掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧



レス数が 1000 を超えています。残念ながら全部は表示しません。

【零】地図から消えた村…【質雑】

1 名前:天倉澪&繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/05/29(Fri) 21:37
まゆ「私、聞いたことがある…。
   昔、この辺りに、お祭りの日に消えた村があって…
   森で迷った人は、その村に誘われる…って…。
みお「ダメだよ、お姉ちゃん。
   それはただの設定なんだから。怖がらせちゃダメ!
まゆ「だって…ここは怖いの好きな人が多いって聞いたよ。
みお「え? そうなの?
まゆ「うん、私…わかるの…。

みお「ふ〜ん…。あと、他の人(零シリーズ)も募集中だよ。遠慮なく参加してね。
まゆ「他の人って…いるのかな…。

みお「私たちは『紅い蝶』の設定が基本で
   『眞紅の蝶』限定の話題は、答えられないかもしれないからね。
   ごめんね。そうそう、新作『濡鴉ノ巫女』の話題も大丈夫。
まゆ「澪、ダメだよ! メタ発言は!
みお「そんなこと言ったって、他にどう表現するの?
まゆ「…。
みお「まだあった。『紅い蝶』の設定は
   儀式をせずに、なぜか村から出られちゃった…という感じだよ。
まゆ「また…。

みお「後、基本は二人で返答するけど『澪宛』『繭宛』と書いてあれば
   一人で返答するね。もう一人の方に秘密は厳守するから心配ないよ。
まゆ「澪…お姉ちゃんに秘密はよくないよ…。
みお「プライバシーの保護だよ。お姉ちゃんも知ってるでしょ?
まゆ「うん…わかった…。

774 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/02(Mon) 20:58
たけのこの里ときのこの山、どちらを支持しているの?

トランプとバイデン、どちらを支持しているの?



775 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/02(Mon) 22:18
>>773
繭「澪にふんどし…似合うのかな…? でも…何でも着こなしちゃう澪だもんね…。似合うに決まってるよ…。」
澪「ちょっとお姉ちゃん! 何で私がふんどし似合うって思ってるの!?」
繭「だって澪…たくましいから…。」
澪「つまりお姉ちゃんは、773さんと考えが一緒なんだね…。」
繭「澪には…日本の伝統を受け継いで欲しいから…。」
澪「それは心配しなくていいよ。お相撲さんが受け継いでいるから。」
繭「澪、お相撲さんになるの?」
澪「お姉ちゃん!? 何でそうなるの!?」

>>774
・たけのこの里ときのこの山
澪「これはどっちもおいしいよね。私はちょっと選べないなぁ…。お姉ちゃんは?」
繭「私は…きのこの山…。」
澪「理由はチョコが多いから?」
繭「澪! 言っちゃ駄目!」

・トランプとバイデン
澪「別に…どっちでもいいかな…。」
繭「澪はトランプタイプだよね…。支持は別として…。」
澪「お姉ちゃん、何の事…?」
繭「何でも遠慮なく言うタイプ…。」
澪「私、結構遠慮しているんだけど…。」(主にお姉ちゃんの事で…)
繭「澪、そうなの? だったら、これからは遠慮なく言ってね…。」
澪「うん。分かった。じゃあ…お姉ちゃんの『私がふんどし似合う』発言は、余りにも常識がなさすぎる!
  女の子を何だと思ってるの!」
繭「澪、酷い…。私は常識がないなんて…。」
澪(やっぱり遠慮した方がいいじゃない…)

776 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/03(Tue) 11:04
澪神都構想はあるの?

777 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/03(Tue) 21:06
あまくらみおさんじゅうごさい

778 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/03(Tue) 21:51
>>776
澪「…? 澪神都って…何?」
繭「澪神村が『都』になる構想はあるの?…って事だと思う…。」
澪「ないよ。だって考えた事もなかったし…。」
繭「澪、もったいないよ…。澪の名を冠した村が『都』になるんだよ…。」
澪「澪神村って、お姉ちゃんが勝手に名付けた村の名前でしょ? 何の影響力もないよ。」

繭「影響力はある…。澪神村が澪神都になれば、日本の首都、東京都に匹敵するような力を持つようになる…。」
澪「ないって! お姉ちゃん、ここは地図にも載ってない村って事、忘れてない?」
繭「その後、日本の首都は『東京都か澪神村か』に勢力は別れ、戦国時代も可愛いくらいの殺伐と化す…。」
澪「お姉ちゃん、お〜い! 私の話、聞いてる? 聞こえてる?」
繭「敵勢力を弱めるために、澪は遂に禁断の兵器に手を染めてしまう…。」
澪(駄目だ…お姉ちゃん…自分の世界に入っちゃってる…)

>>777
澪「うん。私は15歳。でも、それがどうしたの?」
繭「澪、35歳と思った可能性も…。」
澪「何言ってるの! 私がそんな歳な訳ないでしょ! それならお姉ちゃんも35歳って事になるし!」
繭「違うよ…。澪は『天倉澪さん、15歳』と解釈したけど…
  本当は777さんは『天倉澪、35歳』と煽りたかったんじゃないかな…。」
澪「…。だったらお姉ちゃん、わざわざ煽り言葉を掘り起こさなくてもいいじゃない…。」
繭「一般的には煽りに聞こえるけど、澪なら35歳並みの精神年齢だから煽りにならないんじゃないかって思って…。」
澪「いや、仮に35歳と解釈してたら、私、大分精神的ダメージが大きかったと思うよ…。」

779 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/04(Wed) 20:31
貴様等のいる廃村に熊とトラと怨霊100匹を放った

780 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/04(Wed) 21:45
澪「私、マネーなんとかを一週間我慢したよね! お姉ちゃん、見てたでしょ?」
繭「うん…。ちゃんと見てたよ…。『マネー』という単語は覚えてるんだね…。」
澪「マネーくらい覚えてるのは当たり前でしょ! ほら! 私もお姉ちゃんへの愛が大きい事を証明したでしょ?」
繭「うん…。嬉しい…。でも、少し残念…。」
澪「お姉ちゃん、どうして?」
繭「だって、もう正当な理由で澪を見張る事が出来なくなるから…。」
澪「えっ…。」

>>779
澪「お姉ちゃん、待って! 熊と虎がたくさんいる!」
繭「それに澪、怨霊もたくさん…。」
澪「本当だ…。どうして…?」
繭「怨霊からの『澪への復讐』が始まったのかも知れない…。」
澪「どういう事?」

繭「怨霊が仲間を呼ぶなら…それは怨霊だよね…?」
澪「うん。普通に考えればそうだね。」
繭「でも、実際には怨霊以外にも仲間を呼んでいる…。」
澪「分かった! 仲間じゃないとか?」
繭「違うよ…。熊や虎と手を組んでまで、澪に復讐しようとしてるって事…。」
澪「なるほど…。怨霊達はそこまで本気だって事だね…。お姉ちゃん、私にいい考えがある! こっち来て!」

繭「澪、いい考えって…いつもの廃屋に逃げただけなの…?」
澪「平たく言えばそうなんだけど、熊や虎は家には入って来られないはず!
  それ以外の敵、つまり怨霊は私が除霊する! どう? 完璧でしょ?」
繭「うん…。完璧…。家の壁を壊されなければね…。」
澪「お姉ちゃん、それは考えたら何も出来ないの!」

781 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/04(Wed) 21:53
子供の頃はどれだけ仲が良かった双子姉妹も、その後の運命が一つ狂えば、「双子だからこそ許せない」という理由で、長年の憎悪を込めて
片方がもう片方を殺すという悲劇も起こり得るんだろうなぁ。
↓のように、片や妹の方は最期まで姉のことを想っていたが、片や姉の方は、自分を裏切った上に表世界で光輝く人生を歩んでいる(ように見える)
妹が許せずに憎んでいた為に殺してしまったという悲劇の顛末についてはどう思いますか?

ttps://www.youtube.com/watch?v=ySDNe00kiKQ&t=989s (29:13〜36:15、37:20〜40:01)

782 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/05(Thu) 18:13
まだ結果はわからないがトランプの敗北は同時に澪の敗北を意味する…
澪がマネーロンダリングを我慢しなければトランプ圧勝だったはず…

783 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/05(Thu) 21:57
>>781
澪「本当の気持ちを知らないまま、すれ違いの末の殺人事件だったって事だよね。」
繭「私、澪とずっと一緒居たいと思ってる…。それに澪の事、一瞬でも憎いなんて思った事ないよ…。」
澪「お姉ちゃん、ありがとう…。あれ…? 私、変だよね…。こんな事でありがとうだなんて…。」
繭「澪…?」

繭「原因を遡ってみると、結局二人が離れちゃったからなんだよね…。」
澪「うん。やっぱり、離れていると心の距離も遠くなる…当然のなのかも…。」
繭「私達は…今までずっと一緒だったから…。一緒にいられるのは、幸せな事なのかも知れないね…。」
澪「そうだね。お姉ちゃん、いつかは離れる事になる…。だから、一日一日を大切にしようね…。」
繭「うん…。大切にする…。」

>>782
澪「えっ…。どういう事?」
繭「澪とトランプが裏で繋がっていたって事じゃないの?」
澪「何で!? 私、日本から出た事なんてないよ! お姉ちゃんだって知ってるでしょ!?」
繭「澪、もうリモートでいくらでも繋がる事が出来る時代なの…。そんな言い訳、通じないよ…。」
澪「あのねぇ…。お姉ちゃんはどっちの味方なの!?」
繭「もちろん、澪…。」
澪(本当かなぁ…)

繭「マネーロンダリングなど…裏で繋がっていた人々を振り切って、私の事を優先してくれた…。
  澪、そういう事でいいんだよね…?」
澪「さすがお姉ちゃん、分かってるね! 世界の社会情勢なんてどうでもいいの…。こんな私、駄目かな…?」
繭「ううん…。澪がこんなにも私を想ってくれるなんて…。澪…。」
澪(お姉ちゃんが満足したみたいだから…これで良しとしようかな…)

784 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/06(Fri) 19:37
「お姉ちゃんが甘いものを2週間我慢出来たらお姫様抱っこして村内一周してあげることにする!」
って澪が言ってた。

785 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/06(Fri) 21:47
>>784
繭「その条件なら私、クリアしてるよね…。澪、それでいつやるの? 楽しみにしてる…。」
澪「お姉ちゃん、ちょっと待って! 784さんはなぜかそう言ってるけど、私はそんな事言ってないから!」
繭「澪、酷いよ…。私の気持ちを弄んだんだもん…。」
澪「お姉ちゃん、ごめん!」(何で私が謝らなきゃいけないの…)

繭「澪、反省してるなら弄んでないって言ってよ…。」
澪「…。分かった…。いつか必ずやるから! お姉ちゃん、待っててね!」
繭「うん…。それでいつなの…?」
澪「待っててって言ったでしょ!?」
繭「澪、待てないよ…。せめて…今年中かどうかも言えないの…?」
澪「それは言えないけど、私の筋力を十分に鍛え上げるまでだよ。」(あぁ…毎日筋トレが日課になる…)
繭「そうなんだ…。じゃあもうすぐ…。澪、私がお姫様抱っこに憧れているって良く分かったね…。
  澪は女の子の気持ちを良く理解してると思うの…。」
澪「お姉ちゃん…私も女の子だって事を忘れてない…?」
繭「ううん…。忘れてないよ…。」
澪(本当かなぁ…)

786 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/07(Sat) 10:25
あなたが落としたのはこの金の射影機ですか?
それともこの銀の射影機ですか?

787 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/07(Sat) 11:55
大丈夫だ澪!
誰しも筋トレはきつくて疲れるから最初は嫌がるものだが、そういう時には
このキャラクターのテーマ曲を励みに筋トレに臨むといい!

ttps://www.youtube.com/watch?v=e5mfCCIIRoM&list=RDe5mfCCIIRoM&start_radio=1

788 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/07(Sat) 18:45
澪は人間の気持ちは理解出来ないけど女の子の気持ちは理解しているらしい

789 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/07(Sat) 21:10
>>786
澪「えっ…。私は何も落としていないけど。射影機だって持ってるし。」
繭「澪、786さんの思いをちゃんと受け取らないと…。」
澪「どういう事?」
繭「金の射影機と銀の射影機のどちらかを、澪にもらって欲しいんだよ…。」
澪「そんな事、一言も言ってないじゃない。」

繭「それは澪の好みは分からないから、金と銀どちらをプレゼントするのがいいかすらも分からない…。
  それに…自分が澪に思い寄せている事を知られるのは凄く恥ずかしい…。だからこの方法を選んだって訳…。」
澪「…。それを…お姉ちゃんが言っていいの?」
繭「だって…このままだと澪は、何ももらわずに話が終わっちゃうでしょ…。」
澪「そうだね…。じゃあ…銀の射影機をもらおうかな…。」
繭「澪、金の射影機じゃないの? 金の方が高く売れるよ…。」
澪「お姉ちゃん! 私は金の亡者じゃないって言ってるでしょ! それにピカピカした派手なのは好みじゃないの!」

>>787
繭「作業用BGMのお勧めだよね…。多分787さんは、早く澪の第二形態を見たいんだよ…。」
澪「お姉ちゃん、何度も何度も言うけど! 私の第二形態なんてないから!」
繭「澪! 諦めないで! 787さんが紹介してくれた曲が入ってるCDも、私が買って応援するから!」
澪「いつになくお姉ちゃんの語気が強い…。うん…。頑張るけど、第二形態はないからね…。」
繭「そして、澪王子のお姫様抱っこ…村内一周…。」
澪「…! お姉ちゃん、私は王子様じゃないから! お姉ちゃんもお姫様じゃないから! 分かってるの!?」
繭「私はお姫様抱っこされるんだからお姫様だよ…。澪もお姫様抱っこするんだから王子様だよ…。」
澪「…。」

>>788
澪「私が人間の気持ちが分からないなんて酷い!」
繭「澪は人間を超越した女の子だからね…。仕方ないよね…。」
澪「それって、以前お姉ちゃんが言ってた『男を超えた女』って事?」(>>436
繭「あの時はそう思ったけど、今は違う…。人間を超越した存在という事は…分かるよね?」
澪「まさか…神って事?」
繭「うん…。澪はもう、神に等しき存在なの…。澪が人間の気持ちが分からないなんて仕方ないよね…。」
澪「…。」

790 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/08(Sun) 16:09
お姫様抱っこをするには上腕二頭筋、三角筋前部、腹直筋、脊柱起立筋群、大腿四頭筋、大殿筋群
を鍛えればいいらしい

791 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/08(Sun) 18:43
ムカつくやつに復讐したいから怨霊になりたいんです!

792 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/08(Sun) 21:58
>>790
繭「情報ありがとう…。きっと…790さんはお姫様抱っこをたくさんしてきたんだね…。」
澪「鍛えるべき筋肉の部位を即座に言えるだなんて…凄い…。」
繭「澪、この情報のお陰でお姫様抱っこに一歩近付いたよね…。」
澪「お姉ちゃん、そう言いたい所だけど、私は筋肉部位の名称を知らなくて、結局どこを鍛えるべきか分からないの…。」

繭「そうなんだ…。じゃあ筋肉の本を買おうよ…。」
澪「筋肉の本…?」
繭「澪の意地悪…。筋肉の部位の名称が書かれている本だよ…。こう言えば分かる?」
澪「ごめん! お姉ちゃん、私、本なんてなくても大丈夫! 詰まる所、全部鍛えればいいんだよね!」
繭「澪、たくましい…。でも、ちょっと脳筋的な考えた方…。」

>>791
繭「怨霊にならずにいた方がいいのに…。」
澪「そうだよ! わざわざ復讐するために怨霊になるなんて馬鹿げてる!」
繭「791さんは、怨霊になっても命知らずな生き方をするんだね…。」
澪「怨霊の命知らずって何?」
繭「だって怨霊になったら、確実に澪に瞬殺除霊される…澪を畏れていないって事…。命知らずだよね…。」
澪「お姉ちゃん! 実害なければ私だって、むやみやたらに除霊しないから!」
繭「澪、撮影ポイント稼ぎ…。」
澪「うっ…。でも、新しい念珠を入手したら『早く Lv.3にしたい!』って思う気持ちは、お姉ちゃんだって分かるよね!?」
繭「分からない…。私、射影機、使った事ないから…。」
澪「そんな…。」

793 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/09(Mon) 15:23
はったりかましても、みんな無知だから誰も気づかんし
他人の口を使って自画自賛すれば、女性みたいな受け身人間は信じるからねえ
さらにじぶんに対する指摘を他人に用いても誰も気づかない。

794 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/09(Mon) 18:23
スケスケメガネを繭にプレゼント

795 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/09(Mon) 21:14
>>793
澪「これは私の事だよね…。」
繭「そうなの?」
澪「うん。多分だけど…。」

澪「『他人の口を使って自画自賛』というのは、私がお姉ちゃんの口を使って私を褒め称えるって意味。
  たくましいとか、第二形態とか、木刀をスイカで粉々にしたとか、信者がいるとか…。」
繭「澪、違うよ…。私は自分の意思で本当の事を言っただけ…。澪に頼まれた訳じゃない…。」
澪「お姉ちゃん、だから私達以外は私の事を大袈裟に言ってるように見えるって事。」
 (まぁ…実際大袈裟だし…捏造も含まれているんだけどね…)
繭「そうなんだ…。私、知らなかった…。澪、じゃあ真実と比べて、どれくらい抑えて言えばいいのかな…?」
澪「…。半分くらい…かな…?」
繭「うん…。今度からそうする…。」
澪(これで大分真実に近づくはず…)

>>794
繭「794さん、ありがとう…。えっ…このメガネにそんな力が…? うん…。試してみる…。」

繭は794さんからもらったメガネをかけて、向こうにいる澪を見た。
すると、繭は倒れてしまった! 当然、メガネは外れてしまう…。

澪「…! お姉ちゃん、どうしたの!?」
繭「澪、このメガネかけたら…倒れちゃって…。私には刺激が強すぎたのかも…。」
澪「度数が強いって事? お姉ちゃん、私もかけてみた方がいい?」
繭「澪は駄目!」
澪「そ、そう…? でも、かけれないのにどうするの?」
繭「いつか慣れれば平気になるかも知れないから、私がメガネを持つ…。」
澪「分かった…。」(度数が強いのは…慣れの問題だったっけ…?)

796 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/10(Tue) 12:05
お腹空かない?

797 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/10(Tue) 20:48
金は十分所持しているから銀に分散投資している澪

798 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/10(Tue) 21:45
>>796
繭「大丈夫だよ…。この村に向かう前に、ちゃんと夕食を食べてから行ってるから…。」
澪「うん。あえて言ってなかったんだけどね。もしかして、心配してくれたのかな…?」
繭「そうなんだ…。796さん、ありがとう…。」
澪「まぁ、お姉ちゃんは毎日チョコを持ってきてるから、その心配は無用だよ。」
繭「澪、それは言っちゃ駄目だよ…。」
澪「お姉ちゃん、ごめん!」

繭「澪、一つチョコあげる…。」
澪「私はいらないよ。ダイエット中だから。」
繭「将来澪は、私をお姫様抱っこしてくれるんでしょ? いっぱい食べて、エネルギーをたくさん蓄えないと駄目だよ…。」
澪「そう、だよね…。じゃあ、一つだけ…。うん! おいしい!」
繭「澪、おかわりあるよ?」
澪「私はもういいって!」

>>797
繭「さすが澪…。万が一、金の価値が暴落しても銀も同時に所持する事で、リスクを低減する作戦なんだね…。」
澪「何言ってるの! 私が金を持ってない事はお姉ちゃんも知ってるでしょ!」
繭「自分の身の回りに金を置いておくと、澪の資産がたくさんある事がバレやすい…。
  だからバレないように、ある所に埋めているんだよね…。」
澪「そんな訳ないでしょ! お姉ちゃん、何かの見過ぎだよ!」

799 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/11(Wed) 20:37
無限連写

800 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/11(Wed) 21:07
800回だよわっほう!

801 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/11(Wed) 21:41
>>799
繭「射影機の事…なのかな…。それを澪が持ったら、まさに鬼に金棒だよね…。」
澪「私が持つかはともかく、強いのは確かだね。最近では、8連写機能を持つ射影機があるのは知ってるけど…。」
繭「そうなんだ…。澪、何でそれを手に入れないの?」
澪「何でって言われても…。どこにあるかも知らないし…。」
繭「澪の裏情報網を張り巡らせれば、どこにあるかなんて…すぐに分かりそうなのに…。」
澪「お姉ちゃん! 私の裏情報網って何!?」
繭「きっと澪がそうしないのは、澪は既に地上最強の悪霊ハンターだから…。もう武器は要らないよね…。」
澪(うん…もう…そういう事にしよう…)

>>800
繭「わっほう…? 800さん、喜んでるの?」
澪「お姉ちゃん、『地図から消えた村…』訪問者数、のべ800人突破なの! 喜んでるに決まってるじゃない!」
繭「そうだよね…。ごめんなさい…。」

澪「いいのいいの! それにしても感慨深いよね。もう、800人なんて…。」
繭「うん…。今だから言うけど…終始、私達二人だけだったら1000人突破は…5年くらいかかるって思ってたから…。」
澪「うん。だから『もう』という気持ちが強いんだよね。」
繭「私達のように、みんなの話し相手になってくれる人は…いない…のかな…?」
澪「…。」
繭「…。」
澪「だったら、私とお姉ちゃんとみんなで盛り上げて行けばいいじゃない! ね!」
繭「澪…。」

802 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/12(Thu) 19:20
邪悪な気配を感じるぞ!注意しろ

803 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/12(Thu) 20:02
澪は行き先もわからぬまま暗い夜の張りの中へ盗んだバイクで走り出すの?

804 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/12(Thu) 20:03
上から来るぞ! 気を付けろ!

805 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/12(Thu) 21:07
>>803
繭「澪のバイクに私も乗りたいな…。」
澪「お姉ちゃん、私はまだバイク免許持ってないからね!」
繭「澪、行き先も分からないの? 走り屋なのかな? スピード出して、ストレス発散したいだけなのかな?」
澪「行き先があるとしたら、ここ、『地図から消えた村…』だよ! 夜は合ってるけど…。」
繭「バイク盗んじゃったの? でも澪の事だから、足が付かないようにちゃんとしてると思うから、私は安心だね…。」
澪「お姉ちゃん、私はバイクを盗んでないから!」

>>802
澪「お姉ちゃん、安心して! 何があっても、お姉ちゃんの事を守るから!」
繭「澪…。でも、私だけ助かっても、澪がいなかったら…。一緒じゃなきゃ駄目だよ…。」
澪「お姉ちゃん…。うん…。分かってる…。」

そのすぐ後、女の高笑いが響き渡る…。
澪は一分程、緊迫した表情で辺りを警戒した…。だが…。

澪「………? 大丈夫…みたいだね。お姉ちゃん、行こうよ。」
繭「…。」
澪「お姉ちゃん…? どうしたの?」
繭「あの日の事、覚えてる?」
澪「あの日? まさか、お姉ちゃんが怪我をした日の事?」
繭「うん…。八重が私を置いていった日…。二人で逃げて、それから二人だけで生活しようって、ヤクソクシタノニ…。」
澪「わ、私は八重じゃない! 勘違いしないでよ! 私のお姉ちゃんを返して!」
繭「八重はそうやって、はぐらかすんだ…。いい人でも出来たの? 二人だけの生活、不安になった?」
澪「…。」

>>804
いきなり空から小石の群れが現れ、澪と繭を襲う! 澪はとっさに繭を全身でかばった!

澪「いたたた…。お姉ちゃん、大丈夫?」
繭「八重、ありがとう。約束を覚えてくれたんだね。」
澪(まだ…お姉ちゃんは紗重なんだ…)
繭「でも、今までみたいに『紗重』って呼んでよ? お姉ちゃん呼びはおかしい…。八重がお姉ちゃんなのに…。」
澪「あなたの都合なんて知らない! お姉ちゃんは『お姉ちゃん』なの!」
繭「あなた…? まるで他人のように口を利くんだ…。八重、私達は一緒に生まれてきたのに、他人のはずないのに…。」
澪「…。」

806 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/13(Fri) 17:55
やーい!やーい!
おまえのいもうとゴリマッチョ!!!

807 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/13(Fri) 21:29
>>806
澪「うっ…。」(耐えなきゃ…あくまでも言われてるのは…お姉ちゃんなんだから…)
繭「煽ってるつもりなんだろうけど、私はそんな事言われても平気だよ…。だって澪は、ゴリマッチョなんだから…。」
澪「は…?」
繭「本当の事を言われて傷つく人もいるだろうけど…私はむしろ誇らしいの…。
  澪はみんなにそう言われるくらい鍛え上げてるんだって…。私を守るためにそんなに鍛え上げてるんだって…。」

澪「お姉ちゃん、ゴリマッチョの意味、何だと思ってるの?」
繭「…? 強くてたくましいって意味でしょ?」
澪「う〜ん…。間違ってはいないけど…。」
繭「まさに、澪にぴったりの言葉だよね…。」
澪「全然ぴったりじゃないから!」

808 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/14(Sat) 01:52
>>807
はじめに、繭の誤解を解くためにゴリマッチョの意味をやさしく教えて……

ちくしょう!だいなしにしやがった!お前はいつもそうだ。

この惨状はお前の人生そのものだ。お前はいつも失敗ばかりだ。

お前はいろんなことに手を付けるが、ひとつだってやり遂げられない。

誰もお前を愛さない。

809 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/14(Sat) 08:48
※お前=繭

810 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/14(Sat) 14:27
やーい!やーい!
おまえのねーちゃんおひめさま!!!

811 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/14(Sat) 21:21
>>808 >>809
繭「うぅ…。最初は優しい人だと思ったのに、何でそんな酷い事を言うの…?
  私は生きる事すらも許されないと言うの…? そうだよね…。私は何の生産性のない存在だもんね…。」
澪「その発言は許さない! そんなにお姉ちゃんに魅力を感じないなら、お姉ちゃんの前に立たないでよ!
  興味ないんでしょ! いや、私達があなたの目の前から消えればいいだけ! お姉ちゃん、行こうよ!」
繭「う、うん…。」

澪「お姉ちゃん、気にしないでね。人には好みがあるんだから、たまたまお姉ちゃんと808さんの相性が悪かっただけ。
  私のアンチがいるように、数は少ないけどお姉ちゃんのアンチもいるって事。よくある事なの。」
繭「うん…。それで澪、澪は…私の事を…愛してくれる…?」
澪「もちろん、愛してる! お姉ちゃんは家族だもんね! まだ、808さんの言葉を気にしてるの?」
繭「うん…。ごめん…。何だか不安になっちゃって…。そして…澪、ありがとう…。私の生きる意味が増えたよ…。」
澪「またまた! お姉ちゃんたら大袈裟なんだから!」

>>810
澪「こんな可愛いお姫様がお姉ちゃんだなんて、羨ましいでしょ?」
繭「澪、煽られているんじゃないの? 私、姉は守ってもらうしかできない『自称お姫様』だって…。」
澪「そうなの? 私はお姉ちゃんの可愛さに妬んでるだけだと思ったけど。」
繭「澪、私、そんなに可愛いかな…?」
澪「うん! 自慢したいくらい可愛いよ!」
繭「澪…。」

812 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/15(Sun) 18:06
ひいいぃぃぃ!!!怨霊が出たああああああ!!!!
だずげでええええぇぇええ!!!

と思ったら澪だった

813 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/15(Sun) 19:35
             _
             /    `7  ̄  ―-、
          /           _  `ヽ
         /           _,へ、  、 l
       / , / /   , , , .  、、、 、 ヽ | |
       ,! / ,! ,! // //, i ll l l | ヽヽ| | |
       | | | | r┼ト| | || | | |r┼ト| |  | |
       |/| | | |/VVV vv V VVルレ| | |
       ヽルレ| y=ニ=.    .=ニ=y | | | |
        ||| l 、、、  ._'_,  、、、  | | | |
        _ || | |.\         /| | | |し
       | `ilし||/ 7` ┬-┬  ´ノノヽ| | |
       .|  |ル/ / -―!  !―- ノノ ルノ
      _ |  |./ /   \ /      >、
      ( ヽ (´⌒ヽ    ハ     /  \
     ( ヽ _)  7  | \/0| \/
     ヽ_) 、  {   /k|    |
       ヽ _   _ノ ./   0|

814 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/15(Sun) 20:06
澪の衣装を裸エプロンにするって本当?

815 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/15(Sun) 21:14
澪「明日はお休みにするね!」

>>812
澪「えっ…。どうやったら、そんな間違いをするの…?」
繭「澪、不気味なオーラを放ったり、殺気立った表情をしたりしてない?」
澪「してないよ。お姉ちゃん、何でそんな事する必要があるの?」(オーラなんて出ないし…)
繭「澪は、私の前では優しい天使のような表情するんだけど…
  他の人の前では私を守るために、血を求める悪魔のような表情をするのかと思って…。」
澪「お姉ちゃん! 私、そんな事してないから!」

>>813
澪「私達に向かって、満面の笑顔とVサインのポーズ…。この女の子は何なの…?」
繭「もしかしたら、澪に勝利宣言してるのかも知れないよ…。」
澪「そうなの…?」
繭「VサインはVictory…。つまり、澪に向かって『勝てるなら勝ってみなさい!』という下劣極まりない低俗な煽り行為…。」
澪「そうなのかな…? そんな風には見えないけど…。」
繭「澪、相手にする必要はないよ…。」
澪「う、うん…。そうだね…。」

>>814
澪「これは考えるまでもなく、真っ赤な嘘! 814さんは、どうしてそんな嘘に騙されちゃったの!」
繭「澪、そんな事言ったら可哀想だよ…。」
澪「お姉ちゃん、どうして…?」
繭「澪の新しい衣装にあれこれ想像を膨らませながら、どういうものなのかをワクワクしつつ澪に聞いたに違いない…。
  それなのに辿り着いた答えが嘘だったなんて…。さらに澪に言葉きつく当たられていたら…つらいよ…。」
澪「…。お姉ちゃんの言う通りだね…。私、814さんに謝らなきゃ…。ごめんなさい!」

816 名前:318の続き(その1) 投稿日:2020/11/16(Mon) 22:38
仁も義も救いもない世界から姉を守る為に、名の知れた若き女ギャングに成り上がって血風を吹かせ続け、
元は弱小だった組織を一大組織にまで大きくさせるという功績を挙げた澪。待遇は勿論金に困ることもなくなり、
余程後先を考えない金遣いでもしない限りは、生涯飢えて死ぬことはまず無いほどに私財を築くことが出来た。
…だが、澪にとっての心の安らぎとはそんなものにはなく、姉の平穏・幸福であることを常に忘れてはいなかった。
そして、後ろ盾のない無力な一般人の頃と違って力と選択肢を得た今は、この腐敗した街を姉と共に去るチャンスだった。
長年暮らしてきたが、嫌な思い出は有れど良い思い出はないので、最早未練などはない。
後は、如何にして組織を捨てて足抜けするかであった。実質澪の御蔭で巨大な組織になったが、それをあっさり忘れた組織の連中は
次第に増長し、幅を利かせ、かつて壊滅させた敵対組織『A』と何ら変わらない暴虐非道ぶりを見せていった。
元々は姉を守る為、姉を救うべく被った罪を逃れる為に庇護を受けた組織だったが、こんな好き放題をさせる為に尽くした訳ではない。
虫の良すぎる欺瞞と分かってはいたが、寧ろ手を切る良い機会でもあると踏ん切りがつき、組織を抜ける決意をする澪。
本格的に裏切る前に、まずは事前に買い取っていた安全な新たな住処へと繭を連れて行った。
勿論、誰からも怪しまれ、目を一切付けられていないことを確認した上で。
「これからはここで新しい人生を共に歩もうね、お姉ちゃん。でもその前に…私はこれから、最後のケリを付けに行く。
 ………大丈夫。必ず……ここへ戻ってくるから。だから……待っててね、お姉ちゃん。」
心配する繭を安心させるべく悲壮な覚悟を優しい笑顔で隠し通した澪は、再びあの腐った街へと戻っていく。これまでの過去を清算し、新たな人生を歩むために……。



――――――――――それが繭の見た、澪の最後の姿となった――――――――――


817 名前:318の続き(その2) 投稿日:2020/11/16(Mon) 22:40
「今までの恩を忘れたのか!? 幾らお前さんでも許さねえぞ、『ツーフェイス』!!」
「私はこんな組織にするためにずっと尽くしてきた訳ではない。今のアンタ達…かつて、アンタ達ですら忌み嫌ってた『A』の奴らと何ら大差ないよ!
 アンタ達をそこまで醜くさせたのは、私にも責任がある。虫の良い身勝手な言い分なのは百も承知…。だからこそ……ケリを付けさせてもらうから!」
「ふざけんなぁ!! もうテメエは仲間じゃねえ! 裏切り者だぁーーーーー!!」

かつて仲間だった者達との血で血を洗う殺し合いを、死に物狂いで生き抜こうとする澪。
どれだけ傷を負っても彼女を支える原動力は、「姉とまた会いたい。生きていきたい。」という想いのみ。
ただ己の私腹を肥し続けたいという者達の醜い我欲の念より、澪の切なる執念が勝ったのは、かれこれ数時間経った後だった。
喜ぶ暇なく戦後処理として、裏社会で学んだ理屈・力学を駆使して足が付かないよう、自分の出来得る最大限の証拠隠滅工作を施した。
後は誰にも追われないよう行方を眩まし、姉と再会してずっと平穏に暮らすのみ。

………自分は死後、地獄逝きなのは既に覚悟を決めている。組織の命令とはいえ、数えるのも飽きるほどには屍を築いてきた上、裏切る為に元仲間達も殺した。
今更血濡れの手を綺麗に出来ないことは分かり切っている。
――――――――それでも、そんな自分でも出来るのならば……現世にいる内は、姉と共に平穏に暮らしていきたい。姉と幸福に生きていきたい。
たった一つ、自分に許されることがあるならば――――――――――

夜明けの空は雲一つない晴天だった。それは、姉との暮らしとギャングとしての生き方の狭間で悩んでいた頃とは一転、
黒い靄がすべて晴れた今の自分の心境のようにも見えた。
ただ、あまり長く余韻に浸ってもいられない。やがて、パトカーのサイレンが聞こえて来るだろう。
その場から離れ、空港へと続く道を往く澪。上がったばかりの日差しは、今日ばかりは光輝いて見えた。

―――――――――さあ、もうすぐだ。もうすぐ、新たな人生を―――――――――







……………………一発の銃声と共に、衝撃が澪の身体を貫いた……………………


818 名前:318の続き(その3) 投稿日:2020/11/16(Mon) 22:41
「え……………?」

一瞬、何が起きたか分からなかった。次第に、腹の辺りが熱くなる。
手をやると、血が付いた。ああ………そうか。私は……撃たれたんだ。
振り返ると、煙を上げる銃口が見えた。ただ、追っ手にしては銃口の位置が低すぎる。
見えたのは大人ではなく、一人の少女だった。明らかに自分よりも年下の少女が、涙で潤んだ眼で睨んでいた。
初めて見た顔だったが、明らかに憎しみに歪んでいた。だが、歪んではいるが、顔立ちは何処かで見た覚えがあるような………

「おまえは………おまえは………あたしのお父さんを殺した!
 ゆるせない………ゆるせない………ぜったいに…………!!」

少女は、澪がお父さんを殺したと叫んだ。そして彼女の服の胸元の名前の○○○を見た時、澪は思い出した。

……以前、いつ頃だったかの敵対勢力との抗争に勝ち、息も絶え絶えな男に自分が止めを刺そうとした時に、
「何か言い残すことはある?」と珍しく最後の情けを掛けたことがあった。
その男は、目も合わせずに呟いた。

「〇〇〇………すまねえ…………もう……会えねえ………」

後腐れなく引導を渡してやり、これまで殺してきた者達の一人に加えただけに過ぎなかった名も知らぬ男だったが、
最期の言葉がずっと印象に残っていた。○○○とは、妻だったのだろうか。それとも、行きつけの店で知り合っただけの、行きずりの女だったのだろうか…。
それを知る機会もないと思い、やがては記憶の片隅にしまわれていたのだが、名前を見てようやく理解した。



―――――――――――そうか。この子は、あの男の――――――――――――


819 名前:318の続き(その4) 投稿日:2020/11/16(Mon) 22:42
全てに合点が行った澪は、無表情のまま少女に近づいた。口からは一筋の血が流れる。
そんな澪に少女は、怖くなって後ずさった。撃たれたのに何とも感じていないような様子に見えた。

―――何で、ちかづくの!? いたくないの!? こわくないの!?
何で、みっともないいのちごいをしないの!? そうしたら、もっとうってやろうと思ってたのに!!」

澪の尋常ではない様子に、少女は次第に憎しみよりも恐怖が勝ってきた。『この女は、人間じゃないのか!?』
憎き父親の仇を前にしながらも、澪と違い修羅場の経験などない少女は恐怖に竦み、忽ち拳銃を奪われた。

―――そんな……じゅうをうばわれた!! ころされる……いやだ……しにたくない………!!!
お父さん………お父さんのかたきをうてなくて………ごめんなさい……………!!!

観念した少女は、悔恨の想いに囚われたまま固く目を閉じる。
次の瞬間、銃声が響いた。 激しい痛みが少女を―――――――――貫かなかった。
「え………?」
恐る恐る目を開けると、目の前の女が、女自身に向けて銃を撃った姿が見えた。
即死ではなかったが、傷口が心臓に近いことから、助かるとは思えないのは幼い目でも分かった。
自分を殺さずに何故こんなことをするのか、恐怖と困惑の眼で少女は澪を見る。そんな少女に、澪は微笑んだ。

「あなたは………何も…悪く……ない……。こ…れは……私が……やった………こと…………。
 さあ…………早く……行きなさい………。
 いいね……………あなたは………人殺し……なん…て………しな……かった………」

澪の言葉でようやく我に返ったか、突き動かされるかのように少女は脱兎の如く駆けていた。
去り行く少女の後ろ姿を最後まで見届けた後、澪は仰向けに倒れた。

―――――それで良い。 あなたには私に復讐する資格がある。
でも、このままではあなたは人殺し。だから、こうすることで私が自殺しただけになる。
後はどう生きるかはあなた次第だけれど……私が言えた筋合いでは、ないかもしれないけれど……
……どうか、私と違って………真っ当に……生きて…………。

心の中で少女への願い事を済ませた澪は、妙に爽やかな気持ちで晴天を見上げる。
不思議と死への恐怖はない。寧ろ、これが当然なのだとすら思えた。

―――――やはり、どんな理由だろうと……ギャングに身を染め切った私が今更平穏無事に暮らすなど……虫の良過ぎる高望みだった。
これは紛れもなく、因果が巡り巡った罰だ…。ならば潔く、罰と共に地獄に落ちよう………。
…………お姉ちゃん………約束を守れなくて………ごめんね……………。
それだけが心残り………だけど……どうか…………私の後を追うなんてことは……しないでね…………。
どんなに辛くても……そんなことをした所で………お姉ちゃんと違って、私は地獄に逝くのだから……………
難しいかもしれないし………残酷なことを言うのかもしれないけれど…………
どうか…………こん……な…私の……こと………は………わす…れ…て………しあ……わ…せ…………に………………


………………………さようなら…………お姉ちゃん………………………



姉への最期の想いを空に向けて遺した澪。
その直後、一陣のそよ風が吹き通る。



風が吹き抜けた後……………そこには、澪の亡骸が残るのみであった………。

820 名前:318の続き(その5) すみません、これで最後です 投稿日:2020/11/16(Mon) 22:45
――――――――――――某所の某一室。
豪華さや派手さはないが、人並みの暮らしをするには十分な居住空間。
『食べるには困らないくらい蓄えはあるけど、派手な暮らしぶりだと怪しまれるからこんな感じの部屋を選んだよ、お姉ちゃん。
 それと口座は一纏めにせず分散させて、かつ名義も別々にすることで足が付かないようにもするから大丈夫。それから………』
細かいところまでは覚えていないけれど、色々と便宜を図ってくれた末にここに連れてきてくれた澪の心遣いに、改めて感謝する繭。
………ただ、どれだけ住み心地が良くても、肝心の澪がいないのでは………。
部屋の中でただ一人、澪の帰りを今か今かと待つ繭。
……その時、窓の方からそよ風が吹き込んできた。

「澪……………?」

風に揺られて波打つカーテン越しに、澪の輪郭が見えた気がした。
そして……何かが聴こえたような気がした。

「澪!!」

脚の後遺症など気にも留めず即座に窓に向かい、カーテンをどけてベランダに出る繭。
だが………澪は、いなかった。

「澪………?」

気のせいだったのだろうか……。それとも、幻覚だったのだろうか……。
ベランダで呆然としていると、一頭の蝶が舞っているのが見えた。

「蝶………こんな時間に………?」
 
 …………………澪…………………………」

蝶はしばらく舞った後、西の空に向けて飛び去って行った。
まるで別れを惜しむかのように羽ばたいていく蝶を、繭はただ見送るしかなかった――――――。



…………以上、滅茶苦茶長くなって恐縮だが、『ツーフェイスのミオ』の辿る結末を想像して描いてみた。

821 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/17(Tue) 18:07
タカラトミーが澪のリカちゃん人形を作ったらどうやって遊ぶ?

822 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/17(Tue) 22:07
>>816-820
澪「まさか、続編があるなんて思わなかった…。熱量も前回の倍以上だし…。」
繭「続編は嬉しいけど、でも…でも…澪は…死んじゃった…。」
澪「うん…。あれだけの悪行三昧してきたんだもの…。この結末はある意味当然なのかも知れないね…。」
繭「…。澪、澪は死なない…よね?」
澪「当然じゃない! 私はお姉ちゃんを置いてどこにも行かないよ! この話を聞いて、不安になっちゃったの?」
繭「うん…。澪、この際『不死身の澪』としてデビューするのはどう…?」
澪「する訳ないでしょ!」

>>816
・澪が生涯飢えて死ぬことはまず無いほどに私財を築いたについて
繭「さすが澪…。金の亡者もここまで来ると、ちょっと引いちゃうな…。きっとマネーロンダリングもしたんだよね…。」
澪「お姉ちゃん! 誰も言ってないことを憶測で勝手に付け足さないで!」

繭「澪、そのお金を私が使ってもいいのかな…?」
澪「いいんじゃない? だって、お姉ちゃんと私が使うためのお金なんだから。」
繭「私達二人だけのために、多くの罪のない人は犠牲になったんだよね…。これは…その上で手に入れたお金…。」
澪(なんか…私が凄く悪いことした気分になる…)

・繭の見た、澪の最後の姿となったことについて
繭「澪、約束破ったね…。信じてたのに…。澪との新生活を夢見てたのに…。どうして…?」
澪「お姉ちゃん、大丈夫…? この話は私とお姉ちゃんを元にしてるけど、架空の話なんだからね?」
繭「うん…。分かってる…。でも、他人事とは思えなくて…。」

>>817
・澪の最後の戦いについて
繭「なぜ戦いに行くの? 二人だけの家を築いたなら、そこでこっそり暮らせばハッピーエンドで終わるのに…。」
澪「黙って隠れ住んでたらいつかは居場所がバレて、私はともかくお姉ちゃんに危険が及ぶかもしれない…と思ったんじゃない?」
繭「その時はその時だよ…。でも、それまでは二人だけの生活が出来るんだよ? 私はそれでいいと思うけど…。
  澪、本当は戦闘狂なんじゃないの…?」
澪「そんな訳ないでしょ!」

・澪の「姉とまた会いたい。生きていきたい。」という想いについて
澪「ほらお姉ちゃん! こんなこと考えている私が戦闘狂な訳じゃない!」
繭「ごめん…。澪はこんなにも私のことを想っててくれたんだね…。私も澪とまた会いたい…。生きていきたいよ…。」
澪「お姉ちゃん…? 私はここにいるんだけど…?」

>>818
・澪が女の子に銃で撃たれたことについて
繭「澪、このことから学ぶことは…?」
澪「えっ! え〜と…悪いことはするものじゃない…ってことかな…?」
繭「違うよ…。口封じは、家族まとめて口封じしないと意味ないってこと…。」
澪「いや…さすがにこの話の私でも、女の子を口封じするのは忍びなかったんじゃない?」
繭「その遠慮が悲劇を生んでしまったの…。澪、私は一人きりでどうすればいいの…?」
澪「…。」

823 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/17(Tue) 22:10
>>819
・澪が自殺したことについて
繭「女の子が澪を銃で撃ったことは、澪が銃を撃って自殺することによって『なかったこと』になる…。そういうこと?」
澪「うん。とっさの判断だろうけど、よく思い付いたよね。」
繭「ギャングなのに、初めて会った女の子なのに優しい…。どうして?」
澪「やっぱり、お父さんを死なせてしまって申し訳ないという思いが強かったんじゃないかな?」
繭「でも、たとえ澪が自殺しても…その女の子が普通には生きられないと思う…。
  自分が撃った憎しみの相手が、自分の起こした殺人をなかったことにするために
  目の前で自殺するなんて…一生もののトラウマだと思う…。こんなこと忘れられないよ…。」
澪「そうだけど…あの時あの場面では、それしか出来なかったんだよね…。どこで道を誤ったのかな…。」

繭「澪は死んだ…。私との約束を破った…。許さない…。絶対に許さない…。」
澪「お姉ちゃん、私と話の中の私、区別出来てる…よね?」
繭「出来てるよ…。でも言霊って言葉があるように、口にしたら本当にそうなるかも知れない…。
  だから私は許さない! 絶対に許さない!!」
澪「お姉ちゃん…。」

>>820
・繭の元に舞い降りた蝶について
繭「紅い蝶…。」
澪「えっ? お姉ちゃん、色なんて言ってなかったけど…。」
繭「分かってる…。でも、そんな気がするの…。そして、あの蝶は澪…。きっと、私に謝りに来てくれたんだよね…。
  約束破ってごめんなさいって…。それに地獄に行く前に、私に会いに来たんだよね…。」
澪「お姉ちゃん、私が地獄行きは納得してるんだ…。」

繭「うん…。澪は私を守るために悪魔になったからね…。仕方ないよね…。閻魔大王様…。
  澪を悪魔にしたのは私のせい…。だから私も地獄に送って欲しいな…。そうしたら、永遠に澪とずっと一緒に…。」
澪「ちょっとお姉ちゃん! 私の後を追う気! 私が何のためにお姉ちゃんを守ってきたか分かってるの!?」
繭「そんなの…ただの澪のエゴだよ…。私は澪のいない世界に生きて、何をすればいいって言うの…?」
澪「それは…ほら、生きていれば楽しいことがいっぱいあるよ! ね?」
繭「澪は…強いね…。」
澪「お姉ちゃん…?」

>>821
澪「私の人形? 私が私の人形で遊ぶって変だと思うし、これはお姉ちゃんが答えるべき質問だよね。」
繭「うん…。私はまず澪を可愛く着飾ろうと、真っ先にそういう遊びが思い付くよ…。
  お化粧したり、髪をとかしてあげたり、お着替えをさせてみたり…。」
澪(お姉ちゃんの意のままに操られるかと思うと…でもこれはただの人形遊びなんだから気にすることないよね…)

繭「お着替えはドレスがいいかな…。学校の制服もいいな…。メイド服もいいな…。ナース服もいいな…。
  つまり、色々な澪を堪能したい…。後、澪を王子様にして、一足先にお姫様気分になるのもいいな…。」
澪「お姉ちゃん、王子様の服なんてないと思うけど…。」
繭「私が作れば理論上は可能だよ…。後、また遊びを思い付いたけど、この遊びは言えない…。」
澪「…? お姉ちゃん、どうして言えないの?」
繭「理由も言えない…。たとえ、澪と二人っきりでも…。これは墓場まで持って行くって決めたから…。」
澪「そんなに重い話なの…? じゃあ、私は聞かないけど…。」

掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)