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【ORIGINAL】BOUNTY HUNTERS【A to Z】

1 名前:ザナージュ ◆AtoZvqTQ 投稿日:2019/10/25(Fri) 19:10
時は2XXX年!世界は核の炎には包まれなかったが、次元の壁が崩壊した!
人間、獣人、魔族、エルフにドワーフ、果ては異世人からサイボーグといった
様々な人種が混在する世界で、賞金稼ぎ(バウンティハンター)を営む男がいた。
これは混沌とした世界をどげんかすべく戦うハンターたちの物語である。
彼らの元に今日も依頼が舞い込む……。



ようこそ、我が城『AtoZ』へ。俺に依頼かい?
……ん?ヒュウ!こいつは懐かしい顔だ。久しぶりだな、元気にしてたかい?


「もちろん!」→>>2

「誰ですか?」→>>3

「借した金返せよ」→>>4

664 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/23(Thu) 17:24
>>634話 消えない宙(スレ)

ゼノ「オレらいっつも霊圧消えてんな」
アリス「まだ消えちゃいませんよ!ちっちゃな希望を何とか信じて、信じてくだせーませ!」
ルキ「うん、私は信じてる。ちっちゃな希望を……」
ザナージュ「やめときな、お前の希望は絶望への入り口だ」
ルキ「もう誰に何を言われたって私は最後まで希望を捨てたりしない。諦めたらそこで試合終了だから」
ゼノ「お前そんな熱いキャラだったっけ……?」
アリス「今のルキ様からはとても力強い意思を感じます!」
ザナージュ「話題が話題だからな」
ゼノ「スレの話だよな?」

ザナージュ「おっと、そうだったな。ま、大丈夫さ。俺の事務所は絶対消させやしなーいよ!」
ルキ「それはどうかな……?」
ザナゼノアリ「!?」
ルキ「スレを立てた時は誰もがそう言うから。絶対完走させる、絶対いなくならない……。
   でも……消えた人やスレをいくつも見て来たでしょ?だからそう軽々しく絶対なんて言うもんじゃないと思う……」
ザナージュ「なんだお前。情緒不安定か」
ゼノ「さっきまでの熱意はどこ行ったんだ……」

アリス「いえ、あえて言います!アリス達は絶対消えたりしません!アリス達が出払ったら誰がここを守るんじゃ!」
ルキ「アリス……」
ゼノ「オレも約束する。この世界はオレが……いや、オレ達で絶対守るんだ。そう簡単に思い出にはさせねーさ」
ルキ「セフィロス……」
ゼノ「ゼノだよ!」
ザナージュ「お前はどうなんだい、嬢ちゃん」
ルキ「私だって……嫌。この世界が消えるなんて、絶対に嫌……!」
ゼノ「ルキ……」
アリス「お前はオレが絶対に守ってやるよ……」
ルキ「ゼノ…………じゃなかった……」
ゼノ「なっ、騙されるよな!?コイツめっちゃ声真似上手いよな!?」
アリス「お褒め頂き光栄でごぜーます!」
ゼノ&ルキ「ちっ……」

ザナージュ「オーケー。ヘイ、皆聞いてたろ?この世界は大丈夫さ、こいつらが頑張ってくれるそうだからな」
ゼノ「アンタが一番頑張らなきゃなんねーんだよ!」
ザナージュ「俺は頑張らねえよ?天才だからな。頑張らなくたって勝手に良い結果がついてくんのさ」
アリス「ですが同じく霊圧が消える事に定評のあるチャド様に結果はついてきませんでしたよ?」
ザナージュ「心配すんな、アリスちゃん。俺はチャドにはならないさ」
ゼノ「チャドって実は言われるほど霊圧消えてねーんだけどな、負けが多いだけで。最後まで生き残ったしさ」
ルキ「そういう意味じゃ何度死にかけても復活するザナージュと似てるかもね」
ザナージュ「このスレが生き残ってるのも助けに来てくれたダイスさん、クラレンスさん、ワイトさん達のおかげじゃないか……!」
ゼノ「こういうとこもな」

665 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/23(Thu) 17:25
>>637話 宝が為に鐘はなる

アリス「誰がアホですってぇ!!」(ガタッ
ゼノ「落ち着けアリス!ただの挨拶だ!」
アリス「どこの国にアホと挨拶するイカレた文化がありますか!?」
ゼノ「アホじゃねーよ!アホーイだ!」
アリス「あほーい?」
ゼノ「そう、アホーイ」
アリス「函館出身ロックバンド様のお歌ですか?」
ルキ「それはアボーイ。アホーイっていうのは船乗りの間で使われる挨拶」
アリス「そうなんですね!勘違いして申し訳ごぜーません!すぐにご主人様をお呼びします!
   ご主人様ー!船乗りらしき方が挨拶に来られましたよー!」
ザナージュ「俺に……挨拶?」(チャカッ
ゼノ「挨拶ってそういう意味じゃねーんだ!どいつもこいつもなんでこんな好戦的なんだよ!」

ザナージュ「そうかい、わざわざ来てもらってすまねえな。だが俺に話があるならマリン船長が出て来な。
   わかったら帰れ。ハナッタレとは話したくねえよ、アホンダラ」
ゼノ「雰囲気だけは大海賊だ……お客にそんな言い方はねーだろザナージュ」
ザナージュ「客?『アホーイ』とだけ書き残すヤツがか?そんなもん海賊か荒らししかいねえだろ」
ゼノ「きゅ、急にマジレスすんなよ……」

ザナージュ「まあいいさ、海賊ならこっちも利用させてもらうぜ。祭りのボツネタをちょっとだけ語ろうか」
ゼノ「ボツネタと海賊がどう関係あるんだよ?」
ザナージュ「口調変化ネタに海賊を登場させる案があったのさ。具体的には……」

P'sのライヴ中、俺のエア演奏にキレた南の海出身のパンクバンド『ヴィクトリアパンク』が乱入。
客席にいた浦原喜助の弟子と西博士とウチのドクターも化学反応を期待し『マッドサイエンスマーケッツ』を結成。
3組で対バン。
最後はチャリティーライブらしく他のキャラハン達も交えてウィ・アー・ザ・ワールドを歌う事になるも
誰も歌詞をまともに覚えてない為に各々即興で歌詞を披露し、グダグダのままライヴ終了。

ザナージュ「というシナリオをぼんやり考えてたのさ。しっかり練る時間も寝る時間もなかったから断念したがな。あと西博士が恐らく再現できん」
ゼノ「西博士って誰だよ」
ルキ「(西……ウエスト……?)」
アリス「披露されなかったのが残念極まりねーです!アリス見てみたいです!」
ザナージュ「仕方ねえなあ、じゃあ考えてたセリフをいくつか見せてやるよ」
ゼノ「見せたかったんだな」

・紅白とは
キャプテン・偽ッド『なァ、ザナー。紅白歌合戦ってのはなんだ』
ザナー『紅白歌合戦というのは
ザナフラワー『わたし、知ってるわよ。紅白歌合戦は去る年に感謝し、新しい年を祈る為の音楽祭のことよ』
ザナー『違いない……』
リリザ『総合司会のリリザです!よろしくお願いします!』

・護廷X三隊 vs 鬼X隊
ザユリ『ククク、驚いたヨ。わずか五時間で歌詞を仕上げてくるとはネ……天才と――言うやつか』
偽髄『俺に才能なんてもんがあるように見えるか?俺程度でそう見えるならテメェの人生幸せだな』

・娘自慢
ドクター(本人)『ハーッハッハ!見てごらん、私のアリスこそが最高傑作だ!』
ザユリ『これはこれは、私のザナ八號を差し置いて最高を名乗るとは身の程を知らん人間だネ』
ドクター『その子は君の娘か。ふむ……確かにザナドレイクくんに匹敵する逸材だというのは認めざるを得ない』

・セリフは思い付いたが使い所思い浮かばず
誰か『サポートメンバーに入ったザナーさんまで!』

・エンドロール
偽ッド『それじゃあな、お前ら。一目会えてよかった。次は……紅白で会おうぜ』(ドン!!
ザナスト『さて、そろそろエンドロールの時間と相成りましたッッ!!
このライヴを見たよい子の名無しとキャラハンのみんなー?
我輩のライヴは非常に悪い例なのであり?
絶対に真似をしてはいけないのであるよー?』

666 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/23(Thu) 20:19
けものの数字?俺なんてどうせのけもの

667 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/25(Sat) 01:34
一方その頃ザナージュ一行達があいも変わらずいつも通りに過ごしてた同隣次元世界通称
【アナザーワールド】では平行世界のザナージュが救世主として覚醒したのであった


668 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/27(Mon) 00:22
ザナージュ「CDTVをご覧の皆さんこんばんは、P'sです」
ゼノ「……?」
ザナージュ「階段を降りる時は笑顔でカメラ目線……いや、カメラなんて見向きもせずにクールな感じを演出するか」
ゼノ「……??」
ザナージュ「アー、アー、アー!オーケー、ファーストテイク行くぜ。……ひらりひらりと舞い散る華を〜♪」
ゼノ「……???」
ザナージュ「今日のライヴは歌うよりおしゃべりしたい気分だから8曲しか歌わねえぜ、HAHAHA!」
ゼノ「……なぁ、ザナージュは何やってんだ?」
ルキ「音楽番組に出演した時やライヴの為の練習だってさ」
ゼノ「アホだな……つーか最後のはダメだろ炎上すんぞ!」

>>638話 HALLOWEEN PARTY

アリス「キャッホゥゥゥゥゥ!!待ちに待った今日は特別な日!ハロウィンです!」
ゼノ「めっちゃはしゃいでんなー、アリスのヤツ」
ルキ「あの子、去年できなくてずっと楽しみにしてたから」
ザナージュ「じゃあもうハロウィンから一ヶ月近く経ってるってのは言わねえ方がいいか」
ゼノ&ルキ「いいねb」

アリス「トリート・オア・トリート!お菓子たくさんください!」
ルキ「お菓子かお菓子……?」
ゼノ「選択肢ねーじゃんか」
ザナージュ「HAHAHA、微妙に違うぜアリスちゃん」
アリス「間違えました!ライフ・オア・トリート!」
ルキ「命かお菓子……?」
ゼノ「ビッグ・マムじゃねーか」
ザナージュ「キミが言うと笑えないぜアリスちゃん」

ゼノ「菓子よりまずは会場の準備を進めようぜ。638も手伝ってくれるってさ」
アリス「わかりました!では638様に電飾を施しませう!そらもう派手派手に!」
ルキ「……飾り付けを手伝うってそういう事じゃないと思うんだけど」
ゼノ「まあいいじゃん、ついでに仮装も済ませちまおうぜ」
ザナージュ「仮装はダメだ」
ゼノ「なんでだよ?ハロウィンだぜ?」
アリス「そうですよご主人様!コスプレしたりお菓子を貪り喰らって、意味もなくバカ騒ぎするのがハロウィンというものではごぜーませんか!」
ルキ「秋の収穫を祝う行事じゃなかったっけ……」
ザナージュ「ダメだ、仮装は>>641へのレスでする予定だからな」
ゼノ「そんな理由かよ!ま、まぁそういう事ならしゃーねーな。仮装は後に取っとくか」

アリス「では事務所の飾り付けをしていきませう!」
ザナージュ「玄関にはド派手なピンクのネオンを敷き詰めておくか」
アリス「はーい、アリスもお手伝いしまするー!」
ゼノ「やめろよ!事務所がいかがわしい雰囲気になんだろ!」
ザナージュ「こうでもしなきゃお前は動けねえだろ?」
ゼノ「余計なお世話なんだよ!!ん……?オイ、ルキ……それなんだ?」
ルキ「あ、これ?黒猫のドアプレート。可愛いでしょ」
ゼノ「黒猫はダメだって……」
ルキ「え、何で」
ゼノ「黒猫は悪魔の使いって言われてて不吉じゃねーか……」
ルキ「……あんた自身が悪魔だし、これはハロウィンの準備だよね」
アリス「ではゼノ様は何を飾るおつもりですか?」
ゼノ「オレか?オレはこれだ、バットマンフィギュア!」
ルキ「……そっちの方が悪魔の使いみたいな見た目してない?」
ゼノ「違う!バットマンはヒーローだ!」
ザナージュ「見つけたぜバットマーン!」(ゲシッ
ゼノ「あー!蹴んなよバカザナージュ!高かったんだぞコレ!!」
ザナージュ「HAHAHA、俺はザナージュじゃあない。俺はジョーカー様だ!」
アリス「バットマン様の天敵でごぜーますね!」
ルキ「ザナージュこそが悪魔なのかも……」

669 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/27(Mon) 00:22
>>640話 MAD HEAD HAGE

ザナージュ「まあそんな気はしてたさ」
アリス「マッド様とはどなた様でごぜーます?」
ザナージュ「知らねえ」
ゼノ「まあそんな気はしてたさ」
ルキ「もしかしてドクター?」
ゼノ「違うんじゃねーか?確かにマッドサイエンティストだけどさ」
ザナージュ「あいつはヅラじゃねえよ。そういう方法は選ばねえヤツさ」
アリス「ご主人様はマスターのことを信じてやがるのですね!」
ゼノ「なんだかんだ言っても友情があるんだな」
ザナージュ「HA、そんな小綺麗なもんじゃねえさ。ただ、あいつならヅラより育毛剤を開発するってだけの話だ」
ゼノ「随分手間のかかる方法を選ぶんだな……」

ザナージュ「ま、誰かは知らねえがヅラでもいいじゃねえか別によ」
ゼノ「バレバレなくらいなら潔く坊主にすりゃいいと思うけどな」
ザナージュ「そういうヤツは多いが、いざ自分がハゲたらそうは言えなくなるもんさ」
ルキ「ザナージュがそうだったように?」
ザナージュ「俺はハゲてねえよボケ!」
ゼノ「じゃあさ、もしアンタが薄くなってきたらどーすんだ?」
ザナージュ「そうなる前に俺は死のうと思う、美しいままで」
ゼノ「ズルいぞ!生きろ!」
ルキ「魔界にそんなこと言ってるような人がいたような……」
アリス「作り物の美に拘る方より、ありのままの姿を恥じずに生きている方のほうがアリスは美しいと思いますよ!」
ゼノ「おぉ……いいこと言うじゃん」
アリス「えへへ、アリスも作り物だから自然の美しさに魅力を感じるのかもしれません!」
ゼノ「アリス……お前……」
ルキ「そんなこと……」
ザナージュ「アリスちゃん……じゃあ俺がハゲてもキミは俺を愛してくれるかい?」
アリス「そんなわけないでしょう、このハゲーッ!!」
ザナージュ「なんだチミは!」
アリス「冗談です!アリスはご主人様をずっとずっと大好きでいます!」
ザナージュ「……ありがとう、アリスちゃん」
アリス「そうプログラムされていますので!」
ザナゼノルキ「…………」

670 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/27(Mon) 00:23
>>641話 仮装世界

アリス「ご主人様はドラマ版の妖怪人間ベム様がいいと思います!」
ザナージュ「フッ、悪くねえな。衣装も似てるし銀髪の美男子って共通点もある」
アリス「ルキ様はベラ様ですね!」
ルキ「……まあ、いいけど」
ゼノ「二人とも満更じゃなさそーだな……ってオイ、そんじゃまさかオレがベロか!?」
アリス「いえ、ベロ様はアリスです!」
ゼノ「へっ?じゃあオレは?」
アリス「ゼノ様は鈴木福様です」
ゼノ「なんで福くんなんだよ!?だったらベロでいいじゃん!!」
アリス「いえ、ベロ様はアリスです!」
ゼノ「…………」
ザナージュ「オーケー、じゃあ各々好きな衣装に着替えて集合しよう」



ザナージュ「というわけで伝説のモンスターハンター、ヴァン・ヘルシングに仮装してみたぜ」
アリス「お肉を上手に焼くあの方ですか?」
ザナージュ「モンハンじゃないぜ、アリスちゃん。映画の登場人物さ。どうだい、似合ってんだろ?」
アリス「はい、とてもお似合いですよ!いつもの服装と似ていますね!」
ザナージュ「…………」
ゼノ「正直あまり面白くはねーな……」
ルキ「ジョーカーの方がよかったんじゃない?あれも似合うだろうし」
ザナージュ「やかましい!そういうお前らは何の衣装なんだ!」

アリス「アリスは同じ人造人間であるフランケンシュタインの怪物さんです!フンガー!」
ザナージュ「HAHA、随分かわいらしい怪物さんだ。凄腕ハンターでもキミは狩れないぜ」
アリス「ま、ご主人様ったら!照れまする〜///」(バシーン
ザナージュ「ぐはっ!!」(吹っ飛ぶ
ルキ「見た目は可愛いけど……」
ゼノ「パワーはモンスター級だな……」

ルキ「ゼノは狼男?」
ゼノ「おう、似合ってるか?」
アリス「とてもお似合いですよ!」
ルキ「うん、ゼノってなんとなく犬っぽいし」
ゼノ「そうか?初めて言われたぜ」
ザナージュ「パシリっぽいってことさ」
ゼノ「そういうことかよ!」
ルキ「ち、違う違う……忠誠心が強そうっていうか信頼できる、みたいな……」
アリス「ご主人様を勇敢にお守りするナイト様ですね!」
ゼノ「そ、そうか……?」
アリス「素直で可愛いですし!」
ゼノ「バ、バカ、可愛いなんて言われても嬉しくねーっての!」
ザナ&ルキ「イチャつくな」

ゼノ「ルキはそれ吸血鬼だよな?」
ルキ「うん、アリスのフランケンシュタインに合わせてみた」
ゼノ「へー、似合ってんじゃん」
ルキ「……どうも」
ザナージュ「その格好だといよいよ男みてえだな、HAHAHA!」
ルキ「お前も血の海に沈めてやろうか」
ゼノ「吸血鬼って血を吸うんじゃなかったか……?」
アリス「きゃー!ルキ様イケメンですね!抱きついていいですか!?」(ガバッ
ルキ「え……?あっ、ちょっと、アリス……!?」
ザナ&ゼノ「いいぞもっとやれ」

671 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/27(Mon) 00:23
>>643『きゃーいやー桃色饅頭って何するのー!』
ザナージュ「ガッハッハ!その饅頭には媚薬が入っているのだ!無駄な抵抗はやめてワガハイの妻になれピーチ姫!」
ゼノ「そこまでだ大魔王ザナージュ!お前の好きにはさせねーぜ!」
ザナージュ「ザナージュではない!今のワガハイはクッパだ!台本読め!」
ゼノ「アンタこそ読め!クッパが媚薬なんて単語使うワケねーだろ!」
ザナージュ「ガッハッハ!これはアドリブだ!」
ゼノ「と、とにかくピーチ姫を離せよな!」
ザナージュ「イヤだと言ったらどうするのだ?」
ルキ「ジーノカッター!!」(ヒュッ
ザナージュ「うわ、危ねえ!マジで撃つやつがあるか!大体キサマは誰なのだ!?」
ルキ「私……違う、僕は天空の使者ジーノ。ピーチ姫を返してもらうよ」
ザナージュ「ププッ、何言ってんだお前」
ルキ「あんたが書いた台本でしょ」
アリス「そうですそうです!まったくご主人様ときたら!」

>>643 なにかんがえてるの

ザナージュの脳内
桃 女 桃 女 女 金 女 金

ゼノ「煩悩まみれだな!!」
ザナージュ「キ、キサマ、ワガハイの考えが読めるのか!何者だ! 」
アリス「アリスはカエルのマロです!」
ザナージュ「それだとアリスなのかカエルなのかマロなのかわからんではないか!やり直し!」
アリス「カエルです!」
ゼノ「マロ、ゴメンな……今まで黙ってたけどさ、実はお前はカエルじゃねーんだ」
アリス「なん……ですって……!?」

ルキ「……何これ。いつまでやんの?」
ザナージュ「では終わらせてやろう!クッパブレス!!」(ゴォォォ
ゼノ「火炎放射器じゃねーか!う、うわーっ!!」
ルキ「ジーノ!!」
アリス「ジーノ様!!」
ザナージュ「あん?ジーノはそこのお嬢ちゃんではないのか。今ワガハイがやっつけたのはマリオだろう?」
ゼノ「マリオじゃねーよ!!」(ズバァン)
ザナージュ「何っ!?ぐはっ……で、ではキサマは誰なのだ……?」
ゼノ「ルイジ」
ザナージュ「ルイージ……だと……!?弟の方だったのか……!」
ゼノ「違う、オレはルイジ吉田。愛称は……ジーノ」
ザナージュ「ジャイキリの方……だと……!?な、ならばマリオはどこだ……!」
ラハール「ここだ!イヤッフー!」(踏みつけ)
ザナージュ「ぐわぁぁぁぁ!!ワガハイはまたキサマに阻まれるのか……マリオーーーッ!!!」

ラハール「礼を言うぞ。君達のおかげで我が宿敵クッパを抹殺することができた」
ゼノ「いいってことさ、ピーチ姫も助かったし……」
アリス「めでたしめでたしですね!」
ルキ「……待って、まだ何かいる!」
一同「なん……だと……?」
ドクター「我が名はクリスタラー。我が力、汝らにしらしめよう」(ゴゴゴゴゴ……
ゼノ「オレ達の戦いは……これからだ!!」
ルキ「あのさ……オチはあんの?」
ドクター「そんなものは無い」

672 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/27(Mon) 19:29
わりと悪いことは出来ない賞金稼ぎ一行

673 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/27(Mon) 22:37
ザナージュ「ハンターじゃんけんタイム!Are you Ready!?」

ドクター「行くぞ?ハンターじゃんけん、じゃんけんぽん!私はパーを出したよ。
   勝っても負けても、まあ楽しかったら良いじゃないか。
   有意義な1日にしたまえ」

アリス「マスター、ありがとうごぜーました!」

>>644話 スイカゲーム

ザナージュ「(なんだ、南瓜のお返しってことは男かよ……)サンキュー、嬉しいぜ」
ゼノ「(表情とセリフが一致してねーぞ、ザナージュ)わざわざありがとな」
ルキ「そんなお礼なんていいのに」
アリス「いえ、お礼は素直に受け取るべきですよ!ありがとうごぜーます名無し様!早速いただきまっする!」
(ガツガツ
ゼノ「オイオイ、オレらの分まで食うなよ!」
(ゴクン
アリス「すごい!スイカが二つくっついたら消えちゃいました!」
ゼノ「お前が消化したんだろーが!」
ルキ「まあまあ……私の半分あげるから」
ゼノ「え……いいのかよ」
ルキ「どうぞ」
アリス「ありがとうごぜーます!」
ゼノ&ルキ「お前(あんた)にじゃねーよ」

(モグモグ
ザナージュ「へえ、結構イケるじゃねえか」
ゼノ「コレさ、塩かけたらもっと美味くなんねーかな?」
ルキ「変にいじんない方が良いと思うけど……」
アリス「ゼノ様、完成された料理に手を加えることは食への冒涜ですよ?」
ゼノ「お、お前にだけは食を語られたくなかったぜ……」

ザナージュ「……ところでよ」
アリス「はい?」
ザナージュ「『お墨無し』ってのはどういう意味だ?」
ルキ「お墨付き……の言い間違いじゃない?」
ザナージュ「それなら構わねえんだが……」
ゼノ「なんだよ、なんか気になる事があんのか?」
ザナージュ「これが言い間違いじゃなく、意図的なものだったとしたら?果たして今の俺達のリアクションは正しいのか?」
ルキ「……何?どういうこと?」
ザナージュ「お墨無しってのは味も食感も保証できない……つまり俺達はマズいものを食った時のリアクションを求められていたんじゃねえだろうか?」
ゼノ「いや……ねーだろ、考え過ぎだって」
アリス「ですです、実際にこのお饅頭は美味しかったですし」
ザナージュ「そうか……そうだよな」
ルキ「なんか納得してる……」

ザナージュ「ところでお前らスイカゲーム何点行けた?」
ゼノ「話題転換が雑過ぎんだろ」
ザナージュ「俺はよお、3000点は何度か行けたんだがよお、何回やってもダブルスイカができなくてよお」
ルキ「まあ難しいからねー」
アリス「この中で見事ダブルスイカを達成した方はご一報くだせーませ!ささやかですが粗品を贈呈しますよ!」
ゼノ「粗品って?」
アリス「……」(ゼノを指差す)
ゼノ「オレ!?」
アリス「お前キャラハンの中で一番おもんないわ!」
ゼノ「その粗品かよ!もうえーわ!」
アリス「ありあっしたー!」
ザナージュ「このコンビで来年のM1狙ってるらしいぜ?」
アリス「コンビ名はデビルメイドライです!」
ルキ「あっそ……」

674 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/27(Mon) 22:37
>>645話 ぱんぷきんの逆襲

ザナージュ「ふああ……つまんねえ仕事だったぜ、まったくよ」
アリス「ですです!アリス暴れ足りません!」
ゼノ「あんなチョロい依頼ならわざわざ4人で出張る必要なかったかもな」
ルキ「調子に乗らない。油断してると足元掬われるんだから」
ザナージュ「油断?これは余裕というもんだ、HAHAHA」
ルキ「……燃えるフラグにしか聞こえないんだけど」
ゼノ「まぁまぁ、その話は事務所に戻ってからにしようぜ」
アリス「はいな!アリスはお腹が空きました!早く帰りませう!」

ナレーション『仕事からの帰路。いつもの面子。いつもの軽口。いつもの光景だ。
   だが一つ違うものがあった。いや、あったのではない。
   ……なかったのだ』

ザナージュ「…………!!」
ゼノ「…………!?」
ルキ「…………」
アリス「…………??」
ザナージュ「なんじゃこりゃ……」
ゼノ「事務所が……メチャクチャだ……」
ルキ「玄関がなくなってる……」
アリス「なんということでしょう……」

ザナージュ「なんじゃこりゃあああああ!!!!!」
アリス「そんな……アリス達のお家が……うっ、うう……」
ゼノ「アリス……」
アリス「今日の晩ご飯はどこで食べればいいんですかー!!」
ゼノ「どこでも食えるわ!」
ザナージュ「ちくしょう、どこのどいつだ!!俺の城をこんなにしやがったのは!!」
ルキ「……みんな、これ見て。貼り紙がある」
ザナージュ「なん……だと……!?」

   やあザナージュ坊や、ジョーンズおじさんだ。
   (中略)
   これからも頑張って、借金の返済に精を出したまえ。

ザナージュ「うるせえくたばりやがれえええ!!!」(ズドドドドドドドド
ゼノ「誰だよ、ジョーンズおじさんって……」
ルキ「ザナージュの知り合い?」
ザナージュ「知らねえよ、聞いたこともねえ。いや、聞いたことはある。よくある名前だしよ」
ゼノ「ジョニーみたいなモンか」
ザナージュ「知らねえ野郎だが見当はついてる。ぜってえクラレンスの知り合いだ」
ゼノ「なんでそう思うんだよ?」
ザナージュ「この文章のノリは完全に洋画のそれだろ」
ゼノ「そんな理由かよ!」
ルキ「確かにそれっぽいけど……」
ザナージュ「ひとまず通報だ。アリスちゃん、ロボコップに連絡してくれ」
アリス「かしこかしこまりましたかしこ!」
ルキ「……私達これからどうするの?」
ザナージュ「幸い事務所が全壊したわけじゃねえ。まずは中を確認しよう」
ゼノ「そうだな、正面は酷い有り様だけど反対は大した被害じゃなさそーだし」

ルキ「よかった……私やアリスの部屋は無事だった。金庫も」
ゼノ「ふぃ〜、キッチンとオレのお宝コレクションも無事でよかったぜ……」
アリス「それならご飯は何とかなりますね!」
ゼノ「いや、さすがに今日はムリだぜ……片付けねーとさ」
ザナージュ「つうか荒らされてんのは玄関と俺の部屋だけじゃねえか!!俺に何の恨みがあるんだジョーンズこの野郎!!」
ルキ「余程恨まれてたのかもね……」
ゼノ「アンタの罪を数えてみるか?」
ザナージュ「今更数え切れるか!!」

675 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/27(Mon) 22:38
>>650話 落ち葉舞い散るこの季節に

ゼノ「寒いは寒いんだけどさ、今年は昼と夜の寒暖差がスゴくねぇ?」
ルキ「極端だよね、 昼はまだ暑い日もあるし……」
ゼノ「氷属性のルキにはキツいよな」
ザナージュ「暑いなら服脱げばいいじゃねえか、HAHAHA!」
ルキ「……あんたは夏でもそんな格好で暑くないの?」
ザナージュ「暑いよ」
ルキ「暑いんだ……」
ゼノ「じゃあそのコート脱げよ」
ザナージュ「オイオイ、これ脱いだら逮捕されちまうだろ」
ゼノ「下着ろよ!!」

ザナージュ「質問の答えだが、季節ってのは賞金稼ぎにも大いに関係あるぜ」
ルキ「季節によって活発化する魔物が全然違うから」
ゼノ「冬は足場が悪くなって戦いにくいしな。ルキは逆に能力が強くなるけどさ」
アリス「秋はご飯が美味しいです!」
ルキ「それは依頼と関係な……いや、あるか。珍味の採取を依頼されることもあるし」
ゼノ「珍しいキノコとかな」
アリス「ちんXの採取はアリスも好きですよ!色々な味と形を楽しめますから!」
ゼノ&ルキ「伏せ字にするな」
アリス「アリス、伏せ字にして怒られたのは初めてです」
ザナージュ「ヘイヘイヘイ、今お前らが言ったことも正解だが、もっと重要なことがあるだろ?」
ゼノ「重要なこと?なんだよ?」

ザナージュ「夏は露出が増し、冬は暖を取るため身を寄せ合う……これが四季の楽しみ方ってもんだ」
ゼノ「なるほどな……」
ルキ「何納得してんの?」
アリス「ではご主人様!アリスとくっついて暖を取りませう! 超 加 速 」(ギュォォォン
ザナージュ「ごふぁぁぁっ!?し……死期が……見えた……ぜ……」(ガクッ

(ヒラリ)

ルキ「あ、葉っぱ……最後の一枚が……」
ゼノ「儚いモンだ……」

676 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/27(Mon) 22:38
>>651話 押し売りよ こんにちわ!

(ピンポーン)

ザナージュ「鍵は開いてるぜ。勝手に入りな」
ルキ「え、もう玄関直ったの?」
ゼノ「ジャスティがジャスティビームで直してくれたんだ」
ルキ「ビームって壊すもんじゃないの?」
アリス「ジャスティスとは守護る為の力だそうです!」

(ピンポーン)

ザナージュ「うるせえなあ……勝手に入れって言ってんだろうが。何の用だコラ」(ガチャッ

>サザエでごさいまーす!

ザナージュ「……」
(バタン)

ゼノ「オイ……何で閉めんだよ」
ザナージュ「なんかリアクションに困った」
ゼノ「いや、でも閉めちゃダメだろ……せっかく来てくれてんだからさ……」
ルキ「まあザナージュの気持ちもわかんなくもないけど……」

(ピンポーン)

ザナージュ「うわ、また来たぞ。ゼノ坊、今度はお前が出ろ」
ゼノ「わ、わかった!オレにー!任せとけー!!」
アリス「ネプリーグの原田泰造様くらい気合い入ってますね!」
ルキ「なんか頼りない……」

>サザエでごさいまーす!

ゼノ「エエーッ!?サ、サザエじゃないかい!?」
ザナージュ「……」
ルキ「……」
アリス「……」
ゼノ「……」
(バタン)

アリス「無言の帰宅ですね」
ザナージュ「坊やなりによくやったと思うぜ」
ルキ「うん、ゼノは頑張った」
ゼノ「やめてくれよ……なんかツレーわ……」

(ピンポーン)

ゼノ「き、来た!来たぞ!」
ザナージュ「嬢ちゃん、任せたぜ」
ルキ「ええーっ……」
アリス「ルキ様、マスオ様の真似ならもっと大きな声で!」

>サザエでごさいまーす!

ルキ「……今日月曜なんですけど」
ゼノ「そ、そうか……!サザエさんは日曜日の使者!それ以外の曜日に存在することはできねーんだ!」
アリス「そういうものでしょーか?」
ルキ「(これで帰ってくれるはず……)」
ザナージュ「いや……ムダだ。サザエさんの放送日は日曜だけじゃねえ。昔は日曜以外にも放送してたそうだ……!」
ルキ「ウソ……」
ゼノ「だろ……」
ザナージュ「バカ、早くドアを閉めろ!!」

(バタン)
ルキ「あ……危なかった……あと少し閉めるのが遅れてたら……」
ゼノ「お前もサザエさん時空に取り残されちまうところだったな……」
アリス「サザエさん時空?」
ゼノ「いくら時間が経っても年を取らない世界……いわば時空の理から断絶された世界のことだ」
アリス「え、いきなりなんすかそのノリ(笑)」
ゼノ「うっせー、いいだろ別に!」
ザナージュ「時空……断絶……?そうか、そういうことだったのか……!」
ルキ「何……どしたのザナージュ……?」
ザナージュ「サザエさんが俺達の時空に来たんじゃねえ。俺達がサザエさん時空に飛ばされてたんだ!!」
ゼノルキアリ「な、なんだってーーー!?」

――衝撃の事実!!

677 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/28(Tue) 20:08
――衝撃の事実!!


という夢を見た平行世界のザナージュであった

678 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/28(Tue) 20:36
ゼノルキチャン
オシアワセニ

679 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/28(Tue) 23:01
ザナージュ「ドクター(とゼノ)主役回だ!俺の出番はないぜファッキューベイビー!」

>>652話 恋して!ドクター

ゼノ「ドクターからオレに依頼?内容は?」
ルキ「さあ……?直接話すから研究所まで来てほしいって。ザナージュやアリスにはくれぐれも内密に、ってさ」
ゼノ「なんだろうな……まあ行ってみりゃわかるか」
ルキ「ゼノ」
ゼノ「ん?」
ルキ「気をつけてね」
ゼノ「……おう」(ニッ



ゼノ「チィーッス」
ドクター「よく来てくれたなゼノくん。さあ、そこにかけたまえ。今紅茶を用意しよう」
ゼノ「いいっていいって、アンタにそんなおもてなしされると何かコエーしさ。それよりオレに依頼があるんだろ?」
ドクター「ああ……これは君にしか頼めないことだ。正直、君では今ひとつ心許ないが今は猫の手も借りたい状態でね」
ゼノ「それが悪魔に物を頼む態度かよ……で、その頼みってなんだよ?」
ドクター「……君は今幸せか?」
ゼノ「宗教の勧誘なら帰るぜ」
ドクター「待つんだ!わかった、単刀直入に言おう。ゴホン……実はだな……」
ゼノ「おう……?」

ドクター「恋を……してしまったのだ」

ゼノ「!!!!!!!!!!!!!!」
ドクター「驚き過ぎだ」
ゼノ「あ、ああ、ワリーな……その告白は予想だにしてなかったからさ……でもゴメン、オレじゃアンタの気持ちには
ドクター「勘違いするな!君のことを好きなわけではないのだから!」
ゼノ「そ、そ、そ、それ好きなヤツじゃねーのか……!?」
ドクター「違う!ツンデレではない!……君でもない、ちゃんと女性だ」
ゼノ「ら、ら、ら、ランドセルは……」
ドクター「天使の羽ではない!人をロリコン扱いするな!彼女は私よりも遥かに年上だ。いや、外見は子供なのだが……」
ゼノ「なんだよ、そのややこしそうな事情は……まあ、話はわかったよ。で、オレにどーしろって?」

ドクター「恥ずかしながら私は今まで人に恋愛感情というものを抱いた経験がないのだ。
   そもそもこの感情が恋なのかどうかもわからない。
   しかし彼女のことを考えて眠れない夜、私の影がこう囁くのだ。それは恋なんです、と」
ゼノ「じゃあ恋だよ」
ドクター「そうか……やはりこれが恋というものなのか。ならばやはり君を呼んで正解だった」
ゼノ「なんでオレなんだよ?こういう話はザナージュの方が適任じゃねーの?」
ドクター「奴は汚れている」
ゼノ「ストレートだな」
ドクター「それにこんな事を奴に相談してみたまえ。一生ネタにされ続けるぞ」
ゼノ「それもそうだ……あ、そんじゃラハールさんは?」
ドクター「冗談だろう?彼は意中の相手に告白できないまま堕天使にまで落ちぶれた敗北者だよ」
ゼノ「アンタらってダチなんだよな?」
ドクター「それはそれ、これはこれだよ。そこで年中ルキくんと付き合いたての高校生のようにイチャイチャしている君を呼んだのだ」
ゼノ「イチャイチャなんてしてねーわ!こっちは純情な感情が空回りして1/3も伝わってねーんだよ!」
ドクター「それは君がI love youさえ言えないでいるからではないのかい?」
ゼノ「グッ……ゆ、夢の中では言えたハズなのに……」

680 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/28(Tue) 23:02
ドクター「君にとっても悪い話ではないだろう?互いに意見を交わす事でルキくん攻略の糸口も見えてくるはずだ」
ゼノ「攻略とか言うなよ、ゲームじゃねーんだから……まあ、相談に乗るのはいいけどさ。オレだってアドバイスできるような立場じゃねーぞ?」
ドクター「では君は一体何をしに来たのだ!」
ゼノ「アンタが呼んだんだろーが!」
ドクター「ふむ……これでは埒があかない。何かきっかけが欲しいところだ。手っ取り早く親愛度を上げてフラグを立てる手段は……」
ゼノ「なんでさっきからギャルゲー脳なんだよ。てかさ、アンタが好きな相手ってどんな人だよ?」
ドクター「王立大学の研究員だよ。ひたむきに研究に励む彼女を見て私は……」
ゼノ「私は?」
ドクター「自分のものにしたくなった」
ゼノ「キモいな」
ドクター「何がキモいのだ、君だってルキくんをメチャクチャにしてやりたいと思っているのだろうこの変態小僧め!」
ゼノ「アンタやザナージュと一緒にすんじゃねーよ!!」

ドクター「それで、まずはどうアプローチすべきだと思う?」
ゼノ「食事でも誘えばいいんじゃねーの」
ドクター「面白いことを言うね。君は自分にできないことを他人にやれと言うのか」
ゼノ「うっせーわ!言っとくけどな、オレはいつもルキと一緒にメシ食ってっからな!手作りのチョコももらったしな!アンタとは違うんだよ!」
ドクター「フッ、その程度でマウントを取った気でいるのかい?私など彼女に聞くまでもなく、住所を突き止めたのだぞ?」
ゼノ「それただのストーカーだろーが!ダメだ、話になんねーよ。アンタさ、マジメにやる気あんのかよ?」
ドクター「……わからないんだ」
ゼノ「あ?」
ドクター「わからないんだ。こんな時どんな行動をすればいいのか……」
ゼノ「……笑えばいいんじゃねーの」
ドクター「笑えるか」
ゼノ「いや……さっきオレとやいやい言い合ってるアンタは楽しそうだったぜ」
ドクター「何……?」
ゼノ「その人ともさ、そうやって他愛ない話して笑ってりゃ距離は縮まるんじゃねーの?」
ドクター「……フッ、簡単に言ってくれるね。それができれば苦労はしないと言うのに」
ゼノ「まーな、でも苦労があるから楽しいし笑えんだよ」
ドクター「……君は今幸せか?」
ゼノ「さあね。ま、悪くはねーさ」(ニッ
ドクター「ゼノくん……今日はその……」
ゼノ「ん?」
ドクター「あ……ありがとう……///」(モジモジ
ゼノ「!!!!!!!!!!!!!!」

ドクターの親愛度が上がりました。

ゼノ「どうしてだよぉぉぉ!!!」

681 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/28(Tue) 23:02
>>656話 みんなちがって、みんないい

ザナージュ「リクエストにあった人物紹介とドクター主演ドラマをやってみたぜ。あんなもんでどうだい?」
ゼノ「ったく、巻き込まれたオレは大変だったぜ(主役級に出番多くて嬉しかったけど!)」
ルキ「そういうわりに嬉しそうじゃない?」
アリス「ゼノ様、もしかしてマスターとイケナイ関係になったのですか!?」
ルキ「うげ……」
ゼノ「なってねーよ!んなワケねーだろ!(す、鋭いなアリス……)」
ルキ「結局ドクターからの依頼ってなんだったの?」
ザナージュ「盗聴してやろうと思ったが、あの野郎ジャミングかけてやがった」
ゼノ「それは秘密だ。男同士の約束だかんな」
アリス「ではやはりお二人は秘密の関係に……」
ゼノ「しつけーな!いい加減離れろよ!」
アリス「はいな!」(ダダダッ
ゼノ「オレから離れんなよ!!」
アリス「え、今のって告白ですか!?」
ゼノ「うわぁぁコイツめんどくせーよぉ!!」
ルキ「そういうわりに嬉しそうじゃない」
ゼノ「そんなことねーだろ!?」

ザナージュ「ヘイヘイヘイ、いちゃいちゃパラダイスはそこまでだ。
   登場人物は数えてみたら思ったより多くて俺も驚いたぜ」
ルキ「一回しか出てない人も多いけどね」
ゼノ「でもDZが準レギュラーまで上がってくるとは思わなかったな」
ザナージュ「そいつだけじゃねえ、元々一回しか登場予定のなかった奴らが好き勝手に動き回り始めたのさ」
ゼノ「漫画家がよく言う『キャラが勝手に動く』ってヤツか!」
ザナージュ「そういうことさ。だが、創造主の意思に反する危険因子には粛清が必要だな。何人か消えてもらおうか」
ゼノ「主人公なのにスゲー悪役っぽいぞアンタ」
アリス「そんなこと言わないでくださいご主人様!どんなジャンク品にも使い道はあるはずです!」
ルキ「フォローになってないような……」

ザナージュ「ま、何も捨てることはねえか。倉庫にしまっておこう。ドクターのように誰にファンが付くかわからねえしな」
アリス「例えば波乗りジョニィ様がバズる可能性もありますよね!」
ルキ「それはさすがに難しいかも……」
ゼノ「まず出番がねーことにはな……」
ザナージュ「まず設定がねえからな、あいつ。だがもし依頼があるようなら何でも応じるぜ?
   依頼さえ来れば、ホラとヘルマンのほのぼの日常物からラブコメまで何だってやるさ」
ゼノ「アンタ自分の発言には責任持てよ」
アリス「それはちょっと見てみたいです!ね、ルキ様!」
ルキ「私はいいや……」

682 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/28(Tue) 23:03
>>657話 イケメンパラダイス

ザナージュ「当事務所では老若男女問わず様々なお客様のニーズにお応えできるよう、多種多様なイケメンを取り揃えております。
   お気に召して頂けたでしょうか?」(ニッコリ
ゼノ「男も問わねーのか……」
アリス「このご時世ですからね〜」
ルキ「ていうかそういう店じゃないでしょ、ここ」
ザナージュ「いや、人手は余ってんだ。いっそコンカフェってのもいいかもしれねえな」
アリス「コンカフェですか?」
ザナージュ「そう、コンカフェさ」
アリス「うおらぁぁぁ!!」(ドゴォン
ザナージュ「か……はっ……!?」
ゼノ「アリス!?なんでいきなり踵落とししてんだよ!?」
アリス「これがアリスのコンカフェです!」
ゼノ「コンカッセだろ、その技!」
アリス「あっ……もしかしてアリスやっちゃいました?」
ゼノ「殺っちゃったな!」

ザナージュ「ピクピク……」
ルキ「あ、ザナージュがすっごい逝け面になってる……」
ゼノ「大丈夫かよ、ザナージュ……そのまま天国まで 行くなよ……」
アリス「大丈夫です!」
ゼノ&ルキ「え?」
アリス「ご主人様が行くとしたら地獄に決まっていますから!」
ゼノ&ルキ「なるほどー」
ザナージュ「てめえらも必ず道連れにしてやるからな」
ルキ「あ、復活した。まあわかってたけど……」
アリス「さすがご主人様!不死身ですね!」
ゼノ「必ず戻って来るって信じてたぜ、ザナージュ」
ザナージュ「うるせえバーカバーカ!!オラオラ、さっさとカフェの用意しやがれ!」
ゼノ「は?マジでやる気なのかよ?」
ザナージュ「俺はいつだって本気と書いてマジだ」
アリス「ご主人様って両津勘吉様ばりに商売熱心ですよね!」
ルキ「本業は疎かにしがちなとこも似てるかもね」

ザナージュ「で、だ。どんなコンセプトのカフェがいいと思う?」
アリス「メイドカフェがよろしいかと!」
ゼノ「そのまんまだな」
ザナージュ「まあ、まずは王道で攻めるのも悪くねえ。スターナちゃんにも協力を依頼しよう」
アリス「ルキ様も一緒に頑張りませう!」
ルキ「振られるのがイヤで黙ってたのに……やんないって」
ザナージュ「当店のオーナーは私だ。キミに拒否権はない」
ルキ「はいパワハラ」
ザナージュ「理解してくれ嬢ちゃん。パッション、クール、キュートを司る三人の女の子が必要なんだ」
アリス「アリスがクールですね!」
ザナゼノルキ「…………」
ゼノ「いいじゃんルキ、やってみればさ」
アリス「何故シカトするんですか?」
ルキ「……ゼノが女装してやればいいんじゃない?」
ゼノ「ファッ!?それは
ザナージュ「アリだな」
アリス「アリだと思います!」
ルキ「でしょ?」
ゼノ「どうしてだよぉぉぉ!!」
アリス「ご主人様はどーされるのです?」
ザナージュ「そうだなあ、ドクターやラハールも誘って執事カフェでもやるか」
ゼノ「あの二人がそんなのやってくれるか〜?」

アリス「――というわけでマスター!アリスの執事になってくだせーませ!」
ドクター「アリスの頼みなら聞かないわけにはいかないな。かしこまりました、お嬢様」
ルキ「――ってザナージュが燃えてるんだけど……」
ラハール「馬鹿な事を……ご奉仕においても俺の方が上だと奴に教えてやらねばなるまい」
アリス「――とのことです!」
ルキ「交渉成立」
ゼノ「ちょれー!!」
ザナージュ「オーケー、でかした!あ、でも……」
ゼノルキアリ「?」
ザナージュ「開業資金がねえや、てへっ」
ゼノルキアリ「あれま」

――驚愕の事実!!

683 名前:ザナージュ ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/11/28(Tue) 23:13
ワオ!なんてこったパンナコッタ!
またミスっちまったぜ!
>>682のレスは>>661宛だ!ソーリーベイビー!

684 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/29(Wed) 13:27
地下から温かいお湯がでてんだけど温泉って知ってる?

685 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/30(Thu) 07:54
リクエストに応えてくれてありがとうイケメンハンター!
お礼に着る毛布を贈呈します

686 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/30(Thu) 18:53
コミカライズはいつになりそう?

687 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/03(Sun) 14:50
数日後、ザナージュの事務所のポストに領収書が入った封筒が投函された。
それは、ジョーンズおじさんからの借金の領収書だった…。
ザナージュがいつまで経っても借金を返さないことに業を煮やした債権者が7?人泣きついたため、
債権を買い取ったとのこと。そしてザナージュをギャフンと言わせてくれと頼まれたらしい。
その取り立て代わりとしてコブラアサルトキャノンによるパーティが実行された…。

ギャング一味:「トリックオアトリート!何だ、誰もいねえじゃねぇか。
なら当然トリックだよな!イタズラし放題だよな!」

(ジャキッ!コブラアサルトキャノンを取り出す)

ギャング1:「ヒャーーーッハハハハハ!!!俺たちゃ無敵よー!!!」

ギャング2:「それ!もう一丁だーーー!!!」

ギャング3:「よし、仕上げだ!」

688 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/03(Sun) 18:53
チャラになった借金と事務所の修理代、どっちが多かった?

689 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/03(Sun) 23:55
ザナージュとのバトルに勝った!
名無しは賞金−9980円を手に入れた!

690 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/11(Mon) 01:42
そろそろクリスマスツリー飾ろう

691 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/11(Mon) 08:58
俺ずっと気になってんだ…
この事務所に吸血鬼Y談おじさん的な存在が現れてピカッてやったらどうなっちまうのか…

692 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/12/16(Sat) 20:09
ザナージュ「よう、流行りに乗っかって俺達のAIイラストを作ってみたぜ」
ゼノ「流行ったのって結構前じゃねーか?」
ザナージュ「そんなこと言うならお前には見せてやんねえ」
ゼノ「ゴメン、ウソ!オレにも見せてくれよー!」
ザナージュ「仕方ねえなあ、見せてやるよ。パスは『AtoZ』だ」

ttps://tadaup.jp/3504096ce.png

ザナージュ
「上段は左からアルス、ゼノ、アリス、ルキ、スターナ。
下段は左からジャスティ、ドクター、ザナージュ、ラハール、殺意の波動に目覚めたDZ。
両端の四人は>>77に旧イラストがあるから、見比べてみるのも面白いかもしれねえなHAHA」

>>666話 オーメン大好き名無しさん

666『けものの数字?』
アリス「けものの数字?」
666『けものの数字?』
アリス「けものの数字?」
666『けものの数字?』
アリス「けものの数字?」
ザナージュ「ゼノ坊、お前ツッコんで終わらせて来い」
ゼノ「へいへい……」

アリス「けものの数字ってなんですか??」
ゼノ「666のことだよ、悪魔の数字だとか不吉な数字って言われてんだ」
アリス「なぜです?」
ゼノ「人間界の聖書にそう書いてんだってさ」
アリス「なぜです?」
ゼノ「それは著者に聞いてくれよ」
アリス「誰です?」
ゼノ「あー……ヨハネ?」
アリス「誰です?」
ゼノ「あー……使徒?」
アリス「エヴァですか?」
ゼノ「そうそう」
ルキ「ゼノの心が折られた……」
アリス「でも同じ数字が並んでいると不吉どころか縁起がいい気がしますね!」
ザナージュ「確かにな。悪魔を恐れない俺にとっちゃ666も777も555も913も同じようなもんだ」
ゼノ「913は違うだろ」

アリス「ところで何のお話でしたっけ!」
ルキ「666がのけものって話」
アリス「のけもの?違いますよルキ様!666は獣の数字です!ゼノ様がそうおっしゃってました!」
ルキ「……ザナージュ、話進めて」
ゼノ「戦いを放棄……それがお前の選んだ道なんだな、ルキ……」
ザナージュ「のけものがどうした、俺なんてけだものだぜ?」
アリス「すごーい!ご主人様はケダモノのフレンズなのですね!」
ゼノ「スゴくねーし、んなこと自分で言うなよ……」
アリス「強そうでいいじゃないですか!野獣を自称する格闘家や先輩もいますし!」
ゼノ「野獣にも色んなイミがあんだよ」
ザナージュ「除け者でもいいじゃねえか。他人に気を使う必要もねえってことだ」
ゼノ「そういうわけにもいかねーだろ。誰だって一人じゃ生きてけねーんだしさ」
ザナージュ「じゃあ世間の除け者同士で組めばいい。ここはそういう連中が集まる事務所なのさ」

693 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/16(Sat) 21:27
ザナージュはディーラーみたいでマジシャンのようで
それでいてサギ師のようでギャンブラーでイケメンですね。

694 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/12/18(Mon) 18:37
>>667話 -HEROIC AGE-

2XXX年 日本

俺は伴田 英二(ハンタ エージ)、23歳。役者だ。
役者といっても今まで演じてきたのは全て名無しのエキストラばかり。
男Aから死体Zまでアルファベット26文字全てコンプリートした。
でも名前のある役は一度も演じたことがない。
当然収入も殆どないので、バイトで何とか生計を立てている日々だ。
友人達はそれぞれの仕事で成功し、家庭を持った者もいる。
俺はこんな事をしていていいのだろうか……。

エージ「俺も売れない役者なんて辞めて真面目に仕事探した方がいいのかなぁ……」
金髪男「なーそろそろキスくらいいいだろ、流鬼」
黒髪女「ちょっと是乃……ダメだってば、ここ公園なんだから。人いるし……」
金髪男「いいじゃん、見られてる方が興奮すんだろ?」
黒髪女「もう……バカ……」
(ブチュー

エージ「(マジかあいつら……人前でイチャつきやがって。だいたいなんだよ、あの名前……。
   ぜの?るき?キラキラ過ぎんぞ……バンドマンかなんかか?
   本名だとしたら親は何考えてんだ。俺の名前を見習えよ。特撮の神様と呼ばれるあの円谷英二に肖った名前だぞ。
   特撮……そうだ、俺はヒーローになりたくて役者になったんだよな……。
   なのに昼間からフラフラして若いカップルに嫉妬する日々……ハハ、泣けてくるぜ……。
   あー、漫画みたいに人生が変わるようなことが起きねえかなぁ……)」

???『その願い、叶えてやるぜベイビー』

エージ「え?なんだ今の声?」
(ガンッ
エージ「痛っ!なんか落ちてきた……な、なんだこりゃ、銃!?」
ザナージュ『よう、お初にヒーロー。俺はザナージュ。バウンティハンターさ』
エージ「銃がシャベッタァァァァ!!」
流鬼「ねぇ何あの人……さっきから一人でしゃべってる……怖っ……」
是乃「ヤバそうなヤツだな……行こうぜ」
エージ「えっ、あいつらには聴こえてない……?」
ザナージュ『当然さ。俺の声は依頼者であるお前にしか聞こえねえ』
エージ「依頼者?なんのことっスか……?」
ザナージュ『俺はお前の人生を変えに来た!!』(ドン!!



エージ「えーと、ザナージュ……さん?」
ザナージュ『なんだい』
エージ「あなたは何なんですか?なんで銃が喋ってるんです?」
ザナージュ『俺はバウンティハンター。こうなってんのも全部名無しってヤツの仕業なんだ』
エージ「はぁ??」
ザナージュ『ま、細かいことはいいじゃねえか。人生楽しんだもん勝ちだぜ?HAHAHA』
エージ「はぁ」
ザナージュ『お前は売れない役者なんだって?俺を使いな。監督を脅して出番ゲットだ。テレビにも出られるし一気に有名人だぜ』
エージ「それニュース番組っスよね?」
ザナージュ『ダメかい?』
エージ「それはちょっと……」
ザナージュ『じゃあ他の手を考えるか。静かに話せる場所を探そう。お、あそこの喫茶店なんていいんじゃないかい?』
エージ「静かにってあれメイド喫茶ですよ?」
茶髪メイド「お帰りなせーませ、ご主人様!」
エージ「あ、いや、俺は客じゃ……」
茶髪メイド「お帰りなせーませ、ご主人様!こちらへどうぞ!」(グイッ
エージ「うわっ、このメイドさんめっちゃ力強ぇ!!」



眼鏡の店長「料金が払えない?それは困るね」
エージ「は、はぁ、すみません……(ハメられた……ぼったくられた……)」
眼鏡の店長「ありす、警察に連絡を」
ありす「かしこかしこまりましたかしこマスター!」
エージ「ま、待ってください、それだけは!」
眼鏡の店長「では君の身体で払ってもらおう。見れば君はなかなかいい身体をしている。ぜひとも私の実験台に……」
エージ「どーなんの俺ぇ!?続くぅ!」

695 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/12/18(Mon) 18:38
ザナージュ『エージ』
エージ「あ、ザナージュさん……」
ザナージュ『俺を使え』
エージ「どのみち警察行きじゃん!」
眼鏡の店長「コソコソと何を言っているのだ。大人しく私に身を委ねたまえ。大丈夫、痛くしないから」
エージ「ひぃっ!!こうなったら……」
エジ&ザナ『「逃げるが勝ちだ!!」』
眼鏡の店長「おやおや、なんという逃げ足の速さだ」
ありす「逃げられちゃいましたね、マスター!」
眼鏡の店長「そうだね、ありす。だが私にはそれよりも不満なことがある」
ありす「なんでごぜーます?」
眼鏡の店長「なぜ私はいつもこんな役回りなのだ」
ありす「ある意味おいしいと思いまする!」



エージ「無銭飲食……もう俺の人生終わりだ……」
ザナージュ『何も犯罪犯したわけじゃねえんだ、そんなに気を落とすなよ』
エージ「たった今犯したでしょうよ!」
ザナージュ『銃の所持に比べりゃ可愛いもんさ、HAHAHA』
エージ「最悪だ……人生変えるってこういう事なのか……?」
ザナージュ『ヘイ、エージ!あれ見ろ、すげえぞ』
エージ「あれ……?」
ザナージュ『あそこの通行人、すげえマツコデラックスに似てるぜ』
エージ「やかましい!!」
ザナージュ『じゃああっちの子は?すげえ可愛いぜ!』
エージ「え、あれは……俺の推しの子、有久瀬星奈ちゃん!?」
ザナージュ『なるほど、アイドルか。もう一人のゴブリンみてえな野郎は誰だ?』

星奈「や、やめてください……困ります……!」
チンピラ「へへっ、いいじゃないでやんすか〜。お茶だけでいいから、ね!」
エージ「やめろー!星奈ちゃんから離れろ!!」
チンピラ「あ?何でやんすかお前。痛い目にあいたくなきゃ正義の味方ぶるのはやめて逃げるのをオススメするでやんす」
エージ「逃げるのはお前だ!」(チャカッ
チンピラ「銃!?ひぇ〜っ!!」(逃
エージ「ふー……なんとかなったぜ……」
ザナージュ『なれたじゃねえか、ヒーローに』
エージ「ザナージュさん……」
星奈「あの……ありがとうございました!よろしければお名前を……」
エージ「い、いえいえ、そんな滅相もない!俺は別にそんな大したものでは
マネージャー「星奈、ここにいたのか。時間になっても待ち合わせ場所に来ないから心配したぞ」
星奈「あ……ごめんなさいお兄様」
エージ「お兄様?」
マネージャー「初めまして、星奈の兄でマネージャーの有久瀬らはるです」
エージ「ど、どうも……(Vtuberみたいな名前だな……)」
星奈「この方が私を助けてくださったんです」
らはる「そうだったのか、ありがとうございます」
エージ「いえ、俺は何も!お礼ならザナージュさんに……あれ、ザナージュさん?」



結局、消えたザナージュさんが俺の前に現れることは二度となかった。
ザナージュさんが何者だったのかはわからない。
一つわかっているのは俺の人生を変えてくれたこと。
彼は救世主(ヒーロー)だったのかもしれない。
俺はあの後、星奈ちゃん主演のドラマにメインキャストとして抜擢され一躍売れっ子俳優になる。

はずだったが

警官「無銭飲食に銃刀法違反。世の理を乱す悪党にはジャスティブレスレット(手錠)をお見舞いだ!」

当然ドラマもCMも降板。予定は全て白紙に。
今は警察のお世話になっている。
人生そんな上手くいかないもんだ、HAHAHA!!!

ザナージュ『さあて、次はどこの世界の依頼人を救おうか』



-HEROIC AGE-

監督:ザナージュ
脚本:ザナージュ
原案:名無しさん@お腹いっぱい

出演
エージ:名も無き役者
是乃:ゼノ
流鬼:ルキ
店長:ドクター
ありす:アリス
星奈:スターナ
らはる:ラハール
チンピラ:D.Z
警官:ジャスティ

銃の声:ザナージュ

主題歌
「五時間の集大成」
   P's
作詞:宇髄天元
作曲:煉獄杏寿郎
編曲:パノッティ

制作:AtoZプロダクション

696 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/12/18(Mon) 18:39
>>672話 悪の華

ゼノ「そりゃそーだろ、オレら別に悪者じゃねーんだから」
ルキ「悪魔ではあるけどね……」
アリス「アリス達はお金の……いえ、正義の味方です!」
ルキ「出てる出てる、本心が」
ザナージュ「俺は常に金と美女の味方だ」
ゼノ「こっちは隠す気もねー」
ザナージュ「俺達はこの世界の影に咲く悪の華……ダークヒーローってヤツさ」
ゼノ「うんうん、悪くねーな」(ニコニコ
ルキ「めっちゃ嬉しそう」
アリス「悪魔にもダークヒーローにも見えませんね」

ゼノ「まあでもザナージュはハンターだけどやり方が酷すぎてあんま街の評判良くねーからな……」
ザナージュ「ダークヒーローってのは得てしてそういうもんさ」
ルキ「あんたは小狡い小悪党って感じじゃない?」
ザナージュ「お前の方が小物だろ!!!」(ドンッ!!
ゼノ「周りの被害お構いなしに暴れ過ぎなんだよ、ザナージュはさ」
アリス「ご主人様は雑誌の『巻き込まれるから近付きたくないハンター』ランキング、堂々の1位ですもんね!」
ルキ「2位がヘルマンで3位がアリス……だっけ」
アリス「TOP3の内二人がこの事務所のメンバーですよ!快挙です!」
ゼノ「それは喜んじゃいけねーんだよ」
アリス「これって海賊の懸賞金みたいなものじゃないんですか?」
ゼノ「賞金首になったらダメなんだよ!オレら賞金首を狩る側なんだぞ!」
ザナージュ「まあいいじゃねえか、雷名だろうが悪名だろうが広まればそれが武器になるんだからよ」
ルキ「あんたが色々壊すせいで借金にもなってんだけど」
ザナージュ「あー、知らねえ知らねえ。さあ、次の依頼が待ってる。遊びはここで終わりにしようぜ」

697 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2023/12/18(Mon) 18:39
>>677話 ストレンジワールド

ザナージュ「昨日変な夢見たぜ」
ゼノ「オレも見た」
ルキ「私も」
アリス「よくわかりませんがアリスも面白い映像を見た気がします!」
ザナージュ「何い、お前らもか?」
ゼノ「ああ、玄関のドア開けたらさ」
ルキ「サザエさんがいた、とか?」
ゼノ「……まさかお前も見たのか?」
ルキ「うん……」
ザナージュ「そいつは奇遇だな。俺もさ」
アリス「アリスもです!」
一同「な、なんだってーーー!?」

――衝撃の事実!!

ゼノ「どーなってんだ?みんな同じタイミングで同じ夢を見るなんておかしいぜ」
アリス「アリス達が仲良しな証拠ですね!」
ルキ「仲が良くても同じ夢は見ないでしょ」
ザナージュ「……わかった」
ルキ「何が?」
ザナージュ「これが夢だったんだ!」
ゼノルキアリ「な、なんだってーーー!?」

――衝撃の事実!!

ザナージュ「……んあ?」
アリス「おはようごぜーます、ご主人様!よくお眠りでしたね!」
ザナージュ「おはよう、アリスちゃん。ハッ、やっぱ夢だったか。ま、そりゃそうか」
(ピンポーン)
ザナージュ「あん?」
アリス「お客様のようですね!アリスが相手をしてあげましょう!」
ザナージュ「ま、待つんだアリスちゃん!」
アリス「はい?」
ザナージュ「いや……今回は出なくていい。悪い予感がするんだ」
アリス「どうしました、ご主人様?顔が悪いですよ?」
ザナージュ「顔色じゃなくてか!?」
アリス「間違えました!顔色が悪いですよ?」
ザナージュ「何でもないさ、今日は寒いから仕事の気分じゃねえんだ。今日は外に出ず、中で楽しいことをしようぜ?」
アリス「わかりました!ではダンスで身体を温めませう!」
ザナージュ「ダンス?」
アリス「はイ、ダンスでスヨ」(パカッ
ザナージュ「なんだ……!?アリスちゃんの身体が割れた……!?いや待て、中から何か出てくる……!!」
アリス「サザエでごぜーまーす!!」
ザナージュ「ぎゃああああああああ」

――衝撃の事実!!

698 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/19(Tue) 12:06
〉当然ドラマもCMも降板。予定は全て白紙に。
〉今は警察のお世話になっている。
〉人生そんな上手くいかないもんだ、HAHAHA!!!

※その様子を見ていたとある金色の仮面の戦士はと言うと※

『ふむ。あの呪物によって人生を狂われし者よ
  安心しろ今のはあり得たルートだ。では時は修正しよう』

【TIME VENT】
すると今起こった出来事は全て巻き戻された

◆その後エージという青年の運命は戦いの運命に変わり、救世主として覚醒を果たすのだがそれは別の物語
◆エージは並行世界のザナージュだが基本世界のザナージュとは雲泥の差の素晴らしき人生になるのでしょう
◆やがてその時にはエージにもザナージュ同様に仲間を持つのだが……


おっとコレはかなり先の話しでしたね……。




699 名前:ミミック ◆SO3HmRys 投稿日:2023/12/22(Fri) 08:32
事務所のインテリアに、素敵な箱はいかがですか?
可愛らしく装飾された箱があれば、気分はいつでもハッピーホリデー。
もちろん、開けて中身を確かめてみてもいいですよ(ワクワク

700 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/22(Fri) 21:10
シェ●ロンぽいナニカ「願いを言え…今ならザナージュが願いを叶えてくれるぞ…」

701 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/24(Sun) 11:35
HEROIC AGEって寸劇、ザナが脚本ってルキとゼノのキスシーンってよく本人たちに認めさせたなと思う

702 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/25(Mon) 18:51
某水橋氏からプレゼントとメッセージ

【IWCポルトギーゼ・クロノグラフ(黒/シルバー)】
時間を忘れる貴方には必要なものでしょう、次は1年遅れのデートなんて許されなくてよ。

703 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2024/01/01(Mon) 00:00
ザナージュ「よう、『10ちゃっと♪』新年一発目のレスは俺達が頂くぜ。そらもう派手派手にな」
ゼノ「その為だけに30分前から寒空の下で待機させられてるオレらの身にもなってほしいモンだ……あー、さみっ」
ルキ「そんなに寒い?」
アリス「アリスは気になりません!ゼノ様は寒がりですね!」
ゼノ「そりゃお前らは平気だろうけど、オレみてーなただの悪魔にはキツいっつーの!」
ルキ「ただの悪魔って」
アリス「そんなお言葉、アリス初めて聞きました!」
ゼノ「つーかさ、外で待機するイミあんのか?中で待ってりゃいいじゃんかよ」
ザナージュ「(バカだねえ、お前は……これはお前の為なんだぜ?)」
ゼノ「(どういう事だよ?)」
ザナージュ「(嬢ちゃんと抱き合って暖め合うチャンスじゃねえか)」
ゼノ「(凍え死ぬわ!)」

ルキ「何話してんの?」
アリス「猥談ですか?」(ワクワク
ゼノ「んなワケねーだろ!アレだ、この後の打ち合わせしてたんだよ」
ザナージュ「そういうこった、イベントってのはド派手にやらねえとな」
ルキ「また何かバカなことやんの?」
ザナージュ「ああ、ゼノ坊が渾身の一発ギャグを披露してくれるそうだ」
ゼノ「そういうのマジでやめろよ!!」
アリス「ゼノ様がやらないならアリスがやります!」
ザナージュ「いや、俺がやろう」
ルキ「待って、ここは私が」
ゼノ「じゃあオレがやぁーってやるぜ!」
ザナルキアリ「どうぞどうぞ」
ゼノ「なんでだよ!」

ルキ「……あ、もう時間」
アリス「ゼノ様の茶番のおかげで待ち時間もあっという間に感じました!」
ゼノ「うるせー、どういたしましてだよ!」
ザナージュ「ま、今年もこんなノリで行かせてもらうぜ。俺達は止まらねえからよ、おたくらもレス止めるんじゃねえぞ……」
アリス「それでは皆様!」
一同「あけおめことよろー!!」

704 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/01(Mon) 03:04
あけおめ
お正月はどんなことをしたい?

705 名前:新しい年明けのハンターズ ◆AtoZvqTQ 投稿日:2024/01/04(Thu) 17:54
ザナージュ「さあさあ、新しい年の始まりだ。今年もバカバカしい笑いをお届けするぜ」
アリス「お後がよろしいようで!」
ザナージュ「今始まったところなんだぜ、アリスちゃん」
ゼノ「落語家みてーなこと言ってんな。いいのか?お笑い路線でさ」
ルキ「ギャグキャラだと思われたくないんじゃなかったの?」
ザナージュ「昔の話さ。色々考えたんだがな……俺にはお笑いしかないんですよ……!」
ゼノ「Mr.サスケェ……」
アリス「ではご主人様、さっそくすべらないお話をお聞かせくだせーませ!」
ザナージュ「オーケーオーライ、わかってるさ、欲しいんだろ?このザナージュ様がとっておきの一発ギャグを披露してやるぜ。顎が外れないよう気をつけな!」
ゼノ「お、スゲー自信だ」
ルキ「これは期待できなさそう」
ザナージュ「全世界のレディ達!俺の子供生めや!」
ゼノ「確かにすべらない話だ……」
ルキ「……ヤバ」

ザナージュ「そうそう、今回から俺達4人以外のゲストが登場する場合はサブタイの下に名前を載せることにしたぜ」
アリス「これでもう推しの登場回を見逃す心配はごぜーませんね!」

>>678話 MAKAI × FAMILY
(ゲスト:ドクター、ラハール、DZ)

http://www.10ch.tv/bbs_img/img-box/img20240104175226.png

ドクター「という夢をゼノくんは見ていたようだ」
ゼノ「覗くなよ!!悪魔権侵害じゃねーか!!」
ザナージュ「HAHAHAHAHA!!可愛いお子様じゃねえか」
ラハール「うむ、両親の面影がある」
DZ「でもルキちゃんが妙に大きい気がするでやんすねぇ」
ドクター「夢……それは願望の現れでもある」
ザナージュ「胸は空っぽの方が夢詰めこめるってこったな」
ゼノ「夢詰め込めるのは頭だよ!パチパチするのが胸だ!」
DZ「ププ、大丈夫でやんすよゼノきゅん。外出中のルキちゃんとアリスちゃんは見てないでやんすから」
ゼノ「そういう問題じゃねーんだよ!あとそのゼノきゅんってのやめろ!」
ラハール「平常心を欠いてもツッコミは欠かさぬか、見事」

名無し『オシアワセニ』

ゼノ「いやっ……オレら別にそういうアレじゃねーから……まだ」
DZ「情けないでやんすねぇ、恋なんていわばエゴとエゴのシーソーゲーム。怖じ気づいてちゃチャンスは逃げてくでやんすよ?」
ゼノ「いつも女に逃げられるアンタにドヤ顔で語られるとイラッとするな 。つか何でアンタらがいんだよ」
ザナージュ「今日この脇役どもに集まってもらったのは他でもねえ。ゼノ坊、お前をサポートする為だ」
ゼノ「夢ん中覗いて笑い者にしてるだけじゃねーか!」
ドクター「君の想いを確認しただけだ。君の想いは分かった。ここから作戦に移行する」
ゼノ「なんだよ作戦って……」
DZ「もちろんゼノきゅんとルキちゃんの恋を成就させる為の作戦でやんすよ!」
ラハール「堕ちた身とは言え、俺も元天使。キューピッドとしての責務は果たさねばな」
ザナージュ「そういうこった、大船に乗ったつもりでいな」
ドクター「大丈夫、我々が攻略本だよ」
ゼノ「…………」

ザナージュ:女の敵、ストーカー
ドクター:こないだオレに恋愛相談してきた、ストーカー
ラハールさん:学生時代好きなコに告白できなかった、ストーカー
DZ:女の敵、ストーカー

ゼノ「(なんて頼りないメンツなんだ……つーか全員ストーカーじゃねーか!)」
ラハール「ゼノよ、君には俺と同じような想いをさせたくないのだ」
ドクター「この前は君が私の力になってくれた。今度は私が君の力となってあげよう」
ザナージュ「見ててもどかしいんだよお前らは。俺達が背中を押してやるよ、面白そうだしな」
DZ「ファイトでやんすよ、ゼノきゅん。いい結果とネタが聞けるのが楽しみでやんす」
678「ゼノルキチャン オシアワセニ」
ゼノ「みんな……応援ありがとな。二人くらい野次馬が混じってる気がするけどさ」

706 名前:新しい年明けのハンターズ ◆AtoZvqTQ 投稿日:2024/01/04(Thu) 18:00
ドクター「第1回チキチキのど自慢大会〜!!」
ザナアリDZ「イエーイ!!」(パフパフー
ルキ「アリスに引っ張って連れて来られてきたけど……何で急にカラオケ?」
ラハール「忘年会も兼ねた親睦会だ」
ルキ「もう年変わったっていうツッコミは禁止?」
ラハール「禁止だ」
ザナージュ「まあまあ、たまにはこういうのも悪くねえだろ?」
ゼノ「ワリーな、いきなり呼び出して」
アリス「アリスは構いませんよ!むしろ楽しみです!」
ルキ「……私も別にいいけど」
DZ「カワイコちゃんが二人も会いに来てくれてオレっちも嬉しいでやんすよ、デュフフ!」
ルキ「初めまして」
DZ「さすが忘年会、オレっちの存在も忘れ去られたでやんす!」

ドクター「おっと、大事なことを言い忘れていたよ。今日はラブソング縛りとさせてもらう」
ルキ「はぁ……?」
ザナージュ「へえ、面白そうだな」
ラハール「それはいい案だ」
DZ「デュフ!ラブソングマスターの実力を見せてあげるでやんすよ」
ゼノ「仕方ねーなー、いっちょやってやっか」
ルキ「なんで皆そんな乗り気なの?」
ドクター「(よし、『歌に乗せて打ち明けよう、胸に秘めたこの熱き想い作戦』開始だ)」
ザナージュ「(変な選曲するんじゃねえぞ?この作戦には二人をいい雰囲気に持っていく目的もあるんだからよ)」

ゼノ「えーと、じゃあ最初は誰行く?」
ラハール「俺が行こう」
DZ「いよっ、さすがラハールのダンナ!色男!」
アリス「タンバリン係はおまかせくだせーませ!」
ゼノ「(早くもラブソングの雰囲気じゃねーな!)」
ルキ「へー……ラハールさんが何歌うのかちょっと興味あるかも」
ゼノ「なん……だと……?」

ラハール「あなた追って出雲崎〜悲しみの日本海〜♪愛を見失い岸壁の上〜♪」
ゼノ「(演歌かよ!!しかもコレ悲恋の歌じゃねーか!!)」
ルキ「ビブラートすご」
アリス「お上手ですね、ラハール様!」
ザナージュ「HA!俺には遠く及ばねえ。マイクよこしな。
   アルバム売上も(煉獄さんの宣伝のおかげで)絶好調!P'sヴォーカリストの圧倒的な歌唱力を見せてやるぜ」
DZ「いよっ!待ってましたでやんすダンナ!」

ザナージュ「いつかお父さんみたいに大きな背中で〜♪いつかお母さんみたいに静かな優しさで〜♪」
ゼノ「(家族になるのは気が早すぎんだろ!!)」
アリス「ぱちぱちぱち!ご主人様もお上手ですね!」
ドクター「悪くはないが」
ルキ「圧倒的ってほどではないよね」
ラハール「中途半端に福山雅治の物真似を挟んでいるのも減点対象だ」
ザナージュ「黙らっしゃい!じゃあ次はドクター、てめえが歌え!」
ドクター「いいとも、私は常に最新の情報をチェックしている。音楽とて例外ではない。流行に乗り遅れた君達との違いを教えてあげよう」
ゼノ「へえ……言うじゃん」

ドクター「夏が始まった恋に落ちたぁぁぁぁ!!!もう待ち疲れたんだけどどうですかぁぁぁ!!!」
ゼノ「(キャラも季節も合ってねー!!そんな最近の曲でもねーし!)」
ルキ「……めっちゃムリしてる感ない?」
ラハール「うむ、キーが合っておらぬ」
ザナージュ「キンキンうるせえ……」
アリス「でも気持ちは込もっています!」
ゼノ「んじゃ次だな……」

DZ「ボンバヘッ!!ボンバヘッ!!ムチャして知った本当のオレっち〜♪」
ゼノ「(ムダに上手い……けどラブソングなのかコレ……?)」
ザナージュ「腹減ったな。ポテト食おうぜ、ポテト」
アリス「ピザもおねげーします!」
ラハール「ポテトとピザお願いします。あ、ポテトはメガ盛りで」
ドクター「おやおや、ラハールは電話係かね。電話に最も近い席に座った者の宿命だな」
ルキ「ドリンクバー行ってくる」
アリス「あ、アリスも〜♪」
ゼノ「(誰もDZの歌聴いてねー)」

DZ「次はアリスちゃん歌ってみるでやんすか?」
アリス「はいな!アリス行きまーす!」
ドクター「アリス、落ち着いて行くんだぞ!落ち着いて行けば大丈夫だ!」(タンバリンを叩く)
ゼノ「(アンタが落ち着けよ!)」

アリス「ある日金太が歩いていると〜♪」

707 名前:新しい年明けのハンターズ ◆AtoZvqTQ 投稿日:2024/01/04(Thu) 18:01
ドクター「アリスには悪いが全カットさせてもらったよ」
一同「ありがとうございます」
アリス「ブーブー!!」
ルキ「ザナージュが変な歌教えるから……」
ザナージュ「いやあ、まさか歌うとは思わねえしよ」
ラハール「……ルキ、次は君が歌うといい」
ルキ「私?んー、じゃあ……あ、この曲あるんだ」
ゼノ「何だ?」
ルキ「『五時間の集大成』」
ゼノ「マジで!?カラオケあんの!?」
ザナージュ「おー歌え歌え!歌われた分だけ俺に印税が入ってくるからな!」
DZ「ダンナダンナ、印税は作詞者と作曲者しか貰えないって知ってるでやんすか?」
ザナージュ「なん……だと……!?」
ルキ「そうだ、誰かデュエットしない?」
一同「(……好機!!)」

アリス「では皆様一緒に歌いませう!」
ゼノ「うおーい!?ま、待てアリス!ここはオレが
ドクター「フッ、アリスの頼みなら仕方ない」
ラハール「うむ、皆の親睦を深めるいい機会だ」
DZ「ラップ部分はオレっちに任せるでやんす!」
ザナージュ「ラップなんてねえよ。お前はタンバリン叩いてな。オーケー、じゃあ行くぜ!」
ゼノ「(このおじさん達、何しに来たんだ?)」



アリス「いやあ、いいお歌ですね!」
ザナージュ「そりゃそうさ、ブラザー渾身の力作だからな」
ドクター「ふむ、実に面白い。バカ騒ぎも悪くないものだ」
ラハール「うむ、学生時代の合唱コンクール、あの頃の一体感を思い出せた」
ザナージュ「ラハールよお、昔話を始めるのは年寄りになった証拠だぜ?」
DZ「そういうダンナも同い年でやんしょ?」
ルキ「それ言うならあんたが一番年上でしょ」
一同「HAHAHAHAHA!!」
ゼノ「(めちゃくちゃ楽しんでんな!いいことだけどさ!)」

ルキ「じゃ、次はゼノね」
ゼノ「お、おう。なんか緊張すんな」
ザナージュ「オーケーオーケー、大丈夫だ!クールに行け!」
DZ「焦ったらダメでやんすよー!平常心ー!」
ラハール「残り時間はまだある、今は歌だけに集中しろ!」
ドクター「とにかく落ち着くんだ!落ち着いてやればそう難しいことではないぞ!」(タンバリンを叩く)
ゼノ「(だからアンタらが落ち着けよ!でも……)みんなありがとな!っしゃあ!っしゃあ!やぁーってやるぜ!」
ルキ「何このノリ」
アリス「SASUKEオールスターズみてーですね」
ザナージュ「(……待てよ?一つ大事なことを忘れてる気がするぜ)」

ゼノ「とぅあ〜いせつなぁ〜!ひぃとだからずぅ〜っとぉ〜!くぁらないでぇ〜!わらぁっていてぇ〜!」
DZ「ド下手でやんすね……」
アリス「ダメですよ、DZ様!もっとビブラートに包んで言わないと!」
DZ「ド下手でやんすねぇ〜〜〜♪」
ラハール「これは……」
ドクター「計算外だ……」
ザナージュ「そうだ、坊やはド音痴だった……」
ルキ「…………」
アリス「次は名無し様の番ですね!おねげーします!」
DZ「名無しのダンナもいたんでやんすか!?」



アリス「カラオケ楽しかったですね!」
ドクター「やや想定外の出来事もあったがね」
ラハール「親睦会としては良い催しだったと言えよう」
DZ「オレっちも出番が貰えて嬉しいでやんすよ、デュフフ」
ザナージュ「ヘイ、嬢ちゃん。ゼノ坊の歌はどうだった?」
ゼノ「ちょ」
ルキ「……前より上手くなってた」
ゼノ「えっ、マジ!?」
ルキ「まあ、ド下手から下手になったくらいだけど」
ゼノ「ちょ」
ルキ「もっと練習しないとね」
ゼノ「え?」
ルキ「また行こうよ」
ゼノ「お、おう!行こう行こう!」
ルキ「皆で」
ゼノ「あ、皆でか……」
名無し『ゼノルキチャン オシアワセニ』
ザナドクラハDZ「(ちょっとは進展した……のか??)」

708 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/06(Sat) 11:27
ザナージュ&ドクター&ラハール&DZ「ガンダムファイトー!レディー・ゴー!!」

ゼノ「違う……そうじゃない……」

709 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2024/01/12(Fri) 18:17
ザナージュ「そわそわ」
ゼノ「ザナージュ、何そわそわ言ってんだ?」
ルキ「そわそわ言うって初めて聞く表現」
アリス「明日遠足の予定でもあるんです?」
ザナージュ「ノンノン、お客様を待ってんのさ。サイン会のな」
ゼノルキアリ「サイン会?」
ザナージュ「P'sのベストアルバムを持参したお客様には俺の直筆サインをサービスするぜ!」
アリス「それは素晴らしいサービスです!大繁盛間違い無しですね!」
ザナージュ「異世界スタンプラリーも実施中!全世界制覇を目指せ!」
ゼノ「なんのこっちゃ」
ルキ「宣伝じゃない?」

>>684話 温泉馬鹿狼の密室凍結事件 〜湯けむり編〜

ザナージュ「よーく知ってるぜ、この街の温泉は俺にとっちゃ庭みたいなもんだ。しょっちゅう覗いてるからな」
ルキ「はい逮捕」
ザナージュ「バカ、俺は不審者がいないかパトロールしてんだ」
ルキ「あっ、不審者!」
ザナージュ「なに!どこに!」
ルキ「私の目の前に」
ザナージュ「おっと、こりゃ随分と男前な不審者だHAHAHA」
ゼノ「なんか久々に見た気がするぜ、こういう光景」
アリス「ご主人様もルキ様もイチャイチャしないでくだせーませ!」
ザナ&ルキ「してないしてない」

ザナージュ「で、温泉がどうかしたのかい?」
ゼノ「聞いてなかったのかよ、地下からお湯が湧き出てんだってさ」
ザナージュ「なん……だと……?」
ゼノ「ビックリだよな」
ザナージュ「いや、よく聞いてなかった。もう一回言ってくれよ」
ゼノ「紛らわしいな、ちゃんと聞けよ!地下からお湯が湧き出てるって言ってんだ!」
ザナージュ「なん……だと……!?じゃあ俺が温泉を作れば、これからは合法的に女湯を覗くことができるってのか!?」
ゼノ「できねーよ」
ザナージュ「ヘイヘイヘイ、いつも言ってんだろ?大事なのはできるかできねえかじゃねえ。やるかやらねえかだってな」
ルキ「やったらホントに警察に突き出すから」
ザナージュ「見くびんな」
ルキ「え?」
ザナージュ「お前の貧相な身体になんて興味ねえよ、HAHAHA!そーれ、ペッタンコー!ペッタンコー!」
アリス「アーイ!アーイ!」

(カチ……コチ……)

ゼノ「お湯が湧き出てる場所はどこだ!?急いでザナージュを解凍してやんねーと!」
アリス「ルキ様、エターナルフォースブリザードはやり過ぎですよ!」
ルキ「これで少しは頭が冷えたでしょ。あとアリス、あんたにはしばらくお菓子買ってあげないから」
アリス「この度は悪ノリしてしまい誠に申し訳ごぜーませんでした」
ザナージュ「こんなもんで……」(ピキ
ゼノ「え、ザナージュ……?まさか自力で解凍したのか……!?」
アリス「すごいですご主人様!!」
ルキ「ウソ……私の氷を……?そんなことできるわけ……」
ザナージュ「やるかやらねえかだ……」(ピキピキ
ルキ「!」
ザナージュ「こんなもんで俺が止まるか……!俺のこの燃え盛る熱いハートでどんな氷だって溶かしてやらあああ!!」(パリーン
ゼノ「スゲー……これも覗きへの想いが成せる技なのか……!」
アリス「これが……これがエロパワーなのですね!」
ルキ「見くびってた……エロ魔神の力を……」
ザナージュ「だから見くびるなと言っただろ?さあ、行くぜ」
ゼノ「どこへだよ?」
ザナージュ「決まってんだろ?温泉回じゃあ!!」
ゼノ「うおおおお!!」
アリス「卓球楽しみですね!」
ルキ「そこ?……あのさ、浮かれるのは勝手だけどあんた達忘れてない?」
ザナ&ゼノ「何を?」
ルキ「もう時間(文字数)ないから」
ゼノ「あ」
アリス「おや」
ザナージュ「」
ルキ「あ、勝手に凍った」
ゼノ「大変だ!お湯ー!」
アリス「それでは最初にお戻りくだせーませ!」

710 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2024/01/12(Fri) 18:18
>>685話 KILL MOW WHO

ザナージュ「お安いご用さ、これからもご贔屓に頼むぜ。報酬はスイス銀行に振り込んでおいてくれ」
ルキ「毛布を?」
アリス「ありがとうごぜーます、名無し様!大きくて立派な雑巾ですね!」
ゼノ「毛布だって言ってんだろ」
アリス「毛布にしては変わった形じゃあ〜りませんか?お洋服のようです!」
ゼノ「そりゃ着る毛布だからな」
アリス「それはいいですね!アリス着てみたいです!どうやって着るんどすえ?」
ゼノ「フツーに羽織るだけだよ」
アリス「誰の歯を?」
ゼノ「は?」
アリス「誰の歯を折ればいいんです?」
ゼノ「お前なぁ……」
ザナージュ「国王さ」
アリス「国王様ですね、わかりました!今から王様を、これから王様を殴りに行ってきます!」
ザナージュ「オーケー、バレないようにな」
ゼノ「待てアスカ!チャゲも煽んな!」
ザナージュ「何で俺がチャゲの方なんだ」
ルキ「帽子じゃない?」



アリス「着てみました!」
ゼノ「なんか変じゃねーか?」
ルキ「手足が逆になってる……」
アリス「なんと!マスターが腕パーツと足パーツの付け方を間違やがったようです!」
ルキ「あんたの身体のことじゃなくて」
アリス「ではルキ様、アリスに正しく着せてくださいますか?」
ルキ「私が?」
ザナージュ「アリスちゃん、それなら俺に任せな」
アリス「ご主人様とゼノ様はいやらしいこと考えてそうなので嫌です♪」
ザナージュ「HAHAHA、見抜かれてたか。残念だったな、ゼノ坊」
ゼノ「オレなんも言ってねーだろ!」
アリス「なのでルキ様、おねげーします!」
ルキ「あー……ごめん、私が触ると毛布が冷えるから……」
アリス「たまにゼノ様がボケた時みたいに?」
ゼノ「やかましーわ!いいじゃん、ルキ。そんなすぐ冷えないだろ?」
ルキ「うん、ゼノも一生懸命やってると思うし」
ゼノ「オレのボケの話じゃねーから!」
ザナージュ「やってやれよ、嬢ちゃん。かわいい妹分の頼みなんだからよ」
ルキ「……わかった」
アリス「わーい♪」
ゼノ「オレが妹みたいって言った時はドン引かれたのに……」

ルキ「これでどう?」
アリス「これは……」
ルキ「あ、ごめん……やっぱ冷たい?」
アリス「いえ、とても暖かいです!毛布も、ルキ様の手も……♪」(ニッコリ)
ルキ「……そう、よかった」(ニッコリ)
ゼノ「うんうん……」(ホッコリ)
ザナージュ「いい絵だねえ……」(モッコリ)
ゼノ「最悪だよ」

>>686
ザナージュ「俺が聞きたいぜ。どっからも声が掛からねえんだよ、どうなってんだ」
ゼノ「どうもなってねーよ。ムリに決まってんだろ」
ザナージュ「なんでだよ、10ちゃっと初のコミカライズなんて実に夢のある話じゃねえか」
ルキ「夢見るのは自由だけど現実も見なよ」
ザナージュ「見てるさ。俺達の活躍が漫画化からアニメ化、そして映画化やゲーム化する未来をな」
ゼノ「そういうのを夢っつーんだよ」
ザナージュ「うるせえ!俺は諦めねえぞ!そうだ、ここ見てる誰かが描いてくれよ!ギャラは原作の俺が7割、作画のキミが3割だ!目指せ、未来のプロ作家!」
ルキ「作画に3割、色んな元ネタに7割だからザナージュの手元には1Gも入って来ないけどね」

711 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2024/01/12(Fri) 18:19
ザナージュ「そういやゼノ坊は自作漫画描いてたんだよな?」
ゼノ「え、なんで知ってんだ!?」
ザナージュ「おっと、マジで描いてたのか?適当に言っただけなんだがな」
ゼノ「お、おう……ガキの頃ちょっとな……」
アリス「それは興味深いです!どんな漫画を描いてやがったのですか?」
ゼノ「よくあるヤツだよ。学園物とバトルを合わせた感じの」
ルキ「へー……タイトルは?」
ゼノ「タイトルは……」

>>686話 ドラゴンピースZ

ザナルキアリ「ほお……?」
アリス「あらすじを教えてくだせーませ!」
ゼノ「時は幕末――」
ルキ「時代劇なの……!?学園って寺子屋?」
ゼノ「これはプロローグだよ。主人公は幕末から鬼狩りを生業にしてきた一族の末裔って設定なんだ」
ルキ「あ、ああ、そういうことね……」
ザナージュ「最初はまず読者に世界観を説明するわけだ」
ゼノ「そう。で、幕末篇を60ページくらいやった後に本編開始だ」
ルキ「多くない?」
ゼノ「え?」
ルキ「プロローグに割くページ数多くない?そういうのって大体2、3ページくらいじゃないの?」
ゼノ「いやー、でも最初にちゃんと説明しとかないと読者に伝わんないしさ」
アリス「たくさんのページを使って丁寧に描いたというわけですね!」
ザナージュ「俺は良いと思うぜ?物語ってのは掴みが肝心だからな」
ルキ「ま、まあ、それはそうかも……」

ゼノ「で、主人公の名前は『雷牙 零』って言うんだけど」
アリス「ライガーゼロ??」
ゼノ「違う違う、『ライガ レイ』だ。でも仲間からはゼロって呼ばれてる」
ルキ「愛称的な」
ゼノ「そうそう。んで、ゼロが都の学園に転向した初日に不良に絡まれるんだ」
ザナージュ「なんだ、ヤンキー物なのか?」
ゼノ「いや、そういうワケじゃねーぜ。でもその不良達は高校デビューしたてのなんちゃってヤンキーだったんだ」
アリス「今日からツッパリだったんですね!」
ゼノ「そんなヤツらが鬼狩りの末裔に勝てると思ってるヤツいるー?」
ザナージュ「いねえよなあ?」
ゼノ「でも勝っちまうんだ」
ルキ「勝つんだ……っていうか負けるんだ主人公……」

ゼノ「ゼロは平和主義者なんだよ。で、ボコボコにされたゼロは体育館の裏に捨てられちまうんだけど、ちょうどその時バスケ部が試合しててさ」
ザナージュ「ハハーン、読めたぜ。マネージャーに惚れて入部するパターンだな?」
ゼノ「そうそう、よくわかったな!」
アリス「すごいですご主人様!」
ルキ「(ベタ……)ねえ、ドラゴンピースっていうのは何なの?」
ゼノ「不思議なカケラだよ。世界に散らばるカケラを七つ集めてひとつなぎにしたら願いを叶えてくれるんだ」
アリス「ほーほー!それは斬新な設定ですね!」
ザナージュ「ああ、よく練られてんな」
ルキ「私それめっちゃ聞いたことあるかも……」
ゼノ「で、バスケ部の試合中にゼロは頭打って頭蓋骨粉砕しちまってさ」
ルキ「重くない?」
ゼノ「え?」
ルキ「いや、すごい重傷だから……そこは気絶、とかじゃないの?」
ゼノ「いや、でも倒れた照明が頭に直撃したら気絶じゃすまないだろうしさ」
ルキ「なんで照明が」
ゼノ「老朽化してたんだ」
ルキ「そう……」
ザナージュ「ゼロはとことん運がねえな」

アリス「ですがそれは大変です!それからどうなったのですか!?」
ルキ「あ、わかった。怪我で試合に出れなくてグレちゃうんでしょ」
ゼノ「いや、試合には出たんだ」
ルキ「ヤバくない?」
アリス「ゼロ様はものすごい根性ですね!」
ルキ「頭蓋骨砕けてる生徒を試合に出す学園側もヤバくない?」
ゼノ「生徒の自主性を重んじる校風なんだ」
ルキ「えー」
ザナージュ「いい学校じゃねえか」
ゼノ「でもゼロは空腹で倒れちまうんだ」
ルキ「えー」
ザナージュ「それは仕方ねえさ、腹が減ったら戦はできねえからな」
ゼノ「で、ゼロが目覚めたら……」
アリス「目覚めたら!」
ゼノ「異世界にいたんだ」
ルキ「飛ばし過ぎじゃない?」
ゼノ「え?」

ルキ「話が飛躍し過ぎっていうか……いくらなんでも急展開過ぎない?」
ゼノ「そうか?結構伏線張ってたつもりなんだけどな……」
ルキ「え、どこに」
ザナージュ「まあ、異世界物ってのはそういうもんだろ」
アリス「ですです!何もおかしくごぜーませんよ?」
ルキ「そうなの?じゃあ私がおかしいのかな……」
アリス「はい!」
ルキ「そう……」

712 名前:BOUNTY HUNTERS ◆AtoZvqTQ 投稿日:2024/01/12(Fri) 18:19
ザナージュ「じゃあ続けてくれ。異世界に転生したゼロはどうなったんだ?」
ゼノ「メテオストリームを食い止める為にネフィロスと戦うんだ」
ルキ「もうちょっと詳しく」
ゼノ「いいぜ、どっちの説明が聞きたい?メテオストリームか?ネフィロスか?」
ルキ「できればどっちも」

メテオストリーム=世界を滅ぼす災い
ネフィロス帝国=この世界を管理する巨大国家

ゼノ「ここからゼロの新たな異世界生活……Re:ゼロが幕を開けるんだ」
アリス「壮大な物語になってきましたね!」
ザナージュ「ああ、ワクワクするぜ」
ルキ「よくわかんないけど、主人公が帝国と戦う理由は何?メテオ何とかはほっといていいの?」
ゼノ「へへッ、そこでさっき言ったドラゴンピースが出てくるんだよ」
アリス「と言いますと!?」
ゼノ「ドラゴンピースは何とネフィロスが所有してたんだ」
ザナージュ「マジかよ、すげえ偶然だな」
ルキ「それって元の世界に散らばるアイテムじゃなかったっけ……」

ゼノ「なんとドラゴンピースは元々この世界のものだったんだ」
アリス「ではドラピーはお家に帰ってきたというわけですね!」
ザナージュ「だがいくらゼロでも世界を敵に回して勝てんのか?」
ルキ「いくらゼロでもって、今んとこ良いとこゼロだけどねこの主人公」
アリス「きっとこれから大活躍するんですよ!」
ゼノ「もちろんさすがのゼロも多勢に無勢だ。でもその時、戦況を覆す大事件が起きるんだ」
ザナージュ「ヒュウ、そりゃ楽しみだ」
ゼノ「なんと第三勢力である神々の軍勢が降臨したんだ」

ルキ「……え?神々?神様ってこと?」
ゼノ「そう、巨大な神々……巨神たちが進撃してきたんだ」
アリス「なぜ神様が?」
ゼノ「メテオストリームを起こそうとしてたのは神だったんだ」
ザナージュ「争いを繰り返す人類を粛清しようとした、ってとこか?」
ゼノ「正解!よくわかったな」
アリス「冴えてますね、ご主人様!」
ルキ「(ベタ……)あ、じゃああれだ。神を倒す為にゼロと帝国が共闘するんじゃない?」
ゼノ「いや、神と帝国が手を組んだんだ」
ルキ「ヤバくない?」
ザナージュ「ヤバいな、絶望的な状況じゃねえか」
ルキ「それより自分達を滅ぼそうとしてる相手と手を組む帝国がヤバくない?」
ザナージュ「恐らくまずはゼロを排除したかったのさ」

ゼノ「絶体絶命のピンチに陥ったゼロは……」
アリス「ゼロ様は!」
ゼノ「指を食ったんだ」
ルキ「なんて?」
ゼノ「指を食ったんだ」
ルキ「誰の?」
ゼノ「自分の」
ルキ「なんで?」
ゼノ「なんとゼロも神、それも太陽神だったんだ」
ルキ「ほお……?」
アリス「なんとぉー!それはビックリです!」
ザナージュ「ああ、そいつは俺もさすがに予想できなかったぜ」
ルキ「うん、予想できた人いないと思う」
ゼノ「指を食うことで覚醒したゼロはまずは帝国を殲滅。そのまま人類滅亡を賭けて神の軍勢に戦いを挑むんだ」
ルキ「自分で世界を管理する国家潰しちゃったけど大丈夫?人類滅亡しちゃわない?」
ゼノ「そう思うだろ?でも心配ねーさ。ゼロが新世界の神になったからな」
ルキ「ほお……?」
ザナージュ「これからはゼロが人類を導いていくってわけだ」
アリス「これでもう安心ですね!」

ゼノ「そう思ったのも束の間、ゼロの元に最初の不良が転移してくるんだ」
ルキ「まさかの」
ザナージュ「モブだと思ってたキャラが実は重要人物だったわけだ」
ゼノ「ああ、なんとその不良は太陽神の対となる月の神だったんだ」
アリス「それは燃えますね!」
ゼノ「そして再会を果たしたゼロと不良は世界の調和を保つ為に融合して一つになったんだ」
ルキ「ごめん、ちょっと何言ってるかわかんない」
ザナージュ「敵対しあってた者同士が世界の為にひとつなぎになったってことだろ?ベタだが嫌いじゃねえぜ」
アリス「熱い友情ですね!不良漫画っぽいです!」
ゼノ「そう、その絆こそがワンピースの正体だったんだ」
ルキ「漫画変わっちゃった」

ゼノ「これで完結だ。どうだった?」
ザナージュ「王道展開を大切にする中にもキラリと光るオリジナリティがあって良かったと思うぜ」
アリス「ですです!ぜひ続編を執筆してほしいです!」
ゼノ「実はもうあるんだ。銀河統一篇っていうんだけど」
ザナ&アリ「おおー」
ルキ「ツッコミ疲れた……」

713 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/13(Sat) 10:11
いい男いい女ってのはいい匂いがするらしいけど
ハンターズの皆んなはどんな匂いがするの?

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