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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ五
54 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/02/05(Sat) 18:08
(続きでございます。)
>>47
(グリッタちゃん)
>>50
(柚葉さん)
>あわわわわ…。
>あれから白夜さんにお話を聞いたんですけど、大変なことになっちゃった…。
>で、でも見てるだけなんて出来ないよ…。
まあ、グリッタちゃんが自ら一歩前に!?
憂いを帯びていながら、毅然とした真剣なまなざし…。
どうなさるおつもりかしら?
身を震わせていらっしゃる、けれど後には引かれないご様子。
ならば、わたくしはいざというときいつでも飛び出せる気構えでただ見守ることしかできませんわ。
>事情は色々あると思いますけど、乱暴はよくないですよ…?
>これ食べて、落ち着いてからお話しませんか…?
「んん?
何だ、君は?
わたしは今この九尾の狐と話をつけたいのだ。
割って入らないでもらおうか?」
>きゅ〜んきゅ〜ん…。
「むうっ、だから邪魔はしないでくれと…。」
>(怖がっているので声が震えてます…。)
「く、くうう…。
なんという伏兵を連れてきたのだ、貴女は。
このようないたいけな…いや、そんなことは今はどうでも。
ああっ、見るな、わたしにそんな目で訴えかけてくるなあ!」
…あ、あら?
フランケン…、いえ風蘭様、怒気が弱まってすごく困っていらっしゃる様子ですが、これは一体?
「あの〜…。」
「ちょっとよろしいですか〜。」
あら、ホッキョクギツネの尼僧のお二方、震えながらこちらに声をかけてこられましたね。
ええと、わたくしで良ければお伺いしますわ。
「風蘭様はそういう方なのですよ〜。」
「小柄でいとけない方には弱いのです〜。」
そうなのですか、よかった。
グリッタちゃん流石でいらっしゃいますわ。
これで少しは場の空気が緩むと良いのだけれど。
「ここは人目につきますから〜。」
「よろしければ、中に入ってお話ししたいのですが〜。」
「そちらの方は…狼さんでいらっしゃるのですか〜?」
「わたくしたちを食べないでくださいますか〜?」
「北極で追い回された二の舞はもうイヤですよ〜。」
「狐のわたくしたちは狼さんにはかなわないのですよ〜。」
それでしたら大丈夫でございます。
この方はお優しく、かつ神使の白鹿さんと縁を結ばれたほどの方なのですよ。
「本当ですか〜?」
「それなら、風蘭様〜、この場は収めてください〜。」
「言いたいことは奥の寺務所で〜。」
「そうそう、寺務所で〜。」
「その寺務所が嫌なのだ!わたしは!」
「ひいいっ!」
「こわい、こわい〜、
…ってあれれ?」
「うおっ!?
なんだ?髪が絡まってきた?」
「このままじゃ、話が進まないだろう?
さっさと入ってくれんかな?
こちらも予定があるんでね。」
…ずっと黙っていらっしゃった朱乃様が髪を伸ばして風蘭様の腕に絡ませて、白夜様から引き離して
しまわれた…。
これでようやく中へ招いていただけそうですわね。
(すみません、いったん切らせていただきます。)
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