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【星のカービィデデデでプププなものがたり】影となりて、参上仕ります【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2013/10/12(Sat) 04:13

いらっしゃいませ シノです
お忙しい中、お越し頂きありがとうございます
前リーダーのデデデ大王に代わり、私がこのスレッドのリーダーを
担当させて戴く事となりました
こちらのスレッドは前回と同じ【星のカービィデデデでプププなものがたり】スレッドとして
活動しますが、私はオリキャラになりますので、今回は【オリキャラ注意】とつけさせて頂きました

それでは、早速ですがルールの説明に入らせていただきます

〜壱〜

質問をするのは名無し、質問を返すのはキャラハン
当たり前の事ですが、当たり前な事だからこそ当たり前に守って頂きたい所です
キャラハンには名無しさんからの質問を返す義務があります
私もそのキャラハンの一人です 頑張ります

〜弐〜

キャラハンは星のカービィシリーズのキャラのみとさせて頂きます
他作品のキャラクターを持ちこむ事は原則として禁止にしています
私はオリキャラですが…オリキャラでも世界観を崩さない程度なら大丈夫との事です

〜参〜

キャラハンなんてやった事がないって方でも是非気軽にご参加ください
やる気さえあれば歓迎します

〜肆〜

荒らし、中傷、煽り等の書き込みは禁止です
礼儀やマナーはどこに行っても守らなきゃいけません


以上のルールを正しく守りながら利用してください
ルールは絶対です 破った者には裁きが下ります
「皆が楽しく、皆で楽しく」を目標に、これからも頑張って参ります
宜しくお願い致します
それでは、始めます



〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

929 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 20:44

>>915

シノ「祭り……?あっ…そういえば、9月から10ちゃっとの13周年記念祭が始まりますね」
大王「そうだな……シノ、10ちゃっと13周年記念祭、出てみたらどうだ?」
シノ「えっ…?私がですか……?場違いです…私が出るなんて……」
大王「まあシノというキャラは元々名無しの案から派生して出来たキャラだからな……って言うとメタ発言になっちまうが…
  このスレからはいつもアドレーヌが参加していたが、アドレーヌも最近来なくなっちまったし、
  今回の祭はアドレーヌの代わりに参加するのはどうだろうか?シノというキャラを1人でも多くの人に知って貰う良い機会だと思うしな
  本当はおれさまが出た方が良いのかもしれんが、まあ今のおれさまはスレ主でも何でもないしな………」
シノ「そうですね……分かりました 緊張はしますが、参加してみます」
ツキカゲ「お祭りかあ……何だか楽しみですね!確か掛け合い形式のキャラは代表1人しか参加出来ないルールになってるから
  僕達は参加できないけど、お土産とか一杯持って来てくださいね!」
タック「もし可愛い女の子のお友達が出来たらボクに紹介s……」
ジュキッド「お前は黙っていろ」
タック「す……すんまへんでした………」

>>916

ツキカゲ「ひええ!何か急に食べ物をたかられたけど、どうしよう!」
大王「912から貰った料理の残りがあるから、これでも食ってろ」
ツキカゲ「ふええ……助かった…ありがとうございます流石デデデ大王さん 名無しさん達の対応には慣れてるんですね!」
大王「別に慣れてるわけじゃないが……たまにどう答えていいか分からんやつもあったしな……
  名無しからの書き込みに対して、どう返したら正解とか間違いとかってのは無いけど、どう返したらいいんだろうかって
  やっぱり一度は考えるよな…そして返し終わっても、果たしてこの返し方で良かったんだろうか…とか、
  返し終わった後で、違う返し方を思いついてしまったりとかは良くあったな………
  名無しがどういう意図があって書き込みして、それに対してどう答えて欲しいかって考えるのは大事な事だが、
  それよりも大事なのは自分の個性を出して答える事だろうな………」
シノ「陛下も色々考えて質問を返していたんですね……」
大王「最初の頃は本当に我武者羅にやっていた時とかあったけどな
  荒らされたりしてそれに対して怒った事もあったしな、今まで色々な事があったデ
  そういう時にアドバイスしてくれる人や支えてくれる人がいたから、ここまで続けて行く事が出来たんだろうな」



シノ「今回はここまでとします 次回も引き続き陛下ゲストでお送り致します
  それではまた会いましょう さよなら」

930 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 22:11

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


コックカワサキ「負けた……!俺の自慢の料理が………!」
謎の料理人「ふん…!何が三ツ星ランクだ……笑わせるぜ……!
  調理師免許も何も無いこの俺に負けるとは、プロの腕前を持つ料理人が聞いて呆れるぜ……
  あんたの店の看板は貰って行くぜ…あばよ!」


コックカワサキ「負けた……この俺が………!!神の一品とまで言われた料理だったのに……!!うああああああああああああ!!!」



謎の料理人「………ふん、ざまあ無いぜ」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第弐拾玖話 もしも、プロが素人に負けたら

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走(>>536-539)
  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦(>>546-549)
  第拾参話 逆襲技、闇の忍者捕獲作戦(>>571-574)
  第拾肆話 逆転技、闇の忍者救出作戦(>>587-590)
  第拾伍話 捨て身技、憤怒の将軍最終決着(>>602-606)
  第拾陸話 散り技、命懸けの鬼退治(>>616-619)
  第拾漆話 慕情技、夜空の打ち上げ花火(>>623-630)
  第拾捌話 良縁技、怒りの手裏剣投げ(>>646-652)
  第拾玖話 もしも、尺八で植物が枯れ果てたら(>>676-680)
  第弐拾話 もしも、植物が蘇る水があったら(>>693-696)
  第弐拾壱話 もしも、電気を自在に操れたら(>>701-704)
  第弐拾弐話 もしも、仲間の処刑を命じられたら(>>709-714)
  第弐拾参話 もしも、お酒が心を支配したら(>>725-730)
  第弐拾肆話 もしも、飲酒で世界が救えたら(>>739-743)
  第弐拾伍話 もしも、怨みの力が恐ろしく強かったら(>>749-753)
  第弐拾陸話 もしも、逆転のチャンスがあったら(>>759-763)
  第弐拾漆話 もしも、無料で食べ放題の料理店があったら(>>778-783)
  第弐拾捌話 もしも、太ってしまったら(>>895-899)


931 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 22:13

バウンシー「これでもう9件目か……」
シノ「何がですか?」
バウンシー「あっ、このニュースです」
シノ「えっと……謎に包まれた料理人登場、またしてもプロの料理人を負かし、
  廃人状態に追い込む………って、何ですか?」
バウンシー「最近現れたんです……経歴も一切不明、調理師資格無しの自称、闇の料理人らしいんです
  けど、料理の腕はプロ顔負けで、三ツ星ランクの料理店に勝負を挑み、勝てばその店の看板を奪って行くみたいなんです
  負けた料理人は負けたショックでなのか、廃人同然と化して入院してしまうらしいんです……
  今回がその9件目なんです……」
シノ「そんな事が………」
バウンシー「信じられないですよね…?私だって信じたくないです」
シノ「料理と言えばツキカゲさん、上達したみたいですね」
バウンシー「そうなんです お陰でお客様も増えて、祖父がまだ元気だった頃みたいに繁盛しちゃって
  私、何だか嬉しくなっちゃいました…そんな時にこんなニュースが流れるんだもの、だから尚更信じたくないんです」
シノ「そうですね……何も無ければ良いのですが………」


ツキカゲ「ああ〜空が綺麗だな……美しい青空だ
  僕の料理を食べて喜んでくれる人が大勢いる…何だかとてもすがすがしい気分だよ!
  これも全部文佐衛門さんがいてくれたお陰だな……よし!帰ったらもっと美味しい蕎麦を作れるように頑張るぞー!!」
謎の料理人「ほう…あんたも料理すんのかい」
ツキカゲ「だ…誰だ…!?」
謎の料理人「おっと、警戒すんなって……通りすがりの、ただの料理人さ……俺の名はマサ 人呼んで闇包丁のマサってんだ」
ツキカゲ「闇包丁の…マサ…?」
マサ「あんた、自分の料理の腕に自信があるってんなら、いっちょ俺と勝負してみねェか?
  勝てばあんたの舎弟になってやる…ただし負けたらあんたの店の看板は貰って行くぜ
  どうだい?悪い話じゃねェだろう…?」
ツキカゲ「僕の舎弟に…!?う〜ん……最近僕とバウンシーちゃんだけじゃ手が足りなくて忙しいからな……
  弟子が1人増えるっていうのも、悪い話じゃないな…………
  よし!その勝負、受けて立ちますよ!その代わり僕が勝ったら僕の言う事、何でも聞いて貰いますからね!」
マサ「良いぜ 勝てたら…の話だがな…!」



バウンシー「あっ!ツッキーお帰りなs……ちょっと、誰なのその人達!?」
マサ「ちょいと邪魔するぜ、お嬢さん」
ツキカゲ「紹介します この人は料理人のマサさん そしてこの人達は料理の審査員の方々です
  今からマサさんと料理で勝負するんです 勝てば僕の舎弟になってくれるらしいんです!」
バウンシー「料理人……!?まさかその人……!
  駄目よツッキー!今すぐその勝負取り消して!その人は……!」
ツキカゲ「大丈夫ですよバウンシーちゃん 僕の料理がお客さんに大絶賛だって事、バウンシーちゃんが1番よく分かってるでしょ?
  大丈夫です 僕は絶対に勝ちます!だから応援しててください」
バウンシー「ツッキー……」
マサ「お客様に大絶賛ねぇ……ふーん成程……………
  …………見た所、ここは蕎麦屋みたいだな
  あんた、蕎麦作んのが得意みてェだし、勝負のお題は蕎麦でどうだ?」
ツキカゲ「良いですよ!望む所です!」
マサ「決まりだな…制限時間は30分、お互いの作った料理を審査員に評価して貰い、点数の高い方が勝ちだ!
  それじゃあ料理開始だ!」
ツキカゲ「よし!!勝ってみせます絶対に!!」


932 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 22:15

マサ「……30分経過だ 料理の方はバッチリかい?」
ツキカゲ「当然ですよ!今まで以上の最高傑作です」
マサ「最高傑作ねぇ……それじゃあお互いの料理を審査員に評価して貰うぜ
  まずは俺からだ」
ツキカゲ「………………………!」


審査員1「美味いザマス!なんて美味さザマス…!蕎麦の風味が口の中全体に広がるザマス!」
審査員2「つゆの出汁も美味しくて素晴らしいですわ!」
審査員3「程よい歯ごたえ!優しい風味、こんな素晴らしい蕎麦は今まで味わった事がない!」
審査員1「審査の結果は…………」
審査員全員「星 3 つ!!!」

ツキカゲ「凄い……!高評価だ………!」
マサ「感心している場合じゃねぇぜ?今度はあんたの番だ」
ツキカゲ「はい……!」
バウンシー「ツッキー………」

ツキカゲ(大丈夫……!マサさんが凄い料理人なのは分かったけど……
  でも蕎麦の作り方は僕の方が慣れている…!毎日毎日美味しい蕎麦を作ってお客さんに喜んで貰っている……
  蕎麦の腕は多分、マサさんよりも僕の方が上だ……!)

ツキカゲ「どうぞ……」

審査員1「うん……んん!?何ザマスかこの味は!?全く品が無いザマス!」
ツキカゲ「え…!?ええっ!?」
バウンシー「……!」
審査員2「ううっ…舌がおかしくなりそうですわ…!何て酷い味でしょう…こんな味にされるなんて、お蕎麦が可哀想ですわ……」
ツキカゲ「そんな…!どうして…!?」
審査員3「私達にこんな物を食わせるなんて……こんなレベルの低い料理人、今まで見た事がないわい!」
ツキカゲ「………………!」
バウンシー「ちょっと!でたらめ言わないで!貴方達、本当にツッキーの料理を食べたの!?」
審査員1「部外者は引っ込むザマス!」
審査員2「こんなお店、なくなった方が世の為ですわ!」
審査員3「全くだ!」
審査員1「審査の結果は…………」
審査員全員「星 0 点!!!」

ツキカゲ「そ……そんな………!?何で……!?」
バウンシー「…………!」
マサ「目に焼き付けとくんだな……こいつが現実って奴だ これがあんたの実力ってワケさ……
  あるいは、俺の蕎麦が美味すぎて、あんたの作った蕎麦が霞んじまっているのかも知れねェなあ
  ま、いずれにしてもあんたの蕎麦の味はその程度だったって事さ 話になんねェなあ………」
ツキカゲ「………………!」
マサ「あんた、自分で自分の蕎麦の事をお客さんに大絶賛の蕎麦だっつってたよなあ…
  そのお客さんに申し訳ねェと思わねェか?
  蕎麦を作った経験なら、多分俺よりあんたの方が上だ
  なのにあんたは俺に負けた……お客さんはこれを聞いたらどう思うだろうなあ?
  いい加減に蕎麦を作って俺達を騙してやがったのか!!このペテン師め!!そう言うに違いねェだろうなあ……
  お客さんも可哀想だぜ……実際は大した事のねェ蕎麦なのに、それに気付かず騙されちまったまま
  常連になった奴だっているかも知れねえんだからなあ………
  どのぐらい金巻き上げたんだ?ええ?ボロクソ叩かれる前に今すぐ全額返した方が良いんじゃねェか?その方が賢明だと俺は思うぜ」
ツキカゲ「………………………………………」
バウンシー「ちょっとあんた…!何様のつもりよ…!そこまで言う事無いんじゃないの…!?」
マサ「お嬢さん、店の看板は頂いて行くぜ……悪く思うなよ 勝負する時にそう約束したんだからよ
  まあそんなレベルじゃ、店なんて恥ずかしくて開けねェと思うけどな!
  看板もこんなマズい店に飾られるより俺に貰って行った方が嬉しいって言ってるぜ!それじゃああばよ!はははははははは!!」
ツキカゲ「………………………………」
バウンシー「ツッキー……」
ツキカゲ「バウンシーちゃん……ごめんよ……僕の所為で…バウンシーちゃんの店が……!」
バウンシー「大丈夫よ!看板なんて、後で作り直せばいいわ!あんな奴が言う事なんて気にしちゃ駄目よ!」
ツキカゲ「ごめん……もう僕には料理を作る気なんてないよ………僕の料理は…お客さんを騙していた悪い料理だったんだ…………
  そんな料理をお客さんに振舞うなんて……もう料理なんて出来ないよ………ごめん、バウンシーちゃん………」
バウンシー「ツッキー……!」

933 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 22:16

ダークソードナイト「今度は料理人の連中に目をつけたらしいな」
文佐衛門「闇包丁のマサ……経歴は一切不明、調理師免許も無し…だがその料理の腕はプロの味にも負けぬ程でござる
  その実力でプププランド中全ての料理店を潰し、プププランドから食文化を奪う……
  そうなれば自然とプププランドの活気も落ちぶれ、侵略が容易くなる……これが今回の作戦でござる」
ダークソードナイト「プププランドの活気なんてどうでも良い…問題は闇の忍び部隊だ
  そいつらの始末はどうする気だ?」
オロチ「それは君がやれば良いじゃないか 闇の忍び部隊の連中を1番恨めしく思っているのは君だろう?」
クチナワ「それとも、連中に負けるのが怖いのかえ…?」
ダークソードナイト「ふん…挑発のつもりか……私にその手の文句は通用せん
  貴様らに言われなくとも、奴らの首はこの私が獲るつもりだ……!」



シノ「えっ……!?ツキカゲさんが家出……!?まだ帰って来ていないって本当ですか!?」
バウンシー「後を追っても無駄だと思います……今は1人にして欲しいって………」
シノ「………そうですか……」
バウンシー「悔しい…!ツッキーがあんな酷い事を言われるなんて……!
  これからもっとお店が繁盛すると思っていたのに……!どうしてこんな…………!
  確かマサって名前だったかしらあの人……あの人ね、ツッキーに酷い事を言ったのよ………
  ツッキーの料理をこれでもかとばかりに貶して…挙句の果てにツッキーを詐欺師呼ばわりしたのよ!絶対に許せないわ!」
シノ「バウンシーさん………」



ツキカゲ「はあ…………上手く行ったと思っていたのに……最高の蕎麦だと思っていたのに…………
  やっぱり僕は何をやっても駄目だったんだ……………………………
  人が喜ぶ姿が見たかった………その一心で僕は今まで一生懸命頑張って来た………
  でもどれだけ努力しても、無理なものは無理だったんだな……………………
  僕の料理じゃ、本当に幸せを与える事なんて出来やしない……………」


文佐衛門「………………………………………」


ツキカゲ「……文佐衛門さんに何て言えばいいんだろう………」

文佐衛門「……!」

ツキカゲ「あんなに僕なんかの為に協力してくれてたのに…………
  文佐衛門さんが今まで協力してくれた事も全部、無駄になっちゃったんだ………
  こんな事、文佐衛門さんが知ったらどうしよう…………」


文佐衛門(プププランドを制圧すると為の任務とは言え、今回ばかりは、済まぬ事をしてしまったな…………)



文佐衛門「青年………」
ツキカゲ「ん……?あっ……!文佐衛門さん……!どうしてここに……!」
文佐衛門「いや、たまたま通りかかっただけでござる……それよりどうしたでござるか…?そのような暗い顔をして
  まるでお主では無いみたいでござるぞ」
ツキカゲ「文佐衛門さん……すみません……僕、店をやる自信が無くなったんです
  僕…ある料理人に負けてしまって……お前に店をやる資格なんて無いってはっきりと言われたんです………」
文佐衛門「…………………そうか………と言う事は、もうお主の蕎麦は食えぬのか………それは残念でござるな…………」
ツキカゲ「すみません………僕はもう……蕎麦屋を……」
文佐衛門「諦めるでござるか……?」
ツキカゲ「………はい……」
文佐衛門「………拙者は好きだったでござるぞ お主が作った蕎麦は……今まで食して来た蕎麦の中でも何より素晴らしかった
  それを二度と作らぬと申すのか……?それではあまりにも勿体なさ過ぎる………!」
ツキカゲ「文佐衛門さん……!」
文佐衛門「青年、かつての誇りを取り戻せ…!拙者が支援するでござる……今一度修行し直し、
  お主を負かせた料理人に一泡吹かせるでござる!さあ、共に参ろう」
ツキカゲ「文佐衛門さん………!はい!!僕、また頑張ってみようと思います!!よろしくお願いします!!」
文佐衛門「よくぞ言った、拙者の修業は厳しいでござるぞ」
ツキカゲ「絶対に弱音は吐きません…!どんな事があっても……僕は究極の蕎麦を極めて見せます……!」


  第弐拾玖話 もしも、プロが素人に負けたら 終


934 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 22:16

次  回  予  告

ナレーション「文佐衛門と二人三脚で蕎麦の腕を鍛える事となったツキカゲ
  一方シノ達は闇包丁のマサの素性を調べようとする
  果たして、ツキカゲの蕎麦は闇包丁のマサを負かす事が出来るのか
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第参拾話 ご期待ください


忍者大図鑑 其の弐拾玖

ナレーション「今回紹介するのは闇包丁のマサ 文佐衛門配下所属
  闇の料理人を自称し、調理師免許を持たないが、実力はプロ以上
  何人ものプロ料理人を負かして行った
  そんな奴を相手に、ツキカゲはリベンジ出来るか!?頑張れツッキー!」

ナレーションの声:デデデ大王


935 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/31(Mon) 20:13
右翼「デデデ陛下ばんざーい!ばんざーい!」

936 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/31(Mon) 21:11
集団的自衛権について

937 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/01(Tue) 08:58

シノ「おはようございます シノです 今回も陛下をゲストに加えてお送り致します
  簡単に言えば前回の続きです」
大王「簡単に言わんでも良くないか……?」

>>917-920>>922-924

ジュキッド「うーむ…………」
ツキカゲ「どうしたんですか?ジュキッドさん、さっきから考え込んで……」
タック「もしかして、奥さん怒らせてどう謝ろうか考えてはるんでっしゃろ?」
ジュキッド「違う!……実は前から言おうと思っていた事があったのだが、面倒な事になりかねないと思って言うのをやめたのだ」
シノ「何をですか……?」
ジュキッド「ああ……いや………やはり何でもない………」
タック「何や何や はっきり言ってくれんと、こっちもすっきりしまへんで」
ツキカゲ「そうですよ 僕達仲間じゃないですか!」
ジュキッド「この絵なんだが………」
シノ「絵……?」
ジュキッド「この絵の武器……何か見覚えは無いかと思ってな……」
シノ「あっ…!これって……!」
タック「風の忍び部隊の皆はんやないでっか!何でこんな絵が?」
ジュキッド「ある晩、旅の者が襲われたらしくてな、聞けばそいつらに襲われたと言っていたのだ」
タック「けど、風の忍び部隊の皆はんはとっくの昔に死んだやないでっか 死んだ人間がゾンビになって蘇ったって言うんでっか?」
ジュキッド「それは分からん……だが、嘘をついているようには思えんかった 実際、怪我もしていたしな」
大王「さっきから何だ風の忍び部隊とかって……闇の忍び部隊以外にも、忍び部隊は存在してたのか?」
シノ「はい……私達忍者にはそれぞれグループがあります
  闇の忍び部隊、風の忍び部隊以外にも様々な忍び部隊が存在していて、それらは皆、暗闇斎に管理されています」
大王「そうだったのか……それは知らなかったデ………」
ジュキッド「俺が思うに、死体を生き返らせ、それを意のままに操る事が出来る術を持つ者がいて、
  そいつが風の忍び部隊を操っていたのかもしれん……あれは禁術である為、とうの昔に廃止されていたのだと思ったのだがな……」
タック「もしかすると、また幻夢教からの刺客か……もしくはまた別の派閥かもしれまへんな」
シノ「今思い出したのですが、陛下そっくりの男………あの人と関係があるのかもしれません」
大王「え…?おれさまにそっくりの男…?そんな奴がいたのか?」
シノ「逃げられてしまいましたが……確かに陛下とうり二つ……のような気がしました
  幻夢教の刺客と違って、私達の命を狙うつもりではなかったようですが……」
タック「やっぱり幻夢教とは別の組織があるみたいでんな そしてその組織の連中に共通する部分は
  全員ある人物に似ていると言う事……気を付けた方が良いかもしれまへんで もしかしたらボクらのそっくりさんがいて、
  じつはとっくにすり替わっているのかも………」
ジュキッド「滅多な事を言うんじゃない!……とにかく、これから気を付ける事だ」
ツキカゲ「所で、旅の人って何で狙われたんでしょうか……?」
タック「そんなん簡単でっしゃろ たまたま近くにいたからやないでっか」
ジュキッド「そうかもしれん……だが、他に狙われる理由があったのかもしれん………」
シノ「それは………?」
ジュキッド「何も分からんが……俺の予感が正しければ、恐らく奴らの1番の狙いはシノ殿だろうな……これから先は気を付ける事だ」
シノ「はい……分かりました………」
大王「なんかよくわからんが、大変な事になってるみたいだな…………まあおれさまは下手に口出さない方が良さそうだな……」

938 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/01(Tue) 09:01

>>921

ツキカゲ「デラックス デカくてヤバい デスサイズ
  略してデデデ!どうですかこれ!?」
タック「イマイチやな……」
ツキカゲ「ガーン!!何でですか!?結構良いと思ったんですけど……
  地味に五七五になってるのがポイントなんですよ!」
タック「別にポイントなんて聞いとらんわ」
大王「何を話ているんだ…?」
シノ「陛下の名前であいうえお作文を作ろうと思ったらしいです」
大王「なんつーアホらしい事を……」
ジュキッド「ご心配召されるな いつもの事であります」
大王「余計に心配になってくるわ……本当に大丈夫なのか?このメンバーで……」

>>925

ツキカゲ「大変だ!プププランドに大黒龍ゼルディアスが蘇った!
  プププランドが漆黒の闇に包まれようとするその時、1人の男が立ち上がった!
  その名はデデデ大王!伝説の武器を手に、今、栄光なる戦いの冒険が始まるのだった!!
  ……って話を考えてみたんだけど、どうですか?」
タック「……微妙やな」
ツキカゲ「ガーン!!大黒龍の名前とか結構考えたんですよ!?3分くらい!」
タック「たった3分かい!こんな原稿見せられたら、ボクやったら5秒でボツにしまっせ!」
シノ「やっぱり陛下がゲストで来ると、色々ネタに出来て面白いですね」
大王「ネタにされるこっちの身としては、面白いと思う要素がどこにも見当たらないデ……」

>>928

シノ「……と、ここまでが殆ど陛下のネタですね 流石陛下…人気者ですね」
大王「ネタにされるこっちとしては、あんまり嬉しくないデ……
  っていうかこの台詞はアニメ版の台詞で、おれさまの台詞じゃないじゃねーか」
ツキカゲ「チェーンソーで木を沢山斬った気持ちは一言で表すとどんな感じでしたか?」
大王「だからおれさまじゃない言うとるだろーが!!」
タック「旦那の帽子の中身はカラかゾーイ?」
大王「絶対馬鹿にしてるだろお前」

939 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/01(Tue) 09:02

>>935

大王「何だかよくわからんが、ありがとうとでも言えば良いのだろうか……」
ツキカゲ「そりゃあそうですよ!だってこんなに祝って貰っているんですから!」
大王「そうか…?けど何か祝って貰っているって感じがしないんだよな……」
シノ「どうしてですか?」
大王「いや…何となくだデ 表面上では万歳って言ってるが、本心は何も思ってないかもしれないっていうかな……」
シノ「そんな事はないと思います 陛下は常にプププランドの人達の為を考えて行動しているから
  きっとそれを分かってくれる人は大勢いますよ」
大王「そうか……そう言ってくれると嬉しいが……」

>>936

大王「しゅ……集団的……?何だそれって……?」
タック「プププランドの王様でっしゃろ?政治関係の事なら何でも知ってはるんでっしゃろ?凄いなあ!」
ツキカゲ「何とかミクスの三本の矢についてどう思いますか!?」
ジュキッド「TPPについて、何か思う事はありませぬか?」
大王「お前ら絶対わざと難しい話にしようとしてるだろ!!いや……何ていうか……あれだろ…?
  国民皆で頑張って国を良くしようって奴だろ?最近不景気だの何だのって嘆く奴がいるらしいが、
  思っている程世の中は不景気なんかじゃなくて、そういうのは全部国民次第なんだデ
  時が解決してくれるのを待っていても良くなる事は無いって分かっているんなら、国の為に世界の為に何かしら行動を起こすもんだろ
  他力本願になって動こうとしないのは駄目だ!世の中の在り方とか全部他人任せにしていたら、
  何か不幸な事が起きた時、誰からも助けて貰えなくなるかもしれないだろ?
  国民1人1人が一丸となって世の中を変えてやるぐらいに思わないと景気なんか絶対良くならんデ!
  世界中1人1人皆が手と手を取り合って助け合う……これが本来の世界の在り方なんだデ!
  こういう事だろ?違うか?!」
タック「……何かよう分からんけど、凄い事言うてはるのは分かりましたわ いやあ流石大王様でんなあ」
ツキカゲ「僕もよく分からなかったけど、でも大王さんの言う事だからきっと正しい事ですよね!」
ジュキッド「国王はそのようにお考えか……確かに一理あるかもしれませんな」
シノ「素敵です、陛下」
大王「変に持ち上げるのやめてくれ……分からないなら分からないでいいじゃねーか……おれさまも適当に喋っただけだから…………」


シノ「というわけで、今回も陛下のゲストでお送り致しましたが、如何でしょうか?」
大王「久し振りに楽しかったデ またスレッドに戻りたいと思ったが、まだやる事があるから、復帰は当分先の話になりそうだな
  でもまたこうやって1回か2回ゲストとしてくる事もあるから、その時はよろしく頼むデ!」
シノ「次回からはまた普通通りに戻そうと思います 次回もまた会いましょう さよなら」

940 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/01(Tue) 21:30
大王様がダイエットしたらイケメンになるらしい

941 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/02(Wed) 23:55
大食技、ぶらりプププ道楽の話

グリーングリーンズで起きたあの「住民辻斬り事件」から数日が経った、ある日のこと。

…ベジタブルバレー渓谷地帯…

住民ブレードナイト「はぁ〜…今日も平和だなぁ」
住民ソードナイト「いやぁ全く。この辺は主だった物もないしなぁ」
ブレード「まあ、こんな場所に住むのなんて物好きしかいないな。いやぁ本当に何もな」

…ズズン!!ドゴォーン!!…

ソード「ッ!?な、何だぁ!?何の音だこれ!?」
ブレード「こんな渓谷地帯で…地震!?ど、どうしt」

ガラッ…

ブレード「…え?あ、ちょ落ちあああ…」

ドガラガラガラ…

ソード「…ぶ、ブレードぉぉ!!」

…ザッパーン…

ブレード「…ライダー助けて!溺れる!溺れる!!がぼぼ…」
ソード「…なんだ、無事だったか。しかし一体何が…」

渓谷に揺れ響く地震…その原因の場所では、二人の男が手合わせをしていた。

豪躙丸「…ぬぅうおおおお!!」
ズドォォオオン!!
内藤滅多之進「…ふっ!」
シュパァアアン!!
豪躙丸「うぉっ!?…お主、なかなかやるでごわすな!!
流石は「漆黒党」の中でも最高の実力と言われるだけのことはあるでごわす!!」
滅多之進「貴殿もな…攻撃力、防御力は勿論のこと、その身なりから繰り出される攻撃の速さ…侮り難い」
豪躙丸「何のこれしき!ワシは本当の実力を見せてないでごわすよ!!まだまだこれからでごわす!!」
滅多之進「…それは楽しみだ。もとより手加減は無用…全力で来い!」
豪躙丸「応!いくでごわす!!驀震流・奥義!猛進激滅拳!!せいやあああ!!」
ズシンッッ!!…ズゴゴォオオン!!!
滅多之進「むっ!…(「驀震流(ばくしんりゅう)」…前進制圧を主体にした超・攻撃的流派か…)」
豪躙丸「そぅれ、どんどんいくでごわすよ!!そりゃそりゃそりゃあ!!」
シュバ!シュバ!シュバ!シュバ!
滅多之進「ぬっ!はっ!ふんっ!」
キン!キキン!ガキィィン!!
滅多之進(…やはり、一撃一撃が…重い!)
豪躙丸「(…何と、ワシの拳を刀で捌くとは!!)…まだまだぁ!!」

…一時間後…

滅多之進「…ふむ、今日はここまでにしておくか」
豪躙丸「む?ワシはまだまだいけるでごわすよ」
滅多之進「貴殿…まさか私たちの目的を忘れたわけではあるまいな?」
豪躙丸「目的…?」
滅多之進「…闇の忍び部隊の力量調査のことだ」
豪躙丸「…おお、そうだったでごわすな!!お主との戦いに夢中で
すっかり忘れていたでごわす!!わはははは!!」
滅多之進「…全く、貴殿は…(…この男はいつもこんな感じなのか?初対面は確か…)」

…それは二人が奇跡の出会いを果たした翌日にまで遡る。

豪躙丸「…ん、んん……」
滅多之進「目を覚ましたか…大丈夫か?」
豪躙丸「…こ、ここは…一体…?」
滅多之進「ここか?ここは「ベジタブルバレー」だ」
豪躙丸「ベジタブ…プププランドではないのでごわすか?」
滅多之進「プププランドはここからもう少し先だ…で、だ。一つ質問に答えてもらおう」
豪躙丸「む、何でごわすか?」
滅多之進「…お主の名前を聞かせてもらいたい。場合によっては手合わせ願おう」
豪躙丸「手合わせ…?手合わせなら大歓迎でごわす!!では早速…」
滅多之進「…いや、だからお主の名をだな…」
豪躙丸「ワシの名か?ワシは豪躙丸!見ての通り怪しい者ではないでごわす!!」
滅多之進「…そうか(怪しくないとか自分で言うか…だが、確かに闇の忍び部隊ではないようだ。
どうやら、警戒する必要はなかったな…)」
豪躙丸「ところで…お主はもしや、「内藤滅多之進」殿でごわすか?」
滅多之進「!…まさか、お主…」
豪躙丸「…やはりそうだったでごわすか!!いや、実は「獄門斎」殿からお主が請け負った
闇の忍び部隊の各々の実力を確かめる仕事の手伝いを頼まれたのでごわすよ!!」
滅多之進「…成程、同じ漆黒党の幹部か。それで、こうして…(…いや、待てよ?確か私の記憶では漆黒党の幹部は五人だったはず…
…もしや、誰か抜けたのか?それに、どうして昨晩はあんなトコで寝てたんだ?)…豪躙丸?殿といったか…貴殿は何z」
豪躙丸「では、自己紹介も終わったことだし手合わせするでごわす!!」
滅多之進「…いや、まだ話は…」
豪躙丸「さあ!いつでもいいでごわすよ!!」
滅多之進「………」

942 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/02(Wed) 23:56
…そんなわけで、なんやかんやあって現在に至る。

滅多之進「…ところで、豪躙丸殿。そろそろ小腹でも空かんか?」
豪躙丸「おお!そういえばお腹ぺこぺこでごわす!!」
滅多之進「…実はプププランドに美味しい蕎麦屋があるんだが…」
豪躙丸「いいでごわすね!!ワシは蕎麦が大好物でごわす!!」
滅多之進「う、うむ…では、そこに行こう」

…そして、昼過ぎのプププランド。

「はぁい、いらっしゃいませ〜!!…はい!ではこちらへどうぞ!!
さ〜て、今日も商売繁盛!…って、あれ?あなたは確か…」
滅多之進「久方ぶりだな。元気そうで何よりだ」
「…やっぱり!この間のお侍さん!!お久しぶりです!!」
滅多之進「すまない、約束した日から随分と過ぎてしまったな」
「いえいえ、お気になさらずに!!今日もお一人ですか?」
滅多之進「ん?あ、いや。実は今日は友人を連れてきたのだ。ほら」
豪躙丸「おう!ワシの名は豪躙丸!!この滅多之進殿から美味い蕎麦屋があると聞いてな!
是非とも食べてみたく思い、こうしてやってきたわけでごわす!!宜しく頼もーう!!」
「わ、わ。はは…凄く元気な方ですね」
滅多之進「う、うむ…まあ、そういうことだ。…で、今日は大丈夫かな?そろそろ入りたいのだが」
「あっ!はい勿論です!!では二名様ご案内しま〜す!!」

…がやがや…わいわい…

豪躙丸「おお〜!結構賑わってるでごわすねぇ!」
滅多之進「うむ、前来た時よりも人が多いな」

「…ほんまにTKKGくんの料理…最高やな!」
「…うん、おいしい!良かったぁ、月影蕎麦頼んで(震え声)」

豪躙丸「滅多之進殿の言うとおり、評判みたいでごわすな!」
滅多之進「うむ、しかし私は「月影蕎麦」をまだ食べたことがないからな。
一体どんな蕎麦…ん?(…「ツキカゲ」?…!!)」
豪躙丸「う〜む、ワシも是非あの「月影蕎麦」を食べてみたいでごわす!
よし!では滅多之進殿も…」
滅多之進(…まさか、この店に闇の忍び部隊がいるのか?
…しかし、あの男…確かトライデント?と言ったか…が、ここで働いているとは…いや、しかし…)
豪躙丸「…滅多之進殿!!」
滅多之進「…はっ!?…あ、いや…どうした?」
豪躙丸「ワシは「月影蕎麦」にするが…お主は何を頼むでごわすか?」
滅多之進「…うむ、では私も月影蕎麦にするか(…まあ、顔を見るまではまだ何とも言えんか)」
豪躙丸「よし、承った!とりあえずまずは4杯頼むでごわす!!もし!もし!!」
滅多之進「え。ちょ、おま」

……

「…ツッキーちゃん!月影蕎麦4杯注文入ったよ!」
「4杯も!?へぇ〜、そんなに食べる人がいたんだなぁ…」
「ほら!この前、私が話したお侍さん!その人が今度は連れの人と来てるんだって!!」
「そうなんだ…じゃあ、僕も頑張って作らないとね(…もしかして、例の侍かな?でも4杯も食べたっけ?)」

……

「…よし、2杯はできた…と」
「あ!できたのね、ツッキーちゃん」
「うん、とりあえずこの2杯持ってって。残りもすぐ作るから」
「分かったわ!」
(…やっぱり気になるなぁ、今日来たっていう侍。連れの人もいるというし…作った料理を出すがてら会ってみようかな)
「…ツッキーちゃん!」
「ん?どうしたの?」
「お侍さん達から追加の注文が入ったの!」
「…え?追加って…まさか、もう食べ終わっちゃったの?」
「うん、それはもう目にも止まらない早さで…とにかく凄かったわ!」
「え?…え?」
「それで追加の注文なんだけど…月影蕎麦10杯、すぐに作って!!」
「………ええええええ!?」

943 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/02(Wed) 23:59
…ざわ…ざわ…

「…お、おい。何だよあいつら…どれだけ食べるんだ…?」
「もう、二人合わせて30杯は食べてるぞ…」

豪躙丸「う〜む…ずるっ…この…月影蕎麦…ずるるる…本当に美味い!!
食べれば食べるほど…深みが増して…ズズズ…最高でごわす!!あ、おかわりでごわす」
「…は、はい!」
滅多之進「…ずずっ…まったく貴殿は…ずるる…よくそんな…ずるっ…入るな…
だが…同感だ…ズズズズ…ふぅ、これは美味い。あ、私もおかわり頼む」
「…え、あ…はい!」
滅多之進「…ところで、貴殿はこのプププランドのことは知っているのか?
何処に何があるのかとか、な」
豪躙丸「いや…恥ずかしながら、プププランドへ来たのは今回が初めてで…
そこら辺は全く分からんでごわす」
滅多之進「そうか…ならば目的を果たすのは勿論、プププランドのことも教えておかなければな」
豪躙丸「あい、分かった!是非ともご教示願うでごわす!」
滅多之進「うむ、こちらもよろしく頼む」
「…はい、こちら月影蕎麦でーす!!」
豪躙丸「お、来たでごわすな」
滅多之進「…とりあえず、後のことは食事を済ませてから考えるとしよう」
「えーと、これで合わせて…さ、36杯!?食べすぎですよ、お二人さん!!」
豪躙丸「ん?そうでごわすか?まだ腹の半分も満たされてないでごわすが…」
滅多之進「私も…まだまだいけるな」
「」

…それから、数十分後…

滅多之進「…では、私たちはこれで…」
「…は、はい!あ…ありがとうございました〜!!また来てくださいね!」

滅多之進「…ふぅ〜食べた食べた。あまりに美味かったものだからつい、食べ過ぎてしまったな」
豪躙丸「ワシは腹八分目くらいでごわす。しかし、本当に美味かったごわすな!また来るでごわす!!」
滅多之進「うむ、そうだな…(…そういえば、「ツキカゲ」の顔を確認してなかったな。
…仕方ない、次の機会にするか。…に、しても…)」
豪躙丸「さーて、では早速プププランドの案内!…と、闇の忍び部隊探しをするでごわす!」
滅多之進「…ああ、そうしよう…(あえて、話題にはしなかったものの…果たしてこの男は「ツキカゲ」に気づいたのだろうか…)」

…そして、さっきの蕎麦屋では…

「ツッキーちゃん!お侍さん達は帰ったわよ!!本当にお疲れさ…ま…
つ、ツッキーちゃん!大丈夫!?」
「…ははっ…燃え尽きた…燃え尽きたよ…真っ白な灰に…」
「…し、しっかりしてツッキーちゃん!!さっきのお侍さん達…確か名前は…
滅多之進さんと豪躙丸さん!!あの二人はもう帰ったわ!!」
「滅多之進さんと…豪躙丸さん…ね…へー、そうなの…」
「…い…いけない!一時間に70杯も作ったせいで、
ツッキーちゃんが完全に燃え尽きちゃってる!!お願い、しっかりして!!」
「…僕、もう…駄目…みたい…」
…バタッ…
「つ…ツッキーちゃん!?ツッキーちゃあああん!!」

…その日、その蕎麦屋は予定の時間より早めに閉店したという…。


944 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/03(Thu) 00:19
…あ、ツッキー「ちゃん」じゃないのか。間違えたでごわす。
何度も話読んでるのに、どうも間違えるなぁ…。
あ、あと次からはいよいよ忍び部隊が狙われます。ご注意を…

945 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/03(Thu) 21:54
マジカルバナナやろうぜ!

946 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/03(Thu) 23:47
チョコバナナ、売るよ

947 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/04(Fri) 23:54
シャドーカービィ!!ダークメタナイト!!ブラックデデデ!!

三位一体攻撃で相手の息の根を止めろ!!

948 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/05(Sat) 00:49
アドレーヌの子分はおバカばかり

アドレーヌ オールラウンドな女版マリオ、頼れる
カービィ おバカ
グーイ おバカ
リボン おバカ

女とゆるキャラのコンビまたはチームって、昔からの鉄板だねw

アドレーヌ戻ってこないかな…

949 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/06(Sun) 07:44
信じてれば戻ってくるよ…多分。

950 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/06(Sun) 21:01
950だ
いよいよゴールが見えてきたな

951 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/06(Sun) 22:25
なんだかんだで12スレ消化してるんだから本当すげえ。

952 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/08(Tue) 11:02

シノ「おはようございます シノです
  9月になってから、お祭りの方の書き込みに返事を書いていましたが、
  お祭りは書き込み数が多くて返事を返すのが大変なので、
  週に1回ぐらいの割合しかこのスレッドに来られない可能性があります
  ある程度書き込みがたまったらまとめて返す事にします
  というわけで、本日は闇の忍び部隊5人全員で質問を返します」
ツキカゲ「サスケさんは質問返すの久し振りですね」
サスケ「まあな……ここの所、花火作りばっかやっていたからな」
タック「サスケ兄はんの花火、見事やったなあ」
サスケ「本当なら、てめェも夜空の花火として打ち上げてやりたかったが
  花火の質が下がると思ったからな 結局生かしておく事にしたぜ」
タック「いやあ……早速冗談が過ぎまっせ…兄はん」
サスケ「冗談じゃねェぜ 俺は本気だ
  また変な真似したらぶっ飛ばすから覚えていろよ」
タック「ひいい鬼やなぁ…」
ジュキッド「雑談はその辺にして、早く始めようではないか」
シノ「そうですね それでは始めましょう」

>>940

シノ「陛下が痩せたら………
  想像出来ないですね…………
  むしろ陛下は、あのふくよかな体がよく似合っているのに………」
タック「シノ姐はん、それは旦那を褒めているのか貶しているのかどっちなんでっか?」
シノ「勿論褒めていますよ」
タック「ホンマかいな……?」
ツキカゲ「スマブラの時とかも思ったけど、デデデ大王さんって少し痩せて動きも素早くなったら
  絶対最強ですよね なんか勿体ないなあ………」
ジュキッド「重量のお陰で斃されにくいという利点もある 痩せれば確かに身軽になるだろうが
  身軽な分、不利な点もいくつかある 一概に痩せた方が良いとは言えんのだ」
ツキカゲ「そうか………そうですよね………」

>>941-942

ツキカゲ「それにしても、昨日は大変でしたね……」
シノ「どうかしたんですか?」
ツキカゲ「あ…いや……実はですね、昨日、大食らいお客さんが来たみたいで、
  どれぐらい蕎麦を作ったか覚えていないですが、多分80杯ぐらいですかね……
  とにかく目が回るぐらい忙しかったんですよ」
タック「何やそういう事でっか でもまあそのお陰で繁盛出来たんなら良えやないでっか」
ツキカゲ「それもそうなんですけどね……それにしても食べ過ぎだよなあ……」
サスケ「坊主、てめェはそいつの顔を見たのか?」
ツキカゲ「いえ…見てないですけど、それがどうかしたんですか?」
サスケ「俺の思い込みかもしれんがな、そいつらに気を付けた方が良いだろう」
シノ「もしかして、風の忍び部隊を操っている刺客と何か関係が……」
サスケ「それは知らねェが、とにかく気を付けた方が良いだろう
  そういや俺の所にも、前に変な三日月の兜を被った妙な野郎が来た事があった
  恐らくそいつの可能性がある」
タック「ボクもそいつになら会った事がありまっせ 誰かに狙われていたみたいで、体に傷を負っていて
  地雷矢の旦那の道場から包帯やら何やら拝借させて貰いましたわ」
ジュキッド「お前……いつの間に………」
サスケ「狙いは何なのか分からねェし、何故俺達に付き纏うのか分からねェが、
  これから先、気を付けた方が良いぜ 特に坊主、てめェはな」
ツキカゲ「大丈夫ですよ!僕には雷神手裏剣っていうとっておきの必殺技がありますからね!
  手裏剣も百発百中!負ける気しないですよ!」
サスケ「慢心するなよ その油断が敗北を生み出す やはりお前1人にさせておくとどうなるか分かったもんじゃねえな
  シノ、お前は常に坊主の近くにいろ 離れても半径5m以内だ くれぐれも坊主から目を離すなよ」
シノ「はい……分かりました」
サスケ「泥棒猫、お前も気を付けろよ 武器を持たねえお前が何かあった時1番危険だ」
タック「大丈夫大丈夫!自分の身は自分で守れますさかい、心配要りまへんわ」
サスケ「とにかく、俺達を嗅ぎまわっている妙な野郎を見掛けたら、すぐに知らせろ 良いな」
ジュキッド「ああ……分かった」
シノ「分かりました」
ツキカゲ「よーし、何か燃えてきたなあ……!」

953 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/08(Tue) 11:03

>>945

サスケ「断る 誰がそんなもんやるか」
タック「まあ良えやないでっかそないに怒らんでも
  ここはやってあげまひょ」
サスケ「チッ…しょうがねえな………」
シノ「ではやりましょう マジカルバナナ
  バナナと言ったら黄色」
ジュキッド「黄色と言ったら色」
タック「色と言ったら視覚」
サスケ「視覚と言ったら五感」
ツキカゲ「五感と言ったら味覚」
シノ「味覚と言ったら甘い」
ジュキッド「甘いと言ったら」
サスケ「ちょっと待て」
タック「何でっかサスケ兄はん」
サスケ「これはいつまで続ければ良いんだ?」
タック「そりゃあ誰かが負けるまででっしゃろ」
サスケ「つまり誰かが負けない限り永遠に続くってことだろ 良いのかこれで」
ツキカゲ「そう言われると………でも面白いから続けましょうよ」
シノ「そうですね ではジュキッドさん、続きをどうぞ」
ジュキッド「ああ……甘いと言ったら砂糖」
タック「砂糖と言ったら白い」


ナレーション「こうして、マジカルバナナは10時間以上やった所でようやく終わった
  理由は、いつまで経っても負ける者が出ないからという事だそうな……」

>>946

タック「わーいチョコバナナやー!頂きー!」
ツキカゲ「あっ!先にずるいですよ!1人で多く取らないでくださいよ!」
タック「分かってますって じゃあボクは3本貰いや」
ツキカゲ「取り過ぎじゃないですか!!」
タック「良えやないでっか 全部で30本ありまっせ」
ツキカゲ「数量に余裕があるとかそういう意味じゃありませんよ!返してください!」
タック「何でやねん!何で返さなあかんねん!あっ!もう駄目や!口つけてしまったさかい」
ツキカゲ「タックさんの馬鹿ーーー!!馬鹿じゃない、カバですあんたは!カバ!!カバ!!」

サスケ「ったく、これだから餓鬼は好きじゃねえんだ……」
シノ「こういうやり取り、私は好きですよ」
ジュキッド「仲が良いのか悪いのか……」

>>947

タック「何ぃ…?三位一体攻撃やったらボクらやって…行くでツッキー!」
ツキカゲ「はい!タックさん!!」
タック「行くで!三位一体攻撃……って1人足りないやないでっか!」
ツキカゲ「本当だ!サスケさん!」
サスケ「何で俺がてめェらの遊びに付き合わなきゃいけねえんだ 断る、他を当たれ」
ツキカゲ「じゃあジュキッドさん!」
ジュキッド「いや……俺も何かな………」
ツキカゲ「シノさん!お願いします!」
シノ「サスケさんもジュキッドさんも断ると仰るなら、私しかないでしょうね………
  では参ります!三位!!」
ツキカゲ&タック「一体攻撃!!」

サスケ「……で、奴らは一体何と戦っているんだ…?」
ジュキッド「さあな……」

>>948

サスケ「それって俺達の事も指しているのか…!?」
  人をおちょくるとぶっ飛ばすぞ………!」
タック「いやいや落ち着いて落ち着いて!誰もそないな事言ってないやないでっか!」
ツキカゲ「こうじゃないですか

  シノさん…先陣を切って敵陣をかき乱す我らの頼れるリーダー
  サスケさん…非情な厳しさの中に熱い情熱、孤高のスナイパー
  ツキカゲ…手裏剣を持たせれば右に出るものなし!100年に1度の天才にして最強の忍者!
  タックさん…おバカ
  ジュキッドさん…チームのご意見番 プププランド界の中村主水 とても頼りになる

  どうですか?」
タック「却下!何でボクだけおバカなんや!おバカはむしろあんたの方でっしゃろ!?
  ボクはこうや
  タック…諜報から盗みまで何でもござれ オールラウンドに活躍する天才忍者
  うーん……ボクの魅力は一言で語るのは難しいなあ……」
ツキカゲ「どこがオールラウンドですか!こうなったら、どっちがおバカか決めましょう!」
タック「上等やないでっか!来いやツッキー!!」

ジュキッド「何やってんだか………」
サスケ「どっちもどっちって奴だな、あれは」
シノ「もう少し落ち着いてくれたら良いんですけどね……」


954 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/08(Tue) 11:04

>>950

ツキカゲ「もう950か……ここまで来るのに結構時間かかったなあ……!」
タック「このスレが出来たんは2013年の時やから、もう2年ぐらいになろうとしているんやなあ」
ジュキッド「恐らく、俺達以外にキャラハンがいないのが原因だろう
  過去のスレッドを覗いてみたが、キャラハンの数が多ければ多い方がそれだけ終わるのが早かった」
シノ「今月か来月には終わるかもしれないですね…名無しさんだけでなく、キャラハンさんも増えて欲しい所です」
ツキカゲ「原作は勿論ですが、オリキャラも勿論OK!僕達だってオリキャラみたいなものですからね」
タック「一応、それぞれのキャラ性格にはモデルがいるんやけどな ちなみにボクは市丸ギンや」
ツキカゲ「嘘だ!!それは絶対嘘だ!!全然似てないです!!」
タック「ツッキーに言われると、何かカチンと来るなあ……」
シノ「12代目スレッドも、いよいよラストスパートです 最後までどうかお付き合いください」


>>951

シノ「これだけ長く続けていれば、それだけスレッドも多く消化します
  長く続けられたのは、何度も申した事がありますが、名無しさん達の支えがあったからこそです
  どんな事があっても、見捨てずにいてくださる方が1人でももしいましたら、私はそれを幸せに思います
  これからも応援よろしくお願いします」
ツキカゲ「本当にこのまま20周年行っちゃいましょうか!」
タック「10ちゃっとの容量が一杯にならないか心配やけどな
  それとも、まだまだ全然余裕なんやろうか」
ジュキッド「限界まで挑むのも面白いだろう 続けられそうな限りは続けてみようではないか」
サスケ「俺はシノや坊主と違って頻繁に来られる方じゃねえが、続ける事は悪くねえんじゃねえか」
シノ「月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜も、いよいよ中盤に入ろうとしています
  そちらの方もどうかお見逃しなく
  同時進行で熱闘!氷上血戦編も公開します
  そちらの方は短編で考えていますので、出来るだけ早く終わらせたいですね
  それでは本日はここまでと致します
  次回もまた会いましょう さよなら」

955 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/08(Tue) 19:53
カービィに続いてねんどろいど化されたい人ー?

956 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/08(Tue) 20:18
風邪ひいちまったぜ!

957 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/08(Tue) 23:22
あと少し頑張れよ!

958 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/08(Tue) 23:59
文佐衛門さんとももう少しでお別れか…
果たしてどんな最後になるのやら…

959 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/10(Thu) 18:52

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


ツキカゲ「…………どうですか……?」
文佐衛門「………駄目だ 拙者が美味いと思った蕎麦はそのような味では無かった
  もう一度作り直しだ」
ツキカゲ「…………………………」
文佐衛門「……どうした?拙者は作り直せと言ったのだ その声が聞こえなかったのか?」
ツキカゲ「………すみません……作り直します………」

文佐衛門(拙者が青年の蕎麦を台無しにしてしまった………その責任だけは取らねばなるまい…………
  頑張るのだ………青年…………!)



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第参拾話 もしも、料理人が嘘つきだったら

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走(>>536-539)
  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦(>>546-549)
  第拾参話 逆襲技、闇の忍者捕獲作戦(>>571-574)
  第拾肆話 逆転技、闇の忍者救出作戦(>>587-590)
  第拾伍話 捨て身技、憤怒の将軍最終決着(>>602-606)
  第拾陸話 散り技、命懸けの鬼退治(>>616-619)
  第拾漆話 慕情技、夜空の打ち上げ花火(>>623-630)
  第拾捌話 良縁技、怒りの手裏剣投げ(>>646-652)
  第拾玖話 もしも、尺八で植物が枯れ果てたら(>>676-680)
  第弐拾話 もしも、植物が蘇る水があったら(>>693-696)
  第弐拾壱話 もしも、電気を自在に操れたら(>>701-704)
  第弐拾弐話 もしも、仲間の処刑を命じられたら(>>709-714)
  第弐拾参話 もしも、お酒が心を支配したら(>>725-730)
  第弐拾肆話 もしも、飲酒で世界が救えたら(>>739-743)
  第弐拾伍話 もしも、怨みの力が恐ろしく強かったら(>>749-753)
  第弐拾陸話 もしも、逆転のチャンスがあったら(>>759-763)
  第弐拾漆話 もしも、無料で食べ放題の料理店があったら(>>778-783)
  第弐拾捌話 もしも、太ってしまったら(>>895-899)
  第弐拾玖話 もしも、プロが素人に負けたら(>>930-934)


960 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/10(Thu) 18:55

ジュキッド「闇包丁のマサ………」
タック「そいつなら知ってまっせ 巷で闇の料理人と噂になった男や
  調理師免許は持ってへんけど、その腕はプロ以上 その腕前で数々の料理人を負かして来た
  しかし、恐ろしいのはそこやない 奴はプロの心なんて平気でへし折ってまうんですわ
  奴は精神攻撃で人のプライドを傷つける事を最も得意とし、その口先で数々の料理人を廃人にし、再起不能に追い込んでしまうんや」
サスケ「坊主はそんな奴に戦いを挑んだってわけか………また厄介な話だな」
シノ「あと、気になる話が一つあるんです……」
ジュキッド「何だ?気になる話というのは………」
シノ「審査員です」
サスケ「審査員…?それがどうしたんだ」
シノ「バウンシーさんが仰るには、闇包丁のマサという人は審査員を3人程連れて来たそうなんです
  もしかしたらその審査員達、マサって人と手を組んでいて、わざとツキカゲさんの蕎麦を悪く言うように仕向けていたかもしれません……」
サスケ「そうか……もしそれが本当だとして、その証拠はどこにあるんだ?」
シノ「それは…………」
タック「けど、ツッキーの蕎麦は店に来た人全員が気に入ってはりまっせ
  ツッキーの蕎麦を悪く言うた奴は今まで見た事ありまへんわ
  もしかしたら本当にその審査員達と闇包丁のマサはグルだった可能性が高いかもしれまへんで」
サスケ「よし、俺達で闇包丁のマサを捜し出すか……」
タック「そうしまひょか」
ジュキッド「応」
シノ「待ってください 私も行きます」
サスケ「お前は坊主の行方を捜すのが先だ 闇包丁のマサは俺達に任せろ」
シノ「………分かりました……では、お願いします」



文佐衛門「………どうした 手が止まっているぞ」
ツキカゲ「文左衛門さん………もう休みましょう……これ以上はもう無理です…………」
文佐衛門「駄目だ 休む時間は無い……こうしている間にも、お主の蕎麦を楽しみにしている者がお主の蕎麦を待っているかもしれんのだぞ
  この蕎麦も不合格だ 今すぐ作り直せ」
ツキカゲ「そんな事言われたって無理ですよ…!もう僕には蕎麦を作る気力なんて……!」
文佐衛門「思い出すでござる……お主がどのような気持ちで蕎麦を作っていたか……どのような思いで客を満足にして来たか………
  料理は気持ちが大切でござる………気持ちが込められていない料理など、客を満足させる事は出来ん…!」
ツキカゲ「気持ち………!そうだ……僕はお客さんに喜んで貰いたくて蕎麦を作ったんだ………!お客さんの喜ぶ顔が見たくて………!
  文左衛門さん、ありがとうございます!もう一度、美味しい蕎麦が作れそうです…!」
文佐衛門「そうだ、その調子だ それが青年の本来の心だ」
ツキカゲ「はい!!」



闇包丁のマサ「さあて次はどこの料理店を潰してやろうか…………
  それにしても、この辺の料理人ってのは大した事無ェ奴が多いもんだぜ
  ちょっと悪く言っただけで料理が出来なくなるなんてな、どいつもこいつも料理をその程度でしか考えてないって事だな
  だが、ここまで料理人共のプライドを傷つける事が出来たのも、あんたらがいたからかもなあ
  改めて例を言うぜ」
審査員1「何を仰いますか 全てマサ様に救われた恩でございます」
審査員2「島送りにされて、生きる希望も無かった私達を救ってくださったのは、他でもないマサ様ですわ」
審査員3「例えマサ様の為ならば、マサ様の不味い料理など、喜んで食べ尽しますぞ」
闇包丁のマサ「不味いとは言ってくれるじゃねェか……まあ良い 次の標的を探しに行くぞ」
審査員達「はっ!」


タック(……やはりそういう事やったんかい…!)

闇包丁のマサ「…………そこかっ!!」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

タック(ひっ……!)

審査員1「どうしたのでございますか…?」
闇包丁のマサ「ああ……天井裏にどうやら侵入者がいるみてェだ……」

タック「ニャ…ニャ〜〜オ(裏声)」

審査員3「何を仰るかと思いましたら……天井裏に潜んでいるのは猫ではありませんか」
闇包丁のマサ「そうか……だったら気にする事も無ェな」

タック(あ…危なかった………!)



ジュキッド「………おい、奴ら、小屋を出て行ったぞ」
サスケ「どこへ行くつもりだ…?」
タック「サスケ兄はん、地雷矢の旦那
  奴ら、次の標的を探しに行きましたで」
ジュキッド「何だと!?」
サスケ「追いかけるぞ」
ジュキッド「応」


961 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/10(Thu) 18:57

文佐衛門「………………………………」
ツキカゲ「……ど…どうですか……?」
文佐衛門「………合格だ…」
ツキカゲ「ほ…本当ですか!?」
文佐衛門「拙者がいつも楽しみにしていた味でござる……いや、今回のはその味をも上回っている
  まさに絶品の料理でござるな」
ツキカゲ「あ…ありがとうございます!!」

シノ「ツキカゲさん!」
ツキカゲ「あっ…!シノさん…どうしてここに…?」
シノ「それはこっちの台詞です 随分捜しましたよ」
文佐衛門「済まぬ……拙者がここまで連れて来たのでござる」
シノ「文佐衛門さん……!」
ツキカゲ「文佐衛門さんのお陰でもう一度蕎麦を作る事が出来るようになりました……」
シノ「そうだったんですか……何てお礼を言えば良いか……」
文佐衛門「いや、礼には及ばぬでござる……いつも世話になっている、その礼でござる
  では、拙者はこれにて失礼するでござる………料理を作る時の気持ち……忘れてはならぬでござるよ」
ツキカゲ「はい……!ありがとうございました……!!」
シノ「ツキカゲさん………これでまた蕎麦屋を……」
ツキカゲ「シノさん……僕、もう一度マサさんと戦います……そして勝ちます……」
シノ「ツキカゲさん…!それは駄目です…!闇包丁のマサは……!」
ツキカゲ「行かせてください……!どうしても決着をつけたいんです……!僕はお客さんを騙してなんかいない……!
  僕はお客さんを喜ばせたい…その気持ちだけで料理を作っている……その気持ちに嘘や偽りが無いって事をマサさんに教えたいんです………!」
シノ「ツキカゲさん………!」



闇包丁のマサ「あそこの焼肉定食屋なんてどうだ?」
審査員2「良いですわね 私も丁度焼肉が食べたかった所だったのですわ」
審査員3「では、あの店で決まりですな」
審査員1「待って!店の前に誰か立っているザマス!」
闇包丁のマサ「ん……!?あいつは……!?」

ツキカゲ「マサさん……待ってましたよ……!」
闇包丁のマサ「お前……!何で俺がここに来る事を……!」
ツキカゲ「何となくですよ……ここで待っていれば、きっと会えるかもって思ってました……
  マサさん……もう一度僕と勝負してください……そして僕が勝ったら、僕に言った事を全て撤回してください」
闇包丁のマサ「……………………」
審査員2「どう致しますの?」
闇包丁のマサ「……良いぜ、その勝負受けて立った ま、何度やっても同じ事だと思うがな」
ツキカゲ「同じじゃありません!僕は貴方に勝って見せます!絶対に…!」
闇包丁のマサ(絶対に……か………こいつ……こんなに思ったより早く立ち直るとは…一体何をしやがった……!?
  あそこまで奴の精神を傷つけたってのに、どこにそんな自信が……!?まあ良い……俺は闇包丁のマサ
  奴の自信なんざ、何度でもへし折ってやるぜ………!)


シノ「バウンシーさん、こっちです!」
バウンシー「あっ……!ツッキー!!」
シノ「バウンシーさん……ツキカゲさんは本気で闇包丁のマサに戦いを挑むつもりです……」
バウンシー「そんな……もしまた負けたら……!」
シノ「大丈夫です……ツキカゲさんを信じましょう……見てください、ツキカゲさんの真剣な眼を………
  ツキカゲさんは、この勝負に全てを賭けようとしているんです…………」
バウンシー「ツッキー………」

闇包丁のマサ「……時間終了だ 蕎麦は完成したか?」
ツキカゲ「勿論です!これが僕の自信作です…!」
闇包丁のマサ「自信作ねえ………」
闇包丁のマサ(馬鹿な奴だ……自信作なんざ何度作っても評価は同じだ………
  お前が負け、俺が勝つ……シナリオは最初から作られてんだ………
  お前が俺に勝つ事なんざ、万に一つもありはしねぇんだよ……!
  これで今度こそこいつの精神を二度と立ち直れねェようにしてやる………!)


962 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/10(Thu) 19:00

ツキカゲ「審査員の皆さん、是非召し上がってください……これが僕の……全身全霊をかけた蕎麦です……!」

審査員達「………………………………」

闇包丁のマサ(さあ今だ……奴の精神が崩れ去るまで後………)

審査員1「美味いザマス!!こんな美味しい蕎麦、今まで味わった事がないザマス!!」

闇包丁のマサ「なっ……何っ!?」

審査員2「香ばしい風味が口の中に響き渡って……まさに神々が奏でる絶妙なシンフォニーですわ!」
審査員3「うむ……これまでの人生の中でもこれはトップクラスの絶品料理!非の打ち所等どこにもありはせん!」
審査員1「審査の結果は…………」

審査員全員「星 3 つ!!!」

闇包丁のマサ「何ぃっ!!?」

審査員3「それに比べてこの蕎麦……一体何なのだ!!」
審査員1「味も何も全く感じて来ない…!まるで気持ちが込められていない……!最悪ザマス!!」
審査員2「こんなに何も感じられない味っていうのも、ある意味芸術ですわね」
審査員3「今までの人生の中で、二度と食べたいと思わんくらい酷い蕎麦だ…!こんなものは犬の餌にも劣る!」
審査員「審査の結果は…………」


審査員全員「星 マイナス 3!!!」

闇包丁のマサ「何言ってんだてめェら!!!俺が散々世話かけてやったのを忘れたのか!!?
  シナリオと全然違うじゃねェか!!!お前ら!!お前らの役目を忘れたのか!!?
  お前らは俺の料理を褒め、他の奴が作った料理を貶す!!そう言ってきただろうが!!何やってんだお前ら!!?」

シノ「やっぱりそういう事だったんですね………」

闇包丁のマサ「なっ……!?」

タック「いやあ、審査員のフリをするのも疲れましたなあ」
ジュキッド「全くだ……」

闇包丁のマサ「何…だと……!?いつの間に……!?いつ入れ替わったんだ!?」
サスケ「さあ?いつ入れ替わったんだろうな……
  ま、本物の審査員は向こうに縛りつけてあるぜ」
シノ「闇包丁のマサ……真の料理人は自分の気持ち、心を隠し味にして美味しい料理を作ります
  貴方の料理にはそれがありません……
  その上芝居までして大勢の料理人の心を踏みにじる貴方に、美味しい料理なんて作れる筈ありません!
  貴方みたいな人に、料理人を名乗って欲しくありません!」
闇包丁のマサ「黙れ……!!人の気も知らねェで偉そうな事言いやがって……!!
  俺だってな……3つ星ランクの料理人だって言われたかったんだ……!!あらゆる場所から高級な調味料、高級な食材を仕入れ、
  色んな奴らに俺の料理を食わした……だがな、誰も俺の料理を高く評価する奴はいなかった……!!
  3つ星ランクだと囃し立てられるのは二流三流の料理人達ばかり…!大した調味料も食材も使ってないにも関わらずだ!!
  何でそんな奴らが評価されて俺の料理が評価されない!?それが許せなかったんだ!!」
シノ「何故貴方の料理だけが評価されなかったか……その答えならさっき出た筈です
  料理人なら持っているべきもの……つまり食べる人への気持ちや心が何も無いからです
  どんなに高級な食材を使っても、心が無ければ不味い料理と同じです
  人の心を理解出来ない貴方は、どうやっても3つ星ランクになんてなれる筈がありません!」
闇包丁のマサ「黙れ黙れ黙れ!!!何が気持ちだ!!何が心だ!!馬鹿か!?気持ちや心なんかで客共が満足するとでも!?
  綺麗事ほざいてんじゃねェよ!!結局心だの気持ちだの言いながら安い食材しか使わねェで客共に美味いと言わせて騙しているだけじゃねェか!!」
サスケ「……全く、話にならねェな 救いようの無い馬鹿だぜ、こいつ」
闇包丁のマサ「何だと………!?」
ジュキッド「例え食材が安かろうと高かろうと、そんなものは関係無い 大切なのは、その料理に愛が込められているかどうかだ」
闇包丁のマサ「もう良い……!お前らの理屈なんざもう聞きたくない……!お前らまとめて地獄に送ってやる……!!ダークソードナイト!!」
ダークソードナイト「仕方が無い…闇・エネルギーだ、受け取れ!」
闇包丁のマサ「うおおおおおおおおおおおおおっ!!!」


963 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/10(Thu) 19:00

タック「何や!?あの馬鹿デカい包丁は……!?」
闇包丁のマサ「こいつが俺の武器だ……!『闇包丁のマサ』というのは、俺が伝説の殺し屋として恐れられた時の名だ!!
  覚悟しろ!!まずは貴様から地獄へ送ってやる!!!うおおおおおおおおおおおお!!!」
タック「シノ姐はん…!!」
シノ「分かっています…!花影流…」
ツキカゲ「雷神手裏剣!!!」

 ドスッ!!

 バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!

闇包丁のマサ「ぐああああああああああああああああああああああ!!!」


ツキカゲ「貴方が料理人じゃなくて良かった………殺し屋なら容赦無く斃す事が出来ますから………」



ナレーション「その後、闇包丁のマサと、審査員3人は警察に通報された
  ツキカゲとバウンシーは元通り蕎麦屋を経営する事が出来たのだ」

文佐衛門「やはりここの店の蕎麦屋は美味いでござるな」
ツキカゲ「ありがとうございます!そう言って頂けると、もっと作りたくなっちゃいます!」
シノ「また元気になったみたいで良かったです」
バウンシー「シノさんや皆さんのお陰です…ありがとうございます」
シノ「いえ…私は何も……ツキカゲさんをあそこまで立ち直らせたのは文佐衛門さんのお陰なんです」

文佐衛門「………では、拙者はもう行くでござる」
ツキカゲ「えっ…!?もう帰っちゃうんですか!?」
文佐衛門「拙者にも、やらねばならぬ仕事があるでござるからな……一刻も早く終わらせなければならぬでござるよ」
ツキカゲ「そうなんですか………大変ですね」
文佐衛門「…では、勘定はここに置いておくでござる」
ツキカゲ「ありがとうございます!また来てくださいね!」
文佐衛門「ああ………」


文佐衛門(悪いが、それはもう出来ぬでござる……………
  今まで甘いやり方で闇の忍び部隊の実力を試して来たが、それでは駄目だという事が分かった………
  今一度心を捨て、非情にならねばならぬようだ……………
  拙者の次なる作戦で、闇の忍び部隊の息の根を止める…………
  この暴食の武侍、文佐衛門が………必ず………!)


  第参拾話 もしも、料理人が嘘つきだったら 終


次  回  予  告

ナレーション「遂に文佐衛門が本気を出し始めた
  文佐衛門は、心を捨て、非情の仮面を被り、闇の忍び部隊に最後の決戦を挑む
  今、プププランドで仁義無き戦いが始まろうとしている……
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第参拾壱話 ご期待ください


忍者大図鑑 其の参拾

ナレーション「幻夢教の幹部でありながら殺意も敵意も無く、穏やかな心を持つ文佐衛門
  その心を捨て、非情の戦士となった彼の強さや如何に………」

ナレーションの声:デデデ大王


964 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/12(Sat) 00:19
今年の夏はどうも寒かったな…寒くない?

965 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/13(Sun) 13:58
お腹痛い…

966 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/13(Sun) 17:21
今日で不朽の名作『スーパーマリオブラザーズ』発売から丸30年!!!
今でも全世界で人気は衰え知らずのマリオだけど、
カービィもいつかはこうなると思う?


967 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/14(Mon) 00:44
囲み技、強襲「忍び部隊」その1〜標的〜

…住民辻斬り事件から10日後、ビッグフォレスト…

我弩流(わどる)「じゃあ、今日もはりきっていくッスよ。…ってあんたらはもう死んでたッスね、こりゃ失敬」
サーキブル「…」
バードン「…」
ギム「…」
我弩流「…いやん、そんなに睨まれると照れちゃうッスよ」
バードン「…チッ!」
我弩流「へへっ、冗談ッスよ。じゃあ、今からやってほしいことはっと…」
サーキブル「…モット…」
我弩流「…ん?」
サーキブル「…モット強イ相手ト、戦ワセロ…」
我弩流「?一体、誰と戦わせろっていうんスか?」
ギム「…闇ノ…」
我弩流「…」
バードン「闇ノ…忍ビ部隊ト…戦ワセロ…」
我弩流「…へえ、流石に闇の忍び部隊のことは覚えてたんスね。生前軽視していたヤツらを、ねぇ
…でも、今は駄目ッスよ」
ギム「何ダト…」
バードン「理由ハ、ナンダ…」
我弩流「簡単ッス。勝てないと分かっている勝負はしない性質なんスよ、オレっちは」
三人「…!!」
我弩流「いいッスか?はっきり言って今のままのあんたらじゃまともに相手するどころかモノの数にすらならないッス」
サーキブル「何…」
我弩流「確かにどれだけ攻撃を受けても全く痛みは感じないし、痒くもならない…あんたらはもう死んでるッスからね。
まあ最悪、木っ端微塵にでもならない限りは動くことはできるッス。…しかし、あんたらのアドバンテージはそれしかないんスよ」
バードン「貴様…!!」
我弩流「…いくら理性が働かないとはいえ、いい加減現実くらい見るッスよ。闇の忍び部隊は、あの憤怒の将軍を斃しているんスよ。
そして現在はそこからより強く、より洗練された力を身に着けている。まずあんたら「だけ」じゃどうにもならねえッスよ」
ギム「グヌゥゥ…」
我弩流「…と、まあ突き放すのは簡単ッスが…でもそれじゃあ、流石に腹の虫も収まらないッスよね」
サーキブル「…?」
我弩流「…ま、いいッスよ。闇の忍び部隊と戦わせてやるッス」
バードン「!!」
ギム「本当カ…!?」
我弩流「ああ本当ッス。ただし、あんたらが狙う相手はあくまで闇の忍び部隊の中の「一人」だけ…それでいいのならね」
サーキブル「一人…!?」
我弩流「…不満ならやめても構わねぇッスよ。オレっちとしちゃ、これでもかなり妥協してるッス。
それでもまだ文句を垂れるんなら…俺も流石に…ね」
サーキブル「分カッタ…イイダロウ…」
バードン「サーキ…ブル…!?」
我弩流「…へへっ、さすがサーキブルさん!この中じゃ一番話が分かってるッス!!
ではここいらでそろそろ、あんたらの「お仲間」を紹介するッスよ」
サーキブル「ナカ、マ…?」
我弩流「おそらく、あんたらにとっちゃ一番身近な連中ッスよ。さあ、出てくるッス」

…シュバババッ!…

???「……」

サーキブル「……」
バードン「…コイツラハ…」
我弩流「へへっ、流石に覚えてたッスね。そう、こいつらは…」

影の忍び部隊「…グルルル…」
炎の忍び部隊「…シュウウウ…」
水の忍び部隊「…フン…」
雷の忍び部隊「…コハー…」

我弩流「…嘗て、あんたらと同じく「暗闇斎」の管理のもとで仕事や仕置を請け負ってきた
影、炎、水、そして雷(いかずち)の忍び部隊の皆さんッスよ」
ギム「…マサカコイツラモ…」
我弩流「ええ、そうッスよ。ここにいるのもオレっちが「甦生」させたッス。
ま、風の忍び部隊さんのときと同じで記憶や理性のほうはイマイチみたいスがね
戦いに必要な記憶、感情は残ってるから、戦闘に関しては問題ないはずッス。
流石の暗闇斎もこれを見たらさぞ驚くッスね。何せ、自分たちと同じトコにいた忍が襲ってくるんスから」
サーキブル「…ソレデ…闇ノ忍ビ部隊ノ誰ヲ始末スルンダ…?」
我弩流「それはもう決めてあるッスよ。では発表ッス。
影の忍び部隊は「ツキカゲ」、炎の忍び部隊は「ジュキッド」、水の忍び部隊は「サスケ」、
雷の忍び部隊は「タック」、風の忍び部隊は「シノ」をそれぞれ始末してくるッス。
そして写真はこれ…知ってるかもしれないッスが、よく覚えとくッスよ」

968 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/14(Mon) 00:45
囲み技、強襲「忍び部隊」その2〜仕付〜

ニドー「グ…ククク…ナンダコイツハ…弱ソウダナ…」
フレイマー「…ジュキッド…地雷矢…」
バブー「…サスケカ…イイ目ダ…」
ピーザー「…シラン顔ダ…ダガ、油断ハシナイ…」
サーキブル「…俺ハコイツヲ知ッテイル…ダガ…コイツト何ヲ話シタンダ?…」

我弩流「…あと念のため、オレっちの分身の「クロコドゥ」達を同伴させるッス。
オレっちの数分の1の戦闘力しかないスが、少しは力になるはずッス。では、頼んだッスよ」

クロコドゥ4「うぃーす」
クロコドゥ17「おまかせくださいっす」
クロコドゥ26「りょーかいですのっす」

バードン「…余計ナコトヲ、足手マトイハゴメンダ…」

クロコドゥ23「あしでまといっすと」
クロコドゥ35「ききずてならないっす」
クロコドゥ49「わにゃ〜」

我弩流「万全に万全を期す為ッスよ。…ただし、こちらで勝ち目がないと判断したらすぐ撤退させるッス。
それと戦闘はあんたらに任せるッスが、深追いは禁物…これだけは必ず守ってもらうッス。
襲撃、撤退の指示はオレっちが意思疎通(テレパシー)でするッスよ。…では行くッス!」

忍び部隊「…!!」
クロコドゥ達「いくっすいくっす」

シュババババッ!!…


我弩流「…ふぅ、やれやれ…死者を躾るのも一苦労ッスね…ったく…」
川嵜(かわさき)「やあ、我弩流く〜ん」
我弩流「あ、川嵜さん。どうかしたんスか?」
川嵜「いや〜、獄さんが我弩流くんの進捗状況はどうなってるか気になっていてねぇ。
オレがこうして様子を見に来たわけよ〜。で、どうなのよ?進んでるの〜?」
我弩流「いやいや…中々大変ッスよ。何せ死者どものご機嫌取りをしなきゃならないんスから」
川嵜「そうか〜。ま、でも早くしたほうがいいよ〜。獄さんって気まぐれだからさぁ〜
いつ怒り出すか…ねぇ?」
我弩流「いやいや、脅かさないでくださいよ川嵜さん。それにオレっちは結構マジでやってるッスよ」
川嵜「マジっていうのは…さっきの忍び部隊のたちのことかい?でも、あいつらじゃ無理でしょ〜?」
我弩流「ええ、その通りッス。だから、今やらせてることはただの「社会勉強」ッスよ。」
川嵜「社会勉強って…つまり?」
我弩流「オレっちだって勝てないと分かりきってる勝負で、駒を減らそうなんてバカな真似はしねえッス。
テキトーに暴れさせてさっさと引き上げさせる…要は自分たちだけでは勝てないって、
分かってもらえりゃいいんスよ。それでも分からないのなら…脅して無理矢理連れ戻すまでッス」
川嵜「ほへ〜…いくら死者相手だからって結構酷いこと言うじゃない、我弩流くん」
我弩流「所詮、奴らはオレっちの操り人形…オレっちの言うことだけ聞いてりゃいいんスよ」
川嵜「そういうもんかね〜…ま、程々にしときなよ〜」

我弩流「…あ、それとやっと「例のモノ」が揃ったッス」
川嵜「「例のモノ」って〜…もしかして、復元させたのかい「アレ」を!?」
我弩流「ええ。…いやぁ、本当に苦労したッスよ。何せ、食いちぎられてバラバラだったッスからね。
どうにかしようと脳をフル稼動ッス。勿論、獄門斎様に命じられた情報収集の為に使うわけッスが…
下手すりゃ奴らを殺っちまうかもしれないッスね」
川嵜「奴らって…闇の忍び部隊を?どういうことだい?」
我弩流「文字通りの意味ッスよ。さすがに今回ばかりは、忍び部隊も恐らくタダじゃすまないッス。
…ま、最悪「情報収集」と「花影流の捕縛」だけはやるッスよ。他の四人にはお気の毒様かもッスがね」
川嵜「…うぅむ、確かに「アレ」が動いたらそうなってしまうかもしれないけどね〜」
我弩流「あと、川嵜さんにお願いがあるんスが…」
川嵜「ん?何だい、お願いって?」
我弩流「……を……してほしいんスがね」
川嵜「…それは構わないけど、そこまでする必要があるのかい?」
我弩流「ええ、できれば近日中に…」
川嵜「ん〜…ま、いいよ〜。…じゃ、俺は戻るから。君も頑張ってね〜」
我弩流「はい、お疲れ様ッス。
…さて、と。じゃま、オレっちも指示を出しますかね。あいつらに…ね」

969 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/14(Mon) 00:45
囲み技、強襲「忍び部隊」その3〜目的〜

…その日の夕方、プププ病院 玄関にて…

ちゃお「はぁ〜…この間は酷い目にあったわ…」
ほしくん「うん、本当にね…でも、ボクがいたから助かったけどね!」
ちゃお「ほしくんは慌ててただけでしょ。あたいを助けてくれた人の名前すら聞いてないなんて…」
ほしくん「うっ、すいません。…でも警察も聞いてたけど、やっぱり身に覚えないの?襲われた理由とか」
ちゃお「…やっぱり思い当たらないわ。しっかし、こーんなかわいい女の子を武器で痛めつけるなんて
もー許せない!!今度会ったらあーしてこーして…」
ほしくん「(かわいいって…)でも、本当に許せないね。あの夜だけで十人以上も死傷者が出たらしいし…
いったい何が目的なんだろう?」
ちゃお「目的ねぇ…」

『…コノ身ノコナシ…間違イナイ…コイツハ、伝承者ダ…』
『何処ノ…ヤツダ…』
『吐カセロ…吐カセロ…』

ちゃお「…さあ、ただの物盗りじゃない?」
ほしくん「…物盗り、かぁ」

『…!?ドウイウコトダ…!!』
『フ…フザケ…ルナ…!!』
『…分カッタ…スグニ戻ル…』

ほしくん「…本当にそうかな」
ちゃお「ま、それはそれとして…ほしくん」
ほしくん「ん、何?」
ちゃお「そのあたいを助けてくれた人の家って何処にあるの?お礼をしないとね」
ほしくん「え?でもお礼はいいって…」
ちゃお「そういうわけにもいかないでしょ。やっぱり本人が言わないと。
これでもあたいは義理堅いの。さぁ、とっとと道案内しなさい」
ほしくん「あ、うん分かったよ。じゃあ…」

…ガサッ!!…

ちゃお「っ!?…」
ほしくん「…ど、どうしたの!?いきなり辺りを見回したりして…」
ちゃお「…ん、何でもない(気のせい…だよね?でも、この悪寒は…)
…じゃ、行きましょ」
ほしくん「う、うん…」


クロコドゥ5「…あ、あぶなかったっす」
ギム「チッ、役立タズガ…」
サーキブル「気ニスルナ…行クゾ…」


…同刻、プププランドの離れ…

…セイヤァアア!トオオォッ!…

傾く日の光に照らされる道場の中で一際大きな声が響いていた…

「…うむ。今日はそこま…」
「…はぁ〜い!今日はそこまで!!皆お疲れ様!!」

…はい!ありがとうございました!!…ざわざわ、わいわい…

「うふふ…本当に元気な子供たちね。…あらあなた、どうなさったの?」
「いえ、何も…(ふぅ…やはり、どうも慣れんな…)」
「…私も何時かああいう元気な子供を授かり…いえ、あなた!今夜こそ…」
「…まあ、それはまたいずれ…」
「いずれって何時ですか!?だいたい、あなたはいつも……」
「……(最近は益々敵の勢いが増している…それに俺達を嗅ぎまわっているという連中…
たとえ平和な日常であっても、いや日常だからこそ用心せねばな)」
「…あなた!聞いているのですか!?」
「…あ、はい。聞いてますよええ…(…やはり、相手の動きを待つしかないか)」

…現在や門下生たちの間でも、当たり前の日常となった夫婦喧嘩。
そしてそんな喧嘩を横に、楽しく話しながら帰る支度をする門下生たち…

その中には、ある二人の男の姿があった。

???「…うし、今日の稽古も終わりっと。さて、軽く飯でも食いに行くかな…」
一人は炎の冠ともみあげが特徴的なこの男…名は「バーニンレオ」、「日景流」の伝承者である。
彼は伝承者に恥じない更なる力を身につける為、門下生としてこの道場に通っていた。

そしてもう一人は…

???「はぁ〜…今日も凄かったなぁバーニンレオくん。練習試合も負けなしだったし…
それに引き換え、僕は…」
ウッホ「…おいハヤマ。お前さっき俺らが練習してるとき、チラチラ見てただろ」
ハヤマ「え?あ、いや見てないですよ…」
ウッホ「嘘つけ、絶対見てたぞ」
ハヤマ「な、なんで見る必要なんk」
ウッホ「見たけりゃ見せてやるよ」
エイブン「見とけよ見とけよ〜」
ハヤマ「ひぃ!た、たすけ…」
バーニンレオ「…その辺にしておけ、嫌がってるだろ」
ハヤマ「あ、バーニンレオくん…」
バーニンレオ「……」
エイブン「しょうがねぇな〜、行きましょう先輩」
ウッホ「お、そうだな」

970 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/14(Mon) 00:46
囲み技、強襲「忍び部隊」その4〜陰影〜

バーニンレオ「はぁ…全く、どうしてお前は…」
ハヤマ「ご、ごめん…だけど僕、気が弱いし…」
バーニンレオ「…それを直すためにここの門下生になったんだろ?だったら…」
ハヤマ「う、うん。でも…」
バーニンレオ「…まあいいや。飯、食いに行こうぜ(毎度のことだけど…本当にこいつ、あの「雪影流」の伝承者なのか?信じられんぜ…)」
ハヤマ「…あ、うん…あの、バーニンレオくん」
バーニンレオ「ん?」
ハヤマ「ご、ごめんねいつも…僕は助けてもらってばかりで…」
バーニンレオ「気にすんなよ、慣れっこだ。なんなら今日の飯おごってくれよ」
ハヤマ「…うん!」

彼の名は「ハヤマ」、あらゆる環境と地形の知識を持つ「雪影流」の伝承者。
バーニンレオとハヤマは不思議と仲が良く、よく一緒に帰ることが多かった。
…そして、そんな二人を横にこの夫婦はというと…

「…ガミガミガミガミ…」
(…うぅ、何時になったら終わるんだ…)

…まだ喧嘩(一方的)を続けていた。

…道場の近く…

バーニス「ボシュゥウ…ココガ…」
フライマー「アア…奴ガイルトコロダ…」
クロコドゥ25「ついたっすついたっす」

我弩流『…どうやら場所を突き止めたみたいッスね、炎の忍び部隊の皆さん』

アッチー「コノ声ハ…」
フレイル「…コレガ意思疎通(テレパシー)…」
クロコドゥ28「かんどりょーこーかんどりょーこー」
クロコドゥ22「とつげきっすか?」

我弩流『いや、今はまだ早いッス。仕掛けるのは深夜…あんたらが一番得意とする時間帯ッスね』

ボブー「…デキルダケ早クシロ…」

我弩流『まあ…時機が来たら合図を出すッスから、それまで待機してるッスよ』


…日没の数十分前、プリズムプレインズ…

…この広大なる草原に、近くの丘の上にある巨大な城を眺める一つの影があった。
トライデント「…ふむ、夕日に照らされる城ってのも中々乙なものだな」
その影の正体は「月影流」の伝承者トライデント(ナイト)。
彼は「内藤滅多之進」を見つけリベンジするため、プププランドに留まっていた。
トライデント「…だが結局あの侍は見つからず、か。参ったな…どうも」
沈む夕日の光に照らされた城を見ながら呟いていると…

???「…お!お前まさか、トライデントか!?」

トライデント「…ん?」

トライデントがふいに声がした方に向くと…

???「よっ、久しぶりだな!元気してたか?」
トライデント「…も、もしかしてあなたは…ギガントエッジさん!?プププランドに来てたんですか!?」
ギガントエッジ「来てたんですかとはご挨拶だなぁ。しかし、まさかと思って声をかけたが…
そのまさかだったとはな」
トライデント「あ、いや。そういうわけじゃ…でも嬉しいです!
いや、こんなトコで再会できるなんて思わなかったですよ!」
ギガントエッジ「そうだな、もう数年になるのか…早いものだな」

…突如トライデントの前に現れた、男の名は「ギガントエッジ」…
嘗てのトライデントの人生の先輩であり、そして互いの流派を超えて技を磨き合った友人でもある。
そして現在では、多くの剣の技を修めた「剣の達人」となっていた。

ギガントエッジ「…まあ積もる話もあるだろうが、外で話すのもなんだ。
とりあえず、どっかで夕飯でも食いながらゆっくり話そうや」
トライデント「ええ!そうしましょう!」

…ザザッ!…

ギガントエッジ「ッ!?…」
トライデント「!(…今のは…!)…ギガントエッジさん」
ギガントエッジ「…ああ、分かっている。今のは…「殺気」だ。しかし…」
トライデント「ええ…すぐに消えてしまったみたいです」
ギガントエッジ「…俺達が狙われているわけじゃなさそうだが…一体、何が…」
トライデント「…実は気になることがあるんです。もしかしたら関係ないかもしれませんが…
でも、オレにとっては重要ことなので…」
ギガントエッジ「分かった…だが、これ以上外で話すのは危険だな。とりあえず、俺の部屋に来てくれ」
トライデント「はい…」

971 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/14(Mon) 00:47
囲み技、強襲「忍び部隊」その5〜襲撃〜

…夜、とある花火職人の家の近く…

スクイッシー「…マダ、襲撃シナイノカ!?イツマデ待タセル気ダ…!!」
バブー「所詮、相手ハ花火使イ…我ラ水ノ忍ビ部隊ノ敵デハナイ!行クゾ…」

我弩流『…やれやれ、どうしてどいつも人の話を聞いてないんスかね…
勝ち目がないと判断したら撤退させると言ったはずッスよ。水の忍び部隊の皆さん』

フロッツォ「…コノ声、奴カ…」
ウォーターガルボ「…シカシ…!」

我弩流『しかしもかかしもねえッスよ。いいッスか?相手は闇の忍び部隊、
舐めてかかると痛い目見ることくらい理解してもらわないと困るッスよ。
…とにかく、強襲の指示を出すまでは下手な手出しは無用…分かったッスね』

クロコドゥ31「わかりましたっす」
クロコドゥ36「たいきっすたいきっす」

我弩流『…ふぅ、オレっちの分身のほうが余程利口ッス。ま、基はオレっちだから当然ッスけど』

バブー「グゥゥゥ…死者ト霊ヲ操レルカラッテ図ニ乗ルナヨ…」

我弩流『…ま、せいぜい頑張るッスよ。元・エリートの皆さん』

フロッツォ「……」


…同じ頃、遊園地の近く…

バードン「…奴ハ、何処ダ…」
ギム「…コノ場所ノ出入リガ一番多イト、操術師ハ言ッタ…」
サーキブル「…」

我弩流『…風の忍び部隊の皆さん、聞こえてるッスか?』

クロコドゥ2「あ、このこえは…」
サーキブル「操術師カ…俺達ノ標的ハココニハイナイ…ドウイウコトダ?」

我弩流『そのことについて、影の忍び部隊から情報が入ったッス。
「標的の家の中、そして周囲に強い力を感じる」…とのことッス』

バードン「…ツマリ…」

我弩流『…ま、差し詰め一人じゃ不安だからと一緒に行動してるってことッスよ。
…で、どうするッスか?ここいらで撤退してもいいッスが』

ギム「…舐メタ口ヲ聞クナ…」
サーキブル「ドウスルカナンテ、決マッテイル…」

我弩流『へいへい…じゃあ、早く影の忍び部隊と合流するッスよ。後のことは追々指示を出すッスから。
(…仕事以外であまり共に行動していないはずの闇の忍び部隊のうち、二人がこんな夜遅くまで近くにいる。
…それはつまり片方が実力的に未熟で、もう片方がそれをカバーしているからッス。つまり、そこを上手く突けば…)』


…そして深夜、プププランドの外れ…

「…うひょひょひょ!今夜は珍しくカジノで大儲けできましたなぁ!
こりゃ、笑いが止まりませんわ!うひょひょひょひょ!…」

…暗い並木道を軽快にスキップしながら歩く一つの影があった。

…そして、それを見ている幾つもの影…

エレック「…コハー…奴ガ俺達ノ標的カ…」
ピーザー「ソウダ…奴ヲ倒セバ…マタ金ガ手ニ入ル…」


…同じ頃、蕎麦職人の家の近くにて…

サーキブル「…ドウダ、様子ハ…」
グルーネ「…グルルル…来タカ。気ニナルノナラ、自分デ確カメロ…」
ギム「何…!?」
サーキブル「…無駄ナコトハスルナ…確カニ、外ト中カラ力ヲ感ジル…
ソシテ外カラ感ジル一際強イ力…俺達ノ標的…」
マリエル「…指示ガ出タラ別行動ダ…邪魔スルナヨ…」
バードン「…フン!」

我弩流『…はぁ、やれやれ。また喧嘩ッスか…いい加減、少しは仲良くしてくれねぇッスかね…』

クロコドゥ11「おいらたちががんばるっす」
クロコドゥ8「そうっすそうっす」

我弩流『…まあ、仕方ないッスね。じゃ、サポートは任せるッスよ』

クロコドゥ3「あいっす」

…ビッグフォレスト 漆黒党本部…

我弩流(…これで、全ての忍び部隊が各標的を確認…役者が揃ったわけッスね。
…闇の忍び部隊が全員揃った場合は当然、勝ち目はないッスから
さっさと撤退させるとして…やはり相手の実力を測り、且つあいつらでは
闇の忍び部隊には勝てないことをあいつらに分からせることッスね。
…ま、この強襲で斃せる相手なら獄門斎様の買い被りだったってことで済むッス。
…わざわざ分身(クロコドゥ)まで用意した以上、最低限の約束はちゃんと聞いてもらわないとッスね)

我弩流「…忍び部隊同士の争い…ワクワクするッスよ」

…ついに闇の忍び部隊の五人に襲い掛かる甦った忍び部隊達。
果たしてその結末は…

972 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/14(Mon) 00:48
囲み技、強襲「忍び部隊」おまけ

というわけで二度目の長編となってしまったわけですが…色々と詰め込んでます(主に色んな忍び部隊の想像とか妄想とか…)
あと今回は前哨戦ですはい。でも、忍び部隊同士の争いだからおっそろしいなぁ…。
いや、もうシノさんが素晴らしい話を書いて下さってるおかげですね…本当、ありがとうございます。


キャラ紹介の前に誰が誰を狙っているかと現在地のまとめ

風の忍び部隊(サーキブル、バードン、ギム)&クロコドゥ1〜10
標的「シノ」、影の忍び部隊と共にツキカゲの家の近く

影の忍び部隊(マリエル、ニドー、グルーネ、フレーマ)&クロコドゥ11〜20
標的「ツキカゲ」、風の忍び部隊と共にツキカゲの家の近く

炎の忍び部隊(ボブー、フレイマー、バーニス、アッチー、フレイル)&クロコドゥ21〜30
標的「ジュキッド」、ジュキッドの家(道場)の近く

水の忍び部隊(バブー、スクイッシー、フロッツォ、ウォーターガルボ)&クロコドゥ31〜40
標的「サスケ」、サスケの家の近く

雷の忍び部隊(ピーザー、エレック、パッチ、コンセ)&クロコドゥ41〜50
標的「タック」、プププランド外れの並木道

我弩流
ビッグフォレストから意思疎通(テレパシー)で指示を出している


今回のキャラ紹介【色んな忍び部隊の背景を書いてたら恐ろしく長くなった…】

・ 甦った忍び部隊

現在の暗闇斎から請け負った仕事または仕置に失敗、若しくは裏切りなど様々な理由で命を落とした忍者たち。
いずれも非業の最期を遂げており、世に対する負の感情は人一倍かそれ以上に渦巻いている。
我弩流の甦生の力により復活し、闇の忍び部隊を狙う。

風の忍び部隊 サーキブル、バードン、ギム

生前は大きな仕事を引き受けなかったシノたち闇の忍び部隊を軽視していた。
自分たちの実力を過信しており、シノたちがパスした100万の大物である武器狩弁慶に挑んだものの惨敗。
致命傷を負った直後、通りかかったシノに自分たちの甘さを嘆き、弁慶打倒を託して命を落とした。

カッターを使った抜刀術が得意な「サーキブル」、羽を使って攻撃したり相手を惑わしながら簪を打ち込む「バードン」、
ヨーヨーを巧みに操る「ギム」とそれぞれが持つ特長を生かした技と息を合わせたチームワークを駆使して戦う。
必殺技は三位一体の奥義「疾風斬」。

影の忍び部隊 マリエル、ニドー、グルーネ、フレーマ

影の忍び部隊合体形態 シャドーバイト

生前は何かと問題のある連中だった。
殺す相手に対しては何をしてもいいという考えを持っていて、あらゆる残忍な殺し方を追求しており
そのやり方には暗闇斎も苦言を呈していた。だが当の本人たちは全く省みておらず
むしろそれを生きがいにして楽しんでいるフシさえあった。
しかし遂には何の関係もない一般人を間違って殺してしまった結果、暗闇斎の怒りを買い全員始末された。

手に持った灯りで敵を誘い込む「フレーマ」、それに気を取られた敵を闇の中に引きずり込む「ニドー」、
更に四本足で敵を押さえつける「マリエル」、そして敵を頭から喰らう「グルーネ」と仕置では役割分担している。
必殺技はないものの、影の忍び部隊が全員合体するとあらゆる物を喰らい尽くす巨影の怪物「シャドーバイト」に変態する。

炎の忍び部隊 ボブー、フレイマー、バーニス、アッチー、フレイル

生前は持ち前の熱い性格と使命感を持ちどんな任務に対しても一際大きな責任感を持って臨んでいた。
それ故、闇の忍び部隊が再結成されるまでの暗闇斎の信頼も一際高く、
炎の忍び部隊の忍者たちも再結成される闇の忍び部隊と会えるのを心待ちにしていた。
だがとある仕置の最中に標的が一般人を巻き込んで人質にする事態が発生、
標的は始末したものの人質は殺されてしまう。そのことで深い責任を感じて悩み苦しみ
暗闇斎はどうにか立ち直らせようとしたものの、結局数日後全員が自害してしまった。
そしてついに再結成された闇の忍び部隊と会うことはなかった。

司令塔である「ボブー」を中心に、炎の特攻忍者「フレイマー」、空から火の玉を投下する「バーニス」、
遠距離から火の玉を撃って援護する「アッチー」、周囲に火の玉を撒き散らす「フレイル」といった適材適所のコンビネーションで戦う。

973 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/14(Mon) 00:49
囲み技、強襲「忍び部隊」おまけ続き

水の忍び部隊 バブー、スクイッシー、フロッツォ、ウォーターガルボ

生前は多くの難任務をこなして実績を上げた忍者たちで
他の忍者たちからはあの闇の忍び部隊すら凌ぐかもしれない、とまで目されていた。
だが再結成された闇の忍び部隊が短期間でその実績を上回るほどの結果を出し、
エリート意識の高かった水の忍び部隊はそれが気に食わないでいた。
だが一向にチャンスが来ず歯痒い思いをしていたある日、偶然にも「憤怒の将軍自らがプププランドを襲う」という情報を入手。
闇の忍び部隊の鼻を明かすため、渋る暗闇斎を説き伏せてその仕置に志願するものの、
「憤怒の将軍」の圧倒的な力の前に手も足も出ず返り討ちに遭い、皆殺しにされてしまった。

シャボンで身を守りつつ高速で移動したり泡を吐き出して相手の動きを封じる「バブー」、強烈な勢いの水を噴射して攻撃する「ウォーターガルボ」、
軽快な動きで相手を翻弄しながら墨で相手の視覚を封じ、丈夫な頭で相手を追撃する「スクイッシー」「フロッツォ」と
トリッキーなメンバーが揃っている。必殺技は水の忍び部隊総員の合体技で、水の竜巻を起こす「撃竜波」。

雷(いかずち)の忍び部隊 ピーザー、エレック、パッチ、コンセ

生前は金にうるさくがめつい性格で、仕事料のことで暗闇斎と衝突することも多かった。
しかしその理由は家が借金塗れだったり、治療費が嵩んでいるなど普通に働くのではとても払いきれない負債を背負っていたからであり、
そこで金に対する事情を持つ者同士で雷の忍び部隊を結成。どんな危険な仕事も引き受け、その悉くを生き抜いてきた。
しかしある日、忍者に命を狙われているという男が現れ、普段では見ることもないような大金を提示される。
依頼は暗闇斎から任務を受けた忍者の抹殺で、流石にできないと一旦は断る。だが実際は返済期限までもう間もなく、
このままでは返せないと焦ったあまりついにその依頼を引き受けた挙句、忍者を殺してしまう。
結果、大金は手に入れたものの数日のうちに暗闇斎に看破され、裏切りと忍者殺しの罪で全員処刑された。
その後家族は消息不明となっているが、自分たちの事情は他の忍者には勿論、暗闇斎にも話していない。
だが、暗闇斎は事情に気づいていたフシがあったらしいが…。

ビームウィップやサイクルビームで攻撃する「ピーザー」、スパークしながら突撃する「エレック」、空から雷を落とす「パッチ」、
そして電気を撃ち出したり放電で味方の電撃を強化する後方支援の「コンセ」と相手の行動範囲を制限する戦い方をする。


・ 漆黒党からの刺客

漆黒党幹部 「炯眼(けいがん)」の我弩流(わどる)

漆黒党の幹部の一人で、仲間内からは「炯眼」と呼ばれている死者、霊専門の操術師。
刹那の見切りの「わどるどぅ」の姿、格好をしている。
普段は仕事は引き受けるものの「楽して元を取りたい」といって部下に仕事を押し付けるダメ上司にありがちなタイプ。
しかしマジ(本気)になると一転、目的を果たすために頭をフル回転させ、色んな策を練ったりする。
主に世を彷徨う霊魂などからエネルギーを引き出し、その力によって死体に生を与えて甦らせ、操り人形として行使する。
幽霊または甦らせた死者や分身とは距離が離れていても意思疎通(テレパシー)で会話ができるため、
基本的に外には出ず、漆黒党本部で死者達の行動を確認しながら指揮を執っている。
一人称は「オレっち」で台詞の最後には「ッス」が付く。しかし、本気で切れると一人称は「俺」になり口調も荒々しくなる。

我弩流の分身 クロコドゥ

霊魂エネルギーから作り出された我弩流の分身で、黒衣の格好をした黒いワドルドゥ。
強い攻撃を受けると消滅してしまう、いわゆる戦闘員である。
戦闘力は本体(我弩流)の数分の1程度だが一応下手な忍者よりかは強く、特に逃げ足が速い。
しかしたまに逃げ遅れてわたわたしているのが数体くらいいたりする。
全員ひらがなで喋り、台詞の最後も「っす」が付く。結構前向きな性格をしている。


以上です…が、まさかのおまけも分割です。
では、失礼します。

974 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/15(Tue) 00:03
がわ゛い゛い゛な゛ぁ゛ザズゲぐん゛

975 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/16(Wed) 07:39
カービィってどこまで強くなるんだろう

976 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/18(Fri) 20:04
エロ本を落とし穴の上に仕掛けて…
誰か引っかからないかな

977 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/22(Tue) 20:52
音楽しようぜ!

978 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/22(Tue) 23:09
祭りは大変だないや本当に

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