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【星のカービィデデデでプププなものがたり】影となりて、参上仕ります【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2013/10/12(Sat) 04:13

いらっしゃいませ シノです
お忙しい中、お越し頂きありがとうございます
前リーダーのデデデ大王に代わり、私がこのスレッドのリーダーを
担当させて戴く事となりました
こちらのスレッドは前回と同じ【星のカービィデデデでプププなものがたり】スレッドとして
活動しますが、私はオリキャラになりますので、今回は【オリキャラ注意】とつけさせて頂きました

それでは、早速ですがルールの説明に入らせていただきます

〜壱〜

質問をするのは名無し、質問を返すのはキャラハン
当たり前の事ですが、当たり前な事だからこそ当たり前に守って頂きたい所です
キャラハンには名無しさんからの質問を返す義務があります
私もそのキャラハンの一人です 頑張ります

〜弐〜

キャラハンは星のカービィシリーズのキャラのみとさせて頂きます
他作品のキャラクターを持ちこむ事は原則として禁止にしています
私はオリキャラですが…オリキャラでも世界観を崩さない程度なら大丈夫との事です

〜参〜

キャラハンなんてやった事がないって方でも是非気軽にご参加ください
やる気さえあれば歓迎します

〜肆〜

荒らし、中傷、煽り等の書き込みは禁止です
礼儀やマナーはどこに行っても守らなきゃいけません


以上のルールを正しく守りながら利用してください
ルールは絶対です 破った者には裁きが下ります
「皆が楽しく、皆で楽しく」を目標に、これからも頑張って参ります
宜しくお願い致します
それでは、始めます



〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

689 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/09/13(Sat) 09:25
植物が枯れたら酸素は無くなるんじゃないの


690 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/09/14(Sun) 21:49
>ファントムが万が一プププランドに来たら、本気出した僕とファントムは
>どっちが強いのかなー

ファントムは2週間前に放送の第30話でアンラブリーという、キュアラブリー(=愛乃めぐみ)に酷似した
電柱を片手でへし折って振り回せる、「ハピネスチャージプリキュア」の4人を軽く圧倒する程の
非常に高い戦闘能力を持つ姿になっていた(一人称も俺から私に変更)
仮にカービィVSファントムが実現して、途中でアンラブリーに姿を変えたらどうなるか?

691 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/09/15(Mon) 19:45
毎年恒例の祭りやってるけどこのスレから誰も行かないね

692 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/16(Tue) 10:20

こんにちは シノです
皆さんは毎日朝ご飯を食べていますか?
私は毎朝欠かずに食べています
朝早く起きてご飯をしっかり食べて脳を目覚めさせ、
準備体操で体もしっかりと目覚めさせる
それが忍者になる為の秘訣です
え…?普通ですか?普通の事を毎日欠かさずにやる事が大切なんです
それでは今日も早速質問を返します

>>681

わぁ…可愛らしい猫さんですね
でもこの猫さん…なんでカービィさんにそっくりなのでしょうか…?
もしかして、新種って事ですか…?
種類とか、詳しい事は分からないので、詳しい方がいましたら教えてください

>>622

良い所に気が付きましたね
今回の話からサブタイトルが変わりました
これはデスドラース編が終わり、新章に入りましたという事を表しています
サブタイトルの元ネタは全て某時代劇のシリーズから取っています
月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜は激闘編までの世界観を残しながら
新たに時代劇らしさを取り入れていて、だけど全く古臭い感じにならないように気を付けています
物語はこれからどんどん新たな展開を迎えて行きますし、強い敵も次々と現れます

>>687

そうなんですか……
妖精っていうと、作品によっては物凄く短命だったり、あるいは凄く長生きだったりと両極端なんですが、
こんなにリアルな寿命だったんですね……
妖精しか暮らしていない星で年金だとか会社だとかってあまり考えられないですけど…
というか、男性の妖精なんているんですか…?
何だか知らない事が沢山ありすぎてびっくりしています…

>>684

ありがとうございます…でも、まだ私には必要の無いものですね……
健康には気を付けていますので
胃腸薬は父上にあげる事にしましょう
余計なお世話かもしれませんが…

>>687

そうですね…アドレーヌさんや>>687さんの仰る通りです
自分だけが幸せになるのではなく、周りに幸せを分け与えられるような人が
皆に信頼される存在になるのではないのでしょうか
アドレーヌさんは、まさに周りに幸せを分けられる人ですね
だから日頃から皆に信頼されているんだと思います
でもそういう人って、周りを大切に思うあまり自分の事を疎かにしてしまうという
ある意味損な部分もあるんですね
でも、自分の損得を気にせず周りの人を助ける行動が出来る人は、普段から他人を大切に出来る素晴らしい人ですので、
日頃から他人に親切にしている方は、これからも他人に親切な人でいてください

>>688-689

植物が枯れてしまうと、本当に大変ですよね…
野菜を作って、それを売って生計を立てている人も、赤字になってしまいますし、
偏食になってしまったり、それ以前に食べる物が殆どなくなってしまいます
何より、>>689さんの仰る通り、植物が無いと酸素も無くなってしまいますね
これが敵の狙いなのではないのでしょうか……
食べる物も無くなり、酸素も無くなってしまったプププランドで生活できる人なんて
まずいないでしょうし、そうして弱った所を狙えば簡単に征服出来てしまいますからね…
もし仮に征服出来たとして、悪の組織は植物の無いプププランドをどうやって自分の領土にしていくのでしょうか……
これは悪の組織の考える事だから、何か他に考えがあるのでしょうね……
どうにかして植物が枯れるのを止めないと……

>>690

え……?男性が女性に変身するんですか…?
それってどういう………
戦闘能力も全部変わるみたいですから、もしかしたら同一人物じゃない可能性も……
あ…でも、男性と女性両方に変身できるキャラって既にいましたよね
誰かは言いませんけど、ヒントはゼルダの伝説です
カービィさんがそんな相手と戦ったら……どうなんでしょう……
カービィさんの事だから、負ける事は無いと思いますけど

>>691

私は、前回も申し上げましたけど、祭りには参加しません
アドレーヌさんは分からないですね…もしかしたら参加するのではないでしょうか
参加するしないは人それぞれですので、参加するしないは、良い事でも悪い事でもないです
書き込みはしませんけど、たまに覗いてみたりはしています
新しい方もいらっしゃいますけど、大半がお馴染みのメンバーだなあと思ったりしながら黙視しています
最早常連さんですね
でも向こうは向こう、私達は私達ですので、これ以上の事は関与しません


今日はここまでです
次回もまた会いましょう さよなら

693 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/16(Tue) 19:33

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


サスケ「どうだ、何か手がかりは掴めたか?」
タック「さっぱりわやですわ……サスケはんは?」
サスケ「俺も全然だ……恐らく、俺達の存在に気付いて身を潜めた節があるな」
タック「どないしまっか?これ以上捜索するのは諦めまっか?」
サスケ「そうだな、これ以上捜しても埒があかねェ……」


木枯虚無僧「………文佐衛門殿……奴らの様子は如何でございますか……?」
文佐衛門「うむ…どうやら、捜索を中断したようだ」
木枯虚無僧「成程……では再び植物を枯らしに……」
文佐衛門「いや、再び動けば彼らの思う壺でござる…このまま暫くの間身を潜め、様子を確かめるでござるよ 良いな」
木枯虚無僧「御意」
文佐衛門「拙者は一度邪幻斎殿の下に戻り、報告しなければならない……ここで待機するでござるよ」



八百屋「す……すみません………野菜と果物は……もう品切れでございまして…………」

客「ふざけんなよ!!何の為の八百屋だ!!あぁ!?」

八百屋「申し訳ございません……!最近植物の枯渇が原因で……それが果物や野菜にも影響が出ておりまして………」

客「ふざけんな!!野菜も果物も無ェ八百屋なんて必要無ェんだよ!!」
客「潰れちまえこんな店!!」


ツキカゲ「酷すぎる…………!」
シノ「プププランド中の植物が枯れた所為で次々と果物や野菜が無くなってしまう………
  何とかしないとプププランドが危ない……!」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第弐拾話 もしも、植物が蘇る水があったら

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走(>>536-539)
  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦(>>546-549)
  第拾参話 逆襲技、闇の忍者捕獲作戦(>>571-574)
  第拾肆話 逆転技、闇の忍者救出作戦(>>587-590)
  第拾伍話 捨て身技、憤怒の将軍最終決着(>>602-606)
  第拾陸話 散り技、命懸けの鬼退治(>>616-619)
  第拾漆話 慕情技、夜空の打ち上げ花火(>>623-630)
  第拾捌話 良縁技、怒りの手裏剣投げ(>>646-652)
  第拾玖話 もしも、尺八で植物が枯れ果てたら(>>676-680)


694 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/16(Tue) 19:35

文佐衛門「邪幻斎殿、プププランドの住人達は皆、野菜や果物が無いと大騒ぎしております………
  プププランドは間もなくして滅びの時を迎える事でしょう」
邪幻斎「そうか……良くやったぞ文佐衛門」
文佐衛門「はっ…この文佐衛門、またとない光栄にございます」
オロチ「植物を狙った作戦とは中々考えたじゃないか」
クチナワ「流石の闇の忍び部隊の連中も、今回の作戦に関しては気付くのがちと遅かったようじゃのう」
ダークソードナイト「……ふん、このまま上手く行けば良いのだがな」
文佐衛門「食す物が無くなれば、住人の協調も乱れ、やがて大きな争いとなる
  食こそ万物の宝なり!食こそ神が我々に与え賜うた神秘なる歓び!
  それが無くなるという事が如何に苦しい事か、この世に生を受けた者ならば、誰でも分かるでござろう……」


ジュキッド「果物と野菜が全滅か……」
サスケ「植物が枯れたとなりゃ、今度は肉が食えなくなるかもしれねェな………」
ツキカゲ「あうう………もう蕎麦も作れなくなっちゃうのかな…………」
タック「あかん……食い物の話してたら腹が減って死にそうや…………」
シノ「まだ諦めないでください!!」
ジュキッド「シノ殿……」
シノ「こんな時こそ、住人1人1人が一丸となって協力し合う時です!皆で植物を元気にしましょう!」
サスケ「何言ってやがる!無理を言うのも大概にしろ!」
ツキカゲ「そうですよ……もう枯れてしまったものを、どうやって元気にするんですか………」
シノ「皆で頑張れば、実現不可な事でもきっと可能になります!」
タック「姐はん…無茶言いなさんな……無理なもんは無理なんですわ
  夢を見るんは良い事やねんけど、今回ばかりは現実に目を向けなあきまへんわ」
暗闇斎「いや、決して不可能な事ではござらん」
ツキカゲ「え……?」
サスケ「どういう事だ……?」
暗闇斎「ジュウゾウ殿……こちらへ……」
ジュウゾウ「やあ皆!」
シノ「園長さん……」
ジュウゾウ「皆、この水は凄いんだ!ただの水じゃないぞ!
  何と言っても、この枯れた植物に、この水をかければ…ほらこの通り!」
ツキカゲ「凄い!植物がどんどん元気になってゆく……!」
タック「これならもしかすると……いけるかもしれへんぞ!」
ジュウゾウ「どうだい?役に立ちそうかな?良かったらどんどん使ってよ」
シノ「はい!ありがとうございます!」
ツキカゲ「じゃあ早速プププランドの住人達を呼んで、枯れた植物にこの水を撒こう!!」
タック「よっしゃーーー!!行きまっせー!!」




シノ「皆さん!この水で植物を元気にして参りましょう!」

ツキカゲ「この水はそんじょそこらの水ではありません!
  この不思議な水を撒いてあげれば…ほら植物はこの通り元気に!!」

住人達「おおーーーーーっ!!すげーーーーー!!!」

タック「お買い得でっせ!今なら1リットル1000円でお売りしま!お買い得でっしゃろ!?」

 パン!!

タック「痛っ!!」

サスケ「汚ェ商売すんな!」
タック「痛たた……冗談でんがな冗談……」

住人「凄いぞーーーー!!どんどん植物が蘇る!こいつは凄いぜ!!」
住人「野菜や果物がどんどん実ってるぞ!!」
住人「すげーーーー!!美味そうだなーーーーーー!!」
住人「もっと水を撒いて植物を元気にしようぜ!」
住人達「おーーーーーーーーーう!!!」

シノ「何とかなりそうですね……良かったです………」
ジュウゾウ「プププランドも活気づいてきたのに、食べ物が無くなったりしたら大変だからね」
シノ「本当にありがとうございます……でもその水……どこで…?」
ジュウゾウ「それは内緒だよ 誰にも教えちゃいけない事になっているんだ 悪用されたら大変な事になっちゃうからね」
シノ「そうなんですか……でも助かりました、ありがとうございます……」


695 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/16(Tue) 19:38

木枯虚無僧「む……?何の騒ぎでござるか……?」



木枯虚無僧「こ……これは……!拙者が今まで枯らして来た植物が元気に……!
  どういう事だ……!?大変でござる………急いで文佐衛門殿に報告しなければ………」

サスケ「そこまでだぜ、植物枯らしの元凶さんよ」

木枯虚無僧「はっ……!」

シノ「悪鬼彷徨う現の悪を、晴らすは闇の裏稼業!闇の忍び部隊見参!!」

木枯虚無僧「ううっ……!」

シノ「その手に持っている尺八……それを使って植物を枯らしていたんですね………!
  植物を枯らし、果物や野菜を無くし、住人達を困らせた非道な行ない、許す裁き最早有り得る筈も無し!!
  プププランド全ての植物達に代わり、忍びの技にて砕きます!」

木枯虚無僧「己……見つかってしまっては仕方が無い……!ここでお前達の命を頂くでござる!!」

シノ「はあああああああああああっ!!」

木枯虚無僧「ふんっ!!」

 キィィィィイイイイイイイイン!!!

ツキカゲ「こいつ…!シノさんの刀を尺八で……!」

木枯虚無僧「小僧…こいつは只の尺八ではござらん……何と仕込み刀になっているのだ!!」

 シュパッ!!

 ザシュッ!!

シノ「くっ……!!」

ツキカゲ「シノさん!!…この野郎!よくもシノさんを……!」

木枯虚無僧「哈ッッ!!」

 ビュンッ!!

ツキカゲ「跳んだ!?」

木枯虚無僧「尺八吹き矢!!乱れ吹き!!」

 バシュッ!!

 ドスッ!! ドスッ!! ドスッ!!

ツキカゲ「うわわわっ!?」

タック「おわっ!!この尺八、吹き矢にもなっているんでっか!?」

ジュキッド「俺に任せろ!!ぬおおおおおおおおおおお!!ぬん!!!」

 ブンッ!!

木枯虚無僧「哈ッ!!」

 ビュオン!!

サスケ「何っ…!?避けやがっただと……!?」

タック「素早い身のこなし……まるで忍者や……!」

木枯虚無僧「ふははははは!!どうだ!拙者の素早さについてこれぬだろう!」

サスケ「小娘、坊主……奴は俺が狙撃する………奴の注意を引きつけるんだ…!」
ツキカゲ「え……!?」
シノ「分かりました……!」


696 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/16(Tue) 19:41

シノ「はああああああああああっ!!」

木枯虚無僧「ふっ…どう来るかと思えば、真正面からの攻撃か!!哈ッ!!」

 ヒュバッ!!

シノ「くっ……!!」

木枯虚無僧「この距離ならば外さんぞ……食らえ、尺八吹き矢…」

ツキカゲ「さ…させるかっ!!」

 ヒュッ!!

 キィィィイイイイイン!!!

木枯虚無僧「しまった…!尺八が……!!」

タック「貰った!!」

 パシッ!!

木枯虚無僧「くっ……その尺八は拙者の物だ!!返せ!!」

シノ「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!!」

 ヒュッ!!

木枯虚無僧「なっ……何だ……!?」

 シュルシュルッ…!

木枯虚無僧「な……何だこれは……!植物が……!
  くっ……動けん…………!」

シノ「これが植物達の怒りです!その身をもって思い知りなさい!」

木枯虚無僧「く…くそっ……!ほどけん………!」

サスケ「よし……今だ…!吹っ飛べ!!」

 ドォォォォォオオオオオオオオオン!!!

木枯虚無僧「っ……!!」

 ドガァァァァアアアアアアアアアアン!!!

木枯虚無僧「ぐああああああああああっ…!!はあっ……はあっ……!!」

シノ「はああああああああっ!!」

木枯虚無僧「はっ……!!」

シノ「花影流・陽炎向日葵!!!」

 シュバッ!!

木枯虚無僧「ぐあああああああああああああ!!!」

ツキカゲ「よし……やった!!」

シノ「……これで、終わりです……………」



ナレーション「その後、木枯虚無僧は植物を枯らした張本人として警察に捕縛されたのだった」


文佐衛門「敗れてしまったか……………………
  木枯虚無僧………務め、御苦労でござった………………………」



ジュキッド「ただいま………」

アイアンマム「あらおかえりなさい」

ジュキッド「良かったですな……プププランドの枯れた植物達は皆元気になったそうです」
アイアンマム「そうみたいですわね……でも残念ですわ……」
ジュキッド「どうしたのです?」
アイアンマム「ええ……プププランドの植物が皆枯れてしまってこれからずっと野菜や果物が食べられなくなると思ったから
  わざわざ隣街まで買い物に行って沢山買い込んでしまったんです……」
ジュキッド「えっ!!?」


ジュキッド「こ……こんなに………!」
アイアンマム「こうなったら、腐らない内に全部食べてください!あなた!」
ジュキッド「ま……毎日野菜生活ですか………無理ですよ……そんな生活…………」


  第弐拾話 もしも、植物が蘇る水があったら 終


次  回  予  告

ナレーション「ツキカゲは電気を自由自在に操る事が出来るという人物と出会う
  その人物の名は雷電仙人
  ツキカゲは雷電仙人の奥義、雷神手裏剣を見て、雷電仙人に弟子入りを志願する
  一方、手裏剣で悪党を制裁する謎の仕置人事件がプププランド中で噂となり賑わっていた
  暗闇斎はこれをツキカゲの仕業ではないかと疑い、ツキカゲの処刑をシノ達に命じるのだった
  果たしてツキカゲの運命は……
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第弐拾壱話 ご期待ください」


忍者大図鑑 其の弐拾

ナレーション「今回紹介するのは木枯虚無僧 文佐衛門配下所属
  彼が使う尺八は音で植物を枯らす事が出来る他にも仕込み刀になったり吹き矢になったりと用途多彩
  また、素早い身のこなしで敵からの攻撃をいとも容易く避けてしまう
  文佐衛門が誇る自慢の配下の1人である」

697 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/09/17(Wed) 16:34
カービィがころころ転がってます

698 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/09/18(Thu) 07:23
キャラハンは増えないのかな

699 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/09/22(Mon) 17:17
新しいイベント考えないと…

700 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/09/22(Mon) 22:08
アドレーヌが祭に来てるのでアドレーヌの近況報告をしにきた
今肝試しイベントやってるんだが、出てくるオバケはほとんど本物だ。ろくろっ首もやはり本物だ。アドレーヌが祭でろくろっ首とタイマンはって負かしたよ
ブラックエンジェル凄いわ。アドレーヌの異名はブラックエンジェルらしい
流石は剛拳アドレーヌというべきか。一部ではカービィより主役に相応しいキャラと言わしめるだけあって強いw

701 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/26(Fri) 03:53

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


ダークソードナイト「ふん……自信満々だった割には、早速配下を1人斃されてしまったな」
文佐衛門「心配無用!確かに、木枯虚無僧が敗れてしまった事は拙者の想定外でござったが、これはほんの小手調べでござる
  木枯虚無僧に代わる新たな自慢の配下を引き連れ、今度こそプププランド侵略を完遂させて見せようぞ」
オロチ「今回もまた自信がありそうだねえ」
ダークソードナイト「ふん…また失敗するのがオチだろう」
邪幻斎「本当に出来るのだろうな?」
文佐衛門「お任せくだされ邪幻斎殿
  拙者この文佐衛門、必ずや邪幻斎殿の為にプププランドを我らの手中に……」
邪幻斎「そうか…では期待しているぞ、文佐衛門」
文佐衛門「では、行って参るでござる」

ダークソードナイト「本当に奴は信用出来るのか?」
オロチ「彼の実力は本物だよ
  これまで僕達に歯向かって来た数々の剣豪をたった一人で斃した功績もあるんだ
  邪幻斎様に対して絶対の忠誠心を持つ文佐衛門の強さに敵う者なんて、いやしないさ」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第弐拾壱話 もしも、電気を自在に操れたら

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走(>>536-539)
  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦(>>546-549)
  第拾参話 逆襲技、闇の忍者捕獲作戦(>>571-574)
  第拾肆話 逆転技、闇の忍者救出作戦(>>587-590)
  第拾伍話 捨て身技、憤怒の将軍最終決着(>>602-606)
  第拾陸話 散り技、命懸けの鬼退治(>>616-619)
  第拾漆話 慕情技、夜空の打ち上げ花火(>>623-630)
  第拾捌話 良縁技、怒りの手裏剣投げ(>>646-652)
  第拾玖話 もしも、尺八で植物が枯れ果てたら(>>676-680)
  第弐拾話 もしも、植物が蘇る水があったら(>>693-696)


702 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/26(Fri) 03:55

バウンシー「ツッキー!買い物に行って来るから、店番お願いね!」
ツキカゲ「はーい!任せてよ!よーし、それじゃあやるか!」

文佐衛門「失礼するでござる」

ツキカゲ「いらっしゃいまs……あっ!貴方、あの時のお侍さんの……えっと………」
文佐衛門「文佐衛門でござる」
ツキカゲ「あっそうそう!文佐衛門さん!また今日も来てくれたんですね!ありがとうございます!」
文佐衛門「また、例のあれを頂くでござる」
ツキカゲ「例の…あっ!月影蕎麦ですね!今すぐお作りしますので、しばらくお待ちください!!」
文佐衛門「うむ」


ツキカゲ「はい!お待ちどう様でしたー!」

文佐衛門「うむ……掛かった時間7分35秒か……まずまずの速さでござるな……」

ツキカゲ(えっ……!?時間なんて測ってたの……!?)

文佐衛門「………うむ……やはりお主の作る蕎麦は美味い………」

ツキカゲ「ほ…本当ですか!?ありがとうございます!」

???「ちょいと邪魔するぜー!おっ、いたいた!文佐衛門の旦那!随分探したぜぇ」

ツキカゲ「あっ…いらっしゃいませ!文佐衛門さんのお知り合いですか?」
文佐衛門「ああ 古くからの知り合いでござってな…紹介するでござる 彼は雷電仙人でござる」
雷電仙人「よう!雷電仙人だ!よろしく!」
ツキカゲ「よ…宜しくお願いします……」
文佐衛門「ツキカゲ殿、雷電仙人にも月影蕎麦を作ってやってはくれぬか?」
ツキカゲ「あ…はい!分かりました!すぐにお作りします!」


ツキカゲ「お待ちどう様でした!」
雷電仙人「おう!早速頂くぜ!………うん!美味いなあ!流石、文佐衛門の旦那が絶賛するだけの事はあるな!」
ツキカゲ「そんな……絶賛だなんて………」
文佐衛門「よし……では、拙者はもう行くでござる」
ツキカゲ「え…?もう行っちゃうんですか?」
文佐衛門「大丈夫でござる…また食べに来るでござるよ では勘定はここに置いておくでござる」
ツキカゲ「あ…ありがとうございました!」

雷電仙人「なああんた、文佐衛門の旦那の事、どう思う?」
ツキカゲ「え…?凄く優しそうな人だと思いますよ……それにとても強そうです
  何か貫禄があるっていうか……僕もあんな風になれたら良いな…なんて……でも無理かな………
  僕、弱いし鈍くさいし、すぐ皆の足手まといになっちゃうし………」
雷電仙人「そうかい……ひょっとしてあんた、忍者かなんかに憧れてんのかい?」
ツキカゲ「え……?あ…はい……」
雷電仙人「丁度良かった……折角だから俺っちの技見てみるかい?蕎麦のお礼と言っちゃなんだけどよ」
ツキカゲ「本当ですか!?見たいです!是非ともお願いします!」
雷電仙人「ほう…こんなに興味を持たれるたぁ思わなかったな……良いぜ、つまんねェ技だが、見てってくんな!
  的は………そうだな、あの木が良いや
  行くぜ、一瞬だから目ぇしっかり開けてよく見ておけよ……?そりゃあっ!!!」

 ヒュンッ!!

ツキカゲ「速い……!!」

 ドスッ!!

 バチバチバチバチバチバチバチ!!!

 ドォォォオオオオオオオオン!!!

ツキカゲ「…………!!」

雷電仙人「どうでェ?驚いたか?」
ツキカゲ「す…凄い……今のどうやったんですか!?」
雷電仙人「どうやったってか……?電気を操ったのさ 体中に存在する電気をな」
ツキカゲ「電気……!?」
雷電仙人「良いか、人の体ん中には電気が流れてんだ
  金属なんかに触れる時、バチッと静電気が来る事があるだろう?それは体に電気が流れているからさ
  俺はそいつを自在に操れるようになった……そいつを技として昇華させたのが今の技さ
  その名を、雷神手裏剣ってんだ」
ツキカゲ「雷神手裏剣……?」
雷電仙人「あんた、中々良い腕してそうだな……俺っちの弟子にならねェか?
  あんたなら使えるかもしれねェな……俺の奥義、雷神手裏剣を」
ツキカゲ「え…?本当に…本当に使えるようになるんですか……!?」
雷電仙人「そいつは分からねェな 出来る出来ねェってのは結局はあんたのやる気次第だ
  本当にやる気があるってんなら、出来るようになれるかもしれねェな どうだい?やるのかい?やらねェのかい?」
ツキカゲ「…………はい…僕を……僕を弟子にしてください!!!」
雷電仙人「良い面構えだ……明日からお前を鍛えてやる!辛い修行になるが、耐えて耐えて耐えぬいて、そんで俺についてこい!分かったな!」
ツキカゲ「はい!!死ぬ気でやらせてもらいます!!!」


703 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/26(Fri) 03:58

ナレーション「その夜………」

強盗1「うへへへへへ………上手くいったぜ…」
強盗2「おう兄貴!この宝石さえあれば、俺たちの暮らしは安泰だぜ!」
強盗3「とっととどっかの店に売り飛ばして金にしようぜ!」

 ガサガサッ……

強盗1「何だ……?」
強盗3「兄貴、どうかしやしたかい?」
強盗1「いや……何か物音が聞こえなかったか……?」
強盗2「ただの風の音じゃないッスか?」
強盗1「だと良いんだがな………」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

強盗1「ぐああっ……!!」

強盗2「兄貴!!」
強盗3「兄貴…!!一体どうしたんですかい!?」

???「………………………」

強盗2「な…なんだお前は…!まさかお前が兄貴を…!!」
強盗3「許さねェ…!兄貴の仇だ!!死ねぇぇぇええええええ!!!」


強盗2&3「ぐあああああああああああああ!!!」


テレビ『ニュースです、深夜2時頃、強盗が何者かに暗殺されたという情報が入りました…強盗に刺さっていたのは何と手裏剣
  目撃者はこれを忍者か何かの仕業だと判断しておりますがその真相は謎に包まれております」


キャピィ「おい今日のニュース見たか!?」
バウンダー「ああ見たぜ!きっと仕置人の仕業だよ仕置人の!悪党を仕置きする正義のヒーローが現れたんだよ!」


サスケ「何……!?暗殺者だと……!?」
暗闇斎「深夜、強盗を狙う暗殺者が現れたという情報が入った……
  強盗の胸元には手裏剣が刺さったままだったそうだ」
シノ「手裏剣……?」
タック「まさか……ツッキーが…!?」
暗闇斎「その可能性もある……」
シノ「待ってください…!ツキカゲさんはそんな事はしません…!」
ジュキッド「俺もそう思う……本人に聞いてみたらどうだ」
サスケ「そういや坊主、まだここに来てねェな……どこで油売ってやがるんだ」
シノ「S-phoneも電源がオフになってて繋がりません………」
タック「ひょっとして、店番と違いまっか?」
ジュキッド「そうかもしれぬな…行ってみよう」


シノ「えっ……?いない…!?」
バウンシー「はい……今日は夕方まで帰って来ないとの事で………」
タック「何てこったい……」
ジュキッド「どこに行ったか分かるか?」
バウンシー「それが…………」
ジュキッド「……そうか…」
サスケ「まあ良い……出直すぞ」
シノ「はい……バウンシーさん、ありがとうございました」



雷電仙人「良いか、自分の中の電気に語り掛けるんだ……
  心で念じれば、電気はお前の心に応えてくれる筈だ」
ツキカゲ「はい!……………………………………」
雷電仙人「………よし、投げてみろ!」
ツキカゲ「はっ!!」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

ツキカゲ「…………………………………………」

雷電仙人「…………駄目だな……語り掛ける力が足りねェ もっと語り掛けるんだ!自分の電気に!」
ツキカゲ「はい……!………………………………………………………………………………」


ツキカゲ「………………今だ…………はっ!!!」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

ツキカゲ「……………………駄目か………………」

雷電仙人「………………どうした?諦めんのか?」

ツキカゲ「やっぱり僕には無理ですよ…………電気を操るなんて………………」

雷電仙人「そうか…………諦めるか……………………」

ツキカゲ「……………………………………」

雷電仙人「馬鹿野郎!!!」

ツキカゲ「…………!?」

雷電仙人「てめェのやる気ってのはその程度だったのか!?てめェが強くなりたいって言ったのは嘘だったのか!?」

ツキカゲ「そ……そんな事は………!」

雷電仙人「そんな事は……何だってんだ…?」
ツキカゲ「……………………………」
雷電仙人「今のそんな気持ちじゃ、いくら頑張ったって時間の無駄だ
  少し考えて来い それからまた俺の所に来い」
ツキカゲ「……………………………………」

704 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/26(Fri) 04:04

ツキカゲ「……………………僕は、何をやっても駄目だった…………
  忍術も中途半端だし………………いつもシノさん達の足を引っ張ってばっかりだし………………
  今回だって出来ないからって投げ出そうとする軟弱者じゃないか………………………………
  強くなりたい………………そうだ………………僕は強くなるって決めたんだ……………………!
  だったらこんな所でうじうじしている場合じゃない…………!僕はもう…………弱虫じゃないんだ……!!」



ツキカゲ「雷電仙人さん!!!」

雷電仙人「………………どうするか決まったのか?」

ツキカゲ「はい!!」

雷電仙人「言ってみろ」

ツキカゲ「僕は…………強くなりたい…………いや、必ず強くなって見せる………………!
  だからもう立ち止まってなんかいられないんだ…………!」

雷電仙人「………………その言葉に嘘は無ェな…………?」

ツキカゲ「はい………………!」

雷電仙人「………………良いだろう、もう一度、お前さんの事を信じてやる………………」

ツキカゲ「はい!頑張ります!」



サスケ「何っ…!?まだ帰ってねェだと!?」
シノ「はい……さっき、蕎麦屋でバウンシーさんと話をしたんですが……」
タック「一体何をやってんねんツッキー!」
ジュキッド「また明日坊やに連絡を取る事にしよう……」
シノ「そうですね……」



ナレーション「その夜……」


殺人犯1「意外と簡単に殺せたな!」
殺人犯2「けっ!ホームレスなんてどいつもこいつもクズばっかだぜ!
  あんな奴らが死んだって誰も悲しまねェだろ!」
殺人犯3「社会のゴミを片づけてやってんだ……俺達悪い事なんか一つもやってねェよなァ!?」

 ガサガサッ……

殺人犯1「何だ……?」
殺人犯3「どうしたんだよ?」
殺人犯1「ん……?いや…何でもねェ……」
殺人犯2「お、おい!後ろ!!」
殺人犯1「ああ!?」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

殺人犯1「ぐあああああ!!」

殺人犯2「お…おい!!しっかりしろ!!おい!!」
殺人犯3「おい!!警察呼べ!!警察!!」
殺人犯2「馬鹿野郎!!そんな事したら俺らまで捕まるじゃねェかよ!!」
殺人犯3「じゃあ……じゃあどうすれば……!!」
殺人犯2「決まってんだろ……こうしてやるのさ……!」
殺人犯3「成程な……」
殺人犯2&3「死ねぇぇぇぇええええええええ!!!」


キャピィ「おい!見たか!?今日の新聞!」
バウンシー「あの例の仕置人の話だろ…?見たに決まってんじゃんかよ!
  やっぱいるんだよ!悪い奴らを成敗する正義のヒーローってさ!」


暗闇斎「今度は殺人犯が暗殺されたようだ……
  また今回も胸元に手裏剣が刺さったままだったようだ………」

サスケ「坊主は…!?」
シノ「ずっと帰って来ないままだそうです………」
タック「まさか……ツッキーが……」
暗闇斎「これで決まりでござるな………
  闇の忍び部隊よ……これ以上騒ぎになるわけにはいかん……
  このまま騒ぎになれば、お前達の存在も公になってしまいかねない……
  そうならぬ内にツキカゲを処刑しろ……今すぐにな……!」
シノ「そんな……!」


  第弐拾壱話 もしも、電気を自在に操れたら 終


次  回  予  告

ナレーション「こうしている間にも、闇の忍び部隊の存在が少しずつ明るみになってしまう…
  それを食い止めるべく一刻も早くツキカゲの行方を捜し出すシノ達
  本当に仕置人の正体はツキカゲなのだろうか……
  その一方でツキカゲは雷電仙人のもとで修行を続けていた 果たしてツキカゲの修業の結果は……
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第弐拾弐話 ご期待ください」


忍者大図鑑 其の弐拾壱

シノ「裏稼業ではシビアなサスケさんですが、人情に厚く、プププランドの住人達からは評判が良いです
  サスケさんの花火は、プププランドの皆さんに活気を与えてくださっています」

ナレーションの声:デデデ大王

705 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/09/28(Sun) 11:10
>>607のクッパのオヤジっぷりときたらw
一方、アドレーヌはというと、カービィ達を引き連れてブラックエンジェルズを創ろうとしている
アドレーヌ=ブラックエンジェルだからね
こんなクッパなんてもはや恐くないwアドレーヌの方がすっかり大ボスになっちまったなw
ブラックエンジェルズとやりあったらクッパ軍負けるんじゃねえのか

706 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/09/28(Sun) 13:48
ツッキー終わったなwww

707 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/29(Mon) 06:21

シノ「こんにちは シノです」
ツキカゲ「どうも!ツキカゲでーす!
  今日も張り切って質問を返したいと思います!
  ありの〜〜〜ままの〜〜〜〜〜姿見せるのよぉぉおお〜〜〜〜〜〜!!」
シノ「それでは参りましょう」
ツキカゲ「うっ…!軽くスルーされた…!ある意味ショックかも……!」

>>697

ツキカゲ「カービィ君や、そんなにころころ転がってどこまで行くんだい
  お池にはまってさあ大変
  どじょうが出てきてこんにちは 坊っちゃん一緒に遊びましょと誘われたが
  聞くまでも無くどじょうを見るなり一飲みしてしまうカービィ君なのでした」
シノ「どじょうって蒲焼きにすると美味しいですよね」
ツキカゲ「そうなんですか!?僕はうなぎの方が良いかなあ」
シノ「じゃあ今日のお昼ごはんはうなぎを食べに行きましょうか」
ツキカゲ「あっ!良いですねえ!行きましょう行きましょう!」

>>698

ツキカゲ「そう思っているのなら貴方がなればい良いじゃないですか!
  一銭にもならないですけど、やってみれば案外楽しいですよ!」
シノ「楽しいかどうかは人それぞれだと思います
  陛下だって、最初は楽しいと言うより怖かったらしいですから」
ツキカゲ「えっ!?そうだったんですか?」
シノ「最初は凄く緊張したらしいです 質問を返して、それに対する名無しさん達の反応が
  もし悪かったらどうしようと思っていたらしいです
  でも続けて行く事でそれが徐々に無くなって行ったらしいですよ
  私も時々そう思ってしまう事もありますが、ここの名無しさん達は優しい人ばかりなので
  気楽にやっています」
ツキカゲ「シノさんに似たんですよ、きっと」
シノ「そうでしょうか…?」

>>699

シノ「新しいイベント……?何のですか……?」
ツキカゲ「きっとこのスレッドをリニューアルするんですよ!
  そのイベントを考えているんですよきっと!」
シノ「違うと思いますけど……でもイベントを考えるんだったらツキカゲさん得意ですよね?」
ツキカゲ「えっ!!?」
シノ「新しいイベントってどういうのが良いと思いますか?」
ツキカゲ「えっ…えっと……そうですね………えーっと…………
  楽しければそれで良し!みたいな……えへへ……………………
  すぐに思いつかないですよ!無茶振りも限度がありますよ!」

708 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/29(Mon) 06:28

>>700

シノ「そうなんですか……アドレーヌさん、遂に参加したんですね」
ツキカゲ「いやあ祭り会場でもやらかしちゃうなんて凄いですね!っていうかアドレーヌさんってそういうキャラでしたっけ?
  なんかもうどんどん強キャラ化されていって仕舞にはラスボスレベルにまでなっちゃったりして…なんて」
シノ「アドレーヌさんは最近ブラックエンジェルとか剛拳とか色々な呼ばれ方があって…凄いですね
  それが人気になる所以なのでしょうか
  アドレーヌさんの話題ばかりで私達についての話題が少ないのは、私達の個性が薄いからなのかもしれませんね……
  特に私なんてアドレーヌさんみたいに自慢できる所なんて何一つ無いし、ブラックエンジェルなんて名乗れる程の自信も無いし、
  私って主役に向いているキャラじゃないような気がしてきました…」
ツキカゲ「そ…そんな事ないですよ…!た…確かにシノさんってアドレーヌさんよりキャラ薄いな…とは思いますけど……
  いや、でもネガティブになったってどうにかなるわけでもないし……
  っていうかアドレーヌさんっていう存在そのものがズルいんですよ アドレーヌさんってだけで話題全部そっちに持ってかれちゃいますしね!
  そうだ!なんなら僕がシノさんの異名とか考えましょうか!
  アドレーヌさんがブラックエンジェルだからシノさんはダークネスアサシンでどうでしょうかね!」
シノ「ブラックエンジェルより物騒になりませんか…?」
ツキカゲ「そのぐらい物騒で良いんですって!でなきゃ話題になんてなりませんよ!」

>>705

ツキカゲ「ブラックエンジェルズか……もしかしたら闇の忍び部隊より強くなっちゃいそうかも……
  いやいや、でも何だかんだで僕達の方が強いですよね!世界の平和は僕達にお任せあれ!ってな感じで…」
シノ「クッパさんは性格こそ丸くなりましたけど、強さは昔の時とそんなに変わってはいないのではないでしょうか…?」
ツキカゲ「もし仮にクッパさん強かったとしても、クッパさんの部下ってキノコとか亀とかそういうのばっかりだし
  しかも踏み潰して倒せちゃうような奴らばっかりだから楽勝なんじゃないですかね」
シノ「という事はもしかしてマリオさんよりカービィさんの方が強いという事になるんじゃ…」
ツキカゲ「いや、その理屈はおかしい」

>>706

ツキカゲ「あうぅ〜〜僕、何だか知らない内に殺されそうになってますよ〜〜」
シノ「本当にツキカゲさんがやった事じゃないんですか?」
ツキカゲ「当たり前じゃないですか!僕いつも使った手裏剣は回収してるじゃないですか!
  胸元に刺さったままになんてしませんよ!」
シノ「あ…そういえばそうですよね……」
ツキカゲ「シノさんまで疑っているんですか…!?ひどいですよ!」
シノ「そ…そんな……別に疑ってなんて……でもツキカゲさんじゃないっていう証拠もまだありませんし……
  仕置人の正体……一体誰なんでしょうか……ツキカゲさんの他に手裏剣を使う人なんて………」
ツキカゲ「あっ…!もしかして……!」
シノ「誰か分かったんですか!?」
ツキカゲ「あ…うん……多分……いや、でも違うかな…………」
シノ「仕置人の正体は一体誰なのか……それは次回で明らかになります
  次回がツキカゲさんの退場回にならない事を祈っています」
ツキカゲ「シノさんって僕と話す時、ちょっと冷たくないですか?」
シノ「え?そうですか…?そんな事ないですよ
  では今回はここまでです 次回もまた会いましょう
  さよなら」

709 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/29(Mon) 20:00

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


暗闇斎「闇の忍び部隊よ……これ以上騒ぎになるわけにはいかん……
  このまま騒ぎになれば、お前達の存在も公になってしまいかねない……
  ツキカゲを処刑しろ……今すぐにな……!」
シノ「そんな……!」
タック「…ツッキーならそないな事はせえへんって信じとったのにな……」
シノ「ツキカゲさんを疑っているんですか!?」
タック「そ…それは……」
シノ「ツキカゲさんは絶対にそんな事はしません!私は信じます!」
タック「姐はん………」
サスケ「取り敢えず、坊主を見つけ出すのが先だろう
  坊主を見つけて真意を問いただすんだ」
ジュキッド「その方が良いな……」
サスケ「手分けして捜すぞ 見つけ次第すぐに連絡しろ、分かったな」
シノ「はい……」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第弐拾弐話 もしも、仲間の処刑を命じられたら

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走(>>536-539)
  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦(>>546-549)
  第拾参話 逆襲技、闇の忍者捕獲作戦(>>571-574)
  第拾肆話 逆転技、闇の忍者救出作戦(>>587-590)
  第拾伍話 捨て身技、憤怒の将軍最終決着(>>602-606)
  第拾陸話 散り技、命懸けの鬼退治(>>616-619)
  第拾漆話 慕情技、夜空の打ち上げ花火(>>623-630)
  第拾捌話 良縁技、怒りの手裏剣投げ(>>646-652)
  第拾玖話 もしも、尺八で植物が枯れ果てたら(>>676-680)
  第弐拾話 もしも、植物が蘇る水があったら(>>693-696)
  第弐拾壱話 もしも、電気を自在に操れたら(>>701-704)


710 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/29(Mon) 20:02

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

ツキカゲ「…………………………」

雷電仙人「おう、やってるじゃねェか そろそろ休憩にしねェか?
  腹が減っては戦は出来ねェってな!食う事も大事だぜ!」
ツキカゲ「………はい……」



ツキカゲ「雷電仙人さん………雷電仙人さんは、いつから電気を操れるようになったんですか…?」
雷電仙人「そうだなあ………大昔の事だからそんな細かくは覚えてねェが、ある晩の事だ
  大雨がザーザー降っててな、雷もゴロゴロ鳴っていた
  眠りたくても眠れなくて、遂に雷の鳴る方に向かおうとしたんだ
  家のドアを開け、外に出た瞬間、雷が俺を直撃した………そこまでしか記憶に無ェ
  気が付いた時、いつの間にか体内の電気を操れるようになったんだ」
ツキカゲ「雷……そうか!雷に当たれば……でも雷なんていつ降るかわからないし、そんなのを待ってても……」
雷電仙人「やめておけ!雷は危険だ……下手すりゃ死ぬぞ」
ツキカゲ「今やっと分かったんです…………僕に足りないもの………それは命を懸ける事だったんです…………
  命を捨てるつもりでやらないと、強い力なんていつまで経っても手に入らない……………!」
雷電仙人「……………お前さんに危険な事はさせたくねェと思っていたが………そこまで言うなら仕方ねェな ついてこい」


ツキカゲ「これは……?」
雷電仙人「電流装置だ この装置を付けると約500ボルトの電流が流れる……
  電気を操る力を更に高めようと俺が開発したものだが、あまりに危険すぎてやがて使うのを止めたんだ
  かれこれ10年ぐらいそのままにしてあるが、下手すりゃ本当に死んじまうぞ それでもやるのか?」
ツキカゲ「もう決めたんです………もう絶対に逃げないって…………!危険を冒してでも……雷神手裏剣を会得してみせます………!」

 バチバチバチバチバチバチバチバチ!!

ツキカゲ「ぐああああああああああああああああああああああああ!!!」

雷電仙人「ほら見ろ!!こいつは危険なんだ!!お前さんにはこいつは危険すぎる……!!」

ツキカゲ「………大丈夫です……………!これで………僕の中の電気は………僕に応えてくれる筈…………!
  はああああああああ!!雷神手裏剣!!!」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

ツキカゲ「………………まだ駄目か………………よし、もう一回…!」

 バチバチバチバチバチバチバチバチ!!

ツキカゲ「ぐああああああああああああああああああああああああああ!!!」

雷電仙人「本当にもうやめろ!!雷神手裏剣を会得するよりお前の体の方が先にくたばっちまう!!」

ツキカゲ「それでも構いません………!雷神手裏剣を完成させるまで………僕は諦めない………絶対に!!」

雷電仙人「お前……………!」





サスケ「どうだ……?見つかったか…?」
シノ「いえ……」
タック「一体どこに行ったんやツッキー……まさか仕置人の正体は本当に……」
シノ「そんな事ありません!ツキカゲさんは絶対に人殺しなんて……!」
タック「冗談ですって冗談!そないなムキにならんでもええやないでっか…」
ジュキッド「こうなれば、夜に坊やを捜すしかなかろうな」
シノ「夜……?」
タック「そっか!悪人は夜に命を狙われている……っちゅう事は、夜に捜せば恐らくは…」
サスケ「見つかる可能性は高いだろうな」






ツキカゲ「…………………………………………」

雷電仙人「もう良い……取り敢えず今日はもう休め お前には危険すぎる………」

ツキカゲ「………………………………………………」

雷電仙人「…………もし、こいつが本当に雷神手裏剣を会得したら………………
  ……………今はそんな事を考えている場合じゃねェか………………………
  それじゃあ、一仕事行くか!」

711 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/29(Mon) 20:03

泥棒1「………よし、遂に盗みに成功したぜ!」
泥棒2「意外と簡単に盗めたな!」
泥棒3「女神の涙………売れば数百万は手に入るんじゃねェか……?」
泥棒1「数百万だと……?数千万は手に入るだろうが!」

 ガサガサッ……………

泥棒1「なっ………何だ………?」
泥棒2「おい、どうしたんだ……?」
泥棒1「いや……ちょっと物音が聞こえたんでな………」
泥棒3「ああ……?誰もいねェよ………」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

泥棒3「ぐあああああああああ!!」

泥棒1「おい…!!大丈夫か!?」

泥棒2「何だ、こいつは………!?」
泥棒1「あれだ………!例の仕置人だ………!やべェよ逃げるぞ!」

 シュッシュッ!!

 ドスッドスッ!!

泥棒1&2「ぐあああああああああああああああ!!!」

???「…………………………」

シノ「そこまでです!神妙にしなさい!」

???「………………!」

タック「ツッキーやない……!誰なんや!?」

サスケ「誰だって構わねェさ…仕置人だか何だか知らねェが、その暑苦しそうな覆面を取りやがれ!」

 ドォォォオオオオオオオオン!!!

???「………!」

 ドガァァァアアアアアアアアアン!!!

???「ぐああっ…!くそっ……!」

ジュキッド「逃がさんぞ!」

???「……………!!」

ジュキッド「何者かは知らぬが、覚悟するが良い……」

???「くっ……!はっ!!!」

 バチバチバチバチバチバチバチ!!!

ジュキッド「ぬおおっ!?」

サスケ「馬鹿な…!こいつ、放電しやがった……!!」

タック「一体どうなってんねや!?」

シノ「………………………………!」

???「はっ!!!」

 ビュン!!!

タック「あっ!逃げた!!」

サスケ「追うな、あれは追っても追いつけねェだろう………
  取り敢えず、この事件の犯人は坊主じゃなかったって分かっただけでも良しとしようぜ」

ジュキッド「しかし、今の人物は…………」

シノ「父上なら何か知っているかも……明日聞いてみましょう」


???「……………くっ………まさか見つかっちまうとは…………!
  闇の忍び部隊………!かくなる上は……………!」




暗闇斎「犯人はツキカゲではなかったか………」

タック「ほらな!だからボクはツッキーは無実やって言ったんや!」
サスケ「言ってなかっただろうが」
ジュキッド「完全に疑っていたよな」
タック「うっ……」

シノ「けど、体から電気を出すなんて………一体何者なんでしょうか…………」

暗闇斎「体から電気か………1人知っている人物がいるでござる」

サスケ「本当か!誰なんだそいつは!」

暗闇斎「名は不明だが、雷電仙人と呼ばれていてな………
  雷を自在に操る事でも有名な忍者でござった………
  人当たりも良く、周りからも尊敬されていたでござる
  まさか奴が仕置人の正体だったとは……………」

シノ「その人はどこにいるか分かりますか?」

暗闇斎「奴の住んでいる場所か………知らない事もないが…」

シノ「本当ですか!?」

暗闇斎「それがその地図でござる………住んでいる場所が変わってなければ良いのだが……」
シノ「分かりました!ありがとうございます」


712 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/29(Mon) 20:07

 バチバチバチバチバチバチバチ!!

ツキカゲ「ぐああああああああああああああああああ!!!」

雷電仙人「おい!もうやめろ!!何度やれば気が済むんだ!この辺にしないと、本当に死んじまうぞ!」

ツキカゲ「………良いんです………僕なら大丈夫です…………!雷神手裏剣が完成するまで………僕は諦めませんから…………」

雷電仙人「お前………!」

ツキカゲ「雷電仙人さん……怪我してるじゃないですか……?その怪我、どこで……?」
雷電仙人「………!何でもねえよ、大した怪我じゃねェ…
  そんな事よりあんたの方が心配だ!もうやめにしねェか!」




シノ「あの建物がそうですね………」
サスケ「恐らくな」
ジュキッド「行くか………」


ダークソードナイト「そうはさせん!!」

シノ「貴方は………!」

ダークソードナイト「久し振りだな………今度こそ貴様達の命を貰うぞ!行け!ヘビーナイト軍団!!」

ヘビーナイト軍団「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

サスケ「チッ……こんな奴らの相手をしている場合じゃねェってのに………」
ジュキッド「仕方が無い………突破するぞ」





タック「すんまへん、また武器借りますわ」
ブキセット「あっ……!!それは俺のお気に入りだ!!返せよ!!
  使うなら前に使ったこれにしろよ!!」
タック「すまんのう…今日はこれが使いたいんですわ、じゃ」
ブキセット「『じゃ』じゃねえよ!!ふざけんな返せよ馬鹿!!」





ヘビーナイト軍団「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

サスケ「食らえ!!」

 ドォォォォオオオオオオオオオオオン!!!

 ドガァァァアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

ヘビーナイト軍団「うああああああああああああああああああ!!!」

ジュキッド「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドド!!!

ヘビーナイト軍団「ぐあああああああああああああああああああああ!!!」


タック「どけどけーーーー!!吹っ飛ばしまっせぇーーー!!ウィンドカッターー!!」

 ビュオン!!!

ヘビーナイト軍団「ぐあああああああああああああああああ!!!」


シノ「はああああああああああああっ!!」

ダークソードナイト「ふん!!」

 キィィィイイイイイイン!!!

シノ「くっ………!」

ダークソードナイト「どうした………?その程度か…?
  デスドラースと戦った時はそんな程度ではなかっただろう?」

 ヒュバッ!!

シノ「くっ………!!」

ダークソードナイト「ふん……たわいも無い………これで終わりにしてやる…………」

サスケ「させるか!!」

 ドォォォォオオオオオオン!!!

ダークソードナイト「何っ………!!」

 ドガァァァァアアアアアアアアアアアアン!!!

ダークソードナイト「くっ…………!しまった!!」



ダークソードナイト「逃げられたか…………己…!!後もう少しで首を獲れたというのに……!!」





雷電仙人「もうやめておけ!これ以上続けると本当にお前の命は………」

シノ「雷電仙人!やっと見つけました!!」

雷電仙人「…………………!」

シノ「夜中に悪人を襲った仕置人の正体は貴方ですよね?どうしてそんな事を………」

雷電仙人「理由は無い…………俺は悪を許せねェ………それだけだ」

シノ「それだけで………それだけで人の命を…………?」

雷電仙人「お前さん、忍者だろう?お前さんは何故忍者をやっている?許せねェ悪を消す為じゃねェのか……?」

シノ「それは……………!」

サスケ「御託はそこまでだ………ここであんたを斃してやる………………」

雷電仙人「………………………………」

ツキカゲ「待って……………ください……………………!」


713 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/29(Mon) 20:08

タック「ツッキー!」

ジュキッド「大丈夫か!?酷い怪我だ…………」

サスケ「てめェ……!坊主に何しやがった!?」

ツキカゲ「違うんです………!これは………僕が自分でやったんです……………
  雷電仙人さんは……………何も関係ない…………………!」

シノ「ツキカゲさん………………」


雷電仙人「……………坊主、俺はお前に出来るだけの事は教えた………
  最終試験だ…………俺を斃せ………雷神手裏剣を使ってな…………!
  雷神手裏剣で俺を斃す事が出来れば晴れて免許皆伝…合格だ」

ツキカゲ「…………………………!」

雷電仙人「ただし、俺を斃す事はそう簡単な事じゃねェぞ……それでもやるか………?」

ツキカゲ「………………はい………!」

雷電仙人「そうかい………じゃあ構えな」

ツキカゲ「はい……!」



雷電仙人「………………………………………………」

ツキカゲ「…………………………………………」


シノ「ツキカゲさん……………」



雷電仙人「…………行くぞ………」

ツキカゲ「はい………」


ビュン!!


雷電仙人「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 ヒュッ!!

ツキカゲ「早い…!!くっ…!!」

 ドスッ!!

雷電仙人「ぬおおおおおおおおおお!!!!」

 ヒュッ!!

ツキカゲ「うわっ………!!」

 ドスッ!!

雷電仙人「さあ語り掛けろ!!お前の体に眠る電気に……!!
  お前の体内に宿る電気は、必ずお前の味方となってくれる筈だ!!呼び掛けろ!!」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

ツキカゲ「くっ…………!僕の………電気………………!」


雷電仙人「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」



ツキカゲ「……………………………………!!
  はあああああああああああああああああああああああ!!!」

 バチバチバチバチバチバチバチ!!

雷電仙人「なっ……!!」


ジュキッド「こ……これは…………!!」

タック「ツッキーの体から電気が………!」

シノ「ツキカゲさん………!」


ツキカゲ(ようやく分かった……………これが………僕の………………!!)


雷電仙人「よし………来い!!!」


ツキカゲ「うおおおおおおおおおお!!!雷神手裏剣!!!!!!」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

シノ「手裏剣が…!」
タック「当たった…!」

 バチバチバチバチバチバチバチ!!!

雷電仙人「ぐああああああああああああああああああああああ!!!!」





ツキカゲ「…………………はっ……!雷電仙人さん!!」


雷電仙人「…………………………………」


ツキカゲ「雷電仙人さん……!!しっかりしてください!!大丈夫ですか!?」

雷電仙人「……………流石だな………やれば出来るじゃねェか……………
  ようやく語り掛ける事が出来たようだな…………自分自身の……電気に………
  合格だ………これでもう………本当にお前に教える事は何も無ェ…………」
ツキカゲ「雷電仙人さん………僕………………!」
雷電仙人「俺なら大丈夫だ………別に大した傷じゃねェ……………
  お前の雷神手裏剣は、まだ完成形じゃなかったから大した傷じゃ無くて済んだが、
  一歩間違えれば本当に危険な大技だ………殺す気が無ェならちゃんと加減して使えよ………」
ツキカゲ「はい……………ありがとうございました………………!」

ナレーション「その後、雷電仙人は警察に逮捕された
  しかし、シノ達の嘆願もあり、刑期は懲役3か月で済んだのだった
  仕置人の噂もすっかりなくなり、闇の忍び部隊の存在が表に出る事はなかったのであった」


文佐衛門「雷電仙人…………務め、御苦労でござった……………」


714 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/09/29(Mon) 20:12

ツキカゲ「ただいま……………」

バウンシー「あっ……!おかえりツッキー!もう、どこに行ってたの!?心配したんだから!」
ツキカゲ「ごめん心配かけちゃって………僕なら大丈夫だから……………」
バウンシー「もう………!ツッキーがいない間、お店大変だったんだから!明日は精一杯働いて貰うわよ!」
ツキカゲ「うん……僕、頑張る事にしたよ!」
バウンシー「え……?何を………?」
ツキカゲ「え……いや………だから…………仕事とか…………色々……………
  とにかく!これからも毎日、頑張って行きますよ〜〜!!」
バウンシー「ふふっ、変なツッキー」


ツキカゲ(雷電仙人さん………!僕、もっと強くなって見せます…………!
  雷電仙人さんが僕に教えてくださった事………決して無駄にはしませんから………!)


  第弐拾弐話 もしも、仲間の処刑を命じられたら 終


次  回  予  告

ナレーション「ツキカゲが皆で居酒屋に行く事を提案した
  シノ達一行は食事に酒に大盛り上がり…しかしこれが文佐衛門の罠だった
  どうやらプププランドの住人達を酒で酔わせて暴れさせようという魂胆らしい
  案の定、タックが酒に酔ってしまい事態は大変な事に…一体どうなる!?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第弐拾参話 ご期待ください」


忍者大図鑑 其の弐拾弐

ナレーション「今回紹介するのは雷電仙人 文佐衛門配下所属
  雷を自在に操る事が出来、それを技に特化した雷神手裏剣はとても強力
  性格は陽気だが、悪人は決して許さず己の信念を貫いている 悪を裁く自分もまた悪人であると知りながら……」

ナレーションの声:デデデ大王

715 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/09/29(Mon) 21:46
雷電仙人善い人やー
雷電仙人のおかげでツキカゲがパワーアップだぜ!
仙人直伝の雷神手裏剣が今後どう使われるか注目だな

716 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/09/30(Tue) 23:36
ブラックエンジェルズという漫画が実際にある
松田鏡二、雪藤洋二、マーダーライセンス牙の主役・木場(牙)、麗羅で構成される闇の暗殺人集団だ
他には水鵬、ハシムもいるっけな
これをアドレーヌ式ブラックエンジェルズに当て嵌めるなら
アドレーヌ=(松田鏡二+麗羅)÷2
カービィ=雪藤洋二
リボン=加藤ナミ
グーイ=ハシムかな
メタナイトは雪藤にそっくりな牙の如くメタナイト=木場優児だろうかw

時代は繰り返されるのだな。まさかこうして新ブラックエンジェルズが構成されるとは…

717 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/10/07(Tue) 01:10
最初から全部読むの疲れるな

718 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/10/16(Thu) 06:47
誰もいない…

719 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/10/17(Fri) 16:29

ツキカゲ「どーも!ツキカゲです!」
タック「まいど!いつも元気なタック君でおま!そして…」
バウンシー「どうもこんにちは!初めまして
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜をご覧になっている方はお分かりだと思いますが
  準レギュラーとして活躍中のバウンシーです」
タック「自分で活躍中とか言っちゃうんやね…」
バウンシー「誰もそう言ってくれないんだから自分で言うしかないでしょ
  それにツッキー!前回は本当に心配したんだからね!あんな傷だらけで帰って来て
  もうケガは大丈夫なの!?」
ツキカゲ「だ…大丈夫ですよ!雷神仙人さんの修行の傷の完治でちょっとおくれちゃいましたけど
  今はもうすっかり元気です!またいつもみたいに質問を返せますよ!」
タック「言うても、こんなに空いたのに書き込み数が全然増えてないってのも変な話でんなあ
  もっと書き込みが増える思てわざと間空けたりして様子見てたんやけど、
  これ以上待っても増える気せえへんので一気に質問返しちゃいますわ」
ツキカゲ「かと言って質問とか一気にどっと来られてもそれはそれで困りますけどね…
  アドレーヌさんとか質問全部返し終えてないじゃないですか」
タック「返し終わるのを待ったって、それはそれで時間かかりまっせ
  月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜でレス稼ぎすんのも、もう限界やしね」
ツキカゲ「シノさん主役の物語なのに、そんな悪い言い方しないでくださいよ!」
バウンシー「それもこれもあんた達がだらしないのがいけないのよ!」
タック「えぇ〜…ボクはしっかりやってますさかい、悪いのは全部ツッキーだす」
ツキカゲ「ど…どういう事ですかそれ!?僕だってしっかりやってますよ!」
タック「あんなつまらんボケかましてたらそりゃお客さんも減りますわ」
ツキカゲ「つ…つまらないってどういう事ですか!?僕だってね!もっと書き込み数増やしたくて
  真摯に真摯に頑張っているんですよ!?タックさんにはわからないでしょうね!!
  こんな事でもめたってしょうがないや…それじゃあ今日も質問を返して行きますよ!
  ありのままの姿でしっかり答えて見せます!ありの〜〜〜〜ままの〜〜〜〜〜〜〜!!」
タック「それをつまらんボケやって言うとるんや」
ツキカゲ「例えつまらなくたって、少しも寒くないわ〜〜♪」
タック「May J.はんに謝って来い」

>>715

タック「ついにツッキーの退場回やと思ったら、まさかのツッキーパワーアップ回やったとはなあ」
ツキカゲ「もうどうなるかと思いましたよ…まさかあの時、処刑されそうになってたなんて…
  何でタックさんは僕が犯人だって疑ったんですか!?」
タック「いや、別に疑ってたわけちゃいまっせ
  ただな、物語を盛り上げる為に「もしかして、あのツッキーが!?」って空気にさせる為に
  あえてそう言ったんや 別に本心から疑ってたわけや違いますわ」
ツキカゲ「適当な嘘言わないでください!僕はもう分かってるんですからね!」
タック「いや本当やって!信じてホンマに!なっこの通り許しておくんなはれ」
ツキカゲ「両手をついて謝ったって許してあげませんよ!」
バウンシー「もう!ケンカするなら余所でやりなさい!
  それにしてもツッキーがあんな無茶するなんて……あの時は全然帰って来ないから心配しちゃったわ」
ツキカゲ「大丈夫ですよ!僕は元気ですし、もうバウンシーちゃんの傍から離れませんよ!」
バウンシー「もうっ…ツッキー!!」
ツキカゲ「バウンシーちゃ〜ん!!」
タック「はあ…呆れる程のバカップルやんな
  それにしても、雷神仙人はんっちゅうのは、今まで出てきた敵の中でも特に変わってはりましたな
  殺す相手も犯罪者ばかりやし、ツッキーに自分の奥義教えちゃうし」
ツキカゲ「何だか悪人には見えなかったですね…でも、いくら悪い人だからって命を奪うのは良くない事だと思う……」
タック「悪人といえども、人を裁くっちゅう事は誰でも簡単に出来る事やないわ
  命頂くからには、もう元の暮らしには戻れないっちゅう覚悟は無いとあきまへんわ
  ただ腹が立ったからとか誰でも良かったからなんて言って殺すのは考えが子供な連中ばかりやさかい
  それが暗殺者との違いでんな
  ボクの憶測やけど、雷神仙人はんは、今まで犯した自分の罪を償いたくてツッキーにわざと負けたんやと思いますわ
  今となってはどういう真相だったのかなんて分からへんけどなあ…
  こんなしんみりとした話長々としてもしょうないから、そろそろ次の質問に行きまっせ」

720 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/10/17(Fri) 16:31

>>716

タック「そういう漫画がある事はボクだって知ってますわ
  けど、闇の暗殺集団って言えば、ボクらだって似たようなもんやけどなあ」
ツキカゲ「アドレーヌさん達がブラックエンジェルズなら、僕達は何なのかなあ…」
バウンシー「そうだ!私達3人でチャーリーズ・エンジェルを結成しましょ!」
タック「いや…君、戦えないでしょ」
バウンシー「私だってやる時はやるわよ!アチョーーーー!!」
ツキカゲ「うわっ……凄い気合い入ってるなあ……」
バウンシー「決めたわ!私、リーダーになる!だからついて来なさい2人とも!!」
タック&ツキカゲ「えぇ〜〜〜〜〜〜〜!?」
タック「ツッキー!あんたの彼女でっしゃろ!?何とかせい!」
ツキカゲ「そんな事言ったって……!」
バウンシー「ほらそこ!!私語は慎みなさい!!」

 ピシィッ!!

ツキカゲ「ひぃぃぃぃぃ〜〜〜っ!!」
タック「そのムチどっから出してきたん!?」

バウンシー「こうしている間にも、敵はどんどん出て来るのよ!?
  気合を入れて戦うのよ!!」

ツキカゲ「アイ・アイ・サーであります!!」

タック「すっかりその気になってもうたわ……」

>>717

ツキカゲ「もしかして月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜の事かな…?
  前回までのストーリーはアンカーですぐに見られるようになっているので
  クリックすればそのストーリーだけ見られるようになっていると思いますよ!」
タック「というより、ストーリーのタイトルが長くて言いづらいんやけど、略し方とかあるんでっかこれ?」
ツキカゲ「一度シノさんに聞いてみたんですけど、好きなように呼んでいいそうです
  ちなみに僕はまっしぐらって略してます」
タック「まっしぐらだけやと何が何だか分からなくなりまへんか?」
ツキカゲ「そうかな…?僕はならないけど」
タック「それにしても、次回の話はボクがメインの話らしいさかい、どんな話かわくわくして来ますわ」
ツキカゲ「タックさんのパワーアップは無いと思いますよ」
タック「それは分からへんで!もしかしたらあるかもしれへんやろ!?」
ツキカゲ「だってタックさん、人の家から勝手に武器盗んでるだけでしょ」
タック「盗んでるっちゅうのは人聞きが悪いがな ボクは借りてるだけでっせ!」
ツキカゲ「借りてると言えば貸したお金、いつになったら返してくれるんですか!?」
タック「そ…それは……いずれ返すさかい、それまで待っておくんなはれ」
ツキカゲ「充分待ちましたよ!いい加減にしてくださいよ本当に!」

>>718

タック「相変わらず閑古鳥が平和に鳴いているスレやけど
  何だかんだでボクららしくてええんやないかなって思ってますわ
  でもまあ週に1回ぐらい書き込んでくれはったら喜ぶかもしれまへんなあ」
ツキカゲ「僕も頑張っちゃいますよ!ありのままの姿を見せちゃいます!」
タック「ありのままはもうええっちゅうねん」
バウンシー「本当に普段は頼りない人達ですけど、暖かい目で見守ってください」
タック「頼りないは一言余計やね……ボクは強いし格好良いし、頼りにされてまっせ
  巷ではボクを兄貴って呼ぶ輩も多いらしいしな」
ツキカゲ「そうですか…?一度も聞いたことありませんよ?」
タック「そんな事はどうでもええんや!とりあえず、どんどん質問などの書き込みお待ちしております」
ツキカゲ「書き込む方法は一番下にある大きな欄に僕達に関する質問などを入力して
  書き込むボタンを1回クリックするだけ ね、簡単でしょ?
  一応Eメール欄の所にsageって入れておくのを忘れずに
  シノさん曰く、あんまり人の目に付くのは好きじゃないらしいです
  忍者らしい理由だね!
  それじゃあこれからも僕達の事をよろしく!今回はここまで、さよなら!」

721 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/10/17(Fri) 22:41
カービィの3DS新作は超面白い

722 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/10/18(Sat) 14:21
俺の絵を見てくれ!

723 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/10/23(Thu) 07:15
寒い…

724 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/10/31(Fri) 17:58
お菓子はないぜ!

725 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/11/02(Sun) 03:33

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


文佐衛門「………みやびでござるな……」
ダークソードナイト「おい、貴様…呑気に茶などすすっている場合か
  既に2人の配下が敗れたのだ…少しは焦ったらどうなのだ」
文佐衛門「お心遣い感謝するでござる」
ダークソードナイト「心遣いなどしていない!私は催促しているのだ!
  茶を飲む暇があるならさっさとプププランドを制圧しろ!それが出来なくば私に役目を譲れ!」
文佐衛門「短気は損気……焦りは禁物でござる……食事も同じでござる
  焦って食すより、ゆっくり落ち着いて味わった方が食事をより一層美味しく味わう事が出来るでござる」
ダークソードナイト「ふん……随分と余裕な事だな」
文佐衛門「決して余裕というわけではござらぬ 闇の忍び部隊は噂に違わぬ程の実力……
  作戦はそれ程慎重に参らねば、同じ失敗を繰り返すだけでござるよ
  それに、次の作戦は既に練られているでござる……次こそは必ず…………」
ダークソードナイト「貴様…その言い方だとまるで私が失敗するような言い方ではないか!」
文左衛門「では拙者、これにて失礼するでござる」
ダークソードナイト「……………………………」


オロチ「どうだい?文佐衛門は」
ダークソードナイト「掴み所の無い奴だ……全く隙が無い」
オロチ「はははは!そうだろう、それが彼の強みさ」
ダークソードナイト「強みだと……?」
オロチ「彼の考えは誰にも読めない……敵意も無く、殺気どころか闘気すら無い……
  だからこそ文佐衛門は強いのさ
  恐らく闇の忍び部隊でさえも、彼の動きを読むことは絶対に不可能だろうね」
邪幻斎「お喋りが過ぎるぞ…オロチ」
オロチ「邪幻斎様…申し訳ございません」
邪幻斎「もう良い……ダークソードナイト、お前に文佐衛門の援護を頼む」
ダークソードナイト「何……!?」
邪幻斎「文佐衛門の作戦に手を貸せと言っているのだ
  プププランド制圧には闇の忍び部隊の妨害が常に付き纏う
  お前には闇の忍び部隊の始末を頼む……出来るな」
ダークソードナイト「……ふん、良いだろう」



邪幻斎「ダークソードナイト……我が計画の為、お前には充分に働いて貰わねばな………」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第弐拾参話 もしも、お酒が心を支配したら

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走(>>536-539)
  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦(>>546-549)
  第拾参話 逆襲技、闇の忍者捕獲作戦(>>571-574)
  第拾肆話 逆転技、闇の忍者救出作戦(>>587-590)
  第拾伍話 捨て身技、憤怒の将軍最終決着(>>602-606)
  第拾陸話 散り技、命懸けの鬼退治(>>616-619)
  第拾漆話 慕情技、夜空の打ち上げ花火(>>623-630)
  第拾捌話 良縁技、怒りの手裏剣投げ(>>646-652)
  第拾玖話 もしも、尺八で植物が枯れ果てたら(>>676-680)
  第弐拾話 もしも、植物が蘇る水があったら(>>693-696)
  第弐拾壱話 もしも、電気を自在に操れたら(>>701-704)
  第弐拾弐話 もしも、仲間の処刑を命じられたら(>>709-714)


726 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/11/02(Sun) 03:35

シノ「居酒屋……?」
ツキカゲ「そうなんですよ!居酒屋極楽っていう名前の居酒屋で、先週オープンしたばっかりなんですけど
  これがまた凄く大人気らしいんですよ!それでバウンシーちゃんと一緒に食べに行こうかって考えていた所だったんです!」
シノ「そうなんですか……」
バウンシー「そうだ…もし良かったらシノさんも一緒にどうですか?」
シノ「私ですか…?そんな…2人の邪魔をしたら申し訳ないですし……」
ツキカゲ「誰も邪魔だなんて思ってませんよ!行きましょうよ!ね!」
シノ「……そうですね…ではお言葉に甘えて」
バウンシー「ありがとうシノさん」
シノ「そんな…お礼を言うのはこちらの方です」
ツキカゲ「そうだ!サスケさんとタックさんとジュキッドさんも誘って皆でパーーーッとやろうよ!
  皆で集まって食事をすれば楽しいですよ!」
シノ「……そうですね」

文佐衛門「何やら楽しそうでござるな」

シノ「……!」

ツキカゲ「あっ、文佐衛門さん!」
バウンシー「文佐衛門さん!いらっしゃいませ!」
文佐衛門「うむ、今日もまた邪魔するでござる
  では早速、いつものを頂けないでござるかな」
ツキカゲ「あ…はい!月影蕎麦ですね!今すぐお作りします!」


文佐衛門「うん……やはり美味い蕎麦でござるな」

シノ「ツキカゲさん……あの方は…?」
ツキカゲ「あっ、あの人は文佐衛門さん 蕎麦屋の常連客なんです」
シノ「そうなんですか………」
文佐衛門「拙者、文左衛門でござる よろしくでござる」
シノ「あ…はい…シノと申します こちらこそよろしくお願いします」
ツキカゲ「そうだ!もし良かったら文佐衛門さんも一緒にどうですか?一緒に居酒屋で食事しましょうよ!」
文佐衛門「誘いの言葉、感謝する……しかし、身内同士の飲み会に拙者のような部外者が紛れても……」
バウンシー「部外者じゃありませんよ いつもいつもこうやって蕎麦を食べに来てくださっているんですから
  私達にとっては家族のような存在だと思っています」
文佐衛門「家族……でござるか」
ツキカゲ「そうですよ!一緒に行きましょうよ!ねっ!」
文佐衛門「……そこまで言われてしまっては仕方が無いでござるな………
  シノ殿とやら、済まぬでござる」
シノ「いえ…食事は大人数の方が楽しいですし、私は構いませんよ」
文佐衛門「かたじけないでござる」
ツキカゲ「よーーーし!決まりだ!今夜は皆で飲み会だーーー!」
バウンシー「お酒は駄目よ 未成年なんだから」
ツキカゲ「分かってるよー!」
シノ「何だか楽しそうですね……」
文佐衛門「食事とは素晴らしいものでござる……1つの食卓を囲み、談笑しながら料理を食す
  こうして絆というものが生まれるのでござる……」
シノ「絆……」
文佐衛門「シノ殿とは、これからも仲良く付き合って行きたいでござるよ」
シノ「そうですね…こちらこそ、よろしくお願いします」
文佐衛門「では、拙者はこれにて失礼するでござるよ」
バウンシー「あ、はーい!またのお越しをお待ちしておりまーす!」




文佐衛門「………今夜、闇の忍び部隊が居酒屋極楽に行く模様……」
???「闇の忍び部隊が……」
文佐衛門「頼んだでござるよ」
???「御意!」

727 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/11/02(Sun) 03:45

ナレーション「そして、その夜」


タック「いやあ!ツッキー達の奢りで飯が食えるなんて有難いでんな!」
サスケ「チッ……何で俺まで……」
タック「ええやないでっか!ボクら仲間でっしゃろ!?」
サスケ「誰がお前達と仲間になんか……特にてめェとなんざ…」
ツキカゲ「ほらほら!せっかく居酒屋に来たのに喧嘩しないでくださいよ!」
タック「せやで 今夜は無礼講や!…所で、そちらの方、見ない顔やけど、どちらさん?」
ツキカゲ「あっ!この人は文佐衛門さん いつも蕎麦屋に来てくれる常連さんなんです」
バウンシー「いつもお世話になっていますので、良かったら一緒に…と思ってね」
タック「そうでっか!ボクはタック君って言いまんねや!よろしゅうお願いしま!」
文佐衛門「うむ…よろしくでござる」
サスケ「…おい、あんた……」
文佐衛門「ん…?何でござるか?」
サスケ「……いや、何でも無ェ………こいつ、バカだからあまり関わんねェ方が良いぜ」
タック「バ……バカってどういう事でっか!?」
サスケ「そのままの意味に決まってんだろうが」
タック「カーーーーッ!おもろないわ!もう帰る!」
サスケ「おう帰れ帰れ いない方が清々するぜ」
タック「な…何言いますねん……!折角やさかい、もうちょっとだけいさせて貰いますわ!」
シノ「すみません……騒がしいですよね」
文佐衛門「いや…構わぬでござるよ こんなに楽しい気分で食事をするのは久し振りの事でござる」
シノ「そうなんですか……所でツキカゲさん、ジュキッドさんは来てないんですか?」
ツキカゲ「それが……色々と忙しいらしくて残念ながら来れないんですって」
シノ「そうだったんですか…」
タック「じゃあ、旦那の分もボクらで堪能しまひょか!沢山呑みまっせ!」
サスケ「五月蝿ェ!てめェは静かにしてろ!」


ツキカゲ「それじゃあ皆さん!皆さんのこれからの健康と明るい未来を願って、乾杯!!」

一同「乾杯!!」


タック「いやあ〜美味い美味い!美味い料理を堪能して美味い酒を呑む、まるで天国やな!」
店主「おおっ!兄ちゃん良い事言うねェ!料理と酒を楽しんでくれる客が俺は大好きだ!
  こいつは俺からのサービスだ!たっぷり飲んでくんな!」
タック「おおっ!ありがとナス!」
サスケ「…………」
タック「サスケはん、どないしたんでっか?
  飲み会やさかい、もっと楽しまなあきまへんで!」
サスケ「別に……所でお前、いくらなんでも呑み過ぎじゃねェのか?」
タック「ええでっしゃろそんなん!沢山呑んだもん勝ちや!わっはっはっは!!」
サスケ「完全に壊れてやがる……」
シノ「たまには良いじゃないでしょうか、こうやって皆で楽しく出来る日はそんなにないですし…
  サスケさん、もしよろしかったら私がお注ぎしましょうか」
サスケ「おお、済まねェな」
タック「あっ!ワイにも!ワイにも頼んます!姐はん!」
サスケ「酔っぱらいは黙ってろ!てめェは手酌でもしてりゃ良いんだ」
ツキカゲ「文佐衛門さん!文佐衛門さんのは僕がお注ぎしますよ!」
文佐衛門「ああ、かたじけないでござるな……それにしても、お主らの仲は素晴らしいでござるな」
ツキカゲ「え…?そんな……素晴らしい仲だなんて、そんな大げさなものじゃ……」
文佐衛門「仲間というものは大事にした方が良いでござるよ
  普段毎日何気なく会える仲間でも、別れというのは突然でござるからな」
ツキカゲ「それってどういう…?」
文佐衛門「何でもないでござる……唐揚げでも食べるか?」
ツキカゲ「あ…はい!ありがとうございます!」


ジュキッド「………はあ……今頃皆は居酒屋で楽しくやっている頃だろうな……
  それに比べて俺は…………」
アイアンマム「何か言いましたか?」
ジュキッド「いえ…!何も……」
アイアンマム「あなた、ここの部屋の掃除が終わったら次はお手洗いを掃除してくださる?」
ジュキッド「はいはい分かりましたよ……ったく、いつもいつも人使い荒いんだよこのババア…」
アイアンマム「何か言いましたか!?」
ジュキッド「い…いえ何も…!今すぐ取り掛かります………」

728 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/11/02(Sun) 03:48

ナレーション「それから次の日……」


シノ「昨日はありがとうございました」
バウンシー「いえいえ、こちらこそ昨日は楽しかったです」
ツキカゲ「また皆で食事したいなあ!次はいつにしましょうか!」
シノ「頻繁に行うとお金の方が心配ですし、来月でも良いじゃないでしょうか」
バウンシー「お金の方は心配しなくても良いですよ」
ツキカゲ「そうですよ!来週もやろうよ来週!」
バウンシー「良いわね!」
シノ「来週ですか…ちょっと早い気が……」
タック「今日も飲みに行きまひょ!」
シノ「え…!?タックさん…いつの間にいたんですか…!?」
タック「来週来月なんて言うてるより、毎日やった方が楽しいに決まってまっしゃろ!
  時間は後悔しても戻ってけえへん!せやったら毎日毎日楽しく時を過ごした方がええでっしゃろ!」
シノ「それはそうですけど……流石に2日続けてと言うのは……」
サスケ「そうだ そんなに飲みに行きたきゃ1人で行けば良いじゃねェか」
シノ「サスケさん…!」
サスケ「こいつ、帰る時もコンビニで酒を10本近く買って1人で全部飲んでやがったぜ」
ツキカゲ「ええっ!?10本も!?」
タック「何や…?何か文句でもおまっか?別にええやないでっか10本くらい」
シノ「くらいって……10本以上も呑んだら体壊しますよ…!」
タック「別に行きたくなきゃええねん ボク1人で行きますからな じゃ、さいなら」
シノ「タックさん…!待ってください!」
サスケ「ほっとけ 本人がああしたいって言ってんだから、これ以上奴に付き合っていられるか」
シノ「………………」


ナレーション「その日から、1週間後、プププランドに異変が起きていた」


キャピィ「酒だ酒!!もっと酒を呑ませろってんだ!!ヒック!」
バウンダー「はっはっはっはっはっは!!上司もウザいし仕事も面倒だったから会社を辞めてやったぜ!!
  仕事なんかより酒を呑んでた方がよっぽど楽しいぜ!!これから毎日パラダイスだぜうひゃはははははははは!!!」
カブー「朝昼晩ずっと酒に浸りながら過ごすなんて俺ぁ幸せもんだぜ!うぃ〜ヒック!」


シノ「街の人達が明らかにおかしくなってきています……」
暗闇斎「ああ……恐らく原因は、新しく開店した居酒屋にあるだろう…
  あの店で酒を飲んだ客は毎日毎日酒を欲しがるようになり、あの居酒屋の常連となってしまうらしい
  あのまま放っておくと、いずれクーデターが起きたりと色々と面倒な事になりかねん
  悪いが、調査に当たってくれ」
シノ「分かりました」


シノ(あの時……タックさんの異変にもっと早く気付くべきでした………
  街の人達がおかしくなってしまったのは恐らく……………!)

タック「何すんねん!!何やこのロープは!!」
サスケ「悪く思うな、シノにお前の事を見張れと頼まれたんだ」
タック「だからって縛る事おまへんやろ!!」
サスケ「お前を自由にしたら、また酒に手を出すだろうが
  おい坊主、俺は仕事に行かなきゃいけねェから絶対にこいつを逃がすんじゃねェぞ」
ツキカゲ「分かりました!」
タック「ほどけぇぇええええ!!ほどかんかこのダボがぁぁぁああああああ!!!」


729 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/11/02(Sun) 03:51

 ジリリリリリリリリリリリリ!!

店主「はい!こちら居酒屋極楽……おおっ!その声は大将!」

文佐衛門『儲かっているようでござるな』

店主「ええお陰様で大儲けでございます!
  おまけにプププランドを制圧するという大将の作戦のお役に立てられるなんて光栄でございます!」

文佐衛門『上手く行きそうでござるか?』

店主「ええ、プププランドの住人の8割がアルコール中毒…この状態なら制圧するのも容易いですぜ
  それにしても、本当に愚かな奴らですね……嬉しい時も酒を飲み、悲しい時も酒を飲み、
  そうやって脳がアルコールに毒され、どんどん堕落して行く……」

シノ「やっぱりそういう事だったんですね……」

店主「誰でぇ……?」

シノ「闇の忍び部隊、シノです」

店主「闇の忍び部隊……!」

文佐衛門『どうしたでござるか……?」

店主「すんません大将、鼠が1匹入り込んで来ましたんで、また後でかけなおしまさぁ…」

 ガチャン!

店主「……で、闇の忍び部隊様が俺の店に何の用だ?
  悪いが、開店は夜なんでね、出直してくんな」
シノ「そうは行きません……街の人達がおかしくなったのは貴方の店のお酒が原因だったんですね……」
店主「だったらどうする?」
シノ「貴方にこの商売を辞めて貰います!」
店主「そうはいかないなあ……せっかくここまで儲けたんだ……
  このまま上手く行けば、この居酒屋極楽がプププランドで1番の人気店になるのも時間の問題!
  そうなればプププランドを侵略したも同然!!住人共は酒で酔って俺の言いなりになるだろう!!」
シノ「そんな事はさせません!」
店主「強情な娘さんだな……その強情さに敬意を表して自己紹介をしてやろう!
  俺は酒酔親父!!巷ではそう呼ばれている!!
  そして、そんな俺の特技は酔拳!俺の酔拳を見切った奴はそうそういないぜ…?
  それでも俺とタイマン張ろうってのかい?」
シノ「どの道ここで貴方を止めなければ、プププランドの住人達は更におかしくなってしまいます…
  それを黙って見ているわけにはいきません!私は貴方を止めてみせます!」
店主「上等だ!!来い!!」
シノ「はああああああああああああああああっ!!」

 ビュン!!

シノ「…………!!」

店主「どうした?そんな動きじゃ、この俺に一撃入れる事は限りなく不可能だぜ?」

シノ「はあああああああああああっ!!」

 ビュン!! ビュン!! ビュン!!

シノ(早い……!私の攻撃を全部見切ってかわしている……!)

店主「どうしたどうした!?そんなもんか!?そんな剣術で、この俺を止めようなんざ100年早え!
  俺を止めるんだったら、もっと強くならなきゃ駄目だぜ?」
シノ「くっ……!はあああああああああああっ!!」

 ビュン!!

店主「なんなら、俺が戦い方の手本って奴を見せてやろうか…」

シノ「……!!」

店主「アチョォォォオオオオオオオオオオッ!!!」

 ドゴッ!!

シノ「かはっ……!!」

店主「アイヤァァァアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 ドゴォォォォオオオオオオオオオン!!!

シノ「くっ………!!」

店主「どうでぇ…?俺の動きが読めなかっただろう…?こいつが俺の酔拳だ!」

シノ(強い………動きが全く読めなかった……………
  この人………恐らく相当な鍛錬を積み重ねてきた拳法の達人………………
  父………上…………………………!)

 ドサッ……

店主「……しかし、驚いた………かすり傷とは言え、俺に傷をつけた奴は久し振りだ………
  さて、どうするかな…………とりあえず動けねェように柱にでも縛りつけておくとするか…………」


 ピピピピピピピピピピピピ!!

ツキカゲ「はいもしもし、ツキカゲです……あっ!暗闇斎先生…!えっ…!?あ、はい………」

タック「………………………………………」

ツキカゲ(タックさんは寝ている……今の内なら離れても大丈夫かも………)


タック「……………………………………………」

730 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2014/11/02(Sun) 03:57

ツキカゲ「ええっ!?シノさんが捕まった!?」
暗闇斎「恐らくな……シノと連絡が取れなくなった……どうやら、シノの身に危険な事が起きているに違いない…」
ツキカゲ「そんな……!」
暗闇斎「居酒屋の店主ならば大した力は無いだろうと思っていたが、どうやら相手は拳法の達人だったようだ……
  拙者の読みが少々甘かったでござる……!これは仕置きの依頼料でござる……この金で居酒屋の店主を斃して欲しい……
  そしてシノを無事に救出してくれ」
ツキカゲ「分かりました…!今すぐにサスケさんとジュキッドさんを呼びます」
暗闇斎「タックはどうするつもりでござるか?」
ツキカゲ「タックさんは……酒に酔って戦える状態じゃないです……でも、タックさんがいなくても大丈夫ですよ!
  僕達だけでも……じゃあ行って来ます!」

暗闇斎「……果たして、そうなってくれれば良いでござるが………」




サスケ「………いない…………!
  あのコソ泥忍者……逃げやがった………!」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第弐拾参話 もしも、お酒が心を支配したら 終


次  回  予  告

ナレーション「アルコール中毒となったプププランドの住人達が大暴れする そしてタックも……
  シノまで捕まってしまい、益々不利な状況に
  この状況の中、酔拳使いの達人を相手にどう立ち向かうか
  勝敗の鍵を握るのは、やはり酒か…!?
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第弐拾肆話 ご期待ください」


忍者大図鑑 其の弐拾参

シノ「普段は剽軽でお調子者なタックさん
  ですがその姿からは想像出来ない程の強さで数々の困難を乗り越えました
  次回の行動にも目が離せません」

ナレーションの声:デデデ大王

731 名前:アドレーヌ ◆bYOIJd9g 投稿日:2014/11/03(Mon) 21:44
こんばんは、最近スマホに変えたばかりで答えていく自信ない・・・。
そんなわけでスマホに慣れてからまた来るね。スマホだとやりづらい・・・。

732 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/11/11(Tue) 19:32
誰も来ない・・・


733 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/11/14(Fri) 21:57
カービィいる?

734 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/11/15(Sat) 13:41
アミティの国は日本やニュージーランドに近い国土面積で、
人口1000万人程度だそうだ
ちなみに日本は1億2500万人、ニュージーランドは600万人
日本は一応9年で200万減ったが、まだまだ多すぎる
あと韓国はピーク時5430万、今5000万だな

735 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/11/15(Sat) 19:04
みんな、どうしたんだよ?

736 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/11/16(Sun) 05:56
皆忙しいのかな?

737 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/11/19(Wed) 21:30

ジュキッド「さて、では始めるとするか」
サスケ「そうだな……で、何故今日は俺達2人だけなんだ?」
ジュキッド「それは分からんな……質問を返すメンバーは毎回ランダムに選ばれるみたいだからな…
  しかし、名無し達から来た書き込みをどう返して良いか分からん…坊やとかシノ殿とか
  若い世代ならば上手い返し方が出来るだろうがな
  だが、まだまだ若い世代に負けるつもりは無いな よし、では質問を返そう」
サスケ「面倒だが、やってやるとするか…」

>>721

ジュキッド「スリーディーエス……ってのは何だ…?」
サスケ「分かり易く言えばゲームを楽しむ機械みたいなもんだ」
ジュキッド「成程……うーむ……俺はファミコンとかゲームボーイとかっていうのしか知らなかったが、
  そういうのもあるのか……」
サスケ「俺も知ったのは最近だけどな…ゲームボーイが進化したのがその3DSらしいんだ」
ジュキッド「そうだったのか……では、暗闇斎殿から頂いたこの機械もそれに似たようなものなのか…?」
サスケ「そいつは違うと思うがな……だが坊主が言ってたが、アプリっていうのを落とせばゲームを楽しむ事も出来るそうだぜ」
ジュキッド「アプリ……?アプリって何だ……?うーむ聞き慣れぬような難しい言葉はどうも苦手だな……」

>>722

ジュキッド「おおっ絵を描いたのか……うーむ……そうだな………
  中々素晴らしい出来だと思うが、遠近法がなっていないな………
  遠近法をもう少し意識するように描けば、もっと良くなるかもしれん
  そうだな……これは俺が昔描いたものだが、こういう感じにしてみたらどうだろうか……
  俺のは大した絵では無いがな、是非とも参考にしてほしい」
サスケ「そういうの得意なのか……意外だな」
ジュキッド「絵を描くのが好きな弟子がいてな、一緒に練習する内に絵の描き方を覚えてしまってな…
  俺のはそんなに上手くは無いが、弟子の描いた絵はまさに芸術と呼べる程に素晴らしかったぞ
  絵を描く事に没頭するあまり、女房にはえらくどやされたがな」
サスケ「良いんじゃねェか…そういう趣味があっても」
ジュキッド「サスケ殿も、何か趣味の一つでも見つけてみたらどうだろうか」
サスケ「俺か…俺は花火を作る事以外には興味無ェよ……」
ジュキッド「そうか……それも良いかもしれんな」

>>723

ジュキッド「寒いか……まあこの季節になると寒いのも無理ないな
  道場も暖房が付いていないと本当に寒くてな……毎朝起きるのも一苦労だ
  五月蝿い女房に叩き起こされる事が殆どだ」
サスケ「起こしてくれる人がいるだけ有難い事じゃねェか
  このぐらいの季節になると、暴走族だった頃の舎弟の事を思い出すな」
ジュキッド「何かあったのか?」
サスケ「別に大した事じゃねえがな…昔、貧乏で暖房も何も買えなかった舎弟がいてな
  そいつに何かしてやれねェかと思って、暖房を1つ買ってやったんだ
  その後、あいつに合うような仕事を紹介してやったりもしたな」
ジュキッド「そんな事があったのか……で、その舎弟は今どうしているんだ?」
サスケ「今じゃ金に不自由しない生活を送っているそうだ 暴走族から足を洗って、最近結婚までしたそうだ」
ジュキッド「そうか……良い話じゃないか」
サスケ「家が貧乏だったり家庭環境が悪かったりで暴走族になる奴が殆どだったんだ
  まだ職に就けねえ奴とかも大勢いて、たまにそいつらに会いに行く事もある」
ジュキッド「大変だな…しかし、知り合いの数が多いというのも良い事かもしれんな」

738 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2014/11/19(Wed) 21:32

>>724

ジュキッド「そうか、無いのか……それは可哀想にな
  向こうに沢山お菓子があるから、好きなだけ持って行きなさい」
サスケ「その菓子、どうしたんだ?」
ジュキッド「俺の女房が大量に買ってきたんだ
  1人じゃ食べきれないから俺にも分けてやるって言ってな
  俺も食べきるのが無理だったんで、あそこに置く事にしたんだ
  坊やとタック殿が食べるだろうと思ってな」
サスケ「ダイエット出来る菓子か………こんだけの量なら食っても逆効果だと思うがな……」
ジュキッド「全くその通りだな」

>>733

ジュキッド「う〜ん、見てないなあ……
  もし会ったら伝えよう」


>>734

ジュキッド「どうでも良いが、つまり何が言いたいんだ?」
サスケ「多分、人口の話がしたいだけだろう」
ジュキッド「人口か……考えた事も無いな
  まあ今が楽しければそれで良いではないか
  暗い方向に考えていても良い事なんてあるわけが無い
  人生前向きに考える事だ」
サスケ「意外と楽観主義なんだな、あんた」
ジュキッド「女房にはもっと現実を見ろとよく説教されるが、正直な話、難しい事はあまり考えたくないだけだ
  少しでも簡単になるようになると考える方が、その方が俺には合っているんだ そんな気がするだけだな」


>>736

サスケ「忙しいとか言う前に、書き込み数が少ねェからな」
ジュキッド「そうだな…これがいわゆる若者の何とか離れってやつなのだろうか」
サスケ「あまり関係無ェだろそれは」
ジュキッド「そうか……まあ何とかなるだろう」
サスケ「本当に楽観的だな……」


ジュキッド「では今回はここまでだ
  これから寒くなって大変だろうと思うが、君達にはその寒さを乗り越えて頑張って欲しい
  夏だった時に暑い暑いと言いながら冷房に頼ってきた代償だと思えば安いものだろう
  君達なら出来る、冬に負けない熱い心を持つのだ!冬に負けるな!」
サスケ「学校の教師か、あんたは……」

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