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【零】地図から消えた村…【質雑】

1 名前:天倉澪&繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/05/29(Fri) 21:37
まゆ「私、聞いたことがある…。
   昔、この辺りに、お祭りの日に消えた村があって…
   森で迷った人は、その村に誘われる…って…。
みお「ダメだよ、お姉ちゃん。
   それはただの設定なんだから。怖がらせちゃダメ!
まゆ「だって…ここは怖いの好きな人が多いって聞いたよ。
みお「え? そうなの?
まゆ「うん、私…わかるの…。

みお「ふ〜ん…。あと、他の人(零シリーズ)も募集中だよ。遠慮なく参加してね。
まゆ「他の人って…いるのかな…。

みお「私たちは『紅い蝶』の設定が基本で
   『眞紅の蝶』限定の話題は、答えられないかもしれないからね。
   ごめんね。そうそう、新作『濡鴉ノ巫女』の話題も大丈夫。
まゆ「澪、ダメだよ! メタ発言は!
みお「そんなこと言ったって、他にどう表現するの?
まゆ「…。
みお「まだあった。『紅い蝶』の設定は
   儀式をせずに、なぜか村から出られちゃった…という感じだよ。
まゆ「また…。

みお「後、基本は二人で返答するけど『澪宛』『繭宛』と書いてあれば
   一人で返答するね。もう一人の方に秘密は厳守するから心配ないよ。
まゆ「澪…お姉ちゃんに秘密はよくないよ…。
みお「プライバシーの保護だよ。お姉ちゃんも知ってるでしょ?
まゆ「うん…わかった…。

802 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/12(Thu) 19:20
邪悪な気配を感じるぞ!注意しろ

803 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/12(Thu) 20:02
澪は行き先もわからぬまま暗い夜の張りの中へ盗んだバイクで走り出すの?

804 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/12(Thu) 20:03
上から来るぞ! 気を付けろ!

805 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/12(Thu) 21:07
>>803
繭「澪のバイクに私も乗りたいな…。」
澪「お姉ちゃん、私はまだバイク免許持ってないからね!」
繭「澪、行き先も分からないの? 走り屋なのかな? スピード出して、ストレス発散したいだけなのかな?」
澪「行き先があるとしたら、ここ、『地図から消えた村…』だよ! 夜は合ってるけど…。」
繭「バイク盗んじゃったの? でも澪の事だから、足が付かないようにちゃんとしてると思うから、私は安心だね…。」
澪「お姉ちゃん、私はバイクを盗んでないから!」

>>802
澪「お姉ちゃん、安心して! 何があっても、お姉ちゃんの事を守るから!」
繭「澪…。でも、私だけ助かっても、澪がいなかったら…。一緒じゃなきゃ駄目だよ…。」
澪「お姉ちゃん…。うん…。分かってる…。」

そのすぐ後、女の高笑いが響き渡る…。
澪は一分程、緊迫した表情で辺りを警戒した…。だが…。

澪「………? 大丈夫…みたいだね。お姉ちゃん、行こうよ。」
繭「…。」
澪「お姉ちゃん…? どうしたの?」
繭「あの日の事、覚えてる?」
澪「あの日? まさか、お姉ちゃんが怪我をした日の事?」
繭「うん…。八重が私を置いていった日…。二人で逃げて、それから二人だけで生活しようって、ヤクソクシタノニ…。」
澪「わ、私は八重じゃない! 勘違いしないでよ! 私のお姉ちゃんを返して!」
繭「八重はそうやって、はぐらかすんだ…。いい人でも出来たの? 二人だけの生活、不安になった?」
澪「…。」

>>804
いきなり空から小石の群れが現れ、澪と繭を襲う! 澪はとっさに繭を全身でかばった!

澪「いたたた…。お姉ちゃん、大丈夫?」
繭「八重、ありがとう。約束を覚えてくれたんだね。」
澪(まだ…お姉ちゃんは紗重なんだ…)
繭「でも、今までみたいに『紗重』って呼んでよ? お姉ちゃん呼びはおかしい…。八重がお姉ちゃんなのに…。」
澪「あなたの都合なんて知らない! お姉ちゃんは『お姉ちゃん』なの!」
繭「あなた…? まるで他人のように口を利くんだ…。八重、私達は一緒に生まれてきたのに、他人のはずないのに…。」
澪「…。」

806 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/13(Fri) 17:55
やーい!やーい!
おまえのいもうとゴリマッチョ!!!

807 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/13(Fri) 21:29
>>806
澪「うっ…。」(耐えなきゃ…あくまでも言われてるのは…お姉ちゃんなんだから…)
繭「煽ってるつもりなんだろうけど、私はそんな事言われても平気だよ…。だって澪は、ゴリマッチョなんだから…。」
澪「は…?」
繭「本当の事を言われて傷つく人もいるだろうけど…私はむしろ誇らしいの…。
  澪はみんなにそう言われるくらい鍛え上げてるんだって…。私を守るためにそんなに鍛え上げてるんだって…。」

澪「お姉ちゃん、ゴリマッチョの意味、何だと思ってるの?」
繭「…? 強くてたくましいって意味でしょ?」
澪「う〜ん…。間違ってはいないけど…。」
繭「まさに、澪にぴったりの言葉だよね…。」
澪「全然ぴったりじゃないから!」

808 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/14(Sat) 01:52
>>807
はじめに、繭の誤解を解くためにゴリマッチョの意味をやさしく教えて……

ちくしょう!だいなしにしやがった!お前はいつもそうだ。

この惨状はお前の人生そのものだ。お前はいつも失敗ばかりだ。

お前はいろんなことに手を付けるが、ひとつだってやり遂げられない。

誰もお前を愛さない。

809 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/14(Sat) 08:48
※お前=繭

810 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/14(Sat) 14:27
やーい!やーい!
おまえのねーちゃんおひめさま!!!

811 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/14(Sat) 21:21
>>808 >>809
繭「うぅ…。最初は優しい人だと思ったのに、何でそんな酷い事を言うの…?
  私は生きる事すらも許されないと言うの…? そうだよね…。私は何の生産性のない存在だもんね…。」
澪「その発言は許さない! そんなにお姉ちゃんに魅力を感じないなら、お姉ちゃんの前に立たないでよ!
  興味ないんでしょ! いや、私達があなたの目の前から消えればいいだけ! お姉ちゃん、行こうよ!」
繭「う、うん…。」

澪「お姉ちゃん、気にしないでね。人には好みがあるんだから、たまたまお姉ちゃんと808さんの相性が悪かっただけ。
  私のアンチがいるように、数は少ないけどお姉ちゃんのアンチもいるって事。よくある事なの。」
繭「うん…。それで澪、澪は…私の事を…愛してくれる…?」
澪「もちろん、愛してる! お姉ちゃんは家族だもんね! まだ、808さんの言葉を気にしてるの?」
繭「うん…。ごめん…。何だか不安になっちゃって…。そして…澪、ありがとう…。私の生きる意味が増えたよ…。」
澪「またまた! お姉ちゃんたら大袈裟なんだから!」

>>810
澪「こんな可愛いお姫様がお姉ちゃんだなんて、羨ましいでしょ?」
繭「澪、煽られているんじゃないの? 私、姉は守ってもらうしかできない『自称お姫様』だって…。」
澪「そうなの? 私はお姉ちゃんの可愛さに妬んでるだけだと思ったけど。」
繭「澪、私、そんなに可愛いかな…?」
澪「うん! 自慢したいくらい可愛いよ!」
繭「澪…。」

812 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/15(Sun) 18:06
ひいいぃぃぃ!!!怨霊が出たああああああ!!!!
だずげでええええぇぇええ!!!

と思ったら澪だった

813 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/15(Sun) 19:35
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     ( ヽ _)  7  | \/0| \/
     ヽ_) 、  {   /k|    |
       ヽ _   _ノ ./   0|

814 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/15(Sun) 20:06
澪の衣装を裸エプロンにするって本当?

815 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/15(Sun) 21:14
澪「明日はお休みにするね!」

>>812
澪「えっ…。どうやったら、そんな間違いをするの…?」
繭「澪、不気味なオーラを放ったり、殺気立った表情をしたりしてない?」
澪「してないよ。お姉ちゃん、何でそんな事する必要があるの?」(オーラなんて出ないし…)
繭「澪は、私の前では優しい天使のような表情するんだけど…
  他の人の前では私を守るために、血を求める悪魔のような表情をするのかと思って…。」
澪「お姉ちゃん! 私、そんな事してないから!」

>>813
澪「私達に向かって、満面の笑顔とVサインのポーズ…。この女の子は何なの…?」
繭「もしかしたら、澪に勝利宣言してるのかも知れないよ…。」
澪「そうなの…?」
繭「VサインはVictory…。つまり、澪に向かって『勝てるなら勝ってみなさい!』という下劣極まりない低俗な煽り行為…。」
澪「そうなのかな…? そんな風には見えないけど…。」
繭「澪、相手にする必要はないよ…。」
澪「う、うん…。そうだね…。」

>>814
澪「これは考えるまでもなく、真っ赤な嘘! 814さんは、どうしてそんな嘘に騙されちゃったの!」
繭「澪、そんな事言ったら可哀想だよ…。」
澪「お姉ちゃん、どうして…?」
繭「澪の新しい衣装にあれこれ想像を膨らませながら、どういうものなのかをワクワクしつつ澪に聞いたに違いない…。
  それなのに辿り着いた答えが嘘だったなんて…。さらに澪に言葉きつく当たられていたら…つらいよ…。」
澪「…。お姉ちゃんの言う通りだね…。私、814さんに謝らなきゃ…。ごめんなさい!」

816 名前:318の続き(その1) 投稿日:2020/11/16(Mon) 22:38
仁も義も救いもない世界から姉を守る為に、名の知れた若き女ギャングに成り上がって血風を吹かせ続け、
元は弱小だった組織を一大組織にまで大きくさせるという功績を挙げた澪。待遇は勿論金に困ることもなくなり、
余程後先を考えない金遣いでもしない限りは、生涯飢えて死ぬことはまず無いほどに私財を築くことが出来た。
…だが、澪にとっての心の安らぎとはそんなものにはなく、姉の平穏・幸福であることを常に忘れてはいなかった。
そして、後ろ盾のない無力な一般人の頃と違って力と選択肢を得た今は、この腐敗した街を姉と共に去るチャンスだった。
長年暮らしてきたが、嫌な思い出は有れど良い思い出はないので、最早未練などはない。
後は、如何にして組織を捨てて足抜けするかであった。実質澪の御蔭で巨大な組織になったが、それをあっさり忘れた組織の連中は
次第に増長し、幅を利かせ、かつて壊滅させた敵対組織『A』と何ら変わらない暴虐非道ぶりを見せていった。
元々は姉を守る為、姉を救うべく被った罪を逃れる為に庇護を受けた組織だったが、こんな好き放題をさせる為に尽くした訳ではない。
虫の良すぎる欺瞞と分かってはいたが、寧ろ手を切る良い機会でもあると踏ん切りがつき、組織を抜ける決意をする澪。
本格的に裏切る前に、まずは事前に買い取っていた安全な新たな住処へと繭を連れて行った。
勿論、誰からも怪しまれ、目を一切付けられていないことを確認した上で。
「これからはここで新しい人生を共に歩もうね、お姉ちゃん。でもその前に…私はこれから、最後のケリを付けに行く。
 ………大丈夫。必ず……ここへ戻ってくるから。だから……待っててね、お姉ちゃん。」
心配する繭を安心させるべく悲壮な覚悟を優しい笑顔で隠し通した澪は、再びあの腐った街へと戻っていく。これまでの過去を清算し、新たな人生を歩むために……。



――――――――――それが繭の見た、澪の最後の姿となった――――――――――


817 名前:318の続き(その2) 投稿日:2020/11/16(Mon) 22:40
「今までの恩を忘れたのか!? 幾らお前さんでも許さねえぞ、『ツーフェイス』!!」
「私はこんな組織にするためにずっと尽くしてきた訳ではない。今のアンタ達…かつて、アンタ達ですら忌み嫌ってた『A』の奴らと何ら大差ないよ!
 アンタ達をそこまで醜くさせたのは、私にも責任がある。虫の良い身勝手な言い分なのは百も承知…。だからこそ……ケリを付けさせてもらうから!」
「ふざけんなぁ!! もうテメエは仲間じゃねえ! 裏切り者だぁーーーーー!!」

かつて仲間だった者達との血で血を洗う殺し合いを、死に物狂いで生き抜こうとする澪。
どれだけ傷を負っても彼女を支える原動力は、「姉とまた会いたい。生きていきたい。」という想いのみ。
ただ己の私腹を肥し続けたいという者達の醜い我欲の念より、澪の切なる執念が勝ったのは、かれこれ数時間経った後だった。
喜ぶ暇なく戦後処理として、裏社会で学んだ理屈・力学を駆使して足が付かないよう、自分の出来得る最大限の証拠隠滅工作を施した。
後は誰にも追われないよう行方を眩まし、姉と再会してずっと平穏に暮らすのみ。

………自分は死後、地獄逝きなのは既に覚悟を決めている。組織の命令とはいえ、数えるのも飽きるほどには屍を築いてきた上、裏切る為に元仲間達も殺した。
今更血濡れの手を綺麗に出来ないことは分かり切っている。
――――――――それでも、そんな自分でも出来るのならば……現世にいる内は、姉と共に平穏に暮らしていきたい。姉と幸福に生きていきたい。
たった一つ、自分に許されることがあるならば――――――――――

夜明けの空は雲一つない晴天だった。それは、姉との暮らしとギャングとしての生き方の狭間で悩んでいた頃とは一転、
黒い靄がすべて晴れた今の自分の心境のようにも見えた。
ただ、あまり長く余韻に浸ってもいられない。やがて、パトカーのサイレンが聞こえて来るだろう。
その場から離れ、空港へと続く道を往く澪。上がったばかりの日差しは、今日ばかりは光輝いて見えた。

―――――――――さあ、もうすぐだ。もうすぐ、新たな人生を―――――――――







……………………一発の銃声と共に、衝撃が澪の身体を貫いた……………………


818 名前:318の続き(その3) 投稿日:2020/11/16(Mon) 22:41
「え……………?」

一瞬、何が起きたか分からなかった。次第に、腹の辺りが熱くなる。
手をやると、血が付いた。ああ………そうか。私は……撃たれたんだ。
振り返ると、煙を上げる銃口が見えた。ただ、追っ手にしては銃口の位置が低すぎる。
見えたのは大人ではなく、一人の少女だった。明らかに自分よりも年下の少女が、涙で潤んだ眼で睨んでいた。
初めて見た顔だったが、明らかに憎しみに歪んでいた。だが、歪んではいるが、顔立ちは何処かで見た覚えがあるような………

「おまえは………おまえは………あたしのお父さんを殺した!
 ゆるせない………ゆるせない………ぜったいに…………!!」

少女は、澪がお父さんを殺したと叫んだ。そして彼女の服の胸元の名前の○○○を見た時、澪は思い出した。

……以前、いつ頃だったかの敵対勢力との抗争に勝ち、息も絶え絶えな男に自分が止めを刺そうとした時に、
「何か言い残すことはある?」と珍しく最後の情けを掛けたことがあった。
その男は、目も合わせずに呟いた。

「〇〇〇………すまねえ…………もう……会えねえ………」

後腐れなく引導を渡してやり、これまで殺してきた者達の一人に加えただけに過ぎなかった名も知らぬ男だったが、
最期の言葉がずっと印象に残っていた。○○○とは、妻だったのだろうか。それとも、行きつけの店で知り合っただけの、行きずりの女だったのだろうか…。
それを知る機会もないと思い、やがては記憶の片隅にしまわれていたのだが、名前を見てようやく理解した。



―――――――――――そうか。この子は、あの男の――――――――――――


819 名前:318の続き(その4) 投稿日:2020/11/16(Mon) 22:42
全てに合点が行った澪は、無表情のまま少女に近づいた。口からは一筋の血が流れる。
そんな澪に少女は、怖くなって後ずさった。撃たれたのに何とも感じていないような様子に見えた。

―――何で、ちかづくの!? いたくないの!? こわくないの!?
何で、みっともないいのちごいをしないの!? そうしたら、もっとうってやろうと思ってたのに!!」

澪の尋常ではない様子に、少女は次第に憎しみよりも恐怖が勝ってきた。『この女は、人間じゃないのか!?』
憎き父親の仇を前にしながらも、澪と違い修羅場の経験などない少女は恐怖に竦み、忽ち拳銃を奪われた。

―――そんな……じゅうをうばわれた!! ころされる……いやだ……しにたくない………!!!
お父さん………お父さんのかたきをうてなくて………ごめんなさい……………!!!

観念した少女は、悔恨の想いに囚われたまま固く目を閉じる。
次の瞬間、銃声が響いた。 激しい痛みが少女を―――――――――貫かなかった。
「え………?」
恐る恐る目を開けると、目の前の女が、女自身に向けて銃を撃った姿が見えた。
即死ではなかったが、傷口が心臓に近いことから、助かるとは思えないのは幼い目でも分かった。
自分を殺さずに何故こんなことをするのか、恐怖と困惑の眼で少女は澪を見る。そんな少女に、澪は微笑んだ。

「あなたは………何も…悪く……ない……。こ…れは……私が……やった………こと…………。
 さあ…………早く……行きなさい………。
 いいね……………あなたは………人殺し……なん…て………しな……かった………」

澪の言葉でようやく我に返ったか、突き動かされるかのように少女は脱兎の如く駆けていた。
去り行く少女の後ろ姿を最後まで見届けた後、澪は仰向けに倒れた。

―――――それで良い。 あなたには私に復讐する資格がある。
でも、このままではあなたは人殺し。だから、こうすることで私が自殺しただけになる。
後はどう生きるかはあなた次第だけれど……私が言えた筋合いでは、ないかもしれないけれど……
……どうか、私と違って………真っ当に……生きて…………。

心の中で少女への願い事を済ませた澪は、妙に爽やかな気持ちで晴天を見上げる。
不思議と死への恐怖はない。寧ろ、これが当然なのだとすら思えた。

―――――やはり、どんな理由だろうと……ギャングに身を染め切った私が今更平穏無事に暮らすなど……虫の良過ぎる高望みだった。
これは紛れもなく、因果が巡り巡った罰だ…。ならば潔く、罰と共に地獄に落ちよう………。
…………お姉ちゃん………約束を守れなくて………ごめんね……………。
それだけが心残り………だけど……どうか…………私の後を追うなんてことは……しないでね…………。
どんなに辛くても……そんなことをした所で………お姉ちゃんと違って、私は地獄に逝くのだから……………
難しいかもしれないし………残酷なことを言うのかもしれないけれど…………
どうか…………こん……な…私の……こと………は………わす…れ…て………しあ……わ…せ…………に………………


………………………さようなら…………お姉ちゃん………………………



姉への最期の想いを空に向けて遺した澪。
その直後、一陣のそよ風が吹き通る。



風が吹き抜けた後……………そこには、澪の亡骸が残るのみであった………。

820 名前:318の続き(その5) すみません、これで最後です 投稿日:2020/11/16(Mon) 22:45
――――――――――――某所の某一室。
豪華さや派手さはないが、人並みの暮らしをするには十分な居住空間。
『食べるには困らないくらい蓄えはあるけど、派手な暮らしぶりだと怪しまれるからこんな感じの部屋を選んだよ、お姉ちゃん。
 それと口座は一纏めにせず分散させて、かつ名義も別々にすることで足が付かないようにもするから大丈夫。それから………』
細かいところまでは覚えていないけれど、色々と便宜を図ってくれた末にここに連れてきてくれた澪の心遣いに、改めて感謝する繭。
………ただ、どれだけ住み心地が良くても、肝心の澪がいないのでは………。
部屋の中でただ一人、澪の帰りを今か今かと待つ繭。
……その時、窓の方からそよ風が吹き込んできた。

「澪……………?」

風に揺られて波打つカーテン越しに、澪の輪郭が見えた気がした。
そして……何かが聴こえたような気がした。

「澪!!」

脚の後遺症など気にも留めず即座に窓に向かい、カーテンをどけてベランダに出る繭。
だが………澪は、いなかった。

「澪………?」

気のせいだったのだろうか……。それとも、幻覚だったのだろうか……。
ベランダで呆然としていると、一頭の蝶が舞っているのが見えた。

「蝶………こんな時間に………?」
 
 …………………澪…………………………」

蝶はしばらく舞った後、西の空に向けて飛び去って行った。
まるで別れを惜しむかのように羽ばたいていく蝶を、繭はただ見送るしかなかった――――――。



…………以上、滅茶苦茶長くなって恐縮だが、『ツーフェイスのミオ』の辿る結末を想像して描いてみた。

821 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/17(Tue) 18:07
タカラトミーが澪のリカちゃん人形を作ったらどうやって遊ぶ?

822 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/17(Tue) 22:07
>>816-820
澪「まさか、続編があるなんて思わなかった…。熱量も前回の倍以上だし…。」
繭「続編は嬉しいけど、でも…でも…澪は…死んじゃった…。」
澪「うん…。あれだけの悪行三昧してきたんだもの…。この結末はある意味当然なのかも知れないね…。」
繭「…。澪、澪は死なない…よね?」
澪「当然じゃない! 私はお姉ちゃんを置いてどこにも行かないよ! この話を聞いて、不安になっちゃったの?」
繭「うん…。澪、この際『不死身の澪』としてデビューするのはどう…?」
澪「する訳ないでしょ!」

>>816
・澪が生涯飢えて死ぬことはまず無いほどに私財を築いたについて
繭「さすが澪…。金の亡者もここまで来ると、ちょっと引いちゃうな…。きっとマネーロンダリングもしたんだよね…。」
澪「お姉ちゃん! 誰も言ってないことを憶測で勝手に付け足さないで!」

繭「澪、そのお金を私が使ってもいいのかな…?」
澪「いいんじゃない? だって、お姉ちゃんと私が使うためのお金なんだから。」
繭「私達二人だけのために、多くの罪のない人は犠牲になったんだよね…。これは…その上で手に入れたお金…。」
澪(なんか…私が凄く悪いことした気分になる…)

・繭の見た、澪の最後の姿となったことについて
繭「澪、約束破ったね…。信じてたのに…。澪との新生活を夢見てたのに…。どうして…?」
澪「お姉ちゃん、大丈夫…? この話は私とお姉ちゃんを元にしてるけど、架空の話なんだからね?」
繭「うん…。分かってる…。でも、他人事とは思えなくて…。」

>>817
・澪の最後の戦いについて
繭「なぜ戦いに行くの? 二人だけの家を築いたなら、そこでこっそり暮らせばハッピーエンドで終わるのに…。」
澪「黙って隠れ住んでたらいつかは居場所がバレて、私はともかくお姉ちゃんに危険が及ぶかもしれない…と思ったんじゃない?」
繭「その時はその時だよ…。でも、それまでは二人だけの生活が出来るんだよ? 私はそれでいいと思うけど…。
  澪、本当は戦闘狂なんじゃないの…?」
澪「そんな訳ないでしょ!」

・澪の「姉とまた会いたい。生きていきたい。」という想いについて
澪「ほらお姉ちゃん! こんなこと考えている私が戦闘狂な訳じゃない!」
繭「ごめん…。澪はこんなにも私のことを想っててくれたんだね…。私も澪とまた会いたい…。生きていきたいよ…。」
澪「お姉ちゃん…? 私はここにいるんだけど…?」

>>818
・澪が女の子に銃で撃たれたことについて
繭「澪、このことから学ぶことは…?」
澪「えっ! え〜と…悪いことはするものじゃない…ってことかな…?」
繭「違うよ…。口封じは、家族まとめて口封じしないと意味ないってこと…。」
澪「いや…さすがにこの話の私でも、女の子を口封じするのは忍びなかったんじゃない?」
繭「その遠慮が悲劇を生んでしまったの…。澪、私は一人きりでどうすればいいの…?」
澪「…。」

823 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/17(Tue) 22:10
>>819
・澪が自殺したことについて
繭「女の子が澪を銃で撃ったことは、澪が銃を撃って自殺することによって『なかったこと』になる…。そういうこと?」
澪「うん。とっさの判断だろうけど、よく思い付いたよね。」
繭「ギャングなのに、初めて会った女の子なのに優しい…。どうして?」
澪「やっぱり、お父さんを死なせてしまって申し訳ないという思いが強かったんじゃないかな?」
繭「でも、たとえ澪が自殺しても…その女の子が普通には生きられないと思う…。
  自分が撃った憎しみの相手が、自分の起こした殺人をなかったことにするために
  目の前で自殺するなんて…一生もののトラウマだと思う…。こんなこと忘れられないよ…。」
澪「そうだけど…あの時あの場面では、それしか出来なかったんだよね…。どこで道を誤ったのかな…。」

繭「澪は死んだ…。私との約束を破った…。許さない…。絶対に許さない…。」
澪「お姉ちゃん、私と話の中の私、区別出来てる…よね?」
繭「出来てるよ…。でも言霊って言葉があるように、口にしたら本当にそうなるかも知れない…。
  だから私は許さない! 絶対に許さない!!」
澪「お姉ちゃん…。」

>>820
・繭の元に舞い降りた蝶について
繭「紅い蝶…。」
澪「えっ? お姉ちゃん、色なんて言ってなかったけど…。」
繭「分かってる…。でも、そんな気がするの…。そして、あの蝶は澪…。きっと、私に謝りに来てくれたんだよね…。
  約束破ってごめんなさいって…。それに地獄に行く前に、私に会いに来たんだよね…。」
澪「お姉ちゃん、私が地獄行きは納得してるんだ…。」

繭「うん…。澪は私を守るために悪魔になったからね…。仕方ないよね…。閻魔大王様…。
  澪を悪魔にしたのは私のせい…。だから私も地獄に送って欲しいな…。そうしたら、永遠に澪とずっと一緒に…。」
澪「ちょっとお姉ちゃん! 私の後を追う気! 私が何のためにお姉ちゃんを守ってきたか分かってるの!?」
繭「そんなの…ただの澪のエゴだよ…。私は澪のいない世界に生きて、何をすればいいって言うの…?」
澪「それは…ほら、生きていれば楽しいことがいっぱいあるよ! ね?」
繭「澪は…強いね…。」
澪「お姉ちゃん…?」

>>821
澪「私の人形? 私が私の人形で遊ぶって変だと思うし、これはお姉ちゃんが答えるべき質問だよね。」
繭「うん…。私はまず澪を可愛く着飾ろうと、真っ先にそういう遊びが思い付くよ…。
  お化粧したり、髪をとかしてあげたり、お着替えをさせてみたり…。」
澪(お姉ちゃんの意のままに操られるかと思うと…でもこれはただの人形遊びなんだから気にすることないよね…)

繭「お着替えはドレスがいいかな…。学校の制服もいいな…。メイド服もいいな…。ナース服もいいな…。
  つまり、色々な澪を堪能したい…。後、澪を王子様にして、一足先にお姫様気分になるのもいいな…。」
澪「お姉ちゃん、王子様の服なんてないと思うけど…。」
繭「私が作れば理論上は可能だよ…。後、また遊びを思い付いたけど、この遊びは言えない…。」
澪「…? お姉ちゃん、どうして言えないの?」
繭「理由も言えない…。たとえ、澪と二人っきりでも…。これは墓場まで持って行くって決めたから…。」
澪「そんなに重い話なの…? じゃあ、私は聞かないけど…。」

824 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/18(Wed) 01:56
>澪「そんなに重い話なの…? じゃあ、私は聞かないけど…。」
いや、多分エロいことに使う気だ!(迷推理)

825 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/18(Wed) 17:49
み お
美 男


826 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/18(Wed) 19:56
正確には人形ではないが、眞紅の蝶の「凍蝶エンディング」では
澪の生首に繭は化粧を施したり、恐らく髪も梳かしたりと、似たようなことをしていたな。

827 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/18(Wed) 20:50
繭ちゃん人形があったらとりあえずお尻叩くの?

828 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/18(Wed) 21:46
>>824
澪「…。お姉ちゃん、そうなの?」
繭「澪、違うよ…。違うんだけど言えないの…。決して…いかがわしい遊びじゃないよ…。」
澪「でも、そうやってお姉ちゃんがはっきり言わないから、憶測が飛び交うんだよ。」
繭「…。じゃあ澪、絶対笑わないって約束してくれる?」
澪「うん! 約束する!」
繭「実は…その遊びは人形相手の『おままごと』なの…。私の年齢だと、ちょっと恥ずかしいよね…。」
澪「ううん! そんなことない! お姉ちゃんらしくて、可愛い遊びだと思うよ!」
繭「澪…。」

>>825
繭「澪専門家の新たな研究論文が発表されたよ…。」
澪「何それ…? 聞いたことのない専門家なんだけど…。お姉ちゃん、それが何かあったの?」
繭「澪、自分のことなのに興味ないの?」
澪「わ、私のこと!? どういうことなの…。」
繭「とりあえず、見た方が早いね…。澪、見て…。」

澪「えっ!? 『澪の本当の名前は美男だった』!? 何言ってるのこれ…。」
繭「私は腑に落ちたよ…。私は常々思ってたの…。澪は美しく可愛い女の子なのに、何でそんなにたくましいの?…って…。
  それは過去に『男』という字を授かったから…。でも、女の子だから『澪』になった…そういうことなんだよね…。」
澪「お姉ちゃんの言ってることの意味が、全然分からないんだけど…。これは私だけ…?」
繭「澪は、衝撃的な事実に困惑しているだけ…。時が解決してくれるよ…。」
澪「いや…そういう問題じゃ…。」

>>826
澪「えっ…。私の生首をお姉ちゃんが…怖い…。この時の私は…お姉ちゃんの人形なんだね…。」
繭「澪、これは数ある未来の内、たった一つの結末だよ…。」
澪「正直、一つだけでも怖いんだけど…。」
繭「澪、この結末に至る確率は…天文学的確率だよ…。つまり全く気にしなくていいの…。」
澪「お姉ちゃん! 私は信じてたよ! そうだよね! そんなことある訳ないよね!」

>>827
澪「何でそうなるの!?」
繭「澪のお尻叩きは趣味なんだよね…。」
澪「ほら、そうやってお姉ちゃんも827さんに乗っからないの!」
繭「でも、最近はお尻叩きを我慢してるよね…。澪、私の人形のお尻叩いていいよ…。
  大丈夫…。私の人形は、私の身代わりとして責務を果たし、澪は快感を覚える…。いいことしかないよね…。」
澪「お姉ちゃん、快感なんて全然ないから!」

829 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/19(Thu) 18:03
澪は地球の霊を全滅し終わったら次は宇宙霊を倒しに行くの?

830 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/19(Thu) 21:36
>>829
澪「何を言ってるの。私は日本から全然出たことないのに、地球の霊の全滅なんて出来る訳ないよ。」
繭「澪、気付いていなかったんだ…。」
澪「…? 何のこと?」
繭「澪は射影機を持っているから、世界中の怨霊達に危険視されてるの…。『澪を殺せ〜!』って…。
  でも、澪はそんな怨霊達を返り討ちしてしまう…。つまり、もう澪は地球の霊は全滅させてるの…。」
澪「日本だけで危険視されてるならともかく、世界中だなんて…そんなことある?
  それに私は怨霊達をたくさん除霊したけど、世界中の怨霊達を全滅させたなんて思えないないよ。」

繭「澪が怨霊の気持ちを分かってないんだよね…。」
澪「怨霊の気持ち…?」
繭「うん…。澪に除霊をされる時、怨霊は『うわぁぁぁ!』って叫ぶことが多いよね?
  怨霊にとっては、とっても痛かったと思う…。だからもう痛い目に遭いたくないから、自ら隠世に帰って行ったの…。
  それに怨霊界では澪は悪霊ハンターで有名だから、襲っても勝ち目は薄いから尚更だよね…。」
澪「本当にそうなのかな…。でもお姉ちゃん、宇宙霊なんて存在すると思う?」
繭「怨霊は無限じゃない…いずれ枯渇する…。そうすれば撮影ポイントに貪欲な澪は、宇宙空間にも手を伸ばすはず…。」
澪「お姉ちゃん…そういうことを聞いてるんじゃないんだけど…。」(どうしていつもこうなっちゃうかなぁ…)

831 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/19(Thu) 22:05
文字化けにつき修正

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832 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/19(Thu) 22:14
649でも言われたような、足の怪我の後遺症など負っていない、頭も運動神経も外面も良いという、天から何物も与えられた天才だが、
その本性は傲岸不遜で唯我独尊、自分以外の人間(妹含め)は下等と見做している、所謂性格は極悪の天才美少女の天倉繭や、
そんな姉が常に周囲からチヤホヤされ、常に自分は姉の影に追い遣られる立場になっているのが気に食わず、しかもかつて恋人を略奪された挙句、
自分の愛した恋人と、まるで飽きた玩具をゴミ箱に捨てるかの如くあっさり別れたという過去もあって、いつか恨みを晴らしてやると息巻いている、
所謂"姉憎し"の天倉澪に出会い、こんなことを言われたとしたらそれぞれに対してどう返答しますか?

性格極悪の天才美少女の天倉繭
「うっわ…。 別次元とはいえ、脚を引きずった挙句澪ごときに依存しきって甘えてる"私"とか、ホントあり得ない。
 よく生きてられるよね? 恥とかプライドとか無いの?
 あんたが自覚してるか自覚してないかは別にして、はっきり言ってお荷物になってるってこと、分かってる?
 私はこうはならなくて、本ッ当良かったわ。あんたの陰気な顔つきからして、私のように神様から色々と与えられてもいなさそうだし。
 まあ、そんな惨めな生き方に本気で満足しているのなら、これほど安上がりな在り方ってないよね。
 でも、羨ましいだなんてこれっぽちも思わない。私はあんたなんかの何倍も、遥か高みを目指して人生を満喫するから。
 あんたはそうやって、そっちの澪にベチャベチャとガムのようにひっついていつまでも生きているといいよ。」

姉憎しの天倉澪
「ふん………お気楽そうで羨ましいね。そっちの私。
 尤も、入れ替わりたいだなんて間違っても思わないけど。たとえ別次元でも、あんな女と同じ顔と仲睦まじく暮らすとか、
 おぞましくて吐き気がするよ。ゴキブリの方がまだ遥かにマシ。
 安っぽい同情なんて結構。一銭の価値もないし、そんなもの有り難がる時点で惨めになるだけだから。
 今更嘆いたって誰も助けたりしてくれないのは、とっくの昔に分かっているから。私自身の手で、必ずケリをつけてみせる。
 あいつを消さない限り………私の本当の人生は、いつまで経っても始まらないんだから。
 いつか………いつか………絶対に殺してやるんだから………!」

833 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/20(Fri) 17:46
澪は繭のお尻のどこが好きなの?
大きさ?形?弾力?におい?

……それとも嫌いなの?

834 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/20(Fri) 19:16
ふむ、娘よ・・・悩みとは何だ?
「お父さんが強過ぎて体育だと手を抜くからストレス」・・・。

・・・村の再興の為とは言え、鍛え上げたからな(達人の子はそれなりの確率で達人になる)

835 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/20(Fri) 21:15
>>832
繭「澪、新しい看板がある…。内容が怖い…。」
澪「どれどれ…。えっ!? 怨霊・悪霊大募集だって!? 15歳の女の子を襲うって、絶対私達のことじゃない!」
繭「澪、どうしよう…?」
澪「お姉ちゃん、心配しないで。そんな時のために、万葉丸、鏡石、フィルムを大量に確保してるの。
  今なら、どんな怨霊でも負ける気がしないよ。」
繭「澪、相変わらず頼もしいな…。」

澪「それより、正社員って…怨霊になっても社員とかある訳?」
繭「未経験歓迎? 人を襲う経験がなくても歓迎…って意味かな?」
澪「多分…。」
繭「簡単なお仕事って書いてあるけど、一番大事なこと書いてないよね…。
  備考に、なお除霊される危険があります…って…。」
澪「お姉ちゃん、そんなこと書いてあったら、募集しても怨霊来ないよ?」
繭「そっか…。なんてブラック企業…。」

>>833 性格極悪の天才美少女の天倉繭に返答
【天倉 繭】
脚を引きずっていることは本当のことだから何も言えない…。
でも、不思議と恥ずかしさはないよ…。澪は全てを分かってるからかな…。
澪は全てを受け入れてくれる…。だから私はまだ生きよう…まだ頑張ろうって思えるんだ…。変…かな?

私は惨めだと思ってないし、現状で満足してるよ…。
普通が一番だと思う…。出る杭は打たれるから…。でも、澪は凄いよね…。あんなに出てるのに…。
うん…。澪に「駄目!」って言われるまではベタベタする…。それが私の幸せだから…。

姉憎しの天倉澪に返答
【天倉 澪】
私、そんなにお気楽? まぁ、お姉ちゃんと何のいさかいなく過ごせてるからそう見えるのかな。
私のお姉ちゃんは、仕草も性格も可愛いよ。間違っても、××××の方がマシってことは絶対ないから!
…。今思ったんだけど、あなたは私と違い、「お姉ちゃん」と呼ばないよね…。
それだけで仲が悪いことは汲み取るように分かる…。

最後に「姉妹仲良くね!」とは決して言えないけど、殺し合いの結末は嫌だからね!
(もうそんなの…皆神村だけで…十分なんだから…)

>>834
澪「何で好きと嫌いの二択なの?」
繭「きっと…澪が私のお尻を叩く訳は『好きで魅力的だから叩く』、『嫌いで目障りだから叩く』ということだよ…。
  興味ないんだったら、叩かないよね…。無関心なんだから…。」
澪「なるほど、そういうことなんだね…。」
繭「澪、まさか…『そこにお尻があるから叩く』っていうサイコパス…じゃないよね?」
澪「お姉ちゃん、そんな訳ないでしょ!」

繭「じゃあ…好き?嫌い?どっちなの?」
澪(どっちがいいのかな…嫌いだから叩くじゃ…お姉ちゃんが可哀想だよね…だったら…)
繭「澪?」
澪「好き…だよ…。」
繭「澪…。834さんが言ってるけど、私のお尻のどこが好きなの? 大きさ?形?弾力?におい?」
澪「それは言えない!」
繭「澪、何で?」
澪「何でもかんでも、駄目なものは駄目なの!(ここは…あえて具体的に言わない方がいいよね…)」

>>835
繭「あの子、悩んでるみたい…。強すぎるのも大変なんだね…。」
澪「うん。あの子の才能もさることながら、あの子のお父さんの強さも凄まじいからね。」
繭「澪、あの子にアドバイスしてあげたら?」
澪「何を?」
繭「学校で手加減してもストレスをためないようにするには、どうすればいいかって…。澪ならいつもやってるでしょ?」
澪「えっ…。お姉ちゃん、私はいつも本気でやってるけど?」
繭「あの子、ごめんね…。澪はあの子の悩みを聞いてあげる気はないみたい…。
  澪の対応は、私以外は冷たいことが多い人だから…。私はお父さんが解決できるように祈ってるからね…。」
澪「ちょっとお姉ちゃん! お姉ちゃんってば!(何でそういう結末になっちゃうの…)」

836 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/20(Fri) 23:25
   ┌──―─┐
   || ̄ ̄ ̄ ̄.||
   ||        .||
  ∧ ∧ ∧ ∧ .||
..<  ∩`ш´∩||
  ノ  ノ  丶 .ノ.||
  (  ノ ̄ ̄ ̄ ̄|
  ∪∪       . |

837 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/21(Sat) 11:51
寝起き澪「あっ!!鏡の中に超美少女が!!

     …と思ったら私だった!てへぺろ」

838 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/21(Sat) 15:46
『お姉ちゃんなんて………大っ嫌いっ!!!』

『澪なんて……澪なんて…………大嫌い…………!
 うぅぅ……………(嗚咽)』

もしそれぞれが、相手の部屋のドア越しにこんな声を聞いてしまった場合はどうする?

839 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/21(Sat) 21:23
澪「えっ…。昨日のお返事、番号がずれてる…。」
繭「大丈夫…。番号を−1ずつすればいいだけだから、みんなにも分かりやすいと思うよ…。」
澪「うん…。そうだよね…。」

>>836
繭「澪、あっちに屋台みたいなものがあるよ…。」
澪「本当だね。何が出し物してるのかな?」
繭「私、気になる…。澪、行ってみようよ…。」
澪「お姉ちゃん、待って! 何か揉めてるみたい。私達は騒動に巻き込まれたくないでしょ? 行かない方がいいよ。」
繭「うん…。分かった…。澪は相変わらず慎重だね…。」
澪「当たり前じゃない! お姉ちゃんを守るのは私の役目だから!」
繭「澪…。」

>>837
澪のこの台詞は、今朝のものだった…。

【回想】
繭「澪…。」
澪「…!! お、お姉ちゃん、今日は早いね。いつもは私が起こさなきゃ起きないのに。」
繭「澪、鏡の中に人は入れないよ…。」
澪「お姉ちゃん…き、聞いてたの…?」
繭「うん…。澪の言う通り、澪は超美少女だよ…。」
澪「あれは…その…違うの! ほら、寝起きだから半分寝言みたいなもので、本気じゃない! 冗談なの!」
繭「澪のてへぺろ可愛かったよ…。もう一回やってくれない?」
澪「そんな恥ずかしいこと出来る訳ないでしょ! そんなことよりお姉ちゃん、支度するよ!」
繭「あっ! 澪、待って! 話を途中で終わらせるなんてずるい!」

>>838
【天倉 繭】
間違いなく、家に引きこもると思う…。学校にも行かない…。ここにも来なくなる…。
そして、私の何が悪かったかな? 大っ嫌いな私を澪は許してくれるかな?…と、布団の中で考えを巡らせて…。
澪は…私のこの現状を心配してくれるかな? 声…かけてくれるかな?
でも、やっぱり澪は…私のことを大っ嫌いだから、私のことなんてどうでもいいよね…。はぁ…。

【天倉 澪】
う〜ん…。まずは聞いた翌日に、大嫌いな理由を聞いてみようかな。
お姉ちゃん、私のどこが嫌い? お姉ちゃんが言ってくれたら、私もその嫌いな部分を直すから。
だから、また一緒にいようよ? ねっ?…と、こんな感じで…。
ただ、どうしても私とお姉ちゃんが合わないとなれば、少し距離を置こうと思う。

840 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/22(Sun) 18:57
澪は毎朝まず鏡を見て自分の美貌に酔いしれてから繭を起こしているの?

841 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/22(Sun) 19:05
  彡⌒ ミ
 (・ω・´ )
  (つ   ⊃
   ヾ(⌒ノ
 ○  ` J

842 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/22(Sun) 21:09
>>840
澪「毎朝なんて、そんな訳ないでしょ!」
繭「澪、じゃあどれくらいの頻度なの? 二日に一回? 三日に一回? 四日に一回?」
澪「お姉ちゃん、昨日が初めてだから!」
繭「澪、昨日が初めてなんて、誰も信じないよ…。私も信じてない…。」
澪「な、何で?」
繭「澪が鏡に向かって話してるのを私が初めて見た日と、澪が初めて鏡に向かって話してる日が同じなんてないもん…。」
澪「そうは言っても、確率が零じゃない限り何でも起こり得るよ!」
繭「澪のその諦めない精神、ヒーローみたいでかっこいい…。」
澪「そ、そう…?(よく分からないけど…お姉ちゃんが納得してくれたみたいで良かった…)」

繭「ナルシストな澪、今後も遠慮なく続けていいからね…。」
澪「いや、私が続けないから!」
繭「そうなんだ…。あくまで、隠れナルシストな澪の路線で行くんだね…。」
澪「路線って…。」

>>841
繭「澪、ここでサッカーしてる人いるみたいだね…。」
澪「うん。でも、相手もいないからサッカーというか玉蹴りだけどね。」
繭「そんなこと言ったらゴールポストもないよ…。」

澪「お姉ちゃん、ボールが飛んで来ることもあるかも知れないから注意してね。」
繭「うん…。澪もボールが飛んで来たら、持ってる木刀で打ち返してね…。」
澪「お姉ちゃん、何で! 私は普通に避けるよ!」

843 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/22(Sun) 22:06
うるさいガキを踏みつけちゃだめだよ澪

844 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/23(Mon) 19:03
この村でミスコンテストを開催します

845 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/23(Mon) 19:17
『お姉ちゃん………好き……大ー好き!!!

 えへ、えへへへへ……………♪』

『澪………澪………大好き………大好きだよ…………

 ハァ………ハァ………ハァ………………』

838の逆バージョンで、もしそれぞれが、相手の部屋のドア越しにこんな声を聞いてしまった場合はどうする?

846 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/23(Mon) 21:09
>>843
繭「澪、そうだよ…。うるさいからって子供だからって、何してもいいって訳じゃないんだから…。
  私はたくましい澪は好きだけど、暴力には反対だよ…。」
澪「お姉ちゃん、私、そんなことしてない!」
繭「843さんの証言があるんだよ…。澪、それでも言い逃れするの?」
澪「そんな…。」

繭「罰として、明日から澪にはスカートやワンピースなどを履いてもらう…。」
澪「お姉ちゃん、それだけでいいの?」
繭「うん…。それを履けば、澪は踏みつけることが出来なくなるはず…。
  そして、私は澪の新しいファッションが見られる…。まさに一石二鳥なの…。」
澪「そ、そうだね…。」

>>844
澪「えっ…。この人数で成り立つの?」
繭「澪と私とあの子…三人?」
澪「そう。コンテストなんて出来ないよね。」
繭「飛び入り参加の人がいっぱい居るのかも…?」
澪「地図に載ってないのに飛び入り参加なんてあるの?」
繭「ないかも…。じゃあ、全国各地の怨霊を集めて、怨霊のコンテストに参加すれば盛り上がる…?」

澪「怨霊…。お姉ちゃん、平気なの?」
繭「平気じゃないけど、澪が守ってくれるから…。」
澪「お姉ちゃんを守りながらコンテスト参加…。(私の負担が凄そう…)」
繭「澪、コンテスト参加の怨霊を除霊したら駄目だからね…。さすがに反則だよ…。」
澪「心配しなくても絶対しないから!」

>>845
【天倉 繭】
どうしようかな…。…私達二人は、相思相愛ってことだよね? 何しても許される…かも?
でも、すぐ部屋に突撃は出来ない…。だって、心の準備が整ってないから…。
明日は私、どんな顔して澪に「おはよう」って言えばいいのかな…。私、変な顔にならないかな…。
うん…。しばらくは…澪の部屋の前で聞いたことは、私の胸の中に閉まっておこうと思う…。

【天倉 澪】
それはちょっと怖いね…。お姉ちゃんの息が荒いのは、変な意味ではないことを祈ってる…。
まぁ、私達二人の仲がいいこと分かったから、私は安心したよ。
そして、私は何事もなかったかのように振る舞う。これで無事解決! 駄目かなぁ…。

847 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/23(Mon) 22:26
寝る!!

848 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/23(Mon) 22:37
従者の霊
「・・・御館様・・・何処におられますか・・・・・・
 ・・・御館様・・・ああああ・・・(次第に怨霊と化した)
 貴様か!! 御館様の大事なお宝ものを盗んだものはははは!!!」
(突然、襲いかかる)

849 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/24(Tue) 03:20
映画版見て引っ掛かってたが学園長て
何で後追い自殺しないの?
学園長のせいで犠牲者続出したんじゃん

850 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/11/24(Tue) 19:19
ジョー・バイデン次期大統領に死者からの投票があったらしいけど
これは澪を憎む怨霊がバイデン側についたということではなかろうか?

851 名前:天倉 澪/天倉 繭 ◆DCL4aAEA 投稿日:2020/11/24(Tue) 21:06
繭「今日から澪の衣装は、私から借りた緋色のワンピースだよ…。」
澪「そうだけど、いつまでこの衣装で来なきゃ駄目なの?」
繭「うん…。実は1000までなの…。澪、本当に似合ってるよね…。私より似合ってるんじゃない?」
澪「お姉ちゃん、そんなことないって。」
繭「ミスコンテストの優勝は、澪に決定だね…。」
澪「まぁ…本当にあるかどうか、分からないけど…。」

繭「澪、これからは人を踏んづけちゃ駄目だよ…。女の子としてあるまじき行為だからね…。」
澪「うん。分かってる。(そこは…人としてあるまじき行為じゃないの…?)」

>>847
澪「…。おやすみなさい。」
繭「もしかして、私達に言ってからじゃないと寝ちゃ駄目って思ってる?」
澪「847さん、そんなことないからね。眠い時に自由に寝ていいんだから。」

>>848
澪は怨霊の不意打ちを受け、身体をつかまれてしまう。
それを払いのけて、怨霊に強化レンズ『滅』の攻撃! 怨霊は除霊された…。

繭「澪、大丈夫…?」
澪「うん…。平気…。」
繭「万葉丸、用意する?」
澪「そうだね…。お姉ちゃん、ありがとう…。」

澪は万葉丸を使った。澪の体力が回復した。

繭「澪、いつの間にお宝盗んでたりして…。金の亡者もほどほどにしないと、いつか痛い目に遭うよ…。」
澪「私は何も盗んでいないから! あの怨霊に濡れ衣を着せられただけ!」
繭「そうなの…?」
澪「そうなの!」

>>849
澪「そうなんだけど、だからと言って後追いするというのはどうなんだろう…。」
繭「澪、あの後学園長は、きっと日上山に行ったんだよ…。」
澪「お姉ちゃん、どうして?」
繭「学校で自殺したら学校に迷惑がかかるよね…? でも、日上山だったら土に帰るから…。」
澪「学校に迷惑とか、そんなことを考える人には見えなかったけど…。」

>>850
繭「アメリカは、死者でも選挙権があるんだね…。日本よりも進んでるかも…。」
澪「それを進んでるって言うのは、どうなんだろう? 真相は分かっていないのに…。」

繭「澪を憎む怨霊がバイデンに…。やっぱり澪とトランプは裏で繋がってたんだね…。」
澪「お姉ちゃん! 何でそうなるの!?」
繭「バイデン政権は、怨霊に支持されてるんだから、怨霊に優しい政権になるのかな…?」
澪「ならなくても、怨霊が選んだんだから仕方ないよね。(死者が投票したという話が本当だったらね…)」

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