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【星のカービィデデデでプププなものがたり】影となりて、参上仕ります【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2013/10/12(Sat) 04:13

いらっしゃいませ シノです
お忙しい中、お越し頂きありがとうございます
前リーダーのデデデ大王に代わり、私がこのスレッドのリーダーを
担当させて戴く事となりました
こちらのスレッドは前回と同じ【星のカービィデデデでプププなものがたり】スレッドとして
活動しますが、私はオリキャラになりますので、今回は【オリキャラ注意】とつけさせて頂きました

それでは、早速ですがルールの説明に入らせていただきます

〜壱〜

質問をするのは名無し、質問を返すのはキャラハン
当たり前の事ですが、当たり前な事だからこそ当たり前に守って頂きたい所です
キャラハンには名無しさんからの質問を返す義務があります
私もそのキャラハンの一人です 頑張ります

〜弐〜

キャラハンは星のカービィシリーズのキャラのみとさせて頂きます
他作品のキャラクターを持ちこむ事は原則として禁止にしています
私はオリキャラですが…オリキャラでも世界観を崩さない程度なら大丈夫との事です

〜参〜

キャラハンなんてやった事がないって方でも是非気軽にご参加ください
やる気さえあれば歓迎します

〜肆〜

荒らし、中傷、煽り等の書き込みは禁止です
礼儀やマナーはどこに行っても守らなきゃいけません


以上のルールを正しく守りながら利用してください
ルールは絶対です 破った者には裁きが下ります
「皆が楽しく、皆で楽しく」を目標に、これからも頑張って参ります
宜しくお願い致します
それでは、始めます



〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

778 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/01/01(Thu) 18:03

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


シノ「観覧車にお乗りのお客様は順番に並んでお待ちください!」

ジュウゾウ「いやあ、相変わらず頑張ってるねシノちゃん!」
シノ「あっ…園長さん」
ジュウゾウ「もう疲れただろう?後は私が引き受けるから、君は休んでなさい」
シノ「お心遣い感謝します…でも、甘えるわけにはいかないので…」
ジュウゾウ「そうかい じゃあ休みたくなったらいつでも言うんだよ!」
シノ「はい、ありがとうございます」


タック「シノ姐はん、相変わらず頑張ってまんなあ…」
サスケ「そうだな」
タック「あれれぇ…?ひょっとしてサスケはん、シノ姐はんに惚れてんのでっか?」
サスケ「そんなわけ無ェだろ!」
タック「ホンマにそうでっか?前までは小娘!とか呼んでたのに最近はシノって名前で呼んでるやないでっか
  何も無いようには見えまへんけどなあ……?」
サスケ「別に何も無ェよ 名前で呼ぶのがそんなにいけねェ事か」
タック「いけない事やおまへんけどな、いやあボクって好奇心旺盛やさかい、ここんとこ詳しくきかな気が済まへんねや
  な…ボクだけにでええから本当の事話しておくんなはれや…な?」
サスケ「しつけェぞ!!何でも無ェって言ってんのが聞こえねェのか!!」
ジュキッド「おいおい、こんな所で喧嘩する事は無いだろう……二人とも落ち着きなさい」
タック「地雷矢の旦那ぁ…旦那だって知りたいんでっしゃろ?ホンマにサスケはんがシノ姐はんの事が好きかどうか」
ジュキッド「いい加減にしないか…余計な詮索は火に油だ
  好奇心が身を滅ぼすと言う事を知りなさい 分かったね」
タック「ちぇ…おもんないのう…やっぱからかうんやったらツッキーが1番でんな!そうと決まればツッキーの所に行きまひょ!」


サスケ「……ったく、あいつのああいう癖は何とかならねェもんかな」
ジュキッド「雀百まで踊り忘れず……あれは死ぬまで治らんよ」
サスケ「死んでもあのままかもな」
ジュキッド「有り得るな……っと、そんな事より知っているか?」
サスケ「何をだ?」
ジュキッド「あれだよ アジトの近くに出来た高級レストラン」
サスケ「ああ…あれか…」
ジュキッド「最近プププランドで噂になっているんだ…俺の女房も行きたいって五月蝿くてな
  だがどうも怪しいと思う事があるのだ……」
サスケ「怪しいと思う事…?」
ジュキッド「ああ……何でもそのレストラン、飲み食いがタダらしいのだ それも毎日な」
サスケ「何…!?」
ジュキッド「これには何か裏があるに違いないと俺は思うのだが……」
サスケ「確かにな…だがあんた、自分でさっき言ったばかりだぜ 余計な詮索はするなって……
  確かに怪しいと思うが、俺達が首を突っ込む話じゃねェだろう」
ジュキッド「うむ……確かにそうだな」
サスケ「女房にはもう少し待つように言えば良いさ その料理に毒でも入っているのかもしれねェしな」
ジュキッド「そうだな……もう少し様子を見るか……」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第弐拾漆話 もしも、無料で食べ放題の料理店があったら


779 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/01/01(Thu) 18:05

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走(>>536-539)
  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦(>>546-549)
  第拾参話 逆襲技、闇の忍者捕獲作戦(>>571-574)
  第拾肆話 逆転技、闇の忍者救出作戦(>>587-590)
  第拾伍話 捨て身技、憤怒の将軍最終決着(>>602-606)
  第拾陸話 散り技、命懸けの鬼退治(>>616-619)
  第拾漆話 慕情技、夜空の打ち上げ花火(>>623-630)
  第拾捌話 良縁技、怒りの手裏剣投げ(>>646-652)
  第拾玖話 もしも、尺八で植物が枯れ果てたら(>>676-680)
  第弐拾話 もしも、植物が蘇る水があったら(>>693-696)
  第弐拾壱話 もしも、電気を自在に操れたら(>>701-704)
  第弐拾弐話 もしも、仲間の処刑を命じられたら(>>709-714)
  第弐拾参話 もしも、お酒が心を支配したら(>>725-730)
  第弐拾肆話 もしも、飲酒で世界が救えたら(>>739-743)
  第弐拾伍話 もしも、怨みの力が恐ろしく強かったら(>>749-753)
  第弐拾陸話 もしも、逆転のチャンスがあったら(>>759-763)


タック「なあツッキー!これで最後でええねん!せやからボクに金貸して…な…?」
ツキカゲ「嫌ですよ!もう何度目ですか!?何度も何度も借りてきて、返した事なんて一度も無いじゃないですか!」
タック「これで最後やって言ってまっしゃろ!?お金もそん時に返しますさかい、な!?お願い!」
ツキカゲ「嫌ったら嫌です!返すんなら今返してくださいよ」
タック「お金貸してくれはったら返しますさかい」
ツキカゲ「今返してください!!」

文佐衛門「お取込み中の所、失礼仕るでござる」

ツキカゲ「あっ!文佐衛門さん!丁度良い所に来た!」
文佐衛門「丁度良い所……?」
ツキカゲ「えーっと…いつものですよね!文佐衛門さんから教わったサラダもお付けします!」
文佐衛門「ああ、宜しく頼むでござる」
ツキカゲ「…というわけで、僕は忙しいので、じゃあ失礼します」
タック「このぉぉぉおおおおお!ツッキーの癖にツッキーの癖にぃぃぃいいいい!」
文佐衛門「お主らは本当に仲が良いのでござるな」
タック「まあな!ボクらは固い絆で結ばれてまっからな!
  とくにツッキーはボクの事が大、大、大、大好きで離れたくないんやって言うんですわ」
ツキカゲ「一度も言った事ないですよ!僕がいないのを良い事に変な事言わないでください!」
タック「ツッキーがボクに意地悪言うからでっしゃろ」
ツキカゲ「当たり前じゃないですか!ろくにお金も返さない人に何で優しくしなきゃいけないんですか!」


780 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/01/01(Thu) 18:06

ツキカゲ「はい!お待ちどお様です!」

文佐衛門「かたじけないでござる……うむ、このサラダ、前より美味いでござるな」
ツキカゲ「本当ですか!?ありがとうございます!文佐衛門さんの味に近づけるように色々と試行錯誤してみたんですけど、
  中々文佐衛門さんが作ったような感じにはいかなくて、実は結構悩んでたんですけど……」
文佐衛門「何も拙者の真似をする必要はござらん」
ツキカゲ「えっ……?」
文佐衛門「料理に於いて大切なのは他人の模倣ではござらん
  料理を食す者の気持ちでござる
  御客人がどのような気持ちで店を訪れたのか
  どのような味の料理を望んでいるのか
  それをよく考え、相手の事を思いやってこそ極上の料理が完成する
  それは他の者にも真似できぬ、世界でただ一人しか作れぬ特別な料理でござるよ」
ツキカゲ「文佐衛門さん……!」
タック「感動的な良い台詞でんなあ
  あっ!料理といえば…そうそう、ツッキー知ってまっか?」
ツキカゲ「どうしたんですか?」
タック「遊園地の辺りに出来た高級レストランなんやけどな
  何でも、毎日無料で食べ放題らしいんでっせ!」
ツキカゲ「何だその話か…知ってますよもうとっくに
  僕はそういうの信じないようにしてるんです
  高級な料理が毎日食べ放題なんて、そんな夢みたいな事…どうかしてますよ」
タック「そんな夢みたいな事が起こってはるからプププランド中で噂になっているんやないでっか!
  なあ、今夜騙されたと思って行ってみまへんか?」
ツキカゲ「えぇ〜?」
タック「ねね、いいでっしゃろ?」
ツキカゲ「もう……しょうがないなあ……良いですよ」
タック「ホンマか!?じゃあついでにお金を……」
ツキカゲ「ついでは無いです」
タック「ケチやな」
ツキカゲ「タックさんには言われたくないですよ」

文佐衛門「…………………………」



タック「これが高級レストランかあ……意外と中は広いんでんな」
ツキカゲ「そうですね……本当にこんな高そうな店が無料で食べ放題なんですかね…?」
タック「もし嘘やったんなら看板に偽り有りやって訴えればええんやし、こっちには問題なんてあらしまへんわ」
ツキカゲ「確かにそうですけどね……」


Mr.シュヴァイン「皆様、大変長らくお待たせ致しました
  私、この料理店のオーナーのシュヴァインと申します
  料理人と食材に拘り、作り上げた料理の数々
  フライドチキンにフォアグラにステーキ、それからハンバーグ、アイスクリームにケーキ、その他色々…
  これら全てが食べ放題です お金などは一切取りません
  夢のようなひと時を心ゆくまでお楽しみくださいませ
  それでは楽しい晩餐会のスタートです!」

客達「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

タック「うおわっ!!」

ツキカゲ「凄い勢い……!」

タック「こうしちゃおれん…!よーし!あのフライドチキンはワイのモンやーーーーー!!!」

ツキカゲ「タックさん!!ああもう…!待ってくださいよー!!」


タック「うん美味い!これも美味い!もう全部美味いなあ!」
ツキカゲ「本当に美味しいですね!これが全部タダなんて信じられないなあ……」
タック「ホンマに夢みたいでんな!でもこれ、現実なんやで」
ツキカゲ「はははははははは!夢と現実がごっちゃになりそうですね!じゃあ次はケーキ食べますー!」
タック「あっ!じゃあボクもケーキ取りに行こうっと…いやあホンマに楽しいでんなあ!来て良かったわ〜!」
ツキカゲ「本当ですね!明日も行きましょう!」
タック「せやな!」

Mr.シュヴァイン「おめでとうございます!貴方様は今回で50回この店に訪れたお客様です!
  50回この店に訪れたお客様には特別室が用意されております ささ、こちらへ……」

ツキカゲ「特別室……?」
タック「きっと特別室にはもっと美味い料理があるんでっしゃろな〜!」
ツキカゲ「あぁ〜…僕も行ってみたいかも……」
タック「こうなったら毎日毎日通い続けるしかありまへんな!」
ツキカゲ「毎日毎日行ってもお金は0円ですしね!本当に夢みたいだなあ!」


781 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/01/01(Thu) 18:09

Mr.シュヴァイン「さあ入りなさい こちらが特別室です」

バウンダー「はい……失礼します………」


バウンダー「……?こ…ここが特別室ですか……?」

Mr.シュヴァイン「ふっふっふっ……そうですよ……!」

 ガシッ!!

バウンダー「………!!」

Mr.シュヴァイン「ここは特別室……この部屋には私と貴方しかいない………
  つまり何をやっても外の者に漏れる事は無いと言う事だ…………!」

バウンダー「えっ……!?」

Mr.シュヴァイン「ふっふっふっ……君は素晴らしい……………
  私の店の料理を毎日沢山食べ続けに来たお陰で、初めて来た時はあんなに痩せていたのが今ではこんなに太ったじゃないか……!
  素晴らしい!非常に素晴らしい事だよ……!
  私はねえ……君のようなねえ…丸々太った体を斬り刻むのが大好きなんだよ……!!
  私の店の料理を食べて食べて充分に太ったその肉体をね……!!クククククク…………!!」
バウンダー「ひ……ひいいい………!」


 ザシュッ!!!


Mr.シュヴァイン「クククククク………良い感触だ………!」




暗闇斎「これで4人目か…………」

シノ「どうかされたんですか父上…?」

暗闇斎「まあな……最近、行方不明事件の調査で忙しくてな……
  それが今月で4人目になるのでござるよ………」
シノ「行方不明……ですか………」
暗闇斎「犯人の素性も一切不明……ただ分かっている事があるとすれば、
  行方不明になった者は皆、外食を好むと言うらしい」
シノ「外食……?」
暗闇斎「思い当たる節はありそうでござるか…?」
シノ「まだ何とも言えませんけど…最近遊園地に高級レストランが出来て、
  毎日無料で食べ放題だそうです」
暗闇斎「そうか……そこが怪しそうだな………」
シノ「でも、怪しい点があるって話は聞いた事が無いです……
  無料で食べられるというのも本当らしいし………」
暗闇斎「だが、そこが無関係だという証拠も無いだろう……
  その店を探ってみる必要がありそうでござるな」




タック「いやあ美味い美味い!ビーフにポークにチキン!美味いモンがぎょうさんや!」
ツキカゲ「もうここに来て3日になりますね!はあ〜あ、来店50回まで、まだまだかかりそうだなあ〜」
タック「その分ここで沢山食べればええんや!この店はええな!毎日タダで食っても誰にも文句言われへんし」
ツキカゲ「その上ここのお店の料理はどれも美味しい物が多い!毎日行っても全然飽きないですね!」

Mr.シュヴァイン「おめでとうございます!貴方様は今回で50回この店に訪れたお客様です!
  50回この店に訪れたお客様には特別室が用意されております ささ、こちらへ……」
Mr.フロスティ「やったー!ついに俺も特別室に招待されるぞー!」

タック「はあ〜ええなあ〜」
ツキカゲ「こんな事なら開店した時すぐに来るべきでしたね」
タック「何としても50回この店に通って、特別室に行くんや!」
ツキカゲ「おおーっ!!さあ食べるぞ食べるぞー!」



Mr.シュヴァイン「さあさあお客様、こちらが特別室です」

Mr.フロスティ「よっしゃー!……あれ…?ここが特別室…?
  もっと食べ物が沢山あるイメージだったのに何も無いぞ……?」

Mr.シュヴァイン「ふっふっふっふっ……ようこそ、二人きりのお部屋へ………
  ここなら誰にも邪魔される事無く楽しむ事ができる………」

Mr.フロスティ「なっ……何を………!?」

Mr.シュヴァイン「決まっているじゃないですか………メインディッシュですよ……!
  私の店で丸々太った貴方様の肉体を斬り刻むんですよ………!!」

Mr.フロスティ「う……うわああああああああっ!!」


 ザシュッ!!!


782 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/01/01(Thu) 18:10

ダークソードナイト「何っ!?太った奴を次々殺害するシリアルキラーだと…!?」

文佐衛門「Mr.シュヴァインは拙者の配下の中でも極めて異質でござってな
  太った者の肉体が大好きで、特に自分の店の料理で太った者の肉体を斬り刻む事が何よりの生き甲斐なのでござるよ
  その為に、毎日無料で食べ放題という餌で客を釣り、どんどん客を太らせて充分に太った頃を見計らって殺してしまうのでござる」

オロチ「食欲を利用した作戦か……暴食らしい素晴らしい作戦だね」
ダークソードナイト「ふん……それは良いが、闇の忍び部隊を消さなければ意味が無いだろう」
文佐衛門「その心配は無用 既に闇の忍び部隊の内の2名が、Mr.シュヴァインの餌に掛かったでござるよ
  彼らが丸々と太り切ってしまった時、それがMr.シュヴァインの餌食になる時でござる」
ダークソードナイト「ふん……お前と同じで変わった奴だ…太るのを待たず、すぐに殺してしまえば良いものを……!」



客「よーし!俺、今回で50回この店に来たぜ!」
客「俺もだ!遂に特別室に案内してもらえるぜ!」

Mr.シュヴァイン「すみません…大変申し訳ございませんが、経費の都合上、
  50回目のお客様を特別室に招待するという特別サービス期間は本日を持ちまして終了しました」

客達「何ーー!?どういう事だーーー!?」

Mr.シュヴァイン「しかし!!お嘆きになるのはまだ早い……
  何と!この店で料理を召し上がり体重が100kgを超えたお客様に限り
  その場で特別室にご案内致します!」

客達「おおーーーーーーーっ!!」

Mr.シュヴァイン「さあ、私が誇るこの店自慢の料理達を心ゆくまでご堪能くださいませ」

客達「おおーーーーーーーーーーーー!!!」

タック「聞いたかツッキー!」
ツキカゲ「はい!タックさん!」
タック「ツッキー!今体重いくつや!?」
ツキカゲ「えーっとえーっと……今考えてても仕方ないから
  食べて食べて食べまくって体重を沢山増やしましょう!」
タック「よっしゃ!目指せ100kg超え!」

シノ「……………あっ…!あれは、タックさんとツキカゲさん……!?」


タック「いやあ美味い美味い!」
ツキカゲ「もっと食べて太りまくりますよー!」

シノ「タックさんツキカゲさん!何やっているんですかこんな所で!」

タック「何って食事でっせ 姐はんもどうでっか?」
ツキカゲ「シノさんも、僕達と一緒に太りましょうよ〜」
シノ「早く帰りましょう!ここにいると危険です!」

 ガシッ!!

シノ「……っ!」

料理長「余計な事は言わないで戴きたい
  この店に用が無いなら出て行け」

シノ「用ならあります……その特別室……そこに何があるのか教えてください…!」

料理長「ふん…!やはりな…この店の周りを嗅ぎまわっていた鼠はお前だったか…!ふんっ!!」

 ドガッ!!

シノ「うっ……!!……………………………」

タック「シノ姐はん!」
ツキカゲ「シノさんに何を……!」

料理長「お前達には関係の無い事だ お前達は俺達の作った料理を思う存分食えば良い
  よし、この小娘を運び出せ!」
料理人「はっ!」

タック「何て事や………!」

ツキカゲ「急いでサスケさん達に連絡を……!」

Mr.シュヴァイン「そうは行きませんよ……」

タック「……!!」

ツキカゲ「あ…ああ……!!」

Mr.シュヴァイン「貴方達には、もっと沢山料理を食べて貰いますよ……
  食べて食べて太りなさい…!それまでここから出しませんよ……!」

タック「何やて…!?」
ツキカゲ「そんな………!」


783 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/01/01(Thu) 18:13

サスケ「何……!?シノが帰って来ないだと!?」
暗闇斎「どうやら、本当にあの店で決まりのようだ………
  行方不明になった者は皆、外食を好んでいた……特にあの店によく来ていたそうだ……」
ジュキッド「坊や達も最近姿を見かけない……まさか坊や達も……」
サスケ「チッ……!あいつら……厄介な事に巻き込まれやがって……!」
暗闇斎「あの店には何か危険な香りを感じた……だからこそ今回の捜査は慎重に行ないたかったのだが、
  既にシノ達が囚われの身である以上、やむを得まい………
  仕事料だ……今回の標的は、店のオーナーMr.シュヴァイン、そしてその店の従業員達だ………頼む、やってくれ………」
サスケ「旦那、どうする……?」
ジュキッド「仕方あるまい……一丁暴れてやるか!」


  第弐拾漆話 もしも、無料で食べ放題の料理店があったら 終


次  回  予  告

ナレーション「既に敵の手に堕ちてしまったシノ、ツキカゲ、タック
  店の中は太った客が料理を取り合い大騒ぎ こんな中でシノ達を救出し、Mr.シュヴァイン達を斃せるのか!?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第弐拾捌話 ご期待ください」


忍者大図鑑 其の弐拾漆

シノ「サスケさんとジュキッドさん、ベテラン2人組の卓越した技が光ります
  2人の活躍に目が離せません ご期待ください」

ナレーションの声:デデデ大王


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