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【星のカービィデデデでプププなものがたり】月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2018/01/17(Wed) 12:51

こんにちは シノです
本日はスレッドに足を運んでいただき、ありがとうございます
皆様に支えられる形で、このスレッドも今年の4月で12周年を迎える予定です
ここまで続ける事が出来たのは、これまで参加してくださったキャラハンの皆さんや名無しさん達の応援のお陰だと思っています
新しいスレッドでも力ある限り頑張り続ける気持ちです
これからも、よろしくお願いします

……それでは簡単にルールを説明します


まず一つ、名無しさんは私達キャラハンに質問を、キャラハンは名無しさん達に返事を返します
キャラハン同士のクロストークは、駄目とは言いませんが、
あくまで名無しさんへの返事を返す事が優先だという事をご理解のうえで行なってください


次に、参加の条件ですが、星のカービィシリーズのキャラクターであれば誰でも自由で構いません
同名のキャラクターが登場する場合、私達の独断でパラレル設定になる事もありますが、ご了承ください
オリジナルキャラクターの登場も許可します その際は設定等をしっかりと書いていただく事をお願いします
出来るだけ星のカービィシリーズの世界観に沿ったキャラクターにしてくださいね
キャラハンをやった事の無い、初心者の方も歓迎します 是非一緒にスレッドを盛り上げて行きましょう


書き込みは、他人に優しい書き込みを心掛けてください
荒らし、中傷、煽り等は禁止です
かく言う私自身が守れているか分かりませんが、相手を不快にさせない書き込みを心掛けてください
どの世界においても、礼儀やマナーは大事です 必ず守ってください
このスレッドは全年齢対象にしたいので、相応しくない表現は控えてください


……ルールは以上です
皆が楽しく利用出来るように、以上のルールをしっかり守ったうえでご参加をお願いします
一緒に頑張って行きましょう
それでは、また会いましょう 新しいスレッドのスタートです


あと、これまでにどんな事があったのか、過去のスレッドも是非ご覧ください
何か参考になる事もあるかと思います URLは、以下の通りです


〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

12代目(2013/10/12(Sat) 04:13 〜 2015/10/12(Mon) 00:03)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=381518798

13代目(2015/10/16(Fri) 00:01 〜 )
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=444921299

864 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/04/13(Mon) 11:03

ツキカゲ「うおおおおおおおおおおおっ!!」

 ビュン!!

紫雷「遅い!!」

 ドン!!

ツキカゲ「ぐああああああっ!!」

 バッ!!

紫雷「雷虎咆哮烈衝拳!!」

 ドォォォォオオオオオオン!!!

ツキカゲ「うわああああああああああああああ!!!」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオン!!!

紫雷「……………」

ツキカゲ「くっ……!いきなり容赦無しかよ……!」
紫雷「言った筈だぞ 殺し合いだとな………
  全力を出さなければ、この場で死ぬ事になるぞ」
ツキカゲ「っ………!うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

紫雷「そうだ……全力で来い……!行くぞ!!」

ツキカゲ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」




シノ「紫雷さん……あの時、ツキカゲさんを任せて欲しいと仰っていましたけど………
  あれは一体どういう意味なのでしょうか………?」
カグヤ姫「きっと、私達の代わりに説得してくれるって事なのかな……?」
サスケ「しかし、それで坊主が心を入れ替えるとは思えないがな……」
ジュキッド「もしかしたら、説得では無いのかもしれないな………」
タック「…と言うと?」
ジュキッド「うむ……そこまでは分からぬが……………」

雷電仙人「よう!!待ってたぜ!!」
シノ「雷電仙人さん!」
雷電仙人「やっぱりここに来ると思ってたぜ!!」
ワイユー「……誰でござるか?」
タック「前に色々とあって…話せば長くなるんやけど」
ワイユー「成程…少年に雷神手裏剣を教えた御仁か」
タック「まだ何も話してないんやけど………」

雷電仙人「坊主の所へ行くんだろ?俺も一緒に行くぜ」
シノ「頼もしいです ありがとうございます」
雷電仙人「本当なら坊主を説得しなきゃいけねえのは俺の役目だが……
  すまねえが、俺はただ見守る事しか出来なさそうだ」
シノ「いえ…お気持ちだけでも嬉しいです」
雷電仙人「その礼と言っちゃなんだが、出来たらこいつを坊主に渡してほしいんだ」
シノ「これは……札…?」
雷電仙人「以前、御大将から託されたものだ……もし坊主に何かあった時、こいつを坊主に渡すように言われてたんだ
  この札がどういうものかは分かんねえが、きっとこいつが何かの役になるだろうぜ」
シノ「分かりました」



ツキカゲ「はあ…………はあ……………………」
紫雷「どうした もう限界か」
ツキカゲ「くっ……!黙れ………!僕は……超えてやる………!お前を……そして僕自身を…………!」
紫雷「そうか………そろそろ終わりにするぞ………」

 バチバチバチバチバチバチ…!

ツキカゲ「くっ…………!」

紫雷「私の全力を、お前にぶつける………」
ツキカゲ「望む所だ………!」

紫雷「行くぞ!!雷虎撃滅咆哮破壊拳!!!!」

ツキカゲ「うおおおおおおおおおおおおお!!!雷殺剣・召雷闇龍獄炎葬破斬!!!!!!」


 バァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

シノ「………!この光は……!」
ワイユー「雷か……!?」
タック「雷…!?まさかツッキー!」
ジュキッド「音は向こうからだったな」
シノ「急いで行ってみましょう!」


865 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/04/13(Mon) 11:04

紫雷「…………………………………」

シノ「あそこにいるのは………!紫雷さん!」
タック「酷い怪我や……!」
シノ「紫雷さん!しっかりしてください!」
サスケ「答えろ…!一体何があった!?」

紫雷「……ああ………お前達か……来ると思っていたぞ………」
シノ「カグヤちゃん…!急いで傷の手当てを…!」
紫雷「必要無い……他人の介護は受けぬと決めている…………私は死ぬ……このまま死なせてくれ………………」
シノ「そんな………!」
紫雷「シノ……これを………ツキカゲに渡してくれ………………」
シノ「これって……宝玉……!?紫雷さん……もしかして…………!」
紫雷「ああ……私は十二神将の一柱………寅の神将、紫雷だ」
タック「十二神将……!?」
サスケ「てめェ…!正体を隠してやがったのか……!」
紫雷「隠すも何も……私は連中とは手を切った………だからこのまま死なせて欲しいんだ……………
  お前達に助けられ、生き延びた所で、十二神将としての定めには逆らえない……………………
  いずれお前達と敵対する事も有り得るだろう…………それだけは………避けたかった………………」
シノ「もしかして……わざとツキカゲさんに……………!」
紫雷「私の役目は終わった…………ツキカゲを…………頼む………………」
シノ「………………分かりました……………」



 紫雷(回想)「ツキカゲは………ここから5km先の崖へと向かって行った……………………
  そこでお前達を待ち、最後の決着を付けるつもりだ……………………………………
  行け………その宝玉が……………いずれお前達の助けとなる筈だ…………………………………」

シノ「紫雷さんが言うには、この向こうにツキカゲさんが………」
タック「いた!ツッキーや!」
シノ「………………!」


ツキカゲ「…………やっと来たか………………待っていたぞ」

シノ「ツキカゲさん………………」

ツキカゲ「初代暗闇斎……まずはお前から決着を付ける………ここに来い」
シノ「待ってください」
ツキカゲ「何……?」
シノ「最初の相手は私です………」
ツキカゲ「引っ込め、お前は最後だ」
シノ「それは違います 貴方に相手を選ぶ権利はありません」
ツキカゲ「何だと……!?」
シノ「それとも、私と最初に戦う事がそんなに怖いですか?」
ツキカゲ「…………良いだろう……そこまで言うなら、まずは貴様から殺してやる」
シノ「……………………」
ツキカゲ「気が変わった……ほんの情けから、お前は最後に殺してやろうと思っていたが」
シノ「いらぬ情けです………私は貴方如きに情けを掛けられる程弱くはありませんから」
ツキカゲ「貴様………!」

タック「シノ姐!そこまで挑発せんでも……!」
ジュキッド「いや……何か考えがあっての事だろう」

シノ「私は、貴方と決着を付けるつもりでここに来ました…………
  私は闇の忍び部隊のリーダーとして、一員である貴方に引導を渡します
  それがリーダーである私の役目…………」
ツキカゲ「ふん……良いだろう………いずれこの時が来ると思っていた……………
  僕はもう容赦しない………全力でお前を殺す……その覚悟はもう出来ている……!」
シノ「私もです………では、参りましょう」


ジュキッド「…………………………………」
タック「シノ姐……ツッキー……!」
サスケ「遂に始まる………」
雷電仙人「ああ………恐らく、熾烈な戦いになりそうだ………」


ツキカゲ「行くぞ……!!」

 ビュン!!

ツキカゲ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 ビュン!!

シノ「はああああああああああああああああっ!!!」

 キィィィイイイイイイイイン!!!!!



  第佰拾話 対決、月と華 ―開幕― 終


暗闇斎「次回予告 遂に、シノとツキカゲの戦いが始まった
  お互い一歩も譲らぬ攻防を繰り広げ、終わりの見えぬ死闘が続く
  果たして、勝つのはシノとツキカゲ、どちらか………
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰拾壱話 ご期待ください」

866 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/04/28(Tue) 22:45
熱い展開ですな

867 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/04/28(Tue) 23:12
いつも楽しく読ませてもらってますありがとう
シノさん死なないで

868 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/04/30(Thu) 14:10
…と言い残して、タックの夕飯から爆音が…
(記録はそこで途切れていた)

869 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/01(Fri) 11:09

>>866

シノ「遂にツキカゲさんとの決着編です
  終盤という事もあり、物語は佳境に入っています
  思っていたより進んでおらず申し訳ありません
  なるべく急いで投稿しようとは思っています」
カグヤ姫「こっちが盛り上げようと頑張ってても名無し君達が盛り上がってくれないと
  こっちもやる気下がっちゃうんだよねぇ〜
  だから沢山応援して欲しいなっ☆」
タック「いくらなんでも露骨すぎまへんかね……
  シノ姐とツッキー、果たして勝負はどちらの手に!刮目せよ!なんつってな」

>>867

シノ「応援ありがとうございます 今は大変な時期ですが、こらえて乗り越えましょう
  不要不急の外出は控えるようにして、くれぐれも体調には気を付けてください」
カグヤ姫「そうそう!外に遊びに行く暇があるんだったら
  その時間を月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜を読む時間に回してね!
  カグヤちゃんからのお願いだよ!これからも応援よろしく!」
タック「病気になってしもうたらこの先見れんくなるさかい
  未来の自分の在り方を決めるのは、今の自分やっちゅう事、忘れんでおくれやす」

>>868

カグヤ姫「そして、タックの姿を見た者もいなかったんだとさ、ちゃんちゃん♪」
タック「勝手に殺さんどいてくれるー?あと、ちゃんちゃん♪って何やねん
  勝手にコメディーにしないどいてくれまっか?」
ジュキッド「お前が絡むと喜劇にしかならんからな、仕方の無い事だ」
タック「そっかー!仕方の無い事ならしゃーないでんがなー!」
シノ「今が大変な時だからこそ、笑い飛ばせるような明るい話題も時には必要かもしれませんね」
タック「あっさりスルーされた!」
カグヤ姫「タックの話に付き合うと時間が勿体無いもん仕方ないよね」
タック「そっかそっかー!仕方無いなら無理も無いなあー!何か悲しくなってきたわ!おおきにありがとさん!」
シノ「ゴールデンウィークはお家でゆっくり過ごしましょう 皆さんが笑って過ごせる日がいつか必ずやって来ます事を願います」

870 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/01(Fri) 14:09

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


ツキカゲ「…………行くぞ………!」
シノ「はい………参りましょう」



ジュキッド「…………………………………」
タック「シノ姐……ツッキー……!」
サスケ「遂に始まる………」
雷電仙人「ああ………恐らく、熾烈な戦いになりそうだ………」


 ビュン!!

ツキカゲ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 ビュン!!

シノ「はああああああああああああああああっ!!!」

 キィィィイイイイイイイイン!!!!!


 ビュン!!

ツキカゲ「おおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

 ビュン!!

シノ「はああああああああっ!!」

 ビュン!!


タック「凄い……!2人共、とんでもない速さや……!」
ジュキッド「シノ殿と坊や……あの2人が本気で戦う事になるとは……」
サスケ「お互い譲る気はねえ……こいつは長い死闘になりそうだ」
雷電仙人「どちらが勝ってもおかしくねえ……!頼むぜシノ嬢ちゃん……!」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰拾壱話 対決、月と華 ―激闘―


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)
  第佰弐話 憎悪の女神(>>788-791)
  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙(>>794-798)
  第佰肆話 忍者と騎士の決戦(>>809-811)
  第佰伍話 因縁の終幕(>>812-816)
  第佰睦話 追憶、冥府の騎士団の栄光(>>817-820)
  第佰漆話 不屈の騎士、落陽に散る(>>827-831)
  第佰捌話 閉ざされた心、失われた愛(>>850-854)
  第佰玖話 雷親父、再び(>>856-861)
  第佰拾話 対決、月と華 ―開幕―(>>863-865)


871 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/01(Fri) 14:09

ツキカゲ「うおおおおおおっ!!黒雷剣!!」

 ヒュン!!

シノ「花影流・火炎椿!!」

 ドオオオオオオオン!!!

 ビュン!!

ツキカゲ「うらああああああああああ!!」

シノ「はあああっ!!」

 ヒュバッ!!

 ビュン!!

 スタッ!

ツキカゲ「………………………………」

シノ「…………………………」

ツキカゲ「やはり……そう簡単には殺せないか…………」

シノ「まさか…ツキカゲさんがここまで強くなっているとは………前に戦った時よりも格段に強くなっている……!」

ツキカゲ「当たり前だ………いつまでも昔と同じだと思うなよ………!」

シノ「別にそうは思っていませんよ……ツキカゲさんはいつだって強くなろうと人一倍努力していました………
  私はそんなツキカゲさんを知っています………だから私は、ツキカゲさんが強く成長するのがとても嬉しかったんです
  こういう形で無ければ……純粋に喜んでいたのでしょうけれど………………」
ツキカゲ「僕は僕自身を追い込む事で強さを高めて行った……!お前達を斃す事だけを考えて………!
  僕は強くなった……!今ならお前達を斃す事も訳無い!!ここで死ね!!シノ!!」
シノ「いいえ……私は死にません………ツキカゲさん、貴方を間違った道から戻すまでは……私は斃れるわけには行きません!」
ツキカゲ「説得した所で無駄だ!僕は戻る気は無いし、お前の声を聞くつもりも無い!!」
シノ「いいえ、連れ戻します」
ツキカゲ「くどいぞ!!無駄だと言っているんだ!!」

 ビュン!!

ツキカゲ「雷殺剣・黒龍雷光斬!!」

 ビュゥゥゥウウウウ!!

シノ「花影流・弁天白菊!!」

 バチィィィィイイイイイイ!!!

 ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

 ビュン!!

ツキカゲ「うおおおおおおおおお!!」
シノ「っ………!」

 キィィィイイイイイイイン!!!


ジュキッド「技と技のぶつかり合い……!いつ決着が付いてもおかしくない……!」
サスケ「ああ…しかし坊主の奴、以前とは比較にならねえぐらい腕を上げてやがる」
タック「ホンマにまるで別人のようや もしかしたら、ホンマにシノ姐を……
  いやいやそんな筈あらへん!シノ姐がやられる筈あらへんわ!」
ワイユー「しかし、まだ分からぬな……お互いまだ本気を出していない」
ジュキッド「何っ!?」
サスケ「何だと…!?」
タック「あれでまだ手加減してるんでっか!?」
ワイユー「恐らく、どちらとも様子を窺っているのだろう
  あるいは、お互い体力の消耗を狙っているのやも知れぬ」


シノ「……まさか、ここまで強くなっているとは…………」
ツキカゲ「当然だ………お前達に勝つ為に強くなったんだからな………
  そろそろ限界か?降参するなら今の内だぞ」
シノ「思い上がらないでください この程度で疲れては困ると思って手を抜いていたんですから
  まだまだ序の口です 威張り散らすなら今ではなく、私に勝ってから思う存分にどうぞ」
ツキカゲ「舐めるなよ……!絶対にお前を斃す……!!」

 ビュン!!

ツキカゲ「はああああああああああっ!!」

シノ「はあああああっ!!」

 キィィィイイイン!!

 ビュン!!

ツキカゲ「雷殺剣・迅雷無双斬!!」

シノ「花影流・花吹雪!!」

 シュドオオオオオン!!!

シノ「くっ………!」

 ビュン!!

ツキカゲ「貰った!!」

 ヒュッ!!

シノ「………!!」

 ドスッ!!

シノ「っ……………!」

タック「シノ姐!!」

ジュキッド「しまった……!シノ殿の膝に坊主の手裏剣が……!」


シノ「くっ…………!」

ツキカゲ「うおおおおおおおおおっ!!」

シノ「くっ…!!」

 キィィィイイイイイイン!!!

サスケ「何とか攻撃を凌いだか……!」


シノ「…………………!」


872 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/01(Fri) 14:11

ツキカゲ「動きを封じたと思ったが……大して痛手にならなかったか……!」

シノ「……………………………」

シノ(腕輪のお陰で傷の再生は容易……逆に言えば、腕輪が無ければ今頃致命傷を負わされていたでしょう………)

ツキカゲ「ならば首を撥ねるか……!そうでもしなければお前に致命傷は与えられないようだな!!はあああああっ!!」

 キィィィイイイイン!!!

シノ「そう簡単に殺されるわけには行きません……!約束しましたから……!ツキカゲさん、貴方を連れて帰ると……!」
ツキカゲ「くどい!!僕はお前達の元には戻らないと言っている!!」
シノ「そうですね……今の貴方を無理やり連れて帰った所で、意味などありません………」
ツキカゲ「…それはどういう意味だ……?!」
シノ「私が連れて帰るのは今の貴方ではありません……私が連れて帰るのは、妖刀に溺れる前のかつて純粋だった頃の貴方です
  私が貴方に戦いを挑んだのは、貴方を妖刀から救う為でもあります」
ツキカゲ「妖刀から救う……?何を馬鹿げた事を……!僕は妖刀になど操られてはいない!!
  僕は妖刀・奈落に選ばれ、こいつの力を支配した!!その力を目にして尚、僕はこいつに操られていると言えるのか!?」
シノ「何故貴方はそこまでして力にこだわるのですか……?文左衛門さんの為ですか……?」
ツキカゲ「気安くその人の名を口にするな!!……そうだ……その通りだ……!何が悪い……!?僕が強ければ、あの人は死なずに済んだかもしれなかったんだ!!」
シノ「その考えが悪いというわけではありません……しかし、その考えが貴方を歪めてしまった………
  強くなろうと思うあまり、目先の目的すら見失い、力に溺れ貴方は修羅になり果てました………
  そんな貴方を文左衛門さんが見たらどう思うでしょうか?」
ツキカゲ「黙れ!!!」

 ビュン!!

 バキッ!!

タック「シノ姐!!」

シノ「………今の貴方を文左衛門さんがみたらきっと悲しむ事でしょう………
  文左衛門さんは貴方に修羅になる事を教えたのですか?違うでしょう……」

 バキッ!!

ツキカゲ「聞こえないのか!?黙れと言っているんだ!!」

シノ「貴方が強くなるのは文左衛門さんの為じゃない……貴方が勝手に決めつけているんです……!
  自分が強くなる理由を文左衛門さんの所為にして……!貴方の行動は、文左衛門さんを悪霊にしているんです……!」

 バキッ!!

ツキカゲ「黙れ……!!黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!!これ以上言うと、その口を封じるぞ……!!」

シノ「もし違うなら聞き流しても構いませんよ……ムキになるという事は、貴方にも自覚があるという事じゃないんですか?」
ツキカゲ「黙れぇぇぇええええええええ!!!」

 バキッ!!

シノ「…………………………」


タック「……凄い戦いや…………」
ジュキッド「ああ……双方、共に深い傷を負っている……………
  かつて尊敬していた者に罵声を浴びせられる痛みと、かつて自分が信頼していた者に罵声を浴びせなくてはならない痛み……
  この戦い、最早どちらが斃れてもおかしくは無い………」


873 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/01(Fri) 14:14

ツキカゲ「殺す……!!これ以上言うと本当に貴様を殺すぞ!!」
シノ「いつまでもそうしているつもりですか……!?いい加減にしてください!!
  貴方が妖刀を手にした時から……違う、貴方が文左衛門さんとの戦いを終えた時から、貴方の時間は止まってしまったんです!
  今、その時間を動かす時が来たんです……!いい加減目を覚ましてください……!貴方が本当に手に入れるべきなのは、強さなどではありません……!!」
ツキカゲ「うおおおおおおおおおおおっ!!!」

 ヒュッ!!

シノ「……………!!」

 ガッ!!

ツキカゲ「なっ………!!」

シノ「っ…………!」

タック「ツッキーの刀を素手で止めた……!!」

シノ「……………………」

ツキカゲ「なっ……何をするつもりだ………!!」

シノ「……頼まれたんです……雷電仙人さんと紫雷さんに………これを渡せと………!」

ツキカゲ「何……!?」

シノ「今、ツキカゲさんにそれを渡す時が来ました……受け取ってください…!」

ツキカゲ「くっ……!離せ!!やめろ!!いらない!!そんなものは!!僕にそんなものは……!!」

シノ「拒否はさせません!」

ツキカゲ「うっ……!うあああああああああああああああ!!!」

タック「ツッキー!?」


ツキカゲ「………………はっ…!ど…どこだここは!?シノの奴、一体僕に何をしたんだ……!?どこなんだここは!?」

???「ここは自分自身の心の中だ」

ツキカゲ「………!!貴方は………!!」

???「遂にここへやって来たか………ここで会う日をずっと待っていたぞ、少年」

ツキカゲ「文左衛門さん………!」


  第佰拾壱話 対決、月と華 ―激闘― 終


暗闇斎「次回予告 自分自身の心の中へ飛ばされたツキカゲの意識
  そこへ待ち受けるのは、文左衛門だった
  ツキカゲが手にするものは、果たして何か……
  遂に、シノとツキカゲの戦いに終止符が打たれる
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰拾弐話 ご期待ください」


874 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/02(Sat) 10:15

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


ツキカゲ「文左衛門さん………!何故…ここに………!?」

文左衛門「久し振りだな、少年 会える日を待ちわびていたぞ」
ツキカゲ「どうして……!?文左衛門さんは…あの時僕が……!」
文左衛門「ああ、拙者は死んだ……だからこうしてここにいるのだ
  言ったではないか ここは少年自身の心の中だ」
ツキカゲ「僕の……心の中………!?」

紫雷「やれやれ……シノの奴、上手くやってくれたようだな」
ツキカゲ「紫雷さん……!?」
紫雷「私達は今からお前に大事な事を教える……決して忘れるなよ」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰拾弐話 対決、月と華 ―決着―


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)
  第佰弐話 憎悪の女神(>>788-791)
  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙(>>794-798)
  第佰肆話 忍者と騎士の決戦(>>809-811)
  第佰伍話 因縁の終幕(>>812-816)
  第佰睦話 追憶、冥府の騎士団の栄光(>>817-820)
  第佰漆話 不屈の騎士、落陽に散る(>>827-831)
  第佰捌話 閉ざされた心、失われた愛(>>850-854)
  第佰玖話 雷親父、再び(>>856-861)
  第佰拾話 対決、月と華 ―開幕―(>>863-865)
  第佰拾壱話 対決、月と華 ―激闘―(>>870-873)


875 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/02(Sat) 10:16

ツキカゲ「大事な事……?一体何を………?」
文左衛門「まずは拙者からだ……少年、拙者は何もお主に斃された事を怨んでなどいない
  拙者は自ら少年に斃される事を選んだ……しかし、それが少年の重荷になってしまうとは思ってもいなかった
  少年には強くなって欲しかったのだ……あんなに純粋で真っ直ぐな目を見たのは初めてだったからな
  もし斃されるなら、少年のような正しい正義を持つ者に斃されたかったのだ……
  その事が結果としてお主を追い詰める要因になってしまったとは、拙者はお主に悪い事をしてしまったな……」
ツキカゲ「そんな……別に、文左衛門さんが謝る事では………!」
文左衛門「お主には、拙者の為ではなく、自分自身の為に戦って欲しい
  これからは、少年自身が本当に守りたかったもの……それを守り抜く為に戦って欲しいのだ
  お主には、沢山の仲間がいるだろう 決して1人では無い
  拙者も、お主をここでずっと見守っていよう だからお主は決して1人では無い
  胸を張って堂々と生きるのだ」
ツキカゲ「は……はい……………」
紫雷「私達は別に、お前に強くなれとは言わない 弱くても良いじゃないか それが恥だとは誰も思わん
  弱い奴らは、この世に沢山いる……そして、自分自身の弱さを自覚している奴らもいる
  それは決して悪い事では無い……弱くとも懸命に生き続けるからこそ、命は美しく輝き続けるんだ
  お前は強くなるな……お前はそのままの弱いお前でいろ
  弱ければ、他人の弱さに共感出来る……人の痛みを分かってあげられる、そんなお前でいて欲しいんだ」
ツキカゲ「紫雷さん………」
文左衛門「悩む必要は無い 既に道は開いている
  あの道をまっすぐ進めば元の世界へと戻る事が出来る」
ツキカゲ「文左衛門さん…………」
文左衛門「別れる前に、渡しておきたいものがあった……これを持って行け」
ツキカゲ「これは……巻物…ですか……?」
文左衛門「ここへ来た時、誰かから預かっていたものだ……少年がここへ来た時、渡してくれと頼まれたのだ
  拙者には読めぬ代物だったが、今のお主にならこの巻物の字が読める筈だ」
ツキカゲ「………!読める……読めます!」
文左衛門「さあ、行きなさい お主の旅路を、この先もここで見守っているぞ」
紫雷「私もだ お前は最後まで世話の焼ける奴だからな……またウジウジと悩んでいたら化けて出て来てやる」
ツキカゲ「2人共……ありがとうございます!じゃあ、行って来ます!!」


文左衛門「逞しくなったものだ……小さかった少年が、今では大きく見える」
紫雷「ああ……今のツキカゲなら、もう大丈夫だ」




ツキカゲ「…………はっ……!」

シノ「ツキカゲさん………」

ツキカゲ「………僕は……ずっと自分の弱さが大嫌いだった……………
  弱いから相手にされなかった……弱いから何も守れなかった………
  弱いから傷つけられもしたし、沢山の涙を流した………
  そんな弱い自分が大嫌いだったんだ……………」

シノ「そうです……貴方は弱かったんです………でも、弱かったから、人の痛みを分かってあげられた
  被害者と同じ立場で涙を流す事が出来た…………そんな貴方がいたから、私は闇の忍び部隊のリーダーでいる事が出来たんです
  もう自分を責めないでください……自分の弱さを憎まないでください
  貴方の心は、強くて立派だったのだから………」
ツキカゲ「はい……シノさん………!」


タック「ツッキーの目の色が変わった……!」
ジュキッド「戻ったのか……あの頃の坊やに……!」
サスケ「いや……あの頃のままじゃねえ……あの坊主は、俺達も知らない、新しく生まれ変わった坊主だ」

ツキカゲ「シノさん、お願いがあります……戦いを続行してください」
シノ「え……?」
ツキカゲ「これは僕自身の戦い……自分自身のけじめを付ける為の戦いなんです………
  この戦いに決着を付けなければ、先に進む事は出来ない………そんな気がするんです……だから………!」
シノ「………分かりました」

876 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/02(Sat) 10:17

ツキカゲ「ありがとうございます……では……」

 カアアアアアアアアアアアアア!!

タック「強い光……!これは………!」
ジュキッド「巻物だ……!坊や、いつのまに巻物を……!」
サスケ「こいつはやべえぞ……!」

 『邪悪なる者現れし時、勇気の雷で全てを照らせ
  優しき心は人を支える強い力となる これぞ剛雷の極意なり』

ツキカゲ「はあああああああああああああ!!!」

 バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ……!!

サスケ「坊主の奴、全力で向かう気だ……!こっちも全力じゃねえと負けるぜ!」
シノ「はい…わかっています……!」
カグヤ姫「カグヤちゃんの出番だね!任せて!
  聖なる力よ、私達に奇跡の祝福を!!今ここに神聖なる光を!!
  妖精魂魄共鳴奏(フェアリー・スピリット・ユニゾン)!!」

妖姫(シノ)「……………………!」

ツキカゲ「目覚めよ!!剛雷の極意!!忍技解醒!!!」

カグヤ姫『強い雷……!!』

妖姫(シノ)「これがツキカゲさんの覚悟……!これに応えなければなりませんね……!」

 バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!

ツキカゲ「雷術最終奥義!!雷神剣・閃光真龍天照斬!!!」

 ズオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!

妖姫(シノ)「はああああああああああっ!!花影流奥義!!虹龍・百花繚乱!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

タック「うおわああああっ!!」

ジュキッド「前が見えぬ……!!」

ワイユー「この上ない力と力のぶつかり合いだ……!」

雷神仙人「坊主……!!」



妖姫(シノ)「…………………勝負あり……ですね………………」

ツキカゲ「ああ………僕の完敗だ……………
  それなのに全然悔しくない………清々しい気分だ…………」

妖姫(シノ)「……おかえりなさい、ツキカゲさん」

ツキカゲ「…………はい…ただいま、シノさん」


  第佰拾弐話 対決、月と華 ―決着― 終


シノ「次回予告です ツキカゲさんも戻ってきましたし、これで一件落着
  …なんて思っていましたが、喜ぶ暇もなく次の刺客が姿を見せました
  あれは十二神将最強の戦士、幻王……!
  今まで戦って来た十二神将をも遥かに上回る強さの幻王に、どう立ち向かう!?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰拾参話 ご期待ください」


877 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/04(Mon) 09:47

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」



ツキカゲ「あの……ただいま戻りました」

バウンシー「ツッキー……本当にツッキーなのね……?」

ツキカゲ「心配かけてごめんなさい、バウンシーちゃん」
バウンシー「ツッキーーーーー!!」

タック「何はともあれ、これでめでたしめでたしやな っつーわけで、早速蕎麦でも頂こうかな」
シノ「感動の再会を壊さないでください」
タック「冗談やって」
ツキカゲ「本当に皆さんにはご迷惑をお掛けしました」
タック「ホンマや!ツッキーがおらん間大変だったんやで!」
シノ「タックさん、静かにしてください」

ジュキッド「しかし、坊や……その刀、やはりと言うか……捨てるつもりは無いか」
ツキカゲ「はい……妖刀・奈落……色々ありましたけれど、過去の事も含めて、今は僕の大事な相棒だから…………
  それに、今の僕は文左衛門さんのお守りと紫雷さんから貰った宝玉があるから、大丈夫です」
シノ「そうですね、ツキカゲさんはもう大丈夫です もう間違った道へ進む事は無いでしょう」
ツキカゲ「本当にご迷惑をお掛けしました……」
シノ「良いんですよ、もう過ぎ去った事ですし、改めて闇の忍び部隊の一員として、よろしくお願いしますね、ツキカゲさん」
ツキカゲ「はい!よろしくお願いします!」
タック「よく言った!それこそ我が後輩!!よろしゅうなツッキー!!」
ツキカゲ「どちら様でしたっけ?」
タック「タックや!!え…?まさか本当に忘れてないよね?ねえ!?」
ジュキッド「はははははは!これではどちらが上か分かったものではないな」
タック「冗談やないでっせ……」
一同「あははははははははははは!!」



シノ「それじゃあ、私達はもう帰ります」
タック「今日は楽しかったわ!美味い飯も食えたしな!」
ジュキッド「他に言う事が無いのかお前は」
ツキカゲ「皆さん、また明日会いましょう」
シノ「はい」
タック「ツッキーも元気でな!」

バウンシー「あの…シノさん!」
シノ「バウンシーさん…?」
バウンシー「本当に、ツッキーを連れ戻してくれてありがとう」
シノ「バウンシーさん…………はい、どういたしまして」
タック「もう裏切ったりするんやないで!」
ジュキッド「お前が言うな」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰拾参話 壮絶!十二神将最強の戦士・幻王


878 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/04(Mon) 09:49

 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)
  第佰弐話 憎悪の女神(>>788-791)
  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙(>>794-798)
  第佰肆話 忍者と騎士の決戦(>>809-811)
  第佰伍話 因縁の終幕(>>812-816)
  第佰睦話 追憶、冥府の騎士団の栄光(>>817-820)
  第佰漆話 不屈の騎士、落陽に散る(>>827-831)
  第佰捌話 閉ざされた心、失われた愛(>>850-854)
  第佰玖話 雷親父、再び(>>856-861)
  第佰拾話 対決、月と華 ―開幕―(>>863-865)
  第佰拾壱話 対決、月と華 ―激闘―(>>870-873)
  第佰拾弐話 対決、月と華 ―決着―(>>874-876)




シノ「それじゃあ、皆さんもまた明日」
ジュキッド「そうだな」
タック「これで闇の忍び部隊も元通り!もうボクらに敵は無いも同然やな!」
ジュキッド「調子に乗るなよ そうやって気を抜いているとやられるんだからな」
タック「はいはい、分かってますって!」
シノ「本当に気を付けてくださいよ」
タック「分かりましたって、ほなさいなら!」
ジュキッド「全く……本当に大丈夫だろうか」
シノ「タックさんなら心配いりませんよ ああ見えても人一倍思慮深いですから」
ジュキッド「まあ…そうだな」


タック「はあ…もう日没か……1日も楽しく過ごせばあっという間やな
  さあて、近道近道っと……」

 ズシャッ……ズシャッ………

タック「…………!」

 ズシャッ!

幻王「…………………………」

タック「な……誰やお前は……!?何の用や!?」

幻王「俺は幻王 十二神将の一柱にしてその頂点に君臨する神獣王だ」

タック「なっ……何やと……!?」

幻王「我が主、翁の命により、闇の忍び部隊を排除しに来た 先ずは貴様だ」

タック「何っ……!?」

 ビュン!!

タック「くっ……!」

 ヒュッ!!

 ザンッ!!

タック「ぐあああああっ!!」

幻王「……………………」

タック「くっ……!目覚めよ!!烈風の極意!!忍技解醒!!!!」


 ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

タック「風術最終奥義!!!砕魔烈風迅衝閃!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

幻王「…………無駄だ」

 ヒュバッ!!

タック「く……がはっ…………!」

幻王「終わりだ」


 ドン!!!!

タック「ぐああああああああああああああああ!!!!」

 ドサッ!!

幻王「…………………………」

 ズシャッ……ズシャッ……ズシャッ………………


タック「くっ………………!ぐあああっ……………………!
  はあっ……!はあっ………………!シノ……姐…………………!!」


879 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/04(Mon) 09:50

暗闇斎「そうか、ツキカゲはもう大丈夫か」
シノ「はい、ツキカゲさんは、以前にも増して頼もしくなりました
  バウンシーさんも、明日から蕎麦屋さんの営業を再開するみたいです
  バウンシーさん…元気になってくれて良かったです」
暗闇斎「まさか本当にツキカゲを改心させる事が出来るとは……シノ、お前も成長したな」
シノ「いえ、私だけの力じゃないです……色々な人の助けがあったから、出来た事です」

 ドンドンドン!!

シノ「……!?」
暗闇斎「こんな時間に誰だ…?」
シノ「私が出ます」

 ガラガラッ

シノ「……!タックさん!!」
暗闇斎「何…!?」

タック「はあ………はあ……………!旦那……!シノ姐はん………!」

暗闇斎「酷い怪我だ……!第二女王殿下!急いで手当してくれ!」
カグヤ姫「分かった!」
シノ「タックさんしっかりしてください!誰にやられたんですか!?」
タック「はあ……はあ……………!げ……幻…王…………!」
シノ「幻王……!?」
タック「シノ姐……気い付けや………奴は………化け物や…………とんでもない強さや…………!
  今までの十二神将なんて………比べモンにならん……………!……奴は………奴は…強すぎる………………!」
シノ「タックさん…………!」
暗闇斎「シノ……まさかその幻王というのは……」
シノ「はい…十二神将にして神獣王という、十二神将の頂点に立つ程の強さを持つ戦士です」
暗闇斎「やはりか………!」



 ―翌朝―


サスケ「何……!?」
ツキカゲ「タックさんがやられたって…本当ですか…!?」
暗闇斎「ああ…昨夜、深い怪我を負ってこちらに訪ねて来た
  相手は十二神将最強の戦士、幻王 タックはそいつにやられたのだ」
ジュキッド「幻王……!?」
暗闇斎「話によれば、幻王は、我々闇の忍び部隊の命を狙っているらしい
  お前達も気を付ける事だ 一人の時は戦わず、すぐに仲間に連絡しろ」
ツキカゲ「それで、タックさんは無事なんですか?」
シノ「幸い、命に別状はありません ただ、完全に回復するには時間が必要です……」
サスケ「その幻王ってのは、今まで戦って来た他の十二神将より強いってのか」
シノ「一度だけ幻王に会った事があります……その強さは私も目にしました
  同じ十二神将の蛇ノ目をたった一撃でいとも簡単に葬っていました
  幻王は、自分以外の十二神将が斃れるまでは手出しをしないと言っていました
  「他の十二神将を全て斃した時、相手をしてやる」と……そう言い残して………」
ジュキッド「つまり、向こうも遂に本気を出して来たって事か」
暗闇斎「良いか、くれぐれも気を付けるのだぞ」
ジュキッド「承知した」



シノ「……これから皆さんどうしますか?」
サスケ「俺はこれから仕事がある 悪いが別行動だ」
ジュキッド「俺も…万が一の事を考え家にいる事にしよう」
ツキカゲ「僕も蕎麦屋の仕事があるから…バウンシーちゃんを1人にするわけにも行きませんし」
シノ「分かりました 皆さん、気を付けてくださいね」
サスケ「ああ」
ジュキッド「承知した」
ツキカゲ「シノさんも気を付けてくださいね」
シノ「ありがとうございます」


880 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/04(Mon) 09:51

暗闇斎「皆、戻って行ったか……」
シノ「はい……これ以上、誰もやられなければ良いですが」
暗闇斎「そうだな…これ以上誰かが欠ければ苦しい戦いになる事は必至だ
  シノ…お前もくれぐれも気を付ける事だ」
シノ「はい…父上も、お気を付けください」



ツキカゲ「………………………」

バウンシー「どうしたのツッキー?そんなに浮かない顔をして」
ツキカゲ「ん……いや…何でも無いんだ……ただ、シノさん達に何かあったらと思って……」
バウンシー「シノさん達なら大丈夫よ!だってシノさん達はこれまでのピンチを何度も潜り抜けて来たんだもん!」
ツキカゲ「……それもそうですね………いざとなれば、僕がこの妖刀・奈落で………」
バウンシー「また、無茶したら駄目だからね」
ツキカゲ「うん……分かってる…………」
バウンシー「ツッキー……」
ツキカゲ「うん…?」
バウンシー「本当に凛々しくなったわね」
ツキカゲ「え……?そ…そうかな……そんな大して変わらないと思うけど……!」
バウンシー「ふふっ……戻って来てくれて、ありがと」
ツキカゲ「何言ってるんだ…お礼を言わなきゃいけないのはこっちの方さ………ずっと待たせて、苦しい思いをさせて、ごめんよ……」
バウンシー「もう…!それは言いっこ無しだって!」



サスケ「………これで今日の分は終わりか……しかし、気になる事が1つある………
  闇の忍び部隊の中で、何故真っ先にタックが狙われた……?
  奴は俺達を1人ずつ狙って来てやがるのか……?だとしたら次に狙うのは…………」

 ズシャッ………ズシャッ………………………

サスケ「……!」

 ズシャッ!

幻王「…………………………」

サスケ「……来やがったか………!てめェだな……タックを襲った幻王って野郎は………!」

幻王「いかにも、俺は幻王 十二神将の一柱…そして、全ての十二神将の頂点に君臨する神獣王だ」

サスケ「次は俺が標的ってワケか………!」

幻王「察しが良いな……では説明は省いても良かろう」

 ビュン!!

サスケ「………っ!!」

 ズオオオオオオオン!!!

サスケ「くっ……!こいつはやべえ………!」

 ビュン!!

幻王「逃げたか……だが、逃がさん」



 ピピピピピピピピピピッ!

シノ「……!サスケさんからです!」
暗闇斎「何!?すぐに出るんだ!」
シノ「サスケさん!シノです!どうしましたか?」

サスケ「幻王だ!幻王が現れやがった!他の連中にも知らせろ!今すぐだ!!」

シノ「分かりました!……サスケさんが幻王と交戦中です…!サスケさんが危ない!」
暗闇斎「よし!皆に知らせよう!」



サスケ「っ…………!」

幻王「さて、追い詰めた………これで逃げ場は無い」

サスケ「ふっ……そいつはどうかな………!」

 ドオオオオオオン!!!

幻王「……煙幕か…………効かぬ」

 ビュン!!

 ザシュッ!!

サスケ「ぐああああっ……!!」

 ビュン!!

幻王「……残像」

サスケ「喰らえ!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!

幻王「無駄だ」

 ビュン!!

 ドガアアアアアアアアアアアアン!!!!

サスケ「チッ……!」

幻王「終わりにしてやる……死ね」

サスケ「くっ…!!」

 ズオオオオオオオオオオオオオッ!!

サスケ「ぐあああああっ!!」

 ドン!!

サスケ「くっ………!!はあ……はあ…………!」

幻王「これで止めだ」

ジュキッド「ぬおおおおおおっ!!波動拳!!!」

 ドオオオオオオオオオオン!!!!

幻王「くっ……」

サスケ「旦那か……!」
ジュキッド「サスケ殿……!大丈夫か!?」
サスケ「辛うじてな………くっ……もう少し遅かったらやられていたかもしれん……!」


881 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/04(Mon) 09:52

幻王「増援か………貴様も闇の忍び部隊だな」

ジュキッド「だったらどうする……?」

幻王「決まっているだろう……我が主、翁からの命により、お前達を排除する」

ジュキッド「やられるのは貴様の方だ!!ぬおおおおおおおおおおっ!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドドド!!

ジュキッド「目覚めよ!!水流の極意!!忍技解醒!!!!
  水術最終奥義!!轟流幻滅水波動拳!!!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

サスケ「…………!」
ジュキッド「さあ………どうだ……………?」

幻王「…………………………」

サスケ「何っ…!?」

ジュキッド「全くの無傷……!」

幻王「この程度で俺に傷を付けられると思ったか、無駄だ」

 ビュン!!

ジュキッド「……………!」

 ザシュッ!!

ジュキッド「ぐ……ぐああ…………!」

サスケ「旦那!!」

ジュキッド「ぐ……………!」

幻王「ほう……まだ斃れぬとは…………では、これで終わりだ」

ジュキッド「………………………!」

ツキカゲ「うおおおおおおおおおお!!雷神剣!!」

 ザンッ!!

幻王「…………………」

シノ「はあああああああああああっ!!花影流・火炎椿!!」

 ドオオオオオオン!!!

幻王「………………………」

ツキカゲ「ジュキッドさん!大丈夫ですか!?」
ジュキッド「ああ……何とかな……………」

シノ「幻王……!」
幻王「また会ったな、娘」
シノ「これ以上、私の仲間達に手出しはさせません……!」
幻王「良いだろう、ではお前が相手になるか?」
ツキカゲ「シノさん……!」
シノ「大丈夫です……ツキカゲさんは、2人を安全な場所へ」
ツキカゲ「分かりました……シノさんも気を付けて……!」

幻王「……では、先ずはお前から始末しよう…………
  十二神獣…辰の宝玉……解放」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

シノ「カグヤちゃん!」

カグヤ姫「うん……!妖精魂魄共鳴奏(フェアリー・スピリット・ユニゾン)!!」

妖姫(シノ)「……………………!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「はああああああああああああああああっ!!」

幻王「……………………」

 ビュン!!

幻王「龍皇幻影衝破斬」

 ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

カグヤ姫『右に回避!!』

妖姫(シノ)「くっ……!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

 ビリビリ……!!

妖姫(シノ)「何て力……!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「………!」

幻王「幻龍神閃砲」

 ギュオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

妖姫(シノ)「くっ………!」

カグヤ姫『こいつ……強い…!一気に決めよう!』

妖姫(シノ)「はい……!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「はあああああああああっ!!!」

幻王「………………」

妖姫(シノ)「花影流奥義・虹龍・百花繚乱!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

幻王「くっ……………」

妖姫(シノ)「そんな………まだ斃れないなんて……!」

幻王「見事だ……この俺に傷を負わせるとは………だがこれからだ………
  ここからが本当の死闘だ……見せてやる………我が真の力を……………
  辰の宝玉・第二解放………」


翁「そこまでじゃ幻王!」

幻王「……………!」

妖姫(シノ)「…………!?」

翁「お前の神獣王としての力はまた後で見せてやると良い
  今日の所はこれで引き上げじゃ」

幻王「はっ……」

 ズシャッ……ズシャッ………ズシャッ……………

妖姫(シノ)「…………………!」


882 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/04(Mon) 09:52

翁「全く……本当ならば闇の忍び部隊を1人ずつ殺す予定じゃったが、計画が狂ってしまったわい 本当に面倒な話じゃ」
妖姫(シノ)「貴方が……十二神将を陰で操っていた全ての黒幕……!」
翁「いかにもその通りじゃ 面倒故一度しか名乗らん よく覚えておけ
  儂の名は翁 幻夢教幹部、怠惰の軍師・翁じゃ」
妖姫(シノ)「幻夢教幹部……怠惰の軍師…翁………」
翁「声に出すのは良い心掛けじゃ さて、ここまで来るのが面倒じゃったが、帰るとするか
  幻王の真の力、見せるのはまた今度じゃ その時が来るのを楽しみにしておれ!
  幻王は強い!お前達が如何なる手段を見せようとも、幻王に勝つ事は不可能じゃ!ホッホッホッホッホッホッホ!!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「………………!」


  第佰拾参話 壮絶!十二神将最強の戦士・幻王 終

シノ「次回予告です 幻王が再びプププランドに現れました
  神獣王の証によって宝玉の第二解放が出来るようになり、幻王は更なる強さを見せつける……
  圧倒的な力に、妖姫の力でさえも太刀打ち出来ません……何か他に方法は………
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰拾肆話 ご期待ください」

883 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/05/15(Fri) 23:24
シノたちの得物(使用武器)はなんなのかな?

884 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/16(Sat) 02:27

シノ「私達の使用武器ですか?前に紹介した事があったと思いますが、
  あまり知られていないみたいですね…改めて紹介しようと思います
  まず、私の武器は『紫能』という名前の妖刀を主に使います
  妖刀・紫能とは意思の疎通が出来て、私の意志で刃と峰を逆に入れ替える事が可能です
  この能力のお陰で臨機応変に障害物は斬り捨て、相手を的確に峰打ちで倒す事が出来るのです
  それ以外にも暗器を使う事もあります

  サスケさんは、花火を武器に使います
  花火を弾薬として使い、竹筒の鉄砲で相手に目掛けて発射します
  死なない程度に、火力は最小限に抑えているみたいです
  最初は壊れやすかったですが、改良を重ねた事で何発撃っても壊れないものだったり
  連射型のものだったり、色々バリエーションが増えました
  それでも2間までしか飛ばないのは変えられないみたいです
  
  タックさんの武器は、色々変わってきましたが、今は疾風剣という剣を使用しています
  疾風剣は、仲間の家宝で、それを譲り受ける形で使う事になりました
  殺傷力が低い分、刀身がとても軽く、小回りが利く為、素早い動きのタックさんとは抜群の相性です
  斬るというよりも、フェンシングのように相手を突いて戦います
  疾風剣の前は、斬鉄剣という武器を使っていましたが、あれはナマクラの刀だったらしく、序盤で破壊されてしまいました
  次にブキセットさんが経営する武器屋さんから武器を盗…もとい借りて使っていました

  ツキカゲさんの武器は手裏剣と『奈落』という名の妖刀です
  手裏剣はツキカゲさんが最も得意とする武器で、命中率は100%
  私も、前回のツキカゲさんとの戦いの時もそうでしたが、ツキカゲさんの手裏剣を見切る事は出来ませんでした
  妖刀・奈落はツキカゲさんの新たな武器として、ツキカゲさんの戦いを支えて来ました
  一時は強さに執着しすぎるあまり、修羅になりかける所でしたが、
  今のツキカゲさんはすっかり憑き物が落ちたように頼もしくなりました

  ジュキッドさんは、武器を使わず体術で戦います
  全身が武器ですので、全く隙が無く、自慢の筋力で相手を追い詰めます
  ジュキッドさんは『地雷矢』という異名がありますが、
  地を雷のように裂き、矢の如く敵陣に突っ込んで行く戦い方からそう呼ばれるようになったらしいです
  
  ワイユーさんは、あまり知られていないかもしれませんがキセルを使って戦います
  ワイユーさんの攻撃前に効果音が鳴りますが、あれはキセルが光る音です
  実は必殺仕事人の簪を回す時のパロディだったのですが……
  ワイユーさんの場合、相手を気絶させる程の強さで力強く殴りつけます

  皆さんそれぞれ個性的な武器を使っています
  改めて知っていただければと思います」

885 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/05/20(Wed) 01:15
ツキカゲまた裏切ってほしい

886 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/20(Wed) 07:58

>>885

ツキカゲ「僕に裏切って欲しい……か
  それは出来ないよ それは色々な人の思いを無駄にする事になる
  もう二度と、僕の大切な人達を悲しませたくないんだ
  色々な事があったけど、過去は過去、今は今
  これからの生き方が過去の清算になるかどうかは分からないけど、
  色々な大切な人達が作ってくれた僕自身の未来を、これから先も歩んで行くよ」
シノ「ツキカゲさん、本当に成長しましたね」
ツキカゲ「そうですか…?僕自身は何も変わっていないと思いますけど……」
タック「ホンマに変わってしもうたな、昔はもっとナヨナヨ〜ってしてたのに
  今のツッキーは何かつまらんわ」
ツキカゲ「タックさんは何も変わっていないですよね」
シノ「そうですね、タックさんはタックさんのままです」
タック「ええかツッキー、ツッキーのいない間、ホンマに大変やったんやさかい、
  二度裏切るような事があったらタダじゃ済まさんで!」

 ドガッ!!

タック「痛い!!」
ジュキッド「お前が言うな」
タック「無言で殴らんでくれまへんか……」

ツキカゲ「やっぱりタックさんは何も変わってないですね」
シノ「タックさんはタックさんのままです」
タック「ボクはもう二度と、このポジションから脱却出来へんのかな……」
ジュキッド「諦めろ、宿命だ」
タック「そんな宿命、嫌やわ」

887 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/05/24(Sun) 15:42
アドレーヌの声優は誰がいいかな?

888 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/24(Sun) 20:09

>>887

シノ「アドレーヌさんの声は、水谷優子さんってイメージが昔からあったんですけど、
  2016年の時に亡くなってしまったんですよね……とてもショックな気持ちになりました…
  もしアニメかゲームかでアドレーヌさんが出て来て、声が付くとしたら水谷優子さん以外考えられなくて、
  他の声優さんだったら誰が良いか全く思いつきません……
  ちなみにですが、メロンさんは沢城みゆきさん、ミントさんは喜多村英梨さんっていうイメージです」
タック「もし声優が付くとしたら誰が良いかって考えるだけでも結構面白いでんな 実現するかはともかくとして
  ちなみにボクは遊佐浩二はんが良えな」
カグヤ姫「台詞も何か意識してるもんね 戦闘中に射殺せとか言っちゃってるし」
シノ「でも私の中でタックさんは笑福亭鶴瓶さんのイメージなんです」
タック「それは却下やで ボクだけギャラがエラい事になるやないでっか」
ジュキッド「良いではないか 仕事料の分け前も、お前だけ他より多めに分捕るしな」
ツキカゲ「最低ですね、タックさん」
タック「誤解や!人聞きの悪い事言わんどいてくれはりますか!?」
シノ「手に入れたお金はすぐに使っちゃうから証拠も残らないんですよね…」
タック「ボクのイメージ、これ以上悪くしないでもらえまっか!?」

889 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/26(Tue) 13:00

シノ「このスレッドも、そろそろ終わりが近付いてきましたので、スレッドのこれからについてお話します
  このスレッドが終わり次第、新しいスレッドを作る予定で考えています
  ただ、私達闇の忍び部隊の活動は、このスレッドが終わったらその日を以って終了にします
  スレッドのリーダーは、私からデデデ大王陛下に変わります
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜は、スレッドが終わる前に完結させたかったですが、
  越えてしまっても、新しいスレッド内で投稿を続け必ず完結させます
  私がスレッドのリーダーに選ばれたのは2013年の10月…およそ6年半ですね
  リーダーとして至らない点が多かったですが、皆さんとお話出来た事はとても楽しい時間でした
  これまで長く続いていたデデデでプププなものがたりスレッドを、終わらせてしまう事になると考えた事もありましたが、
  今もこうして続けてこられたのは皆さんの応援あっての事だと思っています 本当にありがとうございました
  また、新しく生まれ変わるデデデでプププなものがたりスレッドを、これからもどうか応援をよろしくお願いします」

890 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/07(Sun) 07:25
おつかれー!

891 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/07(Sun) 09:48

>>890

シノ「ありがとうございます 色々考えて出た答えでした
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜も、ようやく完結出来そうな事も理由の一つでもあるのですが、
  闇の忍び部隊としてスレッドを続けて行く事にも限界を感じていたというのも理由の一つでした
  闇の忍び部隊としての活動を終了させるタイミングは今しかないと思って、皆さんにお知らせした次第です
  名残惜しくもありますが、スレッドが終わるまでは引き続き活動を行ないます
  スレッドの書き込み数も残り少なくなってきましたが、それまでどうかお付き合いください」

892 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/08(Mon) 23:29
もう忍び部隊の面々には会えなくなるのん?

893 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/09(Tue) 01:33

>>892

タック「寂しいけど、今生の別れっちゅうやつやな
  まあ生きていれば、またどっかで会う事もありますやろ!」
ツキカゲ「こうしてまた戻れたのに、スレッドも残り少ないけど、
  皆と過ごした時間は忘れないよ 今まで本当にありがとう」
シノ「元々、闇の忍び部隊の活動は、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜が終わるまでの間という予定でした
  本当なら、1年で終わらせる予定だったものがおよそ6年半になってしまいました
  これは話の投稿が遅い私の所為でもありますが、
  長く時間が掛かった事で、闇の忍び部隊としての活動も長くなり、皆さんに愛されるようになったのであれば、嬉しく思います
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜次回のお話の投稿も、もう暫くお待ちください」

894 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/10(Wed) 17:59
か〜な〜らず デデデはやってくると言うことが現実になりましたね。

895 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/11(Thu) 09:30

>>894

シノ「現実になりそうで良かったと思っています
  元々は陛下が作ったスレッドで、陛下をリーダーとしてずっと続いていました
  陛下が旅に出て、その間のリーダーを私が務める事になりましたが、
  陛下が帰ってくる前にスレッドが終わってしまう事になったらどうしようと考えた事もありました
  私達が長く居続けてしまう事で陛下がずっと戻って来られない状態になったらどうしようとも考えました
  このスレッドが終わる時、私達闇の忍び部隊の活動はこれで終わりです
  次の新しいスレッドから、陛下が戻ってきます
  陛下から預かったバトンを、長い年月を経てようやく陛下にお返しする事が出来て、本当に良かったです
  新しいスレッドになっても、陛下の事をよろしくお願いしますね」

896 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:13

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」



ツキカゲ「シノさん サスケさんとジュキッドさんの傷の手当て終わりました
  2人共大した怪我は無く、大事には至りませんでした」
シノ「ありがとうございます、ツキカゲさん」
ツキカゲ「幻王は…?」
シノ「すみません、逃がしてしまいました……」
ジュキッド「シノ殿でも斃せなかったか……」
サスケ「奴には俺達の攻撃が全く通じなかった……奴は不死身なのか……!?」
シノ「妖姫になった状態の虹龍・百花繚乱ですら、わずかに攻撃が通った程度でした……
  不死身というわけでは無いと思いますが、更に問題があります……」
ツキカゲ「問題…?」
ジュキッド「それはどういう事だ…?」
シノ「幻王には、第二解放があるんです………」
ジュキッド「何……!?」
サスケ「第二解放……だと………!?」
シノ「第二解放こそが幻王の真の力………
  つまり、今の戦いは、全く本気じゃなかったという事です………」
ツキカゲ「という事は……つまり………」
ジュキッド「俺達に勝ち目が無い……という事ではないか………」
サスケ「くそっ……!」
シノ「はい………………残念ですが………私達では……………」


タック「諦めるな!!」

ジュキッド「……!タック…!」
シノ「タックさん……!」

タック「何を諦めてんねん!それでも闇の忍び部隊か!!
  これまで幾度となくピンチを乗り越え勝利してきた闇の忍び部隊が、そんな弱音吐いてどうするんや!!」
ツキカゲ「………………!」
サスケ「……てめェ……そんな分かり切った事を言う為だけにわざわざここに来やがったのか……?
  決まってんだろ……!幻王は斃す…!俺達の手でな!!」
ツキカゲ「サスケさん……」
ジュキッド「そうだ……俺達が諦めるわけにはいかぬ……俺達が諦めれば、それで終わりだ……!
  幻王に勝つ……!何としてもだ………!俺達はずっとそうやって乗り越えてきた………」
シノ「そうでしたね………必ず打つ手はある筈です……!負けるわけには行きません…!
  私達はもう、そういう所まで辿り着いたのですから……!」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰拾肆話 幻王、第二解放


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)
  第佰弐話 憎悪の女神(>>788-791)
  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙(>>794-798)
  第佰肆話 忍者と騎士の決戦(>>809-811)
  第佰伍話 因縁の終幕(>>812-816)
  第佰睦話 追憶、冥府の騎士団の栄光(>>817-820)
  第佰漆話 不屈の騎士、落陽に散る(>>827-831)
  第佰捌話 閉ざされた心、失われた愛(>>850-854)
  第佰玖話 雷親父、再び(>>856-861)
  第佰拾話 対決、月と華 ―開幕―(>>863-865)
  第佰拾壱話 対決、月と華 ―激闘―(>>870-873)
  第佰拾弐話 対決、月と華 ―決着―(>>874-876)
  第佰拾参話 壮絶!十二神将最強の戦士・幻王(>>877-882)


897 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:14

暗闇斎「戦闘シミュレーションプログラム、最高レベルだ
  どうしてもやるというのか……?」
シノ「はい……幻王に勝つ為です……!」
暗闇斎「そうか……だがこれは最高レベルというだけあって最も危険な修行だ
  下手すれば死ぬ事になるぞ」
サスケ「死なんざとうに乗り越えているさ」
ジュキッド「ああ、俺達はこれまで色々な修羅場を潜り抜けてきた」
タック「危険な修行か知らんけど、こいつを乗り越えなきゃ幻王は斃せん!!」
ツキカゲ「僕達の力で…絶対に乗り越えて見せるんだ!」
暗闇斎「そこまで言うなら止めはせん……行くが良い」
シノ「はい……!」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

シノ「行きましょう!!」

一同「応!!」



翁「機は熟した これより最終局面に入る
  即ちこれが最後の神裁じゃ!
  幻王よ、罪人はプププランドに住む者全員じゃ!
  歯向かう者は皆殺し、逃げ惑う者も皆殺し
  全てを殺戮せよ!これが最後の神裁じゃ!」
幻王「御意」
翁「期待しておるぞ我が幻王よ!さあ行け!プププランドを恐怖に追い込むのじゃ!!」



シノ「はあああああああああっ!!」
サスケ「喰らえ!!」
タック「てりゃあああああああ!!」
ツキカゲ「うおおおおおおおおおおっ!!」
ジュキッド「ぬおおおおおおおおお!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

サスケ「……駄目だ…!これでは幻王は斃せない……!」
ツキカゲ「もう一度やりましょう!」
タック「これしきの事で諦めてたまるか!!」

暗闇斎「そこまでだ!!」

シノ「父上……!」

暗闇斎「残念だがそこまでだ………幻王とやらが現れたらしい
  今、プププランドが危ない」

タック「何やて!?」
ジュキッド「急ぐぞ!」



 ドオオオオオオオオオオオオン!!!

住人達「うわあああああああああああああああ!!!」

グランドウィリー警官「慌てるな!!避難場所はこっちだ!!こっちへ逃げろ!!早くしろ!!」

警察「くっ……!大人しくしやがれこの化け物…!!」

 バン!!

幻王「……………………」

 ズシュッ……ズシュッ……………

警察「止まれ!!止まれって言っているんだ!!聞こえないのか!!」
警察「化け物に何を言っても無駄だ!!これでも喰らえ!!」

 ドガアアアアアアアアアアン!!!

警官「よし当たった!!」

幻王「…………………………」

 ズシュッ………

警官「なっ……何で死なないんだよ!!?」

 ビュン!!

 ドスッ!!

警察「ぐはっ…………!」

警察「なっ………!」

幻王「……………………………」

警察「ひいいいいいいいい!!」

グランドウィリー警官「おい馬鹿!!逃げるな!!」
警察「あんな奴の相手はもう無理だ!!俺達なんか一瞬で殺されちまう!!
  それに、俺達の武器が全然効かない!!あんなのどうやって止めろってんだ!!」
グランドウィリー警官「無理でも止めるんだ!!住人達の命が掛かっているんだぞ!!」
警察「分かってる!!分かってるけど…………………………………」
グランドウィリー警官「分かっているけど…どうしたんだ!?黙っていては分からんぞ!」
警察「あ…………………が…………………………」

 ドサッ

グランドウィリー警官「ひいっ…!し…死んだだと………!?はっ…!」

幻王「……………………………」

グランドウィリー警官「ひ…ひいいいいいいい!」

 ズシャッ……ズシャッ…………

グランドウィリー警官「ま……待ちたまえ………!仲間の非礼はお詫びしよう……!だから少し話し合おう……!
  話し合おうじゃないか……!ゆっくりと………!腹を割って……ね…!?
  いや……腹を割るっているのは、そのままの意味じゃなくてね………比喩というか………その……ね…!
  本官の言いたい事、君なら分かるだろう!?」

幻王「……………………………」

グランドウィリー警官「ひいいいいいいいいいいいい!!」

 ヒュバッ!!


898 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:16

シノ「………………………」

幻王「やはり 現れたか…………」

グランドウィリー警官「なっ………何だ………!?」

シノ「ここは私達に任せてください」
グランドウィリー警官「ま…また君達か!聞かせてくれ!君達は一体何者なんだ!?
  プププランドが襲われた事件……これまで何度かあっただろう……!その事件があるといつも君達が現れる!
  一体何の関係だ!?君達も連中の仲間なのか!?」
サスケ「今はそんな話をしている場合じゃねェんだよ!!」
グランドウィリー警官「ひいいっ…!?」
ジュキッド「事情は後でゆっくりと話す……今は住人と共に避難しろ」
グランドウィリー警官「そういうワケにも行かん!本官の立場を分かっているだろう!?本官には街を守る義務がある!
  君達のような素性も分からん奴に街を守らせるワケには……」
サスケ「てめェがいると邪魔なんだよ!!良いからさっさと消えろ!!」
グランドウィリー警官「ひいっ…!」
ツキカゲ「何もそこまで言わなくても…怖がっているじゃないですか」
シノ「警官さんのお気持ちも分かります……ですが、ここは私達に任せてください
  私達は、プププランドの住人達、皆さんの味方です ですから、ここはどうか………」
グランドウィリー警官「………そうかね……だが、本官からすれば君達こそ守るべき人間の1人だ
  危なくなったらすぐに逃げなさい!君達に何かあれば本官が責任を取らなければならないのだからな!」



サスケ「ようやく消えたか……」
タック「じゃあ、遠慮なく殺り合えるっちゅう事やな!」
ジュキッド「お前が殺られるなよ」
タック「分かってますわ!」

幻王「まとめて相手か……良いだろう………俺は他の十二神将とは違う
  俺は十二神将の頂点……幻獣王………その力の差を教えてやろう
  十二神獣、辰の宝玉……解放」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

タック「くっ……!物凄い圧力や……!」
サスケ「怯むな!臆せば一瞬であの世行きだ!」
ジュキッド「これが……神獣王の宝玉開放か………!」
シノ「はい…ですが幻王には第二解放があります……!これが幻王の本気ではありません……!」
タック「つまり、本気を出す前に斃しちまえば良えっちゅう事やな!」
幻王「やってみるが良い……出来るならな」
タック「上等や!!やってやろうやないかい!!」

 ダンッ!!

タック「射殺せ……疾風剣!!」

 ヒュッ!!
 ドオオオオオオオオン!!!

幻王「……………………」

サスケ「隙在りだぜ」

 ドオオオオオオオオオオオン!!!!

幻王「くっ………」

ジュキッド「ぬおおおおおおおっ!!地裂拳!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!

ツキカゲ「光雷斬!!!」

 ザンッ!!

シノ「花影流……!紫暁燕子花!!!」

 ドオオオオオオオオオン!!!!

タック「よしっ!効いてるみたいや!!」
ツキカゲ「修行の成果が出ましたね!」

幻王「あの時と違う………一体、何をした……?」
シノ「軽い準備運動…ですよ」
タック「準備運動って言うにはちと地獄やったさかいな」

幻王「では、俺も本気を見せねばなるまいな…………」

ジュキッド「第二解放…!」
サスケ「させるか!!」

 ドオオオオオオオン!!!

幻王「無駄だ……俺の第二解放を妨げる事は誰にも不可能………
  目醒めよ、神獣王の証………今封印を破る刻………
  罪人共に裁きを……世界に救いを………我に神獣王の力を………!
  辰の宝玉……第二解放………!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

タック「な………何や…………こいつは……!」
ツキカゲ「とんでもない化け物だ……!」
ジュキッド「これが第二解放……!」
サスケ「くそっ……!予想をはるかに上回りやがった……!こいつは規格外だ……!」


899 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:17

幻王「………………………………」

 ズシャッ!!

タック「来る……!」
サスケ「一気に行くぞ!!」
ツキカゲ「やるしかない!!」
ジュキッド「一か八かだ!!」
シノ「皆さん、気を付けてください!」

サスケ「喰らえ!!」
タック「射殺せ!!」
ツキカゲ「光雷斬!!」
ジュキッド「ぬおおおおおおおおお!!」
シノ「花影流……!!」

幻王「無駄だ」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

サスケ「ぐあああああ!!」
タック「うわああああああああ!!」
ツキカゲ「くっ……!」
ジュキッド「ぐおおおっ……!」
シノ「ううっ……!」


サスケ「くっ……!何て強さだ………一振りだけで……」
タック「化け物や……!こんな奴がいるなんて……!」
ジュキッド「くっ……!俺達は…ここまでなのか……!」
ツキカゲ「皆さん……しっかりしてください!ここで諦めたら全部が無駄になる……!
  そんなの……絶対に嫌だ………!」
シノ「はい……私達は、幻王と決着を付ける為にここに来ました……ここで倒れるわけには行きません……!
  諦めるわけにも………だから、ここで決着を付けます!カグヤちゃん!!」
カグヤ姫「了解!」

カグヤ姫「聖なる力よ!!私達に奇跡の祝福を!!今ここに神聖なる光を!!
  妖精魂魄共鳴奏(フェアリー・スピリット・ユニゾン)!!!!」


妖姫(シノ)「幻王……!貴方はここで斃します!」

幻王「来い」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「はああああああああああああっ!!」

 ビュン!!

幻王「幻獣神裁衝破斬」

 ズオオオオオオオオッ!!

カグヤ姫「右に回避!!」

妖姫(シノ)「はい!!」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

タック「凄い破壊力や!!」
ジュキッド「あれをまともに喰らえば肉体すら残らぬかもしれぬ……!」
ツキカゲ「シノさんはあの攻撃を避けたのか……!」
サスケ「あのチビ姫のアシストがあるからな……」


カグヤ姫「今度は左に飛んで!!」
妖姫(シノ)「分かりました!!」

 ダンッ!!

幻王「素早く飛び回ろうとも無駄だ……その不遜な羽……斬り裂いて地に叩き堕としてやる」

 ビュン!!

カグヤ姫「来るよ!!急いで!!」
妖姫(シノ)「はい!!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「花影流……!天風霞草!!」

 ズザアアアアアアアアアッ!!!

幻王「無駄だ」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオオオオオオン!!!

妖姫(シノ)「くっ………!!」

カグヤ姫「しーのん…!一気に決めよう!虹龍・百花繚乱を使って!」
妖姫(シノ)「分かりました…!」

幻王「幻獣神裁衝破斬……!」

妖姫(シノ)「花影流奥義!!虹龍・百花繚乱!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

タック「よっしゃ!!虹龍・百花繚乱や!!いくら化け物と言っても、この一撃は耐えられな………」

幻王「……………………………」

タック「何っ!!?」

サスケ「あいつ…!今の攻撃も効かなかったってのか!?」

ツキカゲ「そんな……!」

ジュキッド「何と言う事だ……!」


幻王「思い知ったか……これが神獣王の力だ
  妖姫(紛い物の神)に、神獣王(真の神)を屈する事は不可能だ」

妖姫(シノ)「くっ………!」

幻王「これで終わりだ……ひれ伏せ………
  神獣剣・天罰神裁罪滅幻龍斬」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

妖姫(シノ)「うああああああああああっ!!」

ツキカゲ「シノさん!!」
タック「シノ姐!!」
ジュキッド「何と言う事だ……!妖姫ですら敵わぬとは……!」
サスケ「くそっ……!こんな事ってあるかよ……!!」

妖姫(シノ)「くっ………!」

幻王「諦めろ……お前達罪人に未来などは無い ここで終わりだ」

ツキカゲ「くそっ…!!」
ジュキッド「ここまでか……!!」

???「諦めるな!!!」

妖姫(シノ)「………!?」


900 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:19

タック「こ…この声は………!」

サスケ「まさか……歴代の暗闇斎か……!!」

火炎の暗闇斎「情けないぞ!お前達の本気はその程度だったのか!!
  俺達は何の為にお前達に巻物を託したというのだ!!」
水流の暗闇斎「決して諦めてはなりません……貴方達の行く先は大きな希望で満ち溢れています」
烈風の暗闇斎「それぞれの思いを形にしてみろ……必ず道は切り拓く」
剛雷の暗闇斎「神と名乗っていても所詮は邪悪なる者 其奴こそ神の紛い物だ
  邪悪なる者であるならば、お前達の忍術で其奴を消し去る事が出来る筈
  全員の力を一つにし、邪悪な魂を消し去るのだ!!」

ツキカゲ「全員の力を……!」
タック「一つに……!」
ジュキッド「よし……やってみるか……!」
サスケ「ああ………」

妖姫(シノ)「皆さん………!」

サスケ「火炎の力!!」
タック「烈風の力!!」
ジュキッド「水流の力!!」
ツキカゲ「剛雷の力!!」

一同「四つの聖なる力を一つに!!」

サスケ「シノ!!こいつを受け取れ!!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「これは……!!」

幻王「無駄だ……神獣王であるこの俺を斃す事など………」

妖姫(シノ)「いいえ……これで終わりにします……!!はああああああああああああっ!!!」

カグヤ姫「皆の思いを一つに!!」

妖姫(シノ)「火炎…烈風…水流…剛雷………!!虹龍は進化する……!!
  花影流・究極奥義!!虹神龍・百花繚乱!!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

幻王「ぐ…ぐああああああああああああああああ!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!


妖姫(シノ)「………………終わりました……!」

カグヤ姫「やったぁーーーー!!」

タック「や…やったんか……これで……!」
ツキカゲ「僕達の思いが……幻龍に勝ったんだ……!」
ジュキッド「ああ……これで十二神将は全て……」

翁「まだじゃよ」

ジュキッド「……!!」

サスケ「誰だ…!?」

妖姫(シノ)「翁………!怠惰の軍師・翁……!
  幻夢教の幹部であり、全ての十二神将を陰で操っていた黒幕です……!」
タック「何やと……!?」
サスケ「こいつが親玉だったのか……!」

翁「まさか儂の自慢の幻王を斃されてしまうとはな………だがこれで終わりではない」
ジュキッド「それはどういう事だ……」
翁「そのままの意味じゃ 幻王は斃れぬ……何度でも蘇るのじゃ……このようにな!」

 ズシャッ!!

幻王「………………………………」

タック「な……何やと………!?」
ツキカゲ「幻王が……何も無かったように……!」

翁「ホッホッホッホッホッホ!少しは驚いてくれたようじゃな!余興というのはこうでなくてはのう!」

サスケ「余興だと…!?」

翁「余興じゃよ、これまでの戦いは全て!お前達は最初から壇上で遊戯を踊っていたに過ぎない!
  幻王は我が分身!我が力の一つ!故に滅びる事は無いのじゃ!!」


901 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:19

ジュキッド「分身だと……!?」
妖姫(シノ)「幻王に絶対の自信があったのは、そういう……!」
タック「って事は何や…!?神裁だとかいうんはお前のでっち上げやったんか!?他の十二神将も捨て駒やったんか!?」
翁「神になれるなどと自惚れた馬鹿共を体良く利用したまでの事じゃ 奴らは騙されている事も知らずに働いてくれよったわ!
  お陰で、儂が直接動く事も無く計画を遂行する事が出来たわい」
妖姫(シノ)「計画…?」
翁「儂の目的は唯一つ、人々から恐怖のエネルギーを集める事じゃ!
  神裁はあくまで計画を遂行する為の手段!真の目的は神裁によって生まれる不安や恐怖といった感情を集める事だったのじゃ!
  こいつを邪幻斎殿に貢献すれば、これで天下は幻夢教のものじゃ!実に良く出来た計画であろう!」
サスケ「そんなくだらねェ事の為に多くの命が奪われたってのか!!許さねェ!!」
妖姫(シノ)「サスケさん……!」
サスケ「さっきてめェは、幻王を分身だと言ったな……?幻王が分身って事はてめェは本体……
  それならてめェを斃せば幻王も消えるって事だろ、違うか?」
翁「ご明察じゃ しかし、お前達にこの儂が斃せるかの?」
サスケ「じゃあやってみるか……?てめェ如き老いぼれ……」

ワイユー「待て!!」

妖姫(シノ)「ワイユーさん!」

ワイユー「間に合ったか……!見た目に騙されてはならん……!あの『翁』というのは仮の姿……!
  奴は幻術を使い、敵を惑わす妖しの魔物……!真の名は世阿弥!
  分身の幻王より気を付けねばならぬ相手だ!」
ジュキッド「何……!?」

翁「クククククククク……!久し振りだな……!名を何と言ったか忘れたが………確か暗闇斎だったか……?
  あの時は不覚を取り封印されたが、今度はそうは行かん…………………」

 シュルッ……

世阿弥「貴様達全員あの世に送ってやろう……!愚かな虫けら共よ!!」

妖姫(シノ)「………………………!!」


  第佰拾肆話 幻王、第二解放 終


シノ「次回予告です 遂に姿を現した怠惰の軍師・翁改め世阿弥
  世阿弥の幻術に幻王の武力……2人の強さに太刀打ち出来ません……!
  容赦ない攻撃にどう立ち向かう……!?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰拾伍話 ご期待ください」


902 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/16(Tue) 17:19
いつかまた会おうね!光の忍び部隊さん!!

903 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/17(Wed) 08:54

>>902

シノ「私達の活動は、『光』と言える程、輝かしいものに見えましたでしょうか?
  そう思ってくださったのなら嬉しく思います
  法で裁けない者達を裁き、晴らせぬ恨みを晴らす……
  そんな私達を正義と呼ぶ方もいれば悪と呼ぶ方もいるでしょう
  私自身は正義ではないと思っています…ですが、私達が今までやってきた事は間違った事だと思いたくないです
  私達は、その先に平和な未来がある事を信じて戦って来たのですから…
  だから、私達は、闇でもあり光でもあるのかもしれませんね
  …すみません、変な話でしたね
  皆さんとは、いつかまた会えると信じています その再会の日は、案外遠くないのかもしれません
  またどこかで会いましょう それまで、私達の事をどうか忘れないでいてくださいね」

904 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/17(Wed) 11:39
ちょっと早いけど今年の記念祭は参加する?

905 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/17(Wed) 14:04

>>904

シノ「未定です
  ですが、闇の忍び部隊のメンバーで参加する事はありません
  参加出来たとしても、毎日は来られないと思います
  見通しがつきませんのではっきりと分かりませんが、恐らく、一言挨拶するだけになるかと思います

  正直な気持ちを伝えると、記念祭で沢山の方々とお話しするのは楽しくて好きですが、
  同時に疲れてしまっている自分がいるというのも、事実としてあります
  私は自分の気持ちを隠し通すのが苦手ですので、恐らく殆どの方には見抜かれていたんじゃないかと思います
  私はどうも、自分と他とを勝手に比較してしまう癖がありまして、
  私の返事の返し方は他の人と比べてどうだろうとか、他の人達と比べて気の利いた返し方じゃなかったとか、
  皆さんにはそれぞれ、色々な考え方があって、立派なレスポンスの数々を目の当たりにすると、私自身の存在が矮小に思えて来るんです
  私はここにいても良いんだろうか…とか、自分自身の在り方に疑問を持つ事さえありました
  他の人には無い、自分自身にしか無いポジション、スタンスを探し出そうと勝手に気負い出す始末です
  その癖、次々と増えて行く投稿数に付いて来られていない…挙句の果てに返事を返し忘れていたりと明らかに精度の低さが目立っていました
  楽しく気楽にと思っていても、それが全然出来ていない、自分の思うように伸び伸びと出来ていない
  記念祭が終わった後は、いつも反省する事ばかりでした
  気にするなって皆さんは言いますけれど……
  本当はもっと頑張れたかもしれないとか、調子に乗って変な事ばかりしてしまったとか……
  
  ……色々ネガティブな事ばかり言ってしまって申し訳ありません 最低ですよね、こんなの……
  だからと言って嘘を隠し続けるのも白々しい気がして嫌でしたので、思い切って本音を打ち明ける事にしました
  皆さんとは上辺だけの付き合いだったというわけではありませんよ
  お話をして楽しかったという気持ちは本当です
  こんな私に対しても、話を合わせて親しくしてくださった事には感謝しています
  もしまたお邪魔する事があるとしたら、その時はよろしくお願いします」

906 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/18(Thu) 19:27
うーん…でも顔見せだけだとしても
甘味処はやってもいいと思うんだ
メニュー書いておけば、キャラハンや名無しが適当にくつろいだり
話を膨らませてくれるだろうしね

907 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/19(Fri) 15:56

>>906

シノ「先日にも言いましたが、まだ見通しが立たない状態ですので、
  申し訳ありませんが、今すぐに答えは出せません
  参加したいという気持ちは勿論あります
  お会いしたいキャラハンさんも沢山います
  ですが、仮に参加が出来たとしても、去年みたいに毎日行こうという気持ちはありません
  申し訳ありませんが、これも正直な本音です
  暫く考える時間をください
  今は、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜を早く完結したいという気持ちの方が強いです
  時間が掛かってしまい申し訳ありませんが、残り話数も5話程度で終わらせたいという感じです
  もしかしたら少し話数が延びてしまうかもしれませんが、今の所そのように考えています
  あくまで予定で、どうなるかは分かりませんが、長くなりすぎないように気を付けます」

908 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/07/04(Sat) 11:51
書き込むかすごく迷いましたが、書かせていただきます。
このスレ限りでの別れは寂しいけど、
デデデ大王が帰ってくることの嬉しさもあります。
どういう形であっても、シノの意見を尊重させることが大事だと感じました。
最後に、また会える日まで、お会いしましょう!

909 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/07/04(Sat) 12:45
シノの物語=ワンピース型(長く楽しめる反面飽きられやすい弱点もある)
アドレーヌの物語=鬼滅型(短く、しかしスッキリ終わる)

910 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/07/04(Sat) 12:50

>>908

シノ「書き込みありがとうございます
  そう仰っていただけると、陛下もきっと喜んでいると思いますよ
  私自身も、闇の忍び部隊として、活動を続けたいという気持ちもありましたが、
  それよりも、陛下にバトンを返さなきゃという気持ちの方が強くありました
  本当は1年で終わらせる予定だったものが、約6年半にまで及んでしまうとは、
  年月の流れとは、過ごせばあっという間だとつくづく思い知りました
  正直な所、終わらせようか迷いました でも終わらせると決めました
  これは、私自身の1つのけじめです
  これまで、色々な方々に支えられてここまで頑張り続ける事が出来ました
  その事にとても感謝しています
  闇の忍び部隊の皆さんの事も、どうか忘れずにいてください」

911 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/07/19(Sun) 12:32
某アニメの影響で大王様の声が杉田智和で変換される

912 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/07/23(Thu) 18:25


>>909

シノ「すみません 返事が遅くなってしまいました
  確かに、話が長すぎてしまい、結果として飽きられてしまっているのはその通りだと実感しています
  私自身、続けて良いか迷った事も実は何度かありました
  でも、中途半端に終わらせたくなかった気持ちもありました
  色々言われる覚悟はありましたけれど、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜だけは最後まで終わらせようという気持ちでここまでやって来られました
  見ている人はいないかもしれないけれど、面白いと思っている人はいないかもしれないけれど、
  だからと言ってそれで投げ出すのは違うと思ったんです
  最初は1年で終わらせる予定の筈だったものが予定よりずっと長くなってしまって、本当にちゃんと完結させられるのか
  不安に感じる事もありました そこで気持ちが完全に折れていたら、スレッド自体も、もしかしたら辞めていたかも分かりません
  色々ありましたけれど、ここまでやり続ける事が出来て、今は良かったとそう思っています
  またまた長らくお待たせさせてしまって申し訳ありません これは本当に気持ちの問題だと思っています
  ですので、気持ちだけは負けないようにして行きたいと思っています

>>911

シノ「杉田智和さんですか……確かに陛下の声に合うかもしれないですね
  ゲームで陛下の声を担当したのは桜井政博さんでしたけれど、
  杉田智和さんと桜井政博さんって声がどことなく似ている感じがしますよね
  お2人の声、似ていないですか…?もしかして、似ていると思っているの私くらいなのでしょうか……?
  もっとも、ゲームの陛下は、声が加工されているから桜井政博さんのままというわけではないのですが……
  私は、陛下の声は高木渉さんのイメージだったんですけれど、皆さんの陛下の声のイメージはどうなのでしょうか?
  アニメの時と同じで緒方賢一さんなのか、あるいは桜井政博さんか、それとも全く別の声優さんか……
  そうやって色々イメージするのは面白いですよね」

913 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/07/30(Thu) 00:08
>>888
ミ○ーちゃん繋がりで遠藤綾さん(妖怪時計のフミちゃん)とかいいかも>アドレーヌのCV

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