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【星のカービィデデデでプププなものがたり】復活の「D」

1 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/09(Fri) 14:24

ナレーション「2021年4月9日、遂にあいつが帰って来た!」

大王「待たせたなお前ら!天上天下唯我独尊!デデデ大王、満を持して今日復活だデ!!」
カービィ「誰も待ってないと思うけど」
大王「やっぱりここにはおれさまがいないとな、全く盛り上がらんだろう」
カービィ「いてもいなくても変わらないと思うけど」
大王「そんなわけで!今日からスレッド活動を再開するデ!
  おれさまは15年前からずっと続けてる大ベテランだからな、あえて名乗る必要はないだろう 皆もうご存知だと思うしな」
カービィ「知らない人のほうが多いと思うペポ」
大王「知らないなら教えてやるデ おれさまの事は…そうだな……伝説のキャラハン、気軽にレジェンドとでも呼んでくれ!
  見よ!初代スレ主としての貫禄を!若い奴らとは違う、年季の違いってヤツを見せてやるデ!!」
カービィ「そんなに貫禄出てないと思うペポ」
大王「さっきからうるさいデ!こいつはカービィ、おれさまの家来だ!他にも手下がいるから、また後で紹介してやるデ!」
カービィ「家来じゃないペポ」
大王「っつーわけで、ルールの説明だデ!おれさまのスレに書き込みをするんだからな、ルールは守ってもらわないとな!
  ルールは以下の通りだ 書き込む前にちゃんと読んでおけよ」


・荒らし禁止!中傷・煽りお断り!清く正しく親切に人と接する思いやりの心を忘れずにな!

・クロストーク禁止!何かあったら他を介してではなく直接おれさまに聞いてくれよな!

・今回からはもう新しいキャラハンの募集はしないデ!募集しても来ないだろうしさ、それにおれさまゆっくり気楽にやりたいんだ、悪いな

・俗に下ネタと呼ばれる類の話は禁止!ギャグだろうが何だろうが下ネタを使うのは三流のやる事だからな


大王「…とまあこんな所だな!」
カービィ「このルールは大王も守るんだよね?」
大王「勿論だデ!ルールを作ったおれさまだってその例外じゃないデ!作った本人が守れなきゃ示しがつかないだろ
  それにおれさまは、自分が出来ない事は他人に押し付けないって決めているんだデ!」
カービィ「ふーん」
大王「なんだその疑いの目は!?まあ良い!挨拶はこのぐらいにして、さっさと始めるデ!
  おれさまの事をもっと知りたかったら、後で過去のスレのURLくらいは貼っておいてやるデ!時間があったらチェックしてくれよ!」
カービィ「黒歴史がいっぱいペポ」
大王「黒歴史ちゃうわ!輝かしい歴史と言え!じゃあ一旦ここまで!またな!!」


872 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/01(Fri) 19:12

ジュエル「ほう………大した自信じゃな………だが、儂の前で二度と同じ台詞は言わせん!!
  貴様の望み通り、儂が貴様を倒してくれるわ!!!!ぬおおおおおおおおおおお!!!!!」

 ドオオオッ!!

ビッグメタルン「………………………………」

ジュエル「食らええええい!!!!グライドパンチ!!!!!!」

 ドッゴオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

ジュエル「フン!!儂にかかれば、ざっとこんなものじゃ!!儂を止めたければ、その三倍の耐久力は……」

 シュゥゥウウ………

ビッグメタルン「なぁんだ……その程度でごわすか………
  自信満々な所申し訳ないが、大した事無かったでごわす」

ジュエル「なっ……何じゃと!?」

 ガシャン!!

ジュエル「なっ……!おい!!戦いの最中に背中を向けるとは貴様どういうつもりじゃ!!?」

ビッグメタルン「戦いならもう終わったでごわす………また食事を続けるでごわす……
  おいどんを止められる者が現れない限り、プププランドを破壊しても良いという命令ごわす
  ………おいどんを止めたければ一から修行して出直すでごわす」

ジュエル「何……じゃと…………!?」


 ガシャン!!ガシャン!!


ジュエル「くっ………!!ぐぬぬぬぬぬ……………!!」


 デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編

  第6話 打つ手無し!?鋼の侵略者


 前回までの記録

  第1話 素性不明の二枚目剣士現る(>>823-828)
  第2話 プププランドに大雨が降る(>>833-837)
  第3話 闇が支配する死闘の果てに(>>848-851)
  第4話 大王危うしダークゼロ誕生(>>859-862)
  第5話 闇に引き裂かれた親子の絆(>>864-867)


ウィズ「ビッグメタルンは、メタルン一族の中でも最高の硬さを誇る精鋭の中の精鋭
  彼の前ではどんな攻撃も無力となります」
リムラ「ワムバムジュエルの攻撃すら防ぐとは………」
リムロ「流石はウィズ様 この様な隠し球を用意していたとは」
ウィズ「これなら誰にも邪魔される事無くプププランドを侵略する事も容易いでしょう……クククククククク…………!」




ジュエル「己ぇえええええええええええ!!!!」

 ドオオオオオオン!!!!

ジュエル「己己己己己己己己己己己己己ぇぇえええええええええええええ!!!!」


シノ「ジュエルさん……まるで狂ったように暴れていますが、どうしちゃったんですか……?」
影さん「今回現れた敵から一から修行して出直せと言われたそうです」
シノ「え…?ジュエルさんが……?嘘です…あのジュエルさんがそんな風に言われるなんて…!」
影さん「相手はかなり頑丈な体を持っているそうです……それでどんな攻撃も効かないのだとか」
シノ「そんな……!ジュエルさんの攻撃が通用しないなら、私達の攻撃も……!」
影さん「物理的な攻撃でしたら通用しないでしょう
  相手の体は鋼だと聞いています ならば高熱の炎を使えばそれが決定打になる筈
  幸い私には獄炎弦月斬という炎を用いた剣技があります
  それならビッグメタルンとやらにも効く筈です」
シノ「それなら…!」
ジュエル「ならん!!!!お前達は手を出すでない!!!!」
シノ「ジュエルさん…………」
影さん「この通り、ジュエルさんは自分の力だけでリベンジを果たしたいそうなんです」

シノ「気持ちは分かります……でもこうしている間にもプププランドの住人の皆さんは何も出来ず、
  ただ侵略されるのを黙って見ているだけという恐怖に脅やかされています……!
  お言葉ですが、自分自身のプライドより住人の安全を最優先すべきなのでは……」

ジュエル「そんな事は分かっておる!!!!」

シノ「っ………!」

ジュエル「……………済まぬ……儂に時間をくれ……………
  ビッグメタルンは必ず儂の手で倒す………この通りじゃ」


873 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/01(Fri) 19:13

シノ「そんな………頭を上げてください……!」
影さん「良いでしょう」
シノ「影さん…!?」
影さん「ですが猶予は6時間 それ以上は待てません
  6時間の内にビッグメタルンを倒す手立てを用意し、それが出来なければ私が介入します
  それで構いませんね?」
ジュエル「ああ、構わぬ………」
影さん「では、私が修行に付き合いましょう」
シノ「影さん……?」
影さん「ただ闇雲にトレーニングするだけでは同じ事……私に考えがあります」




ジュエル「何じゃ……これは……………」

影さん「この鉄の塊はビッグメタルンの硬さを想定したものです
  かなりの力を加えなければ破壊する事は不可能です
  6時間の内にこれを破壊出来れば合格です さあ、始めましょう」

ジュエル「うむ!!ぬおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!


シノ「影さん……本当に大丈夫ですか………?」
影さん「心配要りませんよ たったの6時間ではプププランドを侵略する事は不可能です」
シノ「どうしてそんな事が……?」
影さん「あくまで私の推測ですが、聞いた話だと彼は体が頑丈な反面、機敏性がありません
  おまけに戦いを勝手に終わらせて敵に背を向けてしまう程、戦いというものに関心がありません
  そうした理由から急ぐ必要が無いと私は思いました

  敵意が全く無いのと動きが遅い為、プププランドを完全に侵略するにはかなりの時間が掛かります
  それに彼がターゲットにしているのは建物ばかりで、住人達に危害を加える事はありません
  傷害的な被害が無く、全員安全に避難出来ているのが何よりの証拠です」
シノ「それなら安心ですね」
影さん「はい ですがそれは彼単体だけならの話です ダーク・トリニティの乱入があればその限りではありません
  彼らも馬鹿ではありません 早かれ遅かれその弱点に気付く筈……ですので修行に割く時間も正直の所無いわけです」
シノ「そうなれば私達の出番ですね……」
影さん「そういう事になります」


ジュエル「はあ……………はあ…………………………!」

影さん「………どうしました?休んで良いとは誰も言っていませんよ?
  傷は一つも付いていません……これでは任せるのは厳しいですね……やはり私が」

ジュエル「見損なうな………!!儂を誰だと思うておる………!!
  最強の一族……ワムバム一族の王…………ワムバムジュエルじゃ!!!!!
  それに休んでいたのではない!!どうやって壊すかを考えておったのじゃ!!
  こんな鉄の塊!!この儂の拳で粉塵の如く粉々に砕いてくれるわ!!!!」


ジュエル(と言っても奴の言う通りじゃ……ただ闇雲に攻撃するだけでは奴を倒す事は不可能………!
  相手の体は鋼…………鋼は高熱で溶ける…………………高熱………そうか………!これじゃ……!!)


ジュエル「フン!!待たせたなお前達!!」

シノ「ジュエルさん……?」
影さん「もう大丈夫そうですね」

ジュエル「当然じゃ!!良いか……よく見ておくがいい………!!
  ぬおりゃああああああああああああああああああああああ!!!!!」

シノ「これは………!」
影さん「間違い無い……これなら勝てるでしょう」




メタルン「…………………………」

 ガシャン!!

 ボリボリッ……!!ゴリゴリッ…………!!


リムラ「……ええいじれったい…!いつまで時間を掛けているんだ…………!」
リムル「頭を冷やせ……すぐ熱くなるのは暗殺者にあるまじき事 一体誰の人格に似たのだ」
リムロ「………連中が来た」
リムラ「何っ…!」
リムル「………」


ジュエル「そこまでじゃ!!ビッグメタルンよ!!!!」

ビッグメタルン「………んあ?また来たでごわす?」

 ズシャッ!!

ビッグメタルン「何度来ても同じでごわす……おいどんには傷一つ付けられないごわす」

ジュエル「それはどうかな………同じと思ったら大間違いじゃぞ!!!ぬおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

 シュゥゥウウ…………

ビッグメタルン「…………何だ、さっきと同じでごわす………とんだ期待外れだったでごわす………………」

ジュエル「痴れ者が……!!驚くのはこれからじゃ!!」

ビッグメタルン「え………?」


874 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/01(Fri) 19:15

ジュエル「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 ギュイイイイイィィィィィン!!!!

リムラ「何っ……!?」
リムル「何だ…!?あの回転は……!」

ジュエル「これが貴様を倒す為に編み出した新技………!!
  グライドパンチ・リボルブ!!!!!!」

 ギュイイイイイイーーーーーーーーーーーーーン!!!!

 ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

ビッグメタルン「お!?おおお!?おおおおおおおおおお!!?」

影さん「回転による摩擦熱とは、ジュエルさんにしてはよく考えましたね」
シノ「当然です ジュエルさんは最強の一族の王なんです……最強の名は伊達じゃありませんよ」

ジュエル「吹っ飛べぇぇぇえええええええええ!!!!!!」

ビッグメタルン「お……おわああああああああああああああああ!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!


ジュエル「…………………………………」
影さん「お見事でした」
ジュエル「フン!!だから儂を誰だと思っておる……!!儂は」
シノ「最強の一族、ワムバム一族の王、ワムバムジュエル……ですよね」
ジュエル「フン……先に言うでないわ!たわけ!」


リムル「己………!ダークゼロ様!!お願いします!!我らに力を!!」


ダークゼロ「また僕の力が必要みたいだね……しょうがないなあ……………」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………!!

シノ「ああっ!また黒い雲が……!」


闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


ジュエル「ならばこっちも………デデデ!!」


マスクドデデデ「我輩の出番だな……任せろ!!とうっ!!」

 ビュン!!

マスクドデデデ「HR-D3、発進!!」

闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 ゴゴゴゴ……!!

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアア!!!!!」

マスクドデデデ「ミサイル発射!!」

 ドオオオーーーーーーーン!!

闇・エネルギー暴走体「ギャアアアアアアアアアア!!」

マスクドデデデ「よし!スーパー大回転アタックだ!!」

 ギュイイイィーーーーーーーーーーーン!!!

マスクドデデデ「必殺!!スーパー大回転アタック!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


875 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/01(Fri) 19:16

ビッグメタルン「うう…見事に完敗だったでごわす…………
  おいどんを吹き飛ばしちまうなんて…………やっぱす只者じゃなかったでごわす………」
ジュエル「フン…!!貴様も中々の強敵じゃった!!修業を積めば貴様は更に強くなるじゃろう!!
  闇の軍勢などとはきっぱり手を切り、真っ当に生きるのじゃ!!良いな!!」

ビッグメタルン「お……おお…………!師匠ぉぉおおおおお!!」

ジュエル「なぬっ!?」
シノ「し…師匠…!?」

ビッグメタルン「おいどん感動しちまったでごわす……!ただ強いだけでなく心まで広いなんて……!
  正しくおいどんの憧れの存在でごわす!!尊敬するでごわす!!弟子にして欲しいでごわす!!
ジュエル「お…おい待て!!落ち着けい!!儂に弟子など不要じゃ!!」
ビッグメタルン「おいどんちゃんと足を洗って真っ当に生きるでごわす!!だからお願いでごわす師匠!!」

影さん「慕ってくださる方が増えたのは良い事ですね、私達はもう行きましょう」
シノ「良いんですか……?」
影さん「ジュエルさんなら心配要らないでしょう それに、手出しは不要と言ったのは彼なのですから」
シノ「あ…確かに………流石ですね、影さん」
影さん「褒めても何も出ませんよ…それよりシノさん、今日の夕飯は?」
シノ「今日は炒飯にでもしましょうか」
影さん「良いですね シノさんの手作りなら尚更楽しみです」

ジュエル「お…おい!!待たんかお前達!!この儂を置いて行くでないわ!!
  ……ええいいつまでしがみついているつもりじゃ!!離れよ!!」
ビッグメタルン「いえ!!弟子にしてくださるまで離しませんぞ師匠ーーーーーーーー!!」
ジュエル「いい加減しつこいぞ貴様!!!!離れろと言っておるのじゃ不敬者が!!!!」



  第6話 打つ手無し!?鋼の侵略者 終


次  回  予  告

影さん「Mr.チクタクが経営しているアイドル事務所が大ピンチ
  業績が悪く、このまま売り上げが悪ければ事務所は1か月後に取り壊されてしまうようです
  そこで、シノさんに再びアイドルになって欲しいという依頼が
  果たしてシノさんは事務所を救う事が出来るのでしょうか?
  次回、デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編
  第7話 事務所を救えアイドル作戦 御期待ください」


876 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/03(Sun) 22:07
女って美しいよね
そりゃあ程度差はある、だが美しい

877 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/04(Mon) 20:04
もしも記憶を取り戻した影さんが敵になったありがちな事

シノにとって苦渋の決断を強いられる
大王は見届けるだろうか?
ジュエルは相応の判断が出来るだろうか?

878 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/05(Tue) 11:11
この世界、喧嘩強い人が皆善人の味方なのいいなー
そりゃあ中には素手のアドレーヌレベル(一般の大人の男三人でも苦戦する)でも止められない強い悪もいるだろう
そういう奴には裏の仕置き人とかジュエルさんとかカービィとかが出てくれるだろうし
デデププの世界こそ子どもに見せるべき物だよな

879 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/06(Wed) 08:29
実は主人公はカービィなのは当然だが裏の主人公はジュエルである

カービィはボコして洗脳された仲間を助ける
ジュエルは好敵主となった敵を魅了する
現に敵だったのに好敵主とは行かないが弟子になった奴もいる

880 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/07(Thu) 04:09

>>870

シノ「大丈夫です 影さんが敵な筈がありません
  影さんはとても優しいですし、これまで色々助けられてきました」
大王「それはそうだけどなあ……記憶を失う前はどんなだったか分からない以上、
  100%信用するのは危険じゃないのか……?」
ジュエル「左様 獅子身中の虫という言葉があるじゃろう そうならなければ良いがのう」
シノ「そんな……陛下達は今でも疑っているんですか?」
大王「まあ、今の影さんに関して言えば問題は無いと思うデ
  しかし、これから先記憶を取り戻す事が吉なのか凶なのか………」
影さん「私も、私自身が何者だったのか興味はありました
  シノさんに出会う前は一人で色々な国を彷徨い旅して来ましたが、
  それも本当の私自身を知る為の旅でした
  シノさんに出会えたからでしょうか、私は私のままで良いと思えるようになりました
  皆さんが思っているように、記憶を失う前の私は皆さんの敵となり得る存在である可能性も決して0だとは言い切れません
  もしも私が皆さんの敵になる様な事があれば、その時は容赦無く私を倒してください 良いですね」
シノ「そんな事言わないでください……!悲しくなるじゃないですか………」
影さん「シノさんなら大丈夫ですよ 貴方は強い人です」
シノ「もう………影さんはずるいです……………」
ジュエル「…………デデデよ、ここは二人きりにさせておくか」
大王「え……?何で…………?」
ジュエル「鈍感じゃな貴様………貴様にも分かり易く説明するが、シノは」
シノ「余計な気遣いは結構ですよ」

>>876

影さん「素晴らしい言葉ですね "美しい"と思った事を素直に口に出す事、それは決して容易い事ではありません
  しかしそれを率直に、包み隠さずありのままに伝えられる貴方の心は何よりも美しいものではないかと私は思います
  ですので自信を持ちなさい その思いを大切にして誇りをもって生きるのです」
大王「影さん……トゥンク…♥」
ジュエル「デデデよ………言い辛いがはっきり言わせてもらう……キモいぞ」
大王「何で!!?」
影さん「女は美しい……ですか…………私もそう思いますよ
  美しさの形は様々です………特にシノさんは、私が見た中でも最高級の美しさではないかと」
シノ「か……影さん…………!?」
影さん「シノさんは彷徨っていた私に声を掛けてくださり、手を差し伸べてくれました
  見ず知らずの人に声を掛けて懇意に振る舞うなんて誰にも出来る事ではありません
  私の様な者に対しても臆せず接してくださるシノさんは、正に聖女と言い表す事が出来るでしょう
  おや…?シノさん、顔が少々赤いですが、具合でも悪いのですか……?」
シノ「いえ……何でもありません…………ただ恥ずかしいのでこれ以上はもう……………」
ジュエル「シノは自己評価が低過ぎる故、褒められ慣れていないからのう………」
シノ「何で少し楽しそうなんですか?」
ジュエル「儂が楽しそうじゃと…?フン!気のせいじゃろう!ただまあ、青春は良いものだと思っただけじゃ!フハハハハハハハ!!」
シノ「それを楽しそうにしているって言うんですよ!」

>>877

シノ「影さんが敵になる筈がありません!影さんはとても純粋な方です
  こんな純朴な方を敵だなんて疑うのは………」
影さん「純粋…ですか……ありがとうございます ですが、純粋さで言えばシノさんだって」
シノ「わ…私の事はもういいです!もう…いいです……から………………」
大王「なんかいつものシノらしくないな……本当に具合が悪いのか…?」
ジュエル「察するのじゃ」
大王「察する……?どういう事だデ……?」
ジュエル「貴様がここまで鈍感だとは思わなかったわ……これは道理で女が出来ぬ理由よな……」
大王「なっ…!これの女が出来ない事と何が関係あるんだデー!?」


881 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/07(Thu) 04:10

>>878

影さん「正義は必ず勝つという言葉が昔からある様に、
  正しい者が最終的には勝利するというハッピーエンドを多数の方が望んでいるからでしょうね
  私は私自身を正義だとは思っていませんが、敵対する者が今の所たまたま悪党だったってだけの話ですね」
シノ「私も影さんと同じ意見ですね やっぱり困っている人は放っておけませんし、平和を乱すような人は許せません
  力の強い者が皆善人であれば良いのですが、そうも行かない時もあります」
ジュエル「その為に儂らがいるのじゃ!!」
大王「それでも駄目な時は?」
ジュエル「フン!!儂を誰だと思っておる!?最強の一族ワムバム一族の王ワムバムジュエルじゃ!!!
  万に一つも敗北など有り得ぬ!!儂が負けを認める時はそれは儂が戦いで死ぬ時じゃ!!!!」
影さん「こんなに頼もしい人達が味方なのは私にとって幸運と言えますね」
シノ「一番頼りになるのは影さんだと思いますよ」
影さん「ありがとうございます シノさんは優しい上に強くて、一番頼りになりますよ」
シノ「っ………………!」
ジュエル「フン、見せつけてくれるではないか……ここまで来るとバカップルじゃぞ
  愛し合うのは構わぬが、人の目もある 程々にせい」
シノ「そ…そんなんじゃありません!何言っているんですか!?」

>>879

ジュエル「フン!儂を讃えるのは良いが儂の名を口にするならば様を付けよ!
  今回は赦すが、努々忘れるでないぞ!
  儂が主人公か……フン!それも良かろう!王である儂にはそれ相応の気風が無ければならんからな!!」
シノ「所で、ビッグメタルンさんはあの後弟子にしたんですか?」
ジュエル「仕方が無いじゃろうが!言っても聞かぬからな……悪い気はしないがのう
  だが奴の頑固さには些か苦労したわい」
大王「あのー……あくまで主役はおれさまだからな?最近出番少なくなったけど……
  何でおれさま、ロボット操縦するだけで出番終わりなの?」
シノ「そんなの私達に聞かれましても………」
影さん「デデデさんは私達を支えてくださる司令塔という立ち位置が適役ではないでしょうか
  表には出ず、私達の力を1つにまとめて監督する……それも立派な役目ですよ」
大王「そうか……それも良いな!よし!それで行こう!」
ジュエル「単純な奴じゃなお前も……」

882 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/07(Thu) 04:52
大王が主人公?はてこのスレッドではそうかもしれないけど殆どの媒体ではカービィが主人公なんだが?
でも最近はジュエル様が活躍してるのでジュエル様が主人公とも言い切れないので
これを機に主人公交代したら?
少年漫画あるあるで初代主人公と二代目主人公が共闘するのは王道だろ?
まあ、ジュエル様は三代目主人公みたいなものだけど三代目が一番無敵で強いイメージだし

シノは影さんのヒロインは確定で
影さんは親しみやすい仲間けどその背景にミステリアスな雰囲気があるので
なんか掴めない人だと思ってる

883 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/07(Thu) 11:13
そもそもデデデプププってギャグ漫画だよな?
それなのにこのスレッド内ではギャグはあっても内容がVシネマだ!

884 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/08(Fri) 23:57

テレビ『雪が解けて川になって流れて行きます〜♪
  もうすぐ春ですねぇ 恋をしてみませんか〜♪』

影さん「成程……これがアイドルというものですか…………」
シノ「はい テレビ等のメディアで活躍し、歌や踊りで沢山の人を魅了する
  そういう素敵な人達の事をアイドルと言います
  そもそもアイドルとは偶像という意味がありまして、崇拝されるものという事からアイドルという言葉が生まれたんですよ」
影さん「つまり、アイドルとは神や仏のようなものなのですね……興味深いです
  神仏を祀り歌や踊りで祈りを捧げるというのは遥か昔から存在した儀式だと聞きます
  それが今はこういう形で人々に受け継がれているのですね 何とも素晴らしいです」
シノ「うーん……合っているようなそうでないような…………」

 ピンポーン!

シノ「お客さん…?こんな時間に何の用でしょうか…………」

Mr.チクタク「シノ君ーーーーー!!シノ君ーーーーーー!!私だよ!!Mr.チクタクだよ!!」

シノ「Mr.チクタクさん!?」

Mr.チクタク「お願いだ!!助けてくれ!!事務所がピンチなんだ!!」

シノ「え……!?」



 デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編

  第7話 事務所を救えアイドル作戦


 前回までの記録

  第1話 素性不明の二枚目剣士現る(>>823-828)
  第2話 プププランドに大雨が降る(>>833-837)
  第3話 闇が支配する死闘の果てに(>>848-851)
  第4話 大王危うしダークゼロ誕生(>>859-862)
  第5話 闇に引き裂かれた親子の絆(>>864-867)
  第6話 打つ手無し!?鋼の侵略者(>>871-875)


885 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/08(Fri) 23:59


シノ「とりあえず、お茶をどうぞ」
Mr.チクタク「ありがとう ずずーっ」
シノ「………それで、事務所がピンチっていうのは……?」
Mr.チクタク「もう、シノ君ってば、折角久し振りに会ったんだよ?なのにその素っ気ない態度は何だい?
  「久し振り!」とか「元気だった?」とかそういう会話をしようという気は無いのかね?」
シノ「時間が勿体ないですので、要点だけ教えてください」
Mr.チクタク「そういう所相変わらずつれないねぇ……だがそれが良い!
  ……実はだね…………後1か月、売り上げが悪かったら事務所を取り壊さなければならないんだ」
シノ「ええっ!?」
Mr.チクタク「実の所、ずっと赤字続きなんだ!事務所のアイドルは雇ってもすぐに辞めてしまう!
  CDを出しても全く売れない!グループを結成しても音楽の方向性の違いだとかですぐに解散してしまう!
  なんやかんやでまた事務所にアイドルが1人もいない状態に逆戻り!このままだと私は何億もの負債を抱えてお先真っ暗!
  もうどうしようもないんだ!そこで浮かんだのが君の顔だったんだ!
  お願いだシノ君!私を助けてくれ!」
シノ「………つまり私にまたアイドルをやれと……………」
Mr.チクタク「引き受けてくれる?」
シノ「ごめんなさい 無理です」
Mr.チクタク「そう言わずに!!そこを何とか!!頼むよおおお!!
  もう君しか頼れる人がいないんだよおおおおおおお!!!」

影さん「シノさん、引き受けてあげましょう」
シノ「影さん……!言っておきますけど、アイドルなんて私には…」
影さん「そこの御仁 その依頼、喜んで引き受けますとシノさんが」
シノ「はあああああ!?」
Mr.チクタク「おお……!!本当かね!?」
シノ「ちょっと影さん!!勝手に話を進めないでください!!」
影さん「ただし、タダで引き受けるとは言っていませんよ?やるからにはそれに見合う報酬は頂かなくては」
Mr.チクタク「それならお安い御用だ!!事務所を黒字にしてくれたら、礼金はいくらでも弾むぞ!!」
シノ「ちょっと待ってください!やるなんて私は一度も…」
影さん「よし良いでしょう!乗りました!交渉成立です!」
シノ「私の話を聞いてください!!」
Mr.チクタク「本当かね!!?やったああああああああ!!!本当に助かったよ!!よろしくね君達!!」
シノ「勝手に話を進めないでくださいってば!!」



Mr.チクタク「ズバリ!!シノ君にはもう一度!!アイドルになってライブをやっていただきたいのです!!」
影さん「おお、ライブですか」
シノ「はあ………」
Mr.チクタク「お金をがっぽり儲けるにはライブが1番!!
  ファンの反応を生で見る事が出来る上、1番盛り上がるのがライブなのだ!!」
シノ「そんな事だろうと思っていました……だから断りたかったのに………」
Mr.チクタク「そう仰らずに!!シノ君の為に衣装まで作ってきたんだよ!!ほら!!これ、どう!?」
シノ「却下です!!何ですかこの衣装!!スカートが短いじゃないですか!!こんなの破廉恥です!!」
Mr.チクタク「これくらい普通だよお!!アイドルの衣装はとにかくこうじゃなきゃいけないの!!」
シノ「下着が見えちゃうかもしれないじゃないですか!」
Mr.チクタク「そこはほら、見せても良いのを履いておけば……あ、でも絶対白だよ!白以外は認めないからね!!」
シノ「この変態プロデューサー!!セクハラで訴えますよ!!」

Mr.チクタク「君には演奏係を任せても良いかな?」
影さん「演奏係……?何ですかそれは?」
Mr.チクタク「音楽を奏でてもらうんだよ!ほら、あそこにあるのが楽器だよ あれを弾いて欲しいんだ」
影さん「楽器ですか……経験はありませんが、引き受けてみましょう」
Mr.チクタク「練習はスタジオを使って良いからね いつでも開けておくよ どうせ他に使い人いないし
  しかし、演奏係が一人だけだとなあ………あと一人くらい欲しいなあ………」
影さん「それならば適役がいますよ」


886 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/09(Sat) 00:00

ジュエル「何じゃい!!お前達、今度はそんな面白い事に巻き込まれておったんか!!」
シノ「もう…!全然面白くないです!大変なんですよ本当に!」
影さん「私は楽しんでいますけどね」
ジュエル「お前は何をやっておるんじゃ?」
影さん「私は楽器の担当を頼まれました シンセサイザーという楽器なのですが、中々面白い音が鳴りますね」
シノ「影さんは本当に器用ですね……少ししか練習していないのにすぐに弾けるようになりましたから」
ジュエル「…それで、話というのは、儂にもその楽器の演奏をやれという事じゃろう?フン!!良かろう!!」
影さん「おお、話が早くて助かります」
ジュエル「儂はドラムというのをやるぞ!!デカくて儂に丁度良いじゃろう!!ドラムこそ最強の楽器じゃ!!」
シノ「どうしてそんなに乗り気なんですか……?」
ジュエル「こんな楽しい事を捨て置くなど以ての外じゃろう!!」
シノ「私は別に楽しくないんですけどね………仕方がありません…………
  それでは音を合わせて練習してみましょう 私も歌と振り付けの練習をします」


シノ「…………やっぱりこの辺りの振り付けはこの方が良いのでしょうか……」
影さん「私はこのままで良いと思いますよ ジュエルさんはどうです?」
ジュエル「そうじゃな………儂は……………」
Mr.チクタク「やあシノ君!!精が出るねえ!!歌も良いしダンスも良い!!
  やっぱり君はアイドルになるべくして生まれてきたんだねえ!!」
シノ「いいえ違います」
Mr.チクタク「あ、歌で思い出した!君に1つ伝えたい事があったんだがね……
  この部分なんだけどね、ちょっと色気のある感じで歌ってくれないかなあ」
シノ「色気……?」
Mr.チクタク「君はしなやかでたおやかでお淑やか!可愛らしさでは誰にも負けない!私はそう確信しているよ!
  立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花というのは君の為にある言葉だとさえ思っている!!」
シノ「はあ……」
Mr.チクタク「だがね、君には致命的に足りないものがある!色気だ!」
シノ「怒りますよ」
Mr.チクタク「ただ可愛いだけじゃなくてもっとこうドキッとするような所が欲しいんだよ!
  色気さえあれば君の歌はもう申し分ないんだよ!!
  もっとこう……あはーんうふーん♥的なねえ!分かってくれるよねえ!?」
シノ「全っ然分かりません!!出て行ってください!!」
Mr.チクタク「出て行くも何もここ私の事務所なんだけど」
シノ「放っといてください!!」

 バタン!!

Mr.チクタク「………怒らせてしまった…………でも怒った顔も可愛らしかったなあ………!」




影さん「いよいよ明日ですね……シノさん、調子はいかがですか?」
シノ「振り付けと歌はもうバッチリです」
影さん「流石ですね」
シノ「そちらはどうですか?」
影さん「我ながら申し分ない出来かと ジュエルさんのドラムも見事でしたよ」
シノ「そうでしたか……」
影さん「後は本番当日を待つだけですね」
シノ「どれくらいの人が集まるんでしょうか………」
影さん「シノさんでしたら大丈夫ですよ」
シノ「………だと良いのですが………………」


887 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/09(Sat) 00:04

ライブ当日


 ガヤガヤ……

 ザワザワ……

シノ「凄い……こんなに集まっています………!」
Mr.チクタク「うむ…!やはり私の目に狂いは無かった様だ!断言しよう!今回のライブは成功すると!」
シノ「私、やっぱり帰っても良いですか………」
Mr.チクタク「何を言うんだねここまで来て!!主役の君が帰ったらお客さん怒って大炎上不可避だよ!!
  そしたら私の事務所もおしまいだ!!そんなの絶対に嫌だからね!!」
シノ「私だって嫌ですよ!!こ……こんなに短いスカート…………恥ずかしくて人前に出られません!」
影さん「良いじゃないですかシノさん、とてもよく似合っていますよ」
ジュエル「こうして見ると中々の別嬪じゃな!儂があと1000年若ければ妃として迎え入れていたやも知れんな!」
シノ「もう…からかわないでくださいよ……!」

 ドン!

シノ「痛っ…!?」
照明「邪魔」
シノ「あっ…すみません……」

音響「………」
大道具「……………」

Mr.チクタク「おお、これはライブスタッフの皆さん!今回はよろしくお願いします!」

照明「………」
音響「………」
大道具「……………」

 スッ……


ジュエル「何じゃいあいつら!!挨拶も無しにさっさと歩きおって無礼な奴らじゃな!!」
影さん「うーん……確かに、何だか感じの悪い人達でしたね」
シノ「あの人達は?」
Mr.チクタク「今回のライブを手伝ってくださるスタッフだよ!
  1人で色々準備するのは大変だからね、手伝いの募集をかけたら協力すると名乗り出てくれたんだ!
  いやあ本当に助かった!仕事も早いし、ライブが上手く行く事間違い無しだ!」
影さん「だと良いですがね……皆さん、油断せず参りましょう」
シノ「はい」
ジュエル「うむ!」

Mr.チクタク「ああ待ちたまえ!昨日の夜、頑張って台本を書いて来たんだ」
シノ「台本……?」
Mr.チクタク「歌う前にまずは観客に挨拶するのが大事だ!そこで観客の心を掴む様な一言で魅了するんだ!」
シノ「どれどれ…………………………嫌です」
Mr.チクタク「そ…そんな!私が徹夜して書いた台本なんだよこれ!」
シノ「こんな恥ずかしい台詞、言えるわけないです!」
影さん「シノさん、折角頑張って書いたのですから、無下にすると可哀想ですよ」
ジュエル「そうじゃぞシノよ!」
シノ「分かりました……もう分かりました!……どうして私だけがこんな……………」


Mr.チクタク「レディースアーンドジェントルマーン!!今回はライブにお集まりいただきありがとうございます!!
  私、事務所の社長兼プロデューサーのMr.チクタクです 今回は司会も兼任しております!」

シノ「いよいよですね………」
影さん「練習の通りにやれば問題ありません」
ジュエル「何よりこの儂がついておる!!失敗などある筈が無かろう!!」
シノ「そうですね………では行きましょう!演奏よろしくお願いします!」
ジュエル「おう!!」
影さん「了解しました」


Mr.チクタク「それでは早速登場して頂きましょう!伝説のスーパーアイドル、シノ君!!」

 ガヤガヤ……!

シノ(伝説のスーパーアイドルって……!何の捻りも無いじゃないですか!
  恥ずかしい………!でも仕方がありません………!)

 ダッ!!

観客「おお…!!」

シノ「今日はライブに来てくれてありがとう!私のラブ手裏剣で、皆のハート打ち抜いちゃうぞっ!☆」

観客「おおーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

影さん「お見事ですシノさん………!様になっていますね」
ジュエル「これがプロ意識というヤツか……感心じゃ!」

シノ(恥ずかしいっ………!!ああもうこうなったら自棄です!!)


シノ「それじゃあ一曲行ってみよーう!音楽スタート!!」



888 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/09(Sat) 00:09


シノ「純情・愛情・過剰〜に異常〜♪純情・愛情・過剰〜に異〜常〜〜♪」

観客「おおーーーーーーーーっ!!!」

シノ「ヤマト〜ナデ〜シコ七変化〜素顔の方が嘘つきね♪
  ヤマト〜ナデ〜シコ七変化〜絵になるね!き〜わめつけ♪」

観客「わああああーーーーーーーーー!!!」

Mr.チクタク「素晴らしい!!観客も凄い歓声だ!!
  誰もが目を奪われて行く!!シノ君こそ完璧で究極のアイドルだ!!!」

シノ「しとや〜かな〜フリしていて〜も〜〜
  乱れ〜飛ぶ、恋心♪ あはぁん…♥」

観客「うおおおおおおおおーーーーーーーーーーーー!!!!」

Mr.チクタク「うおおおおおーーーっ!!今のだ!!今のだよ!!やれば出来るじゃないかシノ君!!
  私の心は!!今!!最高に!!ドキドキ!!している!!!!」

シノ(恥ずかしくてもう死にそう……!!もう早く終わって………!!)

影さん(シノさんがもう限界そうです……少し演奏を早めましょうか……?)

ジュエル(恥じらう姿を見るのは愉快じゃが、仕方あるまい………)


シノ「と〜きめきの、は〜や変わりっ♪
  純情・愛情・過剰〜に異常〜どっちもこっちもかがや〜け乙女〜〜♪」



観客「わああああーーーーーーーーーーーーー!!!」

 パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!

シノ(や…やっと終わった…………!)

Mr.チクタク「ヒューーーーーー!!良いよシノ君!!実に見事だったよーーーーーー!!」

影さん「これは見事な拍手喝采ですね 私達の演奏も上手く行きました」
ジュエル「当然じゃ!!この儂の辞書にしくじりという文字は無いわ!!」

シノ「応援ありがとーーーーう!!」

 バチン!!

シノ「えっ……!?」

観客「なっ…何だ!?」

観客「停電か!?」


Mr.チクタク「ど…どうしたんだ…!?こんな演出、頼んだ覚えは無いぞ!?」

照明(よし、今だ!)
音響(歓声に浮かれている今がチャンス!)
大道具(一瞬で仕留める)

 ビュン!!

シノ「………………………」

 キィィィーーーーン!!

音響「何っ……!?」

照明「馬鹿な…!」

影さん「この瞬間を狙って来る事は予想していましたよ、ダーク・トリニティの皆さん」

大道具「くっ……!我々の正体まで気付いていたとは……!」

ジュエル「フン!!儂らに挨拶をしなかった時点でおおよそ見当がついておったわ!!」
シノ「はい、バレバレでした………それでよく隠し通せると思ったものですね」


照明「己……!」

Mr.チクタク「おーーーい!照明さん何をやっているんだーーーーって誰もいない!?
  し…仕方無い………私が電気を付けよう……!えーと電気…電気は……………
  あった!これだ!」

 パチン!!

観客「あ…!明かりが戻った!」

観客「おい…!あそこにいるのは誰だ……!?」


音響(リムル)「まずいぞ、我々の計画が………!」

大道具(リムロ)「こうなっては仕方があるまい……」

照明(リムラ)「我々の姿を見た者は、1人残らず殺す!!」

 バッ!!


観客「うわあああああああああああああ!!!!」

観客「何だあれは!?」

観客「化け物だーーーーーーー!!」


ジュエル「まずいぞ……!!観客がパニック状態になっておる!!」
シノ「折角上手く行っていたのに……これじゃあ事務所はもう……!」
影さん「……いいえ、大丈夫です この状況を利用してしまいしょう」
シノ「………!成程、そういう事ですね…………!」


 バッ!!


シノ「…………そこまでです!!悪党の皆さん!!」

 ドヨドヨ………

観客「な……何だ……………?」

観客「何が始まるんだ……?」

シノ「悪鬼彷徨う現の闇を、晴らすは光のアイドルなり!!
  月華のアイドル・シノ、見参!!」

観客「うおおおおおおーーーーーーーーーーー!!!!」


影さん「完璧です……お見事ですよシノさん」


889 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/09(Sat) 00:10


リムル「何の真似だ…………」

シノ「会場の皆さんには指一つ触れさせません!!正義の剣で貴方達の野望を砕きます!!」

リムラ「ほざくな……!!死ね!!」

リムロ「バトルフォーメーション……トライアングルフォーム!!」

 シュタッ!!

リムロ「行くぞ!!三位一体の陣!!」
リムラ「はあああああっ!!」
リムル「………殲滅する!!」

 ビュン!!

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!!


リムロ「………避けたか…!」

ジュエル「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
リムロ「…………ぬん!!」

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!

リムロ「その程度の攻撃………未だに通用すると思うな!」
ジュエル「たわけ!!見せ場はこれからじゃ!!」
リムロ「なっ……!!」

 ギュイイイイーーーーーーーン!!!

ジュエル「グライドパンチ・リボルブ!!!!!」

リムロ「くっ……!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

リムロ「ぐはっ……!!」


リムル「今度こそ貴様の息の根を止めてやる!!」

 ゴオオオオオオオオオオ!!

 ヒュッ!!

影さん「速さが前までと違いますね……」

リムル「当然だ……我々は日々アップデートしている………今度こそ貴様の命、貰い受けるぞ!!」

影さん「残念ですが、その程度で私の命は奪えません」

 ビュン!!

リムル「何っ……!?」
影さん「…………」

 シュバッ!!

リムル「二刀流…!?剣がもう1つ増えただと……!?」

影さん「………極楽冥王斬閃!!」

 ビュン!!

 ザシュッ!!

リムル「ぐああああああああっ!!」


リムラ「きえええーーーーーーっ!!」

 ビュン!!

 キィィィーーーーン!!

シノ「Mr.チクタクさんの事務所を守る為に……このライブを成功させる為に…………
  貴方達に邪魔されるわけには行きません!!はああああああああああっ!!」

 バシュッ!!

リムラ「ああっ!?」

シノ「花影流・流麗月下美人!!」

 シュバッ!!

リムラ「ぐあああああああああああっ!!」

観客「うおおおおーーーーーーーーっ!!!良いぞーーーーーーーーーー!!!」

観客「こんなパフォーマンスも用意していたなんて、すげーーーーーーー!!」

観客「スーパーヒーローだーーーーーーーーー!!!」

 ワァァァァアアアアアアアアアア!!!

 パチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!

Mr.チクタク「何が何だかよく分からんがお客さんが魅了されている!!
  凄いじゃないかシノ君!!ヒューーーーーーー!!」


影さん「またも拍手喝采を頂きました!」
ジュエル「フン!!当然じゃ!!!」

リムラ「己……!!ダークゼロ様!!どうかお力を!!」


ダークゼロ「しょうがないなあ…………邪魔なゴミはさっさと処分しなきゃね」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

シノ「…………!!」

観客「今度は何の音だ……!?」
観客「おい!!外を見てみろ!!あれは何だ!?」
観客「な…なんかヤバそうだぞ……!」
観客「これももしかして演出なのか!?」


シノ「陛下…!お願いします!」


マスクドデデデ「よし!我輩の出番だな!HR-D3、発進!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドド!!



890 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/09(Sat) 00:13

観客「おおーーーーっ!!今度はロボットが出たぞ!!」
観客「すげーーーーーーーー!!」

シノ「見世物ではないんですけどね……」
影さん「まあ、皆さんが楽しんでいるなら良しとしましょうか」


闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


マスクドデデデ「ミサイル発射!!」

 ドオオオーーーーーーーン!!

闇・エネルギー暴走体「ギャアアアアアアアアアア!!」

マスクドデデデ「よし、今だ!!」

 ギュイイイィーーーーーーーーーーーン!!!

マスクドデデデ「必殺!!スーパー大回転アタック!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

闇・エネルギー暴走体「グギャアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!



ナレーション「色々ハプニングはあったが咄嗟の機転によりライブは大成功に終わった
  今回のシノ達の活躍で事務所の取り壊しは無事撤回されたのだった」


影さん「これにて一件落着……と言った所でしょうか」
ジュエル「そうとも限らんぞ」
シノ「どういう事ですか……?」

 バタン!!

シノ「……!!誰ですか!?人のドアを勝手に開けるなんて……!」

Mr.チクタク「シノ君ーーーーーーー!!」
シノ「チクタクさん!?」
影さん「おや……先日振りですね どうしたんですか血相を変えて?」
シノ「嫌な予感………」

Mr.チクタク「実はね!!明日の音楽番組の生放送で歌ってくれないかって依頼が来ているんだ!!」
シノ「い…嫌です!!絶対に嫌です!!」
Mr.チクタク「そこを何とか頼むよーーーー!!この通りだから!ね!?一生のお願い!!」
シノ「Mr.チクタクさんの一生のお願いは一生じゃないでしょう!?テレビとか絶対に無理です!!」
影さん「とても良いお話じゃないですか 私も喜んで協力してあげますよ
  楽器の演奏、また頑張らせて頂きます」
シノ「影さん!!勝手に話を進めないでください!!」
ジュエル「よーし!!ならば儂も本気の演奏を見せてやるわい!!行くぞシノよ!!!!」
シノ「人の話を聞いてください!!嫌です!!絶対に嫌ですってば!!」


ナレーション「シノのアイドルとしての活動は暫く続いたという」


  第7話 事務所を救えアイドル作戦 終


次  回  予  告

影さん「デデデさん達に今まで散々敗れ続けてきたボクシィが復讐を果たす為、
  再び闇の軍勢の傘下として我々の前に現れました
  今度はテニスでデデデさんにリベンジ勝負をするそうです
  果たして勝負の行方は……?
  次回、デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編
  第8話 あいつこそテニスの大王様 御期待ください」


891 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/09(Sat) 17:47
あちらこちらあんよは上手
珈琲屋に寄ってデデデきめたら帰れない帰らない
曇天の道をブラリブラブラ歩く二人は足軽の如く
危険好きのデデデのふりをする小心者共

892 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/11(Mon) 11:44
ここで求められる主人公って
1位 カービィちゃん
2位 ジュエル様
3位 アドレーヌさん

こんな感じなのかな

893 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/11(Mon) 16:49
じゃあ裏主人公が

シノと影さんな!

894 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:10

>>882

ジュエル「確かにな…それも一理ある」
大王「一理ねーよ!何勝手に納得してんだ!」
ジュエル「最近影が薄くなったな……」
大王「薄くなってねーって!」
シノ「まあまあ影さんも言ってたじゃないですか
  陛下は私達を支えてくださるリーダーなんです
  主役じゃないかどうかはさておいて、私達の中心にいるのは間違いない筈です」
大王「そうかもしれないが……いや!やっぱりこのスレの主役はおれさまにしか務まらん!
  今までだってずっとそうだったんだデ!確かにカービィには敵わないかもしれないが、
  このスレの主役はおれさまだ!それだけは譲る気は無いデ!」
ジュエル「頑固な奴じゃなお前も………まあ儂は別に主役なんぞにこだわりはせぬ
  儂は儂の生き様をただ貫き通すだけじゃわい」
大王「ああーーーー!!一端に主役みたいな事いいやがってーーー!!そういうのズルいデ!!」
影さん「この論争、デデデさんが反論すれば反論する程デデデさんの分が悪くなる気がしますので、
  ここで終わらせるのが賢明な判断ではないでしょうか?と私は思うのですが」
シノ「私達のフォローが台無しですね……」

>>883

大王「デデププの世界観を基にした別の世界だからなあ最早
  っていうかデデププに忠実なキャラがとうとうおれさましかいなくないか!?」
シノ「ぎりぎりですが要素を保っていますね……私なんて原作にいないオリキャラですし……」
ジュエル「儂なんて多分じゃが出た事は無いぞ」
影さん「言わずもがな私もですね」
大王「いつか出る日が来るんじゃないかな……多分………
  Vシネマって、そこまで言う程Vシネマかな………?」
シノ「戦闘シーンが多いですし、その所為じゃないでしょうか?」
大王「たまには戦闘なしの話とかあったら良いんだけどなあ………」
シノ「それだと影さんと私のシーンばっかりになっちゃいませんか?」
ジュエル「そっちの方が面白くなりそうじゃな……」
シノ「なっ…何を期待しているんですか!?」
ジュエル「儂はただ面白そうと言っただけで、別に何も言っておらんぞ
  貴様こそそんなに慌ててどうしたのじゃ?」
シノ「もう!ジュエルさんの意地悪……!」
ジュエル「不貞腐れるな………鈴カステラでも食うか?」
シノ「……………食べます!」
ジュエル「食うのか………」
大王「お前らさっきから何のやり取りしてるんだデ……?」

>>891

影さん「良いですねこの曲、何故だか気に入りました
  これを主題歌として使うのはどうでしょうか?」
シノ「でも一部歌詞が違くないですか?」
大王「だから何で歌詞の中におれさまの名前が入っているんだデ!?
  名曲が台無しだって怒られるじゃねーか!」
ジュエル「そうなると、謝るのは貴様じゃな」
大王「書いたのはおれさまじゃないのにか!?」
ジュエル「貴様の名前の所為で台無しになったのなら悪いのは貴様じゃろう」
大王「そっか…………そっかじゃねーーー!!危うく納得しちまう所だったデ!!」

>>892-893

大王「……ちなみにおれさまって何位くらいに入っているんだデ…?」
ジュエル「………ワースト1位と言った所ではないのかの?」
大王「ビリは嫌だデ!!せめて4位か5位くらいには入っていたいデ!!」
シノ「裏主人公ですか………裏とはいえ私なんかが主人公を名乗るのは烏滸がましいような………
  でも影さんだったら主人公に相応しい……のかも……………」
影さん「私が主役ですか………それならヒロインはシノさんですかね」
シノ「ヒ…ヒロインなんてそんな…………!」
ジュエル「フン……まんざらでもなさそうじゃな!」
シノ「も…もうっ!ジュエルさんは黙っていてください!」
大王「さっきも言ったがこのスレの主役はおれさまだデ!!誰が何と言おうとな!!」

895 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:33

ボクシィ「あーー腹減った………………
  アルバイトもすぐクビにされちまうし、貰える給料は雀の涙だ………
  畜生!!それもこれも全部あいつらの所為だ!!
  あいつらの所為で、闇の軍勢での俺の立場が地に堕ちた!!
  せめて!!せめて奴らにリベンジするチャンスがあれば……!!」

ウィズ「ではそのチャンス、私が差し上げましょうか」

ボクシィ「おわあ!!ウ…ウィズ様…!!い…いつからそこに………!?」


ウィズ「どうやら生活に困っているようですねぇ……働ける場所も無い様ですし……
  それならもう一度私の下で働いてみましょうか」
ボクシィ「ほ…本当ですか!?」
ウィズ「ただしチャンスは一度だけです……上手く行けば幹部の席も用意してあげますよ」
ボクシィ「幹部……!?も…勿論やります!!よーし燃えてきたぜ!!!
  今度こそ復讐を果たし、そして幹部の座に復帰してやるぜ!!!!」



リムル「………お言葉ですがウィズ様、そいつを雇った所で大して使い物にならないのではないかと」
ウィズ「馬鹿と鋏は使い様というでしょう 使い方を誤らなければ優秀な戦力として化ける可能性がある事も
  決して有り得ない話ではありませんよ 今回もバックアップよろしくお願いしますね」
リムル「はあ………」



シノ「買い物はこんな所で大丈夫ですね」
影さん「大丈夫かも知れませんが買い過ぎではないでしょうか
  こんなに買い込んで何をなさるつもりで?」
シノ「1週間分の食事です」
影さん「1週間分?この量がですか?」
シノ「影さん1日で結構食べるじゃないですか
  だからこれぐらいは用意しとかないと足りないかな…って……あっ…!」
影さん「おっと危ない………その荷物、私が持ちましょうか」
シノ「でも影さんに結構持って貰っていますし、これは私が……」
影さん「私にかかればこんな荷物、大した重さじゃありませんよ ですので心配は不要です」
シノ「影さん…………」
影さん「私の為に夕食を作ってくださるのでしょう?楽しみにしていますよ」
シノ「もう……影さんってば……………」

住人「うわあああああああああああ!!」

シノ「………!今の叫び声は…!」
影さん「あの方角からですね……行ってみましょう」


896 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:33


ボクシィ「……ふん!話にならねぇな!!出直してきやがれ!!」

シノ「一体何の騒ぎで……あ…!貴方は……!」

ボクシィ「………!てめェは…!」

影さん「おや?お知り合いですか?」

シノ「……………どちら様でしたっけ……?」

ボクシィ「ボクシィだ!!!」
シノ「あっ!そうでした!思い出しました!」
ボクシィ「忘れてんじゃねーよ!!!!」
シノ「こんな所で何をやっているんですか?」
ボクシィ「見て分からねえか!?テニスだよテニス!!」

影さん「テニス……?テニスとは何でしょうか?」

ボクシィ「おいおいおい冗談だろ!?テニスも知らねえのか!?」

シノ「すみません、この人記憶喪失でして………
  良いですか?テニスっていうのは地面の真ん中にネットを張って
  ラケットという道具を使ってボールを打ち返すスポーツです
  瞬発力とスタミナが勝敗を分ける決め手となります」
影さん「成程…面白そうですね……では、そのテニスとやらを私が」

ボクシィ「待て!!!戦う相手は俺が決める!!!!」

シノ「どういう事ですか?」

ボクシィ「デデデを出せ!!俺はテニスでそいつと戦うと決めたんだ!!」

シノ「どうしてですか?」

ボクシィ「どうしてもだ!!俺はこないだのリベンジを果たしに来たんだ!!」

影さん「成程…テニスならデデデさんに勝てるだろうと」

ボクシィ「そういう事だ!!分かったら大人しくデデデを出しやがれ!!」

シノ「そんな理由ではい分かりましたって陛下を出すと思いますか?陛下は忙しいんです」
影さん「そう言わず、デデデさんを出してあげましょう」
シノ「影さん……!」
影さん「そうする事で彼女が満足するなら、そうしてあげるべきでしょう」

ボクシィ「彼女……!?」

ボクシィ「…おい!!あんた今、俺の事を彼女と言ったか……!?言ったよな!?」
影さん「はいそうですが……何か気に障る様な事でも?」
ボクシィ「いや良い……良いんだ…………!俺は感激した………!いつも男と間違われるのに、
  初対面で俺を女だと見抜いてくれたのはあんたが生まれて初めてだ………!」
影さん「それはそれは、さぞ世知辛い人生を送って来たのでしょうね」
ボクシィ「分かってくれるか!?そうなんだよ!!あんた結構良い奴だな!!
  なあ聞いてくれよ!!こないだなんかバイト先で客に失礼な事を言われちまってよ!!
  頭に来たんで……ってそんな話をしに来たんじゃねーんだ俺は!!!!」
シノ「そうですよ……影さんも、あんなのに同情なんかしなくても良いです」
ボクシィ「あんなのとは何だ!?お前も結構失礼な奴だな!?
  良いからデデデをここに呼べ!!俺はここで待つ!!!!」
シノ「はあ……仕方がありませんね………」



 デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編

  第8話 あいつこそテニスの大王様


 前回までの記録

  第1話 素性不明の二枚目剣士現る(>>823-828)
  第2話 プププランドに大雨が降る(>>833-837)
  第3話 闇が支配する死闘の果てに(>>848-851)
  第4話 大王危うしダークゼロ誕生(>>859-862)
  第5話 闇に引き裂かれた親子の絆(>>864-867)
  第6話 打つ手無し!?鋼の侵略者(>>871-875)
  第7話 事務所を救えアイドル作戦(>>884-890)


897 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:34

大王「……何でおれさまがあいつとテニスなんてしなきゃいけないんだ…?」
シノ「どうしても陛下と戦いがしたいんだそうです……お願いします……」
大王「よく分からねえが分かったデ………」

影さん「勝算はあるのですか?」

大王「やるしかないんだろ……?しょうがないデ………」


 ザワザワ………

住人「一体何が始まるんだ…?」
住人「テニスの試合だってさ!」
住人「あのピンクの箱みたいな奴がか…?で、相手は誰なんだ?」
住人「噂で聞いたけど凄い奴が来るんだってさ」


大王「……結構人が集まって来たな…………変身!!」


マスクドデデデ「マスクドデデデ、参上!!」



ジュエル「………デデデ」

マスクドデデデ「どうした、ワムバムジュエル」

ジュエル「2か月前に高架下のコートで言った事、覚えておるか?」

マスクドデデデ「……?そんな事あったか……?」

ジュエル「デデデよ……お前は………………」

マスクドデデデ「うん……?」

ジュエル「お前は……プププランドの柱になれ……!」

マスクドデデデ「…………おう!」


住人「おおっ…対戦相手が現れたぞ……!あっ…あれは……!」
住人「マスクドデデデだ!!」



ボクシィ「……逃げずによく来やがったな!怖気付いて来なかったらどうしようって心配したんだぜ!」

マスクドデデデ「怖気付く……?我輩がか………?笑止…………行くぞ!!」

ウォーキー「ザ・ベストオブワンセットマッチ!!マスクドデデデ、サービスプレイ!!」

ジュエル「さあ行けいデデデ!!貴様の行く手には儂らの世界があるのじゃ!!」
シノ「陛下!頑張ってください!何も恐れないクールなガッツをお見せください!」
暗闇斎「そこでござるよ大王様!」

マスクドデデデ「よそ見していて良いのか?」
ボクシィ「くっ……!」

暗闇斎「稲妻と見紛う」

マスクドデデデ「どんどん行くぞ!」

暗闇斎「ツイストサーブで決めるでござる!」

 ズギューーーーン!!

ボクシィ「ぐあああああ!!」

住人「またツイストサーブ!!決まったあああ!!」

ジュエル「良いぞデデデ!!目にも留まらぬスピードを持つスマッシュをぶちかますのじゃ!!!!」

マスクドデデデ「とうっ!!」

 ビュン!!

ボクシィ「チイッ……!!返せない球じゃねーんだよ!!!」

 スパーン!!

 ビュン!!

シノ「ああっ!陛下のツイストサーブが返されました……!」
暗闇歳「いや」
影さん「恐らくあのツイストサーブは」
ジュエル「本気では無い」
シノ「え…?もしかして陛下はわざと……!」
ジュエル「左様」
影さん「返せる水準で打ったに違いありません」


マスクドデデデ「……では、こういう技はどうだ?とうっ!!」

 スパーン!!

ボクシィ「なっ……!?んなああああああっ!!?」

住人「何が起きたんだ!?」

住人「あれはもしかして伝説の技、零式ドロップショットか!?」

住人「あんな技をどうやって!?」


暗闇斎「……しかし、ラケットヘッドが後30センチも下がっていたらバレバレでござるよ
  二度目は通用しないでござろうな」

マスクドデデデ「ちぇっ……」

ボクシィ「くそ……!!調子に乗るんじゃねーぞ!!!!」


リムル「出たぞ出たぞ!!ボクシィの演武テニスだ!!」
リムラ「ボクシィの奴、あの独自のフォームに変えてから急に伸びて来ていないか!?」
リムロ「奴の実家が古武術の道場をやっているという情報だ ボクシィにとってあのフォームが自然体なのだ」


ボクシィ「ここからが俺様の本気だぜーーーーー!!」

 スパーン!!

 ビュン!!

マスクドデデデ「くっ……!」


898 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:35

ジュエル「これはマズい展開じゃな……!」
影さん「彼女も自ら挑戦状を出すだけあって中々の実力ですね」
暗闇斎「ああ、こんなに早く台頭して来るとはノーマークでござった……」
シノ「父上…何もデータは無いんですか!?」
暗闇斎「いや、奴の名はボクシィ かつて闇の軍勢に在籍していた頃は極悪サーカス団の団長という異名を持っていた
  テニスのプレースタイルはアグレッシブベースライナー
  性格は冷静沈着で他人に流されない」
シノ「冷静沈着!?あれがですか!?」
暗闇斎「少し神経質な面もあるが常に前向きで、虎視眈々と闇の軍勢の幹部の席を狙っていたようだ
  そして奴には好きな言葉がある………それは……………」


ボクシィ「下剋上だ!!!」


ボクシィ「下剋上だぜ!!ぶっ潰してやる!!頂上までのし上がってやるぜ!!!
  俺はな!!追い掛ける時が快感なんだよ!!追い詰められた獲物の顔ってのはたまらねえぜ!!!」

マスクドデデデ「下剋上か……我輩には関係ないな!」

 ビュン!!

マスクドデデデ「下剋上というのは弱い者が強い者に対して使う言葉だろう?」

ボクシィ「それがどうした!!?」

 ビュン!!

マスクドデデデ「つまりお前は今、自分が我輩より弱いという事を自ら認めたという事になる
  そういう事になるが、それでも良いのか?」

ボクシィ「ふふ……ふふふふふふ…………」

マスクドデデデ「フフフフフフ…………」

ボクシィ「ハーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!」

マスクドデデデ「フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」

ボクシィ「何が可笑しい!!!!」

マスクドデデデ「…………………………」


ボクシィ「畜生馬鹿にしやがって……!!勝つのはこの俺だくたばれ!!!!」

マスクドデデデ「自ら弱いと認めている者に我輩が負ける筈が無い!我輩はその上を行くぞ!!」

 スパーーーン!!

スピン「今度はマスクドデデデの反撃だっチュ!」
ストロン「お互い大技出しまくりなんだも」
スピン「行けっチュ!!マスクドデデデ!!」


リムル「リムラ……さっきから震えていないか?」
リムラ「そういうリムル、お前はどうなんだ?」
リムル「……俺もだけど」
リムロ「何としても勝つのだボクシィ……
  我々はここで終わるわけには行かんのだ……」


899 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:36

ボクシィ「ふははははははは!!おいデデデ!!後10ゲームは行けるぜ!!!」

マスクドデデデ「そうかご苦労!我輩は後20ゲームは行けるぞ!」

ボクシィ「減らず口を!!!!うおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

 ゴオオオオオオオオオオオオオ!!!!

 スパーーーーン!!!!


ドロッチェ「こいつはマズいぜ、相手は闇・エネルギーを使って来やがった
  あの時の俺と同じだ……さあどうする?デデデ」


ドロッチェ「お前のその真摯な態度はムカつく程だぜ」
スピン「しかし団長、人の心を動かすそのオーラは何だっチュ!?」

ドロッチェ「俺に人生という言葉を考えさせられるぜ……強さ故の厳しさって奴か………」
ストロン「その高貴な輝きに人は瞬きを忘れるんだも!」
スピン「照れ臭い程の呼び名が似合うっチュ……!お前は正しく」

一同「テニスの大王様!!You are the King of Tennis!!」


住人「うおおおおおおお!!マスクドデデデ止まんねえええええ!!」

住人「マスクドデデデすごーーーい!!」


シノ「もしかしたら陛下、最近まで出番が少なくて鬱憤が溜まっていたのかも知れませんね」
暗闇斎「それでいつも以上にテンションが上がってプレイ出来るのも頷けるでござる」
影さん「いえ、もしかしたらあれが本来の彼のベストテンションなのかも知れません」


マスクドデデデ「……後100ゲームやるか?」

ボクシィ「くっ…………!!」


一同「Best Tencion〜〜〜♪」「You are the Best〜♪」

一同「Best Condition〜〜〜♪」「King of Tennis〜〜♪」

一同「You Are the Best〜〜〜♪」「You are the〜♪」

一同「You Are the King of Tennis〜〜〜〜〜〜♪」

 スパーーーーーン!!!

ボクシィ「ぐああああああああああああああ!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオン!!!!


マスクドデデデ「…………我輩が勝ったケロ…?」

ウォーキー「ゲームセット!!」

住人達「やったあああああああああああああ!!!!」

ウォーキー「ウォンバイ マスクドデデデ!!ゲームカウント6ゲームトゥ4!!」


リムロ「己……!!こんなゲームは無効だ!!ダークゼロ様!!お力を!!」


ダークゼロ「またかい………?もう面倒になってきたよ……………………
  ……でもまあ今回は面白い余興が見られたし、特別に力を貸してあげる事にしよう………
  パパ……必ず君を僕のものにしてみせるからね…………!」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!

シノ「また黒い雲が……!」

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

住人達「うわああああああああああああ!!」

シノ「皆さんは安全な場所へ避難してください!!」

マスクドデデデ「よし…!HR-D3、発進だ!!」

 ドドドドドドドドドドドド!!

マスクドデデデ「とうっ!!HR-D3!!」

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

マスクドデデデ「ミサイル発射!!」

 ドオオオーーーーン!!


闇・エネルギー暴走体「ギャアアアアアアアアアア!!」

マスクドデデデ「よし、スーパー大回転アタックだ!!」

 ギュイイイィーーーーーーーーーーーン!!!

マスクドデデデ「必殺!!スーパー大回転アタック!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


900 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/15(Fri) 23:39

ナレーション「それから数日後、ボクシィから1通のビデオレターが届いた」


 ボクシィ「よう!こないだは世話になったな!
   あんたらがこれを観ているって事は、俺はもうプププランドを離れているって事だな!
   俺はあの後色々考えたが、やっぱり闇の軍勢からは足を洗って生きる事に決めた!
   やっぱり俺にはあんたらを倒すなんて向いてなかったんだ!こないだのテニスでそれが分かったんだ!
   悔しかったは悔しかったが、頭の中がスカッとして良い戦いだった!もう何も思い残す事は無い………
   だから俺はもう一度心を入れ替え、遠い世界で真面目に働く事にしたんだ!
   細々と生計を立てて、いつかあんたらに恩返ししてやる!その時を楽しみにして待っていろよ!
   じゃあな!!達者で暮らせよ!!くたばったら許さねえからな!!」

シノ「ふふっ……ボクシィさんらしいですね」
影さん「中々個性的な方でしたね……ご縁があればまた会えるでしょうか」
シノ「また悪事に手を染めていなければ良いのですが」
影さん「その心配は要らないでしょう 今回の件で充分懲りた筈です
  恩返しですか………美味しい物を沢山送って頂けると嬉しいですね!」
シノ「もう影さんってば食べ物の事ばっかり!ふふふふふふっ!」





ボクシィ「………さて、今日も真面目に汗水流して一生懸命働くぜ!!」



  第8話 あいつこそテニスの大王様 終



次  回  予  告

影さん「ポップスターにはかつて火の国と呼ばれる王国がありました
  しかしその国は悪の手によって滅び地図からも消えたという
  その火の国の住人の末裔がプププランドに現れたそうなんです
  どうやらその方は王子を探しているらしく……え?私がその王子?
  これは、遂に私の過去が明らかになるという事なのでしょうか?
  次回、デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編
  第9話 火の国の王子抹殺指令作戦 御期待ください」


901 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2023/12/16(Sat) 17:59
アドレーヌ「久しぶりに来てみたらもう900か、ずっと静まってた勢いが戻ってきたかな?」
カービィ「僕が将来騎士団長やってそうだとか、アドレーヌが凄く強そうだとか、色々話題になってるペポ」
アドレーヌ「私達も実力には自信あるのよね。リハビリ程度に軽く答えていこっか」

>>893
アドレーヌ「主人公を食う人気か、もしくは主人公に並ぶ人気で、主人公になってほしいと言われる人っているよね」
カービィ「アドレーヌもよく言われてるじゃん、昔から絶大な人気あったでしょ」
アドレーヌ「そしてスターアライズ参戦、強い部類に入るとも言われるようになって…嬉しい」
リボン「アドレーヌを使えば私にも会える特典付きだよー」
アドレーヌ「スターアライズオススメだよ。さて、シノと影さんとかいう人が何か良い関係になってるじゃない。
私はカー君の戦友とか姉みたいなポジションで、カップルとは違うかな。
カップルと言えるのは、リボンちゃん。
でも私もカー君に対して好意がないわけじゃなくてね、良い子だと思うよ、カー君。
シノと影さんは、もし私がカー君と付き合おうとしたらどうなるか?ってのを体現してるかな。
裏主人公…、そんなポジションもまた良いかも」

>>892
アドレーヌ「1位は納得のカー君か、そうだよね、やっぱり主役はカー君じゃないと締まらないでしょ」
カービィ「やっぱり僕がいなきゃ締まらないよね!(えっへん!)」
アドレーヌ「素直で強くて可愛いってのもあるけど、私達女子とも仲良くなれるってのも大きいんじゃない?」
カービィ「これからもアドレーヌの子分でいようかな、僕」
アドレーヌ「これからも助けてあげるよ、なんかほっとけないし。
さて、2位はジュエルさん、古の豪傑であり王様。
強いだけじゃなく王様らしく教養もあるようだし、こりゃ昔は支持者がいっぱいいたのも分かる気がする。
弱点があるとすれば、活躍してる舞台が無いから無名になりがちなことだよね…。
とはいえ、ジュエルさんについて知れば、主役に相応しいのも納得できると思う。
最初は僅かな人気でも、認知度が高まれば意外に大人気になるかも。
3位は私かー。私がいなくなった後もちょくちょく話題に上がってきたようだし、私が主役になることを望んでる人がいるのかも。
私みたいなタイプはヒロインの噛ませだったり、戦の噛ませだったり、主人公を支える準主人公の方があってるとはよく言われる…。
でも私だって主役になってみたい時はある。名脇役もいいけど、たまには主役にもなってみたい!
私が主役になるのを望む人がいるなら、主役として実力示してやろうじゃないの」

>>891
アドレーヌ「これ、曇天って曲の一部をデデデに替えたものでしょ」
カービィ「天丼?」
アドレーヌ「曇天!(笑)銀魂の曲らしいよ」
カービィ「一部をデデデに替えるだけで面白くなるのは不思議だねー」
リボン「ほんの一部だから、ここには出てないだけで他にもデデデに替わるとこあるよね」
カービィ「そうだよね、これだけで終わるわけないし、笑えるとこいっぱい出てきそう」
アドレーヌ「『デデデ』これだけで笑わせられるデデの旦那ってある意味凄い…(笑)」

902 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/16(Sat) 18:43
アド来たー!
もう会えないかと思ってたー!

903 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/18(Mon) 13:56
やっぱり主役は遅れて来るもんですね!

904 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/18(Mon) 22:10
アドレーヌ性格良すぎん?カービィが羨ましくなるw


905 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/18(Mon) 23:06

>>902

影さん「いよいよ真打登場と言った所でしょうか
  ともあれ、新たな仲間が増える事は頼もしい限りです」
シノ「そうですね……やっぱり私達だけでは力不足というか、どうも盛り上がりには欠けてしまいます
  悔しさや情けなさもありますが、今でも衰える事の無いキレの良さには人気が出るのも納得ですね」
ジュエル「そうじゃな これには流石の儂も前を譲るほかあるまい!
  だが儂らもただで負けるわけにはいかん 儂らが目指すは王の道 即ち王道じゃ!!
  儂らがいる限り、このスレは不滅!!いつ終わるとも知れぬ飽くなき戦いの道はこれからも続くのじゃ!!!!」

>>903

影さん「そういう貴方こそ、このスレッドを支えてくださる立派な主役ですよ
  広い世界の中で生きている1人1人が特別な存在であり、様々な物語の主役
  そんな1人1人の物語を人生と呼ぶのではないでしょうか 私はそう思っています」
シノ「素敵ですね、影さん」
ジュエル「つまり!!主役は何人居ても良いというわけじゃ!!
  儂も主役じゃし、お前達も主役じゃ!!お前達の願いはお前達の手で叶えるように生きて行け!!!!」

>>904

影さん「貴方にもきっとそんな素敵な存在が居るのではないでしょうか?私はそう信じています
  大切な存在というのは案外、近くに居るものですよ
  私もシノさんという存在に出会えた事はこの上ない幸運と言えます」
シノ「か…影さん……!そんな事を言うのはその……恥ずかしいです………」
ジュエル「惚気るのは勝手じゃが、程々にしておかんと飽きられるぞ」
シノ「の…惚気って………!そんなんじゃないですって……!
  大体私なんかが………その……影さんに迷惑を掛けてしまいますし……………」
影さん「私は迷惑だと思った事は一度もありませんよ」
シノ「え………!?」
影さん「むしろ私がシノさんにとって迷惑な存在だったでしょうか……?」
シノ「いえいえいえいえ!!そんな事ありません!!私も影さんに出会えて幸せなんです!!本当ですよ!!」
影さん「そうですか それならば安心しました
  私達がこうして出会えたのは心と心が引き合わせてくれたのでしょうか……
  もしかすると、こういうのを運命と呼ぶのかもしれませんね」
シノ「う…運命…………!」
ジュエル「やはり挙式か……いつ行なう?儂も同行しよう」
シノ「流石にそれは気が早すぎます!!それにそんなの影さんだって……」
影さん「私は構いませんよ………シノさんが私で良いのであれば」
シノ「ううっ……………影さんは本当にずるいです……………………」
ジュエル「赤飯でも炊こうかのう」
シノ「だからまだ早いですって!!」

906 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2023/12/19(Tue) 14:56
アドレーヌ「こんにちは、今日もいくらかやっていこうか」

>>902
アドレーヌ「一時は勢い無くなったけど、ストーリーの進行もあって辛うじて勢いが戻ってきた、ってのは感じたかな。
私がいないのに、私に関する考察や質問は割とあったし、今も私の出番を待ち続けてる人がいるんだな、って思ったの。
もし、ストーリーが終わり、一気に失速したらここ潰れるんじゃないか?とも思ったこともあるし…。
私やカー君が来ないばかりに、私達の印象が薄れてったらなんか悲しくなるしね。
カー君はまだしも、私ぐらいの知名度だと忘れ去られそうだし。
いずれは仕方ないとはいえ、今は私達の事を発信していった方がいいかなって。
そんなわけで、ただいま!」

>>903
カービィ「主役登場だよー、僕は元々大王のチームでも出てくる立場だったんだけど、
最近は出番無かったし、これでアドレーヌも動かなかったらどうしよう…って悩み始めてたんだ。
こっちでも使ってもらってるし、アドレーヌが動いてくれて良かったペポ」
アドレーヌ「私は脇役だけど、流れを見てるとなんか主役みたいな扱いされてることも結構あるし、
私は人間の女だし、筋力も普通だし、お客さんから見て感情移入しやすいのかな?って思ったのよね。
実質主役な脇役ってのも悪くないかも、カー君は主役だけど」

>>904
アドレーヌ「私も13歳(中一)でプププランドに来たときは、自分のために魅力と実力を知ってほしい、って性格だったんだけどね〜。
14歳(中二)の今は、私の事を知ってほしいとは思いつつ、弟分のカー君、グーイ、妹分のリボンちゃんのために戦う人間になっちゃった。
町の住人にも親切にするようにしてるし、私寂しかったんだろうな、って思うことあるの。
動機はどうあれ、今の方が断然充実してるし、カー君もお人好し過ぎてほっとけないし、
リボンちゃんの事も守ってやりたいし、グーイはダークマター族だけど人畜無害な人だし、
私を守る人は、って?。そうよね、どうしよ…。ま、何とかなるんじゃない?


907 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/21(Thu) 05:12
シノ ミステリアス系女子
アドレーヌ サバサバ系女子
リボン おっとり系女子

908 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/21(Thu) 11:21
>曲名的にデーモン閣下さんまで来る流れですねこれ

ではリクエストにお応えして…

「デデデ人形の館」 
         聖デ魔U

デデモン小暮「デデデの森の奥深く…一見何の変哲もない一軒のデデデ…だがその一室からは毎夜毎晩デデデの悲鳴にも似た悲鳴が聞こえるとか聞こえないとか…お前もデデデ人形にしてやろうか…お前もデデデ人形にしてやろうか!!」
デデデの立ち込む森の奥深くデデデを運ぶ謎の老人誰も知らぬデデデの館生きたままデデデ人形の如く震えて眠れ明日はもうないさ今夜も一人デデデになる手足も口も動かぬままに
夜 残酷な時 デデデは笑い デデデ悶え デデデは泣き デデデに戻せと今日も叫ぶ You shall never returun DEDEDE de!de! 
≪ギターパート≫
生きたままデデデ人形の如く震えて眠れ明日はもうないさデデデに飛び散る生き血のしぶきが助けてくデと叫んでいるのさDe de de de de de de de de de de・・・

909 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2023/12/22(Fri) 07:58
アドレーヌ「おはよう!もうすぐクリスマス、デデデ城でクリスマス会開催するみたい。
皆も参加しない?」
カービィ「おいでよ大王の城」
アドレーヌ「おいでよどうぶつの森みたいに!(笑)」

>>907
アドレーヌ「女子って色々いるよね〜」
カービィ「人生色々」
アドレーヌ「男も色々」
カービィ「女子について話そうよ、アドレーヌ」
アドレーヌ「カー君がいきなり人生色々なんて言うから(笑)。
それじゃ改めて…、シノがミステリアスなのはオリキャラポジションなのもあるけど、
オリキャラポジションじゃなくても、割とミステリアスなのかも、裏の人間だからね。
勿論、ただ裏の人間ってだけで性格は普通の人だから、差別しないで仲良くしてよね。
私はサバサバ系か〜、私もネガティブな気分になることはあるけど、なるべくポジティブに生きるようにしてる。
ネガティブになってる暇があったら、能力身に付けて伸ばして見直させてやる、って考える性格だし。
リボンちゃんはおっとり系、リボンちゃんは分かりやすくおっとり系だよね。
カー君の恋人候補だけど、お似合いだと思う。
あと、リボンちゃんはああ見えて頑張り屋だから、芯は強いかも」

>>908
アドレーヌ「お前は蝋人形にしてやらない…!
掴みとかパフォーマンスとか上手かったよね〜、デデモン閣下…、いやデーモン閣下」
カービィ「これも一部がデデデになるだけで笑えちゃうペポ。
大王ってお笑いの才能あるんじゃないかな」

>夜 残酷な時 デデデは笑い デデデ悶え デデデは泣き デデデに戻せと今日も叫ぶ

アドレーヌ「ただの情緒不安定なデデデになってる!(笑)」
カービィ「興奮して盛り上がるより、大爆笑で盛り上がるライブになりそう(笑)」
グーイ「大王様がこのライブに行ったら泣いて喜びそうですね〜」
アドレーヌ「こうしてネタにされるのが起爆剤になって、デデの旦那の支持率が上がるなら良いけど…、
泣いて引きこもって支持率下がるか、泣いて怒って支持率下がるか、になるのかな…」

>>882
アドレーヌ「主人公を入れ替えないなら、カー君みたいな王道主人公でいいかもしれないけど、
入れ替えていくとなると話は別よね。色んなタイプでありながら、読者にウケる主人公を揃えていかないと。
ジュエルさんが主人公なら、バトルは豪快ながらも、教養を教える話もいっぱいあるだろうし、
私が主人公なら、程々のレベルなバトルではありながらも熱いバトルを見せたり、
人の相談に乗ったり、カー君ら弟分達と馴れ合うほのぼのストーリーがありそう。
デデの旦那の場合は、政策が上手くいって住民に喜ばれたけど、重大な余計なことして
支持率一気に落とす、どこぞの警察官みたいな話がいっぱいありそう。
一番ウケるのはカー君だとして、次点でウケるのは意外とデデの旦那のズッコケ話だったりして」


910 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/22(Fri) 21:15
アドレーヌ洗脳されてたみたいだけどカービィ的にあのストーリーの裏側どうでした?
でもカービィだとボコして仲間の洗脳解くのはいつも通りなんだけどな

911 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/22(Fri) 23:40

 『むかしむかし、あるところに火の国と呼ばれる王国がありました
  その王国はとても裕福で活気があり、住人達はとても楽しそうに幸せそうに暮らしていました
  住人達に特に人気が高かったのが王子様でした

  父である王様は持病で寝込む事が多く、そんな父の代わりに国や住人達を護り続けていました
  王子様は正義感が強く、どんな悪事も見逃しませんでした
  住人達の味方でいてくれた王子様はみんなにとってあこがれのヒーローでした
  ですが、そんな王子様を気に入らない者も少なからずいました
  その者達は火の国を我が物とする為、悪魔の様な恐ろしい組織と手を組み、火の国を攻撃しました

  王子は住人達を護りながら最後まで抵抗し戦い続けました
  たった一人で奮戦しましたが多勢に無勢 王子は崖から落下し姿を消してしまいました
  王子の行方を知る者は誰もいません
  父である王様は王子を失った事に絶望し、持病が悪化してこの世を去りました
  火の国は滅び、地図からも消えてしまい、人々から忘れ去られてしまうのでした
  
  ―――おしまい』

影さん「読み聞かせありがとうございます まるで諸行無常の響きありというようなお話でしたね
  しかしその物語は何という名前なのでしょうか?」
シノ「火の国伝説という本です……プププランドで古くから伝わるおとぎ話です
  この本に出て来る王子様は本当に勇敢な方で、住民達を守る為に最後まで戦い抜いた立派な英雄なんです」
影さん「そうなんですか」
シノ「小さい頃からこの王子様に憧れて、いつか私もそんな風になりたいなと思っていたんです……
  それなのに、許せないです……!逆恨みで火の国を滅ぼすなんて………!」
影さん「出る杭は打たれる……という事でしょうか
  秀でた者というのは特に恨まれやすく、真っ先に消されてしまうものだとこの本は教えているのではないでしょうか」
シノ「……だとしても、幸せを奪う事は許される事ではありません」
影さん「シノさんのおっしゃる通りです 何の罪の無い者達が命を奪われるなんて、あってはなりません
  シノさんの様にそう感じ取ってくれる者が1人でも多くいるのなら、きっとこの物語の王子様も感謝しているでしょうね」

住人「シノさん!大変だ来てくれ!」
シノ「どうしたんですか?」
住人「カービィがプププランドの食べ物を手当たり次第に食って行くんだ!
  誰にも止められねえ!シノさん頼む!カービィ止めて来てくれ!」
シノ「カービィさん……!?アドレーヌさんと一緒だった筈では……?」


カービィ?「もぐもぐ……これがプププランドのご馳走…!どれもおいしいペポー!」

シノ「カービィさん?何やっているんですか?」

カービィ?「カービィって誰ペポ…?みんなおらをカービィって呼ぶけどそんな名前じゃないペポ!もぐもぐ!」

シノ「あの……!食べるのをやめてもらっても良いですか……?」
カービィ?「こんなに美味しいご馳走、食べるなって言う方が無理な話ペポ!」
影さん「そこを何とかお願い出来ないでしょうか 街の皆さんが困っているんです」
カービィ?「ポペ……!?その顔どこかで………もしかして……王子様………?」
影さん「はい…?私の事でしょうか?」
カービィ?「間違いないペポ!やっと見つけたペポ!」

 バッ!

シノ「ど…どうしたんですか急に…?頭なんか下げて……」
カービィ?「ご先祖様の故郷、火の国の王子様、バルフレイ様!会いたかったですペポ!」
シノ「火の国の王子様……?ええっ!?影さんが!?」
影さん「……?」



 デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編

  第9話 火の国の王子抹殺指令作戦


 前回までの記録

  第1話 素性不明の二枚目剣士現る(>>823-828)
  第2話 プププランドに大雨が降る(>>833-837)
  第3話 闇が支配する死闘の果てに(>>848-851)
  第4話 大王危うしダークゼロ誕生(>>859-862)
  第5話 闇に引き裂かれた親子の絆(>>864-867)
  第6話 打つ手無し!?鋼の侵略者(>>871-875)
  第7話 事務所を救えアイドル作戦(>>884-890)
  第8話 あいつこそテニスの大王様(>>895-900)


912 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/22(Fri) 23:41

カービィ?「失礼しましたペポ!おらの名前はサーニィですペポ!
  ご先祖様は火の国の出身だったんですペポ!
  父ちゃん母ちゃんからプププランドって所にその王子様がいるって聞いて、
  それで会いたくなってやって来たんですペポ!」
シノ「って事は全くの別人だったんですね……喋り方まで殆ど同じなのに………」
サーニィ「カービィって人はそんなにおらにそっくりなんですペポ?今度会わせて欲しいですペポ」

影さん「しかし、私達が先程まで火の国伝説の話をしていたら、まさか本当にその国の一族の末裔の方と会うとは」
シノ「はい…おとぎ話かと思っていましたけど、火の国って実在していたんですね………
  それに、影さんが王子様って………」
サーニィ「火の国伝説……それは昔から言い伝えられているおとぎ話ですペポ………
  でもそれは本当にあった出来事なんですペポ」
シノ「やっぱりそうだったんですか?」

サーニィ「昔じいちゃんばあちゃんからそんな話を聞いた事がありますペポ
  火の国はそれはもう楽園のような幸せで豊かな王国だったらしいですペポ
  それを悪魔みてえな奴らに台無しにされてしまったんですペポ………
  その悪魔のボスは確かダークマインドって名前だったらしいですペポ」
シノ「ダークマインド…!?」
サーニィ「姉ちゃん、何か知っているんですペポ?」
シノ「はい……まあ色々ありまして………」
サーニィ「姉ちゃんも、もしかして被害者だったりしますペポ?」
シノ「私も、生まれた星を滅ぼされ、家族を失ったんです」
サーニィ「それは………ごめんなさいペポ…………」
シノ「いえいえ!別にサーニィさんが謝る事じゃないですよ!
  私が生まれてすぐの事ですので、記憶があるわけではありません……
  あくまで人から聞いた話です ですので、特段気にする事ではありませんよ」
サーニィ「姉ちゃんは優しいですペポ……でもおらはそれができなかったから、
  王子が生きているって話を聞いただけで1人でここまでやって来ましたペポ
  生きていて本当に良かったですペポ…………」

影さん「私が王子だという実感はありませんが………バルフレイ……それが私の名前なのですね
  確かに私は記憶を失った時、唯一『バルフレイナイト』という言葉だけを覚えていたんです
  これは何か関係が?」
サーニィ「それは王子様が正義の味方をする時に名乗っていた名前ですペポ
  王子様は戦う時、必ず騎士様の格好をしていたんですペポ
  火の国では、騎士というのは護りの象徴として大切にされてきていましたペポ
  自分達の国は護られているんだと住人達を安心させる為に、騎士の姿で勇敢に戦ったんですペポ」
影さん「そうか……それでバルフレイナイトと………
  腑に落ちました 記憶を失う前の私はそういう人物だったのですね 誇らしい事です
  貴方に出会えた事は、長年彷徨い続けた私にとってとても幸運な事です」
サーニィ「おらも幸運ですペポ!」
影さん「そして、この縁を繋いでくださったのはシノさんのお陰でもあります……感謝します」
シノ「え…ええっ!?」
サーニィ「おらも感謝しますペポ!」
シノ「そ…そんな………大袈裟ですよ……私は特に大した事はしていません………」





ウィズ「あーーーーっ!!」

リムロ「……!?」

リムラ「ウ……ウィズ様……!?」

リムル「いかがなさいましたか……?」

ウィズ「思い出したんです!あの影さんとか呼ばれている人物が何者か!」

 カタカタカタカタ……

ウィズ「やはり……!あれは昔、火の国という王国を滅ぼした時の事です………!
  最後まで歯向かってきた生意気な騎士がいましてね…………!
  そいつは確かバルフレイナイトとか名乗っていました………!
  すっかり忘れてしまっていましたが、これで!漸く!思い出す事が出来ましたよ……!
  始末したと思っていたのにまだ生きていたとは忌々しい………!今度こそ完全に消し去ってやりましょう!
  ダーク・トリニティ!今回の標的はこいつです!今まで散々手こずった分お返ししてやるのです!」


913 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/22(Fri) 23:41


ジュエル「火の国………成程な………………」
シノ「ジュエルさん、もしかして知っているんですか?」
ジュエル「知っているも何も、火の国はワムバム一族でさえ逆らう事の出来なかった王国じゃ
  儂の先代にあたる王も火の国の王には様々な恩があってな、それ故頭の上がらぬ存在じゃった
  その王の子供がまさか貴様じゃったとはのう……」
影さん「私も驚きました……まさか私の出自がその様な仰々しいものだったとは」
シノ「ですが、言われてみると納得です……その気品のある所作は王族のものです
  記憶を失っても、王としての立ち振る舞いは根底にあったのでしょうね…」
影さん「そうなのでしょうか?私には分かりませんが」
ジュエル「ほう……さては惚れておるな?」
シノ「どうしてそうなるんですか!?変な事を言わないでください!」
影さん「しかし、何故火の国は標的にされ、滅ぼされてしまったのでしょう」

リムル「ふん、そんなのは知れた事だ!」
リムラ「それは貴様と貴様の国が厄介な存在だったからだ!」
リムロ「邪魔な芽は潰しておく……当然の事ではないか」

シノ「貴方達はダーク・トリニティ!」
サーニィ「ひ…ひえええ!」
ジュエル「くっ……神出鬼没な奴らじゃな……!」
影さん「サーニィさん!貴方は安全な場所へ!」
サーニィ「んだ!ありがとうごぜえますペポ!王子様もお気を付けて!」
影さん「お心遣い痛み入ります」
ジュエル「今の奴……もしかしてカービィか!?」
シノ「似ていますが別人です」

リムル「貴様があのバルフレイナイトだとはな……ウィズ様の命により貴様を殺す!」
影さん「折角私が誰かを理解出来たというのに、ここで命を終わらせるつもりはありません」
リムラ「ほざくな!!その達者な口を縫い合わせてやる!!」
リムロ「バトルフォーメーション!トライアングルフォーム!」

 シュタッ!!

リムル「我らが三位一体の技で貴様らを葬ってやる!!」

影さん「それは悪いですが、私達には無意味ですよ……!極楽鱗波!!」

 キィィーーーーーン!!

リムル「ぐ…ぐあああああああ!!」
リムラ「頭が…!頭が割れる……!」
リムロ「己…!小賢しい真似を……!」

影さん「今ですシノさん!」
シノ「はああああああああああっ!!水流紫陽花!!」

 ドン!!

リムラ「ぐああああああああっ!!」

ジュエル「グライドパンチ三連!!!!」

 ドオオオオオオオオオン!!!

リムロ「ぐふっ……!!貴様ら如きが我らの連携を上回るなど……!」

影さん「私達の連携も甘く見ないでください……これでもう貴方達に勝ち目はありませんよ」

 ビュン!!

リムル「くっ……!」

影さん「極楽冥王斬閃!!」

リムル(今だ…!この時を待っていた!)

 ヒュバッ!!

リムル「ぐああああああああああ!!」

リムラ「リムル!」
リムル「くっ……!大丈夫だ……!撤退するぞ!」
リムロ「ああ…だがただで退くわけには行かん………ダークゼロ様!!」


ダークゼロ「やれやれ……君達との遊びも、そろそろ終わりにしたいなあ………」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

シノ「また黒い雲が……!」

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

マスクドデデデ「我輩に任せろ!!とうっ!!」

 ビュン!!

マスクドデデデ「発進!!HR-D3!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」



マスクドデデデ「ミサイル発射!!」

 ドオオオーーーーン!!


闇・エネルギー暴走体「ギャアアアアアアアアアア!!」

マスクドデデデ「よし、スーパー大回転アタックだ!!」

 ギュイイイィーーーーーーーーーーーン!!!

マスクドデデデ「必殺!!スーパー大回転アタック!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

闇・エネルギー暴走体「グアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


914 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/22(Fri) 23:48

サーニィ「危ない所を助けてくださりありがとうございますペポ!」
影さん「礼には及びませんよ 当然の事をしたまでの事です」
サーニィ「流石ですペポ…やっぱすあなたは王子様ですペポ………
  おら、王子様に一目会えただけでも嬉しいですペポ!
  今日の事、父ちゃんと母ちゃんの所に帰って自慢しますペポ!一生の宝にしますペポ!」
影さん「私もです…貴方と出会えた事は私にとって貴重な財産となるでしょう」
サーニィ「さよならーーー!!バルフレイ王子様ーーーーー!!」
影さん「さようなら、どうかお元気で」



シノ「影さん……いえ、バルフレイ…さん………」
影さん「呼び慣れている方で構いませんよ 私も、"影さん"と呼ばれた方がしっくり来ます
  それに……この名前は大切な方に付けて頂いたものですからね」
シノ「大切な……方………って………!そんな………私は別に…………」
ジュエル「顔が赤いぞ?フン、青春じゃのう」
シノ「ジュ…ジュエルさん!?もう!いるならいるって言ってくださいよ!!」
ジュエル「儂は最初からいたぞ!何じゃい?照れ隠しというヤツか?愛い奴じゃのう!」
シノ「もう!!からかわないでください!!ジュエルさんの意地悪…!」
ジュエル「悪かった悪かった 鈴カステラでも食うか?」
シノ「………食べます!」
ジュエル「食うのか……」
影さん「あ、私もそれ頂いて良いでしょうか」
ジュエル「フン、良かろう 儂は器が広いからのう」


影さん(………しかし、不可解な事が1つある…………)


  影さん「極楽冥王斬閃!!」

  リムル「………………!」

   ヒュバッ!!

  リムル「ぐああああああああああ!!」


影さん(あの時、ダーク・リムルは私の攻撃を避けようとせず
  "わざと"受けたように感じました…………
  あれは気のせいでしょうか……それとも何か別の目的が………?
  ……何だか悪い予感がしますね………………)

シノ「影さん!どうしたんですか?もしかして、どこか具合でも……?」
影さん「いえ、何でもありません…余計な心配をお掛けしてしまいましたね」

影さん(……私の杞憂であれば良いのですが…………)




リムラ「ウィズ様!!リムルがバルフレイナイトの戦闘データを入手しました!」
リムル「はあ……はあ……………ウィズ様………………」
ウィズ「計画は上手く行きましたね……流石は私の自慢の切り札!信じていましたよ!
  では早速そのデータを使いましょう!」

 ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ……!

ウィズ「バルフレイナイトの戦闘データにダークゼロ様の闇・エネルギーを混ぜ合わせ…………
  さあこれで誕生です!!究極にして最強の闇の戦士!!ダーク・バルフレイナイト!!
  クククククククク……!!ハーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」


  第9話 火の国の王子抹殺指令作戦 終



次  回  予  告

影さん「闇の軍勢が新たに用意した刺客は、何と私の偽物でした
  偽物に襲撃されたデデデさん達は、私が裏切ったと思ってしまった様です
  次回、デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編
  第10話 存亡の危機!闇の地獄蝶
  来週はお休みして1月5日の予定です 御期待ください」


915 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/25(Mon) 19:16
魅力的な男になるには、ショタのうちから魅力的な女に拾っていただいて女のイロハを教えていただかねばいかんのを痛感する…w
カービィもまぁ、リボンとの縁があったってのもあるだろうが、アドレーヌに鍛えていただいたから魅力が更に開花したんだろうなって思わされる
大王も昔、アドレーヌの母様と交流を持ち、今のカービィらのように助けられたり教わったりしたようだが…
今あんなんだから、やっぱり男側の性格やスペックで変わるのかねえ
勿論、交流があったのは大王だけじゃないはずだし、他の男で魅力的な男ができてるかもだが
ショタ時代に女とたくさん交流するのって、ほんと大事だよな

916 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/25(Mon) 22:10

シノ「メリークリスマス♪今日はデデデ城でクリスマスパーティーをやっています!
  今年も残り数日で終わってしまいますね……来年はどんな1年になるのでしょうか……
  来年も皆さんにとって良い1年でありますように、聖なる夜に祈りを捧げましょう」
影さん「ほう……これがデデデさんのお城ですか……中に入るのは初めてですが、意外と広いのですね」
ジュエル「フン!!儂の城の方がこれよりもっと広かったがのう!!
  儂の城に比べれば、デデデの城なぞ犬小屋のようなものじゃわい!!」
シノ「犬小屋とは失礼ですね……!お城に大きいとか小さいとかは関係ないんですよ!
  ジュエルさんのお城なんてもう存在すらしていないじゃないですか!」
影さん「まあまあその辺にしましょう それにしても、このターキーとやらはとても美味しいです
  ケーキも甘くて美味しいです それにポテトフライもありますよ
  やはり王城というだけあって、出ている食事は美味しいものばかりです」
シノ「今日はクリスマスですし、特別に豪勢にしているだけですよ」
ジュエル「フン……!!ターキーやケーキを肴に飲むワインも格別じゃ!!
  シノよ!!貴様も呑むがいい!!遠慮はいらんぞ!!」
シノ「私、まだ未成年なんですけど………」
影さん「おお……!ポテトフライとも合いますね」
ジュエル「何じゃい!貴様もいける口か!?ならばジャンジャン呑むが良いわ!!」
シノ「影さんにあまり呑ませようとしないでください!もう……」

>>907

シノ「ええっ!?私ってミステリアス系って思われていたんですか!?」
ジュエル「どこからどう見てもミステリアスじゃろうが」
シノ「そうでしょうか……?私はてっきり生真面目な委員長タイプに見られていたと思っていましたけれど……」
ジュエル「儂はそうは見えんかったがのう……抜けている部分が多かったし」
シノ「そ…そんなに多くないと思いますよ!?抜けている部分があったとしてもちょっとですちょっと」
影さん「どんなシノさんでも私は素敵だと思いますよ
  ですが、シノさんは着飾らず自然体なのが1番です 私はそう思っていますよ」
シノ「そ……そうですか…………あ…ありがとうございます………………」
ジュエル「照れておるのか?」
シノ「そんなんじゃないですって…!
  ミステリアスと言えば、影さんだってそんな感じですよね」
影さん「私がミステリアスですか……?前にもその様な事を言われた覚えがありますが、
  それが心からの賛辞であれば悪い気はしません 有難く受け取りましょう」

>>908

影さん「これは何とも魂を揺さぶるような一曲ですね まるで何かを訴えかけている様な気がします」
ジュエル「おどけた死神が踊り回りそうじゃのう デデデは輝ける時代のメシアじゃったのか!」
シノ「ああ……私がうっかり発言したばっかりにこんな事に………陛下に知られたら怒られてしまいます!」
ジュエル「心配するでないわ!!彼奴も色々言うものの満更でもないじゃろう!!」
影さん「この"デデデ"の3文字にどの様な思いが秘められているのか…興味深くもありますね
  もしかすると、そう考察させる事が狙いなのかも知れませんね」
シノ「えっ!?そうなんですか!?」
影さん「いえ、ただ適当に喋っただけです」
シノ「適当だったんですか!?」
ジュエル「驚きすぎじゃぞ……」


917 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/12/25(Mon) 22:11

>>910

ジュエル「仲間が洗脳されたならば殴ってでも元に戻す!!基本中の基本じゃ!!」
シノ「そんな基本は知りたくなかったです……」
影さん「しかし、あながち間違いでは無いのかも知れませんね………
  傷つけずに洗脳を解くのは難儀な事……言って分からぬなら最終的には武力に頼らざるを得ないでしょうね
  調子の悪いものは叩けば直ると聞いた事があります」
シノ「それ、昔の家電製品の話ですよね………?」

>>915

シノ「あんなんだからとは失礼な物言いですね……陛下だって魅力的じゃないですか
  男性として魅力的かと言われれば………まあ影さんには少し及ばない所もありますけど………」
影さん「"三つ子の魂百まで"という言葉もあります
  人格や性格は幼少時に形成され、それは大人になっても変わらない……
  幼少期を誰とどのように過ごすかが、その人の将来を決定付けるのでしょうね
  しかし人格や性格は大人になってからも変える事は出来ます
  それは幼少時と比べて容易いものではないでしょうが、日頃の積み重ねが物を言う……そういう事もありますでしょう
  もし魅力的な人物を目指すのであれば、今からでも遅くはありません
  しかし無理をするのは良くありません 完璧を目指そうとする余り、自分を見失う事の無き様に
  他人を思いやる気持ちは大事ですが、他の誰でもない自分自身を大切にしましょう
  そうすれば自然と魅力的な人物になるのではないかと……私はそう考えています」
シノ「という事は、陛下も遅くはないって事ですね!それなら私、陛下を立派な王に育ててみせます!」
ジュエル「否、結局自力で変わろうとしなければ意味がないのではないのか……?」
影さん「しかし、シノさんの教育を受ければデデデさんもより一層磨きがかかる事でしょうね」
ジュエル「そうかのう………」

918 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2023/12/27(Wed) 20:17
アドレーヌ「こんばんは、クリスマスが終わって年末に近付いてきたね。
毎年ながら年末の独特な空気って良いよね〜」

>>910
カービィ「アドレーヌが洗脳されて、クールスプークを従えるとこカッコ良かったな〜。
初代ジュエル王は従えられずに失敗したけど…」
アドレーヌ「私としては悪い夢見てるような気分だったのよね、洗脳されてあんなことしてたなんて…」
カービィ「CDを売って回って洗脳させるとこ頭いいなぁ、って思ったし、
仮面の力で乗っ取られて暴れ回るとことか素早くて強者感あったし、
正気な優しいアドレーヌも好きだけど、ああいうアドレーヌも意外と悪くないなーって思ったペポ」
アドレーヌ「(/-\*)(恥ずかしい…)
いや…確かに主役やってみたい気持ちはあるけど、あんなことしてたなんて恥ずかしいってば…」

>>915
アドレーヌ「デデの旦那は確かに昔、私のお母さんと交流があったよ(12スレ目・657-660)。
お母さんは子供時代のデデの旦那やクラッコの面倒見てたし、語られてないけど他の男児とも交流あったって。
数年して自分や私の故郷に戻ってきて、私を出産して育てて、私をプププランドに送り出してくれたの。
そして今度は私がカー君、グーイ、リボンちゃんを中心に今の子の面倒見てるってんだから、
私の家系の定めなのかな、って思うことはある。
女が男を育てる、って言葉もあるし、きっと誰かがやらなきゃいけないんだよね。
それが私の役目だってんならこの役目、しっかり果たそうじゃないの」

919 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/28(Thu) 05:32
アドレーヌ、やっぱり主役みたいな性格だなw
なんでこんな人が脇役なんだって感じだよ
カービィが主役である以上主役にはなれんだろうが、準主人公は狙えるよ

920 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/29(Fri) 06:54
シノ 大王の教育係
アドレーヌ カービィ、リボン、グーイの教育係
アイアンマム 地雷矢(ジュキッド)の妻であり、道場の子の教育係

こうしてみると教育係の女が多いw
この中で子分や門下生が一番幸せ(そうに見える)のはやはりアドレーヌだろうか

921 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/29(Fri) 21:44
たまにはageようぜ

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