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【星のカービィデデデでプププなものがたり】月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2018/01/17(Wed) 12:51

こんにちは シノです
本日はスレッドに足を運んでいただき、ありがとうございます
皆様に支えられる形で、このスレッドも今年の4月で12周年を迎える予定です
ここまで続ける事が出来たのは、これまで参加してくださったキャラハンの皆さんや名無しさん達の応援のお陰だと思っています
新しいスレッドでも力ある限り頑張り続ける気持ちです
これからも、よろしくお願いします

……それでは簡単にルールを説明します


まず一つ、名無しさんは私達キャラハンに質問を、キャラハンは名無しさん達に返事を返します
キャラハン同士のクロストークは、駄目とは言いませんが、
あくまで名無しさんへの返事を返す事が優先だという事をご理解のうえで行なってください


次に、参加の条件ですが、星のカービィシリーズのキャラクターであれば誰でも自由で構いません
同名のキャラクターが登場する場合、私達の独断でパラレル設定になる事もありますが、ご了承ください
オリジナルキャラクターの登場も許可します その際は設定等をしっかりと書いていただく事をお願いします
出来るだけ星のカービィシリーズの世界観に沿ったキャラクターにしてくださいね
キャラハンをやった事の無い、初心者の方も歓迎します 是非一緒にスレッドを盛り上げて行きましょう


書き込みは、他人に優しい書き込みを心掛けてください
荒らし、中傷、煽り等は禁止です
かく言う私自身が守れているか分かりませんが、相手を不快にさせない書き込みを心掛けてください
どの世界においても、礼儀やマナーは大事です 必ず守ってください
このスレッドは全年齢対象にしたいので、相応しくない表現は控えてください


……ルールは以上です
皆が楽しく利用出来るように、以上のルールをしっかり守ったうえでご参加をお願いします
一緒に頑張って行きましょう
それでは、また会いましょう 新しいスレッドのスタートです


あと、これまでにどんな事があったのか、過去のスレッドも是非ご覧ください
何か参考になる事もあるかと思います URLは、以下の通りです


〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

12代目(2013/10/12(Sat) 04:13 〜 2015/10/12(Mon) 00:03)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=381518798

13代目(2015/10/16(Fri) 00:01 〜 )
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=444921299

738 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/04(Sat) 21:52

 ―翌朝―


TV『昨夜の火事で15人が死亡……犯人は炎の忍び部隊と名乗り、行方を眩ませました
  警察は依然として調査を強化しています……』

サイゾウ「もう駄目だ………俺達はもうお仕舞いだ…!」
ガルボ「馬鹿野郎!リーダーが弱腰になってどうすんだ!?」
ジャングルボム「希望を捨てちゃいけねェ!諦めちゃいけねェ!俺達の炎は不滅だろうが!!」

暗闇斎「そうか………犯人の顔は見えなかったか………」
シノ「すみませんでした………」
タック「しかし、シノ姐はんすら手こずる相手なんて相当でっせ……」
ジュキッド「俺達と同じ忍びか……それとも………」
タック「十二神将……」
暗闇斎「その可能性も在り得るな……これまで戦って来た十二神将は、いずれも曲者揃いだった
  もしも本当に十二神将の内の1人だとするなら、これ程厄介な相手はいないだろう
  炎の忍び部隊の皆には申し訳ないが、解散するしか生き残る方法は無い……
  以前のように店を続けるなど以ての外だ」
サスケ「じゃあ……あいつらはどうすりゃ良いんだ……行き場所が無ェなら、野垂れ死ねってのか!?」
暗闇斎「そうは言っていない……炎の忍び部隊には、ほとぼりが冷めるまで暫くの間遠く人里離れた場所で過ごして貰う
  そうするしか無いだろう………」
サイゾウ「サスケ兄貴………俺達……大丈夫っすよね………!」
サスケ「大丈夫だ……俺達が何とかする……心配するな……………!」
リンカ「…………………………」


  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊 終


シノ「次回予告です 私達は、炎の忍び部隊の皆さんを安全な場所へと避難させました
  これで一安心……と思いましたが、炎の忍び部隊の背後に忍び寄る黒い影……
  放火事件の真相は一体……!?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第玖拾漆話ご期待ください」


739 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/05(Sun) 20:48
お年玉だドン

つ【一万円】

740 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/05(Sun) 21:44

>>739

シノ「明けましておめでとうございます お年玉、ありがとうございます
  1万円……そんなに頂いてしまって大丈夫なのですか……?
  お気持ちはとても嬉しくは思いますが、決して無理はしないでくださいね」
タック「よし!じゃあそのお金で宴会のご馳走と酒を……」
シノ「せっかく頂いたお金です 大事に使いましょう 私が預かります」
タック「そんなーせめて半分…」
シノ「駄目と言ったら駄目です」
ジュキッド「小学生の子供とその母親みたいだな」


741 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/05(Sun) 22:30

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


朱煙「ケッケッケッケッケ!全て計画通りだぜ!!」
牙流「ふん、何が計画通りだ!闇の忍び部隊の連中に危うくバレる所だっただろうが」
朱煙「それも計画通りよ!俺様の素早い動きは誰にも捉える事は出来ねェ!
  3日までに炎を使って500人殺す!今夜でこの神裁も見事達成させてやるぜ!!」
牙流「ふん、そう簡単に行くとは思わんがな」
朱煙「心配いらねェよ!!俺には切り札がある!!闇の忍び部隊だろうが何だろうが、俺様の敵じゃねェ!!」
牙流「切り札だと…!?まさか……」
朱煙「悪いが牙流、お前の出る幕は無くなったぜ!俺様が次の神獣王だ!!」


暗闇斎「ここなら安心だろう」
タック「まさか、こんな人里離れた場所に小屋を作っていたなんて」
ジュキッド「用意周到とはこの事だな……」
暗闇斎「忍び部隊の身元が割れてしまった時の為に、避難用の小屋を誰も出入り出来ぬ場所に作ってある
  この小屋はその中の1つだ」
タック「他にもあるんかい!」
暗闇斎「ここはその中でも最も危険区域で、誰も立ち寄る事の出来ぬ場所でござる
  道中には罠が仕掛けられていて、迂闊に入る事は出来ない 罠が仕掛けれられいないルートを知っているのは我々だけでござる
  これは誰にも口外してはならない……分かったでござるな」
シノ「分かりました……では、炎の忍び部隊の皆さんは、暫くそこで待機していてください」
暗闇斎「倉庫や冷蔵庫の中には食糧の蓄えがある 3か月は持つ筈だ」
サイゾウ「ありがとうございます!」
サスケ「暫くそこで大人しくしていろよ……必ずこの事件の元凶を突き止めてやる」
サイゾウ「兄貴……本当に済まねえ!」
リンカ「シノさん………私………」
シノ「大丈夫です……皆さんを救ってみせます………」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)


742 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/05(Sun) 22:30

タック「はあ……やっと帰って来られた……」
ジュキッド「結構遠かったからな……あんなに人里離れた場所だったが、炎の忍び部隊とは連絡は出来るのか?」
暗闇斎「何かあった時の為に連絡は出来るようになっている」
タック「良かったな、サスケの兄貴!」
サスケ「ぶっ飛ばすぞ」
暗闇斎「これで安心ではあるが………」
シノ「指名手配のポスターは昨日より多くなっている感じがしますね……」
暗闇斎「明日は我が身かもしれん……我々も気を付けた方が良いだろう」


グランドウィリー警官「どこだ……犯人……犯人………!分かったぞ!犯人はどこかに匿われている可能性がある!
  建物の中を捜すんだ!!恐らく犯人は建物の中に隠れている可能性が高いぞ!!捜せ!!」

タック「あの警官……勘が鈍いのかよう分からんな!」
シノ「早めの時間に避難させておいて良かったですね……」
暗闇斎「最近の警察も中々侮れぬでござるよ」



ガルボ「本当だ!!食料がこんなに沢山…!酒もあるぞ!これなら当分飲み食い出来るぜ!!」
サイゾウ「暗闇斎殿が用意した食料だぞ!もっと丁重に扱え!」
ジャングルボム「そう言ってサイゾウ、てめェこそ早速食糧庫からポテチ取ってんじゃねェか!」
サイゾウ「ポ…ポテチは良いだろポテチは!」
バーニンレオ「全く…いつも思うが、サイゾウはリーダーとしてヘッポコなんだよ!
  いつもそうだ、ガキの頃からサスケ兄貴の後ろばっか付いて来て、兄貴に迷惑掛けてたもんな!」
サイゾウ「何だと!?」
イフリーティ「喧嘩はやめろお前ら!兄貴が見ていたらがっかりするぜ!」
サイゾウ「…………そうだな……」
ガルボ「それにしても、ここは良いな!小屋の中はテレビにネット環境もあるし、結構快適だな!」
サイゾウ「はあ……俺達ずっとこのままなのかな……何でこんな事に………」
バーニンレオ「大丈夫だって!ここは兄貴と闇の忍び部隊の皆に任せよう!」
ガルボ「……おい、そういえば、リンカの奴どこに行ったんだ?」
ジャングルボム「本当だ!いつの間にかいなくなっているじゃねェか!」
イフリーティ「まさか外に出たのか……!?あれ程大人しくしていろって言われたのに……俺、ちょっと見て来るわ!」
サイゾウ「気を付けろよ!」
バーニンレオ「おいおい……大丈夫かよ……」


イフリーティ「ぐあああーーーーっ!!」

ガルボ「イフリーティ!?イフリーティの悲鳴だぞ!?」
バーニンレオ「な…何があったんだ!?」

???「フフフ……馬鹿な人達………炎の忍び部隊は、今日ここで命を散らすとも知らずに………」

ジャングルボム「何っ………!?」
サイゾウ「お前………何で………………!」



 ピピピピピピピピピピピピピ!

サスケ「………!通信…!サイゾウからだ!」
ジュキッド「何…!?」
サスケ「俺だ!サイゾウ、何があった!?」

サイゾウ「あ……兄貴…………やられた………全員……もう…駄目だ………俺も……もう…………」

サスケ「やられた!?待て……すぐに向かう……!」

 ピッ!

暗闇斎「何があった!?」
サスケ「緊急事態だ……!暗闇斎、またさっきの小屋まで案内してくれ!」
暗闇斎「ああ…!カグヤ第二女王殿下、悪いが付き合ってくれぬだろうか 他はそこで待機していてくれ」
カグヤ姫「わかった!」
シノ「了解しました…!」


743 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/05(Sun) 22:32


 ドン!!

サスケ「サイゾウ!!どこにいる!?返事をしろサイゾウ!!」

サイゾウ「あ……あにき…………!ここっす……………!」

サスケ「サイゾウ…!!」
カグヤ姫「………!」
暗闇斎「酷い怪我だ……!」

サスケ「何があった!?他の奴らはどうした!?」

サイゾウ「聞いてくれっす………俺達……最初から嵌められていたんだ…………!
  俺達炎の忍び部隊に……内通者がいた…………そいつに全員殺られちまった………」
サスケ「内通者だと……!?誰なんだそいつは……!?」
サイゾウ「…………リンカだ………………!」
サスケ「何っ……!?」
カグヤ姫「リンカって……あの大人しそうな女の子だよね……?」
暗闇斎「ああ………まさかあの娘が………」


サイゾウ「あいつは最初から……この時を狙っていたんだ………俺達を悪人に仕立て上げ………遠く離れた場所に隔離された時、
  俺達を全員始末する算段だったんだ……………これはあいつの……計画通りだったんだ………………!」
暗闇斎「何……!?」
サスケ「おい、それは一体どういう事だ……!」
サイゾウ「あいつは………今回の放火の犯人とグルだったんだ………!
  裁きだとか何か言っていたな……………俺にはよく分からなかったが……」
サスケ「裁き……だと………!?」
暗闇斎「神裁の事か………!?」
サイゾウ「兄貴……俺………本当に情けないっすね………!最後の最後まで………リーダーとして半人前だったっす……………」
サスケ「お前は何も悪くねえ………何も悪くねえよ………!」
サイゾウ「俺………兄貴の舎弟で………本当に幸せだったっす…………兄貴と一緒に作った………あのグループが1番最高だったっす……!
  もう一度……兄貴と一緒に………走りたかった…………………!」
サスケ「何言ってんだ……もう死ぬみてえな事言いやがって……!お前の人生、まだまだこれからだろうが!!
  まだまだ青臭いてめェが……俺より先にくたばるな!!サイゾウ!!」
サイゾウ「すみませんが兄貴………その命令には………残念ながら従えないっす……………」

暗闇斎「第二女王殿下…サイゾウの傷を治す事は可能か?」
カグヤ姫「駄目……!かなりの致命傷で、再生が難しい状態になってる……!」
暗闇斎「そうか…………」
サスケ「くっ……!サイゾウ………!しっかりしろ!」

サイゾウ「兄貴………心配いらないっす…………俺達が消えても………俺達の炎は……………永遠っす…………
  俺達は……………不滅の炎っす…………………………兄貴………俺達は………ずっと……………兄貴と……一緒……に……………………」


サスケ「サイゾウ……!くっ……………!こんな事あるかよ…………!
  何でこいつが……こいつらが死ななきゃなんねェんだ…………!」
カグヤ姫「サスケさん………………」
暗闇斎「……………………………………」



朱煙「邪魔者は片付けたか?リンカ」
リンカ「朱煙様…お言葉ですが、その名前はもう捨てましたわ
  私の本当の名は月姫……十二神将の一柱………そして、
  敬愛する朱煙様の忠実な下僕でございます」
朱煙「キッキッキ!そうか、悪かったな月姫……流石俺様の切り札だ!
  長い間炎の忍び部隊に潜らせていたが、情があいつらに移らなくて良かったぜ!」
月姫「情…?そんなものございませんわ……私が使えるのは朱煙様ただ一人 他には興味ありませんわ
  それより朱煙様…神裁はもうすぐで完了しますのね……」
朱煙「ああ……今夜中に街を全て火の海に変える……これで神裁は全て完了だ!俺様は神獣王として君臨する!
  神獣王になった暁には月姫、お前を妃として迎え入れてやる!嬉しいだろ?」
月姫「ああん朱煙様……!勿体無きお言葉……感謝いたしますわ!」



ジュキッド「そうだったか…………炎の忍び部隊は……利用されていただけだったのか………………」
タック「畜生!何て奴らや……!汚い真似しやがって………!」
シノ「許せませんね…………」
サスケ「俺が依頼人だ………頼む………あいつらの仇を取ってくれ…………!」
タック「当たり前や!」
ジュキッド「炎の忍び部隊の仇は取る………必ずな…………」
シノ「……では、参りましょう!」


744 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/05(Sun) 22:33

警察「くそっ……ここにもいないな…………」
グランドウィリー警官「むう………こんな筈では………一体どこに眩ませたのだ……!もしかしたら遠くへ行ったのかもしれん……!
  よし!他の街を捜すぞ!!必ず奴らはそこにいる!!行くぞ皆!!」



朱煙「ケッケッケ……警察の奴ら、ここを離れやがったぜ!」
月姫「間も無くこの街が火の海になるとも知らず………愚かな警察共………!」
朱煙「さあ…始めるぜ!最後の宴だ!!」



 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

住人「火事だーーーーーーーーー!!」

住人「こんな時になにやってんだ警察は!?」

住人「うわあああああ!!嫌だ死にたくないーーーーーーー!!」



朱煙「ハッハッハッハッハッハッハ!!見えるか!?あの炎は俺様が神獣王になる前祝いの炎だぜ!!」
月姫「素敵ですわ朱煙様!」


サスケ「そこまでだぜ……下衆共が…!」

朱煙「だ…誰だてめェらは…!?」
月姫「朱煙様…こいつら、闇の忍び部隊の連中でございますわ…!」

サスケ「てめェら……よくも俺の仲間を使い捨てにしてくれたな……!てめェらだけは絶対に許さねえ!!」

朱煙「ケッ!仇討ちってワケかい!麗しい友情だな!」

タック「お前がこの事件の真犯人か……!お前の所為で……!!」

朱煙「さっきから生意気な口訊きやがって…俺様が誰だか知らねェのか?
  十二神将って聞けばピンと来ると思うんだけどなァ」
タック「一番頭にくる名前や!」
朱煙「そいつはどうも……俺様もてめェらには頭にきてんだよ!!おあいこだな!!」
ジュキッド「長く時間を掛けてはいられない……早く片を付けるぞ…!」

朱煙「…ふん、随分と余裕そうだな!なら増援を呼んでやる!おい張!出番だぞ!来い!!」

張「チッ………何で俺が………………」
朱煙「文句言うな!脱落者の分際で!てめェにも花を持たせてやろうってんだ有難いと思え!!」
月姫「そうですわ!負け犬…いえ、負け猪の分際で汚らわしい」

朱煙「あいつらの相手はてめェに任せるぜ!!俺は炎の忍び部隊の元リーダーとやらを嬲り殺しにしてやる!
  さあ、遊んでやるから掛かって来いよ!!」

サスケ「炎の忍び部隊の恨み、ここで晴らしてやる!」



シノ「こっちです!早く来てください!」

グランドウィリー警官「何て事だ……!我々のいない隙に火を放つなんて……!」
シノ「消火の準備を急いでください!」
グランドウィリー警官「知らせてくれてありがとう!……しかし、君は一体………」


グランドウィリー警官「………あれ…?いない…………」



張「うおおおおおおおおおお!!チョレェェェェエエエエエエエエイ!!!」

 ドン!!

タック「くっ……!」

張「チョレーーーーーーェェェェエエエエイ!!!」

 ドン!!

ジュキッド「くっ……何て強さだ……!」

張「はああああああ!!チョレーーーーーーイ!!!」

タック「チョレイチョレイやかましいんやさっきから!!」

 ドォォォオオオオオオオン!!!


朱煙「ケッケッケ……!張の奴、やけに張り切っているじゃねェかよ……対してこっちは………」

サスケ「はあ………はあ…………………」

朱煙「……ケッ!つまんねェぜ………こんなに短時間で決着が付きそうなんてな…!」
月姫「素敵です!素敵ですわ朱煙様!」

サスケ「…………くっ……!くそっ……………!」

朱煙「もう充分だろ…?それならひと思いに焼き払ってやるぜ!!
  うおおおおおおおおおおおおお!!十二神獣!!申ノ宝玉!!解・放ォォォオオオオオオオ!!!」

 ドォォォオオオオオオオオオオン!!!

サスケ「くっ………!!」

 シュインシュインシュインシュインシュインシュイン…!

朱煙「ケッケッケッケ……!気が高まって来たぜ……!」


745 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/05(Sun) 22:36

タック「マズい…!向こうが本気を出して来よった!サスケ兄はんのピンチや!」
ジュキッド「俺が行く!」

張「行かせん!!チョレーーーーイ!!」

 ドン!!

ジュキッド「くっ……!」

タック「しゃあない!じゃあボクがサスケ兄はんの手助けを…!」

張「チョレェェェエエエエエエイ!!!」

 バン!!!

タック「ぐああああっ!!邪魔すんな!!」

張「朱煙の奴には足止めを頼まれているんでね……
  俺の名誉も掛かっているんだ お前らを先に通すわけには行かないんだよ!!」



朱煙「ケッケッケッケッケッケ……!死ぬ覚悟はもう出来たか……!?」

サスケ「………………………」

 ビュン!!

朱煙「……!」

 ビュン!!

 ドォォォオオオオオオン!!

朱煙「効かねェっつってんだろ!!」

 ドガァァァアアアアアアン!!!

サスケ「…………くっ……!」

朱煙「そんなガラクタみてェな鉄砲で俺様の体に傷を付けるなんざ100億6千450年と3か月早えんだよ!!
  俺様が技の手本を見せてやるぜ……!」

 ビュオオオオン……!!

朱煙「火〜〜〜〜〜〜炎〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

サスケ(チッ……ここまでか……………!)

朱煙「火〜〜〜〜〜〜〜炎〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………!!」

サスケ(サイゾウ………皆……………仇を取るって言ったのに………俺がこの有様じゃ情けねェな………………
  アイツに一泡吹かせてやりたかったが…………悔しいぜ……………)

朱煙「破ァァァアアアアアアアアアアアアア!!!」

 ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

サスケ(諦めたくねェ………!あいつらの為にも……俺は負けられねェ………!
  ここで俺達の炎を……散らしてたまるか!!!)

 カアアアアアアアアアアアア!!

サスケ「なっ……何だ……!?」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!


サスケ「くっ……!何だ……ここは……炎の中……!?俺は生きてんのか………!?
  それにしても……何だ……?巻物が光ってやがる…………………
  ………これは…………!巻物が……読める………!」


 『邪悪なる者現れし時、猛き業火で焼き尽くせ
  灼熱の焔は破邪の光 これぞ火炎の極意なり』

???「よくやった……巻物の謎を解いてくれたな」
サスケ「だ…誰だ…!?」
???「俺は火炎の暗闇斎 生前にその巻物を作り、修行の人生を終えた者だ」
サスケ「火炎の……暗闇斎……?」
火炎の暗闇斎「お前の声はこの俺にも届いた……俺の技を使い、憎き悪に鉄槌を下せ!
  お前の中の炎は決して消えやしない!お前が諦めさえしなければな!さあ、行け!!」
サスケ「ああ……行くぜ!!」



朱煙「……………終わりってのは、意外とあっけないモンだな………」

月姫「あ…………朱煙様……………!う…上を…………!」
朱煙「上……?上に何があるってんだ…………何っ……!?」

サスケ「…………………………」

朱煙「アイツ……生きてやがったのか!!」


タック「サスケ兄はん!!」
ジュキッド「まさか…サスケ殿も巻物を……!」

張「俺を無視して何喋ってやがる!!」

タック「やかましい!!」

 ドン!!

張「ぐあああっ!!」


746 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/05(Sun) 22:38


朱煙「死に損ないが……!今度こそ仲間のもとに送り届けてやるぜ!!
  火〜〜炎〜〜〜火〜〜〜〜炎〜〜〜〜〜〜破ァァァアアアアアアアアア!!!」

 ズオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

サスケ「…………はっ!!」

 ビュン!!

朱煙「速い……!さっきより動きが違う…!!」

サスケ「喰らえ!!」

 ドォォォオオオン!!!

朱煙「ぐあああああああああ!!」

月姫「朱煙様!!」

サスケ「……どうだ…!てめェの体に傷を付けてやったぜ……!」

朱煙「調子になるなよてめェ……!!今のは油断していたからだ…!まぐれなんだよ!!」

 ドォォォオオオオオオオオン!!!

 シュインシュインシュインシュイン……!

朱煙「炎皇拳!!!」

 バシューーーーーーン!!

朱煙「はああっ!!」

 ピシュン!!

朱煙「どうでい!!この動き…ついて来れるか!?」

 ピシュン!!

サスケ「……………………」

朱煙(何っ……!?目で追ってやがる……!
  目にも留まらねェスピードで動いている筈の俺の動きが見えんのか……!?
  くっ……!余裕な顔しやがって……!!)

 ピシュン!!

朱煙「ウキャァァアアアアーーーーーーーー!!」

サスケ「……………」

 ビュン!!

朱煙「くっ……!避けるなくそったれがーーーーーーーー!!」

 ビュン!!


サスケ「…………うおおおおおお!!」

 ドォォォオオオオオオオン!!!

朱煙「ぐあああああああああああ!!!」


サスケ「二発目……これでもうまぐれとは言わせねェぜ」

朱煙「くっ…………!!」


サスケ「これで決着を付けてやる…………
  俺達の炎……思い知りやがれ!!
  目覚めよ!!火炎の極意!!忍技解醒!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!

朱煙「ううっ……!」

サスケ「炎術最終奥義!!破邪爆炎鉄槌弾!!!」

 ドォォォォオオオオオオオオオオン!!!!

朱煙「ぐあああああああああああああああああああああああ!!!!」

月姫「朱煙様…!!」

張「くっ……朱煙がやられただと……!?撤退だ!」

 ビュン!!

サスケ「………………………」

月姫「ひっ………!」

 ビュン!!

サスケ「………………………」


月姫「はあ………はあ………………!」

シノ「逃がしませんよ」

月姫「……………!?」

シノ「貴方には失望しました…………
  貴方が私に仰ってくださった事は……全部嘘だったのですか……?」

月姫「くっ……!十二神獣・卯ノ宝玉、解放!!」

 ドオオオオオオン!!

シノ「………カグヤちゃん」

カグヤ姫「了解!妖精魂魄共鳴奏(フェアリー・スピリット・ユニゾン)!!!」


妖姫(シノ)「……………………………」

月姫「己……!死に晒せえええええええええ!!!飛翔惨殺円舞刃!!」
妖姫(シノ)「花影流奥義……虹龍・百花繚乱!!!」

 ドォォォォオオオオオオオオン!!!

月姫「ぐあああああああああああああああああ!!!」

 ドボォォオオオーーーーーーーン!!

妖姫(シノ)「……………………………………」



  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う 終


シノ「次回予告です プププランドの住人達が首輪で首を絞められて殺されている事件が発生
  私達はこれを十二神将の1人によるものと推定 タックさんは早速その犯人と対峙しました
  どうやらその刺客は、タックさんと因縁があるらしく……
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第玖拾捌話ご期待ください」

747 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/06(Mon) 04:24
タックさんは首ないから絞められる事もないね

748 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/06(Mon) 09:38

>>747

タック「そっか!そういえばそうやった!
  …って、それを言うたらあかんよ」
シノ「アニメで、カービィさんが絞められるシーンがあったと思ったのですが……ありましたよね?」
タック「アニメのカービィの戦闘シーンなんて、そんな覚えてませんわ」
カグヤ姫「台詞だけが有名だもんね、あのアニメ」
タック「主にデデデの旦那の
  それはそうと、蛇っちゅう生き物は、一生嫌いになりそうや」
カグヤ姫「いろいろあったもんね」
シノ「もう二度と蛇の敵が現れない事を願いたいですね」

749 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/06(Mon) 11:29

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


警察「死体です……!既に首を絞められています………」
グランドウィリー警官「凶器はこの首輪か………絞められた跡を見るに相当強い力で首を絞めたのだろうな……」
警察「それも死体は1人だけじゃありません……他にも4、5人、同じ首輪を付けられて死んでいました」
グランドウィリー警官「連続殺人か………!」


警察「おーーーーーい!!向こうにも絞死体だ!!こっちには5、6人いるぞ!!」

グランドウィリー警官「何だと!?くっ……一体何人絞め殺されたんだ!?
  今すぐに犯人を見つけろ!!この辺りの警備を強化するんだ!!」
警察「はっ!!」



暗闇斎「首で首輪を狙う殺人者……か………」
住人「お願いします……このお金で……主人の恨みを…………」
暗闇斎「承知した」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第玖拾捌話 狼の逆襲


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)


750 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/06(Mon) 11:29

シノ「今回の仕置き相手は首輪を使う殺人犯……ですか……」
タック「首輪で絞首って、どんな趣味しとるんやろうな 犯人はアブノーマルな奴でっせ」
シノ「変な事を言わず、調べに参りますよ」


シノ「この首輪でもなさそうですね……」
タック「ペットショップで首輪を調べたって犯人が分かるワケないやないでっか」
シノ「確かにそうですけれど……」
タック「首輪を使うからと言ってペットショップ関係と思ったら大間違いや
  もっと広い目で見ないとなあ………」
女の子「わーーー!猫だ!可愛いーーーー!」
タック「え…?猫……?」
女の子「ねーねー!この猫、お姉ちゃんの猫?可愛いー!」
タック「き…距離が近い……シノ姐はん……」
シノ「見知らぬ猫です……失礼します」
タック「あっ……ちょっ……待って……!シノ姐…シノ姐ーーーーーー!」



タック「はあ……エラい目にあった………シノ姐はんもあんな怒らんで良えのになあ……
  あっ…ひょっとしてやきもち?シノ姐はんも、ボクの事が大好きやったんやなあ!
  それならそう言ってくれれば良えのになあ」

 ビュン!!

タック「………!」

 ザシュッ!!

タック「くっ…………!」

 シュタッ!

牙流「……ふん…完全に油断しきっていると思っていたが、そういうワケでは無かったようだな」
タック「誰やお前!!」
牙流「俺の名は牙流 誇り高き十二神将が一柱」
タック「何…!?十二神将やと……!?」
牙流「覚えているか?以前貴様が所属していた幻影五人衆
  その内の1人、牙羅は俺の兄貴だ」
タック「なっ……!牙羅の弟やと……!?っちゅう事は何や!?兄の仇討ちに来たってワケか!?」
牙流「仇討ち……?ハッあんなカスの仇なんざ誰が取るかってんだ
  俺は貴様に取引を持ち掛けに来たのだ」
タック「取引……!?」
牙流「俺と手を組まないか?闇の忍び部隊なんか裏切り、もう一度幻夢教に戻れ
  俺と共にこの腐った世界を変えようぜ」
タック「誰がお前となんか手を組むか!ボクはもう闇の忍び部隊や!幻夢教とは縁を切った!
  戻る気なんかさらさら無いわ!」
牙流「そうか……ならば仕方が無い……貴様の命、貰い受ける!」

 ビュン!!

タック「最初から殺す気で来たんやろ!?騙そうったってそうはいかん!」
牙流「貴様が仲間になりたいと言ったら仲間に入れてやったさ
  だが興醒めだ……今の貴様は、かつての暗殺者だった頃と違い、闇の忍び部隊に飼い慣らされた犬…いや、猫か…?
  今の腑抜けた貴様にはもう用は無い!!」
タック「首輪……!そうか……連続殺人の犯人はお前か!何の真似や!?」
牙流「首輪を使い、24時間以内に350人の人間を絞め殺す……それが今回の俺の神裁だ
  これは逆襲だ……人間共の身勝手により、絶滅した狼達のな……
  人間共は首輪を使って犬を支配する……その支配する為の首輪に絞められて殺される…これ以上無い屈辱であろう?」
タック「そんな事させるか!!」
牙流「牙咬輪!!砕狗輪愚!!!」

 シュドドドドドドドドドド!!!

タック「くっ…!ぐああああああああ!!」

牙流「留めだ!」

 シュッ!!

牙流「……!」

 ドスッ!!

牙流「苦無……誰だ!?」

シノ「タックさん、大丈夫ですか!?」
タック「シノ姐…!」
シノ「あれは…?」
タック「牙流…十二神将や!そしてこいつが首輪事件の犯人や!」
シノ「そうでしたか……」

牙流「…ふん、興醒めだな……引き上げるか」

シノ「お待ちください!」

牙流「待てと言われて待つ馬鹿がいるか
  そうだな…神裁は終わっちゃいない……運が良ければ、またどこかで会えるだろうぜ」

 ビュン!!

シノ「…………………タックさん、怪我はありませんか?」
タック「シノ姐……!助けに来てくれたんやな!やっぱりシノ姐はんはボクの事…!」
シノ「何馬鹿な事言っているんですか かすり傷ですね 止血しますので失礼します」
タック「痛い痛い!もっと優しく手当しておくんなはれ!!」
シノ「それくらい元気ならもう大丈夫ですね さあ帰りますよ」
タック「もう、ホンマにボクの扱い雑やなあ!」


751 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/06(Mon) 11:30

ツキカゲ「ぐあああああっ!!」

 ドン!!

紫雷「…今日はここまでだ 帰るぞ」

ツキカゲ「………まだだ……!まだ僕は……くっ…!」
紫雷「傷が完全に癒えていないだろう 今日はもう休め 飯くらいは作ってやるぞ」
ツキカゲ「くっ………!」
紫雷「…………先に帰っていろ」
ツキカゲ「どうしたんだ、急に…?」
紫雷「さっさとしろ」
ツキカゲ「…………分かった…」




紫雷「……………何の用だ、幻王」

幻王「全く戻って来ないと思い来てみれば……ここで何をやっている…?」
紫雷「貴様には関係の無い事だ」
幻王「神裁はもう始まっている……翁から連絡が来ていた筈だ」
紫雷「知っている」
幻王「何故戻らん?翁はお怒りだ」
紫雷「今の神裁に興味が無くなった……それだけだ
  かつての神裁は神聖なる儀式だった……それはお前も知っているはずだ
  初期から十二神将だった者は、今はもう私とお前2人だけ…後は新参ばかりとなった
  その所為か、神裁という儀式は、儀式としてではなく、殺人を愉しむ為のゲームと化している……
  そんな神裁に私は興味は無い」
幻王「それがどうした…?形が変われど、神裁は神裁だ
  罪を犯した人間共に裁きを与える…何も問題では無い」
紫雷「貴様も変わってしまったな」
幻王「もう少し時間をくれてやる 今一度考え直せ
  また答えを聞きに来てやる 返答次第では、貴様を裏切り者として処断する事も有り得ぬ話では無いぞ」

紫雷「………………………」

ツキカゲ(…………一体、何の話をしているんだ……!?)



  第玖拾捌話 狼の逆襲 終


シノ「次回予告です 十二神将、牙流の神裁により、次々と増える被害者
  殺戮を愉しむ牙流の卑劣さに、タックさんも怒りを露わにする
  狼と猫、2人の戦いの結末は……!?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第玖拾玖話ご期待ください」


752 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/08(Wed) 11:39
あれ?けっきょくタックってネコでよかったんでしたっけ?

753 名前:Girl3 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/08(Wed) 18:08

メロン「あけおめ 久し振りの登場メロンです」
ミント「あけおめ〜!ミント様の登場だぜっ!」
メロン「今回は月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜に関する裏話を紹介するわ
  今回のテーマは十二神将 シノ達闇の忍び部隊が今現在戦っている連中ね」
ミント「1戦1戦が緊張する戦いだよな どいつもこいつも強すぎるぜマジで
  本当にこいつらに勝てるのかって心配になってくるよ、こっちも」
メロン「改めて説明すると、十二神将とは、幻夢教に所属している12人の戦士達
  幻夢教幹部、怠惰の軍師・翁により結成された正真正銘最強の精鋭達よ
  能力は1人1人様々で、その能力を活かした戦い方をするのが特徴よ 全員の共通点は、十二支がモチーフであるという点ね
  十二神将は基本的に1人ずつ出て来て戦うわ 理由は神裁のルール

  神裁とは、十二神将が行なう儀式のようなもので、神託によって決められたルールに従って罪人を裁くの
  制限時間も各それぞれ違っていて、決められた時間内に条件に合った住人を殺害するというのが基本
  条件に当てはまらない住人を殺してもルール違反にはならないけれど、裁いた人数にはカウントされないわ
  指定された時間以内に神裁を達成すれば成功 制限時間を過ぎてしまったり、途中で斃されると失格
  もし成功すると神獣王に上がれる権利が与えられるの これを断るかどうかはそれぞれの自由
  神獣王に上がれる権利を手に入れた場合、現在の神獣王と戦い、これに勝利すれば神獣王の証を手に入れ神獣王になれるってワケ
  神獣王は、十二神将全員の頂点にのみ与えられる称号 ほぼ全員が、この神獣王の称号を手に入れるべく争っているって事なの
  十二神将の誰か1人が神裁を行なっている間は決して妨害してはならない
  ただし協力する事は認められているわ だけど協力しても何の利益にもならない為、喜んで協力する者は殆どいないわ
  基本的に1人ずつ戦っているのはそれが理由なの
  十二神将が戦えるのは、基本的に神裁の時のみ それ以外の時に戦うとルール違反とみなされるわ
  ルールを破ったり、神裁に失敗したりすると神裁の参加権を剥奪…つまり神獣王になるチャンスを失う事になるわ
  場合によっては十二神将から降ろされるか、他の十二神将に処刑される事もあるらしいわ」
ミント「結構厳しいルールで動いているんだな……」

メロン「十二神将は、それぞれ独自の武器を持っているけれど、全員共通して十二神獣の宝玉を持っているわ
  十二神獣の宝玉は、解放すると十二神将の力を更にパワーアップさせるの
  ただでさえ強い十二神将が、十二神獣の力を宿すと手が付けられない程強くなってしまうわ
  十二神将が強く恐ろしいと呼ばれる理由の1つでもあるわ」
ミント「成程…化け物揃いって事なんだな」

メロン「そんな個性的な面々が多い十二神将の戦士を1人ずつ紹介して行くわ
  長くなるから一度切るわね」

754 名前:Girl3 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/08(Wed) 18:11

メロン「お待たせしたわ それじゃあ、十二神将の紹介に入るわ
  
  ・武留(ブル)
  丑の十二神将 闇の忍び部隊が最初に戦った相手でもあるわね
  十二神将の中でも最も身体が大きく、その巨体を活かした豪快な戦い方が特徴よ
  牛王斧という巨大な斧を軽々と扱い、その斧であらゆるものを粉々に斬り刻んでしまうわ
  デカい図体のわりに動きも素早く、シノの動きに追い付く程の速さで闇の忍び部隊を仰天させたわ
  興奮すると口調がおかしくなるけど、その強さは本物 十二神将がいかに強く恐ろしい存在か見せつけてくれたわ
  しかし、闇の忍び部隊を襲撃したのが、神裁を始める前だった為、ルール違反で神裁の参加権を剥奪
  その事に怒った武留は勝手に神裁を始めてしまい、プププランドの住人達を無差別に虐殺
  シノ以外の闇の忍び部隊が止めに入るも本気状態の武留には全く歯が立たず、優勢に立っていたが、
  最後は初代暗闇斎の超忍術の前にあえなく死亡 初代暗闇斎は超忍術を使った代償により力を消失
  闇の忍び部隊にとっては貴重な戦力を失うという幸先の悪いスタートとなったわ
  名前の由来は牡牛の英名ブル(Bull)から そのままね

  ・張(チョウ)
  亥の十二神将 前述の武留と共に闇の忍び部隊を襲った相手でもあるわね
  神裁を行なう前に勝手に動いた為、武留と同じく神裁の参加権を剥奪されたわ
  以降は神裁に参加出来ないのを良い事に他の十二神将からは虐められたり使い走りにされたりと
  あまり良い扱いを受けていない苦労人ポジションね
  それでも、神裁に参加出来るチャンスを虎視眈々と伺っているポジティブ思考の持ち主でもあるわね
  その度に他の十二神将から貶されたり虐められたりするけれども
  戦闘方法は基本的に蹴り技が主体 蹴り技なのに技名が『猪霊拳』というちょっと変わった技を使うわ
  攻撃を仕掛ける度に奇声を上げる癖があるわ
  神裁の参加権を失っている為、他の十二神将に助っ人として駆り出される事があり、特にタックと戦う事が多いの
  名前の由来は「猪」の音読みの「チョ」と、卓球選手の張本智和選手の「張」
  戦闘時に上げる奇声も張本選手の掛け声が由来 張本選手に謝った方が良いと思うわ
  ちなみに、猪苓(チョレイ)という名前の茸があるらしい

  ・白(ハク)
  午の十二神将よ 武留は神裁の権利を剥奪されていた為、最初に神裁を行なったのは彼
  裁きの対象は高く聳える塔…つまりビルやマンションに居住している者
  神裁を行なう際は、建物ごと破壊して住人を大量虐殺したわ
  振る舞いは騎士のようだけれど、その実残忍冷酷な性格 住人達を害虫呼ばわりした卑劣な悪党よ
  戦う時は天馬槍という槍を使って戦うわ その槍を自在に操り、天馬光裁波、天空雷光突、天馬雷光裁撃槍といった
  数々の技を使って闇の忍び部隊の面々を圧倒したわ
  あと一歩という所だったけれど、その時にタックが烈風の極意を会得 砕魔烈風迅衝閃を前にあえなく死亡
  巻物を最初に読めるようになったのがタックだなんて予想出来た人は何人いるのかしらね?
  名前の由来は白馬から 最初は白馬と天馬を合わせて白天(ハクテン)という名前で出す予定だったけれど、
  白の方がシンプルだった為、そっちになったわ そっちの方が余計なのが無くて格好良いものね
  千と千尋の神隠しにも同じ名前のキャラがいたし」

755 名前:Girl3 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/08(Wed) 18:13

メロン「続きよ 結構長くなりそうね

  ・蛇ノ目(ジャノメ)
  巳の十二神将 白が敗れた次に神裁を行なったわ
  裁きの対象は蛇革の製品を持つ者 ミントも蛇革の財布を所持していたという理由で危うく命を奪われる所だったわ
  シノに助けられちゃったけど…残念ね
  基本的にオカマ口調で喋り、他の十二神将を含め周りの人達に対して小馬鹿にしたような態度を取るわ
  ただ1人、現在の幻獣王である幻王に対しては人一倍対抗心を燃やしていたわ 当の本人には全く相手にされなかったけど
  その言動から、十二神将の中ではリーダー格だったと予想されるわ
  蛇ノ目の武器は『蛇の眼』 その眼に睨まれた者は金縛りに遭い全く身動きが取れなくなるわ
  ある程度戦闘力があれば自力で解除出来るけど、十二神獣の宝玉を解放した状態ならシノでも解除出来なくなってしまうわ
  蛇の眼で相手を動けなくさせてから殺害するのが蛇ノ目の基本戦術
  この最も暗殺に向いた戦い方で、警察や闇の忍び部隊を翻弄したわ
  神裁も楽勝に終わると思ったからか、闇の忍び部隊にわざとヒントを与えて挑発したけれど、その慢心が仇となり、神裁は失敗に終わったわ
  妖姫に変身したシノには敵わずあっさり敗北してしまう
  幻王に失敗を通告され、連れ戻されそうになった所を逆上して幻王に襲い掛かるもあっさり殺害されてしまいましたとさ
  名前の由来は模様の1つとしても有名な「蛇の目」から 『邪眼』と『蛇眼』を掛けていたりもするの いかにも厨二病が好きそうな設定ね

  ・朱煙(シュエン)
  申の十二神将 とても軽薄で粗暴 蛇ノ目程じゃないけど人を馬鹿にしたようなふざけた言動が特徴で、
  よく張を虐めていたり、牙流と喧嘩をしたりしていたわ 暴れまわるのが好きなようね
  炎を使った戦い方が得意で、その能力を活かし、炎の忍び部隊を悪人に仕立て上げたわ
  また、猿のように身のこなしが素早く、シノの攻撃を軽々と躱す事が出来たわ
  身軽な動きでサスケさんすらも圧倒したけれど、炎の忍び部隊を殺された怒りと火炎の極意を会得してパワーアップしたサスケさんには敵わず、
  破邪爆炎鉄槌弾を前にあっさりと死亡
  十二神獣の力を解放する時は某サイヤ人のように毛が逆立ち、周りに気のようなものが放出される
  その際に「火炎火炎破」という技と「炎皇拳」という技を使ったわ どっかで聞いた事あるような名前ね
  名前の由来は西遊記で有名な孫悟空のモチーフとなった妖怪「朱厭(シュエン)」
  某サイヤ人に似ていたのはその所為かもしれないわね

  ・牙流(ガル)
  戌の十二神将 朱煙とは仲が悪く、まさに犬猿の仲といった様子で、会う度に喧嘩ばかりしていたわ
  実は幻影五人衆の1人牙羅の弟 しかしその兄である牙羅をカスと呼び捨てる辺り、敬意は皆無のようね
  兄と同じ幻影五人衆の1人だったタックを仲間に入れるべくタックを勧誘するけれど、本人に断られた為戦闘に
  タックを追い詰める事が出来たが、シノに妨害され撤退したわ
  神裁の内容は首輪を住人の首に絞めて殺害する事 暗殺技術が高く、短時間で数十人の首に首輪を絞めて殺害したわ
  武器は首輪で名前は「牙咬輪」 技名は「牙咬輪・砕狗輪愚」目にも留まらぬ素早さと回転力で敵に致命傷を与えるわ
  名前の由来は犬の威嚇の声から それと牙羅(ガラ)の弟で牙流(ガル)という安直なネーミングでもあったわ

  ・黒星(ヘイシン)
  子の十二神将 十二神将の中で最年少 蛇ノ目が天敵らしく、蛇ノ目に絡まれた時はかなり怯えた様子だったわ
  まだ戦闘シーンが無い為強さは未知数 「ペスト」と呼ばれていた辺りが気になるわね
  名前の由来はペスト菌の別の呼び名「黒死病」から」

756 名前:Girl3 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/08(Wed) 18:14

メロン「思ったより長いわ…こんなに分ける必要があるなんて……続きよ

  ・魔沌(マトン)
  未の十二神将 戦闘能力は十二神将の中で最も低いと自称するけれど、頭脳と魔道具でその戦闘力の低さをカバーしているわ
  魔道具は、魔沌が独自に開発した武器で、戦う相手に幻覚を見せたり眠らせたりと様々な効力を発揮するわ
  この魔道具を駆使して、シノとタックの2人がかりの攻撃を全く寄せ付けなかったわ
  他の十二神将からは引き籠もりと呼ばれているらしく、神裁を行なう時以外は、基本的に部屋に籠って魔道具の開発に勤しんでいるらしいわ
  口調もつねに敬語口調 どちらかというとオタク寄りな話し方ね
  そんな魔沌の神裁は、住人を眠らせ、悪夢を見せた上で殺害するという、かなり難易度の高いものだったけれど、
  先述の魔道具のお陰で無理難題な神裁も可能にしていたわ
  忍び部隊の中でも戦闘力の高いジュキッドさんをも苦戦させたけれど、水流の極意を会得したジュキッドさんに幻を全て見破られ、あっさり死亡
  名前の由来は羊の肉の「マトン」から 最初は羅夢と書いて「ラム」という名前にしようという案もあったけれど、
  「だっちゃ」が口癖の某宇宙人を連想してしまう為、色々考えた挙句の果てに魔沌という名前になったわ 結果的に魔沌で良かったかも

  ・天鳳(テンホウ)
  酉の十二神将 最初から登場せず、途中から参戦
  皮肉屋な性格で、仲間に対してもシニカルな言動を取るわ
  まだ戦闘シーンが無い為強さは未知数 仲間達との会話から察するに、蛇ノ目に並ぶリーダー格だと予想しているわ
  名前の由来は天空と鳳凰を合わせただけ 同名の麻雀ゲームとは一切関係ないわ

  ・月姫(ツキヒメ)
  卯の十二神将 十二神将の中では数少ない女性
  彼女はとある作戦の為、神裁に参加せず、リンカという偽名を使って炎の忍び部隊に潜伏していたの
  実はその裏では朱煙と手を組んでいて、朱煙の神裁開始と同時に行動を開始
  炎の忍び部隊を犯人に仕立て上げる為、朱煙に炎の忍び部隊の道具を渡したわ
  結果炎の忍び部隊は指名手配として警察から追われる身になる 隙をついて人里離れた小屋に逃げる事が出来たが、
  その時に本性を現して炎の忍び部隊を全滅に追いやったわ
  朱煙が神裁を成功させ、神獣王になった暁には彼と結婚して妃になるつもりだったらしいわ
  朱煙を心酔しており、炎の忍び部隊など最初からどうでも良く、全ては朱煙の為に動いていた その結果シノの怒りに触れる事となった
  朱煙が敗れた後、闇の忍び部隊に怯えて逃走 逃走した先で別行動していたシノに行く手を阻まれ、シノを始末しようとしたが、
  妖姫になったシノに全く敵わずあっさりと斃されてしまい、逆に始末されてしまったわ
  特に見せ場も無くあっさり斃されてしまった為、弱いと思うかもしれないけど、炎の忍び部隊を1人で全滅させた辺り、彼女も十二神将の1人といった所ね
  刃物の扱いに長けていて、飛翔惨殺円舞刃という技を使うわ
  名前の由来は特になく、兎といえば月という発想から 月に代わってお仕置きされてしまったわ」

757 名前:Girl3 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/08(Wed) 18:16

メロン「これで残り2人ね 正直疲れたわ

  ・紫雷(シライ)
  寅の十二神将 月姫と同じく、十二神将の中では数少ない女性
  初期の頃からの十二神将の1人で、彼女以外には幻王しかいない
  今の十二神将の現状を嘆いていて、今の神裁を「殺人を愉しむゲーム」と評価し、参加する気は無い様子
  戦闘力は十二神将の中でもトップクラスで、ツキカゲ君を軽くあしらえる程
  ツキカゲ君の修行相手として付き合っているみたいだけれど、その真意は謎に包まれているわ
  今後、シノの前に立ちふさがる敵になるのかしら…?それとも……
  名前の由来は特になく、ツキカゲ君が雷属性だから、それつながりかしら?同名の女性プロレスラーがいるけど、関連性は全く無いわ

  ・幻王(ゲンオウ)
  辰の十二神将にして十二神将の頂点に立つ神獣王
  紫雷と同じく、初期の頃からの十二神将で、翁の右腕のような立ち位置にいるわ
  神獣王というだけあってその強さは凄まじく、蛇ノ目を簡単に瞬殺してしまったわ
  他の十二神将は神裁を成功させた後、彼と戦うかどうかを選ぶ事が出来、
  彼と戦い、勝つ事が出来れば神獣王の証を手に入れ、神獣王として十二神将の頂点に立つ事が出来るの
  正直、他の十二神将でも敵う相手とは思えないわね
  名前の由来は天外魔境というゲームに出て来る幻王丸という敵キャラクターから

  以上、12人全員紹介したわ」
ミント「お疲れさん しかし、見事に強敵揃いだな……既に6人斃しているけど、まだ半分だ……」
メロン「もう半分になったとも言えるわね ここまで来たらもう少し
  闇の忍び部隊の面々も、パワーアップしたし、これからは互角の戦いが出来そうね」
ミント「ああ、十二神将なんて簡単に葬り去ってやる!どっからでも掛かって来い十二神将!!」
メロン「あんたが戦うわけじゃないでしょ それじゃあ、解説はこれで全部済んだから終わりにするわ」


758 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/08(Wed) 18:19

>>752

カグヤ姫「うん、タックは猫だよ」
シノ「猫ですね」
ジュキッド「猫だな」
カグヤ姫「以上!多数決でタックは猫で決まり!解散!」
タック「勝手に決めないでくれる?」


759 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/11(Sat) 03:04

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


暗闇斎「成程な……今回の事件の首謀者は十二神将でござったか」
サスケ「しかも、今回の相手はお前の元仲間の弟と来たか」
タック「接点何もないけどな」
シノ「ですが、その牙流という刺客は真っ先に貴方を標的にして来ました
  仲間にならないかと誘われたようですが……」
タック「ボクはきっぱりと断りましたで!」
ジュキッド「金品は何も受け取ってないだろうな?」
タック「受け取ってないわ!何で皆して疑うんでっか!?」
サスケ「当たり前だ てめェには前科があるだろうが」
タック「いや……それはその……成り行きっていうか……どうしてもそうしなきゃいけない理由がな……」
シノ「それは前に聞きましたから大丈夫です それより、その牙流を何とかしなければ、被害者が増える一方です
  牙流は、自分で「神裁は終わっていない」と口にしていました 恐らく、また襲撃しに現れます」
暗闇斎「すぐに索敵に入って欲しい……だがタック、本当に大丈夫か?」
タック「今更何の心配でっか?ボクはもう幻夢教とは縁を切った 闇の忍び部隊を裏切るつもりは金輪際あらへんわ」
暗闇斎「…であるなら、問題は無いがな……くれぐれも気を抜くなよ」
タック「了解や!」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第玖拾玖話 暗殺者の意地


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)


760 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/11(Sat) 03:06

警察「また新たな死体です!」
グランドウィリー警官「くっ……!一足遅かったか……!!
  くそう!!犯人の奴、あちこち動き回りおって…!!警察を馬鹿にするなよ!!」


シノ「先程までこちらにいたみたいですね……」
タック「何て手際の良い暗殺や……」
シノ「感心している場合じゃないです 行きますよ」



ジュキッド「……そうか、怪しい人影を見かけなかったか……
  分かった、呼び止めて済まなかった」

サスケ「どうだ?何か分かったか?」
ジュキッド「いや……怪しい人影を見なかったかと近くの者達に聞き込みをしてみたが、
  見たという者は1人もいなかった……そっちはどうだ?」
サスケ「全然駄目だな 足跡1つも見つかりやしねえ」
ジュキッド「そうか……では他を当たるしかあるまいか」



翁「戻って来たか、幻王」
幻王「はっ只今」
翁「紫雷は連れてきたか?」
幻王「ここへ戻る気は無いようです」
翁「そうか……」
幻王「如何致しましょうか 場合によっては処断する事も考えていますが」
翁「暫くは様子見じゃ」
幻王「はっ……それと」
翁「何じゃ?手短に話せ」
幻王「闇の忍び部隊の事ですが……これまでの神裁、悉く奴らに邪魔されています
  十二神将の内、既に蛇ノ目、白、朱煙、武留、魔沌、月姫の六柱が連中に斃されました
  早々に奴らをどうにかすべきだと考えますが」
翁「それもお前が手を下すべきでは無い 神裁には、闇の忍び部隊に限らず、常に障害が存在していた
  それもまた神獣王になる為の試練の1つじゃ 神裁を邪魔され、挙句斃されるような奴では神獣王の器に収まる資格は無い
  そうは思わんか?」
幻王「…………………」
翁「何、お前程度ならば奴ら如き容易い相手であろう 今は他の十二神将に任せておけば良い
  奴らにも意地がある 勝てないにしろ、それなりの手傷は負わせられるであろう」
幻王「…………承知しました」



メロン「首輪事件の犯人……?残念ながら情報は無いわ」
シノ「そうでしたか……」
ミント「しかし恐ろしい事件だよな……それに誰も犯人の顔を見たって人もいないし、気味が悪いよな」
メロン「ごめんね…力になれそうになくて」
シノ「いえ…ありがとうございます 2人共、気を付けてくださいね」
メロン「シノもね…最近戦闘続きらしいし」
ミント「またこないだみたいに暴走したら承知しないぞ!」
シノ「気を付けます…ありがとうございます」


タック「思っていたより慎重やな」
シノ「そうですね……誰も姿を見ていないようです」
タック「姿を見せなきゃ、おびき寄せるっちゅうのも1つの手やな」
シノ「おびき寄せる…?どうやってですか……?」
タック「ボクに考えがある……耳貸してくれまへんか?」
シノ「考え……?」



タック「牙流!どこにおるんや!?出て来い牙流!!」
シノ「タックさん……闇雲に呼ぶだけなら来ませんよ……」
タック「牙流!!例の取引っちゅう奴に応じてやったで!!出て来い!!」

 ヒュン!!

 スタッ!

シノ「来た……!」

牙流「その話、嘘じゃないよな…?」

タック「ボクが呼んだら来ると思ってたで……」

牙流「そんな事はどうでも良い それより貴様、取引に応じると言ったな……どういう意味だ?」
タック「決まってるやろ?お前と手を組むんや 報酬をはずんでくれるんならな」
牙流「そうか…その気になったか……良いぜ 俺の神裁が成功した暁には、お前に報酬をくれてやろう
  だが、今のままでは信用出来んな……仲間になるフリをして、俺を騙し討ちするつもりじゃないだろうな…?」
シノ「…………………!」
タック「そう見えるか?」
牙流「では何故、その娘がいる?その娘は闇の忍び部隊のリーダーだろう?
  丁度良い……もし本当に俺と手を組むつもりでいるなら、その娘を殺せるだろう?そいつを殺せ
  それが出来たらお前を仲間にしてやる」
タック「ホンマやな?」
牙流「出来るならな……さあやってみろ」
タック「……お安い御用や」
シノ「タックさん……?」
タック「悪いなシノ姐はん……死んでもらいまっせ!」


761 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/11(Sat) 03:08

 ビュン!!

シノ「くっ……!タックさん!考えというのは、こういう事だったんですか…!?」
タック「シノ姐はんはホンマにお人好しやなあ……一度裏切ったやつが二度と裏切らないっていう保証は無いんやで
  死ぬ前に1つ教えたるわ……騙される方が悪いんや、お嬢さん」
シノ「くっ……!」

 ヒュバッ!!

シノ「ううっ……!」

 ビュン!!

タック「終わりや……射殺せ」

 ヒュッ!!
 
 ドスッ!!

シノ「っ………………!」

 ドサッ…!


タック「………これで良えんやろ?」

牙流「ふ……はは………フハハハハハハハハハハハ!!こいつは滑稽だ!!面白いものを見せてもらったぞ!!
  やはり貴様は狂人だったか!!一度裏切ったといえど、二度も裏切り仲間を刺すとは!!こんな馬鹿はどこにもいない!!」
タック「誉め言葉として受け取ったるわ これで信用出来るやろ?」
牙流「充分だ……お前を仲間に加えてやる それでこそ暗殺者だ
  誰にも気を許す事無く、常に孤高であれ……賢く気高く、そして汚らわしく、己の目的の為だけに獲物を刈り獲る
  この非情さこそが暗殺者の本分よ……なあ」
タック「ああ全くその通りやわ……その通りやからこそ…………

  暗殺者相手に気を抜いた時が、死ぬ時なんよ」

 ヒュバッ!!

牙流「ぐううっ……!何の真似だ!?」
タック「お前の負けや……ボクはシノ姐を殺しちゃいない」
牙流「何っ……!?」

シノ「…………………………」

牙流「ど…どういう事だ……!?」

タック「はっはっはっはっはっは!!ドッキリ大成功!!」
シノ「まさか血糊にケチャップを使うなんて……ちょっと古すぎると思いましたけど」
タック「けどまあ、作戦通りや!名演技でしたでシノ姐はん!
  これで牙流をおびき寄せる事に成功した!あとはこいつを斃すだけや!」

牙流「己………!!騙したのか!?」

タック「もう一度、お前にも教えたるわ……騙される方が悪いんやで」

牙流「この俺に屈辱を与えた……貴様だけは許さんぞ……!!望み通り貴様から先に殺してやる!!!
  十二神獣!!戌の宝玉!!解放!!!!」

 ドン!!!

シノ「来ます……!」
タック「シノ姐はん……こいつはボクに任せてくれ」
シノ「タックさん…!」
タック「大丈夫、こいつはボク1人で充分や!」

牙流「言ってくれたな!!1人で充分だと!?その減らず口、二度と訊けなくしてやる!!」

タック「はああああああっ!!」

 ビュン!!

牙流「ふんっ!!」

 ドン!!

タック「射殺せ……!」
牙流「無駄だ!!牙咬輪!!」

 ドォォオオオオン!!

タック「ぐあああああああっ!!」

シノ「タックさん!」

牙流「俺の攻撃はまだ終わりではない!!」

 ガシッ!!

タック「くっ…!!」

牙流「牙咬輪・砕狗輪愚!!!!」

 シュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

タック「ぐあああああああああああああ!!!」

シノ「タックさん!!」

牙流「俺とお前とでは戦いのセンスが違う!!力も速さも技も俺の方が一枚上手だ!!」

 ドン!!

タック「ぐああああああっ!!」

シノ「タックさん!!」

牙流「貴様が唯一俺より上なのは、その情けなさだな!!フハハハハハハハハハハハハ!!!」


762 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/11(Sat) 03:09

タック「……調子に乗るなよ………ワイよりお前の方が何万倍も醜いわ!!」

 ビュン!!

タック「うおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

 ドン!!

牙流「ぐああああああああっ!!」

 ヒュン!!

牙流「何っ……!?」

 ドン!!

牙流「ぐあああああああああ!!何だ…!?こいつ…急に力が……!!」

 ビュン!!

タック「はあああああああああああああああっ!!」

牙流「己……!!牙咬輪・砕狗輪愚!!!!」

タック「目覚めよ!!烈風の極意!!忍技解放!!」

 ビュオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

牙流「なっ……!ぐあああああああっ!!」

タック「風術最終奥義!!!!砕魔烈風迅衝閃!!!!!!」

 ドォォオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!

牙流「ぐああああああああああああああああああああああ!!!」



ツキカゲ「……………………………」
紫雷「どうした?食わないのか?」
ツキカゲ「食べないなんて誰も言ってないだろ」
紫雷「…………………」
ツキカゲ「……お前、一体何者なんだ?何でそんなに強いんだ……?」
紫雷「私が何者か……?お前には知る必要の無い事だ
  私は1人の戦士として、多くの命を奪って来た……それは自分自身の強さを高める為でもあったが
  だが、そんな暮らしに飽きてきてな、こうして人里離れた場所で暮らしているわけだ」
ツキカゲ「普通に生活するつもりはなかったのか?」
紫雷「人の命を奪った時点で、私に居場所などない……お前も強さにこだわらず、元の生活へ戻った方が良い
  お前には戻るべき場所がある筈だ」
ツキカゲ「……戻れる筈が無い………今更……………」



シノ「バウンシーさんがいない…!?」

住人「そうなんだよ…もういなくなって1週間経つかな……急にいなくなっちゃってさ
  バウンシーちゃんの蕎麦食べるの、楽しみだったのになあ………」

シノ「バウンシーさん……一体どこに………!?」



  第玖拾玖話 暗殺者の意地 終


シノ「次回予告です ポピーさんの弟さんのジュニアさんが、プププランドにやって来ました
  所がポピーさんは仕事でそれどころではなく、仕方なく私達がジュニアさんの面倒を見る事に
  ジュニアさんの相手に手を焼く闇の忍び部隊一同 そんな中、次々と子供が死んでいく怪事件が発生
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰話ご期待ください」

763 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/11(Sat) 18:24
アドレーヌ「こんばんは、そろそろ冬休みが明ける頃かな?
今年は雪が降らないから、一般人としては最高なんだろうけど、
スキー場が困るよね…」
カービィ「冬の醍醐味スキーができないのは辛いペポ。
プププランドの雪祭りもこの先できないだろうし、困ったよ」
大王「炬燵(こたつ)でミカンやお茶を味わう日々もいいもんだ。
冬なんて寒くて長く外に居られたもんじゃないデ」
カービィ「タフなはずなのに環境には弱いね、大王」
大王「お前だって毛虫に弱いじゃねーか、今のうちに威張っとけ」
アドレーヌ「(笑)
さて、そろそろ始めるよ」

>>629
カービィ「いつの間にかあったね、さくま良子先生の描き下ろし漫画。
カービィカフェの食べ物を食べすぎて、『大食いの人』なんて言われてたよ、
向こうの僕にさ」
アドレーヌ「カービィカフェのメニューは一流料理人によって作られるそうだから、
普通のカフェより高いだけあって普通より美味しいよ。
そりゃあ食いしん坊は食欲が唸るって」
カービィ「そうそう、僕も食欲が我慢できなくてさ、
でも、アドレーヌやリボンちゃん、あと店に迷惑かけるわけにもいかなくて…
泣く泣く諦めてきたペポ」
アドレーヌ「よしよし」

>>631
カービィ「そうです!僕が!無敵のヒーローです!」
アドレーヌ「『変なおじさん』みたいな出だしだー」
カービィ「元気100倍!万能マン!!でもいいかな」
アドレーヌ「今度は○ンパンマンから持ってきたね」
カービィ「まぁ、おふざけはさておき、困ってる人はどうもほっとけなくてさ、
見かけたら助けたくなっちゃうペポ。
この力はこれからも正しく使いたいペポ」

>>632
アドレーヌ「タックは、昔倒れた姉御肌親分のために動いてたこともあるの」
リボン「そっちは解決したけど…、それでも女の敵になりやすいのは相変わらずみたい」
カービィ「不器用だね、タックって。僕みたいに普通に女の子と話せばいいのに」
大王「んなこといったら俺様だって不器用さ、カービィみたく普通に話せるならどんなに楽か。
たまたまアドレーヌとリボンちゃんが理解者になってくれたってだけで、
俺様だって他の女とは話すきっかけが掴めないデ。
俺様はカービィに対して正直羨ましく思うことがある。
『見た目で警戒されないこと』だ。モテ男とは違って俺様みたいな非モテってのは、
女にどのタイミングで話しかければいいのか分からないんだよ。
変なタイミングで話しかけて、女の気分害したら悪いだろ?」
グーイ「辛いですね」
大王「辛いデ…、まさに『男は辛いよ』だ」

>>634
カービィ「ディレクターが熊崎さんに代わってからというもの、僕の勢いが増してるペポ。
そうだよね、カービィカフェ、ぬいぐるみ、ローソンで使えるカービィカード、
他にもカービィハンカチとか、カービィバッグとか、僕の夢が拡がってくペポー♪」
リボン「カービィの力を世界に広めよう!この勢い、大事にしようよ!」
アドレーヌ「私もカービィについて語り合える人がいっぱい増えてほしい」

>>635
アドレーヌ「私のグッズは、ぬいぐるみステッカーと、スタンプコレクションがあるかな。
どっちもリボンとのツーショットだから、これを買えばリボンのグッズも揃えたことになるの」
リボン「そうそう、買って買ってー、私達の数少ないグッズだから。
私達にもグッズ人気があるのを示せれば、いつかぬいぐるみも出してくれるかも」
カービィ「お願いしますペポ」

764 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/12(Sun) 18:06
アドレーヌ「こんばんは、今日も答えていきますか!
一日一答、一答で5人ずつ相手にしていけば追い付くには十分でしょう。
早く700辺りまでいきたい」

>>637
アドレーヌ「その昔、リボンがポップスターに来たとき、プププランドの住人からの人気を一人占めしちゃうほど
人気者になったことがあって、私とチュチュはそれを見て焼きもち焼いたことあるの(デデププ13巻8話参照)。
今でこそ私は、リボンとカー君を大人しくサポートしてるけど、
最初はそうでもなかったの。それまで人気取りにおいて一切悩むことなかった私が、
リボンが来るだけであそこまで焦るんだなーって。
まぁでも、いざ負けてみればなんてことはない、今となってはリボンがカー君と付き合って終わっただけ。
あの頃は私も13歳だったもんで、14歳の今じゃ笑い話よ」
リボン「一番人気の私、二番人気のアドレーヌ、と覚えといて。
チュチュは…三番人気よりずっと下がってるかも」

>>638
カービィ「僕が現役10000日達成記念する頃、スーパーマリオブラザーズから34年だったんだね。
初代マリオブラザーズが1983年だから、マリオは36年なんだ。
僕ももうすぐ28年に入るペポ、これからも任天堂の仲間として宜しくねー。
ところでこの絵、僕がフレンズハート持ってるイラストだね、ありがとー♪」

>>639>>641
アドレーヌ「去年の祭りスレ1号の280辺りだと、>>640で言われてるね」

>>642
カービィ「僕が光属性なのは、そうかも」
リボン「私も光属性だね、勿論、闇だから悪いってことはないんだけど」
アドレーヌ「私はマルチタイプかな、相手の土俵で戦うのが好きだから。
光にも闇にも炎にも水にも自然にもなれる。デュエルマスターズみたいだけど、
それが私の良さだよ、ある意味無属性とも言える。
弱点無さそうだとよく言われるから、無属性と言うべきかも。
シノは闇の忍部隊リーダーなのを考慮したら、やっぱり闇?
ついでにメロンも闇、ミントは水か自然のイメージ」

>>644
アドレーヌ「リボンは後方支援型、私は前方後円墳、
…おっと失礼、前方攻撃型なの。
私は人気取りでも戦でも、自分の体で立ち向かう性格なんで、
ある意味損する立場なんだろうけど、私はこれでやっていけてる。
自分の体で人気を取りに行くからこそ楽しいし、
戦なら自分の体で殴り合うからこそスッキリするでしょ。
私は力士や格闘家が相手だろうと、自分でいく。
…今でこそ寝たきりになってる曙さん(現役時代203cm・220kg)、
もし元気ならリング上で殴りあってみたかったね。…弱いもの苛めになるか。
あとは角田信朗さん(現役時代171cm・95kg)とも闘ってみたかった」

765 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/13(Mon) 00:18
カービィ「続きいくペポ」

>>645-646
アドレーヌ「キズナエネルギー?あぁ、エーテルのことね。
リボンがカー君のブレイドとして、カー君はリボンのドライバーとして、
エーテルの力で戦うってわけだ」
カービィ「ブレイドって聞いてロックマンのメタルブレード思い浮かべちゃった、そっちね」
アドレーヌ「そう、ゼノブレイド2の方よ」
リボン「私達ならやれそうな気がする、だって相方になるのはカービィだもの」
カービィ「もしやれたら、僕達また強くなるね」

>>647
アドレーヌ「アイマス最強は渋谷 凛か、確かに見た目だけ見れば結構上位にいるね。
180人以上いるうちのベスト10には入る力を持ってるのが感じ取れる。
こりゃあ私の方が不覚取るかもね、アイドルパワー対決で勝てないこともないだろうけど、
私が勝つ確率は40%かな、私が勝つには結構苦しい。
リボンなら勝てる…いや、まだ幼いからアイドルパワー対決で勝つのは無理か」
リボン「私にも分かるよ、しぶりんは…強い!」

>>649
アドレーヌ「月下美人、まぁ月下のシノって呼び方は似合うと思う。
忍者は夜にこそ映える職業だから、月下美人と言われれば確かにその通り。
月下美人というサボテンに咲く花の寿命が短いことから、美人薄命の言葉の元とも言われているそうな。
アイドルの最盛期は意外と早く終わるとも聞くしね、25歳なんてアイドル界じゃおばさんだもの。
目立てるうちに目立たなきゃ、美貌に恵まれようが宝の持ち腐れってことよね」

>>652
カービィ「僕のお腹には心地いい空間が広がってると聞いたペポ」
グーイ「そうですよ、僕がカービィの中で寛(くつろ)いでられるのは、そのためです」
カービィ「僕は本人だから入っていけないけど、グーイが快適ならいいや」
グーイ「僕のお気に入りの空間です」

>>653
アドレーヌ「リボンもカー君も入れてあげてるよ、別に気になんないし。
寧ろ可愛いから一緒に入ろって私から誘ってるんだもの。
小学生の男の子が入るくらいで気にする方が恥ずかしいって(笑)、私は中学生なんだから。
こういった場面こそ女の優しさの見せ所でしょう」
カービィ「僕、アドレーヌのこと人として大好き!尊敬するペポ」
リボン「(私もアドレーヌのように包容力ある人になりたい!)」

766 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/13(Mon) 13:01

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


 ―ある晩―


子供「怖い……怖いよお……!」
母親「しっかりなさい!大丈夫…大丈夫だから!」
父親「そうだ…!しっかりするんだ……!」
子供「死神が………死神の足音が…………すぐ……そこまで…………!」
母親「何言ってるの!死神なんていないわ……!」
父親「そうだ…聞こえているのは死神の足音じゃない……風で窓が揺れている音だぞ」
子供「死神が……死神が近くにいる………!死神の影がすぐそこに……!」
母親「いないわ…!死神なんて……!」
父親「そうだぞ…!あれは死神じゃない……カーテンの影だ」
子供「ママ……パパ…………ぼく……もう………死神に………連れて行かれちゃう……………
  時間が来た………………さ……さよな……………………………………」



父親「………おい……目を開けろ…………目を開けてくれ………!おい!!返事をしてくれ!!」
母親「うううっ…!どうして……どうしてうちの子がこんな目に!?神様!!どうしてこんな無慈悲を!?」


 ―翌朝―


ジュキッド「子供の命を奪う謎の病気……か……………」
シノ「どうして子供ばかりなのでしょうか……?子供にしかかからない病気なのでしょうか……?」
暗闇斎「原因は分からぬがな……だが、この病気に侵されてしまった子供は皆、死神の存在を仄めかすような言葉を口にするそうだ」
シノ「死神……?」
タック「死に際に見える幻覚みたいなモンやないでっか?」
暗闇斎「その可能性もあるがな……しかし、死んでしまった子供が全員死神の存在を口にするというのはあまりに不自然だ……」
ジュキッド「もしや十二神将………」
暗闇斎「その可能性もある……怪しい人影が無いか、街中を探索してみてくれ」

 ピピピピピピピピピピピ

シノ「すみません、電話です」
サスケ「ったく、マナーモードに設定ぐらいしておけ」
シノ「すみません……もしもし」

ポピー「シノ、俺だ ポピーだ」

シノ「ポピーさん!?」
暗闇斎「何っ?ポピー殿から……?」

ポピー「すまんが、お前に頼みがあるんだ」
シノ「頼み……?」
ポピー「1回城に来てくれ そこで詳しく話す 出来るだけ急いでくれ」
シノ「分かりました」

暗闇斎「ポピー殿は何と?」
シノ「一度城に来てくれとの事です…すみませんが、行って参ります」

タック「こんな時に、一体何事や…?」
ジュキッド「さあな……」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰話 悪戯小僧の暴走


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)


767 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/13(Mon) 13:02

シノ「弟さんの面倒を……!?私が…!?」
ポピー「頼む…!仕事が終わる少しの間だけで良いんだ……!」
シノ「…と言われましても……」
ポピー「久し振りに遊びに来た弟と遊んでやりたいのは山々なんだけどな、
  大王さまが留守にしている間、やらなきゃいけない仕事が溜まりに溜まりまくって……
  ああ忙しいったらないんだ……!頼む!少しの間だけで良い!預かってくれ!」
シノ「はあ………」

ジュニア「何だ?姉ちゃんが遊び相手になってくれるのか?」
ポピー「良いか、ちゃんと言う事聞くんだぞ!」
ジュニア「一緒に遊んでもつまんなそうだな」
ポピー「おい失礼だぞ!」
ジュニア「まあ良いや、行こう姉ちゃん」
シノ「あっ…!待ってください!」
ポピー「シノ……頼んだぜ……!」

手下「ポピー様、次はこちらの書類を……」
ポピー「分かった分かった!今やるから待っててくれ!」


シノ「……というわけで、暫くの間、この子を預かる事になりました」
サスケ「勝手に面倒ごと引き受けやがって!」
シノ「どうしてもと言うものですから……つい……」
ジュニア「それにしてもボロっちい建物だな……お前らの家なのかここ?」
タック「何や何や!?礼儀がなってない餓鬼やな!親の顔が見てみたいわ!お前、名前は何て言うんや?ええ?」
ジュニア「うるせーな、バカネコ」
タック「バ……バカネコ!?言うに事欠いてこいつ……!」
シノ「落ち着いてください……!まだ子供ですよ……!」
ジュニア「変な奴らばっかりだな……モヒカン頭に目つき悪い奴」
ジュキッド「モヒカン……!?」
サスケ「おいてめえ……」
シノ「子供です子供!」
ジュニア「あとお前………」
暗闇斎「ん……?拙者か……?」
ジュニア「すっげー地味だな いる事自体気付かなかったぞ」
暗闇斎「じ……地味………!」
シノ「父上……!父上ーーーーーー!!」

タック「もう頭にきた!!追放や!!こんな奴こっちから願い下げじゃ!!」
ジュキッド「まあまあ良いではないか……交代でこの子を預かるっていうのはどうだ?」
サスケ「ったく……面倒な話だ………」


ジュニア「おーーーーい!!ボールそっちに行ったぞ!!早く取りに行って来いよブサネコ!!」

タック「ブ…ブサネコやと!?」
ジュニア「早く取りに行って来いよ!ノロマだな!」
タック「くっ…!分かったわ!取りに行けば良えんやろ!?」


タック「…ったく……!完全にペット扱いしやがって……!」


タック「ほら、ボールや!…………あれ?あの餓鬼どこに行った……?
  あかん見失ってもうた!シノ姐はんに怒られる…!おーーーい!!どこや!?出てこいやーーーー!!」

 ビュン!!

タック「………ん…?どわあああっ!!」

 ベチャッ!!

ジュニア「わははははははは!!泥団子命中ーーー!!こんなのも避けられないなんて、クソ雑魚だなお前!!あはははははははは!!」
タック「このガキ〜〜〜〜〜!!」


ジュニア「何だよ、お前は遊んでくれないのかよ」
サスケ「誰が遊んでやるって言ったんだ そこに菓子があるから適当に食ってろ 俺は忙しいんだ」
ジュニア「ちぇっ…つまんねーな………ん…?この花火、かっちょいい……!」


サスケ「……………やけに大人しくなったな……………ん……?
  おい!!何やってんだお前!!試作品に触るな!!」
ジュニア「え………?」

 ドッガーーーーーーーーーーーーン!!!!

ジュニア「げほっ…げほっ……!」
サスケ「完全に終わりだ……明日までの納期だった奴が…………」


768 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/13(Mon) 13:03

ジュニア「何だよここ、テレビゲームも置いてないのかよ!」
ジュキッド「済まぬな……けん玉ならあるが…どうだ?」
ジュニア「いらないよそんなもの!」
ジュキッド「うむ……参ったな………」

アイアンマム「あなた、ただいま戻りました……まあ何ですのその子供!?」
ジュキッド「あ…アイアンマム……実はこれには深い事情が……」
アイアンマム「まさか隠し子!?私に隠れて浮気ですか!?あなた!!」
ジュキッド「ご…誤解ですよ!私が浮気なんてする筈ないじゃないですか…!」
ジュニア「何だこのオバサン、すっげーデブだな お前の奥さんかよそいつ」
ジュキッド「あ…おい…!」
アイアンマム「オバサン……?デブ………?」
ジュキッド「ああ落ち着きなさい…!今のは聞かなかった事に……!」
アイアンマム「あなた!!その子を追い出しなさい!!早く!!」


暗闇斎「結局、こうなったわけか………」

サスケ「お陰で余計な仕事が増えちまったぜ!!もう預かるのは御免だ!!」
タック「同じくや!!あんな礼儀悪い餓鬼なんかと付き合うてられるか!!」
ジュキッド「俺も暫く女房に顔を見せられなくなった……」
シノ「こんな事になるなんて………」
暗闇斎「悪いがシノ、お前が責任をもって面倒を見てくれないか…?そもそも頼まれたのはお前なのだろう?」
シノ「分かりました……すみません、私の所為で………」



ジュニア「何だよ、結局姉ちゃんが遊び相手か?」
シノ「何して遊びますか?」
ジュニア「じゃあ鬼ごっこ!姉ちゃん鬼ね!逃げろーーーーー!」
シノ「あっ、ちょっと……!はあ……………」

アドレーヌ「あ、シノじゃない」
シノ「アドレーヌさん…!」
アドレーヌ「どうしたの?そんな所で」


アドレーヌ「そう…そんな事が」
シノ「子供の相手って、思ったより大変ですね」
アドレーヌ「最初はそう思うかもね」
シノ「アドレーヌさんもそうだったんですか?」
アドレーヌ「私はそう思わなかったかな……私、昔から子供と遊ぶの好きだったし、
  今だってカー君やリボンと遊んでるのが楽しくて好きだし」
シノ「そうなんですね……」
アドレーヌ「大変そうね、代わりに私が面倒見てあげよっか?」
シノ「ええっ…!?ですけど……頼まれたのは私ですし……私で何とかしないと……気持ちは嬉しいですが………」
アドレーヌ「そうやってまた1人で抱え込むの?」
シノ「え……?」
アドレーヌ「そんなの水臭いじゃない 何でもかんでも私が私がって、まるで誰も信用しないみたいに……」
シノ「そ……そんなつもりじゃないんです……!与えられた任務はこなさないと…!」
アドレーヌ「その気持ちも大事だけどね……でも、少しくらい頼っても良いんじゃないの?」
シノ「アドレーヌさん………」
アドレーヌ「戦闘の役には立てないかもだけど、それでも雑魚ぐらいなら相手に出来ると思うから」
シノ「アドレーヌさんには敵いませんね………」

ジュニア「おーーーーーーい!!」

シノ「あ…ジュニアさん…!どうしたんですか、その子?」

ジュニア「たまたまそこで会ったんだ!おれの友達!向こうで遊ぼうぜ!」
スパイキー「うん!」


シノ「友達……」
アドレーヌ「子供って案外、仲良くなるのが早いのよね」
シノ「アドレーヌさん……私達も……友達……ですよね……?」
アドレーヌ「当然でしょ!だから何かあったら私にも頼んなさい!」
シノ「……分かりました、ありがとうございます」


ジュニア「うわああああーーーーーーー!!!」

シノ「ジュニアさん…!?」
アドレーヌ「何かあったのかしら…!?」
シノ「ちょっと見てきます!」


769 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/13(Mon) 13:04

スパイキー「くっ…………!」

ジュニア「おい!しっかりしろよ!おい!!」

黒星「チチチチチチ……!そいつには呪いを掛けてやった!4時間だ!4時間でそいつの体内に毒が回って……死ぬ!」

ジュニア「何だと!?」

黒星「お前も一緒に連れてったやるよ…!死の世界へな……!」

シノ「そうはさせません!」

黒星「……!?誰だ!?」

シノ「悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業!闇の忍び部隊隊長シノ、見参!!」

黒星「お前が闇の忍び部隊か!せっかく獲物が2匹いて良い所だったのによ……まあ良いその内の1匹は刈れたからな!」

シノ「花影流・紅蓮紅葉!!」

黒星「おっと危ね!」

 ビュン!!

黒星「せっかく楽しい所なんだ!ここで終わりにする気は無いね!あばよ!チチチチチチチチチ!」

シノ「逃がしません!」

ジュニア「大丈夫か!?しっかりしてくれよ!!おい!!」

シノ「……………………!」
アドレーヌ「今はその子を病院に連れて行きましょう」



ジュニア「お姉ちゃん!あいつは…あいつは無事なんだよな!?」
シノ「………それは………」

スパイキー「…………母さん……」
スパイキーの母「スパイキー……!」

シノ「………大丈夫……きっと大丈夫です………」
ジュニア「お姉ちゃん……!あいつ、おれを庇って……それであんな事になったんだ……!おれの所為で……!」
シノ「ジュニアさんは何も悪くありません……あの子は元気になります……きっと………!」


シノ「……アドレーヌさん…お願いです……ジュニアさんを守ってもらえませんか……?
  それと、たまにあの子の様子を見に行って欲しいんです………」
アドレーヌ「分かった……シノは…?」
シノ「犯人を追います……こんな事、二度とあってはならない………!」
アドレーヌ「気を付けてね……」
シノ「ありがとうございます」


  第佰話 悪戯小僧の暴走 終


シノ「次回予告です 黒星の卑劣な神裁は続く……早く止めないと、犠牲者が増えてしまう……
  こんな事、絶対にあってはなりません……!子供が大人より先に死ぬなんて……そんな事は………
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰壱話ご期待ください」


770 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/13(Mon) 23:14
NGシーン集

黒星「お前も一緒に連れてったやるよ…!」

771 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/14(Tue) 00:05

>>770

シノ「誤字が出ないように気を付けているつもりですが、
  気を付けていても誤字が出てしまう事もあるものですね…
  他にも、色々結構誤字のある所があると思いますが、
  殆ど勢いで誤魔化している点は否めません
  1回投稿してしまえば、直す事は出来ませんし、
  これでいいやと思ってしまう自分もいます」
タック「『考えるな、感じろ』ってヤツやな!」
シノ「そういう事にしましょう
  それより、書き込み数が少ないから、
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜の話が想定していたよりも結構進んでしまいました」
カグヤ姫「まあ去年全然話書けなかったから、良いんじゃないかな」
タック「この調子なら、春には終わるかもしれへんな」
シノ「今後のペース次第かもしれませんね……」

772 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/14(Tue) 00:49
アドレーヌ「こんばんは、とうとう私が忍物語に登場!
子供殺しの黒星とかいう外道が、この先どう始末されるのかもお楽しみに。
取り敢えず子供の世話は私に任せなさい、手を焼く子供の世話だろうと、
私にしてみりゃ慣れたもんよ」

>>654
カービィ「アドレーヌは貫禄あるけど、大王って貫禄あったっけ?」
アドレーヌ「(戦も子育ても私の方が慣れてるもんね…)」
大王「うーむ…悔しいけど、貫禄で言えばアドレーヌが上かもしれんデ。
お前やリボンちゃんといった世話の焼けるチビたちが、
ここんとこ大分大人しいんだよな、それってアドレーヌが子育て上手で、
これが貫禄として出てんじゃねーか、って俺様は思うんだ。
いつもは話しやすいユーモアあるお姉さんで、時には女騎士として外敵駆除もする、
そんなアドレーヌがお前は好きなんだろ?カービィ」
カービィ「大好き!愛情感じるペポ。
ところで、大王は…アドレーヌと付き合いたいの?」
大王「どうだろう…ただ、懐かしい気分にはなるデ。
俺様はカービィぐらいの歳の頃、アドレーヌの母ちゃんに世話していただいたことがある。
それを今はお前らが受けてるのかと思うと、懐かしいやら羨ましいやら。
アドレーヌの家系って、定期的に娘をプププランドに送ってきては、
その時代の子供達を世話してきたんだろうか?」
アドレーヌ「偶然じゃない?
ただ、私がお母さんの生き様を受け継ごう、って意思は本気だよ」

>>657
アドレーヌ「ミントもメロンもユーモアあって面白いからね、
単純にお客さんに喜んでもらうのを目的とするなら、
やっぱりミント、メロン、シノでしょ、たまに私を呼んでもいいよ。
もしくは私の方でリックらアニマルフレンズをたまに招くのもいいか。
私の方でも何か考えてみるから」

>>658
アドレーヌ「20年か…、そういや今で14年目なんだっけ。
今年の4月9日で14周年記念日、終われば15年目が始まるわけよね。
15年目になっても私は気力を維持してられるんだろうか…。
大人気デデププワールドを、そして私達を忘れられたら悲しいからね。
お客さんが望むなら、私も粘ってみるよ」

>>659
カービィ「マタタビってサイボーグクロちゃんに出てきた隻眼のノーマル猫だよね。
何気に食いしん坊でさ、物を隠せる四次元マントも持っててさ、
僕みたいだとは言われるけど、リーダーシップはドロッチェみたいペポ。
持ち物はステルスブーメランにチェーンソー、他には大工道具もあるよね。
通称・漫画界最強の猫、とも言われているペポ、ドラえもんより強そう。
大本眞基子さん、これからも僕らと星のカービィワールドを盛り上げていこうね」

>>663
カービィ「僕は少年だよ、11歳。ドラえもんののび太チームと同い年だね。
11歳だけど、大人顔負けの活躍をしてきたペポ。
語られてないけど、リップルスター救ったこともあるんだ。
アイスホッケーの話は、こっちは語られた話だけど、どの大会も決勝進出まではいったね、
優勝経験も何回かあるペポ。
次はマリオカートならぬカービィカート編でもやろうかなぁって思ってるよ、
僕じゃなく名無しさんが代わりに開催してくれても参加するペポ。
パフォーマンスを忘れないようにしたいね」

773 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/14(Tue) 00:57
魔王じゃねーか!

774 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/14(Tue) 01:00
シノたちが>>703飛ばし続けてるのもミスじゃないの?

775 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/14(Tue) 04:26

>>772(アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9gさん)

シノ「キャラハン同士の会話はNGですが、
  今後の月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜の話について留意をば
  先にネタを明かす形になってしまいますが、今回のお話は非常に胸糞悪い展開になっています
  子供が標的のお話ですので、そういうお話が苦手な方、
  そしてアドレーヌさんファンにとっては後味悪い結果になるかと予想しています
  出来るだけ過剰な表現を控え、マイルドにしたいとは思っています」

>>773

シノ「オマージュです 元ネタが分からない方は一見…いえ、一聴の価値有りです
  私も初めて曲を聴いた時は衝撃的でインパクトが大きく、思わず竦んでしまう気持ちでした」
タック「まあ有名っちゃ有名よな 中学生の頃に勉強する子は多いんやないやろか」
カグヤ姫「しばらくこういう突っ込みなかったけど、こういうコメントがもらえるとうれしいね ありがとう」

>>774

シノ「答えていると思っていましたけれど、まだ未回答でしたね
  ご指摘頂いてありがとうございました 忘れてしまい申し訳ございません
  早急にお返事しますので、それでお許しいただければと思います…」

>>703

シノ「改めましてお答えします
  カービィグッズ……そうですね……
  ゲームソフト以外なら、昔、アニメが放送されていた時に鉛筆やノートや消しゴムが売られるようになって、
  それを持っていた事ならあります
  後はウルトラスーパーデラックスのサウンドトラックとか、
  カービィグッズに入れて良いのか分かりませんが、星のカービィシリーズのamiiboは全部揃えています
  特に陛下とメタナイトさんが気に入っています
  後は、カービィさんを象ったネックレスを買って友達にプレゼントした事があります
  こんな感じですね
  昔と比べると、星のカービィシリーズのグッズも増えてきましたので、入手が簡単になってきたのは嬉しいですね
  個人的には、陛下のグッズをもっと増やすべきかと……」
タック「流石にそれは難しいと思いまっせ とはいえ、人気が無いワケやないから、
  ひょっとしたらデデデの旦那のねんどろいどとかも出るんやないかな
  カービィ、メタナイトが既にねんどろいど化してるんやしね」
シノ「それにも期待しています……というわけで、これで返事は以上です
  本当に申し訳ありませんでした」

776 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/14(Tue) 16:53
アドレーヌ「こんばんは、さて、今日もちょっと進めていきますか」

>>665
アドレーヌ「今はYouTubeやニコニコ動画から、ゲームがどんなものか発信できるからね。
上手く扱えばネタバレを殆どすることなく、ゲームやキャラの魅力を伝えるのも可能。
何にせよ、やり過ぎないよう加減して、星のカービィは面白いってことをアピールできるよう、
私達も考えていくから」
カービィ「僕らのファンが増えてくれると嬉しいね。
既にファンなら末永く残ってくれたら嬉しいペポ」

>>667
アドレーヌ「口癖が 〜ぽい の人だった。
でんじゃらすじーさんに出てきそうな印象を受けたけど、どうなのかな?
あと、タックのあだ名 げろしゃぶ って…
お笑い芸人ポジションだから、強烈なあだ名持ってる方が
長い目で見たらいいのかもしれないけどね。
シノなら しーのん、カグヤなら カグヤちゃん、ジュキッドさんなら 地雷矢さん
でいいんじゃない?」

>>668
アドレーヌ「さぁね、私が13歳の頃ダークメタナイトが引き起こした戦争の間、
確かに裏で仲間集めたり人を助けたり、敵を始末したりと、
色々動いてはいたけど、その時の私はマスクなんて着けていなかったし、
私とは別の誰かがマスクドウーマンじゃないの?」

>>669
カービィ「普段の行いが悪いから、周りからお仕置き貰うんだね、
ところで月下のシノと言われるシノがお仕置きしたら、まさに月に代わってお仕置きよ!
になっちゃうペポ、反省しないとムーンソードアクションでタック消されちゃうよ」
アドレーヌ「単に生き方が不器用だとはいうけど、不器用の度が過ぎると人に害をもたらしてしまうからね。
生き方が不器用だからって何でも許されるわけじゃない、気を付けなくちゃね」

>>670
カービィ「小説かぁ…、やっぱりストーリーがあってこそ僕らも輝くからね、
僕らがやりたいのはカービィカート編なんだけど、前にも言った通り、
名無しさんが企画したカービィカートでもいいペポ。
その時はリック達、ゲストのアルル、アミティ達、そしてスター選手マリオ達、
色んな選手が出てくるんだろうね、盛り上がりそうで楽しみだよ」

777 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/15(Wed) 01:38
アドレーヌ「こんばんは、深夜だけど今日も5人ほど相手するかな。
この辺は質問集中してるから早く進めないと、今後の私達のやる気にも関わってくる」

>>671
アドレーヌ「これは…、アニメカービィの台詞を翻訳しろって?
この台詞は、魔物と戦うような感じかな?
『これがデデデ大王が出した魔物か!何だ!?この魔物は!』
こんな感じじゃない?
当たらずとも遠からずだと思うんだけど、どう?」

>>672
アドレーヌ「無事に拾えたら後でお金くれるところに売りにいけば、大金が手に入るだろうけど、
1億本もの金の延べ棒が落ちてきて、耐えられる建物なんてそうそうないかと。
ましてや人に当たろうものなら死者続出でしょーよ。
収まる頃には怪我人で溢れて、入院費とか建物修理代とか、色んなドデカい出費がかさみそう(笑)。
特にプププデパート辺りがやられようものなら数億〜数十億の修繕費が…」
大王「金欲しいデ…、金無い…、部下の給料払ってるとすぐ無くなっちまうデ」
アドレーヌ「王様って意外と楽じゃないのかも」
大王「余裕あるときは問題ないんだが…、部下の生活もあるからな、
余裕無くなったらあっという間に金が尽きてしまうんだよ、大変だデ」

>>673
アドレーヌ「私としては続いてほしいんだけど、既に14年間やってきたからね。
もしかしたらあと1スレほど進んだ辺りで終わっちゃうかもしれないし、
それよりずっと後まで続くのかもしれない。
皆としてはどうなのかな?やっぱりここには廃れてほしくない?
ずっと続いてほしい?」

>>674
カービィ「ジョン・カービィさんが亡くなった!?
僕の名前の由来の一人とも言われるジョンさんが…。
由来と言えば、アメリカ・テキサス州のカービィ市も、僕の由来らしいね。
今や任天堂の中じゃ影薄くなったけど、ドンキーコングは昔は輝いていたペポ。
そして僕の存在も、運次第じゃ無くなってるかもしれなかった…。
昔、ドンキーと僕を助けてくれてありがとうございます、
ご冥福をお祈りしますペポ」

>>678
アドレーヌ「お尻のシワとシワを合わせておしり探偵、ってのもいいよね。
おっと、失礼こかせていただきました」
カービィ「上手い!」
アドレーヌ「おしり探偵もチビッ子には結構人気あるっていうからね。
先輩として、現在の人気者な後輩を盛り上げてあげようと思ったのよ。
せっかくお尻の話題が出てきたんだもの、上手く役立てないと」

778 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/16(Thu) 00:38
もしもここが最終回を迎えても何かの形でまたシノちゃんたちに会いたい

779 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/16(Thu) 13:01

>>778

シノ「ありがとうございます そう仰ってもらえて、闇の忍び部隊一同とても嬉しく思います
  この文章を見た時、少し涙が出てきました
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜も、もう少しで完結の予定ですし、
  終わりや別れの時はどうしても来てしまいます
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜が終われば、闇の忍び部隊としての活動も終わりですが、
  スレッド自体は続ける予定です その時は闇の忍び部隊としてではなく、別の形で続ける事になると思います
  それでも、またどこかで会う事が、もしかしたらあるかもしれません
  その時はよろしくお願いしますね」

780 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/16(Thu) 14:59

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


アドレーヌ「手術が終わったみたいね」
ジュニア「………………!」

医者「……………」
スパイキーの母「あの…!息子は……息子は大丈夫なのでしょうか?」
医者「……残念ですが、手の施しようがありません」
スパイキーの母「……!それはどういう…………」
医者「原因は、この毒針です これがあの子の心臓の奥深くにありました
  取り出す事に成功したのですが、この毒針の毒は心臓部に侵食し、毒を完全に消し去る事は、
  現代の医術ではかなり難しいのです……」
アドレーヌ「という事は、このまま死ぬしかないという事…!?」
医者「………誠に、お気の毒ではありますが………………」
ジュニア「そんな……!」
スパイキーの母「ううっ……!どうして……どうしてうちの子が……!?」
ジュニア「……………………」
医者「他の子供からも同じ毒針が発見されました……しかしながら、今の技術であの毒を完全に消し去る事は………」
アドレーヌ「くっ……………!」
医者「お子様は病室に戻られました……会いに行ってあげてください」



スパイキーの母「スパイキー……」
スパイキー「お母さん……僕……もう死んじゃうんだね………」
スパイキーの母「………………!」
スパイキー「やっぱり……そうなんだね…………」
スパイキーの母「そんな……そんな事ないわ……!大丈夫…大丈夫だから……ね……!
  そうだ……私、スパイキーの好きなもの買ってくるわね…………」
スパイキー「あっ…お母さん……!」


ジュニア「おれが……おれが悪いんだ……俺の所為で……スパイキーが………!」
アドレーヌ「君は何も悪くないわ……悪いのは………」

黒星「チーッチチチチチチチチチ!どうだ病室のベッドの寝心地は?」

スパイキー「うわあああああ!!」

アドレーヌ「スパイキー!あんた、さっきの……!」

黒星「チッチチチチチチチ…!大丈夫だ命までは取らねえ……もっとも、オレが直接手を下さなくともお前はもうすぐで死ぬんだがな!」
アドレーヌ「その子に……手を出すな!!」
黒星「おっと!」

 ビュン!!

アドレーヌ「くっ……!はあああああああっ!!」
黒星「……ふん」

 バキッ!!

アドレーヌ「ううっ!!」
黒星「邪魔しないでよね」

 ドン!!

ジュニア「お姉ちゃん!!」
アドレーヌ「くっ………!子供なのに…何て力なの……!?」

黒星「子供だからって甘く見るなよ これでも十二神将の一柱、子の黒星様だぞ!
  お前みたいな女に負ける筈ないじゃんかよ!チチチチチチチチチ!」

アドレーヌ「くっ………!」

黒星「このガキに植え付けたのは黒死針と言ってな……その針は心臓の奥深くに潜り込み、毒を分散させる
  その毒はいかなる技術を以てしても除去する事は不可能!植え付けられたが最後、そのまま死を待つだけって事さ!」

スパイキー「ううっ………!」

黒星「お前に残された数時間、せいぜい楽しんで過ごすんだな
  それと、もう1人のガキ、お前はこのガキの死を見届けた後、殺しに来てやる」

ジュニア「何だと……!?」

黒星「この場ですぐに毒針を植え付けるのは容易いが、それじゃあ面白くないからな
  死を目の当たりにし、恐怖した所を狙った方が、遥かに面白いだろ?チチチチチチチチチチ!!」

アドレーヌ「あんたって奴は……最低ね!」

黒星「…………ペッ!」

アドレーヌ「っ……!」

黒星「生意気な女だ……このまま殺してやっても良いが、お前みたいな女は今じゃなくても簡単に殺せるからな
  そいつの死を看取ってやんなよ!それじゃあまた来るからね、バイバーイ♪」

 ビュン!!

ジュニア「くそっ……!!」
アドレーヌ「…………………………」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰壱話 死神の足音


781 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/16(Thu) 15:01

暗闇斎「子供が次々と亡くなる怪事件……それはやはり十二神将が絡んでいたか……」
シノ「十二神将という確信はありませんでしたが……相手は子供のようにも見えましたし」
暗闇斎「子供だからと甘く見るな 相手がもし本当に十二神将であったなら、その強さは馬鹿に出来ぬ程だろう
  今までの相手がそうであったように、例外として見てはいけない……もし出会ったなら速攻で叩き潰せ」
シノ「分かりました……」



天鳳「……何だ、お前帰っていたのか」
黒星「ちょっと休憩だ!飲み物が欲しくなったんでね!」
天鳳「余裕だな…良いのか?猶予は2週間あるとはいえ、遊び過ぎではないのか?」
黒星「だってさ、さっさと終わらせちゃったらつまらないだろ?オレは虫けらみたいな連中が恐怖におののく所を見たいんだよ
  恐怖って感情はさ、時間をたっぷり掛ければ掛ける程、どんどん大きくなるモンだろ?
  死刑だって、延命させればさせる程、次か次かって段々怖くなるって言うしさ」
天鳳「ふん…相変わらず口の減らぬ奴だ 蛇ノ目が生きていたら何て言うだろうな?」
黒星「あいつの話はいいだろ!あいつが消えて清々してんだからよこっちは!」
張「………持って来たぞ、コーラだ」
黒星「遅いんだよ!いつまで待たせやがんだノロマ!ったくこっちは喉が渇いてるってのにさ!」
張「そんなに飲みたきゃ自分で持って来やがれ」
黒星「何か言ったか!?」
張「…いや、何も………」
黒星「神裁も出来ねえような奴が一端の台詞を叩くんじゃねえよボケナス!」
天鳳「お前も餓鬼の癖に、人の事が言える立場か?」
黒星「ふん…どいつもこいつもガキだからって甘く見てんじゃねーぞ この神裁を終わらせて、お前らなんか見返してやるんだからな!」
天鳳「さて…そう上手く行くかね ま、高みの見物とさせて貰うとしようか」
張「………………」



タック「………何やこれは?」
シノ「保育園です」
タック「保育園は分かる……何でボクら、こんな格好しているんでっか?」
シノ「今から子供達の面倒を見るんです」
タック「何でそんな事せなあかんのでっか!?」
シノ「相手は子供を標的にしています 子供が集まりやすい所といえば保育園
  つまり、保育園にいれば子供達を守る事が出来るというわけです」
タック「失礼やけど、シノ姐は馬鹿でっか?」
サスケ「下らん…俺は帰るぞ 仕事があるしな」
シノ「サスケさん……!」
タック「じゃあボクも仕事が……」

 ガシッ!

ジュキッド「お前に仕事は無い筈だぞ」
タック「いやあ……ははは………ジョークです」
シノ「では、子供達を守りましょう!」
ジュキッド「委細承知!」
タック「やけにノリノリでんな」


782 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/16(Thu) 15:02



サスケ「ったく………こっちはやらなきゃいけねえ仕事があるってのに………」

子供の悲鳴「うわあああああああ!!」

サスケ「……!そっちか!?」


黒星「チッチチチチチチチチ!お前に毒針を植え付けてやった!
  死の時間は6時間に設定しておいた……それまでの残り時間を精々楽しむんだな」

サスケ「待ちやがれ!!」

黒星「チッ……また邪魔が入って来やがった」

サスケ「てめェか……丁度良い…こちとら仕事が終わらなくてイライラしていた所だ……
  てめェを斃して憂さ晴らしとさせて貰うぜ」
黒星「子供を助けに来たってワケじゃなさそうだね…どっちかって言うと悪党みたいだよ、君」
サスケ「余計なお世話だ!!喰らえ!!」

 ドォォォオオオオオン!!

黒星「おっと危ない!」

 ドガァァアアアアアアアアアアアン!!!

黒星「お兄サン駄目だよそんな物騒なの使っちゃ 子供泣いちゃうよ?」
サスケ「五月蝿ェっつってんだ!!」

黒星「じゃあオレも本気出しちゃおっかな……っと」

サスケ「そいつは宝玉……!」

黒星「十二神獣!!子の宝玉!!解放!!!」

 ドォォォオオオオオオオン!!

サスケ「くっ……!」

黒星「はあああああああっ!!窮鼠毒爪殺法!!」

 ヒュバッ!!

サスケ「ぐあああああっ!!」

黒星「…ふん、口程にも無かったな」

 ビュン!!

黒星「………!?」
サスケ「残念だったな、残像だ」
黒星「くっ………!」

 ドォォォォオオオオオオン!!!

サスケ「チッ……外したか……!すばしっこい奴だ!」

黒星「そりゃまあネズミだからね ま、それなりに楽しんだから帰るよ そいつには毒針を入れられたしね
  こんな場所にはもう用無し用無しっと、さらば!!」

 ビュン!!

サスケ「くっ…待ちやがれ!!」

ベニー「うえええええん…!うええええええん…!」
サスケ「……!おい、大丈夫か!?」
ベニー「痛い……痛いよお………!」
サスケ「チッ……病院に連れて行くのが先か………」


783 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/16(Thu) 15:04

シノ「結局何もありませんでしたね……」
ジュキッド「今思うのだが、時間の無駄ではなかったのではないだろうか?」
シノ「そ…そんな事ありませんよ……私達がいた事で、保育園を攻める事は出来なかった筈です
  そう考えれば、子供達の相手をした事も無意味というわけではないんじゃないでしょうか」
タック「はあ……疲労感しか残りまへんわ……………」
ジュキッド「お前が一番大人気だったな 良かったな」
タック「冗談やない……玩具にされて大変やったわ」

シノ「……!いけない!大事な事を忘れていました!」

 ビュン!!

タック「何や!?」
ジュキッド「随分と体力があるんだな………」



スパイキー「お母さん………今まで本当にありがとう…………こんなダメな子だったぼくを…………」
スパイキーの母「お前は全然ダメな子なんかじゃないわ!死んじゃ駄目……死んじゃ駄目よ!」
スパイキー「残念だけど……それは出来ないんだ…………音が聞こえる……死神の足音が……もうすぐ……そこまで……………」
スパイキーの母「そんなの聞こえないわ…!何も聞こえない!空耳よ聞いちゃ駄目なの!」
スパイキー「見える………死神の影が………………すぐ………そこまで…………迫って…………………」
スパイキーの母「スパイキー!!」
スパイキー「お母さん………怖いよ………死ぬのが…………!でも………ぼく…………もう……駄目みたい………………
  お母さん…………こんなぼくを…………最後まで見守ってくれていて…………ありが………と………………………………………」


スパイキーの母「スパイキー…………スパイキー………!
  あ……ああああ…………あああああああああああああああああああああ!!スパイキーーーーーーーーーー!!」

アドレーヌ「お母さん……!お気を確かに……!」
ジュニア「こんな……こんな事って……………!」

黒星「チチチチチチチチチチ…!ようやく天に召されて行ったな」

スパイキーの母「ひ…ひいいいいいいいいいっ!!」

アドレーヌ「お前……!」
ジュニア「死神……!」

黒星「嬉しいねえその悲鳴……すごく……すごく心地良いよ…!」

アドレーヌ「どこまで狂ってるの、あんた!?」

黒星「愉快だよねえ子供が1人死んだくらいでわんわん泣いちゃってさ、子供なんて腐る程いるってのに
  ……次はお前だよ、そこの餓鬼」
ジュニア「ひっ………!」
黒星「良いねえその顔……でもここですぐに殺っちゃうのは無粋か
  暫くそこの死んでしまったガキの傍にでもいてやんなよ
  全部終わった後で、殺しに来てあげるからね じゃあね〜♪」

 ビュン!!

アドレーヌ「くっ…………!」
ジュニア「お姉ちゃん…………!」
アドレーヌ「大丈夫よ……お姉ちゃんが守ってあげる……!あんな奴に……殺させてたまるか!」



  第佰壱話 死神の足音


暗闇斎「死神に狙われ、儚く散る幼き命 それでも死神は嘲笑いながら次の標的を狙っている
  少女の怒りは止められない……最早、誰にも…………………
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰弐話ご期待ください」

784 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/19(Sun) 16:47
アドレーヌ「こんばんは、スパイキーの看病も空しく、スパイキーは毒殺されてしまった…。
十二神将の黒星…、せめてポピーJr.は私が助けてあげるんだ!」
カービィ「アドレーヌに呼ばれたら僕も出るよ。
こうも好き勝手に殺人されてちゃ、僕も黙ってるわけにはいかないペポ」

>>679
カービィ「皆のアイドルカグヤちゃん…ね、それはそれで別にいいペポ。
それだけなら特に害はないからね。
でも、あまり色んな場所で言い触らしてしまったら、害も出てくるかも」
リボン「私のときは害なんて無かったけど、大変なの?」
カービィ「僕らが護衛として守ってたからだよ…(汗)リボンちゃん。
今だって物騒な世の中だからね、十二神将のような強くて悪質な敵もいるし、
リボンちゃんに大怪我負わせちゃったら取り返しつかないペポ」
アドレーヌ「特に今は子殺しの黒星とかいう敵が彷徨いてるからね、
リボンの護衛はカー君に任せるよ、もし、十二神将の黒星に狙われたら全力で倒しなさい。
私はポピーJr.の護衛を任されてるから」
カービィ「了解ペポ!」

>>680
アドレーヌ「すごろくリーダーバカマヌケウンコってすっごい名前…。
どこぞの偉そうな校長先生がそんな異名持ってるよね」
カービィ「偉そうな校長先生なんて、でんじゃらすじーさんの世界以外にはあまりいないよね。
『偉そうな校長先生』を答えさせたら、大体の人はでんじゃらすじーさんの校長先生だと答えそう」
アドレーヌ「まさか名字も『江来』だったりするのかな」
カービィ「それ、あるかも」

>>681
アドレーヌ「名前長すぎでしょ、もっと短くしてよ。
寿限無のラー油丸でいいじゃない」
カービィ「そういやタックって、昔夜叉丸を名乗ってたよね?
寿限無の夜叉丸でいいんじゃない?
えーと…、星の夜叉丸 ペペぺでラー油な物語 でもいいかな。
もはや名前というよりタイトルだけど」

>>682-683
カービィ「そうそう、僕の絵描き歌は分かりやすいペポ。
絵描き歌に対して、ちょっと関心ある人ならすぐ覚えられるよ。
膨らむことに関しては、僕はデデデ大王の城より膨らんで引っこ抜くこともできるペポ。
性格は、食べること、寝ること、歌うことが大好きなんだよ。
戦はあまり好まないけど、大事な人のためなら戦うペポ。
マホロアやセクトニアみたいな人達が持つ野望に関しては理解できないね。
好きな人と、食べ物と、寝る場所と遊ぶ時間さえあれば僕の願いは大体満たされるペポ」

>>684
アドレーヌ「こっちは大丈夫だけど、そっちで結構被害あったんでしょ?
毎年のこととはいえ、強い台風ってのは恐いもんよね」
カービィ「強い僕でも、自然災害をまともに食らうのは恐いよ。
家が壊れちゃったら、気楽に休める場所無くなるじゃん。
僕は能天気だから大王の城だろうと気楽に休めるけど、普通の人はそうもいかないよね」

アドレーヌ「次来るときはリックとクーを招きます。
私とリボンとカー君とリックとクーでやることになるかな」

785 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/19(Sun) 21:13
タックはなぜに関西弁を話すの?

786 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/19(Sun) 23:20
カービィ「またお邪魔しますペポ、
ここからはリックとクーが加わるよ」
リック「久しぶりの登場だぜ!」
クー「ファンの皆さん、待たせたな」

>>685
アドレーヌ「『大戦略 大東亜興亡史DX〜第二次世界大戦〜』という作品が、
令和最初で最後の3DS作品なのね。
平成と令和の境界線とも言えるタイミングで昭和舞台のゲームを出すのは、
凄いタイミングだね。
内容は知らないけど、昔でいうファミコンウォーズみたいな感じ?」
リック「ファミコンウォーズ懐かしいな、今じゃ冴えなく見えても、
昔は割と人気あったんだろうか。
新しい『グラフィック重視のゲーム』は見た目カッコいいけどさ、
こういった『見た目古いゲーム』も大事にしていきたいよな」

>>686
カービィ「そうそう、僕は星の戦士」
アドレーヌ「私は文武両道の女」
リボン「私は妖晶零式かな、アイドル妖精でもいいよ」
リック「俺は陸地を極めし者、歩兵は任せてくれよ」
クー「俺は空を極めし者、空の散歩は俺に任せろ」
大王「俺様はハンマーを操る帝王、なんならボディービルダーと呼んでくれても構わんデ」
グーイ「僕は星の戦士の友人ですかね、カービィをサポートします」

>>689
カービィ「この頃、僕達全然来れてなかったもんね、寂しかったでしょ。
今は600付近から始めて、689まで来たペポ。
遅れたからって何度も何度も飛ばしてちゃ、お客さんに悪いじゃん。
ゆっくり、けど確実に質問に答えていって、お客さんの期待に応えるよ、
恐らくこの辺りから一気に加速できるペポ、僕らの返事を待ってて」

>>691
アドレーヌ「何だろ?何だかんだいって、部下をしっかり纏めてるところ?」
クー「王様の資質が無いと思ってたけど、昔より成長してんだな、デデデ大王」
大王「いつまでも城一つ管理できないような、駄目な王様じゃないデ。
金だってそうだ、俺様の城の金は、俺様の部下の金でもある。
城をブラック企業のようにはしたくないんでな、そこんとこ気を遣うようになったデ」
クー「ふーん…、色々考えてやれるようになったのか」

>>692
カービィ「僕が本気出したら、十二神将の黒星って神を止めてやれるかもしれないペポ。
アドレーヌからリボンちゃんの護衛を任されているからね、命をかけて守り抜くよ」
リボン「カービィ、カッコいいー♪ありがと」
カービィ「(闇の忍部隊が来て止めてくれるんだろうけどね…、
万が一に備えて護衛の務めを真剣に果たすペポ)」

787 名前:Girl3 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/20(Mon) 01:15

>>785

メロン「何故タックは関西弁で話すのか……良い質問ね
  ここで裏話だけど、
  タックは昔、親に捨てられて、金の盗賊団の親分さんに拾われて金の盗賊団の一団に入った
  親に捨てられたという過去から、当初は誰にも心を開かず、決して本性を明かそうとしなかったの
  そこで、陽気な性格を演じる事で、本来の性格を隠していたってワケ
  関西弁はその時に身に付けたらしいわ 手元に関西弁の漫画があったからっていうのが理由みたい
  つまり、タックにとってあの似非関西弁は本性を隠す為の仮面だったって事
  今となっては、闇の忍び部隊という心から信頼出来る組織と出会って、本性を隠す必要が無くなったけれど、
  ずっとその喋り方をしてきた所為で言葉を直す事が出来なくなってしまったらしいわ
  初登場時は、本性の読めない飄々とした胡散臭いキャラクターだったのに、
  今はすっかりいじられキャラが定着したのは予想外だったみたいよ」
ミント「大体私達の所為なんだけどな」
メロン「シノをはじめとする他のキャラクターがネタ扱いされない為に、あえて自らネタ枠を買って出る事で
  他のキャラクターに矛先が行かないようにするという彼なりの涙ぐましい努力があったってワケね
  だからこれからも愛を込めて彼に接してあげてね」
ミント「タックが女の敵っていうのも、不器用だからじゃなくて好かれないようにわざとそう演技しているからなんだろうね
  まあそれが不器用って言うんだけどさ」
メロン「タックに限らず、闇の忍び部隊のメンバーって何だかんだ全員不器用揃いよね
  だからバランスが取れているのでしょうけれど
  さて、裏話もこれで済んだところで、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  この後すぐ……とはならないと思うけど、今日中には投稿の予定 震えて待て」
ミント「震える必要無いだろ」

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