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593 名前：坊や哲（教師） ◆2xL2P2OI 投稿日：2023/09/11(Mon) 19:37

おや、返答したスレがズレちまったか。
しかし、相手の勝ちを今更反故にするわけにはいかねぇ。
この丁半博奕、スレの番号はタイミングによって変動するからどうしたらいいものか…。
リリアさんに相談してみようかな。

>>495（達海さん）

＞へえ！盲目なのか。それなのに玄人技を使えない…？

麻雀の「座頭市」とでも言えばいいのかな…。
あの人の速さに対抗するために技を使おうとしたが、「そりゃ無しや…。」と
刃物のように研ぎ澄まされた気配を醸し出してた…。
下手なことをすれば、あっという間に手を掴まれてそれで勝負はお終いだ。

玄人技は確かに便利だが、使うには相当な覚悟がいる。
バレたら下手すりゃ殺されても文句は言えねぇ…。

＞イカサマなしなのに早和了だって？いったいどうやって…。

あの人の麻雀教室の中で悟ったんだ。
あの人の強さの根幹は、絶大な記憶力にあると。

麻雀のテクニックの一つとして、盲牌といって触っただけで何の牌か分かるってのがある。
これはそんなに珍しいものじゃねえが、あの人は山を積む前に牌をかき混ぜる時に
全ての牌を触ってどこにどの牌があるか記憶しちまうんだ。

だから牌が配られた時に、こっちの手の中も筒抜けだ。
こっちが欲しい牌、いらない牌が分かってるから全部先をいかれちまう。
こっちの手を予測した上で自分がどう和了るか最短の方法を瞬時に導き出してくる。
正に精密機械そのものだよ。

＞その人の家で身の回りの世話？住み込みってことか？

ああ、何週間か住み込みで家の掃除やら片付けやら、丁稚奉公みたいなことをやってたよ。
あの人はモグリ（無免許）の医者だが腕は確かでね…。
初めて登場したとき、突然腹痛で苦しみだしたダンチを触診ですぐに直してくれたんだ。

雀荘の玄人連中からは「先生（センセ）」の愛称で親しまれてて、
強いだけじゃなくて尊敬されてるんだ。
…俺も含めてな。

＞どんなものでもそうなんだな。思い込みを捨てなくてはならない…。

ああ、「大九郎より早く和了らなきゃ勝てない」って思い込んで
早く和了ろうとすればする程思う壺なんだ。
だから、逆に手の中の面子（和了るのに必要な組み合わせ）を最初からドシドシ切って
あの人が鳴く（ポン、チー）出来ないようにした。

そしてあの人の記憶力もずっと続くわけじゃない。
大九郎の早和了りは、裏を返せば記憶が鮮明な内に勝負を決めたいという表れでもある。
だから中盤になると、逆に俺に牌を鳴かれたりして綻びが見え始めた。

早和了りが当たり前のブー麻雀で、逆に遠回しをした。
その理外の手で記憶力を狂わせ、それでもラスヅモで和了り、
次局で更に満貫を直撃し、勝負が決まった…。

「次はこうはいかんで。次はワイも、考えるさかいな…。」

「また、今度な。」

勝負を終えて、そんな具合に互いに満足して別れたよ。
本当に、凄ぇ玄人だった…。

＞大阪にも行ったし、その他日本中回ったんだよな？
＞やっぱりご当地ルールは他にもあったのかな？

大阪のブー麻雀以外は、基本的には戦後のリーチ麻雀だったな。
余談だが、ブー麻雀は今の雀荘の店主の代で大阪からは消えるらしい。
時代の流れってやつかも知れねぇが、寂しいもんだな…。

>>509

どうもリリアさん。今度は教師のコスプレになったぜ。
麻雀教室でもやろうかな…。

＞やはり生活に支障があるレベルなのではないですか？

医者も薬の処方は少量にしてくれて、何かとアドバイスしてくれてる。
だが小説家にせよ漫画家にせよネタにされる修羅場ってのは周知の事実だから
毎日健康ってわけにはいかねぇのが悩みだな…。

ついでにこの病気（ナルコレプシー）があると、当然ながら運転免許も取れないんだ。
俺は今更必要とはしねぇけど、今の人たちにとっては生活に困るだろうな…。

ところで一つ、相談があるんだ。
>>485でミニゲーム、俺との丁半博奕を提案したんだがレスの番号は変動が激しいから
返信を終える頃には丁か半か結果がすぐに変わっちまうのが悩みなんだ…。

勝った相手の結果を負けにするのは流石に心が痛む。
こういう場合、ルールをどうすればいいかな？
良かったら、アドバイスを頂きたいんだ。

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