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【星のカービィデデデでプププなものがたり】月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2018/01/17(Wed) 12:51

こんにちは シノです
本日はスレッドに足を運んでいただき、ありがとうございます
皆様に支えられる形で、このスレッドも今年の4月で12周年を迎える予定です
ここまで続ける事が出来たのは、これまで参加してくださったキャラハンの皆さんや名無しさん達の応援のお陰だと思っています
新しいスレッドでも力ある限り頑張り続ける気持ちです
これからも、よろしくお願いします

……それでは簡単にルールを説明します


まず一つ、名無しさんは私達キャラハンに質問を、キャラハンは名無しさん達に返事を返します
キャラハン同士のクロストークは、駄目とは言いませんが、
あくまで名無しさんへの返事を返す事が優先だという事をご理解のうえで行なってください


次に、参加の条件ですが、星のカービィシリーズのキャラクターであれば誰でも自由で構いません
同名のキャラクターが登場する場合、私達の独断でパラレル設定になる事もありますが、ご了承ください
オリジナルキャラクターの登場も許可します その際は設定等をしっかりと書いていただく事をお願いします
出来るだけ星のカービィシリーズの世界観に沿ったキャラクターにしてくださいね
キャラハンをやった事の無い、初心者の方も歓迎します 是非一緒にスレッドを盛り上げて行きましょう


書き込みは、他人に優しい書き込みを心掛けてください
荒らし、中傷、煽り等は禁止です
かく言う私自身が守れているか分かりませんが、相手を不快にさせない書き込みを心掛けてください
どの世界においても、礼儀やマナーは大事です 必ず守ってください
このスレッドは全年齢対象にしたいので、相応しくない表現は控えてください


……ルールは以上です
皆が楽しく利用出来るように、以上のルールをしっかり守ったうえでご参加をお願いします
一緒に頑張って行きましょう
それでは、また会いましょう 新しいスレッドのスタートです


あと、これまでにどんな事があったのか、過去のスレッドも是非ご覧ください
何か参考になる事もあるかと思います URLは、以下の通りです


〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

12代目(2013/10/12(Sat) 04:13 〜 2015/10/12(Mon) 00:03)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=381518798

13代目(2015/10/16(Fri) 00:01 〜 )
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=444921299

879 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/04(Mon) 09:50

暗闇斎「そうか、ツキカゲはもう大丈夫か」
シノ「はい、ツキカゲさんは、以前にも増して頼もしくなりました
  バウンシーさんも、明日から蕎麦屋さんの営業を再開するみたいです
  バウンシーさん…元気になってくれて良かったです」
暗闇斎「まさか本当にツキカゲを改心させる事が出来るとは……シノ、お前も成長したな」
シノ「いえ、私だけの力じゃないです……色々な人の助けがあったから、出来た事です」

 ドンドンドン!!

シノ「……!?」
暗闇斎「こんな時間に誰だ…?」
シノ「私が出ます」

 ガラガラッ

シノ「……!タックさん!!」
暗闇斎「何…!?」

タック「はあ………はあ……………!旦那……!シノ姐はん………!」

暗闇斎「酷い怪我だ……!第二女王殿下!急いで手当してくれ!」
カグヤ姫「分かった!」
シノ「タックさんしっかりしてください!誰にやられたんですか!?」
タック「はあ……はあ……………!げ……幻…王…………!」
シノ「幻王……!?」
タック「シノ姐……気い付けや………奴は………化け物や…………とんでもない強さや…………!
  今までの十二神将なんて………比べモンにならん……………!……奴は………奴は…強すぎる………………!」
シノ「タックさん…………!」
暗闇斎「シノ……まさかその幻王というのは……」
シノ「はい…十二神将にして神獣王という、十二神将の頂点に立つ程の強さを持つ戦士です」
暗闇斎「やはりか………!」



 ―翌朝―


サスケ「何……!?」
ツキカゲ「タックさんがやられたって…本当ですか…!?」
暗闇斎「ああ…昨夜、深い怪我を負ってこちらに訪ねて来た
  相手は十二神将最強の戦士、幻王 タックはそいつにやられたのだ」
ジュキッド「幻王……!?」
暗闇斎「話によれば、幻王は、我々闇の忍び部隊の命を狙っているらしい
  お前達も気を付ける事だ 一人の時は戦わず、すぐに仲間に連絡しろ」
ツキカゲ「それで、タックさんは無事なんですか?」
シノ「幸い、命に別状はありません ただ、完全に回復するには時間が必要です……」
サスケ「その幻王ってのは、今まで戦って来た他の十二神将より強いってのか」
シノ「一度だけ幻王に会った事があります……その強さは私も目にしました
  同じ十二神将の蛇ノ目をたった一撃でいとも簡単に葬っていました
  幻王は、自分以外の十二神将が斃れるまでは手出しをしないと言っていました
  「他の十二神将を全て斃した時、相手をしてやる」と……そう言い残して………」
ジュキッド「つまり、向こうも遂に本気を出して来たって事か」
暗闇斎「良いか、くれぐれも気を付けるのだぞ」
ジュキッド「承知した」



シノ「……これから皆さんどうしますか?」
サスケ「俺はこれから仕事がある 悪いが別行動だ」
ジュキッド「俺も…万が一の事を考え家にいる事にしよう」
ツキカゲ「僕も蕎麦屋の仕事があるから…バウンシーちゃんを1人にするわけにも行きませんし」
シノ「分かりました 皆さん、気を付けてくださいね」
サスケ「ああ」
ジュキッド「承知した」
ツキカゲ「シノさんも気を付けてくださいね」
シノ「ありがとうございます」


880 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/04(Mon) 09:51

暗闇斎「皆、戻って行ったか……」
シノ「はい……これ以上、誰もやられなければ良いですが」
暗闇斎「そうだな…これ以上誰かが欠ければ苦しい戦いになる事は必至だ
  シノ…お前もくれぐれも気を付ける事だ」
シノ「はい…父上も、お気を付けください」



ツキカゲ「………………………」

バウンシー「どうしたのツッキー?そんなに浮かない顔をして」
ツキカゲ「ん……いや…何でも無いんだ……ただ、シノさん達に何かあったらと思って……」
バウンシー「シノさん達なら大丈夫よ!だってシノさん達はこれまでのピンチを何度も潜り抜けて来たんだもん!」
ツキカゲ「……それもそうですね………いざとなれば、僕がこの妖刀・奈落で………」
バウンシー「また、無茶したら駄目だからね」
ツキカゲ「うん……分かってる…………」
バウンシー「ツッキー……」
ツキカゲ「うん…?」
バウンシー「本当に凛々しくなったわね」
ツキカゲ「え……?そ…そうかな……そんな大して変わらないと思うけど……!」
バウンシー「ふふっ……戻って来てくれて、ありがと」
ツキカゲ「何言ってるんだ…お礼を言わなきゃいけないのはこっちの方さ………ずっと待たせて、苦しい思いをさせて、ごめんよ……」
バウンシー「もう…!それは言いっこ無しだって!」



サスケ「………これで今日の分は終わりか……しかし、気になる事が1つある………
  闇の忍び部隊の中で、何故真っ先にタックが狙われた……?
  奴は俺達を1人ずつ狙って来てやがるのか……?だとしたら次に狙うのは…………」

 ズシャッ………ズシャッ………………………

サスケ「……!」

 ズシャッ!

幻王「…………………………」

サスケ「……来やがったか………!てめェだな……タックを襲った幻王って野郎は………!」

幻王「いかにも、俺は幻王 十二神将の一柱…そして、全ての十二神将の頂点に君臨する神獣王だ」

サスケ「次は俺が標的ってワケか………!」

幻王「察しが良いな……では説明は省いても良かろう」

 ビュン!!

サスケ「………っ!!」

 ズオオオオオオオン!!!

サスケ「くっ……!こいつはやべえ………!」

 ビュン!!

幻王「逃げたか……だが、逃がさん」



 ピピピピピピピピピピッ!

シノ「……!サスケさんからです!」
暗闇斎「何!?すぐに出るんだ!」
シノ「サスケさん!シノです!どうしましたか?」

サスケ「幻王だ!幻王が現れやがった!他の連中にも知らせろ!今すぐだ!!」

シノ「分かりました!……サスケさんが幻王と交戦中です…!サスケさんが危ない!」
暗闇斎「よし!皆に知らせよう!」



サスケ「っ…………!」

幻王「さて、追い詰めた………これで逃げ場は無い」

サスケ「ふっ……そいつはどうかな………!」

 ドオオオオオオン!!!

幻王「……煙幕か…………効かぬ」

 ビュン!!

 ザシュッ!!

サスケ「ぐああああっ……!!」

 ビュン!!

幻王「……残像」

サスケ「喰らえ!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!

幻王「無駄だ」

 ビュン!!

 ドガアアアアアアアアアアアアン!!!!

サスケ「チッ……!」

幻王「終わりにしてやる……死ね」

サスケ「くっ…!!」

 ズオオオオオオオオオオオオオッ!!

サスケ「ぐあああああっ!!」

 ドン!!

サスケ「くっ………!!はあ……はあ…………!」

幻王「これで止めだ」

ジュキッド「ぬおおおおおおっ!!波動拳!!!」

 ドオオオオオオオオオオン!!!!

幻王「くっ……」

サスケ「旦那か……!」
ジュキッド「サスケ殿……!大丈夫か!?」
サスケ「辛うじてな………くっ……もう少し遅かったらやられていたかもしれん……!」


881 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/04(Mon) 09:52

幻王「増援か………貴様も闇の忍び部隊だな」

ジュキッド「だったらどうする……?」

幻王「決まっているだろう……我が主、翁からの命により、お前達を排除する」

ジュキッド「やられるのは貴様の方だ!!ぬおおおおおおおおおおっ!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドドド!!

ジュキッド「目覚めよ!!水流の極意!!忍技解醒!!!!
  水術最終奥義!!轟流幻滅水波動拳!!!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

サスケ「…………!」
ジュキッド「さあ………どうだ……………?」

幻王「…………………………」

サスケ「何っ…!?」

ジュキッド「全くの無傷……!」

幻王「この程度で俺に傷を付けられると思ったか、無駄だ」

 ビュン!!

ジュキッド「……………!」

 ザシュッ!!

ジュキッド「ぐ……ぐああ…………!」

サスケ「旦那!!」

ジュキッド「ぐ……………!」

幻王「ほう……まだ斃れぬとは…………では、これで終わりだ」

ジュキッド「………………………!」

ツキカゲ「うおおおおおおおおおお!!雷神剣!!」

 ザンッ!!

幻王「…………………」

シノ「はあああああああああああっ!!花影流・火炎椿!!」

 ドオオオオオオン!!!

幻王「………………………」

ツキカゲ「ジュキッドさん!大丈夫ですか!?」
ジュキッド「ああ……何とかな……………」

シノ「幻王……!」
幻王「また会ったな、娘」
シノ「これ以上、私の仲間達に手出しはさせません……!」
幻王「良いだろう、ではお前が相手になるか?」
ツキカゲ「シノさん……!」
シノ「大丈夫です……ツキカゲさんは、2人を安全な場所へ」
ツキカゲ「分かりました……シノさんも気を付けて……!」

幻王「……では、先ずはお前から始末しよう…………
  十二神獣…辰の宝玉……解放」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

シノ「カグヤちゃん!」

カグヤ姫「うん……!妖精魂魄共鳴奏(フェアリー・スピリット・ユニゾン)!!」

妖姫(シノ)「……………………!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「はああああああああああああああああっ!!」

幻王「……………………」

 ビュン!!

幻王「龍皇幻影衝破斬」

 ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

カグヤ姫『右に回避!!』

妖姫(シノ)「くっ……!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

 ビリビリ……!!

妖姫(シノ)「何て力……!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「………!」

幻王「幻龍神閃砲」

 ギュオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

妖姫(シノ)「くっ………!」

カグヤ姫『こいつ……強い…!一気に決めよう!』

妖姫(シノ)「はい……!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「はあああああああああっ!!!」

幻王「………………」

妖姫(シノ)「花影流奥義・虹龍・百花繚乱!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

幻王「くっ……………」

妖姫(シノ)「そんな………まだ斃れないなんて……!」

幻王「見事だ……この俺に傷を負わせるとは………だがこれからだ………
  ここからが本当の死闘だ……見せてやる………我が真の力を……………
  辰の宝玉・第二解放………」


翁「そこまでじゃ幻王!」

幻王「……………!」

妖姫(シノ)「…………!?」

翁「お前の神獣王としての力はまた後で見せてやると良い
  今日の所はこれで引き上げじゃ」

幻王「はっ……」

 ズシャッ……ズシャッ………ズシャッ……………

妖姫(シノ)「…………………!」


882 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/04(Mon) 09:52

翁「全く……本当ならば闇の忍び部隊を1人ずつ殺す予定じゃったが、計画が狂ってしまったわい 本当に面倒な話じゃ」
妖姫(シノ)「貴方が……十二神将を陰で操っていた全ての黒幕……!」
翁「いかにもその通りじゃ 面倒故一度しか名乗らん よく覚えておけ
  儂の名は翁 幻夢教幹部、怠惰の軍師・翁じゃ」
妖姫(シノ)「幻夢教幹部……怠惰の軍師…翁………」
翁「声に出すのは良い心掛けじゃ さて、ここまで来るのが面倒じゃったが、帰るとするか
  幻王の真の力、見せるのはまた今度じゃ その時が来るのを楽しみにしておれ!
  幻王は強い!お前達が如何なる手段を見せようとも、幻王に勝つ事は不可能じゃ!ホッホッホッホッホッホッホ!!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「………………!」


  第佰拾参話 壮絶!十二神将最強の戦士・幻王 終

シノ「次回予告です 幻王が再びプププランドに現れました
  神獣王の証によって宝玉の第二解放が出来るようになり、幻王は更なる強さを見せつける……
  圧倒的な力に、妖姫の力でさえも太刀打ち出来ません……何か他に方法は………
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰拾肆話 ご期待ください」

883 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/05/15(Fri) 23:24
シノたちの得物(使用武器)はなんなのかな?

884 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/16(Sat) 02:27

シノ「私達の使用武器ですか?前に紹介した事があったと思いますが、
  あまり知られていないみたいですね…改めて紹介しようと思います
  まず、私の武器は『紫能』という名前の妖刀を主に使います
  妖刀・紫能とは意思の疎通が出来て、私の意志で刃と峰を逆に入れ替える事が可能です
  この能力のお陰で臨機応変に障害物は斬り捨て、相手を的確に峰打ちで倒す事が出来るのです
  それ以外にも暗器を使う事もあります

  サスケさんは、花火を武器に使います
  花火を弾薬として使い、竹筒の鉄砲で相手に目掛けて発射します
  死なない程度に、火力は最小限に抑えているみたいです
  最初は壊れやすかったですが、改良を重ねた事で何発撃っても壊れないものだったり
  連射型のものだったり、色々バリエーションが増えました
  それでも2間までしか飛ばないのは変えられないみたいです
  
  タックさんの武器は、色々変わってきましたが、今は疾風剣という剣を使用しています
  疾風剣は、仲間の家宝で、それを譲り受ける形で使う事になりました
  殺傷力が低い分、刀身がとても軽く、小回りが利く為、素早い動きのタックさんとは抜群の相性です
  斬るというよりも、フェンシングのように相手を突いて戦います
  疾風剣の前は、斬鉄剣という武器を使っていましたが、あれはナマクラの刀だったらしく、序盤で破壊されてしまいました
  次にブキセットさんが経営する武器屋さんから武器を盗…もとい借りて使っていました

  ツキカゲさんの武器は手裏剣と『奈落』という名の妖刀です
  手裏剣はツキカゲさんが最も得意とする武器で、命中率は100%
  私も、前回のツキカゲさんとの戦いの時もそうでしたが、ツキカゲさんの手裏剣を見切る事は出来ませんでした
  妖刀・奈落はツキカゲさんの新たな武器として、ツキカゲさんの戦いを支えて来ました
  一時は強さに執着しすぎるあまり、修羅になりかける所でしたが、
  今のツキカゲさんはすっかり憑き物が落ちたように頼もしくなりました

  ジュキッドさんは、武器を使わず体術で戦います
  全身が武器ですので、全く隙が無く、自慢の筋力で相手を追い詰めます
  ジュキッドさんは『地雷矢』という異名がありますが、
  地を雷のように裂き、矢の如く敵陣に突っ込んで行く戦い方からそう呼ばれるようになったらしいです
  
  ワイユーさんは、あまり知られていないかもしれませんがキセルを使って戦います
  ワイユーさんの攻撃前に効果音が鳴りますが、あれはキセルが光る音です
  実は必殺仕事人の簪を回す時のパロディだったのですが……
  ワイユーさんの場合、相手を気絶させる程の強さで力強く殴りつけます

  皆さんそれぞれ個性的な武器を使っています
  改めて知っていただければと思います」

885 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/05/20(Wed) 01:15
ツキカゲまた裏切ってほしい

886 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/20(Wed) 07:58

>>885

ツキカゲ「僕に裏切って欲しい……か
  それは出来ないよ それは色々な人の思いを無駄にする事になる
  もう二度と、僕の大切な人達を悲しませたくないんだ
  色々な事があったけど、過去は過去、今は今
  これからの生き方が過去の清算になるかどうかは分からないけど、
  色々な大切な人達が作ってくれた僕自身の未来を、これから先も歩んで行くよ」
シノ「ツキカゲさん、本当に成長しましたね」
ツキカゲ「そうですか…?僕自身は何も変わっていないと思いますけど……」
タック「ホンマに変わってしもうたな、昔はもっとナヨナヨ〜ってしてたのに
  今のツッキーは何かつまらんわ」
ツキカゲ「タックさんは何も変わっていないですよね」
シノ「そうですね、タックさんはタックさんのままです」
タック「ええかツッキー、ツッキーのいない間、ホンマに大変やったんやさかい、
  二度裏切るような事があったらタダじゃ済まさんで!」

 ドガッ!!

タック「痛い!!」
ジュキッド「お前が言うな」
タック「無言で殴らんでくれまへんか……」

ツキカゲ「やっぱりタックさんは何も変わってないですね」
シノ「タックさんはタックさんのままです」
タック「ボクはもう二度と、このポジションから脱却出来へんのかな……」
ジュキッド「諦めろ、宿命だ」
タック「そんな宿命、嫌やわ」

887 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/05/24(Sun) 15:42
アドレーヌの声優は誰がいいかな?

888 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/24(Sun) 20:09

>>887

シノ「アドレーヌさんの声は、水谷優子さんってイメージが昔からあったんですけど、
  2016年の時に亡くなってしまったんですよね……とてもショックな気持ちになりました…
  もしアニメかゲームかでアドレーヌさんが出て来て、声が付くとしたら水谷優子さん以外考えられなくて、
  他の声優さんだったら誰が良いか全く思いつきません……
  ちなみにですが、メロンさんは沢城みゆきさん、ミントさんは喜多村英梨さんっていうイメージです」
タック「もし声優が付くとしたら誰が良いかって考えるだけでも結構面白いでんな 実現するかはともかくとして
  ちなみにボクは遊佐浩二はんが良えな」
カグヤ姫「台詞も何か意識してるもんね 戦闘中に射殺せとか言っちゃってるし」
シノ「でも私の中でタックさんは笑福亭鶴瓶さんのイメージなんです」
タック「それは却下やで ボクだけギャラがエラい事になるやないでっか」
ジュキッド「良いではないか 仕事料の分け前も、お前だけ他より多めに分捕るしな」
ツキカゲ「最低ですね、タックさん」
タック「誤解や!人聞きの悪い事言わんどいてくれはりますか!?」
シノ「手に入れたお金はすぐに使っちゃうから証拠も残らないんですよね…」
タック「ボクのイメージ、これ以上悪くしないでもらえまっか!?」

889 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/05/26(Tue) 13:00

シノ「このスレッドも、そろそろ終わりが近付いてきましたので、スレッドのこれからについてお話します
  このスレッドが終わり次第、新しいスレッドを作る予定で考えています
  ただ、私達闇の忍び部隊の活動は、このスレッドが終わったらその日を以って終了にします
  スレッドのリーダーは、私からデデデ大王陛下に変わります
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜は、スレッドが終わる前に完結させたかったですが、
  越えてしまっても、新しいスレッド内で投稿を続け必ず完結させます
  私がスレッドのリーダーに選ばれたのは2013年の10月…およそ6年半ですね
  リーダーとして至らない点が多かったですが、皆さんとお話出来た事はとても楽しい時間でした
  これまで長く続いていたデデデでプププなものがたりスレッドを、終わらせてしまう事になると考えた事もありましたが、
  今もこうして続けてこられたのは皆さんの応援あっての事だと思っています 本当にありがとうございました
  また、新しく生まれ変わるデデデでプププなものがたりスレッドを、これからもどうか応援をよろしくお願いします」

890 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/07(Sun) 07:25
おつかれー!

891 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/07(Sun) 09:48

>>890

シノ「ありがとうございます 色々考えて出た答えでした
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜も、ようやく完結出来そうな事も理由の一つでもあるのですが、
  闇の忍び部隊としてスレッドを続けて行く事にも限界を感じていたというのも理由の一つでした
  闇の忍び部隊としての活動を終了させるタイミングは今しかないと思って、皆さんにお知らせした次第です
  名残惜しくもありますが、スレッドが終わるまでは引き続き活動を行ないます
  スレッドの書き込み数も残り少なくなってきましたが、それまでどうかお付き合いください」

892 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/08(Mon) 23:29
もう忍び部隊の面々には会えなくなるのん?

893 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/09(Tue) 01:33

>>892

タック「寂しいけど、今生の別れっちゅうやつやな
  まあ生きていれば、またどっかで会う事もありますやろ!」
ツキカゲ「こうしてまた戻れたのに、スレッドも残り少ないけど、
  皆と過ごした時間は忘れないよ 今まで本当にありがとう」
シノ「元々、闇の忍び部隊の活動は、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜が終わるまでの間という予定でした
  本当なら、1年で終わらせる予定だったものがおよそ6年半になってしまいました
  これは話の投稿が遅い私の所為でもありますが、
  長く時間が掛かった事で、闇の忍び部隊としての活動も長くなり、皆さんに愛されるようになったのであれば、嬉しく思います
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜次回のお話の投稿も、もう暫くお待ちください」

894 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/10(Wed) 17:59
か〜な〜らず デデデはやってくると言うことが現実になりましたね。

895 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/11(Thu) 09:30

>>894

シノ「現実になりそうで良かったと思っています
  元々は陛下が作ったスレッドで、陛下をリーダーとしてずっと続いていました
  陛下が旅に出て、その間のリーダーを私が務める事になりましたが、
  陛下が帰ってくる前にスレッドが終わってしまう事になったらどうしようと考えた事もありました
  私達が長く居続けてしまう事で陛下がずっと戻って来られない状態になったらどうしようとも考えました
  このスレッドが終わる時、私達闇の忍び部隊の活動はこれで終わりです
  次の新しいスレッドから、陛下が戻ってきます
  陛下から預かったバトンを、長い年月を経てようやく陛下にお返しする事が出来て、本当に良かったです
  新しいスレッドになっても、陛下の事をよろしくお願いしますね」

896 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:13

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」



ツキカゲ「シノさん サスケさんとジュキッドさんの傷の手当て終わりました
  2人共大した怪我は無く、大事には至りませんでした」
シノ「ありがとうございます、ツキカゲさん」
ツキカゲ「幻王は…?」
シノ「すみません、逃がしてしまいました……」
ジュキッド「シノ殿でも斃せなかったか……」
サスケ「奴には俺達の攻撃が全く通じなかった……奴は不死身なのか……!?」
シノ「妖姫になった状態の虹龍・百花繚乱ですら、わずかに攻撃が通った程度でした……
  不死身というわけでは無いと思いますが、更に問題があります……」
ツキカゲ「問題…?」
ジュキッド「それはどういう事だ…?」
シノ「幻王には、第二解放があるんです………」
ジュキッド「何……!?」
サスケ「第二解放……だと………!?」
シノ「第二解放こそが幻王の真の力………
  つまり、今の戦いは、全く本気じゃなかったという事です………」
ツキカゲ「という事は……つまり………」
ジュキッド「俺達に勝ち目が無い……という事ではないか………」
サスケ「くそっ……!」
シノ「はい………………残念ですが………私達では……………」


タック「諦めるな!!」

ジュキッド「……!タック…!」
シノ「タックさん……!」

タック「何を諦めてんねん!それでも闇の忍び部隊か!!
  これまで幾度となくピンチを乗り越え勝利してきた闇の忍び部隊が、そんな弱音吐いてどうするんや!!」
ツキカゲ「………………!」
サスケ「……てめェ……そんな分かり切った事を言う為だけにわざわざここに来やがったのか……?
  決まってんだろ……!幻王は斃す…!俺達の手でな!!」
ツキカゲ「サスケさん……」
ジュキッド「そうだ……俺達が諦めるわけにはいかぬ……俺達が諦めれば、それで終わりだ……!
  幻王に勝つ……!何としてもだ………!俺達はずっとそうやって乗り越えてきた………」
シノ「そうでしたね………必ず打つ手はある筈です……!負けるわけには行きません…!
  私達はもう、そういう所まで辿り着いたのですから……!」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰拾肆話 幻王、第二解放


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)
  第佰弐話 憎悪の女神(>>788-791)
  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙(>>794-798)
  第佰肆話 忍者と騎士の決戦(>>809-811)
  第佰伍話 因縁の終幕(>>812-816)
  第佰睦話 追憶、冥府の騎士団の栄光(>>817-820)
  第佰漆話 不屈の騎士、落陽に散る(>>827-831)
  第佰捌話 閉ざされた心、失われた愛(>>850-854)
  第佰玖話 雷親父、再び(>>856-861)
  第佰拾話 対決、月と華 ―開幕―(>>863-865)
  第佰拾壱話 対決、月と華 ―激闘―(>>870-873)
  第佰拾弐話 対決、月と華 ―決着―(>>874-876)
  第佰拾参話 壮絶!十二神将最強の戦士・幻王(>>877-882)


897 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:14

暗闇斎「戦闘シミュレーションプログラム、最高レベルだ
  どうしてもやるというのか……?」
シノ「はい……幻王に勝つ為です……!」
暗闇斎「そうか……だがこれは最高レベルというだけあって最も危険な修行だ
  下手すれば死ぬ事になるぞ」
サスケ「死なんざとうに乗り越えているさ」
ジュキッド「ああ、俺達はこれまで色々な修羅場を潜り抜けてきた」
タック「危険な修行か知らんけど、こいつを乗り越えなきゃ幻王は斃せん!!」
ツキカゲ「僕達の力で…絶対に乗り越えて見せるんだ!」
暗闇斎「そこまで言うなら止めはせん……行くが良い」
シノ「はい……!」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

シノ「行きましょう!!」

一同「応!!」



翁「機は熟した これより最終局面に入る
  即ちこれが最後の神裁じゃ!
  幻王よ、罪人はプププランドに住む者全員じゃ!
  歯向かう者は皆殺し、逃げ惑う者も皆殺し
  全てを殺戮せよ!これが最後の神裁じゃ!」
幻王「御意」
翁「期待しておるぞ我が幻王よ!さあ行け!プププランドを恐怖に追い込むのじゃ!!」



シノ「はあああああああああっ!!」
サスケ「喰らえ!!」
タック「てりゃあああああああ!!」
ツキカゲ「うおおおおおおおおおおっ!!」
ジュキッド「ぬおおおおおおおおお!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

サスケ「……駄目だ…!これでは幻王は斃せない……!」
ツキカゲ「もう一度やりましょう!」
タック「これしきの事で諦めてたまるか!!」

暗闇斎「そこまでだ!!」

シノ「父上……!」

暗闇斎「残念だがそこまでだ………幻王とやらが現れたらしい
  今、プププランドが危ない」

タック「何やて!?」
ジュキッド「急ぐぞ!」



 ドオオオオオオオオオオオオン!!!

住人達「うわあああああああああああああああ!!!」

グランドウィリー警官「慌てるな!!避難場所はこっちだ!!こっちへ逃げろ!!早くしろ!!」

警察「くっ……!大人しくしやがれこの化け物…!!」

 バン!!

幻王「……………………」

 ズシュッ……ズシュッ……………

警察「止まれ!!止まれって言っているんだ!!聞こえないのか!!」
警察「化け物に何を言っても無駄だ!!これでも喰らえ!!」

 ドガアアアアアアアアアアン!!!

警官「よし当たった!!」

幻王「…………………………」

 ズシュッ………

警官「なっ……何で死なないんだよ!!?」

 ビュン!!

 ドスッ!!

警察「ぐはっ…………!」

警察「なっ………!」

幻王「……………………………」

警察「ひいいいいいいいい!!」

グランドウィリー警官「おい馬鹿!!逃げるな!!」
警察「あんな奴の相手はもう無理だ!!俺達なんか一瞬で殺されちまう!!
  それに、俺達の武器が全然効かない!!あんなのどうやって止めろってんだ!!」
グランドウィリー警官「無理でも止めるんだ!!住人達の命が掛かっているんだぞ!!」
警察「分かってる!!分かってるけど…………………………………」
グランドウィリー警官「分かっているけど…どうしたんだ!?黙っていては分からんぞ!」
警察「あ…………………が…………………………」

 ドサッ

グランドウィリー警官「ひいっ…!し…死んだだと………!?はっ…!」

幻王「……………………………」

グランドウィリー警官「ひ…ひいいいいいいい!」

 ズシャッ……ズシャッ…………

グランドウィリー警官「ま……待ちたまえ………!仲間の非礼はお詫びしよう……!だから少し話し合おう……!
  話し合おうじゃないか……!ゆっくりと………!腹を割って……ね…!?
  いや……腹を割るっているのは、そのままの意味じゃなくてね………比喩というか………その……ね…!
  本官の言いたい事、君なら分かるだろう!?」

幻王「……………………………」

グランドウィリー警官「ひいいいいいいいいいいいい!!」

 ヒュバッ!!


898 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:16

シノ「………………………」

幻王「やはり 現れたか…………」

グランドウィリー警官「なっ………何だ………!?」

シノ「ここは私達に任せてください」
グランドウィリー警官「ま…また君達か!聞かせてくれ!君達は一体何者なんだ!?
  プププランドが襲われた事件……これまで何度かあっただろう……!その事件があるといつも君達が現れる!
  一体何の関係だ!?君達も連中の仲間なのか!?」
サスケ「今はそんな話をしている場合じゃねェんだよ!!」
グランドウィリー警官「ひいいっ…!?」
ジュキッド「事情は後でゆっくりと話す……今は住人と共に避難しろ」
グランドウィリー警官「そういうワケにも行かん!本官の立場を分かっているだろう!?本官には街を守る義務がある!
  君達のような素性も分からん奴に街を守らせるワケには……」
サスケ「てめェがいると邪魔なんだよ!!良いからさっさと消えろ!!」
グランドウィリー警官「ひいっ…!」
ツキカゲ「何もそこまで言わなくても…怖がっているじゃないですか」
シノ「警官さんのお気持ちも分かります……ですが、ここは私達に任せてください
  私達は、プププランドの住人達、皆さんの味方です ですから、ここはどうか………」
グランドウィリー警官「………そうかね……だが、本官からすれば君達こそ守るべき人間の1人だ
  危なくなったらすぐに逃げなさい!君達に何かあれば本官が責任を取らなければならないのだからな!」



サスケ「ようやく消えたか……」
タック「じゃあ、遠慮なく殺り合えるっちゅう事やな!」
ジュキッド「お前が殺られるなよ」
タック「分かってますわ!」

幻王「まとめて相手か……良いだろう………俺は他の十二神将とは違う
  俺は十二神将の頂点……幻獣王………その力の差を教えてやろう
  十二神獣、辰の宝玉……解放」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

タック「くっ……!物凄い圧力や……!」
サスケ「怯むな!臆せば一瞬であの世行きだ!」
ジュキッド「これが……神獣王の宝玉開放か………!」
シノ「はい…ですが幻王には第二解放があります……!これが幻王の本気ではありません……!」
タック「つまり、本気を出す前に斃しちまえば良えっちゅう事やな!」
幻王「やってみるが良い……出来るならな」
タック「上等や!!やってやろうやないかい!!」

 ダンッ!!

タック「射殺せ……疾風剣!!」

 ヒュッ!!
 ドオオオオオオオオン!!!

幻王「……………………」

サスケ「隙在りだぜ」

 ドオオオオオオオオオオオン!!!!

幻王「くっ………」

ジュキッド「ぬおおおおおおおっ!!地裂拳!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!

ツキカゲ「光雷斬!!!」

 ザンッ!!

シノ「花影流……!紫暁燕子花!!!」

 ドオオオオオオオオオン!!!!

タック「よしっ!効いてるみたいや!!」
ツキカゲ「修行の成果が出ましたね!」

幻王「あの時と違う………一体、何をした……?」
シノ「軽い準備運動…ですよ」
タック「準備運動って言うにはちと地獄やったさかいな」

幻王「では、俺も本気を見せねばなるまいな…………」

ジュキッド「第二解放…!」
サスケ「させるか!!」

 ドオオオオオオオン!!!

幻王「無駄だ……俺の第二解放を妨げる事は誰にも不可能………
  目醒めよ、神獣王の証………今封印を破る刻………
  罪人共に裁きを……世界に救いを………我に神獣王の力を………!
  辰の宝玉……第二解放………!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

タック「な………何や…………こいつは……!」
ツキカゲ「とんでもない化け物だ……!」
ジュキッド「これが第二解放……!」
サスケ「くそっ……!予想をはるかに上回りやがった……!こいつは規格外だ……!」


899 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:17

幻王「………………………………」

 ズシャッ!!

タック「来る……!」
サスケ「一気に行くぞ!!」
ツキカゲ「やるしかない!!」
ジュキッド「一か八かだ!!」
シノ「皆さん、気を付けてください!」

サスケ「喰らえ!!」
タック「射殺せ!!」
ツキカゲ「光雷斬!!」
ジュキッド「ぬおおおおおおおおお!!」
シノ「花影流……!!」

幻王「無駄だ」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

サスケ「ぐあああああ!!」
タック「うわああああああああ!!」
ツキカゲ「くっ……!」
ジュキッド「ぐおおおっ……!」
シノ「ううっ……!」


サスケ「くっ……!何て強さだ………一振りだけで……」
タック「化け物や……!こんな奴がいるなんて……!」
ジュキッド「くっ……!俺達は…ここまでなのか……!」
ツキカゲ「皆さん……しっかりしてください!ここで諦めたら全部が無駄になる……!
  そんなの……絶対に嫌だ………!」
シノ「はい……私達は、幻王と決着を付ける為にここに来ました……ここで倒れるわけには行きません……!
  諦めるわけにも………だから、ここで決着を付けます!カグヤちゃん!!」
カグヤ姫「了解!」

カグヤ姫「聖なる力よ!!私達に奇跡の祝福を!!今ここに神聖なる光を!!
  妖精魂魄共鳴奏(フェアリー・スピリット・ユニゾン)!!!!」


妖姫(シノ)「幻王……!貴方はここで斃します!」

幻王「来い」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「はああああああああああああっ!!」

 ビュン!!

幻王「幻獣神裁衝破斬」

 ズオオオオオオオオッ!!

カグヤ姫「右に回避!!」

妖姫(シノ)「はい!!」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

タック「凄い破壊力や!!」
ジュキッド「あれをまともに喰らえば肉体すら残らぬかもしれぬ……!」
ツキカゲ「シノさんはあの攻撃を避けたのか……!」
サスケ「あのチビ姫のアシストがあるからな……」


カグヤ姫「今度は左に飛んで!!」
妖姫(シノ)「分かりました!!」

 ダンッ!!

幻王「素早く飛び回ろうとも無駄だ……その不遜な羽……斬り裂いて地に叩き堕としてやる」

 ビュン!!

カグヤ姫「来るよ!!急いで!!」
妖姫(シノ)「はい!!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「花影流……!天風霞草!!」

 ズザアアアアアアアアアッ!!!

幻王「無駄だ」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオオオオオオン!!!

妖姫(シノ)「くっ………!!」

カグヤ姫「しーのん…!一気に決めよう!虹龍・百花繚乱を使って!」
妖姫(シノ)「分かりました…!」

幻王「幻獣神裁衝破斬……!」

妖姫(シノ)「花影流奥義!!虹龍・百花繚乱!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

タック「よっしゃ!!虹龍・百花繚乱や!!いくら化け物と言っても、この一撃は耐えられな………」

幻王「……………………………」

タック「何っ!!?」

サスケ「あいつ…!今の攻撃も効かなかったってのか!?」

ツキカゲ「そんな……!」

ジュキッド「何と言う事だ……!」


幻王「思い知ったか……これが神獣王の力だ
  妖姫(紛い物の神)に、神獣王(真の神)を屈する事は不可能だ」

妖姫(シノ)「くっ………!」

幻王「これで終わりだ……ひれ伏せ………
  神獣剣・天罰神裁罪滅幻龍斬」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

妖姫(シノ)「うああああああああああっ!!」

ツキカゲ「シノさん!!」
タック「シノ姐!!」
ジュキッド「何と言う事だ……!妖姫ですら敵わぬとは……!」
サスケ「くそっ……!こんな事ってあるかよ……!!」

妖姫(シノ)「くっ………!」

幻王「諦めろ……お前達罪人に未来などは無い ここで終わりだ」

ツキカゲ「くそっ…!!」
ジュキッド「ここまでか……!!」

???「諦めるな!!!」

妖姫(シノ)「………!?」


900 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:19

タック「こ…この声は………!」

サスケ「まさか……歴代の暗闇斎か……!!」

火炎の暗闇斎「情けないぞ!お前達の本気はその程度だったのか!!
  俺達は何の為にお前達に巻物を託したというのだ!!」
水流の暗闇斎「決して諦めてはなりません……貴方達の行く先は大きな希望で満ち溢れています」
烈風の暗闇斎「それぞれの思いを形にしてみろ……必ず道は切り拓く」
剛雷の暗闇斎「神と名乗っていても所詮は邪悪なる者 其奴こそ神の紛い物だ
  邪悪なる者であるならば、お前達の忍術で其奴を消し去る事が出来る筈
  全員の力を一つにし、邪悪な魂を消し去るのだ!!」

ツキカゲ「全員の力を……!」
タック「一つに……!」
ジュキッド「よし……やってみるか……!」
サスケ「ああ………」

妖姫(シノ)「皆さん………!」

サスケ「火炎の力!!」
タック「烈風の力!!」
ジュキッド「水流の力!!」
ツキカゲ「剛雷の力!!」

一同「四つの聖なる力を一つに!!」

サスケ「シノ!!こいつを受け取れ!!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「これは……!!」

幻王「無駄だ……神獣王であるこの俺を斃す事など………」

妖姫(シノ)「いいえ……これで終わりにします……!!はああああああああああああっ!!!」

カグヤ姫「皆の思いを一つに!!」

妖姫(シノ)「火炎…烈風…水流…剛雷………!!虹龍は進化する……!!
  花影流・究極奥義!!虹神龍・百花繚乱!!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

幻王「ぐ…ぐああああああああああああああああ!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!


妖姫(シノ)「………………終わりました……!」

カグヤ姫「やったぁーーーー!!」

タック「や…やったんか……これで……!」
ツキカゲ「僕達の思いが……幻龍に勝ったんだ……!」
ジュキッド「ああ……これで十二神将は全て……」

翁「まだじゃよ」

ジュキッド「……!!」

サスケ「誰だ…!?」

妖姫(シノ)「翁………!怠惰の軍師・翁……!
  幻夢教の幹部であり、全ての十二神将を陰で操っていた黒幕です……!」
タック「何やと……!?」
サスケ「こいつが親玉だったのか……!」

翁「まさか儂の自慢の幻王を斃されてしまうとはな………だがこれで終わりではない」
ジュキッド「それはどういう事だ……」
翁「そのままの意味じゃ 幻王は斃れぬ……何度でも蘇るのじゃ……このようにな!」

 ズシャッ!!

幻王「………………………………」

タック「な……何やと………!?」
ツキカゲ「幻王が……何も無かったように……!」

翁「ホッホッホッホッホッホ!少しは驚いてくれたようじゃな!余興というのはこうでなくてはのう!」

サスケ「余興だと…!?」

翁「余興じゃよ、これまでの戦いは全て!お前達は最初から壇上で遊戯を踊っていたに過ぎない!
  幻王は我が分身!我が力の一つ!故に滅びる事は無いのじゃ!!」


901 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/12(Fri) 20:19

ジュキッド「分身だと……!?」
妖姫(シノ)「幻王に絶対の自信があったのは、そういう……!」
タック「って事は何や…!?神裁だとかいうんはお前のでっち上げやったんか!?他の十二神将も捨て駒やったんか!?」
翁「神になれるなどと自惚れた馬鹿共を体良く利用したまでの事じゃ 奴らは騙されている事も知らずに働いてくれよったわ!
  お陰で、儂が直接動く事も無く計画を遂行する事が出来たわい」
妖姫(シノ)「計画…?」
翁「儂の目的は唯一つ、人々から恐怖のエネルギーを集める事じゃ!
  神裁はあくまで計画を遂行する為の手段!真の目的は神裁によって生まれる不安や恐怖といった感情を集める事だったのじゃ!
  こいつを邪幻斎殿に貢献すれば、これで天下は幻夢教のものじゃ!実に良く出来た計画であろう!」
サスケ「そんなくだらねェ事の為に多くの命が奪われたってのか!!許さねェ!!」
妖姫(シノ)「サスケさん……!」
サスケ「さっきてめェは、幻王を分身だと言ったな……?幻王が分身って事はてめェは本体……
  それならてめェを斃せば幻王も消えるって事だろ、違うか?」
翁「ご明察じゃ しかし、お前達にこの儂が斃せるかの?」
サスケ「じゃあやってみるか……?てめェ如き老いぼれ……」

ワイユー「待て!!」

妖姫(シノ)「ワイユーさん!」

ワイユー「間に合ったか……!見た目に騙されてはならん……!あの『翁』というのは仮の姿……!
  奴は幻術を使い、敵を惑わす妖しの魔物……!真の名は世阿弥!
  分身の幻王より気を付けねばならぬ相手だ!」
ジュキッド「何……!?」

翁「クククククククク……!久し振りだな……!名を何と言ったか忘れたが………確か暗闇斎だったか……?
  あの時は不覚を取り封印されたが、今度はそうは行かん…………………」

 シュルッ……

世阿弥「貴様達全員あの世に送ってやろう……!愚かな虫けら共よ!!」

妖姫(シノ)「………………………!!」


  第佰拾肆話 幻王、第二解放 終


シノ「次回予告です 遂に姿を現した怠惰の軍師・翁改め世阿弥
  世阿弥の幻術に幻王の武力……2人の強さに太刀打ち出来ません……!
  容赦ない攻撃にどう立ち向かう……!?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰拾伍話 ご期待ください」


902 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/16(Tue) 17:19
いつかまた会おうね!光の忍び部隊さん!!

903 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/17(Wed) 08:54

>>902

シノ「私達の活動は、『光』と言える程、輝かしいものに見えましたでしょうか?
  そう思ってくださったのなら嬉しく思います
  法で裁けない者達を裁き、晴らせぬ恨みを晴らす……
  そんな私達を正義と呼ぶ方もいれば悪と呼ぶ方もいるでしょう
  私自身は正義ではないと思っています…ですが、私達が今までやってきた事は間違った事だと思いたくないです
  私達は、その先に平和な未来がある事を信じて戦って来たのですから…
  だから、私達は、闇でもあり光でもあるのかもしれませんね
  …すみません、変な話でしたね
  皆さんとは、いつかまた会えると信じています その再会の日は、案外遠くないのかもしれません
  またどこかで会いましょう それまで、私達の事をどうか忘れないでいてくださいね」

904 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/17(Wed) 11:39
ちょっと早いけど今年の記念祭は参加する?

905 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/17(Wed) 14:04

>>904

シノ「未定です
  ですが、闇の忍び部隊のメンバーで参加する事はありません
  参加出来たとしても、毎日は来られないと思います
  見通しがつきませんのではっきりと分かりませんが、恐らく、一言挨拶するだけになるかと思います

  正直な気持ちを伝えると、記念祭で沢山の方々とお話しするのは楽しくて好きですが、
  同時に疲れてしまっている自分がいるというのも、事実としてあります
  私は自分の気持ちを隠し通すのが苦手ですので、恐らく殆どの方には見抜かれていたんじゃないかと思います
  私はどうも、自分と他とを勝手に比較してしまう癖がありまして、
  私の返事の返し方は他の人と比べてどうだろうとか、他の人達と比べて気の利いた返し方じゃなかったとか、
  皆さんにはそれぞれ、色々な考え方があって、立派なレスポンスの数々を目の当たりにすると、私自身の存在が矮小に思えて来るんです
  私はここにいても良いんだろうか…とか、自分自身の在り方に疑問を持つ事さえありました
  他の人には無い、自分自身にしか無いポジション、スタンスを探し出そうと勝手に気負い出す始末です
  その癖、次々と増えて行く投稿数に付いて来られていない…挙句の果てに返事を返し忘れていたりと明らかに精度の低さが目立っていました
  楽しく気楽にと思っていても、それが全然出来ていない、自分の思うように伸び伸びと出来ていない
  記念祭が終わった後は、いつも反省する事ばかりでした
  気にするなって皆さんは言いますけれど……
  本当はもっと頑張れたかもしれないとか、調子に乗って変な事ばかりしてしまったとか……
  
  ……色々ネガティブな事ばかり言ってしまって申し訳ありません 最低ですよね、こんなの……
  だからと言って嘘を隠し続けるのも白々しい気がして嫌でしたので、思い切って本音を打ち明ける事にしました
  皆さんとは上辺だけの付き合いだったというわけではありませんよ
  お話をして楽しかったという気持ちは本当です
  こんな私に対しても、話を合わせて親しくしてくださった事には感謝しています
  もしまたお邪魔する事があるとしたら、その時はよろしくお願いします」

906 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/06/18(Thu) 19:27
うーん…でも顔見せだけだとしても
甘味処はやってもいいと思うんだ
メニュー書いておけば、キャラハンや名無しが適当にくつろいだり
話を膨らませてくれるだろうしね

907 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/06/19(Fri) 15:56

>>906

シノ「先日にも言いましたが、まだ見通しが立たない状態ですので、
  申し訳ありませんが、今すぐに答えは出せません
  参加したいという気持ちは勿論あります
  お会いしたいキャラハンさんも沢山います
  ですが、仮に参加が出来たとしても、去年みたいに毎日行こうという気持ちはありません
  申し訳ありませんが、これも正直な本音です
  暫く考える時間をください
  今は、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜を早く完結したいという気持ちの方が強いです
  時間が掛かってしまい申し訳ありませんが、残り話数も5話程度で終わらせたいという感じです
  もしかしたら少し話数が延びてしまうかもしれませんが、今の所そのように考えています
  あくまで予定で、どうなるかは分かりませんが、長くなりすぎないように気を付けます」

908 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/07/04(Sat) 11:51
書き込むかすごく迷いましたが、書かせていただきます。
このスレ限りでの別れは寂しいけど、
デデデ大王が帰ってくることの嬉しさもあります。
どういう形であっても、シノの意見を尊重させることが大事だと感じました。
最後に、また会える日まで、お会いしましょう!

909 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/07/04(Sat) 12:45
シノの物語=ワンピース型(長く楽しめる反面飽きられやすい弱点もある)
アドレーヌの物語=鬼滅型(短く、しかしスッキリ終わる)

910 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/07/04(Sat) 12:50

>>908

シノ「書き込みありがとうございます
  そう仰っていただけると、陛下もきっと喜んでいると思いますよ
  私自身も、闇の忍び部隊として、活動を続けたいという気持ちもありましたが、
  それよりも、陛下にバトンを返さなきゃという気持ちの方が強くありました
  本当は1年で終わらせる予定だったものが、約6年半にまで及んでしまうとは、
  年月の流れとは、過ごせばあっという間だとつくづく思い知りました
  正直な所、終わらせようか迷いました でも終わらせると決めました
  これは、私自身の1つのけじめです
  これまで、色々な方々に支えられてここまで頑張り続ける事が出来ました
  その事にとても感謝しています
  闇の忍び部隊の皆さんの事も、どうか忘れずにいてください」

911 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/07/19(Sun) 12:32
某アニメの影響で大王様の声が杉田智和で変換される

912 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/07/23(Thu) 18:25


>>909

シノ「すみません 返事が遅くなってしまいました
  確かに、話が長すぎてしまい、結果として飽きられてしまっているのはその通りだと実感しています
  私自身、続けて良いか迷った事も実は何度かありました
  でも、中途半端に終わらせたくなかった気持ちもありました
  色々言われる覚悟はありましたけれど、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜だけは最後まで終わらせようという気持ちでここまでやって来られました
  見ている人はいないかもしれないけれど、面白いと思っている人はいないかもしれないけれど、
  だからと言ってそれで投げ出すのは違うと思ったんです
  最初は1年で終わらせる予定の筈だったものが予定よりずっと長くなってしまって、本当にちゃんと完結させられるのか
  不安に感じる事もありました そこで気持ちが完全に折れていたら、スレッド自体も、もしかしたら辞めていたかも分かりません
  色々ありましたけれど、ここまでやり続ける事が出来て、今は良かったとそう思っています
  またまた長らくお待たせさせてしまって申し訳ありません これは本当に気持ちの問題だと思っています
  ですので、気持ちだけは負けないようにして行きたいと思っています

>>911

シノ「杉田智和さんですか……確かに陛下の声に合うかもしれないですね
  ゲームで陛下の声を担当したのは桜井政博さんでしたけれど、
  杉田智和さんと桜井政博さんって声がどことなく似ている感じがしますよね
  お2人の声、似ていないですか…?もしかして、似ていると思っているの私くらいなのでしょうか……?
  もっとも、ゲームの陛下は、声が加工されているから桜井政博さんのままというわけではないのですが……
  私は、陛下の声は高木渉さんのイメージだったんですけれど、皆さんの陛下の声のイメージはどうなのでしょうか?
  アニメの時と同じで緒方賢一さんなのか、あるいは桜井政博さんか、それとも全く別の声優さんか……
  そうやって色々イメージするのは面白いですよね」

913 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/07/30(Thu) 00:08
>>888
ミ○ーちゃん繋がりで遠藤綾さん(妖怪時計のフミちゃん)とかいいかも>アドレーヌのCV

914 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/07/31(Fri) 02:37
闇の忍び部隊は10ちゃっとのレジェンドだよ

915 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/14(Fri) 16:57

>>913

シノ「妖怪ウォッチの女主人公ですね
  遠藤綾さんって、個人的にらき☆すたの高良みゆきさんの声のイメージだったから、
  こういうキャラクターも出来るんだってちょっと驚きました
  いえ、すみません…決して過小評価をしていたわけではありません
  声優さんって、声の使い分けが上手くてどんなキャラクターでも自在に演技出来るのが凄いですよね
  中には同一人物とは思えないような声の使い方をする方もいますし、
  一体どんな訓練を積み重ねれば、あのような芸当が出来るのでしょうか…
  忍びは、変装する際に、正体がばれないように声を使い分けますけれど、
  もしかして、その中に忍びの末裔がいたりするのかも……それは無いでしょうか…?

>>914

シノ「レジェンドと呼ばれるのは嬉しいですが、恐れ多い気持ちです
  レジェンドと呼ぶなら、陛下の方がそれに相応しいですよ
  陛下がスレッド立ち上げたばかりの頃は人気が高く、一瞬でスレッドが終わってしまったぐらいでしたし
  私達の力じゃ、あの時のようにはなりませんでしたから、改めて陛下の凄さには驚きます
  陛下が戻ってきたら、また凄い事になるんじゃないでしょうか?
  もしかしたら、また新しい伝説が誕生するのかも……楽しみですね」

916 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/15(Sat) 12:47

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」




ワイユー「見た目に騙されてはならん……!あの『翁』というのは仮の姿……!
  奴は幻術を使い、敵を惑わす妖しの魔物……!真の名は世阿弥!
  分身の幻王より気を付けねばならぬ相手だ!」

翁「クククククククク……!久し振りだな……!名を何と言ったか忘れたが………確か暗闇斎だったか……?
  あの時は不覚を取り封印されたが、今度はそうは行かん…………………」

 シュルッ……

世阿弥「貴様達全員あの世に送ってやろう……!愚かな虫けら共よ!!」





 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰拾伍話 怠惰の軍師、恐るべき策略


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)
  第佰弐話 憎悪の女神(>>788-791)
  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙(>>794-798)
  第佰肆話 忍者と騎士の決戦(>>809-811)
  第佰伍話 因縁の終幕(>>812-816)
  第佰睦話 追憶、冥府の騎士団の栄光(>>817-820)
  第佰漆話 不屈の騎士、落陽に散る(>>827-831)
  第佰捌話 閉ざされた心、失われた愛(>>850-854)
  第佰玖話 雷親父、再び(>>856-861)
  第佰拾話 対決、月と華 ―開幕―(>>863-865)
  第佰拾壱話 対決、月と華 ―激闘―(>>870-873)
  第佰拾弐話 対決、月と華 ―決着―(>>874-876)
  第佰拾参話 壮絶!十二神将最強の戦士・幻王(>>877-882)
  第佰拾肆話 幻王、第二解放(>>896-901)


917 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/15(Sat) 12:48

妖姫(シノ)「………………………!!」

ツキカゲ「姿が……変わった………!」
タック「あれが奴の本当の姿か……!何っちゅうか………こう………」


タック「………整った顔立ちでんな」

一同「………………………………」


ジュキッド「タック……まさかお前にそういう趣味が」
タック「ちゃうわ!!何や今の一瞬の間は!?」
サスケ「この状況でふざけんのも大概にしろ!」
ツキカゲ「そうですよ!タックさんが変な事言うからシリアスな雰囲気が台無しですよ!」
タック「揃いも揃ってボクの所為にしないでおくれや!」

世阿弥「戯れ言は済んだか?」

タック「…………………!」

ジュキッド「初代殿……何故奴は老人の姿に化けていたのだ?」
ワイユー「奴が司るのは『怠惰』
  奴は怠惰のイメージとして老人の姿を選んだのだ
  世阿弥は自らが動く事を嫌い、面倒な事や仕事は全て部下に任せているのだ
  上に立つ者が動かぬ代わりに部下がに労働を強いる……それが奴の怠惰としての在り方でござる」
サスケ「何て奴だ……」
世阿弥「何か可笑しな事でもあるか?部下とはその為にあるものだろう 
  部下とは将棋の駒のようなモノだ 優秀な駒を上手く操り、役に立たぬ駒は道具として切り捨てる
  駒を有効に扱ってこそ真の支配者
  私は十二神将の支配者……即ち神なのだ」
タック「何が神や!お前みたいな奴に神を名乗る資格なんて無いわ!」

世阿弥「では、そこの娘に問おう……貴様がこいつらの支配者だろう?
  貴様にとって、そこにいる部下共は何だ?自分の代わりに動いてくれる優秀な駒か?使い捨ての道具か?それとも……」
妖姫(シノ)「どれも違います……私に部下はいません
  そこにいる彼らは、私が心から信頼する掛け替えの無い仲間です」
タック「シノ姐……!」
世阿弥「これは異な事を……支配する立場でありながら、自ら支配する事を放棄するか」
サスケ「そういう事を言ってんじゃねェよ!てめェには一生分からねェだろうな!」
世阿弥「それは結構……私も余計な事を知るつもりは無い……時間の無駄だからな」
サスケ「ほざけ!!」
ワイユー「気を付けろ……世阿弥は強い……舐めて掛かると奴の術中に嵌まって終わりだ」

タック「へっ…そんなん奴が術を使う前に斃せば良えっちゅうこっちゃろ!先手必勝や!!」
ワイユー「よせ!!」

世阿弥「ふっ……」

 ドオオオオオオオオン!!!

タック「何っ……!」
幻王「……………………」

ジュキッド「そうか……奴には分身…幻王がいる……!」
ワイユー「それだけではない……!」

幻王「貴様に、真に戦うべき相手を教えてやろう……!」

タック「な……に…………!」

幻王「さあ、後ろを見ろ」
タック「何……?はっ………!」

牙羅「ケケケケケケケッ……久し振りだな、裏切者!」

タック「…………………!」

サスケ「どうしちまったんだ、あいつ……!?」
ジュキッド「こっちを見て動きが止まったぞ……?」
ワイユー「まさか………!」


亜鐘「夜叉丸……貴様は我々の同志だ
  我々は死に、貴様だけが生き延びているとは如何なものか」
剛魔「オ前…オデ達…仲間……一緒…地獄……堕チル………!」

鏡花「心配要りませんよ すぐに終わります
  私達が貴方に引導を渡して、それでお仕舞です
  さあ、怖がる事はありません 私達と共に参りましょう 夜叉丸」

タック「ああああああああああああああああああ!!!!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「落ち着いてください!何があったんですか!?」

タック「消えろ!!消えろ亡霊!!」

サスケ「何言ってんだ、こいつ!?」
ジュキッド「俺達に斬り掛かって来るなど……まさか裏切ったのか…!?」
ワイユー「違う!これこそが世阿弥の術なのだ!」
ツキカゲ「術……!?」
ワイユー「奴は、相手の心を読み取り、相手の心に宿る闇を呼び起こす事が出来る……!
  その術に嵌まれば最後、あらゆるものが敵に見えてしまうのだ……!」
ジュキッド「という事は、今のタックは幻覚によって我々が敵に見えているのか……!?」
ワイユー「そういう事でござる」
サスケ「何だと……!?」


918 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/15(Sat) 12:49

タック「うおおおおおおおおお!!消えろーーーー!!とっとと消えんかい!!」
ジュキッド「落ち着けタック!俺だ!俺の声が分からんのか!?」
ワイユー「無駄でござる!味方の声でさえも敵の声として認識してしまうのだ!
  術を解くには、世阿弥を叩くより他に無い!!」
世阿弥「やってみろ……やれるのならな!」
ワイユー「うおおおおおおおおおお!!」

 ドン!!

ジュキッド「初代殿…!!」

 シュッ!!

ワイユー「忍法!!岩石槍刃!!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

 ビュオオオオッ!!

世阿弥「幻王!!」

幻王「…………………」

 ビュン!!

 ドゴオオオオオオオ!!

 ビュン!!

ワイユー「うおおおおおおおおっ!!」

 キュピーン!!

世阿弥「無駄だ!」

 ドオオオオオオオオオン!!


ワイユー「くっ………避けられたか……!術で幻王を引き付け、その隙に世阿弥を叩く手筈だったが……」

世阿弥「その程度の動き、読めぬとでも思ったか?浅はかな考えだ」


ワイユー「己………!」
ジュキッド「それより初代殿……力を失っていたのでは無かったのか……!?」
ワイユー「ああ、失った……だが、お主達が十二神将と戦っていた間、密かに修行を積み重ねていたのだ
  今では全盛期の半分程の力を取り戻したでござる」
ジュキッド「今のが全盛期の半分……!?」
サスケ「全盛期の頃はどんだけの化け物だったんだ…!?」
ワイユー「今はもう禁術は使えぬ……だが、全盛期の半分の力でも充分に戦える…お主達がいるからな!」
ジュキッド「初代殿……!」

世阿弥「それを聞いて安心した……私が危惧していたのは貴様の超忍術だったからな
  それが使えないと云うなら恐れるモノは無い 超忍術が使えぬ貴様など、有象無象の1つに過ぎん」
ワイユー「ふん…!貴様のその油断する癖は昔のままだな!そのお陰で以前の拙者は貴様を斃す事が出来たのだがな!」
世阿弥「今度はそう上手くは行かぬ…一度敗れた相手に二度も敗れるなど軍師にあるまじき事……!貴様の対策は充分に行なっている!!」
ワイユー「何っ…!?」

 ビュン!!

世阿弥「光縄輪縛!!」

 ドンッ!!

ジュキッド「初代殿!!」

ワイユー「くっ……!しまった………!!」

世阿弥「貴様にも見せてやろう……!心の内に眠る悪夢を!!」

ワイユー「ぐ…ぐあああああああああ!!」

妖姫(シノ)「ワイユーさん!!」

ワイユー「ぐあああああああああああ!!…と見せかけて……とうっ!!」

 バリィィィィィイイイイン!!!

世阿弥「何っ……!?」

ワイユー「ぬおおおおおおおおおおっ!!!」

 ドオオオオオオオオオオン!!!

ワイユー「……またも外したか………!」

 ビュン!!

世阿弥「……馬鹿な…私の幻術が効かなかっただと……!?」

ワイユー「拙者にそのようなまやかしは通用しない!」

世阿弥「そうか……なら使う相手を選ぶべきだったな」

 ビュン!!

ワイユー「何っ…!?」

 ビュン!!

サスケ「………!!」

ツキカゲ「サスケさん!!」

世阿弥「仲間同士、互いに傷つけ合い…そして死ね!!」

サスケ「……………………!!」

ジュキッド「サスケ殿…!!」

ワイユー「大丈夫か!?しっかりしろ!」

サスケ「……………!」

ハンゾウ「ようドラ息子……少しは腕が上がったか……?上等だ、俺を殺してみろ!
  出来なければ……俺がてめェを殺す!!」

サスケ「親父……!!うおおおおおおおおおおおおお!!!」

ワイユー「待て…!!」

 ドオオオオオオオオオオオン!!!

ワイユー「くっ……!!」

919 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/15(Sat) 12:53

世阿弥「はははははははははは!!これは滑稽!娘、改めて問おう 貴様の云う仲間とは何だ?
  仲間と云うのは、幻覚を見せればこうもあっさりと他の仲間を傷つけるのか?
  所詮、仲間など戯れ言 綺麗事に過ぎんのだ 現実とは、そういうモノだ」
妖姫(シノ)「はああああああああああああっ!!」
世阿弥「……ふん」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「…………!」
世阿弥「おっと…これ以上力を使い続けると、貴様はともかく、内に宿る妖精が限界を迎えているぞ」
妖姫(シノ)「え………!?」

カグヤ姫『……い…………お願い……しーのん……もう…駄目………!』

妖姫(シノ)「カグヤちゃん……!」


カグヤ姫「はあ………はあ………………」
シノ「カグヤちゃん……!ごめんなさい…私、また…カグヤちゃんの声が聞こえませんでした……!」

世阿弥「これでは、妖姫に化ける事は難しいなあ……さあどうする?
  お前の仲間は既に2人幻覚に狂い、碌に戦う事もままならず明らかに形勢不利……絶体絶命だ
  さあどうする?はははははははははははは!!」

ツキカゲ「畜生……!!」
ジュキッド「この状況だけでも厄介だというのに、相手には更に幻王がいる……!」
ワイユー「己………!世阿弥…………!」
シノ「負けません……」
ツキカゲ「シノさん……!?」
シノ「諦めてはいけません……!妖姫になれなくとも、私は戦えます……!」
ジュキッド「シノ殿……!そうだ、シノ殿の言う通りだ……どんなに不利な状況でも、力を合わせて乗り越えて来た……!
  今までと同じ事をすれば良いのだ!俺達は決して闇に敗れる事は無い!!」
ツキカゲ「皆のお陰で、僕は僕自身を取り戻す事が出来たんだ……!今度は僕が皆の為に頑張る番だ!!」
ワイユー「世阿弥!!何年経とうとも、拙者達が貴様らに負ける事は有り得ない!!」

世阿弥「……ふん、悪あがきか………では教えてやろう
  この圧倒的な力で、どう足掻いても乗り越えられぬ現実をな!!」


  第佰拾伍話 怠惰の軍師、恐るべき策略 終

シノ「次回予告です ツキカゲさん、ジュキッドさん、ワイユーさん、そして私の4人で世阿弥に挑みます
  しかし、サスケさん、タックさん、幻王の攻撃の前に為す術無く次第に世阿弥に追い詰められてしまいます
  本当にこのまま、私達に勝ち目は無いのでしょうか……?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰拾陸話 ご期待ください」


920 名前:Girl3 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/17(Mon) 00:19

ミント「お前ら元気だったかー!?あたしらは超ウルトラハイパー元気ーー!
  Girl3略してG3のミント様だぜーーー!!よろしくーーー!!」
メロン「いつになくハイテンションね 何?変なモノでも食った?」
ミント「ちげーよ!最初の挨拶は大事だろ?そう思っただけだよ」
メロン「面倒だからそういう事にしておくわ
  本当は、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜の次の話が出来ていて、
  次の書き込みを待って返事を返してから次の話を投稿するって考えだったんだけど、
  待てど暮らせど書き込みが来ないから、このまま暫く待っても書き込みが無ければGirl3のコーナーを入れようって話になって、
  こうして私達が呼ばれたのよね」
ミント「書き込みを待たないで次の話を投稿してしまうって考えは無かったの?」
メロン「そうしようとも思ったそうだけど、連投になると前回の話と次の話がくっついてややこしくなるから、
  そうならないように話と話の間に何か挟みたかったらしいわ」
ミント「それで急遽コーナーを作る事にしたのか……」

メロン「このコーナーでは、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜の裏話のあれこれを
  暴露して行きたいなと思っているコーナーです
  というわけで、今回のテーマは」
ミント「シノのお決まりの名乗り口上シーン、実はそんなに多くない説!…って何これ?」
メロン「話の中で敵と対峙する1番盛り上がる所で、必ず名乗りを上げるでしょ?
  参考の為にちょっとVTRをスタート」

 シノ(VTR)『悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業!闇の忍び部隊隊長シノ、見参!!』

メロン「はいストップ そうこれよこれ この場面
  何度見ても凛々しい表情で良いわよねこれ」
ミント「ああーこれかー確かにな、名乗りって大事だもんな
  「通りすがりの仮面ライダーだ!」とか「さあ、お前の罪を数えろ!」とか
  物語のクライマックスにこういう決め台詞があれば、引き締まる感じするよな!」
メロン「実はこの名乗り口上のシーン、そこまで多くないって説があるのよ」
ミント「本当に?結構沢山名乗っているイメージあったけどなあ」
メロン「その説が本当なのかどうか、それを検証するのが今回のテーマよ」
ミント「成程……」

メロン「では、実際に検証してみましょう
  検証は第壱話から 早速後半に戦闘のシーンがあったわね
  この時に名乗りは上げていたけれど、「闇の忍び部隊、シノ、ここに見参!」とシンプルにまとまった名乗りで、
  まだ「悪鬼彷徨う…」という口上は無し
  この台詞が初めて出て来たのは第参話 思っていたより意外と早かったのよね もうちょっと後かと思ったけど
  その後、このフレーズを気に入ったのか第睦話、拾話、拾肆話、拾伍話、弐拾話で使用
  ここから暫くの間、名乗りを上げるシーンが無くなり、次にお決まりの名乗り口上を使ったのが肆拾参話
  結構間が空いていたのよね
  ちなみに期間というと、弐拾話の投稿日が2014年の9月16日で、肆拾参話の投稿日が2017年9月27日
  何とおよそ3年間使っていなかったのよね 最初は何があったのかと目を疑ったわ」


921 名前:Girl3 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/17(Mon) 00:20

メロン「その後は思い出したかのように肆拾伍話、伍拾壱話で使用
  伍拾参話で花影流の技を忘却し、修行で別行動になった為、シノは暫く登場せず
  次に名乗り口上を使ったのは、漆拾話 シノが完全復活した話ね 復活して早々、お決まりの台詞を放ったわ
  余談だけど、この辺りの話が個人的にナンバー1だったと思っているわ
  冒険物だったり幻影五人衆や幻夢四天王といった強敵の登場だったりと、この時は少年漫画していた感があったわね

  漆拾玖話で冒頭ナレーションが変わり、ナレーションでも「悪鬼彷徨う…」の名乗り口上が出て来るように
  ちなみに、この冒頭のナレーションの名乗りはノーカウントにするわ

  ナレーションでは沢山使うけれど、本編ではあまり使用せず、次に使用したのは玖拾弐話 更に期間が空いていたのね
  その後は玖拾肆話、玖拾睦話、佰話 これで以上

  本編だけで使った回数は合計12回 番外編とか色々含めるともう少し増えるけど、現在115話もある中で使ったのはたったの12回だけ
  というわけで、『シノのお決まりの名乗り口上シーン、実はそんなに多くない説』は本当であるという事が実証されたわ
  少ないとは思っていたけど、思っていたより少なくて驚いたわ 予想は20回くらいだと思ったんだけど」
ミント「そうかー……あたしはもっと沢山使っているイメージだったんだけどなあ……
  意外と少なくてびっくりだ……っていうか、何で今更そんな検証を?」
メロン「書き込みを待っている間の暇つぶし感覚だったのよ 意味は特に無いと知りながらもね」
ミント「なんか……虚しくなるなあ………」

ミント「というわけで!月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰拾睦話は!!」
メロン「17日中に投稿予定よ 震えて待て」

922 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/17(Mon) 12:48

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」




世阿弥「さあどうする?お前の仲間は既に2人幻覚に狂い、碌に戦う事もままならず明らかに形勢不利……絶体絶命だ
  さあどうする?はははははははははははは!!」


シノ「諦めてはいけません……!妖姫になれなくとも、私は戦えます……!」
ジュキッド「そうだ……どんなに不利な状況でも、力を合わせて乗り越えて来た……!俺達は決して闇に敗れる事は無い!!」
ツキカゲ「皆のお陰で、僕は僕自身を取り戻す事が出来たんだ……!今度は僕が皆の為に頑張る番だ!!」
ワイユー「世阿弥!!何年経とうとも、拙者達が貴様らに負ける事は有り得ない!!」

世阿弥「……ふん、悪あがきか………では教えてやろう
  この圧倒的な力で、どう足掻いても乗り越えられぬ現実をな!!」




 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰拾睦話 決着、逆転の奇跡


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
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  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)
  第佰弐話 憎悪の女神(>>788-791)
  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙(>>794-798)
  第佰肆話 忍者と騎士の決戦(>>809-811)
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  第佰睦話 追憶、冥府の騎士団の栄光(>>817-820)
  第佰漆話 不屈の騎士、落陽に散る(>>827-831)
  第佰捌話 閉ざされた心、失われた愛(>>850-854)
  第佰玖話 雷親父、再び(>>856-861)
  第佰拾話 対決、月と華 ―開幕―(>>863-865)
  第佰拾壱話 対決、月と華 ―激闘―(>>870-873)
  第佰拾弐話 対決、月と華 ―決着―(>>874-876)
  第佰拾参話 壮絶!十二神将最強の戦士・幻王(>>877-882)
  第佰拾肆話 幻王、第二解放(>>896-901)
  第佰拾伍話 怠惰の軍師、恐るべき策略(>>916-919)


923 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/17(Mon) 12:49

シノ「はあああああああああっ!!」

世阿弥「……幻王!」

 ドオオオオオオオン!!!

幻王「………………」

シノ「はああああああああああ!!」
幻王「……………………」

 ドオオオオオオオオオン!!!

ジュキッド「ぬおおおおおおおおおおお!!」

世阿弥「……………」

タック「うおおおおおおおおおお!!」

ジュキッド「タック!?」

 ビュン!!

ジュキッド「くっ……!!」

タック「射殺せ……!」

ジュキッド「よせ!やめろタック!」


サスケ「死ね親父ーーーーーー!!!」

 ドオオオオオオオオオン!!!

ワイユー「くっ……!!己…世阿弥!!」


世阿弥「ふははははははははは!!どうだ?私には指一本も触れられまいだろう!」

ツキカゲ「うおおおおおおおおおおおおおっ!!」

シノ「ツキカゲさん!」

ジュキッド「そうか…!奇しくも4対4…!我々が3人の足止めをすれば、坊やが世阿弥を攻撃する事が出来る…!」
ワイユー「しかし……!」

世阿弥「ふん……光縄輪縛!!」

ツキカゲ「ぐあああっ!!」

シノ「ツキカゲさん…!!」
ジュキッド「くっ…!何て事だ…!このままでは坊やが……!」
ワイユー「最早、万事休すか………!」

世阿弥「さあ、見せてみろ……貴様の闇を!」

ツキカゲ「くっ…!うわあああああああああ!!」

???『そうはさせぬ!!』

世阿弥「何っ…!?ぐあああっ!!」

ツキカゲ「なっ……どうしたんだ……?これは…!宝玉が光っている…!」

世阿弥「己……!これは紫雷か……!あの女め……死して尚、私の邪魔を……!!」


紫雷『ツキカゲ、油断するな 私がサポートする』

ツキカゲ「紫雷さん……!」

文左衛門『拙者を忘れては困る……少年、拙者も助太刀致すぞ』

ツキカゲ「文左衛門さんも……ありがとうございます!」


ジュキッド「何だ……?坊やに何かあったのか……?」
シノ「分かりません……ですがこれは……」
ワイユー「少年に世阿弥の幻術が通用しなかった……勝機はあるぞ!」


世阿弥「くっ……!文左衛門だと……!?まさか奴も肩入れしていたと云うのか……!?」

ツキカゲ「行くぞ世阿弥!!」

世阿弥「調子に乗るな餓鬼の分際で!!幻王!!」

ツキカゲ「何っ……!?」

 ズオオオオオオオオオオオッ!!

ツキカゲ「う…うわああああああっ!?」

幻王「………………」


シノ「そんな……!幻王がもう1体…!?」

世阿弥「不覚を取ったな……!幻王は何体でも作り出す事が出来る!
  数を増やす分、攻撃力は落ちるが、それでも貴様らを斃す程の力は充分にある!」

ツキカゲ「くそっ……!」

世阿弥「力尽きるまで遊ぶが良い 私は文字通り高みの見物でもするとしよう ふははははははははは!!」

ジュキッド「己……!舐めた真似を……!」

タック「疾風剣!!」

 ザシュッ!!

ジュキッド「くっ……!!」

サスケ「喰らええええええ!!!」

 ドオオオオオオオオン!!!

ワイユー「くっ……!」

幻王「…………………」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオオン!!!

シノ「花影流・火炎椿!!」

 ガキィィィィイイイイイン!!!

シノ「くっ……!」

幻王「…………………」

 ドン!!

シノ「ううっ……!!」


924 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/17(Mon) 12:50

???「無様ですね……闇の忍び部隊の実力というのはその程度だったんですか?」

シノ「あ…貴方は………!」

ジュキッド「確か…タックの仲間の……幻影五人衆とやらの1人………名前は……確か……………」

鏡花「鏡花です その節はお世話になりました 面倒ですので私の名前は覚えなくて結構です」

シノ「どうして、貴方がここに……」

鏡花「貴方がたにあの時の借りを返しに来た…と言った所でしょうか
  それにしても何ですかこの体たらくは?こんな連中に私達幻影五人衆が敗れたなんて信じられません」

ツキカゲ「言わせておけば何だお前…!わざわざ嫌味を言いにここに来たのか!?」

鏡花「黙っててください とりあえず、幻影に囚われているお2人を何とかすればよろしいですね」

ジュキッド「出来るのか……!?」

鏡花「当然です この私の手鏡…水月の力があれば造作も無い事です
  これからお見せするのは、逆転の奇跡です!」

ツキカゲ「逆転の……」

シノ「奇跡……!?」

鏡花「まずは一つ目の奇跡…お見せしましょう」


タック「射殺せ!!」

サスケ「うおおおおおおおおおっ!!」

鏡花「鏡よ鏡…幻想を打ち破り、真実をお見せなさい……!水月天照光!」


タック「くたばれ悪霊………あれ……?」
サスケ「親父………親父は………!?」

鏡花「ようやく夢から覚めましたか?お馬鹿さん達」

サスケ「て…てめェは……!」
タック「き…鏡花…!この悪霊め…!」

 バコンッ!!

タック「痛い!!」

鏡花「失礼ですね!まだ生きています!勝手に死人呼ばわりしないで頂けますか?」

タック「は…はい……」

鏡花「続いて、二つ目の奇跡……鏡よ鏡、弱っている妖精を癒してあげなさい」

カグヤ姫「ん………あれ……?疲れが無くなって行く……………」

シノ「鏡花さん……」

鏡花「勘違いしないでください 貴方がたがここで負ければ、貴方がたに負けてしまった私達まで惨めですから
  それに、個人的に貴方の事は大っ嫌いです 癪ですのでお礼は無くて結構です」
シノ「わ…分かりました………カグヤちゃん!」
カグヤ姫「うん……!妖精魂魄共鳴奏(フェアリー・スピリット・ユニゾン)!!」

妖姫(シノ)「はあああああああああっ!!」

 ドン!!

幻王「っ…………!」

妖姫(シノ)「花影流・曼荼羅曼珠沙華!!!」

 ドオオオオオオオオオオン!!!!


ツキカゲ「よし…!じゃあ僕も…!うおおおおおおおおおおっ!!」

文左衛門『よし少年…!拙者の技を使え!今の少年になら使える筈だ!』

ツキカゲ「文左衛門さんの…!?よし……!うおおおおおおおお!!
  秘剣・腐食絶倒剣!!!!」

 ドオオオオオオオン!!!

紫雷『今度は私の技だ!使えツキカゲ!』

ツキカゲ「ええっ…!?何か忙しいなあ……よし!
  うおおおおおおおおおお!!雷虎烈撃破壊剣!!!!」

 ドオオオオオオン!!!!


ツキカゲ「よし…やったぞ!!」

世阿弥「くっ……馬鹿な……!幻影を破り、更に幻王を斃しただと……!?有り得ぬ…このような………!!」

サスケ「覚悟しやがれ!!年貢の納め時だ!!!」

世阿弥「己……!幻王!!」

鏡花「させません!水月!」

 ビュン!!

世阿弥「何っ……!?」

鏡花「これが三つ目の奇跡…幻王を鏡に封印しました 何度召喚しても同じです
  幻王を召喚した瞬間、瞬時に幻王を封印します」

世阿弥「己……!!」

妖姫(シノ)「鏡花さん……!ありがt」

鏡花「お礼は結構と言いましたよね!?言う暇があったらさっさとやってしまいなさい!!」

妖姫(シノ)「す…すみません……」

世阿弥「くっ……!!幻王を召喚出来ぬなら、体内に幻王を宿すまで!!
  見せてやる!!我が真の姿を!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 メキメキ……!!

 バキバキッ………!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

世阿弥「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


925 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/17(Mon) 12:53

サスケ「化け物になりやがったか…!図体がデカくなった分、的が狙いやすくなったぜ!!」

ワイユー「一気に畳み掛けるぞ!!」

サスケ「目覚めよ、火炎の極意!!忍技解醒!!!!
  炎術最終奥義!!破邪爆炎鉄槌弾!!!!」
タック「目覚めよ、烈風の極意!!忍技解醒!!!!
  風術最終奥義!!砕魔烈風迅衝閃!!!!」
ツキカゲ「目覚めよ、剛雷の極意!!忍技解醒!!!!
  雷術最終奥義!!雷神剣・閃光真龍天照斬!!!!」
ジュキッド「目覚めよ、水流の極意!!忍技解醒!!!!
  水術最終奥義!!轟流幻滅水波動拳!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

世阿弥「グオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

妖姫(シノ)「はあああああああああっ!!花影流奥義!!虹龍・百花繚乱!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオン!!!

世阿弥「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」


鏡花「さあ、とどめです!初代暗闇斎、超忍術を使いなさい!」
ワイユー「何っ…!?しかし、拙者には禁術を使う力は……!」
鏡花「最後の奇跡…水月の力で、一度だけ超忍術が使える筈です 貴方なら出来るでしょう」
ワイユー「それはまことか……!?だとすれば、これはまさに奇跡……!」
鏡花「奇跡とは、自らの力で引き起こすものです…諦めなければ道は拓きます…さあ、早く!」
ワイユー「かたじけない!とうっ!!」

 ダンッ!!

ワイユー「とどめだ世阿弥!!!超忍法!!妖魔滅殺撃雷砲!!!!!」

 グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!

世阿弥「グア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!!」


 ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


鏡花「……………」

ワイユー「……やったぞ…!世阿弥は斃れた…!我々の勝利だ!!」
タック「勝った……?勝ったんやな……!?よっしゃああああああああ!!!勝った勝ったーーーーー!!」
サスケ「はしゃぎ過ぎだ馬鹿野郎!」

鏡花「……………」

 スッ…

シノ「待ってください どこに行くんですか?」
鏡花「…それを貴方に言う必要はありますか?行く宛てなどありませんよ
  クチナワ様はもういませんし、私に戻る場所はもうどこにもありません……」

タック「思い出した…!お前、確か警察に捕まったんよな……?出所にしては早過ぎな気がするけど、まさかお前……!」
鏡花「ええ、隙を見て抜け出して来ましたよ あんな窮屈な場所」
タック「やっぱり脱獄かい!!戻れ!!刑務所に!!」
鏡花「せっかく助けてくれた恩人にその言い草は何ですか?わざわざ助けてあげたのですから、警察には黙っていなさい」
シノ「これから、どうするつもりですか…?」
鏡花「それも答えなきゃいけないの…?別に何もしませんよ
  私はこれから、誰もいない場所で、1人で静かに余生を過ごします
  私の身を案じなくても結構です 1人で生きて行く事くらい造作もありません 貴方がたの世話になるのも癪ですから」
タック「ああそうかい!なら勝手にせえや!二度とその面見せんな!」
鏡花「そのつもりですよ…私も貴方の醜い顔を見なくて清々します 別に貴方の事など仲間とも何とも思っていませんよ」
タック「何やと……!?おいこら鏡花ぁあああああ!!!」

鏡花「最後に1つだけ忠告しておきます…これで5人の幹部を斃したようですが、努々油断無き様に
  本当に恐ろしいのはこれからです 更なる地獄が待っていますよ」
シノ「それは一体どういう…?」
鏡花「いずれ分かります 忠告は以上です
  それでは、私はもう参ります…さよなら」


シノ「更なる地獄……?」
タック「地獄だか何だか知らんけど、そんなモンぶっ飛ばしてしまえば良えやろ!」
ジュキッド「ああ…何が来ても俺達は負けない……いつだって俺達は困難を乗り越えてきたんだ」
ツキカゲ「はい…!僕達で、幻夢教をやっつけるんだ!」
シノ「願う事は平和な世界ただ一つ……その為に私達は戦ってきました……ここまで来た以上、負けるわけには行きません!」


  第佰拾睦話 決着、逆転の奇跡 終


926 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/17(Mon) 12:53

シノ「次回予告です 十二神将、そして世阿弥との戦いが終わり、束の間の平穏が戻りました
  残りは諸悪の根源邪幻斎、その右腕の鉄眼
  父上は幻夢教の本部を捜し出し、先手を打って襲撃しようと作戦を立てます
  そんな矢先、予期せぬ出来事が……闇の忍び部隊が指名手配…!?平穏から一転、私達は窮地に立たされてしまいます
  警察から逃れる為に、私達闇の忍び部隊は一時的に別れる事に……
  これから私達、一体どうなってしまうのでしょうか……?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰拾漆話 ご期待ください」


927 名前:Girl3 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/24(Mon) 14:28

ミント「待たせたな皆!!Girl3、略してG3の登場だ!!」
メロン「誰も待ってない気がするんだけど」
ミント「最後に投稿してから1週間経つのに1通も来ないとかどうなってんだこれ
  誰も見てる奴がいないって事かー?全員ROM専って事ないかこれー?」
メロン「このまま1か月間書き込みが無かったら100万円貰えるって企画があったら普通に達成出来そうよね」
ミント「大金貰えるのは嬉しいけどそんなもん名誉にもなんねーぞ」
メロン「名誉どころか汚名よね 何もしないで大金を頂くんだもの ニートより酷いわ」
ミント「ニートになんかなんねーぞ!!」
メロン「最早ニートみたいなもんでしょ、私達」
ミント「悔しいが否定できないぜ」

メロン「1週間以上待っても書き込みが無いからと言って何もしないわけにもいかないので、今回も月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜の裏話を暴露して行くわ
  1通でも書き込みが来ればこんな面倒な事しないで済むんだけど」
ミント「ネタも無くなりそうだしな……で、今回は何の話をするんだ?」
メロン「今回はサブタイトルについて」
ミント「サブタイトル?」
メロン「サブタイトルって意外と苦労するのよ……最初に思い浮かぶ事もあるけど話が出来てから最後に考える事が殆ど
  特に最初の頃は法則にこだわっていたから、タイトルを決めるのも色々大変だったって話よ」
ミント「法則?」
メロン「例えば、第壱話〜第拾捌話までの話は『○○技〜』というサブタイトルで統一していたわね」
ミント「デスドラース編の所だっけ?」
メロン「そうそう 必殺仕事人のオマージュでやってみたけれど、これが結構苦戦したって話だったのよ
  この「○○技」の「○○」に何を入れるかかなり苦しんだし、そもそもサブタイトルを技名っぽく表現する事に無理があったのよ」
ミント「改めて、毎回サブタイトルを考えている人って凄いんだなって思ったよね」

メロン「その次の第拾玖話〜第参拾陸話までの話は『もしも〜』というサブタイトルに変わったわ
  『もしも〜』というタイトルはドリフ大爆笑のもしもシリーズが元ネタではなく、必殺仕切人が元ネタだから、間違わないでねって話よ」
ミント「まあその必殺仕切人自体がドリフ大爆笑のオマージュだったんだけどな」
メロン「卵が先か鶏が先かみたいな話よね」
ミント「全然違うわ」
メロン「ちなみにこのサブタイトルの頃は文左衛門編
  この辺りから闇の忍び部隊のキャラクターの立ち位置がはっきりしてきた感じね
  話の内容もコミカルな要素が増えて行ったわね」


928 名前:Girl3 ◆IiInQphU 投稿日:2020/08/24(Mon) 14:28

メロン「第参拾漆話〜第漆拾壱話までの話は四字熟語から始まるサブタイトルに
  最初はそれっぽい四字熟語を入れて行けば良かったけれど、段々ネタが無くなって来て苦しくなってきたのよね
  雲外蒼天なんて初めて聞いた言葉だったし、色々大変だったのよ色々と
  だから途中からもうサブタイトルの法則を無くしてしまったのよね ルールに縛られるのは嫌だって事で」
ミント「とうとう諦めたんだな……」
メロン「四字熟語で話を纏めていた頃はクチナワ編だったかしらね
  この辺りから私達が出てきたわ」
ミント「そうだったなあ……初登場何話だったっけ?」
メロン「記憶が正しければ第肆拾弐話よ
  当初、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜に私達が登場する予定は無かったのだけれど、
  シノの出番を増やす為だけに私達が出て来る事になったの」
ミント「え…?そうだったの?」
メロン「月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜は、シノが主人公の筈なのに、タックやツキカゲ君が話の中心になっていて影が薄かったのよね
  そこでシノの日常的なシーンの描写が欲しいってなって私達に白羽の矢が飛んできたのよ
  私達が選ばれた理由も、シノと同じくらいの年齢の女の子だったから
  それと、過去のスレッドでそこそこ人気のあったキャラクターだったからサルベージして使って行きたいなって理由で選ばれたのよ」
ミント「すっげー有難くない理由だな……」
メロン「シノが出てきた時って、既に私達が消えた後だったから、実は私達とシノの接点って無かったのよね」
ミント「複雑だな…なんか」

メロン「今回の裏話はこんな所ね どの辺まで話せば良いかギリギリのラインを攻めたと思うわよ今回は」
ミント「そんな危ない話だったのこれ…?」
メロン「基本、私達が知る筈の無い情報を持っている事はメタ発言と呼ばれていて、業界的にはタブーなのよ
  でも、本編の私達はこの記憶を持っていないという条件で、ギリギリ許されているワケ」
ミント「よく分かんないけど凄い事やってたんだな私達って!」
メロン「ギリギリでいつも生きているけど、リアルは手に入れられていないわよ」
ミント「何の話ー!?」
メロン「というわけで、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜はこの後投稿予定!乞うご期待!さようなら!」
ミント「締め方が雑ー!?」

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