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【星のカービィデデデでプププなものがたり】月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2018/01/17(Wed) 12:51

こんにちは シノです
本日はスレッドに足を運んでいただき、ありがとうございます
皆様に支えられる形で、このスレッドも今年の4月で12周年を迎える予定です
ここまで続ける事が出来たのは、これまで参加してくださったキャラハンの皆さんや名無しさん達の応援のお陰だと思っています
新しいスレッドでも力ある限り頑張り続ける気持ちです
これからも、よろしくお願いします

……それでは簡単にルールを説明します


まず一つ、名無しさんは私達キャラハンに質問を、キャラハンは名無しさん達に返事を返します
キャラハン同士のクロストークは、駄目とは言いませんが、
あくまで名無しさんへの返事を返す事が優先だという事をご理解のうえで行なってください


次に、参加の条件ですが、星のカービィシリーズのキャラクターであれば誰でも自由で構いません
同名のキャラクターが登場する場合、私達の独断でパラレル設定になる事もありますが、ご了承ください
オリジナルキャラクターの登場も許可します その際は設定等をしっかりと書いていただく事をお願いします
出来るだけ星のカービィシリーズの世界観に沿ったキャラクターにしてくださいね
キャラハンをやった事の無い、初心者の方も歓迎します 是非一緒にスレッドを盛り上げて行きましょう


書き込みは、他人に優しい書き込みを心掛けてください
荒らし、中傷、煽り等は禁止です
かく言う私自身が守れているか分かりませんが、相手を不快にさせない書き込みを心掛けてください
どの世界においても、礼儀やマナーは大事です 必ず守ってください
このスレッドは全年齢対象にしたいので、相応しくない表現は控えてください


……ルールは以上です
皆が楽しく利用出来るように、以上のルールをしっかり守ったうえでご参加をお願いします
一緒に頑張って行きましょう
それでは、また会いましょう 新しいスレッドのスタートです


あと、これまでにどんな事があったのか、過去のスレッドも是非ご覧ください
何か参考になる事もあるかと思います URLは、以下の通りです


〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

12代目(2013/10/12(Sat) 04:13 〜 2015/10/12(Mon) 00:03)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=381518798

13代目(2015/10/16(Fri) 00:01 〜 )
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=444921299

775 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/14(Tue) 04:26

>>772(アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9gさん)

シノ「キャラハン同士の会話はNGですが、
  今後の月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜の話について留意をば
  先にネタを明かす形になってしまいますが、今回のお話は非常に胸糞悪い展開になっています
  子供が標的のお話ですので、そういうお話が苦手な方、
  そしてアドレーヌさんファンにとっては後味悪い結果になるかと予想しています
  出来るだけ過剰な表現を控え、マイルドにしたいとは思っています」

>>773

シノ「オマージュです 元ネタが分からない方は一見…いえ、一聴の価値有りです
  私も初めて曲を聴いた時は衝撃的でインパクトが大きく、思わず竦んでしまう気持ちでした」
タック「まあ有名っちゃ有名よな 中学生の頃に勉強する子は多いんやないやろか」
カグヤ姫「しばらくこういう突っ込みなかったけど、こういうコメントがもらえるとうれしいね ありがとう」

>>774

シノ「答えていると思っていましたけれど、まだ未回答でしたね
  ご指摘頂いてありがとうございました 忘れてしまい申し訳ございません
  早急にお返事しますので、それでお許しいただければと思います…」

>>703

シノ「改めましてお答えします
  カービィグッズ……そうですね……
  ゲームソフト以外なら、昔、アニメが放送されていた時に鉛筆やノートや消しゴムが売られるようになって、
  それを持っていた事ならあります
  後はウルトラスーパーデラックスのサウンドトラックとか、
  カービィグッズに入れて良いのか分かりませんが、星のカービィシリーズのamiiboは全部揃えています
  特に陛下とメタナイトさんが気に入っています
  後は、カービィさんを象ったネックレスを買って友達にプレゼントした事があります
  こんな感じですね
  昔と比べると、星のカービィシリーズのグッズも増えてきましたので、入手が簡単になってきたのは嬉しいですね
  個人的には、陛下のグッズをもっと増やすべきかと……」
タック「流石にそれは難しいと思いまっせ とはいえ、人気が無いワケやないから、
  ひょっとしたらデデデの旦那のねんどろいどとかも出るんやないかな
  カービィ、メタナイトが既にねんどろいど化してるんやしね」
シノ「それにも期待しています……というわけで、これで返事は以上です
  本当に申し訳ありませんでした」

776 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/14(Tue) 16:53
アドレーヌ「こんばんは、さて、今日もちょっと進めていきますか」

>>665
アドレーヌ「今はYouTubeやニコニコ動画から、ゲームがどんなものか発信できるからね。
上手く扱えばネタバレを殆どすることなく、ゲームやキャラの魅力を伝えるのも可能。
何にせよ、やり過ぎないよう加減して、星のカービィは面白いってことをアピールできるよう、
私達も考えていくから」
カービィ「僕らのファンが増えてくれると嬉しいね。
既にファンなら末永く残ってくれたら嬉しいペポ」

>>667
アドレーヌ「口癖が 〜ぽい の人だった。
でんじゃらすじーさんに出てきそうな印象を受けたけど、どうなのかな?
あと、タックのあだ名 げろしゃぶ って…
お笑い芸人ポジションだから、強烈なあだ名持ってる方が
長い目で見たらいいのかもしれないけどね。
シノなら しーのん、カグヤなら カグヤちゃん、ジュキッドさんなら 地雷矢さん
でいいんじゃない?」

>>668
アドレーヌ「さぁね、私が13歳の頃ダークメタナイトが引き起こした戦争の間、
確かに裏で仲間集めたり人を助けたり、敵を始末したりと、
色々動いてはいたけど、その時の私はマスクなんて着けていなかったし、
私とは別の誰かがマスクドウーマンじゃないの?」

>>669
カービィ「普段の行いが悪いから、周りからお仕置き貰うんだね、
ところで月下のシノと言われるシノがお仕置きしたら、まさに月に代わってお仕置きよ!
になっちゃうペポ、反省しないとムーンソードアクションでタック消されちゃうよ」
アドレーヌ「単に生き方が不器用だとはいうけど、不器用の度が過ぎると人に害をもたらしてしまうからね。
生き方が不器用だからって何でも許されるわけじゃない、気を付けなくちゃね」

>>670
カービィ「小説かぁ…、やっぱりストーリーがあってこそ僕らも輝くからね、
僕らがやりたいのはカービィカート編なんだけど、前にも言った通り、
名無しさんが企画したカービィカートでもいいペポ。
その時はリック達、ゲストのアルル、アミティ達、そしてスター選手マリオ達、
色んな選手が出てくるんだろうね、盛り上がりそうで楽しみだよ」

777 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/15(Wed) 01:38
アドレーヌ「こんばんは、深夜だけど今日も5人ほど相手するかな。
この辺は質問集中してるから早く進めないと、今後の私達のやる気にも関わってくる」

>>671
アドレーヌ「これは…、アニメカービィの台詞を翻訳しろって?
この台詞は、魔物と戦うような感じかな?
『これがデデデ大王が出した魔物か!何だ!?この魔物は!』
こんな感じじゃない?
当たらずとも遠からずだと思うんだけど、どう?」

>>672
アドレーヌ「無事に拾えたら後でお金くれるところに売りにいけば、大金が手に入るだろうけど、
1億本もの金の延べ棒が落ちてきて、耐えられる建物なんてそうそうないかと。
ましてや人に当たろうものなら死者続出でしょーよ。
収まる頃には怪我人で溢れて、入院費とか建物修理代とか、色んなドデカい出費がかさみそう(笑)。
特にプププデパート辺りがやられようものなら数億〜数十億の修繕費が…」
大王「金欲しいデ…、金無い…、部下の給料払ってるとすぐ無くなっちまうデ」
アドレーヌ「王様って意外と楽じゃないのかも」
大王「余裕あるときは問題ないんだが…、部下の生活もあるからな、
余裕無くなったらあっという間に金が尽きてしまうんだよ、大変だデ」

>>673
アドレーヌ「私としては続いてほしいんだけど、既に14年間やってきたからね。
もしかしたらあと1スレほど進んだ辺りで終わっちゃうかもしれないし、
それよりずっと後まで続くのかもしれない。
皆としてはどうなのかな?やっぱりここには廃れてほしくない?
ずっと続いてほしい?」

>>674
カービィ「ジョン・カービィさんが亡くなった!?
僕の名前の由来の一人とも言われるジョンさんが…。
由来と言えば、アメリカ・テキサス州のカービィ市も、僕の由来らしいね。
今や任天堂の中じゃ影薄くなったけど、ドンキーコングは昔は輝いていたペポ。
そして僕の存在も、運次第じゃ無くなってるかもしれなかった…。
昔、ドンキーと僕を助けてくれてありがとうございます、
ご冥福をお祈りしますペポ」

>>678
アドレーヌ「お尻のシワとシワを合わせておしり探偵、ってのもいいよね。
おっと、失礼こかせていただきました」
カービィ「上手い!」
アドレーヌ「おしり探偵もチビッ子には結構人気あるっていうからね。
先輩として、現在の人気者な後輩を盛り上げてあげようと思ったのよ。
せっかくお尻の話題が出てきたんだもの、上手く役立てないと」

778 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/16(Thu) 00:38
もしもここが最終回を迎えても何かの形でまたシノちゃんたちに会いたい

779 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/16(Thu) 13:01

>>778

シノ「ありがとうございます そう仰ってもらえて、闇の忍び部隊一同とても嬉しく思います
  この文章を見た時、少し涙が出てきました
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜も、もう少しで完結の予定ですし、
  終わりや別れの時はどうしても来てしまいます
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜が終われば、闇の忍び部隊としての活動も終わりですが、
  スレッド自体は続ける予定です その時は闇の忍び部隊としてではなく、別の形で続ける事になると思います
  それでも、またどこかで会う事が、もしかしたらあるかもしれません
  その時はよろしくお願いしますね」

780 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/16(Thu) 14:59

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


アドレーヌ「手術が終わったみたいね」
ジュニア「………………!」

医者「……………」
スパイキーの母「あの…!息子は……息子は大丈夫なのでしょうか?」
医者「……残念ですが、手の施しようがありません」
スパイキーの母「……!それはどういう…………」
医者「原因は、この毒針です これがあの子の心臓の奥深くにありました
  取り出す事に成功したのですが、この毒針の毒は心臓部に侵食し、毒を完全に消し去る事は、
  現代の医術ではかなり難しいのです……」
アドレーヌ「という事は、このまま死ぬしかないという事…!?」
医者「………誠に、お気の毒ではありますが………………」
ジュニア「そんな……!」
スパイキーの母「ううっ……!どうして……どうしてうちの子が……!?」
ジュニア「……………………」
医者「他の子供からも同じ毒針が発見されました……しかしながら、今の技術であの毒を完全に消し去る事は………」
アドレーヌ「くっ……………!」
医者「お子様は病室に戻られました……会いに行ってあげてください」



スパイキーの母「スパイキー……」
スパイキー「お母さん……僕……もう死んじゃうんだね………」
スパイキーの母「………………!」
スパイキー「やっぱり……そうなんだね…………」
スパイキーの母「そんな……そんな事ないわ……!大丈夫…大丈夫だから……ね……!
  そうだ……私、スパイキーの好きなもの買ってくるわね…………」
スパイキー「あっ…お母さん……!」


ジュニア「おれが……おれが悪いんだ……俺の所為で……スパイキーが………!」
アドレーヌ「君は何も悪くないわ……悪いのは………」

黒星「チーッチチチチチチチチチ!どうだ病室のベッドの寝心地は?」

スパイキー「うわあああああ!!」

アドレーヌ「スパイキー!あんた、さっきの……!」

黒星「チッチチチチチチチ…!大丈夫だ命までは取らねえ……もっとも、オレが直接手を下さなくともお前はもうすぐで死ぬんだがな!」
アドレーヌ「その子に……手を出すな!!」
黒星「おっと!」

 ビュン!!

アドレーヌ「くっ……!はあああああああっ!!」
黒星「……ふん」

 バキッ!!

アドレーヌ「ううっ!!」
黒星「邪魔しないでよね」

 ドン!!

ジュニア「お姉ちゃん!!」
アドレーヌ「くっ………!子供なのに…何て力なの……!?」

黒星「子供だからって甘く見るなよ これでも十二神将の一柱、子の黒星様だぞ!
  お前みたいな女に負ける筈ないじゃんかよ!チチチチチチチチチ!」

アドレーヌ「くっ………!」

黒星「このガキに植え付けたのは黒死針と言ってな……その針は心臓の奥深くに潜り込み、毒を分散させる
  その毒はいかなる技術を以てしても除去する事は不可能!植え付けられたが最後、そのまま死を待つだけって事さ!」

スパイキー「ううっ………!」

黒星「お前に残された数時間、せいぜい楽しんで過ごすんだな
  それと、もう1人のガキ、お前はこのガキの死を見届けた後、殺しに来てやる」

ジュニア「何だと……!?」

黒星「この場ですぐに毒針を植え付けるのは容易いが、それじゃあ面白くないからな
  死を目の当たりにし、恐怖した所を狙った方が、遥かに面白いだろ?チチチチチチチチチチ!!」

アドレーヌ「あんたって奴は……最低ね!」

黒星「…………ペッ!」

アドレーヌ「っ……!」

黒星「生意気な女だ……このまま殺してやっても良いが、お前みたいな女は今じゃなくても簡単に殺せるからな
  そいつの死を看取ってやんなよ!それじゃあまた来るからね、バイバーイ♪」

 ビュン!!

ジュニア「くそっ……!!」
アドレーヌ「…………………………」



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰壱話 死神の足音


781 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/16(Thu) 15:01

暗闇斎「子供が次々と亡くなる怪事件……それはやはり十二神将が絡んでいたか……」
シノ「十二神将という確信はありませんでしたが……相手は子供のようにも見えましたし」
暗闇斎「子供だからと甘く見るな 相手がもし本当に十二神将であったなら、その強さは馬鹿に出来ぬ程だろう
  今までの相手がそうであったように、例外として見てはいけない……もし出会ったなら速攻で叩き潰せ」
シノ「分かりました……」



天鳳「……何だ、お前帰っていたのか」
黒星「ちょっと休憩だ!飲み物が欲しくなったんでね!」
天鳳「余裕だな…良いのか?猶予は2週間あるとはいえ、遊び過ぎではないのか?」
黒星「だってさ、さっさと終わらせちゃったらつまらないだろ?オレは虫けらみたいな連中が恐怖におののく所を見たいんだよ
  恐怖って感情はさ、時間をたっぷり掛ければ掛ける程、どんどん大きくなるモンだろ?
  死刑だって、延命させればさせる程、次か次かって段々怖くなるって言うしさ」
天鳳「ふん…相変わらず口の減らぬ奴だ 蛇ノ目が生きていたら何て言うだろうな?」
黒星「あいつの話はいいだろ!あいつが消えて清々してんだからよこっちは!」
張「………持って来たぞ、コーラだ」
黒星「遅いんだよ!いつまで待たせやがんだノロマ!ったくこっちは喉が渇いてるってのにさ!」
張「そんなに飲みたきゃ自分で持って来やがれ」
黒星「何か言ったか!?」
張「…いや、何も………」
黒星「神裁も出来ねえような奴が一端の台詞を叩くんじゃねえよボケナス!」
天鳳「お前も餓鬼の癖に、人の事が言える立場か?」
黒星「ふん…どいつもこいつもガキだからって甘く見てんじゃねーぞ この神裁を終わらせて、お前らなんか見返してやるんだからな!」
天鳳「さて…そう上手く行くかね ま、高みの見物とさせて貰うとしようか」
張「………………」



タック「………何やこれは?」
シノ「保育園です」
タック「保育園は分かる……何でボクら、こんな格好しているんでっか?」
シノ「今から子供達の面倒を見るんです」
タック「何でそんな事せなあかんのでっか!?」
シノ「相手は子供を標的にしています 子供が集まりやすい所といえば保育園
  つまり、保育園にいれば子供達を守る事が出来るというわけです」
タック「失礼やけど、シノ姐は馬鹿でっか?」
サスケ「下らん…俺は帰るぞ 仕事があるしな」
シノ「サスケさん……!」
タック「じゃあボクも仕事が……」

 ガシッ!

ジュキッド「お前に仕事は無い筈だぞ」
タック「いやあ……ははは………ジョークです」
シノ「では、子供達を守りましょう!」
ジュキッド「委細承知!」
タック「やけにノリノリでんな」


782 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/16(Thu) 15:02



サスケ「ったく………こっちはやらなきゃいけねえ仕事があるってのに………」

子供の悲鳴「うわあああああああ!!」

サスケ「……!そっちか!?」


黒星「チッチチチチチチチチ!お前に毒針を植え付けてやった!
  死の時間は6時間に設定しておいた……それまでの残り時間を精々楽しむんだな」

サスケ「待ちやがれ!!」

黒星「チッ……また邪魔が入って来やがった」

サスケ「てめェか……丁度良い…こちとら仕事が終わらなくてイライラしていた所だ……
  てめェを斃して憂さ晴らしとさせて貰うぜ」
黒星「子供を助けに来たってワケじゃなさそうだね…どっちかって言うと悪党みたいだよ、君」
サスケ「余計なお世話だ!!喰らえ!!」

 ドォォォオオオオオン!!

黒星「おっと危ない!」

 ドガァァアアアアアアアアアアアン!!!

黒星「お兄サン駄目だよそんな物騒なの使っちゃ 子供泣いちゃうよ?」
サスケ「五月蝿ェっつってんだ!!」

黒星「じゃあオレも本気出しちゃおっかな……っと」

サスケ「そいつは宝玉……!」

黒星「十二神獣!!子の宝玉!!解放!!!」

 ドォォォオオオオオオオン!!

サスケ「くっ……!」

黒星「はあああああああっ!!窮鼠毒爪殺法!!」

 ヒュバッ!!

サスケ「ぐあああああっ!!」

黒星「…ふん、口程にも無かったな」

 ビュン!!

黒星「………!?」
サスケ「残念だったな、残像だ」
黒星「くっ………!」

 ドォォォォオオオオオオン!!!

サスケ「チッ……外したか……!すばしっこい奴だ!」

黒星「そりゃまあネズミだからね ま、それなりに楽しんだから帰るよ そいつには毒針を入れられたしね
  こんな場所にはもう用無し用無しっと、さらば!!」

 ビュン!!

サスケ「くっ…待ちやがれ!!」

ベニー「うえええええん…!うええええええん…!」
サスケ「……!おい、大丈夫か!?」
ベニー「痛い……痛いよお………!」
サスケ「チッ……病院に連れて行くのが先か………」


783 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/16(Thu) 15:04

シノ「結局何もありませんでしたね……」
ジュキッド「今思うのだが、時間の無駄ではなかったのではないだろうか?」
シノ「そ…そんな事ありませんよ……私達がいた事で、保育園を攻める事は出来なかった筈です
  そう考えれば、子供達の相手をした事も無意味というわけではないんじゃないでしょうか」
タック「はあ……疲労感しか残りまへんわ……………」
ジュキッド「お前が一番大人気だったな 良かったな」
タック「冗談やない……玩具にされて大変やったわ」

シノ「……!いけない!大事な事を忘れていました!」

 ビュン!!

タック「何や!?」
ジュキッド「随分と体力があるんだな………」



スパイキー「お母さん………今まで本当にありがとう…………こんなダメな子だったぼくを…………」
スパイキーの母「お前は全然ダメな子なんかじゃないわ!死んじゃ駄目……死んじゃ駄目よ!」
スパイキー「残念だけど……それは出来ないんだ…………音が聞こえる……死神の足音が……もうすぐ……そこまで……………」
スパイキーの母「そんなの聞こえないわ…!何も聞こえない!空耳よ聞いちゃ駄目なの!」
スパイキー「見える………死神の影が………………すぐ………そこまで…………迫って…………………」
スパイキーの母「スパイキー!!」
スパイキー「お母さん………怖いよ………死ぬのが…………!でも………ぼく…………もう……駄目みたい………………
  お母さん…………こんなぼくを…………最後まで見守ってくれていて…………ありが………と………………………………………」


スパイキーの母「スパイキー…………スパイキー………!
  あ……ああああ…………あああああああああああああああああああああ!!スパイキーーーーーーーーーー!!」

アドレーヌ「お母さん……!お気を確かに……!」
ジュニア「こんな……こんな事って……………!」

黒星「チチチチチチチチチチ…!ようやく天に召されて行ったな」

スパイキーの母「ひ…ひいいいいいいいいいっ!!」

アドレーヌ「お前……!」
ジュニア「死神……!」

黒星「嬉しいねえその悲鳴……すごく……すごく心地良いよ…!」

アドレーヌ「どこまで狂ってるの、あんた!?」

黒星「愉快だよねえ子供が1人死んだくらいでわんわん泣いちゃってさ、子供なんて腐る程いるってのに
  ……次はお前だよ、そこの餓鬼」
ジュニア「ひっ………!」
黒星「良いねえその顔……でもここですぐに殺っちゃうのは無粋か
  暫くそこの死んでしまったガキの傍にでもいてやんなよ
  全部終わった後で、殺しに来てあげるからね じゃあね〜♪」

 ビュン!!

アドレーヌ「くっ…………!」
ジュニア「お姉ちゃん…………!」
アドレーヌ「大丈夫よ……お姉ちゃんが守ってあげる……!あんな奴に……殺させてたまるか!」



  第佰壱話 死神の足音


暗闇斎「死神に狙われ、儚く散る幼き命 それでも死神は嘲笑いながら次の標的を狙っている
  少女の怒りは止められない……最早、誰にも…………………
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰弐話ご期待ください」

784 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/19(Sun) 16:47
アドレーヌ「こんばんは、スパイキーの看病も空しく、スパイキーは毒殺されてしまった…。
十二神将の黒星…、せめてポピーJr.は私が助けてあげるんだ!」
カービィ「アドレーヌに呼ばれたら僕も出るよ。
こうも好き勝手に殺人されてちゃ、僕も黙ってるわけにはいかないペポ」

>>679
カービィ「皆のアイドルカグヤちゃん…ね、それはそれで別にいいペポ。
それだけなら特に害はないからね。
でも、あまり色んな場所で言い触らしてしまったら、害も出てくるかも」
リボン「私のときは害なんて無かったけど、大変なの?」
カービィ「僕らが護衛として守ってたからだよ…(汗)リボンちゃん。
今だって物騒な世の中だからね、十二神将のような強くて悪質な敵もいるし、
リボンちゃんに大怪我負わせちゃったら取り返しつかないペポ」
アドレーヌ「特に今は子殺しの黒星とかいう敵が彷徨いてるからね、
リボンの護衛はカー君に任せるよ、もし、十二神将の黒星に狙われたら全力で倒しなさい。
私はポピーJr.の護衛を任されてるから」
カービィ「了解ペポ!」

>>680
アドレーヌ「すごろくリーダーバカマヌケウンコってすっごい名前…。
どこぞの偉そうな校長先生がそんな異名持ってるよね」
カービィ「偉そうな校長先生なんて、でんじゃらすじーさんの世界以外にはあまりいないよね。
『偉そうな校長先生』を答えさせたら、大体の人はでんじゃらすじーさんの校長先生だと答えそう」
アドレーヌ「まさか名字も『江来』だったりするのかな」
カービィ「それ、あるかも」

>>681
アドレーヌ「名前長すぎでしょ、もっと短くしてよ。
寿限無のラー油丸でいいじゃない」
カービィ「そういやタックって、昔夜叉丸を名乗ってたよね?
寿限無の夜叉丸でいいんじゃない?
えーと…、星の夜叉丸 ペペぺでラー油な物語 でもいいかな。
もはや名前というよりタイトルだけど」

>>682-683
カービィ「そうそう、僕の絵描き歌は分かりやすいペポ。
絵描き歌に対して、ちょっと関心ある人ならすぐ覚えられるよ。
膨らむことに関しては、僕はデデデ大王の城より膨らんで引っこ抜くこともできるペポ。
性格は、食べること、寝ること、歌うことが大好きなんだよ。
戦はあまり好まないけど、大事な人のためなら戦うペポ。
マホロアやセクトニアみたいな人達が持つ野望に関しては理解できないね。
好きな人と、食べ物と、寝る場所と遊ぶ時間さえあれば僕の願いは大体満たされるペポ」

>>684
アドレーヌ「こっちは大丈夫だけど、そっちで結構被害あったんでしょ?
毎年のこととはいえ、強い台風ってのは恐いもんよね」
カービィ「強い僕でも、自然災害をまともに食らうのは恐いよ。
家が壊れちゃったら、気楽に休める場所無くなるじゃん。
僕は能天気だから大王の城だろうと気楽に休めるけど、普通の人はそうもいかないよね」

アドレーヌ「次来るときはリックとクーを招きます。
私とリボンとカー君とリックとクーでやることになるかな」

785 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/19(Sun) 21:13
タックはなぜに関西弁を話すの?

786 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2020/01/19(Sun) 23:20
カービィ「またお邪魔しますペポ、
ここからはリックとクーが加わるよ」
リック「久しぶりの登場だぜ!」
クー「ファンの皆さん、待たせたな」

>>685
アドレーヌ「『大戦略 大東亜興亡史DX〜第二次世界大戦〜』という作品が、
令和最初で最後の3DS作品なのね。
平成と令和の境界線とも言えるタイミングで昭和舞台のゲームを出すのは、
凄いタイミングだね。
内容は知らないけど、昔でいうファミコンウォーズみたいな感じ?」
リック「ファミコンウォーズ懐かしいな、今じゃ冴えなく見えても、
昔は割と人気あったんだろうか。
新しい『グラフィック重視のゲーム』は見た目カッコいいけどさ、
こういった『見た目古いゲーム』も大事にしていきたいよな」

>>686
カービィ「そうそう、僕は星の戦士」
アドレーヌ「私は文武両道の女」
リボン「私は妖晶零式かな、アイドル妖精でもいいよ」
リック「俺は陸地を極めし者、歩兵は任せてくれよ」
クー「俺は空を極めし者、空の散歩は俺に任せろ」
大王「俺様はハンマーを操る帝王、なんならボディービルダーと呼んでくれても構わんデ」
グーイ「僕は星の戦士の友人ですかね、カービィをサポートします」

>>689
カービィ「この頃、僕達全然来れてなかったもんね、寂しかったでしょ。
今は600付近から始めて、689まで来たペポ。
遅れたからって何度も何度も飛ばしてちゃ、お客さんに悪いじゃん。
ゆっくり、けど確実に質問に答えていって、お客さんの期待に応えるよ、
恐らくこの辺りから一気に加速できるペポ、僕らの返事を待ってて」

>>691
アドレーヌ「何だろ?何だかんだいって、部下をしっかり纏めてるところ?」
クー「王様の資質が無いと思ってたけど、昔より成長してんだな、デデデ大王」
大王「いつまでも城一つ管理できないような、駄目な王様じゃないデ。
金だってそうだ、俺様の城の金は、俺様の部下の金でもある。
城をブラック企業のようにはしたくないんでな、そこんとこ気を遣うようになったデ」
クー「ふーん…、色々考えてやれるようになったのか」

>>692
カービィ「僕が本気出したら、十二神将の黒星って神を止めてやれるかもしれないペポ。
アドレーヌからリボンちゃんの護衛を任されているからね、命をかけて守り抜くよ」
リボン「カービィ、カッコいいー♪ありがと」
カービィ「(闇の忍部隊が来て止めてくれるんだろうけどね…、
万が一に備えて護衛の務めを真剣に果たすペポ)」

787 名前:Girl3 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/20(Mon) 01:15

>>785

メロン「何故タックは関西弁で話すのか……良い質問ね
  ここで裏話だけど、
  タックは昔、親に捨てられて、金の盗賊団の親分さんに拾われて金の盗賊団の一団に入った
  親に捨てられたという過去から、当初は誰にも心を開かず、決して本性を明かそうとしなかったの
  そこで、陽気な性格を演じる事で、本来の性格を隠していたってワケ
  関西弁はその時に身に付けたらしいわ 手元に関西弁の漫画があったからっていうのが理由みたい
  つまり、タックにとってあの似非関西弁は本性を隠す為の仮面だったって事
  今となっては、闇の忍び部隊という心から信頼出来る組織と出会って、本性を隠す必要が無くなったけれど、
  ずっとその喋り方をしてきた所為で言葉を直す事が出来なくなってしまったらしいわ
  初登場時は、本性の読めない飄々とした胡散臭いキャラクターだったのに、
  今はすっかりいじられキャラが定着したのは予想外だったみたいよ」
ミント「大体私達の所為なんだけどな」
メロン「シノをはじめとする他のキャラクターがネタ扱いされない為に、あえて自らネタ枠を買って出る事で
  他のキャラクターに矛先が行かないようにするという彼なりの涙ぐましい努力があったってワケね
  だからこれからも愛を込めて彼に接してあげてね」
ミント「タックが女の敵っていうのも、不器用だからじゃなくて好かれないようにわざとそう演技しているからなんだろうね
  まあそれが不器用って言うんだけどさ」
メロン「タックに限らず、闇の忍び部隊のメンバーって何だかんだ全員不器用揃いよね
  だからバランスが取れているのでしょうけれど
  さて、裏話もこれで済んだところで、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  この後すぐ……とはならないと思うけど、今日中には投稿の予定 震えて待て」
ミント「震える必要無いだろ」

788 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/20(Mon) 16:53

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


ジュニア「ううっ……俺の……俺の所為で……………………」
アドレーヌ「違うわ……あなたは何も悪くない………悪いのはアイツよ………
  平気な顔をして子供の命を奪うなんて………そんな事……許される筈が…………!」

 バタン!!

ジュニア「……!!」
アドレーヌ「誰…!?って……シノ!?」
シノ「はあ……はあ……………あの子供は………?」
アドレーヌ「……………………」
シノ「まさか………!」

スパイキーの母「ううっ……うう………スパイキー……スパイキー………!!」

アドレーヌ「亡くなったわ………少し前に…………………」
シノ「そんな………………………」

アドレーヌ「どこに行くの…?」
シノ「……許せません………子供の命を奪った犯人と……そして、
  こんな小さな子供すら守る事の出来なかった私自身も……………!」
アドレーヌ「落ち着いて、シノ……!許せない気持ちは分かる……でも……!」

暗闇斎「その通りだ」

アドレーヌ「貴方は……?」
シノ「父上……!」

暗闇斎「シノ、少し冷静になれ……今のお前は、怒りと憎しみに囚われている……
  今のお前を黙って行かせるわけには行かん………」
シノ「…………………」
暗闇斎「提案がある……あの少年の葬儀を終わらせた後、すぐにお前たちを隠れ家に匿う」
アドレーヌ「私達を……?」
暗闇斎「ああ……では、まずは少年の葬儀を行なうぞ」




 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰弐話 憎悪の女神


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)


789 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/20(Mon) 16:54

 ―葬儀後―


暗闇斎「よし……では車に乗り込め」
アドレーヌ「これ……車……?」
シノ「移動用に使っている父が作った自動車です 見た目はともかく、乗り心地は良いですよ」
暗闇斎「ともかくとは何でござるか……まあ良い 行くぞ」
ジュニア「………………」
アドレーヌ「辛いのは分かるけど、危ないのはあなたも同じなの……早く乗りましょ」
ジュニア「…………うん」



暗闇斎「………よし、着いたぞ」
アドレーヌ「ここは……?」
暗闇斎「拙者が作った隠れ家でござる……暫くそこで匿うでござる
  話によれば、刺客は次のターゲットにそこの少年を選んだのだろう?
  では、少年を厳重に保護し、刺客が少年を狙うのを防ぐ必要がある……
  この隠れ家の道中は、いくつか罠が仕掛けられていて、迂闊に近づく事は出来ない……
  仮に突破されても、護衛の忍者を配属させた……少年には指一本触れさせやしないでござる
  お前達は奴の手の届かないよう、奥深くの部屋で暫く待機していて欲しい
  シノと拙者は刺客を捜索する……奴がこの隠れ家を特定し、近づく前に見つけ出して斃すでござる」
シノ「分かりました……」
暗闇斎「良いか……くれぐれも怒りは収めるのだ……………」
シノ「はい………」




暗闇斎「というわけで、今回の標的に選ばれた少年は、隠れ家に匿った
  拙者達は急いで十二神将を見つける……見つけても1人で戦うな 必ず仲間に知らせろ……良いな」
ジュキッド「委細承知」
タック「それは良えけど、もし仮にそいつに隠れ家を突破されたらどないするんや?」
暗闇斎「最悪の事態があれば、護衛の忍者に拙者宛てに連絡を寄越すよう伝えている……もしそうなれば拙者が直ちにお前達に知らせる
  十二神将の力には及ばぬだろうが、それでも十数分程度は時間を稼ぐ事が出来る筈でござる その間に向かうでござる」
サスケ「大丈夫なんだろうな?」
暗闇斎「万が一だ……奴が隠れ家を見つける前に斃してしまえば、それに越した事は無いでござる」
タック「よし、そうと決まれば捜索や!怪しいと思う所を徹底的に捜しまっせ!」
シノ「………………………………」



タック「こんな人の少なそうな所を捜したって………」
サスケ「現に、奴は路地裏で子供を襲っていた……つまり奴は、子供が1人…あるいは少人数でいる所を狙う」
タック「多分、その推理は間違っていないやろうけどな……」
サスケ「もしお前が暗殺者だったら、わざわざ人の集まる場所で殺しを行なうか?」
タック「そう聞かれたら、何も反論出来なくなりますわな……」


住人「怪しい影……さあ……?いたって普通でしたね……」
ジュキッド「そうか…………
  色々聞き込みをしてみたが、やはり無駄か………奴は人に気づかれぬよう殺しを行なっている………」



暗闇斎「シノ……少しは落ち着いたか?」
シノ「はい、何とか……」
暗闇斎「任務中に私情を持ち込むな……これは昔から言っているでござろう
  いつもお前はそうだ……誰かの為となると、熱くなりすぎて周りが見えなくなる……
  お前の危なっかしい所はそこでござる……下手をすると命を落とす事になるぞ」
シノ「すみません………」
暗闇斎「護衛からは今の所何も連絡無し……刺客はプププランドのどこかに潜んでいるのか……?それとも…………………」



ジュニア「………姉ちゃん…………おれ、兄ちゃんに会いたいよ……ポピー兄ちゃんに…………」
アドレーヌ「シノ達が今、悪い敵を捜してくれているわ………そいつがいなくなるまで、ここで隠れてなきゃ駄目よ………」

忍者「ぐああああああああ!!」

アドレーヌ「………!?」

忍者「くっ……一体どうやってここまで……!?すぐに暗闇斎殿に知らせろ!!」

ジュニア「き……来たんだ……あいつが……!」
アドレーヌ「静かに……!出たら駄目よ…………!」


黒星「そこにいるのは分かっているんだよ 大人しく出て来なよ
  約束通り殺してあげに来たんだよ
  隠れるのは好きだけど、見つけるのは好きじゃないんだよねえ」
忍者「うおおおおおおおおおおお!!」
黒星「ふん」

 ヒュバッ!!

忍者「ぐあああああああああ!!」

黒星「いい加減邪魔だなあ……何人いるのさ」


790 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/20(Mon) 16:55

 ピピピピピピピピピピピピ

シノ「父上…!着信音……!」
暗闇斎「ああ、護衛からの連絡だ」
シノ「…………!」
暗闇斎「どうした?何があった……?何っ…!?分かった……すぐに向かう………」

 ビュン!!

暗闇斎「……!シノ待て……!いや、何でもない……すぐに向かう……何とか持ちこたえてくれ……!」

 ピッ

暗闇斎「くっ……!シノ………!怒りは静めろと言うに……!急いで皆にも知らせねば……!」



ジュニア「ひ……ひいいい…………!」

黒星「やっと見つけたよ……捜したんだよずっと
  さあ、約束通り殺してあげるから、さっさとこっちに来なよ」

アドレーヌ「そうはさせないわ……!」

黒星「またお前か女……邪魔するならお前から先に殺すよ……?」

アドレーヌ「どうしてそこまでして子供の命を奪おうとするの……!?」

黒星「変な質問するね……君はさ、マラソンしている人に「どうして走るの?」って質問する系の人なの?
  子供なんていくらでもいるでしょ?1人や2人死んだぐらいで何をわーわー泣きわめいたり憤ったりするんだか……
  オレには理解出来ないよ……まあそこが面白い所でもあるんだけどねえ………」
アドレーヌ「やっぱりあんた、腐ってるわ………!この子には指一本触れさせない!」

Mr.ブライト「とうっ!!」

Mr.シャイン「はあっ!!」

アイスドラゴン「ふんっ!!」

スイートスタッフ「グオオオオオオ!!」


黒星「おおーっ凄いじゃん こいつら使い魔?」

アドレーヌ「今の内に逃げるわよ」
ジュニア「う…うん……!」

黒星「チッ…せっかく人が質問してるんだからさあ……」

Mr.ブライト「うおおおおおおおおお!!」
Mr.シャイン「はあああああああああああっ!!」
アイスドラゴン「てりゃああああああああ!!」
スイートスタッフ「グオオオオオオオオオ!!!」


ジュニア「どこに逃げるの…!?」
アドレーヌ「遠くよ……!出来るだけ遠くへ……!」

アドレーヌ(あの子達じゃアイツには勝てないだろうけど………何分か時間を稼いでくれる筈…………
  その間に、どこか遠くへ逃げなきゃ………!出来るだけ……遠くへ………………!)

 スタッ!

アドレーヌ「っ……!」
ジュニア「ひいっ……!」

黒星「久し振り そんなんで逃げられると思ったの?浅はかだねえ……」

アドレーヌ「くっ………!」

黒星「さっさとどけよ!」

 ドンッ!!

アドレーヌ「ううっ!!」

ジュニア「お姉ちゃん!!」
黒星「お前はこっちだ!」
ジュニア「うわあっ!!」

アドレーヌ「ジュニア…!!」

黒星「待たせたね……それじゃあ約束通り、この針を君の中に入れてあげるよ………!」

 ビュン!!

黒星「………!?」

 ズバァァァアアアアアアアアッ!!

黒星「ぐああああああああああっ!!」

アドレーヌ「シノ……!?」

シノ「…………………………!」

黒星「くっ……!何だお前……急に出て来やがって………!」

シノ「許さない……お前だけは…………………!」

アドレーヌ「シノ………!?」

 ビュン!!

 ズザァァァアアアアアアアア!!

黒星「ぐあああああああああああああああ!!」

 ヒュバッ!!ザシュッ!!ズシャッ!!

暗闇斎「………!シノ……!」


791 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/20(Mon) 16:56

黒星「くっ………己…………!!調子に乗るなよ……………!!
  十二神獣・子の宝玉………解放!!!」

 ドン!!

シノ「……………カグヤちゃん」

カグヤ姫「…………うん…!」


アドレーヌ「え……!?何……その姿………!?」

暗闇斎「シノ………!」


黒星「うおおおおおおおおおおおおお!!!」

妖姫(シノ)「……………………」

黒星「窮鼠毒爪殺法!!!!」

妖姫(シノ)「……………………………」

 キィィィイイイン!!

黒星「何っ……!?」

 ザンッ!!

黒星「ぐ……ぐぎゃあああああああああああああ!!う…腕……腕がっ……!腕がああああああああああああああああ!!!」

ジュニア「ひいっ…!」
アドレーヌ「シノ………もうやめて……!」


妖姫(シノ)「………………………」

 カチャッ…

 ビュン!!

黒星「ひいっ………!!」

 ズバァァァーーーーーーーーーーーーーー!!!

黒星「ぐあああああああああああああ!!」

 シュバァァァァアアアアアーーーーーーー!!

黒星「ぐあああああああああああああ!!!」


アドレーヌ「そんな……!あれがシノ……!?違うわ………!あれはシノじゃない……!
  純白の髪と衣装………それに血のような赤い目…………そしてあの羽………………
  あの姿………あれはまるで…………ゼロツー……!」
暗闇斎「何………!?」


妖姫(シノ)「……………………………」

黒星「ひいっ……!来るな……来るなあああ!!」

妖姫(シノ)「…………………………」

黒星「悪かった……!!俺が悪かった……!!神裁なんてもうしない……!!十二神将も降りる………!!
  だから頼む………!!来ないでくれえええええええ!!」

妖姫(シノ)「……………………………」

黒星「うわあああああああ!!誰か……誰か助けてえええええええええええ!!!誰かこいつを止めてくれえええええええええ!!!」

 シュバァァァーーーーーーーーーー!!!

 グシャァァァアアアアーーーーーーーーー!!!

 ズバァァァァアアアアアーーーーーーーーー!!!

黒星「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーーーーーーーー!!!!!
  ぐあああああああああ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーーーーーーーーー!!!!」

ジュニア「うううっ……!」
アドレーヌ「……………………!」


黒星「く……苦しい……!!苦しいいいいい………!!!」

妖姫(シノ)「……………………………」

 ザグシュッ!!

黒星「ぐ…………!!がはっ…………………!!」

妖姫(シノ)「虹龍……百花繚乱!!!!」

 ズバシャァァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

黒星「――――――――――――――!!!!」


 ザバァァァアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

???(そうだ……それで良い………憎め…………怒り狂え…………………!
  憎しみこそがお前の力………思いのままに破壊しろ…………!!)

カグヤ姫(駄目――――――!!)

妖姫(シノ)「…………………………!」


ジュニア「………………!」
アドレーヌ「と……止まった……………!」
暗闇斎「シノ………!」


妖姫(シノ)「…………私…………………私は……………………………」



  第佰弐話 憎悪の女神 終


暗闇斎「次回予告でござる シノは何とか自我を取り戻したが、それでもまともに戦える状態ではない………
  そんな中、幻夢教に新たな動きが…………
  暫く鳴りを潜めていた冥府の騎士団がプププランド襲撃に乗り出した
  新たな力を手に入れ、今までの奴らとは何かが違う………闇の忍び部隊がこれを迎え撃つが、果たして………!
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰参話ご期待ください」

792 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/26(Sun) 19:20
『星のカービィ64』と酷似部分が多い『スター☆トゥインクルプリキュア』が遂に放送終了!
ただ、真黒幕がどうやって現れたかは違ってた
ゼロツーがリップルスターの姫の内部に潜んでたのに対して
『スタプリ』の真黒幕、13番目のスタープリンセスだという蛇遣い座の姫はダークネストという仮の姿をしていた
しかも敗北してもスタープリンセス達の元に戻らないという悪っぷりだった

そして次週から直ぐに最終話に先行登場していた(このパターンは2017年から4年連続)キュアグレースこと花寺のどかが主人公の通算17作目、『ヒーリングっど・プリキュア』が放送開始
この作品ではヒーリングアニマルと呼ばれる妖精が変身アイテムに姿を変えるという
この点はコピー能力次第ではリック達が同じように姿を変える『星のカービィ2』と『星のカービィ3』に似てる気がする

793 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/26(Sun) 20:49

>>792

シノ「今日がプリキュア最終回でしたね……
  先週の話に続き、今日のお話も暫くの間涙が止まりませんでした
  プリキュアシリーズは、フレッシュプリキュア以来、観ていませんでしたが、
  1話1話がとても素敵なお話ばかりで、気付けば好きな作品になっていました
  登場人物も地球人から異星人まで魅力的なキャラクター揃いでした
  このまま2年目も続いて欲しいとまで思ってしまいましたが、これでこの物語も終わりと思うと、何だか寂しいです
  ひかるちゃんとララちゃんの友情が物語の軸になっていて、仲間達との強い絆の繋がりを感じさせる良い作品でしたね
  全話通して異星人同士の触れ合いという所に重きを置いていて、特に大好きな話が40話
  ララちゃんがクラスメイトに宇宙人である事をバラされ、一度は孤立化してしまうのですが、
  それでもクラスメイトを敵の攻撃から守り抜いた事、それと「理解されなくても大切な友達」という台詞には涙が止まりませんでした
  例え住む星が違っていたとしても、お互いがお互いを尊重し合い心を通わせる事が出来るというメッセージが強く表れていて、あの話は本当に大好きです
  実は私、ひかるちゃんやララちゃん達とは、個人的に大切な思い出がありまして………
  …いえ、すみません 記念祭の話を持ち込むのはNGでしたので、あまり多くは語りません
  ですが、私は、スター☆トゥインクルプリキュアの皆さんを…そしてこの物語を決して忘れる事はないでしょう
  1年間、素敵な物語を本当にありがとうございました お疲れ様でした」

794 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/27(Mon) 16:43

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


暗闇斎「………シノ、拙者は言った筈だ
  怒りと憎しみに囚われてはならん…と………」
シノ「………はい………」
暗闇斎「何なのだ、あの戦い方は……?あれは最早、いつものお前では無かった………
  あの時、妖刀紫乃にも邪気があった…………
  お前、後もう少しで自我を失う所では無かったのか?」
シノ「……………すみません………」
暗闇斎「シノ……お前はもう妖姫に変化してはならん」
シノ「ですが……十二神将に対抗するには…………」
暗闇斎「それは心配いらぬ サスケもタックも地雷矢も全員巻物が読めるようになった
  歴代の暗闇斎の極意を会得したあいつらなら、十二神将に対抗出来る
  戦いは全てあいつらに任せろ」
シノ「それは出来ません……皆さんに戦わせておいて、私だけ何もしないわけには……!」
暗闇斎「苦しんでいるのはお前だけではない……気付かないのか…?最近、第二女王殿下の具合が悪くなるのを……」
シノ「カグヤちゃんの……?」
カグヤ姫「……気付いてたんだね……わたしが時々、具合が悪くなるの…………」
シノ「え……………?」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)
  第佰弐話 憎悪の女神(>>788-791)


795 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/27(Mon) 16:46

カグヤ姫「わたし……あの時、ずっとしーのんの名前を呼んでいたの………
  でも全然届かなかった……しーのんは、ずっと攻撃を止めなかった……………
  最後に叫んで、ようやく声が届いたの…………」
シノ「……………………………」
カグヤ姫「わたし、ずっと隠してたんだけどね………
  今まで、しーのんが妖姫になっても自我を失わなかったのは、わたしがしーのんの力を抑えていたからなの………
  妖姫に変身すればする程、段々しーのんの力を制御する力が無くなっていくの………………
  このまま変身を続ければ………わたしもしーのんも自我を失くして、やがて破壊するだけの存在に………………」
シノ「そんな大事な事、何で黙っていたんですか!?」
カグヤ姫「しーのんを落ち込ませないようにする為だよ!!だってそんな事知っちゃったらしーのん、妖姫に変身しようなんて思わなくなるでしょ……?
  わたし、少しでも戦いの役に立ちたかったの…………わたしの為に妖精の腕輪を取り返してくれて……その恩返しをしたかったの………!
  妖姫に変身出来た時、わたしは、戦いで皆の役に立てるって………そう思ったの………………
  しーのんの力を制御するのは大変だけど……でも、戦いが終わるまでは我慢しようって……………………」
シノ「カグヤちゃん………………」
暗闇斎「シノ……お前は暫く戦いに出る事は禁止だ
  これはお前の為でもあるが、何より身を削ってお前をサポートしてくれた第二女王殿下の為でもある
  妖姫の力は、お前1人で制御出来るものでは無いという事をよく理解する事だ 分かったな」
シノ「…………はい………」


暗闇斎(ゼロツー……アドレーヌは、妖姫になったシノを見てその名を口にした………
  ゼロツーといえば、昔、陛下達が戦ったという、リップルスター侵略の元凶………
  激闘の末、カービィとリップルスターの妖精の前に敗れたと聞いたが…………
  もしかすれば、シノもそれと同じ運命を辿る結末になり得るという事か…………?
  妖姫の力は絶大だが、そればかりに頼っては危険だ………シノ自身がそれを理解出来ていなければ………)


シノ(あの時の声…………)

 ???(回想)(そうだ……それで良い………憎め…………怒り狂え…………………!
   憎しみこそがお前の力………思いのままに破壊しろ…………!!)

シノ(あの時の声は一体、誰の………?)



メア「冥闇の秘術……だと……!?」
マッシャー「何なのだ、それは」
ダークソードナイト「今までの闇・エネルギーを超越する新たな力だ
  名前は私が先程付けたものだが、この冥闇の秘術があれば闇の忍び部隊に対抗出来る」
バッツ「本当でゲス?そう言っていつもいつも闇の忍び部隊に敗れたでゲス どうせ今回も」
メア「お前は黙っていろバッツ!!……本当に奴らを排除出来るんだろうな…?」
ダークソードナイト「断言しよう 私は奴らの戦いをずっと観察し、研究してきた
  その研究の形が、今こうして完成したのだ 最早闇の忍び部隊など取るに足りぬ
  お前達の悲願も、これで達成されるのだ」
マッシャー「その言葉、信じよう……それでは、早速闇の忍び部隊を斃しにプププランドへ」
ダークソードナイト「待て、慌てるな 開発したのは冥闇の秘術だけではない
  他に見て欲しいものがある……こっちだ」



メア「なっ……!これは………!」
マッシャー「いつの間にこんなものを……」
ダークソードナイト「私は以前、ダーク・ヘビーロブスターを開発した
  それに改良を加えた究極の殲滅兵器、その名もダークネス・ヘル・ヘビーロブスターだ!!」
バッツ「おおーーっ!!凄く大きいメカでゲス!」
ダークソードナイト「気に入ったかバッツよ……こいつの操縦はお前に任せる 存分に暴れ狂え」
バッツ「ははっ!有難き幸せでゲス!!」
メア「本当に……闇の忍び部隊の連中を……………!」
ダークソードナイト「まだ信用出来ぬか?それとも己の力に不安でもあるのか?」
メア「ふん、何を言う……闇の忍び部隊の連中を抹殺出来る千載一遇のチャンスだ……奴らは必ずこの手で地獄に送ってやる!!」
ダークソードナイト「決まりだな……出撃は正午だ!万全に備えよ!!」


796 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/27(Mon) 16:48

暗闇斎「…というわけで、当分の間、シノには戦う事を禁じた」
タック「そういう事なら、仕方あらへんがな」
ジュキッド「シノ殿の戦いを直接見ていたわけでは無いが、話に聞く分に、深刻な状態と言える
  まして、カグヤ嬢の体調にも影響があるとなっては、妖姫の力もそう易々と頼ってはなるまい」
サスケ「心配するな あいつがいなくとも、俺達だけで後は何とかしてやるさ」
暗闇斎「そう言って貰えると有難い……拙者も、これ以上シノに戦って欲しくは無いのだ……
  本来、シノは戦いに向いていなかったのだ……シノを闇の忍び部隊の隊長に任命した拙者も拙者だが、
  あれには少々、荷が重すぎたかもしれぬ………」
ジュキッド「そうか…?俺は決してそうは思わなかったがな」
暗闇斎「何…?」
タック「確かに、シノ姐はんは優しすぎて戦いには向かないかもしれないけど、でもその優しさでボクは居場所を手に入れられたんや」
サスケ「あいつは、自ら望んで戦う道を選んだ……本当は誰も傷つけたくねえってのにな………
  だがあいつはそれ以上に、守りたいものがある その守りたいものの為に戦っているから、あいつは強いんだ」
ジュキッド「彼女こそリーダーに相応しい……だから俺達も闇の忍び部隊で在り続けられるのだ」
サスケ「精神はまだまだ未熟だがな」
タック「せやけど、そういうリーダーがいたって良えんやないでっか」
暗闇斎「そうか……そう言ってくれて、拙者も、お前達を闇の忍び部隊に選んで良かったでござるよ」


 ドォォォオオオオオオオオオン!!!

タック「何や!?」
ジュキッド「砲撃の音か…?向こうから聞こえたぞ」
サスケ「十二神将か……!?」


ダークソードナイト『ふははははははははははははははは!!聞け!!プププランドの住民共よ!!
  この街は我々冥府の騎士団が占拠する!!これは我々冥府の騎士団の最後の決着だ!!』


サスケ「この声……!」
ジュキッド「冥府の騎士団………!」
タック「あいつらか……!性懲りもなくまた現れたんか…!」
暗闇斎「このままではプププランドが危ない……行って来い」

一同「おうっ!!!」


住人「ひいいいいいい!!助けてくれえええーーーーー!!」

グランドウィリー警官「こっちだこっち!!こっちへ逃げるんだ!!早くしろー!!」


グランドウィリー警官「おい!!何をしている!?避難先はあっちだ!!向こうは侵略者がいて危険だ!!」

ジュキッド「向こうの敵は俺達に任せて欲しい……お主は住人を全員避難させた後速やかに退避するのだ」
グランドウィリー警官「何を言う!!本官には住人の安全を守る義務がある!!最後までここに残っているぞ!!」
サスケ「そこに残っていると邪魔なんだよ!!さっさと行け!!」
グランドウィリー警官「ひいっ…!」
タック「住人は全員逃げたんでっしゃろ なら住人達の傍にいて安心させるのが警察の役目やないでっか?
  とにかく、後はこっちに任せるんよ」
グランドウィリー警官「君達は一体………」
ジュキッド「名乗る程の者でも無い……それではな」

グランドウィリー警官「おい…!おーーーーーい!!全く…本官は知らんぞ!
  住人は全員避難か!?本官も戻るぞーーー!!」


ダークソードナイト「ふん……ようやく来たか」

タック「何のつもりやお前ら!?」
ダークソードナイト「当然、宣戦布告に決まっているだろう 今こそ決着の時だ闇の忍び部隊」
ジュキッド「決着だと……?」
メア「貴様達のリーダーの小娘がいないな……どこに行った?」
サスケ「てめえらの相手なんざ、俺達だけで充分だ」
マッシャー「我らも甘く見られたものだな……その油断が命取りになるぞ」
バッツ「ゲースゲスゲスゲスゲス!」

 ガシャン!!

ジュキッド「何だ……!?あの巨大なマシンは……」

ダークソードナイト「やれ」

バッツ「了解でゲス!ポチッとな」

 ボンッ!!

サスケ「伏せろ!!ミサイルだ!!」
タック「ひいっ!!」

 ドガァァァァアアアアアアアアアアアアン!!!

サスケ「くっ……!」
タック「なんて威力や……!」


797 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/27(Mon) 16:50

バッツ「ゲスゲスゲスゲス!!こいつは爽快ゲス!!」

ダークソードナイト「いかな貴様達といえど、こいつには傷一つ付けられん
  我が最高傑作のダークネス・ヘル・ヘビーロブスターの恐ろしさを思い知れ!」

タック「そんな長ったらしい名前覚えてられっか!!図体がデカい分動きが鈍い!!
  そんなら素早く動けば攻撃なんか当たらんわ!!」

ダークソードナイト「それはどうかな……メア!」
メア「ふん…気安く指図するな!はああああっ!!」

 キィィィィン!!

タック「なっ……!」

メア「ふふ……これが冥闇の秘術の力か……!貴様らの動きも緩慢に見えるぞ」

タック「何っ!?」

ジュキッド「タック…!ぬおおおおおおおおおお!!」

 ドォォォオオオオオオン!!

ジュキッド「くっ…!!」

マッシャー「積年の怨み……ここで果たさせて貰うぞ」

 ドン!!

ジュキッド「ぐおおおおっ…!!」

サスケ「旦那……!!くっ……!!」

ダークソードナイト「ふははははははははは!!お前達では我々には敵わん
  シノを呼べ!奴がいないのであれば話にならん!奴には幾度となく苦杯を嘗めさせられたからな……!」
サスケ「断る!!てめえら如き俺達で充分だっつってんだ!!
  目覚めよ、火炎の極意!!忍技解醒!!!!」

 ゴォォォォォオオオオオオオオオ!!

ダークソードナイト「……ふん…」

サスケ「後ろの図体諸共、消し炭になりやがれ!!炎術最終奥義!!破邪爆炎鉄槌弾!!!!」

 ドォォォオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

ダークソードナイト「ふふふふふふふふ…………………はああああっ!!」

 ドン!!

サスケ「何っ…!?」

ジュキッド「サスケ殿の攻撃を…掻き消しただと…!?」
タック「サスケ兄はん…!!」

ダークソードナイト「貴様らの技はとうに解析済みだ……我が冥闇の秘術はそれすらも凌駕する……!
  見せてやるぞ!!闇を超えし冥闇の力を!!」

 ゴオオオオオオオオオオオ……!!

サスケ「くっ……!!」

ダークソードナイト「冥闇の剣よ!!怨念を纏いて全てを斬り払え!!!
  ダークネス・ヘル・ブラッディブレーーード!!!!」

 ズザァァァァアアアアアアアアアア!!!

サスケ「ぐああああああああああ!!!」

タック「サスケ兄はん!!」

メア「余所見をしている余裕があるのか…?」

タック「くっ…!!目覚めよ烈風の極意!!忍技解放!!!」

 ゴォォォオオオオオオオ!!

タック「風術最終奥義!!砕魔烈風迅衝閃!!!!」

メア「ダークネス・ヘル・ナイトメアレクイエム!!!」

 ザンッ!!

タック「ぐああああああああああああ!!!」

ジュキッド「くっ……!我古来闘者悪魔不動!!目覚めよ水流の極意……!!忍技解醒!!!!」

 ドォォォォオオオオオオオン!!!

ジュキッド「水術最終奥義!!轟流幻滅水波動拳!!!!」


マッシャー「破滅の鉄球よ…怨敵を砕け!!ダークネス・ヘル・デスクラッシュ!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

ジュキッド「ぐおおおおおおおおおっ!!」


798 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/27(Mon) 16:53

サスケ「くっ…………!」
タック「なんて強さや………!」
ジュキッド「今までの比ではない……!十二神将と互角……いや、それ以上の強さだ……!!」

メア「この程度か……話にならん弱さだ」
マッシャー「この力ならば、我らの復讐も容易く果たす事が出来よう」
ダークソードナイト「バッツ、そこの忌々しいボロクズ共を一掃しろ」
バッツ「了解でゲス!」

 ガシャン!!

サスケ「……………!!」
ジュキッド「最早ここまでか……!」
タック「くそっ………!!」

バッツ「全砲門解錠!!冥闇怨殺災魔砲!!!
  エンドオブ・ダークネス・ヘル・マグナムキャノン一斉掃射!!!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

サスケ「くっ……!」
タック「あかん…もう駄目や……!!」
ジュキッド「暗闇斎殿……済まぬ………!」

 ドガァァァァアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙 終


シノ「次回予告です 冥闇の秘術により、強くなった冥府の騎士団に手も足も出ない闇の忍び部隊
  プププランドはこのまま冥府の騎士団に潰されてしまうのでしょうか……
  いえ、プププランドをこのまま黙って潰させるわけには行きません…父上に、何か秘策があるらしいですが……
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰肆話 ご期待ください」


799 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/28(Tue) 00:20
シノちゃんは大和撫子なイメージ
だから髪を染めたりはしないはず

800 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/28(Tue) 01:23

>>799

シノ「大和撫子のイメージ…?私がですか?
  そう言って頂けるのは嬉しいですが、ちょっと照れてしまいますね…
  髪ですか?髪の毛の色は、元々栗色で、一度も染めた事はありません
  妖姫に変身した時は、髪の毛が普段より少し長くなって色も白くなりますが、
  変身を解けば元に戻ります
  変身や能力とかによるものなら、染めた事にはなりません……ですよね…?
  ドラゴンボールの超サイヤ人みたいなもの……なのでしょうか……?
  髪だけでなく、肌の色も白くなりますし、目だって赤くなりますし、
  何故か衣服も白いローブみたいな服に変わりますし………
  妖精と融合しているからなのでしょうか…?よく分かりません……」


801 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/28(Tue) 18:13
こりゃシノvsカービィ&リボンがいずれあるかもな
ゼノブレ2でいうシンvsレックス&ホムヒカみたいなもんか

シノ、あんた死亡フラグ立ったぞ…

802 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/28(Tue) 20:44

>>801

シノ「それは、私が悪に堕ちるという意味で仰っているのでしょうか?
  私は悪に堕ちたりなどしませんよ
  私には、信頼出来る仲間が沢山います
  私が悪に堕ちるという事は、その仲間達を裏切る行為になる
  そんな事、したくはありません
  とはいえ、確かに妖姫に変身するのは危険です
  最悪の場合心が支配され、私もカグヤちゃんも力を制御出来なくなると自我を失い暴れ回るだけになる…
  それは何としても避けたいですが、もし本当にそうなってしまうのなら、誰かに斃されてしまうのが本望です
  そんな事を言ったら、沢山の仲間達に怒られそうですけどね……
  父は、私が妖姫の姿から戻らなくなってしまう事を恐れ、私に妖姫に変身する事、そして戦う事を禁じました
  だからと言って、何もしないのも、仲間達に申し訳ありません
  本当に打ち勝つべき相手というのは、自分自身の心に潜む、怒りや憎しみの心なのでしょうね……
  怒りや憎しみに囚われてはいけない…その事を今一度考える時間が、今の私には必要かもしれません」

803 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/01/29(Wed) 15:25
女性陣は女の子らしい格好もすることあるの?

804 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/01/29(Wed) 21:27

シノ「これは良い質問かもしれませんね
  女性陣の服装事情についてですが、皆さんとてもお洒落だと思いますよ
  アドレーヌさんは、いつものあの緑色のスモック以外にも、結構女性らしい服装を着る事もありますよ
  最近の流行を取り入れているって感じの服装で、とてもお洒落です 私も大変勉強になります
  ミントさんは、ボーイッシュな服装が多いですけれど、たまに女の子らしい服を着る事もあります
  その度にメロンさんに茶化されるんですけど、普通に似合っているんですよね とても可愛いんです
  メロンさんは、アドレーヌさんみたいに最近の流行を取り入れたファッションで、女性陣の中では1番お洒落です
  持っている服装の種類が1番多いのは多分メロンさんですね
  たまにゴシック系のワンピースみたいな、お人形さんみたいな服を着る事もあって、とても素敵だと思います
  メアさんは、敵だから分からないですけど、
  普段のしっかりした鎧以外にも、女性らしい服を着る事もあるんじゃないかなと思います
  生真面目でどちらかと言うと男性っぽい口調ですけど、女の子らしい一面もあるんじゃないかなって予想しています
  私は、任務の時は忍装束ですけれど、普段は普通の女の子みたいな服を着ていますよ
  皆さん程、私はお洒落じゃないですけれど、素朴な感じ…って言うんでしょうか
  あまり派手なのは着られないです……周りに見られると恥ずかしいですし………
  やっぱり、目立たないのが1番です
  それぞれの服装の選び方って、性格に表れているみたいで、何だか面白いですね
  参考になったでしょうか?」

805 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/02/01(Sat) 00:27
お正月にもちを食べ過ぎて太ってしまった
まるでデデデ大王だ

806 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/01(Sat) 01:26

>>805

シノ「それなら、その食べ過ぎてしまった分運動しましょう
  贅沢や怠慢は敵だと思うような精神で行かなければ、同じ事をまた繰り返す事になるでしょう
  何事も計画性を持って行動です
  まずは普段の食事の量を減らし、とにかく運動です 間食なんてもってのほかですよ
  やり方が古典的?もっと効率的かつ良いダイエット法?贅沢言わないでください
  そういう事ばかり言うといつまで経ってもその体型のままですよ
  努力は決して裏切りません 応援しています
  それと、陛下は無意味に太っているわけではありません
  陛下は富と豊かさの象徴であの体型なのです
  勿論陛下も毎日運動をしていますし、鍛錬を怠っていませんよ
  本人からそう聞きましたので間違いありません」

807 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/02/01(Sat) 23:57
大本眞基子さん、誕生日おめでとう!
『サイボーグクロちゃん』のマタタビが演じるのに苦労して且つ一番低い声の役と挙げ、
逆にカービィが一番高い声の役と挙げた大本さんがプリキュアシリーズに出演する日が来ないだろうか?
アンパンマン、機関車トーマス、鬼太郎など主役ばかり演じてた戸田恵子さんが
明日放送の『ヒーリングっど・プリキュア』への出演が決まったけど、
星のカービィシリーズとプリキュアシリーズには何故か踊るなどの共通点があるのに
現時点では今回も大本さんの出演は無いもよう…

808 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/02(Sun) 16:30

>>807

シノ「大本さんは、プリキュアシリーズと少し似た作品のコレクター・ユイの主人公役でしたし、
  プリキュアシリーズに出演してもおかしくはなさそうですが、これまでの作品で一度も出演経験が無いというのも意外ですね
  プリキュアシリーズは、新人さんからベテランの方まで幅広いキャスティングですけれど、
  もし大本さんがプリキュア役として出るならキュアカービィとか色々言われそうですね
  大本さんは、中堅かベテランの方に入りますので、もしかしたらプリキュア役ではなく、妖精とかのサポートキャラクター役として
  起用されるんじゃないかと思います
  もしくは、プリキュアシリーズは意外なキャスティングになる事もありますので、意表を突いて悪役で登場するとか
  それも可能性ありそうですよね
  プリキュアシリーズは毎年変わりますし、その内どこかで出演するかもしれません その時を待ちましょう」

809 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/03(Mon) 11:22

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」



ダークソードナイト「バッツ、そこの忌々しいボロクズ共を一掃しろ」
バッツ「了解でゲス!」

 ガシャン!!

サスケ「……………!!」
ジュキッド「最早ここまでか……!」
タック「くそっ………!!」

バッツ「全砲門解錠!!冥闇怨殺災魔砲!!!
  エンドオブ・ダークネス・ヘル・マグナムキャノン一斉掃射!!!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

サスケ「くっ……!」
タック「あかん…もう駄目や……!!」
ジュキッド「暗闇斎殿……済まぬ………!」

 ドガァァァァアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!



バッツ「やったでゲス〜〜〜!!敵は木っ端微塵!!影も形も無く粉々に吹き飛んだゲス〜〜〜!!」
メア「本当だな?仕損じて逃げられたわけではあるまいだろうな」
ダークソードナイト「奴らは満身創痍で碌に動く事すら出来なかった…あの状態で弾幕を避けきるのは不可能だ」
マッシャー「だが、我らの復讐はこれで終わりでは無い……まだ斃すべき相手がいる………」
ダークソードナイト「まあそう焦るな……奴らをおびき寄せる手段はある
  この街を破壊し続けろ そうすれば奴らも否応無しに現れるだろう」
バッツ「破壊!!破壊でゲス〜〜〜〜!!」


タック「………………あれ……?生きてる……!」
ワイユー「危ない所でござったな」
ジュキッド「初代殿……!」
サスケ「あんたが……俺達を………」
ワイユー「左様 術でここまで転移させたでござる」
カグヤ姫「怪我はわたしが治しておいたよ!」
暗闇斎「本当に危ない所でござったな
  まさか連中があのような兵器を用意していたとは……」
サスケ「それだけじゃねえ……奴らは冥闇の秘術だとかいう術を使って俺達の技を悉く打ち消してきやがった」
タック「どんなカラクリを使ってんのか知らへんけど、何度戦いに行った所で返り討ちにされるだけや……!」
暗闇斎「成程な……どうやら、冥府の騎士団は我々の手の内を全て分析してしまったようだ
  冥府の騎士団を操っているのはダークソードナイト……奴は以前、ダークマインドの手先として働いていたが、
  奴は戦士としての側面と研究者としての側面を持っている
  戦士と研究者……一見相反する2つの性質だが、それを両方兼ね備えているというこれほど厄介な相手はいない……
  お前達闇の忍び部隊の戦いは、全てダークソードナイトに見られていた……そして、お前達の技の全てを奴は分析してしまったのだ
  代々の暗闇斎から与えられた極意すら通用しないとなっては、最早我々に打つ手は無い………」
ジュキッド「では、黙って奴らの侵略を許そうと言うのか……?」
暗闇斎「そうでは無い……拙者に策がある………だがその準備に時間が掛かる
  済まぬが、準備が終わるまで時間稼ぎをして欲しい……奴らの好き勝手にさせるなよ」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰肆話 忍者と騎士の決戦


810 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/03(Mon) 11:23

 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)
  第佰弐話 憎悪の女神(>>788-791)
  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙(>>794-798)


 ドガァァァアアアアアアアアン!!!

バッツ「ゲースゲスゲスゲスゲス!!破壊活動は楽しいゲス!!」
メア「忌々しい街だ…このまま全て破壊してしまえバッツ!」

タック「そうはさせるか!!」

ダークソードナイト「何っ……?」

タック「悪鬼彷徨うなんたらかんたらを……なんたらかんたらでなんたらかんたら!!」
サスケ「覚えてねえなら言うな!!」
ジュキッド「やれやれ…台無しだな」

メア「貴様ら……!バッツ!!完全に仕留めたのでは無かったのか!?」
バッツ「ひいいいいっ!か…完全に仕留めたと思ったのに……!奴らは幽霊ゲス!?」
タック「ボクらは不死身や!そう簡単に死んでたまるか!」
ダークソードナイト「ふん…死に損ない共め……ならば今度こそ地獄に送ってやる!行けバッツ!」
バッツ「了解ゲス!このダークネス・ヘル・ヘビーロブスターで今度こそ一掃してやる!」
タック「そう簡単に行くかな…?さっきは不覚を取ったが今度はそう簡単に斃されんで!!」
マッシャー「何か策でもあるのか……?」
ダークソードナイト「構わん…策があろうが無かろうが、全て焼き払ってしまえば良いだけの話だ」

バッツ「一斉射撃でゲス〜〜〜〜〜!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

タック「はあああっ!!」

バッツ「ひいいいい!!当たらない!!こっちに来る!!」

サスケ「喰らえ!!!」

 ドガァァァアアアアアアアアアアン!!

バッツ「ひいいいいいい!!」

タック「射殺せ……疾風剣!!」

 ドォォォオオオオオン!!!

バッツ「ひゃあああああああ!!………なんつって」

サスケ「何っ…!?」
タック「傷一つ付いてない!」

バッツ「無駄!!無駄ァァァアアアアアアア!!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

サスケ「ぐあああああああ!!」

タック「くっ…ぐああああ!」

ジュキッド「ぬおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 ドォォォオオオン!!!

バッツ「おおおおおお…!」

ジュキッド「バウファイター殿…技を借りるぞ……!
  ぬおおおおおおおおおお…!波動拳!!!」

 ドゴォォォオォオオオオオオオオン!!!

タック「よし!当たった!!どうや!?」

バッツ「別にどうもしないゲス!!」

 ビュン!!

 ドォォォオオオオオオオン!!!

ジュキッド「ぐおおおおおっ……!!」

タック「旦那…!」
ジュキッド「何の…この程度……!」


マッシャー「随分と粘るな」
ダークソードナイト「だが、奴らではあの機体に傷一つ付ける事も出来ん……打つ手が無くなり自滅するだけだ」
メア「ふん…往生際の悪い連中だ」


811 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/03(Mon) 11:23

シノ「父上……!まだ終わりませんか……?」
カグヤ姫「早くしないと、皆やられちゃう!」
暗闇斎「もう少しだ……!頼む…もう少し持ちこたえてくれ……!」


 ドォォォォオオオオオオオン!!!

タック「ぐああああああ!!」
サスケ「くっ……!暗闇斎の奴…まだ終わらないのか…!」
ジュキッド「それまで、何とか場を繋ぐしかあるまい…!」


マッシャー「さっきから逃げ回ってばかりいる……まるで時間を稼いでいるようだが……」
メア「時間稼ぎ……!?奴ら…一体何を考えている……!?」
ダークソードナイト「何を考えていようが構わん……策だろうと何だろうと、全て砕いてしまえば良い話だ」

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!

ダークソードナイト「なっ……!」
メア「何の音だ…!?」
マッシャー「こ……これは……!」


ジュキッド「これか……暗闇斎殿の策とやらは……!」
タック「ホンマに憎たらしいでんな…こんなのを隠していたなんてな……」
サスケ「…ったく……待たせやがって………」

バッツ「なっ……何でゲス!?あのロボットは!?」

暗闇斎「待たせたな!!真打ち登場でござる!!
  これが拙者の開発した最高傑作!!題して機巧巨人忍将軍丸初號機でござる!!」

ダークソードナイト「くっ………!私への当てつけのつもりか……!」

暗闇斎「忍びの科学力……甘く見るなよ!!」

ダークソードナイト「ふん……ただの鉄屑にしてやる……!叩き潰せバッツ!!」

バッツ「了解ゲス!!」

 ドドドドドドドドドドドドドド!!

暗闇斎「忍装甲!!攻撃遮断!!」

 ドオオオオオオオオン!!!

バッツ「攻撃が効かない!?」

ダークソードナイト「何だと!?」

暗闇斎「顕現せよ!!忍将軍破邪真影刀村雨!!」

バッツ「ひいいいいいいいいい!!」

暗闇斎「粛清!!瞬獄婆娑羅必殺斬!!!」

 ドォォォォォオオオオオオオオオオン!!!!

バッツ「ひわあああああああああああ!!!」

ダークソードナイト「馬鹿な……!!ダークネス・ヘル・ヘビーロブスターの装甲が!!」
メア「バッツ!!」

バッツ「エンドオブ・ダークネス・ヘル・マグナムキャノン!!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

暗闇斎「無駄だ!!」

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!

バッツ「ひいいいいいい!!」

メア「もう駄目だ…!!逃げろバッツ!!」

暗闇斎「おおおおおおおおおおおっ!!真影貫殺闇一閃!!」

 ドン!!!!

 バチバチバチバチバチバチバチバチ……!!

バッツ「ぐ…ぐあああああああ!!」

暗闇斎「南無三!!」

バッツ「ぐあああああああああああああああ!!!!」


 ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


メア「バッツ!!!」


サスケ「やりやがった………!」
ジュキッド「俺達では歯が立たなかったあの兵器を、いとも簡単に……!」

暗闇斎「……………………」

 ビュン!

 スタッ!

暗闇斎「火力を底上げした分、燃費が悪く、一度戦えばすぐに燃料補給をしなければならんのが欠点だがな……
  コストが馬鹿にならぬ分、たまにしか使えぬのが惜しい所でござる」

メア「バッツ……バッツ………!!己…………!!
  よくもバッツを!!許さん……貴様だけはこの手で……!!」
マッシャー「よせ」
メア「元締……!」
マッシャー「ここは私が行こう……バッツの仇は私が取る」

暗闇斎「…………マッシャー……!」

マッシャー「忌々しい忍びの連中め……騎士団の誇りにかけて、この私が鉄槌を下してくれる!」

  第佰肆話 忍者と騎士の決戦 終


シノ「次回予告です 冥府の騎士団の元締マッシャーと父上の戦いが始まりました
  タックさん達も加勢しますが、冥闇の秘術で強化されたマッシャーの前にはどんな攻撃も通用しません…!
  忍び部隊と騎士団の決戦……戦いの行方は果たして………
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰伍話 ご期待ください」

812 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/04(Tue) 20:36

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


マッシャー「……バイオスパーク…………
  いや、今は暗闇斎と言うんだったか……?忍び部隊の元締になったそうだな」
暗闇斎「呼び方などどうでも良いさ……まあ、そんな所でござるな」
マッシャー「……何故バッツを殺した」
暗闇斎「騎士団は残党含め全て処刑する……それが拙者に与えられた使命だからだ
  残る騎士団は貴様とそこにいる娘で全員か?」
マッシャー「だったらどうする……?貴様ら忍びの所為で、我々騎士団は滅ぼされた
  貴様達の所為で、我々は仲間を失った…………
  我々に残ったのは、仲間達の命を奪ったお前達への怨みだけだ…………!その報いを受けるが良い!」
暗闇斎「騎士とは名ばかりの無法集団が何を言っている……!金さえ受け取れば悪だろうと善だろうと構わず殺す
  そのような連中を黙って生かしておく道理は無いだろう」
マッシャー「黙れ!!どのような形であれ、騎士団は我々にとってかけがえのない同志だったのだ……!
  それを奪った貴様達は決して許すわけにはいかぬ………!貴様達忍び部隊も我々と同じ運命を辿れ!!」
暗闇斎「理屈では通用せぬか……ならば、貴様を抹殺する……それだけだ」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰伍話 因縁の終幕


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
  第捌拾捌話 闘牛大暴れ!神獣の裁きの斧(>>538-543)
  第捌拾玖話 シノ、アイドルデビュー!?歌と踊りは世界を救う (>>559-564)
  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)
  第佰弐話 憎悪の女神(>>788-791)
  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙(>>794-798)
  第佰肆話 忍者と騎士の決戦(>>809-811)


813 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/04(Tue) 20:37

暗闇斎「拙者はあの時、間違いを犯した……
  本来ならあの場で貴様を処刑すれば良かったのだが、残党やアジトの在りかを聞き出す為、貴様を牢獄に閉じ込めたのだ
  だがその結果、隙を突かれて貴様に逃げられてしまった…………あの時は完全に油断していた
  だが、これであの時の失敗のケリを付けられる………貴様に引導を渡す事で、これまでの因縁に終止符を打てる……
  覚悟しろ、マッシャー」
マッシャー「終止符を打つ……か………それは俺も同じだ………!この日まで、全て貴様への復讐ばかり考えていた………!
  その苦悩の日々がもう間もなく終わる………貴様の死によってな!!!」

 ビュン!!

暗闇斎「一つ訂正だ 拙者の死によってでは無い……貴様の死によってだ」

 ビュン!!

 ドォォォオオオオオオオン!!!

ジュキッド「暗闇斎殿……!」
タック「なんちゅう速さや…!」
サスケ「初めて見る…これが暗闇斎の実力か…!」

暗闇斎「おおおおおおおおおおおっ!!先手必勝!!
  真影流・真空斬!!」

 ビュン!!

マッシャー「…………ふん!!」

 ドオオオオオオン!!

マッシャー「その程度…この俺に通用すると思うか……?ではこちらの番だ……!
  ぬおおおおおおおおおっ!!喰らえ!!破滅の鉄球!!ダークネス・ヘル・デスクラッシュ!!!!」
暗闇斎「くっ……!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

タック「旦那!!」

 スタッ!

暗闇斎「…………………………」

マッシャー「……避けたか………今の攻撃を…………」

ジュキッド「何という身のこなし……恐れ入る……」

暗闇斎「この程度の攻撃、見抜いた所で大した自慢にもならんよ」

マッシャー「言うではないか……ではこれならどうだ……!ふんっ!!」

暗闇斎「くっ……!」

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!!

マッシャー「デスクラッシュ二連撃!!!」

 ビュン!!

暗闇斎「ぐおおっ!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

マッシャー「当たる寸前でガードしたか……!致命傷を与える程の一撃だと思ったのだが……」

暗闇斎「伊達に修羅場を潜り抜けて来てはいないさ……」

タック「凄い……!両者共一歩も譲らへん……!」
サスケ「どっちが勝ってもおかしくねえぜ……!」
ジュキッド「うむ……実力は互角……ならば、最後まで立っていた者がこの戦いの勝者だ……!」
メア「元締……!」
ダークソードナイト「…………ふん……」


暗闇斎「分身の術!!」

 ドン!!

赤影「とうっ!!」
青影「やあっ!!」
白影「はっ!!」

暗闇斎「真影流・分身一体剣!!!」

 ビュン!!

赤影「はああああああっ!!」
青影「やああああああああ!!」
白影「でりゃああああああ!!」
暗闇斎「おおおおおおおおおおおおっ!!!」

 ヒュドオオオオオオオオオオオン!!!!

タック「当たった!!」
ジュキッド「しかし、微動だにしていない…!」

暗闇斎「まだだ……!真影流!!無明一刀両断!!!」

 シュバァァァアアアアアアア!!!

マッシャー「ぬうう……!!」

メア「元締……!!」

マッシャー「ふん!!ジャイアント・デス・スイング!!!」

 ブンッ!!

タック「物凄い速さで鉄球が!!」

 ドオオオオオオオオン!!!

赤影「ぐああああああああ!!」

青影「ぐああああああああああ!!」

白影「ぬおおおおおおお!!」

暗闇斎「くっ………!」

マッシャー「貴様に勝ち目は無い……俺はもう、貴様に敗れた頃の俺では無いのだ…………」

暗闇斎「知っている……今の貴様は冥闇の秘術とやらで強化されているのだろう………
  そこまでして勝ちたいのか……!貴様の言う騎士団の誇りと言うのは、他者から譲り受けた力で復讐を成し遂げる事か!?」
マッシャー「黙れ!!貴様の詭弁など聞くつもりは無い!!!!」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!

暗闇斎「………………!お前ら………!」

ジュキッド「済まぬ、暗闇斎殿……」
サスケ「俺達も加勢するぜ」
タック「見た目通り頭が固い奴や……!何だかムカムカしてきたで…!」


814 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/04(Tue) 20:38

マッシャー「……ふん…どうせ1人ずつ殺すつもりであったが……まとめて来るなら手間が省けて丁度良い」

サスケ「舐めるなよ……!誰もてめえに斃されるつもりなんざ無ェ!!」
ジュキッド「応とも、俺達は勝つ……絶対にだ」

メア「勝手な真似を……!」
マッシャー「手を出すな」
メア「元締……!しかし……!」
マッシャー「これは私の戦いだ……手を出す事は許さん」
メア「ですが……!」
マッシャー「この私が負けるとでも思うのか?こいつらの相手など、私1人で充分だ」
メア「………承知しました……!」
マッシャー「うむ、それで良い」

タック「けっ!格好付けやがって気に食わんわ!」
ジュキッド「余程余裕があると見える……だが…」
サスケ「今にその余裕な態度を崩してやるぜ!!」
暗闇斎「行くぞ!!」

 ビュン!!

タック「うおおおおおおおおおお!!目覚めよ!!烈風の極意!!」
ジュキッド「目覚めよ!!水流の極意!!」
サスケ「目覚めよ!!火炎の極意!!」

サスケ&タック&ジュキッド「忍技解醒!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオン!!!

ダークソードナイト「極意の一斉攻撃だと……!?」

サスケ「炎術最終奥義!!破邪爆炎鉄槌弾!!!!」

タック「風術最終奥義!!砕魔烈風迅衝閃!!!!」

ジュキッド「水術最終奥義!!轟流幻滅水波動拳!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

マッシャー「ぐ………ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 ドオオオオオオン!!!

サスケ「何っ…!?」
ジュキッド「俺達の一斉攻撃が……!」
タック「何てパワーや…!!」

マッシャー「ぬおおおおおおおおおお!!!ダークネス・ヘル・デスクラッシャー・マグナム!!!!!」

 ズドガアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

サスケ「ぐああああああ!!」

タック「どわああああああああ!!」

ジュキッド「ぐおおおおおおっ!!」

暗闇斎「馬鹿な……!3人まとめての攻撃を……!」

ダークソードナイト「冥闇の秘術の力に加え、持ち前のパワーで闇の忍び部隊の連中の攻撃を凌いだか……!見事だ!」
メア「元締……!」

マッシャー「…ふん、全く足りぬわ………この俺を止めたければ、その3倍の力で挑んで来るが良い!」

サスケ「くっ………!」
タック「無茶言うなよ……この大男…!」
ジュキッド「無念……俺達の渾身の一撃が……いとも容易く……!」

マッシャー「これが力の差という奴だ」

暗闇斎「くっ……これ程の力とは………!」

マッシャー「では、これで終わりだ………暗闇斎」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオン!!!

マッシャー「くっ……!」

暗闇斎「なっ……!シノ…!」

シノ「これ以上……やらせるわけには行きません……!」


ダークソードナイト「シノ………遂にやって来たか……!」
メア「小娘………!」


815 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/04(Tue) 20:41

暗闇斎「シノ……何故来た………!お前は戦うなと言っただろう!」
シノ「申し訳ありません……ですが、分かったんです…………
  確かに、妖姫の力は危険です………妖姫に変身すればする程、怒り、憎しみのパワーが大きくなって私の心に影を残す………
  力を制御できなくなれば、私は自我を失い、ただ暴れるだけになる…………
  それでも構わない……!ここで何もしなければ……ここで仲間達を見殺しにしてしまえば……私は一生後悔します……!
  私は、怨みや憎しみ、怒りなんかで戦うんじゃなくて、
  仲間を……そして住人達を守る為に戦う……!誰に何と言われても、それが私の使命なんです……!
  私はもう、怒りになんて囚われない……!私は…私自身の使命の為に戦う……!それが答えです!!」
暗闇斎「シノ……!」

サスケ「けっ……一人前に吠えやがるぜ」
タック「感動したわ!流石シノ姐!」
ジュキッド「守る為に戦う……それでこそシノ殿だ」

シノ「貴方達は私達に怨みがあるようですが、そんなものに囚われ続けているようでは、私達には敵いません
  そんな感情で戦っても、貴方達には虚無しか残りません……そんな相手に私達は負けません」

マッシャー「小娘……少しは口の利き方を学習しろ……!俺達が勝てぬだと……!?寝言は寝て言え!!
  圧倒的な力の差を見せてやる!!それでも尚、同じ台詞が吐けるか!?」

シノ「………カグヤちゃん」

カグヤ姫「………うん」

シノ「苦しいかもしれません……でも…………」
カグヤ姫「分かってる……わたしも同じ気持ちだから」
シノ「ありがとうございます……お願いします」
カグヤ姫「了解だよ…!」


カグヤ姫「聖なる力よ、私達に奇跡の祝福を……!今ここに神聖なる光を!!
  妖精魂魄共鳴奏(フェアリー・スピリット・ユニゾン)!!!!」

 ギュオオオオオオオオオン………!

 ドオオオオオオオオオオオオオン!!!!

妖姫(シノ)「…………………………………」


暗闇斎「シノ……!」
タック「凄い…!姿形は同じなのに……!」
ジュキッド「邪気が無い……むしろ神々しさすら感じられる……!」
サスケ「女神ってのは、こいつの事を言うのか……?」


マッシャー「姿を変えた所で、この俺には敵わん!!ぬおおおおおおおおおおお!!!」

妖姫(シノ)「行きます!カグヤちゃん!」

カグヤ姫『任せて!』

 ビュン!!

妖姫(シノ)「はあああああああああああっ!!」

 ヒュン!!

 ドオオオオオオオオオン!!!

マッシャー「ぐおおおおおおおおおっ!!」

メア「元締!!」

ダークソードナイト「馬鹿な……!あのマッシャーを………!」

タック「凄いでっせ!シノ姐!!」

妖姫(シノ)「まだです……!」

マッシャー「ぐ……ぬうう………!」

メア「元締……!」

マッシャー「手を出すな!!」

メア「…………!」

マッシャー「調子に乗るなよ小娘……!どんなに綺麗事を並べようと、怨みの力の前では何もかもひれ伏すのだ!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

ジュキッド「いかん…!マッシャーの闇の力が増幅した……!」
サスケ「今までに無いプレッシャーだ……!」
暗闇斎「シノ………!」

妖姫(シノ)「大丈夫です……私は斃れません!」

マッシャー「ほざけええええええええええええええええええ!!!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「はああああっ!!」

 ビュン!!

マッシャー「ぐうううう……!!ぬおおおおおおおおおおおおお!!!」

 グオオオオオオオオオ…!!

妖姫(シノ)「はああああああっ!!」

 ドオオオオオオオオオン!!!

マッシャー「何っ……!?」

妖姫(シノ)「はああああああああっ!!」

 ビュン!!

マッシャー「ぐおおおおおおおおおおおおお!!」

 ドオオオオオオオオオオオン!!!

タック「マッシャーを吹き飛ばした!!」
ダークソードナイト「何だと……!?」
メア「元締!!」


816 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/04(Tue) 20:49

妖姫(シノ)「はああああああああああああっ!!!!」

 ドオオオオオオオオオン!!

マッシャー「ぐ……ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 パリィィィイイイイン!!

ダークソードナイト「しまった…!マッシャーに掛かっていた冥闇の秘術が……!!」

暗闇斎「とうっ!!」

 ビュン!!

妖姫(シノ)「父上…!」

暗闇斎「後は拙者に任せろ!!おおおおおおおおおおお!!」

マッシャー「くっ……!」

メア「元締!!!」

暗闇斎「真影流!!闇一閃!!!!」

 シュバッ!!

マッシャー「ぐああああああああああああああ!!!!」

メア「元締ーーーーーー!!!!」


タック「やった……のか…………?」
ジュキッド「どうやら、そのようだな……」

暗闇斎「………………………」

メア「元締……元締………!!」

マッシャー「………………メア……メアか……………」
メア「元締……!しっかりしてください…!今治療術を……!」
マッシャー「いや……無理だ…………この傷では……最早治らぬ…………………」
メア「そんな……!元締…!!」
マッシャー「メア……お前は………私にとって……自慢の部下である前に…………私の……最愛の娘だった…………
  雪山の中……孤独で死にそうになっていたお前を………家族の愛を知らなかったお前を…………………
  私は………父親代わりとして………家族として…………愛してやりたかった…………………………………
  だが、結局………私では無理だった……………私はお前の……父親代わりになど……なれなかった…………………」
メア「元締……!!」
マッシャー「最後の最後まで私を元締と呼ぶか………一度で良いから……私を父と呼んで欲しかった……………
  否……娘を置いて逝くのだから…………私では父親に不相応か…………………………
  済まなかった………済まなかったな…………………………
  メア……お前1人だけでも…………幸せに………なって………く……………れ………………………………………………」
メア「元締………お…父……さん…………………!お父さん………………!
  う……うああああああああああああああああああ!!ああああああああああああああああああああああ!!!」

シノ「メアさん……………」

暗闇斎「……案ずるな……貴様もすぐに、父の後を追わせてやる…………
  悪く思うな……これも宿命だ」

シノ「父上……!」
暗闇斎「シノ……邪魔をするな………こいつを斬らねば」
シノ「もう決着は付きました……!これ以上、殺す必要はありません……!」
暗闇斎「シノ……お前………!」

ダークソードナイト「………ふん!茶番に付き合っている暇は無い!」

 ビュン!!

シノ「ダークソードナイト……!メアさんをどうするつもりですか!?」
ダークソードナイト「一時撤退だ!!シノ……貴様は絶対に私が斃す…必ずな……!!覚えておけ!!」

 ビュン!!

シノ「待ってください!!」


サスケ「チッ……逃げられたか……!」
暗闇斎「このまま後を追うぞ」
タック「何やて!?」
暗闇斎「今が敵を討つチャンスだ……ダークソードナイトはマッシャーの死体も運んで行った
  マッシャーに止めを刺す時、奴の身体に発信機を付けておいた
  今なら奴らのアジトの場所が分かる……この機を逃してはならない……!」
シノ「父上……!」
サスケ「任せろ……ダークソードナイトは斃す……これまでの因縁に決着を付ける時だ」
ジュキッド「メアという娘はどうする?」
タック「それはあの子次第やな 変な真似を起こさなければ良えけどな」
シノ「では、行きましょう」
暗闇斎「ああ、頼むぞ」



  第佰伍話 因縁の終幕 終

シノ「次回予告です 闇の忍び部隊に敗北し、逃走を図るダークソードナイト、そしてメア
  逃走の最中、メアは一体何を考える……?
  一方、冥府の騎士団のアジトの場所を突き止めた闇の忍び部隊は、冥府の騎士団に最後の決着を付ける
  そこに待ち受けるのは……?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰睦話 ご期待ください

817 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/06(Thu) 18:38

シノ(ナレーション)「世界を闇が覆う時、世界は悲しみで包まれる
  闇は人の心に宿り、深い根を張り支配する
  私達は戦い続ける この世から闇を消し去る為に
  闇夜に月が灯る時、舞い降りるは一輪の華
  悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは闇の裏稼業
  私達は、闇の忍び部隊」


メア「……………………………」

ダークソードナイト「いつまでそうしているつもりだ?」

メア「……………………………」
ダークソードナイト「……ふん、貴様の為にマッシャーの死体を持ち帰ってやったのだ
  別れが済んだら埋葬でもしておけ」
メア「…………………………」


メア(出会いは、私がまだ幼かった時の事……
  親の顔も覚えておらず、家族の記憶も無く、私はただ寒い雪山の中に1人取り残されていた………
  死を待つだけの私の前に、あの人は現れた……………)

 マッシャー(回想)「……驚いた こんな所に子供か 一体何をしている?家族はどうした?」

 少女(回想)「……いない……そんなの………わたしはひとり………」
 マッシャー(回想)「1人……?1人でこんな所にいるのか?そんな所にいては死んでしまうぞ
   腹が減っているだろう 立てるか?」
 少女(回想)「おじさん、だれ?」
 マッシャー(回想)「そうだな………お前の父親……そう名乗っておこう
   お前に家族がいないと言うのなら、今日から私がお前の父となろう」
 少女(回想)「ちち……おや………?」
 マッシャー(回想)「お前、名はなんと言う?」
 少女(回想)「しらない…………なんてよばれていたか、おぼえてない…………」
 マッシャー(回想)「そうか……余程酷い目に遭っていたのか……可哀想にな…………どれ、では私が名を付けてやろう
   そうだな………メアというのはどうだ?今日からお前はメアだ」

メア(メア………それが、あの人から頂いた名前………
  自分が誰かも分からなかった私に、あの人は「メア」という人生を与えてくださったのだ
  思えばそれが、私の人生の始まりだった)


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜

  第佰睦話 追憶、冥府の騎士団の栄光


 前回までの記録

  第捌拾陸話 最強の敵、十二神将現る(>>478-484)
  第捌拾漆話 裁きの女神降臨!シノ覚醒の時(>>509-511)
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  第玖拾話 天駆ける白馬の非情なる光の神槍(>>575-579)
  第玖拾壱話 迅き一閃!烈風の巻物、覚醒(>>586-589)
  第玖拾弐話 蛇の牙が獲物を狩る(>>694-699)
  第玖拾参話 阻止せよ!毒蛇の猛攻(>>717-721)
  第玖拾肆話 新春初夢大地獄(>>724-728)
  第玖拾伍話 決着の時!轟け水流の極意!(>>731-734)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾陸話 危機一髪!炎の忍び部隊(>>735-738)
  第玖拾漆話 消えぬ炎に誓う(>>741-746)
  第玖拾捌話 狼の逆襲(>>749-751)
  第玖拾玖話 暗殺者の意地(>>759-762)
  第佰話 悪戯小僧の暴走(>>766-769)
  第佰壱話 死神の足音(>>780-783)
  第佰弐話 憎悪の女神(>>788-791)
  第佰参話 絶望の序章 復讐の狼煙(>>794-798)
  第佰肆話 忍者と騎士の決戦(>>809-811)
  第佰伍話 因縁の終幕(>>812-816)


818 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/06(Thu) 18:39

 ―回想―


メア「もとじめー!もとじめー!」

マッシャー「何だメア それと私を元締と呼ぶのはやめなさい」
メア「もとじめー!もとじめー!」
マッシャー「……やれやれ………それで、私に何の用だ?」
メア「わたしに、ケンのつかいかた、おしえてください!」
マッシャー「剣……?」
メア「ねーねーおねがい!」
バッツ「駄目って言っているのに言う事聞かないんでゲス〜!」
マッシャー「そうか……それは困ったな…………
  良いかいメア、お前は子供だ 子供は剣を持ってはいかんのだ、危ないぞ」
メア「わたしもたたかうの!みんなといっしょに!なかまはずれはいや!」
マッシャー「誰もお前を仲間外れにしていないさ……剣を持って戦うのは、お前がもう少し大きくなってからだ」
メア「おおきくって、どれくらい?」
マッシャー「それは少し考えさせて欲しい……我々には帰りを待ってくれる者が必要なのだ
  我々が帰って来た時に、お前がいてくれれば、それだけで我々は嬉しいのだ
  だから、我々が出掛ける時は大人しくして待っていてくれるかい?」
メア「うん、まってる じゃあバッツ、またおにごっこのつづきね」
バッツ「ええっ!?またでゲス!?もうヘトヘトでゲス〜!」

メア「ほらほらバッツ!こっちこっちー!」

バッツ「ああもう!メア様、待ってーーー!待つでゲス〜〜〜〜〜!」

マッシャー「やれやれ……元気な子だ」

メア(私は、剣術を教えて貰えなかった代わりに治療術を教えて貰った
  何故か分からないが、私には魔法を使える力があった
  私の役目は、傷ついた騎士達を、術で癒す事だった
  私も戦いに出たい……そんな気持ちを抑えながら、私は騎士団が帰って来るのを待っていた
  それが、騎士団として私に出来る事だった……あの人に認められたい……その一心で…………
  それから、7年の年月が流れた………)


メア「バッツ!!」

バッツ「ひいっ!メ…メア様…!」
メア「貴様……姿が見えないと思ったらまた1人で隠れて菓子を食っていたのか!」
バッツ「ご…ごめんなさい!!」
メア「留守にしている間は他にやる事があるだろう 仕事をサボって…さては貴様、また元締に叱られたいのだな……?」
バッツ「も…もうしないでゲス…!だから元締には喋らないで〜!」
メア「ふん……その台詞も聞き飽きた
  それにしても、今日はいつもと比べて帰りが遅いな………」
バッツ「もしかして、やられてしまったでゲス……!?」
メア「縁起でも無い事を言うな!!」

 ガチャッ!

メア「帰って来た…!?元締!!」


騎士「う……ううっ……!メア様……!」
メア「……!どうした!?何があった!?誰にやられた!?」
騎士「すみません……全滅しました…………忍びの連中に……全員……やられて…………」
メア「忍びだと……!?」
騎士「元締も……忍びに捕まっちまいました…………それを伝える為に………死に物狂いで………ここまで………………」
メア「元締が……!?分かった……!待っていろ、すぐに治療する……!」
騎士「無理です…………急所をやられちまいました………やっとの思いで……ここまで来たんです……………………
  奴らは……元締を捕まえて………アジトの場所を聞き出すつもりです………………………
  ずっとここにいるのは危険です……………早く………逃……げ…………………………………………………」
メア「………おい、しっかりしろ……!おい……おい!!」
バッツ「そ……そんな…………騎士団が………全滅………!元締も……………!」
メア「バッツ!!」
バッツ「へい!!」
メア「元締を救出するぞ!!」
バッツ「救出って…!もうあっしとメア様しか残っていないのに無理でゲス!殺されるでゲス!」
メア「諦めるな!!救出の手立てはある筈だ!!急げ!!時間が無い!!」



819 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/06(Thu) 18:40



バイオスパーク「流石に口を割らぬか……今日はここまでにしよう 見張りを頼んだぞ」
忍者「はっ!」


メア「ここだな………あの中に元締が……………
  バッツ、本当に大丈夫だな?」
バッツ「任せるでゲス!騎士団流・対忍者装置、電流針!これを見張りに命中させるでゲス!」
メア「馬鹿!大きい声を出すな!」
バッツ「メア様も声が大きいでゲス〜!」

忍者「……ん…?どこからか声が聞こえるな………」

メア「馬鹿者!気付かれたぞ!早くそいつを発射しろ!」
バッツ「ゲ…ゲス〜!!」

 ピューン!

 プスッ!

忍者「…………!?」

 バチバチバチバチバチバチバチバチ!!

忍者「ひゃうん!!」

 ドサッ!

バッツ「当たったでゲス!」
メア「はあ……危なかった……!思ったよりあっけなかったな」
バッツ「当然でゲス!あっしの開発した対忍者装置は万能でゲス!」
メア「たまたま上手く行っただけで調子に乗るな!だから貴様はいつまで経っても落ちこぼれなのだ!」
バッツ「き…気にしている事を……!あっしだって元締達と一緒に戦いたかったでゲス〜!」
メア「……ふん、牢獄の鍵はやはり見張りが所持していたか……行くぞバッツ」
バッツ「あっ!メア様待って〜!」


マッシャー「…………………………………………」

 ガチャッ!

メア「元締!」

マッシャー「メア……!?何故ここに……!?」
バッツ「あっしもいるでゲス!」
メア「助けに参りました!さあ、早くここから逃げましょう!」
マッシャー「メア………分かった お前達を危険な目に遭わすわけにも行かん」
バッツ「退路はこっちでゲス〜!」



マッシャー「……まさかお前達に助けられるとは………礼を言う」
メア「しかし……騎士団は……………」
マッシャー「いや……騎士団は不滅だ………まだ我々が残っている
  死んでしまった仲間達の為に、我々3人で騎士団を守り続けるのだ
  仲間達の仇は必ず取る……!力を蓄え、きっと必ず果たしてみせるぞ……!
  今日から我々は冥府の騎士団だ!」
メア「冥府の……騎士団………!?」
マッシャー「地獄から這い上がり、忍びの連中に復讐の裁きを与える……!
  メアよ、この先に待ち続けているのは地獄の日々だ」
メア「………!」
マッシャー「今からお前を一流の騎士に育てる……今までお前を甘やかしてきたが、これからはそうは行かぬ
  一人の娘としてではなく、一人の騎士として、お前に剣の術を叩き込む……異存は無いな?」
メア「いえ……願っても無き事……!元締から剣を教わる事が、私の幼き頃からの夢であり願いでした……!
  私は死ぬまで元締の部下であり続けます……!未練などありません……私は一人の騎士として……女を捨てる覚悟です!」
マッシャー「分かった……お前の願いは聞き届けたぞ
  では我らの目指す道はただ一つ!我ら冥府の騎士団、必ず目的を果たすぞ!!」


メア(我ら3人、冥府の騎士団はそう誓った………
  地獄の日々が続こうとも、そこに必ず光がある……我々はそう信じ続けていた…………!)


820 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/06(Thu) 18:42




メア「…………元締……いえ、私を最期まで愛してくださったお父様……………
  私の命……貴方に捧げます…………………………
  冥府の騎士団に栄光を…………!必ず……目的を果たしてくださいませ………!」

 ギュオオオオオオオオオン……!

ダークソードナイト「なっ……何だ………!?」

メア「お父……様………………!」

ダークソードナイト「………………!」

マッシャー「…………ぬ………こ…ここは…………………私は……一体……………………」

ダークソードナイト「マッシャーが生き返っただと……!?」

マッシャー「メア……?メア………どうしたのだ………?お前………!」

ダークソードナイト「そうか……あの娘、自らの命を犠牲に、マッシャーの魂を呼び戻したのか……!
  最期の最期まで主人想いか……健気な娘だ………」

マッシャー「メア……何故だ……何故お前が…………!」

ダークソードナイト「……ふっ…だが残念だったな………そいつはもう、お前の知るマッシャーでは無くなる!」

 ドスッ!!

マッシャー「ぐおおっ…!?き……貴様………!!」

ダークソードナイト「マッシャー……貴様は新たな兵器として生まれ変わるのだ……!!
  闇鏡の破片に宿る闇の力を受け取るが良い!!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

マッシャー「ぐ……ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!!ダークソードナイトォォォオオオオオ!!!」

ダークソードナイト「新たに生まれ変わるが良い!!誕生せよ!!パワードマッシャー!!!!」

マッシャー「グオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


タック「……ここや!あれが冥府の騎士団のアジトやな!?」
暗闇斎「こんな所にあったのか……」
サスケ「敵は少ない……仕留めるなら今がチャンスだな」
ジュキッド「……よし…!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

タック「なっ…何や!?」
ジュキッド「アジトが……崩壊した……!?」
サスケ「馬鹿な…!?何だあれは……!?」
シノ「まさか……!マッシャー……!?」
暗闇斎「そんな筈は無い……!マッシャーは確かに斃した……!ではあれは一体………!」

ダークソードナイト「ふははははははははははははははは!!」

シノ「ダークソードナイト……!」

ダークソードナイト「闇の忍び部隊よ!ここが貴様達の墓場となるのだ!
  我が究極の最終兵器、パワードマッシャーによって、お前達はここで終わりだ!!」

タック「パワードマッシャー!?」
サスケ「あいつ……!マッシャーを改造しやがったのか…!」
ジュキッド「何という奴だ……!」
シノ「ダークソードナイト……!」

ダークソードナイト「ふん……さあ行けパワードマッシャー
  この愚か者共に裁きの鉄槌を下すのだ!殺れ!!」

パワードマッシャー「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


  第佰睦話 追憶、冥府の騎士団の栄光 終

シノ「次回予告です ダークソードナイトの卑劣な策略で自我を失い、パワードマッシャーとして凶暴化してしまったマッシャー
  自由を奪われてしまった彼の為にも、一刻も早く斃してしまわないと……!
  ですが、パワードマッシャーの繰り出す攻撃は威力が高く、私達の攻撃は一切通用しません…!
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第佰漆話 ご期待ください」

821 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/02/07(Fri) 16:10
タックみたいな普段はおちゃらけてるけど決める時は決めるタイプのキャラって人気出るよね

ただしイケメンに限る

822 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/07(Fri) 22:59

>>821

シノ「それは状況によりけりではないかと思いますが……
  そういうのを、一般的にはギャップって言うんでしたっけ?
  普段のイメージとかけ離れた一面が垣間見えると、その人の見る目が変わるっていう
  そういう現象の事を言うんでしたよね?
  例えば、普段は怖そうな人が動物や子供に優しいとか…
  そういうプラスのイメージになる場合もありますけど、
  逆に良い人だと思っていた人が犯罪に手を染めているのを見ると途端に悪いイメージになる場合もありますよね
  人の価値は、見た目だけじゃなく、行動や態度によってもプラスになる事もマイナスになる事もあります
  例え顔が整っているからと言って態度が悪ければ好感を得る事は世間一般には難しい話です
  大事なのは顔立ちがどうとかではなく、他人と自分を比較せず、自分に自信を持っているかどうかだと思うんです
  タックさんは自分自身の生き方に忠実なのでしょう 根は真っ直ぐで優しいから、いざという所で活躍するんです
  普段からあれなら良いんですけれど……照れ隠しなのでしょうね それがタックさんらしいですけれど」

823 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/02/11(Tue) 23:00
デデププ5巻8話『デデデ大王、虫歯になる!!』で1コマだけ
『ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん』のマツイ(松井秀喜)がカービィの麻酔との勘違いで出てたけど
デデププでカービィが大王に散々嫌がらせされてたのと同様に、
マツイもマツイくん連載時はヤクルトと阪神監督だったノムラ(野村克也)にほぼ毎回のように嫌がらせされていた
但し、こっちは最後は逆にノムラの方がマツイから痛い目に遭わされる話が殆どで、
最終11巻の最終話で観客にこのことで容赦なく非難を浴びられらノムラは「どうせワシは悪者じゃー!!」と開き直るしかなかった

ところでどうして今日この投稿をするかというと
モデルである野村克也本人が2年2ヵ月前の2017年12月8日に死去した妻の沙知代と同様虚血性心不全で84歳で急死したから
マツイくんでは作者の河合じゅんじに大悪党キャラとして描かれたけど現実の野村はボヤキキャラ
因みに妻の沙知代も9巻で自宅でバニーガールになるなどでちょくちょく出てた

824 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2020/02/12(Wed) 00:13

>>823

シノ「朝のニュースを観て驚きました
  野村監督さんと言えば、朝の番組かなんかで野球の試合のコメントをしていたのが印象的ですね
  あと、コロコロコミックで連載されていた漫画も読んだ事があります
  思えば、あれで野球選手の名前を覚えていた記憶があります
  あの漫画では、野村監督さんが悪役のポジションで、よく桑田選手と共謀しているのが多かった印象です
  当時、野球にあまり詳しくなかった頃は、桑田選手は本当に守銭奴な性格だと思っていました
  実際の桑田選手は、漫画の桑田選手と全くかけ離れた人物だと知った時はびっくりでした
  というより、あの漫画の登場人物達は実際の人物と性格がかけ離れているのが殆どでしたね
  松井選手に至っては人間扱いされていませんし……
  野村監督さんのコメントは、面白く拝見していただけに、本当に残念です
  心からご冥福をお祈りします」

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