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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/04/23(Sat) 08:22
桜の花綻び、早くも儚げに花の嵐舞う様は殊の外美しゅうございますね
日本の春、長閑にして麗らかなる陽の光がこの身を包むことの何と嬉しいことでございましょう
異国より参りまして明るい青空の下、小路を染める花びらを箒で掃うのも情緒を誘うものがございます

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
何卒よろしくお願いいたします

994 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/11/27(Sun) 17:05
>>987(柚葉さん)

『京都旅行 2日目』

>ええ、細川ガラシャさんは、戦国時代を代表する悲劇の女性の一人ですね。
>実はですね…その…小さい頃、私、あの方に関して大変誤ったイメージをもっていまして…(汗)。

あらあらまあまあ…
確かに歴史上の人物がエンタメでクローズアップされてしまいますと、そのイメージが定着してしまう、ということはございましょうね

ですが、細川ガラシャ様はキリシタン禁制にも抗して、信仰を貫かれた方、そのために夫君の忠興公とも諍いが絶えなかった、とも申しますわね
そこから『烈女』のイメージが生まれ、キャラクターの造形にも影響した…ということはございませんでしょうか?

歴女のお友達の話ですが、
何か落ち度のあった職人に怒った夫君が、ガラシャ様の目の前で一刀の下に首を刎ねましたが、ガラシャ様は平然となさっている
『お前は蛇のような女だな』
と揶揄する夫君に対し、ガラシャ様は、
『鬼のような御方の妻には蛇のような女がお似合いでしょう』
と返されたとか…

侍女に慕われ、ゆえに16人もの侍女が受洗したこと
関ケ原の合戦の前に自身は命を絶ちながら、侍女たちが後を追うことは許さなかったこと
お人柄といい、意志の強いことといい、本当に魅力に溢れたお方だったのでしょうね

でも、もしわたくしが彼女と会うことが叶いましても…
やはり、相いれない存在として退けられていたのではないかと思いますと、ちょっと悲しくなりますけれど

>…激動の歴史の流れに翻弄され、愛する人々と余りにも早く別れなければならない運命…。
>残された子ども達の事を思うと、胸が痛みますね。

北政所様も、夫君の秀吉公がいずれかの合戦で果てることも覚悟しながら日々を過ごされたのかも知れませんわね
彼女の周囲には実際にそのような悲しみに暮れた女性が大勢いらっしゃったことでしょう
そして、夫君が天下一統の偉業を為されながら、またも秀頼公が武運拙く果てられ…
人として長く生きられただけに、世の無常をさぞや強くお感じになっていたのではないかと存じます

生きながらえることはまた、多くの命の旅立ちを見送ること…
我が身を省みても、胸に風が吹き抜けるような寂しさを感じますわ


995 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/11/27(Sun) 17:17
>>987(柚葉さん)(つづきでございます)

>あ、そろそろ、ライトアップの時間ですよ。
>それでは、参りましょう…。

はい、では参りましょうか

本当に、光と闇の交差する演出がとても素敵
目映い光と深い闇、二つが溶け合い、人と魔とが混交して定まることの無い時空…
ああ、なんだか心がとても…和んで参りますわ

>妖怪といえば畏怖、恐怖の対象ではありますが、逆にこの空間で何の姿も見られない方が逆に怖いかも知れませんね。
>むしろ、多くの妖怪たちの姿が見られることに安心感すら覚えてしまいます。

ふふふ…、多くの妖怪の皆様がいらっしゃっています
この見物客の皆様の中には、本物の妖怪が多数来ていること、見えている方もいらっしゃるのではないかしら?

ええ、わたくしの目には大勢見えておりますわ
柚葉さんのお目にもきっと留まっていると存じます
だって
先ほどよりわたくしがこうして…手を握らせていただいているのですもの
わたくしの妖気が一時的ながら、柚葉さんの瞳に『力』を生ぜしめているのではないかと思います

尤も、オハシラサマと血を分けておられる柚葉さんのこと
わたくしの手などなくとも、元より色々見えているかも知れませんが

>もしこの場に北政所様がおられましたら、どのような反応をする事でしょうね。
>現世の悪鬼羅刹達と渡り合ってきたあの方ですもの。
>きっと落ち着き払って、「今宵はよくぞお出で下さいました」と笑顔でお迎えなさるのでしょうね。

大勢の方が集まるこの催しもの…大勢の人間、そして既にして妖の気配の濃密さ…
この楽し気な『気』の集いは、高台院様への手向けとしても、とても意義あることだと思わされますわ
殺伐たる『気』が放たれていましたでしょう時代の中の一輪の明るい花となり、多くの人の心を潤していた優しき貴婦人への手向け…

わたくしには未だそれらしき霊の影は見当たりませんが、きっと微笑んでご覧になっていらっしゃるのではないでしょうか

>本日は、これでお終いですね。
>舞妓姿での祇園散策、国際漫画ミュージアム、そして高台寺のライトアップ…。
>実に多くの思い出を頂きました。

ええ、本当に素晴らしい充実した一日でしたわ
とても一日で体験したとは思われない、たくさんの思い出が心につまっております
では、温泉でゆっくりくつろがせていただき、明日の出発に備えるといたしましょう


>>988(柚葉さん)

ああ、充実した一日の終わりの湯浴みは、本当に気持ち良いものですね
これで後はお布団に入るだけ…

あらあら、長女ちゃん、そんなに張り切ってまだ遊び足りないのですね?
柚葉さんがお相手をしてくださるからと言って、あまり甘えてばかりはいけませんよ?

わたくしたちは元々が夜型
うっかりすると夜っぴて遊んでしまって、明日起きられなくなってしまいますからほどほどにね

レイナさんは将棋をご所望?
わたくし、あまり慣れていないのですよ…
日本古来のボードゲームですし、とても面白いゲームとは存じますが
捕虜になった歩兵が、新たに敵兵として出陣するなんて、その発想に驚いたものですが…

では、明日に差しさわりの無い範囲でお相手しますね
それから、明日の夜は、土産物屋で買いました『貝合わせ』にお付き合いくださいな
蒔絵が施されて、大変美しい意匠なのですよ…


996 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/11/27(Sun) 22:26
>>989(柚葉さん)

>まあ…お嬢様のメイド長さんは、長兄様の想い人だったのですね。
>お嬢様のお話の中で聞かせて頂いた、厳しさと優しさを併せ持ち、
>そしてお嬢様を大切に思って下さる方にそのような過去が…。
>だからこそ、愛した方の妹君であるお嬢様への愛情と忠義には並々ならぬものがあるのでしょうね。

…ええ、わたくしは多少戦いに臨むための魔力の使い方や剣術を学びましたが、すべてメイド長より学びましたもの
尤も、同時に、前に申しました魔力を使う『覚悟』も噛んで含めるようにして、言って聞かされましたわ
きっとわたくしに一のお兄様の轍を踏ませたくない、との一心だったのでしょう
本当は、城館の奥深くでご本を読んだりお人形と遊んだりして、安らいで過ごすわたくしでいて欲しかったのでしょうけれど
本当に、わたくし不肖の『妹』で…
ええ、実際に彼女は一のお兄様のお嫁様になるものと、漠然と思っておりましたのに
わたくしにすっかりかかりきりの『忠臣』として通してきましたこと、申し訳なくも思いますわ

>…長兄として、全てを投げ打ってお家を守ったのですね。
>私は一人っ子ですけど、以前一度お話した叔母の双子の兄も家族を守ろうと>過酷な運命に必死に抗った方でしたから、
>お気持ちは解ります…。

叔母様のお兄様…>>724で仰っていた叔父様のことでございますね
蛇神に憑かれながら邪心に屈さず、鬼となりながら邪念に惑わず
柚葉さんをして、『その心の一端だけでも受け継いでいきたい』と言わしめた御方…
わたくしの知る一のお兄様も、一族を護るために牙と剣を血に染めたとは申せ、愛剣を見つめる目は澄んでいて、決して狂熱の影など見えなかった、少なくともわたくしはそう信じております

柚葉さんの叔父様は、お母様を『ゆーねえ』と親し気に呼んでいらっしゃるそうですが、一のお兄様も想い人…後のメイド長に対してはとても優しいお顔をなさっていましたわね

経観塚で叔父様にお会い出来たら嬉しゅうございますわ
きっと素敵な方なのでしょうね…

>御命を失ってしまったのは最も悲しい事ですが、自らを楔として双方の流血の歴史に一つの区切りを付けられたのかも知れませんね。

はい…、きっとお兄様の望んでいたことが叶ったのだと思いますわ
そんなお兄様をわたくし、誇りに思っております
お兄様は、家出してメイド長を困らせてしまったわたくしを、冥界で溜息を吐いてご覧になっているかも知れませんが

ですから…、シスター様にも何はともあれ穏やかにしていていただきたいですわ
『お兄様のために』とは、あの方には到底申せませんが

以前、ご近所の>>577様が、
『そのうちシスターが、吸血鬼を監視するとかいう名目で毎日スイーツたかりに来そうな予感がする。
そして挙げ句の果てに神父に怒られる。』
と、何だか日常モノの漫画にありそうな予測をなさっていましたが…、そうはならなりませんでしたわね…

(『うまる』様のこと)
>ええ、私も少しは知っていますよ。
>外では才色兼備で完璧な方みたいですけど、家に帰った時のそのグータラぶりが…。
>(笑いを堪えてます)
>まあ、そのギャップこそが最大の特徴なのですが。

柚葉さんもご存じとは、やっぱり有名な方なんですね
外ではアイドルと間違われるほどお美しいとか
でもお家では、訪ねてきたクラスメイトが別人と間違ってしまうほど様変わりされるとか
…それって、本当に普通の人間なのでしょうか?
何か、魔族の血でも継いでいらっしゃるのではないか、と疑いたくなりますわ

>そのワガママ放題の矛先は、いつもお兄さんに向けられる羽目に…。
>ちょっとだけあの子には、三姉妹さんを見習ってほしいものですね。

我が家で、三姉妹が揃ってフードを被って一日中ネトゲ三昧であることを創造しますと
…今の三姉妹が本当に出来た娘にしていてくれる、とつくづく思いますね

漫画喫茶へ行くより、お家で楽しむのがわたくしとしては楽しめそうですわ

ネットで期限付きでレンタルすれば安く読むことが出来る、というのですから、ソフィー様のご友人のエリー様が仰るように、今の時代の便利なこと、まことに瞠目の限りでございます


997 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/11/28(Mon) 08:11
>>990(柚葉さん)

>まあ、お嬢様の日本好きな所はお母様の一面を受け継がれたのかもしれませんね。

ええ、お母様は当主夫人でありながら、自由奔放なのですよ
美術品の収集を趣味にしていらっしゃいますが、世評を気にせず自分で世に知られていない美術品を見出すのがお好きな方です
ご自身でふらりと旅に出かけては、いろいろな文物や土産話を携えて帰っていらっしゃることもあり、開国前の日本にも潜入された、とか

>浮世絵がゴッホやモネ等の、19世紀後半のヨーロッパの画家達に影響を与えた事は日本でも有名ですね。

ゴッホの『夜のカフェテラス』は、今申しました『猿わか町よるの景』の影響を受けている、と言われておりますわね
欧州の人間の目を瞠らせた日本の絵師、日本の絵画の表現を自分の創作活動の中に消化し、新しい世界を開いた西洋の画家
わたくしにはどちらも素晴らしい芸術家だと思いますわ

>そういえばお母さまで思い出したのですが、家の母がこのお茶漬けの素を見て言っていましたね。
>(さりげなくお茶漬けの素を取り出す)

まあ…、まあまあまあ…
それは素晴らしいですわ
お茶漬けの素、という多くの家庭で愛用され、食卓に花を添える品に、そのようなカードが付くなんて
日本中の家庭に、浮世絵が届けられる…、なんて素晴らしいことでしょう

柚葉さんのお母様も、お茶漬けの素を買われるたびに、その浮世絵を楽しく鑑賞していらっしゃったのでしょうね…
想像するだけで微笑ましい風景が浮かんでまいります…

>でもお嬢様が飛んでいるのをもし江戸の町民が見たら…。

今申しても詮無いことでございますが、本当にそれが出来ましたらとても楽しかったでしょう…
魅了…ですか?いえ、確かに大騒ぎにはなるかと思いますが、わたくしなどが江戸の方々にどう映りますか…
でも、柚葉さんがそう仰って下さるなら、そのようにわたくしも想像の翼を伸ばさせていただきたいですわ
わたくし、見た目は『異人』に映りましょうから、ドレスを纏って空を舞い、皆様にご挨拶いたした方が歓んでいただけるでしょうか…?
あら、でも、目立ってしまいましたら、瓦版の格好のネタにされそうな気がしますわね…

もし、柚葉さんの仰るように江戸っ子の皆様に御役人から守っていただいたら…
ああ、いけませんわ、優しくされたらわたくし、泣いてしまうかもしれません…

そうそう、浮世絵と申せば、お母様が見せてくださった中に、葛飾北斎の富嶽三十六景の一つ『礫川雪ノ旦(こいしかわゆきのあした)』というのがございましたの
わたくしが、
「ブリューゲルの『雪中の狩人』と構図が似ているわ。それにどちらも雪景色だし。面白い偶然ですね。」
と申しましたら、お母様、
「あらぁ、偶然だと思う〜?
実はねぇ、わたくしがオランダ商館の人間に混じって江戸へ下向したときに、北斎に会って、『雪中の狩人』の複製画をプレゼントしたのよぉ」
と悪戯っぽく笑って仰いますの
お母様流の冗談とは思いますが…

でも、油絵も描かれたという北斎のことです
何か彼を触発した西洋画があったのでは、と思うと楽しいですわね

>…やはり、闇の眷族としての立場故に、距離を感じる事は多かったのですね。
>私はたまたま、そのような立場の方に関わる機会が多かっただけ…。
>要するに「慣れていた」だけの話です。
>もしそう言った方々と縁がない家庭の生まれであれば、私もクラスメイトの方々と同じように距離を置いていたかも知れません。

柚葉さんでも…場合によっては、わたくしと距離を置かれた…と?
それは………、とても安心いたしましたわ

だって、クラスメイトの、いまだ多くが微妙にわたくしと距離を取っていらっしゃる方々が、これから先、わたくしのことを知って下さったら、柚葉さんのように…とまではいかないにしても、わたくしともっと仲良くしてくださる可能性がある、ということではありませんか!
なんて、心が躍ることでございましょう
元々故郷では、人間の子どもたちに散々面罵され、石を投げられ、あるいは悲鳴を上げて逃げられてまいったのです
あれに比べたら、今の状況など本当に全く何ほどのこともございません
これからのことを思いますと、また学校に行くのが楽しみになってまいりますたわ…

ハロウィンの夜の、軽部様との忘れられない友誼の発展…
この写真を見るごとに思い出し、これからの学校生活への元気をいただけそうでございます…


998 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/11/28(Mon) 10:51
>>991(柚葉さん)

>…確かに、立場上無理からぬ事はあるかも知れません。
>それでも…私が慕う神父様の様にまず相手を理解しようとする心を持ち合わせていてほしいものです

ええ、本当に…
強い退魔の力をお持ちになり、実際に多くの邪まな魔の者を斃してこられたとのことですのに、神父様はどこまでも曇りない魂をお持ちとお見受けいたします
柚葉さんにとりましては勿論のこと、魔族であるわたくしにとりましても、あの方の存在は、希望へと向かう道標に感じられますわ

>…ですが、血の匂いは魔族の方に限らず、人を狂わせます。
>力を振るい、殺め続ければ場合によってはその力に溺れ、殺める事そのものに>快感すら覚えるようになる…。
>そして嘗ての高潔な志は血煙で汚れ、曇り、本質を見失ってしまう…。

…そのことにつきましては、わたくしとて我が身を省みないわけにはまいりませんわ
人が狂う時と同様、わたくしもまた血煙で汚れ、曇り、この世界の良きものを見失ってしまう、そんな奈落に堕ちないとも限りません
メイド長に諭され、身を守る術を学んでも、実地に活かすのは中々に難しく…、

柚葉さんには申し上げにくいことですが、当初は狩人の方を死に至らしめはしないものの少なからず傷つけてしまうことは多々ございました
>>980では血まみれで倒れ伏した狩人にただ恐れおののいていても、回を重ねれば余裕も生まれます
そうしますと、相手の流す血の匂いがわたくしの心の内の食欲を刺激して、思わず生唾を飲み、…我に返って、自分自身にゾッといたしました
これでは、柚葉さんの嫌悪される、力に溺れた者たちと何ら変わらないではありませんか…
不本意ながら、場数を踏むことで傷つき傷つける前に逃げるのが得意になり、すっかり敵方より『逃げ足の速い奴』の定評をいただるようになってホッといたしました…

>人に幸福と安寧を説く立場であれば、尚更です…。
>だからこそ、お嬢様を傷つけた方がその所業の後にあろうことか笑っていたというのが、私には許せなかった…!
>(握りしめる手から血が…)

ああっ!?
いけません、その手を解いて、どうか解いてくださいませ…
ああ、こんなに傷ついてしまわれて…

美しい…とても清らかな紅の輝き…
『贄の血』…>>636で仰って下さった柚葉さんとわたくしを結ぶ赤い糸の絆を、どうか流さないでくださいませ…
わたくしのために怒り、こうして流してくださったことは本当にもったいないことでございますが、どうかお気を鎮められて…

大丈夫ですわ、わたくし、もうシスター様に傷つけられたりはいたしませんから
柚葉さんには、流す血ではなく、その笑みで以て、どうかわたくしのこれからを支えてくださいませ…

シスター様にもこの日本で、わたくしに手を出すのを戒めていらっしゃる間に、少しでもいい、自らの心の曇りを…はい、僭越ながら敢えて、曇り、と申させていただきますが…それを省みていただきたいですね

柚葉さんも今仰ったではありませんか
『血の匂いで本来持ち合わせていた筈の高潔なものを見失っている』

見失っていても、捨て去ってしまったとは限りますまい
神父様が傍にいてくださっているのです
大丈夫ですわ、きっと…

外の世界はとても広くて、わたくしはまだ歩き始めたばかりでございます
知ること、学ぶことは限りがない…
わたくしにとってだけではなく、柚葉さんにとりましても、そしてきっと今は目の曇りの晴れない方にも…
考えてみれば、こんなに楽しいことは無いかと存じますわ

尤も、わたくしの歩みは柚葉さんに比べればノロノロでございましょうけれど…
時間のことではなく、気性のこととして
ふふふっ、なにしろ、紛れもなく、
「私は能天気な昼行燈娘ですから」


999 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/11/28(Mon) 14:13
>>992(柚葉さん)

>…あの子達には、これからも地域の皆さんと共に素敵な思い出を沢山作ってもらいたいですね。

はい、あの娘たちにとって、ハロウィンに参加して子どもたちと一緒にはしゃげたこと、子どもたちを我が家へ案内するエスコート役を果たしてくれたこと、本当に良かったと思います
吸血鬼の使い魔、だなんて本来ホラーの中の登場人物と思われませんから

これで、子どもたちにとっては、あの娘たちも普通に付き合える仲間であること、大人の方にとっては、愛らしくて目を細めたくなるような『子ども』であること、分かっていただけたかと思います
これからも地域のイヴェントには出来るだけ参加させてあげたいですね

もうすぐ12月…
たしか、公民館ではクリスマス会の予定もあったはずですわ
あの子たちが望むなら…楽しんでくるのも宜しいかと存じます

…そういえば、ソフィー様や灯様は、何のこだわりもなくクリスマスパーティーをなさっていましたね
わたくしも…、小さなクリスマスツリーくらいは飾りましょうか
そして、三人娘…、いえいえ柚葉さんやレイナさんの靴下にもプレゼントを…

和菓子とお菓子のコラボレーションは、柚葉さんが手がけてくだされば、さらに甘く美味しいスイーツになりそうですね
来年が楽しみでございます

>…余談ですけど、ソフィーちゃん達のハロウィンイベントは可愛くてとても楽しかったですよ。
>お嬢様、是非ともご覧になって下さいね♪

教えてくださって、どうもありがとうございます
いつもながら和気藹藹…本当に人と吸血鬼の素晴らしい空間ですわ
皆様、衣装がとても可愛らしいですわね
それにしても、灯様ったら本当にノリノリでいらっしゃいますこと
尤も、いきなり灯様が吸血鬼になってしまったかと思って、わたくしも焦りましたけれど…
『ハロウィンらしいメニュー』がちょっとびっくりのセンスですわ

>ええ、私も再放送等で見た事がありますよ。
>よく知られているものから、珍しい民話まで色々なものがありました。
>母も昔、大好きだったそうです。

まあ、柚葉さんもお母様もご覧になっていたのですね
本当に毎回違った作画、違った演出、お二人だけでの声優の方の演技も名演でしたわね
柚葉さんもお母様も、さぞ楽しまれたことでしょうね

『赤子坂』ですか…
乳母が残していったこぶしの花が仇となってしまったようで、運命の残酷さを思わずにはおれません
同種族、隣同士の関係でも斯様な悲劇が起こりますこと、言葉もございませんわ
似た運命を辿られた国松様…秀頼公のご子息には、落ちのびて立山藩主・木下延由となった、という伝承がある…と、今三女ちゃんがタブレットで見せてくれました
それが真相であると思いたいですわね

アニメのEDのもぐらさんは可愛いですわね
地面から出たり入ったり…、思わず笑ってしまいます
それから、くまさんのうちの一頭…最初のでんぐり返しに失敗して、二回目に成功した時にはホッといたしましたわ


1000 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/11/28(Mon) 14:20
>>993(柚葉さん)

さつま芋…、日本では食べ方がバラエティーに富んでいますわね
まして、お颯様が選んだもので柚葉さんがスイーツを作ってくださるのですもの
またまた、レシピがお颯様のお店で紹介されて、街中の皆様の下を楽しませますこと請け合いですわね

歌のことは…、恥ずかしゅうございます
なんだか、さつま芋と聞くと止まらないのですよ

これで、道すがら焼き芋屋様に会おうものなら…わたくし、ほっくほくのお芋を一杯買って、袋を両手に抱えてスキップしてしまいそうですわ
冬の風物詩の焼き芋屋様…、出会うのが楽しみでございます
ローマの冬の焼き栗の屋台同様、寒い季節の道行く人を温めてくれる、素敵な風物詩ですわね

>あら?すみません…。何だか私、顔が火照って…。
>私、お酒には滅法弱いですから…。
>でも、軽く一杯程度なら大丈夫です…。

左様ですわね、前に伺っておりましたのにうっかりしておりましたわ…
ほんのりと頬を染められた柚葉さんはとてもお美しいですが、どうかご無理はなされませんよう
お眠りになりたいようでしたら、わたくしがお布団まで運んで差し上げますからご安心を…

>もしレイナさんと晩酌を楽しむ予定が出来ましたら、是非教えて下さいね。

ええ、それはもう是非…
ふふふ、二人でレイナさんを驚かせて差し上げましょうね

(小一時間後)
星空…美しゅうございますね
柚葉さんと二人で、このようなゆったりと身も心もくつろいだ時間をもてること…嬉しいですわ

>それにしても、桜が舞う頃にこのお屋敷に来て、随分と色々な事がありましたね…。

はい、本当にいろんなことがございましたが…、こうしてゆるりとした気分で振り返りますと、とても懐かしく、愛おしい思いがこみ上げてまいりますわ
わたくしこそ、柚葉さんがいてくださったお蔭で、どれほど心温まる日々を過ごせましたことか…

これからの日々も、きっとこんな風に続いていけますこと…、心から願っております
貴女と…、大切な家族と、そして街の人々と、皆で…変わることなく…

>すう…すう…。
>(お嬢様の肩に寄り添っている内に眠ってしまいました…。)

あらあら、柚葉さん、お眠りになられたのですか?
体が冷えるといけません
お約束通り、お布団までお連れいたしましょう

でも、もう少しの間、このまま、貴女と寄り添わせてくださいな…
今、このひと時が、嬉しくてたまらないのです…

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

では、これをもちまして『新館の壱』はお終いでございます
大勢の方にお出でいただきましたこと、心より感謝申し上げます
本当に素敵な毎日を過ごさせていただきながら、ここまで参ることが出来ました…
重ねてお礼申し上げます

宜しければ、『新館の弐』にもお越しいただければ嬉しゅうございます
では、これにて失礼申し上げます…


1001 名前:1001 投稿日:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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