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【星のカービィデデデでプププなものがたり】復活の「D」

1 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/09(Fri) 14:24

ナレーション「2021年4月9日、遂にあいつが帰って来た!」

大王「待たせたなお前ら!天上天下唯我独尊!デデデ大王、満を持して今日復活だデ!!」
カービィ「誰も待ってないと思うけど」
大王「やっぱりここにはおれさまがいないとな、全く盛り上がらんだろう」
カービィ「いてもいなくても変わらないと思うけど」
大王「そんなわけで!今日からスレッド活動を再開するデ!
  おれさまは15年前からずっと続けてる大ベテランだからな、あえて名乗る必要はないだろう 皆もうご存知だと思うしな」
カービィ「知らない人のほうが多いと思うペポ」
大王「知らないなら教えてやるデ おれさまの事は…そうだな……伝説のキャラハン、気軽にレジェンドとでも呼んでくれ!
  見よ!初代スレ主としての貫禄を!若い奴らとは違う、年季の違いってヤツを見せてやるデ!!」
カービィ「そんなに貫禄出てないと思うペポ」
大王「さっきからうるさいデ!こいつはカービィ、おれさまの家来だ!他にも手下がいるから、また後で紹介してやるデ!」
カービィ「家来じゃないペポ」
大王「っつーわけで、ルールの説明だデ!おれさまのスレに書き込みをするんだからな、ルールは守ってもらわないとな!
  ルールは以下の通りだ 書き込む前にちゃんと読んでおけよ」


・荒らし禁止!中傷・煽りお断り!清く正しく親切に人と接する思いやりの心を忘れずにな!

・クロストーク禁止!何かあったら他を介してではなく直接おれさまに聞いてくれよな!

・今回からはもう新しいキャラハンの募集はしないデ!募集しても来ないだろうしさ、それにおれさまゆっくり気楽にやりたいんだ、悪いな

・俗に下ネタと呼ばれる類の話は禁止!ギャグだろうが何だろうが下ネタを使うのは三流のやる事だからな


大王「…とまあこんな所だな!」
カービィ「このルールは大王も守るんだよね?」
大王「勿論だデ!ルールを作ったおれさまだってその例外じゃないデ!作った本人が守れなきゃ示しがつかないだろ
  それにおれさまは、自分が出来ない事は他人に押し付けないって決めているんだデ!」
カービィ「ふーん」
大王「なんだその疑いの目は!?まあ良い!挨拶はこのぐらいにして、さっさと始めるデ!
  おれさまの事をもっと知りたかったら、後で過去のスレのURLくらいは貼っておいてやるデ!時間があったらチェックしてくれよ!」
カービィ「黒歴史がいっぱいペポ」
大王「黒歴史ちゃうわ!輝かしい歴史と言え!じゃあ一旦ここまで!またな!!」


853 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/11(Sat) 14:04
岸田総理など国民を苦しめながら自分の年収上げてる奴らプププランドに送ってやりたいな
その場合、制裁に最初に動くのはドロッチェ団だろう
次点でシノ達裏方、そのあとにアドレーヌやカービィといった表の番長が動きそう
裏方が動いた辺りでアドカビの出番は無くなりそうでもあるが…w

854 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/14(Tue) 17:37
カービィ「デデシノならぬ影シノペポか…」

と、思ったカービィは今いるメンバーと共に全銀河を脅かす脅威と
戦うべく向こうの世界へと帰還しました。

855 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/16(Thu) 14:33
実はジュエル推しだったので出番が沢山あるのはうれちい
コレからもこのスレの主人公として頑張ってください!

856 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/16(Thu) 20:16
大王ってよくカービィとタイマン張るけどさぁ、アドレーヌとタイマン張りたいって思うことある?

857 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/11/17(Fri) 19:30

大王「誰だか知らんが、スレをトップに戻してくれるのは有難いんだが、
  そんなに頻繁じゃなくても良いからな
  別に1か月に1回の頻度とかで良いんだデ
  このままだと後もう少しで100番台に落ちそうだな……とか、そんぐらいの時で大丈夫だからな」
ジュエル「世の中には「絶対に押すなよ」という言葉は「押せ」の合図であるという暗黙の了解がある
  それと同じで「上げるな」とは「上げてくれ」という意味であると思われているのではないのか?」
大王「ダチョウ倶楽部じゃないんだデ とにかくな、人の目に付きやすい場所だとそれはそれでやりにくいんだデ
  スローペースでやって行きたいし、こう見えて目立つのはあまり得意じゃなくてな、というわけだから協力お願いするデ」
シノ「書き込み数が少ないのはそれはそれで活動に支障が出ますが……」
大王「そうなんだよなあ……書き込み数が増えても嫌だし減っても嫌だし、今の状態が気楽にやれて良いんだデ」
影さん「私はもっと増えても良いと思っていますけどね ですが方針を決めるのはデデデさんですので、私はそれを尊重するだけです」
大王「優しすぎるのが逆に怖いデ……こういう時、チービィだったら辛辣な言葉を投げて来るのにな……
  でも、このスレを見ている人の中に老害だとか辞めちまえだとか思っている人いるんじゃないかな?」
シノ「それは大丈夫だと思いますよ……そもそも関心の無いスレッドなら見ないと思いますし」
大王「万人に好かれるスレッドじゃない事は百も承知だが、興味が無いって言われたら傷つくデ……」
ジュエル「うだうだ言っていても始まらんじゃろう!!そんなにネガティブでは来る者も来なくなってしまうわ!!
  さっさと始めるぞ!!!!」
シノ「こういう時にジュエルさんがいてくれると頼もしいですね 始めますよ陛下!」

>>852

影さん「唐揚げにメロンソーダ?ファミレスとやらにはそういうのもあるんですね
  それでは今度、それを頂いてみましょう 唐揚げにメロンソーダ、楽しみですね」
シノ「食べ過ぎるのは駄目ですからね」
ジュエル「フン!!ファミレスならばエスカルゴのオーブン焼きじゃろう!!それを肴にワインを呑むのじゃ!!
  儂のお薦め故やってみるが良い!!ただし酒は20歳になってからじゃ!!」
大王「ドリンクバーで違う種類のジュースを混ぜて新しいジュースを作るのって面白いよな!」
シノ「子供ですか陛下……」
大王「皆一度はやった事あるだろ!?ないのか!?」

>>854

大王「お前>>830の時のカービィか?…っておい!
  変な台詞残してすぐ消えやがって……何がしたいんだデ」
影さん「気になる言葉が出て来ましたね……デデシノ、影シノとは一体……?
  何かを意味する暗号でしょうか……?全くの謎です」
シノ「か…影さん……!それは別に解読の必要はありませんからね!」
ジュエル「この流れからジュエシノというのはないのか?」
シノ「ありません」
ジュエル「つれないのう……」


858 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/11/17(Fri) 19:30

>>855

ジュエル「貴様、中々どうして見所があるではないか!!気に入ったぞ!!
  これからも儂を讃え、儂を盛り立てるが良い!!フハハハハハハハハハハハ!!!!」
大王「ちょっとちょっと!!このスレの主人公はおれさま!!おれさまだからな!!間違っちゃいかんデ!!」
影さん「デデデさんも王として立派だと思いますが、
  ジュエルさんは今までに出会ってきた王の中でも特に立派な考えを持っていると思います
  ワムバム族が今も健在ならば、全ての民がジュエルさんに賛同し、従っていた事でしょう」
シノ「悔しいですが、それは私も同意せざるを得ませんね……、陛下も頑張りましょう!」
大王「頑張った所で、じいさんには敵わないデ……」
シノ「弱音ばかり吐いていては勝てる戦いにも勝てませんよ陛下!」

>>856

大王「アドレーヌと…?アドレーヌとタイマン張りたいなんて思った事ないデ
  そもそも争う理由が無いしな あと………怒らせるとなんか怖そうだし」
影さん「女性相手では、いくらデデデさんでも分が悪いでしょう
  一国を治める大王が、女性に危害を加えては大問題になります
  デデデさんの顔を立てる為にも、相互不可侵が最善でしょう」
大王「アドレーヌはカービィと違って他人に迷惑を掛けるような事はしないし、
  争いを避ける事はそんなに難しい事じゃないだろ」
シノ「そうですね……アドレーヌさんはもう二度と敵に回したくはないですね……」
影さん「二度とという事は、一度戦った事があるんですか?」
シノ「色々ありましたね………」
ジュエル「傷を付けずに倒すというのは、存外難しいものじゃな……」

859 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/11/17(Fri) 20:16


???「ずっと…あいたかったよ……パパ………………
  やっと…あえた………うれしいよ……パパ……………
  これでパパは……ぼくのものになるんだ………えいえんにね……!」

大王「うわああああああああっ!!」


大王「………………夢か…………」



 リムル「覚えておけ……ダークゼロ様が完全にお目覚めになられた時、
   その時こそ貴様達の最期だ!」


大王「……ダークゼロが……目覚める………………!」



ウィズ「御苦労でした………これで闇の遺物が本物である事が証明されました………
  あの強大な力こそ闇の遺物でしか生み出す事が出来ません」
リムラ「しかし、ドロッチェの奴は倒されてしまいました」
ウィズ「あれはもう用済みです……必要な分の闇・エネルギーは充分に回収出来ました
リムロ「ウィズ様、闇の遺物はこちらに」
ウィズ「ありがとうございます………では早速ダークゼロ様にエネルギーを与えましょう」


ウィズ「さあダークゼロ様、目覚めの時です………!
  未来の光を鎖す闇の力で地上に天罰を!!虫けらどもに闇の裁きの鉄槌を!!」

 ドオオオオオオオオオオオン!!!!


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!

リムラ「……っ!」
リムル「おお………!」


 デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編

  第4話 大王危うしダークゼロ誕生


 前回までの記録

  第1話 素性不明の二枚目剣士現る(>>823-828)
  第2話 プププランドに大雨が降る(>>833-837)
  第3話 闇が支配する死闘の果てに(>>848-851)


860 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/11/17(Fri) 20:17


大王「はあ………悪い夢を見ちまったデ……………
  おれさまがダークゼロの父親…………?
  ないない!!そんな事断じてないデ!!
  きっと適当な事言っておれさまを油断させる作戦なんだデ!!
  ああきっとそうだ!そうに決まっている!!」

???「パパーーーーー!!」

大王「ほらな……あんな感じで…………
  いや、あんな感じじゃない!!今のは明らかに助けを求めるような声だったデ!!急ぐデ!!」


大王「どうしたんだ!?」
男「あっ…!大王様!私の娘があの男に!急に現われて娘を攫ったんです!」

娘「パパーーーーーー!!たすけてーーーーーー!!」
誘拐犯「……ふん…!」

 ダッ!!

大王「くっ……!待ってろ!!今助けてやる!!待てーーーーーーー!!」



大王「待てコラーーーーー!!その子を離せーーーーーーー!!
  はあ……はあ……………!足が速いデ……!」




大王「………くそっ……!どこに行きやがった!?」

娘「うえーーーーーーん!」

大王「さっきの女の子!大丈夫か!?怪我はないか!?変な事されてないよな!?」

娘「……………ふっ!!」

 ドガッ!!

大王「ぐあっ!!」

娘「ふふふふふふふふっ…………まんまと罠に引っ掛かってくれたな……!」

大王「なっ……!お前は………!ダーク……ダーク…………何だったっけ?」

リムラ「ダーク・リムラだ!!愚か者め!!」

 ドガッ!!

大王「ぐあああああっ!!」


誘拐犯(リムル)「ここまで来れば貴様の仲間がすぐに来る事はないだろう」

 シュタッ!

男(リムロ)「ここまで御苦労…そして今日が貴様の命日だ」

大王「お前ら……!全員揃ってまた変装だったのか!」

リムル「暗殺者たるもの、姿形を変える事は基本中の基本だ」

リムラ「仲間を連れず1人で呑気にのこのこ来るとは、お陰で手間が省けたぞ」

リムロ「今回は貴様に会いたいという方がおってな……
  本来ならば下賤な者共がそのお姿を見る事すら烏滸がましき事だが、
  そのお方直々のお願いだ そのお姿を見て平伏するがいい」

大王「何…………!?」


???「ふふふふふふ………久し振りだね…………………」

大王「なっ……!お前は…………………!」

???「あの時は完全な体じゃなかったけど………君達が闇の遺物を見つけてくれたお陰で
  やっと完全体として生まれる事が出来たよ……………………
  改めて初めましてパパ………僕はダークゼロ……………ダークマインドに代わる新たな闇の支配者」
大王「ダークゼロ………!」

ダークゼロ「僕の新しい姿はどうだい……?僕と出会えた事が嬉しくて声も出ないみたいだね……ふふ………」
大王「だ…黙れ!!誰がお前なんかに!!」
リムル「無礼者!!控えろ!!闇を統べる王の御前であるぞ!!」
ダークゼロ「……五月蝿いな…」
リムル「は…!?」
ダークゼロ「控えるのは君達の方だよ
  今は僕が喋りたいんだ……これ以上邪魔したら……消すよ」
リムル「……………失礼致しました………」

ダークゼロ「ごめんねパパ……僕の手下が君に失礼な事しちゃったね……
  僕がパパの代わりにこいつらを懲らしめてあげる………どうして欲しい?」
大王「さっきからそのパパっていうのは何なんだ!?おれさま、お前の父親になんかなった覚えはないデ!!」
ダークゼロ「僕の事何も覚えていないの……?酷いなあパパは………………
  僕は元々君の心の中にあった闇………僕は君から生まれてきたんだよ………………
  だから君は僕のパパ……………こうして君に会えるのをずっと楽しみにしていたんだよ」
大王「おれさまの心の中にあった闇だと……!?」
ダークゼロ「そうさ、元々僕と君は1つだったんだ………また1つに戻ろう…………僕のものになってよ、パパ……!」
大王「こ…断る!!」
ダークゼロ「しょうがない………ダーク・トリニティ、パパと遊んであげてよ」
大王「何のつもりだ………!?」
ダークゼロ「君が僕のものになってくれるなら止めてあげてもいいよ……」


861 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/11/17(Fri) 20:17


シノ「ドロッチェさんは大丈夫でしょうか………」
影さん「後は仲間の皆さんにお任せしましょう 安静にしていれば回復すると思いますが」


 スピン「だ…団長!!」
 ストロン「しっかりするだも!」
 ドク「団長〜〜〜〜〜!」

 影さん「今はそうやって声を掛けてあげてください
  皆さんの呼び掛けで必ず団長は目を覚ます筈です」

影さん「それよりも気掛かりなのは、ダーク・トリニティの3人が
  闇の遺物の力を使って誕生させようとしているダークゼロとやらです
  あれがもたらす闇の力は並大抵のものではないでしょう」
シノ「勝算はありますか?」
影さん「未知数ですね………どんな相手かを実際に目にしたわけではありません
  しかし、恐ろしい相手になるという事は間違いないでしょう
  ……こんな話をしている間にもデデデさんが危ない」
シノ「え……?陛下……?どうして陛下が……?」
影さん「何故でしょうね……私の勘がそう告げているのです………杞憂であれば良いのですがね
  ジュエルさんにもすぐ来るようお伝えしてもらえますか?」
シノ「はい…わかりました!」



大王「ぐあああああああっ!!」

リムロ「………………」

ダークゼロ「いつまで抵抗しているつもりだい……?
  いい加減降参しようよ……僕だって君を死なせるつもりは無いんだ………
  僕のものになるって言ってくれたらすぐに止めてあげるのに…………」
大王「誰がお前の言う事なんか……!変身…」
リムラ「はあああああっ!!」

 ドガッ!!

大王「ぐああああああ!!しまった!!仮面が!!」

リムラ「ふん……変身などさせてたまるか!」

ダークゼロ「殺したら駄目だからね……?」

リムラ「はっ……!」

大王「くっ……………!」

リムラ「往生際が悪いぞ 大人しくダークゼロ様の言う事に従っていれば痛い目に遭わずに済むのだ」

大王「くっ……!誰が言う事なんか…………!」

リムル「そうか、もっと痛い目に遭いたいか ならば望み通りにしてやる」

 ビュン!!

リムル「ぐああああっ!!」

ダークゼロ「………!?」


影さん「やはり、私の勘は当たっていましたね」

リムラ「貴様は……!」

シノ「陛下!しっかりしてください!」
大王「た…助かったデ………!」
シノ「礼なら影さんにしてください……陛下が危ないかも知れないと察知したのは影さんなんです」
大王「そうなのか……!?」
影さん「何故だか私の勘は良く当たるんですよねぇ……とにかく命に別状は無さそうで安心しました」
ジュエル「フン…!!またしても貴様に先を越されてしまったか……!!」


ダークゼロ「……何だい…?君達は……?」

シノ「もしかして、あれがダークゼロ……!?」
大王「ああ……奴は危険だ………!」

ダークゼロ「やっとこうしてパパと会えたのに………邪魔をする奴は許さない……!」

シノ「パパ……!?もしかして陛下の事を言っているんですか!?陛下、これはどういう…!?」
大王「あいつの言う事は気にしないでくれ!」
シノ「気になります!どういう事なんですか!?」

ダークゼロ「五月蝿いなあ……邪魔者には消えてもらうよ」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!

シノ「……!空に黒い雲が……あれは………!」
ジュエル「巨大な闇・エネルギーの塊じゃ……!!」


闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

大王「くそっ……!あんなものまで気軽に召喚出来るのか…!?」

ダークゼロ「また会おうねパパ……次は誰にも邪魔されない場所でね………!」

リムル「我々も撤収するぞ」
リムラ「ああ」
リムロ「いずれこの世界を支配するのはダークゼロ様である事、覚えておけ」

 ビュン!!



862 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/11/17(Fri) 20:19


シノ「陛下……どうしますか……!?」
ジュエル「奴を倒すにはカブーラーとかいう飛行船が必要じゃぞ!!」
大王「ああ……だがカブーラーはメカクラッコとの戦いで壊れちまった………!
  あれに対抗する術はもう………!」


隊長「やれやれ、しょうがないでやんす
  こういう時の為に作っておいたこいつの出番でやんすね」

 ポチッ


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!


大王「…………ん……?何だあれは…?ロボットか……?こっちに来るデ!」

隊長「旦那、変身してそいつに乗り込むでやんす」

大王「その声…隊長か!?どこにいるんだ!?」

隊長「例によって遠くから旦那の脳内に語り掛けているでやんす」

大王「簡単に言うけど、脳内に語り掛けるってそんなカジュアルに出来るもんなのか?」

隊長「それはそれ、大人の事情ってヤツでやんす」

シノ「陛下……さっきからどうしちゃったのでしょう…?」
ジュエル「頭がおかしくなったのか…?」

隊長「それは置いといて、さっさと変身してそのロボットに乗り込むでやんす
  そいつの名前はHR-D3 壊れてしまったカブーラーに代わる旦那の新たな巨大戦力でやんす」

大王「HR-D3……よし!早速使わせてもらうデ!変身!!」

マスクドデデデ「とうっ!!」

 ビュン!!

マスクドデデデ「……うむ…!中々の乗り心地だ!」

闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

マスクドデデデ「ミサイル発射!!」

 ドーーーーン!!

 ドガアアアアアアアアアアアン!!!

闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

マスクドデデデ「怯んだぞ!今だ!!」

 ギュイイイィーーーーーーーーーーーーン!!!

マスクドデデデ「必殺!!スーパー大回転アタック!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


シノ「闇・エネルギー、消滅しました!」
影さん「お見事な勝利でしたね」
ジュエル「あのロボット、どっから出て来たのじゃ……
  まあ勝ったのだから良いとするかのう!!」




ダークゼロ「パパ………いつか僕だけのものにしてあげるからね……!ふふふふふふふふ…………!」


  第4話 大王危うしダークゼロ誕生 終



次  回  予  告

影さん「プププランドの食べ物を荒らす狼の群れが出現
  食べ物を荒らしていた理由は食べる物に困っていたらしく、
  彼らの親は闇の軍勢と名乗る者に攫われてしまったようです
  そんな彼らの前に現れたのは変わり果てた姿となった親でした
  次回、デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編
  第5話 闇に引き裂かれた親子の絆 御期待ください」


863 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/20(Mon) 09:41
平和は素晴らしいことではある
戦いを歓迎するわけではないけども…、たまの戦いは考えようによっちゃ、ちょっとした興行にもなるよね


864 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/11/24(Fri) 19:00

影さん「ここは何ていう名前のお店でしょうか?」
シノ「ここはカラオケボックスです」
影さん「カラオケボックス?何をするお店ですか?」
シノ「好きな歌を歌って楽しむ事が出来るお店です」
影さん「歌を歌う……歌というのは音楽に乗せて詩を詠む事ですね」
シノ「はい…カラオケは久し振りです」
店員「お待たせしました あちらの部屋をご利用ください」
シノ「あっ…ありがとうございます」


影さん「ほう……色々な機械が置いてありますね」
シノ「このタッチパネルに曲名を入力すると音楽が流れるんです」

 ピッ!



シノ「始まりました!」
影さん「本当に音楽が流れましたね」

シノ「純情・愛情・過剰に異常〜純情・愛情・過剰に異常〜♪
  ヤマトナデシコ七変化〜素顔の方が嘘つきね〜♪」

影さん「流石シノさん、歌も一流ですね では私は………
  この「ポテトフライ」という歌を入れてみましょう」

 ピッ!

シノ「えっ……!?それは多分曲名じゃないような………」


店員「お待たせしました!ポテトフライお持ちしました!」

影さん「おおー 歌ではありませんでしたが、ポテトフライが出て来ましたよ!
  カラオケボックスは食べ物も出て来るんですねぇ……他も色々押してみましょう」
シノ「影さん!そんなに注文しちゃうと……」



影さん「はあー、どれも美味しくてとても満足しました
  カラオケボックス、不思議でしたが中々良いお店でしたねぇ」
シノ「もう…沢山注文し過ぎですよ影さん……
  結局、歌より食べる方に専念してしまいました……」

住人「きゃあーーーーー!!泥棒よ!!捕まえてーーーーー!!」

シノ「……!?何事ですか!?」
影さん「泥棒と言っていましたね 捕まえましょう」

???「ガウガウ!!」
???「ガウガウガウ!!」

シノ「逃がしませんよ!お店から盗んだ食べ物を全部返しなさい!」

???「ガウーーーーー!!」

影さん「止まるつもりは無さそうですね……悪い子だ
  悪い子はお仕置きします!お店の物を盗んだら駄目ですよ!」

???「キャウーーーン!!」

シノ「盗んだ物はこれで全部ですか…?こんなに沢山……」

???「待ってくれ!!お願いだからそいつらを許してやって!!
  食べ物の弁償ならオイラがするから!!」

シノ「え………?」
影さん「何か、訳ありのようですねぇ」



???「オイラはガウガウ こいつらはオイラの弟だ
  小さいからまだ喋れないんだ」

弟A「ガウガウ!」
弟B「ガウー!」

影さん「ほう…ご兄弟ですか どうしてこんな事を?」

ガウガウ「泥棒なんてするつもりなかったんだ………ただ、食べる物がなくて……」
影さん「君達の親は?」
ガウガウ「母ちゃん……オイラ達、母ちゃんと暮らしていたんだ
  でも母ちゃんが誘拐されちゃって………」
影さん「誘拐ですか……その誘拐犯に心当たりは?」
ガウガウ「確か……闇がどうのとか言ってたな………」
シノ「もしかしたら、闇の軍勢の仕業でしょうか………」
ガウガウ「母ちゃんがいなくなって、オイラが代わりに何とかしようって思ったんだけど、
  やっぱり母ちゃんのように上手く出来なくて……食う物も無くなって困ってたんだ………
  それで食べる物を探しに行こうとしていたら……………」
影さん「成程……そういう事でしたか」


影さん「シノさん」
シノ「はい?」
影さん「彼らをファミレスに連れて行ってあげましょう」
シノ「え…?」
影さん「お腹を空かせている子達を放っておけません
  こうなったらお腹一杯食べさせてあげましょう!」
シノ「ちょっと!影さん!待ってください!」



 デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編

  第5話 闇に引き裂かれた親子の絆


 前回までの記録

  第1話 素性不明の二枚目剣士現る(>>823-828)
  第2話 プププランドに大雨が降る(>>833-837)
  第3話 闇が支配する死闘の果てに(>>848-851)
  第4話 大王危うしダークゼロ誕生(>>859-862)


865 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/11/24(Fri) 19:04

ウィズ「……というわけで、ダークゼロ様のご命令で
  これからの作戦はデデデ以外を全員抹殺という事になりました」
リムロ「デデデ以外……」
リムル「という事は、デデデは殺すなと?」
ウィズ「はい」
リムラ「生憎ですが、その命令にはお応え出来かねます」
ウィズ「命令に背けば、貴方達は勿論私まで処刑となります
  くれぐれもその様な事の無い様にお願いします」
リムラ「くっ……!」
リムロ「諦めるのだリムラ…ダークゼロ様のご命令とあらば従う他あるまい」
リムル「しかし、まさかダークゼロ様がデデデの心の闇から生まれた存在だったとは……」
ウィズ「それは私も想定していませんでした…………
  ダークゼロ様に使った闇・エネルギーには一部ダークマインドの闇・エネルギーも含まれています
  もしかすると、その中にデデデの心の中から解き放たれた闇も含まれていたのでは……

  ……ともあれ、くれぐれもお願いしますね……その代わりと言っては何ですが、皆さんに配下を提供しましょう
  ミセス・モーリィとボーボーに他の街を襲撃しに行って頂いた時、
  そこから戦力となりそうな者を連れて来て頂きました
  その中から今回はこいつを使いましょう」

???「グルルルルルルル………ガオオォォォーーーーーーッ!!!!」



ガウガウ「美味い!!美味いよこれ!!」
弟A「ガウガーウ!」
弟B「ガウー!」
影さん「喜んで頂いて良かったです この店のポテトフライは本当に美味しいんですよ
  では私もいただきましょう………ん〜美味しいです」
シノ「影さんはカラオケでも食べたばかりじゃないですか……よくそんなに食べられますね」
影さん「美味しいものはいくらでも食べられますよ」
シノ「カービィさんに匹敵する食欲です………」

ガウガウ「美味い………けど、オイラやっぱり母ちゃんの料理が食べたい………母ちゃん…………!」
シノ「…………………わかりました、私達でお母さんを探しましょう」
ガウガウ「本当に!?」
影さん「本当です このお姉さんはとても頼りになる正義のヒーローなんです」
シノ「もう、影さん…!恥ずかしいです……!」
影さん「勿論、私も協力しますよ 困っている子供は放っておけませんからね」
シノ「影さん………!」



ジュエル「………成程な、それでこいつらの母親を探しに」
シノ「ジュエルさんも協力して欲しいんです」
ジュエル「探せと言うても、こいつらの母親は誘拐されたんじゃろう
  あのダーク何とかって連中に直接聞いた方が早いのではないかのう」
影さん「しかし、彼らがそう簡単に教えてくれるでしょうか」
シノ「難しそうですね……でも早くお母さんを見つけないとあの子達が可哀想です」
ジュエル「フン!!仕方あるまい!!儂も力を貸してやるとするか!!」
シノ「ありがとうございます!ジュエルさんがいれば百人力です!」
ジュエル「フン!!そうおだてるでないわ!!まるでどこぞの誰かのようじゃぞ!!さては移ったか!?」


大王「ぶぁっくしょい!!………風邪か…?」


影さん「……しかし、ただ闇雲に探すだけでは見つかるのがいつになるか分かりませんね…
  お母さんについて分かっている事は無いですか?例えば好きな食べ物とか……」
ガウガウ「母ちゃんはビーフジャーキーが大好物だったんだ」
影さん「成程……ではビーフジャーキーで誘き寄せてみましょう
  シノさん、ビーフジャーキー持っていますか?」
シノ「持っていますけど……」
ジュエル「何故そんな物を持ち歩いておるんじゃ…?」
影さん「ありがとうございます ではこれをその辺に撒いて様子を見ましょう
  もしかするとこの匂いに釣られてやって来る筈」
ジュエル「フン……そんな簡単に来るのか?確か捕まっておるんじゃなかったのか?」
シノ「そうですよ もし捕まっているなら自由に動けない筈です」
影さん「そうですか……じゃあこの作戦は無意味ですね」

???「ガオオオオォォォーーーーーッ!!!」

 ビュン!!

 ガッガッガッガッ!!

影さん「おや……?」
シノ「何者かが撒いた餌を食べています……」
ジュエル「何て事じゃ……」

ガウガウ「あ……!」
シノ「……?どうかしたんですか…?」
ガウガウ「あれは……母ちゃんだ…!」
シノ「お母さん……?ええっ!?」
影さん「おお…本当に来てしまいましたか」
ジュエル「何て事じゃ!!」


866 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/11/24(Fri) 19:05

ガウガウ「間違いない!あれはオイラ達の母ちゃんだ!母ちゃんの名前はガオガオっていうんだ!
  オイラだよ!ガウガウだよ!母ちゃん!オイラ母ちゃんに会いたかったんだ!」

ガオガオ「ガオオオオォォォーーーーーーーー!!!!」

 ビュン!!

ガウガウ「うわっ!」
ジュエル「危ないぞ!!さがっていろ!!」
ガウガウ「母ちゃん!オイラだよ!もしかしてオイラの事忘れちまったのか……?」
弟A「キャウーン……」
弟B「ガウー……」

リムラ「無駄だ!!そいつはもうお前達の事など覚えていない!!こいつは正真正銘闇の戦士となったのだ!!」

シノ「貴方は……!」

リムル「お前達3人だけか……都合が良い ガオガオ、こいつらをまとめてあの世へ送ってやるんだ」

ガオガオ「ガオオオォォーーーーーーーッ!!!」

ガウガウ「母ちゃんはきっとあいつらに操られているんだ!母ちゃんがオイラ達を忘れる筈なんてない!
  お願い!母ちゃんを元に戻して!母ちゃんを助けてあげて!」

シノ「困りました……彼らのお母さんを目の前で傷つける事になってしまいます……」
影さん「しかし、戦わなければ母親は戻って来ません」
ジュエル「こちらが攻撃しなければ一方的に蹂躙されるだけじゃ……やるしかあるまい!!」

ガオガオ「ガオオオオオーーーーーーー!!!」

シノ「はあああああああああっ!!」

 キィィィィン!!

リムラ「はあああああっ!!」

シノ「くっ…!」

 ビュン!!

ジュエル「己……!!相変わらず面倒な相手じゃ!!」

リムロ「無論だ 我らは常に貴様らにとって厄介且つ脅威でなければならない
  我らはその様に作られ生み出された存在なのだからな」

リムル「貴様の動きも理解したぞ!」

影さん「そうですか……ならこれはどうでしょう」

 ビュン!!

リムル「何っ……!?」

リムル(また違う動きか……!やはり何者だこいつ…!?)

影さん「私の動きを見切る事は貴方達には不可能ですよ」

リムル(まさかこいつ……今まで手を抜いて戦っていたのか!?)

影さん「極楽鱗波!」

 キィィーーーーーーーーーーン!!

リムル「ぐ……ぐああああああああっ!!」

リムラ「リムル…!!己……!」

 ビュン!!

シノ「余所見は禁物ですよ!」

 ヒュバッ!!

リムラ「くっ……!!」

ガオガオ「ガオオオーーーーーーー!!!!」

シノ「っ……!」

 ドオオオオオオオオーーーーーーーーーン!!!!

ガオガオ「ガオオオーーーーーーーッ!!!!」

ジュエル「己……!!こっちも大人しくしないといかんか…!!」

シノ「何とかしてお母さんを止めないと……!」

ガウガウ「母ちゃーーーん!!」

シノ「あっ…!危ないですよ!」

ガオガオ「グルルル……!」

ガウガウ「母ちゃん!オイラだよ!思い出してくれ!!」

リムル「無駄だ お前の声は届かん」

シノ「さがってください……危険です」

ガウガウ「母ちゃんは絶対に目を覚ます!!母ちゃん!!思い出してくれ!!」

ガオガオ「グルルル………………グ……………!」

ジュエル「む……様子がおかしいぞ……!」

ガオガオ「グ……グオオオオオオオオオオオ!!!ガオオーーーーーーー!!!」

ガウガウ「母ちゃん!」

ジュエル「明らかに動揺しておる!!シノ、今がチャンスじゃ!!」

シノ「はい!!はあああああああああああっ!!」

 ダンッ!!

シノ「花影流・火炎椿!!!」

 ヒュバッ!!

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!!

ガオガオ「グオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

ガウガウ「母ちゃーーーーーん!!」
弟A「ガウーーーーーー!!」
弟B「キャウゥーーーン!!」

ガオガオ「………………ここは………」

ガウガウ「母ちゃん!オイラだよ!忘れてないよね!?」
ガオガオ「ああ……忘れたりなんかしないよ…………私の可愛い子供達」
ガウガウ「母ちゃん……!母ちゃんが元に戻ったーー!!」
弟A「キャウーーーン!!」
弟B「キャウーーーン!!」


867 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/11/24(Fri) 19:07

リムラ「馬鹿な………!洗脳が解けるなんて………!」

ジュエル「見たか!!これが親子の絆じゃ!!!貴様ら如きに絆を切り裂く事など不可能じゃ!!!!」

リムロ「己………!戯れ言を……!ダークゼロ様!!我らにお力を!!」


ダークゼロ「僕の力が必要のようだね………」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

シノ「空にまた黒い雲が……!」

闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

ジュエル「またデカいのが現れおったか!!」

マスクドデデデ「我輩の出番だな!HR-D3発進!!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

マスクドデデデ「ミサイル発射!!」

 ドオオオーーーーーーーン!!

闇・エネルギー暴走体「ギャアアアアアアアアアア!!」

マスクドデデデ「よし、スーパー大回転アタックだ!!」

 ギュイイイィーーーーーーーーーーーン!!!

マスクドデデデ「必殺!!スーパー大回転アタック!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


リムラ「己………!!」
リムロ「やむを得ん 引き上げだ!」
リムル「くっ…覚えておけ!」



ガオガオ「皆さんのお陰で助かりました……子供達にも会えましたし、皆さんは本当に恩人です」
ガウガウ「母ちゃんを元に戻してくれてありがとう!母ちゃん!もういなくならないでね!」
弟A「ガウー!」
弟B「キューン!」
ジュエル「ぬ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!良がっ゛だわ゛い゛!!!!」
シノ「ジュエルさん……感極まりすぎです………とりあえずハンカチをどうぞ、返さなくても結構ですので」
影さん「それにしても、親子というのは実に良いものですね……私にもあったのでしょうか……家族という存在が」
大王「何言ってんだ!そんなの当たり前だろうが!」
シノ「焦らずに少しずつ思い出して行きましょう 記憶が戻る時はきっと来る筈です」
影さん「記憶……ですか……………
  もしかしたら、このまま何も思い出さない方が良いのかも知れない……そんな気がします」
シノ「え………?」
影さん「いえ、何でもありません 今はシノさんが私の家族でいてくれますから、何も寂しい事はありませんよ」
シノ「もう……!影さん…………」
ジュエル「ほう…さては惚れておるな?青春じゃのう」
シノ「ち…違います!そんなんじゃありませんよ!」
大王「え?何だよシノ?影さんとはどういう関係なんだ?」
シノ「陛下まで!別に何でもありませんってば!」



  第5話 闇に引き裂かれた親子の絆 終



次  回  予  告

影さん「闇の軍勢からまた新たな刺客が送り込まれて来ました
  その刺客はどんな攻撃も弾き返してしまう鋼の体で、
  ジュエルさんの自慢の腕力ですら無力にしてしまいました
  攻撃の通らない恐るべき相手にジュエルさんはどう立ち向かうか……
  次回、デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編
  第6話 打つ手無し!?鋼の侵略者 御期待ください」


868 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/30(Thu) 21:18
影さんがお茶目で笑うwww
カラオケルームは歌よりおやつになりがちだよなー

869 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/01(Fri) 15:11

>>863

大王「興行になる戦いか………プロレスとかそんな感じか?」
影さん「プロレス……?プロレスとは何ですか?」
シノ「プロフェッショナル・レスリング 観客を盛り上げる為に行われる格闘技のショーみたいなものですね」
影さん「成程………という事は、我々がやっている事もそのプロレスとやらの一つなのでしょうか」
大王「プロレスとは違うような………プロレスは単なる見世物であって本気の殺し合いはしないからな」
影さん「戦いという、日常から最も離れている光景を提供する事で、観客を刺激し魅了させているのですね
  死人も出ないので娯楽として楽しんで観る事が出来る………これは中々に興味深いです」
ジュエル「似たようなのがワムバム一族にもあったぞ
  次代の王を決める為に行われる事もあったし、単なる力比べとして行われる事もあった
  ワムバム一族にとっての戦いとは祭りのようなものじゃったからのう、それはもう毎日活気があったわい!」
大王「とんでもない戦闘民族だデ………
  しかし、戦いってのは殺伐とした感じじゃなくて、プロレスみたいに娯楽的なものであって欲しいよな」
シノ「そんな風に出来たら、苦労しないんですけどね……」
影さん「そこは色々、複雑な事情がありますからね 簡単に割り切れる話ではありませんね」
ジュエル「命を奪う戦いは儂は好まん……だがそうではない者もいる……嘆かわしい話じゃ」
大王「新たな戦いが生まれないように、1人1人が戦いや平和について深く考える必要があるかもしれないな………
  っていうか、また辛気臭くなっちまったデ!やっぱり戦いってのは娯楽的じゃなきゃ駄目だデ!
  ドッジボールで決着を付けりゃ良いのにな!」
シノ「そんな単純なら苦労しないんですよ……でも、陛下らしい考えですね」

>>868

大王「カラオケに行ったのか!うらやましいな!おれさまも行きたかったデ!」
シノ「また今度ですね」
大王「今度っていつだデー!?」
影さん「しかし、カラオケとやらのお店も美味しい物ばかりでしたね
  次から次と美味しい物がやって来る個室とは、やはり不思議な空間ですね、カラオケとやらは」
シノ「カラオケは歌うのがメインなんですよ、影さん」
大王「所でシノ、流石にキョンキョンは選曲が古くないか?」
シノ「そこは陛下に似たんですよ、きっと………」
ジュエル「よし!ならば儂はラップに挑戦するぞ!!」
大王「え!?ラップとか出来んのかじーさん!?」
ジュエル「テレビも無え!!ラジオも無え!!車もそれ程走ってねえ!!」
大王「想像してたのと違う!!確かにラップだけど!!」
影さん「皆さん色々な曲を知っているのですね……では私は今度、唐揚げとメロンソーダという曲を……」
シノ「それは曲名じゃないですよね?影さんが食べたいだけですよね?」

870 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/01(Fri) 17:04
記憶喪失の影さんを暖かく出迎えてくれた大王率いるシノ達
特にシノ辺りは影さんといい雰囲気だけど
大丈夫?この手の記憶喪失の感じは中盤辺りで実は敵や実は今対峙している敵の黒幕だったって発覚して
最終的には袂を分かつ様な事になったりして?
まあソレが発覚したら大王達は戸惑うが、シノは淡々とやりそうな感じだったりして?
影さん…あなたの本当の姿…本当に敵なのでしょうか?影さんに聞いても分からないか。

まあ、ソレは神のみぞ知るかも


871 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/01(Fri) 19:10

シノ「はいっ、影さんお待たせしました」
影さん「ありがとうございます…成程……これがクレープというものですか……」
シノ「はい 小麦粉に牛乳や卵等を混ぜて、それを薄く焼いて生地を作り、
  フルーツやチョコレート、生クリーム等を入れれば完成です」
影さん「そうなんですか……いただきます……………」
シノ「ど…どうですか………?私の自信作なのですが…………」
影さん「ん〜っ甘くて美味しいです!シノさんは料理も天才的だったのですね!」
シノ「もう影さんってば……褒めすぎですよ……………」
影さん「今度、ポテトフライも頼んでよろしいですか?」
シノ「ポテトフライですか……?すっかり気に入ったんですね」
影さん「手軽に食べられて、且つあんなに美味しい物を私は初めて知りました
  こんなに美味しい物が世の中に溢れていて、それを思う存分味わえるなんて、私は幸せ者ですね」
シノ「本当に大げさですね………幸せ者ですか…………
  それを言うなら私だって、影さんと出会えて一緒にいられる事が幸せ………
  はっ…!い…いえ……な…何を言っているんでしょうか私は……!」
影さん「……?何か言いましたか?」
シノ「なっ…何でもありません!料理でしたらこれからも毎日作ってあげますね!」
影さん「本当ですか!?それは嬉しいです…それでは、お言葉に甘えましょう」




ジュエル「フンッ!!フンッ!!フンッ!!…………今日のトレーニングはここまでにしておくか……
  やれやれ……起きてやる事がトレーニングだけとはのう…………」

住人達の声「きゃああああああああああああああああ!!!」

ジュエル「む……!?急に何の騒ぎじゃ…!?」



ジュエル「おい!!一体どうしたのじゃ!?」

住人「か……怪物が……!家を食べる怪物が現れたんです!」

ジュエル「何じゃと!?そこに案内しろ!!」


 ボリッボリッ!!

 ゴリッ!!

 クチャクチャ!!

 ゴクン!!


住人「あ……あいつだよ……!」

ジュエル「本当に建物を食っておる……!何と面妖な………」

住人「き…気をつけろよ!相手は相当ヤバそうだぞ!」



???「はぁ〜……歯応えが無いごわす………どいつもこいつも硬さが足りないでごわす………」

ジュエル「そこまでじゃ!勝手に人の家を食って一体何が目的じゃ!?」

???「んー?」

 ガシャン!!

ジュエル「………!」

???「何か言ったごわす……?所であんた……強さに自信はあるごわす?」

ジュエル「強さに自信はあるかじゃと!?フン!!甘く見るでないわ!!儂を誰だと思っておる!?
  最強の一族ワムバム一族最強の王、ワムバムジュエルと知っての挑発か!?」

???「強さに自信があるならおいどんを倒して欲しいでごわす」

ジュエル「その前に貴様、人が名乗ったのに名乗らんのか?無礼な奴よ!名は何と云う?」

???「おいどんはビッグメタルン………おいどんは硬さが自慢でごわす
  おいどんの鋼の体はどんな攻撃も弾き飛ばすでごわす
  誰もおいどんの事は倒せないでごわす………」


872 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/01(Fri) 19:12

ジュエル「ほう………大した自信じゃな………だが、儂の前で二度と同じ台詞は言わせん!!
  貴様の望み通り、儂が貴様を倒してくれるわ!!!!ぬおおおおおおおおおおお!!!!!」

 ドオオオッ!!

ビッグメタルン「………………………………」

ジュエル「食らええええい!!!!グライドパンチ!!!!!!」

 ドッゴオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

ジュエル「フン!!儂にかかれば、ざっとこんなものじゃ!!儂を止めたければ、その三倍の耐久力は……」

 シュゥゥウウ………

ビッグメタルン「なぁんだ……その程度でごわすか………
  自信満々な所申し訳ないが、大した事無かったでごわす」

ジュエル「なっ……何じゃと!?」

 ガシャン!!

ジュエル「なっ……!おい!!戦いの最中に背中を向けるとは貴様どういうつもりじゃ!!?」

ビッグメタルン「戦いならもう終わったでごわす………また食事を続けるでごわす……
  おいどんを止められる者が現れない限り、プププランドを破壊しても良いという命令ごわす
  ………おいどんを止めたければ一から修行して出直すでごわす」

ジュエル「何……じゃと…………!?」


 ガシャン!!ガシャン!!


ジュエル「くっ………!!ぐぬぬぬぬぬ……………!!」


 デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編

  第6話 打つ手無し!?鋼の侵略者


 前回までの記録

  第1話 素性不明の二枚目剣士現る(>>823-828)
  第2話 プププランドに大雨が降る(>>833-837)
  第3話 闇が支配する死闘の果てに(>>848-851)
  第4話 大王危うしダークゼロ誕生(>>859-862)
  第5話 闇に引き裂かれた親子の絆(>>864-867)


ウィズ「ビッグメタルンは、メタルン一族の中でも最高の硬さを誇る精鋭の中の精鋭
  彼の前ではどんな攻撃も無力となります」
リムラ「ワムバムジュエルの攻撃すら防ぐとは………」
リムロ「流石はウィズ様 この様な隠し球を用意していたとは」
ウィズ「これなら誰にも邪魔される事無くプププランドを侵略する事も容易いでしょう……クククククククク…………!」




ジュエル「己ぇえええええええええええ!!!!」

 ドオオオオオオン!!!!

ジュエル「己己己己己己己己己己己己己ぇぇえええええええええええええ!!!!」


シノ「ジュエルさん……まるで狂ったように暴れていますが、どうしちゃったんですか……?」
影さん「今回現れた敵から一から修行して出直せと言われたそうです」
シノ「え…?ジュエルさんが……?嘘です…あのジュエルさんがそんな風に言われるなんて…!」
影さん「相手はかなり頑丈な体を持っているそうです……それでどんな攻撃も効かないのだとか」
シノ「そんな……!ジュエルさんの攻撃が通用しないなら、私達の攻撃も……!」
影さん「物理的な攻撃でしたら通用しないでしょう
  相手の体は鋼だと聞いています ならば高熱の炎を使えばそれが決定打になる筈
  幸い私には獄炎弦月斬という炎を用いた剣技があります
  それならビッグメタルンとやらにも効く筈です」
シノ「それなら…!」
ジュエル「ならん!!!!お前達は手を出すでない!!!!」
シノ「ジュエルさん…………」
影さん「この通り、ジュエルさんは自分の力だけでリベンジを果たしたいそうなんです」

シノ「気持ちは分かります……でもこうしている間にもプププランドの住人の皆さんは何も出来ず、
  ただ侵略されるのを黙って見ているだけという恐怖に脅やかされています……!
  お言葉ですが、自分自身のプライドより住人の安全を最優先すべきなのでは……」

ジュエル「そんな事は分かっておる!!!!」

シノ「っ………!」

ジュエル「……………済まぬ……儂に時間をくれ……………
  ビッグメタルンは必ず儂の手で倒す………この通りじゃ」


873 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/01(Fri) 19:13

シノ「そんな………頭を上げてください……!」
影さん「良いでしょう」
シノ「影さん…!?」
影さん「ですが猶予は6時間 それ以上は待てません
  6時間の内にビッグメタルンを倒す手立てを用意し、それが出来なければ私が介入します
  それで構いませんね?」
ジュエル「ああ、構わぬ………」
影さん「では、私が修行に付き合いましょう」
シノ「影さん……?」
影さん「ただ闇雲にトレーニングするだけでは同じ事……私に考えがあります」




ジュエル「何じゃ……これは……………」

影さん「この鉄の塊はビッグメタルンの硬さを想定したものです
  かなりの力を加えなければ破壊する事は不可能です
  6時間の内にこれを破壊出来れば合格です さあ、始めましょう」

ジュエル「うむ!!ぬおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!


シノ「影さん……本当に大丈夫ですか………?」
影さん「心配要りませんよ たったの6時間ではプププランドを侵略する事は不可能です」
シノ「どうしてそんな事が……?」
影さん「あくまで私の推測ですが、聞いた話だと彼は体が頑丈な反面、機敏性がありません
  おまけに戦いを勝手に終わらせて敵に背を向けてしまう程、戦いというものに関心がありません
  そうした理由から急ぐ必要が無いと私は思いました

  敵意が全く無いのと動きが遅い為、プププランドを完全に侵略するにはかなりの時間が掛かります
  それに彼がターゲットにしているのは建物ばかりで、住人達に危害を加える事はありません
  傷害的な被害が無く、全員安全に避難出来ているのが何よりの証拠です」
シノ「それなら安心ですね」
影さん「はい ですがそれは彼単体だけならの話です ダーク・トリニティの乱入があればその限りではありません
  彼らも馬鹿ではありません 早かれ遅かれその弱点に気付く筈……ですので修行に割く時間も正直の所無いわけです」
シノ「そうなれば私達の出番ですね……」
影さん「そういう事になります」


ジュエル「はあ……………はあ…………………………!」

影さん「………どうしました?休んで良いとは誰も言っていませんよ?
  傷は一つも付いていません……これでは任せるのは厳しいですね……やはり私が」

ジュエル「見損なうな………!!儂を誰だと思うておる………!!
  最強の一族……ワムバム一族の王…………ワムバムジュエルじゃ!!!!!
  それに休んでいたのではない!!どうやって壊すかを考えておったのじゃ!!
  こんな鉄の塊!!この儂の拳で粉塵の如く粉々に砕いてくれるわ!!!!」


ジュエル(と言っても奴の言う通りじゃ……ただ闇雲に攻撃するだけでは奴を倒す事は不可能………!
  相手の体は鋼…………鋼は高熱で溶ける…………………高熱………そうか………!これじゃ……!!)


ジュエル「フン!!待たせたなお前達!!」

シノ「ジュエルさん……?」
影さん「もう大丈夫そうですね」

ジュエル「当然じゃ!!良いか……よく見ておくがいい………!!
  ぬおりゃああああああああああああああああああああああ!!!!!」

シノ「これは………!」
影さん「間違い無い……これなら勝てるでしょう」




メタルン「…………………………」

 ガシャン!!

 ボリボリッ……!!ゴリゴリッ…………!!


リムラ「……ええいじれったい…!いつまで時間を掛けているんだ…………!」
リムル「頭を冷やせ……すぐ熱くなるのは暗殺者にあるまじき事 一体誰の人格に似たのだ」
リムロ「………連中が来た」
リムラ「何っ…!」
リムル「………」


ジュエル「そこまでじゃ!!ビッグメタルンよ!!!!」

ビッグメタルン「………んあ?また来たでごわす?」

 ズシャッ!!

ビッグメタルン「何度来ても同じでごわす……おいどんには傷一つ付けられないごわす」

ジュエル「それはどうかな………同じと思ったら大間違いじゃぞ!!!ぬおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

 シュゥゥウウ…………

ビッグメタルン「…………何だ、さっきと同じでごわす………とんだ期待外れだったでごわす………………」

ジュエル「痴れ者が……!!驚くのはこれからじゃ!!」

ビッグメタルン「え………?」


874 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/01(Fri) 19:15

ジュエル「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 ギュイイイイイィィィィィン!!!!

リムラ「何っ……!?」
リムル「何だ…!?あの回転は……!」

ジュエル「これが貴様を倒す為に編み出した新技………!!
  グライドパンチ・リボルブ!!!!!!」

 ギュイイイイイイーーーーーーーーーーーーーン!!!!

 ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

ビッグメタルン「お!?おおお!?おおおおおおおおおお!!?」

影さん「回転による摩擦熱とは、ジュエルさんにしてはよく考えましたね」
シノ「当然です ジュエルさんは最強の一族の王なんです……最強の名は伊達じゃありませんよ」

ジュエル「吹っ飛べぇぇぇえええええええええ!!!!!!」

ビッグメタルン「お……おわああああああああああああああああ!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!


ジュエル「…………………………………」
影さん「お見事でした」
ジュエル「フン!!だから儂を誰だと思っておる……!!儂は」
シノ「最強の一族、ワムバム一族の王、ワムバムジュエル……ですよね」
ジュエル「フン……先に言うでないわ!たわけ!」


リムル「己………!ダークゼロ様!!お願いします!!我らに力を!!」


ダークゼロ「また僕の力が必要みたいだね……しょうがないなあ……………」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………!!

シノ「ああっ!また黒い雲が……!」


闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


ジュエル「ならばこっちも………デデデ!!」


マスクドデデデ「我輩の出番だな……任せろ!!とうっ!!」

 ビュン!!

マスクドデデデ「HR-D3、発進!!」

闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 ゴゴゴゴ……!!

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアア!!!!!」

マスクドデデデ「ミサイル発射!!」

 ドオオオーーーーーーーン!!

闇・エネルギー暴走体「ギャアアアアアアアアアア!!」

マスクドデデデ「よし!スーパー大回転アタックだ!!」

 ギュイイイィーーーーーーーーーーーン!!!

マスクドデデデ「必殺!!スーパー大回転アタック!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


875 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/01(Fri) 19:16

ビッグメタルン「うう…見事に完敗だったでごわす…………
  おいどんを吹き飛ばしちまうなんて…………やっぱす只者じゃなかったでごわす………」
ジュエル「フン…!!貴様も中々の強敵じゃった!!修業を積めば貴様は更に強くなるじゃろう!!
  闇の軍勢などとはきっぱり手を切り、真っ当に生きるのじゃ!!良いな!!」

ビッグメタルン「お……おお…………!師匠ぉぉおおおおお!!」

ジュエル「なぬっ!?」
シノ「し…師匠…!?」

ビッグメタルン「おいどん感動しちまったでごわす……!ただ強いだけでなく心まで広いなんて……!
  正しくおいどんの憧れの存在でごわす!!尊敬するでごわす!!弟子にして欲しいでごわす!!
ジュエル「お…おい待て!!落ち着けい!!儂に弟子など不要じゃ!!」
ビッグメタルン「おいどんちゃんと足を洗って真っ当に生きるでごわす!!だからお願いでごわす師匠!!」

影さん「慕ってくださる方が増えたのは良い事ですね、私達はもう行きましょう」
シノ「良いんですか……?」
影さん「ジュエルさんなら心配要らないでしょう それに、手出しは不要と言ったのは彼なのですから」
シノ「あ…確かに………流石ですね、影さん」
影さん「褒めても何も出ませんよ…それよりシノさん、今日の夕飯は?」
シノ「今日は炒飯にでもしましょうか」
影さん「良いですね シノさんの手作りなら尚更楽しみです」

ジュエル「お…おい!!待たんかお前達!!この儂を置いて行くでないわ!!
  ……ええいいつまでしがみついているつもりじゃ!!離れよ!!」
ビッグメタルン「いえ!!弟子にしてくださるまで離しませんぞ師匠ーーーーーーーー!!」
ジュエル「いい加減しつこいぞ貴様!!!!離れろと言っておるのじゃ不敬者が!!!!」



  第6話 打つ手無し!?鋼の侵略者 終


次  回  予  告

影さん「Mr.チクタクが経営しているアイドル事務所が大ピンチ
  業績が悪く、このまま売り上げが悪ければ事務所は1か月後に取り壊されてしまうようです
  そこで、シノさんに再びアイドルになって欲しいという依頼が
  果たしてシノさんは事務所を救う事が出来るのでしょうか?
  次回、デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編
  第7話 事務所を救えアイドル作戦 御期待ください」


876 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/03(Sun) 22:07
女って美しいよね
そりゃあ程度差はある、だが美しい

877 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/04(Mon) 20:04
もしも記憶を取り戻した影さんが敵になったありがちな事

シノにとって苦渋の決断を強いられる
大王は見届けるだろうか?
ジュエルは相応の判断が出来るだろうか?

878 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/05(Tue) 11:11
この世界、喧嘩強い人が皆善人の味方なのいいなー
そりゃあ中には素手のアドレーヌレベル(一般の大人の男三人でも苦戦する)でも止められない強い悪もいるだろう
そういう奴には裏の仕置き人とかジュエルさんとかカービィとかが出てくれるだろうし
デデププの世界こそ子どもに見せるべき物だよな

879 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/06(Wed) 08:29
実は主人公はカービィなのは当然だが裏の主人公はジュエルである

カービィはボコして洗脳された仲間を助ける
ジュエルは好敵主となった敵を魅了する
現に敵だったのに好敵主とは行かないが弟子になった奴もいる

880 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/07(Thu) 04:09

>>870

シノ「大丈夫です 影さんが敵な筈がありません
  影さんはとても優しいですし、これまで色々助けられてきました」
大王「それはそうだけどなあ……記憶を失う前はどんなだったか分からない以上、
  100%信用するのは危険じゃないのか……?」
ジュエル「左様 獅子身中の虫という言葉があるじゃろう そうならなければ良いがのう」
シノ「そんな……陛下達は今でも疑っているんですか?」
大王「まあ、今の影さんに関して言えば問題は無いと思うデ
  しかし、これから先記憶を取り戻す事が吉なのか凶なのか………」
影さん「私も、私自身が何者だったのか興味はありました
  シノさんに出会う前は一人で色々な国を彷徨い旅して来ましたが、
  それも本当の私自身を知る為の旅でした
  シノさんに出会えたからでしょうか、私は私のままで良いと思えるようになりました
  皆さんが思っているように、記憶を失う前の私は皆さんの敵となり得る存在である可能性も決して0だとは言い切れません
  もしも私が皆さんの敵になる様な事があれば、その時は容赦無く私を倒してください 良いですね」
シノ「そんな事言わないでください……!悲しくなるじゃないですか………」
影さん「シノさんなら大丈夫ですよ 貴方は強い人です」
シノ「もう………影さんはずるいです……………」
ジュエル「…………デデデよ、ここは二人きりにさせておくか」
大王「え……?何で…………?」
ジュエル「鈍感じゃな貴様………貴様にも分かり易く説明するが、シノは」
シノ「余計な気遣いは結構ですよ」

>>876

影さん「素晴らしい言葉ですね "美しい"と思った事を素直に口に出す事、それは決して容易い事ではありません
  しかしそれを率直に、包み隠さずありのままに伝えられる貴方の心は何よりも美しいものではないかと私は思います
  ですので自信を持ちなさい その思いを大切にして誇りをもって生きるのです」
大王「影さん……トゥンク…♥」
ジュエル「デデデよ………言い辛いがはっきり言わせてもらう……キモいぞ」
大王「何で!!?」
影さん「女は美しい……ですか…………私もそう思いますよ
  美しさの形は様々です………特にシノさんは、私が見た中でも最高級の美しさではないかと」
シノ「か……影さん…………!?」
影さん「シノさんは彷徨っていた私に声を掛けてくださり、手を差し伸べてくれました
  見ず知らずの人に声を掛けて懇意に振る舞うなんて誰にも出来る事ではありません
  私の様な者に対しても臆せず接してくださるシノさんは、正に聖女と言い表す事が出来るでしょう
  おや…?シノさん、顔が少々赤いですが、具合でも悪いのですか……?」
シノ「いえ……何でもありません…………ただ恥ずかしいのでこれ以上はもう……………」
ジュエル「シノは自己評価が低過ぎる故、褒められ慣れていないからのう………」
シノ「何で少し楽しそうなんですか?」
ジュエル「儂が楽しそうじゃと…?フン!気のせいじゃろう!ただまあ、青春は良いものだと思っただけじゃ!フハハハハハハハ!!」
シノ「それを楽しそうにしているって言うんですよ!」

>>877

シノ「影さんが敵になる筈がありません!影さんはとても純粋な方です
  こんな純朴な方を敵だなんて疑うのは………」
影さん「純粋…ですか……ありがとうございます ですが、純粋さで言えばシノさんだって」
シノ「わ…私の事はもういいです!もう…いいです……から………………」
大王「なんかいつものシノらしくないな……本当に具合が悪いのか…?」
ジュエル「察するのじゃ」
大王「察する……?どういう事だデ……?」
ジュエル「貴様がここまで鈍感だとは思わなかったわ……これは道理で女が出来ぬ理由よな……」
大王「なっ…!これの女が出来ない事と何が関係あるんだデー!?」


881 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/07(Thu) 04:10

>>878

影さん「正義は必ず勝つという言葉が昔からある様に、
  正しい者が最終的には勝利するというハッピーエンドを多数の方が望んでいるからでしょうね
  私は私自身を正義だとは思っていませんが、敵対する者が今の所たまたま悪党だったってだけの話ですね」
シノ「私も影さんと同じ意見ですね やっぱり困っている人は放っておけませんし、平和を乱すような人は許せません
  力の強い者が皆善人であれば良いのですが、そうも行かない時もあります」
ジュエル「その為に儂らがいるのじゃ!!」
大王「それでも駄目な時は?」
ジュエル「フン!!儂を誰だと思っておる!?最強の一族ワムバム一族の王ワムバムジュエルじゃ!!!
  万に一つも敗北など有り得ぬ!!儂が負けを認める時はそれは儂が戦いで死ぬ時じゃ!!!!」
影さん「こんなに頼もしい人達が味方なのは私にとって幸運と言えますね」
シノ「一番頼りになるのは影さんだと思いますよ」
影さん「ありがとうございます シノさんは優しい上に強くて、一番頼りになりますよ」
シノ「っ………………!」
ジュエル「フン、見せつけてくれるではないか……ここまで来るとバカップルじゃぞ
  愛し合うのは構わぬが、人の目もある 程々にせい」
シノ「そ…そんなんじゃありません!何言っているんですか!?」

>>879

ジュエル「フン!儂を讃えるのは良いが儂の名を口にするならば様を付けよ!
  今回は赦すが、努々忘れるでないぞ!
  儂が主人公か……フン!それも良かろう!王である儂にはそれ相応の気風が無ければならんからな!!」
シノ「所で、ビッグメタルンさんはあの後弟子にしたんですか?」
ジュエル「仕方が無いじゃろうが!言っても聞かぬからな……悪い気はしないがのう
  だが奴の頑固さには些か苦労したわい」
大王「あのー……あくまで主役はおれさまだからな?最近出番少なくなったけど……
  何でおれさま、ロボット操縦するだけで出番終わりなの?」
シノ「そんなの私達に聞かれましても………」
影さん「デデデさんは私達を支えてくださる司令塔という立ち位置が適役ではないでしょうか
  表には出ず、私達の力を1つにまとめて監督する……それも立派な役目ですよ」
大王「そうか……それも良いな!よし!それで行こう!」
ジュエル「単純な奴じゃなお前も……」

882 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/07(Thu) 04:52
大王が主人公?はてこのスレッドではそうかもしれないけど殆どの媒体ではカービィが主人公なんだが?
でも最近はジュエル様が活躍してるのでジュエル様が主人公とも言い切れないので
これを機に主人公交代したら?
少年漫画あるあるで初代主人公と二代目主人公が共闘するのは王道だろ?
まあ、ジュエル様は三代目主人公みたいなものだけど三代目が一番無敵で強いイメージだし

シノは影さんのヒロインは確定で
影さんは親しみやすい仲間けどその背景にミステリアスな雰囲気があるので
なんか掴めない人だと思ってる

883 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/07(Thu) 11:13
そもそもデデデプププってギャグ漫画だよな?
それなのにこのスレッド内ではギャグはあっても内容がVシネマだ!

884 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/08(Fri) 23:57

テレビ『雪が解けて川になって流れて行きます〜♪
  もうすぐ春ですねぇ 恋をしてみませんか〜♪』

影さん「成程……これがアイドルというものですか…………」
シノ「はい テレビ等のメディアで活躍し、歌や踊りで沢山の人を魅了する
  そういう素敵な人達の事をアイドルと言います
  そもそもアイドルとは偶像という意味がありまして、崇拝されるものという事からアイドルという言葉が生まれたんですよ」
影さん「つまり、アイドルとは神や仏のようなものなのですね……興味深いです
  神仏を祀り歌や踊りで祈りを捧げるというのは遥か昔から存在した儀式だと聞きます
  それが今はこういう形で人々に受け継がれているのですね 何とも素晴らしいです」
シノ「うーん……合っているようなそうでないような…………」

 ピンポーン!

シノ「お客さん…?こんな時間に何の用でしょうか…………」

Mr.チクタク「シノ君ーーーーー!!シノ君ーーーーーー!!私だよ!!Mr.チクタクだよ!!」

シノ「Mr.チクタクさん!?」

Mr.チクタク「お願いだ!!助けてくれ!!事務所がピンチなんだ!!」

シノ「え……!?」



 デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編

  第7話 事務所を救えアイドル作戦


 前回までの記録

  第1話 素性不明の二枚目剣士現る(>>823-828)
  第2話 プププランドに大雨が降る(>>833-837)
  第3話 闇が支配する死闘の果てに(>>848-851)
  第4話 大王危うしダークゼロ誕生(>>859-862)
  第5話 闇に引き裂かれた親子の絆(>>864-867)
  第6話 打つ手無し!?鋼の侵略者(>>871-875)


885 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/08(Fri) 23:59


シノ「とりあえず、お茶をどうぞ」
Mr.チクタク「ありがとう ずずーっ」
シノ「………それで、事務所がピンチっていうのは……?」
Mr.チクタク「もう、シノ君ってば、折角久し振りに会ったんだよ?なのにその素っ気ない態度は何だい?
  「久し振り!」とか「元気だった?」とかそういう会話をしようという気は無いのかね?」
シノ「時間が勿体ないですので、要点だけ教えてください」
Mr.チクタク「そういう所相変わらずつれないねぇ……だがそれが良い!
  ……実はだね…………後1か月、売り上げが悪かったら事務所を取り壊さなければならないんだ」
シノ「ええっ!?」
Mr.チクタク「実の所、ずっと赤字続きなんだ!事務所のアイドルは雇ってもすぐに辞めてしまう!
  CDを出しても全く売れない!グループを結成しても音楽の方向性の違いだとかですぐに解散してしまう!
  なんやかんやでまた事務所にアイドルが1人もいない状態に逆戻り!このままだと私は何億もの負債を抱えてお先真っ暗!
  もうどうしようもないんだ!そこで浮かんだのが君の顔だったんだ!
  お願いだシノ君!私を助けてくれ!」
シノ「………つまり私にまたアイドルをやれと……………」
Mr.チクタク「引き受けてくれる?」
シノ「ごめんなさい 無理です」
Mr.チクタク「そう言わずに!!そこを何とか!!頼むよおおお!!
  もう君しか頼れる人がいないんだよおおおおおおお!!!」

影さん「シノさん、引き受けてあげましょう」
シノ「影さん……!言っておきますけど、アイドルなんて私には…」
影さん「そこの御仁 その依頼、喜んで引き受けますとシノさんが」
シノ「はあああああ!?」
Mr.チクタク「おお……!!本当かね!?」
シノ「ちょっと影さん!!勝手に話を進めないでください!!」
影さん「ただし、タダで引き受けるとは言っていませんよ?やるからにはそれに見合う報酬は頂かなくては」
Mr.チクタク「それならお安い御用だ!!事務所を黒字にしてくれたら、礼金はいくらでも弾むぞ!!」
シノ「ちょっと待ってください!やるなんて私は一度も…」
影さん「よし良いでしょう!乗りました!交渉成立です!」
シノ「私の話を聞いてください!!」
Mr.チクタク「本当かね!!?やったああああああああ!!!本当に助かったよ!!よろしくね君達!!」
シノ「勝手に話を進めないでくださいってば!!」



Mr.チクタク「ズバリ!!シノ君にはもう一度!!アイドルになってライブをやっていただきたいのです!!」
影さん「おお、ライブですか」
シノ「はあ………」
Mr.チクタク「お金をがっぽり儲けるにはライブが1番!!
  ファンの反応を生で見る事が出来る上、1番盛り上がるのがライブなのだ!!」
シノ「そんな事だろうと思っていました……だから断りたかったのに………」
Mr.チクタク「そう仰らずに!!シノ君の為に衣装まで作ってきたんだよ!!ほら!!これ、どう!?」
シノ「却下です!!何ですかこの衣装!!スカートが短いじゃないですか!!こんなの破廉恥です!!」
Mr.チクタク「これくらい普通だよお!!アイドルの衣装はとにかくこうじゃなきゃいけないの!!」
シノ「下着が見えちゃうかもしれないじゃないですか!」
Mr.チクタク「そこはほら、見せても良いのを履いておけば……あ、でも絶対白だよ!白以外は認めないからね!!」
シノ「この変態プロデューサー!!セクハラで訴えますよ!!」

Mr.チクタク「君には演奏係を任せても良いかな?」
影さん「演奏係……?何ですかそれは?」
Mr.チクタク「音楽を奏でてもらうんだよ!ほら、あそこにあるのが楽器だよ あれを弾いて欲しいんだ」
影さん「楽器ですか……経験はありませんが、引き受けてみましょう」
Mr.チクタク「練習はスタジオを使って良いからね いつでも開けておくよ どうせ他に使い人いないし
  しかし、演奏係が一人だけだとなあ………あと一人くらい欲しいなあ………」
影さん「それならば適役がいますよ」


886 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/09(Sat) 00:00

ジュエル「何じゃい!!お前達、今度はそんな面白い事に巻き込まれておったんか!!」
シノ「もう…!全然面白くないです!大変なんですよ本当に!」
影さん「私は楽しんでいますけどね」
ジュエル「お前は何をやっておるんじゃ?」
影さん「私は楽器の担当を頼まれました シンセサイザーという楽器なのですが、中々面白い音が鳴りますね」
シノ「影さんは本当に器用ですね……少ししか練習していないのにすぐに弾けるようになりましたから」
ジュエル「…それで、話というのは、儂にもその楽器の演奏をやれという事じゃろう?フン!!良かろう!!」
影さん「おお、話が早くて助かります」
ジュエル「儂はドラムというのをやるぞ!!デカくて儂に丁度良いじゃろう!!ドラムこそ最強の楽器じゃ!!」
シノ「どうしてそんなに乗り気なんですか……?」
ジュエル「こんな楽しい事を捨て置くなど以ての外じゃろう!!」
シノ「私は別に楽しくないんですけどね………仕方がありません…………
  それでは音を合わせて練習してみましょう 私も歌と振り付けの練習をします」


シノ「…………やっぱりこの辺りの振り付けはこの方が良いのでしょうか……」
影さん「私はこのままで良いと思いますよ ジュエルさんはどうです?」
ジュエル「そうじゃな………儂は……………」
Mr.チクタク「やあシノ君!!精が出るねえ!!歌も良いしダンスも良い!!
  やっぱり君はアイドルになるべくして生まれてきたんだねえ!!」
シノ「いいえ違います」
Mr.チクタク「あ、歌で思い出した!君に1つ伝えたい事があったんだがね……
  この部分なんだけどね、ちょっと色気のある感じで歌ってくれないかなあ」
シノ「色気……?」
Mr.チクタク「君はしなやかでたおやかでお淑やか!可愛らしさでは誰にも負けない!私はそう確信しているよ!
  立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花というのは君の為にある言葉だとさえ思っている!!」
シノ「はあ……」
Mr.チクタク「だがね、君には致命的に足りないものがある!色気だ!」
シノ「怒りますよ」
Mr.チクタク「ただ可愛いだけじゃなくてもっとこうドキッとするような所が欲しいんだよ!
  色気さえあれば君の歌はもう申し分ないんだよ!!
  もっとこう……あはーんうふーん♥的なねえ!分かってくれるよねえ!?」
シノ「全っ然分かりません!!出て行ってください!!」
Mr.チクタク「出て行くも何もここ私の事務所なんだけど」
シノ「放っといてください!!」

 バタン!!

Mr.チクタク「………怒らせてしまった…………でも怒った顔も可愛らしかったなあ………!」




影さん「いよいよ明日ですね……シノさん、調子はいかがですか?」
シノ「振り付けと歌はもうバッチリです」
影さん「流石ですね」
シノ「そちらはどうですか?」
影さん「我ながら申し分ない出来かと ジュエルさんのドラムも見事でしたよ」
シノ「そうでしたか……」
影さん「後は本番当日を待つだけですね」
シノ「どれくらいの人が集まるんでしょうか………」
影さん「シノさんでしたら大丈夫ですよ」
シノ「………だと良いのですが………………」


887 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/09(Sat) 00:04

ライブ当日


 ガヤガヤ……

 ザワザワ……

シノ「凄い……こんなに集まっています………!」
Mr.チクタク「うむ…!やはり私の目に狂いは無かった様だ!断言しよう!今回のライブは成功すると!」
シノ「私、やっぱり帰っても良いですか………」
Mr.チクタク「何を言うんだねここまで来て!!主役の君が帰ったらお客さん怒って大炎上不可避だよ!!
  そしたら私の事務所もおしまいだ!!そんなの絶対に嫌だからね!!」
シノ「私だって嫌ですよ!!こ……こんなに短いスカート…………恥ずかしくて人前に出られません!」
影さん「良いじゃないですかシノさん、とてもよく似合っていますよ」
ジュエル「こうして見ると中々の別嬪じゃな!儂があと1000年若ければ妃として迎え入れていたやも知れんな!」
シノ「もう…からかわないでくださいよ……!」

 ドン!

シノ「痛っ…!?」
照明「邪魔」
シノ「あっ…すみません……」

音響「………」
大道具「……………」

Mr.チクタク「おお、これはライブスタッフの皆さん!今回はよろしくお願いします!」

照明「………」
音響「………」
大道具「……………」

 スッ……


ジュエル「何じゃいあいつら!!挨拶も無しにさっさと歩きおって無礼な奴らじゃな!!」
影さん「うーん……確かに、何だか感じの悪い人達でしたね」
シノ「あの人達は?」
Mr.チクタク「今回のライブを手伝ってくださるスタッフだよ!
  1人で色々準備するのは大変だからね、手伝いの募集をかけたら協力すると名乗り出てくれたんだ!
  いやあ本当に助かった!仕事も早いし、ライブが上手く行く事間違い無しだ!」
影さん「だと良いですがね……皆さん、油断せず参りましょう」
シノ「はい」
ジュエル「うむ!」

Mr.チクタク「ああ待ちたまえ!昨日の夜、頑張って台本を書いて来たんだ」
シノ「台本……?」
Mr.チクタク「歌う前にまずは観客に挨拶するのが大事だ!そこで観客の心を掴む様な一言で魅了するんだ!」
シノ「どれどれ…………………………嫌です」
Mr.チクタク「そ…そんな!私が徹夜して書いた台本なんだよこれ!」
シノ「こんな恥ずかしい台詞、言えるわけないです!」
影さん「シノさん、折角頑張って書いたのですから、無下にすると可哀想ですよ」
ジュエル「そうじゃぞシノよ!」
シノ「分かりました……もう分かりました!……どうして私だけがこんな……………」


Mr.チクタク「レディースアーンドジェントルマーン!!今回はライブにお集まりいただきありがとうございます!!
  私、事務所の社長兼プロデューサーのMr.チクタクです 今回は司会も兼任しております!」

シノ「いよいよですね………」
影さん「練習の通りにやれば問題ありません」
ジュエル「何よりこの儂がついておる!!失敗などある筈が無かろう!!」
シノ「そうですね………では行きましょう!演奏よろしくお願いします!」
ジュエル「おう!!」
影さん「了解しました」


Mr.チクタク「それでは早速登場して頂きましょう!伝説のスーパーアイドル、シノ君!!」

 ガヤガヤ……!

シノ(伝説のスーパーアイドルって……!何の捻りも無いじゃないですか!
  恥ずかしい………!でも仕方がありません………!)

 ダッ!!

観客「おお…!!」

シノ「今日はライブに来てくれてありがとう!私のラブ手裏剣で、皆のハート打ち抜いちゃうぞっ!☆」

観客「おおーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

影さん「お見事ですシノさん………!様になっていますね」
ジュエル「これがプロ意識というヤツか……感心じゃ!」

シノ(恥ずかしいっ………!!ああもうこうなったら自棄です!!)


シノ「それじゃあ一曲行ってみよーう!音楽スタート!!」



888 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/09(Sat) 00:09


シノ「純情・愛情・過剰〜に異常〜♪純情・愛情・過剰〜に異〜常〜〜♪」

観客「おおーーーーーーーーっ!!!」

シノ「ヤマト〜ナデ〜シコ七変化〜素顔の方が嘘つきね♪
  ヤマト〜ナデ〜シコ七変化〜絵になるね!き〜わめつけ♪」

観客「わああああーーーーーーーーー!!!」

Mr.チクタク「素晴らしい!!観客も凄い歓声だ!!
  誰もが目を奪われて行く!!シノ君こそ完璧で究極のアイドルだ!!!」

シノ「しとや〜かな〜フリしていて〜も〜〜
  乱れ〜飛ぶ、恋心♪ あはぁん…♥」

観客「うおおおおおおおおーーーーーーーーーーーー!!!!」

Mr.チクタク「うおおおおおーーーっ!!今のだ!!今のだよ!!やれば出来るじゃないかシノ君!!
  私の心は!!今!!最高に!!ドキドキ!!している!!!!」

シノ(恥ずかしくてもう死にそう……!!もう早く終わって………!!)

影さん(シノさんがもう限界そうです……少し演奏を早めましょうか……?)

ジュエル(恥じらう姿を見るのは愉快じゃが、仕方あるまい………)


シノ「と〜きめきの、は〜や変わりっ♪
  純情・愛情・過剰〜に異常〜どっちもこっちもかがや〜け乙女〜〜♪」



観客「わああああーーーーーーーーーーーーー!!!」

 パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!

シノ(や…やっと終わった…………!)

Mr.チクタク「ヒューーーーーー!!良いよシノ君!!実に見事だったよーーーーーー!!」

影さん「これは見事な拍手喝采ですね 私達の演奏も上手く行きました」
ジュエル「当然じゃ!!この儂の辞書にしくじりという文字は無いわ!!」

シノ「応援ありがとーーーーう!!」

 バチン!!

シノ「えっ……!?」

観客「なっ…何だ!?」

観客「停電か!?」


Mr.チクタク「ど…どうしたんだ…!?こんな演出、頼んだ覚えは無いぞ!?」

照明(よし、今だ!)
音響(歓声に浮かれている今がチャンス!)
大道具(一瞬で仕留める)

 ビュン!!

シノ「………………………」

 キィィィーーーーン!!

音響「何っ……!?」

照明「馬鹿な…!」

影さん「この瞬間を狙って来る事は予想していましたよ、ダーク・トリニティの皆さん」

大道具「くっ……!我々の正体まで気付いていたとは……!」

ジュエル「フン!!儂らに挨拶をしなかった時点でおおよそ見当がついておったわ!!」
シノ「はい、バレバレでした………それでよく隠し通せると思ったものですね」


照明「己……!」

Mr.チクタク「おーーーい!照明さん何をやっているんだーーーーって誰もいない!?
  し…仕方無い………私が電気を付けよう……!えーと電気…電気は……………
  あった!これだ!」

 パチン!!

観客「あ…!明かりが戻った!」

観客「おい…!あそこにいるのは誰だ……!?」


音響(リムル)「まずいぞ、我々の計画が………!」

大道具(リムロ)「こうなっては仕方があるまい……」

照明(リムラ)「我々の姿を見た者は、1人残らず殺す!!」

 バッ!!


観客「うわあああああああああああああ!!!!」

観客「何だあれは!?」

観客「化け物だーーーーーーー!!」


ジュエル「まずいぞ……!!観客がパニック状態になっておる!!」
シノ「折角上手く行っていたのに……これじゃあ事務所はもう……!」
影さん「……いいえ、大丈夫です この状況を利用してしまいしょう」
シノ「………!成程、そういう事ですね…………!」


 バッ!!


シノ「…………そこまでです!!悪党の皆さん!!」

 ドヨドヨ………

観客「な……何だ……………?」

観客「何が始まるんだ……?」

シノ「悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは光のアイドルなり!!
  月華のアイドル・シノ、見参!!」

観客「うおおおおおおーーーーーーーーーーー!!!!」


影さん「完璧です……お見事ですよシノさん」


889 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/09(Sat) 00:10


リムル「何の真似だ…………」

シノ「会場の皆さんには指一つ触れさせません!!正義の剣で貴方達の野望を砕きます!!」

リムラ「ほざくな……!!死ね!!」

リムロ「バトルフォーメーション……トライアングルフォーム!!」

 シュタッ!!

リムロ「行くぞ!!三位一体の陣!!」
リムラ「はあああああっ!!」
リムル「………殲滅する!!」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!!


リムロ「………避けたか…!」

ジュエル「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
リムロ「…………ぬん!!」

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!

リムロ「その程度の攻撃………未だに通用すると思うな!」
ジュエル「たわけ!!見せ場はこれからじゃ!!」
リムロ「なっ……!!」

 ギュイイイイーーーーーーーン!!!

ジュエル「グライドパンチ・リボルブ!!!!!」

リムロ「くっ……!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

リムロ「ぐはっ……!!」


リムル「今度こそ貴様の息の根を止めてやる!!」

 ゴオオオオオオオオオオ!!

 ヒュッ!!

影さん「速さが前までと違いますね……」

リムル「当然だ……我々は日々アップデートしている………今度こそ貴様の命、貰い受けるぞ!!」

影さん「残念ですが、その程度で私の命は奪えません」

 ビュン!!

リムル「何っ……!?」
影さん「…………」

 シュバッ!!

リムル「二刀流…!?剣がもう1つ増えただと……!?」

影さん「………極楽冥王斬閃!!」

 ビュン!!

 ザシュッ!!

リムル「ぐああああああああっ!!」


リムラ「きえええーーーーーーっ!!」

 ビュン!!

 キィィィーーーーン!!

シノ「Mr.チクタクさんの事務所を守る為に……このライブを成功させる為に…………
  貴方達に邪魔されるわけには行きません!!はああああああああああっ!!」

 バシュッ!!

リムラ「ああっ!?」

シノ「花影流・流麗月下美人!!」

 シュバッ!!

リムラ「ぐあああああああああああっ!!」

観客「うおおおおーーーーーーーーっ!!!良いぞーーーーーーーーーー!!!」

観客「こんなパフォーマンスも用意していたなんて、すげーーーーーーー!!」

観客「スーパーヒーローだーーーーーーーーー!!!」

 ワァァァァアアアアアアアアアア!!!

 パチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!

Mr.チクタク「何が何だかよく分からんがお客さんが魅了されている!!
  凄いじゃないかシノ君!!ヒューーーーーーー!!」


影さん「またも拍手喝采を頂きました!」
ジュエル「フン!!当然じゃ!!!」

リムラ「己……!!ダークゼロ様!!どうかお力を!!」


ダークゼロ「しょうがないなあ…………邪魔なゴミはさっさと処分しなきゃね」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

シノ「…………!!」

観客「今度は何の音だ……!?」
観客「おい!!外を見てみろ!!あれは何だ!?」
観客「な…なんかヤバそうだぞ……!」
観客「これももしかして演出なのか!?」


シノ「陛下…!お願いします!」


マスクドデデデ「よし!我輩の出番だな!HR-D3、発進!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドド!!



890 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/09(Sat) 00:13

観客「おおーーーーっ!!今度はロボットが出たぞ!!」
観客「すげーーーーーーーー!!」

シノ「見世物ではないんですけどね……」
影さん「まあ、皆さんが楽しんでいるなら良しとしましょうか」


闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


マスクドデデデ「ミサイル発射!!」

 ドオオオーーーーーーーン!!

闇・エネルギー暴走体「ギャアアアアアアアアアア!!」

マスクドデデデ「よし、今だ!!」

 ギュイイイィーーーーーーーーーーーン!!!

マスクドデデデ「必殺!!スーパー大回転アタック!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

闇・エネルギー暴走体「グギャアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!



ナレーション「色々ハプニングはあったが咄嗟の機転によりライブは大成功に終わった
  今回のシノ達の活躍で事務所の取り壊しは無事撤回されたのだった」


影さん「これにて一件落着……と言った所でしょうか」
ジュエル「そうとも限らんぞ」
シノ「どういう事ですか……?」

 バタン!!

シノ「……!!誰ですか!?人のドアを勝手に開けるなんて……!」

Mr.チクタク「シノ君ーーーーーーー!!」
シノ「チクタクさん!?」
影さん「おや……先日振りですね どうしたんですか血相を変えて?」
シノ「嫌な予感………」

Mr.チクタク「実はね!!明日の音楽番組の生放送で歌ってくれないかって依頼が来ているんだ!!」
シノ「い…嫌です!!絶対に嫌です!!」
Mr.チクタク「そこを何とか頼むよーーーー!!この通りだから!ね!?一生のお願い!!」
シノ「Mr.チクタクさんの一生のお願いは一生じゃないでしょう!?テレビとか絶対に無理です!!」
影さん「とても良いお話じゃないですか 私も喜んで協力してあげますよ
  楽器の演奏、また頑張らせて頂きます」
シノ「影さん!!勝手に話を進めないでください!!」
ジュエル「よーし!!ならば儂も本気の演奏を見せてやるわい!!行くぞシノよ!!!!」
シノ「人の話を聞いてください!!嫌です!!絶対に嫌ですってば!!」


ナレーション「シノのアイドルとしての活動は暫く続いたという」


  第7話 事務所を救えアイドル作戦 終


次  回  予  告

影さん「デデデさん達に今まで散々敗れ続けてきたボクシィが復讐を果たす為、
  再び闇の軍勢の傘下として我々の前に現れました
  今度はテニスでデデデさんにリベンジ勝負をするそうです
  果たして勝負の行方は……?
  次回、デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編
  第8話 あいつこそテニスの大王様 御期待ください」


891 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/09(Sat) 17:47
あちらこちらあんよは上手
珈琲屋に寄ってデデデきめたら帰れない帰らない
曇天の道をブラリブラブラ歩く二人は足軽の如く
危険好きのデデデのふりをする小心者共

892 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/11(Mon) 11:44
ここで求められる主人公って
1位 カービィちゃん
2位 ジュエル様
3位 アドレーヌさん

こんな感じなのかな

893 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/11(Mon) 16:49
じゃあ裏主人公が

シノと影さんな!

894 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:10

>>882

ジュエル「確かにな…それも一理ある」
大王「一理ねーよ!何勝手に納得してんだ!」
ジュエル「最近影が薄くなったな……」
大王「薄くなってねーって!」
シノ「まあまあ影さんも言ってたじゃないですか
  陛下は私達を支えてくださるリーダーなんです
  主役じゃないかどうかはさておいて、私達の中心にいるのは間違いない筈です」
大王「そうかもしれないが……いや!やっぱりこのスレの主役はおれさまにしか務まらん!
  今までだってずっとそうだったんだデ!確かにカービィには敵わないかもしれないが、
  このスレの主役はおれさまだ!それだけは譲る気は無いデ!」
ジュエル「頑固な奴じゃなお前も………まあ儂は別に主役なんぞにこだわりはせぬ
  儂は儂の生き様をただ貫き通すだけじゃわい」
大王「ああーーーー!!一端に主役みたいな事いいやがってーーー!!そういうのズルいデ!!」
影さん「この論争、デデデさんが反論すれば反論する程デデデさんの分が悪くなる気がしますので、
  ここで終わらせるのが賢明な判断ではないでしょうか?と私は思うのですが」
シノ「私達のフォローが台無しですね……」

>>883

大王「デデププの世界観を基にした別の世界だからなあ最早
  っていうかデデププに忠実なキャラがとうとうおれさましかいなくないか!?」
シノ「ぎりぎりですが要素を保っていますね……私なんて原作にいないオリキャラですし……」
ジュエル「儂なんて多分じゃが出た事は無いぞ」
影さん「言わずもがな私もですね」
大王「いつか出る日が来るんじゃないかな……多分………
  Vシネマって、そこまで言う程Vシネマかな………?」
シノ「戦闘シーンが多いですし、その所為じゃないでしょうか?」
大王「たまには戦闘なしの話とかあったら良いんだけどなあ………」
シノ「それだと影さんと私のシーンばっかりになっちゃいませんか?」
ジュエル「そっちの方が面白くなりそうじゃな……」
シノ「なっ…何を期待しているんですか!?」
ジュエル「儂はただ面白そうと言っただけで、別に何も言っておらんぞ
  貴様こそそんなに慌ててどうしたのじゃ?」
シノ「もう!ジュエルさんの意地悪……!」
ジュエル「不貞腐れるな………鈴カステラでも食うか?」
シノ「……………食べます!」
ジュエル「食うのか………」
大王「お前らさっきから何のやり取りしてるんだデ……?」

>>891

影さん「良いですねこの曲、何故だか気に入りました
  これを主題歌として使うのはどうでしょうか?」
シノ「でも一部歌詞が違くないですか?」
大王「だから何で歌詞の中におれさまの名前が入っているんだデ!?
  名曲が台無しだって怒られるじゃねーか!」
ジュエル「そうなると、謝るのは貴様じゃな」
大王「書いたのはおれさまじゃないのにか!?」
ジュエル「貴様の名前の所為で台無しになったのなら悪いのは貴様じゃろう」
大王「そっか…………そっかじゃねーーー!!危うく納得しちまう所だったデ!!」

>>892-893

大王「……ちなみにおれさまって何位くらいに入っているんだデ…?」
ジュエル「………ワースト1位と言った所ではないのかの?」
大王「ビリは嫌だデ!!せめて4位か5位くらいには入っていたいデ!!」
シノ「裏主人公ですか………裏とはいえ私なんかが主人公を名乗るのは烏滸がましいような………
  でも影さんだったら主人公に相応しい……のかも……………」
影さん「私が主役ですか………それならヒロインはシノさんですかね」
シノ「ヒ…ヒロインなんてそんな…………!」
ジュエル「フン……まんざらでもなさそうじゃな!」
シノ「も…もうっ!ジュエルさんは黙っていてください!」
大王「さっきも言ったがこのスレの主役はおれさまだデ!!誰が何と言おうとな!!」

895 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:33

ボクシィ「あーー腹減った………………
  アルバイトもすぐクビにされちまうし、貰える給料は雀の涙だ………
  畜生!!それもこれも全部あいつらの所為だ!!
  あいつらの所為で、闇の軍勢での俺の立場が地に堕ちた!!
  せめて!!せめて奴らにリベンジするチャンスがあれば……!!」

ウィズ「ではそのチャンス、私が差し上げましょうか」

ボクシィ「おわあ!!ウ…ウィズ様…!!い…いつからそこに………!?」


ウィズ「どうやら生活に困っているようですねぇ……働ける場所も無い様ですし……
  それならもう一度私の下で働いてみましょうか」
ボクシィ「ほ…本当ですか!?」
ウィズ「ただしチャンスは一度だけです……上手く行けば幹部の席も用意してあげますよ」
ボクシィ「幹部……!?も…勿論やります!!よーし燃えてきたぜ!!!
  今度こそ復讐を果たし、そして幹部の座に復帰してやるぜ!!!!」



リムル「………お言葉ですがウィズ様、そいつを雇った所で大して使い物にならないのではないかと」
ウィズ「馬鹿と鋏は使い様というでしょう 使い方を誤らなければ優秀な戦力として化ける可能性がある事も
  決して有り得ない話ではありませんよ 今回もバックアップよろしくお願いしますね」
リムル「はあ………」



シノ「買い物はこんな所で大丈夫ですね」
影さん「大丈夫かも知れませんが買い過ぎではないでしょうか
  こんなに買い込んで何をなさるつもりで?」
シノ「1週間分の食事です」
影さん「1週間分?この量がですか?」
シノ「影さん1日で結構食べるじゃないですか
  だからこれぐらいは用意しとかないと足りないかな…って……あっ…!」
影さん「おっと危ない………その荷物、私が持ちましょうか」
シノ「でも影さんに結構持って貰っていますし、これは私が……」
影さん「私にかかればこんな荷物、大した重さじゃありませんよ ですので心配は不要です」
シノ「影さん…………」
影さん「私の為に夕食を作ってくださるのでしょう?楽しみにしていますよ」
シノ「もう……影さんってば……………」

住人「うわあああああああああああ!!」

シノ「………!今の叫び声は…!」
影さん「あの方角からですね……行ってみましょう」


896 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:33


ボクシィ「……ふん!話にならねぇな!!出直してきやがれ!!」

シノ「一体何の騒ぎで……あ…!貴方は……!」

ボクシィ「………!てめェは…!」

影さん「おや?お知り合いですか?」

シノ「……………どちら様でしたっけ……?」

ボクシィ「ボクシィだ!!!」
シノ「あっ!そうでした!思い出しました!」
ボクシィ「忘れてんじゃねーよ!!!!」
シノ「こんな所で何をやっているんですか?」
ボクシィ「見て分からねえか!?テニスだよテニス!!」

影さん「テニス……?テニスとは何でしょうか?」

ボクシィ「おいおいおい冗談だろ!?テニスも知らねえのか!?」

シノ「すみません、この人記憶喪失でして………
  良いですか?テニスっていうのは地面の真ん中にネットを張って
  ラケットという道具を使ってボールを打ち返すスポーツです
  瞬発力とスタミナが勝敗を分ける決め手となります」
影さん「成程…面白そうですね……では、そのテニスとやらを私が」

ボクシィ「待て!!!戦う相手は俺が決める!!!!」

シノ「どういう事ですか?」

ボクシィ「デデデを出せ!!俺はテニスでそいつと戦うと決めたんだ!!」

シノ「どうしてですか?」

ボクシィ「どうしてもだ!!俺はこないだのリベンジを果たしに来たんだ!!」

影さん「成程…テニスならデデデさんに勝てるだろうと」

ボクシィ「そういう事だ!!分かったら大人しくデデデを出しやがれ!!」

シノ「そんな理由ではい分かりましたって陛下を出すと思いますか?陛下は忙しいんです」
影さん「そう言わず、デデデさんを出してあげましょう」
シノ「影さん……!」
影さん「そうする事で彼女が満足するなら、そうしてあげるべきでしょう」

ボクシィ「彼女……!?」

ボクシィ「…おい!!あんた今、俺の事を彼女と言ったか……!?言ったよな!?」
影さん「はいそうですが……何か気に障る様な事でも?」
ボクシィ「いや良い……良いんだ…………!俺は感激した………!いつも男と間違われるのに、
  初対面で俺を女だと見抜いてくれたのはあんたが生まれて初めてだ………!」
影さん「それはそれは、さぞ世知辛い人生を送って来たのでしょうね」
ボクシィ「分かってくれるか!?そうなんだよ!!あんた結構良い奴だな!!
  なあ聞いてくれよ!!こないだなんかバイト先で客に失礼な事を言われちまってよ!!
  頭に来たんで……ってそんな話をしに来たんじゃねーんだ俺は!!!!」
シノ「そうですよ……影さんも、あんなのに同情なんかしなくても良いです」
ボクシィ「あんなのとは何だ!?お前も結構失礼な奴だな!?
  良いからデデデをここに呼べ!!俺はここで待つ!!!!」
シノ「はあ……仕方がありませんね………」



 デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編

  第8話 あいつこそテニスの大王様


 前回までの記録

  第1話 素性不明の二枚目剣士現る(>>823-828)
  第2話 プププランドに大雨が降る(>>833-837)
  第3話 闇が支配する死闘の果てに(>>848-851)
  第4話 大王危うしダークゼロ誕生(>>859-862)
  第5話 闇に引き裂かれた親子の絆(>>864-867)
  第6話 打つ手無し!?鋼の侵略者(>>871-875)
  第7話 事務所を救えアイドル作戦(>>884-890)


897 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:34

大王「……何でおれさまがあいつとテニスなんてしなきゃいけないんだ…?」
シノ「どうしても陛下と戦いがしたいんだそうです……お願いします……」
大王「よく分からねえが分かったデ………」

影さん「勝算はあるのですか?」

大王「やるしかないんだろ……?しょうがないデ………」


 ザワザワ………

住人「一体何が始まるんだ…?」
住人「テニスの試合だってさ!」
住人「あのピンクの箱みたいな奴がか…?で、相手は誰なんだ?」
住人「噂で聞いたけど凄い奴が来るんだってさ」


大王「……結構人が集まって来たな…………変身!!」


マスクドデデデ「マスクドデデデ、参上!!」



ジュエル「………デデデ」

マスクドデデデ「どうした、ワムバムジュエル」

ジュエル「2か月前に高架下のコートで言った事、覚えておるか?」

マスクドデデデ「……?そんな事あったか……?」

ジュエル「デデデよ……お前は………………」

マスクドデデデ「うん……?」

ジュエル「お前は……プププランドの柱になれ……!」

マスクドデデデ「…………おう!」


住人「おおっ…対戦相手が現れたぞ……!あっ…あれは……!」
住人「マスクドデデデだ!!」



ボクシィ「……逃げずによく来やがったな!怖気付いて来なかったらどうしようって心配したんだぜ!」

マスクドデデデ「怖気付く……?我輩がか………?笑止…………行くぞ!!」

ウォーキー「ザ・ベストオブワンセットマッチ!!マスクドデデデ、サービスプレイ!!」

ジュエル「さあ行けいデデデ!!貴様の行く手には儂らの世界があるのじゃ!!」
シノ「陛下!頑張ってください!何も恐れないクールなガッツをお見せください!」
暗闇斎「そこでござるよ大王様!」

マスクドデデデ「よそ見していて良いのか?」
ボクシィ「くっ……!」

暗闇斎「稲妻と見紛う」

マスクドデデデ「どんどん行くぞ!」

暗闇斎「ツイストサーブで決めるでござる!」

 ズギューーーーン!!

ボクシィ「ぐあああああ!!」

住人「またツイストサーブ!!決まったあああ!!」

ジュエル「良いぞデデデ!!目にも留まらぬスピードを持つスマッシュをぶちかますのじゃ!!!!」

マスクドデデデ「とうっ!!」

 ビュン!!

ボクシィ「チイッ……!!返せない球じゃねーんだよ!!!」

 スパーン!!

 ビュン!!

シノ「ああっ!陛下のツイストサーブが返されました……!」
暗闇歳「いや」
影さん「恐らくあのツイストサーブは」
ジュエル「本気では無い」
シノ「え…?もしかして陛下はわざと……!」
ジュエル「左様」
影さん「返せる水準で打ったに違いありません」


マスクドデデデ「……では、こういう技はどうだ?とうっ!!」

 スパーン!!

ボクシィ「なっ……!?んなああああああっ!!?」

住人「何が起きたんだ!?」

住人「あれはもしかして伝説の技、零式ドロップショットか!?」

住人「あんな技をどうやって!?」


暗闇斎「……しかし、ラケットヘッドが後30センチも下がっていたらバレバレでござるよ
  二度目は通用しないでござろうな」

マスクドデデデ「ちぇっ……」

ボクシィ「くそ……!!調子に乗るんじゃねーぞ!!!!」


リムル「出たぞ出たぞ!!ボクシィの演武テニスだ!!」
リムラ「ボクシィの奴、あの独自のフォームに変えてから急に伸びて来ていないか!?」
リムロ「奴の実家が古武術の道場をやっているという情報だ ボクシィにとってあのフォームが自然体なのだ」


ボクシィ「ここからが俺様の本気だぜーーーーー!!」

 スパーン!!

 ビュン!!

マスクドデデデ「くっ……!」


898 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:35

ジュエル「これはマズい展開じゃな……!」
影さん「彼女も自ら挑戦状を出すだけあって中々の実力ですね」
暗闇斎「ああ、こんなに早く台頭して来るとはノーマークでござった……」
シノ「父上…何もデータは無いんですか!?」
暗闇斎「いや、奴の名はボクシィ かつて闇の軍勢に在籍していた頃は極悪サーカス団の団長という異名を持っていた
  テニスのプレースタイルはアグレッシブベースライナー
  性格は冷静沈着で他人に流されない」
シノ「冷静沈着!?あれがですか!?」
暗闇斎「少し神経質な面もあるが常に前向きで、虎視眈々と闇の軍勢の幹部の席を狙っていたようだ
  そして奴には好きな言葉がある………それは……………」


ボクシィ「下剋上だ!!!」


ボクシィ「下剋上だぜ!!ぶっ潰してやる!!頂上までのし上がってやるぜ!!!
  俺はな!!追い掛ける時が快感なんだよ!!追い詰められた獲物の顔ってのはたまらねえぜ!!!」

マスクドデデデ「下剋上か……我輩には関係ないな!」

 ビュン!!

マスクドデデデ「下剋上というのは弱い者が強い者に対して使う言葉だろう?」

ボクシィ「それがどうした!!?」

 ビュン!!

マスクドデデデ「つまりお前は今、自分が我輩より弱いという事を自ら認めたという事になる
  そういう事になるが、それでも良いのか?」

ボクシィ「ふふ……ふふふふふふ…………」

マスクドデデデ「フフフフフフ…………」

ボクシィ「ハーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!」

マスクドデデデ「フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」

ボクシィ「何が可笑しい!!!!」

マスクドデデデ「…………………………」


ボクシィ「畜生馬鹿にしやがって……!!勝つのはこの俺だくたばれ!!!!」

マスクドデデデ「自ら弱いと認めている者に我輩が負ける筈が無い!我輩はその上を行くぞ!!」

 スパーーーン!!

スピン「今度はマスクドデデデの反撃だっチュ!」
ストロン「お互い大技出しまくりなんだも」
スピン「行けっチュ!!マスクドデデデ!!」


リムル「リムラ……さっきから震えていないか?」
リムラ「そういうリムル、お前はどうなんだ?」
リムル「……俺もだけど」
リムロ「何としても勝つのだボクシィ……
  我々はここで終わるわけには行かんのだ……」


899 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:36

ボクシィ「ふははははははは!!おいデデデ!!後10ゲームは行けるぜ!!!」

マスクドデデデ「そうかご苦労!我輩は後20ゲームは行けるぞ!」

ボクシィ「減らず口を!!!!うおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

 ゴオオオオオオオオオオオオオ!!!!

 スパーーーーン!!!!


ドロッチェ「こいつはマズいぜ、相手は闇・エネルギーを使って来やがった
  あの時の俺と同じだ……さあどうする?デデデ」


ドロッチェ「お前のその真摯な態度はムカつく程だぜ」
スピン「しかし団長、人の心を動かすそのオーラは何だっチュ!?」

ドロッチェ「俺に人生という言葉を考えさせられるぜ……強さ故の厳しさって奴か………」
ストロン「その高貴な輝きに人は瞬きを忘れるんだも!」
スピン「照れ臭い程の呼び名が似合うっチュ……!お前は正しく」

一同「テニスの大王様!!You are the King of Tennis!!」


住人「うおおおおおおお!!マスクドデデデ止まんねえええええ!!」

住人「マスクドデデデすごーーーい!!」


シノ「もしかしたら陛下、最近まで出番が少なくて鬱憤が溜まっていたのかも知れませんね」
暗闇斎「それでいつも以上にテンションが上がってプレイ出来るのも頷けるでござる」
影さん「いえ、もしかしたらあれが本来の彼のベストテンションなのかも知れません」


マスクドデデデ「……後100ゲームやるか?」

ボクシィ「くっ…………!!」


一同「Best Tencion〜〜〜♪」「You are the Best〜♪」

一同「Best Condition〜〜〜♪」「King of Tennis〜〜♪」

一同「You Are the Best〜〜〜♪」「You are the〜♪」

一同「You Are the King of Tennis〜〜〜〜〜〜♪」

 スパーーーーーン!!!

ボクシィ「ぐああああああああああああああ!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオン!!!!


マスクドデデデ「…………我輩が勝ったケロ…?」

ウォーキー「ゲームセット!!」

住人達「やったあああああああああああああ!!!!」

ウォーキー「ウォンバイ マスクドデデデ!!ゲームカウント6ゲームトゥ4!!」


リムロ「己……!!こんなゲームは無効だ!!ダークゼロ様!!お力を!!」


ダークゼロ「またかい………?もう面倒になってきたよ……………………
  ……でもまあ今回は面白い余興が見られたし、特別に力を貸してあげる事にしよう………
  パパ……必ず君を僕のものにしてみせるからね…………!」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!

シノ「また黒い雲が……!」

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

住人達「うわああああああああああああ!!」

シノ「皆さんは安全な場所へ避難してください!!」

マスクドデデデ「よし…!HR-D3、発進だ!!」

 ドドドドドドドドドドドド!!

マスクドデデデ「とうっ!!HR-D3!!」

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

マスクドデデデ「ミサイル発射!!」

 ドオオオーーーーン!!


闇・エネルギー暴走体「ギャアアアアアアアアアア!!」

マスクドデデデ「よし、スーパー大回転アタックだ!!」

 ギュイイイィーーーーーーーーーーーン!!!

マスクドデデデ「必殺!!スーパー大回転アタック!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


900 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:39

ナレーション「それから数日後、ボクシィから1通のビデオレターが届いた」


 ボクシィ「よう!こないだは世話になったな!
   あんたらがこれを観ているって事は、俺はもうプププランドを離れているって事だな!
   俺はあの後色々考えたが、やっぱり闇の軍勢からは足を洗って生きる事に決めた!
   やっぱり俺にはあんたらを倒すなんて向いてなかったんだ!こないだのテニスでそれが分かったんだ!
   悔しかったは悔しかったが、頭の中がスカッとして良い戦いだった!もう何も思い残す事は無い………
   だから俺はもう一度心を入れ替え、遠い世界で真面目に働く事にしたんだ!
   細々と生計を立てて、いつかあんたらに恩返ししてやる!その時を楽しみにして待っていろよ!
   じゃあな!!達者で暮らせよ!!くたばったら許さねえからな!!」

シノ「ふふっ……ボクシィさんらしいですね」
影さん「中々個性的な方でしたね……ご縁があればまた会えるでしょうか」
シノ「また悪事に手を染めていなければ良いのですが」
影さん「その心配は要らないでしょう 今回の件で充分懲りた筈です
  恩返しですか………美味しい物を沢山送って頂けると嬉しいですね!」
シノ「もう影さんってば食べ物の事ばっかり!ふふふふふふっ!」





ボクシィ「………さて、今日も真面目に汗水流して一生懸命働くぜ!!」



  第8話 あいつこそテニスの大王様 終



次  回  予  告

影さん「ポップスターにはかつて火の国と呼ばれる王国がありました
  しかしその国は悪の手によって滅び地図からも消えたという
  その火の国の住人の末裔がプププランドに現れたそうなんです
  どうやらその方は王子を探しているらしく……え?私がその王子?
  これは、遂に私の過去が明らかになるという事なのでしょうか?
  次回、デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編
  第9話 火の国の王子抹殺指令作戦 御期待ください」


901 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2023/12/16(Sat) 17:59
アドレーヌ「久しぶりに来てみたらもう900か、ずっと静まってた勢いが戻ってきたかな?」
カービィ「僕が将来騎士団長やってそうだとか、アドレーヌが凄く強そうだとか、色々話題になってるペポ」
アドレーヌ「私達も実力には自信あるのよね。リハビリ程度に軽く答えていこっか」

>>893
アドレーヌ「主人公を食う人気か、もしくは主人公に並ぶ人気で、主人公になってほしいと言われる人っているよね」
カービィ「アドレーヌもよく言われてるじゃん、昔から絶大な人気あったでしょ」
アドレーヌ「そしてスターアライズ参戦、強い部類に入るとも言われるようになって…嬉しい」
リボン「アドレーヌを使えば私にも会える特典付きだよー」
アドレーヌ「スターアライズオススメだよ。さて、シノと影さんとかいう人が何か良い関係になってるじゃない。
私はカー君の戦友とか姉みたいなポジションで、カップルとは違うかな。
カップルと言えるのは、リボンちゃん。
でも私もカー君に対して好意がないわけじゃなくてね、良い子だと思うよ、カー君。
シノと影さんは、もし私がカー君と付き合おうとしたらどうなるか?ってのを体現してるかな。
裏主人公…、そんなポジションもまた良いかも」

>>892
アドレーヌ「1位は納得のカー君か、そうだよね、やっぱり主役はカー君じゃないと締まらないでしょ」
カービィ「やっぱり僕がいなきゃ締まらないよね!(えっへん!)」
アドレーヌ「素直で強くて可愛いってのもあるけど、私達女子とも仲良くなれるってのも大きいんじゃない?」
カービィ「これからもアドレーヌの子分でいようかな、僕」
アドレーヌ「これからも助けてあげるよ、なんかほっとけないし。
さて、2位はジュエルさん、古の豪傑であり王様。
強いだけじゃなく王様らしく教養もあるようだし、こりゃ昔は支持者がいっぱいいたのも分かる気がする。
弱点があるとすれば、活躍してる舞台が無いから無名になりがちなことだよね…。
とはいえ、ジュエルさんについて知れば、主役に相応しいのも納得できると思う。
最初は僅かな人気でも、認知度が高まれば意外に大人気になるかも。
3位は私かー。私がいなくなった後もちょくちょく話題に上がってきたようだし、私が主役になることを望んでる人がいるのかも。
私みたいなタイプはヒロインの噛ませだったり、戦の噛ませだったり、主人公を支える準主人公の方があってるとはよく言われる…。
でも私だって主役になってみたい時はある。名脇役もいいけど、たまには主役にもなってみたい!
私が主役になるのを望む人がいるなら、主役として実力示してやろうじゃないの」

>>891
アドレーヌ「これ、曇天って曲の一部をデデデに替えたものでしょ」
カービィ「天丼?」
アドレーヌ「曇天!(笑)銀魂の曲らしいよ」
カービィ「一部をデデデに替えるだけで面白くなるのは不思議だねー」
リボン「ほんの一部だから、ここには出てないだけで他にもデデデに替わるとこあるよね」
カービィ「そうだよね、これだけで終わるわけないし、笑えるとこいっぱい出てきそう」
アドレーヌ「『デデデ』これだけで笑わせられるデデの旦那ってある意味凄い…(笑)」

902 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/16(Sat) 18:43
アド来たー!
もう会えないかと思ってたー!

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