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【ORIGINAL】BOUNTY HUNTERS【A to Z】

1 名前:ザナージュ ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/10/25(Fri) 19:10
時は2XXX年!世界は核の炎には包まれなかったが、次元の壁が崩壊した!
人間、獣人、魔族、エルフにドワーフ、果ては異世人からサイボーグといった
様々な人種が混在する世界で、賞金稼ぎ(バウンティハンター)を営む男がいた。
これは混沌とした世界をどげんかすべく戦うハンターたちの物語である。
彼らの元に今日も依頼が舞い込む……。



ようこそ、我が城『AtoZ』へ。俺に依頼かい?
……ん?ヒュウ!こいつは懐かしい顔だ。久しぶりだな、元気にしてたかい?


「もちろん!」→>>2

「誰ですか?」→>>3

「借した金返せよ」→>>4

22 名前:夕立 ◆HBALQ9KY 投稿日:2019/11/10(Sun) 10:25
ザナージュさんたち、いつの間にか新装開店してたっぽい!?
って言うか元々西暦とかやってる世界から次元の壁が崩れて分岐した世界だったのね。
へー。
夕立、開店祝いを持参してきたわ。
是非とも役立ててほしいっぽい!

つ ソナー・見張員・探照灯 秋刀魚祭り三種の神器

※熟練見張員妖精さんはやる気十分だ!

23 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/11/11(Mon) 01:05
ザナージュ「そういや先生を見かけたぜ」
ゼノ「先生?」
ザナージュ「以前、俺たちに護衛の依頼をしてきた学者の先生さ。覚えてるだろ?」
ゼノ「あぁ、あのちっちゃい女の子か。あんな濃い子、そう簡単に忘れねーって」
ルキ「……実年齢は分からないけどね。彼女、元気にしてた?」
ザナージュ「ああ、元気そうだったぜ。本当は声を掛けたいところだが……まあとにかくまた会えてよかったよ」

>>13話 いたずらはだめだよジェームス

ザナージュ「そうかい、じゃあ何もやらねえ。さ、お家に帰んな坊や」
ゼノ「ヒデーぞ、ザナージュ」
ザナージュ「菓子をやってもやらなくてもイタズラされるんだぜ?じゃあ菓子なんてやらない方がまだ損害が少ないだろ」
ルキ「大人気ないヤツ……あんた、女子供には優しいとか言ってなかったっけ?」
ザナージュ「優しいさ。だからこの子のために心を鬼にして、世間の厳しさを教えてやってるんじゃねえか」
ゼノ「クッキーでいいならやるよ、ホラ」
ルキ「じゃあ私はチョコを……」
ザナージュ「待て待て待てえーい!!待てえーい!!」
ゼノ「なんだよ」
ザナージュ「お前ら、俺の話を聞いてなかったのか?ガキを甘やかすなと言っただろうが」
ルキ「別にいいでしょ、お菓子くらい……ハロウィンなんだから」
ザナージュ「残念でしたあ〜、ハロウィンならもう10日以上前に終わってますう〜」
ルキ「あんたがモタモタしてるせいでね」
ゼノ「お前ら雰囲気壊すようなこと言うなっつーの」
ザナージュ「ったく仕方ねえな……遅れちまったのは事実だ。今回は特別に菓子をくれてやろう。ありがたく受け取りたまえ、坊や」
ゼノ「うわっ、なんだそれ目玉!?」
ザナージュ「眼球ゼリーだ。ハロウィンにピッタリだろ?」
ルキ「悪趣味なヤツ……」

>>14話 プリン讃歌

ザナージュ「悪い悪い、こう見えて俺たちも忙しい身でな。というか時期が悪い!今は死ぬほど忙しい!」
ゼノ「じゃあ何でそんな時期にスレ立てたんだよ」
ザナージュ「みんなの顔が早く見たかったからさ」
ルキ「ザナージュ……」
ザナージュ「(ニッ)」
ルキ「遅れた分、好感度上げるのに必死ね」
ザナージュ「うるせえ、客に媚びを売って何が悪い!」
ゼノ「そういうこと言うなっつーの」



ルキ「ビッグプリン……?」
ザナージュ「当社比で37倍……だと……?」
ゼノ「イマイチ凄さが分かんねーよ、その数字じゃ」
ルキ「とにかく大きいってことでしょ。ビッグプリン……それは人類の夢……!」
ザナージュ「そして勇気の証!」
ゼノ「それは魔法だよ。つーか14は作るって言っただけで、オレらにくれるとは言ってねーぞ」
ルキ「それは……そうだけど……」
ザナージュ「じゃあ何のために作るんだ?俺たちに見せびらかすためか?お前は14がそんな性悪だと言うんだな?」
ゼノ「い、いや、そうは言ってねーけど……」
ザナージュ「じゃあ俺たちが頂こう。ハロウィンなんだから、俺たちだって菓子を貰う権利はあるだろ」
ルキ「そうね、その通り」
ゼノ「いや、お前らは菓子をやる側の年齢だろ」

24 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/11/11(Mon) 01:10
>>15話 おなかの中の宇宙戦争

(モンスターと戦闘中)

ゼノ「ザナージュ!そっちに一匹行ったぞ!」
ザナージュ「ハッ、わざわざ難易度の高い俺の方に来るとはな。オーケー、遊んでやるよ。そらそら、全弾受け取りな!」
(チョコボール連射)
ゼノ「」
ザナージュ「クエーッ!?」
ゼノ「何やってんだザナージュ!!遊び過ぎなんだよ!!」
ザナージュ「い、いや、違うだろ!これ俺のせいじゃねえだろ!?そうだ、これは森永の陰謀だ!!」
ゼノ「いいから捕まえろ!逃げられるぞ!」

ルキ「……二人して何バカやってんの、あんた達」(凍結)
ザナージュ「おう、嬢ちゃんか。いいタイミングだ」
ゼノ「ナイスプレーだぜ、ルキ」
ルキ「……あんた達が手こずるような相手には見えないけど」
ゼノ「ザナージュがフザケてるからだよ。何だよ、あれ」
ザナージュ「俺が聞きてえよ。まさか銃からチョコボールが出てくるなんてキョロちゃんでも予想できねえだろ」
ルキ「また酒場で酔い潰れてる間に誰かに仕込まれたんじゃないの?」
ザナージュ「銃にチョコボールをか?陰湿にも程があるぜ。
   ……だがこいつは使い方次第で武器になるな」
ゼノ「チョコボールでどうやって敵を倒すんだよ」
ザナージュ「大量に食わせて胃袋を破裂させるのさ。オラッ!食えっ、食えっ、食えっ、チョコボール!」
ゼノ「陰湿にも程があるぜ、ザナージュ……」

>>16話 来世は俺のもの

ザナージュ「そうかい、じゃあ来世でまた会おうYeah!」
ゼノ「打ち勝つどころか打ち切られてんじゃねーか」
ルキ「打ち切られるどころか事切れてるよね」
ザナージュ「名無しは犠牲になったのだ。シビアな競争社会……その犠牲にな」
ゼノ「何があったんだよ」
ザナージュ「大人には色々あんのさ。お前らも大人になれば分かるさ。社会の厳しさ、大人の汚さ、夢の儚さ、望むところさ、茶の間床の間」
ルキ「……結構ENJOYしてそうね」
ザナージュ「競争に負けたって生きてりゃその内楽しいこともあるってことさ」
ルキ「……そうかもね」
ザナージュ「まあ生存競争に負けると死ぬわけだが」
ゼノ「キレイに終わらせてーのかそうじゃねーのか分かんねーな」
ザナージュ「チッチッチ、綺麗事ばかりで生きていけると思うなよ坊や。
   だがそんな綺麗事とゴミできらめくこの世界が俺は好きさ」
ルキ「相変わらず情緒不安定ね」

>>17話 真・輪廻転生

ザナージュ「名無しが輪廻転生したらザナージュに鉛玉をくらったわけだが質問はあるか?」
ゼノ「ねーよ」
ルキ「ゼノ、17に攻略法を教えてあげたら?」
ゼノ「そうは言ってもなー……別の選択肢を選ぶか、ザナージュが借金を返すしかねーよ」
ザナージュ「残念ながら後者はムリだな」
ルキ「それはあんた次第でしょ」
ザナージュ「ああ、俺次第だ。だから絶対にムリってことさ」
ルキ「つまり絶対に借金は返さないってことね」
ゼノ「……逆に17がザナージュを倒すってのはどーだ?」
ザナージュ「バーカ、いきなりラスボスがやられるわけねえだろ」
ルキ「あんたラスボスだったんだ」
ゼノ「主人公じゃなかったのかよ」
ザナージュ「ま、そういうわけだから素直に別の選択肢を選びたまえ17くん。そうすれば世界の半分をキミにやろう」
ルキ「それどっちを選んでもゲームオーバーになるパターンじゃないの?」
ゼノ「マルチエンド式なのにバッドエンドしかねークソゲーだな……」



ザナージュ「っと、今日はもう遅いからここまでにしとくか。
   18、21、そしてスペシャルゲストの夕立ちゃん!悪いがもう少し時間をもらうぜ!」
ゼノ「そのくせageるんだな。追い付けるまでsageるんじゃなかったのかよ」
ザナージュ「わからせるためさ」
ルキ「何を分からせるの?出落ちってことを?」
ザナージュ「違えよ!俺たちの存在を分からせるんだよ!スレを立てたってことに意外と気づいてないお客さんがいる可能性もあるからな」

25 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/11/11(Mon) 04:07
マザーグース知ってる?
知ってるなら、好きなのある?

26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/11/14(Thu) 21:01
貴方たちはは運は良い方かな?
運さえよければこの世は天国!
反対に運が悪ければ……

27 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/11/15(Fri) 08:38
ザナージュがラスボスなら、条件を満たすと出現してしまう真・ザナージュもいそう
もう主人公側に勝たせる気なんかねえよと言わんばかりの極悪鬼性能を持ってる系のやつ

28 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/11/26(Tue) 19:20
ザナージュ「【悲報】体の一部を大きくする植物なんて存在しないそうだ。残念だな……本当に」
ルキ「何で私の方を見て言うわけ?」
ゼノ「諦めるのははえーよ。探せばあるかもしれねーだろ?な、ルキ」
ルキ「何で私に振るわけ?」
ザナージュ「ま、あったとしても危険な代物だろうがな。質量保存の法則を覆す現象を物理的に引き起こすのなら、異常な細胞の活性化、代謝機能の瞬間的な肥大を生じさせ、副作用として様々な弊害が起きる可能性が……」
ルキ「さっさと始めましょ」

>>19話 救われぬ躰で踊る仕草はセミラミス

ゼノ「なんだこれ?カード?」
ルキ「これはイルミナティっていうゲーム用のカード」
ザナージュ「これで遊べってのが今回の依頼か。だがイルミネーションなんてゲーム、俺は知らないぜ?」
ルキ「ザナージュ、ムリにボケなくていいから。面白くもないし」
ザナージュ「じゃあ面白おかしくカードゲームに興じようじゃねえか。デュエルスタンバイ!」
ゼノ「スタンバらねーよ、まずルールを教えてくれよ。オレ、カードゲームはトランプとウノくらいしか分かんねーしさ」
ザナージュ「マジかよ、お前アニムンサクシスとかエターナルヴォイスとかやったことないのか?」
ゼノ「しっくり来ねーんだよ!せめて遊戯王とかデュエマを挙げろよな」
ルキ「……とにかく始めましょ」
ゼノ「いや、だからルールが分かんねーんだって……」
ザナージュ「嬢ちゃん、知ってるなら説明してくれよ」
ルキ「……これをこうしてああして、それをこうしてかくじかじかまるまるもりもり」
ザナージュ「なるほど、よく分かったぜ!」
ゼノ「ずいぶん複雑なゲームなんだな」



ザナージュ「とりあえずやってみるか。まずは俺のターン!引き金をドロー!ゼノ坊を墓地に送り、リバースカードオープン!」
ゼノ「待て待て待て待て!」
ザナージュ「何だよ、人が気分良く遊んでるってのに」
ルキ「あんた何のゲームやってんの?」
ザナージュ「遊戯王だ」
ゼノ「遊戯王でもねーよ」
ザナージュ「そうか?こんな感じじゃないのか?」
ルキ「……もう一度だけ説明するから、ちゃんとルールを覚えて。いい?まずはかくかくじかじかまるまるもりもり」
ザナージュ「オーケー、把握!」
ゼノ「大丈夫かよ、ホントに」
ザナージュ「まずはマナを溜めればいいんだろ?」
ルキ「はぁ?あんた何聞いてたの?このゲームにマナなんて要素あるわけないでしょ」
ザナージュ「あん?お前がマルマルモリモリって言ったんだろうが」
ゼノ「あれマジでそう言ってたのかよ!?説明の省略描写じゃねーの!?」

29 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/11/26(Tue) 19:21
>>21話 欲望の街

ザナージュ「ありがとよ、だが必要ねえ」
ルキ「ど、どうしたのザナージュ……」
ザナージュ「あ?何が」
ゼノ「金の亡者、借金大王、ミナミの帝王と呼ばれるアンタが金を借りねーなんて……」
ザナージュ「帝王は金を貸す方だろ。ハッ、俺はもう借金はしないと決めたのさ。返せないものを借りるわけにはいかねえからな」
ルキ「そう、どういう心境の変化があったかは知らないけど、それはいい心がけね」
ゼノ「ああ、成長したなザナージュ」
ザナージュ「これからは借りずに貰おうと思う」
ゼノ&ルキ「……」
ザナージュ「なあ21さんよお、金持ってんだろ?ちょっと飛んでみろよ」
ゼノ「カツアゲじゃねーか!しかも手口が古い!」

>>22 夕立ちゃん
ザナージュ「やあやあ、夕立ちゃんじゃないか。よく来てくれたぜ、まあゆっくりしていってくれよ」
ゼノ「飲み物はコーヒーでいいか?それとも紅茶とかの方がいいか?」
ザナージュ「ゲロルシュタイナーを」
ルキ「あんたに聞いてるわけじゃないと思うけど」

『って言うか元々西暦とかやってる世界から次元の壁が崩れて分岐した世界だったのね。』

ザナージュ「まあ何でもアリのデタラメな世界ってことだ。何が起きても、誰が現れても不思議な国、それがここさ。
   ファンタジー世界で暴れるのも面白かったが、自由に動くにはこっちの方が都合がいいからな」

『夕立、開店祝いを持参してきたわ。』

ザナージュ「開店祝いだって?わざわざすまねえな、ありがたく使わせてもらうぜ」
ルキ「……どう使うの?」
ザナージュ「防犯のために使うに決まってるだろ。ヘイ、見張員さん!借金取りが来たらすぐ教えてくれ!」
ルキ「借りたものを返さないのは犯罪に含まれないわけ……?」
ゼノ「オーイ、お前らこれ見ろよ!」
ザナ&ルキ「ん?」
ゼノ「今日はサンマ祭りだぞー!」
ザナージュ「お……おおっ……!」
ルキ「あ……あぁっ……!」
ザナージュ「やっと……やっと……!」
ルキ「カップ麺以外の……食べ物が……!」
ザナージュ「ファーwww生きてるだけで丸儲け!」
ゼノ「そのサンマじゃねーよ」

30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/11/27(Wed) 00:35
賞金稼ぎの仕事だけでは生きていくのは厳しいのだよ

31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/11/30(Sat) 23:29
秋刀魚が不漁不漁って言われてたけど一昨日くらいに並んでた秋刀魚は程よく太ってて旨かった
どうやって料理しようか悩んだけどそろそろ大根を消費しなきゃと思って時雨鍋にしたけど大正解
でも不思議とそう言うニュースは聞かないんだよね
お三方はサンマ漁必須セットもらったみたいですが釣果はどうでした?

32 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/12/08(Sun) 02:55
ザナージュ「おう、ゼノ坊。悪いが俺はお前より先に結婚することになりそうだぜ」
ゼノ「なんの話だよ、いきなり?」
ルキ「ザナージュと結婚してくれる人なんているわけが……」
ザナージュ「いるさ。名前は伏せるが、とあるレディが言ってたんだよ。結婚するならゼノしゃんよりザナージュしゃんがいいでしゅってな」
ルキ「それ名前伏せる意味ある?」
ゼノ「マ、マジかよ……オレってろくでなしザナージュ以下なのか……?」
ザナージュ「何だその言い方は?人をブルースみたいに言いやがって、この野郎。
   この結婚できない男め!今からお前のことは阿部寛と呼んでやるからな!」
阿部寛「あ?別にいいけど……勝手に呼べよ」

>>25話 マザーグース争奪戦

ザナージュ「知ってるカブよ。願いを叶えてくれる緑色の不思議な欠片カブ」
阿部寛「そうなのか?」
ザナージュ「ウソだ。結論から言おう、そんなものは知らん」
阿部寛「だったら最初から正直にそう言えよな」
ルキ「ゼノ、ツッコむ前に名前何とかしてくれない?マザーグースっていうのは……まぁ平たく言えば童謡のこと」
ザナージュ「童謡ねえ、チューリップとかどうよう?」
ルキ「そういうのじゃなくて……英米圏の歌」
阿部寛「ダジャレにもツッコんでやってくれ、ルキ。
   英米なー、どんな歌があったっけ」
ルキ「ん……きらきら星とかメリーさんの羊とか」
ザナージュ「ダンディーひつじ執事とか」
ルキ「それは違う」
阿部寛「オレ、きらきら星は結構好きだったよ」
ザナージュ「阿部さんも?」
阿部寛「阿部さん言うな」
ザナージュ「きらきら星か、懐かしいな。俺もガキの頃はよく歌ったもんさ。
   きーらーきーらーひーかーるーnext time won't you sing with me ?……ってな」
ルキ「途中からABCの歌になってるけど」

>>26話 天の道を往き総てを司る男

ザナージュ「いいわけないだろ、年中ガキどものお守りさせられてるってのによ。俺ほど不幸な男はいねえよ」
ルキ「悪運だけで生きてる男が何を偉そうに……」
ザナージュ「偉いからな。言っとくが俺はお前らの上司だぜ?もっと敬いな」
阿部寛「だったら部下から尊敬されるような上司になってくれよな」
ザナージュ「ヘイヘイヘイ、俺ほど部下想いの男はいねえぞ?もしもお前らがタピオカ店とトラブったら助けてやるさ。
   相手の出方次第でこっちも事務所総出でやりますね」
ルキ「何でタピオカ店限定?」
阿部寛「人を恫喝するような上司はヤだよ」
ルキ「……で、運の話に戻すけど」
ザナージュ「うん」
ルキ「私たちはいい方なんじゃない?」
ザナージュ「へえ、嬢ちゃんがそんなポジティブなことを言うとはね。
   いつも『もぅマヂ無理。。。リスヵしょ。。。』とか言ってるのに」
ルキ「一度も言ったことないんだけど」
阿部寛「けどお前、半魔として色々ツラい目にも遭ってきたんだろ?なのに何で運がいいと思うんだ?」
ルキ「……その分、今が楽しいから。私以上に幸運な人なんていないでしょ?」
阿部寛「ルキ……!」
ザナージュ「バ、バーロー!俺の方が楽しいに決まってんだろ!俺の方が幸運だぜ!仲間と由紀恵に恵まれたからな!」
阿部寛「ザナージュ……!」
ルキ「阿……じゃなくてゼノ、今のちゃんと録った?」
阿部寛「ああ、バッチリだぜ」
ザナージュ「あ?」

『バ、バーロー!俺の方が楽しいに決まってんだろ!俺の方が幸運だぜ!仲間と由紀恵に恵まれたからな!』

ザナージュ「あ……?あ……?」
ルキ「ふーん……私たちのことそんな風に思ってくれてたんだ、ザナージュ」
阿部寛「オレたちって幸せモンだなー、ルキ」
ザナージュ「……フッ、大人をからかうもんじゃないぜ僕ちゃんたちよ」

『バ、バーロー!俺の方が楽しいに決まってんだろ!俺の方が幸運だぜ!仲間と由紀恵に恵まれたからな!』

阿部&ルキ「www」
ザナージュ「もうやめてよお!!」

33 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/12/08(Sun) 02:56
ルキ「ゼノ……あんたいつまでその名前で行く気?」
ゼノ「直すの忘れてた」

>>27話 クソゲー戦記

ゼノ「いや、それが通常ザナージュだよ。真・ザナージュはもっと酷いぜ」
ルキ「戦う前に必ずバグッて進行不能になるとかね。だから絶対にEDが見れない」
ゼノ「クソゲーだな」
ルキ「クソゲーね」
ザナージュ「クソはお前らだ、クソガキども。好き勝手言いやがって」
ゼノ「でもアンタがボスのゲームなんて実際そんな感じだろ?」
ルキ「中古ショップのワゴンで50Gくらいで売られてる感じの」
ザナージュ「お黙り!俺が登場する以上、大作RPGに決まってるだろうが」
ゼノ「どんなだよ?」
ザナージュ「そうだな、たとえば……」

〜ザナー樹の迷宮〜

ぜの「ついに さいしゅうけっせん だ」
るき「かならず まおうを たおしましょう」
ひろし「このたたかいは きびしいたたかい に なるだろう。ぜの こいつをもっていけ」
ぜの「これは?」
ひろし「どらごんざくら だ」
じょにぃ「こ これは! ふじみの どらごんを たおすことが できる ゆいいつの ぶき!」



ルキ「はい、ストップ」
ザナージュ「何だよ、いい感じに盛り上がってきたってのに」
ゼノ「『何だよ』はこっちのセリフだ!何だよ、ドラゴン桜って!?しかもひろしって!」
ルキ「何気にジョニーもいる……」
ザナージュ「彼らは友情出演さ。坊やと嬢ちゃんだけじゃ人数が足りないだろ?さ、ゲーム再開だ」
ゼノ「大丈夫かよ、このゲーム……」



ぜの「よおし これで どらごんに かつる!」
るき「ひろし ありがとう」
ひろし「がんばれよ」
じょにぃ「こんなおれでも がんばれば できるかな?」
ひろし「ああ おまえのような ばか でも がんばれば とうだいに いけるさ」
じょにぃ「せんせい・・・おれ がんばる!」



ゼノ「なぁ、これクソゲーじゃね?」
ルキ「……今気づいたの?」
ザナージュ「オイオイ、お前らは人の努力をクソ呼ばわりするのか?」
ルキ「このゲームの目的は何?ドラゴンを倒すこと?東大に行くこと?ザナージュを抹殺すること?」
ザナージュ「そいつはプレイヤー次第さ。選択肢やプレイ内容によってストーリーが変わるシステムだからな」
ゼノ「そんな技術あるなら、まずはファミコン並のテキストを何とかしてくんねーか?」
ルキ「そろそろ容量がヤバいからさっさとEDまで進めてよ、ザナージュ」
ザナージュ「心配すんな、このゲームの容量は……」
ルキ「ゲームじゃなくてレスの容量」



ぜの「やったー!どらごん を たおしたぞ!」
るき「すべて おわったのね・・・」
じょにぃ「とうだい おちた・・・おれのじんせいも おわった・・・」
ぜの「じょ じょにぃ・・・」
るき「げんき だして・・・」
ひろし「ふん まけいぬが」
じょにぃ「!?」
ひろし「おまえは じゅけんせんそうにやぶれた まけいぬだ!」
じょにぃ「ちがう! おれは まけいぬなんかじゃねぇ! おれは・・・きょうけんの じょにぃだぁぁぁ!!」

ザナージュ「そう、これは1人の負け犬が狂犬へと生まれ変わる過程を描いた大作である」
ゼノ「おめでとう、クソゲーオブザイヤー2XXXへのノミネートが決定したぜ」
ルキ「もう優勝決定でよくない?」

>>31 秋刀魚の夢かなえたろか

ザナージュ「絶好調だったぜ」
ルキ「ゴミが大漁に釣れたもんね」
ザナージュ「ゴミじゃない!宝物だ!」
ゼノ「ゴミ屋敷の主人みてーなこと言ってんな。……まぁ結果は撃沈だったよ」
ルキ「サンマは食べれたけどね」
ザナージュ「と言うと?」
ゼノ「いや、アンタは知ってんだろ。サンマは釣れなかったけど、ゴミや魔魚は釣れたんだよ」
ザナージュ「それでそれで?」
ルキ「で、その魔魚っていうのが討伐依頼の出てる魔物だったの」
ザナージュ「うんうん」
ゼノ「その賞金でめでたくサンマにありつけたってワケさ」
ザナージュ「そうなんだあ、すごいすごい!」
ゼノ&ルキ「うぜぇ……」
ザナージュ「しかしサンマなんて久しぶりに食ったが実に美味かったぜ。まさにサンマのマンマだな」
ルキ「何がまさになのか分かんないけど」
ザナージュ「ファーwww」
ゼノ&ルキ「うぜぇ……」

34 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/12/08(Sun) 02:56
>>30話 イキってるイキってく

ザナージュ「同情するなら金をくれ」
ゼノ「いきなり物乞いすんなっつーの」
ザナージュ「じゃあくれなくていい。せめて貸してくれ」
ルキ「もう借金はしないんじゃなかったの?」
ザナージュ「もう借金はしないなんて言わないよ、絶対」
ゼノ「うるせーよ、高い声で」
ザナージュ「今度はちゃんと返すさ。アテもあるからな」
ゼノ「アテ?」
ザナージュ「まず>>30に借りる。次にゼノ坊から金を借りて>>30に返す。これで返済完了だ」
ゼノ「オレが貸した金はどーなるんだよ?」
ザナージュ「嬢ちゃんから借りてお前に返すさ」
ルキ「……私のお金は?」
ザナージュ「ゼノ坊から借りてお前に返すさ」
ゼノ&ルキ「……」
ザナージュ「お?その顔は、俺のあまりの天才ぶりに声も出ねえって顔だな?」
ルキ「呆れて声も出ないって顔です」
ゼノ「アンタさ、恥ずかしくねーの?」
ザナージュ「全然。人っていうのは助け合って生きるもんだろ?そうやって俺は生きてる生きてく」
ゼノ「うるせーよ、低い声で」

ザナージュ「文句があるなら、お前らバイトでも始めろよ。ゼノ坊はストリートファイト、嬢ちゃんは18禁声優として食っていけ」
ゼノ「なんでそれ1本で食っていけそうにない過酷な道を歩ませようとするんだよ」
ルキ「ザナージュが掛け持ちで全部やれば?」
ザナージュ「だ、だめぇ!!はどうけんがでちゃううう!!///」
ルキ「ごめんなさい。全面的に私が悪かったです」
ゼノ「やっぱオレらにはこの仕事しかねーな……」



ザナージュ「やれやれ、ようやく追いつけたぜ。久しぶりだな、この感触は」
ゼノ「今までは2〜3つずつくらいチマチマ返してたからなー。名無したちには悪いことしたな」
ルキ「待たせちゃってごめん」
阿部寛「これは気合いを入れ直す必要があるな」
ゼノ「気合いねぇ、ザナージュは気合いとか根性って精神論は柄じゃねーとか言って嫌がるんだよな」
ルキ「ザナージュもお金が絡むと根性見せるんだけどね」
ゼノ「金が絡むとザナージュは強いからな。ボクシングルールでメイウェザーに勝てそうなくらいにさ」
阿部寛「マジかよザナージュすげえな」
ルキ「……ところで」
ゼノ「ん?」
阿部寛「どうした?」
ルキ「いや……気のせいかな……。目の前に知らない人が……」
ゼノ「え?うわっ!!誰だアンタ!?」
阿部寛「どうも、阿部寛です」
ゼノ「あっ、ど、どーも……いや違ーよ!!なんだ?何で阿部寛が……?」
阿部寛「ザナージュくんに呼ばれたのさ。実は彼とは古くからの友人でね」
ルキ「何これ……?」
阿部寛「おっと、そろそろ撮影の時間だ。それじゃ!」(退室)
ゼノ&ルキ「あっ……さ、さよなら……」
ザナージュ「よう、どうしたお前ら。ん?今誰かいなかったか?」
ゼノ「あ、ザナージュどこ行ってたんだよ?いや、今それより阿部寛が!」
ザナージュ「ああ、ヒロくんか」
ゼノ「ヒロくん!?」
ザナージュ「お前らには黙ってたが俺、阿部寛とは高校ん時、同じクラスだったんだよ」
ゼノ「へっ!?でもトシ全然違うじゃん!」
ザナージュ「ああ、阿部寛って実は23だからな」
ゼノ「マジで!?知らなかったぜ」
ルキ「ねぇ、ザナージュ。もう一度呼んでくれない?」
ザナージュ「ヒロくんをか?」
ルキ「ヒロくんを」
ザナージュ「仕方ねえなあ……ちょっと待ってろよ」(退室)

阿部寛「どうも、阿部寛です」
ゼノ「おースゲー!ホントに来た!」
ルキ「あの……写真、一緒に撮ってもらってもいいですか?」
阿部寛「ハッハッハ、いいとも」
ゼノ「あれ?そういやザナージュは?」
ルキ「そういえば……ザナージュー?どこー?」
阿部寛「あ……ちょ、ちょっと待ってろ、いや、待っててね」(退室)

ザナージュ「よ、よう。呼んだかい?」
ゼノ「あれ?阿部寛は?」
ルキ「阿部さーん」
ザナージュ「ちょ、ちょ、待ってろよガキども。今連れて来るからよ」(退室)

阿部寛「ど、どうも……阿部寛です……」
ゼノ「なんか疲れてね?」
阿部寛「いやいや、そんなことねえよ。ないですよ」
ルキ「ねぇザナージュ」
阿部寛「なんだ?あ、ザナージュくんに何か用かな?」
ルキ「何この茶番」
ザナ寛「尺稼ぎだ」
ゼノ「んな姑息なことばっかやってるから結婚できねーんだよ」

35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/08(Sun) 08:22
なんてお約束な入れ替わりネタを・・・
前スレじゃザナージュは分身してたし、すっかりギャグ漫画の中から出てきたかのような
面白キャラが定着しとるのう

36 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/08(Sun) 13:12
狂犬のジョニーと阿部寛もメンバーに加えようぜ

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/14(Sat) 21:01
ザナージュ君とゼノ君に依頼だ
先にルキちゃんの胸にタッチできた方に金一封を差し上げよう
チャレンジしてみるかね?

38 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/12/15(Sun) 23:21
>>35話 俺が寛で寛が俺で

ゼノ「まぁザナージュだしな。変身(かわりみ)、分身(わけみ)に印結びくらいは出来たっておかしくねーさ」
ザナージュ「俺はなんなんじゃ?なんじゃ?なんじゃ?」
ルキ「ギャグキャラでしょ」
ザナージュ「一体いつから俺がギャグキャラだと錯覚していた?」

ルキ「違うの?」
ゼノ「ザナージュはどう考えてもギャグキャラだよな」
ザナージュ「チッチッチ。俺は時にニヒル、時に耽美な二枚目主人公さ」
ルキ「時にアヒルで時にゾンビ?」
ザナージュ「グワーッ!!」(バシッ
ルキ「痛っ!……何すんのよ……!」
ザナージュ「聞きたいか?なら聞かせてやろう」
ルキ「はぁ……?」

ザナージュ「必殺アヒルチョップだ」
ルキ「(イラッ)……あんたが主人公なんて信じらんない。今日から交代しましょ」
ザナージュ「HAHAHA、お前が主人公になるってか?コミュ障のキミに出来るかな?」
ゼノ「オイ、ムリすんなよ、ルキ……」

ルキ「私じゃない。新主人公は……ゼノ」
ザナ&ゼノ「ファッ!?」
ルキ「外見も性格もゼノの方が主人公っぽいし。ゼノが主人公でいいでしょ」
ザナージュ「よくねえよ」
ゼノ「主人公か……うーん、悪くねーな」
ザナージュ「てめえもその気になってんじゃねえ!だいたい俺はどうなる!」

ルキ「あんたはラスボスで」
ザナージュ「ラスボスか……うーん、悪くねえな」
ルキ「悪くないでしょ?」
ゼノ「(悪っつーか極悪だもんな)」
ザナージュ「いや、やっぱりダメだ!ラスボスってことは最終的には主人公に負けるってことだろうが。そんな役、俺はゴメンだね」

ゼノ「じゃあさ、主人公がピンチの時に颯爽と現れて助けてくれるキャラはどーだ?」
ザナージュ「悪くねえな。そういうキャラは主人公より人気が出ることが多いからな」
ゼノ「いや、やっぱダメだ!それはオレがやりたい!」
ザナージュ「なんだお前。情緒不安定か」

ルキ「……主人公たちを導く役とかどう?」
ゼノ「頼れる兄貴分とか先輩みたいなキャラか?いいじゃん、それ」
ザナージュ「そういうキャラって大抵は途中で死ぬもんじゃねえのか?」
ルキ「うん」
ザナージュ「てめえ、いけしゃあしゃあと……」

ルキ「じゃあマスコットキャラとか」
ザナージュ「やだね」
ゼノ「モブキャラは?」
ザナージュ「やだね」
ルキ「じゃあ阿部寛みたいな役は?」
ザナージュ「いいぜ」
ゼノ「いいのかよ」
ザナージュ「ルキという娘の胸は……平たい……」
ルキ「やっぱりナシで」
ザナージュ「ないのはお前の胸だ」
ルキ「アヒルチョップ!」
ザナージュ「甘いわ!」(防御)
ルキ「くっ……この……!」
ゼノ「コラコラ、やめなさいキミたち。主人公を放置してケンカしちゃダメじゃないか」
ザナージュ「うるせえ、すっこんでろ脇役が!!」
ゼノ「誰が脇役だコラー!!」

(※そう、彼らは全員が主人公なのです。三人揃ってやっと一人前ですから)

39 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/12/15(Sun) 23:22
>>36話 狂犬と龍

ゼノ「阿部寛はダメだろ」
ザナージュ「ギャラが払えねえからな」
ルキ「そういう問題?」
ゼノ「ジョニーもなー……どんなヤツかも分かんねーし」
ザナージュ「ケケケ!狂犬が魔剣でてめェの罪をぶったGUILTY!!」
ゼノ「危険なネタと危険なネタを混ぜんな」

ザナージュ「俺の中ではああいうイメージだったのさ。もう少し具体的に言うと、世紀末を消毒して回ってるザコみたいな」
ルキ「それだけ聞くといい人そう」
ゼノ「実際、ジョニーってどんなヤツなんだろーな?」
ザナージュ「狂犬のジョニーをナメたらアカンでえ!
   ん?あれは龍桜の阿部寛ちゃんやないか!」
ゼノ「狂犬に龍……いったい何が如くなんだ……」

ルキ「……そういえば前に一度、街の掲示板に狂犬のジョニーの書き込みがあったよね」
ゼノ「ああ!あったな。内容は確か……『探さないでください』だっけ?」
ザナージュ「まさかの敬語キャラか?それとも傷心旅行にでも出かけようとしてたのか?謎は深まるばかりだぜ」

ルキ「まぁジョニーは、たまに話題に出てくる準レギュラー的な微妙な距離感がちょうどいいのかもね」
ゼノ「だな、阿部寛まで準レギュラーに加えるのはやめといた方がいいと思うけど」
ザナージュ「ギャラが払えねえからな」
ルキ「だからそういう問題?」

ザナージュ「だが新メンバーを加えるってのは俺も考えたことがある」
ゼノ「そーなのか?どんなヤツだ?……女の子か?」
ルキ「イケメン?」
ザナージュ「そこまでは考えてねえよ。というわけでだ、名無し諸君。こんなヤツを加えてほしいってリクエストがあれば書き込んでくれ。俺が気に入ったら採用する!」
ゼノ「テキトーだなー」
ザナージュ「じゃあレスアンカーで決めよう。>>41よ、新メンバーが見たいかい?それとも現状維持がいいかい?」

40 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/12/15(Sun) 23:22
>>37 小さなパイの歌

ザナージュ「胸ねえじゃん(笑)」
ゼノ「気をつけろ、ザナージュ!ツララが飛んでくるかもしんねーぞ!」
ザナージュ「ま、依頼されたからにはチャレンジしてみるさ」
ゼノ「アンタ正気かよ!?さすがに断れよ!」
ザナージュ「逃げ出さずに進むことが大切なんだ。見たことないやったことを恐れないで。さあフューチャーヒーロー走るんだ」
ゼノ「そんな最低のヒーローいねーよ!!
   くっ……オレは止めたからな、やるならアンタ一人でやれよな。どうなっても知らねーぞ……」



ザナージュ「……」
ルキ「……」
ゼノ「……」
ルキ「……何」
ザナージュ「ん?」
ルキ「さっきから人のことジロジロ見て。何か用?」
ザナージュ「いや、用ってほどのことじゃないんだが……なんつうかな……」
ルキ「……なによ、言いたいことがあるならハッキリ言えば?」
ザナージュ「いや……嬢ちゃんはいつ見てもかわいい顔してるなと思ってよ」

ゼノ「ブフッ!」
ルキ「ちょっ……ゼノ汚い!」
ゼノ「わ、悪い……いきなりどーしたんだよ、ザナージュ。気色わりーぞ」
ザナージュ「どうもこうもないさ。俺は率直な感想を述べたまでだぜ?」
ルキ「……で、ホントは?」
ザナージュ「ん?」
ルキ「そんなホントのことはいいから、ホントのことを言って」
ザナ&ゼノ「お前は何を言っているんだ」
ルキ「何か企んでるんでしょ?」

ザナージュ「HAHA、信用されてねえな俺。まあムリもねえか、これも今までの行いのせいだよな。
   すまん……今の内に謝っておくぜ。もしかしたらもう謝ることもできねえかもしれんからな」
ルキ「……何?どうしたの……?」
ザナージュ「実は……」
ルキ「ちょ……ちょっと待って。私……そんなの聞きたくない」
ザナージュ「嬢ちゃん……」
ゼノ「聞いてやれよ、ルキ。……これがザナージュの最期の言葉になるかもしれねーんだからさ……」
ルキ「最期って……何よ、それ……!」
ザナージュ「頼む、嬢ちゃん……俺の側に来てくれないか……」
ルキ「……わかった」
ザナージュ「今だ!!隙アリイイイ!!」(飛びかかり)
ゼノ「(速ぇ!これは避けきれねぇ!)」
ザナージュ「ハッハー!!てめえの腹あ裂いて!!胸揉むんだ!!」
ゼノ「(腹は裂くなよ!つかこのやり取り何秒だ!?)」


ルキ「隙ナシ」(見開き大ゴマ)


ザナージュ「」
ゼノ「」
ザナージュ「あっ……あ……?」
ゼノ「(ウソ……だろ……?)」
ルキ「私の身体は危険を察知すると、自動的に氷によって防御されるの。残念でした」
ゼノ「我愛羅かよ」
ルキ「さて、ザナージュ……話の続きを聞かせて……?」
ザナージュ「もっと……」
ルキ「うん?もっと何?」
ザナージュ「もっと胸が大きかったな〜ら〜、男呼ばわりはされてな〜い〜♪」

ゼノ「この後、時に激しく時に切ない声を遠く響かせ、ザナージュは永遠の星となった」

41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/16(Mon) 05:16
新キャラは引っ込み思案な女の子で
爆弾作るの大好きでいっぱいに部屋に並べて眺めていると安心する趣味を持っていて
可愛いんだけど幼馴染の男の子に好きな子をいじめて気を引きたい攻撃にさらされまくった結果
自信が持てなくて恥ずかしくなるとAA付きで自爆する特性を持ってます
そんな感じでよろしくお願いします

42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/17(Tue) 15:37
貴方がたですね?食中毒で欠席のチャコペン氏に替わって
年末恒例賞金稼ぎ講演会-情けもかけるな命もかけるな-に来ていただける賞金稼ぎとは
今年が終わろうとしている今、ルーキーの賞金稼ぎの諸君もたるんでいる頃です
一つ気が引き締まる内容の講演をお願いしますよ!では、前金をお渡ししておきます
4日後の午前11時、ダックワーズセレモニーホール3階でお待ちしておりますので・・・・・

43 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/17(Tue) 18:24
わしはサンタクロースじゃ
クリスマスも近いと言うのに腰を痛めてしまってのう
お前さん達、これを着て子供達にプレゼントを配って来てくれんかの?
誰がどの服を着るかは自由じゃぞい!

つ【普通のサンタ服】
つ【ミニスカサンタ服】
つ【トナカイの服】

44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/21(Sat) 13:08
ハンターズよ、仕事だ。
世界の果てにいる幻獣を倒してこい!
報酬は一億でどうだ?

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/12/29(Sun) 17:11
【死亡フラグのさしすせそ】を語ってやろう!

さ「先に行け、俺が食い止める!大丈夫だ、必ず戻る」
し「死にたい奴等はここにいろ、私は部屋に戻る」
す「すぐに戻ります。ここで待っててください」
せ「戦争が終わったらあの娘と結婚するんだ」
そ「そうか…そういうことだったのか!」

46 名前:P2/OUmeQ 投稿日:2020/01/01(Wed) 10:05
こんちはーっす、お届け物っす
荷物はのし付けてあるしお歳暮ですかね?お届け先は…王立大学植物学科第二研究棟です
じゃ、こちらにサインを…
どーもーありあしたーっ


-リスト-
【高級ハムとソーセージ詰め合わせ】
【ザッハトルテ三種セット】
【ラムネ】
【謹賀新年 今年も皆さんのご多幸をお祈りしています     学者フローレアール
 ↑と 英語…ではなく公用語で書いてある手紙】

47 名前:P2/OUmeQ 投稿日:2020/01/01(Wed) 10:08
×お届け先
〇送り主

↑と 素で間違えていた

す、すいません
僕、アルバイトォォ!!なんで…

48 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/01/04(Sat) 07:58
ザナージュ「またしても遅刻してしもうたわ!」
ゼノ「他人のセリフをパクらんでくれ!」
ルキ「あんたもね」
ザナージュ「いや、悪い悪い。ここしばらく遊び呆けてたぜ。
   そうこうしてる間にクリスマスは終わり、年は明け、大地は唸り、風は吹き抜け、水はたゆたい、雷は走り、炎は燃えて……」
ゼノ「何があったんだよ。 冥府門の封印でも解かれたのか?」
ザナージュ「っと、そうだ。あけおめ!」
ルキ「このタイミングで?」
ザナージュ「冒頭で言うの忘れてたからな。ほれ、お前らもちゃんと挨拶しな」
ゼノ&ルキ「……あけましておめでとう」
ザ&ゼ&ル「今年もよろしくー!」

>>41話 ジバクちゃん

ゼノ「具体的過ぎんだろ、具体的なのにワケ分かんねーし!」
ザナージュ「要するに……性格は引っ込み思案だが、爆弾みたいな胸をAAカップの嬢ちゃんに晒しまくってる女の子ってことさ」
ルキ「何その不愉快極まりないキャラ」
ゼノ「つーかリクエストされたからって、ホントにそんなコ連れてこれるのか?」
ザナージュ「安心しな、あいつに頼んである」
ゼノ&ルキ「あいつ?」
ザナージュ「ドクター・Zさ」
ゼノ「ああ、アイツか……いや誰だよ、知らねーぞ、そんなセクターZみてーな名前のヤツ」
ザナージュ「俺の旧友のマッドサイエンティストだ。ヤツに頼んで女性型アンドロイドを造ってもらったのさ」
ルキ「……大丈夫なの?今の説明じゃ不安しかないんだけど」
ザナージュ「でぇじょうぶだ、あいつ失敗しないので」
ルキ「はい、フラグ立ちましたー」

ザナージュ「それでは紹介しよう。カモン、ゲンスルーちゃん!」
ゼノ「ちょ、待てよ!」
ザナージュ「なんだよ」
ゼノ「名前!もっと女の子らしい名前にしてやれよな」
ザナージュ「オーケー。カモン、爆豪勝己ちゃん!」
ルキ「それ男の名前でしょ」
ザナージュ「ちっ、わがままな奴らだぜ。じゃあアリスちゃんでいいか?」
ルキ「どこから出てきたわけ?」
ザナージュ「俺の初恋の相手の名前じゃあ!!カモン、アリスちゃん!」

アリス『はじめまして、阿部寛です』
ゼノ「阿部寛じゃん!!」
ルキ「見た目は女の子だけど……」
ザナージュ「ドクターの野郎、声の設定を間違えやがったな?説明書によると、こういう時は背中のスイッチを……ポチッとな」
ルキ「何のために声が阿部寛になる機能を?」
アリス『は、はは、はじめまして……アリスですっ……!』
ゼノ「おぉーっ」
ザナージュ「やったぞ、ゼノくん!プロジェクトは成功だ!巨乳美少女型アンドロイドの誕生だ!!」
ゼノ「はい主任!一生ついていきまっス!」
ルキ「アホくさ……才能の無駄遣いね」

ザナージュ「仲良くしろよ、嬢ちゃん。これからは仲間なんだからよ」
アリス『あ、あなたがルキさんですか……?クールで聡明そうな美人さん……ですね……!』
ルキ「よろしく。私たち、これからは親友だね」
ザナージュ「チョッロ!!」
ゼノ「スゲー早さで打ち解けたな。オレはゼノだ、よろしくな」
アリス『そう、よろしく』
ゼノ「な、なんかオレにはクールじゃね?ルキよりよっぽど……」
ザナージュ「まだ調整中だからな。そして俺がザナージュだ。よろしくアリスちゃん、とりあえず抱かせてくれ」
ルキ「息を吐くように何言ってんのこのバカ?」
アリス『えぇ……!?そ、そんな……は、恥ずかしいですっ……!』(ポロッ

●~*

ザ&ゼ&ルキ「!?」

(チュドォォォォォン)



ザナージュ「……というわけで彼女は再調整に出すことになった。非常に残念だが……」
ルキ「彼女より家を修理すべきじゃない?」
ゼノ「どーすんだよ、屋根吹き飛んじまったぞ!?うぅ、寒っ……」
ザナージュ「HAHA、もう一回爆破して暖めるか?」
ゼノ「次やったら殺すぞ、マジで」
ルキ「今回ばかりは本気だから」
ザナージュ「反省してまーす。スノボーしてきまーす」
ゼノ「埋めるか」
ルキ「そうね」

49 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/01/04(Sat) 07:59
>>42話 講演へあと少し

ルキ「ゼノ」
ゼノ「ツッコミきれねーよ。あのさ、ワリーけど人違いだと思うぜ?オレらは何も聞いて……」
ザナージュ「そうです、私どもが講師にお招きいただいた賞金稼ぎです。我々にお任せください!」
ゼノ「オイ、ザナー……」
ザナージュ「黙れ小僧!!」(ドゴォ
ゼノ「ぐはっ……!」
ザナージュ「報酬以上の働きをしてみせましょう。4日後をお楽しみに!」
ルキ「あーあ……」

〜4日後〜

ルキ「で、何で私とゼノまで出席しなきゃいけないわけ?」
ザナージュ「三人組って触れ込みだからな。お前らが必要なのさ」
ゼノ「ただの人数合わせだろ。だいたいオレは納得してねーかんな、この講演。勝手に金まで受け取りやがって……」
ザナージュ「まあいいじゃねえか、これも人助けさ。亡きポコペン先生に代わって、俺たちがルーキーを導いてやろうぜ」
ルキ「チャコペン先生は死んでないけどね」
ゼノ「まぁ仕事ならやるけどさ、講演って何話せばいいんだよ?」
ルキ「そもそもザナージュは別として、私とゼノも賞金稼ぎとしては新人みたいなものだしね」
ザナージュ「トークは俺が主導するから、お前らは適当に相槌うったりリアクションしてるだけでいい。頼んだぜ。
   さ、時間だ。行くぞ」
ゼノ「ヤベ……緊張してきた……」

出囃子『ケセガンガンガンガンガンガーン!!』

ゼノ「(オイ、ザナージュ!これホントに講演会か!?M-1じゃねーよな!?)」
ザナージュ「はい、どーもー!BOUNTY HUNTERSでーす!」
ゼノ「(漫才する気満々か!)」
ザナージュ「えー今日はね、本当はチャコペン先生が出席する予定だったんですけども
   なんかね、先生が食中毒になったそうで代わりに我々が呼ばれたわけなんですけど
   先生は一体何食べたんでしょうね?なぁ、嬢ちゃん」
ルキ「え?……さ、さぁ。コーンフレークとかじゃない?」
ザナージュ「いやあ、それがな。俺もそう思ったが、コーンフレークではないらしいぜ」
ゼノ「(ザナージュのヤツ、優勝狙ってやがる……!)」
ルキ「(なんの?)」
ザナージュ「ま、それはさておきルーキー諸君。お前ら年末だからってたるんでるんじゃねえのか?」
ゼノ「(なんて強引に話題を変えるんだ……)」
ルキ「(ていうかもう年末どころか正月すら過ぎてるけどね)」

ザナージュ「キミたちは賞金稼ぎに一番大事なのは何だかわかるかね?ゼノ坊、教えてやりな」
ゼノ「オレかよ……!?あー……根性!」
ザナージュ「いやあ、それが根性ではないらしいんだよな」
ゼノ「オレに何をさせてーんだよアンタは」
ルキ「ちなみにオチはないからね」

50 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/01/04(Sat) 08:00
>>43 いつかのメリークリスマス

ナレーション(声:ザナージュ)『この物語は数日前、クリスマスにまで遡る……』



ザナージュ「ったく、何でクリスマスだってのにこんなことしなきゃならねえんだ」
ルキ「仕方ないでしょ、仕事なんだから」
ゼノ「まぁまぁいいじゃねーか。なんか楽しそうな内容だしさ」
ザナージュ「お前、悪魔って設定じゃなかったか?キリスト様の聖誕祭を楽しんでいいのかい」
ゼノ「設定言うな!いいだろ、魔界で暮らしてた頃は楽しめなかったんだよ!なぁ、ルキ?」
ルキ「別に私は興味ないけど……。さっさと終わらせて帰りましょ」
ザナージュ「ああ、街中でイチャつくカップル共を見てるとアリスちゃんを呼びたくなってくるぜ」
ゼノ「なんだよ、ノリの悪いヤツらだなー。まぁいいや、着替えようぜ」
ザナージュ「レディファーストだ。嬢ちゃん、先に選びな」
ルキ「いいの?じゃあこの普通の」
ゼノ「オイオイオイオイ!!」
ザナージュ「待てえーい!!待て待て待て待てえーい!!」
ルキ「……何」
ザナージュ「お前なに普通のサンタ服選ぼうとしてんだ?お前に選択権なんてねえんだよ」
ルキ「はぁぁ?あんたが選べって言ったんでしょ」
ゼノ「まだわかんねーのか!ザナージュはな!お前にミニスカを選べって言ったんだよ!
   少しはザナージュの気持ちを……分かってやれよ……!」
ザナージュ「ゼノ坊……ありがとう。もう……十分だ」
ルキ「ペッ」
ザナージュ「なんだてめえ、その態度はー」
ルキ「そもそもあの依頼人のサンタ、なんでこんな服持ってるわけ?」
ザナージュ「そりゃワイフに着せ……」
ゼノ「それ以上言うな、ザナージュ!!もう十分だ!!」

ルキ「で、あんたたちはどうすんの?どっちがトナカイ?」
ザナージュ「そりゃ坊やだろ」
ゼノ「そりゃザナージュだろ」
ザナ&ゼノ「……あ?」
ザナージュ「サンタといえば老人なんだから、年長者がやるべきだろ?」
ゼノ「ならオレじゃん。10万歳越えてるからな」
ザナージュ「それ設定じゃん」
ゼノ「設定言うな!!」
ルキ「いいからさっさとジャンケンして」
ザナ&ゼノ「はい」



ゼノ「チクショォ……何でいつもいつも勝てねーんだよぉ……!」
ザナージュ「フッ、脇役風情が主人公様に勝てると思ったかい?」
ルキ「けど人気投票やったら脇役のゼノに負けるタイプの主人公でしょ、ザナージュは」
ゼノ「脇役言うな!!クソッ……さっさとプレゼント配って回るぞ!」
ルキ「配達表によると、まずは666丁目に住む狂犬のジョニーくんのところね」
ザナージュ「不吉だ。飛ばして次に行こう」
ゼノ「さんせー」
ルキ「次は……6丁目のリーチくんとマイケルくんの兄弟のところね」
ザナージュ「オーケー、ラグビーボールを放り投げとこう」
ゼノ「ラグビーボールでいいのか?」
ルキ「欲しいものリストによると……欲しいのは『肩幅』だって」
ザナージュ「ふざけんな!そんなもんどうやって配れってんだ?次だ次!」
ゼノ「なんか銀魂であったよな、こういう話」
ザナージュ「他の子はどんなものを欲しがってんだ?」
ルキ「ライトくんは『新世界』、ルフィくんは『ワンピース』、ウーロンくんは『ギャルの下着』」
ゼノ「この街ヤベーヤツしかいねーな!」
ザナージュ「もっと現実的なものを欲しがるガキはいねえのか?金とか」
ゼノ「そんなガキ、イヤだっつーの」
ルキ「それなら……この子なんてどう?1丁目の太郎くん、欲しいのは『ニンテンドースイッチ』」
ザナージュ「とってつけたようなシンプルさだな。オーケー、まずはその子の家に行こう」

51 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/01/04(Sat) 08:01
(続きじゃあ!!)

ザナージュ「ガチャ…ちっ、しっかり戸締まりしてやがる。オラッ!!(ドゴォ)
   よし、開いたぜ。コソコソ……」
ゼノ「さすがザナージュだぜ、不法侵入も手慣れたもんだな」
ルキ「その道のプロだからね。あ、戻ってきた」
ザナージュ「ふう、任務完了だ。悪いことをしてるわけでもないのに、なかなかスリルがあったぜ」
ルキ「ドア壊してなかった?」
ゼノ「お疲れー……ってオイ!その子……」
ザナージュ「あん?うおっ……!?」
ルキ「まさか太郎くん……?」
ザナージュ「なんてこった、まさか起きてくるとは……。あー坊や、俺たち……いや、ワシらはサンタクロースじゃよ」
ルキ「そ、そうそう、プレゼントを届けに来たの」
ゼノ「ああ、怖がることなんてねーぜ」
ザナージュ「こりゃトナカイ!もっとトナカイらしく喋らんか!」
ゼノ「はぁ!?(トナカイらしくってなんだよ!?)」
ルキ「(トナカイの鳴き真似でもすればいいんじゃない?)」
ゼノ「(わかんねーよ!)」
ザナージュ「(何でもいいからやれ!ガキを笑わせろ!)」
ゼノ「……なに!?スイッチが欲しいトナ!?まさかキミが太郎くんカイ!?」
ザナ&ルキ「ブフッ」
ザナージュ「(このバカ、俺たちを笑わせてどうすんだ……!)」
ルキ「(ちょっとゼノ……!やめてよ……!)」
ゼノ「お前らがやれって言ったんじゃないのカイ!?」

Merry Christmas!

52 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/01/05(Sun) 01:55
>>44話 世界の果てまでヒャッハー!

ザナージュ「はあ?幻獣?シッシッ、冷やかしなら帰りな」
ゼノ「ハハ、さすがのザナージュもこれは断るよな」
ルキ「世界の果てっていうのも、幻獣っていうのも曖昧だしね」

44『報酬は一億でどうだ? 』

ザナージュ「オーケー、その依頼受けましょう。さあ、行くぞお前ら!」
ゼノ「そんな気はしてたさ」
ルキ「やれやれ……」



ルキ「で、どこに行くわけ?」
ザナージュ「とりあえず世界の果てだな」
ゼノ「とりあえずで行けるような場所じゃねーっての。どこだよ?世界の果てって」
ザナージュ「世界を飛び回る幻獣ハンターのミス・イモトによると……」
ルキ「それは珍獣ハンター」
ゼノ「ダメだこりゃ。帰ろうぜ」
ザナージュ「待て待て!こんなもん適当にそこら辺の魔物倒しとけばいいんだよ、グリーンだよ」
ゼノ「そんなモンで依頼人を騙せるワケねーだろ」
ザナージュ「んなこたあない。幻獣なんて誰も見たことがねえんだから、あの依頼人も分かりゃしねえよ」
ルキ「あんた本気?もししくじりでもしたら、今後の信用に関わって……」
ザナージュ「俺に信用なんてものがあると思うか?」
ルキ「……思わない」
ザナージュ「そういうことさ、俺に失うものはねえ」
ゼノ「ダセーことを自慢気に言うなよ」



ゼノ「いねーなー、幻獣」
ルキ「いるわけないでしょ、幻なのに」
ザナージュ「映画館で配布してくれりゃいいんだがな」
ゼノ「映画館に行きゃゲットできる幻獣なんてイヤだよ。ロマンがねーよ、なぁルキ?」
ルキ「私ダークライなら貰ったけど」
ゼノ「マジかよ!?いいなー!」
ザナージュ「ロマンはどうした坊主。それよりどうだ、嬢ちゃん。ドデカい魔力とか感知できねえか?」
ルキ「……何も感じない。この辺りにいるのは弱い魔物だけね」
ザナージュ「そうか、何も感じないか。ありがとよ、マグロちゃん」
ルキ「黙って」
ザナージュ「ジョークだ、ジョーク。怒るなって」
ルキ「黙れって言ってんの。……何かいる」
ザナージュ「なんだと?……ん?確かにこの感じは……」
ゼノ「あそこだ、あそこの草むらに何かいるぞ……」
ザナージュ「ハッ、面白え。鬼が出るか蛇が出るか?」

猫『ミャーミャー』

ザナージュ「あ……?あ……?」
ゼノ「なんだ猫かよ」
ザナージュ「ちっ、期待させやがって……オイ、どうなってんだ嬢ちゃん」
ルキ「私は『何かいる』って言っただけ。幻獣がいるとは一言も言ってないけど?」
ザナージュ「ぐぬぬ……!こうなったらあの猫を倒したということにしよう」
ゼノ「猫を倒してどーすんだよ。ただの動物虐待じゃねーか」
ザナージュ「あの猫は幻獣ケット・シーということで……」
ルキ「姑息な作戦を練る暇があったら、依頼人への謝罪の言葉を考えた方がいいんじゃない?」

53 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/01/05(Sun) 01:56
>>45話 令和のさしすせそ

ザナージュ「世の中には色んなさしすせそがある」
ゼノ「ベタだなー、どれもこれも」
ルキ「使われ過ぎて今じゃ逆に生存フラグだったり、ギャグ化してる気もするけどね」
ザナージュ「じゃあ俺たちで新しいパターンを考えてやるか。まずはゼノ坊、『さ』!」

ゼノ「へっ!?えー……『さあ、目覚めるのだ!封じられし邪神よ!』」
ザナージュ「何言ってんだお前。恥ずかしくないのか?」
ゼノ「ヘヘッ……アンタが悪いんだぜ……?ザナージュさんよ……」
ザナージュ「オーケー、確かに俺が悪かった。剣を引っ込めるんだ、さあ早く」
ルキ「これは呪術士か何かが邪神を利用しようと封印を解いたばっかりに、邪神に殺されちゃうパターンね」
ゼノ「正解!」
ザナージュ「ま、ベタではあるが合格だろう。じゃあ次、嬢ちゃん!『し』!」

ルキ「……『死んだな』」
ザナ&ゼノ「……」
ルキ「……実は死んでないっていう。やったか?→やってない、的な」
ゼノ「いや、分かるよ解説しなくても……けど、これはなー……」
ザナージュ「死亡フラグかって言われると微妙だよな。この後やられるのは間違いねえが、死ぬとは限らんだろ」
ルキ「私なら殺すけどね」
ゼノ「お前基準かよ」
ザナージュ「まあ一応合格だ!サービスだぜ?」
ルキ「どうも」
ゼノ「次はザナージュだな。『す』!」

ザナージュ「『済まぬ』」
ゼノ「アウトー!!」
ザナージュ「いやいや、セーフだろ!これは死ぬ時のセリフだぜ?お前らだって、これ言われた時は死んだと思っただろ?」
ルキ「結局生きてたじゃない」
ザナージュ「死んだようなもんだろ、読者からの評価的な意味で」
ルキ「ザナージュ、それ禁句。仕方ない、ゼノがお手本見せてあげて。はい、『す』」

ゼノ「それもオレかよ!?あー……『素晴らしい!最高のショーだと思わんかね!?』」
ルキ「これは……」
ザナージュ「審議の必要があるな」
ゼノ「なんでだよ!?これ絶対死ぬヤツだぞ!」
ザナージュ「パクリはどうかと思うがな」
ルキ「あんたもさっき堂々とパクってたよね」
ザナージュ「じゃあ合格だ!サービスだぜ?」
ゼノ「やりぃ」
ザナージュ「では次、『せ』!行け、嬢ちゃん」

ルキ「『せめてあなただけでも……逃げて……』」
ゼノ「う〜ん……シチュエーションは分かる、分かるよ。仲間を逃がそうとしてるんだよな?でもな……」
ザナージュ「結局、自分も仲間も助かるパターンじゃねえか?こういうのは」
ルキ「私が敵役ならまとめて殺すけどね」
ゼノ「お前基準かよ」
ザナージュ「オーケー、合格だ!サービスだぜ?」
ルキ「ありがと」
ゼノ「そんじゃラストの『そ』!頼んだぜ、ザナージュ!」

ザナージュ「『そこに誰かいるのか?』」
ゼノ「めっちゃ普通!でもこれは死ぬよなー」
ルキ「よせばいいのに様子を見に行っちゃうのよね。まぁ合格でいいんじゃない?」
ザナージュ「オーケー、これで終了だな。もう未練はねえ……お前らのおかげだ。ありがとよ……」
ゼノ「ザナージュ……アンタ消えるのか……?」

54 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/01/05(Sun) 01:56
>>46-47 突撃!王立大学植物学科第二研究棟

ゼノ「ザナージュー、荷物が届いてるぜー」
ザナージュ「荷物?爆弾でも入ってるんじゃないだろうな」
ルキ「身に覚えでも?」
ザナージュ「ああ、ありすぎて困るね」
ゼノ「そんなモンじゃねーよ、お歳暮だ、お歳暮。ここにリストがあるぜ」
ザナージュ「リストだあ……?いったい何のリストだよてめーっ!!」
ゼノ「中身のリストだよ」
ルキ「いきなり何キレてんの」
ザナージュ「送り主は誰だ?」
ゼノ「先生だ」
ザナージュ「先生?」
ルキ「王立大学植物学科第二研究棟のフローレアール先生」
ザナージュ「ヒュウ!あの先生か、それなら安心だ。開けてみよう。
   中身は……ワオ!ソーセージにハム!」
ルキ「ザッハトルテも!」
ゼノ「ラムネだってあるぜ!」
ザナージュ「やっぱ王立大学植物学科第二研究棟はソーセージとラムネだわねえ」
ゼノ「……そうなのか?」
ルキ「さぁ……?」

ザナージュ「手紙も入ってるな。どれどれ……。
   『謹賀新年 今年も皆さんのご多幸をお祈りしています』だとさ」
ゼノ「ハハ……ありがてーな」
ルキ「そうね、あまりこういうもの貰うことってないし……」
ザナージュ「『P.S.ゼノしゃんよりザナージュしゃんの方が好きでしゅ。抱いてくだしゃい』」
ゼノ「それは書いてねーよ!見なくても分かるっつーの!」
ザナージュ「先生には世話になりっぱなしだな。俺たちも何か仕返ししねえとな」
ルキ「お返しでしょ、逆襲してどうすんの」
ゼノ「けど何を送るんだ?定番はソーセージだけど、同じモンを送るってのも味気ねーよな」
ザナージュ「パセリを送ろう」
ルキ「何でパセリ……?」
ザナージュ「彼女はパセリが好物なのさ」
ゼノ「へー、よく知ってんな」
ザナージュ「フッ、彼女のことはリサーチ済みさ」
ルキ「さすがストーカー歴23年の大ベテランね」
ザナージュ「ホメんなよ。あとは塩チョコも好物だったはずだ。一緒に送っておこう。
   ヘイ、バイトのサブちゃん!頼んだぜ!」
ルキ「あの人、サブちゃんって言うの?」
ゼノ「知らね」

55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/15(Wed) 20:07
しまった、起きたら既に20時だったぜ…
(しく、しく…)

大事な場面で寝過ごした事はあるか?

56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/02/06(Thu) 23:07
最近依頼がないからたるんでないかい?

57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/02/15(Sat) 14:32
八歳と九歳と十歳のときと、十二歳と十三歳のときも僕はずっと! 待ってた!
チョコレートだろ!カードもだ!
あんたはチョコレートの代わりに氷のつぶてをくれるのか!

(※最近バウンティハンター来ないなと思いながらルキちゃんのチョコ欲しかったなと思いながらのりのりで始めるブレンパワードごっこ)
(最近忙しいようですがご自愛ください)

58 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/02/26(Wed) 18:57
ザナージュ「あれから一ヶ月半……そこには元気に走り回るザナージュたちの姿が!」
ゼノ「それにしてもこのおっさん、ノリノリだな」
ルキ「一ヶ月半もサボって大丈夫なわけ?」
ゼノ「ただでさえ信用ねーのに、さらになくなったなこれで」
ザナージュ「そうかもな。だが、ここまで落ちたらあとは這い上がるだけさ」
ルキ「カッコよくないから」

>>55話 起きたら20時なんですけど!

ザナージュ「俺の遅刻癖を甘く見んなよ?そんなもんしょっちゅうさ」
ゼノ「今まさにそんな状況だしな」
ルキ「私たちが最後に来たのが1月5日……現在2月26日……スレを立ててから4ヶ月……レスの数は57……」
ゼノ「やる気ねーなオイ」
ザナージュ「神様、親衛隊、手品先Π、□マサガ、海賊、パ×サカ……後から立ったスレにことごとく追い抜かれてくぜ」
ゼノ「伏せ字の意味がねーし、ここより二年以上前に立ったスレが一つ混じってんぞ」
ザナージュ「俺だってやる気がないわけじゃねえんだぜ?時間と金がねえだけだ」
ゼノ「金がねーのはアンタがギャンブルにつぎ込むからだろ」
ザナージュ「一発当てりゃあこんな汚れ仕事はすぐに辞めて、自宅警備員に転職するんだがな。そうすりゃレス返だって毎日できるぜ」
ルキ「健全とは言いがたい生活ね。ま、私はそれでもいいけど」
ゼノ「オレはヤダな……」

ザナージュ「それよりこのアンちゃんは一体どんな生活してんだ?起きたら20時って昼夜逆転してんじゃねえか」
ルキ「朝帰りなんじゃない?」
ザナージュ「ヒュウ!女遊びもほどほどにしておけよ」
ルキ「ザナージュ、夜勤って知ってる?」
ゼノ「あらゆる物事を自分基準で考えるからな、ザナージュは」

>>56話 我が心すでに空なり、空なるが故に無

ザナージュ「そうだぞお前ら!まったくたるんどる!」
ルキ「あんたもね」
ザナージュ「じゃあ俺と嬢ちゃんどっちがたるんでるか比べてみるかい?腹見せてみろ。とりあえず脱げ」
ルキ「……あんた頭大丈夫?」
ザナージュ「頭の話はしてねえ、腹の話をしてんだ」
ルキ「……そんなくだらない話してるヒマがあるなら遅刻の言い訳でもすれば?」
ゼノ「その前に謝罪だろ」
ザナージュ「それもそうだ。遅れて悪かった。実はコロナウイルスに感染しちまっててな……」
ゼノ&ルキ「(ダダダッ)」
ザナージュ「待て待てウソだウソ!戻って来い!つうかお前らずっと俺と一緒にいただろうが!
   まあ、俺たちも色々忙しかったのさ。メテオから星を救ったりな。どうだ?今までおたくらは気づかなかっただろ?」
ゼノ&ルキ「……」
ザナージュ「まあ嘘だからな。だが、おたくらには嘘かどうかも分かるまい?」
ゼノ「いや分かるよ。一瞬で分かる」
ザナージュ「この通り謝るから許してくれ。ゴメンネッ」
ルキ「政治家の謝罪会見以上に誠意が感じられない謝罪ね」
ゼノ「結局、遅れた理由は忙しかったからってことでいいのか?」
ザナージュ「分かりません。記憶にございません。体調が悪いので質問はこれで打ち切らせていただきます」(退席)
ゼノ「恥を知れ!」

59 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/02/26(Wed) 18:58
>>57話 IN MY DREAM
ザナージュ「(サンキュー、温かい言葉に感謝するぜ)」
ゼノ「何テレパシーで会話してんだよ」
ザナージュ「これは嬢ちゃんへのリクエストと見て間違いないな」
ルキ「え?」
ゼノ「ま、だろーな。オレやザナージュにはどうしようもねーや」
ザナージュ「違いねえ、俺がチョコレートの代わりにプレゼントできるのはピストルの弾くらいだからな」
ルキ「あんたたちさっきから何の話をしてるの?」
ザナ&ゼノ「……」
ルキ「チョコレートがどうとか……何のこと?」

ザナ&ゼノ「バレンタインだろ!!」

ルキ「(ビクッ)あ、あぁ……バレンタインね」
ザナージュ「当然、用意してるよな?俺たちの分と名無しの分」
ルキ「……してるわけないじゃない、バレンタインなんてとっくに過ぎてるのに」
ザナージュ「マジかよ、このアマ」
ゼノ「ブーブー!何でチョコくれねーんだよ!」
ルキ「そんなこと言われても……」
ゼノ「お前には男心ってモンが分かんねーのか!?」
ザナージュ「そうだそうだ!てめえそれでも女か!何だ、その胸の小ささは!」
ルキ「ドつき回すぞ。……ちっ、ほら」
ゼノ「ん……?これは……!」
ザナージュ「鹿の頭……!?」
ルキ「そんなマフィアみたいなことしないから」
ザナージュ「で……このチョコ、どうする気だ?」
ルキ「あげるって言ってんの。あんたたちうるさいから」
ゼノ「オレたちに……?あのルキが……?夢じゃねーよな……?」
ザナージュ「ゼノ坊、お前試しに先に食ってみろ」
ルキ「こいつらはッ……いらないなら返してよ。自分で食べるから」
ザナ&ゼノ「あーいや貰います貰います!ありがとう!」
ルキ「……はい、名無しにも」
ゼノ「なーんだよ、しっかり人数分用意してんじゃんか」
ザナージュ「スミにおけないねえ」
ルキ「別に……自分用に買いすぎて余ってただけ」
ザナージュ「なんでえ、余り物かよ」
ゼノ「バカなのかアンタ」
ザナージュ「冗談さ、HAHAHA」
ルキ「じゃ、来月期待してるから」
ザナ&ゼノ「来月?何かあったっけ?」
ルキ「二人ともバカか」

60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/03/08(Sun) 18:07
君達の必需品は何だい?

61 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/03/09(Mon) 01:38
ザナージュ「ちっ、コンビニにもスーパーにもトイレットペーパーが売ってねえ」
ルキ「それだけデマに踊らされた人が多いってことね」
ゼノ「メーワクな話だぜ。人間同士で足引っ張り合ってる場合かよ」
ザナージュ「ったく、しょうがねえな。こんなこともあろうかと前に買い溜めしてた分を引っ張り出すか」
ゼノ「見ろ……これが人間のやり方だ……!」
ルキ「ザナージュを基準に考えるのはさすがに人類に失礼だと思うけど」

>>60話 ホームカミング

ザナージュ「おお……久しぶりのお客さんかえ?ゼノや、お茶を淹れてやりなさい」
ゼノ「あぁ?何だってぇ?」
ザナージュ「メシはまだかと言うておるんじゃ」
ルキ「おじいさん、ご飯はもう食べたでしょう?」
ザナージュ「はて、そうだったかのお?FOFOFO」
ゼノ「って、そこまで時間経ってねーから!!」
ルキ「気は済んだ?ザナージュ」
ザナージュ「オーケー、始めよう」

ゼノ「必需品ねぇ。まぁオレの場合は剣だよな。このデュランダルさえあればどんな運命だって切り開けるさ」
ザナージュ「デュランダル『グッバイ、僕の運命の人は君じゃない』」
ゼノ「人の剣を勝手に喋らせんじゃねーよ」
ルキ「ザナージュはやっぱり銃?」
ザナージュ「銃とこの帽子だな」
ゼノ「そういやアンタやたらとその帽子大事にしてるよな」
ルキ「何か理由が?」
ザナージュ「これはシャンクスがくれた俺の宝物だ!どん!」
ゼノ「もう少しマシなウソつけねーのか、アンタは」
ルキ「ていうか何でいちいちウソつくわけ?」
ザナージュ「別に理由なんてねえよ。何となく気に入ってるだけさ」
ルキ「ふーん……それだけ?ま、いいけど」
ゼノ「(何か理由がありそうだけどな……)」

ザナージュ「(と思わせておけば後で伏線として使えるかもしれん)それより嬢ちゃん、お前はどうなんだ?」
ルキ「私は武器とか使わないし……しいて言うなら音楽とか本は生活に欠かせないかもね」
ザナージュ「それだけか?蝋燭とかムチは?」
ルキ「それはあんたの必需品でしょ。……まぁ他にもなくはないけど」
ザナージュ「ロープか?」
ゼノ「そこから離れろよ。で、何だ?ルキ」
ルキ「……帰る家と、帰りを待ってくれてる人たち」
ザナ&ゼノ「お前……」
ルキ「えへへ……」
ザナージュ「さてはホワイトデーに向けて好感度を上げようって魂胆だな?」
ルキ「ちっ、あんたみたいな勘のいいヤツは嫌い」
ゼノ「オレらに必需っつーか必要なのは『素直さ』かもな」

62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/03/12(Thu) 23:46
今日の晩飯はちょっと奮発して湯豆腐だ!
めんつゆをかけても美味しいんだぜ

そら!このめんつゆはサービスだ。受け取りなッ(めんつゆだけ投げてよこす)

63 名前:半裸の戦士 投稿日:2020/03/13(Fri) 08:38
見つけたぞ、悪党三人組め!
しらを切る気か?貴様らの事はすでに山向こうまで手配書が出回ってるんだぞーっ!!

【ビキニパンツの戦士が見せた手配書には
 ジノ・ヴァキ・ソバージュという似てもにつかない窃盗犯らの似顔絵が書かれている
 賞金は三人合わせてスナック菓子20袋分程度】

64 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/03/14(Sat) 23:45
よーし、ぎりぎり間に合った
ホワイトデーのお返しな
女の子の好きなのって何だろうって考えた結果
可愛いのと、きれいなのと、甘いのとしか思い浮かばなかったから
こんなのでどうだろう?
ラグジュアリーなデザインのピンクのあめちゃん
昔こんな感じの駄菓子ってあったよなーってハンドメイドです
手間暇ばっかり掛かってて、むしろ梱包の方がお金かかってるかもしれません
あ、包装についてるお花、ヘアゴムに使えるから

65 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/03/26(Thu) 20:33
商売敵の賞金稼ぎ、ずっと追いかけてる賞金首、などライバルと呼べる相手はいますか?

66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/03/29(Sun) 18:02
中々やりおるわ

67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/04/08(Wed) 00:54
もうザナージュはこりごりよ〜トホホ

68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/04/09(Thu) 17:10
ザナージュは借金総額いくらあるの?

69 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/04/12(Sun) 21:25
ザナージュ「あのハンターズが……一ヶ月ぶりに帰ってきた!」
ゼノ「なんか毎回同じようなこと言ってる気がするぜ」
ルキ「すっかり月刊誌ペースね。三ヶ月休刊すると廃刊になるから気をつけてよ、ザナージュ」
ザナージュ「消えそうで消えない、それが俺たちさ。俺たちの更なる活躍にご期待くださいませ」

>>62話 めんつゆひとり飯

ザナージュ「へえ、湯豆腐か。それなら塩を少量加えてみな」
ルキ「するとどうなるの?」
ザナージュ「豆腐が硬くならず、旨味を最大限に引き出せるのさ。塩の代わりに刻み大根を入れるのもアリだ」
ゼノ「お、よく知ってんじゃんザナージュ」
ザナージュ「ま、このくらいはな」
ルキ「ホントだ、wikiに書いてある」
ザナージュ「……」
ゼノ「はん、そういうことかよ」
ザナージュ「あのwikiはな、俺が書いたんだよ」
ゼノ&ルキ「はいはい」



ザナージュ「それはそうとありがたくゴチになるぜ。ザナージュが……ユドーフを」
ルキ「はいはい」
ザナージュ「はいはいはいはいうるせえヤツだ。赤ん坊か、お前は。そんならミルクでも飲んで体をデカくしなベイビー!」
ルキ「ミルク代がないの。誰かさんがロクに給料払ってくれないせいで」
ザナージュ「代わりにガムくれてやっただろうが」
ルキ「あんたが噛んだやつをね。当然捨てたけど」
ザナージュ「もったいねえな。あれ食ったら体力が全回復するんだぜ?」
ルキ「あんなもん口にするくらいなら私は死を選ぶ」
ゼノ「そんなことよりザナージュさ」
ザナージュ「ん?お前もガム欲しいのか?」
ゼノ「いらねーよ。湯豆腐だけどさ、誰も奢ってくれるとは言ってねーぜ?」
ザナージュ「あん?じゃあ何か?62は飢餓に苦しむ俺たちに湯豆腐を見せびらかしに来ただけの性悪外道野郎だと、お前はそう言いたいんだな?」
ゼノ「い、いや、そこまで言ってねーけどさ……」
ザナージュ「じゃあやっぱり俺たちに奢ってくれるってことだな?」
ゼノ「何でそーなるんだよ」
ザナージュ「じゃあ……」
ゼノ「じゃあじゃあじゃあじゃあうるせーんだよ!ジャージャー麺でも食ってろ!」
ザナージュ「ジャージャー麺を買う金がないの。誰かさんが借金の取り立てに来たせいで」
ルキ「それは自業自得でしょ」
ゼノ「じゃあ諦めろ」
ザナージュ「やれやれ、今日もカップ麺で我慢するか。……おっと?」

62『そら!このめんつゆはサービスだ。受け取りなッ』

ザナージュ「(パシィ)サンキュー、ナイスガイ。恩に着るぜ!」
ゼノ「よかったな、ザナージュ」
ザナージュ「……」
ルキ「どうしたの、ザナージュ」
ザナージュ「めんつゆだけか?豆腐は?」
ゼノ「それは自分で用意しろってことじゃねーの?」
ザナージュ「中途半端に希望を持たせるだけなら、最初から手なんて差し伸べないで」
ゼノ「ルキみてーなこと言うなよ」
ルキ「……私がいつそんなこと言ったわけ」
ザナージュ「あれは数年前、俺たちが初めて会った時の話さ……魔族でありながら、人間との友好を望んだ魔界貴族グレスドール卿。彼が死に際に放った一言は──」
ルキ「湯豆腐やめんつゆの流れからそんな重要なエピソードに移行しないでほしいんだけど」

70 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/04/12(Sun) 21:26
>>63話 100年後に死ぬザナ

ザナージュ「──で、そのチンピラ共がレディに襲いかかろうとした瞬間、華麗に俺が現れこう言ってやったのさ」
ルキ「『俺も混ぜてくんない?』でしょ。その話、何度目よ」
ザナージュ「一度も言ってねえよ。俺はクズか」
ゼノ「よっし、風呂掃除終了!あ、おいザナージュ!燃えるゴミはこっちに捨てろって言っただろ!」
ザナージュ「あーそうだったか?悪い悪い」
ゼノ「ったく、何度同じこと言わせる気だよ。あ、そうだお前ら、今夜は何食いたい?」
ザナージュ「そうだなあ……ん?」

半裸『見つけたぞ、悪党三人組め!』

ザナージュ「……湯豆腐が食いてえな」
ルキ「私もそれで」
ゼノ「湯豆腐だな、了解」

半裸『しらを切る気か?』

ザナージュ「……にしても最近は暗いニュースばかりで気が滅入るぜ」
ゼノ「アンタでもそんなこと思うんだな」
ザナージュ「当然だろ。イベント類は中止、店は休業、そもそも気軽に外出もできねえってんじゃカワイコちゃんと出会うチャンスがねえからな」
ルキ「そんなことだろうと思った」
ゼノ「ま、今は耐えるしかねーさ」

半裸『貴様らの事はすでに山向こうまで手配書が出回ってるんだぞーっ!!』

ザナージュ「うるせえな、さっきから!!なんなんだてめえは!!」
ルキ「耐えられなかったみたい」
ゼノ「いや、ザナージュにしては耐えた方じゃねーか?」
ルキ「出会いがあってよかったじゃない、ザナージュ」
ザナージュ「変態との出会いなんざ望んじゃねえんだよ!オイ、ゼノ坊、おまわりさんを呼べ」
ゼノ「まぁまぁ落ち着けよザナージュ。まずは詳しく話を聞かせてもらおーぜ」
ルキ「どうやら悪党三人組とかいう連中と誤解されてるみたいね」
ザナージュ「ちっ、めんどくせえな。ヘイ半裸マン、その手配書を見せてみろ」
ゼノ「そんなにオレらに似てんのかな?」
ザナージュ「俺たちのような美男美女が他にいるとは思えねえがな」
ルキ「まったくもってその通りね」
ゼノ「お前らは似てるよな」

【ジノ・ヴァキ・ソバージュという似てもにつかない窃盗犯らの似顔絵】

ザナ&ルキ「……!?」
ゼノ「全然似てねーじゃねーか!!名前からして違ーし!!」
ルキ「しかもこの懸賞金の低さ……」
ザナージュ「……」(チャカッ
ゼノ「ちょ、待てザナージュ!銃抜くな!」
ルキ「そうよザナージュ。せめて峰撃ちで許してあげて」
ザナージュ「オーケー」
ゼノ「殺る気満々かよ!おい半裸のアンタ、人違いだって分かったろ?さっさと行け、ヒデー目にあう前に」
ザナージュ「いいや逃がさねえぞ。きっちり復讐させてもらう」
ゼノ「許してやれよこれくらい」
ザナージュ「やかましい!俺は今ゴキゲンナナメなんだ!」
ルキ「つまり八つ当たりしてストレスを発散しようってわけね」
ザナージュ「ストレスを溜めると早死にするからな。この半裸マンのせいで俺は100日後には死ぬかもしれねえぜ?だから発散するのさ。
   ま、安心しな。復讐と言っても大した内容じゃねえからよ」
ルキ「何をする気?」
ザナージュ「はかあらしだ」
ゼノ「じゅうぶん大したことじゃねーか!!バチ当たるぞ!」
ザナージュ「ククク……俺を怒らせた罰だ」

カマテ! カ マテ!
カオラ! カ オラ!
テネイ テ タナタ プッフル=フル ナア ネ イ ティキ!

ザナージュ「という歌詞を延々とその半裸マンのブログやツイッターに書き込み続けてやるぜ……!」
ゼノ「ハカ荒らし!?それはウゼーな!!」
ルキ「あと100年くらいは生きそうね、ザナージュは」

71 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2020/04/12(Sun) 21:26
>>64話 白い変人達

ザナージュ「わざわざ駆け込みで来てくれたってのに、受取人が一ヶ月遅れでご登場じゃ報われねえな」
ゼノ「ちゃんと謝っとけよ、ルキ」
ルキ「ご、ごめん……って、遅れたのはあんたたちも同じでしょ」
ザナージュ「俺たちはお返しもらえるわけじゃねえしなあ」
ゼノ「なー」
ルキ「ホワイトデーにお返しもらう男がどこにいるのよ」
ザナージュ「2丁目にはたくさんいるよなあ」
ゼノ「なー……ってそれは知らねーよ」

64『可愛いのと、きれいなのと、甘いのとしか思い浮かばなかったから』
64『ラグジュアリーなデザインのピンクのあめちゃん』

ザナージュ「もう一つとっておきの贈り物を教えてやるよ。ゼニだ」
ルキ「あんたは黙ってて」
ザナージュ「なんでだよ、幼女から熟女まで絶対に喜ぶぜ?」
ゼノ「ホラホラ、オレらはあっち行ってようぜザナージュ」
ザナージュ「ちっ、分かったよ。後は若いもん同士でイチャイチャしてな。ペッ!」
ゼノ「自宅でツバ吐くな!誰が床掃除すると思ってんだ!」
ルキ「その……私はどれも好きだから。ありがと……ね」

ザナージュ「(なっ……あいつめ、俺には絶対見せねえようなスマイルを……)」
ゼノ「(アンタがルキのために手間隙かけて菓子作りに励むような根性者だったら、可能性もあるんだろーけどな)」
ザナージュ「(手間隙かけてあいつの工口画像なら作ってやったぜ?)」
ゼノ「(そりゃアンタに微笑んでくれるワケねーな)」

64『あ、包装についてるお花、ヘアゴムに使えるから』

ルキ「……どう、似合う?」(ジャキーン!!リトルフラワー装着!!超変形!!ウルトラDX超合金ルキ参上!!)

ゼノ「(ヘンなナレーション入れるなよな、ザナージュ)」
ザナージュ「(バレンタインだのホワイトデーだの、あの嬢ちゃんには似合わないだろ?)」
ゼノ「(ナントカ超合金も似合わねーだろ)」

ルキ「……あんたたち、さっきから物陰でブツクサ何言ってんの?」
ゼノ「いや別に……」
ザナージュ「少し超合金工口画像の話をしてただけさ」
ルキ「……??何それ」
ゼノ「してねーよ、そんな話」
ザナージュ「それより嬢ちゃん、式の予定はないのか?」
ルキ「はぁ……?何言ってんの……。別に付き合ってるわけでもないのに結婚の予定なんて……」
ザナージュ「バカ、卒業式だ」
ルキ「……は?」
ザナージュ「ウイルスの影響で学校の卒業式も中止になってるだろ?ガキどももかわいそうだよな」
ルキ「……」
ザナージュ「なのにこの大変な時期にお前は自分の挙式ばかり考えやがって。
   はあ〜……やだねえ、浮かれちゃってよ。これだから最近の若いもんは……
   卒業式だと言うけれど何を卒業するのだろう」
ルキ「……代わりに今日をあんたの卒業式にしてあげる」
ゼノ「あ、葬儀屋さんですか?式の予約をしたいんスけど。故人の名前はザナージュで」

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