掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧



レス数が 1000 を超えています。残念ながら全部は表示しません。

【オリジナル】皆で会話でも如何?【殺人鬼】

1 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/21(Thu) 12:27
……くふ、くふふふっ。
貴方は知ってるかしら?かつて此処に偉大な先輩方――、
殺人鬼達の楽園があったことを。

あは、聞いておいてなんだけど、別に貴方の答えに興味は無いの。
だって過去は過去、確かに私は彼等の内の誰かと知り合いだけど――、ただそれだけですもの。

この場所を訪れた貴方が求めるのはだあれ?
先輩方の様に上手く出来ないかも知れないわ、それでも私を求めて【愛して】くれる?
でしたらくるくる狂々繰々と、意味もなく価値もなく答えもなく踊りましょう?
だって――、殺人鬼はそういうモノなんですもの。

詳しいお話しは>>2にて。
求められているかどうかは別問題で、ね。

21 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/24(Sun) 19:23



……御機嫌よう、御客人。
昨日はお見苦しい姿を見せてしまい申し訳ありませんわ。

……ええ、>>17の事です。
どうにも頭に血が上りすぎたのか、>>2と同じ事をしていますわね……。
……とんだ失態ですわ。
ええ、恥ずかしさの余り顔が熱くて仕方ありません。

ですが、失敗を受け入れる事も必要。
これからも日々精進をしていくだけですわ。



>>19

随分とたくさんの殺人鬼について知っていらっしゃるのですね、御客人は。
その博識ぶり、私も肖りたいものですわ。

さて、今回は『正義に殉じたが故に悪鬼となった』方、ですわね?

――こんな話をご存知?
『絶対の善人も、絶対の悪人も、唯の人間からは爪弾きに合う』、と言うお話。
人間と言う生き物は、『善だけ』『悪だけ』で成り立っているわけではありません。
どんな善人であれ多少の『悪』を持ちますし、それは反対の悪人にも言える事。

……『太極図』を思い浮かべると分かりやすいかも知れませんわね。
あれは白と黒の勾玉を組み合わせた様な形をしていますが、
丁度勾玉の穴に当たる部分は、自身と反対の色で染まっています。

これを人の善悪に当てはめると、
どんなに『黒【悪】』に染まった者にも一点の『白【善】』があり、
反対の『白【善】』には一点の『黒【悪】』がある、のだと解釈出来ます。

……まぁ、あの図の様に極端な善悪感を持つ方は滅多にいらっしゃらないでしょうけれど。
殆どの人間は大体善悪の比率が『6:4』位で纏まっていると思います。
後は個人によって善が7になったり、悪が6になったり、と言った所でしょうか。

この比率が実は生まれた時にはどちらかに振り切れていて、
その後の生活により善悪が変わると言う考え方もあったりしますが……、まぁ蛇足ですわね。

さて、先の言葉の通り人間と言うのは基本的に『善悪を糾えて』生きています。
ですが時折、その善悪の比率がどちらかに偏ってしまっている人物が生まれる事が有ります。
そういう人はどうしても他人との折り合いが悪く、集団から爪弾きにされてしまいやすい。
それは何故か?
そう、『基準』が極端に違うから、なのですわ。

先程の『6:4』と言う比率は、おおよその平均を示したものです。
つまり、人間社会には『7:3』や『4:6』の様な善悪感を持つ人間も存在し得るということ。

しかし、その比率が『9:1』の様な極端なものになってしまっている方は、
先の『6:4』と言う平均値に馴染む事が出来ないのです。
それは、彼等が『その数値』を認められないから。
そして、自身の中の一欠片の『1』を認められないから、ですわ。
故に、所謂世間の『普通』から逸脱してしまうのです。

彼の場合はその正義感が強く、妥協を許さない性格から、
ほぼ確実に『9:1』の善悪感を持っていたのでしょう。
だからこそ、『周囲から爪弾きに合ってしまった』。
善悪感の比率が彼の様に偏って居ない人達からすれば、
『6:4』の『4』を執拗に非難してくる彼の様な存在は煩わしかったのでしょうね。

爪弾きに合った結果が己の死だと言うのなら、確かに『善』を憎むのが筋ですわ。
彼の中の『1』が表に出てしまうのも頷けます。

――だからこそ、最後の彼の行動は『1に引き摺られた9』だと言えますわ。
……ええ、比率が入れ替わったのではなく、優先度が入れ替わった結果なのでしょうね。

例え『1』が優先される様になったとしても、彼は確かに『9:1』の人間。
その行動がどうであれ、己の『本能』に従い動いたのには代わりありません。
故に、彼は己と同じ運命を辿ろうとしている女性を捨て置く事が出来なかった。

……数奇なものですわね。
彼は結局、死してなお『9:1』の存在であり。
その意思に殉じたまま幕を下ろした訳ですから。

――『正義に殉じた殺人鬼』。
確かに、その生き様は覚えさせて頂きましたわ。


22 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/24(Sun) 19:25
長くなりましたのでいつも通り分けさせて頂きますわね。



>>20

どうなさいました御客人?
……ああ、御嬢様の癖にペットボトルの紅茶など飲むなと仰いたいのですね?

ですが、私が何を飲もうと勝手ではありませんこと?
はしたないのは確かですが、好きなんですもの。
しょうがないと思いません?


>>恋人はいますか?


………ぶふっ!?
けほっ、けほっ、けほっ……。
き、気管に紅茶が……、けほっ………。

なななな、何を唐突に口走るのですか貴方はっ!!?
ここ、こここっ、恋人なんていいぃいるわけ無いじゃありませんかっ!!

ああ先に断っておきますが、
御嬢様学校に通っているからと言って『そういう関係』の方が居るというわけでもありませんので。

……いえ、確かにそういう人達が居ないとは言いませんが、
私そういう方達とは距離を取っていますので。
付き合うのでしたら、確りと殿方にリードして頂くつもりです。

……まぁ、殺人鬼に普通の恋愛が出来るのかと聞かれたら、少々困ってしまうのですけれど。

23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/24(Sun) 21:41
ワインとチーズケーキ、タルト等をお持ちしました。少々考察に付き合っていただけませんか?
さあ、ワインをおつぎしましょう。

自分が何年月日が経とうと今尚見る悪夢の中には、3種類のもの(2人と一匹)が登場する。
そのうち2人は殺人鬼、残り一匹は、羆だ。

一人目はターミネーター、言わずと知れた某俳優の第1作の悪役版だ。
(正確には殺人鬼ではなく殺人機械だが)
普段の正義の味方のイメージが強いだけにそのギャップもあるだろうが、
彼が手段を選ばぬ残虐さで標的を追い詰める姿は実に怖かった。

2人目はジェイソン・ボーヒーズ。ホッケーマスクで隠された顔からは何も読み取ることができず、
無言で殺人を繰り返す姿は小学生時代の自分を恐怖させた。

最後の一匹は近年バラエティ番組で扱われた日本史上最大の獣害事件を知ったことで、
実話であることが自分の脳裏に動物の恐怖をまざまざと刻みこんだ。
小学生時代にアメリカ映画の「グリズリー」を見た恐怖も手伝ってはいるが。
凝り性故に、この事件の真相が書かれた本と題材にした小説まで買ってしまった。

これらの殺人鬼、そして動物には共通している点が一つある。
それは、意思疎通が全く不可能な相手であり、標的、獲物とされた時点でこちらが殺るか相手に殺られるか
二つに一つしかないということだ。

自分に限ったことではないと思うが、殺人鬼を含めて「意思疎通のできない相手」というのは
最も恐怖を感じる相手ではないだろうか。
例えばエルム街の悪夢のフレディのようなタイプは、奴の卑劣さに怒りを感じることで向かっていけば
恐怖心も和らぐし、突破口を開くきっかけにもなるのだが。

特定の殺人鬼に何故自分が特別な恐怖を抱いてしまうのか、それを考察すると
映画にせよ事件にせよ色々と味が出てくるものなのですよ。

24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/24(Sun) 23:10
殺人鬼だから血を見ると興奮しちゃうのか?

25 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/25(Mon) 17:49
否…奴らは、その化物から逃れようと逃亡を試みだが…奴のスピードを前には
歯が立たず、食われたと言うべきか 何故、自分が生き残れたのか
意味が分らない…>>5の件はそう言う事だ……

だが、お前は知らぬだろう 他人の夢にも入り込み 殺して行く
有名な殺人鬼 奴に狙われれば、お前も目覚める事無く死ぬだろうがな
何しろ、夢は奴が支配する世界だ…だが…もう少しで、自分は覚醒するだろう
今は無理だが…それと 近々 奇妙な噂が…死んだ者が、動き回る異変が起きているとか…。

26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/25(Mon) 20:18
映画における殺人鬼の中で、最高位にいるのはハンニバル・レクター博士だと思う。
殺人鬼としての所業は割愛するけど、あの紳士的な態度とあらゆる分野に精通した膨大な知識、
そしてあらゆる人間の心理を手玉に取ってしまう底知れぬ恐ろしさ。

恐ろしい人物だと分かっていても惹きつけられずにはいられない魅力がある。



27 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/25(Mon) 21:59

こんなに星の綺麗な夜には、思わず空を眺めてしまいますわね。
……くふっ。
今晩は、御客人方。
今宵の辻も、皆様にって良きものでありますように。



>>24

幾分偏見の混じった物言いに聞こえますが……、他意はありませんわね?

………こほんっ。
その言葉への返答は『NO』ですわ。
そもそも、『血』を見る度に興奮するというのは殺人鬼の性質とは別物だと思いますの。

――『殺し方』故に血を見る機会が多く、
それ故連鎖的に行為中の興奮が蘇ってくる、と言うことはあるでしょうけど。

私が感情を昂りがピークになるのは、その殆どが『相手を殺した直後』です。
行為中に幾ら血を見ようとも、私が私を満たせるのは『途切れる時』だけ。
それ以外は『熱く、されど冷たく』ですわ。

――それが、私なりの相手方への謝意ですから。



>>25

『何故、生き残れたか分からない』………?

……あ、ああ。
い、いえ、すみません。何でもありませんわ。
独り言です、気にしないで下さいまし。

それにしても……。
体長五十五メートルの生物が『生きている』だけでも驚きですのに、
その速度さえも埒外だなんて、条理の外に有りすぎでしょう……。

まぁ、その件に関しては『運が良かった』で良いかと。
……迂闊に考えすぎると引き込まれますから。

それで次のお話は……、『エルム街の悪夢』の方であってますか?
……くふふっ。
あれから少し調べましたの。
私は知らない事ばかりです、日々精進ですわ。
それから、御心配なく。
私は『殺人鬼』としてはまだまだ若輩者ですが、『生き残る』事に関しては自身がありますから。
……くふふっ。内緒ですわよ?

それにしても、『もうすぐ』『覚醒』、ですか。
……貴方一体何者なんですの?

……行ってしまわれましたわ。
結局彼が何者かは分かりませんでしたね。
それに最後の言葉、『蘇る死者』、ですか。
……面白くなってきましたわね、本当に。



>>26

今晩は、新しい御客人。
さて、今回のお話は……。
……『殺人紳士』、とでも及びするべきでしょうかしらね、彼は。

類い稀なる才覚、自身に敬意を持って接する事の出来る人間への対応。
そして、『素晴らしいものは素晴らしい』と言えるその性格。
『殺人鬼である』と言う一点だけが彼が他人と『違う』面であり、
しかしそれこそが彼の魅力にもなっている、と。

……確かに、私としても興味深い方ですわね、彼は。
話術も、生き方も。
まぁ、食生活に関しては少し……、ですけれど。
……見てみるのも、いいかも知れませんわね。

くふふっ。ありがとうございます、御客人。
貴方達のお話はとても興味深くて面白いですから。
毎日気分が良くて仕方ありませんわ。

28 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/25(Mon) 22:00

何時も通り、最早様式美ですわね……。
続きですわ。



>>23

……ちょっと待って下さいまし。
私、一応未成年ですのよ?ワインだなんて……。

……分かりました、分かりましたからそんな顔しないで下さいまし。
頂いたものをそのまま返す程、耄碌したつもりもありません。

……くふふっ。
内緒ですわよ?実は私、お酒に強いんです。
……飲んだことがあるのかって?
野暮な事を聞いてはいけませんわよ、御客人。

――ただ一つだけ。
『酒に呑まれている様では、殺人鬼は務まらない』、ですわ。

……くふふふふっ。
では、歓談と洒落込みましょうか。
――乾杯。

今回は悪夢、ですか。
先の『エルム街の悪夢』と言い、今日はいやに夢見の話が盛りだくさんですわね?

……くふふっ。別に嫌ではありませんの。
先のお方も、そして貴方も。
この場所に居る限りは、大切な御客人ですもの。
獅子の尾を踏みつける様な真似をなさらない限りは、
私も礼節を持って接する事にしていますから。

――『機械人形』の方。
そういえば、最初は敵側でしたわね、彼は。
だからこそ、その【最初】が特に異質に見えてしまう、と。
そうですわね、彼は別に『改心した』訳ではありませんもの、
その『裏切られる可能性の恐怖』もまた、貴方の悪夢を彩っているのかも知れませんわね。

――『ホッケーマスク』の方。
此方は『殺人を愉しんでいるのか、
哀しんでいるのか』が分からないと言う、未知の恐怖……、でしょうか?
理解出来ない事に何かしらの理由を付随しようとするのは人間の性ですが、
それが罷り通らない相手と言うのは、必要以上の恐怖心を煽られかねませんもの。

――そして最後。
『殺人鬼ならざるもの』。
この場所で『熊』が話題に上がるとは思いませんでしたが……、
考えてみれば、それも仕方のない事かも知れませんね。

何せ、彼等の『それ』は、私達の『殺人欲』のもっと原初的なものなのですから。

私達が『生きる為に』殺すと言うのは何度も話した通りですが、
彼等のそれも『生きたい』という欲の現れに違いありません。
その違いはつまり、『意思を介さぬ本能であるか否か』、ですわ。

私達のそれは、私達が『人から生ずる』ものである以上、大なり小なりの『意思』を伴います。
ですが、彼等のそれはあくまで『生存本能』から来る『当たり前』の行為です。

……ええ。
彼等のその行動には『善』しか無いのですわ。
己を生かす為の、繁栄するための『本能』。
それは、他者を侵す事を是とする自然の法。
――『弱肉強食』。
結局そんな言葉に辿り着いてしまうというのが私達の答えだというのなら、それは少し哀しいですわね……。

――話を戻します。
日本史上最悪の獣害事件。
人肉の味を覚えてしまった熊が起こした、凄惨な事件。
熊に限らず、人肉の味を覚えてしまった動物は、殺処分するしかありません。

……人肉の味を覚えられるということは、単純に人を襲うことが出来る生き物であると言うこと。
知恵を働かせる事が出来なければ余りに弱い人間にとって、これ程の脅威はありませんわ。
故に、『殺される前に殺すしかない』のです。

意思が人の最大の武器である以上、『意思疏通』が出来ない相手と言うのは対処の難しいものです。
……故に、人は相手を知ろうとするのですわ、己を護るために。


……ですが御忘れなく。
『深淵を覗く者は深淵から見返されている』。
知ろうとする人間の性は素晴らしいですが、後戻り出来なくなってしまっては元も子もありません。

でも、貴方に限っては余計な心配だったかも知れませんわね?

……くふふっ。
また、いらっしゃって下さいまし。
私は此処でお待ちしていますわ。

29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/25(Mon) 22:43
キスしましょう

30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/25(Mon) 23:23
素手で人を殺すことはあるの?

31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/25(Mon) 23:59
同じ殺人鬼でも、「チャイルド・プレイ」のチャッキーのような品の無い奴は
風切さんに痛い目に遭わせてほしい。

例えば、部屋に只の人形の振りをして潜んでいて、風切さんが紅茶を飲んでいる時に
背後から襲おうとして、

「まさかこの私が、貴方の正体に気付いていないとでも?」

と余裕で攻撃を受け止め、

「私の神聖なひと時を邪魔する無粋な輩には、相応の報いを受けてもらいますわ。」

と心臓を一突きにする光景が頭に浮かぶ。

32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/26(Tue) 02:15
悪の組織と戦う殺人鬼は存在するのか?

33 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/26(Tue) 19:28
今宵の辻は、少し賑わっているみたいですわね?
今晩は、御客人方。
―――さぁ、天輪を廻しましょう。



>>29

キス、ですの?
………ふむ、それではちょっと失礼致しますわ。

――手の甲へのキスは『尊敬の証』。
ええ、私は貴方達を尊敬しています。

一つ間違えれば次の瞬間にはその命を散らしているかも知れませんのに、
尚も此処に通い、且つ会話まで楽しんでしまうその胆力。
容易く真似出来る事ではありませんわ。

ですから、私からお贈り致しますのは『尊敬の証』。
……御満足頂けまして?

思っていた場所と違う、とでも仰いたいみたいですわね?
……くふふっ。残念でした。
私、からかうのは好きですけど、からかれるのは嫌いですの。
だから、ちょっとした意趣返しですわ。

女性の『愛情の証』は、そう容易く手には出来ませんわよ?
………くふふふふっ。



>>30

私の場合は『滅多に』ありませんわ。
出来ない事は無いのですが、何処と無くしっくり来ませんの。

……恐らく、ですが。
きっと私の『原初風景』のせいですわね。
一番初めの『行為』のやり方が、私の奥深くに強く灼き付いてしまっているのだと思いますわ。
その結果が『針』と言う武器なんだと思いますの。

他の武器も扱えないなんて事はありませんわよ?
それでも最後には『針』に戻ってしまう辺り、中々に業が深いみたいです。

貴方には何か在りますか?
どうしても譲れない、拘りみたいなものが。
在るのでしたら、その拘りを大切に。
己を己足らしめる『核』ですもの。
散らさず、絶やさず、大きく育てれば、きっと『生きる』為の大きな力になる筈ですわ。

……くふっ。いえ、失礼。
何だか最近は、こういう人生相談めいた事も増えた気がして、少し楽しくなっただけですわ。
どんなものであれ、誰かと何かを話すと言うのは愉しいものですから。

貴方も、日々を大切に。
いつか儚く散ってしまうのであっても、そこまでの生き様が輝いているのなら。
――それはとても素晴らしい事なのですから。


34 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/26(Tue) 19:33
続きですわ。
……くふふっ。
何時も通り、ですわね。



>>31

『秘術により人形となった殺人鬼』、ですわね。

なんて言いましょうか、こう、条理の外に有りすぎて最早理解に苦しみますわ……。
……ああ、私が言えた義理ではありませんわね。

話を戻します。
その場合ですと、『紅茶を飲む前に』片付けてしまっていると思いますわ。
だって、好きなものを味わう時と言うのは、誰にも邪魔されたくないものですから。
先日、私が『生き残る事に関しては自信が在る』と言ったのを覚えてますか?

……ちょっと待って下さいまし。
そういえばあの時誤字脱字が結構な数合ったのを思い出してしまいましたわ……。
此処に謝罪を。
精進が足りていませんわね、本当に……。

閑話休題。
まぁ、私は『生き残る』事に関して他の方にそうそう負けない自信がありますわ。
ですから、仮に『何者かが潜んでいる』のであれば、部屋に入った時点で気付きますの。
それが此方に敵意や殺意を抱いて居なければ捨て置きますが、そうでない場合は話が別。
速やかにご退場願いますわ、『何処から』ご退場願うのかは、言わなくても分かりますわね?

……くふふっ。
それにしても心臓を突けば終わり、だなんて。
条理の外に在るにしては呆気ないものですわね。
……ああ、確か『人形として作り直せば』基本生き返るのでしたわね。
先の発言を取り消します、充分条理の外に在る存在ですわ、彼は。

それと、随分と私を美化しすぎですわ、その想像は。
殺人鬼としてまだまだ未熟な私が、そこまでの威厳を発するのは難しいと思います。

……ま、まぁ。褒めて下さったのは、素直に嬉しいのですけれど。
……恥ずかしいですわ、顔を見ないで下さいまし。



>>32

風の噂には聞いた事が有りますわよ。
『悪を持って悪を裁く』、そんな存在が居ると言う話を。

こんな話があります。
『殺人鬼と正義の味方には紙一重の違いしか無い』というものです。

……まぁ、その反応は人として正しいものですわ。
『正義の味方』と『殺人鬼』が然程変わらないと言っているのと同じですもの、反対するのが普通です。
ですが、私は確かに『なるほど』と思ってしまうのですわ。

一般的に、『悪人』は倒される事が殆どでしょう?
倒される、と言うのは云わば『殺される』のと同じ。
……お子さま向けのヒーロー番組を思い浮かべるといいかも知れませんわね。
怪人達は、基本『倒されている』でしょう?

後は、視点を変えるだけ。
そう、悪人側からすれば彼等ヒーローは『自分達を大量虐殺する極悪人』になってしまう。
……『力』と言う手段を使う以上、
その結果は『相手を屈伏させる』というものに落ち着いてしまう。
それはどうしようもない自然の摂理ですわ。
『英雄』と『殺人鬼』の話に近いのかも知れません。

では、そこまで近い二つの存在の、在り方を隔てる『大きな違い』とは一体なんなのか。
――『殺人への執着心を宿すか、宿さないか』ですわ。

『正義の味方』は『悪人』を『倒す』もの。
『殺人鬼』は『人』を『殺す』もの。
そして、『殺人鬼』は『人を殺して』『糧』と『殺人欲』を満たすのに対し、
『正義の味方』は『悪人を倒して』人からの『感謝』を得る。

『感謝』と『糧』を同じと見るなら、
確かに『正義の味方』には『殺人欲』――、
『殺すへの執着心』が抜けているのが分かるでしょう?
彼等は護るべきものの為に悪人を倒します。
ですなら、人々からの『感謝』がなければ、ただの『殺人犯』になってしまうのですわ。
……誰も、そんな無茶苦茶な事を考えないから話題にもなりませんが。
無意識に『悪人は倒されるべきもの』だと考えているからかも知れませんね。

故に、『正義の味方』達は己が間違っていないと証明してくれるもの――、
つまりは『感謝』を、無意識に欲しているのです。
もしそれがなければ、彼等は磨耗してしまう。
己の信じた道にこそ裏切られてしまう。

……皮肉な話ですわね。
よりにもよって『正義の味方』こそが、一番『殺人鬼』に墜ちてしまいやすいだなんて。

ですから、何処かには居る筈ですわ。

『悪人を殺して』己自身を『肯定』し、『殺人欲』を満たす――、
そんな、憐れすぎる『正義の味方【殺人鬼】』が。


35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/26(Tue) 20:25
風切さんは、音楽はお好きですか?
紅茶を飲みながらクラシックとか聴いてる姿がイメージに合っていますね。

自分はメタルが好きです。ただし、凶暴なイメージのものよりも
スピード感を重視したメタルが好みです。

36 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/26(Tue) 22:38
お金で仕事請け負ったりしてんの?

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/27(Wed) 11:46
牛乳に相談だ!!

38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/27(Wed) 20:12
「正義」とやらは大いに結構。
だが正義という名の美酒に酔った者は、殺人鬼と大差ない、いや、それ以上に醜い所業を犯す。

ゾディアック事件の犯人をモチーフにした殺人鬼を有名な台詞と共に射殺した、
マグナム44を愛用する有名なはみ出し刑事の活躍する映画の2作目では、
法で裁かれない悪人たちを警察の立場を巧みに利用して殺害する処刑屋と化した警官たちが暗躍していたが、
はみ出し刑事は、仲間に誘われた時「見損なうな」と突っぱねている。

そして黒幕の刑事が「社会の悪は全て抹殺する」といった時は、

「警官が処刑屋を兼ねたら、誰が歯止めを掛ける?
横断歩道を渡らなかったから死刑、信号を無視したから死刑、
挙句の果てには芝生の上にクソを垂れた犬を飼ってても死刑か?」

と痛烈に皮肉で返している。
はみ出し刑事は自分の逸脱した行動に対してはキッチリ責任を負う覚悟で臨んでおり、
正体を隠して犯罪者を私刑にかけるような卑劣な連中とは一線を画している。
殺人鬼の射殺も、それは警察官として凶悪犯と対峙しての結果にすぎない。

繰り返すが、正義に酔って逸脱した奴等のやり方や考え方は時として殺人鬼よりも醜く、性質が悪い。
泣けるぜ。

39 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/27(Wed) 22:04
今晩は、御客人方。
此方は生憎の雨でしたが……、雨音を聞くのが好きな私としては少し楽しい一日でしたわ。



>>35

嫌いではありませんわ。
……ええ、恥ずかしながら余り音楽を嗜む訳ではまりませんの。

幼い頃に御母様から良く聞かされた話に出てくる悪役が、
『歌うことで子供を拐う怪人』だったから、だと思うのですが。
……笑わないで下さいまし。
子供心に恐くて仕方ありませんでしたのよ?

ですから校内行事のコンサートですとか、
必然的に『聞く必要がある』場合を除いて、自分から『音楽を嗜む』と言うことは滅多にありませんの。

……ええ、仰る通りです。
楽器演奏と歌は別物です。別物なのですが……。
ダメですわね、やっぱり苦手です。
滝の音だとか、虫の鳴き声だとかは大丈夫なんですけれど。

……そうですわね。
そういう悪いイメージを払拭出来る様な音楽に出会えればいいのですが。

それで、御客人は『メタル』と言う音楽が好きなんですね?
……凶悪な感じだったり疾走感のあるものだったり、一口に音楽と言ってもたくさん有りますのね……。



>>36

私はまだ学生ですので、仕事に従事したりはしていませんわ。
校則故にアルバイトも行っていませんわ。

……ええ、こんなことを聞きたいわけでは無いのでしょう?
わかってますわ、わかっていますが……。
『そういう意味』ではないのでしょうけど、
どうしても『仕事』『金銭』で『例の職業』を思い浮かべてしまうのは、最早癖ですわね。

ええ、『殺し屋』と間違われるのは本当に嫌ですの。
私にとっては『不倶戴天の敵』と言っても過言ではありません。
何故そんなに嫌っているのかは聞かないで下さいまし。
……自分でもまだ割り切れていませんから。



>>37

な、なんですの?!
いきなり耳元で怒鳴らないで下さいまし!
……ふぅ。
それで、一体なんですの?

『牛乳に相談だ』?
一体何を相談すればいいのでしょう?
…………………………………。

……あぁ、すいません御客人、ちょっと離れていて頂けますか?
ええ、もう少し。具体的には彼処の柱の辺りまで。

……彼処からなら、此方の話は聞こえていませんわよね?
―――こほん。
ぎ、牛乳さん牛乳さん。
その、あのですね、その……。
む、胸が小さくて、困っていますの……。
ど、どうすれば………?

――もし、御客人。
何故近付いてきているのですか、何故笑って居るのですか。

………く、くふふふふっ。
殺します、貴方を殺して私も死にますぅぅぅぅっ!!!
お待ちなさい逃げられませんよ寧ろ逃がしてなんか上げませんわっ!!

……はぁっ、はぁっ、はぁっ………。
くっ、逃げられましたわ、なんて足の速いお方……っ!!


40 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/27(Wed) 22:05
……ふぅ、気にしても仕方ありませんわね。
次に行きますわ。



>>38

今回は『堕ちた正義の味方』達のお話ですわね?

――『悪人の定義』。
とても難しい話ですわね。

例えば、殺人鬼達は人を殺す事を『悪いと思っていない』のですが、
人間側からすれば『人殺し』はどう考えても『悪』ですよね?

……これは極端な例ですが、そうでなくとも『立ち位置』を変えれば『正義』のあり方は大きく変わってしまいます。
――『正しいこと』。
何を持って正しいのか、どんな答えが正しいのか。
答えの出ない、人間の至上命題の一つですわね。

『人殺し』は悪いけれど、『殺さなければ』止まらないものもある。
『意見』を纏めようとする時、反対意見は『封殺してしまった方が早い』。
そんな、様々な要因が絡み合い、影響を及ぼし――、
時として人殺しは『正義の所業』になってしまう。

人と言うのは、どこまで行っても『同じ』にはなれません。
どうしたって何らかの『差異』が産まれてしまう。
……その差異を『罪』だと考えてしまう人間が多いのも確かな話。
故に、浅慮にも『罪』を裁こうと動いてしまうものもいる。
たしなめる位ならまだいいでしょう、
ですがそのやり方が『殺人』と言う『正義の所業』にぶれてしまえば……。
そこから先に付きまとうのは、『人殺し』の三文字。

人々を護る筈の『正義の味方』がそこに堕ちてしまえば、
どう足掻いても信頼はがた落ちですわね。
そして、彼等は自身を『正義の味方』だと自負している以上、
自身が『罪人』であると認める事が出来ない。
故に、己を認めぬ相手をこそ『悪人』にしたてあげてしまう。

『堕ちた正義の味方』の何が一番問題かと問われれば、
私は真っ先に『彼等は自分を悪いと思っていない』事をあげるでしょう。
……そう、目的が違うだけで、確かにその所業は『殺人鬼』と変わりがない。
そして、彼等は絶対に『殺人鬼』と自身を同類だと認めない。

私達は『人間側から見て』悪人なのだと自覚しています。
『殺人鬼であるが故に』罪を感じたりはしませんが。
対し彼等は『自分ではなく相手が悪い』と決めつける。
……子供の理論と呼ばれても仕方がありませんわね。
それで『正義の味方』を名乗るのは烏滸がましいですわ。

――そして、相手方の刑事。
彼は『己の咎を認めている』様ですから、救いはあるのでしょう。
ですが、『それだけ』ですわ。
どれ程己の咎を認めようと、どれ程覚悟を持とうとも。
『人を殺めた』という事実は決して消えない。
誰が相手であろうと、『それが悪人であろうと』、それは変わらない真実ですわ。

そして、『人を殺めた』事に対する『罰』は、未だ見つかっていない。
もし『殺せばいい』とお考えでしたら、それは大きな間違いです。
その行為は闇雲に『罪』を拡散するだけですわ。
……それでもきっと、残された人の心は収まらないのでしょう。

――結局、『殺人に対する罰』もまた、
人が人である限り一生付き合わなければならない至上命題なのですわ。




41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/28(Thu) 00:06
脱いで下さい。怪我の治療をします

42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/28(Thu) 01:58
牛乳さん「>>37は背中にジェットエンジンを装着しているサイボーグだ。
     どう足掻いても追いつけるはずがない…………………………。
     あと、イライラしてるなら遠慮せずにワタシを飲むんだ。
     スッキリするぞ。」

43 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/28(Thu) 22:03
今晩は、御客人方。
今宵はどんな出逢いが待っているのか。
くふふふふっ。楽しみですわね?



>>41

ふぅ、私でしたから良かったものの、下手をすれば大怪我でしたわよ、あの娘は本当に……。

――失礼します、すみませんが湿布を貸して頂け………?
……どうして御客人が保健室に?
あ、ああ成程。交代の保険医の方だったのですね。
道理で見たことが無い先生だと思いましたわ……。

え、私ですか?
……先ほどの体育がバレーだったのですが、
相手方の娘が『殺人スパイク』と思わず呼んで仕舞いそうな、
とても球威の乗ったボールを打ってきたのです。
此方のチーム側に受けられそうな方がいらっしゃらなかったので、私が受けたのですが……。

案の定、手首を捻ってしまいまして……。
幸い然程痛くは無いのですが、
一応湿布位はしておこうと思い、こうして保健室まで借りに来たのです。

……『手首を捻ったなら直ぐに来なさい』?
あー、体操服で校内を歩くのが嫌だったのですが、やっぱりだめですか?
――そうですわね、怪我をしたのなら直ぐに保健室に寄るべきです。
私が間違っていましたわ。

……ですが、いきなり『脱げ』は無いでしょう!?
いえ、上着だけなのはわかります、ですが捻ったのは手首ですわよ?!
……『下手の考え休むに似たり』?
それは、素人判断で怪我の度合いを決め付けるな、と言う事でしょうか?

……あーもう、わかりましたっ!!
女性同士で恥ずかしがっていても仕方ありませんわ、手短にお願い致しますっ。



>>42

ぎ、牛乳さんがしゃべった?
……すみません、ちょっと頭痛が……。
本当に、条理から外れたことしか起きないのですね、この場所は。

ジェットエンジン……道理で。
まぁ、一時の気の迷い、
本当に『殺す』つもりはありませんでしたから、別に捕まらないのは構わないのですが。
そこまでして逃げるほど、私は怖かったのでしょうか……。

落ち込んでいても仕方ありませんわね。
それで、カリカリしているのなら牛乳を飲め、と言う事でしょうか?

――『カルシウムを摂取するとイライラが収まる』と言うのは、半ば迷信らしいですわよ?
寧ろ過剰摂取すると逆にイライラしたりする事があるそうですわ。
イライラを解消する為には、
血圧を下げる効果のあるものを摂取するのがベストなのだそうです。

えっと、もしかして落ち込んでいらっしゃいますか、牛乳さん?
……くふふっ。いえ、失礼。
牛乳さんには、イライラ解消以外にも様々な役目がおありでしょう?
多くを求めるのは贅沢ですわ。
それに、私。
毎朝欠かさず牛乳を飲んでいますのよ?
……まぁ、結果が伴わないので、少し弱気になったりもするのですが。
……年齢が年齢ですし、もう成長の予知は無いのかも知れませんわね……くふ、ふ……。


44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/29(Fri) 00:01
ステーキおごるよ

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/29(Fri) 12:00
ウルトラマン「ヘアッ!!(>>42にスペシウム光線)」

46 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/29(Fri) 20:38
今晩は、御客人。
今宵の月は、赤く輝いているかしら?
もし輝いているのなら――、今宵は殺人鬼の為の夜。
決して外に出てはいけません。
命の保証が、出来かねますもの。



>>44

また突然のお誘いですわね?
しかもステーキ、ですか……。

……えと、差し支えなければ何故『ステーキ』なのかお聞きしても?
だって、女性相手に誘うものでは無いですわよ、それは。
ケーキだとか、フレンチだとかならまだ分かりますけれど……。
それとも、最近は女性を『ステーキ』に誘うのが流行っているのですか?
もしそうだとしても、今度は『殺人鬼』を誘う奇特な人、と言う評価が付き纏いますわよ?

もし、そこまで考えての発言なのでしたら謝りますわ。
……あ、いえ、御断りすると言う意味ではありませんの。
良く熟考された上での判断なのでしたら、此方の言い分は失礼に値すると思ったのです。

……ええ。
貴方がどういう店に連れていって下さるのか、とても興味がありますの。
……くふふっ。エスコートお願い致しますわ、ミスタ?



>>45

ひ、【光の巨人】?
……五十五メートルの怪物が居たり牛乳さんが喋ったり、
挙げ句の果てに光の巨人ですって?

……もう駄目、私の処理能力の限界を越えています。
だって、幾らなんでも条理から外れ過ぎているでしょうこの状況はっ!
――『殺人鬼であるお前が言うな』?
ぐっ、確かにそこを突かれると言葉に窮してしまいますわ……。

――それでも、です。
何故牛乳さんに光の巨人が攻撃を仕掛けているのか、説明がつかないでしょう?

ああもう、第一何故私が突っ込み側に回らなければならないのですか?!
最近口を開く度突っ込みをしている気がして、私少し鬱気味ですのよ!?
不条理ですわ!不公平ですわ!
断固として抗議致します!

――そもそもです!!
そこの光の巨人!!
貴方も何故こんな場所にのこのこやって来ているのですか?!
貴方には他にすべき事がおありでしょう?
こんなところで油を売っている暇が有るのなら彼処の五十五メートルの怪物を片付けて下さいまし!
出来ない等とふざけた事は言わせませんわよ、
私の目の前に現れたのです、しっかり仕事はして頂きますからね!

はぁっ、はぁっ、はぁっ……。
何故私がこんな事を………。
学校でもそうです、いつの間にか生徒会長に推薦されていたかと思えば、
私が何か言う前に外堀が固められている……。
もしかして、上手くあしらわれているのかしら……。
……はぁ、憂鬱ですわ。

……今日は血の雨にしましょう、そうしましょう。
ええ、悪いのは周囲の方ですわ。
今回ばかりは文句なんて言わせて上げません、久方ぶりの『食事』、盛大に殺らせて頂きます。

御客人方は、くれぐれも私の後を追ってこないで下さいまし。
流石に、今の精神状態ではそちらの安全の保証は出来ませんから。
……くふっ、くふふっ、くふふふふっ。



47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/29(Fri) 23:17
おねーさま、ごろにゃーん

48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/30(Sat) 05:25
胸を指でつんつん

49 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/30(Sat) 18:56
御仕事をなさっている方は、今日はきっとお休みの日なのでしょう。
そんな日に、何故か私は学校で書類の整理をする羽目になっています。
……ええ、どうして御客人がこの生徒会室に居るのかも、
明らかに『殺人鬼』に関わりがないただの日常風景なのも、この際脇に置いておきます。

……ですから、少しお話に付き合って下さいな。
半日も椅子に座ったまま書類を眺め続けていたのです、これくらい許して下さいまし……。



>>47

……ふぅ、また貴方ですの?
慕って下さるのは嬉しいのですが、その口調はどうにかならないのですか?
ええ、毎回対応に困るのです。

……そもそも、それで私にどういう反応を返して欲しいのですか?
言っておきますが、貴方の真似をする等と言う選択肢はありませんわよ?
第一、私がそんな喋り方をし始めたら気味が悪いでしょうに……。

……はぁ。
まぁいいですわ、丁度休憩を取ろうと思っていた所です。
ちょっと私の趣味に付き合って下さいまし。
……では、両手を前にお出しになって?
そう、そのまま動かないで下さいまし。

……どうしたのです?
ああ、春先とは言えまだ寒いので、セーターを編もうとしていますの。
貴方には、そのお手伝いをして頂いているのですわ。
――ええ。出来上がったものは貴方に差し上げます。
ですから、早く仕上げる為にも、じっとしていて下さいね?

……くふふっ。
そんなに固くならなくてもいいのに、可笑しな人。
まるで借りてきた猫みたいですわね?



>>48

……始めに聞いておきますわね。
貴方、>>2には目を通しましたか?
一字一句、きちんと理解出来るまで目を通しましたか?

……目を通した上での発言ですのね?後悔はしませんのね?
今前言を撤回するのであれば、私も素直に引きましょう。
ええ、間違いを認められる人間は好きですわ。
ですが、もし開き直るのであれば――。
……その五体、満足に済む保証は有りませんわよ。

貴方、お忘れになっているのではなくて?
此処に居るのは『殺人鬼』。
夜の辻を駆ける、『連鎖の王』。
見た目も思考も限りなく人に近い、
それ故に『人を殺す』と言う一点に全ての差異が凝縮された【怪物】。

――言ったでしょう?
『殺人鬼』は人を殺す事に何の罪悪感も抱かないのだと。
私はただ、私と言う『怪物【殺人鬼】』と会話を楽しめる、
……そんな事が出来る奇特な友人を闇雲に失いたくないだけ。
もし殺すのであれば、躊躇なく容赦なく、黄泉路の果てに叩き込んで差し上げますわ。
例えそれが、貴方達であったとしても。

……ですから。
最低限のルールは守って下さいまし。
そんな下らない事で友人を亡くすだなんて、余りにも滑稽ですもの。

……安心した様な顔をしていらっしゃいますが、話は終わりでは有りませんわよ?
ええ、先程までは『殺人鬼』であり『この場所を再開した者』としての言い分。
此処から先は、『風切 湊』個人の説教ですわ。

……ええ、人のコンプレックスを刺激したのですもの。
まさか無事に帰宅出来る等と甘いことをお考えではありませんわね?

御安心を、『殺し』はしませんわ、『殺し』は。
その代わり、三日三晩夢で魘される様な地獄の責苦を貴方に差し上げます。
………くふふふふっ。
生憎返品は受け付けておりませんの、ゆっくりじっくり噛み締めながら懺悔なさい!

50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/30(Sat) 19:20
近所のおじさん「わあああ!!誰か助けてくれぇっ!!!」

大量のナメコ「んふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふ」

51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/30(Sat) 19:55
血の匂いはスキかい?

52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/31(Sun) 20:28
殺人鬼でも、いざとなったら命乞いするようじゃ最低ですよね?
せめて、殺られる時の覚悟は最低限しておかないと。

以前話題に出ていた殺人鬼「黒傘」は、
「それでいい!!お前の兇刃をこの俺に味あわせてくれェ!!!」と
最強の人斬りに殺されることを心底喜んでいた。
結果的には自害になったが、それは右腕を潰され人斬りとしての生命を絶たれただけでなく、
自分が捕まって雇い主の秘密が漏れるのを防ぐためでもあった。
狂っていても、最後の最期まで矜持を貫いているのは実に見事。

逆に殺人人形チャッキーは、
「助けてくれよ!俺達友達だろ!?」
と命を狙った子供に命乞いしていた。見下げ果てた奴だ。

53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/31(Sun) 20:34
桜ケーキをお持ちしました。
お嬢様、どうぞお召し上がり下さい。

今一時は血の匂いを忘れ、桜の香りを楽しまれるのがよろしいでしょう。

54 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/31(Sun) 21:25
ふぅ、中々上手くいかないものですわね……。
あら、今晩は御客人。今宵も夜の辻に惹かれたのですか?
……私?いえ、少し鍛練に勤しんでいただけですわ。
若輩者の身としては、日々の修練は欠かせませんの。
くふっ、良かったら御一緒に如何?
……くふふふふっ、軽い冗談ですわ。



>>50

菌糸類が人を襲うだなんて、
貴重なのか滑稽なのか凄惨なのか良く分からない場面に出くわしてしまいましたが……。
さて、どういたしましょう?

まさか私が助けに入るわけにも行かないでしょうし。
……ええ、彼処に割り込むのは、流石に悪目立ちが過ぎますわ。
そもそも、あれだけの大群を相手にするのであれば、どうしたって『使わざるを得ない』でしょう?
……名前が知れ渡るのは御法度だと語った事に間違いはありませんもの。

かと言って、無為に見過ごすのも後味が悪いですわ。
私は確かに『殺人鬼』ですけれど、『人』が嫌いな訳では無いのですから。

……そうですわね、此処は素直に国家権力に頼ることに致しましょう。
『善良な一般市民』からの善意の通報ですもの、きっと動いてくれる筈ですわ。

――それにしても。
追い掛けられているのが御客人方でしたら、こんな遠回りな事をせずに済んだのですが。
だってそうでしょう?
今更貴方達に正体を隠す必要なんて無いのですから。
さっと片付けてはいおしまい、ですわ。

え?『かわいそう』?
……そういえば確か、あの菌糸類に良く似たキーホルダーを、
クラスメートの方がお持ちになっていた気がしますわね。
……もしかしてあの菌糸類、それなりに有名な方なのかしら?

……不謹慎ですが、追い掛けられているのが御客人方ではなくて良かったですわ。
だって、危うく迂闊な行動に走る所でしたもの……。



>>51

別に嫌いではありませんわ。
……かと言って特別好きな訳でも無いのですが。
――『嗅ぎ慣れている』、が一番正しいのではないかしら?
人を殺め生きる『殺人鬼』である以上、血を見ずに生きる事なんて不可能ですから。

勿論、最初から平気だった訳ではありませんわ。
その錆びた鉄の香りに未熟な臓腑を灼かれ、悶え苦しんだ事もあります。
……生まれた時から、物心付いた時から。
死臭を纏う血の匂いに慣れ親しんでいれば、その様な事はないのでしょうけど。
生憎私は『途中から』殺人鬼に『為った』身ですから、
一番最初の『食事』の時は涙で何も見えない程に、ただ慟哭する事しか出来ませんでしたもの。

……あれから二年。
私は、あの子に誇れる様な『殺人鬼』に成れたのでしょうか……。
――あ、いえ。
何でもありません、ただの一人言ですわ。
お気に為さらないで下さいまし。

それで、逆に伺いますけれど。
貴方は、どんな薫りがお好き?

草原に満開に咲く華の薫り?
温かな食卓から香る、食欲をそそる夕食の匂い?
それとも――好きな人の付けているコロンの薫りかしら。
そのどれかでも、それ以外の何かでも。
好きだと言えるものがあるのでしたら、貴方は幸せ者ですわね。
薫りを楽しむと言うのは、そういう事ですもの。

……くふふっ。
まぁ、小娘の戯言くらいに受け取って下さいまし。


55 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/03/31(Sun) 21:26
続き、ですわ。



>>52

……『黒傘』と言うお方は、本当に骨の髄まで『戦闘狂』で、
それと同じ位心の臓まで『殺人鬼』だったのですね。

確か、彼の御相手はかつて動乱の時代を『殺し』によって駆け抜けた、稀代の人斬りでしたわね?
そして彼はあくまでも『人斬り』であり、『殺人鬼』ではなかった。
故に、己の贖罪を求め各地を流転していた……そうですわね?

――けれど、周囲の認識は違った。
彼が『人斬り』と言う名の『殺人鬼』であると、誰もが疑わなかった。
故に、『黒傘』さんから見れば、当時の彼は余りにも腑抜けて見えた、と。

……もしかしたら、彼は心配していたのかも知れませんわね。
『殺人鬼』が同族に親切なのは、
この場所に過去から訪れている方は良く熟知していらっしゃると思います。
であるならば、こうは考えられませんか?
『殺人鬼が殺しを止めると言うのは、
自殺するのと変わらない、故に彼に考え直させようとした』のだと。
勿論、彼がこんな風にはっきりと意識していたとは考えられません。
あくまでも無意識の内に、ですわ。

……この話が余りにも救われないのは、彼等の認識が間違っていたと言うこと。
『人斬り』には為れても、『殺人鬼』には為れない。
それが、流浪人となった彼の本質だったと言うこと。
……いえ、勝手な憶測で決めつけられては、『流浪人』さんも、『黒傘』さんも迷惑てすわね。
すみません、この話は忘れて下さいまし。

――話を戻します。
己の誇りや矜持の為に『自害』さえ躊躇しない彼は、やはり『戦闘狂にして殺人鬼』なのだと改めて認識させられてしまいます。
そして、『殺し屋』としても……、正直この誉め方は嫌なのですが……。
……ええ。『殺し屋』としても、最高の方だと思います。
依頼人の秘密を護る為に自害すら躊躇わないその姿勢は、『使う側』からすれば最高の存在でしょう。
それ故に、彼が自分に『牙』を剥くことは無いと勘違いしてしまっているのかもしれませんが……。
どちらにせよ、散り際まで潔いのは誇っていいことだと思います。

対する『秘術によって人形となった殺人鬼』の方は――、確かに酷いですわね。
心なしか、一度『死』を克服した事で浮かれてしまっている様な印象を受けます。

……ええ。私達は『連鎖の王』。
故に、誰よりも『死』に対して真摯に向き合わなければならない。
それを忘れてしまえば、ただの人殺しと変わりありません。

――『撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ』、でしたか。
何かを為そうとする為には、
自身がその『何かを為すための礎』になる可能性があるのだという事を理解しなければならないと言う、当たり前の真理。
『死』を前にしてもなお前を向いて歩くこと。
どれ程の血に塗れようとも、それ故に忘れてはならないこと。

……私も、何時か来るその時には。
彼の様に、笑って逝きたいものですわね。



>>53

まぁ、桜のケーキ?
そういえば、いつの間にか通学路の街路樹に花がちらほら咲いていましたわ。
……もうすぐ春が来る、と言う事ですわね?

ええ。
私は特段寒さが苦手と言うわけではありませんが、それでも春が来ると言うのは嬉しい事です。
塞ぎ込んでいた生き物達が、皆一様に元気を取り戻し、外を跳ね回る……。
『殺人鬼』であっても、いえ、『殺人鬼』であるからこそ、それはとても喜ばしい事ですわ。

……くふふっ、分かっています。
今宵は貴方の持ってきて下さったケーキに敬意を払って、血生臭い話はおしまいですわ。

――夜の月明かりの中、桜の薫りを楽しみながら、気の合う友人達とゆったりと言の葉を交わす――。

……くふふっ、私は贅沢者ですわね?


56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/31(Sun) 21:51
たとえ傭兵でもマフィアでも、あまりにも人を殺しすぎると殺人鬼として
扱われてしまうのだろうか…………

57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/01(Mon) 00:54
警察に見付かったことある?

58 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/01(Mon) 19:20
今晩は、御客人方。
本日は四月の一日、年度の始まりの日ですわね。
この日には今までの冬服から綿を抜く、衣替えの風習があったそうです。
それ故に、『四月朔日(わたぬき)』と呼ぶそうですわ。
それに――、ええ。
御客人が仰る通り『万愚節』、エイプリルフールの日でもありますわね。
ですが、嘘を付いていいのは午前の間とされています。
ですから、私からはそういった『今日の為の』何かはありませんの。
……くふふっ、また機会があれば何か用意しておきますわ。



>>56

……そうですわね。
『人間側の視点』からすれば、『人を殺し過ぎた』人間は『殺人鬼』に見えてしまうかも知れませんわね。

『人を殺す』という行為は、人間社会の禁忌の一つです。
故にその禁忌を何度も破る人間が現れると、
その人間を『同じ生物だと思えなくなる』と言う一つの心理が働きますの。
……ええ、この心理こそが厄介なのです。

『人間』と『殺人鬼』の違いは、人種の違いに良く似ています。
――肌の色、目の色、髪の色など。
『殺人欲の有無』はそう言った『人種による違い』に近いと言え、
……そしてそれ故に、どうあがいても『似たようなものしか』自身に反映出来ないと言う性質が存在するのですわ。

例えば肌の色。
日本人で合っても陽に焼ければ肌は黒くなりますが、
どうしてもアフリカ系の方のような真っ黒な肌には成りきれません。
新陳代謝の過程で肌は元の色に戻ってしまうでしょう?

『殺人欲』は欲求であるが故にそんなに簡単では有りませんが、それでもその性質に大差は有りません。
私の様に眠っていた『欲求』が目覚め『殺人鬼』に成った訳でないのなら、
基本的にはその『殺人欲』は後付けのものでしかなく。
そして本当にただの『欲求』であるが故に、
『食欲』や『睡眠欲』どころか『繁殖欲』にすら優先度が劣る、
あくまで『嗜好』の延長線上止まりという『欠点【利点】』が存在します。
……そう、その『嗜好止まり』と言うのが、最大の難点なのですわ。

その違いは『殺人鬼』同士にすら判別が難しく、
それ故確かめる為には実際に『殺人を止めさせる』必要が有ります。
そして、そんな確認方法は一般的な感性を持つ人間では試す事が出来ない。
故に、一般人は『相手の行動を見て』判断するしか無いのです。
そして、その確認方法では『結果が同じであるならば同じ存在である』と言う判断しか下せない。

……結果、先の『同じ人間だと思えない』と言う厄介な心理を加味して、
『人を殺す存在』、即ち『殺人鬼』と誤認してしまうのです。
……ええ、貴方の例の場合『殺人鬼ではない』可能性の方が高いのが分かりますわね?
だってマフィアも傭兵も、『生きる為に』人を殺すのではなく、
『生きる為の糧を得る為に』人を殺す存在なのですから。
この違いは、小さく見えてとても大きいものですわよ?



>>57

生憎ですが、『食事現場』を見つかった事は一度も有りませんわ。
……ええ、一度だけ学校からの帰りが遅くなった時に、家まで送って頂いた事はあります。
まぁ、単に生徒会の書類整理が思った以上に長く掛かってしまっただけなのですが。

その時送って下さった警官の方は、今時珍しい正義漢といった趣きの方でしたの。
……ええ、ああいう方には頑張って頂きたいと思いますわ。

それくらいですわね、私が警察の方と関わった事があるのは。
……くふふっ、まぁ可愛いものですわ、警察位なら。


59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/01(Mon) 22:26
拳銃をあげるよ。

60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/02(Tue) 20:35
富も名誉も地位も得ていながら、老齢になると権力を利用して
他人の命を弄ぶ殺人鬼になる人物っていますけど、結局人間は最後まで満たされることは無いんですよね。
思いつく限りの個人の幸福が満たされた人間にとっては、何が一番の幸せか分かりますか?

それは、「他人の不幸」他人の苦しむ姿が何よりの愉悦となるんですよね。
本当に、おぞましい話です。(溜息)

61 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/02(Tue) 22:35
今晩は、御客人方。
此方では生憎の雨ですが、貴方達の住む場所ではどうですか?
……ええ、仕方ありませんので、今日は雨音を楽しむ事にしましたの。
意外と面白いですわよ?
身の回りの小さな音に集中してみると言うのは。



>>59

有り難う、ございます?
………………………………………。

……一度受け取って置きながら申し訳ないのですが、やっぱり御返し致しますわ。
生憎と拳銃の類いにいい思い出がないものですから。
故に、持っているとどうしても落ち着かないのです。
……ええ、本当に申し訳ないと思っていますわ。
ですがこればかりはどうしようも無いのです、分かって欲しいとは言いませんが……。

……そう、ですわね。
変わりに、訓練に付き合って頂いても?
難しい事はありませんわ、ただ私に向けてその銃を撃ってくれるだけでいいのです。
……躊躇わなくても大丈夫ですわ。
言ったでしょう?『生き残る事には自信がある』と。
拳銃の弾を避けるくらい、何てことありません。
……ですがその慢心が己を危ぶめる事もある。
その為の、訓練なのですわ。

……くふふっ、お手柔らかに御願い致しますわ。



>>60

『幸せ』と言うのは、求めれば求める程『底が見えなくなる』類いの概念です。
――それはそう、御客人が『麻薬』と呼ぶものに良く似て居ますわ。
『麻薬』との決定的な違いは、『己で上限を定められる』事。
ええ、それは紛れもない『欠点』にして『利点』ですわ。

御客人も、貧しくとも心は豊かに成れる、だなんて話を聞いた事があるのでは無いかしら?
それは悪く言えば『本人が幸せの上限を低く』しているからであり、
良く言えば『その人が些細な事でも最上級の幸せとして受けとる事が出来る』と言う事。
良悪の二つを並べて見れば分かると思いますが、
どちらも結果として『他者から見れば変わらない』のです。

『幸せ』の評価規準は大分して『他者評価』『自己評価』の二つが存在します。
そして基本的には、『他者評価』よりも『自己評価』の方が優先されるきらいがあります。
『他者評価』が優先されている様に見える人でも、『自己評価』=『他者評価』に成っているだけで、然程の違いはありません。

故に、最終的に『自分が幸せかどうか』を判断するのは『本人次第』なのですわ。
だからこそ、『他者評価』に置いて『満たされている』筈の人間が『幸せ』じゃないだなんて事態が起こりうるのです。

では、そういう人間はどうなるのか。
最初に述べた通り、『幸せ』には己が定めない限り『上限が存在しません』。
だと言うのに己が満たす事の出来る『幸せ』が存在しない時――、
その矛先は『他人』へと向きます。
そしてその向け方を間違えてしまえば――。
御客人の言う『他者の不幸を喜ぶ者』、
即ち『他人の自己評価』を下げる事で相対的に『自身の自己評価』を上げると言う、
『間違った他者評価』を選んだ人間に成ってしまうのです。

この類いの人間は、先に述べた『幸せの上限が低い』人間に過敏に反応します。
ええ、隣の芝は青いだなんて言うでしょう?
明らかに自身より『他者評価』が低い筈なのに、
『自己評価』が満たされているだなんて理解できないでしょうから。
故に、後は御想像通り。
下手をすれば『全世界の人間の自己評価を下げても』満たされない可能性がある彼等は、
最早害悪以外の何者でもありませんわね。

ですが、このような『間違った他者評価』は現代人の殆どが潜在的に持ち合わせているものでもあるのです。
比較的欲を満たしやすい富裕層ですら『幸せ』になりきれないのです、
それより下の一般人は言わずもがな、でしょう?
ただ、その場合は出来ることの範囲が少なくなるので、さして問題にされないのです。

他者を弱者に貶めて自身を高めようとする。
成している事は獣と変わりないと言うのに、
そこに『意思』が絡むだけでこんなにもおぞましいものになるのだと言うことを、
人は一度理解した方がいいのでしょうね……。

62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/03(Wed) 00:19
キスしようか?

63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/04(Thu) 18:46
ホモを撃退しよう!

64 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/04(Thu) 23:20
映画などに登場する人物、キャラクター等で敵に回したくない人物はいますか?

65 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/05(Fri) 00:02
ご機嫌よう、御客人の皆様。
四月ももう四日目、新しい環境には慣れて来ましたか?
つい浮かれ気分になってしまうこともおありでしょう、それでも夜の帷にはお気をつけになって?

貴方達同様、春は新しい『殺人鬼』が現れる季節なのですから。
……くふふっ、夢に溢れている方ほど、美味しく見えるらしいですわよ?



>>62

また突然の提案ですわね、御客人。
ですが御断り致しますわ、そういうものは好きあった同士でするべきです。
……貴方方への敬愛こそありますが、恋慕までは抱いておりませんもの。

唇へのキスといえば、一度危ない目にあったことがあります。
……あれはおよそ一年前。
私の学舎では、四ヶ月に一度全校生徒から役者を募って開催する、
『学徒劇』と言うものが存在していますの。

この『学徒劇』、基本は自己推薦で役を決めて行くのですが、
役が決まらない時に限り、他者推薦で役を決める事がありますの。
その時決まらなかったのは『姫』と『王子』の役。
そして『学徒劇』の課題演目は『白雪姫』、だったのです。

……勘の良い方はもうお気付きでしょうが、続けますわね。
その『白雪姫』の『王子』役に、何故か私が推薦されてしまったのです。
……きっと既に用意されていた服のサイズのせいですわ、そうに違いありません。
だって、周りの方は皆私より背が高いのですよ?
だと言うのに用意されていたのは何故か小さな服。
……ええ、御丁寧にも胸のサイズまでピッタリでしたわ。
用意した人間を頸り殺して殺ろうかと思う位の気分でしたわ、あの時は。

結果は謎の激戦を繰り広げた『姫』役の決戦投票の果てに、御開きになってしまったのですけれど。
いわく、役決めに時間が掛かり過ぎたせいで練習の時間が取れなかった事が原因だそうです。
……あの時は本当に生きた心地がしませんでしたわ。



>>63

同姓同士の恋愛事は、キリスト教圏では禁じられた行為とされています。
理由は『非生産的であるから』。
他にも色々とあるのでしょうけど、よく聞くのはこの理由ですわね。

ですが、禁忌であるからこそ人が惹かれて仕舞うのもまた世の真理。
……正直そちらの類いは理解しかねるのですが、
人に寄ってはそれらが生き甲斐、だなんて方も居るそうですわね。

まぁ、私からすれば理解できないからといって排除しようと言う気にもなれないのですけれど。
――昔からよく言うでしょう?
『人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られて死ぬ』と。
愛は盲目、基本的には相手と自分二人だけの世界であるが故に、
迂闊に間に踏み込めば待っているのは悲惨な末路です。
……そんな終わりは嫌ですわ。
ですから、私の邪魔に成らないのでしたら基本無視致します。

……己が正しいと思っている人間を『殺さず』に打ち負かすのはほぼ無理ですもの、
無駄な労力を掛けたくはありませんわ。

……私は興味がないのか、ですか?
それは男性同士の恋愛に付いてと言う事ですわね?
――正直に言います、御願いですから止めて下さいまし。
学舎でさんざん同姓同士の恋愛事は見せ付けられているのです、その上男性同士の恋愛まで?
断言できます、頭痛で寝込むだけですわ。
悩みの種は一つで充分、ストレス発散の相手になってくれる方も無限では有りませんのよ?
そんな風に『乱獲』していたら直ぐに露見してしまいます、間抜け過ぎて笑えませんわ。



>>64

そうですわね、直ぐに思い付く辺りでは――、
惨殺空間を跳ねる『殺人貴』、
歩く死亡フラグとまで評される『最強のコック』、
それと特定の人物では有りませんが、正義に酔った者、でしょうか。

前者二つは言わずもがな、関わり合うだけで厄介事に巻き込まれる可能性が大です。
幾ら私が『生き残る』事に自信があるとはいえ、面倒な事に変わりは有りません。
暫くの間再起不能に成るでしょうね、流石に。

後者はそれとは別の意味で厄介です。
彼等は己の尺度に周囲を当て嵌めようとする。
……人は皆違う、けれど彼等は当て嵌まらない者を悪と断じ、裁こうとすらする。
正直に言って莫迦莫迦しいにも程があります、ですがそう言う手合いに限って止まらないのが現実。
出会ってしまえば――、
せめて苦しまない様に一瞬で終わらせて上げる位しか方法が有りませんわ。

66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/05(Fri) 00:02
やった人間の葬式に出る?

67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/05(Fri) 18:34
戦闘兵器に乗ってる相手はどうやって殺してるの?

68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/05(Fri) 20:43
最強のコックが得意としている合気道を身に付けてみては如何ですか?
腕力が無くても相手を倒せる他、武器をうっかり手放した場合でも危機的状況を脱することが
可能になると思います。

劇中だと最強のコックは絞め技で何人もテロリストを葬ってますよね。
体勢、首の捉え方等を見てみるとあれは確実に殺すための技です。
列車の通路のような狭い場所では体勢を崩しやすい蹴り技より
組み技を身に付けてる方が断然有利なのが分かります。

69 名前:風切 湊 ◆glF/eKNA 投稿日:2013/04/05(Fri) 21:26
……此処に来ていると、時折自分が『連鎖の王』だと言うことを忘れて仕舞いそうになる事があります。
勿論それはあくまで『そんな気がする』だけで、決定的に絶対的にその事を忘れる事なんて出来ないのですけれど、
まぁ、それはそれで良いような気もしているのです。
この場所で私に求められているのは、血生臭いその本性では無いのですから。

……くふふっ、何時もの戯言ですわ。
余り気にしないで下さいまし。



>>66

確か先輩方の中に、
自身とは無関係な他人の葬式に出る事があるお方がいらっしゃいましたわね?
彼自身が『悪趣味』と評していた筈ですから、本意では無いのでしょうけど。

私も、例え『殺す側、殺される側』と言う関わりがあるとは言え、
相手の葬式に出るのは悪趣味だと思います。
ですから、その質問には『いいえ』、と答えさせて頂きますわ。

そも、葬式自体が嫌いですの、私。
あの空間は死者を悼む為に有りますが、
それ以上に『それすらも稼ぎ場にしようと言う浅はかな人間の欲』が滲んでいて、非常に気分が悪く成るのです。
……死んだ人間の為に生きている人間が出来ることなんて何もありません、
どこまで行っても、何をしようとも、その行動は結局『生きている人間の為にしかならない』。
だと言うのに『死者の為』と嘯く輩は――最早唾棄すべき悪です。
……己の悪を理解していない以上、全うな悪人より救いが有りません。

――何処までも自己満足である事を理解しながら死者を悼むのも、それもまたそれで悪なのでしょうが。
結局、何を言ってもどんな理屈を並べても、万人に納得させる事なんて出来ないのでしょうね、きっと。



>>67

戦闘兵器……、ええと、つまり『戦車』や『戦闘機』の様な者に搭乗している場合、と言うことで構いませんか?
……そういう相手と向かい合う必要がある状況なんてそうそう無いと思うのですが、
尋ねられた以上答える必要が有りますわね。

答えは単純、エンジンに連なる部分を叩けば良いのです。
直接動力源を撃ち抜ける技量があればなお宜しいですわね。

……別に冗談を言っている訳では有りませんわよ?
程度の差こそあれ、『殺人鬼』とは『人から外れた存在』。
かつて『イナズマ』と呼ばれた『殺人鬼』の様に単純な握力で圧壊させてしまうような方も居れば、
『紫の式典』と呼ばれた『殺人鬼』の様に研ぎ澄まされた投擲術で貫通させてしまうような方も居る。
中には、単純な技巧を持ってそれを為す方もいらっしゃるでしょうし、
純粋な推察力で構造を把握、為す術もなく壊滅させてしまうような御仁も居る事でしょう。

つまりはそういう事ですわ。
『殺人鬼』相手に生半可な防衛は無意味。
部屋の隅でガタガタ震えて命請いでもしていた方が、まだ生産性があると言うものです。
……くふふっ、さて今さっきのお話は何処から何処までが本当の話でしょうか?
私からの宿題ですわ、『殺人鬼』と関わり合ってきた貴方達であるならば、きっと理解出来る筈です。

理解出来なくとも咎めはしません。
これから理解して頂ければ良いと言うだけの事。
……くふふっ、その場合は末長くお願い致しますわね?



>>68

合気道……。
確か、相手の力を利用して相手を叩き伏せる武術、でしたか。
私の学舎にも、選択課目の一つとして存在していた筈ですわ。
……ですが、私が選択したのは弓道。
生憎と、その武術の細部までは知り得て居ないと言うのが現状ですわね。

私が武器を全て手放してしまう、
と言う事は滅多に有りませんが、供えあれば憂いなしとも言います。
……一考する余地が有りそうですわね。

とはいえ、付け焼き刃程度の知識では逆に足元を掬われてしまいます。
真剣に学ぼうとするのであれば、どうにかして時間を作る必要性が有りそうですわね。

首は人体の中でも特に生命維持に関わり合いの深い部分ですから、そこを抑えるのは基本中の基本ですわね。
それに、移動物の上で体勢を崩してしまうのは正に自殺行為。
そういう意味でも、彼にピッタリな武術なのでしょう。

……でも、女性の身としては相手に組み付くのは少し抵抗が有りますわね。
……いえ、首に針を刺せばあるいは……?
……少し頭を使いすぎたかも知れません、流石にそれは『無い』ですわ、色々と。


70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/06(Sat) 01:35
どこかで訓練積んだの?

掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)