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【星のカービィデデデでプププなものがたり】影となりて、参上仕ります【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2013/10/12(Sat) 04:13

いらっしゃいませ シノです
お忙しい中、お越し頂きありがとうございます
前リーダーのデデデ大王に代わり、私がこのスレッドのリーダーを
担当させて戴く事となりました
こちらのスレッドは前回と同じ【星のカービィデデデでプププなものがたり】スレッドとして
活動しますが、私はオリキャラになりますので、今回は【オリキャラ注意】とつけさせて頂きました

それでは、早速ですがルールの説明に入らせていただきます

〜壱〜

質問をするのは名無し、質問を返すのはキャラハン
当たり前の事ですが、当たり前な事だからこそ当たり前に守って頂きたい所です
キャラハンには名無しさんからの質問を返す義務があります
私もそのキャラハンの一人です 頑張ります

〜弐〜

キャラハンは星のカービィシリーズのキャラのみとさせて頂きます
他作品のキャラクターを持ちこむ事は原則として禁止にしています
私はオリキャラですが…オリキャラでも世界観を崩さない程度なら大丈夫との事です

〜参〜

キャラハンなんてやった事がないって方でも是非気軽にご参加ください
やる気さえあれば歓迎します

〜肆〜

荒らし、中傷、煽り等の書き込みは禁止です
礼儀やマナーはどこに行っても守らなきゃいけません


以上のルールを正しく守りながら利用してください
ルールは絶対です 破った者には裁きが下ります
「皆が楽しく、皆で楽しく」を目標に、これからも頑張って参ります
宜しくお願い致します
それでは、始めます



〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

525 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/09(Wed) 18:50
ついに5人そろったか…

526 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/09(Wed) 20:50
デスドラース、警察所長なだけの弱い小物かと思いきや結構やるじゃないか
アドレーヌの手には終えないと分かった
デスドラースが部下を全員潰され逃げ惑うところをアドレーヌに捕捉され、
重傷負わされるだろうと予想してたんだが…w
どうやらそんなもので終わる小物じゃないらしい

527 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/10(Thu) 11:59
滅多之進がプププランドにやって来る数週間前…。

…ビッグフォレスト…

???「…ウィリー団の監視、ご苦労だったな」
子分ウィリーZ?「…申し訳ございません。バイク族達を焚きつけてプププランドを乗っ取る手筈だったのですが…
まさか、たかが一警官ごときに黙らされる連中だったとは…」
???「元から、ウィリー団ごときの力でプププランドを征服できるとは思っていない。
最近新しく結成されたながら、破竹の勢いで数々の事件を解決している忍び部隊…その実力を直に確かめたかっただけだ」
子分ウィリーZ?「…流石に「あの男」が指名しただけのことはありますね。新任忍者にとって高報酬の依頼に飛びついてこないとは」
???「…かなりの手練、そして余程の人生経験を積んだ者たちか…そうこなくては面白くない」
子分ウィリーZ?「…次の手はいかがいたしましょう」
???「もう既に打ってある。我らとの?がりを絶対に悟られることがない、剣客を送り込んだ」
子分ウィリーZ?「剣客?…というと、まさか…」
???「そうだ。我が集団、最高の剣の達人…内藤滅多之進」
子分ウィリーZ?「…………(…本当、つくづく突然思い切ったことをするお方だ。……?と、待てよ…)
まさかとは思いますが…忍び部隊を始末しようというわけじゃないんですよね?」
???「先程言ったとおり、実力を確かめておきたいだけだ。…特に、あの男の血を受け継ぐ娘の力はな」
子分ウィリーZ?「…では、私は再び各忍者、刺客達の情報収集に戻ります。次こそは…必ず」
???「ああ、期待しているぞ…轟」
轟(ウィリーの刹那の見切り姿)「はっ、獄門斎様!」

獄門斎「…ふっ、相変わらず堅苦しい奴だ。だが…だからこそ信用できる。」
(…忍び部隊、そしてそれに相対する刺客達の争いか…フフフ…)

…そして現在、とある遊園地にて…

キャーキャー!ワーワー…
「…お、君は…」
「あ、こんにちは園長さん。…今日はいつにも増して凄い賑わいですね」
「ああ最近、新しいゲームを考えてね。ジェットコースターに乗って5周する間にこの銃で
フーセンを撃ち落とした記録を競うんだが…ほら、あれを見てごらん」
「!?…す、凄いあの人…次から次へとフーセンを…」
「だろう?いやね、暇そうにうろうろしてたもんだから誘ってみたんだが…
その余りの腕に野次馬がこんなに集まるほどで…」
「…何処の人なんですか?あの人。この辺りじゃ見かけませんが…」
「んー、旅人だと思うんだがねぇ…」

…数分後…
「…いやあ!凄い腕前でしたね!!あ、これ景品です!どうぞ!!」
滅多之進「あ、はい。どうも」
「…きゃーかっこいいー!すいません、何処から来たんですか!!…」
滅多之進「…………」

(…忍び部隊が頻繁に出入りしている場所と聞いてやって来たのに…どうしてこうなった?)

滅多之進は遊園地を満喫していた。

528 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/10(Thu) 21:54
ジュキッドとバグジー…片や伝説の忍者、片や警官なんだよね。
同じスープレックスなのに、凄い差がついとる。
まあ一口にバグジーといってもレインボーリゾートの赤くて早い奴とか、アニメの両剣使いとか、
ワムバムジュエルを葬れるスペックの奴もいるからそいつらとなら互角なのだろうか…。

529 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/13(Sun) 14:33

シノ「こんにちは シノです」
タック「まいど!タック君でおま!」
シノ「今日はタックさんの2人で質問を返したいと思います」
タック「前回はボク達が忙しい中ツッキーが一人で質問を返してくれたさかい、
  ボクらも頑張らなあきまへんな」
シノ「私は遊園地の運営の手伝いがあったから質問を返す事が出来なかったのですが、
  タックさんは何をしていたんですか?」
タック「そっ…それについては大人の事情というモンがありますんで
  ここじゃあ言えまへんわ」
シノ「そうなんですか…?」
タック「そんな事より、質問を返して行きまひょ!
  必殺シリーズのパロディばっかりやと、名無しはん達も飽きてきまっしゃろな」
シノ「そんな事言わないでください……それでは始めます」

>>515

シノ「ツキカゲさんは私達よりも活躍の場が多いですよね」
タック「そうでっか?活躍の多さならボクも負けておりまへんで」
シノ「そうですか…?」
タック「ま、ボクは姐はん達と違って途中からの登場やったから
  出番が少ないのは否めへんけどなあ」
シノ「そうですね…これからのタックさんの活躍に期待ですね」
タック「おう!どんどん期待しておくんなはれ!ボクはお役に立ちまっせぇ」
シノ「ツキカゲさんの成長は、物語の鍵を握る重要な部分だと思います
  今は分かりませんが、これからの物語の進行具合によって良い方向に行くのか悪い方向に行くのか…」
タック「それはもうツッキー次第でんな ツッキーはずっと強くなりたいと思てはるから、
  それが悪い方向に行かないかっていうのは心配になってきますわ
  っていうか、前回のツッキーの七夕のくだりやけど、何でシノ姐はんサスケはんジュキッドの旦那の名前があるのに
  ボクの名前だけないねん!それが不服やわ」
シノ「いつもツキカゲさんの所に行ってお金を借りているから、ツキカゲさんも嫌気が差してきたんじゃないでしょうか」
タック「いつもやありまへんで!時々ですわ!」
シノ「借りたお金をいつまでも返さなかったら泥棒と一緒ですよ」
タック「お金はちゃんと返しますさかい、ただちょっとボクの都合が悪いだけですわ!」
シノ「そう言ってまた借りるんじゃないでしょうか…」
タック「そんな事ありまへんって!ああもういつまでもこんな話しよったら埒があきまへんわ!
  早いとこ次の質問に行きまひょ!」

>>516

タック「その気持ち…ボクにもよう分かりまんなぁ
  世紀の大発見をして、大儲けしてみたかったなぁ…」
シノ「まだまだこれからじゃないでしょうか…
  きっとこれからも大発見になりそうな事はありますよ」
タック「よーし!こうなったらポップスターのあらゆる所を探し回って
  誰も発見した事が無いような凄い物を発見してみせまっせぇ!
  だからシノ姐はん、旅費を少しばかり……」
シノ「無理です」

>>517-518

タック「それにしてもあのデスタムーアだかミルドラースだかって名前の奴、めっちゃ強かったでんなあ」
シノ「デスドラースです」
タック「ああそれやそれ」
シノ「わざと間違えましたよね」
タック「そんな事ありまへんで
  デスドラースは中々の強敵な上に警察署長の階級も持ってはるさかい、
  相手にしたら警察の権限を使われて牢屋にぶちこまれる可能性だってありますわ
  おまけにあの強さや
  いくら修羅場を潜り抜けてきたライオンでも、あんないきのいいシマウマを食うとなったら
  えらい苦労しまっせぇ」
シノ「そうですね……やっぱり、悪の組織の幹部というだけあって、強さは今まで戦ってきた刺客達より
  数倍強かったです……悪の組織にはあと何人ぐらいの幹部がいるのでしょうか……」
タック「奴は自分の事を憤怒の将軍と言うてはった
  憤怒といえば七つの大罪……という事は、少なくとも7人はいるって事になりまんなあ」
シノ「7人……皆デスドラースと同じくらい…もしくはそれ以上の強さだとしたら……」
タック「心配いりまへんって!闇の忍び部隊やっと5人になったんやさかい、
  簡単にボクらが負ける事はありまへんやろ!
シノ「だからと言って油断は出来ませんね……でも、絶対に勝ってみせます……
  プププランドの皆さんを守る為に…………」

530 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/13(Sun) 14:34

>>525

タック「伝説の忍者地雷矢ことジュキッドの旦那が仲間に加わって、
  ボクらもまた一段と強いグループになりましたな!」
シノ「ジュキッドさんが仲間になってくださったから、もうタックさんに頼らなくても大丈夫ですね」
タック「ええっ……!?シノ姐はん…そんな殺生な………」
シノ「冗談です…これからも頼りにしていますよ」
タック「なんや……脅かさんでおくんなはれ……リストラされたらボク、ホンマに生きて行けまへんわ……」
シノ「次回はジュキッドさんを入れて5人で質問を返す予定です」
タック「5人って……それ大丈夫なんでっか?」
シノ「多分大丈夫です 陛下がいた時も、5人以上で質問を返す事がありましたから」
タック「それとこれとじゃ全然違うんじゃありまへんか…?」

>>526

タック「う〜〜ん……デスドラースっちゅう奴はただの脳筋かと思たけど、
  中々侮れまへんなあ……
  次から次と厄介な作戦を立てられたら、ボクらでも手に負えなくなるんやないやろか
  腐っても幹部の1人やさかい、痛手を負わせられる事になるかもしれまへんなあ」
シノ「そうですね……一刻も早く決着をつけないと、プププランドの皆さんにまで被害が及ぶ事になりますし」
タック「警察沙汰になるんは嫌でんねやけどなあ……」

>>527

タック「なんや…?えらい大騒ぎになってますけど」
シノ「それがですね、先日、プププランドの近くに新しくできた遊園地に
  お侍さんがやって来たとかで、それであんなに賑わっているんですよ」
タック「そうなんでっか……今日は来ていないみたいやけどなあ」
シノ「そうみたいですね」
タック「姐はんは会った事ないんでっか?そのお侍はんに
  シノ姐はん、ここの運営の手伝いをしているんでっから、顔ぐらいは見た事ありまっしゃろ?」
シノ「それがないんです……お侍さんがここに来た日は休日でしたから……」
タック「そうでっか……まあ縁があったら会える日が来るかもでんな」
シノ「そうかもしれませんね……もしかして、タックさんもお侍さんのサインが欲しいんですか?」
タック「そんなんやおまへんって!ただ、侍っていうから、どんな奴なのかってちょっと興味があっただけですわ」
シノ「そうですか……」
タック「まあ今日来てないんやったらしょうがないわな
  また出直すとしまひょ」
シノ「そうですね」



滅多之進「………さてと……今日も闇の忍び部隊の連中を探すとするか……
  今日こそは会えると思うが………」

女の客「あっ!あの時のお侍さんだわ!!」
女の客「やっぱり今日も来ると思ってましたわ!!」

女の客達「キャーーーキャーーーーーーーー!!!」

滅多之進「ちょ……ちょっと待ってくれ…!今日は忙しい用事が……!」

女の客「お侍様ーー!サインくださいサイン!」
女の客「ちょっと待って!私の方が先よ!」
女の客「お侍様!今日は私とメリーゴーランドに乗りましょう!」
滅多之進「わかったわかった……わかったから順番に並んでくれ……
  (今日は闇の忍び部隊もいないようだし、今日の所はこの子達と遊んで帰るとするか……)」

ジュウゾウ「いやあ、あの若侍さんのお陰で遊園地が賑わって大助かりだ!良かったなあ!」

531 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/13(Sun) 14:35

>>528

タック「バグジー警官って、あの原付警官…もといグランドウィリー警官が
  プププランド警察署に配属される前にいたクワガタの警官の事でっか?」
シノ「そうですね……数年前、ダークマインドの配下だった闇の戦士達に殺されてしまいました」
タック「ま、警察やさかい、もしかしたらそれなりの腕はあったかもしれまへんな
  もっとも、伝説の忍者地雷矢の足元にも及ばないと思いまんがな」
シノ「ジュキッドさんは強いですね……伝説の忍者と呼ばれるだけあって……
  プロの格闘家達を倒して来た金剛丸でさえ手も足も出なかった程ですから、
  ジュキッドさんに敵う相手は出て来そうにないかもしれませんね」
タック「もう旦那1人でええんやないかな…?」


タック「そいじゃあ今日はここまで!最後に月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜の話をして終わりにしまひょか!」
シノ「はい 次回の月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜は
  度重なる失敗により焦りを感じたデスドラースは刑務所から刺客達5人を脱獄させます
  5人の刺客達は前回戦った時より益々パワーアップしてプププランドで暴れ回ります」
タック「えらいこっちゃな!」
シノ「果たして、闇の忍び部隊はこの事態をどう解決するのか……というのが次回のお話です」
タック「いやあ〜なんだかハラハラドキドキする内容でんなあ!どうなるんでっしゃろなぁ〜」
シノ「刺客達は5人、こちらも5人ですから、勝負は五分五分といった所だと思います
  どうなるかは次回のお楽しみです
  どれでは今回はここまで 次回はジュキッドさんを入れた5人で質問を返します
  次回もまた会いましょう さよなら」

532 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/13(Sun) 15:30
『殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件』という
カービィシリーズと同じハル研究所から1988年1月7日に発売の
推理アドベンチャーゲーム、知ってる?

533 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/13(Sun) 15:48
デスドラースや金剛丸がやたら強い扱いされてて、
実際強いとはいえ、ここにもしマスターハンドとクレイジーハンドが出てきたら、
敵の配下があっさりやられて終わるのかと思うと…w

あとアドレーヌとカービィを襲撃した暴走族二匹もそうだよね
強すぎる人らが皆旅に出ていなくなったということで、
その間にアドレーヌを倒して、町のてっぺんに立とうと考えてたようだけど、
あそこで仮にアドレーヌ負かして町のてっぺんに立って、
部下を1人→5人→9人→…と増やしたところで、
旅に出ている人らが帰ってきたら暴走族はあっさりやられるのかと思うと…w


534 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/14(Mon) 00:11
…とある山中にて…

ズバッ…!!
???「…がはっ…」
ドサッ…
滅多之進「…安心しろ、傷は深くない。
(…これが闇の忍び部隊の一人「ツキカゲ」の力か。荒削りだが、真っ直ぐでいい力だ…しかし)」
???「…はぁ…はっ…くっ!!
(…くそっ!どうしてこんなことに…どうして…)」

…現在より十数分前のこと…
滅多之進「…う〜む。あれから結局、遊園地内を何日探し回っても手がかり一つなしか…弱ったなぁ。
(…好奇の目で見られるわ、女子にはきゃあきゃあ付き纏われるわ…。何だか、踏んだり蹴ったりだな…)」
と、滅多之進がとぼとぼ歩いていると…
滅多之進「…ん?」
???「ふっふふ〜ん♪あの花火職人は気が難しいって専らの噂だったが、思いの外楽に購入できたな。
…これも「月影」の伝があってこそか。有り難いことだ」
滅多之進(…あんなに嬉しそうに花火を持って歩いているとは…稀有な者もいたもん…だ……?……「ツキカゲ」……?)
???「…これで今度の里帰りのお土産が揃ったな。きっとみんな驚く…」
滅多之進「…そこの者、待たれよ」
???「…え?あ、はい。オレですか?…何か御用で?…!!…」
滅多之進「…お主は「ツキカゲ」だな?…」
???「……!…いや、一体何のことだか…」
滅多之進「…隠しても無駄だ。大事なことは、迂闊に口に出すモノじゃないぞ若者よ」
???「…あんただって、十分若いじゃないか」
滅多之進「…これでも、結構いい歳なんだ。まあ色々と至らない部分があるせいか、若く見られることが多いがな。
…で、ここから本題なんだが…」
???「…………。
(…やれやれ。本当に顔だけでなく、声まで「あの方」とそっくりとはな。
昔のオレなら飛びついてはしゃぎまくってたろうよ…だが!!)」
滅多之進「…実はお主の力を確かめたくてな、うむ。何、軽い運動だと思っ」

…ギャキィィィイイイイイン…!!!

滅多之進「…人が話している最中に不意打ちとは感心しないな」
???「……!!……
(止められた!?攻撃のスピード、武器を出すタイミング、狙う場所…全て完璧だったはず!?
それに何時、刀を抜いたんだ!?オレが攻撃する瞬間、こいつは完全に刀から手を離していた!なのに…!!)
滅多之進「ふぅ…やれやれ、最近の若者は血気多くてかなわんな、うむ。
…だが、私の用件はよく理解しただろう。さて、どうするね?」
???「……いいだろう!オレは「月影(流)」を継ぎし者!!名を「トライデント」という!!
そして、オレの武器は月影と共に師から受け継いだこの三叉槍!!…いざ、尋常に勝負!!」
滅多之進「…うむ、よろしい。ではかかってきなさい」
トライデント「……!!……な、な……!?」
滅多之進「どうした…?早くかかってこい」
トライデント「……か、かかってこいだと…!?ふざけるな!!ど…どういうつもりだ貴様…!?
(ま、まさか…!刀を持ったまま、構えもせずに突っ立ってるだけとは…!!)」
滅多之進「…う〜む、困ったな…。私は至って真面目なのだが…」
トライデント「……ぐ…ぐ…!………!!
(…そ、そうだ。さっきだって奴は完全に油断し切っていたところからオレの攻撃を…。
…だが、どうやって!?いや、そもそもそんなことが可能なのか!?)」
滅多之進「…仕方ないな。では、私から仕掛けるか…」
スッ…
トライデント「………させるかぁ!!
(…最初に仕掛けたオレが何を悩んでいる!!…恐らく、勝負は一瞬。
月影流最上級…そして、あの暗黒斎に深手を負わせたというこの技で…決める!!)」
滅多之進「……ふむ」
トライデント「…受けてみろ!!一撃必殺「中幻の月」ぃぃぃいい!!」

535 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/14(Mon) 00:12
…!!…

トライデント(そうだ…オレは…あの時…)
滅多之進「…実力を測った結果、一気に勝負を仕掛けたのは悪くはなかった。
…だが、如何せん若さ故の焦りが見えていたな」
トライデント「…うぐ…くっ…
(…結局、奴の剣捌きはオレには見えなかった…。気が付いたら、斬られていて…
そしてそのまま…オレは地面に倒れこんで…)」
滅多之進「…さて、では私はそろそろ立ち去ることにしよう」
トライデント「な、何…!ま、待て!!止めを…オレに止めを刺してから行け…!!
…オレだって…戦う者の端くれ、死ぬ覚悟はできている…!!」
滅多之進「先程も言ったとおり、私はお主の力を確かめたかっただけだ。
…無益な殺生なしない性質でな。その程度の傷ならば、人里までは何とかなるだろう。
まあ、それが無理だというのならば…すぐ近くにいる通りすがりに助けてもらうことだな」
トライデント「な、何だと…!?」
滅多之進「では若者…いや、「ツキカゲ」よ。また会える日を楽しみにしているぞ。はっはっは…
(…やれやれ、まさか一人目に会うのにここまで時間がかかるとはな…早く獄門斎殿に報告せねば…。
…また、色々言われそうだからな…)」

トライデント「…う…うううう…ちくしょおおおおお!!悔しいぜぇええ〜い!!
オレってば、完全敗北じゃねえかよおおお!!…って、いたたた…畜生…痛ぇ…」
「…ほれ、大丈夫でっか。手ぇ貸しまっせ」
トライデント「…う…あんたは?」
「なに、ボクはただの通りすがりですわ。…う〜ん…確かに深い傷ではなさそうやけど、
結構血ィ出とるなぁ…。…近くにボクの知り合いがやってる道場があるさかい、そこで
軽く治療して休ませてもらいまひょ」
トライデント「…すまないな。……ところで、聞きたいことが…」


滅多之進『…すぐ近くにいる通りすがりに助けてもらうことだな…』


「…ん、どうしたんでっか?」
トライデント「…いや、何でもない」
「…それがお互いのためでっせ。ほな、行きまひょか」
トライデント「…ああ…
(…例え隠していたとしても分かる…この男はおそらく…)」
「…ところで、あんさんからの謝礼金やけど…」
トライデント「………
(……気のせいだな。うん)」


…パレットポリス拘置所…

…チュドォォォオオン!!…
???「………YEEEEEAAAAAAHHHHHH――――――!!!!
HAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHH――――――――!!!!!」
アカマムジー(死刑囚)「ワタシ、久々にシャバに出られマーシタ!!!
ヤハーリ、外の空気はァ――サイコーディース!!」
警備員A「…い、一体何が起きたんだ!?」
警備員B「ば、爆発だ!!拘置所が爆破されたぞー!!」
アカマムジー「OH!!こうしちゃイラレマセーン!!サッサとここからおサラバディース!!」

???「…ふふふふふ…はーっははははは!!」

…翌日、プププランド日報の片隅にパレットポリス拘置所で起きた脱走事件の記事が小さく載せられていた…。

536 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/14(Mon) 06:49

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


グランドウィリー警官「はあ………牢屋見回りの仕事も楽じゃないなあ…………」

囚人「出せぇぇぇええええええ!!」

囚人「ここから出せぇぇぇえええええええ!!」

グランドウィリー警官「うるさいうるさいうるさい!!黙らんか!!
  俺は警官だ!!お前達みたいな悪い事した奴らをここから出すわけにはいかんのだ!!
  第一、毎日タダで飯食わしてやっているんだからそれだけでも有難いと思わんか!!」

囚人「警察のマズい飯なんか食ってられるかぁぁぁああああああああ!!!」
囚人「出せっつってんだろぉぉぉおおおおお!!」
囚人「殺すぞこの野郎ォォォオオオオオ!!」

グランドウィリー警官「おうおう殺せるもんなら殺してみろってんだ!!
  はあ………もういや…こんな仕事…………」

デスドラース「グランドウィリー君…」
グランドウィリー警官「はっ……!デスドラース署長…!」

グランドウィリー警官(まずい……!私語が聞かれていたかも……!)

デスドラース「グランドウィリー君…ここはもう良い 外の見回りにでも行ってきなさい」
グランドウィリー警官「えっ……あ…はいっ!かしこまりましたーっ!!」

デスドラース「……………ふん、これでもう邪魔者はいない………………」


 ガチャッ……

 キィィィ……………


デスドラース「久し振りだなお前達………今からお前達を外の世界に出してやる……
  盛大に暴れて来い…!フッフッフッフッフッフッ………!」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)


537 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/14(Mon) 06:54

サスケ「御免ください」

Mrチクタク「おおっ!花火師のサスケさん!ようこそおいでくださいました!ささ、こちらへ」
サスケ「失礼します……それで、ご要件とは」
Mrチクタク「はっ…それがですね…私が経営している博物館の新装祝いに、明日大きな花火を打ち上げたいと思っておりましてね、
  それでサスケさんの花火を是非とも購入したいと思いましてね……」
サスケ「成程…それでしたらお安い御用です こいつなんかどうでしょう
  私が作った花火の中でも特に自慢の一品でしてね……」
Mrチクタク「よし!じゃあそれにします!ありがとうございます!こちらが代金でございます」
サスケ「ありがとうございます それでは、失礼しました」


サスケ「………さて次は……………」

 ササッ…!

サスケ「………!?」



サスケ「………………気のせいか………」




ツキカゲ「ありがとうございまーす!次もまた来てくださいねー!」

タック「おおツッキー相変わらず儲かってるみたいでんなあ
  その金、是非ボクにも」
ツキカゲ「分けませんよ」
タック「そないな事言わんで…な?ボク、お金なくなってしもうて困っているんや
  この通り!一生のお願い!な?ええでっしゃろ?」
ツキカゲ「知りませんよ お金を使いすぎたのはタックさんの責任じゃないですか
  僕には関係ありませんよ」
タック「冷たい事言わんで…な?僕達仲間でっしゃろ…?なあ…?」
ツキカゲ「もう……今回だけですよ!」
タック「おおきに!流石持つべきものは親友だすな!」
ツキカゲ「お金をたかるような人と友達になんてなりたくないですよ…!
  売り上げを伸ばさないと、バウンシーちゃんに怒られちゃうんだから……」
タック「そういう事やったらボクに任せておくんなはれ!一肌脱ぎまっせ!
  えーー皆さん!月影蕎麦!月影蕎麦はいかがでっか!?美味しくて安いでっせ!
  今なら店長ツキカゲの特別サイン色紙が貰えまっせぇ!!」
ツキカゲ「そんな事言わなくて良いですよ!!もう何もしないでください!!
  何もしなくて良いからさっさと帰ってください!はっきり言いますけど、貴方がいると営業妨害なんです!!」
タック「わかったわかった じゃあ今日はもう帰りますわ 明日もまた来まっせ、ツッキー」
ツキカゲ「もう来ないでくださいよ…!全く……!」



シノ「………………………………」

暗闇斎「……シノ、どうだったでござるか?」
シノ「………まだ見つかりません……」
暗闇斎「そうでござるか…………」
シノ「父上…本当なんですか…?私達が倒した刺客達が脱獄したって……」
暗闇斎「警察から確かに連絡が来たでござる……
  暗殺法師、暴風伯爵、武器狩弁慶、悪霊霊媒師、格闘王・金剛丸の5人が脱獄したとな………
  まだプププランドに潜伏していて、恐らく遠くへは逃げていないようでござる」
シノ「そんな………5人全員が逃げ出したなんて………」
暗闇斎「とにかく、騒ぎにならない内に一刻も早く捜し出すでござる」
シノ「分かりました…!」

538 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/14(Mon) 06:58

ジュキッド「……………………………」

アイアンマム「ちょっとあなた…!いつまで寝ているのですか…!
  もう昼過ぎだと言うのに、ちょっとだらしがないんじゃありません…?」
ジュキッド「良いじゃないですか……たまにはゆっくり休んだって」
アイアンマム「あなたは毎日毎日休んでばっかりじゃありませんか!
  門下生の面倒だって私ばっかりに押し付けて…!」
ジュキッド「良いじゃないですか……私は教えるのに向いていないんですよ……
  それに、このご時世に戦いなんて必要ない……平和に過ごせればそれで良いじゃないですか」
アイアンマム「考えが甘い!今の世の中、いつ何が起こるのか分からないんですよ!
  例えば宇宙から侵略者がやって来て、そんな時に戦う力がなければ、
  何も出来ずに乗っ取られてしまうかもしれないんですよ!」
ジュキッド「そんな大げさな……侵略者なんて現れませんよ」

 ガサガサッ……

ジュキッド「………?」

サスケ「………………」

ジュキッド「…………………」

アイアンマム「どうなさいました?」
ジュキッド「済まない…ちょっと出掛けて来ます」

アイアンマム「ちょっと、あなた…!」


サスケ「………………」

ジュキッド「何だサスケ殿……どうしたのだ?」

サスケ「一つ聞きたい……最近何か変わった事はねェか?」
ジュキッド「変わった事…?いや、何もないが……どうかしたのか?」
サスケ「ああ……多分気のせいだとは思うんだが、何者かが俺達の事を狙っているかもしれねェ……
  さっき花火を売りに行った時、妙な気配を感じた…………」
ジュキッド「刺客か……」
サスケ「恐らくな……とにかく、外に出る時は気を付けた方が良いかもしれねェ……」
ジュキッド「うむ……分かった サスケ殿も気を付けるのだぞ」
サスケ「ああ……」



カブー「あぁ〜〜〜〜昼間っから飲みすぎて酔っぱらっちまっただぁ〜〜〜〜
  あぁ〜〜〜〜頭がくらくらして……世界が回ってみえるだぁ〜よ〜〜〜〜」

 ガサガサッ……

カブー「ああん…?何だべな……?」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

カブー「ぐっ…!!あがぁぁぁあああああああああ!!!」


シノ「…!!どこからか悲鳴が…!!」
暗闇斎「急ぐでござる!!」




カブー「………………………………」

暗闇斎「くっ…!!一足遅かったか……!」
シノ「父上…!毒針が刺さっています……これはもしかすると暗殺法師の………」
暗闇斎「間違いないでござる……まだ奴は近くにいる筈…手分けして捜すでござる!」
シノ「はい!」


タック「さ〜て…ツッキーから貰ったこのお金…何に使おっかな〜」

住人「うわぁぁああああああ!!火事だぁぁぁああああああ!!!」

タック「えっ…!?火事やって…!?」

住人「うわあああああ!!家の中に突然虫の大群がぁああああ!!」

住人「こっちは突然電気が消えたりついたり大変だ!こないだ電球を変えたばかりなのに…!!」

タック「この事件……確か前にもあったような……まさか…!」

539 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/14(Mon) 07:01

 ヴォォォォオオオオオオオオオオオ!!!

住人達「うわあああああああああああ!!!」

暴風伯爵「オラオラァ!!!どかねェと轢き殺すぞ!!!」

金剛丸「ふんっ!!」

 ドガッ!!

住人「ぐあああっ……!!」

金剛丸「ふん…!一般市民は体が脆くて手応えが無いな……」

警察「いたぞ!!脱獄犯だ!!捕まえろーーーー!!」

暴風伯爵「捕まえられるもんなら捕まえてみやがれ!!おらよ!!」

 ヴォォォォォオオオオオオオオオオオオ!!!

警察「う…うわあああああああああ!!」

金剛丸「ぬおおおおおおおおおおお!!!」

 ドガッ!!

警察「ぐあああああああああ!!」

警察「くっ…!この野郎…!」

金剛丸「ふんっ!!」

 ゴギッ!!

警察「ぐあああああああああっ……!!」


警察「警報!!警報!!プププランド各地に脱獄犯が出没!!
  住人達は直ちに非難してください!!繰り返します!!プププランド各地に脱獄犯が……」

住人「脱獄犯だと……!?」
住人「冗談じゃねェ…!わけのわからねェ奴らに殺されてたまるか…!」
住人「さっさと逃げるぞ!!」

住人達「うわああああああああああああああああ!!!」


デスドラース「フッフッフッ……そうだ……逃げ回れ……全員この街から出て行きやがれ……!」



オロチ「うわあ……デスドラースの奴、遂に無茶苦茶にやってくれちゃったねえ…」
クチナワ「奴も追い込まれてきている証拠じゃのう 見苦しい奴じゃ」
ダークソードナイト「………………………………………」


暗闇斎「…………事態は深刻だ……
  こうなる前に奴ら全員捕まえたかったのだが………」
サスケ「やはりそうだったんだな……俺達が今まで斃した刺客達が全員脱獄か………」
タック「早く何とかしないと…プププランドは奴らのものになってまう……」
ツキカゲ「そんな事……!そんな事絶対にさせませんよ…!」
ジュキッド「ああ……平和は必ず守ってみせる………その為に俺達がいるんだ………」
シノ「父上……仕事の依頼を………」
暗闇斎「ああ…分かっている……こうしちゃいられん………
  今回の頼み人は拙者だ 仕置料は一人頭50万……
  標的は暗殺法師、暴風伯爵、武器狩弁慶、悪霊霊媒師、格闘王金剛丸の5人
  やってくれるな……?」
シノ「はい………!」


  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走 終


次  回  予  告

ナレーション「遂にデスドラース配下5人と闇の忍び部隊5人の全面戦争が始まった
  プププランドの存亡をかけた戦い 果たして軍配はどちらに上がるのか……
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第拾弐話 ご期待ください」


忍者大図鑑 其の拾壱

ナレーション「今回紹介するのはジュキッド 闇の忍び部隊所属
  一家で道場を経営しており、普段は恐妻家の冴えない夫だが、昔は地雷矢と呼ばれる最強の忍者として伝説になっていた
  そして今もその強さは健在であり、表と裏の顔を持つベテラン忍者である」

ナレーションの声:デデデ大王

540 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/14(Mon) 23:43
ついに、一人目の幹部との最終決戦か…。
…しかし、なんだ。デスドラースって警察署長という絶対的な地位を持ってるのに
なんとまあ…本当にお粗末なやり方だねえ。
考えなしで全員倒されたら、本当にただの脳筋野郎で終わりだぞ…。
まあ、流石にただ暴れさせて終わりというわけではなさそう…ありそうだな。

あと、5VS5の対決…ということはやはりシノ達は集団戦を挑むのかな。
これまでの戦いから考えて、どうも勝つのは厳しいだろうし。
もし、個人戦だとすれば組み合わせは…
シノVS暗殺法師、サスケ氏VS暴風伯爵、タックVS武器狩弁慶、ツキカゲVS悪霊霊媒師、ジュキッドVS金剛丸
…に、なるのかな?それぞれの因縁で考えると。
ツキカゲさんやべえな。葬式の準備しといたほうがよさそうだね、なんて。

あと、デスドラースの最後にも注目やね。
シノ達を道連れに玉砕するか、見苦しく命乞いをして始末されるか、それとも…
と、色々想像して期待してます。

541 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/18(Fri) 00:08
スーパーデラックスのカービィってコピーできる敵を頬張ると点滅するんだね。
知らなかったよ。

542 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/20(Sun) 15:18
ツキカゲとは忍び部隊とは別の誰かが共闘しそう
カービィか…リボンか…はたまたアドか
アドレーヌはメスライオンと言わしめるだけあって相当強い
それともカービィが出るのかな、ツキカゲと同じぐらいの年ということで


543 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/21(Mon) 08:56

シノ「こんにちは シノです
  今日は予告通り、メンバー全員揃って質問を返して行こうと思います」
タック「初めてでんな!5人揃って質問を返すんは」
ツキカゲ「まあジュキッドさんが僕達の仲間に加わったのつい最近の事でしたからね
  本当はもっと早くに登場する予定だったらしいですけど」
ジュキッド「うむ……このスレッドとやらは名無しと呼ばれる者達の質問を返すという風に教えて貰ったが、
  本当にそれだけで良いのか?」
ツキカゲ「良いんです 簡単なお仕事ですよ!」
タック「アルバイトみたいなモンやな お金は貰えまへんけどな」
サスケ「当たり前だ こんな事で金稼げるんなら皆やるだろうが」
ツキカゲ「あうぅ……何か暇人だと思われてそうだなあ……」
タック「実際暇人なんやから、ええやないの」
ツキカゲ「暇人なのはタックさんだけでしょ」
タック「なっ…!失礼やなあ ボクだって毎日毎日忙しいですわ」
ツキカゲ「僕の所にお金をたかりに来るのにですか?」
タック「そうそう……ってちゃいますわ!もうその話はええわ!」
シノ「…とこんな風に盛り上がった所で、早速質問を返して行きましょう」

>>532

タック「あー!そのゲーム懐かしいでんな!ボクが小さい頃やった事ありますわ!
  なんか推理するやつでっしゃろ!?推理して犯人を捜すゲーム 真実はいつも一つ!みたいなやつ
  見た目は子供、頭脳は大人の主人公やったっけな」
ツキカゲ「それコナンじゃないですか!本当は知らないんじゃないんですか?」
タック「いや……そんな事ありまへんで…!ほら、あれやろ!?じっちゃんの名にかけて!って言うやつでっしゃろ?」
ツキカゲ「それ金田一少年」
タック「じゃああれやろ!トイズと呼ばれる能力を使って事件を解決に導くゲーム!
  アニメ化もされて色々と話題になった奴があるやろ!確かピンクとか青とかおったっけなあ」
ツキカゲ「それミルキィホームズじゃないですか!っていうかさっきから絶対わざと答えてますよね?
  知らないなら素直に知らないって言ってくださいよ!」
タック「ええいわかったわ!知りまへんそんなゲーム!仕方が無いやないか!
  大体HAL研究所のゲームなんて、星のカービィシリーズ以外、どれもマイナーなゲームやないか!」
シノ「そんな事言ったら、HAL研究所の皆さんに怒られますよ」

>>533

ツキカゲ「っていうか、マスターハンドクレイジーハンドに限らず激闘編の登場人物は皆強いですよね
  ドラゴンナイトなんて実質作中最強だし、あれと同じくらいのレベルが悪の組織の幹部にいたりしたら大変ですね」
サスケ「化け物クラスの奴と相手となったら精々死ぬ気でやらねェと勝つのは厳しいだろうな」
タック「まあいざとなったら旦那がいるから、化け物レベルの相手は全部旦那に任せればええさかいな」
ジュキッド「俺がか……?うむ……無意味な戦いはしたくはないが、この地上を滅ぼそうとする者がいるならば、俺は戦おう」
タック「いや〜!やっぱり旦那は格好ええな!それでこそ旦那ですわ!
  じゃあ全部旦那に任せてボクらはゆっくりと遊んだりでもしまひょか!」
サスケ「遊ぶならてめェ一人で勝手にしてろ」
ツキカゲ「そうですよ ジュキッドさん1人に丸投げしようとするなんて、タックさんは悪い人だ!」
シノ「タックさん、リストラ決定になりそうですね」
タック「そ…そんな殺生なぁ〜シノ姐はんまでボクを虐めんといてくだせえな〜」

544 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/21(Mon) 08:57

>>534-535

シノ「そいいえば、最近遊園地で話題になった若侍さん、
  急に現れなくなったみたいです」
ツキカゲ「ええっ!?そうだったんですか!?」
シノ「はい……何でかよくわからないですけど……」
ツキカゲ「そっかあ……せめて僕の作った月影蕎麦を食べてほしかったなあ……」
サスケ「ま、いずれどこかで会う事になるんじゃねェか
  そういや、妙な男が花火を買いに俺の所に来たな……里帰りの土産に花火が欲しいってな
  まさか奴がその若侍か……?」
タック「もしかしてその男って、頭に三日月がついた兜を被った男でっしゃろ?ボクも会いましたわ」
サスケ「お前も会ったのか」
タック「なんか敵襲に遭ったみたいでボロボロでしたわ
  いやまさかあないな所歩いてて出会えるとは思いまへんでしたなあ
  介抱してあげたらな、お礼や言うて、お金沢山くれはりましたんや
  人に親切にすると良い事があるもんでんなあ」
ツキカゲ「それって貰ったんじゃなくて盗んだんでしょ?その若侍さんから」
タック「そんな事おまへんで 人聞きが悪いがな」
ツキカゲ「はあ……って事は、サスケさんもタックさんも若侍さんに会ったって事なんですね……
  僕だけか…会えなかったのは……」
タック「そんながっかりせんでもええでっしゃろ!もしかしたらバッタリ会えるかもしれまへんで」
ツキカゲ「そっか……そうですよね!よーし、まだまだ諦めないぞー!!」
サスケ「立ち直り早ェなオイ」
シノ「でもツキカゲさん、もしその若侍さんに会ったら、どうするつもりなんですか?」
ツキカゲ「勿論、僕の自慢の蕎麦を食べさせてあげます!…で、強さの秘訣とかも教えてもらったりして
  もしかしたらそこに強くなれるヒントが隠されているのかもしれません!」
サスケ「そうか…精々頑張りな」
シノ「でも……その若侍さんに手傷を負わせるなんて…相手は誰だったんでしょう…?」
タック「さあ…ボクが来た時には既に戦いが終わった後やったみたいやったからなあ……
  ひょっとしたら悪の組織の幹部とかにやられたんと違いまっか?」
ジュキッド「成程な……油断していると、いずれ俺達も危ないかもしれぬ…という事かもしれんな」

>>540

ツキカゲ「デスドラースとの戦いも、大詰めって所ですかね!
  当然僕達が勝ちますよ!なんてったって僕達最強のチームですからね!」
サスケ「そうだな……お前が足を引っ張りさえしなければな……」
ツキカゲ「そうそう…僕がいなければ……ってそれどういう事ですか!」
タック「まあデスドラースって奴がそんなに警察署長としての地位を有効活用していないっちゅうのが不幸中の幸いでんな
  警察署長という点を除けば、意外とあまり大した事なさそうやし、楽勝かもしれまへんな」
シノ「そうでしょうか……相手は悪の組織の幹部ですし、簡単には倒せないと思いますけど……」
タック「リーダーがそんな弱気でどないするんでっか!こういう時に余裕見せなあきまへんやろ!」
ジュキッド「プププランドに危害をもたらす者は誰であろうと容赦せん!」
タック「ほら、旦那もこう言っているんやし、大丈夫やってきっと」

>>541

タック「え…?そうなん…?ボクも全然知らんかったわ」
ツキカゲ「うん……全然知らなかった……っていうか、本当に点滅するんですか…?」
シノ「私に聞かれても分からないですが、恐らくそうなんじゃないでしょうか…」
タック「ちなみにツッキーが点滅すると……」
ツキカゲ「え…?僕が点滅すると……?」
タック「特に何も起きない」
ツキカゲ「何も起きないんですか!?」
タック「それ以前に点滅せえへんやろ君は」
ツキカゲ「まあ……確かに………」

545 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/21(Mon) 08:58

>>542

サスケ「誰かが助けに来なけりゃ、お陀仏だろうな……」
タック「ご愁傷様でんな」
ツキカゲ「勝手に殺さないでくださいよ!僕だって1人で勝てますよ!
  見ててくださいよ……絶対僕1人で勝って見せますから!」
サスケ「無理だ 諦めろ」
タック「黙って援軍でも呼んだ方がええかもしれまへんで」
ツキカゲ「くーーーーっ!悔しい!こうなったら僕1人でやっつけてみせますからね!本当に!」
シノ「大丈夫ですよ 私はツキカゲさんを信じています」
ツキカゲ「シノさん!やっぱりシノさんは僕の事分かってくれるんですね!」
ジュキッド「俺も坊やを信じよう……暗闇斎殿の教え子ならば、それなりの腕はある筈……」
ツキカゲ「えっ…?ジュキッドさんも僕を信じてくれるんですか…?やったーーーー!!」
サスケ「褒められるとすぐ調子に乗りやがる」
ツキカゲ「何とかも煽てりゃ木に登るって奴でんな」


シノ「それでは今回はここまでです
  次回もまた会いましょう さよなら」

546 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/21(Mon) 09:23

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


暗闇斎「…………事態は深刻だ……
  今回の頼み人は拙者だ 仕置料は一人頭50万……
  標的は暗殺法師、暴風伯爵、武器狩弁慶、悪霊霊媒師、格闘王金剛丸の5人
  やってくれるな……?」
シノ「はい………!」



ダークソードナイト「ようやく動き出したか………闇の忍び部隊……!
  闇鏡よ…!今こそデスドラース配下5人に闇の力を与えよ!闇・エネルギー!!
  デスドラース……お前に力を貸すのは、これが最後だ………」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走(>>536-539)


ツキカゲ「さあ出て来い!!お前の狙いは僕だろう!来てやったぞ!!出て来い!!」

 ヒュッ!!

ツキカゲ「……!!」

 ヒュン!!

 ドスッ!!

暗殺法師「いいぜ……よく避けたな小僧……褒めてやるぜ……
  だが、暗殺の腕は俺の方が上だ……!その事、はっきりと分からせてやる…!!」


ヴォンヴォォォオオオオオオオン!!!

暴風伯爵「ふははははははははははは!!!久々に暴れ回る事が出来たから気分爽快だぜ!!」

ヴォォォォォオオオオオオオン!!

暴風伯爵「…………!?」

サスケ「お遊びはここまでだぜ……暴風伯爵……!」
暴風伯爵「おお…これはこれはサスケさんじゃねェか……!
  驚いたな、まさかあんたもバイクに乗れたなんて知らなかったぜ……!」
サスケ「俺は昔、暴走族の頭だった事がある……数えきれねェ程の舎弟に慕われてな
  バイクがてめェだけの専売特許だと思ったら大きな間違いだぜ」
暴風伯爵「上等だ…!行くぜ!!」


弁慶「………来たか、小娘」

シノ「武器狩弁慶……!懲りもせず非道な悪事に手を出す事は許しません!」

デスドラース「弁慶!!」

弁慶「デスドラース様…!」
シノ「デスドラース……!」


デスドラース「この武器を使え!!俺様が仕入れた特別な名刀だ!!
  必ず仕留めるのだ!!分かったな!?」

弁慶「御意……!」

シノ「………………………」

弁慶「小娘……いざ、参る!!」


タック「久し振りでんなあ、悪徳霊媒師はん」
霊媒師「これはこれは、いつぞやの泥棒忍者ではありませんか…」
タック「泥棒忍者とは人聞き悪い ボクは頭脳派天才忍者、タック君でおま!」
霊媒師「何だって構いませんよ……今こそあの時の雪辱を果たしてみせますよ…!」
タック「上等や!返り討ちにしたりますわ!」


ジュキッド「金剛丸!!」

金剛丸「………来たか……この前は不覚を取って敗れたが、今度はそうはいかん!
  今度こそ叩きのめしてくれるわ!!」

ジュキッド「叩きのめされるのは貴様だ……!
  プププランドの住人に危害を加えた事、今一度反省するが良い!!
  さあ来い!!貴様のねじ曲がった根性、俺が叩き直してやる!!」


暗闇斎「遂に始まったな………殺し屋同士の戦いが………
  プププランドの平和の為に、絶対に勝つのだ……闇の忍び部隊よ…………」

547 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/21(Mon) 09:26

暗殺法師「食らえ!!」

 シュッ!!

ツキカゲ「はっ!!」

 ドスッ!!

暗殺法師「良いぞ!よくかわした!!だが、避けてばかりいてはこの俺は斃せんぞ…?
  我が毒針の前にその命を散らすが良い!!」

 シュッ!!

ツキカゲ「くっ…!!」

 ドスッ!!

ツキカゲ(どうする……!このままじゃやられてしまう…………そうだ……!)

暗殺法師「…………どこに隠れた……?」

 ガサガサッ……!

暗殺法師「そこか!!」

 シュッ!!

 ドスッ!!

暗殺法師「ふははははははは!!俺の勝利だ………って何っ…!?
  これは………変わり身の術……!?馬鹿な……!では奴はどこに……!?」

ツキカゲ「ここだあああああ!!!」

暗殺法師「……!!」

ツキカゲ「手裏剣・乱れ投げ!!」

 シュシュシュッ!!

 ドスッドスッドスッ!!

暗殺法師「ぐああああああっ………!!」

ツキカゲ「手裏剣に痺れ薬を塗っておきました……大人でも5秒しない内に眠ってしまう強力な薬です……
  とりあえず、これで終わりですね………はあ疲れた〜………………」


 ヴォンヴォンヴォォォオオオオオオオオオオン!!!

暴風伯爵「ははははははははは!!どうしたどうした!?
  暴走族の頭だったと威張っておきながら大したスピードじゃねェなあ…ああ!?
  やっぱりバイクで俺の上に立てる奴はいないって事だ!!ふははははははははは!!」



サスケ「言っただろ…?お遊びはここまでだってな……
  これ以上お前のお遊びに付き合っていられる程、俺はお人好しじゃねェんだ……」

 ヴォォォォォオオオオオオオオ!!

暴風伯爵「なっ……何っ……!?」

サスケ「どうだ…もう追いついたぜ…?お前のスピードなんざ俺が少し本気を出せば全然大した事無ェな」

暴風伯爵「くっ……くそおおおおおおおおおおお!!!」

 ヴォォォォォオオオオオオオオオ!!!

サスケ「おいおい、これ以上スピード出して良いのかよ…向こうは崖だぜ……?」

暴風伯爵「な……何っ……!!」

 ヴォォォォオオオオオオオオン!!!

暴風伯爵「と…止ま……うあああああああああああああああ!!!!」

 ドガァァァアアアアアアアアン!!!


サスケ「夜道の運転はスピードに要注意……ってな」



霊媒師「さあ行け!!悪霊達よ!!」

タック「なっ…何をするつもりや……!?」

霊媒師「クックックッ……すぐに分かりますよ」

タック「何やて…?」

 バキバキバキ…

タック「ん…?おわあ!!」

 ドォォォォオオオオオオオオオン!!!

タック「なっ…何やこれ…!電柱が急に倒れるって…そんなんアリでっか!?」

霊媒師「これで終わりだと思ったら大間違いですよ…」

タック「何っ…?」

 ドォォォォオオオオオオオオオン!!!

タック「どわああっ!!今度は落石かいな!!ホンマに頭にくるのお…!」

霊媒師「クククククク……さて、今度はどんな不幸が襲い掛かってくるかな……?」

タック「参った!参りましたわ!あんさんには敵いまへんわ……
  お金ならいくらでも差し上げますさかい、悪霊を追い払っておくんなはれや……」

霊媒師「仕方ありませんね……でしたら、その命と引き換えで許して差し上げますよ…!」
タック「あーっ!!シノ姐はん!!助けておくんなはれー!!」
霊媒師「何っ…!?助太刀だと…!?馬鹿な……!」
タック「隙あり!!」

 ヒュバッ!!

霊媒師「ああーーーっ!!私の服がーーー!!」

タック「どうでっか?ボクの斬鉄剣の切れ味は……
  裸にされたら恥ずかしくて戦えまへんなあ…」

霊媒師「こ…この下衆め……!」

タック「下衆はどっちでんねやろなあ!?
  はっ!!猫だまし!!」

 ボンッ!!!

霊媒師「ぐああっ…!!煙幕か…くそっ…!」

タック「最後の1発くれてやるでオラァ!!」

 ドガッ!!

霊媒師「ぐあああああああああ!!」

タック「やっぱもう1発!」

 ゴン!!

霊媒師「ぐあああああああああああああ!!」

タック「…安心せい、峰打ちや」


548 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/21(Mon) 09:29

金剛丸「ぬおおおおおおおおおおおお!!!」

 ドン!!!

ジュキッド「くっ……!!」

金剛丸「どうした!!こんなものか!?
  くっくっくっくっ…!!闇の力で更にパワーアップした俺様の力では
  お前の力など赤子同然ってワケだ…!!ふはははははははは!!」
ジュキッド「こんなものか……だと…?それはこっちの台詞だ!!」

 ゴギッ!!

金剛丸「ぐ…ぐああああああああああああ!!」

ジュキッド「闇の力だかなんだか知らぬが、自分の力に溺れているようでは話にならん…!
  もう一度監獄で反省するが良い!!永遠にな!!!」

 ドン!!

金剛丸「ぐおあああああああああああああ!!!」

ジュキッド「ふんっ!!」

 ゴギッ!!

金剛丸「……………………………………」



ジュキッド「この俺に戦いを挑むには力不足だったな!」



弁慶「ぬおおおおおおおおおおおおっ!!」

シノ「はあああああああああああっ!!」

 キィィィイイイイン!!

弁慶「相変わらず大した腕だ……だが、デスドラース様の手前、
  ここで負けるわけにはいかぬのだ!」
シノ「それは私も同じです…!プププランドの皆様の為…
  平和を守る為、私も負けるわけには行かないんです…!」
弁慶「上等だ…では、どちらが勝者に相応しいか、命を賭して戦うのみ!!
  ぬおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 ヒュバッ!!

シノ「くっ……!!」

デスドラース「よし…良いぞ弁慶!!小娘を斃すのだ!!」

弁慶「ぬおおおおおおおおおおお!!!」

 ビュン!!

シノ「私は……負けません…!!花影流・紅蓮紅葉!!」

 ヒュバッ!!

弁慶「ぐあああああああっ…!!」

デスドラース「弁慶…!!」

シノ「これ以上住人達を危険な目に遭わせるわけには行きません!!
  これで決めます!!花影流・蒼雷桔梗!!」

 バシュッ!!

弁慶「ぐおああああああああああああ!!!」

デスドラース「馬鹿な…!!弁慶が……!!」


サスケ「そこまでだぜ、デスドラース!」

デスドラース「なっ……!!」

タック「あんたの部下は全滅でっせ」
ツキカゲ「残りはお前だけだぞ!」

デスドラース「ば……馬鹿な………!!」

シノ「デスドラース…!貴方の計画もこれで終わりです…!そして、貴方自身も……!」

デスドラース「くっ……!!俺は負けん!!絶対にな!!
  覚えておけ…!!俺はお前達を斃す……!!次の作戦でお前達の息の根を止めてやる!!必ずな!!
  フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!」


シノ「デスドラース………次に会ったら、絶対に倒してみせます……!」


549 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/21(Mon) 09:32

ナレーション「その後、シノ達が倒したデスドラース配下の刺客達は再び警察に取り押さえられ、
  刑務所へと戻ったのだった
  しかし、これで終わったわけではない……
  闇の組織の幹部を倒さない限り、プププランドに平和は戻らない
  打倒デスドラースを胸に誓うシノであった……」


ジュキッド「……………ただいま、アイアンマム……
  ………もう眠ってしまったか……」
アイアンマム「あなた!」
ジュキッド「うおおっ…!!何だ…起きていたんですか……
  起きてたなら起きていると言ってくださいよ……」
アイアンマム「どこに行ってたんですか!こんな夜遅くまで!」
ジュキッド「ちょっとわけありでしてね……」
アイアンマム「ちゃんと話しなさい!」
ジュキッド「分かりました明日話します……だから今日は寝かせてくださいよ…」
アイアンマム「あなた…その手に持っているもの…見せなさい!」
ジュキッド「あっ…ちょっと……!」
アイアンマム「どうしたんですかこの大金…!どこで手に入れたんですか!?」
ジュキッド「いや……それはちょっと………」
アイアンマム「ひょっとして、どこかで盗んできたお金じゃないでしょうね!?」
ジュキッド「盗みなんてしてませんよ!れっきとした私のお金ですよ…!返してください…!」
アイアンマム「嫌です!あなたに大金を持たせてもどうせろくな事に使わないんだから、私が預かっておきます!
  さ〜て、このお金何に使おうかしら!毎日エステに通うのもいいですわね!オホホホホホホホホホ!」


ジュキッド「はあ………ろくな事に使わないのはどっちですか……全く…………」



  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦 終


次  回  予  告

ナレーション「デスドラースの復讐劇が始まった
  デスドラースは手始めにツキカゲを逮捕してしまい、シノ達を罠におびき出そうとしていた
  この状況をどう打開するのか
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第拾参話 ご期待ください」


忍者大図鑑 其の拾弐

ナレーション「今回紹介するのはアイアンマム ジュキッドの妻である
  伝説にして最強の忍者地雷矢も、妻には頭が上がらない
  まさに最強の妻である
  自分の夫が、最強の忍者だとは知る由も無いだろう
  良い子の皆!全国のお父さんは君達の知らない所で一生懸命頑張っているんだ!」

ナレーションの声:デデデ大王

550 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/23(Wed) 15:59
5戦全勝とは素晴らしい!
あとは憎たらしいデスドラースのクソヤローだけですな

551 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/23(Wed) 17:46
あのツッキーが勝った…!

552 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/24(Thu) 08:51
今の私はアナタ一筋。簡単になびくような真似はしない

553 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/25(Fri) 00:26
最凶最悪の脱獄犯!プロローグ

…「ビッグフォレスト」…

「月影流伝承者」を倒した(当人は「ツキカゲ」を倒したと勘違いしている)内藤滅多之進は、その詳細を獄門斎に伝えた。

獄門斎「…ご苦労であったな。では引き続き、闇の忍び部隊の力量調査を頼むぞ。くれぐれも、我らの存在を悟られぬようにな」
滅多之進「うむ、承知した」

…そして滅多之進が去った後、獄門斎に近づく一つの影…。

???「…結局、何のお咎めもなしか。相変わらず、お前さんの考えてることはよく分からんな…獄門斎さんよ」
獄門斎「…「でで綱」か。まあ、よいではないか。勘違いとはいえ「月影流」の現・伝承者の情報が手に入った。
確かに滅多之進は情報に対する勘は鈍いが、必ず重要な情報は拾ってくる。だからこそこうして重宝しているのだ」
でで綱(デデデの刹那の見切り姿)「「勘が鈍い」か…情報を出し惜しみしている本人が言うかね…」
獄門斎「情報とは、これのことか?」
獄門斎が懐から出した巻物を広げると…そこには闇の忍び部隊として戦う五人、
そしてその結成者の詳細までこと細かに記されていた。
でで綱「…滅多之進が闇の忍び部隊を探し初めてから僅か数週間で轟達が調べ上げ、その情報を一つに纏めた巻物。
それによれば一人は若いながらもあらゆる戦闘経験を積んでいる「あの男」の娘、
そして一人は忍者としてはまだ経験が浅すぎる若僧、残りの三人は忍としての力、人生経験、戦闘能力どれもが備わった玄人。
ここまで分かっていれば、わざわざ実戦をしてまで調べる必要はないと思うが…」
獄門斎「確かにこれまでの情報を統合すれば、闇の忍び部隊は紛れもなく凄まじい力量を持ってはいるのだろう。
…だが、それはあくまで推測に過ぎん。だからこそ我はより確実な情報を欲しているだけだ」
でで綱「…確実と言う割には、滅多之進に教えているのは名前だけだったような気がするが…」
獄門斎「下手に情報を教えるよりは、実感してもらったほうが彼奴としても力を引き出しやすいだろう」
でで綱「…はあ、俺様にはさーっぱり理解できんよ」
獄門斎「ふ…まあ、見ているがいい。…ところで、でで綱よ。忍び部隊の全体の力の調べはどうなっている?轟の後任として貴殿が乗り出したはずだが…」
でで綱「心配ご無用、ちゃんと用意しているよ。とっておきの刺客を、な…」
獄門斎「…全ての力が看破されたその時こそ、それが忍び部隊の最後となるだろう。ふ、ふふふ…ふははははは!!」

でで綱(…最後、か。本当にそうなればいいがな…)

554 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/25(Fri) 00:27
最凶最悪の脱獄犯!その1

…所変わって、ここは「リップルフィールド」。
遺跡や洞窟が神秘的な平穏な海辺である。しかし…

「キャアアアア!!」「うわぁー!!」
…その平穏は現在、とある「巨悪」によって醜く蹂躙されていた。
アカマムジー「HA―HAHAHA―――!!環境破壊はァ、サイコーディース!!!」
ドゴォォォオオン!!!グシャアン!!ゴワァァァン!!…
スクイッシー「も…もう、やめてくれ!俺たちの住処を壊さないでくれ!!」
アカマムジー「OH、そうですか。では、やめマース…」
フロッツォ「…と、止まった…?」
アカマムジー「…マムジーが飽きたらですけどネー!!ヒャッハァー!!」
ドゴォォオ!!
「う…うわあああ!!」「ひぃぃぃ!!」
???「待て!そこまでだ!!」
アカマムジー「…ン?誰デスか?マムジーを呼んだのは?」
ピッチャマン「ついに見つけたぞアカマムジー!!これ以上の暴虐はこの「PPP(パレットポリス警察)」が許さん!!
さあ、おとなしく拘置所に帰るんだ!!」
アカマムジー「…HA!!他人の手柄を掠め取るしか能のない連中に何ができるというデース!!
それにマムジーはもう「アカマムジー」デハありまセーン!!コレを見なサーイ!!」
アカマムジーの腕には「蛇鋼組長 銅=真武示威」と書かれている。
アカマムジー「マムジーは現在や、「ヘビーメタル(蛇鋼)・ファミリー組長(ドン) 銅=真武示威(アカマムジー)」!!
最早アナタ達のような田舎ポリスメンごときでは手も足も出ない存在デース!!HAHAHA!!」
ピッチャマン「くっ…警官隊!!発砲準備!!…撃てぇー!!」
…ドン!!ドドン!!ドガガガ!!…シュウウウ…
ピッチャマン「やったか…!?」
アカマムジー「?今、何かしたデスか?」
ピッチャマン「…ぜ、全然効いていない!?」
アカマムジー「HAHAHA!マムジーにはコンナ鈍らブレット、全く通用しないデース!!
さあ、ヘブンへ逝キなサーイ!!」
警官A「う、うわあ!?」
警官B「こ、こっちに来…」
…ゴキ!ズガ!!グジャッ!!…
アカマムジー「…ンー?モウ、終わりデスかー?歯ごたえないデスネー」
ピッチャマン(け、警官隊があっさり虐殺されるなんて…!!)
アカマムジー「…サテ、残るはアナタがたデスネー。心配要りまセン、すぐに後を追わせてあげマース」
警官G「ひ、ひいいい!!!」
警官L「逃げろぉ!!俺たちが勝てる相手じゃない!!」
ピッチャマン「ま…待て、お前たち!!…くそっ!!」
アカマムジー「OH、情けないデスねー。住民を守るべきポリスメンがパニックで逃げ出すとは…」
ピッチャマン「…黙れ!うおおおっ!ゴルドーストレート!!」
…パシシッ!!…
ピッチャマン「!?…な、な…!」
アカマムジー「ゴルドーを重ねてスローするとは中々やりますネー。
…デハ、お返しシマース」
ビシュンッ!!…ドゴォォォオオ…!!
警官I「が…あ…っ!!」
ピッチャマン「!!…(な、速…全く、見えなかったぞ!?)」
アカマムジー「オー、ソーリー。手元が狂って隣のポリスメンが死んじゃいましたネー。
今度は外さナイ程度に手加減してあげマース…YO!!」
ビシュウッ!!…ゴォォォオオ!!…
ピッチャマン(!!…は、ははっ…俺、死んだかも…)

…ゴオオオ…!!

555 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/25(Fri) 00:27
最凶最悪の脱獄犯!その2

…バシュンッ!!…

ピッチャマン「………?」
アカマムジー「OH、折角スローしたゴルドーが誰かの攻撃に弾かれてしまいマーシタ。
タシか、こういう場合は…誰ディース!?マムジーの邪魔をしたのは!!」

???「…私よ!!これ以上、好き勝手にはさせない!!」
???「俺たちもいるぜ!!」

シュバッ!スタタタッ…!!

アカマムジー「…何者デスか?アナタたちは?」

アドレーヌ「私はアドレーヌ!!通りすがりのお絵描き少女よ!!」
リック「俺はリック!通りすがりのハムスターだ!!」
ピック「え?あ、えーと…リックのこ…恋人?のピックです…うぅ、恥ずかしいなぁ」
ナゴ「俺はナゴ!これでも1年前に闇の軍団と戦った凄い猫さ!!」
シロ「闇の軍団と戦ったって…ただ見てただけじゃない…見栄っ張りなんだから」
ナゴ「なっ…あー、くそ!!そういうことは言いっこなしだろ!!大体お前は…」
シロ「…はぁ。ナゴくんこそ、いい加減ちゃんと私たちの将来を考えてよ…大体あんたは…」
アドレーヌ「…とにかく!私たちがここに来た以上、あなたの好きにはさせないわ!!」
リック「悪人いる所、俺達ありだ!おとなしくお縄を頂戴しろ!!」
ピック「…本当は、ただ海を見に来ただけなんですけどね…(ぼそり)」

ピッチャマン「…な、何だあいつら?」
アカマムジー「HUHUHU…、誰であろうと邪魔はさせないデース。シカーモ…」

アドレーヌ「そこの人!後は私たちに任せて、早く逃げなさい!!」
ピック「…うぅー…何か勝手に戦うことになってるし…」
シロ「…だからナゴくんのそういう所が…」

アカマムジー「…中々、プリティな方々ですネー。フフフフ…」

ピッチャマン「って、待て待て待てー!!何を勝手に話を進めとるんだお前達!!」
アドレーヌ「え?何って…何?」
ピッチャマン「何?ではない!!そもそも一般住民が勝手に立ち入っていいわけがないだろう!!
悪いことは言わんからさっさと逃げなさい!!相手は俺達の管轄の拘置所から脱獄した死刑囚…はっ!!」
アドレーヌ「…へえ、そうなんだ。なら尚更、引き下がるわけにはいかないよね」
リック「そんな奴を野放しにしていちゃ、この星を守り抜いたあいつらに申し訳が立たないってもんよ!」
ナゴ「あいつは必ず俺達が食い止めるぞ!!」
ピッチャマン「…………(…え?いや、何言ってんのこいつら?)」
ピック「…すいません。彼らは言い出したら、他人の話なんてろくすっぽ聞かないんです…。…本当に、すいません」
シロ(アドレーヌさんって確か、暴走族を一人でやっつけたって聞いたけど…)

アカマムジー「…皆サーン、そろそろ話は済みまシタかー?シカシ、マムジーの正体を聞いてあそこまで
ハッスルしているとは…少しばかり、O☆SHI☆O☆KIしなくてはなりまセンねー」

リック「ほざいてろ!喰らえ!!リックスパーク!!」
ビシャアアア!!
アカマムジー「!?NOOOOOOO!!!…い、イキナリとは卑怯…」
ナゴ「…余所見してる暇はないぜ!!ナゴカッター!!」
ズバァァアアンッ!!
アカマムジー「OH!…シット!!攻撃する隙も与えないつもりデスか!!ダガ、そんな攻撃で…」
アドレーヌ「…久々に、絵師の本気を見せてあげる!!アイスドラゴン!こちこち吐息!!」
アイスドラゴン(絵)「がおー!!」
ヒュゴォォオオオ…!!バキバキバキ…!!
アカマムジー「…ぼ、ボディが…凍り…ツイ…て…」
リック「よーし!一気にとどめだ!!リックストーン!!」
ナゴ「こっちもストーンだ!!ナゴストーン!!」
ズドドドドドド!!…
ピック「え、えーと…ピックストーン!!えいっ!このっ!!」
シロ「えーい、シロちゃんストーン!!」
ピッチャマン「あの二人、石投げとるだけやんけ…でかいけど」
ドガグシャバキィ!!…
アドレーヌ「これで、フィニッシュ!!クラッコ!雷!!」
クラッコ(絵)「合点承知!!」
ピシャアアアアン!!
アカマムジー「グゥワ―――――!!!!…」

…ズズゥゥウ…ンン…!!

556 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/25(Fri) 00:28
最凶最悪の脱獄犯!その3

ピッチャマン「…ま、まさか!本当にあいつらがあの凶悪犯を…!?信じられん…!!」

リック「…よっしゃあ!!俺たちの完全勝利だー!!」
ナゴ「ふふん。凶悪犯といえど、あの闇の軍団と比べたら大したことはなかったな!!」
アドレーヌ「私達だってやればできるってことを見せなきゃ、旦那に申し訳が立たないからね」

シロ「あーあ…全く調子いいんだから…」
ピック「ま、まあいいじゃないですか。犯人だってあの、通…り…」
シロ「…どうしたの?ピックちゃん」
ピック「み、見て!あれ…!!」

アカマムジー「…フッフッフッフ、中々やりマスねー…」

リック「…げぇっ!?そんな!」
ナゴ「あれだけ喰らって何ともないのか!?」

アカマムジー「…タシかにアナタたちの力は、先ほどのポリスメンよりは遥かに上でシタね。
…シカーシ、このマムジーの鍛え抜かれたマッスル・ボディには傷一つ付かないデース」

ピッチャマン「…くっ!やはり駄目か…!!おい、お前達!早いとこ逃げ…」
アドレーヌ「それなら、一斉攻撃で畳み掛けるまでよ!!みんな!」
ピッチャマン「…頼むから、人の話を聞いてくれ…」
アカマムジー「OK〜♪デハ、気の済むマデ攻撃してみなサーイ!!」
ナゴ「言ったなー!!ならば今度こそぼっこぼこに…」

「…きゃああああ!!!」

ナゴ「!今度は何だ!?」
リック「この声…ピック!?」
ピッチャマン「!!お前達、後ろだ!!」
ナゴ「えっ!?」

ドガァァァアアアア!!

後ろに振り返ったその瞬間、ナゴは近くの民家に叩きつけられた。
リック「な…ナゴぉ!!」
ナゴ「ぐ…あ…」
リック「い、一体何が………!!ピック!シロちゃん!!」
???「げへへへへ…こいつは中々かわいいねぇ…」
振り向いたリックの目の前には、30メートルはあろうかという巨大な蛇が立ちはだかっていた。
ピック「り…リック…ぅ…」
シロ「う…ぁ…助…け、て…」
おまけに、巨大な蛇はピック達をその長い体で締め付けている。
リック「く、くそ!二人を放しやがれ蛇野郎――っ!!」
???「…隙だらけだぜぇ〜?キェーケケケッ!!」
カパッ!!
リック「なっ!?しまっ…」
ドゴォォォオオ……ンン……!!!
???「…おーっと、つい殺っちまったぜぇ〜ケケッ!!」
アカマムジー「OH!何てことしてくれたんデスか!!余計な手出しは無用デース!!」
???「…んなこと言ってもよぉ、見ていてじれったかったんだからしょうがないだろー?」
???「あんな光景見たらさっさとミサイルぶっ放してぇってうずうずするに決まってるぜぇ〜!!ケケケ!!」
アカマムジー「…スコしは我慢を覚えてくだサーイ。「重畏=孔坤拿(ヘビーアナコンダー)」サーン…。
ソレに「鋼鉄=蛇牟(アイアンジャム)」サーン…」
ピッチャマン「…!?(ヘビーアナコンダーに…アイアンジャムだと!?馬鹿な!!
あいつらは確かそれぞれジャムジャングル、シルバーサブマリンの拘置所で刑の執行を待っているはず…!!)」
ヘビーアナコンダー「げへへへ…しかし、このかわいこちゃん。殺すにはちと勿体ねえなぁ…組長よ」
アカマムジー「当然、人質にしマース。早いトコ連れていきなサーイ」
リック「…ま、待て…この…!!」
ナゴ「…そうは、させないぞ…!!」
アイアンジャム「…おーおー。俺のミサイル、アナコンダーの尻尾を喰らってまだ立ち上がれるとはねぇ…ケケッ!」
リック「…と、当然だろ…!あんな…騙し討ちで…やられてたまっか…!!」
ナゴ「はぁ…はぁ…シロ…シロを、返せ…!!」
アカマムジー「OH、健気ですネー。…シカーシ、気のせいでしょうかネ?一人足りないようデスが…」
リック「…一人、足りない…?…!!」
ナゴ「…そ、そういえばアドレーヌは!?何処に…!!」

???「ここにいるよ。へっへっへ…」

リック「…!!あ、アド…!!」
ナゴ「そんな…」

557 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/25(Fri) 00:29
最凶最悪の脱獄犯!その4

アドレーヌ「…あ…く…ぅ…」
???「いやね、この女。自分で描いた絵全滅させられた途端、急ーに殴りかかってきたんだもん。
おしっこちびったんで思わず、何発も殴っちゃったよ」
???「…ああ、でも顔は殴ってないぜ。こんなかわいい顔殴れないからねぇ。俺達って紳士だろ?
…ひゃーははははは!!」
???「まあ首を突っ込んだ以上は、当然骨の一本や二本ぐらい折られる覚悟はできてたんやろ?ん?」
リック「く、くそ…」
ナゴ「…まさか…こんなに、仲間がいたなんて…!!」

ピッチャマン(…間違いない。あいつらは「アイスドラゴン・ロボ」、「フレイムガルボロス」、
それに「ドスドスタン」…いずれも別々の拘置所にいた「死刑囚」だ。
しかし、どうしてだ!?一体誰があいつらを…!!)

ドスドスタン「組長!このとおり女は捕まえたで!!さっさと引き上げようや!!」
フレイムガルボロス「なんなら、ここら一帯焼き払っちまうかぁ!?」
アイスドラゴン・ロボ「氷河期にしちまおうぜ!ひゃははは!!」
アカマムジー「OH、そうデスねー。もう粗方破壊しまシタし、ここからO☆SA☆RA☆BAしますかネー」
ピック「り、リックぅ…」
シロ「…うぅ…」
リック「ふ…ふざけんな、このやろぉおおおー!!…ぐっ…う…!!ピックを…皆を返せぇええ!!」
ナゴ「…し、シロ!!今、助けるぞ…!!」
アカマムジー「アナタがたはソコで大人しく死んでいなサーイ!」
ギュババッ!!
リック「なっ…尻尾が体に…」
…ギチギチギチィッ!!!…
ナゴ「う…うぁあああ!!」
アカマムジー「コレが、マムジー流コブラツイストデース!!GO!GO!ヘブン!!ディース!!」
ゴキ…ゴギュッ…!!
リック「が…あ…っ!!」
ピック「…い、いやああリックぅ!!お願い、やめて…!!…」
ナゴ「…ぐあ…」
シロ「…な、ナゴ…ぉ…」
……
ドスドスタン「…どうやら、静かになったようやね」
ヘビーアナコンダー「げへへ…この雌ども、気絶してやがるぜ!!」
アカマムジー「では、今度こそドロンしまショーかね」
アイアンジャム「組長!サツが一人残ってるぜぇ!!」
アカマムジー「放っておきなサーイ。どうせ、マムジー達を止める力などありまセーン。
…炎矛=駕龍牡炉凄(フレイムガルボロス)サーン!!ここら一帯、焼き払いなサーイ!!」
ガルボロス「ひゃっほーう!!待ってたぜぇ!!…おらおらぁああ!!!」
ズゴゴゴォォォオオオオ…!!ボォォォオオ…!!!
ガルボロス「ひーははは!!燃えろ燃えろぉ!!住民どもの住処も、この景色も、この海もみんな燃えちまえぇえ!!」

…ズゴォォォオオオ…

ピッチャマン「何ということだ…。住民達の大切な住処が破壊された挙句、無関係な人々まで巻き添えに…。
…そ、そうだ。あの二人は…」
リック「………」
ナゴ「………」
ピッチャマン「…二人とも息はある…まだ間に合うな。…だが…俺達、警察は…俺達の、正義は…」

…「オレンジオーシャン」沿岸
ヘビーメタル・ファミリーアジト…

アイスドラゴン・ロボ「…ひゃーはははは!今日も楽しかったねぇ!!
やはり、住民どもから金目のモン奪うのは最高だぜぇ!!」
フレイムガルボロス「…しっかし、どいつもこいつも歯ごたえがねえなあ!!
警察はおろか、軍隊すら平和ボケしてるたぁ、この星の将来も暗いぜ!!」
ヘビーアナコンダー「げへへ…!その将来を潰し回ってる俺達が言えたことじゃあねえけどなぁ。げへ、げへへ…!!」
アドレーヌ「…はぁ…はぁ…あ、あんた達…こんなことしてただで済むと思ってるの!?」
ドスドスタン「ほー…あれだけ殴られてまだそんな口が叩けるとは驚きやな」
アドレーヌ「…あんた達なんか、旦那がいれば…!!」
シロ「あ、アドレーヌさん…!刺激しちゃ駄目ですよ…!!」
フレイムガルボロス「そうそう。人質は手前だけじゃねえってことを忘れるなよ?
周りを見てよーく頭を冷やすこったな。ひひひ…!!」
ひかり「…ひっく…ひっく…」
ケケ「帰りたいよぉ…」
アドレーヌ「………くっ…」
???「…どうやら、順調のようだな…」
アイアンジャム「…ん、誰だあんたは?」
アカマムジー「OH!「トクガワ」サーン!!よく来てくれましたネー!!」
アドレーヌ(と、トクガワ…?)

558 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/25(Fri) 00:30
最凶最悪の脱獄犯!その5

アイアンジャム「へぇ…あんたがトクガワかい。とりあえず、脱獄させてくれた礼は言うぜぇ。ケケケ…」
トクガワ「…幹部達に話がある。俺に付いて来てもらおう…」
アイスドラゴン・ロボ「あん?一体何の話だぁ?」
ヘビーアナコンダー「げへへ…まあ、悪い話ではなさそうだな」
アカマムジー「OK。人質の監視はゲイター達に任せまショー」
ゲイター集団「アイアイサー!!」
ピッチ「あ、アドレーヌさん…」
アドレーヌ(…どうやら、こいつらを脱獄させたのはあの「トクガワ」という奴みたいね。
…でも、その目的は…?)

…………
トクガワ「…次に、お前達が攻めるのはこの国だ。名前は「プププランド」…」
ドスドスタン「プププランド?聞いたこともないで…」
トクガワ「そうだろうな。だが…こいつらなら覚えているだろう」
アイアンジャム「あん?何だ…紙なんか広げて…」
フレイムガルボロス「こ、こいつは…!!」
トクガワ「そうだ。嘗てお前達を打ち破り、牢獄送りにした
「サスケ」、「タック」、そして「ジュキッド」…」
アカマムジー「忘れもしまセーン…ジュキッドに半殺しにされ、
この左胸に消えない傷をつけられたコトは…」
アナコンダー「俺もこの右目の恨み、忘れたことはないぜ!!」
アイアンジャム「あのセコい泥棒め…よくも、俺の体のパーツをぉ…」
ドラゴンロボ「俺もだ!あのこそ泥のせいで…!!」
ガルボロス「…花火師…最後に俺を見たときはゴミを見る目をしてやがったな…」
ドスドスタン「どうせ、奴にとっては斃した敵の一匹に過ぎないやろうが…
こちとら片時とも忘れたことはないでぇ…!!」
トクガワ「…その三人は現在、そこに二人を加えた「闇の忍び部隊」という集団で
あらゆる依頼を請け負っている…」
ガルボロス「闇の忍び部隊か…じゃあ、偽の依頼で誘き出せば…」
トクガワ「そんなことをしなくとも、奴らは必ずお前達を斃しにくるだろう。
…いや、来なければならなくなる」
ドラゴンロボ「…くそ、じれってえな!!さっさと居場所を突き止めて復讐を…」
トクガワ「…俺はプププランドを征服し、同時に確実に闇の忍び部隊を始末できる方法があると言っている」
ドスドスタン「何や、勿体ぶらないでさっさと言わんかい」
トクガワ「これが、その方法だ」
アイアンジャム「?また紙か…?」
トクガワ「…その紙に書かれた場所に電話をして、今から言うことをその男に伝えろ。…………
…………これで全ての準備は完了だ」
アカマムジー「…フッフッフ…これでリベンジできるデースね…
これは特製マムGドリンクをたっぷり飲んでおかないといけませんネー!!」
アナコンダー「俺はこのHABティーを飲んでおくぜ!げへへへ…!!」
トクガワ「…この力は、ついでだ!受け取れ!!
…「釈迦力の巻き物」よ!!ヘビー・メタルファミリーに強力を与えよ!!」
シュバアアアアア…!!
ドスドスタン「な…何やこれは…!?」
アイアンジャム「す、凄い!力が…力が溢れてくるぞ!!より健康になった気がするぜぇ!!」
トクガワ「…奴らがこのアジトに乗り込んできたときが奴らの最後だ…では、健闘を祈る!!」
アナコンダー「YEEAAHH―――HAAAHHHH――――!!
これでもう、恐れるものはナッシング!!最早、プププランドは手に入ったも同然ディース!!」

…ヒャーハハハハハ…

トクガワ「……ふっ、ふはははは!!……」
でで綱(元・トクガワ)(…ふん、所詮は単細胞だな。だが、だからこそ扱いやすいというものだ。
…さて、あの男…忍び部隊はどう出る?もし出てこなければ、確実に大勢の住民が犠牲になる…。
しかし出てきたが最後、俺様がこの記憶媒体・滓覇瑠金(オリハルコン)で影からお前達の力を記録する。
…わざわざ、獄門斎から借りた「技封じの巻物」の力を与えてやったんだ。
せいぜい役に立ってくれよ、ヘビーメタル・ファミリーよ…ふはははは…!!)

559 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/25(Fri) 00:30
最凶最悪の脱獄犯!その6

…パレットポリス警察署…

ガメレオアーム(警察署長)「…そうか、またしても…」
ピッチャマン「…すいません…本当にすいません!」
ガメレオアーム「…いや、私の責任だ。私の力が及ばないせいで…」
タマサン「…署長!!こうなったら、他の署の力も借りるべきですタマ!!
もう面子に拘ってる場合じゃないタマ!!」
ガブイーラ(副署長)「応援要請ならとっくにやっている!!だが…どの署も今回起きた脱獄事件できりきり舞い!!
おまけにその脱獄犯が彼方此方で起こした破壊活動の被害調査にも多くの人員が狩り出されている!!
そんな状況で協力してくれる所なんて…!!…」
ガメレオアーム(…十数時間おきに各地の拘置所から死刑囚が脱獄…重傷、死傷者多数…
各国における甚大な被害…おまけに女性達を人質に現在逃亡中…ここまで、警察が無力とは…)
イライール「…署長!たった今、脱獄犯から署長に電話が!!」
ピッチャマン「な、何…!?」
タマサン「奴ら、何を考えているタマ…!?」
ヒバナモドキ「しょ、署長…」
ガメレオアーム「分かった…すぐに、こちらに繋げろ」

……

ガメレオアーム「…もしもし」
アカマムジー「ハーイ、署長サン。蛇鋼・ファミリー組長の銅=真武示威デース」
ガメレオアーム「…さっさと、用件を言え。イライラさせるな」
アカマムジー「OH、署長サン。コチラには人質がいるというのにコワいデスねー。ま、いいでショー。
マムジー達はこの電話から一週間後、「プププランド」に討ち入りしようと思っていマース」
ガメレオアーム「何…!?どういうつもりだ!!」
アカマムジー「言葉通りの意味デース。ちなみに、テレフォンをかける相手もアナタだけデス。
まあ、ドーセ伝えるなと言っても他の署に伝えるでショーから、あまり関係ないと思いマスがねー。
で、ここからはマムジーからの要求なんデスが…」
ガメレオアーム「…何だ?金か?」
アカマムジー「ウーン、それも欲しいのデスが…第一の要求は………」

ガメレオアーム「…!!き、貴様…どうしてそれを…!!」
イライール「しょ、署長…?」

ガメレオアーム「!!…それで、第二の要求は?」
アカマムジー「もし、第一の要求が聞き入れられない若しくは、その要求をマムジー達が打ち砕いた場合は、
5000万を払って頂きマース。払えないなら、人質は皆殺しデース」
ガメレオアーム「…無茶苦茶すぎる…そんな要求…」
アカマムジー「OH、ついでに場所も教えておきまショーかね。場所はオレンジオーシャン沿岸、
船着場の近く、そこにマムジー達のアジトがありマース」
ガメレオアーム「…一週間後と言わず、準備ができたらすぐに行ってやる…」
アカマムジー「…アナタの考えていることは分かってマース。ドーセ他のポリスメンやソルジャーも
集めてアジトに攻め込むつもりなんでショー?…シカーシ、ソレはあまりにもダメダメな考えデスねー」
ガメレオアーム「……」
アカマムジー「…コレまで、マムジー達のデストロイを止められなかった連中を寄せ集めたところで
何ができるというのデスかー?…それにもしマムジー達を斃す若しくは、逮捕できたとして、
いったい何人が死ぬんでショーねー?10?100?それ以上?…更に、それで失敗すれば
人質は確実に皆殺し、プププランドはアビ・キョーカンの地獄になること間違いナッシングデース。
ソウなった時、アナタがたはどう責任を取るつもりデスか?」
ガメレオアーム「……」
アカマムジー「…ま、そう長くはないにしても時間はありマスからよく考えることデスねー。
では、「誰」に会えるのか?楽しみにしてマスよー。ベイビー」
…ブツッ!…ツー…ツー…ツー…

イライール「…電話、切れましたね」
ガメレオアーム「……」
ヒバナモドキ「ど、どうでしたか?…署長?」
ガブイーラ「…署長!!」
ガメレオアーム「!!…あ、ああ…すまない」
ピッチャマン「大丈夫ですか?署長…」

ガメレオアーム「……」

『マムジー達を止められなかった連中を寄せ集めて何ができるんデスかー?』
……
『もしマムジー達を斃す若しくは、逮捕できたとして、いったい何人が死ぬんでショーねー?』
……
『ソウなった時、アナタがたはどう責任を取るつもりデスか?』

ガメレオアーム(…一刻の猶予、か…)

560 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/25(Fri) 00:34
最凶最悪の脱獄犯!その7

…深夜のプププランド…
…人々が寝静まった時間に、一人の男がやって来た。

ガメレオアーム「…」

ピッチャマン『な…そんな要求滅茶苦茶です!絶対、聞き入れるべきじゃない!!』
イライール『強い奴と戦わせろだと?ふざけやがって…!』



タマサン『すぐに応援要請を出して、アジトを制圧しに行ったほうがいいタマ!
大勢いれば、人質救出もどうにかなるタマ!』

……

ガブイーラ『…署長は、どう考えているんですか?今回の要求について…』

…この事件は、私がケリをつける。お前達は応援要請したら待機だ。

ヒバナモドキ『…そ、そんな!?署長!』
イライール『本気でおっしゃってるんですか…!?』

…………

タマサン『そ、それで…犯人は!?人質はどうするんですタマ!?納得できないタマ!』
ガブイーラ『…お前達!これは署長命令だ!!』
ピッチャマン『…くっ!分かりました…でも、俺は…』

ガメレオ「…!(来たか…)…お久しぶりです………殿」
「…十数年ぶりだな、ガメレオアーム殿。その分だと思い出話をしにきた…というわけでは、なさそうだな」
ガメレオ「…」
「…例の、脱獄集団のことか…」
ガメレオ「…単刀直入に言います。「ヘビーメタル・ファミリー」の捕縛もしくは抹殺、そして人質の救出を依頼したい。
依頼料はここにある500万。標的及び内訳は
ファミリーの組長で、脱獄犯を統率している「アカマムジー」が65万、
No2である「ヘビーアナコンダー」が55万、
幹部の「アイアンジャム」が45万、
同じく幹部の「アイスドラゴン・ロボ」45万、「フレイムガルボロス」45万、
「ドスドスタン」が30万、手下のゲイター集団に15万…」
「ここまでで300万か…残りの、200万は?」
ガメレオ「人質の救出と組織壊滅の追加褒賞金です」
「…理由は?」
ガメレオ「数時間前に、ファミリーの一人から電話がありました。一週間後、プププランドを攻めるとね。
…更に、彼らはある要求してきました。「闇の忍び部隊に依頼を頼み、自分達のアジトに差し向けろ」…と」
「なんと…。…何処で奴らは忍び部隊のことを?」
ガメレオ「そこまでは分かりませんでした。おそらく、脱獄事件に何かがあるんじゃないかと
睨んでいるのですが…」
「それを調べるのは、当面の危機をどうにかしてからだな。
ところで、依頼理由はその犯人から忍び部隊を呼べと言われたから…それだけか?」
ガメレオ「ええ…まあ」
「…ならば聞こう。その仕置料は「警察」が用意したのか?」
ガメレオ「…!どうして、それを聞くんです?」
「拙者達のことを分かっていて、警察がその金を用意するとは思えんからな…」
ガメレオ「…」
「…もう、建前に拘らなくていい。本当の理由を教えてくれ」
ガメレオ「…やっぱり、あなたには敵いませんね。…お察しのとおり、全て私の意思です。
依頼料も、私個人で用意しました。闇の忍び部隊のことは部下は何も知りません。
金を出して始末する…なんて知ってしまったら、私も反対するに決まってますからね。
あなたのことを知らなかった私、なら…」
「かつて、生死を分かち合った者同士だ。たとえ僅かな間であっても…な」
ガメレオ「ファミリーがプププランドを攻める日に応援要請を受けた警察、軍隊が
アジトに攻め入る予定です。しかし、はっきり言って成功する望みは薄いでしょう。人質もいます。
それとプププランドに避難勧告を出すのはその前日です」
「つまり、期限は5日か…」
ガメレオ「それと、ファミリーのアジトの場所はオレンジオーシャンにある船着場の近く…
罠としか思えませんが…」
「…」
ガメレオ「…本当はこうなる前に、早くどうにかすべきでした。だが、現実は平和ボケした治安組織が
一年以上前に滅びた闇の軍団、そして更に凶暴化する悪党達に蹂躙される日々…。おまけに部下の口から
人々を守るべき警察官が逃げ出して、他の国の住人が犯人に立ち向かったって聞いたとき…
考えてしまったんです。自分の正義はここまで無力なのか、と」
「…」
ガメレオ「…この事件が終わった後、私は署長を辞して警察から去ります。それが彼らの思いを反故にしてまで
この依頼をした私の責任ですから。…とにかくこれ以上、犠牲は出すわけにはいかない。それがどんなに勝手な話であっても…」
「…」
ガメレオ「どうか引き受けてください、……殿…いや、暗闇斎殿…!!」

561 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/25(Fri) 00:38
最凶最悪の脱獄犯!おまけ

というわけでガメレオアームさんが依頼をしたところでようやく終わりです。
しかし長いな…次はもっと短く…とまあ、自己満足全開で書いてます。
…いやシノさん、すいません…本当。
まあ救いようのない凶悪犯どもをボッコボコにして頂ければ…と、ええ。


簡素なキャラ紹介【()内は依頼料及び補足とか】

ヘビーメタル(蛇鋼)・ファミリー(300万(+褒賞金200万))
栄養ドリンク好きの色々とヤバい連中。やたら鍛えこんでいるため攻撃、防御が高いが、
おまけにでで綱の巻き物の力により、更にパワーアップしてます。
現在、オレンジオーシャン沿岸船着場近くのアジトにいる。

脱獄死刑囚達のリーダー アカマムジー(銅=真武示威)(65万)
ファミリーの組長(ドン)でルー大柴かぶれの英単語交じりの話し方をする。尻尾を使った絞め技が得意。
特製のマムGドリンクを飲んでおり、マムシとは思えないほどのマッスルボディを誇る。
左胸に消えない傷を付けたジュキッドを恨んでいる。

前科六十犯 ヘビーアナコンダー(重畏=孔坤拿)(55万)
ファミリーのNo.2でげへへへ…と下種な笑いを交えながら喋る。30メートルはある巨大で長い体を持つ。
特製のHAB(ハブ)ドリンクを飲んでいる。巨体とは思えないほどの早い動きで相手に巻きついて締め上げたり、
尻尾を振り回して相手を吹き飛ばす。右目を失明させたジュキッドに恨みを持つ。

快楽殺人蛇 アイアンジャム(鋼鉄=蛇牟)(45万)
ファミリーの幹部でパワップDを飲んでおり、強壮効果だけを摂取できる機能を持つ鉄の蛇。
キェーケケケ…とどこかぶっ飛んだ笑いをする。すばやい動きで体で相手を囲んで逃げ場を無くしたり、
口からミサイルを出して攻撃する。体のパーツを盗み、不調にさせたタックに深い憎しみを持つ。

強盗殺人犯 アイスドラゴン・ロボ(機獣・氷守=弩羅厳)(45万)
ファミリーの幹部でアイアンジャムと同じ機能を持つ鋼鉄のアイスドラゴン。
ひゃーははは…とこれまた下卑た笑いをする。主な攻撃は口から冷気を吐いたり、踏みつけたり。
体のパーツを失くし、一部の機能を使えなくなったことで警察に捕まる原因を作ったタックを憎む。

放火・火事場泥棒 フレイムガルボロス(炎矛=駕龍牡炉凄)(45万)
ファミリーの幹部で意外にも普通の健康ドリンクを飲んでいる巨大ガルボ。
燃やすことに快感を覚えているイカれ野郎で、炎を撒き散らして放火した家から金品を強奪してきた。
征伐された後、最後に見たサスケはゴミを見る目をしていた…らしい。

元・暴力団幹部 ドスドスタン(怒素奴主=胆)(30万)
ファミリーの構成員で、プロテイン好き。よくあるヤクザ口調で喋り、戦い方も力任せ。
自分を牢獄送りにしたサスケに強い恨みを持つ。

ゲイター集団(15万)
アカマムジー達に惚れ込んだチンピラども。


PPP(パレットポリス警察)
プププランド以外にもあった警察。凶悪死刑囚を脱獄させてしまうという大失態を犯す。

ガメレオアーム
PPPの署長。現・暗闇斎とは昔知り合った仲らしい。
警察、軍隊の無謀な作戦を止めるため、自分の職と引き換えに闇の忍び部隊にファミリー討伐の依頼をする。

ガブイーラ
PPPの副署長。

ピッチャマン、タマサン、イライール、ヒバナモドキ
PPPに所属する警察官たち。


その他のゲストキャラ

アドレーヌ
マルチな才能を発揮したり、暴走族をボコしたりと色々な伝説を持つらしき少女。
現在は、ファミリーのアジトにて人質になってる。

リック、ナゴ
闇の軍団の戦いで活躍したらしい。現在、重傷により入院中。

ピック、シロ
それぞれリックとナゴの彼女とかガールフレンドとか。
アドレーヌと一緒に人(?)質にされてる。

ひかり、ケケ、その他女性
アドレーヌと一緒にいるモブ人質。

でで綱
とある組織に所属している刹那の見切り姿のデデデ。
アカマムジー達を脱獄させた後、「トクガワ」という偽名を使って協力者の振りをして煽り立て、
影から闇の忍び部隊の戦闘情報を記録しようと画策している。

後、カキコのまとめも一応…(>>553-560

以上です。勿論、本編も楽しみにしています。
特にデスドラースがどうなるのかが…というかまだ悪あがきするのか…。
将軍というわりには潔さがこれっぽっちもないなぁ…。
では、失礼します。

562 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/25(Fri) 14:57

>>553-561

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


ナレーション「この話は、闇の組織との戦いとはまた別の物語である
  今回は番外編の為、本編には含まれませんが、お楽しみください」


シノ「……どうしたんですか父上…私達を呼び出すなんて……」
暗闇斎「闇の忍び部隊……お主達に依頼が届けられたのだ」
タック「え?ボクらにでっか?」
暗闇斎「仕留める相手は蛇鋼(ヘビーメタル)・ファミリー
  仕置き料は500万でござる」
ツキカゲ「500万……?って事は、そんなに強いんですか?」
暗闇斎「500万の内300万は蛇銅・ファミリーの仕置き料」
ジュキッド「……では残りの200万は?」
暗闇斎「人質の救出と組織壊滅の追加報酬という事でござる」
シノ「人質……?」
暗闇斎「シノ、お前がよく知る人物でござる……」
シノ「え……?まさか………」
暗闇斎「アドレーヌ、そして女性数名………」
シノ「そんな……アドレーヌさんが……!」
サスケ「引き受けるつもりか……?」
シノ「当たり前です!早くアドレーヌさんを救出しないと…!」
サスケ「やめろ こいつは罠だ
  大体、俺達宛ての依頼ってのが引っかかる
  何故俺達の素性を知っている奴がいる?」
ツキカゲ「そんな事考えている場合じゃないですよ!
  僕達が行かなきゃ、アドレーヌさん達が危ないじゃないですか!
  引き受けましょう!この仕事!」
暗闇斎「地雷矢……いや、ジュキッド殿は如何でござるか?」
ジュキッド「……俺はやる………プププランドの住人に危害を加えることは許さん」
サスケ「……仕方が無ェ 罠だろうが何だろうが、挑発に乗ってやるか」
暗闇斎「一度金を受け取れば、もう後戻りは出来ん それでも良いでござるな?」
シノ「委細承知!皆さん、行きましょう!」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  番外編 誘拐されたアドレーヌを救え!蛇銅・ファミリー大決戦!

563 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/25(Fri) 14:59

アカマムジー「もうじきリベンジタイムの始まりデースね
  今からゾクゾクしてきマシタよ!」
アナコンダー「げへへへへへへへ……!復讐だ復讐だ!
  地雷矢!この右目の恨みは必ず晴らしてやる!!その為に今まで鍛えてきたんだからな…!げへへへへへ……!!」
アイアンジャム「あああ……忌々しい忌々しい……!!奴が俺のパーツを盗みやがった所為で一向に気分は良くならねェ…!
  だが、そんな日も遂に終わる時が来る!!復讐の時が遂に出来たんだ、うずうずして仕方が無ェ……!ケケケケケケケケケケッ!!」
アイスドラゴン・ロボ「俺もだ…!アイアンジャム、俺とお前が手を組めば天下無敵だ!
  あのコソ泥を協力して始末しちまおうぜ!!ヒャハハハハハハハ!!!」
フレイムガルボロス「燃やしてやる燃やしてやる…何もかも燃やしてやる!!
  あの花火師の花火も消し炭にしてやる!!俺様の炎でな!!」
ドスドスダン「あの花火師には積年の恨みがあるさかい、ぶっ潰したるで!!」

???「ふははははははははは!!愚か者共め!その程度で闇の忍び部隊に勝てるとでも思っているのか!?」

アカマムジー「OH…誰デースカ?」

???「ふっ…そうだな、お前達に自己紹介してやらんとな……
  我が名は傲慢の騎士・ダークソードナイトだ」

アナコンダー「てめェ何のつもりだ!?」

ダークソードナイト「奴らの実力を甘く見るなよ……
  奴らは我々の計画を幾度も打ち砕いてきた連中だ……甘く見ればお前らもすぐ牢獄行きだ」

ドスドスダン「組長…こいつ、案外使えるかもしれないッスよ…」

アカマムジー「そうデスね、ユーの考え、是非ともヒアリングしましょうかネ」

ダークソードナイト「まずは数で優位になる事だ ヘビーナイト軍団を提供してやる 少しは戦力になる筈だ
  お前達は1人1人大した戦力のようだからな、まず先にヘビーナイト軍団をけしかけ、奴らが消耗した隙に
  総攻撃を仕掛ければ勝利は間違いないだろう」
アカマムジー「成程…」
ダークソードナイト「だが、それでも勝てない可能性がある……
  アカマムジー、ヘビーアナコンダ、フレイムガルボロス、ドスドスダン
  お前達に有利な武器を与えてやる
  そしてアイアンジャム、アイスドラゴン・ロボ
  パーツが欠けていてはろくに戦えないだろう…お前達は私が改造して強くしてやる」
アイアンジャム「ほ…本当にそんな事が出来るのかよ!?」
ダークソードナイト「容易い事だ すぐにお前達を強力なメカにしてやる」



アイアンジャム「うおおおおおおおおお!!こいつは良い!」
アイスドラゴン・ロボ「俺も快調だぜ!!あんた天才だな!俺達の事をよく分かってやがるぜ!!」
ダークソードナイト「当然だ私はメカの専門だからな」

フレイムガルボロス「強力な武器も手に入ったし、これで俺達は無敵だ!!」

ダークソードナイト「焦るな まだ仕上げが残っている……」

ドスドスダン「仕上げ…!?なんやそれは!?」

ダークソードナイト「闇鏡よ……蛇銅・ファミリーに闇の力を授けよ!!」

 ドン!!!

アナコンダー「うっ…!うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

フレイムガルボロス「力が…力がみなぎるぜぇぇぇえええええ!!!」

アイアンジャム「俺達も益々快調だ!」
アイスドラゴン・ロボ「何か、本当に最強になった気がするぜ!!」

アカマムジー「ユーの技術には驚かされマシた サンキュベリマッチデース」
ダークソードナイト「では、検討を祈るぞ……」

564 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/25(Fri) 15:03

オロチ「中々凄い事をしたじゃないか
  …で、どうするんだい?あんなのを強くして
  もし本当にあいつらが勝ったら、プププランドはあいつらの物になってしまうんじゃないのかい?」
ダークソードナイト「ふん……闇の忍び部隊が勝とうが負けようが、プププランドは奴らの物にはならん」
クチナワ「それはどういう意味じゃ?」
ダークソードナイト「アイスドラゴン・ロボ、そしてアイアンジャムに特別なプログラムを施しておいたのだ
  闇の忍び部隊を斃した瞬間、蛇銅・ファミリーを裏切り、我々の配下になるように改造しておいた
  どの道奴らの天下が来る事は無いという事だ」
オロチ「へぇ〜、君も中々あくどい事をするんだねぇ」
クチナワ「これで、妾達がこの星の全てを支配出来る日も遠くは無いという事じゃのう」
ダークソードナイト「そういう事だ…楽しみにしておけ」


ダークソードナイト(……馬鹿め、アイスドラゴン・ロボとアイアンジャムは私の命令しか聞かん
  蛇銅ファミリーを滅ぼした後、お前達の組織も壊滅させてやる………
  最早私の敵は1人もいない……デデデを血祭りに上げる事も、そう難しい事ではないだろう……)



グランドウィリー警官「何?人質を!?」
シノ「はい…今日の夜、警察を総動員させるようにしておいてください
  相手は凶悪犯ですが、凶悪犯におびえる心配はありません
  人質の救出に向かってください」
グランドウィリー警官「うむ……分かった そうしよう」


サスケ「どういうつもりだ……警察を総動員させるとは」
シノ「警察で凶悪犯達を撹乱させて、その隙を狙います」
サスケ「馬鹿野郎 もし警察に俺達の仕事を目撃されたらどうすんだ」
シノ「その心配はありません」
サスケ「……仕方無ェ、お前の作戦通りにやってみるか」



グランドウィリー警官「……よし、いよいよ突入する時間だな………!
  花火が合図と聞いたが、本当に花火が上がるのか……?」


ツキカゲ「まさか僕が打ち上げる事になるなんて……」


 ツキカゲ「ええっ!?僕がツキカゲさんの花火を!?」

 サスケ「そうだ」

 ツキカゲ「無茶言わないでくださいよ!僕、花火なんて打ち上げた事ないですよ!」
 サスケ「一連の準備は済ませてある 後はこいつに火をつけるだけだ
   時計が12時を指した時、花火を打ち上げろ 分かったな」

ツキカゲ「あうう………緊張するけど、やるしかないか………」


でで綱(……さて、闇の忍び部隊がどう動くのか……記録させてもらうぞ……!)

ツキカゲ「12時……!よし………」

 ボシュッ!

 ピュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ドォォォオオオオオオオオオオオオオン!!!!!


ドスドスダン「こ……この音は……!」

フレイムガルボロス「間違い無ェ!あの花火師のだ!!行くぞ!!」

アナコンダー「おい!!待ててめェら!!こいつは挑発だ!!行くんじゃねェ!!」

グランドウィリー警官「よし!突入!!」

警察達「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


565 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/25(Fri) 15:06

アイアンジャム「け…警察だ…!警察がこっちに来やがる!
  50人…100人……いや、もっとだ!」

アナコンダー「うろたえるな!!警察如きに何が出来る!!」

 ヒュッ!!

アナコンダー「……!?」

 ドスッ!!

アナコンダー「何だ、こいつは……苦無……!?」

シノ「悪鬼彷徨う現の闇を晴らすは闇の裏稼業!
  闇の忍び部隊隊長シノ、見参!!」

アイスドラゴン・ロボ「闇の忍び部隊……!?」

アナコンダー「そうか……警察はあくまでも俺達を混乱させる為の罠か……!」

シノ「蛇銅・ファミリー!人質の場所を教えなさい!」

アカマムジー「フフフ……ドーモ、ニンジャ=サン
  人質はここで眠っていマスヨ」

シノ「……今すぐ解放しなさい!」

アカマムジー「武器を全て捨てなサイ……それで彼女達を解放して差し上げまショウ」

シノ「……………」

アナコンダー「こいつで全部だな…?」

アカマムジー「フッ……ユーも頭が悪いデスネ
  力だけでマムジーを斃せるなどと思ったら大間違いデース
  こうして頭を使わなければ、戦争というのは生き残れまセン」


 ドォォォォォオオオオオオオオオオン!!!!

アカマムジー「……!?」

 ドガァァァァアアアアアアアアアン!!!!

アカマムジー「OHHHHHHHHHHH!!!」

アナコンダー「組長…!!」

シノ「はああああああああっ!!」

 ヒュバッ!!

アナコンダー「ぐあああああああ!!」

シノ「今の内に……!しっかりしてください!大丈夫ですか!?」
アドレーヌ「………ん……あなたは……?」
シノ「今の内に逃げてください!」
アドレーヌ「……分かったわ……周りが暗くて、誰か分からないけど、助けてくれてありがとう」
シノ「…………………」


アドレーヌ(………あれ?今の子ってもしかして…………
  そんな筈ないか……今は逃げる事を考えないと…………」

ゲイター軍団「うおおおおおおおおおおおおお!!!」

ヘビーナイト軍団「うおおおおおおおおおおおおお!!!」

アドレーヌ「……そう簡単には逃がしてくれないって事ね……」

 ドガッ!!

ゲイター「ぐあああああ!!」

アドレーヌ「あんた達の相手なんて私1人で充分よ!」

ヘビーナイト「調子に乗るなくそアマ…!ぐあああああ!!」

リック「アドレーヌ!俺達も加勢するぜ!!」
ナゴ「いつまでもお寝んねってワケには行かないぜ!」
アドレーヌ「リック…ナゴ…!」


フレイムガルボロス「今度はこっちから花火の音が聞こえたぞ……!」

ドスドスダン「何……!?花火師は1人やなかったんでっか…!?」

フレイムガルボロス「そんな事知るか…!行くぞ!!」


でで綱(遂に始まったな……闇の忍び部隊の実力を見せて貰うぞ…………)

サスケ「…………………」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

でで綱「くっ……!!は…!」


でで綱「いない……!くそっ…!気づいていたのか……!
  くっ……!手に手裏剣が……抜けん……くそっ…………!」

566 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/25(Fri) 15:06

フレイムガルボロス「花火師!!!出て来やがれ!!!消し炭にしてやる!!!」

ドスドスダン「隠れたって無駄やでぇ!!この恨み、晴らしてやる!!!」


サスケ「………………………」


ドスドスダン「……!?見つけたでぇ……そこや!!」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

ドスドスダン「ぐああああああっ!!」

ツキカゲ「………!」

ドスドスダン「なっ…なんやあのガキ……!」

 ドォォォォオオオオオオオオオン!!!!

 ドガァァァアアアアアアアアアアアン!!!!

ドスドスダン「しまっ……ぐあああああああああああ!!!」

フレイムガルボロス「なっ……!!」

サスケ「……………」

フレイムガルボロス「貴様……!今こそ消し炭になれ!!!」

 ゴォォォォォオオオオオオオオオオオオ!!!

サスケ「くっ!!」

 ドガァァァァアアアアアアアアアン!!!

サスケ「……!!」

フレイムガルボロス「フハハハハハハハ…!!竹鉄砲が破裂してしまってはもう戦えないな……死ね!!」

サスケ「……………………」

フレイムガルボロス「逃げても無駄だ…ほうら、もう追い詰めた……これでもう……」

 ドガッ!!

フレイムガルボロス「ぐあっ…!!落とし穴……!!いつの間にこんな罠を…!!」

 ドォォォォォォオオオオオオオオオオン!!!

 ドガァァァァアアアアアアアアアアアン!!!!

フレイムガルボロス「ぐああああああああああああああ!!!」


アイスドラゴン・ロボ「くそっ……!」

タック「………ニヤ」

アイスドラゴン・ロボ「なっ…!てめェは……!」

タック「うひょひょひょ!」

 ダッ!!

アイスドラゴン・ロボ「アイアンジャム!!コソ泥だ!!2人がかりで追い詰めるぞ!!」
アイアンジャム「よし!!!」


タック「ボクはここでっせ」

アイアンジャム「なっ……!!」

タック「ほら、何もたもたしてるんでっか?」

アイスドラゴン・ロボ「何っ…!?コソ泥が2人…!?」

アイアンジャム「違う!!こいつは分身の術だ!!向こうが本物だ!!」
アイスドラゴン・ロボ「そうか……死ね!!!俺の冷気で凍っちまいなァ!!!」

 ビュオオオオオオオオオオオ!!!

タック「おおっと危な……!ああ寒い寒い…ボク寒いの嫌いやねん」

アイアンジャム「だったら今度は熱くしてやる!!火炎放射!!!」

 ゴォォォォォォォオオオオオオオオオオ!!!

タック「熱っちゃちゃちゃ…!!熱いのも嫌いやねん…!
  もう、ホンマに頭に来たわ……うおらっ!!!」

 ドロロン!!!

アイアンジャム「き…消えたぞ…!」
アイスドラゴン・ロボ「ど……どこだ!?」

タック「せいっ!!」

アイアンジャム「なっ……!」

 ブンッ!!

タック「おおっと危ない」

アイスドラゴン・ロボ「てめェ…今何をしやがった…!?」

タック「すぐに分かりまっせ」

アイアンジャム「何っ……!?」

 ボロッ……

 ドガァァァアアアアアアン!!!

アイアンジャム「ぐああああああああ!!!」

アイスドラゴン・ロボ「ぐおおおおおおお!!!」

タック「すんまへん…このパーツ、中々気に入ったんで貰いますわ
  結構何万とかで売れそうでんなあ」

アイアンジャム「くそっ…!!動け……動けぇぇぇええええ!!動けよぉぉぉおおおおお!!!」

アイスドラゴン・ロボ「このコソ泥がぁぁぁああああああ!!!」

567 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/25(Fri) 15:09

アカマムジー「くっ……もう許しまセンよ……!」

シノ「……………」

アナコンダー「小娘……!まずはお前から始末してやる……」

 ドン!!!

アナコンダー「ぐおおおおおっ!!!」

ジュキッド「……貴様の相手はこの俺だ…!」

アナコンダー「てめェ……!地雷矢……!!」

ジュキッド「シノ殿!あのアカマムジーという男は昔俺が戦った相手だ!
  昔俺が奴につけた左胸の傷……あれが奴の弱点だ!」
シノ「わかりました、ありがとうございます」

ジュキッド「……さあ始めるぞ、貴様の好きな殺し合いをな……!!」

アナコンダー「ゲヘヘヘヘヘ…!上等だ!!」

アカマムジー「フッ……弱点を聞いた所で、マムジーはそう簡単に斃せないデスよ」
シノ「そんなの…やってみなきゃ分かりません!はあああああああああああっ!!」

 キィィィィイイイイイイイン!!!

シノ「……!?」

アカマムジー「ホラ、無駄デース」

 ヒュバッ!!

シノ「くっ……!!」

アカマムジー「フッフッフッフ……リタイアするなら今の内デスヨ……
  命乞いしなサイ、ニンジャ=サン」

シノ「………………………」


ジュキッド「ぬおおおおおおおおおおおおお!!!」

 ドォォォォオオオオオン!!!

ジュキッド「…………!」

アナコンダー「効かねェなァ……パワーアップした俺の前じゃ、あんたの攻撃なんか平気だぜ!!食らえ!!!」

 ドン!!!

ジュキッド「ぐおおおおおっ…!!」

アナコンダー「どうだ……あの時の仕返しだ……かなり効いただろ……あぁ!?」

ジュキッド「………全然だな…」

アナコンダー「何っ…!?」

 ドン!!!

アナコンダー「ぐああああああああああああ!!!」

ジュキッド「先程の攻撃は効かないと言ったな……?当然だ、手を抜いていたのだからな…!
  だが、今のお前には手加減など必要ないみたいだな………」
アナコンダー「何っ……!?」
ジュキッド「右目だけでは生ぬるいか……?ならば左目も潰した方が良さそうだな!!ふんっ!!」

 ドン!!!

アナコンダー「ぐあああああああああああああ!!!」

ジュキッド「ふんっ!!!」

 ゴギッ!!

アナコンダー「ぐ…ぐあああああああ……!!」

ジュキッド「ぬん!!!」

 ブンッ!!

アナコンダー「ぐああああああああああああ!!!」

 バキッ!!

 ゴギッ!!

アナコンダー「……………………」

アカマムジー「OH……そんなバナナ…!蛇銅・ファミリー自慢のNo.2が……!」

シノ「残りは貴方1人です!」

アカマムジー「ユー達の相手など最初からマムジーだけで充分デース!」

シノ「はあああああああああああっ!!」

アカマムジー「真正面から攻撃……やはりユーは頭が悪い……」

シノ「忍法・幻影の舞!」

アカマムジー「OH!?」

シノ「はああああああああああああっ!!」

アカマムジー「むっ…!後ろデスカ!」

 ブンッ!!

アカマムジー「……?斬れない…?まさかこれは……!」

シノ「幻覚です」

アカマムジー「OHHHHH!!」

シノ「花影流・火炎椿!!」

 ヒュバッ!!!

アカマムジー「NOOOOOOOOOOO!!!」


シノ「これで……終わりです………」

タック「さて、さっさと逃げまひょ 警察が来る前に」
ジュキッド「うむ……」


警察「おい!!誰か倒れているぞ!!」

警察「こいつら、凶悪犯だ…!!一体誰が…!?」

警察「誰でも構わん、とりあえずチャンスだ!全員逮捕しろ!」


ナレーション「こうして、蛇銅・ファミリーは無事警察に捕まったのだった
  この事件に関しては、闇の忍び部隊の存在が公に出ることなく済んだのだった」


568 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/25(Fri) 15:11

でで綱「くっ……くそっ……!」

サスケ「おい」

でで綱「………!!」

サスケ「何をするつもりだったんだ……?まさかあれで隠れているつもりだったのか…?
  まあ良い、お前が誰だか知らんが、俺達の仕事を見たんだ……死んで貰うぜ」
でで綱「……………!!」

シノ「サスケさん…!誰ですか?この人………」
サスケ「さあな……恐らくどっかの組織のスパイとか、そんなもんだろう……誰に命令された…?答えろ」
でで綱「ふっ……お前達には知る必要の無い事だ………!」
サスケ「そうか……答える気がないなら……死ね!」
シノ「やめてください!!むやみに人の命を奪うなんて…!」
サスケ「離せ、こいつは俺達の仕事を目撃しようとしやがったんだ……
  裏稼業を知った者は消える運命にある……悪く思うなよ……!」
シノ「今回の事は誰にも話さないという条件で解放してあげましょう!こんな事で命を奪うなんて間違っています!」
サスケ「……チッ…甘い奴だ………この娘に感謝するんだな
  そして、これ以上俺達には決して関わらない事だ お前に命令した奴にも、そう忠告しておけ」
でで綱「…………!」
シノ「あれ……?貴方……もしかして、陛下……!?」
サスケ「何っ…!?」
でで綱「くっ……!!記録し損なったが、この程度で我々に勝ったと思うなよ……!
  必ずお前達の戦力を分析してやる……絶対にな……!」

サスケ「…………」

 ドォォォォォオオオオオオオオン!!!

 ドガァァァアアアアアアアアアアン!!!!

サスケ「…………避けやがったか………」
シノ「陛下……いや、違う……あの人は陛下じゃなかった………」
サスケ「俺達が戦う相手は悪の組織だけじゃねェ……もう一つ、別の組織があるって事か………」
シノ「サスケさん……!」
サスケ「分かっている……まずは悪の組織の始末の方が先だ
  俺達の事を嗅ぎまわっている奴らが何者かは知らんが、これから先は気を付ける事だぜ」
シノ「はい……」


ジュキッド「ただいま」

アイアンマム「おかえりなさい どうしたんです?こんなに夜遅くまで出かけていて…」

ジュキッド「いや、出張稽古でな……」
アイアンマム「そうだったんですか」
ジュキッド「それにしてもお腹がすきました 何か食べる物を」
アイアンマム「分かりました…所であなた」
ジュキッド「ん?何です?」
アイアンマム「先程、凶悪犯が逮捕されたそうですよ
  警察がかけつけたら凶悪犯達が全員倒れていて、人質も全員助かっていたんですって
  一体誰が凶悪犯達を倒してくださったんでしょう……ひょっとして、正義のヒーローかしら?」
ジュキッド「正義のヒーローですか……いるもんですな、勇気のある行動をする人というのは 私には無理ですな……」
アイアンマム「本当、だらしがないんだから……強くてたくましくて私の事を常に守ってくれる人と結婚すれば良かったですわ」
ジュキッド「そんな人いませんよ」
アイアンマム「います!絶対にいます!あなたには決してわかりませんよ!」



ジュキッド「……分かりたくもないな…………」


  番外編 誘拐されたアドレーヌを救え!蛇銅・ファミリー大決戦! 終


569 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/07/25(Fri) 23:11
マックチキンをあげよう

570 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/25(Fri) 23:46

シノ「こんにちは シノです」
タック「まいど!いつも元気なタック君でおま!」
ジュキッド「ジュキッドと申す」
シノ「今日はこの3人で質問を返します」
タック「何か珍しい組み合わせでんな」
ジュキッド「左様だな」
シノ「それでは早速質問を返して参りましょう」

>>550

タック「脱獄犯は何とか牢獄へと戻せましたな
  後は憎たらしいデスドラースのクソヤローのみでんな」
ジュキッド「うむ、デスドラース1人では我々の脅威にはならんと思うが、
  それでも油断は禁物だな……」
シノ「はい……デスドラースと戦う時は気を付けます」
タック「姐はんなら、本気を出せばデスドラースの大馬鹿なんて一撃と違いまっか?」
シノ「いえ……前に戦った時は本気でした…でも敵いませんでした……
  やっぱり強いです……でも、ここで負けるわけにはいきません」
ジュキッド「うむ、俺も出来る限りのサポートはしよう」
タック「ボクらがいれば百人力やで」
シノ「ありがとうございます」

>>551

タック「ツッキーは普段頼りないねんけど、やる時はやりまっからな」
シノ「はい ツキカゲさんは頼りになります
  ツキカゲさんは私が信頼する仲間の一人ですから」
ジュキッド「うむ、流石暗闇斎殿に目を掛けられただけの事はある……これから先、もっと伸びるかもしれんな」
タック「ありゃ化けますわな」
シノ「ツキカゲさんは自分が強くなることを望んでいますから、強い忍者になれますよ」

>>552

シノ「このスレッドの事をそこまで考えてくださっているんですか……応援ありがとうございます
  これからも私達の事を宜しくお願い致します」
タック「いや…それってそういう意味と違うと思うんですけど…」
シノ「え…?そうなんですか……?」
ジュキッド「シノ殿にはちと難しすぎる話みたいだな」
シノ「え……?どういうなん意味ですか……?」
タック「世の中には知らない方が良い事もありますわ」
シノ「知らない方が良い事なんですか……?何だかよく分からないですけど………」

>>569

タック「マックチキンでっか!ボク、丁度腹が減ってた所やったさかい、
  ホンマに気が利きまんなあ、ありがとナス!」
シノ「マクドナルドといえば、今ならポテトが全サイズ150円みたいですよ」
タック「ホンマでっか!?こうしちゃいられまへんな!ポテトのLサイズ買い占めてお腹一杯食べたいでんなあ!」
ジュキッド「食べすぎると腹壊してしまうぞ」
タック「大丈夫大丈夫!ボクの胃袋は丈夫に出来てますさかい、ちょっとやそっとじゃ……うっ…!」
シノ「どうしました…?」
タック「うっ……マックチキンを食べたら……お…お腹が……!」
ジュキッド「言わんこっちゃないな」


シノ「それでは今回はここまでです 次回質問を返すメンバーは未定です
  また会いましょう さよなら」

571 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/26(Sat) 09:52

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


クチナワ「……で、どうなったのじゃ?デスドラースは」
オロチ「あの後、凶悪犯を脱獄させた責任として警察署長の地位を取り上げられ、警察を解雇
  おまけに配下の数もゼロ どうしようもなくなっちゃったねぇ……
  まああれだけの配下を全員集合させて大暴れさせちゃったんだし、当然の結果だろうね」



デスドラース「くそっ!!闇の忍び部隊め……!!奴らさえ……奴らさえいなければ………!!」

鉄眼「デスドラース」

デスドラース「……何だ…鉄眼か……何の用だ…!?」
鉄眼「邪幻斎がお呼びだ すぐに行け」
デスドラース「邪幻斎様が……………チッ……!」


鉄眼「どこに行く 邪幻斎の部屋はあちらだ」

デスドラース「まずは闇の忍び部隊の抹殺が先だ!!邪幻斎様の所に行くのはその後だ!!
  手柄を立てた後ならば、邪幻斎様もお許しになられる筈だ!!
  俺は闇の忍び部隊を抹殺する!!邪幻斎様にそう伝えておけ!!」
鉄眼「デスドラース、本来の目的を見失っていないか
  お前が邪幻斎に与えられた任務はプププランドの侵攻だ
  闇の忍び部隊を抹殺しろとは命令されていない筈だ
  これ以上邪幻斎の命令に背き、勝手な真似をすれば……」
デスドラース「んな事は分かっている!!だが、プププランドの侵略の邪魔になっているのは闇の忍び部隊の連中だ!!
  奴らさえ潰しておけばプププランドなど手に入ったも同然だ!!」



鉄眼「全く……三流というものは、やる事も考える事も三流だ」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第拾参話 逆襲技、闇の忍者捕獲作戦

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走(>>536-539)
  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦


572 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/26(Sat) 09:54

バウンシー「じゃあツッキーちゃん、私ちょっと出掛けるから店番よろしくねー!」
ツキカゲ「はいはーい!バウンシーちゃんの為なら、頑張っちゃおうかなー!」

ツキカゲ「さて……じゃあ早速お仕事するぞー!」

???「ちょっとそこの君…」

ツキカゲ「え…?お…お前は…!デスドラース……!」

デスドラース「デスドラース署長と呼びたまえ」
ツキカゲ「な……何の用だ………!」
デスドラース「逆らって良いのかね……?俺は警察だぞ…?
  プププランド憲法第4条!警察に逆らう者、それ即ち公務執行妨害の罪に値する!
  警察の手に負えない場合直ちに殺しても構わない!
  下手な真似をすればお前を即刻死刑に出来るのだぞ…?それでも良いなら攻撃してみるが良い……」
ツキカゲ「くっ……!」
デスドラース「君はツキカゲ君だよな…?夜中に武器を持って暴れ回っていると住人から連絡が入ったのだよ……」
ツキカゲ「何っ……!?」
デスドラース「持ち物を見せなさい」
ツキカゲ「持ち物…!?嫌だ……それだけは……!」
デスドラース「逆らうなと言った筈だ……つべこべ言わず見せろ!!」
ツキカゲ「ああっ!!」
デスドラース「ほらな……こんなに沢山の手裏剣が出てきたじゃないか……
  こいつで夜中に人を襲っていたんだろう…?ええ…?」
ツキカゲ「そ…そんな事するもんか…!」
デスドラース「詳しい事は署で聞くとしようか……ついて来なさい……」
ツキカゲ「……………!」
デスドラース「何だその目は……俺に反抗する気か……?」

タック「……ん?あれは……ツッキー…!
  デスドラース!あんたそんな所で何するつもりや!?」

ツキカゲ「タックさん!」
デスドラース「くっ…!」

 ドガッ!!

ツキカゲ「ぐあっ!!…………………」

タック「ツッキー!!」

デスドラース「心配するな!!気絶させただけだ!!
  こいつは預かる!返して欲しければシノという小娘を
  指定の場所に連れて来い!これがその地図だ!
  下手な真似をしてみろ!こいつを即刻処刑してやる!!
  良いか!必ず連れて来る事だ!そうすれば小僧の命だけは助けてやるぞ!
  フハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」

タック「ま……待て!!……くそっ…どないすれば良いんや……!」




サスケ「何っ…?坊主が誘拐されただと…?」
タック「相手は悪の組織の幹部、デスドラースや……
  シノ姐はんを連れて来る事を条件にツッキーを解放するって言うてましたんや」
シノ「私が行けばツキカゲさんが……場所を教えてください!」
タック「デスドラースが地図を渡して来よった…ここに赤い×印がついてる…
  恐らくここでデスドラースが待っている筈ですわ」
シノ「わかりました」
サスケ「待て」
シノ「……どうしたんですか…?急がないとツキカゲさんの命が…!」
ツキカゲ「そうでっせ!何を待つ必要があるんでっか!」
サスケ「こいつは罠だ……そう簡単に坊主を手放すとは思えん……
  恐らく奴は小娘だけでなく、俺達も捕まえるつもりだろう」
シノ「…………………」
タック「確かに……あいつが簡単にツッキーを手放すとは考えられまへんな……」
サスケ「迂闊に正面から攻め込むのは無謀だ奴に見つからないようにして坊主を救い出すんだ」
タック「そっか…!それで、ツッキーを救い出すんは……」
サスケ「俺が行く」
シノ「サスケさん……!」
サスケ「お前らはもしもの為に残っていろ……余計な手出しはするなよ」
シノ「……………………………」
タック「………………………………」

573 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/26(Sat) 09:57


サスケ「………ここで間違いないな……
  やはり見張りの数が尋常じゃねェ………
  この様子じゃ、やはり坊主を返すつもりは無ェみてェだな……」


デスドラース「…………まだ来ねェか……仲間がピンチだってのに
  奴らの事だから真っ先にここに飛び込んで来ると思ったんだがよ………
  飯でも食うか……おい、俺が飯を食ってる間、代わりにちゃんと見張ってろよ、
  絶対に目を離すなよ!良いな!」
警察「はっ!」


サスケ「……………………………」

警察「………………………」

サスケ(……よし、今だ!)

 ヒュッ!!

警察「………ん?」

 ドガッ!!

警察「ぐあっ!………………………」


サスケ「…………………おい、坊主……目を覚ませ…坊主……」

ツキカゲ「…………………う………うん………………」
サスケ「気が付いたか、坊主」
ツキカゲ「あっ……サスケさん……!?あれ……?ここは………?」
サスケ「話は後だ……さっさと脱出するぞ……早くしないと奴が……」
デスドラース「奴が……どうしたってんだ…?あぁ…!?」
ツキカゲ「デ……デスドラース…!!」
サスケ「何っ……!!」
デスドラース「フヘヘヘヘヘヘヘ……!今頃俺様が呑気に飯を食ってるとでも思ってたのか……?
  んなワケ無ェだろ!てめェが天井裏でこそこそしてんのが分かっていたから一芝居打ったんだろうが
  俺様だってこのぐらいの知恵は働くぜ………?」
サスケ「やむを得ん……ここで貴様を………」
デスドラース「行け!!野郎共!!相手は一匹だ!!一網打尽にしろ!!」
警察達「うおおおおおおおおおおおおお!!!」
サスケ「くっ……!」
警察「死ねぇぇえええええええ!!」

 キィィィイイイイイン!!

警察「くっ…!!」

サスケ「お前……!」

ツキカゲ「タックさん…!」

タック「ふう……間一髪でんな」

サスケ「お前……小娘と一緒に残れと言った筈だ!」
タック「何言うてまんねん…こんだけ大勢の敵に囲まれてよう言えますなあ
  とりあえず、今はこいつらを片づける事が先ですわ!」
サスケ「……それもそうだな」

警察達「うおおおおおおおおおおおお!!!」

タック「はっ!!」

 ヒュバッ!!

警察「ぐあああああ!!」

タック「……ん…?」

サスケ「どうした…?」

タック「サスケはん…こいつら、あのいつものトゲトゲ鎧が変装した姿や
  手加減する必要なんてあらへん」
サスケ「ふん……正体がなんだろうが知ったこっちゃねェ
  まとめてぶっ飛ばしてやる」

警察達(ヘビーナイト軍団)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

サスケ「食らえ!!」

 ドォォォオオオオオオオオオオオン!!!

 ドガァァァァアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

ヘビーナイト軍団「ぐあああああああああああああああああああああああああ!!!!」


タック「派手にやりまんなあ……そいじゃあボクも…」

ヘビーナイト軍団「うおおおおおおおおおおおお!!!」

タック「ていっ!!」

 ヒュバッ!!

ヘビーナイト軍団「ぐああああああああああああああああああああ!!!」

タック「どうでっか?斬鉄剣の切れ味は……」

574 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/07/26(Sat) 09:59

デスドラース「フンッ!!何が斬鉄剣だ!そんなナマクラへし折ってくれるわ!!」
タック「何がナマクラや!馬鹿にすると痛い目みるで!おらぁぁあああああああああああ!!」

 キィィィィイイイイイン!!!

タック「なっ………!!」

デスドラース「全部お見通しなんだよ……てめェの攻撃は………」

タック「くっ…!まだや!はああああっ!!」

 キィィィイイイン!!

タック「これでも食らえ!!」

 キィィィイイイイン!!

タック「おらぁぁぁああああああああ!!」

 キィィィイイイイイイン!!

デスドラース「フン………こんなものか………手本を見せてやる……
  オラァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!」

タック「おわっ…!!」

 ベキィィィィイイイイイン!!

タック「うわああああああああああっ!!」

サスケ「どうした!!」
タック「あかん……ボクの……ボクの斬鉄剣が………折れてもうたぁ………!」
サスケ「何っ……!?」


デスドラース「フヘヘヘヘヘヘヘヘヘ……だから言っただろうが…ナマクラだってな……!」

タック「この…野郎ぉぉぉおおおおおおおお!!!」

サスケ「よせ!やめろ!!」

デスドラース「フン……鉄拳制裁!!!」

 ドンッ!!!!

タック「ぐあああああああああああああ!!!」

デスドラース「フンッ……手応えの無い奴だ……遊び足りんな……フハハハハハハハ!!」

サスケ「おい!!大丈夫か!!しっかりしろ!!」

タック「くっ………かはっ…………!」



サスケ「貴様……よくも…………!」

デスドラース「フッ……次はお前か…?」

サスケ「貴様だけは………貴様だけは絶対に許さん!!」





シノ「……………………………………」

ジュキッド「……ん…?シノ殿………
  こんな所で何をしているのだ………?」
シノ「ジュキッドさん…………サスケさんとタックさんが………もしかしたら…………」
ジュキッド「……何があった…?」
シノ「ジュキッドさん………サスケさん達が……サスケさん達が危ない…!!」


サスケ「……………………………………」

タック「……………………………………」

ツキカゲ「…………………………………」

デスドラース「フンッ…!闇の忍び部隊だか何だか知らんが、俺様が少しばかり本気を出せばこの程度!!
  全然大した事の無ェ連中だぜ!!
  さーてお前ら!!まずはこの醜き罪人共に然るべき罰を与えるのだ!!
  まずは百叩きの刑だ!!存分に痛めつけてやれ!!フハハハハハハハハハハハハ!!!」
ヘビーナイト軍団「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


ナレーション「シノの予感は見事に的中した
  このままでは仲間達の命が危ない……どうする、シノ……!」


  第拾参話 逆襲技、闇の忍者捕獲作戦 終


次  回  予  告

ナレーション「捕まってしまった仲間達を救う為、遂にシノが動き出す
  さあ行け、シノ 今こそデスドラースの野望を打ち砕け!!
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第拾肆話 ご期待ください」


忍者大図鑑 其の拾参

ジュキッド「私の道場には門下生が沢山いて、私と女房で指南を行なっている
  女房の方が教え方が上手いというのもあって、門下生に人気なのは女房の方だ
  どうも私は教えるのが苦手なものでね……女房には頭が上がらんよ」

ナレーションの声:デデデ大王

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