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【星のカービィデデデでプププなものがたり】貴方の質問、お待ちしています【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2015/10/16(Fri) 00:01

いらっしゃいませ 闇の忍び部隊のリーダー、シノと申します
本日は、ここまで足を運んでいただき、誠にありがとうございます
それでは、本日はどのようなご用件でしょうか……?


……失礼しました 少し緊張させてしまいましたね
こちらは、数ある少年漫画の中で絶大な人気を博した『星のカービィデデデでプププなものがたり』の世界観を元にしたスレッドです
前回に引き続き、今回も私、シノがスレッドのリーダーを担当致します
オリキャラが嫌いでなければ、どうか最後までお付き合いください
早速ですが、ルールの説明に入ります

【壱・質問するのが名無し、返答するのがキャラハン】

基本的に 質問をするのは名無しさん、その質問を返すのはキャラハンです
当たり前の事ですが、当たり前な事だからこそ当たり前に守って頂きたい所です
キャラハンには名無しさんからの質問を返す義務があります
私もそのキャラハンの一人です 頑張ります

【弐・キャラハンは星のカービィシリーズのキャラクターに限定する】

キャラハンは星のカービィシリーズのキャラクターのみとさせて頂きます
他作品のキャラクターを持ちこむ事は原則として禁止にしています
私はオリキャラですが…オリキャラでも世界観を崩さない程度なら大丈夫との事です

【参・初心者も歓迎】

キャラハンなんてやった事がないって方でも是非気軽にご参加ください
やる気さえあれば歓迎します
弐のルールと被りますが、キャラハンは星のカービィシリーズのキャラクターという条件であれば
誰でも参加可能です

【肆・他人に優しい書き込みを】

荒らし、中傷、煽り等の書き込みは禁止です
礼儀やマナーというのはどこに行っても守るべきものです
出来るだけ相手を不快にさせないような書き込みを心掛けましょう

以上のルールを正しく守りながら利用してください
ルールは絶対です 破った者には裁きが下ります
「皆が楽しく、皆で楽しく」を目標に、共に頑張って参りましょう 宜しくお願い致します
まずはこれまで あらあらかしこ


〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

12代目(2013/10/12(Sat) 04:13 〜 2015/10/12(Mon) 00:03)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=381518798

716 名前:ワドルディーズとメタナイツの仲間たち ◆YibtXp7M 投稿日:2017/09/30(Sat) 08:48
バンダナ「なんか、遅くなつてしまいましたね」
パラソル「そーだね。受験生もそろそろ動き始めるね」
水兵「ナニソレオイシイノ?」

メタナイト「…そんなことより、今日は何の日か分かっているのか?」
パラソル「今日は…30日です。明日はメイスナイトとのお別れってことですね」
バンダナ「いや、今日ですよ…;」

パラソル「えぇーっ!?」
メイス「過疎ってる中こうなるのは残酷ダス!!」
水兵「にしても、月のとき、30か31かが分かんないんだけど…」
バンダナ「では 30を小、31を大と考えてみましょう」

パラソル「えっと…最初は31だったから大だね」
メイス「その次は28か29だから小ダスね」
水兵「なら、偶数の月は小だね!」

バンダナ「それが違うんですねー。8月は31日までですよ!」
水兵「えっ!?」
メイス「大晦日はどこダスか!」
パラソル「そーだよ。年越し蕎麦の存在消すなよー」

メタナイト「コホン。続きを頼む」
バンダナ「はい。8月が31なのは… って説明すると長くなるので人の手でしてみましょう」

メイス「手ダスか?」
バンダナ「はい。手に4つの瘤というか何かありますよね?」
メイス「あるダスね」
バンダナ「その瘤を大と考えてみて下さい」

パラソル「1,3,5,7が大だね…」
バンダナ「次に 8月を大として戻ってみて下さい」
メイス「8,10,12が大ダスね」
水兵「大晦日お帰りー!」

メタナイト「そのやり方を忘れた場合は、『西向く士は小の月』というのを覚えておけば充分だ」
メイス「2,4,6,9,11が小ダスね」
パラソル「絶対そっちがいいね」
メタナイト「そろそろ返すとするか。手短なので、愚痴られるのは覚悟しておく」

>>705-706
水兵「騒がせちゃったねーごめんごめん!」
メイス「軽すきるダス!」
メタナイト「リアルで忙しくて書く暇がこれから少なくなってくるかもしれない。それを理解してくれれば嬉しい…」
パラソル「過疎化って怖いよねー」
バンダナ「そ、そうですね;」

>>707
バンダナ「そうなんです、2つゲームが発売するんですよ!」
パラソル「2つだっけ?」
メイス「スイッチと何ダスか?」

メタナイト「先ずシノ殿が言っていたスイッチのスターアライズと」
バンダナ「バトルデラックスです!」

パラソル「バトル…」
水兵「デラックス?」

メタナイト「要はカービィファイターズだ」
メイス「TDXのミニゲームのあれが、ちゃんとしたゲームで出てくるんダスか!? 絶対買うっス!」
バンダナ「発売日は今年の11/30ですよ。」
水兵「えぇーポケモンと同じ月じゃん!」
バンダナ「ひとまず…; 好きなコピー能力の投票もしてみて下さい。1位になったものはバトルデラックスで出ますよ。僕はエスパーですね」
パラソル「パラソルと言いたいけど…リーフにしとこ」
水兵「ボクはスリープ!」
メイス「それは…使えないダス…;」

>>708
水兵「弾けないよ!」
メイス「右に同じダス。」

バンダナ「えっと…ドレミだけならグルメレース弾けます」
パラソル「マジで!? って言ってるそばから弾くなよ…;」
メタナイト「私は、一応それっぽいものは弾けるが…」
パラソル(この2人どうかしてる!)

メイス「メタ逆メドレー 普通ならフルコンダスが…」
パラソル「太鼓の達人か! ゲームじゃないし!!」

水兵「うーんと、これがこうだから…」
パラソル「何してんの?」
バンダナ「いやあ、あれからドレミの練習してるんですが…」

メタナイト「戦闘力測定プログラムのドレミを自力でやろうということをしているのだ」
パラソル「弾けたら、桃球と回歴2つが弾けるようになれるね」
メイス「確かにそうダスね。メロディー似てるダスから」

バンダナ「そうですね。では、メイスナイトさんまた会えたら会いましょう!」
メイス「少ない日たったダスが楽しかったダス!」
メタナイト「メイスナイト。また遊びにきてくれ」
メイス「分かりました!」

バンダナ「というわけで今回はここで閉めます。メイスナイトさんありがとうございました。また明日!」

717 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/01(Sun) 17:01

シノ「こんにちは シノです
  今日から10月になりましたね……」
ツキカゲ「なりましたね」
タック「なりましたな」
ジュキッド「うむ…そうだな……」
シノ「さて、そんな10月ですが、今回から新メンバーを紹介します」
ツキカゲ「えっ!?新メンバー!?」
タック「まさか……」
シノ「どうぞ、出てきてください」
ワイユー「わっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!
  やあ皆!!元気だったでござるか!?拙者、初代暗闇斎Y・U!!ワイユーでござる!!
  決まったでござるな!わっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
タック「初っ端からうっさいわ……」
ジュキッド「この男、普段からこんな感じなのか……」
シノ「今回から新メンバーのワイユーさんが加わり、闇の忍び部隊もパワーアップします
  では、新生闇の忍び部隊最初の活動と行きましょう」
ワイユー「よろしくな!わっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
タック「五月蝿いっちゅーねん!」
ツキカゲ「歴代の暗闇斎って、こういう変わった人ばっかりだったのかな……」

>>715

シノ「デビューしてません」
ツキカゲ「でも、追っかけとかすごかったですよね」
シノ「今でも普通に街を出歩けられません」
タック「でもまあ、これを機にアイドル路線とか行っちゃっても良えんやない?
  今日からタイトルも『アイドル道中まっしぐら!』に変更や!」
シノ「変えませんよ 何言っているんですか」
暗闇斎「認めん!拙者は認めんぞ!シノがアイドルデビューなんて!」
ワイユー「おおっ、これはこれは現代殿」
暗闇斎「おお!先代殿!先代殿も返事を返すようになったのでござるか!」
ワイユー「拙者は今日から初参加でござるよ、現代殿」
暗闇斎「おおそうでござったか!流石は先代殿でござる!」
ワイユー「いやいや、現代殿には及ばぬでござるよ」
暗闇斎「いやいや、及ばぬとは、勿体無きお言葉でござるよ先代殿」
ワイユー「わっはっはっはっはっはっはっは!!」
タック「うっさいっちゅーねん!!何やこの会話!?先代殿現代殿ってやかましいわ!!」

ジュキッド「……で、何しにここへ…?」
暗闇斎「おおそうだ!思い出したでござる!シノ!もう一度考え直すでござる!お主にアイドル活動は無理でござる!
  アイドルデビューだなんて、拙者は許さぬでござるよ!」
シノ「だからアイドルデビューなんてしませんよ」
暗闇斎「シノがアイドルになんてなってしまったら、今日から夕飯は誰が作るのでござるか!?」
シノ「自分で作ってくださいよ ……というより、デビューしませんから」
暗闇斎「…しかし、これからテレビの中でシノを観る事が出来る……これはこれで良い事…なのか……!?」
ツキカゲ「駄目だこの人…全然シノさんの話聞いてないですよ……」
シノ「父上!いいから早く帰ってください!はっきり言って邪魔です!帰ってください!」
暗闇斎「シノ!もう一度考え直すでござる!アイドルだなんて…生活を捨ててまでなるべきではござらん!
  頼む……もう一度考え直してくれ…!頼むでござる!」
シノ「だからしないって言っているじゃないですか!もう出て行ってください!」

ジュキッド「……何というか、これは末期症状だな」
ワイユー「うむ……感動したでござる!子を想う親の気持ち……!拙者はその想いに心打たれたでござる!
  流石は現代暗闇斎殿でござる!拙者、心から感動しているでござるよ!」
タック「どこがや ただの親バカやんけ」
ツキカゲ「次回以降もこのテンションでやって行くんですか……?」


シノ「……今回はこれで終わりのようですね」
ワイユー「何っ!?もう終わりか!?皆!どんどん書き込んで来てくれ!
  拙者、いつでもウェルカムでござる!わっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
タック「うっさいからもう笑うな!」
ジュキッド「最早この男を止められる者はいないな………」
ツキカゲ「これでも伝説の最強の忍者っていうから驚きですよね…」
シノ「けれど、ワイユーさんに助けられた事は何度もありますし、その強さは本物です
  それでは、次回もよろしくお願いします さよなら」

718 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/01(Sun) 17:13

暗闇斎(ナレーション)「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


シノ「はあああああああっ!!」

 ヒュバッ!!

悪党A「ぐああああああっ!!」

悪党B「ひ…ひいいい……!」

シノ「貴方達に虐げられた方から、恨みを晴らして欲しいと依頼がありました……
  貴方達も、これで終わりです……大人しく覚悟してください」

悪党C「へっ生意気な!相手はガキ1人…俺達でたたんじまえばどうって事ぁねえ!」
悪党B「う…うわああああああああ!!」
悪党C「お…おい!逃げるな!!」

ジュキッド「敵に背中を向けた瞬間から、貴様の負けは決定だ………」

悪党B「ひ…ひいいいいいいい!!」

ジュキッド「ふんっ!!」

 ゴギッ!!

悪党B「ひでぶっ!!」

悪党C「ひいい…!女1人じゃなかったのかよ…!?」

タック「ボクもおるで!」

悪党C「なっ…!」

タック「射殺せ」

 ヒュッ! ドスッ!

悪党C「ぐあっ!………………」

シノ「…全員ちゃんと生きてますよね?」
タック「勿の論ですわ こいつは麻酔銃やさかい、殺傷能力自体は皆無でんがな」
ジュキッド「俺も、手加減して気絶させた程度だ」
シノ「さて……向こうの方もそろそろ終わったでしょうか…?」


サスケ「二間……!食らえ!!」

悪党D「う…うわああああああああ!!」

 ドガァァァアアアアアアアアン!!! 

悪党E「ひいいっ!」

ツキカゲ「お前の相手は僕だ!!」

悪党E「くっ……!」

ツキカゲ「はあああああああっ!!雷神手裏剣!!」

 ドスッ!!バチバチバチバチバチバチバチバチ!!

悪党E「ぐああああああああああああああああ!!」

ツキカゲ「……よし、こっちも片付きましたね!」

サスケ「馬鹿!後ろを見ろ!まだ片付いてねェぞ!!」

ツキカゲ「えっ…!?」

悪党E「この野郎ォォォオオオオオ!!」

ツキカゲ「うわああああああっ!?」

 ドガッ!!

ツキカゲ「うあああっ!!なっ…何で…!?雷神手裏剣が命中したのに…!?」

悪党E「このクソガキ!許さねェ!!死ねえええええええ!!」

ツキカゲ「うわあああああああああああ!!」

サスケ「くそっ……!!」

 キィィィイイイイイイン!!

ツキカゲ「え……?」

サスケ「…………!」

ワイユー「…………………間一髪……でござったな」

悪党E「なっ…何だお前は…!?新手か…!?」

ワイユー「…………悪党は滅べ…!覇ッッ!!」

悪党E「う……うわああああああああああああっ!!?」

ワイユー「ふんっ!!」

 キュピーーン!! ヒュッ!! ゴギッ!!

悪党E「ぐふっ!!…………………」


719 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/01(Sun) 17:15

ワイユー「………少年、危なかったな」

ツキカゲ「……………………」

サスケ「この馬鹿!斃しても油断するなとあれほど忠告しただろうが!」
ツキカゲ「す……すみませんでした………!」
サスケ「お前…前から思っていたが、最近腕が鈍ったんじゃないのか?やはりお前、あの時の事を………」
ツキカゲ「…………っ……!」
ワイユー「や……やめないか…!何の事かよく分からんが、終わった事だし、もう良いでござろう」

シノ「……どうしたんですか?」
ワイユー「シノ殿……」
シノ「ツキカゲさん、元気がないみたいですが……」
ワイユー「シノ殿……それが実は……」
ツキカゲ「なっ……何でもないですよ……!敵は全員倒れました……任務は達成です………
  ……じゃあ、僕はもう帰ります…………」
サスケ「おい坊主、待て!!………ったくあいつ……!」
ジュキッド「一体どうしたというのだ……?」
シノ「ジュキッドさん……それが私にもよく………」
タック「……………………」


ツキカゲ「くっ………!こんな筈じゃ……こんな筈じゃないのに……………!」


オロチ「…………ふふっ…!これは面白い事になってきたねえ………!」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第肆拾肆話 天魔外道!地獄の妖刀と心の闇


 前回までの記録

  第参拾壱話 もしも、プププランドが戦場と化したら前編(>>15-18)
  第参拾弐話 もしも、プププランドが戦場と化したら後編(>>34-38)
  第参拾参話 もしも、食が世界を支配したら(>>484-488)
  第参拾肆話 もしも、避けられる戦いがあったら(>>511-513)
  第参拾伍話 もしも、反逆計画が始動していたら前編(>>523-526)
  第参拾陸話 もしも、反逆計画が始動していたら後編(>>546-549)
  第参拾漆話 危機一髪!光る眼が獲物を追い詰める(>>569-574)
  第参拾捌話 奇奇怪怪!心と体が入れ替わる(>>604-607)
  第参拾玖話 起死回生!あべこべ忍者と愉快な道化師(>>628-633)
  第肆拾話 一発触発!狙われた謎の壺を守れ(>>647-649)
  第肆拾壱話 颯爽登場!伝説の忍者が目覚めし時(>>671-673)
  第肆拾弐話 油断大敵!天使のような悪魔の策略(>>688-691)
  第肆拾参話 無我夢中!心を操る魔の歌声(>>711-714)


暗闇斎「そうか……任務は成功か 流石でござるな闇の忍び部隊
  初代殿が味方についてから、闇の忍び部隊はますます強くなったでござる」
ワイユー「いやいや!そんな勿体ないお言葉を!」
暗闇斎「いや……流石はかつて最強の忍者と謳われた程の腕前……
  そこで、いかがでござるか?初代殿、是非とも今後も闇の忍び部隊の一員として、正式に加入してはくださらぬでござろうか」
ワイユー「なっ……拙者がでござるか……?良いのでござるか……?」
シノ「勿論です!ワイユーさんがいてくだされば、私達も怖いものなしです」
タック「シノ姐はんの言う通りや!普段のテンションは、まああれやけど、強さは本物やしな!」
ジュキッド「うむ……初代殿と仕事が出来るとは……忍者冥利に尽きるな」
サスケ「俺は別にどっちでも良いけどな」
タック「サスケ兄はんも素直じゃないでんなあ」

サスケ「………所で、坊主についてだが、あいつを闇の忍び部隊から降ろせ」
タック「えっ……!?」
シノ「な…何言っているんですか……?!」
暗闇斎「………聞こう……それはどういう意味でござるか?」
サスケ「あいつは、例の暴食の魔人とやらとの戦いの後から、明らかに腕が鈍って来ている………
  お前らだって気付いていた筈だ」
シノ「そ………それは…………!」
タック「そやけど!別にツッキーを仲間から追い出さなくても……!」
サスケ「俺は奴の為にもそう言っているんだ あのまま戦いに出していたら、いずれ死ぬぞ
  昨夜は初代がいたから助かったが、後一歩遅ければ、奴は昨夜死んでいたんだ」
シノ「……………!」
タック「なんやて……!?初代はん、それはホンマなんでっか……!?」
ワイユー「………………ああ………」
暗闇斎「……………そうだったか…………」
サスケ「あいつには時間が必要だ……今のままでは本当に死ぬ事になる………
  正直あのままいられると足手まといなんだ その所為で俺達まで火の粉が降りかかったらたまったモンじゃねェぞ」

ツキカゲ「……………っ!」

シノ「ツキカゲさん……!?」


720 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/01(Sun) 17:18

サスケ「………………全部聞いたか?」

ツキカゲ「…………………はい……」

サスケ「そうか」

ツキカゲ「…………そ………そうですよね…………今の僕じゃ………はっきり言って邪魔ですよね……
  皆さんの足ばかり引っ張ってて……………」

タック「違う!違うんやツッキー!サスケ兄はん!あんたも何か言いなや!」

サスケ「………悪いが、俺は今の発言を取り消す事はしない……聞いてたんなら尚更好都合だ
  お前の言う通りだ はっきり言って今のお前は邪魔以外の何者でもない………
  酷い事を言うが、そうやっていつまでも死んだ奴の事引きずってうじうじいられるとこっちにも迷惑なんだよ」
シノ「サスケさん!いくら何でもそこまでは言い過ぎです……!」
ツキカゲ「いえ……良いんです………サスケさんの言う通りです…………
  僕はやっぱり、忍者としては相応しくなかったのかもしれない…………すみません……失礼します」
シノ「ちょっと!ツキカゲさん!待ってください!」

タック「兄はん!何て事を言いますんや!ツッキーはまだ子供や!何もそこまで酷い事言わんでも……!」
サスケ「ガキだからこそ尚更そうしたんだ………ガキであるが故に、まだ現実を知らねェ
  いずれは辛い現実を知らなきゃいけねェ事もある………奴はそれを知った……それだけの話だ」
タック「せやけど………!」
サスケ「けど何だ?こいつは遊びじゃねェんだ!油断すれば死ぬ……そんな世界だ
  現にあいつはもう少しで死ぬ所だった………あの状態のまま戦わせる方が、奴にとって酷い話じゃねェのか?
  奴は一度、この世界から離れるべきだ…………」
タック「確かに………その通りかもしれへんけど…………」
シノ「タックさん………今は、ツキカゲさんが戻って来る事を信じましょう
  確かに、もう少し時間が必要だと思っていました………文左衛門さんの事もありますし、
  色々背負ったまま戦うのは危険だと思うので…………」
暗闇斎「…………そうだな……暫くは、ツキカゲはメンバーから除いた方が良さそうでござるな」
ジュキッド「………人は辛い経験を通して大人になって行く………坊やもまた例外ではない
  我々は、それをただ見守っていれば、それで良いのかもしれないな…………」



ツキカゲ「…………………そう………だよね……………
  僕……まだ文左衛門さんの事を…………忘れられない……………」

 文左衛門(回想)「お主は強くなった………これからも仲間達と共に……強く…逞しく…生きるのだぞ…………」

ツキカゲ「文左衛門さん………僕は………本当にこのまま………強くなれるのかな…………」

オロチ「ふふ……なれるさ」
ツキカゲ「なっ………!」

オロチ「身構える事ないだろう……ほら、敵意は感じないだろう?」
ツキカゲ「な……何の用ですか………!?あなた……誰なんですか………!?」
オロチ「おっとごめんごめん 自己紹介を忘れていたよ
  僕の名前はオロチ 嫉妬の策士なんて二つ名もあるんだ
  邪幻斎様が率いる、幻夢教の幹部の一員さ」
ツキカゲ「幻夢教……!?くっ………!僕に何の用だ………!?」
オロチ「だからそんな怖い顔しなくても良いって 別に戦いに来たんじゃないんだからさ」
ツキカゲ「じゃあ………何しにここに………!?」
オロチ「君にプレゼントしたいものがあって君に会いに来たのさ」
ツキカゲ「プレゼント………!?」
オロチ「ついて来てごらん 大丈夫だって、君を殺そうなんて思っちゃいないよ」
ツキカゲ「…………本当だな?」
オロチ「少しは信用しようよ そこまで言ってあげているんだからさ」
ツキカゲ「…………分かりました……でも、もし何かあったりしたら……その時は………」
オロチ「少しでも信用してくれるならそれで充分だよ さあ行こうか」



ツキカゲ「………どこまで連れて行くつもりなんだ……?随分と遠くまで歩いたけど……」
オロチ「ここだよ」
ツキカゲ「え…………?」
オロチ「さあ、こっちに来てごらん……そこに、君に渡したいものがある」


721 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/01(Sun) 17:21

ツキカゲ「……………こ…これは………刀……!?」
オロチ「……と言っても、普通の刀じゃないんだけどね これは言わば妖刀と呼ばれる代物さ」
ツキカゲ「妖刀……!?」
オロチ「詳しくは無くても聞いた事ぐらいはあるだろう?
  呪い等の禁術を用いて作られた刀……呪いが込められているので、普通の刀よりも強い能力を発揮する
  その代わり、使用者も呪われてしまうと言う、まさに諸刃の剣さ」
ツキカゲ「なっ………!」
オロチ「でも、妖刀を使っても何ともない例があるんだ それは妖刀と上手く適合する事……それだけさ
  妖刀に込められた呪いの力を上手くコントロール出来れば、妖刀の力に呪われる事はない………
  君の仲間にも、妖刀を使う者がいるだろう……?」
ツキカゲ「シノさん………!」
オロチ「そう……あの子は妖刀の力と上手く適合している……だから決して呪われる事はないのさ」

ツキカゲ「でも………僕がこの刀と適合する保証なんて………」
オロチ「はっきり言って無いよ」
ツキカゲ「じゃあ……!」
オロチ「でも、君ならその刀と上手く適合出来る気がするんだよ だから君をここまで連れて来たのさ」
ツキカゲ「何を根拠にそんな事を………!」
オロチ「君は、強くなりたいんだろう?」
ツキカゲ「えっ………?」
オロチ「君の事は文左衛門からもよく聞いていたよ 文左衛門と仲良くしてくれて、本当にありがとう
  僕は文左衛門の仲間だから、君みたいな仲良くしてくれた人がいた事は本当に嬉しかったんだ」
ツキカゲ「………………………」
オロチ「文左衛門が死んだ事は、僕もショックだった………君も助けたかっただろう?文左衛門の事を
  君が今よりももっと強かったら、もしかしたら文左衛門の事を救い出す手段があったのかもしれないのに………
  君が強くないから…君に文左衛門を救う力が無かったから、結局文左衛門は死んだんだ……………」
ツキカゲ「う………うわあああああああああ!!」

オロチ「でも、過ぎ去った過去はもうどうにも出来ないんだ……だったら、今よりもっと強くなるべきだ
  君の所為で死んでしまった、文左衛門の弔いの為にもね…………
  僕は文左衛門の友人として、君が強くなる為の手伝いがしたいんだ
  それが文左衛門に出来る弔いだと思っているよ

  その刀は、君に力を与えてくれる良い刀だよ もっとも、その刀と君の相性次第だけどね
  その刀は持ち主を選ぶ……もしも君がその刀に気に入らないと判断されてしまったら、
  握った瞬間、君の身体は跡形も無くなるだろう
  ……でも大丈夫 君ならその刀を上手く使いこなせる……僕はそう信じているよ

  君に強くなりたいと言う気持ちがあれば……文左衛門の死を、無駄にしたくないという気持ちがあれば……
  その刀は、君の気持ちに応えてくれる……君に力を貸してくれる筈だよ………
  さあ、岩に刺さっているその刀を、そっと引き抜いてごらん…………呼び掛けるんだ……その刀の名を……」
ツキカゲ「刀の……名前………?」
オロチ「刀には一つ一つ名前がある……妖刀もまた例外ではないよ
  その刀の名前は妖刀・奈落………さあ、呼び掛けるんだ…………」
ツキカゲ「妖刀……奈落…………!
  ………聞いてくれ、僕は……もっと強くなりたい………!
  文左衛門さんは僕に言ってくれたんだ……仲間と共に強くなって生きろと………!
  僕は強くなりたい……!そして、もう一度、闇の忍び部隊の一員として………!
  頼む!僕に力を貸してくれ!妖刀・奈落!!」


ツキカゲ「う………うわあああああああああああああああああ!!
  …………あれ…………………?」


722 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/01(Sun) 17:22

オロチ「おめでとう!君は見事、その刀に選ばれた!君にその刀を使う資格があるという事だよ!
  やっぱり僕の目に狂いは無かったよ!凄いじゃないか!これで君はもっと強くなれる!
  闇の忍び部隊の一員として、これからも戦い続ける事が出来るんだよ!」
ツキカゲ「僕が………この刀を使いこなせる………?
  ………でも、何で僕にこれを……?僕達は敵同士……僕にこんなのを与えたら、不利になるだけなんじゃ……?」
オロチ「友達だからだよ、僕と君はね!」
ツキカゲ「ええっ………!?友達……!?」
オロチ「さっきも話しただろう、僕は文左衛門とは友達だって 君も文左衛門とは友達だろう?
  文左衛門と友達同士だった僕達は、友達になるべきじゃないのかい?」
ツキカゲ「………そうなるのかな………………」
オロチ「………さて、僕も暇じゃないから、今日はもう帰ろうかな………
  その刀、上手く使ってごらん それじゃあ、また会える事を願っているよ!あははははははははははは!」
ツキカゲ「……………………僕は………もっと強くなれる……………この刀があれば…………!
  これからよろしく頼むぞ……妖刀・奈落!」




オロチ「…………ふふふふふふ………!上手く行ったよ……!
  これであの子は、修羅の仲間入りだ………!さあ妖刀・奈落…あの子の心を呑み込み、本能のままに暴れるが良い!
  これから、面白い事になりそうだねえ……!あははははははははははははは!!あははははははははははははははは!!」


  第肆拾肆話 天魔外道!地獄の妖刀と心の闇 終


シノ「それでは、次回予告です
  私達闇の忍び部隊に、またも依頼が舞い込んできました
  依頼を引き受け、任務を実行しようとした私達の前にツキカゲさんが……
  もう一度一緒に戦わせて欲しいと私達に頭を下げますが………
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第肆拾伍話ご期待ください
  私達のスレッドを、今後ともよろしくお願いします」


723 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/02(Mon) 20:13
どんなに面白くても、アニメや特撮やドラマや映画などの映像系みるのがめんどくさい。

724 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/02(Mon) 20:39
とある海外の動画サイト見るとカービィが他のゲームキャラと互角に渡り合えるのは凄いと思う
しかもその戦い方がバトルアクション並みの戦い方なんだよな〜
分かりやすくいうとスマブラ?

725 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/03(Tue) 19:30
やったぁ!上手くいったのさ!太陽と月が喧嘩したのも、こうして君を利用したのも、全てはボクの完璧な計画なのサ!これでイタズラ好き放題サ!ま、許してちょーよ

726 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/04(Wed) 23:20

シノ「こんばんは シノです それでは、本日も返事を返して行きましょう」
ワイユー「わっはっはっはっはっは!!書き込んでくれて嬉しいぞ!どんどん書き込んでくれ!」
タック「それで返事が返しきれなくなったら本末転倒やけどな」
ジュキッド「つべこべ言うな さっさと返事を返すぞ」

>>723

タック「それ、すごく分かる」
シノ「え…?分かるんですか?」
タック「面白い事は面白いんやけど、続きを観たくなくなる事って誰しもある事でっしゃろ
  それは一種の疲れなんや 言うなれば、人生に疲れている状態なんや
  そういう時はな、無理して続きを観ようとしないですぐに寝るのが1番や!」
ジュキッド「まあ…観るのが面倒なものを無理して観ろとは言えんよな」
シノ「観たくなった時に観るのが1番ですよね 何もする気になれないなら休んだ方が良いですけど」
タック「こういう面倒になる事が何日も続くんなら、ちゃんとしたカウンセラーの人に相談した方が良えでっせ」
ジュキッド「お前、さっき分かるって言ったよな…?という事はお前もそうなんじゃないのか?」
タック「嫌やなあ ボクは普通でっせ 確かに面倒に思う事はありますけど、そりゃそんな毎日っちゅうわけやありまへんで」
ワイユー「わっはっはっはっはっは!!疲れた時は笑うのが1番だ!腹に力を入れて笑ってみろ!毎日が楽しくなるぞ!わっはっはっはっはっはっはっは!!」
タック「あんたは毎日笑い過ぎや」

>>724

シノ「カービィさんって、あの見た目からじゃ分からないですけれど、意外と武術には長けていますからね」
タック「あんなボケーーっとした感じで、俊敏な動きやさかい、人は見かけによらないってこういう事を言うんやろなあ」
シノ「流石ゲームの主人公を25年続けられるだけあって、パワーは衰え知らずですね
  カービィさんが皆さんに愛されて、人気があるのは、その強さと可愛らしさがその理由でしょうね
  あとはコピー能力という独自の能力……他のキャラクターにはない、カービィさんだけの持ち味ですよね
  各国でも愛されているのを知ると、星のカービィシリーズも、ここまで大きくなったんだって、ちょっと感動しますよね」
ジュキッド「色々な商品の展開にも積極的で、その勢いは留まる事を知らないな」
ワイユー「実に良い事だな!!拙者も嬉しくなるでござるよ!嬉しい時は笑うのが1番でござる!わっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
タック「あんたの場合嬉しい時関係なく笑ってるやないでっか」

>>725

タック「仲間の振りして近づいて、自分の野望を叶える為に主人公を利用するって、
  今思うと斬新すぎるキャラクターやったんやないでっか?」
シノ「そういうキャラクターなら、それより前に、他の作品にもいたような気がしますけど………
  すぐに思い浮かばないから具体例は挙げられないですけれど………」
タック「あいつの所為で、カービィに近づいて来るキャラ全員が怪しく見えて仕方が無いですわ」
ジュキッド「流石にそういう輩ばかりではないだろうと信じたくはなるがな」
シノ「でも、そういうキャラクターって少ない気がしますよ この先どうなるかは分からないですけど………」
タック「何度も騙されるって、流石にあかん気がするよなあ
  けれど、100回人を騙す奴より、100回騙されている人の方が、ボクは大好きでっせ」
シノ「どこかで聞いたようなセリフですね」
タック「でも、カービィよりもお人好しで、すぐ騙されそうな奴がいますやろ」
シノ「え……?そんな人、いますか?」
タック「ツッキーや あの子、すぐに人を信じやすそうさかい、何か危ない気がするんや」
ジュキッド「確かにな……坊やは優しすぎる……優しすぎる事は長所だが、それが欠点になり得ることもある………
  優しい事が、必ずしも良い事とは限らんのだ」
シノ「文左衛門さんの事もありますし、尚更心配ですね………」
ワイユー「そうでござるな…人は迷い続ける生き物でござる だからこそ迷う時間が大切なのかもしれぬ
  迷った先に見つかる答えが、正しいか間違いかは分からぬが、あの少年には、正しい道に進んで欲しいと思うばかりでござる」
タック「おおっ 初代の旦那が珍しくまともな言葉を……」
ジュキッド「初代殿は笑い過ぎるという点を除けば、まともな人物だぞ 色物扱いするな」


シノ「……本日はここまでですね
  次回もよろしくお願いします さよなら」

727 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/04(Wed) 23:21

暗闇斎(ナレーション)「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


ツキカゲ「妖刀・奈落………!この刀さえあれば、僕は強くなれる………!
  シノさん……皆……!僕はもう……皆の足手まといにはならない……!
  そうだ……僕が………僕が………最強になるんだ………!今までの、誰よりも………!」



オロチ「ふっふふふふふふふふふ………」

クチナワ「……オロチ、帰りが遅かったな 何をしておったのじゃ」
オロチ「何って……?ふふ……ちょっと面白い事をさ……」
クチナワ「面白い事……?何じゃそれは」
オロチ「それはこれからのお楽しみだよ 姉さんの作戦の邪魔はしない程度に、僕も遊びたくなったんだ」
クチナワ「ふん……お前は昔から、下らぬ事に時間を費やすのが好きじゃからのう 期待はせんでおこう」
オロチ「さあて、これからどうなって行くのか、楽しみだなあ!あはははははははははは!!あははははは!!」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第肆拾伍話 疑心暗鬼!歪んだ心に潜む闇


 前回までの記録

  第参拾壱話 もしも、プププランドが戦場と化したら前編(>>15-18)
  第参拾弐話 もしも、プププランドが戦場と化したら後編(>>34-38)
  第参拾参話 もしも、食が世界を支配したら(>>484-488)
  第参拾肆話 もしも、避けられる戦いがあったら(>>511-513)
  第参拾伍話 もしも、反逆計画が始動していたら前編(>>523-526)
  第参拾陸話 もしも、反逆計画が始動していたら後編(>>546-549)
  第参拾漆話 危機一髪!光る眼が獲物を追い詰める(>>569-574)
  第参拾捌話 奇奇怪怪!心と体が入れ替わる(>>604-607)
  第参拾玖話 起死回生!あべこべ忍者と愉快な道化師(>>628-633)
  第肆拾話 一発触発!狙われた謎の壺を守れ(>>647-649)
  第肆拾壱話 颯爽登場!伝説の忍者が目覚めし時(>>671-673)
  第肆拾弐話 油断大敵!天使のような悪魔の策略(>>688-691)
  第肆拾参話 無我夢中!心を操る魔の歌声(>>711-714)
  第肆拾肆話 天魔外道!地獄の妖刀と心の闇(>>718-722)


暗闇斎「皆、揃ったか」
シノ「はい……一体、何の用でしょうか……?」
暗闇斎「早速だが、今日も依頼が届いたでござる 依頼主は、向こうにいるでござる」

スパイキー「ううっ……うっうっ……………」

サスケ「………一体、何の用件だ?まあ、少しばかりは察しがつくがな」
スパイキー「うっうっ……ぐすん……お願いです………母さんの………母さんの仇を………!」
暗闇斎「下手人はジャイアントロッキーと、その手下だ
  奴らは金目的で一家を狙い、金品すべてを強奪した後、母を惨殺したのだ」
タック「また押し込み強盗でっか」
ワイユー「このようなえげつない事をよくも平気で……見過ごすわけにも行かんな…!」
シノ「警察の方には何か話したんですか?」
暗闇斎「警察にも相談したそうだが、生活困難で心中したという風に捉えられ、全く相手にされなかったのだそうだ」
シノ「そうですか………」
サスケ「所詮そんなもんだ 奴らは事なかれ主義、下手な真似をするより自分達の身の方が大事な奴ばかりだからな」
タック「事情は分かったけど、仕事料がないんじゃ、ボクらが動く道理があらしまへんがな」
暗闇斎「仕事料ならある……この金は、母の形見のネックレスを立て替えたものでござる
  仕置に向かう口実は、こんなもので良いでござろう?」
シノ「はい……充分です 行きましょう」

???「ちょっと待ってください!!」

シノ「……!貴方は………!」
タック「ツッキー!何しに来たんや!?」
サスケ「……………」

ツキカゲ「お願いです……この仕事……僕も一緒にやらせてください……!お願いです!僕に…僕にもう一度チャンスを…!」


728 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/04(Wed) 23:22

シノ「ツキカゲさん………」
タック「ボクは別に良えけど…サスケ兄はん、どないしまっか?」
サスケ「………駄目に決まってんだろ 手前ェはもう闇の忍び部隊でも何でもない、ただの民間人だ
  戦えねえ奴を仲間に入れて、もし何かあっても助けてやれる程、俺達は甘くねえぞ」
ツキカゲ「僕は戦えます……!何かあったって構いません……!僕は…もう一度闇の忍び部隊として……!」
ジュキッド「…………そう言っているんだ もう一度チャンスをあげてはどうだろうか」
シノ「ジュキッドさん……」
ジュキッド「坊やはここまで頑張って戦って来た……俺はこれでも、坊やの事は高く評価しているつもりだ
  坊やは確かに未熟かもしれないが、最初の時と比べると遥かに成長している………」
サスケ「それで…坊主が死んじまったら、一体どうする気だ?」
シノ「ツキカゲさんは、私が見ています 私がなるべくツキカゲさんから離れないようにします それで良いですよね?」
サスケ「………ふん、勝手にしろ 俺は止めたからな…何かあっても、俺は一切責任は負わないつもりだ」
ツキカゲ「ありがとうございます……大丈夫です 僕は同じ失敗はしませんから……!」
タック「よし!じゃあその話はこれにて仕舞いやな!」
シノ「……参りましょう」



ブキセット「……ふふふ…武器の手入れは楽しいなあ………ってお前!また!」
ツキカゲ「へっへっへ…相変わらず良え武器をお持ちでんなあ 借りるわ、じゃあの」
ブキセット「あっ…待て!待てーーーー!!返しやがれーーーーーー!!



サスケ「………………………」

ジュキッド「……やはり心配か?」
サスケ「……何がだ?…ガキの事なら別に何とも思わん
  奴が決めた事だ 何かあっても全ては奴自身の責任だ 俺は手助けしてやるつもりは無い」
ジュキッド「そうか………」


シノ「………ツキカゲさん……」
ツキカゲ「僕なら心配要りませんよシノさん……僕は必ずやれますから……」


ツキカゲ(そう……大丈夫………僕には……新しい力があるから………
  頼むぞ……妖刀・奈落………!)


手下1「うえっへっへっへ!旦那ァ!もう呑めませんぜ!」
ジャイアントロッキー「何言ってやがんだ!夜は始まったばかりじゃねェか!
  今日は盛大に楽しむんだよ!また弱い奴らから金品を巻き上げてやるぜ!」
手下2「へっへっへ!流石は旦那!一生ついて行きますぜ!」
手下3「今日は楽しい宴会だーーーーーー!!」

???「楽しんでいる所申し訳ありませんが、楽しい宴会もこれでおひらきです」
手下4「むっ…誰だ!?」

???「悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業!闇夜に咲く一輪の花
  闇の忍び部隊隊長シノ!見参!」

手下5「へっへっへ…おい嬢ちゃん、迷子か?え?
  あのな…ここは遊び場じゃねえんだよ……分かったらさっさとここから…」

 ヒュバッ!バキッ!!

手下5「ぐべっ…!」

手下1「て…てめェ……!!」

シノ「………………」

 ビュン!!

手下1「あっ!逃げやがった!!」

ジャイアントロッキー「さっさと追いかけるんだ!!捕まえて袋叩きにしちまえ!!」

手下2「へい!うおおおおお!!待てええええええええ!!」

 ガシッ!!

手下2「ひいっ!?」

ジュキッド「待つのは……貴様の方だ………」

 バキバキバキバキッ……

手下2「ぐぎゃああああああ!?腕が…腕がああああああああ!!?」

ジュキッド「貴様はこの腕で、まだ幼い子供の母親の命を奪ったのだろう……」
手下2「違う違う…!殺ったのは旦那だ!俺じゃねェ!俺は家にあった金を…う…奪っただけだ……!」
ジュキッド「加担した時点で、貴様も同罪だ……逝ね!!」

 ブンッ!!

手下2「ああああぁぁぁぁあああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 ドォォォォオオオオオオオオオン!!! ゴギッ!

手下2「…………………………」


729 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/04(Wed) 23:25

手下3「なっ………!」
手下1「あの女1人じゃなかったのか……!逃げるぞ!多分俺達狙われていやがる!恐らく他にも仲間がいる筈だ!!」

タック「大当たり♪」

手下1「ひっ!?」

手下4「くっそおおおおお!!邪魔だこの野郎ぉぉおおおおおお!!」
手下1「おい馬鹿!突っ込むな!!」

タック「そのお仲間の言う通りでっせ……」

 ビュン!! ザシュッ!!

手下4「ぐはっ……!!………………………」

タック「今日の武器はカッターや 命を刈り取る、良え武器でっせ
  うかつに飛び込めば、こいつの餌食や さあ、どないしまっか?」

手下1「くっ……一体…どうすれば………!

手下3「うわああああああああああああああああ!!」

手下1「あっ…おい!!」


手下3「うわああああああああああ!!何で!!何でこんな目に!!」

サスケ「………こっちに向かって来やがったか………」

手下3「俺は……俺は本当はこんな悪い事したくなかったんだ……!!」

サスケ「距離三間………まだだ…………」

手下3「俺は言われて仕方なく……仕方なくやっただけなのに………!!」

サスケ「二間半………」

手下3「俺は……!俺は……!幸せになりたかっただけなんだあああああああああ!!」

サスケ「二間…!食らえ!!」

 ドォォォォォオオオオオオオン!!!

手下3「ひっ…!?ぐあああああああああああああああああ!!」

 ドガァァァァアアアアアアアアアアアン!!!!


ジャイアントロッキー「……おい、もう片付いたのか…?」
手下1「だ…旦那ァ!!」

ジュキッド「……残りは貴様らだけのようだな……」
タック「さっさとお縄についた方が身の為でっせ」

ジャイアントロッキー「くっ……!!」
手下1「逃げましょうぜ旦那!!仲間は皆やられた!もう俺達しかいませんぜ!」
ジャイアントロッキー「な…何を言う!こんな奴ら……俺の敵では……!」

ワイユー「敵では無いと申すか 敵ながらあっぱれな物言いでござるな」

ジャイアントロッキー「ぐ……ぬおおおおおおおおっ!!」

ワイユー「ふんっ!!」

 ヒュッ!! ドガッ!!

ジャイアントロッキー「ぐあああああああっ!!」

手下1「旦那!!」

ワイユー「はあああああ…………!」

 キュピーン!!

ジャイアントロッキー「ぐぅっ……!」

ワイユー「とぉぉぉぉおおおおおおおおおっ!!!」

 ドガッ!!

ジャイアントロッキー「ぐおおおおおおおおおおっ!!」

手下1「旦那ぁぁぁあああああああ!!うわあああああああああああ!!」



手下1「だ…誰か……!誰か助けてくれええええええ!!」

ツキカゲ「助けを求めても無駄ですよ……ここには誰もいない………お前1人だけだ!」

シノ(ツキカゲさん………!)

手下1「くっ…!どけぇぇええええ!!このクソガキ!!」

ツキカゲ「……今こそ僕に力を……出でよ!妖刀・奈落!!」

手下1「ひっ…!?」

シノ(妖刀……!?一体どこでそんなものを………!)

ツキカゲ「はあああああああああっ!!」

 ヒュバッ!!

手下1「ぐあああああああああああ!!あ…足…!!足ぃぃぃいいいいいいいい!!」

ツキカゲ「外したか……だが次は……!はああああああああああっ!!」

手下1「ひいいいいいいいいい!!助けてえええええええええ!!」

 キィィィイイイイイン!!!

手下1「うわああああああ!!…………えっ……?」

シノ「……………………………」

ツキカゲ「シノさん……何で邪魔をするんですか……?」
シノ「私達の仕事は、あくまで敵の動きを止める事……人の命まで奪ってはいけません」
ツキカゲ「どいてください!こいつは僕が…!」


730 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/04(Wed) 23:27

ジュキッド「一体何の騒ぎだ?」
シノ「ジュキッドさん……!ツキカゲさんが………!」
ジュキッド「坊や……?何だ、その武器は…!?」
タック「なんやなんや、何かあったんでっか?」
ワイユー「少年が持っている刀……これは妖刀ではござらぬか…一体、これをどこで……!」
ツキカゲ「僕は強くなるって決めたんです!他の誰よりも………!僕は、今まで弱かった………だから僕は文左衛門さんを救えなかった……!
  僕が強い力を持っていれば……!だから僕は強くなるって決めたんです!この刀があれば、僕は強くなれるんだ…!!」
サスケ「やはりそういう事だったか」
シノ「サスケさん………!」
サスケ「お前……やはりあの暴食の魔人の事を……!その刀をどこで手に入れたものか知らねェが、
  やはりてめェをこのまま戦わせるのは危険だ 強くなりたいだと…?寝言は寝て言え」

手下1(………何だかよく分からんが……逃げるなら今の内………!)

ジュキッド「させるか!」

 ドガッ!!

手下1「ぐへっ!!………………………」


サスケ「……とりあえず、この刀は捨てろ 坊主にこいつは危険過ぎる
  こいつが妖刀なら、尚更危険だ」
シノ「………そうですね」
ツキカゲ「あっ…!駄目!返してください!それが無いと僕は……!」
ジュキッド「諦めろ…それは本当の強さとは言わない
  本当の強さとは、力を無意味に誇示するものではなく、誰かを守ろうとする優しさだ
  それは坊や自信が一番よく分かっていた事ではないか……
  坊やはそんなものが無くとも、充分に強くなれる素質はある……だからその武器だけは諦めなさい」
ツキカゲ「……………はい」
シノ「……ツキカゲさん、今は自分自身の為に、戦いから遠ざかって休んだ方が良いと思います
  今のツキカゲさんは、自分で自分自身を追い詰めているみたいで、気の毒に思えてきます」
タック「……まあ、生きていれば良い事もあるって 気持ちは分かるけど、休む事も大事な事でっせツッキー」
ツキカゲ「…………はい……皆さんの言う通りですよね………すみませんでした…………
  それなら僕、しばらく休もうと思います………本当に…皆さんには迷惑を掛けました…………」
サスケ「………まあ、元気に暮らせよ 俺から言えるのは、それだけだ」
ツキカゲ「はい……ありがとうございます……………」





ツキカゲ「はあ………やっぱり、僕に戦いは向いてないか…………
  でもしょうがないか……一流の忍者として強くなるなんて……やっぱり僕には………」

???「そうやって諦めるのかい?」

ツキカゲ「………!オロチ…!」

オロチ「駄目じゃないか 彼らの口車なんかに乗ったら…大事な武器まで捨てちゃってさ…せっかく僕がプレゼントしたって言うのに」

ツキカゲ「口車だなんて、そんな……」

オロチ「彼らは、君の事が邪魔で仕方が無いだけなのさ……僕は聞いたんだよ 彼らが君の悪口を言っている所をね……」
ツキカゲ「う…嘘だ……!嘘だ…!だってそんな………!」
オロチ「受け入れたくないのは分かるよ…人はいつだって自分自身にとって都合の悪い事は信じられないものさ
  でも信じるんだ それが現実なんだよ 君は誰からも必要とされていない……君は彼らにとって邪魔な存在なんだよ
  そうでなければ、君に戦いを辞めて休めだなんて言わない筈だろう…?」
ツキカゲ「そ……それは………!」
オロチ「だったら見返してやりなよ…あいつらを……あいつらよりも強くなるんだ…この妖刀…奈落と一緒にね………!
  さあ、もう一度奈落を手にするんだ そうすれば君は絶対的な力を手に入れる事が出来る……強くなれるんだ…あいつらよりもね
  君を捨てたあいつらを見返してやるんだ 君1人で強くなるんだ そうすれば誰も君の事を弱いと言う奴はいなくなる
  さあ選ぶが良い 君は、強くなる道を選ぶかい?それとも、今の弱い姿で仲間から邪魔者扱いされたままのうのうと生き続けるかい?
  選ぶのは君自身の自由だ さあ、どうする?」
ツキカゲ「僕は……僕は………強くなりたい…!強くなるんだ……!弱いままなのは嫌だ…!弱いだなんて思われたくない…!
  僕は誰よりも強くなるんだ……!闇の忍び部隊よりも………!妖刀・奈落…!もう一度僕に力を貸してくれ……!」
オロチ「……決心はついたようだね」
ツキカゲ「ああ……当たり前だ………迷う必要なんて最初から無かったんだ………
  手に入れてやる……!誰にも負けない、絶対的な力を……!」


731 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/04(Wed) 23:28


オロチ「……どこに行くんだい?」
ツキカゲ「どこだって良いさ……僕は強くなる……その為には仲間なんて不要だ
  僕は僕の力だけで強くなって見せる……それを証明するんだ この奈落と共にな………」
オロチ「そうかい じゃあ行ってらっしゃい 君が強くなれるように、心から応援しているよ」
ツキカゲ「ああ………」



ツキカゲ「例え闇の忍び部隊でも……僕の邪魔をするなら……この妖刀・奈落で斬り裂いてやる……!
  僕の強さを証明してやる……必ずな………!」



オロチ「……おめでたいねぇ……実におめでたい事だ
  これでめでたく、新たな修羅の誕生だ………!
  面白いね…面白い事になりそうだよ………!あははははははははははは!!」


  第肆拾伍話 疑心暗鬼!歪んだ心に潜む闇 終

シノ「次回予告です ツキカゲさんが失踪し、ツキカゲさんの行方を捜す闇の忍び部隊
  そんな闇の忍び部隊の前に新たな敵が現れた
  その名も"冥府の騎士団"………暗闇斎への復讐として、手始めに闇の忍び部隊を付け狙う……
  否応無しに冥府の騎士団との戦いへと発展して行く……そして、ツキカゲさんの行方は………
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第肆拾陸話ご期待ください
  私達のスレッドを、今後ともよろしくお願いします」

732 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/05(Thu) 04:59
>本当の強さとは、力を無意味に誇示するものではなく、誰かを守ろうとする優しさだ
本当の強さにメリットってあるの?

733 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/05(Thu) 05:05
>ジュキッド「諦めろ…それは本当の強さとは言わない
  >本当の強さとは、力を無意味に誇示するものではなく、変態ドスケベを極めることだ
  >それは坊や自信が一番よく分かっていた事ではないか……
  >坊やはそんなもの(優しさ)が無くとも、充分に強くなれる素質はある……だか
ジュキッドは良いこと言うな〜

734 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/05(Thu) 05:10
ツキカゲの妖刀、100円ショップっで売ってたわー

735 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/06(Fri) 07:03
ワドちゃん1匹何円ですか!?

736 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/06(Fri) 16:24
シノ1匹何円ですか!?

737 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/06(Fri) 22:32

シノ「こんばんは シノです
  本日も返事を返して行きましょう」
タック「残念やけど、今日からツッキーは不在や
  え…?何でかって…?それはお察しや
  気になるんなら前回の月華のシノ〜忍び街道まっしぐら!〜でも見とけ」
シノ「あれ以来、未だに行方知れずですが……」
タック「ま、ツッキーの事や 腹が減ったら戻って来るでしょ」
シノ「…だと良いですけれどね……」
ジュキッド「そう簡単にも行かなそうだがな」
タック「何ででっか?」
ジュキッド「さあな……強いてあげるとすれば、長年の勘というやつだ」
タック「まあ、地雷矢の旦那は色々修羅場潜り抜けているさかいな」
シノ「今は戻って来るのを信じるしかないですね……では、返事を返しましょう」

>>732

ジュキッド「本当の強さを持つ事に損も得も無い
  強いて言うなら、多くの人を己の手で守れる事だ
  俺は成り行きで忍びの道に入ったが、昔の俺は、とにかく敵を潰す事しか頭に無かった
  それ故に、俺は地雷矢と呼ばれるようになり、一時期は名の知れた忍びだった
  だが、それは本当の強さでないと悟った俺は、一度闇の世界から足を洗う事にしたのだ
  気付いたのだ…悪は憎いが、だからと言ってただ潰すだけの戦いに何の意味も無いとな……
  だが、俺は、他人を守る為に戦うという事を、そこにいるシノ殿から教えられた
  シノ殿が持つ、その優しさが、本当の強さであるとな……
  今の俺は悪に怯える善を守る為にこの力を使っている……俺にとってはその理由さえあれば充分だ
  これが俺の考えだ 考え方は人それぞれだと思うがな
  経験して行けば、本当の強さとは何かが自ずと分かる筈だ
  俺の考えを言わせて貰うが、力を正しく使わなければ、それが強さに結びつくとは限らん
  正しい力の使い方とは何か…それは自分自身で考える事だな」
シノ「ジュキッドさん………」
タック「…まあ、色々経験してはる人は、言う事も色々達観してまんな
  別に良えやない?強くなくたって 誰も皆強くなれるとは限らへんでっしゃろ
  旦那から言わせりゃ、これも一つの考えなんでっしゃろな」
ジュキッド「そういう事だな」
シノ「ちょっと哲学的な話になりましたね
  本当の強さ…ですか……私は特に考えた事は無かったですけれど
  私は別に強くなりたいわけではないんです……一人でも多くの人を守る事が出来るなら……
  その為に力が必要っていう、それだけの話です
  それに何のメリットがあるのかなんて考えた事はありません そういう事が、私の全てになっていますから」

>>733

ジュキッド「お…おう……そうか………そいつは何よりだ」
タック「なんか…変な方に解釈してはる気がするけどな、この人」
ジュキッド「何がだ?」
タック「い…いや別に何も……後で良え病院でも紹介した方が良えかな……」
シノ「ツキカゲさん……やっぱり心配になりますね」
ジュキッド「そうだな……坊やにはああは言ったが、本人の中で納得できない事もあっただろう
  色々、難しい事だろう……坊やが間違った道に進まなければ良いがな………」
タック「意外と、そのまさかだったりしてな」
シノ「そんな縁起の悪い事を……と思いましたけれど、確かに、妖刀を持った時のツキカゲさんは、まるで別人でした
  何かに取り憑かれたような……それこそ殺気しか感じられませんでした…………」
タック「妖刀の副作用的なものかもしれまへんな シノ姐はんは、妖刀を持っても何とも無いんでんな?」
シノ「私の場合は……そういう体質なのかもしれません……確かに妖刀を使っていても、何ともありませんね」
タック「全く…それで闇堕ちとか…どこまで厨二やねん」
シノ「まだそうと決まったわけじゃ…」
タック「分かった分かったって ツッキーには、早く戻って来て欲しいって気持は、ボクも一緒やさかいな
  でなきゃ、いじめる相手がいなくて寂しくなる一方やわ」
シノ「ツキカゲさんは遊び道具じゃありません」
タック「そうなのーーー?」
シノ「ジュキッドさん」
ジュキッド「おう……」
タック「じ…冗談ですって……せやから許して………」


738 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/06(Fri) 22:34

>>734

タック「ほーーう、それは耳寄りな情報でんな
  じゃあどこの100円ショップか言うてみ?ええ?
  あるんならその店の品物全部買い占めたるわ」
ジュキッド「あったぞ」
タック「うそーーーーーーーーーーん!!?」
ジュキッド「嘘だ」
タック「嘘かい!旦那と言えども良え加減にせえよ!心臓止まるかと思ったわ!」
ジュキッド「そうか…このまま止まれば良かったのにな」
タック「良くないわ!縁起悪いでっせ!」
シノ「100円ショップって便利な言葉ですよね」
タック「コンビニもやけどな
  愛は〜コンビニでも買えるけれどもう少し探そうよ〜♪」
シノ「右手に小銭ジャラジャラさせるんですね」
タック「これ、元ネタ分かる人いる?」
シノ「スピッツさんです」
タック「いや、答えなくて良えから」


>>735

シノ「それは売り物ではありません 帰ってください」
タック「そういや昔、アニメカービィで「ワドルディ売ります」って話があったけどな」
シノ「自動販売機で買える話でしたっけ あまり覚えていません」
タック「今思うと酷い話やないでっか?だってあれ、人身売買でっせ」
シノ「見方によっては、そうなりますね……」
タック「売る側にとっては、もうペットみたいな感覚でしかないんやろな
  この手の話は、調べればどんどん出て来まっせ 穏やかでない話でんな
  そんな時代から一刻も早くバイバイしたいでんな 売買だけにな」
ジュキッド「よし、こいつを売り飛ばすか」
タック「やめてください死んでしまいます」
シノ「タックさんは余計な一言さえなければ良いのに…」
タック「つい言うてしまうんや 無理な相談でんな」
ジュキッド「もしもし…ああ、活きの良い奴だ 今すぐ引き取ってくれ」
タック「冗談はハンバーグや!」
シノ「もしかして、この前のおじゃMAP観ましたね」

>>736

シノ「売り物ではありません 帰ってください」
タック「『シノ』って名前のワンちゃんだったりしてな」
シノ「私と同じ名前の……?いるんでしょうか…?」
タック「そりゃあ色んな人がいるさかい、『シノ』って名前を付ける人がいてもおかしくないでっしゃろ
  っていうか、そういう話をしたら、例のあの人が来そうやな…」
シノ「例のあの人……?」

暗闇斎「聞こえる聞こえる…拙者を呼ぶ声が…」

シノ「父上!?」
タック「別に呼んでへんけどな」
暗闇斎「聞いたぞ!!シノは誰にもやらん!!ましてや金で売るなど、そんな事は出来ん!!
  シノはな!!世界でただ一人!!かけがえのない存在でござる!!いわばプライスレスでござる!!
  野蛮な奴らにシノをやるなど出来ん!!シノは誰にもやらん!!」
シノ「父上……」
暗闇斎「シノ…心配は要らぬ この拙者が来たからにはもう安心でござるよ
  シノに毒牙にかけようとする不埒な輩は、拙者が始末するでござる!だからシノよ、ここは安心して…」
シノ「帰ってください!はっきり言って邪魔です!早く帰ってください!」
暗闇斎「なっ…何っ!?シ…シノが……反抗期になったでござる……せ…拙者の教育が悪かったのでござろうか……」
シノ「反抗期じゃないですから、良いから帰ってくださいお願いですから」
タック「このやり取り、正直言うてもう見飽きたわ」


シノ「……では、本日はここまでですね」
ワイユー「何っ!?もう終わりか!?今来たばかりだと言うのに!!」
タック「暗闇斎って、神出鬼没な奴じゃないとなれない決まりでもあるんかいな」
ジュキッド「偶然ではないか?」
ワイユー「拙者の事もよろしくな!わっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
タック「笑うな!やかましいっちゅうねん!」
シノ「次回もよろしくお願いします さよなら」

739 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/07(Sat) 15:06
暗闇斎の○んこって臭いの?

740 名前:ワドルディーズとメタナイツの仲間たち ◆YibtXp7M 投稿日:2017/10/07(Sat) 17:18
バンダナ「ヤリの使い手バンワド!」
パラソル「パラソルとハリセンで殺りますパラソル!」
水兵「魔法でみんなをぶっ飛ばしちゃうぞ☆水兵ワド♪」

バンダナ「3人合わせて…」
3人「我ら、ワドルディーズ!」
メタナイト「そして、仮面の剣士メタナイトだ!」

パラソル「…決めゼリフは決まったはいいものの…小説>>704と、質問返し>>716という最悪な更新展開で大丈夫なの?」
バンワド「仕方ないですよ。大人の事情という奴で忙しくなっちゃったんですから…」

メタナイト「話中すまないが、今月のケストを呼んでおいた。来てくれ」

♪ルールル ルルルルールル ルルルルールールールルッルー

パラソル「徹○の部屋じゃないし!」
水兵「んじゃあ何のBGMが良かった?」
バンダナ「言ってる場合ですか! えっと、気を取り直して…今月のゲストは、トライデントナイトさんです!」

♪ラーララ ララララーララ ララララーラーラーラッラー ララララーラーラーラーラ

トライデント「1ヶ月切ってしまったが…よろしく頼む。」

♪ラーラッラッラー パチパチ

パラソル「結局これでシメられた…」
バンダナ「まあ、返していきましょうよ;」

>>723
水兵「それ、分かる。頑張って続き見ようという気力がいきなり消えるんだよね。何でかな?」
トライデント「体がそうなったと言えばいいか?」
水兵「ちょま日本語でおk」
バンダナ「例えば、遅く寝ていたら、疲れてそうなるとか、そういうことをしたせいでそれから逃れない的な……」
パラソル「なんかあるよね、そんなこと」

メタナイト「それより、何かデジャヴを感じるのだが…」
バンダナ「それ、思いました。どっかで目にした気がします……」

>>724
水兵「簡単にぶっ飛ぶんなら、スマブラの意味がない! 以上!!」
パラソル「オイコラ」パシン

バンダナ「バランスを考えないと、確かにおかしくなりますよね。そのまんまの強さにしたら明らか的に主人公保証があるカービィやマリオさんなどのあるシリーズの主人公限定になりますよ!」
メタナイト「それは、私に対してのフォローなのか…;」

パラソル「多分そうですよ」
トライデント「絶対そうです…」

>>725
水兵「このマルクもどきー! ボクの最強最絶魔法でお前の息の根を止めてやるッ!」
パラソル「はいはーい、厨二遊びはやめよーねー」

メタナイト「大抵、裏切りが多かったな。私が目にしてるとすればマホロアやマルク辺りだな。あとは…スージー……これは、裏切っていたが、黒幕ではないようだが…」
バンダナ「複雑ですねそういうのは…」
トライデント「勿論、メタナイト様は裏切りませんよね!?」
メタナイト「ひとまずしない」

トライデント「ひ、ひとまず?」
2人「あいつのことか…/あの人ですね」
トライデント「お、俺!?」
2人「いや、違う違う」

>>732
メタナイト「逆にないと言えるのか? 私は、このメタナイツ…いや、仲間たちを1人でも守れるように強くなろうと、強く思っている。」
バンダナ「それなら…僕も、メタナイト様の援護となれるよう、頑張ってます!」
トライデント「それは俺も同じだ。」

パラソル「まあ、みんな強くなる理由はあるはずだよね。ぼくも、できるだけのことをやりたいし」
水兵「ボクだって!」

メタナイト「ということだ。強くなりたいという気持ちは誰にでもある。しかし、強くなって何がしたいかを自分で解釈すればその時に強いチカラを得られるだろう」

バンダナ「ごめんなさい。今回はここまでにしてもらいます。」
メタナイト「正直、来れる機会が少なくなって来ている。小説の更新もいつになるかは分からない。」
トライデント「だけど、1ヶ月に2回は必ず来るということは絶対にしている。忘れないでくれ。それでは、いつか来る日までまた、会おう……」

741 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/07(Sat) 18:20
>い…いや別に何も……後で良え病院でも紹介した方が良えかな……
病院「お断りします」

742 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/08(Sun) 00:24

シノ「こんばんは シノです 本日も早速返事を返しましょう」
ワイユー「わっはっはっはっはっは!!今日は間に合ったでござるぞ!!
  拙者も返事を返すでござる!!わっはっはっはっはっは!!」
タック「声がデカいねん!もう少し音量下げておくんなはれや!」
ワイユー「何を言うでござるか!大きな声を出すと元気が出るでござるぞ!
  お主も声を高らかにして笑うと良い 元気になるでござるぞ!
  さあ一緒に、わっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
タック「わははははははははははははは!!」
ジュキッド「だから投げやりに笑うなよ」
シノ「早く返事を返しましょう」

>>739

タック「さあ?暗闇斎の旦那って、犬飼ってたっけ?」
シノ「私の家はペットは飼ってないですよ
  ですが、時々爬虫類を捕まえて来ては生態を調べると言って飼育して、
  1週間で大体飽きます」
タック「何がしたいんでっか」
シノ「それは私にも分かりません……飽きると餌も与えず放置するので、
  私、隙を見てこっそり逃がしてます」
タック「んな事して怒られないんでっか?」
シノ「大丈夫ですよ 自分で捕まえた事すら覚えていませんから」
タック「ホンマに何がしたいんやろな、それ
  …っつーわけで、その○の中に入るのは「わ」で良えんやろなぁ?な?」
ジュキッド「別に威圧せんでも良かろう」
ワイユー「ちなみに拙者、犬は昔飼っておったぞ!元々は番犬のつもりで飼っていたんだがな
  とにかく人懐っこい犬だったぞ!犬は良いな!主人に忠実でな!わっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」
タック「何や!?猫ディスってるんか!?」
ジュキッド「犬を褒めただけで猫については特に何も言って無いだろうが」
シノ「タックさん、ツキカゲさんがいなくなってちょっとイライラしてるんじゃないのでしょうか?」

>>741

タック「病院すら断るぐらい、>>733の頭は末期症状やったっちゅう事やんな
  ご愁傷様ですわ 南無阿弥陀仏」
ジュキッド「念仏を唱えるな」
ワイユー「何があったかは知らぬが、元気で健康でいるのが一番だな!
  元気でいるなら笑うのが一番だ!!わっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
タック「あんたの場合笑い過ぎや」
ジュキッド「初代殿のそういう生き方は、別に否定する事は出来んがな」
シノ「笑うと健康になるって、科学的にも証明されているみたいですよ
  笑う門には福来る…ですね」


シノ「本日はここまでですね…次回もよろしくお願いします さよなら」

743 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/08(Sun) 02:54

暗闇斎(ナレーション)「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」



ツキカゲ「……僕は強くなる……強くなって見せる……!絶対的な力を手に入れてやる……必ずな………!
  仲間など不要だ……僕1人だけの手で………………!
  邪魔をする奴は……この妖刀・奈落で斬り裂く…!例えそれが闇の忍び部隊だったとしてもな………!」


バウンシー「ごめんなさい……いきなり呼び出してしまって……」
シノ「いえ…それは気にしないでください……そうですか……ツキカゲさん、帰って来てないんですね………」
バウンシー「シノさん…教えて…?ツッキーに何かあったんでしょ?」
シノ「それは…………」


 ツキカゲ(回想)「シノさん……何で邪魔をするんですか……?」
 シノ(回想)「私達の仕事は、あくまで敵の動きを止める事……人の命まで奪ってはいけません」
 ツキカゲ「どいてください!こいつは僕が…!」

 ツキカゲ(回想)「僕は強くなるって決めたんです!他の誰よりも………!僕は、今まで弱かった………だから僕は文左衛門さんを救えなかった……!
   僕が強い力を持っていれば……!だから僕は強くなるって決めたんです!この刀があれば、僕は強くなれるんだ…!!」

 サスケ(回想)「この刀は捨てろ 坊主にこいつは危険過ぎる」

 ジュキッド(回想)「本当の強さとは、力を無意味に誇示するものではなく、誰かを守ろうとする優しさだ
   それは坊や自信が一番よく分かっていた事ではないか……
   坊やはそんなものが無くとも、充分に強くなれる素質はある……だからその武器だけは諦めなさい」


シノ「…………すみません……私からは、何も答えられません………」
バウンシー「そう……いえ、別に良いの……別にシノさんを責めているんじゃないわ
  ただ……その…………何も言わずにいなくなるなんて……せめて理由ぐらい言いに来て欲しかったわ……
  ツッキーの馬鹿……今度会ったらボコボコにしてやるんだから……!」
シノ「バウンシーさん………」
バウンシー「はあ……ツッキーがいないんじゃ、蕎麦屋を経営するのがまた難しくなりそうだわ……
  ツッキー…本当に蕎麦を作るの上手だったから………」
シノ「バウンシーさん……………お願いです ツキカゲさんが戻って来るまでの間、
  私がバウンシーさんのお店の手伝いをしても良いでしょうか?」
バウンシー「え……?シノさんが……?」
シノ「ツキカゲさんは必ず私が……私達が連れ戻します…!その間、ツキカゲさんの代わりに、私が蕎麦を………
  それは駄目…ですか………?」
バウンシー「ううん…そんな事ないわ…!本当にお願いできるなら、是非ともお願いしたいわ!よろしく、シノさん!」
シノ「ありがとうございます」


シノ(バウンシーさんの為に……何としてもツキカゲさんの行方を………!)



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第肆拾陸話 絶体絶命!復讐の騎士現る


 前回までの記録

  第参拾壱話 もしも、プププランドが戦場と化したら前編(>>15-18)
  第参拾弐話 もしも、プププランドが戦場と化したら後編(>>34-38)
  第参拾参話 もしも、食が世界を支配したら(>>484-488)
  第参拾肆話 もしも、避けられる戦いがあったら(>>511-513)
  第参拾伍話 もしも、反逆計画が始動していたら前編(>>523-526)
  第参拾陸話 もしも、反逆計画が始動していたら後編(>>546-549)
  第参拾漆話 危機一髪!光る眼が獲物を追い詰める(>>569-574)
  第参拾捌話 奇奇怪怪!心と体が入れ替わる(>>604-607)
  第参拾玖話 起死回生!あべこべ忍者と愉快な道化師(>>628-633)
  第肆拾話 一発触発!狙われた謎の壺を守れ(>>647-649)
  第肆拾壱話 颯爽登場!伝説の忍者が目覚めし時(>>671-673)
  第肆拾弐話 油断大敵!天使のような悪魔の策略(>>688-691)
  第肆拾参話 無我夢中!心を操る魔の歌声(>>711-714)
  第肆拾肆話 天魔外道!地獄の妖刀と心の闇(>>718-722)
  第肆拾伍話 疑心暗鬼!歪んだ心に潜む闇(>>727-731)


744 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/08(Sun) 02:55
>シノ「大丈夫ですよ 自分で捕まえた事すら覚えていませんから」
暗闇斎、病院に連れてった方が良くない?

745 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/08(Sun) 02:56

シノ「……どうでしたか?」
タック「全然あきまへんわ 手掛かり一つ見つけられまへんわ」
ジュキッド「こっちもだ………知り合いの道場あちこち尋ねてみたが、坊やらしき人物を見たという者は一人もいなかった」
サスケ「俺は妖刀を捨てた場所を探ってみたが、やはり妖刀は無くなっていやがった」
タック「何やって!?」
ジュキッド「…という事は、あの後、再び妖刀を取りに、あの場所に戻ったという事か……?」
サスケ「…もしくは、第三者に渡されたとかな……坊主の奴、恐らく何者かに唆されたに違いねえ」
タック「何か弱みを握られているっちゅう事でっか?」
シノ「ツキカゲさん……一体どこに………」
タック「まあ、いつか戻って来るでしょ ツッキーは未熟や 1人旅なんて出来るわけあらへん
  きっと腹を空かせたとかで、戻って来るでっしゃろ」
サスケ「……そうだな…このまま行方を捜し続けていても埒があかねえ 俺は俺自身の仕事に戻るとするぜ」
ジュキッド「俺も…早く戻らなければ女房がな………」
シノ「すみません……時間をとらせてしまって」
タック「まあ、こういうのは時が解決してくれるのを信じるしかありまへんで
  シノ姐はんも、あまり自分を責めなさんな 自分自身を苦しめた所で、良い事なんか1つもあらしまへんで
  じゃあ、ボクも帰りますわ じゃあの」



ミント「……そうか、まあ、あたしらの方でも色々捜してみるけど」
メロン「あまり当てにしない方が良いかも
  シノ達でも見つけられないんでしょ?そんなの、私達に見つけられるとは思えないし」
ミント「……まあ、最善は尽くすよ」
シノ「すみません お願いします」
メロン「その分、報酬は沢山貰うから、そのつもりで」


シノ「ツキカゲさん………きっと、私達の言葉の所為で………
  あの時……私はツキカゲさんに何て言葉をかけてあげれば良かったのでしょうか………」

???「ちょっと、そこのお姉さん」

シノ「……え…?はい…私ですか?」

???「そう、お姉さん…他に誰がいる?
  私、絵を描きながら色々旅をしているの…もし良ければ、私の絵、買ってくださる?」
シノ「はい……それでしたら…絵を拝見してもよろしいでしょうか」
???「ええ、構わないわ……それなら………私の最高傑作…見てもらえるかしら?」
シノ「こ……これは………!」
???「タイトル……女忍者の最期……!どう?気に入って貰えたかしら…?」
シノ「くっ……!何のつもりですか…!?貴方、一体…!」

???「ふふふふふふ………貴方とは初めましてね……
  でもね、貴方は知らなくても、私は貴方の父親に怨みがあるの……」
シノ「父に……!?」

???「我が名はメア!崇高なる冥府の騎士団の一人!」
シノ「メア……!?冥府の騎士団……!?」
メア「闇を消し去る気高きナイトとして、貴様の命を貰い受けに来た!覚悟しろ!!」
シノ「っ……!!」

メア「死ねぇぇぇえええええええ!!」

 ヒュッ!!

シノ「くっ………!」

メア「外したか……中々の瞬発力だ
  だが、冥府の騎士団は確実に獲物を追い詰める……貴様達闇の忍び部隊とて例外では無い!
  貴様の父に伝えておけ 貴様ら忍びの者を、一匹残らず始末してやるとな!」

 ビュン!!

シノ「消えた……!冥府の騎士団……!?一体、父上との間に何が……!?」


暗闇斎「冥府の騎士団……まさか奴らの事か……」
シノ「やっぱり、何か心当たりがあるんですか?」
暗闇斎「無いわけでも無い……あれはお前がまだ子供だった頃、拙者はある仕事を請け負っていた
  その任務とは、騎士としての規律を破り、悪事を働く騎士団の始末だった
  拙者は手下の騎士を全て始末し、首謀者である騎士団のリーダーを捕らえた
  捕らえてから数日後、騎士団のリーダーの処刑の日が来ようとしていた時、残党が現れ、騎士団のリーダーを逃がしてしまったのだ……
  その残党には、お前と同じくらいの年齢の娘がいた……恐らく、お前に刃を向けた相手は、その娘でござろうな」
シノ「その女性はメアと名乗っていました……その女性は恐らく私と同じくらいの年齢……
  話の辻褄は合いますね 父上への復讐というのも、恐らくその事なのかも………」
暗闇斎「今すぐに闇の忍び部隊に知らせろ 恐らく奴らはまた狙いにやって来る……急いで対策が必要だ」
シノ「分かりました……!」


746 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/08(Sun) 02:58

メア「……只今戻りました」
マッシャー「早かったな……で、例の娘とやらは始末できたか?」
メア「仕留めそこないました……ですが、次こそは必ず……」
マッシャー「構わん 一先ず先手は打った 宣戦布告としては、それで充分だ
  バッツ、下準備はもう済ませただろうな」
バッツ「上々でゲス!」
マッシャー「では行くぞ……我ら冥府の騎士団の復讐のシナリオは完成した!これより幕開けだ!!」
メア「はっ 仰せのままに」
バッツ「ははーっ」


ジュキッド「冥府の騎士団か……こういう時に、厄介な敵が現れたものだな………」
サスケ「暗闇斎の奴…そんな大ドジをやらかしていたとはな……
  お陰で俺達にまで火の粉が降りかかる事になるとは…良い迷惑だぜ」
タック「対策ったって、どう対策すれば良えねんな
  まあ、例によってブキセットはんから武器は拝借しましたがな」
ジュキッド「……所で、初代殿はいないのか?」
シノ「まだ現代の街を楽しみたいって言って、遠くに行ったきり戻って来ていません」
サスケ「こういう時に、間が悪い奴だな」
タック「相手がどんな奴か知らへんけど、ボクらの敵じゃないでっしゃろ」

 ヒュッ!!

シノ「……!」

 ドスッ!!

シノ「これは……矢…!?」
ジュキッド「もしや……!」


メア「ふふふ……そのまさかだ……」

シノ「貴方……!あの時の…!」

バッツ「ゲースゲスゲスゲスゲス………!」

シノ「今度は仲間も一緒みたいですね………」
タック「恐らくこいつらが、騎士団のリーダーを逃がしたっちゅう残党やな」

メア「闇の忍び部隊……まさか雁首揃えて待ってくれていたとは……探す手間が省けたというもの」
バッツ「省けたというものでゲス!」

サスケ「ふん…それはこっちの台詞だ わざわざ殺しに現れて来てくれるとはな………」
タック「こっちは4人、あんたらは2人!数ではこっちの方が上や!降参するなら今の内でっせ!」

メア「降参…?馬鹿げた事を……我々の復讐計画は序章に過ぎない
  その序章を飾るのは、貴様らの死だ!!」
バッツ「死でゲス!!」

ジュキッド「随分と余裕そうだな…他に何か作戦でも立てているのか…?」

サスケ「どうだって良い こいつらをさっさと仕留めれば良いだけの話だ」

タック「そういうこっちゃ!行きまっせ!!先手必勝や!!」

メア「ふっ…!かかったな……バッツ!!」
バッツ「ハイでゲス!」

 ポチッ!

 ボゥゥン!!

タック「うわあああっ!!何やこれ!?」

メア「騎士団流・対忍者装置、蜘蛛の糸
  脱出出来るなら脱出してみろ その糸はもがけばもがく程絡み付く
  これで、まずは一人戦闘不能というわけだ」
バッツ「わけでゲス!」

タック「くっそぉぉぉぉおおおおお!!」
サスケ「チッ…間抜けが!考えなしに突っ込むからそうなるんだ!」
ジュキッド「これで3対2か……それでも数はこちらが上だが、
  だからと言って、他にも別の装置を隠しているに違いない…うかつに攻め入るのは危険だ……」
シノ「そんな……!」

メア「どうした…?攻められないなら、こちらから行くぞ?たぁぁぁああああああああ!!」

シノ「くっ…!!」

 キィィィイイイイイイイン!!

メア「良いな…よく防いだ……だが!!」

 ブンッ!!

シノ「くっ……!」

メア「良いぞ、まさかこれも避けるとはな……
  私の武器は剣だけではない!格闘術も会得している故、手足も武器だ!」

シノ「そうですか……ですが、それは私も同じ事です…!
  はああああああああああああっ!!」


747 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/08(Sun) 02:59

サスケ「食らいやがれ!!」

バッツ「何のこれしきでゲス!!ポチっとな!」

 ドガァァァアアアアアアアアン!!!

バッツ「騎士団流・対忍者装置、光の壁でゲス!これに包まれていれば、お前達の攻撃は全部防げるでゲスよ!
  ゲーーースゲスゲスゲスゲスゲスゲス!!」

サスケ「だが、壁に包囲されているなら、てめェも攻撃出来ねェんじゃねェのか?」

バッツ「はっ!しまったでゲス!……なーんつって こいつを使うでゲス!
  騎士団流・対忍者装置、遠隔大砲!!遠隔で操作出来る大砲を使って一掃するでゲス!!」

 ドォォォオオオオオオオン!!!

サスケ「くっ……!何でもありかよ…!」

ジュキッド「任せろ……お前はさっき、全部防げると言ったな…」
バッツ「ハイ そうでゲスよ!」
ジュキッド「では……試してやろうか………」
バッツ「…へ……?」
ジュキッド「ふん!!ぬおおおおおおおおおおお……!!」

バッツ「なあああっ!?た…高い…!高いでゲスよぉぉおおお!!」

ジュキッド「行くぞ……ぬおらぁぁぁあああああああああああ!!!」

 ブンッ!!

バッツ「あぁぁぁぁぁぁあああああれぇぇぇぇえええええええええ!!!」

 ドガァァァァァアアアアアアアアアアン!!!

メア「バッツ!!」

バッツ「あいたたたたたたた………壁で守られてなかったら即死だったでゲス……
  って、ああああああああ!!?壁が!壁が壊れているでゲス!!どんな攻撃でもびくともしない筈の光の壁がぁぁあああ!!」
メア「馬鹿者!!何をやっているんだ!!」
バッツ「そ…想定外でゲス…!」

 ビュン!

メア「……っ!」
シノ「油断大敵ですよ…はああああっ!!」
メア「くっ…!!」

 ヒュバッ!!ドゴッ!!

メア「くっ……!」

タック「よし!シノ姐はんの一撃が当たりよった!」

メア「己……!この程度で勝った気になるなよ…!」

マッシャー「何をしているのだ!」

シノ「……!?」

メア「元締…!」
バッツ「元締ぇ……!」

ジュキッド「そうか……奴が冥府の騎士団の………」
サスケ「大物のお出ましってわけか………」


マッシャー「序章だと言うのにこの有様か……まるで話にならんぞ」
メア「申し訳ございません!」
バッツ「ございませんでゲス!」
マッシャー「まあ良い……この程度で、我ら冥府の騎士団の復讐劇は終わらん……」

サスケ「復讐だか何だか知らんが、てめェらのくだらん余興に付き合ってやれる時間は無ェんだ」

マッシャー「貴様らに用は無くともこちらには充分お前達に用があるのだ 否が応でもこちらに付き合って貰うぞ
  聞け!お前達が守るプププランドは、後3時間で爆発する!」
シノ「なっ…!」
タック「何やって!?」

マッシャー「騎士団流・対忍者装置、時限爆弾を、プププランドのあちこちに配置した
  それが全部で20個存在する それを全部見つけて見るが良い
  だが、1個でも爆発すれば、街の被害はただでは済まない 爆発に巻き込まれれば即死
  爆弾1個で大勢の死人が出るだろう まさに悪夢の始まりというわけだ」
バッツ「あっしが!あっしが準備した爆弾でゲス!色んな所に隠したでゲス!お前達に見つけるのは無理!無理でゲス!ゲスススススススス!」
マッシャー「では、我々は高みの見物でもしようじゃないか 健闘を祈るぞ、闇の忍び部隊…ふははははははははははは!!」

シノ「くっ…!逃がしません!」

メア「バッツ!」

バッツ「ハイでゲス!騎士団流・対忍者装置、煙幕でゲス!!ゲーースゲスゲスゲスゲス!!」

 プシュゥゥゥゥウウウウウウウウウ!!

タック「うわっ!!ゲホッゲホッ!!」

ジュキッド「己…姑息な真似を……!」

シノ「任せてください!忍法、風起こしの術!!」

 ビュオオオオオオオオオオオオッ!!


748 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/08(Sun) 02:59

サスケ「チッ…もう姿が見当たらねえ…!逃げ足の速い奴らだ…!」
ジュキッド「…しかし、どうする……プププランドに爆薬が仕掛けられていて、それが爆発するのに3時間……
  爆弾の総数は20個……時間が無いのではないか…?」
シノ「急いで手分けして探しましょう!」
タック「あのー…それより、この糸、ほどいて欲しいんやけど……」
サスケ「シノ、その馬鹿を何とかしてやれ」
シノ「仕方ないですね……」

 ブチッ!ブチッ!

タック「ふう…助かったわ……己!冥府の騎士団!今度会ったらメッタメタのギッタギタにしてくれるわ!」
ジュキッド「その前に爆弾を見つけるのが先だ 急ぐぞ」
シノ「爆発なんて……絶対にさせません…!」


  第肆拾陸話 絶体絶命!復讐の騎士現る 終


シノ「次回予告です 冥府の騎士団が仕掛けた爆弾を手分けして探し出す闇の忍び部隊
  しかし、冥府の騎士団も、ただ黙って爆弾探しをさせる程甘くはありません
  冥府の騎士団は、あの手この手の対忍者装置を使って私達を妨害して来ます
  果たして、冥府の騎士団の復讐劇を阻止できるのか…!
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第肆拾漆話ご期待ください
  私達のスレッドを、今後ともよろしくお願いします」

749 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/08(Sun) 23:41
爆弾は友達……一緒にいると落ち着きます
プププランドを爆弾で一杯にしたいなぁ……
わ、何ですかあなた達は!
やめてー、やめてくださーいー!

750 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/10(Tue) 00:34

シノ「こんばんは シノです
  秋になり、少しずつ寒くなってきましたが、季節の移り変わりが体調の崩しやすい時期です
  風邪を引かないように体調管理には気を付けましょう
  ……なんて言っている私も、先月見事に体調を崩してしまいましたが……
  今日までは元気でも、明日はどうなっているか分からないという事もあるので、注意一秒怪我一生です」
タック「気を付けていても、風邪を引く時は引くけどな」
ジュキッド「お前でも、風邪を引く事はあるのか?」
タック「そら当たり前やないでっか 風邪引く時は引きまっせ」
ワイユー「わっはっはっはっはっは!!風邪を引かない秘訣は毎日笑う事だ!!
  笑えば心も体も健康になれるでござるぞ!!拙者もそうだからな!!わっはっはっはっはっはっは!!」

>>744

シノ「父上は、切り替えが早い人なんです
  1回飽きたものは、すぐ忘れるようにしているんです
  そうして次から次と新しい研究を続けているんです」
タック「忍者っていうより、マッドサイエンティストみたいやなあ」
ジュキッド「……病気ではないのか?」
シノ「病気ではありません」
ジュキッド「……そうか…」
ワイユー「現代殿は研究熱心で素晴らしいでござるな!!
  科学の力を利用するなど、拙者達の時代では考えもつかなかった事でござる!
  科学が発達した今、忍者も、新しい技を身に付けているという事でござるな!
  初代暗闇斎として感心でござるよ!!わっはっはっはっはっはっは!!」

>>749

シノ「あれ…?あそこにいるのポピーさんじゃないですか?
  何やっているんでしょうか?いじめられているように見えますけど」
タック「っていうか、いじめやないでっか?」
ジュキッド「見過ごしておけんな 何があったというのだ」
シノ「……話を聞く分に、ポピーさんが何気なく放った一言が原因みたいですね」
タック「つまり自業自得という事でっか」
ジュキッド「やはり放っておいた方が良いか」


ポピー「冗談ですってぇぇぇええええ!!ギャグですよギャグ!!
  大王さま助けてぇぇぇええええええええ!!」

タック「シノ姐はん、あれ、シノ姐はんの仲間でっしゃろ?助けなくて良えの?」
シノ「……仕方ないですね」



シノ「……それでは、本日はここまでです
  最後に、月華のシノ〜忍び街道まっしぐら!〜についてですが、
  ツキカゲさんの離脱の後、追い打ちをかけるかのように現れた新たな敵、冥府の騎士団
  物語は新しい展開を迎え、幻夢教との戦いも更に激しくなります」
タック「ホンマに厄介なのが現れよったなあ 面倒なこっちゃで」
ジュキッド「うむ……これまでの敵と比べて、一筋縄では行かない奴が増えて来た気がするな」
シノ「どういう物語になって行くかは、私達も想像出来ません
  そんなわけで、月華のシノ〜忍び街道まっしぐら!〜の方もよろしくお願いします
  次回もよろしくお願いします さよなら」

751 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/11(Wed) 01:05
デデデ大王って一回かわいいよね!

752 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/11(Wed) 22:24
すみません間違えました

デデデ大王って一番かわいいよね!

753 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/12(Thu) 00:05
カービィシリーズで1番印象に残ってるゲームは何?

754 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/13(Fri) 20:03

暗闇斎(ナレーション)「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


 マッシャー(回想)「騎士団流・対忍者装置、時限爆弾を、プププランドのあちこちに配置した
   それが全部で20個存在する それを全部見つけて見るが良い
   だが、1個でも爆発すれば、街の被害はただでは済まない 爆発に巻き込まれれば即死
   爆弾1個で大勢の死人が出るだろう まさに悪夢の始まりというわけだ」


シノ「爆発まで後3時間……!急いで爆弾を全て回収しないとプププランドが危ない……!
  急いで手分けして爆弾を全て見つけましょう!」
ジュキッド「……おう」
タック「しっかしふざけた奴らや いきなり現れたかと思えば爆弾を仕掛けたやと!?
  一体何考えてんねんあいつらは!?」
サスケ「俺達への復讐目的だろうが 舐めた真似しやがる…奴らの計画は絶対に阻止だ」



マッシャー「……やはり爆弾を止めに行くだろうな メア、バッツ」
メア「はっ」
バッツ「ハイでゲス!」
マッシャー「奴らの妨害をしろ プププランドの爆破…奴らにとってこれ程の屈辱は無いだろう
  奴らはプププランドを守れなかったという罪を背負いながら、我々に殺されるのだ
  それこそが我ら冥府の騎士団の復讐劇の第1章よ」
メア「仰せのままに」
バッツ「ままにでゲス」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第肆拾漆話 暗中模索!プププランド隠された時限爆弾 


 前回までの記録

  第参拾壱話 もしも、プププランドが戦場と化したら前編(>>15-18)
  第参拾弐話 もしも、プププランドが戦場と化したら後編(>>34-38)
  第参拾参話 もしも、食が世界を支配したら(>>484-488)
  第参拾肆話 もしも、避けられる戦いがあったら(>>511-513)
  第参拾伍話 もしも、反逆計画が始動していたら前編(>>523-526)
  第参拾陸話 もしも、反逆計画が始動していたら後編(>>546-549)
  第参拾漆話 危機一髪!光る眼が獲物を追い詰める(>>569-574)
  第参拾捌話 奇奇怪怪!心と体が入れ替わる(>>604-607)
  第参拾玖話 起死回生!あべこべ忍者と愉快な道化師(>>628-633)
  第肆拾話 一発触発!狙われた謎の壺を守れ(>>647-649)
  第肆拾壱話 颯爽登場!伝説の忍者が目覚めし時(>>671-673)
  第肆拾弐話 油断大敵!天使のような悪魔の策略(>>688-691)
  第肆拾参話 無我夢中!心を操る魔の歌声(>>711-714)
  第肆拾肆話 天魔外道!地獄の妖刀と心の闇(>>718-722)
  第肆拾伍話 疑心暗鬼!歪んだ心に潜む闇(>>727-731)
  第肆拾陸話 絶体絶命!復讐の騎士現る(>>743 >>745-748)


755 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/13(Fri) 20:04

サスケ「………あった、こいつが時限爆弾か……!
  どうやらスイッチ1つで簡単に止められるようだな………
  これで1個発見だ」



シノ「……あ…サスケさんから連絡………爆弾1個見つけられたみたいですね」



タック「爆弾はスイッチで簡単に止められるみたいやな
  なんや、意外と簡単やないでっか よーしそんなら次はボクが爆弾を見つけちゃるで!」
バッツ「そうはさせないでゲス!」
タック「なっ!お前…いつの間に!」
バッツ「騎士団流・対忍者装置、回転式電動鋸でゲス!」

 ギュイィィィィィイイイイイイイイイイン!!!

タック「チェーンソーやないでっか!!」

バッツ「斬り裂いてやるでゲス!!」

 ギュイイイィィィィィイイイイイイイン!!

タック「危ない!こっち来んなや!!」

バッツ「ゲーースゲスゲスゲス!!手も足も出ないでゲス!!」

ジュキッド「ふんっ!!」

 ドォォォオオオオオン!!

バッツ「んぎゃぁぁぁああああああああああああ!!?」

 ドガァァァァアアアアアアアアアン!!!

タック「助かりましたで」
ジュキッド「……全く、何をやっているのだ 行くぞ」
タック「へいへい」


バッツ「痛たたたたたたたた……本当にあの怪力男、苦手でゲス……」

メア「バッツ!この馬鹿!何をやっているんだ!」
バッツ「計算外でゲス〜!」
メア「次また失敗したら、おやつのドーナツは抜きだからな!」
バッツ「そ…それだけは勘弁して欲しいでゲス〜!」



グランドウィリー警官「ふんふんふーん♪プププランドは今日も平和だなーーーっと……ん…?」

シノ「………………………」

グランドウィリー警官「そこのお嬢さん、一体何をしているんだね?落し物かい?ん?」
シノ「あ……いえ……まあ、そんな所です………私1人で大丈夫ですので………」
グランドウィリー警官「おおそうか 困った事があったら是非本官に任せてくれたまえ」
シノ「お気持ちだけで充分です…ありがとうございます」

シノ(爆弾の事を言って騒ぎにさせるわけにも行きませんからね………)




シノ「あった!ここに爆弾が……これがスイッチですね……
  この調子で残りの爆弾も……」

メア「させるか!!はあああああああああっ!!」

シノ「……っ!!」

 ビュン!!

メア「チッ……外したか……!」
シノ「やはり妨害しに来ましたね……!私はそう簡単に倒せませんよ…!」
メア「ふん、減らず口を……闇の忍び部隊の隊長の貴様だけはここで始末してやる!」
シノ「…………………!!」
メア「はあああああああああっ!!食らえ!!悪夢の輪舞(ナイトメア・ロンド)!!」

 ヒュン!!ヒュバババババッ!!ザシュザシュッ!!

シノ「くっ……!!うあああああっ…!!」

メア「留めだーーーーーーーッ!!!」

メロン「そうはさせない」

ファイアーライオン「グオォォォォオオオオオオ!!!」

メア「何っ!?」

メロン「やってお仕舞い」

ファイアーライオン「グオオオオオオオオ!!」

 ドン!!

メア「うあああああああああ!!離せ!!離せええええええええっ!!」


756 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/13(Fri) 20:07

シノ「メロンさん……ミントさんも………?!」

ミント「間一髪って所か……危なかったな」
シノ「すみません、助かりました……」
メロン「一体、何の騒ぎ?」
シノ「プププランドに爆弾が仕掛けられたんです」
ミント「何っ…!?爆弾…!?」
メロン「住人達は知ってんの?」
シノ「いえ……」
ミント「何だって…!?早く非難させなきゃ住人達が……!」
シノ「分かっています……だから爆発する前に爆弾を見つけて……」
メロン「全部見つけられなかったらどうすんの?責任重大じゃん」
シノ「それは…………」
メロン「しょうがない……私達も協力するから……それなら早く終わりそうでしょ」
シノ「メロンさん…!そんな……他人を巻き込むわけには……!」
ミント「他人じゃないだろ?あたし達、友達じゃん
  友達が困っている時に何もしないわけにはいかないよな!
  今までだってそうしてきたじゃないか!」
シノ「ミントさん…………」
メロン「行こうミント……騒ぎが大きくなる前に、全部片付ける」
ミント「おう!じゃあなシノ 何かあったらお互い連絡しよう!」
シノ「すみません……ありがとうございます」



メア「己ぇぇぇえええええ!!!」

 ザシュッ!!

ファイアーライオン「グオオオオオオオオオオ!!」

メア「あの小娘……!一般人の分際で舐めた真似を…!私達の計画の邪魔はさせんぞ!」



シノ(ナレーション)「メロンさんとミントさんが協力してくださった事で、爆弾も着実に見つかりました
  これで残りの爆弾はあと3つ………………」



バッツ「大変でゲス〜〜!!爆弾がどんどん見つけられてしまったでゲス〜〜〜〜!!」
メア「馬鹿者!貴様、隠し場所をちゃんと考えて設置したんだろうな!?」
バッツ「勿論でゲスよ!目立つ所になんか置いてないでゲス!」
メア「では、何でこうも簡単に見つかるのだ!?もう残り3つだぞ!どうするんだ!?」
バッツ「ひええええ〜〜!そうは言っても…………」

マッシャー「奴らが見つけるのが得意だった………それだけの事だ」
メア「元締……!」
マッシャー「このままでは時間内に奴らに全て見つけられて終わる………
  その前に爆発させてしまえばいいだけの話だ」
バッツ「……という事は……!?」
マッシャー「爆発時間を予定より早めろ 3分だ」
メア「3分…!?」
マッシャー「残りの爆弾の隠し場所は分かるな…?爆弾の爆発時間を全て3分に変更しろ」
バッツ「ハイでゲス!」
メア「ふふふ……奴らの阿鼻叫喚する姿が目に浮かぶ…」


ジュキッド「これで残り3つか………」
タック「まだあるんでっか!?もう全部探し回った気がしまっせ」
シノ「きっとまだ探していない場所があると思います……制限時間もまだありますし、
  じっくり考えてからでも探す時間は充分に確保出来ます」

マッシャー「所がそうは行かなくなったのだ!!」

シノ「……!!」
タック「こいつ……いつの間に……!」

マッシャー「聞け!!先程爆弾の爆発時間を早めた!!残り3分で爆弾は爆発する!!
  それまでに爆弾を止めなければ爆弾は爆発!!プププランドが一瞬にして焦土と化するぞ!!ふはははははははは!!」

ジュキッド「何だと……!?」
シノ「3分……!?」
タック「ふざけんのも大概にせえよ!!勝手にルールを変えよって!ズルいやないか!!」
メア「卑怯か…?お前達忍びの者の方が余程卑怯な手段を考えそうなものだがな
  そんなお前達が我々に正々堂々戦えと要求するのか…?滑稽だな」
バッツ「滑稽でゲース!」

住人「お…おい、聞いたか……?あと3分で爆発だってよ……!?」
住人「やべえよ…!俺達、ここから逃げた方が良いんじゃないか!?」
住人「逃げろーーーーー!!逃げないとプププランドが爆発するぞーーー!!
  爆弾が仕掛けられた!!逃げないと爆発に巻き込まれるぞーーー!!逃げろーーーー!!」
住人達「わあああああああああああああああああ!!!」

タック「あかん…!街の住人がパニックになってもうた…!」

メア「はははははは!!さあどうする?この大騒動の中、お前達は爆弾を見つけなくてはならない!
  しかも3分でな!極めて不利な状況だな!」
シノ「くっ………!」


757 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/13(Fri) 20:08

グランドウィリー警官「落ち着くんだ皆!!」

メア「なっ…!?」

バッツ「えっ…!?」

シノ「グランドウィリーさん……!」

グランドウィリー警官「本官が指揮を執る!皆の者!避難場所はあっちだ!
  警察の者は直ちに避難者を安全な場所へと誘導するんだ!さあ!あっちだ!あっちが避難場所だ!急げ!」

タック「あの原付警官…たまにはやるやないでっか!」
シノ「グランドウィリーさん…ありがとうございます!」

グランドウィリー警官「フッ…困っているお嬢さんの為だ……言っただろう困った事があったら本官に任せろとな…!
  君達の素性は気になる所だが敢えて何も聞かないでおこう!
  今は爆弾の撤去が大事だ!総力を挙げて爆弾を探し出そう!行くぞ皆!!」
警察達「おーーーーーーーう!!!」

ジュキッド「ほう……警察も頼りになるものだな」

タック「よし!ボクらも爆弾探し再開や!」
シノ「行きましょう!」

メア「あ……待て!!」

サスケ「食らえ!!」

 ドガォォォオオオオオンン!!!

メア「くっ……!!」

マッシャー「ふんっ!!」

 ドガァァァアアアアアアアン!!

メア「元締!!何故…何故私を庇って……!」
マッシャー「………安心しろ この程度では大した怪我にはならん
  我々はアジトに戻るぞ……後3分で爆発する…我々まで巻き込まれるわけにはいかん
  バッツ 瞬間移動装置を使うのだ」
バッツ「ハイでゲス!」

サスケ「くっ…待ちやがれ!」

マッシャー「今は見逃してやる…だが、俺は執念深い男だ
  掠り傷とはいえ、俺に傷を付けた事への怨みはいつか必ず晴らしてやる 覚えておく事だな」
バッツ「瞬間移動装置でゲス!ポチっとな!」

 ブゥゥン……

サスケ「くっ……!それにしてもあいつ、花火弾をまともに食らいやがったのに微動だにしなかった……!
  別行動で物陰に潜み、奴らを仕留める隙を窺っていたが、仕方が無ェ 俺も爆弾探しを続けるとするか」


グランドウィリー警官「あった!!あったぞ!!爆弾だ!!見つけたぞーーー!!」

警察達「おおーーーーーっ!!」
警察「さすがグランドウィリー警官!大手柄ですな!」


メロン「私達も、発見した所」
ミント「まさかあんな所にあったなんてな」
シノ「あんな所って…?」
メロン「マンホールの下」
ミント「取りに行ったのはあたしだけど……何であたしがこんな汚れ仕事を……」
メロン「そういうの1番得意じゃん」
ミント「得意じゃないやい!」


タック「……という事は、あと1個やな」
ジュキッド「まずいぞ!後30秒だ!」
タック「何やて!?」
グランドウィリー警官「後30秒!?何という事だ……!早く…早く皆非難するのだ!急げ!!」
警察達「うわああああああああああ!!」

ミント「シノ…!どうする気だ…!?まさかまだ探す気じゃ…!」
シノ「最後の最後まで諦めるわけには行きません!早く爆発する前に最後の1個を…!」
ミント「無茶だ!やめとけ!それで爆発に巻き込まれたらどうすんだ!」
メロン「賭けに出るしかない……手分けして探す……後は運……それしかない」
タック「そんなん無茶や!……けど…」
ジュキッド「やるしかあるまい!」


20秒…


ジュキッド「まだだ!諦めるな!」

タック「頼む!あってくれ!あってくれ!」

10秒…


ミント「あったか…!?」
メロン「……駄目…」
ミント「もう終わりだ!!」


5秒…

シノ「見つけてみせる……何とか……!」


4秒…

ジュキッド「見つからん……駄目だ……!」
タック「あかん…!もうお仕舞いや!」


3秒…

メロン「ここまで……か………」
ミント「嫌だ…!死にたくないよ……!」


2秒…


シノ「最後の最後まで……私は諦めない…!」


1秒…

シノ「お願いします…!どうか……!」


0秒…

シノ「……っ!」

ジュキッド「無念……!」

タック「もう駄目や〜〜〜!!……って、あれ…?」

ミント「爆発……しない……?」

メロン「という事は………」

サスケ「安心しな 爆弾は全て止まった」

シノ「サスケさん!?」


758 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/13(Fri) 20:10

シノ「サスケさん!?」
タック「も…もしかして兄はんが爆弾を…!?」
サスケ「残念だが俺じゃねえ…」
ワイユー「わっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
ジュキッド「し…初代殿…!?どうしてこちらに…!?」
ワイユー「わっはっはっはっはっは!!帰ろうとしたら道に迷ってしまってな、
  しばらく歩き続けていたらこんなものを拾ってしまったのでござる!」
シノ「それ…爆弾!?」
ワイユー「おおっ!やはり左様でござったか!ご立派に置かれていたので何か怪しい物だとは思っていたが…」
サスケ「……というわけだ」
タック「あああ〜〜……死ぬかと思った〜〜……」
ジュキッド「しかし、これにて一件落着だな」
サスケ「奴らには逃げられちまったがな…」
ジュキッド「構わん 次に会った時に仕留めれば良かろう 今日は疲れてしまった」
タック「色んな所を歩き回ったさかい…腹減ってもうた……」
シノ「もし良かったら、バウンシーさんの蕎麦屋さんに行きましょう
  私、バウンシーさんのお店で手伝う事になったんです 今日は私が夕食を振舞います」
タック「ホンマに!?こりゃ行かないわけには行きまへんな!」
ミント「メロンも行くよな!?」
メロン「……勿論」
ジュキッド「では俺も行くとするか…女房には連絡しないとな……サスケ殿はどうする?」
サスケ「……仕方無ェ、お前らの馬鹿騒ぎに付き合うとするか」



メア「……チッ…!計画は失敗に終わったか………バッツ!!」
バッツ「えぇぇえええ!?あっしの所為でゲスかぁぁあああああ!?」
メア「そうだバッツ……貴様は当分夕食は抜きだ!」
バッツ「そ…そんなぁぁぁ!!お慈悲をーーー!!」
マッシャー「どうやら…我々は奴らを甘く見ていたようだ…………」
メア「元締……!?」
マッシャー「第1幕で終わらせる予定だったが……仕方が無い 第2幕を急いで準備しなければ……」

ダークソードナイト「その必要は無い」

バッツ「なっ…!?」
メア「誰だ貴様…!どうしてここが……!?」

ダークソードナイト「取引だ…貴様、私と手を組まないか」

マッシャー「何……?」

メア「貴様…!元締を貴様呼ばわりか…!」
マッシャー「よせ」
メア「はっ…失礼しました……」

ダークソードナイト「私も闇の忍び部隊の連中には個人的な怨みがあってな……
  利害が一致しているなら、味方は多いに越した事は無いだろう
  どうする…?ここで大人しく従った方が賢明な判断だと思うがな」
マッシャー「……良いだろう」
メア「元締…!よろしいのですか…!?こんな素性の分からぬ奴を…!」
ダークソードナイト「私はダークソードナイト…幻夢教の幹部、傲慢の騎士ダークソードナイトだ
  ……どうだ、素性を明かしたぞ これで少しは信用する気になったか?」
マッシャー「幻夢教か……知っているぞ……信仰者を集め、徐々に勢力を拡大しつつあるようだな…
  良いだろう…力を貸そう その代わり条件がある」
ダークソードナイト「条件だと…?」
マッシャー「我々冥府の騎士団がこれからも活動出来るように資本を提供する事だ
  そうしてくれるなら、お前の指図を聞き入れよう」
ダークソードナイト「金か…良いだろう……金ならいくらでもくれてやる これで決まりだな」

ダークソードナイト(これで私の手駒が増えた……!こいつらを利用して、闇の忍び部隊を…
  そして幻夢教を潰す……!これで私に逆らえる者はいない……!呑気にいられるのも今の内だ……!!)


  第肆拾漆話 暗中模索!プププランド隠された時限爆弾 終


シノ「次回予告です 幻夢教の幹部、クチナワが送り出した次の刺客は熟練の忍者
  どうやらサスケさんとは認識があるみたいで……2人の間に、一体どんな過去が…!?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第肆拾捌話ご期待ください
  私達のスレッドを、今後ともよろしくお願いします」

759 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/10/16(Mon) 16:17
ワドちゃんを捕まえたい

760 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/19(Thu) 05:16

シノ「おはようございます シノです
  最近、寒い日が続きますね 冬の始まりの季節ですね」
タック「10月も後半やさかい、こないだまで暑いと思ったのにもう冬みたいな寒さになってもうてな
  こんなんだと風邪引きまっせホンマに」
ジュキッド「安心しろ 馬鹿は風邪など引かん」
タック「おおそうか!それもそうでしたな!…って、馬鹿やあらへん!」
シノ「確かに馬鹿ではないですね 変な所で賢いですから」
ジュキッド「そうだったな…失礼した お前はずる賢さなら一級レベルだな!」
タック「一応、褒め言葉として受け取っておきますわ」
シノ「頻繁に来るつもりが、だいぶ空けてしまいましたので、本日すぐにでも返事をお返しします」

>>751-752

シノ「そうですよね 分かりますか?陛下ってとても愛らしい方なんです
  それでいて、男らしさもあり、あまり多くを語らない大人らしさもあります
  それが陛下の魅力だと私は思います」
タック「何か…ちょっと美化されすぎやないでっか?」
シノ「そんな事はありません 陛下は素敵な方です
  私は、そんな陛下を1番に尊敬しているんです」
タック「尊敬っていうより、半分洗脳されているんやないかなそれ…」
ジュキッド「シノ殿の上司にあたる人物だしな…色々思いやりたい所があるのだろう」

>>753

シノ「色々ありますけれど、個人的に1番は鏡の大迷宮です
  大迷宮というタイトル通り、凄く入り組んだステージが多くて、全部回るのに一苦労した印象が強いです
  宝箱の回収にも時間が掛かりましたし……全部回収出来た時は達成感がありました
  攻略本無しで全部クリア出来ましたが、もう1回最初からやれって言われたら、もう攻略本無しでは出来ないと思います
  月華のシノ〜忍び街道まっしぐら!〜の前作にあたる激闘編は、鏡の大迷宮を元にしたストーリーです
  そちらの方も、見てくださると嬉しいです 話はとても長いですが……」
タック「それにしても、激闘編って、何で始まったんやったっけ?」
シノ「確か、名無しさんの書き込みからがきっかけだったと思います…詳しくは覚えてないですが」
ジュキッド「覚えてなくても、記録は残っているから、探せばすぐ分かるだろうがな」
シノ「長い年月が経っているので、忘れている所も多く、そんな話あったっけ?って思う事があります
  激闘編って、始まったのが確か2011年の頃だから、もう6年ですか…?そんなに経っているんですね……」
タック「シノ姐はんがキャラハンとして参加するようになったのもこの時からでしたっけな」
シノ「元々はメロンさん、ミントさんと同じように名無しさんの書き込みで名前が出たのが最初でしたけれど
  メロンさんとミントさんは、すぐにキャラハンとして登場しましたけれど、私はしなかったんですよね
  そこを陛下にスカウトされる形で現在に至る…と言った所です」
タック「ある意味、シノ姐はんって、名無し達に育てられたキャラやと思うわ
  果たして、シノ姐はんが、公式に逆輸入される日は来るんやろかな」
シノ「それは来ないですよ流石に」
ジュキッド「本当に来てしまったら困るよな」


761 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/19(Thu) 05:18

>>759

タック「捕まえてどうする気でっか?どうせ乱暴する気でっしゃろ?同人誌みたいに…同人誌みたいに!」
ジュキッド「それ以上言うな」
シノ「ワドルディさんって、一緒にいるだけでも楽しそうですよね」
タック「どこがでっか?…まあ、ワドルディにも色々なワドルディがいますからな
  ワドルディーズの3人がそうであるようにな!」
ジュキッド「何を得意げに話しているんだ」
タック「ワドルディを捕まえようとして、捕まえたワドルディが獰猛なワドルディやったらすぐに逃げるんでっせ!
  タッキー君との約束や!分かったな!」
シノ「まるでワドルディさんを野生の動物か何かみたいに……」
ジュキッド「こいつも動物みたいな顔の癖にな」
タック「ボクは可愛い子猫ちゃんや♪イタズラしないでおくんなはれ、いや〜んうっふんにゃおーん♪」
ジュキッド「誰かこいつを収容所に送ってくれ」
タック「やめて!冗談や冗談!」


シノ「本日はここまでですね」
タック「余談やけど、ここでトリビアや
  映画『13日の金曜日』で、ジェイソンがチェーンソーを使ったシーンは一度も無い」
ジュキッド「いきなり何だ?」
タック「前回の月華のシノ〜忍び街道まっしぐら!〜で、チェーンソーが出て来たんで…
  丁度13日の金曜日やさかい、どっかから突っ込みが来るやろうなと思って待ってたけど
  結局それに対しての突っ込みがなかったんで、自分で言う事にしたんや!」
ジュキッド「得意げに話すな」
タック「ボクが言いたかったんはそれだけや」
ジュキッド「そうか」
シノ「皆さんの書き込み、これからもお待ちしています」
タック「ボクへのファンレターお願いしま!」
ジュキッド「お前には来ない」
タック「何で!!?」
ジュキッド「日頃の行いを見れば分かる事だ」
タック「そんな事ないでっせ ボクは世のため人の為に一生懸命働く正義の味方やないでっか」
ジュキッド「…呆れて言い返す気力も無いな」
シノ「次回もよろしくお願いします さよなら」

762 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/21(Sat) 00:47

暗闇斎(ナレーション)「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


 サスケ「……けて…!お父ちゃん…!助けて!お父ちゃん!!」

 ???「甘ったれるな!!」

  ドガッ!!

 サスケ「うわああああああああああああ!!!」


 ???「誰かに助けを求めるようでは強くはなれん!そんな考えで生きて行ける程世の中は甘くない!
   もっと非情になれ…非情になり、一流の暗殺者となって俺を殺しに来い……!
   良いか……非情になるのだ……サスケ………!」


サスケ「………………はっ…!
  …………………………畜生……またあの時の夢か……!
  最近、毎日のように同じ夢ばかり見る………あいつは……もう既に俺が引導をくれてやった筈だってのに、
  まるで悪霊か何かみてェに夢の中に現れやがる……気色悪いったらないぜ…………」



邪幻斎「……まだか………まだプププランドは、我が手中に収まらぬのか…………」

クチナワ「申し訳ございません邪幻斎様……しかしご安心を 次なる作戦は既に打ってございます」
オロチ「それは楽しみだね姉さん で、それはとっておきの作戦なのかい?」
クチナワ「今回は秘密兵器を用意した……妾が引き入れた刺客の中で最高の実力を持つ忍びの者じゃ」
オロチ「へえ……そんな刺客がいるのかい」
クチナワ「そこにいるのじゃろう?出て参れ、ハンゾウ」

ハンゾウ「はっ……」

オロチ「これは凄い……見るからに腕の立つ熟練者って感じだけど……」
クチナワ「此奴は闇の忍び部隊にとってかなり厄介な相手となるじゃろう……何故ならハンゾウは………
  おっと……これ以上は言わないでおこう……楽しみは、後にとっておかねばな………」
オロチ「そうか……また僕を楽しませてくれるんだね……!嬉しいよ姉さん!」
クチナワ「お前は妾の可愛い弟じゃ……いかなる時でも苦楽を分かち合わねば……のう……フフフフフフフフ………」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第肆拾捌話 驚天動地!宿命の再会


 前回までの記録

  第参拾壱話 もしも、プププランドが戦場と化したら前編(>>15-18)
  第参拾弐話 もしも、プププランドが戦場と化したら後編(>>34-38)
  第参拾参話 もしも、食が世界を支配したら(>>484-488)
  第参拾肆話 もしも、避けられる戦いがあったら(>>511-513)
  第参拾伍話 もしも、反逆計画が始動していたら前編(>>523-526)
  第参拾陸話 もしも、反逆計画が始動していたら後編(>>546-549)
  第参拾漆話 危機一髪!光る眼が獲物を追い詰める(>>569-574)
  第参拾捌話 奇奇怪怪!心と体が入れ替わる(>>604-607)
  第参拾玖話 起死回生!あべこべ忍者と愉快な道化師(>>628-633)
  第肆拾話 一発触発!狙われた謎の壺を守れ(>>647-649)
  第肆拾壱話 颯爽登場!伝説の忍者が目覚めし時(>>671-673)
  第肆拾弐話 油断大敵!天使のような悪魔の策略(>>688-691)
  第肆拾参話 無我夢中!心を操る魔の歌声(>>711-714)
  第肆拾肆話 天魔外道!地獄の妖刀と心の闇(>>718-722)
  第肆拾伍話 疑心暗鬼!歪んだ心に潜む闇(>>727-731)
  第肆拾陸話 絶体絶命!復讐の騎士現る(>>743 >>745-748)
  第肆拾漆話 暗中模索!プププランドに隠された時限爆弾(>>754-758)


763 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/21(Sat) 00:47

シノ「お待たせしました カツ丼1つ、お召し上がりください」

Mr.フロスティ「いただきます!…………うん…!」

シノ「……いかがでしょうか?」
Mr.フロスティ「凄く美味しいよ!安い値段で、こんなに美味しいなんて!」
シノ「本当ですか!?ありがとうございます!」
バウンシー「シノさん……中々やるわね」
シノ「ありがとうございます」
バウンシー「本当、シノさんにお願いして良かったわ
  ツッキーって蕎麦は上手だけど、他のメニューを作らせるとからっきし駄目なの」
シノ「そうなんですか……ツキカゲさんらしいですね」
ローリングタートル「でもまあ、蕎麦だったらあの坊主が作ったやつの方が美味かったな
  お嬢ちゃんかい、この蕎麦を作ったのは」
シノ「はい……お口に合わなかったでしょうか……?」
ローリングタートル「いや…嬢ちゃんが作ったのも美味いっちゃ美味いんだよな……
  けど何か物足りないっつーか……綺麗にまとまりすぎていて……これはこれで良いんだけどよ
  でも俺としては、坊主が作った蕎麦の方が好きなんだよな
  なあ、坊主はいつになったら店に戻ってくるんだ?」
バウンシー「あ…………」
シノ「…………!」
ローリングタートル「え……あ……いや………別にそういうつもりで言ったんじゃ………」
シノ「…大丈夫です ツキカゲさんは連れ戻してみせます……きっと必ず…!」
バウンシー「シノさん…………」

ミント「ちーっす!」

シノ「ミントさん…!?」
メロン「私もいるんですけど」
シノ「すみません…メロンさん」
メロン「ま、別に良いけど……で、その坊っちゃんの事なんだけどさ」
ミント「行方が分かったんだ!」
バウンシー「えっ……!?」
シノ「本当ですか…!?」
ミント「悪い悪い……すぐに報告しようと思ってたんだけど、爆弾事件の事もあってすっかり伝えるのを忘れてしまってて…」
メロン「隣町の宿屋のおばちゃんが見たって 夜遅くに歩き回っていたから文無しかと思って泊めてあげようと思ったら
  無視して通り過ぎて行っちゃった…って、
  まるで声も届いていないみたいで、殺し屋みたいな目つきで歩き回っていたってさ」
シノ「ツキカゲさん……!」
ミント「今行っても会えないと思うよ 結構時間経っちゃったしね」
シノ「そうですか………」
メロン「…ま、同じ空の下である事に変わりないんだし、きっとどこかで会えるでしょ」
シノ「………だと良いですけれど…………」




ごろつき「か……金ならいくらでもくれてやる……!だから…命だけは…命だけはお助け〜〜!!」

ツキカゲ「………ふん…」

 ヒュバッ!!

ごろつき「ぐあああああああっ!!」

ツキカゲ「………話にならん……この辺りは雑魚ばかりか……」


ハンゾウ「………待て」

ツキカゲ「………誰だ?」

ハンゾウ「貴様……見た所忍びの者だな…?」

ツキカゲ「忍び…?ふん……そんな連中とはもう手を切った
  丁度良い……今雑魚ばかり相手にして退屈していた所なんだ
  遊び相手になってくれよ」

ハンゾウ「……その武器…妖刀か……物騒な世の中だ こんな餓鬼が妖刀なんざ持ち歩いているなんてな」

ツキカゲ「餓鬼扱いするな!!見せてやる僕の力を!!はああああああああああああああっ!!」

 ビュン!!

ツキカゲ「なっ………!!」

ハンゾウ「遅いな」

 ドゴッ!!

ツキカゲ「かはっ………!!」


ツキカゲ「くっ……!ううっ…………!」

ハンゾウ「何だ もう終わりか………
  本来ならここで殺してやる所だが、お前みたいな虫ケラは殺す気にもならん
  その代わりその妖刀は俺が貰ってやる
  貴様みたいな弱虫に、こいつは似合わん 玩具の刀でも買って振り回して遊んでいる事だな」

ツキカゲ「ま……待て…!返せ……!そいつは僕の……くっ………!」


764 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/21(Sat) 00:51

サスケ「………………………………」

タック「……何や、また小屋に引きこもって、だんまりで花火作りでっか 兄はんも飽きまへんな」

サスケ「……悪いか」

タック「なあ兄はん、ツッキーがいなくなってから、遊び相手がいなくなってつまらんさかい」
サスケ「知らん 一人で勝手に遊んでろ 邪魔だからさっさとどっか行け」
タック「ちぇ…人付き合い悪いでんな そんなウジウジしてっと嫌われまっせ!」
サスケ「五月蝿ェ!!余計なお世話だ!!………ったく………」

ハンゾウ「………よう…」

サスケ「……何だ、今仕事中なんだ 用があるなら後に………っ!!
  て………てめェは………………!!」

ハンゾウ「久しぶりだなサスケ……相変わらず商売繁盛しているみたいじゃねェか………
  もっとも、その技術は俺が叩き込んだモンだがな…………」

サスケ「てめェ……何で………何で生きていやがるんだ………!!」

ハンゾウ「暫く振りだな……元気だったか?」

サスケ「質問に答えろ…!何でてめェが生きてやがんだ……!あの時…てめェは俺が……」
ハンゾウ「殺したってか……?そう思い続けていたんなら、詰めが甘いな
  あの時、てめェは俺が死んでいる事を確認したのか……?」
サスケ「……………………!」
ハンゾウ「しなかったよな……?てめェ……この俺に情けをかけやがったな……
  てめェが餓鬼の頃、非情になって殺しに来いと言った筈だ
  てめェが俺を見殺しにしたお陰で、俺は無駄に長生きしちまった…………
  あの時、てめェが俺を殺していれば、俺は生き地獄を長年味わい続ける羽目にならずに済んだんだ……!」
サスケ「…………………………」
ハンゾウ「忍者は常に非情であれ……俺はてめェに昔からそう言い続けてきた
  情けをかけるなんざ二流三流のやる事だ………てめェは昔から甘ちゃんだった………
  どうやらそれは今も変わらねェみてェだな!」
サスケ「話はそれだけか?仕事の邪魔だ…さっさと失せろ」
ハンゾウ「折角の親子の再会だってのに冷たいじゃねェかよ…ええ?」
サスケ「ふざけんな!!てめェとの縁は切ったんだ!てめェなんざ父親でも何でもねェ!!」
ハンゾウ「そうかい……そう思うのは勝手だ…だがな、てめェが俺を殺さなかった怨み……それだけは晴らさせてやるぞ……
  こいつを使ってな…………!」
サスケ「それは………!何でてめェがそれを………!」
ハンゾウ「これかい……?ちょっとした拾いモンさ てめェを殺すのに丁度良い武器だ
  だが、てめェを殺すのは後にしてやる 一騎打ちだ!
  昔、修行の場として使っていた場所を覚えているな…?そこを決闘の場にする!
  考える時間はいくらでもくれてやる…死にたくなった時に来い!ひと思いに殺してやるぞ……!じゃあな」

サスケ「…………………………」



シノ「ただ今戻りました」
暗闇斎「お疲れ様でござる どうでござったか?」
シノ「手伝いの方は慣れました……あと、ツキカゲさんの行方についてですが……」
暗闇斎「先程も連絡を貰ったが、そういう事であれば、依然として行方知れずのままという事でござるな……
  まあ良い……恐らく、ツキカゲの方から姿を見せてくる筈でござろう
  ……所で………盗み聞きしてないで、さっさと出てきたらどうでござるか?」
シノ「え……?」

ハンゾウ「よう、久し振りだな」

シノ「…………!!いつの間に……!」


765 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2017/10/21(Sat) 00:52

暗闇斎「………ハンゾウ殿か……殺されたと聞いていたが…」
ハンゾウ「生きていてがっかりしたかい…?それにしてもお前さんが現在の暗闇斎とは…出世したモンだな 驚いたぜ」
シノ「……知り合いの方ですか……?」
暗闇斎「ハンゾウ殿でござる 表の稼業として花火師の仕事をしながら、裏では必殺必中の殺し屋として暗躍し、
  忍びの世界では最恐の忍びとして恐れられていた人物でござる その恐ろしさは、拙者も警戒していた程でござる……」
シノ「花火師……!?それってサスケさんと同じ……」
暗闇斎「ああ……ハンゾウ殿はサスケの父でござるからな
  花火師としての技術と殺し屋としての技術は、元々はハンゾウ殿が教えたものでござる」
シノ「サスケさんの……お父さん……?この方が………!?」
ハンゾウ「その馬鹿息子にもさっき顔を見せたばっかりだが、あんたは全然驚いてなさそうだな」
暗闇斎「そうでもござらんさ これでもかなり動揺している方でござる……して、何用でござるか?」
ハンゾウ「俺はさっき、馬鹿息子に1対1の決闘を申し込んだ 奴はそれに答えるだろう
  そして俺は、奴を殺す……この妖刀を使ってな……!」
シノ「それは……!ツキカゲさんが持っていた妖刀……!?」
ハンゾウ「そうか…お前さん、あの餓鬼の知り合いだったか」
シノ「どこで会ったんですか……?」
ハンゾウ「さあな……俺はどうでも良い事は忘れるようにしているからな
  要件は伝えた 俺とサスケの決闘に立ち会うも立ち会わないも自由だ
  後悔の無ェように、奴と最後の挨拶でもしたらどうだ?死ぬのは奴の方だからな」
シノ「サスケさんは絶対に死にません……!」
ハンゾウ「ほう……あいつも可愛い娘に好かれたモンだな……死に顔ぐらいは拝ませてやるぜ あばよ」


暗闇斎「………まさか、ハンゾウ殿が生きていたとは…………
  ハンゾウ殿は昔、サスケに殺されたと聞いていたが…………」
シノ「ツキカゲさんが持っていた妖刀まで持っていました………もしかして、ツキカゲさんは…………!」
暗闇斎「安否が気になる所だが、今はサスケの所に行くぞ 急いで皆に知らせてくれ」
シノ「はい!」



ハンゾウ「………さて、どう動くかね…………」

ツキカゲ「……えせ………!」

ハンゾウ「ん……?」

ツキカゲ「……えせよ………!返せよ……!僕の妖刀……!返せよ……!その武器は僕のなんだ……!」
ハンゾウ「……ふん、引っ込んでろ 俺はこれから大事な決闘がある
  ……そうだな 用が済んだら、こいつを返してやっても良いか………それまでお寝んねでもしてな!」

 ドガッ!!

ツキカゲ「ぐふっ……!!」

ハンゾウ「じゃあな餓鬼!はははははははははははは!!」

ツキカゲ「く………くそっ……!畜生………!!」



暗闇斎「ハンゾウ殿の挑発に乗るつもりでござるか?」
サスケ「……やるしかねェだろう………どうせ奴は俺を殺す気でいる
  なら今度こそ、奴に引導をくれてやるまでだ……」
シノ「サスケさんはそれで良いんですか…!?」
サスケ「……どういう意味だ」
シノ「やっと会えた親じゃないですか……何も思わないんですか……?」
サスケ「奴には憎しみの感情しかないな………奴は病気だった母を見殺しにし、俺の事も殺そうとした
  そこに家族愛なんてモンは一切存在しなかった 奴は父親ではなく、暗殺者の顔しか無かった」
シノ「…本当にそう思いますか…?私はそうは思いません……
  サスケさんの花火師としての技術や忍者としての技術は、ハンゾウさんから教わったらしいですね
  家族としての愛がなければ、ハンゾウさんはサスケさんに何も教えなかったのではないでしょうか?」
サスケ「奴が俺に技を教えた理由は知らん……どんな理由があろうが、俺は奴を殺すつもりだ……この手でな…………」
タック「何ていうか……とんでもない話になりましたな………」
ジュキッド「うむ……実力は恐らくハンゾウ殿の方が上……その上妖刀まで持っている……無傷では勝てぬかもしれぬぞ」
サスケ「だとしてもだ……俺は刺し違えても奴を殺すつもりだ」
シノ「サスケさん………」


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