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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐

1 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/11/12(Sat) 19:35
深まりゆく秋、空は高く空気は澄み渡り、時に寒さに身を縮めますが、小春日和の陽光が身を包むときは殊の外心が安らぐ季節でございますね
木々より舞い落ち道を色づかせた枯れ葉を掃くときは、情緒を我が身で感じること一入でございます

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
この度、ここに新館ノ弐を立てさせていただきました
何卒よろしくお願いいたします

(前スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&ls=50


以下、お願い申し上げます

壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。

弐.わたくしとわたくしの家族、ご近所、友人の方がお話をするスレッドでございます。
世間話などしに来ていただけたら嬉しゅうございます 。

参.キャラハン(吸血鬼関連もしくは場に合わせたオリジナルキャラクター)もご参加いただいてけっこうでございます。
SF系の方はご遠慮願います。
 キャラハンを続けてくださる方は、初お目見えの際に、大まかでけっこうですので自己紹介くださいませ。
名前「     」
性別「     」
容姿「     」
服装「     」
備考「     」

わたくしにつきましては、以下の通りでございます

名前「アーチェロ・カルミーニオ」
性別「女性」
容姿「銀髪に長い髪の、日本で申します普通の『外人』でございます
   年の頃は17歳、人間で申せばそれくらいの外見でございましょう」
服装「和装が好きで、学校へ参るとき以外はいつもほぼ来ております
今は桜の花柄が気に入っております
   学校の制服はワインカラーを基調としたブレザーです」
備考「吸血鬼でございます
   ただし、人の血を常食とせずとも生きながらえられますのでご安心を」

また、トリップをお付けくださいますようお願いいたします。

四.基本『日常系』とさせていただきます。
 バトルは、日常の中の点描の範囲内にとどめ、引っ張ることの無きようお願いいたします。

五.誹謗中傷、過度に攻撃的なご発言、セクハラ等はご遠慮ください。

六.荒らしと思われる発言は無視なさってください。

七.同じ質問や話題の繰り返し、単なる個人的な事情の呟き、意味不明の発言等はお控え下さい。

八.キャラハンであるか否かを問わず、ゲストの方同士の過度な交流(クロストーク)はお控えください。

九.他の方の話題や質問に乗るのもお控え下さい。

十.10ちゃっとの規約を破る行為は厳にお慎み下さい。

十一. お約束事は、必要に応じて随時追加させていただきます。

ご質問に答えにくい場合や記憶違いもあるかもしれませんが、それにつきましてはご容赦ください。

いろいろとお願い申し上げましたが、基本的に前スレと同じのんびりと参れましたら幸いに存じます

何卒よろしくお願い申し上げます。

331 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/14(Tue) 22:36
ヒーリングって花粉症とか治せるんですかね?


332 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/15(Wed) 13:00
>>331

御免なさい、私のヒーリングで治せるのは主に外傷だけなんです…。
今迄に、それ以外で使った事も無いんです。

もっと力の使い方に長けた方でしたら、病気等の治療にも応用できるかも知れませんが…。
それと、花粉症というのは定義付けが難しいですね。
アレルギー症状というのは病気と同じかどうかも医者ではない私には分かりませんし、
免疫に関する事だとしたらそれを高める以外には方法が思い付きません…。

ただ、花粉症対策としては一応お勧めのものがありますよ。
ちょっと待っていて下さいね。

(小一時間後)

はいどうぞ、生姜湯です。
摩り下ろした生姜に、少し蜂蜜を加えてあるんです。
身体も温まりますし、鼻の通りがスッとするんですよ。

今は私は症状に悩まされる事は少ないんですけど、以前花粉症になった時は
これを飲んでいたんです。
本物の生姜を摩り下ろした物が一番効果的なんですけど、
作るのが面倒であれば粉末状の生姜湯でも大丈夫です。

ドラッグストアでしたら取り扱っていますので、花粉症対策がしたいのであればお勧めします。
騙されたと思って、飲んでみて下さいね。
友人達にも勧めてみたら、最初は半信半疑でも皆効果があるって喜んでくれたんですよ。

333 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/15(Wed) 21:40
生姜湯、ありがとう

その心遣いと優しがはまさにヒーリングですね

334 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/17(Fri) 10:45
名探偵の孫が活躍する漫画で、「蝋人形城」を舞台にした事件で
正体が吸血鬼であるかのようなミステリアスな監察医さんが出てきたんですが、
とても綺麗な人で数日間その人の事が頭から離れませんでした。

最後はその人のお陰で皆燃える城で焼け死なずに済んだので、名探偵の孫にとっては恩人です。
でも、事件の後その人は忽然と姿を消してしまい、ドイツの警察に聞いても
その人は存在しないとの事で、正体は分からずじまいでした。



335 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/17(Fri) 22:37
>>329(柚葉さん)

>それにしても、『天下無敵』は以外ですが桃太郎の旗印を思えば
>その言葉にも説得力が感じられますね。

そうそう、『桃太郎』…、そのような御伽噺もございましたね
小さい頃、メイドさんが絵本を読み聞かせてくれてましたわ

『桃からどうして男の子が出てくるの?』
と思わず尋ねましたわね
メイドさんも、その質問を予想していたらしく、すぐに答えてくれました
『東洋では、桃は邪気を祓う聖なる力を持っていると信じられていたのです。』

『聖なる力』と、狩人の詠唱にも出てくる言葉にドキリとしましたが、メイドさんはにっこり笑ってかぶりを振り、
『大丈夫ですよ。だって姫様、これがお好きでしょう?』
と瑞々しい桃を取り出して、その場で剥いて食べさせてくれましたわ

それから、やはり絵本の『孫悟空』も読んでもらいましたわ
孫悟空は、天界の桃を盗み食いして不老長寿になったとか
なるほど、東洋のメルヘンでは桃は力のシンボルのようですわね

(雛祭り当日)

今日は、三姉妹ちゃんたちが待ちに待った桃の節句でございます
三人とも、『お姉さまと一緒に』お祝いするのを心待ちにしておりましたわ
それで、先日の着物ギャラリー様より、柚葉さんのためのお着物をお借りしてまいりました
名付けて『桃園』…、桃の花を艶やかに染め抜いております…
どうぞ、袖を通してくださいませ

>実は、母に作ってもらった壁掛けの雛人形は今でも大切に実家に仕舞ってあるのですよ。
>そして、何年かの間はそれを飾って雛祭りのお祝いをしていたんです。

子どもの頃に愛したお人形と申すものは、本当に愛着がわくのですよね
わたくしも、コウモリさんのぬいぐるみを長い間ベッドの友としておりましたわね
まして、お母様が柚葉さんのためにお作りになられたのならなおさら…
柚葉さんお手製のこの子たちも、これから三姉妹ちゃんたちがずっと大切に参りますことでしょう

あらあらあら、三姉妹ちゃんたち柚葉さんに抱きしめられて、うっとりと…
特に、普段は男の子顔負けに元気いっぱいな次女ちゃんが真っ赤になって陶然としている様は可愛らしさ八割増しでございます、ふふふ…
この情景はわたくしが撮らせていただきますね
思い出のアルバムに収めておくために…


336 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/18(Sat) 08:09
>>330(柚葉さん)

>では京都旅行最後のお楽しみ、太秦映画村に到着しました。

いよいよ参りましたのね…
かつての日本、わたくしが既に恋い焦がれながら果たすことが出来なかった往時の日本にタイムスリップできる異空間へ…
京都旅行はどちらも楽しかったですが、特に今日は思い切りはしゃいで楽しめそうでございます

『お手軽扮装』ですか、なるほど、お手軽と申しながら、『変身レベル70』なのですね
カツラやメイクはございませんが、散策できる時間はレベル80の『武将体験』より倍も長いのですか
これは良うございますね

ではでは、さっそくみんなで衣装を選んでまいりましょうか
新選組隊士、坂本龍馬、千姫、町娘、遠山奉行などなど…
わたくし、和装は普段から着ておりますので、それとは違った非日常的な衣装が宜しいですわね
武家内儀ではほとんどいつもどおりですし…
振袖若衆…は、レイナさんがお似合いになりそう
では、拳銃と靴の取り合わせがユニークな坂本龍馬にいたしましょうか
お母様の思い出の方でもございますし

柚葉さん、レイナさんはどの衣装をお選びになるのかしら?

あら、子どもたちのためにもいろいろあるのですね
お殿様、若侍、まあ、八百屋お七もございます
お姫様はひと際綺麗ですが、村内散策はできないのですか、残念です
三女ちゃんたちも、目移りして仕方がなさそうですわね

>まずは「オープンセット」と「水戸黄門 漫遊の館」は如何でしょうか?
柚葉さんがお奨めのスポットは全部歩いて回りましょう、ぜひ!
『オープンセット』はまさに江戸時代の町に参れるのです、これを逃す手はございませんね
広さは、53,000平方メートル、実際の映画やテレビの撮影が見学できることもあるだなんて…、素敵すぎますでしょう
お母様の土産話に聞かされてまいりました世界ですが、もうお母様の独り占めにはさせませんわ

『水戸黄門』…、日本でもトップクラスの人気時代劇の世界を堪能できるのも楽しそう…
そういえば、あのテレビ時代劇はわたくしが日本に参ります前に、シリーズが終了してしまったのでしたね…
わたくしは、黄門様を家長とする本当の家族の如き、ご一行の温かい雰囲気が好きで、城館のホームシアターでビデオをよく鑑賞していましたのに

近々また、シリーズが再開する…、なんて夢のようなことが実現しないものかしら…


337 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/18(Sat) 17:42
>>335についてちょっと言葉を補います
桃から男の子が出てきたことの説明が足りませんでしたわ

>『東洋では、桃は邪気を祓う聖なる力を持っていると信じられていたのです。』
の後にもう一言、こう続いたのです
『きっと桃太郎は、『鬼』…この場合は欧州で申すところの『オーガ』に近い種族かと思いますが、悪を為す彼らを懲らしめるために日本の聖なる神が遣わした、という解釈で宜しいかと存じます。』


>>331-333

あらあらあら…、柚葉さんのヒーリングのお力、さっそくご近所の皆様の評判になっているのですわね
柚葉さんが、皆様にお示しなさる物柔らかな笑顔と大人びた穏やかな物腰は、それだけで接する方の心をほっこりと和ませてくださいます
東洋に『心身一如』の言葉もありますように、心が和めば体も安んずることに繋がりましょう
柚葉さんの傍にいらっしゃる方々は、みんなとても元気になっていかれるようにお見受けいたしますのも、故なしとはいたせませんわね

さすがに花粉症は対象外なのですか
花粉症にまでヒーリング能力が有効でしたら、春訪れれば我が家の前に長蛇の列が出来て、きっと柚葉さんがてんてこ舞いになってしまいましょう…
それはあまりに柚葉さんが大変でございます

今は良いお薬もございますでしょうから、あれに悩まされている皆様はこれからの季節に今から備えていただいて、良き春をお迎えいただきたいとわたくしも願っておりますわ

それにしましても、すぐさま効果てきめんの生姜湯を用意されて、相手の方を癒される、柚葉さんのお心遣いの細やかさは素晴らしゅうございます

>>214で申しました通り、かつてヒーリングに失敗してしまいましたわたくしは恥ずかしいばかりですわ


338 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/18(Sat) 23:50
>>334

日本の有名な探偵の、そのまた有名でいらっしゃる高校生の探偵の事件簿なのですね
推理ミステリーに吸血鬼らしき女性が登場するのですか?
貴方様がそれほど魅了されたのですから、さぞやお美しくて気品に溢れた方だったのでしょうね…

興味が湧きましたので、三女ちゃんに聞いてどんな内容か教えてもらいましたわ
御年19歳だそうですから、わたくしより少し年長に見える方だったのでしょうか
本当はそれに数層倍するお年だったのかも知れませんが、女性のことですから、それは言わぬが花…
そして、仰る通り古城で絶体絶命の危機に遭った主人公をはじめ多くの方を救った、事に当たって毅然と対処された美貌のお姿は、きっと探偵さんの胸にも長く残ったことでしょう

恐らくその方ゆかりの古き城を日本に移築することを承諾なさったのでございましょう
ロマンを求める日本の人々に良き場所をプレゼントしたい、とお考えあってのことだったのかも知れませんわ
そう思いますと、せっかくのお城が焼け落ちてしまったのは残念でございますわね…

また何かの機会に、探偵さんの前に戻ってきてくださると宜しいですわね
監察医をなさっているのでしたら、相協力できることもあるかも知れませんし

吸血鬼はミステリアスな魅力に満ちている…、
そうお考えの人々が数多くいらっしゃるがゆえに成立し得た印象深い物語であったのでしょう

我が家の門前に時々いらっしゃる旅行客が、昼日中から縁側でうつらうつらしているわたくしをご覧になって、『なあんだ』という顔をされますと、申し訳ない気分になってしまいますわ…


339 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/19(Sun) 09:45
>>333

まあ…(照)。お誉めに預かり、光栄です。
花粉の季節はこれからですからね。
テレビのCMでも、お薬とかマスクとか色々花粉対策のための商品が出てますけど
マスクは兎も角、安易に薬に頼ってしまうと色々と大変らしいですから。

その手前の方法で何とかなるのでしたら、それに越したことは無いですからね。
友人でも、大変な人は本当に大変ですから。
それと、花粉症は風邪と似たような症状にもなりますから十分に気を付けて下さいね。

>>334

有名な漫画ですね。実は私も文庫で読んだ事がありますから、どのような方かも知っていますよ。
確か、舞台となったお城(実際はテーマ―パークですが)にはその人の先祖と思われる方の肖像画が飾られていましたね。
…そのせいで、あらぬ疑いをかけられて災難でしたが…。

そういえば、劇中では吸血鬼であるかのような描写も幾つか見られましたね。
名探偵のお孫さんの首筋に、そっと唇を当てようとしたり…。
遠くの塔にいた筈なのに、いつの間にか後ろにいたり…。

でも、最後にはあの人の機転で肖像画の飾られた一角が防火性に優れているという事を教えてくれて、
残った全員の命が助かったんですよね。
その時に、それが故国の古城の秘密の一つである事を語ってくれたんですがその時に見せてくれた微笑は
私もとても綺麗だと思いましたね。(微笑)

…結局多くの謎とミステリアスな雰囲気を残してあの方は行方知れずになってしまったわけですが、
名探偵のお孫さん、最後ちょっと震えてましたね。(汗)

…余談ですが、あの事件の犯人には客観的な立場で言うのであれば
全く同情の余地は無いですね。
人間性を喪失した人のやる事や考え方の恐ろしさや禍々しさに比べれば、
あの吸血鬼の子孫らしき女性は比較にならない程美しかったと言えるでしょう。


340 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/19(Sun) 10:59
>>335-336

>それで、先日の着物ギャラリー様より、柚葉さんのためのお着物をお借りしてまいりました
名付けて『桃園』…、桃の花を艶やかに染め抜いております…
どうぞ、袖を通してくださいませ

まあ…今日はおもてなしする立場なのに、三姉妹さんだけでなく私の為にも衣装を選んで下さるなんて…。
お祝いの日に、素敵なサプライズですね。
では、お嬢様からの素敵なサプライズを受け取らせて頂きますね。

…こうして素敵な着物に袖を通して、雛祭りを彩るものに囲まれていると
より心が和んで参ります。
このお屋敷に相応しい恒例の行事の一つとなるでしょうね。

>振袖若衆…は、レイナさんがお似合いになりそう
では、拳銃と靴の取り合わせがユニークな坂本龍馬にいたしましょうか
お母様の思い出の方でもございますし

うふふ…。私も内心レイナさんには新撰組か坂本龍馬さんかどちらの格好にして頂こうか迷っていましたが
後者に致しましょう。

長女さんと三女さんは街娘さん…。
次女さんは、牛若丸ですか。元気な次女さんには、こちらがピッタリですね。(微笑)
私は…武家御内儀に致しましょう。
レイナさんと並んだら、似合うでしょうか?

お姫様は、散策が出来ないのが残念ですね。
実は本物のお姫様であると知ったら、スタッフの方はさぞ驚かれる事でしょうね。(笑)
…意表を突いて、振袖若集等は如何です?
ごめんなさい、冗談です。(苦笑)

>近々また、シリーズが再開する…、なんて夢のようなことが実現しないものかしら…

ふふふふふふふ………。
え?いつもと違って、悪戯っぽい笑いを浮かべていますがどうされたのですか、と?
それがですね…近々復活する事がニュースで伝えられてきたのですよ。

新たな黄門様は、日本を代表する名優の一人、武田鉄矢さんが演じられる事になりました。
シリーズ化されるかまではまだ分かりませんが、お嬢様にとっては突然夢が叶う事になりましたね。(微笑)

一端終了したとはいえ、日本人がかの御老公を忘れる事は出来ないんですね。

あ、余談ですが前スレで水戸の御老公の吸血鬼退治の話がありましたね?
調べてみて分かったんですが、ドイツの次に御老公一行が向かったのは何とお嬢様の故国、伊太利亜なんです。
そこでは何と、一行が宿をお借りしたレオナルド・ダヴィンチ氏がモナ・リザを密売組織に盗まれ、途方に暮れているのを知り
事件の解決に奔走するそうですよ。

御老公と御一行が、お嬢様の故国でも世直しをされていたとは何だか感慨深いですね。


341 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/19(Sun) 14:16
>>340(柚葉さん)

>では、お嬢様からの素敵なサプライズを受け取らせて頂きますね。

あらあらあら…、本当によくお似合いですわ
本当に陽の光麗らかなこの季節、舞散る桃の花びらの中に立つ天女の趣きがございます…

実は、ギャラリーの中にはこうした純和風のお着物以外にも、天平時代の唐風衣装もあってそれも奨められたのです
ですが、やはり和装の方が桃の節句らしいと思いこちらを選びました
もし将来奈良を訪れることがございましたら、あちらにございます着物ギャラリーを訪れて皆で着てみたいと思いますわ

(太秦映画村)

>うふふ…。私も内心レイナさんには新撰組か坂本龍馬さんかどちらの格好にして頂こうか迷っていましたが
>後者に致しましょう。
>私は…武家御内儀に致しましょう。

あらあらあら、ダブル才谷屋でございますか
そういえば、新撰組と坂本様はいわば敵同士なのですわね
確かに、敵対する者同士の衣装をまとうのは、レイナさんにとっては少し落ち着かないかもしれませんわね

長女ちゃんの町娘は、大店の商家を既に己の才覚で支えているお嬢様の雰囲気
三女ちゃんは、大人しげな、絵草子を読んだり役者絵を集めている女の子、といったところでしょうか
次女ちゃんの牛若丸の凛々しいこと…、ふふふ、この子なら本当に弁慶と渡り合えそうですわ

そして…、柚葉さんの武家御内儀は、落ち着いて端然とした雰囲気が本当にお武家様の一家を支える御内室の趣きが…、これは内側からにじみ出る気品ゆえですわね
レイナさんと並ぶと、とてもお似合いでございます
柚葉さんは坂本様の許嫁であったという千葉さな子様でございましょうか…

>…意表を突いて、振袖若集等は如何です?

坂本様が二人というのもちょっと不自然かも知れませんね
では、わたくしはこちらにいたしましょう
実はこちらも着てみたかったのですよ

>それがですね…近々復活する事がニュースで伝えられてきたのですよ。

あらあらあらあ〜、それはまた嬉しゅうございます
そんなプロジェクトがあるなんて、存じませんでした
でも、そんな大きな企画はきっと日の目を見ますのは、さらに先のことでございましょう?
待ち遠しいことでございます

イタリアで活躍する黄門様、どんな世直しをされたのでしょう
黄門様の世界漫遊記だなんて、ワールドワイドな世直し旅は、きっとゲームプレイヤーの方も大いに楽しまれたことでしょうね
奇抜なようですが、そうしたお話も日本の伝統文化かと存じますわ
『東海道中膝栗毛』の主人公コンビの子孫が世界旅行に出かける『西洋道中膝栗毛』、
その初版本が、わたくしの城の書庫にもございましたもの


342 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/20(Mon) 18:23
遠山の金さん、リメイク出来る俳優がいないのかなあ
大岡越前はいろいろ意見はあれど東山紀之さんが加藤剛さんとは違った魅力を出してくれた
水戸のご隠居の武田鉄矢さんは性格があまり好きじゃないけど、俳優としてのキャリアは確かなんで期待は出来る

343 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/20(Mon) 22:08
>>342

あらあらあら、私たちの話、聞いていらしたのですか?
やはり映画村を訪れる方ですね
時代劇の話題には、耳ざとくていらっしゃいます

『遠山の金さん』『大岡越前』『水戸黄門』
いずれも、日本人に長らく親しまれてきた代表的なテレビ時代劇ですね
わたくしの場合は、京都に参る前に少し調べたに過ぎない付け焼刃でございますが
黄門様だけは、故郷で少し視聴いたしましたが

貴方様がお見立てなさるところ、時代劇に相応しい有望な俳優の人材が少ない、ということになるのでしょうか
そう申せば、名前が知られる前の福本清三さまがTV番組で仰っていたそうですが、
所属する京都の撮影所でもかつては400人に達した大部屋の俳優の方も激減して30人ほどしかいない、とか

時代劇には現代劇とはまた違った演技、所作の在り方がございますでしょう
それらに通暁した多くの役者の方の広い裾野がありますこと
それがあって初めて、看板となる花形役者も生まれ、高嶺に立てるのではないでしょうか

わたくしの家族が申しました通り、水戸のご老公が忘れられることもないでしょうし、遠山様、大岡様もまた然り、ではないかと存じますわ
なんと申しましても、長年にわたって日本人を魅了してきたエンターテイメントでございます
こうして、映画村が賑わっているのですから、時代劇を求める声に応えて、新しい時代のスターが生まれてくることは必定でございましょう

きっとあなた様のお眼鏡に適う俳優が出てくるに相違ございません
もしかすると、本日貴方がご覧になるアトラクションの中に、それを見出せるかも知れませんわ

お互い、本日の見物を存分に楽しんで参りましょう…


344 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/22(Wed) 09:03
ファミコンの水戸黄門世界漫遊記って、お裁きの時に事件の証拠の品や
弱点となるアイテムを間違えたら黄門様がやられちゃうんだよね。
ドイツでは、水戸黄門が吸血鬼になっちゃった。(笑)

時代劇が好きなお年寄りが見たら思わずポックリ逝っちゃうかもしれない笑撃の展開だ。(笑)

345 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/22(Wed) 23:09
>>344

『水戸黄門世界漫遊記』は、太秦にいらっしゃる方々には体験済み、という方もたくさんいらっしゃるのでしょうね
それでなくても、日本中存じない方はないと申してよいほどの時代劇でございますもの
ゲームになるのも不思議ではございませんが、やはりゲームですからバッドエンドもまた用意されてしまうのですね
テレビ時代劇の黄門様は、万事めでたしめでたし、で終わらせるスーパー翁でいらっしゃいますのに…

まあ、ドイツでのバッドエンドは…、吸血鬼になること、でございますか?

……そ、そうですね、やはりご老公にとりましても、吸血鬼になるのは、不運なこと…、
残念ではございますが…いえいえ、なんでもございませんよ?
人間にとっては、それは至極当然のこと
今までの人としての、楽ありゃ苦もあって、涙の後には虹も出る生を断ち切られて、別のものになってしまい、しかもそれが人々に怖れられる魔族というのですから

まあ、なんですか?
お年寄りの突然死を笑い事にするなんて駄目ですよ?
それに、突然死は若い人にも起こりうること、
貴方様もお気を付けなさいませ

………

はあ…、今の方、わたくしの素性を知っていてわざと申されたのでしょうか?
なんだか悲しくなる『バッドエンド』を聞かされてしまいましたわ

吸血鬼だって、涙の後の虹を見てみたい、と思うことはあるのですけれど…


346 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/22(Wed) 23:21
>>342

そう言えば先日、遠山の金さんを10年以上に渡って演じた松方弘樹さんもお亡くなりになりましたね。
再放送等で私も松方氏の演じていた金さんを見ていた事が多かっただけに、残念です。

お嬢様も京都の撮影所における役者の減少を語っておられるように、時代劇そのものをやっていくための下地が
失われつつある事は、その存続の難しさを物語っていると言えるでしょう。

リメイクするにしても、武田鉄也さんのように今はまだキャリアのある役者さん達がいて下さいますが、
時代物で活躍した方々が故人となっていく事はファンの一人として一抹の不安を抱いてしまいますね。

ですが、一度は失われたかに思えたシリーズが再開し新たな時代に合わせた形となって
再び人気を集めるようになってきた事も東映の作品において何度も見られてきた事だと思います。

今は残念な事に冬の時代を迎えてしまいましたが、日本人の心に根差した時代劇に
また注目が集まるようになって頂きたいですね。
武田鉄也さんの水戸黄門が、少しでもその役割を担って頂けたらと思います。

時代劇にも再び春が来る事を、私も信じたいですね。

>>344

あらら…。(汗)
流石は海外、葵の御紋の御威光は通用しませんか。
当然と言えば当然ですが、それはシビアな設定ですね。

この作品については私も調べたのですが、事件解決のために手掛かりを集めて
黄門さまの御裁きにもっていくまでには随分と苦労するみたいですね。
肝心の御裁きで選択肢を間違えると、全てが水泡に帰してしまうというわけですか。
そうならないためには、一度頭の中で事件の内容を整理しておく必要があるでしょうね。

…それにしても御老公が吸血鬼になってしまったら、結局は退治せねばならないのでしょうか?
他のステージの様に単に黄門様がやられてしまうならともかく、助さん格さんには苦渋の決断を迫られそうな…。
いえ、深くは考えないでおきましょう…。

そういえば原作の本編でも相手が貴族であったり外国人の様に印籠の御威光が通用しない悪人がたまに出てきますが、
その際には黄門様も上手く根回しをされていますね。



347 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/22(Wed) 23:53
>>341 アーチェロお嬢様

『京都旅行 4日目 最終日』

>レイナさんと並ぶと、とてもお似合いでございます
柚葉さんは坂本様の許嫁であったという千葉さな子様でございましょうか…

あら、それでしたら丁度良い衣装を選ぶ事が出来たかも知れませんね。
あまり深くは考えていなかったのですが、嬉しい偶然となりました。

>長女ちゃんの町娘は、大店の商家を既に己の才覚で支えているお嬢様の雰囲気
三女ちゃんは、大人しげな、絵草子を読んだり役者絵を集めている女の子、といったところでしょうか

成程、分かりました。
例の有名な不殺の剣客さんの、行きつけの牛鍋屋さんの店主の娘さんと看板娘さんですね。
ちなみに後者の看板娘さんの元になっているのは、以前のお話に出ていた土星の戦士だそうですよ。

>では、わたくしはこちらにいたしましょう
実はこちらも着てみたかったのですよ

あら、ごめんなさいお嬢様…。
希望半分、御無礼を承知での冗談半分だったのですが…。(汗)
でも、凛々しいお嬢様を見てみたかったというのが私の本音です。(苦笑)

それにしても、少々目立っていますね。
外国人の女性の男装となれば、流石に目立つのも無理はないと思いますが…。
…あらら、お嬢様とレイナさんに見惚れてお連れの女性に足を踏まれている方もいらっしゃいますね。(汗)

あら?あちらでは殺陣師さん達が観光客の方を相手に技のお披露目をなさっていますね。
悪役らしい方が、お子さん達を相手に見事に倒れる演技をなさっている様子もあって
何だか微笑ましいですね。(微笑)

あら?次女さん、早速見に行かれてますね。
いつも元気な次女さんですから、やはりアクティブなものに眼を引かれるのですね。

あらら…?
殺陣師の方の刀をかわして、屋根の上に飛び移ってしまいました…。
そして本物の牛若丸の如く、屋根から屋根へと飛び移って…。
役者さん達も、観光客の人達も、呆気に取られていますね…。

え?良かったら是非ともうちでスカウトしたいと?
ご、ごめんなさいっ!お、お騒がせしましたっ!

わ、私達は単なる観光客ですから!そ、それでは失礼しますっ!!!

(この後次女さんを抱えて、脱兎の如く逃げ出しました…。)



348 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/23(Thu) 00:25
>>アーチェロお嬢様(続きです)

ふう…。ちょっとした騒動になる前に何とか抜け出せましたね。(汗)
でも、時代劇のスタッフの方が次女さんをスカウトしたくなっちゃうのも無理はないですね。
そういえば水戸黄門のシリーズ最後の里見光太郎氏の時には、子役の可愛らしい忍者さんもいらっしゃいましたね。
もしもの話ですが、次女さんなら新たな水戸黄門のシリーズでそのポジションで活躍出来るかもしれませんね。

それでは次は矢場、手裏剣道場に参りましょう。

(矢場、手裏剣道場終了後)

…ここでもレイナさんと次女さん、大活躍でしたね。
ナイフ投げの名手であるレイナさんと、ボディガードの見習いもなさっている次女さん、
手裏剣も百発百中でしたね。

そしてお嬢様も、弓の心得がここでは大いに役に立ちましたね。
見ている方の中からは、
「弓の持ち方や引き方一つとってもありゃ素人じゃないぞ。弓道やアーチェリーの経験者かな?」

という声が上がっている程でしたよ。
そしてお嬢様も、真ん中に百発百中…。
「あた〜り〜!」の声が、実によく響いておりましたね。

それにしても、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの…。
そろそろ、変装の時間も終わりですね。
それでは着替えて、新たな場所に参りましょうか。

(一同、映画文化館へ)

アトラクションも楽しいものですが、こうして京都の撮影所における映画の文化に触れてみるのも良いものですね。
そういえば父は高倉健さん、菅原文太さんといった日本の名優さん達の活躍する映画が大好きなのですが、
それを好んで見るようになったのは此処に来た事が切っ掛けだったそうです。
実家の父の書斎には、これらの映画のDVDのコレクションもあるんですよ。

…ただ、高倉健さんのあまりにも有名な台詞のシリーズは時代劇的な勧善懲悪のストーリーですから
女の子の私でも見れたりするんですが、菅原文太さんの有名なシリーズは女の子には流石に怖いのでちょっと苦手でした…。(汗)
母も、「出来ればそっちの作品は一人で見てね」と言ってましたね。(汗)

ですが、物事が分かる年齢になってくると菅原文太さんの有名なシリーズに関しても
作られた時代背景、監督さんや原作者さんの追求したリアルな世界観など日本の映画の一翼を担う
時代を超えて語り継がれる傑作である事を理解できるようになりましたね。

…最も、今でも自分から見る事は出来ませんが。(苦笑)


349 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/23(Thu) 15:24
出合った者共がほとんどやられた
来いよ光圀…印籠なんか捨ててかかって来い!

ハリウッド版だとこうですね。わかります

350 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/23(Thu) 20:37
>>349

あらあら…。(汗)
幾ら何でもお年寄り相手にその台詞は、元陸軍特殊部隊大佐の肩書が泣きますよ?

それにしても、黄門様のハリウッド版ですか…。
世界漫遊記においては亜米利加において、ガンマン達が腕を競う西部劇の世界に飛び込み、
ギャング達を相手に奮闘するんですよね。
もし実現するなら、やはり西部劇の世界が一番合うのではないでしょうか?
日本の映画を西部劇風にハリウッドでリメイクした作品もあったりしますからね。
年代が違うというのは言いっこ無しです。(苦笑)

そういえば調べている最中に、このゲームのCMを発見したんですがそこでは何と、黄門様が英語の勉強をしてるんですよね。
しかも最後、アメリカの酒場に印籠を携えて入ってくるんですよ。
物凄くシュールな光景なんですが、何だか面白かったです。(苦笑)

今こうして私達は日本の時代劇のメッカを満喫しておりますが、名無しの皆さんが色々話題にされているのを見ると
改めて時代劇が多くの人に愛されている事が分かりますね。

351 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/23(Thu) 22:34
どんな分野でも名作と言われる作品は時代を超えても色あせないよね

352 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/25(Sat) 12:52
たまにはスポーツでもしませんか

353 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/25(Sat) 22:15
>>347(柚葉さん)

>成程、分かりました。
>例の有名な不殺の剣客さんの、行きつけの牛鍋屋さんの店主の娘さんと看板娘さんですね。

あらあらあら、それはもう仰る通りですわね
雰囲気が何だか相通じ合ってますものね
如何にも芯が強くてしっかり者の店主様の雰囲気は長女ちゃんと
ちんまりと愛らしくて守ってあげたくなる看板娘さんは三女ちゃんと

それにしましても、看板娘さんのお姿が土星の戦士さんより来ているということは、柚葉さんが>>223で仰っていたことからしまして、柚葉さんのお母様とも似ていらっしゃる、と申しても宜しいでしょうね…
…お母様は、コスプレの趣味などございませんでしょうが、戦士の服や御給仕の和装など召されたら、さぞや衆目を集めることでございましょう
勿論、蒼い和服こそがお母様の至高の麗姿でございましょうけれど

>それにしても、少々目立っていますね。
>外国人の女性の男装となれば、流石に目立つのも無理はないと思いますが…。

あわわわわ…、わたくしのこと、どんな風に皆様の目に映っていますやら
お武家様の衣装には、それに相応しい立ち居振る舞いが求められましょうから、TVの時代劇で見たように、表情を引き締めて背筋を伸ばしてまいるといたしましょう

>…あらら、お嬢様とレイナさんに見惚れてお連れの女性に足を踏まれている方もいらっしゃいますね。(汗)

ふふふ…、柚葉さんに見惚れている殿方も、あちらこちらにいらっしゃるではありませんか
『あの綺麗な人、女優?』という声も聞こえてまいりましてよ

>悪役らしい方が、お子さん達を相手に見事に倒れる演技をなさっている様子もあって
>何だか微笑ましいですね。(微笑)

なるほど…、あれが殺陣の神髄を修めた方の演技なのですね
表情、声、崩れゆく全身の一挙手一投足が一体となった見事な所作に、うっとりとさせられますわ
刀を振るった子どもたちもすっかりヒーローになったかのような昂揚ぶり
なるほど、斬られ役あってこその主役と実感いたします

あらあらまあまあ、次女ちゃんったら、あんなに豪気な振舞いをして…
本当に童謡『牛若丸』の歌詞の如く、『前やうしろや 右左 ここと思えば 又あちら』…

これでは、殺陣師の方々にもご迷惑をかけてしまいましょう
わたくし、ちょっと止めてまいりますわ
たしか、牛若丸様は天狗相手に剣術を磨いたのでしたわね?
わたくし…今だけ天狗様となりましょう
そうそう、翼は天狗らしく鳥の翼に変化させませんと
では、ちょっと屋根まで飛んでまいりますわね…

これこれ、牛若殿、お戯れもほどほどになさいませ
鞍馬の山に籠られて、武術・兵法を修めしは、ひとえに源家再興のその宿願を果たすため
もう存分に遊んだと、そうお心得なさったら、この烏天狗と手を繋ぎ、一緒にお山に帰りましょう…

>え?良かったら是非ともうちでスカウトしたいと?
>ご、ごめんなさいっ!お、お騒がせしましたっ!

あらあらまあまあ、注目を集めすぎてしまいましたわね
わたくしも、太秦の雰囲気に気が昂ぶって、ずい分と似合わないことをしてしまいましたわ


354 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/25(Sat) 22:17
>>348(柚葉さん)

>ふう…。ちょっとした騒動になる前に何とか抜け出せましたね。(汗)
>でも、時代劇のスタッフの方が次女さんをスカウトしたくなっちゃうのも無理はないですね。

次女ちゃんはスカウトされましたが、わたくしは、
『どれだけ周到に用意したが知りませんが、お客様が勝手にワイヤーアクションのゲリラパフォーマンスをなさっては困ります!』
と叱られてしまいました…

でも、スカウトしてこられたスタッフさんの興奮も本物でございましたわ
次女ちゃんも満更ではなさそうに目をキラキラさせていました…というか、今もしてますし
芸能界というところについては、とんと存じ上げないのですが、この子が本気でその道に進みたい、との気構えがあるのなら、親代わりの身としては考えてみる必要もあるかも、ですわね
尤も、好奇心旺盛でいろいろなことに興味が行く子ですから、明日には明日の風が吹く、と思った方が宜しいでしょう

>…ここでもレイナさんと次女さん、大活躍でしたね。

レイナさんはわたくしへの責任感から、何かにつけて固く身構えて物事を考え行動してしまう方です
次女ちゃんと二人、リラックスして温かい関係…師弟関係のような雰囲気に包まれるのは、わたくしも嬉しいですわね

>そしてお嬢様も、弓の心得がここでは大いに役に立ちましたね。

ありがとうございます…
西洋の弓術は故郷でやらされておりましたが、当時は『深い森の中などのハンターとの乱戦で、飛行による機動力が減殺された時の備えとして』修めたことなのです
そんな血なまぐさいことのためでなく、このような形で活かせたのは嬉しいですね
柚葉さんも、もっとなさってくださいませ
わたくしで宜しければ指南させていただきますわ

>アトラクションも楽しいものですが、こうして京都の撮影所における映画の文化に触れてみるのも良いものですね。

素晴らしいですわ…、日本映画の歴史が一堂に集まっていて、この国でどれだけ独自の映画文化が花開いたかを教えてくれるのですね
まあ、このポスターの多彩さはどうでしょう…
故郷のホームシアターで見たものもございますわ
『七人の侍』は、確かメイド長が特に推薦していましたわね
『姫様をお護りする任に当たる者にはこれを見て、何かを感じ取ってほしい』
と申しまして…

そうですか、柚葉さんのお父様は任侠、あるいは極道と申すのでしょうか、そちらのジャンルの映画を愛しておられるのですね
こちらのポスターの『昭和残侠伝 破れ傘』、これもきっとご覧になったのでそう
申し訳ありませんが、そちらのことは良く存じ上げなのですが…
必要があってマフィアの方と交流することがありますと、リアルな抗争劇の自慢話など聞かされますので、そういう映画にはちょっと身構えてしまうのですよ
でも、映画として洗練された世界…そして侠気の溢れた殿方の世界はきっと魅力的なのでしょうね


355 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/25(Sat) 22:18
>>349-350

幕末に渡米した福沢諭吉さまは、米国人がワシントンの子孫に何の興味も持っていないのを敷いて驚いた、と伺いました
源頼朝、徳川家康に例えられるべき人物の血筋も重んじられないということのカルチャーショックは相当だったことでございましょう

黄門様ならどうなさるでしょう?
あの方はサムライの名門、かつお若かった時は、相当な不良にして放蕩物だったそうでございます
実力、腕っぷしがものをいう世界でも、昔取った杵柄、熱く血をたぎらせたかもしれませんわ

ハリウッド映画にて三船敏郎様が主演なさった『レッド・サン』では、武士がチャールズ・ブロンソン様演じるガンマン相手に格闘して見事に勝利していらっしゃいましたこと、ホームシアターで見ております
黄門様もきっとそのように為されたのではないでしょうか

柚葉さんも仰っているように、日本映画がハリウッドでリメイクされた例もございますし − さらに申せば、イタリアで西部劇化されて盗作問題が起こったこともございますが、西部劇の世界で日本人を活躍させる、というのは二つの文化の出会いという意味で、とても面白いものになりそうですね


356 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/25(Sat) 22:19
>>351

数千年の時を経ても多くの人を、わたくしのような魔を感動させてくれる作品の数々…、本当に人間はその寿命を越えて命の輝きを放ち続けますね

映画文化館で見てまいりました作品の数々が、時を超え、海を越えて、多くの人々の心に新たな世界を拡げてくれること、故郷で見てまいりました者として実感いたします
作品そのものは勿論のこと、それを生み出してきた人の想いは多くの人の心をとらえ、形を変えようとも何度でも甦りましょう

写真が掲げられていた牧野省三監督の時代劇は多くの方に愛される一方で、黒澤明監督の斬新な時代アクションの揺籃でもあったことでしょう

リュミエール兄弟の『月世界旅行』は今なお見る者を惹きつけ、そして宇宙への憧れはその後も、多くのSF宇宙ドラマへと受け継がれたのでしょう

フランスに始まり、アメリカのマック・セネットがさらに花開かせたコメディー映画は、今日のバラエティーの偉大な模範となったことでしょう

キネトスコープより数えても二百年にも満たない映画の歴史だけで、この絢爛多彩、褪せることの無い映像の素晴らしさでございます
これからの百年、二百年で、本当にさらにどれだけの感動を産んで参りますことか想像するだけで難しゅうございますわ


357 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/25(Sat) 22:24
>>352

スポーツ、でございますか?
そうですわね、せっかくお日様のあたる世界へデビューできましたのですもの
皆様と一緒にスポーツに勤しむのも良き時間の過ごし方でございましょうね

ですが…、以前から申しております通り、わたくしは人間の方々よりずっと強い膂力を享けておりますし、動体視力も持ち合わせております
スポーツをいたすにしましても、勝敗を競う競技スポーツは、いささか楽しからぬところでございましょうか

できましたら、みんなと楽しく…そう、我が家の子どもたちも交えて楽しめるものが良うございます

ということで、思いつきましたのはバスで30分ほどのところにございます『フィールドアスレチックの森』へ行ってみたいですわ
自然の中に、全身を駆使して挑戦する様々なポイントが設けられているんですの
50ポイントもあるそうから、一人一人に合った難度のものを選べるのです
丸太の上をバランスよく歩いたり、ネットを上ったり下りたり、水の上に浮かべた籠に乗ってロープを操って進んだり…

室内クライミングハウスやマウンテンバイクのコースや釣り堀、動物とのふれあい広場もあって、一日中飽きることがない、と謳われておりますのよ
室内クライミング…、大きな壁一面に大小さまざま、形いろいろ、色もとりどりの石が埋め込まれていて、それをよじ登るのだそうですわ
たまには翼を使わずに、手足を駆使して上昇してみるのも面白そうです

家族そろって出かけたいですが、ご近所の皆様とご一緒出来るとなお嬉しいですわ

358 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/26(Sun) 22:01
文句無しの施設ですな、フィールドアスレチックの森
毎週末通い詰め余裕ですわ

359 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/28(Tue) 22:04
>>358

まあまあ、お気に召していただけたようで良かったですわ
ご家族やお友達と、もちろんお一人でも思い切り体を動かして、時にはスリリングな体験もして、飽かず楽しむことが出来るでしょう
木漏れ日降る豊かな緑の中で過ごせば、きっと心洗われる思いもいたせるかと存じますわ
貴方様の週末が楽しいものになるのでしたら、嬉しく存じます

わたくしたちの始祖は、元々樹々の作り出す奥深い昏き場所で長らえてまいりました者
わたくしにとりましても、懐かしさが胸に染みわたる場所でございます
すっかり人の街に馴染んで参りましたが、偶には懐かしき場所で時を過ごしてみるのも宜しいと思っております

人間の方々が彼の場所に親しんでいただければ、杜の精霊…ひいてはわたくしたち魔の者への心の壁も、少しは薄くなりはしないか、そんな少し贅沢な想いを抱いてしまいますわね

ただ、付属の動物とのふれあい広場には、コウモリさんはいないそうで、それだけが残念でございます
コウモリさん、とても可愛いのに…


360 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/31(Fri) 09:55
>>351
この太秦映画村にいると、その言葉を実感致します。
時代劇、映画、そしてそれらを彩る名優、女優達の活躍が京都の、いえ、日本の映像文化の
時代を築いてきたと言えるでしょう。

大衆に幅広く親しまれてきたものもあれば、賛否両論を巻き起こす強烈な作品もあります。
そして年月の経過と共にそれらは語り継がれ、今は時を超えて万人が名作を視聴できるようになりましたから、
今度はそれらを見た新たな世代の人達が形を変えてもそれらを継承していくんでしょうね。

>>352

スポーツですか?そうですね…。
以前>>4で答えさせて頂いておりますが、競技としてのスポーツこそしていないものの、
日々の生活の中でストレッチ、ヨガ、筋トレなどは欠かしていないのですよ。

そのおかげで…それっ!
どうですか?日頃のストレッチのお陰で柔軟性には自信があるのですよ。
このように、180度の開脚も可能なんです。
ですから、いきなり激しい運動をしても筋肉痛にならない程度には鍛えています。

でも、そうですね…。
お時間の都合にもよりますが、帰ったら次女さんのランニングにお付き合いできるよう頑張ってみましょう。
まずは軽い運動から。ランニングはやはりスポーツの基礎ですからね。

>>357
>>358

まあ、この街にそのような施設があったとは知りませんでした。
アスレチックでしたら小学校から中学校の頃に親しみましたが、あれからとんと御無沙汰ですね。
でも、マウンテンバイク、釣り堀、動物とのふれあい広場まであるとは驚きですね。

それなら朝から閉館の時間まで、飽きることなく楽しめそうですね。
もうすぐ桜の季節ですし、春の温かさを謳歌しながら楽しまれる方が増える事でしょう。
持ち込み可でしたら、お弁当を持参して行きたいですね。

そういえば室内クライミングで思い出したのですが、駅の近くに室内クライミングを体験できる施設がオープンしたそうです。
大学の友人で、山岳歩きを楽しむサークルの方々はよくそちらを利用されているとか。

今までは外から見るだけでしたが、もしフィールドアスレチックの森に参りましたら
色々と基礎を教えて頂きたいですね。

361 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/31(Fri) 11:00
>>353-354 アーチェロお嬢様

『京都旅行 4日目 最終日』


>『どれだけ周到に用意したが知りませんが、お客様が勝手にワイヤーアクションのゲリラパフォーマンスをなさっては困ります!』
と叱られてしまいました…

そういえば周囲からは、「どこにもワイヤー何て見えなかったけど…」とか、
「本当に飛んでなかった?」とかいう声が上がっていたような…。

と、取り敢えず今はこの人だかりでスタッフの方もお忙しいでしょうし、
ちょっとしたハプニングで片付くでしょう…。多分…。(汗)

それにしても、くすくす…。
次女さんを窘めるためとはいえ、普段は落ち着いておられるお嬢様も
案外ノリノリでしたね。(微笑)

でもそれだけ、この時代劇のメッカに触れて心が弾んでおられるという事ですね。

>柚葉さんも、もっとなさってくださいませ
わたくしで宜しければ指南させていただきますわ

あらら…。やはり上手くいきませんね。
お嬢様、宜しければご指南をお願いできますか?

顎を引き、姿勢を正し、肩の力を抜いて…。

お嬢様の様に的の中心とは参りませんが、お陰さまで初めて本日的に当てる事が出来ました。
もしお嬢様が本格的に弓道の道着と袴を身に纏ったとしたら…殿方は勿論同性の方々にも憧れの目を向けられる事でしょうね。

「芸は身を助ける」と申しますが、争いの為でなく己の心と体を鍛え、己自身を高める為のものとして
この国には数多くの武道が伝わっておりますから、お嬢様が学んでこられた事は今後もこうしてお役に立つと思いますね。


>必要があってマフィアの方と交流することがありますと、リアルな抗争劇の自慢話など聞かされますので、そういう映画にはちょっと身構えてしまうのですよ
でも、映画として洗練された世界…そして侠気の溢れた殿方の世界はきっと魅力的なのでしょうね

高倉健さんの作品は、正に「任侠」、即ち、「強きを挫き、弱気を助ける」という世の殿方が憧れる侠気溢れる方が描かれていたのに対し、
菅原文太さんの作品は、「任侠」の欠片も無い現実の暴力社会の在り方を描いておりましたね。

前者の作品が余りにヒットし過ぎて私達市民社会の人間は、暴力社会に生きる人々に対する認識を誤りかねない程だったそうですが、
後者の作品を菅原文太さん達が凄まじいまでの暴力描写と迫真の演技で描く事で、目を覚まさせたという評価もあるそうです。

実は私も…ある程度の年齢を経てから父に借りて自分から菅原文太さんの「仁義なき戦い」のシリーズを見た事があるんですよ。
女性の立場としては眼を背けたくなる場面も多かったですが、眼を背けず「暴力」の世界を見る事で
高倉健さんの作品との違いや作品の意義、そしてなぜこの作品が後世まで語り継がれているかが
解った気が致しました。


362 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/31(Fri) 11:14
>>アーチェロお嬢様
(続きです)

東映アニメギャラリー、そして3Dシアターには三姉妹さんも大いにはしゃいでおられましたね。
アニメ作品に詳しい三女さんにとっては、正に理想的な「美術館」と言っても過言では無かったですね。

東映の歴史を作ったヒロイン達の飾られたギャラリーには、正に興味津津といったご様子で…。
今となっては、親御さんの世代、お子さんの世代で親しんだヒロイン達も多いそうですね。
親御さんから聞かせて頂く思い出話に触れながら、ここを楽しむ方も多いそうです。

ふう…。それにしても、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものですね。
予約しておいた新幹線の時間に余裕をもって駅に到着するためにも、そろそろお土産選びと参りましょうか。

此処を出た後は最後に京都タワーでのお土産選び…。
そして17:36分の新幹線に間に合うように参りましょう。

友人や近所の方々へのお土産だけでなく、心のポケットに数え切れないほどの「思い出」という名のお土産を詰めて…。
この千年の都に別れを告げましょうか。

363 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/31(Fri) 18:34
こちらではそろそろ桜が咲きそうです
みなさんは花見に行かれますか?

364 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/04/01(Sat) 11:51
20年続いた吸血麻雀が、今日遂に決着…!
吸血鬼の皆さんにとってはどうという事もない期間でも、人間ならどんなに長生きしても
その人生の五分の一…!
何しろ一晩半荘6回の勝負が、最初の半荘が開始してから終了するまでに20年…!
これ程長い勝負は今後も世界に例を見ないに違いない…!

だがこの20年前の世界と現在の世界はまるで別世界…!
時間は何者にも平等とはいえ、世界の変わりゆく事の何と早い事か…!



365 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/04/01(Sat) 22:50
>>360(柚葉さん)

>まあ、この街にそのような施設があったとは知りませんでした。
>アスレチックでしたら小学校から中学校の頃に親しみましたが、あれからとんと御無沙汰ですね。

はい、実はわたくしも最近知ったのですよ
わたくしたちの街の役場様が運営なさっているインターネットテレビで、ローカルアイドルの方が紹介なさっていたのです
アイドルの方々、各ポイントを体験しながら最初は市民の皆様へのPRのために芝居がかったリアクションをなさっていたのですが、だんだん夢中になってきて歓声を挙げながらチャレンジしていらっしゃいましたわね

>持ち込み可でしたら、お弁当を持参して行きたいですね。
ええ、アイドルの方も遊んだあとはシートを拡げて楽しそうにお食事なさっていましたわ
『皆さんも、ぜひ来てくださいね!』
とこちらに呼びかけながら
三姉妹 − インドア派の三女ちゃんまで − も、それを見ながら
『姉様のお弁当作りをお手伝いできるなら…』
と、目を輝かせていました

>そういえば室内クライミングで思い出したのですが、駅の近くに室内クライミングを体験できる施設がオープンしたそうです。
>大学の友人で、山岳歩きを楽しむサークルの方々はよくそちらを利用されているとか。

まあ、駅前にも室内クライミング施設が?
それはきっと賑わっていることでしょうね

人間の方にとって山岳歩きは危険も伴うことでしょう
室内クライミング施設には、初心者コースからワールドチャンピオンコースまで揃っていると聞きますから、楽しみながら山を楽しむ技能を身に付けられるのはとても良うございますわ
故郷でわたくしが偶然にもお助けしたような山中の遭難者が減るのは、とても嬉しいことでございます
わたくしも、そのお友達の方とご一緒して、その技能を拝見いたしたいですわ


366 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/04/01(Sat) 22:51
>>361-362(柚葉さん)

>そういえば周囲からは、「どこにもワイヤー何て見えなかったけど…」とか、
「本当に飛んでなかった?」とかいう声が上がっていたような…。

あらあらあらあら…、もしかして、見破られてしまいましたか?
で、でも、そこは太秦映画村、非日常のテーマパークの出来事
『トリックは分からないけど、マジックのゲリラライブ』、ということで、皆さま折り合いをつけてくださるのではないでしょうか…、多分…

>次女さんを窘めるためとはいえ、普段は落ち着いておられるお嬢様も
>案外ノリノリでしたね。(微笑)

ふふふ…、躾けられた『令嬢』の装いを脱ぎ捨ててしまえばこれこの通り…
メイドさんたちを散々手こずらせた能天気娘は、しょせんこのような仕儀でございます
心が弾めば体も自然と弾んでしまうのですわ

>お嬢様、宜しければご指南をお願いできますか?

わたくしの素養は洋弓のものでございますが、ご参考になるかと存じますわ
正しい足構え、基本となる胴構えを大切に、肩と腰と足はまっすぐ重なるように、
…そうそう、流石に柚葉さんは呑み込みが早いですわね
…はい、矢つがえも弓引きもとてもスムーズ、次に…

お見事でございます!
構えてつがえ、矢を放たれるまでのお美しさが、そのまま放たれた矢が的を射抜く確かな力強さとなっておりますわ
柚葉さんの普段の、立ち居振る舞い…、お掃除でもお料理でも見るからに心地よいスマートな一挙一動が、そのままここでも活かされておりますわね

>もしお嬢様が本格的に弓道の道着と袴を身に纏ったとしたら…殿方は勿論同性の方々にも憧れの目を向けられる事でしょうね。

もうっ、またそのように仰って、面映ゆいことと言ったらございません…
でも、わたくしも日本の弓術に臨まれる方の、張りつめた糸のような凛とした空気を纏ってキリリと立つ姿はとてもお美しいと感じます
一度はわたくしもあの道着と袴、着てみとうございます…

>「芸は身を助ける」と申しますが、争いの為でなく己の心と体を鍛え、己自身を高める為のものとして
>この国には数多くの武道が伝わっておりますから、お嬢様が学んでこられた事は今後もこうしてお役に立つと思いますね。

はい、弓道の『一射絶命』という言葉がとても好きでございますわ
『次の矢があると安心せず、今ここにある一本の矢に命をかける気構えで臨め』
という戒めの言葉…
魔族の身でありながら人の世界で生きてまいるためには、この言葉の如く在らねば大切なものも得ることが叶わない、
能天気なわたくしにとりましては特にそう思えるのですわ

>前者の作品が余りにヒットし過ぎて私達市民社会の人間は、暴力社会に生きる人々に対する認識を誤りかねない程だったそうですが、
>後者の作品を菅原文太さん達が凄まじいまでの暴力描写と迫真の演技で描く事で、目を覚まさせたという評価もあるそうです。

高倉様は、自分の任侠映画を見に劇場に足を運んで、満員の観客が銀幕の中の高倉様に自分を投影して人が変わっていく様をご覧になって恐怖されたとか
自分の虚像に人々が追随する姿は、ご本人としてはお辛かったことでございましょう
もちろん、映画が歓呼されることは喜悦ではございましたでしょうけれど

力があるものと自分を同一視する者たちを忌避するお気持ちは、我が身に照らしましても分かる気がいたします…

菅原様の新たな極道映画が人々の認識を改めさせて、高倉様も救われた部分があるのかも知れませんわね
そして、なおお二人の作品が並び立ったことで、両雄の新たな光彩がスクリーンに見入る人々の心に刻み込まれたのでしょう
斯くあればこそ、後に幸福の黄色いハンカチがはためいているべき我が家への旅路を辿る満期出所者様や、やもめのジョナサン様と珍道中を繰り広げる長距離トラック運転手様の姿もまた、重層的なイメージで多くの方の心をとらえたのでしょうから…


367 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/04/01(Sat) 22:52
>>361-362(柚葉さん) (つづきでございます)

>東映の歴史を作ったヒロイン達の飾られたギャラリーには、正に興味津津といったご様子で…。
>今となっては、親御さんの世代、お子さんの世代で親しんだヒロイン達も多いそうですね。

ふふふ、三女ちゃんったら本当に目をキラキラと輝かせて、何もかも目に焼き付けようとするかのように、見て周っていますわね
そして他のお客様も家族でとても仲睦まじくご覧になっています
親御様が子どもたちに、昔の作品を解説している姿を見ていると、アニメの夢多き世界が世代を超えて誰もの胸をときめかせいますのが分かりますわ
一昔前の作品のポスターの前でじっと見入っている親御を、子どもたちが見ているその眼差しは、自分の親の中に同好の士の心を見つけた、その歓びが見て取れましてよ

最初の東映製作のフルカラーアニメーションは『白蛇伝』でしたわね
1958年の作品ということですから、人間の世代ではもはや御祖父母様の世代でございましょうか
そのような記念すべき作品が、人間と魔族の恋愛ドラマでしかもハッピーエンドだったなんて、当時とても嬉しく思ったものですわ
人間の方々にも、その異種恋愛ドラマが世代を超えて伝わってほしいものでございます
アニメーションには、そうやって人の心の地平を、どこまでも広げていく力があるはずなのですから

さあ、いよいよ残るはお土産選びでございますか
お向かいの軽部様、青果店のお颯様、土地神様、
霊華様や神父様、エレナ様やカリーナ様…、まだまだいらっしゃいますね
わたくしの大切な方々に、どんなものを差し上げましょうか
いざ、京都タワーへ参りましょう

…柚葉さん、貴女のエスコートのお蔭で、素晴らしい『思い出』に満ち満ちた京都旅行をさせていただきました
本当に、幾百年経とうとも、この歓びの日々の記憶はわたくしの胸で決して色あせることなく在り続けますわ
本当に、本当に、有難うございます…

368 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/04/01(Sat) 22:53
>>363

ええ、桜木の枝より出た愛らしい薄紅色の蕾もようやく開き始めましたわ
こちらの街は、川沿いに、校庭に、街路に、郊外にと桜が植えられ、わたくしたちに萌えいずる春の兆しを囁きかけてくれています
我が家のメイドさんとも夜桜見を予定しておりますが、家族全員のお花見も勿論いたすこととなりましょう
わたくしもこの週末は、お弁当と桜餅の試作づくりに励む所存でございます
いつもメイドさんにお世話になりっぱなしでは申し訳ございません

何処の桜を見に参りますか、そのチョイスも楽しゅうございますね
東の森の千年桜、中央公園の枝垂れ桜、西の城跡の八重桜…
ああ、考えただけでワクワクしてまいります

桜祭りには、花びら舞い散る中を今年の『桜の女王』様がパレードをなさるのです
今年はわが校の演劇部の部長が選ばれたので、なおいっそう楽しみでございます

貴方様はどちらの桜を見に行かれますか、もうお決めになりましたでしょうか?
きっと良き花見をなされることでございましょう
諸共に春の花の笑み綻ぶを楽しみましょうね


>>364

まあまあまあ…
それは、前スレの432から話題になっておりました、あの元権中警視のご老人が仰っていたあの恐るべき麻雀のことでございましょうか?
あのゲームに遂に決着がついたと…

では、あのご老人は己が驕慢より始めた勝負で、遂に貴方様に討ち斃されたということでしょうか
まことに因果応報の宿命は逃れ難かった…、と申してよいものか、貴方様のまさに血を吐くような勝負への執念こそが勝敗を分けたのでしょうね

貴方様が吸血麻雀を制覇されたからには、もはや斯様な勝負は永遠に封印された…、ぜひそうあってほしいと願います
その敢闘精神を称賛はいたしますが、同時に人を傷つけるこのような闘いをお続けになることはどうかなさらないように、と

20年、人間の方にとりましてはたいそう長い時間でございましょう
20年前…1997年と申せば、わたくしは故郷のホームシアターで公開されたばかりの『もののけ姫』を見ておりましたね
『ポケモン』の放送が始まったのもこの年だったのですね
貴方様も、20年の間に楽しめずに過ごしてきたことが多かったのではございませんか?
しばらくはごゆるりと休息を取られては如何でしょうか?


369 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/04/01(Sat) 23:38
>>363

はい、私もこのお屋敷の皆様とお花見に行く予定ですよ。
お嬢様が大好きな…桜の季節ですもの。
ただ…私の住む街では花開くまでもう少し時間が掛かりそうですね。
おそらく、来週くらいになるのではないでしょうか?

うふふ…。持っていくお弁当の献立、考えておきましょう。

そして…お嬢様とは桜が咲いた時には一つの約束をしてあるんです。
私がこのお屋敷を初めて訪れたのは、昨年の桜の満開になった次期でしたから。
だから、お嬢様には少々お手を煩わせてしまいますが、お嬢様の翼で共にこの街の夜桜を見に行く事をお約束致しました。

そしてその時には、ささやかな晩酌を…。
あら…もしお嬢様が酔ってしまわれたら余計にお手を煩わせてしまうかも…。
晩酌に関しては、やはりお屋敷に戻ってからの方が宜しいかもしれませんね…。

>>364

ええ…。私もネット上のニュースで拝見致しました。
連載そのものの終了は来年の2月になるとか…。

しかし、それにしても驚きですね。
だってその吸血麻雀が開始された時は、私はまだ生まれたばかりだったのですから。
そしてかの雀士の方の活躍が始まった時には、まだ私の父はまだ学生だったんですよね。

20年…。口にすれば一言ですが、その間に社会そのものが情報機器の発達に伴い比べ物にならない程の
変化を遂げたと言えるでしょうね。「10年ひと昔」とは、よく言ったものです。

それにしてもその20年の間には、かの雀士の方の弟子とも言える方が新たな道を歩みだしたり、
または吸血麻雀の主催者である御老体が主役の物語までも描かれているのでしょう?
かの吸血麻雀に挑んだ雀士さんの偉大さを、時の流れと共に実感致します。

確か他にも、主催者である御老体は御自身が血を抜かれて冥府を彷徨う中、辿り着いた地獄において
見ている側としては抱腹絶倒の展開の中で地獄の革命を成就されたとか…。(笑)

友人に教えてもらってその展開も知りましたが、見た時には笑いを堪えるのに必死でした…。(必死に笑いを堪えてます)

しかしあの御老体の、冥府の亡者たちを一喝したときの言葉には「諦念」の愚かしさ、
人間の心理、勝利に至る為の戦術等に至るまで「真理」と捉える事の出来るものもありましたね。

そして御自身の資金が付き、命を失いかねない程の失血になろうとも決して勝負を反故にしようという
見苦しさを微塵も見せなかった所からは裏社会の頂点に君臨した人物ならではの矜持を感じましたね。

かの雀士さんも凄いですが、かの御老体も善悪という概念の身では測り難い凄みを持っていたと言えるでしょう。
恐らくはかの御老体以上の相手と巡り合う事は無いのでしょうが、今、勝負を終えて改めて何を思うのでしょうか…。

370 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/04/02(Sun) 18:13
>>367 アーチェロお嬢様

(京都タワーにて)

お嬢様、私もお会計が終わりました。
はい、フリューゲル神父様と教会の皆様、学校の友人達の分に、
それと、故郷を訪れた時の家族の分も…。

故郷の家族へのお土産は、京都から直接郵送して頂く事に致しました。

それにしても、京都の代表的な銘菓といえば「八ツ橋」ですが、本当に色々な種類があるのですね。
代表的なニッキ、抹茶、黒胡麻以外にも、
季節限定の味や、子どもでも食べられるチョコレート、ショコラ、ミルク等の洋菓子風のものもありましたね。

観光都市で外国の方も買っていかれるでしょうから、その辺りも考えて外国の方のお口に合うものも作っているのでしょうね。

…三姉妹さんも、お土産選びは終わりましたね。
それでは、帰りの新幹線に向かいましょうか。

(新幹線に乗って)

ほら…お嬢様、レイナさん、三姉妹さん、夕焼けが掛かった古都の風景が、あんなに綺麗に…。
いよいよ、この古都の風景とのお別れなのですね。
でも…夕日と古都の風景が一緒に見られる時間に新幹線の発車時間を選んだ甲斐がありました。
これが最後の…古都の思い出とお土産ですね。

ほら…古都の風景が遠ざかって参ります。
いよいよ…お別れですね。

>…柚葉さん、貴女のエスコートのお蔭で、素晴らしい『思い出』に満ち満ちた京都旅行をさせていただきました
本当に、幾百年経とうとも、この歓びの日々の記憶はわたくしの胸で決して色あせることなく在り続けますわ
本当に、本当に、有難うございます…

いえ…そんな…。(照)
私は、レイナさんと相談して計画を立てただけで…。
でも、レイナさんが道中の安全を守って下さり…。
三姉妹さん達が旅行の費用を捻出して下さり…。

そして…お嬢様が私を含むお屋敷の皆様をきちんと纏めて下さったお陰で
素晴らしい旅行を楽しむ事が出来ました…。
私にとっても、きっと生涯忘れられない思い出となります…。

(後日談)

お嬢様、只今戻りました。
はい…教会の皆様も、友人達も、京都からのお土産を大変喜んで下さいました。
特に、甘いものに目が無いシスターさんは平静を装っているようでしたが…うふふ…。

それと、お菓子以外では神父様には西陣織のネクタイを…。
友人やシスターさん達には、西陣織の携帯のストラップをお贈りしました。

日本の象徴とも言える古都の特徴を現したお土産を、喜んで下さいました。(微笑)

あ、それからお嬢様…。実は友人に頼んでおいたものが…。
はい、もし私達が出掛けている間に借りることが出来ればと思いまして。
お嬢様が紹介して下さった、「モンパレナスの灯」を借りることが出来たんです。

昼食が終わりましたら、お茶を飲みながらゆっくりと観賞致しましょう。
そういえばこの手の名作映画は、日本では敢えて映画館で上映する場所もあるのですよ。
今年、この作品も上映された地域があるそうです。

古都で日本映画とその文化に触れて参りましたが、お嬢様に紹介して頂いた
海外の名作に触れてみるのも宜しいですね。


371 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/04/02(Sun) 18:52
>>アーチェロお嬢様
(続きです)

ふう………。(溜息)
その生涯を、画家としては不遇のままに終わったモディリアーニ氏と
彼を取り巻く人々が共に描く人生の悲哀…。
最後の最期まで共に有ろうとした愛妻の健気な姿には、やはり女性として胸を打たれるものがありますね。

そして、お嬢様が「悔しかった」と仰っていた気持ちが最後の場面の物悲しい雰囲気と音楽と共に
有り有りと伝わって参りました…。

それにしても、見ている私達がより無念さを噛み締めてしまうのは、あのモレルという名の画商は
「冷徹」なだけであって、「冷酷」ではないという事なんですよね…。
個展における「彼には運が無い」という台詞…。あそこでギクッとしてしまいました。
あのような世界で生き抜く為の「落ち目の人の逆を行け」という鉄則に彼は従っているだけ…。

とはいえ、そのように頭で納得しようとしても感情では到底納得出来るものではありませんが。
モディリアーニ氏が臨終を迎えた事を知らせようともせず、遺作となった絵を買い漁る姿に
お嬢様が唇を噛み締めた事は言うまでもありませんね。

少なからずチャンスに恵まれる最後の機会かも知れなかったアメリカの富豪との商談において、
モディリアーニ氏はプライドが邪魔をしてしまい、友人のくれたチャンスもフイにしてしまった…。
その後、御自身のデッサンを酒場で売り歩きながらあの時の商談に対して何を思ったでしょうか…。

あの富豪が持っていたセザンヌの作品が、同じ画家の世界において成功した者と成功しなかった者との
哀しいまでの差を印象付けていたような気が致します…。

映画も必ずしもハッピーエンドでは無い…。
現実となれば、それは尚更です。
だとしても、語り継がれる名作にはやはり何処か心を揺さぶられるものがありますね。
…私、もう一度お茶を淹れて参ります。


372 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/04/05(Wed) 22:33
>>370(柚葉さん)

(京都タワーにて)

色とりどりの『八ツ橋』…この場合は『生八ツ橋』ですが、見た目にもとても優美ですね
まるで、絹の反物を拡げたかのような艶やかで滑らかで、彩り鮮やか、雅な趣きが、如何にも京都らしい風情でございます

わたくしは『八ツ橋』に加えて『お抹茶プリン』も買い求めました
お茶請けにとてもよく合いそうでございます

これらのお土産は、軽部様や麗華様、ヴァルド様、月華様、紅蓮様、土地神様…、まだいろいろな方に差し上げたいと存じます
旅の楽しみの一つとして、帰ってからお土産をお渡しできる、ということもございますのね
そういうご縁をいただける方がいらっしゃることの嬉しさ、あらためて実感いたしますわ

…そうそう、前スレ644でお話ししました演劇部部長様にも差し上げたいと存じます
先だっての映画村での天狗様の真似事、入場者のどなたかが、撮って、上げて、呟いてしまわれたらしく、それが部長様の目に留まってしまったらしいですわね
お蔭で先ほど、
『映画のテーマパークで派手なパフォーマンスを披露するだなんて、これはわたしに対する挑戦かしら?』
と、メールが届いてしまいました
…あの方とは一度、お茶会をしながら穏やかに誤解を解いて参りたいですわ

(新幹線に乗って)

茜色に照り映える空と街並み…、まことに旅の見納めとするに相応しい古都の美しい佇まいでございますね
この景色が見られるように発車時間を選んでくださるなんて、柚葉さんの心遣いの細やかさに、あらためて感謝の心が湧いて参りますわ

>そして…お嬢様が私を含むお屋敷の皆様をきちんと纏めて下さったお陰で
素晴らしい旅行を楽しむ事が出来ました…。
>私にとっても、きっと生涯忘れられない思い出となります…。

わたくしはただお世話になってはしゃいでいたばかりですが…、
でも柚葉さんにとりましても良き思い出になりましたこと、それがこの旅の最高に嬉しいことでございます

あらあらあら…、その茜色の空の中に翼を閃かせた影が二つ三つ
まあまあ、あれは…
長い御髪に、小袖五ツ衣、緋色の袴の大層お美しい女性方は、話に伺う『女天狗』様でございましょうか
こちらをご覧になっていらっしゃるのは、きっとわたくしがあの方々を真似たが為でございましょう
今回の旅行では古都の妖怪の方々にあまりお目にかかれませんでしたが、最後に嬉しい出会いが出来ましたわ…

『来たり、見たり、楽しめり』…
平安の都よ、幾久しく美しく在られることを祈ります…

(後日談)

神父様はじめ、教会の方々も喜んでくださったこと、何よりでございます
神父様のネクタイ姿、きっと男前がさらに上がられたことでございましょう
さすがに教会へは参れませんが、わたくしもそのお姿、是非ともどこかで拝見させていただきましょう

まあまあ、『モンパルナスの灯』を借りてこられたのですか?
わたくしにとりましては、懐かしくも哀しい思い出のある映画でございます…
柚葉さんが興味を示されて借りてこられたこと、嬉しゅうございますわ
どんな感想を抱かれることか、後で是非お聞かせくださいましね

懐かしい名画の数々を映画館でご覧になる方がいらっしゃるのは嬉しいですね
映画は、そのように鑑賞するものとして制作されてまいったのですから
暗がりの中、銀幕を共に見つめるあの濃密な空間、わたくしもまた機会があれば味わいたいですわね


373 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/04/07(Fri) 06:58
教養が高そうな人は外国の映画を字幕なしで見るイメージ

374 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/04/07(Fri) 17:27
はいはい、神父様は容姿端麗で頭脳明晰、運動も得意で気品もあって、さらにピアノなんかも弾けるんでしょーねー
イケメンは何でもできてよーござんしたねー(嫉妬)

375 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/04/07(Fri) 17:36
物を知らないと無知を嘆くのか
まだたくさんの事を知る事が出来ると希望を持つのか
人生は考え方一つ

376 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/04/07(Fri) 22:28
>>371(柚葉さん)

まあまあまあ…、柚葉さんにも溜息を吐かせてしまいましたのね
やはり、あのモディリアーニ様の最期には、人の世の、芸術家の、ままならぬ製の哀しみとやり切れなさを覚えずにはいられません…

ええ、あのモディリアーニ夫人が氏を支え続けた健気さはわたくしも同じ想いがいたしました
それだけに、氏の死も知らぬまま画商の訪れを喜んでいらっしゃる様には涙せずにはおれませんでした…

柚葉さんをさらに悲しませることになるかと思いますが、実はあの奥様は最愛の夫が死して間もなく、自ら命を絶たれたそうでございます
その時、お腹に御子がいらっしゃったにもかかわらず…

>そして、お嬢様が「悔しかった」と仰っていた気持ちが最後の場面の物悲しい雰囲気と音楽と共に
>有り有りと伝わって参りました…。

はい…、はい…
その気持ちをご理解くださって、わたくし救われた想いがいたします
映画を思い返すたびに哀しみに心が沈んでしまいますが、その気持ちに寄り添ってくださる方がいらっしゃるのって…こんなにも心が温まるものなのですね

あの画商は仰る通り『冷徹』であったに過ぎず、夫妻の死の責を負うものではございませんが…
でも、それでも、孤独な芸術家が報われるようなほんの少しの心遣いがあれば、何かしらご夫妻の行方は変わりはしなかったか、と詮無いことを考えてしまいますわ

わたくし、あの映画を見た後、母に聞かずにはいられませんでした
『お母様は、モディリアーニ様のことを注目はしていらっしゃらなかったのですか?
援助してくださる機会はなかったのですか?』
なんて…、八つ当たりなのは分かっていたのですけれど
母は、
『わたくしの手はそんなに長くもないし…、温かくもなれないわ。
運に恵まれない芸術家は、そこら中に居るのだから。
たとえば同世代の日本の青木繁…、
わたくし目に掛けていたけれど、彼なんてモディリアーニより若くして世を去ったのよ。』
と、普段の母に似ず淡々と仰っていましたわ…

それでもなおわたくしあの映画を嫌うことが出来ないでいますわ
不幸ではあっても芸術に魂を燃やした人間の一生涯には、心打たれないではいられませんから

…ああ、お茶が美味しいですわ
柚葉さんはいつでも、わたくしのその時々の心を温めてくださるお茶を淹れてくださいますのね…


377 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/04/08(Sat) 09:21
>>373

あらあら、あなたも映画がお好きでいらっしゃいますの?
言葉は他を理解するための大切なツールでございますゆえ、それを駆使できる力を身に付けますことは、確かにその者へ教養を高みへと導いてもくれるでしょうね

わたくしもグータラながら我が身に日本語を根付かせることに努めましたゆえ、日本映画の科白より、その奥の心を直に聞けていろいろと教えられてまいりましたこともございますね

ですが、異なる言葉を母語に落とし込む行為もまた、優れて深い知の働きではないか、と存じます
異文化を自分の文化に引き寄せる努力…、それもまた教養失くして出来はしますまい
この国の良く知られた邦訳、
『You ain't heard nothin' yet!(お楽しみはこれからだ!)」』
を伺った時、わたくし『お見事!』と思わず膝を打ったものでございます

それにこの国にはかつて『弁士』なる新たなお仕事を産んだのでございましょう?
あれもまた素敵な表現手段なのは、最近も高名な声優の方が精力的に実演していらっしゃることからも分かりますわ

大勢の弁士の方が意気軒昂に大活躍されていた時代にこの国に参れなかったのは、痛恨でございました
ですが、山寺様や『永遠の17歳』女史が、時に弁士としてのパフォーマンスを演じられた、と伺いましたので、いつか直にそういったイヴェントへ参りたいものでございます

表現することも知の営みなら、それを受け取ること…二つの文化を違和を感じることなく一つにまとめて鑑賞し楽しむ行為、
それもまた、気が付きにくいですが、知の働きなくば出来ることではないことと存じますわ

378 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/04/08(Sat) 09:53
>>374

あらあらあら…
こんなところで一人で拗ねて、ブツブツと呟いていらっしゃる方がいらっしゃいますわ

…なるほど、貴方様は我が家の柚葉さんにたいそうお熱でいらっしゃるようですわね
彼女の清らかさ、優しさ、美しさは誰よりも…とは言えぬまでも身近に強く強く感じている身としましては、そのような方がいらっしゃるのは不思議ではございませんね
そして恋敵があの神父様…、となりますとその壁の高きことは万丈の山の如く感じられるのでしょうか…

ですが、あの方を語るのに些か表面にとらわれ過ぎている感無きにしも非ずかと存じます
フリューゲル神父様とはさほどお付き合いがあるわけではございませんが、前スレで多少お話させていただいただけで、あの方の高潔なお心の在り様に心揺れること、少なからずございました

『主』に深く帰依なさり、ヴァチカンにて高い立場に身を置かれながら、魔族であるわたくしにも色眼鏡をかけずご覧くださり、人も魔も均しくその心の在り様を尊んでくださった、そういう方でしたわ
曇りのないお心を持たれたあの方に惹かれずにいることは難しゅうございましょう
いえ、わたくしの場合は恋愛的なものではございませんでしてよ?

貴方が嫉視される要素も故なしとはいたしません
ですが、ルカ伝にある『神の王国は人の心の中に在り』の言葉には魔族であるわたくしも賛同いたしますわ

柚葉さんの想いは既にあの方に在るのは確かでございましょうが
貴方様が、神父様のような善き魂を以て、より高きに達せられることが在り得ないなどと、誰が申せましょう?

どうか、貴方様が良きご縁を手にされんことを祈らせてくださいませ


379 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/04/08(Sat) 10:16
>>375

あらあら、もしかして>>374様を励ましていらっしゃるのでしょうか?
まだ知らない新しい良縁に希望を持て、と…
我が身の今が至らぬと心沈むより、面を上げて前を見よ、と…

わたくしもそうでありたいと存じますわ
と申しますか、そうでなければ魔族であるわたくしはとてもここまで参ることは出来ませんでしたでしょう

牙と翼と紅く染まる眼…、それらを持つ者としては、まだ見知らぬものをこれから知れる、と己を励ますことがどれほど大切か、少しは分かるつもりでございますわ

『これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らざると為せ』
昔、伯父様が古人より聞いたというこの言葉、わたくしは漢文の時間にあらためて習いました
良き言葉は時代を越えて人の心に響くものですわね

そうそう、以前星新一先生の作品にも、貴方様の言葉を実践するかのような物語が在ったように記憶しております

富豪の老人が、
『望みのものをすべて手にしてしまい人生に飽いてしまった。』
とある人に申したら、その人は老人の過去の体験の記憶を一部消してしまわれました
そうしたら、老人はまた新たに感動を覚えることが出来た、と
例えば食べ物の記憶を消したら、それから老人は食べるもの食べるもの美味しくて感動の毎日に…、というように

きっと星先生も貴方と同じことを考えられて、そしてそこから珠玉の一編を紡ぎ出されたのでございましょう
作家の才能とは斯くあるものか、と感心させられますわね…


380 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/04/08(Sat) 22:49
天は人の上に人を造らず

一万円札の肖像の福沢諭吉のな著書
学問のすゝめの有名な一文


人は平等、ならば皆同じ生活水準でなんの問題もなく暮らせるはず、だけど現実には貧富や貴賎の差があるよね。
それは学が歩かないかの違いなんだよ。
みたいな内容

簡単に現代語訳にしたものをサラッと読んだだけだが、百年以上前の内容が現代社会にも同じことが言え感銘を受ける。
社会や人の根本はいつの時代も変わらないということだろうね。

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