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「オリジナル」殺人鬼

1 名前:館田 忠徒 投稿日:2008/07/31(Thu) 21:10
よう、生きてるか?
おれは見ての通り―――とは言わないが殺人鬼だ。殺人鬼はそう見えないようにしないと御法度だからな。
閑話休題。
ここにはおれが殺した奴より面白い奴がいるって聞いた。最近は確実に殺せる兎を狩るのにも飽きたところだ。
殺しはしないから楽しんで話そうぜ。
因みにおれの名前、「たちだ ただと」って読むからな。



◆ ルール ◆
1、固定ハンドル、捨てハンドル、セクシャルな質問は禁止だ。
  幾ら無秩序が氾濫しやすいここでも最低なモラルを守った方が面白いのは当たり前だろ?
2、キャラハンはとりあえず受け付ける。
  もしかしたらおれの仲間がいるかもしんないしな。仲間に出逢うのはいつだって嬉しいもんだぜ?
  でもキャラハン募集に問題が出た場合、無しになることも考えてくれ。
  あぁ忘れるとこだった。キャラハン使うならトリップを忘れずにな。おれの世界でそんなことしたら命落としかねないぜ?名前の後ろに「#」をいれて半角英字だぞ?
  後、誰かの言葉を引用したいときは出来るだけ「>>1」みたいにしてくれよ。
3、チャット化は出来るだけ避けてくれ。
4、おれはここに来るのは初めてだから今はこのぐらいのルールしか思い付かねえ。めんどくさがるようで悪いが後はモラルに任せる。
  もしこうした方がもっと楽しいよ、て案があったら言ってくれ。助かる。



んじゃまた会うときまで息災でいようぜ!

886 名前:紫苑 ◆Id7NoLZ6 投稿日:2010/07/21(Wed) 22:20
……若干時間に追われている気分だが……まぁ、構うまい。


>>880

傷付けるなら、か。
程度によるだろうがな。
相手に死すら生温い恐怖を与える様な傷付け方ならば、
それは確かに『殺して』やる方が優しいのだろう。

が、それは最早『人の考え方』ではないのだと言う事を理解しているか?
『私達』に限りなく近く、限りなく遠い考え方だと言う事を理解しているか?

理解しているのならば、私が言う事は何もない。
せいぜい好きにするといい。


>>882

海に行く、と?
随分と急だな、何をしに行くんだ?

……身を清める?
そういうのは普通滝に打たれるだとか禊だとかそういう感じの話じゃないか?
……確実に海は違うだろう。
あれはどちらかと言えば遊びに行く場所だろうに。

まぁ確かに、塩には『祓う』為の力が有るとは言うがな。
あくまで固形の状態の話だぞ?
尚且つ塩水ならまだしも海水だ。

……種類が根本的に違うぞ……。

……まぁ。
お前が『遊びに行く』と言うのなら。
ついて行くのもやぶさかではないが。

丁度息抜きがしたかった所なのでな。
足を用意してくれるのなら一日くらい喜んで付き合おう。


>>885

……どうなのだろうな。
人を殺して己の生を確かめる『殺人鬼』たる私は、
果たして人が好きなのか否か。

捕食者たる私達は、けれど捕食される側の人に何かを感じているのか?

……私は相手の死を糧に生を得ている。
そこにはきっと何ら特別な感情はないのだろう。

けれど私は同時に『手品師』として生きてもいる。
そこにいる私は、誰かを喜ばせて、日々の生を得ている。

……それは、人に対して『何か』を抱いていると言う事ではないだろうか?

……駄目だな、今日は何時にもまして深く考え過ぎている気がする。
とりあえず一旦切るとしよう。


887 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/07/21(Wed) 22:26
殺人することで快楽を得られるのが本当の殺人鬼らしい。

888 名前:紫苑 ◆Id7NoLZ6 投稿日:2010/07/21(Wed) 22:38
……ふむ。
多少落ち着いた気がする。
……続きと行こうか。


>>881 シュシュ

………ふむ。
そういう風に捉えるか。

……いや、別になんでもない、気にするな。

知恵を孕む赤い身を食べたからこそ今の人はある。
既に変わってしまっているからこそ――、
変化のない楽園に人は耐えられないのだろうな。

赤い花しか咲かない庭ならば。
桜か彼岸花も欲しいところだな。
ある意味、これ以上『私達』にピッタリな花もないだろうしな?

……そういえば。
たまたま買ったものだがお前にやろう。
私には他の物があるのでな。


つ【りんご味のあめの詰まった瓶】


>>883-884 みどり

……ふむ。
あだ名、と言うやつなのだろうか。
ならば親愛の意も込めて呼ばせて貰うとしよう。

『みどり君』。

……なんだか嬉しそうだな。
こんな事で喜んでくれるなら何時でも呼んでやろう。

私の名か?
……好きに呼ぶと言い。
何ならシュシュの様にお前があだ名を考えて見てくれてもいいぞ?
その方が親しみやすいだろうしな。

使う使わないとかは余り考えないのでな。
お前がしたい様にするといい。

……ああ、シュシュにも渡したが、ついでだからお前にも渡すとしよう。


つ【蜜柑味のあめの詰まった瓶】




……とりあえず終わりか。
そうだな、二人だけに渡すのもなんだ、
名無し達にも渡して今日は終わりとしよう。


つ【葡萄味のあめの詰まった瓶】





889 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/07/22(Thu) 06:27
殺人鬼にはたまらないだろうな

つ【核兵器】

890 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/07/22(Thu) 16:27
すっかり遅くなってしまったわ。
体って一度壊れるとなかなか元に戻らないものね。
それでも、壊れた部分を治せてしまうのが生き物の強いところ。
しぶといのね。憎まれっ子世にはばかる――そんな感じかしら。


>>882
海。シュシュは海って見たことがないの。
写真は見たことがあるから、どんな場所なのか想像はつくけど。

何にしても、水は体を清めるものだわ。
塩もそう、種類は知らないけど、お祓いに使うことがあるもの。
だったら塩水も――と、そういう考えなのかしらね。

シュシュは、海を見てみたいし――反対しないわ。
ただ、水着を持っていないの。だから、水には浸かれないわね。
潮風はマリアに良くなさそうだし、どこかへ預けなきゃいけないのかしら。

――だったら嫌。マリアと離れることになるのは嫌よ。
みんなで海に行くのなら、シュシュとマリアはお留守番だわ。

寂しくないわ、きっと眠れば夢で見られるから。


――なみだのうみをながれたあのこ
                       のろまなとりにさようなら――


海へ行ったら、写真をとってきて。きっとよ。
きれいじゃなくていいし、余計なものが映っていてもいいわ。

お土産だと思って、お願いね。


>>884 ミドリ
別に謝ることじゃないわ。どうでもいいもの。
シュシュはあの人たちが大好きで、同時に大嫌いよ。だから、きっと永遠に特別。

浅い生き物と深い生き物が存在するなら、シュシュはどっちに属するのかしら。
シュシュは思ったことを適当に喋っているだけだけど、それが為になるって不思議ね。

呼び方なんて好きにすればいいのに。
でも、先輩よりはシュシュちゃんのほうがいいかしら。
だって、そっちのほうがかわいいもの。


>>885
ええ、好きよ。でも大っ嫌い。それにどうでもいい気もするわ。
人間って広い分類で見るからそうなるのね。

地球上の生物は好き? って聞かれたって、ものによるでしょう?
犬や猫は好きでも、虫は嫌いって人はとても多いわ。

そうね、シュシュはあなたたちのことが好きよ。
シュシュやここを彩る人たちに興味を持って話しかけてくれる。
シオンもミドリも好きよ、お話していて面白いから。

でも、嫌いな人だっているわ。どうでもいい人もたくさんいる。
だから、そうね。やっぱり人によるとしか答えられない気がするの。


――しんあいなるりんじんとあいすべきてきへ
                             さよならのきすとだんがんをこめて――


ねえ、知ってる? 多くの殺人事件は顔見知りの犯行なの。
全く関係ない人に殺されることは少ないんですって。

殺すということは一種の表現なのかもしれないわ。
アート? いいえ、気が狂ってしまったって――それだけのことよ。

891 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/07/22(Thu) 16:27
>>887
殺人鬼の分類にも色々な意見があるわね。
あなたの意見だと、快楽殺人者と殺人鬼がイコールになるのかしら?

シュシュの意見? シュシュは、そうね。
自分の意思で人を殺したら、それは既に殺人鬼だと思うの。
人として外れてしまったから、鬼だって。

この辺りのことは、何が正しいのかよく分からないわ。
きっと人によって違うのね。正しい基準なんか見つけられない。
きれいな線を引くためには、一体どれぐらいの犠牲が必要なのかしら?


――かれはのすがたはみにくいやじゅうとなり
                             にどともどることはありませんでした――


シュシュはね、思うの。一度獣になってしまったら、もう戻れないって。
覚悟があろうとなかろうと、違う道を歩いていくしかないんだって。

だから振り返ったりしないわ。思い出がどんなに甘くても、優しくても。
押しつぶされてしまうぐらいなら、なかったように振舞ったほうがまだいいもの。


>>888 シオン
ええ、シュシュの意見なんかころころ変わってしまうけど。
その時はそういう気分だった、ぐらいに考えて、真に受けないほうがいいわ。

小鳥が鳴いて花が咲き乱れて、いつでも暖かく、食べるものに困らない。
これほど退屈なところも、きっとあまりないわね。

そうね、お花はたくさんの種類があったほうがいいわ。
たくさんの人を手にかけてきたんだもの。
人が生きても死んでも、花は勝手に咲くけど。

飴、どうもありがとう。甘いものを食べたのって久しぶりだわ。
何かお返しができたらいいけど――ごめんなさい、何も持っていないの。


>>889
そうね、それでたくさんの人が死んでしまうのかと思うとたまらないものがあるわ。
シュシュが手にかけてあげるはずだった人も勝手に死んでしまうなんて。

シュシュは、そういう無差別で心無い殺戮のための兵器が嫌い。
そこに優しさも悲しみもないのなら、シュシュの欠落は埋まらないもの。
吸血鬼と同じよ、好き勝手に殺していたら食べ物がなくなって生きていけない。

人間とは共存が必要なの。別に憎いわけじゃないもの。

アインシュタイン博士はね、そんなすごい兵器があれば――
人間は争いをしなくなるんじゃないか、平和になるんじゃないかって思って作ったそうなのよ。

結果はあなたも知ってるわね。そんなことはなかったけど。
人間は彼が思ったほど良心的ではなかったということ。


――へいわをえがいたゆめものがたり
                         しあわせなゆめはあくむにかわって――


夢はいつだって優しくて、目覚めたときに残酷だわ。
どんな夢を見て、どんな現実に苦しんだかしら?

夢が美しければ美しいほど、現実の色は浮き彫りになるのね。
それでもシュシュは、夢見ることをやめないけど。

892 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/07/22(Thu) 20:47
インターネッツでターゲット探ししてる?

893 名前:西主 緑 ◆q5YKb1.Y 投稿日:2010/07/23(Fri) 23:51
僕が前に此処に来たとき(>>884)
僕は「ヒメジオンに消臭機能をなんとかかんとか…」
と、おおよそ上品でないジョークを喋った訳だけど、
少し思うところがあった僕はそれについて少し考えてみた。

もしあの雑草にそんな便利なギミックが備わっていたなら、きっととても臭う物に添えられるだろう。
臭う物、それは何だろう?
例えば亡きがら、これにヒメジオンが添えられていたなら…

この花、あまり飾られないよね。
つまり、そんな機能が無ければ人と一緒に居られない花。
まあ、運がいいといえばいい。

こんにちは、みんな。

>>885
うん、好きだよ。
そりゃ、時には酷いことするけど、いいことも出来るから人は大好きだね。

…と、言えたら良いんだけどね…
やっぱり、人は大別する物じゃないかな?
そんな質問しても、「Yes」と答える人間は居ないと思うな。

人ってのは表面だけ見れば気色の悪い生き物だけど、奥を深く見ればとても怖い生き物ってのが解るもの。
と、言っても僕もその一員だけどね、その証拠に僕、気色悪いと思うでしょ?

あ、でも勘違いしないでね?
君の事は好きだよ? もちろん紫苑さんや先輩も。
僕にはお姉さんが一人いるけど、もちろん好き。
こんな事を言うと、ただの人見知りに聞こえなくもないけど…
ん、ただの人見知りでもいいや。

結論「人は嫌い、君は好き」
こんな事でいいんじゃない?

で、君はどう? 人は好き?

>>887
あ、そうなんだ。じゃあよかった。
僕は人の命を奪う感触の全てを気持ち悪いと思うから普通の人殺しなんだね…

…やっぱ無理だよ。
殺された側には関係ないからね、自分を終らせた人間のことなんか。
人殺しだよ。それは、殺した側が何を考えてようが、ね。
絶対に許される事じゃ無いよ。

あ、ちなみにこの場合の「許す側」は僕でもなく法律でも無く、
殺された側の事だから。

って言うのも狭い物の見方だね。
いや、真面目に話す事じゃない、と受け取ってもらって構わない。
まあ、どっちみち、人殺しなんて大嫌いだ。

>>888
僕の期待に素直に答えて下さるなんて…。もう感激意外の感情は無いですよ。
何か手伝いましょうか、ホントに。
こんなに外れた僕を簡単に受け入れてくれる…。これは全て生き物にとって共通の幸福だと、言ってしまえる気分です。

あ、あと地味にぞろ目ですね、おめでとうございます。
1/1000しか無い物をこんなに簡単に取られてしまうなんて…、紫苑さんの大きさには頭があがりませんよ。

あ、そういえば何とお呼びするかまだ決まっていないんですけど、決まるまで紫苑さんで統一することにしました。

あー、あと、飴まで下さってホントにもう、感謝です。
しかし今お返しできる物がなくて…、また今度、お渡しできると思います。
(実は鞄の中に蜜柑あるんだけど)
(このタイミングで蜜柑なんか渡しちゃったら…)
(僕が蜜柑味の飴を蜜柑に変化させたと思わせちゃったら悪いもの)

894 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/07/23(Fri) 23:57
身体鍛えてる?

895 名前:西主 緑 ◆q5YKb1.Y 投稿日:2010/07/24(Sat) 00:24
野球の中継が長引いてみたいTv番組まで起きてなきゃ…。
このつじつまはどうやって合わせるんだろうね?
番組スケジュール的な意味でなく。

>>889
たまるでしょ。
>>887さんが言ってたけど。
殺人鬼ってのは人を殺す事に快楽を得るものなんだって。
君の方法じゃ、人が沢山死ぬだけで、自分で殺すことは出来ないじゃないか。

これは僕の推測だけど、殺人鬼が人を殺さない理由、それは。
人は殺すと死んでしまうから。
沢山殺しつづけると、沢山死んでしまうから。
人間がいなくなると、自分の心の隙間を埋める物が無くなってしまうから。
そうなったら最終的にどうなるんだろう?
やっぱし自己完結、なのかな?

あー、話しが逸れたね。
つまり(僕みたいな)殺人鬼は人が死ぬのをあまり快く思っていない。

そんな危ない物で喜ぶのは、僕とはまた違う存在なんだよ。
あ、でも、僕のお願いを聞いてくれるなら、あまりそれは使いたがってる人に渡してほしくないな。

意地悪を言ってみると、君がそれを持ってる事も信じられない。
とか言ってみたりして、冗談。

>>890(シュシュ)
そうですか…。僕も…
僕も、送った方に特別な感情を抱くような…。
そんな殺人鬼になりたいです。

浅い生き物と深い生き物、ですか…。
あの時僕が自分の事を「浅い」と言いましたが…、あれは先輩に比べて、と言うことです。
今思えば失礼な事をしてしまいました。すみません。
先輩がご自身の事をどう思われてるかは存じませんが…。

あ、そういえばこの前のヒメジオン発言なんですが…
あ、やっぱりいいです。今考えると面白くない発言でした。
先輩の前であんな気色の悪い発言をしてすみません。

あ、先p…し、シュシュちゃん?
あ、あの、これからも…よろしくお願いします。

>>892
…?
インターネットで死にたがってる人を探して。
その人の命を僕が奪って。
一石二鳥。みんなラッキー。
みたいな?

僕はね、殺せたら誰でもいいってわけじゃないんだよ。
いや、威張る事じゃないけどね。
なんの言い訳にもならないけど、僕は知らない人は殺せない。
気色が悪いから。
人見知りの上に我が儘な上に、その上…
この続きは言わなくていいかな?

と、この辺で終わらせてね。
語学が発達うんぬんは誤報だったみたい。
これだから人は信用出来ないね。

896 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/07/24(Sat) 00:44
緑君はシュシュと同い年ぐらいなの?
それかただのロリコンなの?

897 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/07/24(Sat) 20:53
今、お前に心に眠る悪しき鬼が目覚める

898 名前:ミスティア ◆/ot.8NZY 投稿日:2010/07/24(Sat) 23:20
 
じめっとした空気に誘われて・・・なんてことありませんわね。
足の赴くまま。気のまま。心のままに。
辿り着いた先が「夜の辻」なんて、不思議なこともあるものです。

妾をご存じの方も、そうでない方も。
夜の辻を照らす月明かりと暗い影に魅せられていると存じます。
「狂気」がなりを潜め、きっと何処かに眠っている。
そんなこの場所を、ふと思い出してしまったのでしょう。

またこの場に足を運んでよいなら、とても嬉しく感じますわ。
宜しくお願いいたします、名を持たぬ見守り人方。
 

899 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/07/25(Sun) 15:35
野良猫が寄ってきたから、少しだけ撫でたわ。
手入れをされた猫は毛並みもきれいでやわらかいけど、野良だとそうでもないの。
やわらかな毛は汚れて固まって、ごわごわしているわ。
それでも、暖かいのね。シュシュは、猫が好きよ。

>>892
いいえ。そもそもシュシュ、あまりそういうものにさわれないもの。
新世代の殺人鬼はそうやって探すのかしら?
――言ってみただけよ、マリア。怖い顔をしないで。

シュシュはシュシュを大事に思ってくれる人しか殺さないし、殺せないわ。
だから、ターゲットなんて滅多に作らない。
人との出会いは偶然生まれるものだもの。

一緒に暮らして、ふとした瞬間にそれはやってくる。
――そう、今回だけ。今回だけよ、殺してしまおうって決めたのは。

憎いのかしら? そうね、憎いのね。
愛しいのかしら? そうね、愛しいのね。
大嫌いで、大好きで、誰よりもどうでもいいけど、誰よりも深く繋がってる。

だから、シュシュはその人を殺さないといけないの。
その人の心が、綺麗なガラス細工みたいに壊れてしまう前に。

――それとも、もう壊れているのかしら?
壊れているから、見るに耐えないのかも知れないわ。


――おかあさんのつくってくれるおかしは
                          いつだってすこしだけあますぎた――


変ね、幸せそうに笑っている顔も思い出せないの。
そういう瞬間は沢山あったはずだわ。それなのに、不思議ね。

もう沢山よ、やっと忘れたのに――なんて。
そんなことを言えるうちは、まだ忘れられてなんかいないのにね。


>>894
鍛えていないわ。そもそも、鍛えられるだけの余裕がないもの。
昨日も一昨日もろくに食べられなかったし、無駄に体なんか動かしていたら死んじゃう。

だからシュシュは発育不良で幼く見えるのよ。
だから、シュシュはシュシュの本当の年齢もよく分からなくなってしまったの。

無理に鍛えたりしなくたって、必要な筋肉なら勝手につくわ。
必要ない贅肉はつけられるほどの余裕がないし。
でも、どっちもさほど必要じゃないの。だからシュシュはやせっぽち。

体を鍛えたって、きっとシュシュはかわいくなんかならないし――
何より、そんな健康的なシュシュはシュシュだと思えないわ。
だから、このままでいいの。

毎日お腹を空かせてゴミ漁りしている薄汚い女の子。
人形を抱いた裸足の子。シュシュはそれでいいのよ。

そうね、こう暑いとアスファルトもすごく熱いから、靴は欲しいわ。
でも、ないものは仕方がないものね。

今まで一緒に暮らしてきた人たちは、みんな綺麗な靴をくれたわ。
でも、すぐに足に合わなくなってしまったし。

あら、お話が逸れた? 体を鍛えるお話だったわね。
まあいいわ、シュシュにはあんまり関係ないって分かったでしょ?


――きんこつりゅうりゅうのたくましいおひめさまは
                               おうじさまのたすけなどひつようとせず――


多くの場合、お姫様がか弱いことを前提としてお話は始まるわ。
お姫様が悪い魔女や怪物を倒してしまったら、お話にならないものね。

シュシュは別にお姫様になりたいわけじゃないけど――
あんまりたくましいのは、かわいくないから嫌よ。


>>895 ミドリ
そう? ミドリは大事な人を手にかけたいの?
それとも、殺した後に涙を流してみたいの?
それはとても卑しくて、自己中心的なことだと思うわ。どうでもいいけど。

あら、シュシュは別に深くないわ。ただの女の子だもの。
ねえ、マリア。ミドリは少しシュシュを過大評価しすぎね。

ヒメジオンのお話なんて、きっともう忘れてしまったわ。だからいいの。
よく知らなければ気色悪いとも思わないし。
そうね、生きてここにいる限り、シュシュはミドリと仲良くしたいわ。
無理にとは言わないけれど。

900 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/07/25(Sun) 15:35
>>896
あら、ミドリは小さい女の子が好きなの?
シュシュは別にそういう印象は受けなかったわ。
ただ、少し自分に自信がなさそうな人だわって、それだけ。

見た目だけじゃ年はよく分からないし――どうでもいいし。
いくつ年をとったか、よりも――どんな風に年をとったか、の方が大事。
そんなことを、むかし一緒に暮らした人が言っていたわ。

シュシュはきっと、素敵な年の取り方なんてしていないわね。
あなたはどうかしら。どんな風に年をとっている?
どんな風にして、年月を重ねていっている?

これから沢山の時間が過ぎていって、いつかここもなくなるわ。
でも、大丈夫。あなたはきっと、シュシュのことなんか忘れてしまうから。


――そのばしょにはながかざられたのはすうじつ
                               くちはてていまはだれもいない――


シュシュだけじゃないわ。ここを彩った沢山の寂しい人たちのこと、みんな。
あなたは、きっと、忘れてしまうから。

――忘れてしまうというのは、なかったことになるのと同じなのかしら?
さあ――どうなのかしらね、マリア。シュシュには分からない。

でも、仮にそうなんだとしたら、それは少し寂しいわ。
寂しくたって、その時シュシュはここにいないんだから、別にいいのかも知れないけど。


>>897
鬼なら、ずぅっとここにいるわ。
きっと、その子は眠ったことなんかないの。
鬼じゃない部分だけが、今でもやさしい水彩の夢を見ている。

悪い子は鬼に食べられちゃうって、そういう意味の言葉なのかもしれないわね。
いい子にしていないと鬼に心を食べられてしまうの。
そうして、その子も鬼になってしまうの。

――空想よ。根拠なんか、なんにもないわ。
それでも、そうね。シュシュはこの説を結構気に入ったわ。

内側が悪い鬼に侵食されていくのは、きっと怖いわね。
それとも気がつかないものなのかしら。

ずっとずっと隠していた鬼が目覚めるとき――
そんなとき、良い子による殺人事件なんかが起きるのかも知れないわ。


――おにさんこちらとなきながら
                     めかくしおにもなきながら――


誰だって、見えないところで鬼を飼っているものなのかもね。
例えば、全然嫌いじゃない人を突然殴りたくなったことはない?
今この人を殴ったら、この人はどんな顔をするんだろうって。

それはきっと鬼よ。それか、あなた自身が鬼なの。
ねえ、マリア。鬼と人の境界線はどこだったかしら?
どうしても、シュシュには思い出せなくて。

――そう、そうね。ありがとう、マリア。

>>898 お姫様
こんにちは、きれいなお姫様。
あなたはきっと言えないけれど、お久しぶりってシュシュは言えるわ。

お話の中だけであなたを知っているの。
それはロマンチックな、淡い色をした悪夢のような、きれいなきれいな夢物語。

シュシュは、お姫様を歓迎したいわ。
あなたのお話をたくさん聞きたいから。
名もなき観客の皆さんはどうかしら――きっと、いいって言うと思うけど。

901 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/07/25(Sun) 23:12
みっちーの参加はみんな許可するまでもないと思ってるのかもしれないので
俺はいいと思うけど、今このスレにいる紫苑やシュシュちゃんや緑君に挨拶でもしてから質問に答えればいいんじゃないかな?
これは俺の意見だけど

902 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/07/26(Mon) 03:02
海水浴で殺人欲をしよう

903 名前:紫苑 ◆Id7NoLZ6 投稿日:2010/07/27(Tue) 00:20
とある漫画を読んだ。
『あれ以来』割と趣味になりつつある。

――ところで。
お前達は『空想』を『空想』と嗤える人間か?


>>887

快楽、か。どうなのだろうな、実際。

私の『それ』は、結局の所生の実感を得る為の、
同時に『私』が生き続ける為のものだ。
そこに愉悦の様な感情があるかは――、正直分からない。

――そこまで深く考える質でもないのでな。


>>889

私の持論を語るのなら。
大量殺戮兵器と殺人鬼は相容れないものだ。

殺人鬼は己の目前で『殺人(それ)』を為す事で己を保つ。
己の目の前で命が消えていく様を見て自分を生かす。

――だが。核に代表される様な兵器達は、そこに『死の実感』がない。
跡形もなく消し去ると言う事は、結局『消していない』のと同価と言える。

箱の中の猫の話じゃないが、『観測出来ないモノは無いのと変わらない』んだ。

――尚且つ。
それは人が『人のまま』人殺しになれる唯一の手段でもあると言うのが、
私が『兵器』を好かない理由でもあるが――。

……まぁ、余談だな。


>>892

情報化社会が叫ばれる昨今だが。
生憎と私はそういう手法は使っていないよ。
まぁ此処に昔居た『童鬼(わらべおに)』のご友人ならそういう事をしていたかも知れんがな。


>>894

……ふむ。
ある意味鍛えている、とも言えるかも知れんな。

知っての通り、私は『手死納師』だ。
それ故に『手品』をすると言う事それ自体が『手死納』を鍛えていると言える。

……まぁ、これを鍛錬と呼べるかははなはだ疑問ではあるが。


>>896

さて、『迷い鬼』が『告死聖母』に恋慕を抱いているだとか言う話だが。
あれは多分どちらかと言えば『妹』とかに向けるものだと思うぞ?

あれは人と鬼の狭間で揺れる者。
……それに、殺人鬼にも親愛の情はある。
……ある意味人の『それ』より深いかも知れんな。

故にこそ、あの言動なのだろう。

……まぁ。
どちらに転ぼうと『不幸【幸せ】』なのは変わらないがな。


904 名前:紫苑 ◆Id7NoLZ6 投稿日:2010/07/27(Tue) 00:55
さて、懐かしい顔が見えるな。


>>897

……ふふっ、鬼の中から鬼、か。
見物ではあるな。

己の全てを晒けだしたはずの今に、『まだ先【終わり】』があるとは。

……せいぜい、楽しんで行くとしよう。


>>902

結局海に行く訳だな。
……夏場は余り表の仕事が捗らないから別にいいんだが。

割に今居る鬼達は海に行きたがらないタイプな気がするのでね。
最悪私しか同行しなくても文句は言わない様に。

さて、海で何をすると?
殺人欲?
……いつもと変わらないではないか。

どうせなら何時もはしない様な事の方がいいのだが。
息抜きの意味も兼ねて。


>> シュシュ

ああ、飴は美味しかったか。
それは良かった。

……ん?礼?
いや別に気にしなくてもいい。
私が勝手にお前に渡したのだから、例え迷惑がられたとしても私は何も言わんよ。

……そういえば。
とある地域には殺人鬼達が集まって『家族』を為している場所があるそうだ。

……何処となく此処の者達と似ている気がするな。


>> みどり

……正直喜び過ぎだと思うが。
まぁ『鬼』それぞれ、か。
別に手伝いはいい。正直手伝って貰う事も思い付かんしな。

……む、確かにゾロ目だな。言われるまで気付かなかった。

呼び方は任せよう。
好きにしてくれ、『迷い鬼』。

シュシュにも言ったが、別に礼はいい。
身勝手な奉仕だ、報酬など端から気にしていないよ。


>>901

成程、彼女が帰って来たのか。
後で挨拶をせねばな。

私は挨拶云々の話は彼女の判断に任せるとするよ。


>> ミスティア

久しぶりだな、『殺人姫』。
お互いこの場所を忘れられなかった、と言う事かな?

……ふふっ、私には拒む理由はないよ。
そもそも私自身が半ば過去の亡霊だ。
私が此処に居ていいのだから、姫たる君が居ては駄目と言う道理はない。

……いや、違うな。
『殺人鬼』であるなら、此処は誰も拒まない、と言う事か。

……ふふっ。
中々に因果だな。

まぁ、何はともあれ、宜しくな、ミスティア。


905 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/07/27(Tue) 01:41
銃はサプレッサーつけないと

906 名前:西主 縁 ◆q5YKb1.Y 投稿日:2010/07/29(Thu) 02:29
少し前に話に出て来た僕のお姉さんだけど、実はメガネ屋さんで働いてるんだ。
それで、仕事から帰ってきたらお客さんの態度がどうとか愚痴るんだけど。
そのたびに大変な仕事だと思うんだよね。

いや、これはメガネ屋に限った話では無いけどね。
接客業、つまりサービス業は人との接触がストレスに成り兼ねない。
と、今日はそれだけの話。

こんにちは。

>>894
んー、僕が肉体的に鍛えてるといえば片道30分の自転車通学ぐらいかな?
それも意図的に鍛えてる訳じゃないから鍛練の内にはいらないのかな?
まあ、とりあえず体を鍛えようって気は無いかな、今の所は。

シュシュちゃんや紫苑さんや僕が前向きに鍛えてると答えてない。
それは何故だろうか?

ここからは完全に推測だけど。
この結果は「人を殺すのに暴力は要らない」と、そう言ってる気がしない?
もちろん、正確に言えば暴力的じゃないと殺せない訳だけどね。
でも、気をつけてね。
人は鍛えなくても人を殺す事は出来る。その気があれば。
だから、殺人鬼に修業は必要無いと言える。訳でもないね、紫苑さんはそんな感じの事を言ってたし。

しかし、学生は僕だけなのだけど、鍛えないのは問題なのだろうか?

…例のDVDでも使うかな。

>>896
いや、僕はシュシュちゃんよりは年上なのではないだろうか?
と、言っても彼女の歳もよくわからない僕なんだけど。
あんまり女性に歳は聞けないよね?

え、ロr……
やけに暴力的な言葉だね、それ。
紫苑さんも言ってくれたけど、多分その感情は妹とかに向けるそれだと…。
いや、どちらかというと姉とか、いやいや、家族と言うよりは…
先生とかまたは師匠とか、そんな感じの存在だと思ってるよ、僕は。
最初は先輩と呼んでたけれど、それもおこがましかったんだね。反省。

ああ、後ね、別に彼女が年下だから好きなわけじゃないよ。
僕はシュシュちゃんだから好きなんだ、と言うのはさすがに気色が悪いけど。

あまり具体的に賞賛するのは気色悪いから控えるけど。
別に彼女は立派な女性だと思うけどね、やはり人間に歳は関係ないとあらためて思い知らされたよ。
まあ、確かに知識や経験の話をすると結論は変わってくるんだけどね、これは人の本質の話、てことで。

あー、何が言いたいのかわからない文章になっちゃったからまとめるね。
つまり僕は彼女を尊敬する限りだよ。人としても鬼としてもね。

あ、質問に答えてなかったね、僕は16歳の高校一年生だよ。

>>897
なるほど、じゃ僕は今までは悪い鬼じゃなかったんだな、と。
少し嬉しい気持ちにならなくもないけど、そんな事を期待して言ってくれたわけじゃないよね?
もし、そうなら有難うだけど。

もしいきなり僕より質の悪いのが目覚めたら僕もどうにかなってしまうのかも…
それとも僕はどうにかなった方がましになるのかも…
いや、ごめんね、こんな話は聞きたくないよね?

でもね、僕は自分の事をとても悪いと思ってる。人としても鬼としても。
だから、君の言う「悪しき鬼」の方が、僕がなりたい鬼なのかもしれないと思ったら…

あ、ごめん、自分で聞いても言い訳にしか聞こえないや。

>>898 (ミスティア)
あ、お先しております。
って、あ、先輩だったんですね。
すみません、ご丁寧に挨拶までしていただいたのに失礼をしてしまいましたね。

僕は西主 縁(にしぬし えにし)と申します。みどり又はミドリとお呼び下さい。
ちなみに余談ですが、僕は君付けで呼ばれるのが好きらしいですね、余談ですが。

先輩の事はなんとお呼びしましょうか?
…、また考えておきますね?

ともかくこらお願いします。



907 名前:西主 縁 ◆q5YKb1.Y 投稿日:2010/07/29(Thu) 03:08
ん? 「ともかくこらお願いします」ってどういう事だろう?
訂正です。

×ともかくこらお願いします

○とにかく、これからもお願いしますね。
そういえば先輩はどこかのお姫様らしいですね。
と、あまり詮索するのは野暮というものですね。ごめんなさい。
今の所を振り返ると、僕はかなり気色の悪い人物みたいですが、仲良くしていただけると嬉しいです。

↑×の文を○に直して呼んでほしい。

>>899 (シュシュちゃん)
あー、つまりですね。
殺人鬼の方には呼吸するように行為に及ぶ人が多くて。
僕には絶対にそんな事は出来ないんだろうな、と思って生きてきたんですが。
シュシュちゃんみたいな命の扱い方みたいな、そんなものを知ってですね。
僕も奪った人の命を背負って生きて、いつかその重みで終われたらいいなって思ったんです。

いや、シュシュちゃんがそうだって言ったんじゃないんですよ? それに殺人にかわりは無いですし。
僕がそう思えるようになったのはシュシュちゃんのおかげと、そういう訳です。
と、なんだか押し付けがましい言い方になってしまいましたね。すみません。

シュシュちゃんはご自分が深いわけでは無いとおっしゃったわけですが、やっぱり僕には特別に深い存在だと思うんですよね。
前回は僕と比べてしまったので、あんな言い方になってしまった訳ですねごめんなさい。

…なんか気色悪さに磨きがかかってませんか? 僕。
ご不満な点があったらなんでも言って下さいね?

>>901
あ、ごめん、僕あのお姫様が参加されるものと思い込んで挨拶してきちゃったけど…
本人も参加したいようだし、大丈夫だよね?

挨拶は返してもらわなくても大丈夫かな、彼女の負担になるようなら。
ただ僕が一人で喋ってるみたいになるだけだからそれはいいんだけど。

れよりも君、今さりげなく大変な事を言ったね。
「みっちー」だって! なんて秀逸なネーミングセンスをしてるんだ君は!
そうか、うん、彼女さえよければ僕もみっちーを使用させてもらおう。

実は僕、最近睡眠を返上して考えてる事があるんだ、とても大切な事。
君の今の発言はその答えを出す上でとても参考になったよ。ありがとう。

>>902
海、か…確、前も誘われた事があったね。

遊びに行くなら僕も行くのはやぶさかではないよ。と、実は積極的に行きたいんだけどね。
いや、海は怖いよ? でも、名無しさん達や紫苑さんやシュシュちゃんと遊びに行くってのは機会があんまり…、
て、シュシュちゃんは行かないそうじゃないか!

これは僕も残った方がいいのか? でもでも、紫苑さんは行くらしいじゃないか。
いやいや、落ち着け、何故シュシュちゃんが行かないからって僕も行かない事になるんだ?
いやしかし心配ってのはあるけどでもそこまでするのは一体どうなんだろう?
本人達に伺ってみるか? いや、両人とも「勝手にしろよ」って思うよね?
シュシュちゃんは行きたいなら行けって言うだろうし、
はたまた紫苑さんは来たくないなら来なくていいみたいな事を…
あ、そうか、海にも行かず此処にも残らなかったら万事解決じゃないか?
って、それはせっかく海水浴で殺人浴をしようって誘ってくれた>902さんの好意を無視する事に…

…ごめん、今になってようやく気になったんだけど、殺人浴って具体的に何をするの?
あんまり危ない事なら僕は参加出来ないかもしれないかな。
いや、それを口実にするわけじゃなく。

またまた一旦切ろう。
今回先輩方への挨拶が長いけど、名無しさん達をないがしろにしたい訳じゃないからね。

908 名前:西主 縁 ◆q5YKb1.Y 投稿日:2010/07/29(Thu) 03:29
あまりにも長くなるから言わなかったんだけど、シュシュちゃんじつは>>900をとってるんだよね。
惜し気もなくそんなことをやってのけるんだもの。ここの人達はやばいね。

>>904 (紫苑さん)
あれ、すこしリアクション大きすぎましたか?
うーん、最近自分でも思うんですよね。
自分が思った事をやってるだけ、てんならまだ大丈夫なんですけど、人が不快になるような反応は駄目ですよね。反省します。

あ、それで、恥ずかしながらまだ飴のお返しが準備できてないんですよ。
紫苑さんが「焼きそばパンが食べたい」って言うならコンビニにまで走りますよ? あ、お肩でもお揉みしましょうか?

…で、実は、呼び方を考えてきたんですけど。
「しおしお」ってのはどうでしょうか?
実は三日ほど寝ないで考えた自信作なんです。

あ、気に入らなかったらまた考え直しますけど…

905>>
あれ? サップレッサーって、あの音を消すやつだっけ?
…ごめんね? その程度の認識しかないや、僕。

確かに、大きな音の出るものだし、使うときは近所の迷惑も考えないとね?
まあ、使用用途にもよるんだろうけど。
せめて、近所に住宅があるような場所で使わない事を祈るよ。

銃って人を殺す仕事の人がよく使うアイテムらしいけど。
やはり人を殺す手応えが無いからだろうか?
あ、ごめん、今使った事も無いのに勝手に語っちゃったね。

でも、サップレッサーを着けなければならないってことは、やはり。
やはり、自分の殺人を誇示しないって事だから、安心出来る物はあるね。
しかし。何度も言うけど、殺人には変わりない。絶対に忘れないでほしい。

と、ここらで終わらせてね。
今回はなぜかとてもコミカルになってしまったけれど、何故だろうね?

909 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/07/29(Thu) 20:12
強くなくっちゃ、いつか逆に殺されちゃうよ

910 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/07/29(Thu) 22:49
最初は新鮮なキャラだった紫苑が
シュシュちゃんや緑君の出現によって普通の人に見える件

911 名前:西主 縁 ◆q5YKb1.Y 投稿日:2010/08/13(Fri) 00:28
ほら、この場所も残り少ないしさ。
来た後は基本、他の先輩方が来るまで待つのが僕のセオリーなんだけど…
このままじゃ名無しさん達を必要以上に待たせてしまいそうだしね。

まあ、お久しぶり。
二週間ぐらいかな?

あ、後、この前来た時に最後の質問だけ不備があるけど、何でだろう?
ごめんなさい。

>>909
なるほど、確かに。
君が言ってる「強さ」が肉体的な物なのか暴力的な物なのか、また別の物なのかは定かじゃ無いけど。

いや、君の台詞が漠然としてるって非難してる訳じゃないけどね。
でも、「強さ」ってほぼ全てにおいて同じような価値があるんじゃないかな?
あー、いいや、そんな話じゃなかったね。

強くなかったら、つまり、弱かったらそれより強い者に殺されてしまう。
「強さ」ってそのまま「強さ」と=でむすべるからね。
ん? わけわかんない事言ったね今、まあ、でも君の言ってる事は理解してるつもり。

でもね? 僕は思うんだけど。
いや、思うというか、自分が弱い事への言い訳というか、自分より強い者への強がりというか、微妙なんだけど。
いやいや、実際そうなんだけどね。
弱くても殺されるならさ、強くても同じ事が言えるんじゃないかな?
人並みに弱かったら相手にされないかもしれないけど、
人並みに強かったら向かってくる人もいるんじゃないかな?

だとしたら、僕は強くて殺されるよりは
弱くて死ぬ方がいいな。
まあ、言い訳だね。弱い奴が呟いてるだけだよ。

…それでもね、時々思うんだけど。
出来るなら、もし許されるなら…
終わる時は人として…

いや、冗談。ごめん…

>>910
いやいや、それは無い。

よく皆様のステイタスを考えてみて。

手品師で殺人鬼。

道をうろつく少女で殺人鬼。

学生で殺人鬼。

さぁて、この中で1番珍しいのは誰だと思う?
もちろん無論、紫苑さんだよね?

まあ、でもこれはステイタスの話、君が言ってたのはキャラの話だよね?

紫苑さんは僕みたいなのにも名前をつけるぐらいお人よしだし。
かといって全く甘えさせてくれない厳しい一面も持ってると思う。
さらに時々話をとんでもない方向に持ってくし、まあそこが尊敬してるとこでもあるんだけど、

と、あまり語り過ぎると気色悪いのでこの辺にしとく。

シュシュちゃんは彼女で何を考えた末の発言なのかわからない時があるけど、そう言うところに底の深さと言おうか…
いや、あまり良くない噂が立っても嫌なのでシュシュちゃんについては一文で終わっとく。

そんで僕はどうだろう?
いつも意味ありげな言葉を吐いては君達の言葉を勝手に見当違いにとらえ。
あげくに逆に質問してる時もあるし…。

僕が外れてるのは承知してる。
それでも君が僕と一緒に居てくれてるのも理解してるつもり。

だからね、君が紫苑さんより僕やシュシュちゃんをおかしいと思ったのは。

まあ、そういう事なんだと思うよ。

と、言ったそばからよく解らない締めで終わるけど。

みんな来てないみたいだからさ、
質問するときはさりげなく来て欲しい。お願い。

912 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/08/13(Fri) 00:41
殺人鬼って結婚願望ないの?

913 名前:西主 縁 ◆q5YKb1.Y 投稿日:2010/08/29(Sun) 02:52
しかし、かなり寂しいね、この状況は。
ほら、あまり僕が来過ぎると他の方に負担がかかるし。
それに人が来ないと僕のモチベーションも上がらないし…
いや、最後のは僕のはた迷惑な勝手だけど。

まあ、皆さんお忘れかもしれないけど、
みんな殺人鬼なんだ、夜の辻に消えてしまう事もあるよ。
それは、個人的にとても悲しい事だけど…
まあ、僕のはた迷惑な勝手だよ。

>>912
あー、そんな感じの質問か…
此処の門を叩いた時から来るとは思ったけど、
こんな事を聞いてくるとは、名無しさんも腕を上げたね。
いや、僕が君の腕を測れる訳がなかったんだね、さすが。

えと、殺人鬼に結婚願望があるかどうかだよね?
それは結婚というか、それより殺人鬼を何と見るかに答えがありそうだと思う。
つまり僕を、殺人鬼である前に人間だ、と捉えるか。
又は、殺人鬼と言う時点で人から逸脱している、と考えるか。

まあ、恐らく僕は殺人鬼の中でも特殊なのかもしれないけど、
殺人鬼にセオリーなんて存在しないとも言える。

だから、僕は前者の方には「人間と同じ基準でいいよ、そんなに異質な存在じゃないからさ」
と答えるよ。
そして後者の人には「殺人鬼は君達と感性が違うから君の考えてるようには行かないのは確か」
って言うかも。

つまり、僕も正直に答える気が無いって事は。
やっぱりその質問は個人的な思考が絡んで来るから、僕にはそのくらいしか答えられない。
って事。
じゃ、またね。

914 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/08/29(Sun) 22:58
人を殺しても得られるものは罪しかない

915 名前:ミスティア ◆/ot.8NZY 投稿日:2010/09/04(Sat) 00:22

受け入れていただけたようなので、
>>901さんの意見を参考にさせていただきますわ。


>>シュシュさん

初めまして、可愛らしいお二方。
亜麻色の髪の子は、どうしてか不思議な雰囲気ですわね。
どこに居るのか分からないような。
・・・あぁ、お気を悪くされたなら許して頂戴。

たくさんの“殺人鬼”が夜の辻に集まっていた頃は・・・
名も無き人々の出入りも、圧倒的に多くて。
此処に居るときだけは何故か、女の子に戻れた気がしましたのよ。
普通は、此処でこそ“殺人鬼”であるべきですのに。
まだまだ、お話しはたくさんありますわ。
いつでも聞きにおいでなさいまし。

それと、良ければクッキーとジュース、召し上がって?
あなた方、暑さで少し疲れているように感じますのよ。


>>ミドリさん

初めまして。
あなたも館田さんと同じように学生ですのね。
・・・夜の辻は若い人を捕らえやすいのかしら。

えぇっと・・・君付けで呼ばれるのがお好き、ですの?
別に構いませんけど、やはり慣れなくて・・・
年の近い対等な者など、これまで居ませんでしたもの。
ですから、慣れたら、ということにさせていただきますわ。

妾の呼び方はお好きになさって。
ふふっ。無礼のない程度に、ですけど。


>>紫苑さん

お久しぶりですわ。
そう・・・惹かれてしまったのでしょうね。
薄い闇の塊の分際で・・・随分と惨いことをしますわ。
もう妾たちは後戻りできません。

夜の辻は心が広いようですわね。
どんな“鬼”でも、その闇に閉じこめるのですから。

またお会いできたのも何かの縁。
手品、また見たくてよ。
ふふ、この間見せていただいた鳩の手品は素敵でしたわ。

そうだ、是非お洋服を買うときにご一緒させてくださいまし。
2年ほど前の約束でしたのよ。



今宵は挨拶だけで失礼させていただきますわ。
夜の闇に迷い込まないよう、精々気をつけてお帰りくださいまし?
 

916 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/09/04(Sat) 00:30
サディスティック ミスティアの刃でズタズタに裂かれたい

917 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/09/09(Thu) 21:23
女の子は誰も 世界中で たった1つのジュエルよ

918 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/09/11(Sat) 06:03
死ぬときは自分の好きな死に方で死にたいね
事故は嫌だよ

919 名前:ミスティア ◆/ot.8NZY 投稿日:2010/09/26(Sun) 01:28

ご機嫌よう。

日暮れ頃、とても綺麗な月を見ました。
屋根の上にあるときは大きく存在感を見せるものなのに、
空の真上に昇ると、あんなに小さく儚げな存在になってしまう。

月とすっぽん・・・いいえ、月と人間、ですわね。

人間は上に昇れば昇るほど、己の権力を見せつけたがります。
少しは月を見習えば宜しいのに。
自己アピールも度が過ぎれば、格好の的となってしまいますわよ。


>>265

動機なんてありませんわ。
きっかけ無くしては起こらないような、そんな優しいものではなくてよ?

理由ならいくらでもありますけれど・・・
貴方が求めたのは殺人の「動機」ですし、
別に聞きたくもないでしょう?
狂気と使命との瀬戸際で起こしてしまった惨事など。

やはり他の殺人鬼の方には動機が存在するのでしょうか。
思い返せば、突っ走るように今まで生きてしまいましたわね。


>>267

ありますわ。
・・・ええ、ご名答。現在進行形です。

ああ、でも。
逮捕されたからと言って、裁判なんて行いませんわよ?
ろくに調べもしないで処刑ですわ。

妾の罪は殺人罪ではなく「不敬罪」でしょう。
『尊き国王陛下を辱めた非国民』が、一部の大臣が妾に持つ考えです。
神のような存在である血を流させたことを、「辱め」と呼ぶ。
一国民ではなく、「聖人」として尊びました、とアピールしているのですわ。

国王は既に土に還っているのに・・・愚かなこと。
カエルの子はカエル、上が駄目なら何処も彼処も駄目ですのよ。


>>270

奇遇ですわね。
よくない顔達が浮かんできて、気分が悪くなっていたところですわ。

飛んで日にいる夏の虫とは、まさにこのこと。
貴方から申し出たのです。妾が手加減する必要はないのでしょう?
どれだけ引き裂いても、斬り散らしても、叩き砕いても良い。
殺し「合い」などしませんわ、妾が一方的に・・・生かし殺せばよろしくて?

ああ、でも・・・残念。
お食事の約束さえ無ければ、存分にお相手できましたのに。

でも、放置は残酷。一刀だけ、左肩に差し上げますわよ(くすっ


>>275

構いませんわ。
ちょうど出歩きたかったところですし。
・・・けれど、オムライス限定ですの?

あぁ、別に嫌いなわけではなくてよ?
今まで数度食べた程度だけれど、中々美味でしたから。

あなたのお勧めに連れて行ってくださいまし。

・・・それにしても、夜の辻ではトマト料理をよく耳にしますわね。
やっぱり館田さんが居るから、ですの?(くすっ


>>281

書いて字の如く、だと思っていますわ。

鬼のように人を殺すから・・・とは言えない者が
「殺人鬼」と呼ばれることも、有るには有りますけど。

そもそも殺人自体、そう多くの人間ができることでは無いでしょうし。
畏怖の念を込めて「鬼」と付けるのではなくて?

職人の方面にも、そう付けられる方が居るでしょう。
でも、彼らはれっきとした人間です。
人より遥かに上を行く者に、人外の“何か”を感じるのだと思いますわ。


>>282

・・・別にスターでもないのですから、
妾のサインを持っていても良いこと有りませんわよ?

一応は王家の者ですが・・・
紙切れに書いた程度では、特に価値になりませんわ。
正式な書類があってサインがあって、正式な印があれば完璧ですけれど。
それでも、学校に行けば妾の書類くらい残っているでしょう。

・・・ああ、結局サインは駄目ですわよ?
筆跡を知られたら困る立場だと言うことを、忘れそうでした。
夜の辻は、居心地が良いのですから。
 

920 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/09/26(Sun) 13:05
満月の元、死体を運びます

一体10万円

921 名前:西主 縁 ◆q5YKb1.Y 投稿日:2010/10/08(Fri) 00:16
お久しぶり。
長い間開けてしまったね。ごめんなさい。
みんなは僕が夜の辻に消えてしまったと思った?

なら期待を外してごめん。
しかし僕は君と話すよ。

>>914
上手い事を言ったわけじゃない。
言い得て妙と言う話じゃない。

あ、ごめん。気を悪くしちゃったかな?
ごめんごめん、てさっきから謝り過ぎだね。

君が言っている事は100%正論だし、この社会を生きる上での心理だと思う。
いや、普通に真理かな?
今のは上手くないね。

こんな時、僕が質問に上から答えてる様に聞こえてたらごめんね。
僕らと君とは捕食被補食の関係、それは正しいのかも知れないけどね。
でも、だからって僕が君より偉いわけじゃない。
そこを前提として僕は話してるんだけど。

えっと、話が逸れたね。
僕は「この社会を生きる上で」って話したけど。
でもそれは、君たちが生きる世界と僕の生きたい場所は同じだって言いたかったんだ。

伝わった…かな?

>>915(ミスティアさん)
こ、こちらこそはじめまして。

僕はその館田さんとはお会いしていませんが…
この中で会いたい人だとは思いますね。

いや、こちらこそ強制してしまったみたいでごめんなさい。
別になんて呼ばれようと受け入れます。

それにしても、やはりミスティアさんからは高貴なオーラが漂って来ますね。
僕も影が濃くなったような気がしました。
……えっと、今のはミスティアさんが強く輝いてて
それに比例して僕の影の色が深まる…みたいな比喩をしようとしたんですが…
いえ、なんでもないです。

えっと、呼び方は…また考えておきま…
って、まさか答えてないところから答えられるつもりですか?
いえ、無理しないで下さいね。

>>916
な、なに? その異名みたいなの。
ミスティアさんのなの? そんな格好のいい呼び方があったとは…
知らなかった…
やはり、凄い人にはそれに見合った称号がつく物なんだね。

僕は今まで、名声は自分で名乗る物だと思ってたんだけど。
彼女がそれを名乗ったのではないなら、名声は実力の付属品ということか…
それが憧れからの二つ名か、畏怖からの物なのか…
いや、どちらにしても、あの人がそれだけ有名だと言うこと。
そして、それだけ有名であるにも関わらず今も生き残っていると言うこと。
やはりあの人は偉大なんだね。

さて、本題。
君は彼女に殺されたいと言ったけど
それは君のどんな感情がそうさせているんだろう?
彼女でなければいけない訳はなんだろう?

僕には君の、彼女への好意がそんな事を言わせてるんだと
それしか思いつかなかったんだ。
でも、君の人生に僕が口を挟む事じゃ無いのかもしれないけど
それでも少し言わせてもらうなら…

あまり彼女に押し付けないで欲しかっ…たり…して。
いや、君が悪いと言ってるんじゃないし、君の気持ちを無下にしたいわけでも無いけど…
それが出来ないなら、せめて…
僕のいない所で言って欲しいな…

>>917
なるほど…確かにヒトは一人一人輝き方が違うし、魅力的な物もあれば
…逆にまがまがしい物もある。

それを宝石に例えるなら、物凄い納得の行く話だね。
いつも思うけど、君のその語彙はなんでそんなに凄まじいんだろう?
聞いていて、自信の劣等感を彷彿とさせるよ…
しかし、相手を褒めるより先に自己嫌悪が働くのはやはり自己中心の証拠なのかな?

いや、僕の話じゃなかったね。
君の話は全て感心するんだけど、一つ気になる事があったり…

なんで、少女限定なのかな?
僕の考えでは、ヒトの魅力の種類にあまり性別は入ってこないんだけど…
いや、それは僕の考えが幼稚なだけか…
己が正しいと思うのはよくても、他を否定するのは駄目だよね。

君の言った事、ちょっと考えて来るよ。

と、あまり答えられなかったけど、ひとまずこれで終わりにしとくね。
また今度、会おうよ。

922 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/10/08(Fri) 16:06
なんだこのネガティヴボーイww

923 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/11/19(Fri) 23:50
こんばんは。ミオソティスの花が散って、どれぐらい経ったかしら?
シュシュはね、ひどく汚れた夢を見ていた気がするわ。気がするだけ。

烈しい夏を飛び越えたら、秋の葉は色づくそばから散っていく。
甘い香りに溺れるうちに、死を招くような冬が来る。

喉元を過ぎれば熱さを忘れて、茨を握り締めた痛みもいつかは消えてしまうわ。
だから、きっと走れるの。もう少し、この体は生きられるはず。
さあマリア、一緒に行きましょう。どこまでも? いいえ、もう少しだけ。


>>901
お姫様が来てくれて、あなたたちも懐かしい?
そうね、いつか失くしてしまったきれいなものを見つけた気分かしら。
色褪せることもなく、形を変えることもなく。

あのね。シュシュは、お姫さまのことをよく知っているわけじゃないけど――
きっと、あなたの言葉は役に立ったと思うの。

懐かしい場所に立つことは、とても不安だから。
その場所が大切な場所なら、きっと恐ろしいくらいに。


>>902
楽しげな人が集う夏の海は、きっと眩しいわ。
人が少なくなった秋の海は、きっと寂しいわ。

そこで人を殺したら、一体どうなるのかしら?
海の水は、全てを流して忘れさせてくれる?
清める力は流れた血を飲み込んで、何もなかったように振舞ってくれる?

それが優しいのか恐ろしいのか、シュシュにはよく分からないわ。
海はいつも穏やかな顔で、その下に何かを隠しているの。
実際に見たことはないけど、そんな感じがする。

大きな白い鯨は、一人のおじいさんの人生を飲み込んでしまった。
一緒に沈んでしまった周りの人間も数えたら、もっとたくさんかしらね?


――けっしてのぞんではいけないばしょ
                         ひどくとおいところにらくえんがあるのなら――


死んだら天国に行けるって、ある人は言うわね。
殺人鬼にとっての楽園はどんなところなのかしら。

なあに、マリア? シュシュ、何かを忘れている?
――そうだわ、悪い子は天国に行けないんだった。
すっかり忘れていたわ。そこは良い子のための場所だってこと!

924 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/11/19(Fri) 23:51
>>904 シオン
ええ、甘くてとってもおいしかったわ。ありがとう。
マリアがものを食べられないことが残念ね。

殺人鬼の、家族? そこは、素敵――と言っていいのかしら。
ここに似ているの? それなら、きっと素敵なところね。
シュシュは、その場所に行くことができないけれど。

遠くから眺める明かりは、とても羨ましくて、とても――
とても、憎たらしいんだもの。


>>905
そうね、静かにすることは良いことだわ。
お祈りの最中に銃声が聞こえてきたら嫌だもの。
でも、どちらかと言うと悲鳴が聞こえるほうが嫌かしら?

シュシュは、銃の扱い方をよく知らないの。
使ったことがないわ。これからもきっと使うことはないと思う。

向けられたことならあるけど――撃たれたこともないの。
あの銃口が火を放ったら、あの引き金が引かれていたら、どうなっていたかしら。

きっと、とても痛い思いをして死んでいたのね。
もしかしたら、痛いと思う間もなく死んでしまったかも知れないけれど。

どっちにしても、シュシュが死んでしまったらマリアはひとりぼっち。
そんなことはあってはいけないの。だから、シュシュはまだ生きてる。

いつまで? さあ、いつまでかしら。
分からない。先のことなんて、なんにも。

でも、きっと長生きはできないんだと思うのよ。
それはもしかしたら、浅ましい願望なのかも知れないけれど。


――こゆびでたいせつなやくそくをした
                        かれはえがおのままひとさしゆびをひいて――


どういう風に人を殺してしまうにしても、他の人への気遣いは大切ね。
だって、どうやっても迷惑はかかってしまうんだもの。
汚さないように、乱さないように、そっと立ち去ることが礼儀。

そこにははじめから誰もいなかったんだって、そう錯覚してしまうぐらいに。

925 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/11/19(Fri) 23:52
>>907 ミドリ
呼吸をするように人を殺せるのは、きっとそれが自然なことだからね。
ご飯を食べる前にお祈りをするぐらいに自然なこと。

ミドリがそうできないのは、きっと習慣の違いだわ。
習慣が人の形を作っていくの。繰り返すことが大切。

深いと感じるのは、分からないからかもね。
不満にも思わないし、気持ちが悪いとも思わない。
ミドリはね、もっと好きなように喋っていいと思うの。


>>909
そうね。だから、シュシュは殺されてしまうんだと思うわ。
きっと強い人はシュシュのことを必要としない。
一人で歩ける人が杖を必要としないみたいに。

勿論、シュシュは杖なんかじゃないわ。
どちらかと言うと、そうね――上手なたとえが見つからない。
弱っている人に取り付いて、少しだけ痛みを忘れさせて――

鎮痛剤? ううん、なんだか違う気がするわ。
やっぱり麻薬なのかしら。最後に殺してしまうんだもの。

ああ、お話が逸れちゃった。ごめんなさい、いつものことだけど。
シュシュに強くなってほしいって、あなたは思う?
誰も殺さなくていいぐらい、寂しさにも痛みにも耐えられるぐらい、強く。

もしも死んでほしくないって思ってくれているんだったら、とっても嬉しいわ。
でも、きっとシュシュは強くなんてなれない。
強くなるには甘えすぎて、汚しすぎて、わがまますぎるんだもの。

望みすぎた日々は戻ってこないし、きっと手に入れることもないのよ。


――しずかにりょうめをとじたときに
                 ふかいやみはなにもかもをのみこんで――


いつかどこかでシュシュが殺されたって、哀れむことも泣くこともないわ。
シュシュのことを覚えている必要だってない。
おしまいは誰にだってやって来るもの。

朽ちた花を懐かしむより、咲いた花を慈しむほうが大切。
おしまいの瞬間に、後悔しないように。
その時に泣いても、きっと誰も見てなんてくれないから。


今日はここまでにしましょうか。もしも待っていてくれた人がいたなら、どうもありがとう。
続きはまた来たときに、ね? それほど遅れないようにするって、約束するわ。
それじゃあ、またね。

926 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/11/19(Fri) 23:53
殺しの依頼を100円で受けてくれ

927 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/11/21(Sun) 16:37
暗くなっていく空を眺めていると、不思議な気分になるの。
冷たくなっていく風は心の余裕も奪う気がするわ。気がするだけ。

>>910
あら、そうなの? シュシュにとっては、シオンは今でも面白い人よ。
少なくとも、シオンが新鮮味を失ったわけじゃないと思うわ。
シュシュやミドリが特別おかしな人というわけでもないと思うし。

新しく現れたものに目を引かれるのはよくあること。
見慣れないから、珍しく感じてしまうのね。

でもね、失ったときに寂しいのも、新しいものより見慣れた風景なの。
馴染みがなければ、なくなったって寂しくないわ。
元に戻ってしまうだけ。でも、馴染んでしまえば元に戻すのは難しいから。

少しずつ積み上げた記憶だもの。一つ一つ重ねていった感情の摩天楼。
いくら新しい記憶を上塗りしたって、消してしまうには時間がかかる。


――やけのはらをながめてなみだをながした
                            それでもほしはかわらずにかがやいていた――


それでもみんな、いつかは忘れてしまうのね。
それは優しい、優しい救済措置だわ。

知らないうちに築いていた普通という価値観すら、いつか。


>>912
さあ、人によるんじゃないかしら。中には結婚していても殺人鬼って人もいるでしょうし。
以前ここに、はなちゃんっていう女の子がいたでしょう?
その子は両親も殺人鬼だったみたい。

後は――誰だったかしら。結婚して、奥さんと一緒に殺人を続けていた人。
それに、結婚した後も殺人は続けていたけれど、奥さんは何も知らなかった人もいたと思うわ。
有名なフィッシュおじいさんなんか、子供が六人もいたわね。

それで、シュシュはどうなのか知りたい?
そうね――シュシュは、結婚できる年齢まで生きないと思うわ。

もし生きたとしても、きっと結婚なんかしないし、できない。
だって、シュシュを好きになる人ってみんな死にたがるんだもの。

仮にシュシュを好きになってくれて、死にたがらないような人がいたら。
その時はきっと、シュシュのほうが死ぬときなんだわ。


――かわりはてたこうふくなおうじさま
                        みすぼらしくみえてもかれはしあわせで――


ああ、勿論マリアは違うわ。だってマリアは特別なんだもの。
シュシュは永遠にマリアの家族で大切なお友達。

無償の愛情をくれるのは、いつだってマリアだけ。
心の底から信じられて、一緒にいて安心できるのはマリアだけよ。

928 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/11/25(Thu) 23:44
空が飛べたらどこへ行きたい?
雨が冷たい夜は、月さえ見えない夜は、どこを目指して飛べばいいと思う?
考えるだけ無駄なの。だって――にんげんはそらをとべないもの。

>>914
それを断言できてしまうほどに、あなたは人を殺した?
たとえそうだとして――それはあくまであなたの場合だってこと、忘れてはいない?

シュシュとマリアが得たもの、おぼろげだけど確かにあった何か。
あなたに否定されたって、それは消えたりしないの。

さよならを告げた数、お祈りを捧げた数。
最後にあの人の目に映ったものは何だった?
シュシュは覚えてる。忘れたりしないわ。きっと、ずっと、忘れたくなっても。

泣いたりしない。満ちると同時に欠けていく何かを悼んだりもしない。
心を通り抜けていく隙間風は、心の在処を教えてくれるわ。

でも――あなたの言うことも、分からなくはないの。
得たとして、失ってしまったらそれはなかったのと同じ。
そんな風に思ってしまうことも、確かにあるから。


――てのひらににぎりしめたたからもの
                          きえてもこわれてもたいせつな――


だから、そう。シュシュが言い換えるならね。
「人を殺しても、残るものは罪ぐらい」――こうかしら。

シュシュがいなくなっても、きっとマリアが覚えていてくれるわ。
でも――頼りっきりになったら、マリアはシュシュを見捨てるのかしら。
どっちにしても、マリアの声はシュシュにしか届かない。

マリアがそれをどう思っているかは、いつだって教えてくれないけど。


>>915 お姫様
かわいいなんて言われたのは、とっても久しぶりなことだわ。
マリア――そう、マリアはね、この子。汚れた人形ってみんな言うわ。
マリアの声はシュシュにしか聞こえないんだって。不思議ね。
いいのよ、いつものこと。気分が悪くなんてならないわ。

お菓子をありがとう。クッキーもジュースも、甘いものは幸せな味がするの。
シュシュからあげられるものはないけど――そうね。
きっとシュシュは、一人の女の子であるお姫様のことを覚えていてあげられるわ。

929 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/11/25(Thu) 23:45
>>916
お姫様は嗜虐的? シュシュにはそうは見えないけど。
それとも、あなたはお姫様にそういうふうに振舞ってほしいのかしら。
そして、あなたの命を終わらせてしまいたいのかしら。

あ、よく見たら死にたいとは言っていないのね。
死なない程度にズタズタになりたいの? それはどうして?

自分の命を、大切な人に捧げたい?
捧げることでその人の一部になれるような気がする?

――色々考えたけど、分かったことは一つね。
やっぱり、シュシュには分からないことなんだわ。

これはきっと、分からなくていいこと。
深く踏み込めば、きっと自分も他人も傷つけることになる。


――みをさくいたみながれるいのち
                      さいごになにをみておわりたい?――


歩くときには足元に注意をしなくちゃ。
何が落ちているか、どこが奈落に通じているのか分からないから。

望む終わり方があるのなら、なおさら。
何がどこで邪魔をするのかは分からないわ。
それも含めて不可避の運命と呼ぶのなら、もうどうしようもないけど。


>>917
そうかしら、どうかしら。そうね――分からなくはないわ。
ちょっとだけ考えてみましょうか。

価値はあるけど、見つけられずに眠ったままの宝石。
偶然見つけられて、高値で取引される宝石。
どちらも、本質は似たようなものなのかも知れないわ。

見つけるには危険が伴って、運も必要で。
でも、見つけたからって幸せになれるとは限らない。
かわいそうなカナリアは、鳥籠の中で鳴いているの。

鉱山の中で眠っていることと、掘り出されて磨かれること。
宝石からしたら、どっちが幸せなのかしらね?


――のろいのほうせきはひとりぼっち
                        にくまれてうとまれてうみのそこ――




そうそう――突然だけどね。この間、きれいな瞳の動物を見たのよ。
まるで宝石みたいな、きらきら光る瞳の動物。
夢の中じゃなかったら、もっと良かったのに。

まあ、現実にいたって、シュシュみたいな悪い子のところには来ないかしら。
きっと逃げられてしまうわね。悲しいけど。
それに――シュシュには、マリアがいてくれればいいもの。

930 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/11/26(Fri) 19:45
武器を奪われたあなたは仔猫ちゃんになるのよ

931 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/11/27(Sat) 23:40
最後に泣いたのはいつだったか、あなたは覚えている?
最後に笑ったのはいつだったか、きちんと覚えている?
シュシュは覚えていないわ。痛かったこと、辛かったこと、嬉しかったことも。
忘れているうちにできなくなるのかしら。必要がなくなるのかしら。


>>918
ええ、そうね。シュシュもときどき、そんなことを思うわ。
思いがけず事故で死んでしまうのも、病気で弱っていくことも怖いの。

最後に見るものが車とアスファルトの道路なんて嫌。
動くこともできなくなって、生きた肌を鼠にかじられるのなんて嫌。

だってね、泣きながら生まれてきたのよ。死ぬときぐらい笑いたいと思うわ。
人が自分の生き死にを選ぶなんて傲慢だって怒る人もいるのかも知れないけど――

シュシュはね、最後にちゃんとお別れを言いたいのよ。
さんざん悪い子でいたわ。今だって悪い子なの。
でも最後ぐらいは、いい子のふりをしてみたいじゃない。


――いちばんさいごのあいのこくはく
                        どうせだれにもきこえない――


あなたの望む死に方は、どんな死に方かしら。
それは安らかなのかしら。それとも痛みに満ちている?
シュシュが望んでいるのはね、――ううん、秘密。

流れ星まで願いよ届け。下賎な望みを嘲笑え。なんてね。


>>920
色々なお仕事があるのね。でも、シュシュにはいらないわ。
必要もないし、お金だって持っていないもの。

死体を見られたら困る人が、あなたにお仕事を頼むのかしら?
もしかしたら、ひっそりと自殺する人にも必要なのかも知れないわね。
死んでしまった後、誰にも発見されないままだと腐ってしまうから。

でも――そんなに高価な値段で、本当に大丈夫なの?
副業でやっているのかも知れないけど、生活はできるのかしら。

余計なお世話? そうね、その通り。
いらないことを喋りすぎてしまう癖、どうにかしないといけないわ。


――くちをふさいでめをとじてなにもなかったふり
                               じぶんなんていなかったふり――


悪気があって言った言葉なら、きっとどう受け取られても平気。
ただ、何の悪意もなく放った言葉が人を不快にするのはとても怖いの。
構えていないから。無防備だから。自分が悪いのに、ひどく傷ついてしまう。

満月にさらせば、見苦しい心もきれいになるのかしら?
桜の木の下に死体が埋まっているように、それはロマンティックなお話。

ねえマリア、あなたは満月の元に運ばれたいと思う?
――うん、そうね。マリアは、死んだりしないもの。

932 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/12/01(Wed) 00:30
ときどき、理由もないのに楽しく感じることがあるのよ。
渦巻いたロリポップを舐めるみたいに、それはひどく堕落した気持ち。


>>922
なんだもなにも、それはミドリよ。たぶん。ミドリのことが気になるの?
今までにミドリが喋った言葉を反芻したら、ミドリのことが分かるかも知れないわ。
もっと分からなくなるかも知れないけど。

――あのね、どんな人でも無意識に仮面をかぶるとするわ。
ミドリがここで被っている仮面がネガティブなだけで、別の場所ではもっと明るいのかも。
友達に囲まれて、他愛ない会話をして、ごくごく普通の男の子の顔をしているのかも。

そんな風に仮面の下がどうなっているか考える人はよく見けど――
仮面の裏側に何があるのか考えたことはある?
仮面の下の瞳は、ずっと仮面の裏側と向き合っているのに。

そうね、トランプみたいなものよ。
みんな、これが自分って主張する面を人に見せながら歩くわ。
でも、自分から見える自分の仮面も、その向こうの自分自身も別のものなの。


――たとえるならばくろのだいやがわたし
                          あなたはさしずめこっけいなじょーかー――
                     

シュシュはね、ときどき人間の顔って数字を見せたトランプみたいだと思うのよ。
いかにも自分はこんな顔です、って振舞って、演じて。

でも、そんな自分の顔はみんなと同じ無個性な柄にしか見えないの。
ふふ、おかしいわ。鏡を使ったって、正確な自分の姿なんか見えないし――

――見えたとして、そんなの仮面が映っているだけなのにね。


>>926
あら、だめよ。シュシュはそんな報酬で人を殺せない。
シュシュに殺される誰かさんはね、シュシュとマリアの心を埋めてくれないといけないの。

何より、シュシュは無力な女の子だもの。
シュシュのこと、好きになってくれないと無理だわ。

もし殺し屋さんだって、そんなお値段じゃ帰ってしまうわ。
でもねえ、そうね? 頼んだのがとっても物好きな人だったら――
それがあなたの全財産で、この先の一生をかけて支払い続けるつもりならやってくれるかも。

あなたの持っている、未来を含めた全てと、他人の命を交換。
これなら、ぎりぎりありえなくもないかもって楽観できるかしら。

その言葉が聞きたかった、なんて言って笑ってくれるかも知れないわ。
ほら、殺し屋さんって変わった人が多そうだもの。
お金よりも面白さや、自分が気に入った相手であることが大切、って。


――いきることしぬことすべてがごらく
                         もちろんたにんのいのちだっておなじ――


そういうことを考えると、生きるも死ぬも結局は運なのね。
それで納得できるかどうかは、また別のお話だけど。

933 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/12/01(Wed) 00:32
>>930
おかしなことを言うのね。シュシュは人間だわ。いいえ、鬼だったかしら?
どう足掻いたって、かわいい愛しい猫になんかなれないの。

そもそも、シュシュは武器なんか持っていないもの。
武器を持っているとしたら、外見と年齢と性別かしら。

痩せっぽちな、肌の白い、金髪の、幼い、みじめな、人形を抱えた、女の子。
そうね、これを全部失ってしまったら、シュシュに声をかける人はいないと思うわ。
そうなれば、シュシュが人を殺せることもなくなると思う。

そうなったシュシュは無抵抗な生き物かしら?
いいえ、きっとどうでもいい生き物よ。誰も気にも留めない。

視界の隅で死んでいるのを確認して、舌打ちをして通り過ぎる程度。
あら、なんだかいつか道端で見かけた子猫みたいね。
正確に言えば、子猫だった肉かしら。


――わたしがほしいのはかわいそうなこねこ
                            かわいそうだったこねこではなくて――


あなたの言ったことは、案外当たりなのかも知れないわ。
子猫ちゃん、罠にご用心。愛しい人は、案外残酷で意外にも狡猾。

そして、どうでもいい人は無感情に無意識にその体を殺すの。


ようやく追いついたみたい。ね、マリア。
本当にもうすぐ、ここからいなくなることになるから――
きちんと、お別れの挨拶を考えなくちゃいけないわ。

今のうちに考えておかないと、きっと思いつかないもの。
素敵なお別れができるといいわ。ねえ、マリア。あなたもそう、思うでしょう?

934 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/12/01(Wed) 22:24
人助けをした事はないか?

935 名前:マリア・シュシュ ◆//ARK./I 投稿日:2010/12/04(Sat) 01:48
小鳥が歌うのを聞いたことがある?
シュシュは聞いたことがないの。鳴くのなら、聞いたことがあるんだけど――
きっとね。小鳥って、心臓が小さいでしょう?
よほど安心した状況でもなければ、歌えないんだと思うわ。


>>934
人助け。さあ、どうだったかしら。
あったような気もするし、なかったような気もするわ。

落としたものを拾ってあげた程度なら、たくさん。
命を救ったとか、希望を与えたとか、それぐらいなら皆無よ。
少なくともね、意識的にそうしたことはないの。

与えて、奪って、見届けて、さよならを告げて。
そのどこかで、誰かをどうしようもないほど傷つけたかもしれないわ。


――あまくてくるしいおかしのいえ
                      わすれられないのはにくむべきあのひとの――


ずっと昔――ううん、それほど前でもなかったのかしら。
道端に落ちていたガラスで怪我をしたのよ。
その時にね、知らない人が話しかけてくれたの。

優しそうな、どこにでもいるような初老の女の人。
血を見てとっても驚いて、傷の手当てをしようかって言ってくれた。

シュシュはね、逃げたわ。大丈夫って言って、一目散に逃げたの。
どうしてかしら。怖かったわけじゃないの。
悲しくもないのに、胸が一杯になってしまったの。

あの人はシュシュのことなんかもう覚えてないと思うけど、シュシュは覚えてる。
あの人は、何もできなかったと思ってるかも知れないわ。
でもね、シュシュはあの時に確実に助けられたの。

きっとそういうものよ。
シュシュがどんなに人助けをしたって、ワルキューレは迎えに来ないでしょうけど。

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