掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧



レス数が 1000 を超えています。残念ながら全部は表示しません。

【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ五

243 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2022/07/17(Sun) 13:59
>>236-237(アーチェロお嬢様)

>…ありがとうございました、柚葉さん、至福の刻(とき)をまたくださって…。
>今こうして両手のひらの上に浮かぶ光の紅玉、これが二人で作った魔の珠でございます。

綺麗…。お嬢様の魔力と私の血…。そして、絆を確かめ合った証なのですね。
思わず見惚れてしまいますが、これを早速、この鍾乳洞の主に捧げましょう。

>あ…、湖面が光って人影が現れてまいりました!

…かつて、お嬢様とお出かけの際に訪れた鍾乳洞の主様を彷彿するものを感じますわ。
あの時は気配とテレパシーを感じるのが精一杯でしたが…。
こうして顕現されてお目にかかるのは初めてです。
この空間が、より一層澄み渡るのを感じます…。

>ご顕現、感謝申し上げます、娑伽羅龍女様。

お初にお目にかかります。
この国におきまして、アーチェロ・ディ・カルミーニオ=ミズリーナお嬢様にお仕えする、
羽藤柚葉と申します。 

>善女龍王だから、ぜんちゃん。
>あの子とは双子の姉妹なの。 

この聖域の、貴重な輝石を頂戴するお許しを頂き、誠に有難うございます。
それにしても、本当に驚きです。
この鍾乳洞の主様が、私達の街に恵みをもたらして下さっている善女龍王様と
姉妹であられたとは…。

今年の七夕の短冊に『今後も素敵な方々と、良き絆を結べますように』
と祈りを込めて書きましたが、それを早速叶えて下さるとは…。
そして、これから訪れる場所と御屋敷の敷地に居られる水神様が姉妹…。

『縁』『絆』とは、時として計り知れぬものなのだと改めて実感致します…。

>それは、またなんとも…。
>わたくしが口を挟むのも不遜ですが、妹君の誤解を解く手立てはないものでしょうか…。

まあ、そのような経緯が…。
姉妹の愛情が深いからこその誤解を生み、この場所に…。
お嬢様にこの場所の輝石を奉納する提案をしたのは、私です。
ならば尚更、御力になりたく存じます。

>>237(アーチェロお嬢様)

>「あんたが『胸の高鳴りが抑えられないわ。』って言ったあたりからだけどぉ?」

お、奥方様!?そして、画家のお嬢様…。
うう…一部始終をご覧になっていたのですね…。(赤面)

い、いえ、決して嫌とは申しませんが…。
娑伽羅龍女様が顕現されるまでの間は、私達二人だけの世界だと思っていたのに…。

(『贄の血』をもって絆を結ぶ一時は、アーチェロ(この時だけは、お互いを名前だけで呼び合います)と私にとって特別なものであるだけに
少々残念に感じてしまいました…。)

>「あんたと柚ちゃんは準備が色々あるでしょう?
> あたしらは龍女様と少しお話ししてるから、もうお行きなさいよぉ。」 

は、はい…。
それでは私達はこれにて失礼致します…。
娑伽羅龍女様、それではこちらの輝石、改めて善女龍王様の許へ奉納させて頂きます。
貴女様の、本当の想いと共に…。

(お屋敷へ戻りました)

お嬢様、お疲れ様でした…。
少々複雑な思いもありましたが、流石は奥方様、私達の御力になって下さるのですね。
その…。今宵はお布団を隣り合わせて床に就きませんか?
今宵だけは、お嬢さまから離れたくないんです…。

(この後、お嬢様と優しく見つめ合いながら眠りにつきました。)                                         

掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)