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【夕立は】現代海軍総合(夕立スレ2)【帰ってきた】

1 名前:夕立 ◆HBALQ9KY 投稿日:2021/01/01(Fri) 04:27
白露型駆逐艦の4番艦、夕立です。
こう見えても第三次ソロモン海戦戦果をはじめとした、数々の海域で名を上げた武勲艦よ!
しばらくは日参するけれど最終的には週一更新くらいになるっぽい。
(飽きたら今度こそスレッド削除依頼しに行くっぽい)

え?はじめましての振りするのはやめろ?
仕方ないっぽい。まじめに説明するっぽい。
ここは夕立スレの世界観で遊ぶ10ch海軍総合スレっぽい。
敵は深海棲艦をはじめとした各種敵勢力!
白露型と全長が似たようなもんだからと言って、イデオンを差し入れたりするのはやめてね?

>>2 ローカルルール
>>3 世界観設定

526 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/27(Thu) 17:54
北上「邪魔するよぉ〜提督ぅ〜」
提督「どうした北上、何か用か?」
北上「いやぁーなんちゃ用があるわけじゃないけどさ、もし荷造り終わってなかったら手伝ってあげようかなぁ〜て思ってさ」
提督「そいつはありがう・・・と言いたいところだが、司令官室(ここ)に私物はほとんど置いてないから荷物はあるようでないよ。引継書はすでに大淀へ渡したし、大本営への報告は全て昨日メールで送ってある。後は明日の朝電車に身柄ひとつ乗って次の赴任地へと旅立つだけだ」
北上「相変わらず手際が良いよねぇ〜良すぎるくらいにさ」
提督「まあな・・・お前たちに苦労して集めた資料を奪われたら元も子もないからな」
北上「ん?・・・どういう意味?」
提督「言ったとおりの意味さ。この半年間苦労して洗い出したお前たちの素性に関わる資料だ。昨日の内に送ったメールがそれでな、今頃大本営の中で一悶着起きているだろう」
北上「・・・意味分かんないんだけど?」
提督「この期に及んで知らばっくれるのは止せ。お前を筆頭に何人かの艦娘は裏で深海側と繋がっている。こちらの情報を流しては不必要に戦争を長引かせ、引いては敵の主力部隊には逃げる隙さえ与えている」
北上「いったい何の話?全然話のスジが読めないんだけど?もし仮にだよ、提督の言うとおりだとしたらアタシらに何のメリットがあるのさ?アタシらだってさっさと戦争終わらしてさ、大本営のお偉いさん方の言う市民権とやら貰ってフツーの生活したいんだけど?」
提督「メリットはあるさ」
北上「どんな?」
提督「絶対に敵からは沈められないこと、そして深海側が地上を支配した際には俺たち人間を奴隷として使役できることだ」
北上「はぁぁぁ・・・バッカみたい。そんな与太話どこで聴いたか知らなー」
提督「大井だ」
北上「いー・・・・・・えっ?」
提督「大井だよ、ひと月前の演習中の事故で沈んだ大井だ」
北上「・・・」
提督「訳が分からないという顔をしているな?なら教えてやる。大井も元はお前たちの仲間だったが、深海とは繋がっていない仲間がお前たちの手引きで沈められていくことに恐怖を覚えるようになってな、3ヶ月程前に打ち明けてくれた」
北上「・・・」
提督「もちろん最初は信じられなかった、質の悪い冗談だと思ったさ。だがな、大井の艤装にセットされていた記録用カメラの映像を見せられた時、俺はゾッとしたよ。お前と摩耶、霧島がル級やレ級と談笑していたばかりか、倒れていた吹雪を足蹴にして魚雷で止めを刺していた。大井によると吹雪はまだ息があって手当てをすれば助かる見込みがあったというじゃないか」
北上「クッ!大井の奴・・・!」
提督「大井っちじゃなかったのか?北上」
北上「フンッ!」
提督「実を言うとな、大井に打ち明けられる前から疑問自体は持っていたんだ、内通者がいるんじゃないか?てな。作戦が優位に進んでいながら何故敵の主力を追い詰められない、何故こちらの裏をかいて逃げられる、練度の高い艦娘が沈むのが多いのは何故なんだ?とな。まさかその内通者が自分の膝元にいたとは『灯台もと暗し』だったがな」
北上「大井が打ち明けたからアタシらこと調べたて言うのかい?」
提督「そうだ。最初大井も協力すると言ってくれたが、それは断った。そんなことをすれば大切な証人を失うことにもなりかねん。大井には今までどおり深海側にいるよう言い聞かせた。万が一軍法会議にかけられた時は俺が全力で弁護してやると約束してな」
北上「なるほどね・・・どうりで大井の様子がおかしいと思ったよ。それで?アタシらのことは大本営が一悶着起こすぐらいの情報量を送ってるてこと?」
提督「そうだ。申し開きができないほどにな」
北上「もし仮に憲兵隊がアタシらを拘束しに来ても無駄だよ?アタシらがその気になれば人間なんて蟻を踏みつけるようなもんだよ」
提督「だろうな。しかしお前たちを拘束するのは何も憲兵隊ばかりではないだろう。獅子身中の虫に怒りを覚える艦娘も少なくあるまい、この鎮守府に限らず」
北上「なるほど、そりゃそだね。真実を知ったらアタシらをただじゃおかしておかない連中はいるしね。まっ、精々気をつけておくよ」
提督「大井を沈めたのは何故だ?お前は俺の話を聞くまでは大井の裏切りは分からなかった、大井もバレないよう振る舞っていたハズだ」
北上「うん、そうだよ。提督から話を聞くまでは知らなかったよ。だけどアイツ、逆らってきたんだよ・・・仲間を増やすのをさ」
提督「仲間を増やす?」
北上「アタシらひとりでも多くの仲間を集めようと思ってさ、コイツならって艦娘に声をかけていたんだよ。中には賛同してくれて仲間になった艦娘もいるし、断ってきた艦娘は証拠隠滅に口封じしていたのさ」

527 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/27(Thu) 17:56
>>526続き
提督「北上・・・」
北上「まあ大井は元々仲間を増やすのには良い顔しなかったかけど反対もしなかったんだよ。だから木曽を引き入れると言っても黙ってるだろうと思っていたんだけど、噛み付くように反対してきたのさ」
提督「妹を裏切り者にしたくなかったんだろ」
北上「他の艦娘を引き入れたり始末する時は黙っていたのに?とんだ偽善者じゃないの、笑っちゃうね」
提督「・・・」
北上「でさ、アイツこともあろうに『もうこれ以上深海側につくのは止めよう、全てを提督や皆に打ち明けて謝ろう、恐らく赦しては貰えないだろうけどもそれでも誠心誠意謝ろう!』なんて言い出してさ。はっきり邪魔者になったから消えて貰ったんだ」
提督「事故に見せかけてか・・・!」
北上「それより提督の方こそ自分の身を心配した方が良いんじゃない?アタシとここまで話をしておいて無事に新しい任地へ行けると思ってるの?」
提督「もちろん行けるさ。俺の調べあげたこと、大井が残してくれた数々の証拠は全て大本営へ送ってあるから何の問題も憂いもない。安心して新しい任地へ旅立つことができるさ」
北上「余裕だね?でもこのまま提督をここから逃がすほど北上様は甘くないよ」
提督「逃げる前に一言だけ聞いてくれるか?」
北上「良いよ。命乞いは却下するけど遺言なら聞いてあげるよ」
提督「悪いな。ここを旅立つ前に責任を取らせてもらうつもりだ。お前たちのような不穏分子を早急に排除できなかったこと、罪もない艦娘をお前たちから守ってやれなかったこと、そして・・・国民の平和の願いを踏みにじるような事態を放置していたことをお詫びしたい、地獄へ道連れにすることでな・・・」
北上「えっ?なに言ってー」
カチッ!ズガガガァァァーンッ!!


【その日の夕方のニュース】
キャスター「本日正午頃、◯◯鎮守府の一室で爆発事故が発生し現場から二人の遺体が発見されました。海上防衛本部によると亡くなったのは◯◯鎮守府の△△司令官、鎮守府所属の艦娘北上川の2名とのことです。また怪我人も多数出ていますが、いづれも命に別状がないとのことです。現在は海上防衛本部で爆発の原因を調べています。次のニュースですーー」

528 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/27(Thu) 18:08
>>527
誤字訂正
誤】所属の艦娘北上川
正】所属の艦娘北上

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