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752 名前：坊や哲 ◆2xL2P2OI 投稿日：2023/09/14(Thu) 13:08

>>654（八重神子）

＞フフ…妾はただ金稼ぎに五月蝿いだけじゃ。

俺みてぇに一人で糊口を凌ぐためにやってきた奴と経営者じゃ全然違うからな…。

一人の博奕打ちだった奴も、シマ（縄張り）をもったり雀荘をやるようになると
ただ博奕で負かして巻き上げるだけじゃカモが寄り付かなくなるし
色々と手回しをするのが常だ…。

だが立ち上げたあんた自身に魅力と見る目が無ければ人も集まらねぇ。
そこに金儲けに必要な「力」もあるからこそデカい出版社に育ったんだろうな。
運を引き込むのは力、力を引き出すのは運…。
房州さんの言葉通りだ…。

＞汝はどうじゃ？誰かを教え諭す立場に興味はないか？
＞汝が巡り会った者たちの受け売りでもよいし、汝自身の考えでも良い。

そうだな…。物語として「麻雀放銃記」が終わったら、博奕に関するエッセイ集を纏めてみるか。
八重堂での旅打ちを題材にしてみるのもいいな。
だが教え諭すといっても、仏頂面の俺一人じゃ上手くいきそうもねぇな…。
一人くらい協力してくれたら助かりそうな奴は…。

思い出したぜ。近々「長崎第二盛り場新聞」の記者の昔馴染みが来ることになってる。
俺が東京で勝負した玄人だけじゃなく、旅打ちで出会った玄人たちについて詳細に調べ上げ、
「玄人列伝」として出版したんだ。
あいつには散々貸しがあるから、色々協力してもらって…。

諏訪真琴：「呼んだ？阿佐田くん？」

…もう来たのかよ、真琴。来るとは聞いてたが、早すぎるぜ。

真琴：「だって、あの八重堂さんの八重神子さんとお近づきになって本を出すんだって？
こんな面白い取材、滅多に無いじゃない。
あ、初めまして。『第二長崎盛り場新聞社』の諏訪真琴です。』
（名刺を差し出す）

短い間だったが、こいつと同じ新聞社に居た頃には文章の基礎とか色々教わった。
取材を受ける見返りとして、真琴には俺に協力して物書きに関する講師役をやってもらおうと思う。

八重神子さんとしてはこの提案、どう思う？

>>709(達海さん）

達海さん、お買い上げありがとよ。
実は俺の書いた本（『阿佐田哲也名義』）は、麻雀放浪記のような長編よりも
短編集が多いんだ。
だから休憩がてら一話ずつ読むくらいで気軽に楽しんでくれ。
その内、お気に入りの話とかも決まってくれたら個人的に嬉しいぜ。

そういえば今回、新しい本を出版するにあたって八重神子さんに世話になるんだが
達海さん自身は個人の必勝法とか勝負論、勝負哲学みてぇなのを著したことはあるか？

俺自身にも参考になりそうだから、読んでみたいぜ。
もし著す機会があれば、八重神子さんのところに行けば協力してくれると思うぜ。

>>735（星崎リリアさん）

じゃあサイコロトークで、7番だな…。
今屋台でたこ焼きを焼いてるダンチとドテ子だが、
ある日歩道橋の上で壱円賭けて「人間競馬」で勝負したそうだ。
信号が青になり、自分が賭けた奴が先にゴールすれば勝ちだ。
それでダンチは会社員風の男、ドテ子は隣の同じく会社員風の女に賭けた。

お互い意地になって賭けた奴の気を引いたり何やらやって、
挙句の果てにダンチは自分の財布まで投げやがった。
結局賭けはダンチの勝ちだったが、

ドテ子：「見上げたもんや。この壱円取るために一体幾ら捨てたんや？」

勝負に熱くなった挙句、ダンチは勢いに乗って全財産無意味に捨てちまったのさ。（溜息）
そしてゴールした二人だが、実はカップルでそいつらもダンチとドテ子を見ながら賭けてたらしい。
男は賭けてない方、女は賭けてる方という具合にな。
女の方が賭けに勝ったので、男が拾ったダンチの財布は女のものになったそうだ。

最後の方で、

ダンチ：「どこ行ったんだーーー！俺の財布返してくれーーー！！！」

とダンチは虚しく叫んだが、後の祭りだな。（苦笑）

>>736（ハナビィ）

おっ、景気のいい花火をありがとな。
まだまだ中盤、ここから更に盛り上がりそうだぜ。

ところでお前さんのアクションゲームを見て、思い出したものがあるんだ。
昔、ファミリーコンピューターの時代に「『かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次』」というゲームがあったのを知ってるか？

そのゲームではあんたと同じ花火職人のカン太郎が花火玉を投げて敵を倒していくんだが…。
もしかして、そのカン太郎とは知り合いだったりするのか？

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