
タック「蛇革のブーツ……!
  それだけの理由で殺されたっちゅうんか……!許せない話や……!」

蛇ノ目『ホーッホッホッホッホッホッホ!!一足遅かったわネ!!』

タック「このオカマ蛇野郎………!」
シノ「どこにいるんですか……!?」

蛇ノ目『それは内緒ヨ!アタシは一足先に東の方へ行くワ!』

シノ「何故わざわざ行き先を私達に教えるのですか……?行き先を告げずに逃げた方が見つかるリスクは少ない筈……!」

蛇ノ目『そんなの決まってるじゃなイ?アンタ達のガッカリする顔が見たいからヨ!
  行き先を教えてもらったのに間に合わなくて悔しい顔をするアンタ達を遠くから眺めていたいのヨ!今みたいにネ!オホホホホホホホ!!」

タック「っ……!性根が腐ってやがる!」

蛇ノ目『それじゃあ、先に行ってるから、さっさとアタシを見つけてみなさイ!オホホホホホホホホホホホ!!』

タック「あの野郎………!」
シノ「早く追いかけましょう!」
タック「シノ姐……ボクに合わせんで良えで……早くあのオカマ蛇野郎に追いつくんや……!」
シノ「…………分かりました……!」

 ビュン!!

タック「…………速っ………」


719 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/01(Wed) 04:17

シノ「蛇ノ目…………!一体どこに………………!」



蛇ノ目「ククク………見つけたワ……次の標的………!」

 ヒュッ!!

蛇ノ目「……………………!」

シノ「もう誰1人殺させはしません……!」

蛇ノ目「くっ……!もう追いついたって言うノ……!?速過ぎじゃなイ!?」

シノ「もう好きにはさせません……ここで仕留めます!」

蛇ノ目「……フン、本気を出す時が来たようネ……後悔させてやるワ!
  十二神獣・巳ノ宝玉!!解放!!!」

 ドォォォオオオオン!!!

シノ「くっ…………!!」

 グオオオオオオオオオ!!

シノ「……………!!」

 ドォォォオオオオオオオオオン!!!

シノ「かはっ……………!!」

蛇ノ目「ホホホホホホホ!!手ごたえアリ!!やっぱり、アタシが本気を出せばこんなモノよネ!!」

シノ「くっ……!げほっ……げほっ…………!」

タック「シノ姐!!」

シノ「タックさん…………!」
タック「てめえ…!よくもシノ姐はんを……!!」
蛇ノ目「もう1匹も来たノ……大人しくこの娘を見殺しにして逃げれば命は助かったものを」
タック「アホ言うな!てめえなんかにシノ姐はんを殺せるワケないわ!!」
蛇ノ目「………生意気ネ……良いワ、アンタから先に血祭りに上げてやる!」
タック「上等や!!うおおおおおおおおおおお!!目覚めよ!!烈風の極意!!忍技解醒!!!」

 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

蛇ノ目「クククククク………」

タック「風術最終奥義!!砕魔烈風迅衝閃!!!!」

 ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

蛇ノ目「………無駄ヨ!!蛇眼瞬撃閃光矢!!!」

 ビュン!!

タック「何っ……!?」

蛇ノ目「ひれ伏しなさイ!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

タック「ぐあああああああ!!」

シノ「タックさん!!」

蛇ノ目「はあっ!!」

 ドクン!!

シノ「……………!か……身体が………………!」

蛇ノ目「今度は簡単に解けないわヨ!金縛りの力を強くしたのだからネ!!
  良いからそこで見てなさイ……仲間が絞め殺されるのをネ!!」

 ギリギリギリギリギリギリ…!!

タック「ぐあああああああああ……!!」

シノ「タックさん………!!」

蛇ノ目「オホホホホホホホホ!!痛い?痛いかしら?もっと絞めつけてやるワ…!オホホホホホホホホ!!」

タック「ぐああああああああああああああ!!」

シノ(カグヤちゃん……!お願い……!すぐに来て……………!)


720 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/01(Wed) 04:18

カグヤ姫「………!」

ジュキッド「カグヤ嬢……どこへ行く…?」
カグヤ姫「…今、しーのんの声が聞こえた………行かなきゃ……!」
ジュキッド「待てカグヤ嬢…!1人で行くのは危険だ……!」
暗闇斎「いや…行かせてやれ……」
ジュキッド「暗闇斎殿……」
暗闇斎「恐らく、シノ達が危機に晒されているのだろう……力を解放した状態の十二神将は凄まじい強さを持っている……
  奴らに対抗するには、カグヤ嬢の力が必要でござる」
ジュキッド「だが……それではシノ殿が…………」
暗闇斎「シノなら心配いらぬ……もうあの時のように暴れはせぬだろう………」


 ギリギリギリギリギリ………!

タック「ぐあああああああああああ!!」

蛇ノ目「クククククククク……!」

カグヤ姫「しーのん!」
シノ「カグヤちゃん………!」
カグヤ姫「何……!?タックが危ない……!」
シノ「時間がありません………早く………!」
カグヤ姫「………………わかった……!
  聖なる力よ……私達に奇跡の祝福を!今ここに神聖なる光を!!
  妖精魂魄共鳴奏(フェアリー・スピリット・ユニゾン)!!」

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!

蛇ノ目「………っ……………!?」

妖姫(シノ)「…………………………………………………」

タック「……っ…………シノ……姐……………」

蛇ノ目「姿が……変わった……………!?」

妖姫(シノ)「…………………………………」

蛇ノ目「………ふん……姿が変わろうが同じ事!!叩き潰してやるワ!!」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!

妖姫(シノ)「………………………………」

蛇ノ目「何っ……!?アタシの攻撃を……受け止め…………」

妖姫(シノ)「……………………」

 ビュン!!

蛇ノ目「…………!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

蛇ノ目「ぐあああああああっ………!!」

妖姫(シノ)「…………………………」

蛇ノ目「な……何が起きたと言うの………!?速さが全然違う…………!」

妖姫(シノ)「………これ以上争っても無意味です」

蛇ノ目「くっ………!生意気ネ………!なら、これでも喰らえ!!
  蛇眼貫殺閃撃光矢!!!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「……………………………」

 ビュン!!

蛇ノ目「馬鹿な………!刀の一振りで攻撃をかき消すなど………………!」

妖姫(シノ)「………これで分かりましたでしょう」

蛇ノ目「くっ……!!己えええええええええええええええ!!!」

妖姫(シノ)「………これで終わりにします………花影流奥義!!虹龍・百花繚乱!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

蛇ノ目「ぐああああああああああああああああ!!!」

 ドガァァァアアアアアアアアアアアン!!!!


シノ「……………………………」
カグヤ姫「…………やった…?」
シノ「……はい………まだ息があるみたいですが、もう戦う力は無いでしょう」

蛇ノ目「くっ…………!はあ………はあ…………………!認めない………こんなの……………!
  神であるアタシが……………こんな虫ケラのような小娘に……………………!」

幻王「お前の負けだ いい加減諦めろ」

シノ「…………!?」
カグヤ姫「なっ……!もしかして、仲間…!?」
蛇ノ目「幻王………!」

幻王「そこの娘に敗れた時点で、お前の神裁の失敗が決定した
  最早お前は神裁の資格を失った さっさと戻るが良い
  さもなくば、十二神将からも降りて貰う事になるが」

蛇ノ目「幻王…………!せめて貴様だけでもこの手で…………!!」

 ビュン!!

幻王「気が狂ったか……ならば仕方あるまい」

 ヒュバッ!!

幻王「掟に逆らった罰として貴様を処断する」

蛇ノ目「ぐ…………がはっ…………!!」


721 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/01(Wed) 04:20

カグヤ姫「あの化け物を……一瞬で……………!」

シノ「………次の相手は貴方ですか……?」

幻王「俺は蛇ノ目に通告をしに来ただけだ 貴様達と戦うつもりは無い……今の所はな」

シノ「貴方も十二神将の1人ですか……?」

幻王「俺は幻王 十二神将の1人にしてその頂点に君臨する神獣王だ」

シノ「神獣王………!?」

幻王「お前達が他の十二神将を全て斃したその時、お前達の相手をしてやろう
  もっとも、それまで生きていればの話だがな」

シノ「………………………!」

幻王「精々頑張るが良い……では、さらばだ」



翁「………蛇ノ目まで敗れたか…………それなりに期待はしていたのだがな………面倒な事じゃ
  まあ良い………まだ戦力は充分残っている 対して闇の忍び部隊の連中は、十二神将に対抗出来る戦力が極めて少ない
  まだまだ儂らが優勢じゃ 闇の忍び部隊など恐るるに足らぬわ」


  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻 終


シノ「次回予告です 幻夢教は、また新たな十二神将を刺客として送り込んできました
  次の刺客は魔道具という武器を使ってプププランドの住人達を苦しめる
  タックさんまで魔道具の餌食になってしまい、危機が迫ります
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第玖拾肆話ご期待ください」


722 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/01(Wed) 04:52

>>716

シノ「いつもプリキュアとコラボしている小説を紹介してくださる方ですか?
  また今回も新しい作品を紹介してくださったみたいで、ありがとうございます
  紹介してくださった作品は、時間があった時に目を通しているのですが、
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜の話を構成する際の勉強になっています
  色々な方の作品を拝見する事で、色々と良い刺激になっています 私達も負けないくらい頑張らなきゃな…って
  今回紹介してくださった作品は、プリキュアシリーズ以外にも、
  スーパーマリオシリーズ、ジュエルペットシリーズのキャラクターが登場しているんですね
  ジュエルペットシリーズは、2作目が好きだったんですけれど、そのキャラクターが出ているのが嬉しいです
  それに、プリキュアシリーズは1番新しいスター☆トゥインクルの皆さんが出ていて、
  久し振りに観たプリキュアシリーズで特に気に入っていますので、これも嬉しい要素です
  2020年こそは、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜完結出来るように、頑張りたいです
  改めて明けましておめでとうございます 今年も星のカービィスレッドをよろしくお願いします」

723 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/01(Wed) 12:57
カービィ「>>714>>606への返事、タランザとマホロアとマルク忘れてた」

>>611
カービィ「忍びナイト…、もし漫画キャラとして出てきたら、僕の相手をしてくれそう。
闘うなら僕も能力・忍者で迎え討つし、日常生活の話になるなら僕と同じのんびり屋になってほしいペポ」
大王「俺様なら部下として迎え入れたいもんだデ。大抵は特に悪いやつじゃないからな、
仲間になってもらえたら心強い」
アドレーヌ「私の彫刻のモデルになってほしいけど、忍者だからそういうのは避けるかな、
それならそれで無理は言わない」

>>612
アドレーヌ「ポケモンが終わりそうだと言われることもあったけど、
もしかしたらすぐ終わるのは意外とスプラトゥーンだったりして。
ま、何を終わらせてしまうかなんて、結局は開発者の腕次第だから。
マリオ、ゼルダ、カービィはまだまだ安泰だとしても、
ぶつ森、ポケモンも生き残ってほしい。寧ろスプラこそ盛り下がってきてない?
スプラ3が出ればまた復活するかもしれない、まだ2だしこれからでしょう。
4や5辺りで盛り下がってきたらまずいけど、2ならまだまだ」

>>613
カービィ「時代劇のネズミ小僧みたいないい怪盗だね、
あとはドロッチェもこのタイプなのかな、いや、ドロッチェはちょっと違う?
弱い人に物を分け与える余裕がないかもしれないね、団員多いし。
余裕あればドロッチェもやるかも。
あと、僕が怪盗になっても盗むのは食べ物だけだろうね、
もし僕が怪盗なら、大王の城は格好の餌ペポ」
大王「お前が怪盗なら捕まえてやるデ、ドロッチェなら…無理かな。
ブルーキャット可愛いけど、プリキュアの世界だとあれぐらいのレベルはゴロゴロいるか。
色んな意味で良き怪盗だな」
アドレーヌ「ドロッチェと同じ弱きを助け、強きを挫く怪盗であってほしい」

>>615
カービィ「タピオカドリンク今ブームだよね、もしタピオカ売り切れてたら僕、
『タピオカドリンク売り切れてた…ぴえん』ってなりそう」
大王「『ぴえん』って何だろうな?ショックなのを表す言葉だろうか?」
アドレーヌ「軽くショックだったのを表してるみたい。
私は使わないけど、意味は知ってる。
あとはリボンが意外と使ってたりして(笑)」

>>616
リボン「そうだよ!命の重さを何だと思ってるの?」
カービィ「リボンちゃんが先陣切るなんて珍しいペポ。(そもそも最近出なかったね)
あ、そっか、リボンちゃんも妖精だから、カグヤと同じ力使えるんだっけ」
大王「何度も死にかけてる俺様って凄いのか?」
カービィ「凄いよ!人間じゃないペポ」
大王「俺様元から人間じゃないデ」
リボン「まさか、未確認生物…?」
大王「んなわけないだろう、そこまで飛躍してどうすんの」
アドレーヌ「デデの旦那を苛めるのは止めなさい、コントの芸人みたいで面白いのは分かるけど」
カービィ、リボン「はーい」
大王「俺様、チビ達の遊び道具みたいになっとる」

724 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/01(Wed) 19:57

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」



ナレーション「事件は突如として起こった」


グランドウィリー警官「急げ急げ!!早く病院へ運ぶんだ!」
警察「…っ………!も…もう駄目だ……!」
グランドウィリー警官「おい!しっかりしろ!お前まで倒れてどうするんだ!?
  くそう……!一体何がどうなっているんだ……!」


暗闇斎「これでもう3日目………眠りから目を覚まさぬ住人が多くなった
  更には警察の中にまで目を覚まさぬ者が現れる始末だ……これはどう考えてもおかしい」
タック「そうやなあ 冬眠ってワケでも無さそうやしなあ」
暗闇斎「プププランドは眠りの街になるとまで言われているそうだ……」
ジュキッド「もしや、十二神将の内の1人が……」
暗闇斎「まだそうと決まったわけではない……だが、このまま放っておくと危険だろう
  いずれ我々の中にも眠りに堕ちる者が現れるのも時間の問題………」
シノ「プププランド内に怪しい人影がないか調べてみます」
タック「ボクも行きまっせ!」
ジュキッド「ああ、頼んだ………」


ジュキッド「…………………………」
暗闇斎「気持ちは分かる……だが、十二神将に太刀打ち出来るのは今の所シノとタックだけだ
  巻物の謎が解けるまで、暫くの間2人に頑張って貰う他無いでござる」
ジュキッド「ああ………そうだな……………」


  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第玖拾肆話 新春初夢大地獄


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)


725 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/01(Wed) 19:58

魔沌「クッククククククク……………やはり計画通りに進んでいますね………………
  このまま順調に行けば、私は労せずに神獣王となる事が出来ます……………」
天鳳「随分と余裕そうだな 魔沌よ」
魔沌「これはこれは、天鳳様………ええ…全ては私が開発した、この"魔道具"のお陰です…………
  これがあれば、例え力の弱い私でも強敵を難なく対処する事が出来ます…………クククククククククク……………」
天鳳「ふん……今回の神裁はお前の開発した魔道具と相性が良かったようだな」
魔沌「ええ……10日以内に666人の住人を悪夢を見せ絶命させる…………………
  他の十二神将ならば難しかったでしょうが、この私だけがこれを可能にする事が出来る………………
  私の武器は頭脳……そしてその頭脳から生み出される魔道具……………それだけで私は十二神将になれたのですから………クククククククク……」
天鳳「いかにも引き籠もりらしい作戦よな だが、666人に到達するには、まだまだ人数は足らんようだが」
魔沌「ええ………分かっていますよ…………また今夜奇襲を掛けますとも………………………………
  能力上、魔道具が使えるのは夜のみ………陽が出ている時間には使い物にならないのは欠点ですが……………………
  基本的に夜にしか動かない私にとってはどうという事はありません…………クククククククククク………………………」



シノ「………どうでしたか?」
タック「駄目や……怪しそうな奴は1人もおらん」
シノ「目覚めない住人が増えたとはいえ、普通通りに生活出来ている住人は、まだまだ沢山います
  今の所、感染病か何かだという認識みたいですね」

グランドウィリー警官「ZZZZZZZZ…………」

シノ「あれは……警官さん」
タック「何であんな所で寝とるんや…?まさかアレも眠らされたとか……?」

シノ「すみません、ちょっと良いですか?」
タック「あっ……ちょっ……!何で起こすんでっか!」
シノ「何か情報がもらえるかもしれないじゃないですか」

グランドウィリー警官「ふぁぁぁ………何だもう夜か………ってまだ真昼間じゃないか!
  おい何でこんな時間に起こすんだ!?」
シノ「警察なんですから、日中は起きてパトロールしないと駄目じゃないですか」
グランドウィリー警官「サボっているワケではない!!これは夜勤に備える為の仮眠なのだ!!」
シノ「仮眠……?」
グランドウィリー警官「何だ何も知らんのか……最近、眠ったまま目を覚まさぬ住人が増えて来てな………
  これは病気ではなく、誰かに眠らされたものだと私は推理したのだよ」
シノ「それと昼間に寝る事に何の意味が……?」
グランドウィリー警官「犯人は、夜にしか動かない……そう思ったからだ」
シノ「夜……?」
グランドウィリー「これは私の推測なんだがな……犯人は夜、住人達が眠りに入ろうとしている所を狙っているんだ
  犯人は、何か術的なものを使って眠気を強くさせているんだ!そして眠りに入ってしまった者をずっと眠ったままにしているんだ
  現に、警察の内、何名かは眠気に負けてそのまま目を覚まさなくなってしまった!
  そこで私は考えたのだ!昼間に眠っておけば夜に眠くならないと!万全な状態で犯人を追う事が出来るのだ!」
シノ「成程…………」
タック「あーあーアホくさい推理やな そんなん病気に決まってますやろ 行きましょシノ姐はん」
グランドウィリー警官「出鱈目な推理だと思っているな!?勿論上司にもそう言われたとも!!
  だがこないだのビル爆破事件といい、最近の事件にはおかしな事件が多い!これは新手のテロリストによる犯行に違いないのだ!!
  私は何としても今回の犯人を捕まえる!!必ずな!!」



シノ「タックさん……どうしてそんな事を……もしかして疑っているんですか?」
タック「いや…あの警官が言う事は多分当たってまっせ」
シノ「え……?」
タック「もし動くとするなら夜に動くのが賢明やろなあ……せやけど警察がゾロゾロいたんじゃこっちもやりづらい」
シノ「それであんな事を……」
タック「もっとも、あの警官は頭が固い頑固者やさかい、何を言うても考えを変える気は無いとは思うけどな……難儀な奴や
  一先ず、深夜に出直すとしましょうか ボクも一旦仮眠に入るさかい」
シノ「では、私もそうしましょう………また深夜に…」
タック「ああ、了解や」


726 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/01(Wed) 20:00

 ―深夜―


シノ「真夜中ですね………」
タック「そうやな………」
シノ「ちょっと眠そうじゃないですか…?」
タック「すまん……一杯飲んでしもうた」
シノ「何やってるんですか!?」
タック「小腹がすいたさかい、しゃあないやないでっか!
  とりあえず、怪しい奴を捜しまっせ!」
シノ「そうですね」



シノ「誰もいないですね…………もう寝静まっている頃でしょうか」
タック「明かりも無いしなあ……こんだけ静まっているなら、怪しい奴が動いていたらすぐ分かるモンやのになあ………」

 ガサガサッ!

シノ「…………!誰かいます…!」
タック「まさか……出たな十二神将…!」

グランドウィリー警官「……………ん…?」
タック「…って、お前かい!!」
グランドウィリー警官「君達は……!おい!こんな時間に何をしているんだ!?」
シノ「す…すみません…!」
グランドウィリー警官「大体何だね!?君は未成年だろう!?こんな時間に歩いていたら危ないだろう!」
シノ「あの……すみません……すぐに帰りますから………………」
グランドウィリー警官「ならん!こんな時間に出歩くのは危険だ!とりあえず君の親に連絡をしよう!君、携帯は?」
シノ「も…持っていません……」
グランドウィリー警官「嘘ついちゃいけない!早く出しなさい!」
タック「はあ……だから警察は嫌なんや………」
シノ「困りましたね……………」
グランドウィリー警官「うっ…………………!」

 バタン!!

シノ「警官さんが倒れました!」
タック「おい!大丈夫か!?しっかりせい!何があったんや!?」

グランドウィリー警官「ZZZZZZZZZ……」
タック「寝たんかい!!」
シノ「待ってください……急に眠りに就いた…という事は…………」
タック「この近くや…!間違いない!!」


魔沌「ククククククククククッ………これくらい眠らせておけば充分でしょうか………………
  日数にはまだまだ余裕があります…………このまま行けば神裁は確実に成功します……………」

シノ「そうは行きません!」

魔沌「…………!誰です!?」

シノ「悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業!闇の忍び部隊シノ、見参!!」
タック「同じくタック、只今推参や!!」

魔沌「闇の忍び部隊……!ほう、貴方達が、あの闇の忍び部隊ですか
  お初にお目に掛かります 私は魔沌 十二神将の1人でございます………クククククク………」
シノ「十二神将………!」
タック「やっぱり、そうやったか……!」
魔沌「噂には聞いていました………ここまで十二神将の内3人を斃したという事で、要注意な相手だと忠告されましたよ…………」
タック「何や、ボクらもう有名人なんやな!」
シノ「やっと見つけました……今回の事件の根源…!ここで仕留めます!」
魔沌「おっと 簡単に斃されるつもりはありませんよ…………しかし、真正面から戦うつもりもありません
  私自身、戦闘力は他の十二神将に劣り、戦い向けでは無いのですよ………………………………」
タック「ほう…なら何や?大人しくお縄に就くか?大人しくしていれば痛い思いをしないで済みまっせ」
魔沌「いえいえ……貴方達に捕まるつもりもありませんよ……………貴方達に、私を斃す事など不可能なのですから……………」
タック「何やと!?」
魔沌「この魔道具………"夢魔の香り"があれば…………貴方達闇の忍び部隊など、取るに足りません」
タック「何………!?うっ………………!」
シノ「タックさん!」


727 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/01(Wed) 20:01

タック「ZZZZZZZZ………」
魔沌「ほう……思ったよりあっさり眠りましたねえ……ククククククククククッ………」
シノ「タックさん!しっかりしてくださいタックさん!…………一体何をしたんですか!?」
魔沌「簡単な事ですよ この私が開発した魔道具、夢魔の香りの効力です
  夢魔の香りが放つ香りに魅入られし者は、たちまち眠りに就き、悪夢を見る事となるのです……死ぬまで……永遠にね……!ククク………!」
シノ「悪夢………?」
魔沌「ただ夢を見せる為の道具ではありませんよ………夢魔は眠らせた対象が最も嫌悪するものを見せる………………………
  そして、相手を苦しませながら、精神を削り取ってしまうのです……………相手が完全に衰弱したその時、息の根を止めてしまうのです……
  私の武器は、魔道具を生み出すこの頭脳………!この頭脳さえあれば、貴方達闇の忍び部隊など取るに足らぬ存在なのです…………
  そして、あの幻王でさえも…………ククククククククククククッ………!」
シノ「そんなまやかし……!私には通じません!はああああああああああああああっ!!」

 ビュン!!

シノ「なっ………!」

魔沌「何を驚かれているのです………?貴方が見ていたのは幻………私はずっと貴方の後ろに立っていましたよ………クククククククッ……」

シノ(幻……!?後ろに気配がある事にも全く気付けなかった……何故……!?)

魔沌「分からない…という顔をしていますね………クククククク……!では、分かりやすく解説しましょう
  まず、1つ目の魔道具、"幻夢の影" これを使って貴方に幻覚を見せました
  そして2つ目の魔道具、"幻夢の霧" この霧で貴方の感覚を鈍らせたのです………………………
  魔道具はいかなる武力をも超越します…………ただ闇雲に攻撃するだけでは、煙を斬るようなもの……………
  この私の頭脳に勝てる者などいないのです………クククククククククク…………!」

シノ「くっ………!」

シノ(それでも、妖姫の状態なら……太刀打ち出来るかもしれません………!
  カグヤちゃん……!お願いします……………!カグヤちゃん………!?)



カグヤ姫「ZZZZZZZZ……………」


シノ(………そうでした………今は真夜中………子供なら眠っている時間です…………)

魔沌「ククククククククッ……降参するなら今の内ですよ……!」

シノ(…………っ………!段々眠気が………!このままでは私も……………)

シノ「………はっ!!」

 ドォォォオオオオン!!


魔沌「…………逃げましたか…………では、私も引き上げましょう………誰も私を止める事など不可能です………ククククククククッ………!」



728 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/01(Wed) 20:01


 ―翌朝―


暗闇斎「そうか………タックがやられてしまったか………………」
タック「ZZZZZ…………」
シノ「このまま眠り続ければ衰弱死してしまうとの事です………今日の夜にでも、急いで魔沌を見つけなければ…………」
ジュキッド「だが、魔沌とやらは魔道具とやらでこちらの攻撃を受け付けないのだろう………これでは八方塞がりだな…………」
カグヤ姫「あたしも、真夜中に起きてるのは無理だし…………」
シノ「何か………何か対策はある筈です……………」

タック「……………うっ…!あああああ……!!ぐあああああああああああ!!」

カグヤ姫「タックの様子がおかしい!」
シノ「タックさん!しっかりしてください!タックさん!!」
ジュキッド「暗闇斎殿……!これは………!」
暗闇斎「恐らく、悪夢がより一層強くなっているのだろう………このままだと本当にタックの命は………!」
カグヤ姫「死んじゃうの!?」
暗闇斎「今朝のニュースによれば、眠りから覚める事が出来ず、そのまま死んでしまった者も何名か出たらしい………
  タックをこのまま放っておけば、いずれ…………………………」
ジュキッド「………俺が行こう」
シノ「ジュキッドさん…!?」
ジュキッド「もう何もしないわけには行かん……十二神将に対抗出来る力は無くとも、俺にも何か出来る事がある筈だ……!」
シノ「ジュキッドさん………」
ジュキッド「頼む、暗闇斎殿………俺に任せてくれないか……?」
暗闇斎「…………分かった……だが無理はしないで欲しい……勝てないと分かったらすぐに撤退する事だ」
ジュキッド「承知した」
シノ「…………………………」



  第玖拾肆話 新春初夢大地獄 終


シノ「次回予告です ジュキッドさんは、十二神将の1人、魔沌との戦いの前に1人の旧友のもとを訪ねる
  ジュキッドさんがかつて、忍びから足を洗った理由、そして過去への贖罪……その全てが明かされる
  覚悟を胸にジュキッドさんは戦う………果たして戦いの結末は………
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第玖拾伍話ご期待ください」

729 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/02(Thu) 12:39
カービィ「こんにちはー!今日もやるペポ、ゆっくりじっくり」

>>617
アドレーヌ「羽衣ララは惑星サマーン出身で、サマーンには13歳から大人扱いの文化があるんだってね。
13歳から大人か…、私もカー君とリボンのお姉さんとして育ててるから、気持ちは分かる部分もある。
私もある意味13歳から大人みたいなもんだったから。
あと、サマーンでは『ルン』だけで会話できるそうだけど、
これってこっちで言うところの、カインが『んぼ』だけで会話できるのと似てるよね。
スタートゥインクルプリキュアは、私達から見ても共感できること多くて、
第二のカービィワールドって感じで見れるから、新感覚で面白い。
ついでに投稿日、投稿時間が両方7/7になってるあんたも凄い」

>>618
アドレーヌ「タピオカチャレンジってのは、タピオカドリンクをおっぱいに乗せて、
手を使わずに飲むチャレンジでしょ?Cカップの私でもできるのかな?
Cじゃちょっとキツいか…、やっぱりEカップはないとキツいのかな。
(座って、体勢がちょっと後ろ斜めになるようにして、胸に上手くタピオカ乗せて…、)」

アドレーヌ「できないほどじゃないけど、タピオカの水嵩が下がってくるとキツい…」
カービィ「僕だって、足閉じてタピオカ乗せて吸えるペポ」
アドレーヌ「まさに一頭身ならでは。…ということはワドルディやワドルドゥも大体できる…?」

>>620-621
カービィ「任天堂東横綱のマリオと、西横綱の僕だけど、スマブラ以外で競うことって特に無いペポ。
ここでアイスホッケーで競ったことはあるけど、ゲームじゃスマブラ以外には無いよ。
いつかマリオカートに僕自ら出て、マリオと競ってみたいペポ。
マリオカート8DXにいるのは僕のコスチュームであって、本物の僕じゃないから」

>>622
アドレーヌ「FEエコーズについて私が知ってるのは、主役がアルムとセリカなこと、
作中のキャラの体力がMAX52だということ、ダウンロードストーリーを除けば5章までなこと、
それ以外はよく知らない。作中有名キャラならまぁ、なんとか知ってる
ギースはセリカ編3章後半のボスか。ま、メタさんの圧勝でしょ。
ベルクトとは作中2、3回当たるはず。初期ベルクトが相手ならドロッチェの圧勝、
5章にいる最終戦のベルクトが相手なら多分、ドロッチェと互角程度。
ヌイババは確か4章の女ボスで魔法の使い手、強さもポジションも私に近い、
確実に私が勝てるなんて言ってるけど、相手も結構強いはず、
いざ殺りあえば互角か、私が僅かに上かも、とはいえ運次第じゃ私の方が死ぬ。
ジュダは4の倍数のターンのみ攻撃が通る。マホロアもかなり強いけど、
これも運次第じゃジュダの方が上かな、ジュダの力を現実的に言うなら、
ほんのひと時ずつ、不思議な力が湧かない時間がある、って感じ?
邪竜ドーマは、ファルシオン以外じゃ殺せないから、カー君といえど倒しようがない。
それにファルシオンは、特殊な紋章の持ち主じゃないとナマクラ刀になっちゃうから。
私がヌイババに勝てば、カービィ軍は少なくとも3勝2敗で勝てる」



730 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/03(Fri) 13:44
アドレーヌ「遅れたけど、明けましておめでとう!
正月中に何度も来ていながら、この台詞を忘れちゃうなんて」
カービィ「のんびりやればいいペポ。とはいえ一日一答以上を心掛けていかないと追い付けないね、
やっぱり早くやるペポ」
アドレーヌ「急かさないでよ、のんびりやろ、のんびり」

>>623
アドレーヌ「私もドロッチェも確かに強い、私が本気出せば中ボス程度はどうってことない。
だけど、格上が必ず勝つとは限らないのが戦でしょ。
同格以下との対決じゃいつも取りこぼさずに勝てる私だって、いつ負けるか分からない。
相手だって研究重ねていつか私を打ち負かすことも出てくる。
だけど、私も研究を積み重ねて、上がってくる相手を何度も蹴散らしてきた。
どうしても私に勝ちたいというなら!『格』が備わる生き方をすること。
飛び抜けた強さや美しさ、優しさで人より目立つことを楽しみなさい、以上」

>>624
アドレーヌ「多少は仕方ないよ、他所の漫画やゲームキャラと私達を比べるってことは、
どっちかの格が上がって、残りの格が下がるということだもの。
とはいえ、格下となる作品にも長所は大抵あるわけで、そこを褒めるのを忘れちゃいけないよね。
あと、たまには戦の強さじゃなく、キャラの性格の良さとか、ストーリーの面白さとか、
別のところで競わせなさいよ。
例えば『少女漫画の世界なら街や主要キャラを壊滅させられるから、アドレーヌは強くて偉い』
って言われてるようなもんじゃない…、私はゴジラか。
どうせなら『少女漫画の○○と、デデププのアドレーヌ、部下になるならどっちがいい?』とかね。
部下にするなら、じゃなく部下になるなら、なの?って言われそうだけど、
いいのよ、細かいことは」

>>625
カービィ「僕らとしては半分嬉しいんだけど、半分何とも言えない気持ちになるペポ、アドレーヌも言ってたね。
そうだ!せっかくだから昔やったアイスホッケー編の話でもしよっか。
アドレーヌはアイスホッケーにおいて格下に取りこぼしたことがないんだ。
アミティやアルルとやりあっても公式戦で負けたこと無いのがアドレーヌなんだよ。
僕もチームメイトだから、僕もそういうことになるのかな?(作中の強さはアドレーヌ≧カービィ)
ドロッチェも強かったペポ、こっちにメタナイトが加わっても、ドロッチェには敵わないまま終わって、
そのあとリックら友達とも一大会だけ同盟組んで、
チーム・フレンズ(チーム・カービィ+チーム・リック)として挑んだっけ。
チーム・フレンズとして挑んでも、ドロッチェには敵わないかもしれないね、とにかく強かったよ
大王は…熱血キーパーだったけど、それ以外は見せ場無いまま終わったペポ」
(アタッカーの強さ マリオ=ドロッチェ=メタナイト=アイスドラゴン>ピーチ=デイジー>
ワリオ=アドレーヌ=アミティ≧カービィ=ワルイージ>リック=クー≧アルル=カイン)
なお、キャラはカインの下にもまだいますし、アドレーヌより弱い人や、逆に強い人もまだまだいます

>>626
アドレーヌ「私も恋がしたい年頃なんで、カー君を能力・ボールにして、私の能力・実体化で
カー君に胴体を与えて、カー君を頭に添えて学園ごっこしたの、同時に恋愛ごっこでもある」
カービィ「あの時はアドレーヌが僕を好きになったのかなぁ、って思っちゃったペポ」
アドレーヌ「(あながち間違いでもないかな)
さて、手繋ぎごっこしよっか」

>>628
カービィ「神様ほどかな〜、でも僕は凄く恵まれてるペポ。
アドレーヌが愛してくれて、リボンちゃんも僕と付き合ってくれてさ、
男友達もいい人ばかりで、感謝したいペポ。
これが当たり前じゃないことを忘れないで、自分がいかに恵まれてるかに感謝して、
『感謝するべき人への愛』を忘れないようにしたいペポ」

731 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/03(Fri) 14:58

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」



シノ「……どうですか?タックさんの様子は」
暗闇斎「ずっとあの調子でござる」
タック「ううっ………!ぐああああ………!」
カグヤ姫「魔法で精神を安定させているけど、これ以上はもう無理みたい…
  お願いタック…!死んだりなんかしたら許さないから…!」
シノ「タックさん…………」
暗闇斎「己を責めるな 何もお前が悪かったのではない 今回の相手がそれ程曲者だったのだろう」
シノ「それはそうですが……所で、ジュキッドさんは……?」
暗闇斎「先程出掛けて行った……古い知人に会いに行くのだそうだ」
シノ「古い知人……?」



ジュキッド「………………失礼する」

バウファイター「はい…どちら様で………お主は…!?」
ジュキッド「久し振りだな、バウファイター殿」


  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄


732 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/03(Fri) 14:59

バウファイター「……驚いた……まさかお主が現れるとは………………」
ジュキッド「最後に会ってからもう30年程になるか………何も変わらないな……この場所も……そして、お主も………」
バウファイター「ここへ戻って来たという事は……何かあったのだな……?」
ジュキッド「そうだな……全て打ち明けよう」



バウファイター「……そうだったか……お主…また忍びの道へ戻ったのだな………」
ジュキッド「ああ……済まなかったな」
バウファイター「お主が謝る事ではない……それはお主が選んだ道……儂にそれを否定する権利は無い」
ジュキッド「……覚えているか?俺やお主が、まだ若かった頃………
  お互い、武の道へ歩み始めた頃を……………」
バウファイター「ああ、勿論だとも」
ジュキッド「懐かしいな……この道場で、俺もお主も強さを追い求め、一心不乱に修行に明け暮れていた……
  だが、俺はお主と道を違えた………………
  バウファイター殿は最強の格闘家を目指す為、大会にも出場していた……
  その調度同じ頃、俺は自身の力で苦しんでいる者を救いたいと思い、忍びの道へ進んだ」
バウファイター「ああ、そうだったな……」
ジュキッド「それが結果として、お主の武道の生命を絶ってしまう事となった………」

バウファイター「地雷矢……だったか………恐れられていた暗殺者だったようだな」
ジュキッド「俺はいくつもの命を殺めた……許せぬ悪を滅ぼす為、弱き者達を救う為……
  かつての俺はそんな考えだった……それこそが正義と思ったからだ………その考え1つで、俺はいくつもの命を奪った
  その殺めた悪人の中に、家族を持っている者がいた……その遺された家族から恨みを買い、
  知人だったお主が標的にされる事となった………
  傷を負ったお主は、二度と武の道に戻る事が出来なくなった………………
  その時に気付いたのだ……命を奪う事の"重さ"を………俺はそれに耐える事は出来なかった…………
  俺はその償いにより、忍びの道から足を洗う事にした………俺が忍びの道に進んでしまったばかりに………」
バウファイター「もう良い……儂は何も気にしていない………結果的に儂は武の道へと戻る事が出来たのだからな
  当時の強さこそはもう失ってしまったが、それでもまだまだ戦えるぞ儂は……久し振りに戦ってみるか…?」
ジュキッド「なっ……何を言う……!?無理をするのは……」
バウファイター「ぬおおおおおおおおお!!!」

 ドォォォオオオオオオオオン!!!

ジュキッド「なっ………!」

バウファイター「……どうだ?腕は落ちたが、それでもまだまだ儂は戦えるぞ」

ジュキッド「…………面白い!」

 ドォォォオオオオオオオオオン!!!



バウファイター「……やはり、強いな………しかし、こんなに清々しい気持ちになったのは久し振りだ………」
ジュキッド「ああ……俺もだ…………あの頃のままだな…………」
バウファイター「これで、お主の悩みも少しは晴れただろう」
ジュキッド「ああ……そうだな…………礼を言うぞ
  全ては、過去の因果を断ち切る為……これまでの償いに決着をつける為………俺はこちらに赴いたのだ」
バウファイター「儂は何もお主が間違っていると思った事はただの一度も無い
  お主が正しい道だと思ったなら、儂はそれを信じる………」
ジュキッド「痛み入る……お陰で何か掴めて来たぞ…………
  では、そろそろ行かねばな…………失礼した」
バウファイター「死ぬなよ」
ジュキッド「ああ……出来れば、またこうしてお主と出会いたいものだ……」


733 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/03(Fri) 15:00

魔沌「………これが最後の大仕事です
  これが終われば、後は死ぬのを待つだけ………………
  クク……実に容易い仕事でした……………………」

ジュキッド「そうか……だがこれで打ち止めだ」

魔沌「………!?何故ここが………!?」


 暗闇斎(回想)「地雷矢殿……今夜、魔沌は南の方を標的に選ぶだろう」
 ジュキッド(回想)「何……?」
 暗闇斎(回想)「未だ標的にされていない場所は南の方角の場所だけだ………
   もし拙者の勘が当たっているなら奴は今夜、そこに現れる
   相手には勘付かれないように動く事だ」
 ジュキッド(回想)「ああ、承知した」

ジュキッド「勘が当たった……と言った所か」

魔沌「何を訳の分からぬ事を………良いでしょう まずは貴方から先に仕留めましょう……この魔道具でね………!」

ジュキッド「使わせん!ぬおおおおおおおおおおおおお!!」

 ビュン!!

ジュキッド「何っ………!?」

魔沌「残念でしたね………既に想定して魔道具を使っていたのですよ……………………」

魔沌「さあ、"本物"の私はどこにいるのか……貴方に分かりますでしょうか……?」

ジュキッド「己…!ぬおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 ビュン!!

魔沌「残念」

 ビュン!!

魔沌「そちらも不正解です…ククク………」

ジュキッド「くっ………!うっ…………!」

魔沌「クククククク………眠気が来たようですね………貴方の負けです………………
  さあ、そのまま眠りに入り、決して覚める事のない悪夢に苦しみ続けるのです…………………」

ジュキッド「……………終わりか…………」

ジュキッド(俺は………許せぬ罪を犯した…………悪人とはいえ、命は平等………
  命とは、重く、そして深い……………
  俺自身、死ぬ事に恐怖は無かった………いついかなる時も、誰かに狙われておかしくなかったからだ…………
  だが、今は違う……………
  俺には、かけがえのない仲間がいる………俺を信じてくれた………大切な仲間が…………………
  俺は守ると決めた………悪に苦しむ弱き者達を救う為……………
  その為に俺は………死ぬわけには行かぬのだ………………………!
  これからもこの拳を……"守る"為に戦う………それがこの俺の………償いの"答え"だ…………!)

 カアアアアアアアアアアアン!!!

魔沌「なっ……!」

ジュキッド「巻物が……光った…………!?
  読める………!これまで1文字も読めなかった巻物が……全て読める…………!」

 『邪悪なる者現れし時、水の技で敵の技の悉くを打ち消せ
  柔と剛は表裏一体 幻惑を打ち払い、邪悪を無にせよ これぞ水流の極意なり』

???「お見事です……その巻物を読めるようになったという事は、私の声が聞こえるますね……?」

ジュキッド「お主は……!?」

???「私は水流の暗闇斎……生涯を駆けて、その巻物を作りました
  貴方がそれを読めるようになったという事は、今の貴方になら、私が編み出した究極の技の数々が使える筈です
  私の奥義は、貴方に託しました……守る為に戦うと仰るのなら、その技で、悪に苦しむ弱き者達をお護りなさい…………」
ジュキッド「かたじけない………貴方が遺した技……使わせて頂きます」


734 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/03(Fri) 15:01

魔沌「何を訳の分からぬ事を言っているのですか……!?その巻物が何だと言うのです………
  所詮私の敵では無い………終わりにして見せましょう!魔道具よ!」

ジュキッド「………………ふん!!」

魔沌「なっ……!」

 ドォォオオオオオオオン!!!

魔沌「ぐあああああああっ!!な……何故……!?」
ジュキッド「俺はもう、何者にも惑わされぬ………貴様の持つ魔道具とやらも、無意味だ」
魔沌「くっ……己……!こうなれば最終手段だ……………!
  十二神獣・未ノ宝玉………解放!!」

 ドォォォォオオオオオオオオオオオオン!!!

魔沌「顕現せよ!!幻魔の空間よ!!」

 グオオオオオオオオオオオオオオ!!

ジュキッド「何だ………!?」

魔沌「この空間の中では、全てのものが意のままに操る事が出来る………!
  物体も物質も……そしてこの重力でさえも…………そして貴様もだ!!
  我が肉体を強化し、貴様の肉体を弱体化する!!この空間では私が最強だ!!」

ジュキッド「…………それはどうかな……?」

魔沌「何っ……!?」

ジュキッド「ぬおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 ドォォォオオオオオオオオオオン!!!

魔沌「なっ……!幻魔の空間が………!」

ジュキッド「言った筈だ……俺はもう何者にも惑わされぬ……………
  そのようなまやかしは全て砕く………!」

魔沌「くっ……脳筋め……!だがただの脳筋ではない………!これは………
  くっ……一先ず撤退を………!」

ジュキッド「逃がさん!!」

 ドォォォオオオン!!

魔沌「ぐあああああああああああ!!」

ジュキッド「ここまでだ………貴様に眠らされた全ての人々を……俺が救う!!
  目覚めよ!!水流の極意!!忍技解醒!!!!」

 ドン!!

 ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

魔沌「なっ……何だ……これは……………!?悪夢か………!?」

ジュキッド「水術最終奥義!!轟流幻滅水波動拳!!!」

 ドォォォォオオオオオオオオオオオオオン!!!!

魔沌「こ……こんな事は……計算外だ………!!ぐああああああああああああああああああ!!!!」



タック「……………はっ……!」
シノ「タックさん…!」
カグヤ姫「んん…?どうしたの…………?
  あれ…?タック、目が覚めた……?やったーーーー!」
シノ「父上…!」
暗闇斎「ああ……地雷矢殿も極意を会得したようだな」

ジュキッド「只今戻った」

シノ「ジュキッドさん…!」
カグヤ姫「おじさーーーーん!!」
ジュキッド「何だ…まだ起きていたのか……子供は寝てないと駄目だぞ」
暗闇斎「これでまた、十二神将に対抗する戦力が増えた………後は…………」


  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意! 終

シノ「次回予告です プププランドに炎の忍び部隊がやって来ました
  私達のアジトにやって来るや否や匿って欲しいと……
  え…!?指名手配…!?炎の忍び部隊に一体何が……?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第玖拾睦話ご期待ください」

735 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/04(Sat) 21:50

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」



警察「どこだーーーー!?」
警察「絶対に逃がすな!!追えーーーーー!!」


サイゾウ「はあ……はあ…………皆、無事か!?」
ガルボ「ああ…全員無事だぜ……しかし、警察に追われるなんてな……」
ジャングルボム「見つかる前にさっさとずらかろうぜ!」
リンカ「私達……これからも…大丈夫……ですよね………?」
バーニンレオ「当たり前だ!弱音を吐くんじゃねえ!俺達は炎の忍び部隊だ!
  俺達の炎は、そう簡単には消えねェんだよ!」
イフリーティ「皆!こっちだ!早くしないと警察が来ちまうぞ!」
サイゾウ「ああ……よし、行くぜ皆!」



 ―翌朝―


シノ「あっ…サスケさん!」
サスケ「心配掛けちまったな……怪我は無事に完治したぜ」
タック「ふんっ!別に心配しとらんわ!」
ジュキッド「嘘つくな お前が一番心配だっただろう」
カグヤ姫「サスケさーーーーん!サスケさんサスケさんサスケさーーーん!」
サスケ「鬱陶しいぞチビ 離れろ」
カグヤ姫「むーっ!チビじゃないもんカグヤちゃんだもん!」

暗闇斎「本当にもう問題は無いのか?」
サスケ「問題無ェって言った筈だ…
  しかし、俺が寝ている間に、黒頭巾と地雷矢の旦那が巻物を読めるようになったってな
  後は俺だけか………」
カグヤ姫「大丈夫!あのタックでも読めるようになったんだもん!サスケさんならすぐだよ!」
タック「あのタックってどういう意味でっか……?ボクが一番体張ってんのに、なんか心外やなあ……」
ジュキッド「大丈夫だ 皆ああは言っているが、お前の実力は認めている」
タック「ホンマに?」
ジュキッド「タック、お前は大した奴だ」
タック「……ふふん!ま…まあそんなんそれ程でも……あるけどな!わっはっはっはっはっはっは!!」

ジュキッド「分かりやすい奴だ」
シノ「本当にもう……」

 ガラガラガラッ!

シノ「……!?」

サイゾウ「サスケの兄貴!皆!」

サスケ「サイゾウ……それにお前ら……どうしたんだ!?」

サイゾウ「すんません…しばらくここに匿ってくだせえ…!」
サスケ「何があった!?」
サイゾウ「俺達………指名手配されているんす!」



  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)


736 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/04(Sat) 21:50

サスケ「指名手配だと……!?てめェらドジ踏みやがったのか!?」
リンカ「違うんです!私達、何もしてないんです!」
タック「どういう事でっか?」
サイゾウ「実は………」



  ガラガラガラッ!

 サイゾウ(回想)「あっ!いらっしゃいませ!…………え…?警察…?」

 警察(回想)「お前達、今すぐ署まで同行願う」

 バーニンレオ(回想)「どういう事だ!?俺達、何かしたってのか!?」

 警察(回想)「とぼけるな!!民家に火を放ったのはお前達だろう!」

 警察(回想)「その証拠に、この道具はお前達の店にあったものだろう!?」

 イフリーティ(回想)「ふざけんな!それで俺達を犯人だと決めつけんのかよ!?」

 警察(回想)「問答無用!詳しくは署で聞く!大人しく来い!!」

  ドォォォオオオオオン!!

 警察(回想)「げほっげほっ…!何だこれは……!?」
 警察(回想)「煙幕だ…!小賢しい真似を…!!」

 ガルボ(回想)「皆急げ!」
 リンカ(回想)「抜け道はこちらです……早く…!」

 サイゾウ(回想)「おう…!行くぜ皆!」

 警察(回想)「逃がすなーーー!!追えーーーーーーーー!!」



ジュキッド「放火…!?」

サイゾウ「そうっす……近くの民家が燃やされたって……その焼けた跡から俺達の商売道具があったんっす」
イフリーティ「酷過ぎるぜ……俺達の道具があったからって俺達がやった事になるのかよ!?」

暗闇斎「……………このニュースの事でござるか?」

テレビ『プププニュースです 昨夜、隣町の民家で火災が発生しました
  火災の原因は放火によるものと断定 焼けた跡から放火の際に利用したと思われる道具が見つかり、
  これを焔屋にあったものと判明した警察は焔屋を調査するも、従業員は全員逃走
  現在も行方を調査しています』

サイゾウ「なっ………!」
ジャングルボム「俺達の写真が……テレビに……………!」

暗闇斎「今朝の新聞にも大きく掲載されていたでござるよ」

タック「大変や!今外を確認したら、街じゅうに指名手配のポスターが並んでよった!今外に出たら自殺行為でっせ!」
リンカ「私達……本当に大丈夫ですよね………?」
ガルボ「大丈夫だ!心配すんな!」
サスケ「お前ら、その日の夜は本当に何もしてねェんだな」
サイゾウ「その日は任務も何も無かったっす!焔屋も、客が少なかったんで早めに閉店したんす!
  店を閉めた後は皆で食事をしてたっす……放火なんて誰も出来るワケ無いっす!」
シノ「じゃあ、皆さんは無実なんですね」
ジュキッド「だが、放火していないという証拠もあるわけではない……真犯人を捜し出さぬ事には、無実を証明する事は難しいぞ」
タック「そうや!ボク達で真犯人を見つけ出せば良えんや!」
ジュキッド「しかし、そう簡単な事ではないぞ 警察が過激になっている以上、真犯人も暫く動く事はないだろう」
サスケ「一先ず、こいつらはここで匿う事にする……良いよな?」
暗闇斎「非常事態だ…仕方あるまい」
サイゾウ「すんません……よろしくお願いします!」
サスケ「気にすんな 犯人は俺達で見つけ出してやる」

リンカ「あ……あの…………」
シノ「…はい……?」
リンカ「あなたが……シノさん……ですね……?リンカです…………
  ずっとあなたの話を聞いてて………いつかシノさんに会いたいと思っていました…………」
シノ「そ…そうだったんですか……」
リンカ「シノさんは女性でありながら、強くて勇敢で忍術も優れていて…それに闇の忍び部隊のリーダーで……私、憧れだったんです
  私も女性だから……いつかシノさんみたいな忍者になりたいと思って…………」
シノ「なれますよ…リンカさんならきっと……」

タック「そういやシノ姐はんは、炎の忍び部隊の皆と会うのは初めてやったな」
サイゾウ「俺も、シノさんの事は話に聞いただけで実際に会った事は無かったけど、こうして見ると………中々に綺麗だな………」
サスケ「鼻の下が伸びてやがるぞ」
サイゾウ「はっ…!す…すみません!」
サスケ「てめェそういう所は昔から変わっちゃいねェな」
ガルボ「はっはっは!あいつは色仕掛けにコロっと引っかかりやすいっすからね!こないだだって……」
サイゾウ「余計な事を言ったらぶっ飛ばすぞ……!」
ガルボ「お……おう………」

暗闇斎「談笑中に申し訳ないが、あまり騒がしいと警察に勘付かれるでござるよ」


737 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/04(Sat) 21:51

 ―夜―


タック「あ〜〜〜食った食った……もう呑めないでんがな………」
シノ「タックさんはいつも呑み過ぎです!これからは控えてくださいと何度も…!」
サイゾウ「はっはっは!固い事言ったら駄目っすよ〜!俺達呑み仲間っす!タックさん!」
ガルボ「朝まで呑み明かそうぜ!今夜は宴会だ〜!」
バーニンレオ「宴会宴会!宴会大好きだぜーーー!!イエーーーイ!!」
イフリーティ「グオーーーーーーグオーーーーーーーZZZZ……」
サスケ「お前ら……いい加減にしやがれよ…………」
ジュキッド「これでは警察に見つかるのも時間の問題だな………」
カグヤ姫「ううっ…酒臭い………」
リンカ「すみません……いつもこんな感じなんです………」
シノ「大変ですね………」


住人「火事だーーーーーー!!火事だぞーーーーーーーー!!」


シノ「えっ……!?」
タック「し…しまった!完全に油断した!」
サスケ「アホかてめェは!行くぞ!」
ジュキッド「犯人は必ず見つける…炎の忍び部隊の皆はそこで大人しくしているんだ」
リンカ「はい……お願いします……」


 ゴオオオオオオオオオオオオオ!!

グランドウィリー警官「消せーーー!!早く火を消すんだ!!
  犯人はこの近くにいる!恐らく隣町から逃げてきた焔屋とかいう連中の仕業かもしれん!!
  見つけたら引っ捕らえるのだーーーー!!」

住人「何だ何だ!?」
住人「火事だってよ!もしかして昨日のニュースの奴らかもな」
住人「怖いよお……!犯人早く捕まって……!」

タック「くっ……!警察と野次馬が邪魔で先に進めへん……!」
サスケ「こっちだ!急げ馬鹿!」
シノ「呑気にお酒を飲んでいる場合じゃないですよ!」



???「ハーーーッハッハッハッハッハ!!ビビってるか!?ビビってんのかてめェら!?
  知らねえなら聞かせてやる!!焔屋ってのはあくまで表の姿!!本当の姿は炎の忍び部隊!!
  この地獄の業火で街もろともてめェら全員焼き払ってやるぜーーー!!ヒャッハァーーーーーー!!!」

グランドウィリー警官「あんな所に!!おい!!あれが犯人だ!!捕まえろーーーーーー!!」

サスケ「何っ……!?炎の忍び部隊だと……!?」
タック「まさか……ホンマにあいつらが……!」
ジュキッド「そんな筈は無い……全員いた筈だ……あそこから抜け出せた者は1人もいない………」
サスケ「炎の忍び部隊の名を騙りやがって……!始末してやる!」
シノ「私が後を追います!」

 ビュン!!


???「ケッ!大体こんな所か!?さっさと姿を眩ませるぜ!」

シノ「そうは行きません!」

???「だっ…誰だ!?」

シノ「悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業!闇の忍び部隊隊長シノ!只今見参!」

???「闇の忍び部隊だと…!?」

シノ「何が目的か知りませんが、炎の忍び部隊の名を利用し、彼らを犯人に仕立て上げようとする犯行、
  同じ仲間として見過ごすわけには行きません……!」

???「わざわざ自己紹介ご苦労さん!だが生憎、名乗るワケには行かねェな!」
シノ「名乗らなくて結構です……今ここで正体を暴きます!はああああああああああっ!!」
???「おっと!!」

 ビュン!!

シノ「速い……!」

???「危ねェな……!姉ちゃんあんまり喧嘩っ早いと嫁に行けないぜ!」
シノ「余計なお世話です!!」

 ヒュバッ!!

シノ(素早い身のこなし……只者じゃないですね………!)

???「とっておきだ!俺の炎を食らわせてやる!!火遁の術!!」

 ゴオオオオオオオオオオオオオ!!

シノ「くっ……!!」

???「その隙に俺は……トンズラするぜ!あばよ!!」

 ビュン!!

シノ「くっ……!」

タック「シノ姐はん…!」
サスケ「犯人はどこに行った!?」
シノ「すみません……逃げられてしまいました……」
ジュキッド「顔は見たか……!?」
シノ「黒いマントでフードを被っていて、誰か分かりませんでした………」


738 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/04(Sat) 21:52

 ―翌朝―


TV『昨夜の火事で15人が死亡……犯人は炎の忍び部隊と名乗り、行方を眩ませました
  警察は依然として調査を強化しています……』

サイゾウ「もう駄目だ………俺達はもうお仕舞いだ…!」
ガルボ「馬鹿野郎!リーダーが弱腰になってどうすんだ!?」
ジャングルボム「希望を捨てちゃいけねェ!諦めちゃいけねェ!俺達の炎は不滅だろうが!!」

暗闇斎「そうか………犯人の顔は見えなかったか………」
シノ「すみませんでした………」
タック「しかし、シノ姐はんすら手こずる相手なんて相当でっせ……」
ジュキッド「俺達と同じ忍びか……それとも………」
タック「十二神将……」
暗闇斎「その可能性も在り得るな……これまで戦って来た十二神将は、いずれも曲者揃いだった
  もしも本当に十二神将の内の1人だとするなら、これ程厄介な相手はいないだろう
  炎の忍び部隊の皆には申し訳ないが、解散するしか生き残る方法は無い……
  以前のように店を続けるなど以ての外だ」
サスケ「じゃあ……あいつらはどうすりゃ良いんだ……行き場所が無ェなら、野垂れ死ねってのか!?」
暗闇斎「そうは言っていない……炎の忍び部隊には、ほとぼりが冷めるまで暫くの間遠く人里離れた場所で過ごして貰う
  そうするしか無いだろう………」
サイゾウ「サスケ兄貴………俺達……大丈夫っすよね………!」
サスケ「大丈夫だ……俺達が何とかする……心配するな……………!」
リンカ「…………………………」


  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊 終


シノ「次回予告です 私達は、炎の忍び部隊の皆さんを安全な場所へと避難させました
  これで一安心……と思いましたが、炎の忍び部隊の背後に忍び寄る黒い影……
  放火事件の真相は一体……!?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第玖拾漆話ご期待ください」


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