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【星のカービィデデデでプププなものがたり】復活の「D」

1 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/09(Fri) 14:24

ナレーション「2021年4月9日、遂にあいつが帰って来た!」

大王「待たせたなお前ら!天上天下唯我独尊!デデデ大王、満を持して今日復活だデ!!」
カービィ「誰も待ってないと思うけど」
大王「やっぱりここにはおれさまがいないとな、全く盛り上がらんだろう」
カービィ「いてもいなくても変わらないと思うけど」
大王「そんなわけで!今日からスレッド活動を再開するデ!
  おれさまは15年前からずっと続けてる大ベテランだからな、あえて名乗る必要はないだろう 皆もうご存知だと思うしな」
カービィ「知らない人のほうが多いと思うペポ」
大王「知らないなら教えてやるデ おれさまの事は…そうだな……伝説のキャラハン、気軽にレジェンドとでも呼んでくれ!
  見よ!初代スレ主としての貫禄を!若い奴らとは違う、年季の違いってヤツを見せてやるデ!!」
カービィ「そんなに貫禄出てないと思うペポ」
大王「さっきからうるさいデ!こいつはカービィ、おれさまの家来だ!他にも手下がいるから、また後で紹介してやるデ!」
カービィ「家来じゃないペポ」
大王「っつーわけで、ルールの説明だデ!おれさまのスレに書き込みをするんだからな、ルールは守ってもらわないとな!
  ルールは以下の通りだ 書き込む前にちゃんと読んでおけよ」


・荒らし禁止!中傷・煽りお断り!清く正しく親切に人と接する思いやりの心を忘れずにな!

・クロストーク禁止!何かあったら他を介してではなく直接おれさまに聞いてくれよな!

・今回からはもう新しいキャラハンの募集はしないデ!募集しても来ないだろうしさ、それにおれさまゆっくり気楽にやりたいんだ、悪いな

・俗に下ネタと呼ばれる類の話は禁止!ギャグだろうが何だろうが下ネタを使うのは三流のやる事だからな


大王「…とまあこんな所だな!」
カービィ「このルールは大王も守るんだよね?」
大王「勿論だデ!ルールを作ったおれさまだってその例外じゃないデ!作った本人が守れなきゃ示しがつかないだろ
  それにおれさまは、自分が出来ない事は他人に押し付けないって決めているんだデ!」
カービィ「ふーん」
大王「なんだその疑いの目は!?まあ良い!挨拶はこのぐらいにして、さっさと始めるデ!
  おれさまの事をもっと知りたかったら、後で過去のスレのURLくらいは貼っておいてやるデ!時間があったらチェックしてくれよ!」
カービィ「黒歴史がいっぱいペポ」
大王「黒歴史ちゃうわ!輝かしい歴史と言え!じゃあ一旦ここまで!またな!!」


559 名前:アドレーヌと仲間たち ◆bYOIJd9g 投稿日:2022/04/03(Sun) 15:14
アドレーヌ「こんにちは、ストーリー見たら私がダークサイドに堕ちてる…。
その理由はストーリーを見れば明らかになるから、こりゃもう見るしかないよね」
カービィ「悪役のアドレーヌも意外と悪くないかも…、カッコいいペポ」
アドレーヌ「好評なのかもしれないけど、だからといって悪人でいたくないなー」

>>541
アドレーヌ「ツヅヅ皇帝とかいうお父さんがいて、その後継ぎになったのがデデデ大王ことデデの旦那なの。
欲張っちゃいけないと教わってきたと思うんだけど…、欲張りの度合いが過ぎることもしばしば。
まぁ、欲張りの度合いが過ぎると思ったら、私が抑えてやるから(笑)」

こうしてカービィ、シノに続き、デデデ大王を抑える係がまた増えたとさ

>>542
カービィ「大王ってビッグボスっぽいのかなー?どっちかというとアドレーヌの方がビッグボスじゃない?
でも確かに大王、派手好きで派手な演出を好むし、ビッグボスらしいと言われればそうなのかも」
アドレーヌ「派手を好むのは別にいいけど、やり過ぎて財政破綻させるようなことはしないでほしいね。
それこそ脳みそ紙粘土で出来てるの?って言われてもおかしくない状況になるでしょ」

>>545
アドレーヌ「自分のスレかぁ…、実は何年か前から自分のスレを持ってみたいとは思っていたんだけど、
ここ最近は休みがちだし、いざ自分のスレを持っても、運営していけるだろうか?って不安もあるの。
もうちょっと様子見かな、離れたくなったら離れる、と言っていながら結構経ったのよね(笑)。
どうなるんだろ、何だかんだでずっと居座るかもしれないし、このスレが終わる頃には離れてるかもしれないし」

>>550
リボン「大王様カッコいいー♪」
カービィ「流石大王、部下から慕われてるぅ!」
アドレーヌ「デデの旦那、国民から愛されてるー♪」

アドレーヌ「ほんとにこうなら良いのに」
カービィ「クーの支持率も元々高いけど、アドレーヌの支持率も高まってきてるみたいだよ」
リボン「もうアドレーヌかクーがプププランドの大王でいいんじゃない?」
カービィ「実際に国民から愛されてるのもアドレーヌやクーなんだよね…。
でもアドレーヌはいずれプププランドを離れる可能性もあるから、一番の大王候補はクーになるのかな?
なんにせよ、大王がいずれ大王じゃなくなる日が来るのかもしれないペポ」

>>557
アドレーヌ「悪落ちして悪役になった私も意外に好評みたい(笑)。
もし私が最初から悪の女王様で、プププランドの女王だったら…、
きっと大量のワドルディを部下にして、ワドルディで遊んでいたのかも」
カービィ「なーんだ、大王と同じで大量のワドルディを部下にするんだ(笑)」
アドレーヌ「そりゃそうよ、舞台がプププランドだもの、こうなっちゃうでしょ。
そしてワドルディを扱使って、御褒美する。寝ることに関してはワドルディ達の寝室も用意して、そこで私も寝る。
いや、ワドルディの部屋を減らして私の部屋に力を入れて、私の所でワドルディ達を寝かせて、
私もワドルディ達に癒されるようにする。
ワドルディ達と山や海に食べ物取りに行って、ワドルディ達を疲れさせ、
疲れさせたところで私のご飯に付き合わせ、ここでまたワドルディに癒される。
うんうん、しっかり悪の女王してるな、私」
カービィ「一般人に迷惑かけない悪の女王になってるペポ」
アドレーヌ「癒されたいのよ、今だとカー君達といると気が楽なの。
それの矛先が部下のワドルディ達に向く感じ?」
カービィ「(それ、悪の女王っていうのかな…(笑))」

560 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/04/03(Sun) 18:07
かっこいい決め台詞を考えてくれ
一人一個ずつね

561 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/07(Thu) 11:48

>>560

大王「そんないきなりかっこいい決め台詞を考えろって言われても
  すぐに出て来ないっつーの!お陰で3日ぐらい考えちまったじゃねーか」
宝石魔人「…で?考えて来たのか?」
大王「当然だデ!愛と正義は必ず勝つ!!……これでどうだ」
宝石魔人「たわけ!!3日も考えた割には何のひねりも無いではないか!!」
大王「しょうがないだろ!かっこいい決め台詞なんてそんな柄じゃねーんだよおれさまは!!」
宝石魔人「開き直るでないわ!!」
大王「そう言うじいさんは何かあるのかよ!?」
宝石魔人「当然じゃ!!かっこいい決め台詞と言えばこれじゃろう!
  儂の名はワムバムジュエル!!最強の一族、ワムバム一族の王じゃ!!!!」
大王「あんたのだって毎回言ってるやつじゃねーかそれ」
宝石魔人「何じゃ!?何か文句でもあるのか!?」
大王「開き直んなって……」
毒蛇騎士「ふん、良い年こいて恰好付けようなんざ三流も良い所だナ」
シノ「いつだって格好良くいたいと思うのが人のサガなんですよきっと」
毒蛇騎士「だとしても、あれは重症ダ」
シノ「辛辣ですね…」

562 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/08(Fri) 15:23

チービィ「おーす!元気にしてたかー!?デデデでプププななかまたち・旋風編のはじまりだー!
  パソコンやスマホを使う時は、部屋を明るくして目を近づけすぎないようにしろよー!
  これテストに出るからなー!…………出ねーよ」


 デデデでプププななかまたち・旋風編

  第18話 大王、友達の裏切りに驚愕する


 前回までの記録

  第1話 大王が帰って来た!(>>21-27)
  第2話 大王、戦力外通告にキレる(>>35-40)
  第3話 大王、突然の呼び出しに慌てる(>>56-59)
  第4話 大王、再びマスクドデデデに変身する(>>109-113)
  第5話 大王、怪盗一味と戦う(>>143-148)
  第6話 大王、ラップバトルをする(>>151-154)
  第7話 大王、お菓子を食べて怠ける(>>164-168)
  第8話 大王、宝島を目指す(>>203-207)
  第9話 大王、レコード屋に感激する(>>254-258)
  第10話 大王、闇の仮面と闘う(>>286-289)
  第11話 大王、格闘王になる(>>317-322)
  第12話 大王、悲鳴を上げる(>>334-338)
  第13話 大王、電撃を食らう(>>345-351)
  第14話 大王、誘拐される(>>361-363 >>365-366)
  第15話 大王、プププランド奪還に向かう(>>378-382)
  第16話 大王、修行する(>>518-520)
  第17話 大王、新たなる刺客と戦う(>>552-556)



ボンカース「うぜーな!!」
Mr.フロスティ「うぜーんだよ!!」

大王「なあシノ」
シノ「はい 何でしょうか」
大王「気のせいかもしれないが、最近住人の悪口が多くねーか?」
シノ「やっぱりそう思いますよね 多分ですがこれが原因のようです」
大王「何だこれ?CDか?」
シノ「このCDには『うぜーんだよ』という曲が収録されています
  ある日突然発売されて初日で100万枚の売り上げを達成
  曲の歌詞に散りばめられた罵詈雑言の数々が沢山の人々の心に響き、今1番愛される曲……なんだそうです」
大王「悪口ばっかりの歌詞なのに愛されている……?妙だな」
シノ「日常で表に出せない感情、言いたくても言えないような事
  そういったイライラを発散させる効力がこの曲にあるらしいです
  それが愛されている要因かと思います」
大王「シノにはあるのか?そういう事が」
シノ「ありませんよ」
大王「じゃあ何でそのCDを?」
シノ「買った人から1枚譲ってもらったんです 調べたい事がありまして……
  実はこの曲を歌っている歌手、名前も顔も一切分からないんです」
大王「匿名って事か?なんだそりゃ?」
シノ「それで調べてみた結果、ある人物の声と一致したんです……その人物というのが………」


アドレーヌ「……大分時間が掛かったけど、こんな所で充分ね
  ここまでやれば今頃あいつらも気付くと思うけど、気付いた所でもう手遅れよ
  住人達は既に私の思い通りの手駒となった こんな貧乏臭い長屋も今日限りでお仕舞よ」
クールスプーク「あのう………作戦の意図が全く分からないのですが……このCDを住人に売りつけて一体何を……ぐはっ!!」
アドレーヌ「口を動かさないで手を動かせ手を!ほら後200枚!売り切るまで戻ってくんなよ!」
クールスプーク「ひいいい!やっと500枚売ったのに!?追加で200枚売れと!?鬼なんですか!?」
アドレーヌ「口を動かさないで手を動かせって言ってんだろ!」
クールスクープ「わ…わかりました!わかりましたから叩かないで…!
  不肖クールスプーク、喜んで売りに行って参りますーーーー!!」


563 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/08(Fri) 15:24

大王「嘘だろ!?まさかアドレーヌの歌にそんな効果があるなんて……!」
シノ「私も信じたくありません……このCDの曲の声がアドレーヌさんと一致しているなんてとても……
  このCDを販売している関係者を探して聞いてみましょう」
大王「売った奴の事を知らないのか?」
シノ「サングラスを掛けた怪しい男から買ったと聞きました」
大王「サングラスを掛けた怪しい男ねえ………」
シノ「私にCDを譲ってくれた人は、その人から10枚買ったそうです それで1枚あげると………」
大王「同じCDを何枚も買って何がしたいんだ?」
シノ「実はCDの購入特典として直筆のサイン色紙が貰えるチケットが入っているそうです
  曲というよりは、CDの付録目当てで買ったという方が適切ですね」
大王「汚い商売だな……」
シノ「最近ではよくある売り方だと思いますが……音楽業界も、食べる為に色々と大変なのでしょうきっと………」

クールスプーク「CD入荷しましたーーー!!200枚でーーーす!!早い者勝ちですよーーーーー!!」
大王「噂をすれば、あいつが例のCDの販売者か……?おい」
クールスプーク「はい!購入ですか?ありがとうございます!」
大王「ちげーよ!そのCD、あの例の「うぜーんだよ」って曲か?」
クールスプーク「その通りでございます!時代遅れに見えて、案外流行に敏感なんですねー!」
大王「悪かったな時代遅れで!……それで、この曲を歌っている奴は誰なんだ?そいつに会わせろ」
クールスプーク「それは出来ませんねぇ〜人と会うのが嫌みたいでしてぇ………
  所で貴方、誰かに似ているような………もしかして……………………」
大王「ああ、おれさまだけど」
クールスプーク「………………………………」

 ビュン!!

シノ「あっ!逃げました!」
大王「この野郎!おれさまだと知らないで喋ってやがったのか!待ちやがれこらーーーー!!!」


クールスプーク「ひいいいいいい!!このままだと追いつかれてしまうーーー!!
  CD200枚が文字通り足を引っ張っているーーーーー!!重くて早く走れませんーーーーーーー!!」
大王「往生際が悪いデ!!大人しく観念しろーーーーー!!!」

???「それはこっちの台詞よ」

大王「なっ…!お前は……!」
シノ「あ…アドレーヌさん…!?」

アドレーヌ「久し振り、旦那……それとシノも
  そろそろ気付く頃だろうと思ったからこっちから挨拶に来てやったわ」
シノ「アドレーヌさん………!」
アドレーヌ「それはそうと…………」
クールスプーク「ひいっ!!」
アドレーヌ「何普通に見つかってんじゃてめーは!!」
クールスプーク「ひいいい!!すみません!!すみませーーん!!」
アドレーヌ「すみませんじゃねーんだよ!!それに聞いてたぞ!お前私のCDを邪魔だっつったな!?」
クールスプーク「ひえええええ!!出来心です!!ほんの出来心でございましてえええーーーー!!」

大王「アドレーヌ、お前……どういうつもりだ……?」
アドレーヌ「どういうつもりって、全部旦那が悪いのよ」
大王「おれさまが……!?おれさまが何をしたってんだ!?」
アドレーヌ「心当たり無いわけ?出番をくれって言っても全然私に出番をくれないし全然活躍させてくれないし……
  だから心底頭にきたのよ………あんたもよ、シノ!」
シノ「え…私もですか!?」
大王「言ってる事が滅茶苦茶すぎるデ!」
アドレーヌ「全然活躍出来ないから決めたのよ
  どうせ出番が貰えないなら、悪役になってでも出番を増やしてやるって……」
大王「お前…さっきから言ってる事がおかしいデ!」
シノ「そうですよ…!もしかして、アドレーヌさんも洗脳されているんですね!?」
アドレーヌ「洗脳……?違う 私は自分の意思で悪役になる事を選んだのよ」
大王「ふざけるな……!アドレーヌが自ら悪の道に進むわけがない…!
  お前、カービィには相談したのかよ!?カービィがそれを知ったら許すと思うか!?」
アドレーヌ「許してくれたわ」
大王「何だと!?」

 カービィ(回想)「ふーん、面白そうだからいいんじゃない?がんばってねー」

アドレーヌ「カー君はそう言って私の活躍を応援してくれたわ!」
大王「ゆるいな!!カービィの奴、余計な事しやがって!!」


564 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/08(Fri) 15:24

アドレーヌ「特別に良い事を教えてあげる……私の悪口は人を傷つけるの」
大王「何……?」
アドレーヌ「具体的に言うとね……人の弱点が見えるの そういう能力を与えられたのよ
  それを言葉にする事で、言われた相手は文字通り傷つくのよ 身も心もね」
大王「何だと!?じゃあ言ってみろ!!」
アドレーヌ「肥満」
大王「ぐあああああああああああ!!」
シノ「陛下!?」
大王「くっ……!何だデ……!?まるで銃で撃たれたかのような……!」
アドレーヌ「これで分かったでしょ?私の能力は無敵……相手を寄せ付ける事無く、言葉だけで仕留める事が出来るのよ」
大王「そんなの……まぐれだデ…!」
アドレーヌ「短足」
大王「ぐあああああああああああああ!!」
シノ「陛下!?」

大王「くっ……なんて威力だデ…………!」
シノ「陛下………!ここは私にお任せください」
大王「シノ…!?」

アドレーヌ「ふん……旦那の仇討ちのつもり…?あんた如きが私に勝てるわけ無いでしょ?旦那の腰巾着の癖に……」
シノ「はああああああああああっ!!」
アドレーヌ「えっ……!?」

 ビュン!!

アドレーヌ「くっ……!」

シノ「避けられてしまいましたか………」

アドレーヌ(何故…!?私の悪口が効かなかった……!もしかして能力が発動しなかった……!?)

クールスプーク「アドレーヌ様……!」
アドレーヌ「気やすく呼ぶなクズ!!」
クールスプーク「ぐはああああっ!!」

アドレーヌ(そんな筈は無い……私はこの能力を自在に操る事が出来る筈……それなのに………)

シノ「はあああああああああああっ!!」

アドレーヌ(そうよ……これは偶然………一発で駄目なら畳みかければ………!)

アドレーヌ「この……根暗女!!地味!!堅物!!」

シノ「はあああああああああっ!!」

アドレーヌ「何っ……!?」

 ビュン!!

アドレーヌ「くっ……何故………!?」

シノ「何を言われても構いません……!アドレーヌさん、これ以上抵抗するというなら、
  私も手加減は出来ません…………」
アドレーヌ「チッ……!一時撤退よ!」
クールスプーク「ええっ!?あっちょっと……待ってーーーー!!」

シノ「アドレーヌさん……………」
大王「痛てててて……!」
シノ「陛下!ご無事ですか!?」
大王「何とかな……助かったデ…………」
シノ「酷い怪我です……!今すぐ傷の手当てをしましょう!」


565 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/08(Fri) 15:25

チービィ「何……?悪口を言われただけでこんなダメージを?」
シノ「そうなんです」
チービィ「馬鹿馬鹿しい話だけど、もしそうだとしたら厄介だな しかも相手がアドレーヌさんとなると……」
大王「痛ててててて!!もっと優しく手当しろよ!!」
チービィ「それぐらい我慢しろ!!本当はお前の手当なんてしたくないけど、治療班だからやってんだぞ!」
大王「そうかよ!じゃあ勝手にしろよ!」
チービィ「じゃあ勝手にするよ」
大王「痛てててててててて!!わざと痛くしてんじゃねーよ!!」
チービィ「これで治療は終わりだ 大した怪我じゃなかったけど、今日は大人しく寝てろよ」
リープ「チービィちゃん頼もしいわ……そういう強引な所も格好良い……あたしの事も手当てしてくれるかしら……?」
チービィ「あの……怪我人じゃありませんので、お引き取りを………」
リープ「んもう!つれないわねぇ!!でもそういう所がチャーミングでか・わ・い・い んーちゅっ!」
チービィ「ひっ……!!」
リープ「ああん!!逃げないで!待ってちょうだ〜い!!」
チービィ「誰か助けてーーーーーーーーー!!!」


大王「何なんだデあれ………」

暗闇斎「シノ、緊急事態でござる」
シノ「父上……どうしたんですか?」
暗闇斎「今、長屋で大変な事が起きている」
シノ「…と言いますと……?」
暗闇斎「長屋内で住人達の喧嘩が起きている………それだけではござらん
  悪口を言われた住人は、まるで殴られたようにダメージを受けて怪我をするんだ」
シノ「まさか……!」
大王「あの時のアドレーヌと同じだ……!あいつらもアドレーヌと同じ能力を手に入れちまったって事か!?」
暗闇斎「原因は例のあのCDだ あのCDから放たれる特殊な電波で聴いた者を攻撃的にさせているんだ
  このまま続けば住人達の命までも危ない……最悪長屋は滅びるだろう」
大王「何だと!?まさか、これが狙いだったのか……!」
シノ「今まで以上に恐ろしく、陰湿なやり口です……」

毒蛇騎士「事情は把握しタ」
シノ「サーペントナイトさん…!」
毒蛇騎士「止め方は簡単ダ 悪口が言えぬ様、口を封じてしまえば良いだけダ」
シノ「ですが、口だけを封じるなんて事……」
宝石魔人「なら気絶させてしまえば良いじゃろう」
シノ「その手がありましたね 早速静めに行きましょう」
大王「いつも思うんだけど、お前らって本当脳筋だよな……」


アドレーヌ「ふふ……今更動き出したようだけど、もう遅いわ
  CDなんて作ろうと思えばいくらでも作れるのよ
  これをポップスターの全域にバラ撒いて行けばどうなるか……分かってるのかしら?」
クールスプーク「流石アドレーヌ様、あくどさにかけてはウィズ様に次いで右に出る者はおりませんでしょう!」
アドレーヌ「うっせぇわ役立たず」
クールスプーク「ぐはあああああああっ!!」
アドレーヌ「許せないわシノ……!あいつにだけ私の悪口が効かないなんて………!
  思い知らせてやる……次に会う時は絶対に屈服させる………!」


  第18話 大王、友達の裏切りに驚愕する 終


次  回  予  告


大王「困ったデ まさかあのアドレーヌが悪堕ちしちまうとはなあ……」
カービィ「でも、悪いアドレーヌもかっこよくて気に入っちゃったペポ!」
大王「何呑気な事言ってんだ!元はと言えばお前が止めなかったのが悪いんだデ!」
カービィ「だって冗談で言ってるのかと思ったんだもん 許してほしいペポ…てへっ」
大王「てへっ じゃねーわ!許さんデ!!」
シノ「でも、本当に困りましたよね……アドレーヌさんを何とか改心させたいですが」
宝石魔人「そんなもん、ガツンと一発殴ってやれば元通りじゃ!!」
大王「本当に容赦ねーなあんたは!相手は女子だデ!」
シノ「次回のお話もご期待ください」


566 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/04/10(Sun) 22:47
ディスカバリーどう?

567 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/13(Wed) 11:10

>>566

大王「ディスカバリーって何の事だ?ってしばらくの間考えちまっていたが、
  カービィの新作の事を言ってんのか?
  最初は何だよディスカバリーって意識高い系かよって思っちまったから
  「そうだな、イマジネーションのイノベーションが必要だな」とか適当な答え方をしちまう所だったデ」
宝石魔人「知ったかぶりをして痛い目を見るのは結局自分自身じゃぞ」
大王「だからちゃんとじっくり考えたんじゃねーか
  スターアライズに続くswitchの新作だけど、すげー進化したよなって思うデ
  今までみたいな横スクロールじゃなくなっちまったしな
  まさにディスカバリーって感じがするデ」
毒蛇騎士「意味を理解しないで言っているだロ」
大王「こういうのはな、意味を深く考えずノリで言うもんなんだデ!」
宝石魔人「完全に思考を放棄した奴が言う台詞じゃ」
大王「あと、話ずれるけどよ、4月9日でこのスレも16周年になったってのに誰も祝いに来ないとか何事だデ!
  年に一度の大事な記念日じゃねーか!それなのに何で誰も覚えてないんだ!?これはけしからん話だデ!!」
毒蛇騎士「単に誰も興味が無いからに決まっているだろウ」
大王「もっと興味を持てよ!!」
毒蛇騎士「無理だナ」
宝石魔人「誰かの建てたスレが何月何日だったかなどと逐一覚えておる奴の方が稀じゃろうが」
シノ「こんな感じで一同頑張りますのでよろしくお願いします」

568 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/04/14(Thu) 15:39
2006年といえばプレステ3の発売年か

569 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/14(Thu) 17:58

>>568

大王「そうだな プレステ3の発売日が11月11日だったらしいからこっちの方が誕生が早かったな
  もっと言えば、旋風編の一応原作に当たる参上!ドロッチェ団の発売も2006年だし
  デデププが最終回を迎えたのも2006年だデ
  余談だがNHKでやっている動物番組のダーウィンが来た!の第1回目の放送日が初代スレが誕生した日と同じ年月日だ
  これ豆知識だデ」
毒蛇騎士「何の役にも立たん知識だナ」
大王「うるさいデ!活動歴で言えば一応ニコニコ動画や初音ミクより先輩なんだからな!」
宝石魔人「大した自慢にもならんぞ」
大王「だからうるさいデ!何の見返りもないのにこんだけ長く続けているんだデ!偉いだろ!」
シノ「自分でそれを言ってしまうんですね……」
大王「褒める奴がいないから自分で褒めてるんだデ 自分で言うくらいタダだろ?」
宝石魔人「開き直るでないわ、たわけ!」
毒蛇騎士「器の小さい奴ダ」
大王「どうすりゃいいんだデ!」
シノ「頑張りましょう…誰も口にしないだけで、陛下の頑張りは認めているでしょうから」
大王「だと良いんだけどな……まあいい!これからも活動は続けて行くからな!頼むデ!!」

570 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/15(Fri) 18:22

アドレーヌ「デデデでプププななかまたち・旋風編始まりよ
  パソコンやスマホを使う時は、部屋を明るくして、なるべく目を離して見なさい
  だけど私の活躍だけはしっかりと目に焼き付けておくように…これで主人公の座は私のものよ!」


 デデデでプププななかまたち・旋風編

  第19話 大王、悪口にビビる


 前回までの記録

  第1話 大王が帰って来た!(>>21-27)
  第2話 大王、戦力外通告にキレる(>>35-40)
  第3話 大王、突然の呼び出しに慌てる(>>56-59)
  第4話 大王、再びマスクドデデデに変身する(>>109-113)
  第5話 大王、怪盗一味と戦う(>>143-148)
  第6話 大王、ラップバトルをする(>>151-154)
  第7話 大王、お菓子を食べて怠ける(>>164-168)
  第8話 大王、宝島を目指す(>>203-207)
  第9話 大王、レコード屋に感激する(>>254-258)
  第10話 大王、闇の仮面と闘う(>>286-289)
  第11話 大王、格闘王になる(>>317-322)
  第12話 大王、悲鳴を上げる(>>334-338)
  第13話 大王、電撃を食らう(>>345-351)
  第14話 大王、誘拐される(>>361-363 >>365-366)
  第15話 大王、プププランド奪還に向かう(>>378-382)
  第16話 大王、修行する(>>518-520)
  第17話 大王、新たなる刺客と戦う(>>552-556)
  第18話 大王、友達の裏切りに驚愕する(>>562-565)


 ドガッ!!

バウンダー「あべし!!…………………」

シノ「眠らせました……これで全員です」
毒蛇騎士「本当に手の掛かる連中ダ」
宝石魔人「しかし、これだけで終わりとは到底思えんな」
シノ「はい…気絶から覚めても、正気に戻るかどうかはわかりません
  洗脳されているなら、それを解除する手段を見つけなくては……」



ウィズ「クククククク……計画は順調に進んでいるようですね………
  流石ですよミス・アドレーヌ」
アドレーヌ「お褒めに預かり光栄です……しかし」
ウィズ「ええ分かっていますよ あの忍びのお嬢さんの事でしょう
  彼女にあれ程の精神力があったとは、私も驚きですよ…………
  呪符の力を更に強化しましょう………貴方の働きに期待していますよ」
アドレーヌ「有り難き幸せ……必ずやご期待にお応えしましょう
  次なる作戦は、既に手を打っております故……………」


 次の日


大王「皆!!大変だデ!!」
シノ「陛下、おはようございます 怪我はもう治ったんですね」
毒蛇騎士「どうしタ、血相を変えてただでさえ悪い顔色が更に悪いゾ」
大王「一言余計だデ!!いいからテレビを観ろ!!」

 ピッ!

宝石魔人「何じゃ……これは…………!?」
シノ「CDを売っていた場所はここだけじゃなかったんですね…………」
毒蛇騎士「この全国各地だト……!?これではキリが無イ……!」
暗闇斎「やはりそう来たか……」
シノ「父上…!」
暗闇斎「音楽の力というのは我々の予想をはるかに超える程強大だ
  音楽の恐ろしさはその影響力にある……いとも容易く人の心に入り込み、精神を狂わせる」
大王「くそっ……!どうすりゃ良いんだ…!このままじゃこの星はおしまいだデ!」
暗闇斎「拙者に考えがあるでござる」
シノ「何か方法があるんですか!?」
暗闇斎「音には音で対抗する……それしか方法は無い
  拙者に任せろ この騒動はすぐに鎮静化する」
シノ「ほ…本当ですか!?」
宝石魔人「儂が言うのも何じゃが、物凄い自信に溢れておるわい…!!」


571 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/15(Fri) 18:23

アドレーヌ「ふふふ……今頃各地で大混乱が起きている所ね……
  これならあいつらも指をくわえて眺めているしか…………
  なっ……!これは……一体どういう事…!?」


大王「凄いデ!!全国で起きていた喧噪が静まり返ったらしいデ!!」
宝石魔人「それは本当か!!」
シノ「父上!凄いです!」
暗闇斎「拙者にかかれば造作も無い事でござる」
大王「プププチューブ……動画配信サイトを利用したのか……!」
暗闇斎「今では誰もが無料で動画や音声を配信し、無料でそれらを視聴する事が出来る 良い時代になったものでござるな」
毒蛇騎士「そうカ……配信ならCDより手軽に手に入ル………」
シノ「見直しました父上!それで、何の曲を配信したんですか?闘争心を鎮められるくらいなのですから、さぞかし良い曲では……」

音声「ふんふーん♪ふふふふーん♪」

一同「…………………………………………」

大王「鼻歌……?」
毒蛇騎士「聞き覚えのある声だナ…」
シノ「父上……これ……私の声………ですよね…………?」
暗闇斎「左様でござる これはシノが小さい頃、料理を作っていた時の音声だ
  その時の鼻歌が何とも愛らしく、実は隠し撮りをしていたのでござる
  あの鼻歌を分析した所、1/fゆらぎという人の心を落ち着かせる効果がある事が発覚したのでござる
  流石は我が娘 これが役に立つ日が来ようとは、拙者も鼻が高いでござる………」
シノ「………………………………」
暗闇斎「シノ、どうしたでござるか?褒められて嬉しくなったでござるか?」
シノ「父上の事なんか大っ嫌いです!もう口も利きたくありません!」
暗闇斎「シ…シノ!?ど…どうしたでござるか!?何故怒っているでござる!?」
シノ「もう知りません!自分で考えてください!」
暗闇斎「ど…どうしてでござるか……!?あ…そうか……!もう少し鮮明に聞こえるよう加工すれば良かったか…?
  それとも音声だけでは物足りなかったでござるか……?やはり映像を付けるべきだったか………!?」
大王「バカだろお前……」



アドレーヌ「きーーーーーっ!!許せない許せない許せない!!
  何故なの!?こんなのに私の歌の効果をかき消されるなんて!!」
クールスプーク「仕方ありませんよお……アドレーヌ様の攻撃的なサウンドより、この天使のような歌声の方が聴いてて癒されますし、
  私もずっと聴いていたいぐらい、可愛らしくて良い歌声……」
アドレーヌ「黙れ変態!!」
クールスプーク「ぐあああああああああああ!!」
アドレーヌ「くっ……!こうなったら直接殴り込みに行って来てやる…!!」
クールスプーク「ア……アドレーヌ様ぁ…………前に食らった時より明らかに威力が強くなっているような………ぐふっ……!」



アドレーヌ「いい加減にしろてめーら!!そんなのより私の歌を聞けーーーーーー!!
  こうなったらどいつもこいつも、全員私の歌で魂狂わせてやるーーーーーーー!!!」

???「そうは問屋が卸さんぞ!!」

アドレーヌ「何っ…!!誰だ…!?」


 ドン!!(1カメ)

 ドドン!!(2カメ)

 ドドドン!!(3カメ)

マスクドデデデ「マスクドデデデ、参上!!アドレーヌよ、いい加減にするのは君の方だ!!
  音楽は人の心に癒しと潤いを与え、人々を元気にするもの
  それを悪用し、人の心を手玉に取り大混乱に陥れるとは悪逆非道の行ない!許されるものではないぞ!」
アドレーヌ「何!?私に説教する気!?そんなダッサい仮面付けてうぜーんだよ!!
  …………所詮、偽物の仮面の癖に」
マスクドデデデ「何…!?何故それを……ぐあああああああああ!!!」
アドレーヌ「ふふふ………私には見える……あんたの弱点がすべてね……!
  何度でも言ってやる……この…劣化レプリカ!!」
マスクドデデデ「ぐあああああああああああ!!!」
アドレーヌ「所詮は上っ面だけの正義……この私に勝てると思うな!この偽善者!!大嘘つき!!」
マスクドデデデ「ぐあああああああああああああああああ!!!」


572 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/15(Fri) 18:23

シノ「陛下…!」
マスクドデデデ「くっ………何という強さだ……!」
宝石魔人「あのマスクドデデデが手も足も出んとは……!」
毒蛇騎士「あの減らず口が厄介ダ……弱点を見抜かれる前に速攻で片を付けル!!」
アドレーヌ「無駄よ!!もう見えているわ!!」
毒蛇騎士「何……!?」
アドレーヌ「ふん!闇の四騎士と呼ばれていた頃はどう頑張っても1番になる事が出来ず、常に2番手で甘んじていた癖に!」
毒蛇騎士「何故それヲ……!ぐああああああああああああああ!!!」
宝石魔人「サーペントナイト!!くっ……なら儂はどうじゃ!?儂に弱点など無あああああああい!!!!」
アドレーヌ「無駄よ!もう見えている!」
宝石魔人「何じゃと……!?」
アドレーヌ「自分の国も住人も守れなかった三流王の癖に」
宝石魔人「ぬ……ぬおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
シノ「ワムバムジュエルさん!!」
宝石魔人「くっ……!今のは流石に効いたぞ……!この儂の……いや、ワムバム一族にとっての最大の侮辱……!!」
毒蛇騎士「何という女ダ……!こうも人の心を平気で踏みにじるとは卑劣な奴……!」
シノ「貴方も人の事言えませんよね………」

アドレーヌ「ふん…!どいつもこいつも他愛ない……!用があるのはあんたよシノ!!」
シノ「私……?」
アドレーヌ「この前はよくも私の悪口に微動だにしなかったわね……!この屈辱、倍にして返してやるわ!!」
シノ「良いでしょう……私に浴びせてみてください!」
アドレーヌ「言ったわね……!この陰険女!!」
シノ「効きません!!」
アドレーヌ「くっ……!!頑固者!!」
シノ「無駄です!!」
アドレーヌ「この……!陰キャ!!バカ!!アホ!!まぬけ!!」

マスクドデデデ「どんどん悪口の質が落ちているな……」
毒蛇騎士「しかし、何故奴の悪口が効かなイ……!?」
宝石魔人「……そうか…!あの小娘、自己肯定感がかなり低い!
  自分自身を高く評価しないが故、何を言われても全く動じる事も無いのじゃ!!」

シノ「これでもう終わりですか……?」
アドレーヌ「くっ……!それならとっておきのやつをお見舞いしてやるわ!」
シノ「とっておき……?」
アドレーヌ「あんた、両親の顔も知らないままここに来たんでしょ?」
シノ「……それがどうしましたか…?」
アドレーヌ「捨てられたんでしょ?あんたの事なんかどうでも良くなって……
  あんたは親に捨てられのよ!!この…みなしご!!」
シノ「っ………!」
毒蛇騎士「そこまでダ!!」

 ビュン!!

アドレーヌ「くあああっ!!」

毒蛇騎士「小娘ばかりに気を取られていて、周りを見ていなかったナ……この単細胞」
アドレーヌ「何ですって……!?ぐ…あああああああああっ!!
  な……何故私にダメージが……!まさか!!」
毒蛇騎士「やはり、貴様の能力はこの札による効果だったカ……ウィズの差し金だナ」
アドレーヌ「それは……!か…返せ!!」
毒蛇騎士「返してやル……ただしこうやってナ!」

 ビリリッ!!

アドレーヌ「呪符が!!……己…!!」

シノ「貴方の負けですアドレーヌさん……降参してください」
アドレーヌ「誰がするものか……!クールスプーク!!」
クールスプーク「は…はいいいっ!!」
アドレーヌ「あいつらを仕留めて頂戴!長屋ごと滅茶苦茶にして構わないから!」
クールスプーク「了解しました!それではクールクルクル出でよ闇・エネルギー!!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


573 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/15(Fri) 18:24

毒蛇騎士「また出やがったカ……」
マスクドデデデ「我輩に任せろ!来いカブーラー!!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

闇・エネルギー暴走体「グオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

マスクドデデデ「カブーラー・カノン!!一斉掃射!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

闇・エネルギー暴走体「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアン!!!!


シノ「やりました…!アドレーヌさんは……!?」
毒蛇騎士「どうやら逃げたようだナ」
シノ「そうですか……」
毒蛇騎士「1つ聞いておきたイ 貴様、悪口を言われ続けても平気な顔をしていたが、
  最後だけわずかに動揺していたナ……本当は貴様もダメージを………」
シノ「さあ……何の事でしょうか…?」
毒蛇騎士「そうカ、無いならこれ以上は言わン……」

毒蛇騎士(嘘を隠すのが下手な奴だ……笑っているが貴様、泣いているではないか)


 次の日


シノ「おはようございます……昨日は言いすぎました………口も利きたくないだなんて………
  今まで父上に育てて頂いた恩を忘れて失礼な事を……申し訳ありませんでした」
暗闇斎「シノ……」
シノ「手段はどうであれ、危機的状況を打破出来たのは父上のお陰です……そのことに関しては私も感謝を……」
暗闇斎「シノ…これを見てくれないか」
シノ「はい…?………え…!?何ですかこれ……!?」
暗闇斎「再生数100万超え、高評価も5000以上!コメントもこんなにあるでござるぞ!
  シノ!良かったでござるな!有名人でござるぞ!」
シノ「……して……」
暗闇斎「ん…?どうしたでござるか?感動で言葉が出ないか?」
シノ「消してください!!」
暗闇斎「なっ…!何…!?消せと……?何を言う勿体ない!こんなに好評なのでござるぞ!」
シノ「いいから消してください!じゃないと本当に父上の事を嫌いになってしまいますよ!」
暗闇斎「そ…それは困る……!しかし消すのは勿体ない!
  シノよ……提案だがここは家族会議で深く話し合ってはどうだ…?」
シノ「いいからさっさと消してください!!良いです……父上が消さないなら私が……!」
暗闇斎「ま、待てシノ…!駄目だ!早まるな!マウスを返しなさい…!
  良い子だから……や…やめ……ああああーーーーーーーーーーーー!!!!」


  第19話 大王、悪口にビビる 終


次  回  予  告


大王「悪口でダメージを与える……恐ろしい能力だったデ」
チービィ「そうだな……僕だったらどんな悪口を言われていた事か……」
大王「チビだろ」
毒蛇騎士「チビ公」
シノ「小柄…ではありますよね」
宝石魔人「最早豆じゃな」
カービィ「豆!?おいしそー!」
チービィ「揃いも揃ってー!!くっそー!牛乳飲んで大きくなってやるー!」
リープ「んもうチービィちゃんったらカワイイー!あたしが大きくなるのを手伝ってあ・げ・る・んちゅっ!」
チービィ「いりません!!今回は大丈夫だと思ったのにまさかの次回予告で…!誰か助けてーーーーーー!!」
大王「というわけで、次回もまた見てくれよな!またな!!」


574 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/04/21(Thu) 10:52
武内いぶきさんも応援しよう

575 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/22(Fri) 20:14

>>574

大王「コロコロコミックでカービィ漫画を描く3人目の作者だな
  カービィの漫画って色々あるけど、カービィがボケでおれさまが突っ込みっていうのは共通してんだな」
宝石魔人「このスレの貴様はボケが多い気がするがのう」
大王「そんな事ないだろ……ないよな?
  ここで応援した所で、応援の声が届くかどうかはわからんが、頑張ってくれよ
  ひかわ博一先生も、新しい後継者が出て来てくれて草葉の陰で喜んでいる筈だデ」
シノ「勝手に殺さないでください……」
宝石魔人「やはりボケではないか」
毒蛇騎士「ボケというよりは間抜けだナ」
大王「ただの悪口になってるデ!!
  カービィ漫画を描く人に悪い人はいない!……多分!
  全てのカービィ漫画に栄光あれ!!おれさまから言えるのは以上だデ!!」
宝石魔人「まとめ方が無理矢理すぎではないか?」
毒蛇騎士「いつもの事ではないカ」
シノ「でも、そういう勢いこそ陛下らしくて良いと思いますよ」
大王「頼むから綺麗に終わらせてくれ……」

576 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/22(Fri) 20:23

クールスプーク「オーーッホッホッホッホッホッホ!クールスプークですよぉ〜!
  パソコンやスマホでデデデでプププななかまたち・旋風編をご覧になるときは、
  部屋を明るくして目を離して見るのですよぉ〜!
  それではクールクルクルストレートパーマ!!」


 デデデでプププななかまたち・旋風編

  第20話 大王、ワムバム一族と闘う 前編


 前回までの記録

  第1話 大王が帰って来た!(>>21-27)
  第2話 大王、戦力外通告にキレる(>>35-40)
  第3話 大王、突然の呼び出しに慌てる(>>56-59)
  第4話 大王、再びマスクドデデデに変身する(>>109-113)
  第5話 大王、怪盗一味と戦う(>>143-148)
  第6話 大王、ラップバトルをする(>>151-154)
  第7話 大王、お菓子を食べて怠ける(>>164-168)
  第8話 大王、宝島を目指す(>>203-207)
  第9話 大王、レコード屋に感激する(>>254-258)
  第10話 大王、闇の仮面と闘う(>>286-289)
  第11話 大王、格闘王になる(>>317-322)
  第12話 大王、悲鳴を上げる(>>334-338)
  第13話 大王、電撃を食らう(>>345-351)
  第14話 大王、誘拐される(>>361-363 >>365-366)
  第15話 大王、プププランド奪還に向かう(>>378-382)
  第16話 大王、修行する(>>518-520)
  第17話 大王、新たなる刺客と戦う(>>552-556)
  第18話 大王、友達の裏切りに驚愕する(>>562-565)
  第19話 大王、悪口にビビる(>>570-573)



アドレーヌ「やっと着いたわ………ここがあのワムバム一族の遺跡……
  ここにあのワムバム一族最初の王が眠る……………」
クールスプーク「あのう……本当にやるんですか……?」
アドレーヌ「ウィズ様からの命令よ…初代ワムバム王、そしてその配下を蘇らせデデデ達を斃す
  やって頂戴クールスプーク ふざけると許さないから」
クールスプーク「分かりましたよ……ですがその様な御仁が簡単に従ってくれるとは思いませんが」
アドレーヌ「その時の為にウィズ様から力を制御する呪符を授かったわ 良いからさっさとやって頂戴」
クールスプーク「どうなっても知りませんからね……
  えええええーーーーーい!!!クールクルクル・クルクルパーテーション!!!」

一同「……………………………」

アドレーヌ「お前…ふざけるなって言ったばかりでしょ!」
クールスプーク「いえいえいえ!真面目にやりましたよ!」
アドレーヌ「あんなふざけた呪文のどこが真面目なのよ!!」
クールスプーク「ちゃんとウィズ様に教えて貰った通りにやったんですよ!!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!

アドレーヌ「……!棺が動いた…!」
クールスプーク「やった!成功です!」
アドレーヌ「初代ワムバム王…!力を貸して頂戴…!斃して欲しい相手がいるの……!」
初代ワムバム王「グ……グオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


577 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/22(Fri) 20:24

大王「なあじーさん、聞きたい事があるんだが」
宝石魔人「何じゃ?」
大王「ワムバム一族の王は一族の中で1番強い奴がなれるんだろ?」
宝石魔人「そうじゃ」
大王「じゃあ、ワムバム一族初代の王ってどれぐらいの強さだったんだ?」
宝石魔人「かなりの強さだったと聞く……儂が生まれた頃には既にいなかったが、
  その強さは歴代の王の中でも五指に入る強さだと語られておった………」
大王「やっぱり、じーさんよりも強いのか?」
宝石魔人「たわけ!!比べるのもおこがましいわ!!
  最早強いなどという次元では無い……闘いの神じゃ!!」
大王「闘いの神……!?」
宝石魔人「我々では辿り着けない境地に辿り着いておる……初代王に敵う相手など存在せぬわ
  健在であればダークマインドも物の数では無かったであろう!」
大王「そんな凄い奴だったのか……ワムバム一族ってやっぱり凄かったんだな………」
宝石魔人「何故今頃そのような事を訊く?歴史の勉強か?貴様にしては珍しいではないか」
大王「ちょっと興味があったってだけだデ じいさんが強いのにも理由があるのかって」
宝石魔人「ワムバム一族は神秘に溢れた民族じゃ どいつもこいつも気高く、そして勇敢な猛者達じゃった
  そいつらをまとめる以上、儂は王としてそいつらより強くなければならなかった………」
大王「そうか………じいさんにとって、一族は誇りだっていうのも分かった気がするデ」


毒蛇騎士「……………………………」

 ガサガサッ……

毒蛇騎士「………誰かつけてやがるナ……悪趣味だぞ姿を現したらどうダ?」

???「………………………」

 ビュン!!

毒蛇騎士「くっ……!!」

???「見事な身のこなし……我が一撃を容易く躱すとは……!」

毒蛇騎士「誰だ貴様」

???「デデデ大王とやらに伝えよ!貴様達は我が王が全滅させるとな!」

毒蛇騎士「何……!?王だト…!?」


???「襲撃時間は今日の18時だ!確かに伝えたぞ!覚悟するがいい!ふははははははは!!」

 ビュン!!

毒蛇騎士「宣戦布告のつもりカ………」




大王「今日の18時に敵襲……!?」

毒蛇騎士「俺をつけていた奴はそう言い残して行っタ ハッタリとは思えン」
大王「我が王ってのは誰の事なんだデ…!?どこの国の奴なんだそいつは!?」
毒蛇騎士「素性までは名乗らんかっタ だがそれは直に会えば分かる事だろウ」
宝石魔人「…………………」
大王「じいさん、どうしたんだ?」
宝石魔人「儂の気のせいかも知れんが、悪い予感がする」
大王「何だよいつものじいさんらしくないデ!大丈夫だってどうせ大した事ない奴だろ?」
宝石魔人「……だと良いのだがな」
大王「とりあえず、暗闇斎先生やチービィにはこの事を伝えて住人達を非難させておくか」



チービィ「もしかしてお前、隣国とかに恨みを買ったんじゃないか?」
大王「心当たりは全くないデ!」
チービィ「…ったく、住人達の事は任せておいてくれ……死ぬなよ」
大王「分かってるデ!お前らも気を付けてくれよ!」

チービィ「……全面戦争か…穏やかじゃないな全く……」


 そして、18時


暗闇斎「時間になったか……これで住人達は全員でござるか?」
チービィ「ああ、全員避難させた筈だ……一体どうなる事やら……」
暗闇斎「大王様達を信じるしか今は無いでござろう……我々は我々に出来る事をしよう」
チービィ「分かった……」
リープ「チービィちゃん!」
チービィ「ひっ…!」
リープ「アタシ、怖いけど…でもチービィちゃんに守ってもらえるなら安心だわ!
  チービィちゃん!頼りにしてるわね!アタシから離れないでね!
  ああん!言った側から行かないで!アタシから離れないで!チービィちゃーーーーん!!」
チービィ「無理です!!誰か助けてーーーーーーーー!!」


578 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/22(Fri) 20:25

毒蛇騎士「そろそろ来ると思うガ……」
宝石魔人「本当にこの時間に来ると言ったのか?」
毒蛇騎士「俺が嘘を言っている様に見えるカ?」
大王「わざと嘘の時間を教えたのかもしれないデ……おれさま達を油断させる為に……」
毒蛇騎士「お前!!伏せロ!!」
大王「え…!?うわっ!!」

 ビュン!!

 ドガアアアアアアアアアアアン!!!!

???「ふははははははは!!良いぞよく避けたな!今の攻撃で仕留めようと思ったんだがな!」

大王「誰だデ!!いきなり攻撃とはとんだ挨拶じゃねーか!!」

???「聞いて驚くな!!我々は最強の一族と謳われた伝説のワムバム一族!!」

大王「何…!?ワムバム一族だと…!?」
宝石魔人「馬鹿な……!!ワムバム一族は滅びた筈じゃ…!
  しかしあの装飾…!あれは正しくワムバム一族のもの……!何者じゃ貴様ら!?」

???「聞こえなかったか?先程ワムバム一族だと名乗ったばかりだろう!」

???「数千年の時を経て、我々は蘇った!」

???「全ては一族の再建の為!」

???「まずはお前達を斃す!!」

大王「その前に名を名乗れお前ら!!名無しじゃ誰が喋ってるかわかんねーだろ!」

???「それもそうだな!良いだろう!殺した奴の名前も知らないまま死んでは成仏出来ないだろうからな!
  我が忌み名はエメラルド!!ワムバム王に仕えし尖兵だ!!」
???「我が忌み名はトパーズ!!同じくワムバム王の忠臣なり!!」
???「我が忌み名はタンザナイト!ワムバム王を守護する騎士でござる」
???「我が忌み名アメジスト ワムバム王を補佐する軍師」

宝石魔人「ワムバム王……じゃと…!?」

???「その通りだ……ワムバム一族最後の王……!」
宝石魔人「なっ……!馬鹿な………!貴殿は……!」

???「我が名はワムバムフォシル……ワムバム一族最初の王!」

大王「何……だと………!?」

フォシル「我々は蘇った……ワムバム一族の栄光をを再び取り戻す為……!
  我が一族が最強である事を証明する為、この星の全てを支配する
  その手始めとして、まずは貴様達を始末する……!」
タンザナイト「お命頂戴致す……お覚悟を」

 ビュン!!

大王「…………!!」

宝石魔人「デデデ!!」

毒蛇騎士「くっ……!間に合わなイ…!」

 ヒュッ!!

タンザナイト「…………!」

 キィィィィイイイイン!!!

大王「手裏剣……!?」

シノ「陛下!ご無事でしたか!?」
大王「シノか…!助かったデ!」


エメラルド「ほう……見た事の無い飛び道具だ……あの娘が投げたのか?」
トパーズ「あの素早いタンザナイトを退けさせるとは…中々大した者ね」
アメジスト「この上無く痛快な気分だ……これならば戦いが楽しめるであろう」

タンザナイト「不覚を取った……だが二度はござらん 確実に貴様達の命を絶つ」

シノ「…………!」

フォシル「下がれ貴様達」

タンザナイト「………!」
トパーズ「ワムバム王……!」
エメラルド「ワムバム王…お言葉ではありますが、此奴ら如き我々で充分……!」
フォシル「それは分かっておる 何も貴様達を過小評価しているわけでは無い
  この儂自らが闘いたくなったのだ 目醒めたばかりで腕が鈍っていては王としての示しが付かんからな」
タンザナイト「御意……」
アメジスト「王の御気に召すままに」
フォシル「感謝する」


579 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/22(Fri) 20:26

 ズゥゥゥゥゥゥウウウウウン……!!

フォシル「………………………」


大王「何だデ……!このプレッシャーは…!」
毒蛇騎士「こいつが……ワムバム一族最古の王………!」
宝石魔人「初代ワムバム王………!」


フォシル「………どうした?来なければこちらから仕掛けるぞ」

毒蛇騎士「……構えろ さもなくば死ぬゾ」
大王「…分かってるデ!変身!!」

 ドン!!

マスクドデデデ「おおおおおおおおおおおおおおッ!!!!」
毒蛇騎士「哈亜亜亜亜亜亜!!」

 ビュン!!

フォシル「………遅い」

 ドン!!

マスクドデデデ「何っ……!」

毒蛇騎士「己…!」

 ドオオオオオオオオオン!!!!

マスクドデデデ「ぐああああああああああ!!」

毒蛇騎士「怒阿阿阿阿阿阿阿!!」

シノ「陛下!!サーペントナイトさん!!」

フォシル「……………………」

シノ「くっ…!はあああああああああああっ!!」

 ビュン!!

シノ「花影流!!火炎椿!!!」

 ドン!!

シノ「そんな…!受け止められた……!」

フォシル「……弱いな」

 ドン!!

シノ「うあああああああっ!!」

宝石魔人「小娘……!」

シノ「くっ………!」

宝石魔人「無事かお前達……!!」

マスクドデデデ「強すぎる………!」
毒蛇騎士「文字通りの化け物ダ……!」

宝石魔人「もう良い…!逃げろお前達!初代ワムバム王は無敵じゃ!!お前達に敵う相手ではない!!」

フォシル「ならどうする……?貴様が闘うか?」

宝石魔人「っ………!」

シノ「ワムバムジュエルさん………!」


フォシル「貴様も我らと同じワムバム一族か………
  本来であれば処罰する所ではあるが、一族の顔に免じて貴様だけは許してやろう
  この儂に従うというのであればな…………」

宝石魔人「…………出来ぬ…!」

フォシル「何……?」

宝石魔人「初代ワムバム王の御言葉といえど、それだけは従えぬ………!
  儂はワムバム一族である前にこいつらの仲間じゃ……!!こいつらを裏切るわけには行かんのじゃ…!!」

フォシル「そうか……ならば逝けい!!」

 ドン!!

宝石魔人「くっ………!!」



宝石魔人(あのお方に通じるか……!?だがやらなければ……!!)


宝石魔人「ぬおおおおおおおおおおお!!グライドパンチ!!!!!」


 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!


マスクドデデデ「当たった!!」
毒蛇騎士「否……!」


宝石魔人「くっ…………!!」

フォシル「………つまらん……その程度の力か……」

マスクドデデデ「全く効いていないだと…!?」
  
フォシル「良いか……その力はな……………」

 スッ…

フォシル「こうやって使え!!!」

 ドオオオオオオオオン!!!!

宝石魔人「ぐおあああああああああああああああ!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

シノ「ワムバムジュエルさん!!」
毒蛇騎士「馬鹿ナ……!あの宝石頭ガ………!」


580 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/22(Fri) 20:27

フォシル「何の手応えも無かった………つまらん」

大王「ど…どこへ行く……!?」

フォシル「帰る…今のお前達を斃してもつまらん………」



フォシル「ワムバム一族の砦へ来い そこでお前達を待つ
  挑戦する気があるなら受けて立とう
  ただし待ち時間は24時間
  それ以上過ぎれば全域に戦争を仕掛ける
  我々ならば一晩でこの星を支配する事も容易いだろう」




大王「くそっ………!」
シノ「ワムバムジュエルさん……しっかりしてください!」
毒蛇騎士「駄目だ……気を失っていル」
大王「じいさん……!」
シノ「陛下……どこへ行く気ですか…?」
毒蛇騎士「本当に奴らの所へ行くのカ…?無駄だ死ぬだけだゾ」
大王「そんなの分かってるデ!!でもこのままだとあいつらにポップスターを支配されちまう!!
  どうすりゃ良いんだよ!!」
宝石魔人「心配は………要らぬ…………」
シノ「ワムバムジュエルさん!」
毒蛇騎士「喋るな宝石頭 死期を早めるだけだゾ」
宝石魔人「たわけ……!!儂を誰だと思うておる……!!ワムバム一族の誇りにかけて、儂は死なぬわ……!!」
大王「心配はいらないってどういう事だデ……?あいつらに弱点はあるって事なのか?」
宝石魔人「弱点などあるわけが無いじゃろう 相手は無敵のワムバム一族じゃぞ」
大王「じゃあどうすりゃ良いんだよ!!」
宝石魔人「だから心配するな……!!お前達なら勝てる……!!
  ワムバム王はともかく、配下であれば1人ずつならお前達だけで勝てる筈じゃ………
  奴らの戦力を分散させ、確実に1人ずつ仕留めよ…………!!」
毒蛇騎士「ワムバム王はどうやって斃すつもりダ……?」
宝石魔人「そこは儂に任せよ………!お前達は先に行ってくれ………………
  必ず傷を治し、お前達に追いつく………必ずな…………………!!」
大王「………わかった」
シノ「陛下……」
大王「おれはじいさんを信じる……だからじいさんもおれ達を信じてくれ!
  配下の4人は絶対に倒して見せるデ!」
宝石魔人「フン!!当然じゃ!!時間が無い、さっさと行けい!!」
大王「おう!!」
毒蛇騎士「間に合わなかったら許さんからナ」
シノ「無理はしないでくださいね」


宝石魔人「フン…………頼んだぞ………………………」



581 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/22(Fri) 20:28



アドレーヌ「ワムバム王!!何で止めを刺さなかったの!?」

フォシル「…………………………」

アドレーヌ「あなたなら完全にあいつらを仕留められた……!何でそうしなかったの!?」

フォシス「つまらんからだ」

アドレーヌ「つまらないから……?ふざけるのも大概にしなさい!
  私はあいつらを斃してと言った筈…!私の命令を無視するの!?」
フォシル「儂はワムバム一族の王だ……誰の指図も受ける気は無い」
アドレーヌ「何ですって……!?」

アドレーヌ(こうなったら呪符で無理矢理にでも従わせる……!)

アドレーヌ「くっ…!今すぐ引き返してあいつらを仕留めるのよ!!やりなさい!!」

フォシル「……………………………」

アドレーヌ「私の命令を聞け!!ワムバムフォシル!!」

フォシル「やかましいぞ……貴様の指図など受ける気は無いと言っている!!」

 ドオオオオオオオオオオン!!!!

アドレーヌ「きゃあああああっ!!

 なっ…何で……!?呪符が効かないなんて………!」

フォシル「去れ………さもなくば命を奪う」

アドレーヌ「くっ………!」
クールスプーク「アドレーヌ様……逃げましょう」


フォシル「どいつもこいつも弱者ばかり………この儂を楽しませる闘いが、この時代にあるのか………?」


  第20話 大王、ワムバム一族と闘う 前編 終


次  回  予  告


大王「いきなりのシリアス路線……前回までの温度差に風邪を引いてしまうかと思ったデ!」
チービィ「そんな事言ってる場合か!ポップスター全体の危機なんだぞ!」
シノ「そうですね…ワムバムジュエルさんの回復を信じて、私達は私達の出来る事をやりましょう」
アドレーヌ「くっ……私の計画が………どっちを応援すれば良いかわからなくなったわ……」
毒蛇騎士「あっさりと手を噛まれるとは間抜けだナ 悪役に向いていないのではないカ」
アドレーヌ「うるさい!!こうなったら意地でも主役の座を奪い取ってみせるわ!!だから負けるんじゃないわよ!!」
大王「何というツンデレ……まあいいや、次回も見てくれよな!またな!!」


582 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/04/26(Tue) 10:30
マリオくんとじーさんは偉大な方だよな

583 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/04/27(Wed) 17:41
カービィ30周年を盛大に祝おうか!

584 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/27(Wed) 18:31

>>582

大王「2つ共凄い作品だって事は間違いないな
  コロコロコミックの中では歴史の長い作品になるし
  10年も20年も同じ作品を描き続けるって才能だよな
  おれさまにも分けてくれって感じだデ」
チービィ「お前だったら3日で飽きそうだもんな」
大王「馬鹿にするな!もうちょっと続けられるデ!……3週間ぐらいは」
毒蛇騎士「どの道1か月超えないではないカ」
宝石魔人「フン!!根性が足らんわ!!」
大王「何でおれさまだけそこまで言われなきゃいけないんだ!!不公平だデ!!」
シノ「嘘でも最低3年は続けられるとか言わないと……」
大王「嘘をついたらその分リスクが大きいだろ」
シノ「おっしゃる通りですね……ですが自分を追い込むという意味では嘘も方便ではないかと……」
大王「自分自身にプレッシャーをかけるのはちょっとなー……」
毒蛇騎士「普段から甘えて生きているとそうなるという良い見本だナ」
大王「お前ら何でおれさまに対してだけそんな厳しいんだよ」
宝石魔人「定めじゃ 諦めよ」
大王「何が定めだ!!もう聞き飽きたデ!!」
チービィ「聞き飽きるほど言われてないだろ」

>>583

大王「おし!盛大に祝ってくれ!おれさまが許す!」
チービィ「何様のつもりだお前は」
大王「大王様だデ!」
チービィ「上手い事言ってやったと思ってんじゃねーよ」
大王「カービィ30周年を覚えてんなら、このスレの16周年ぐらい覚えといてくれよなったく」
シノ「それは知名度の問題です……仕方がないですよ」
宝石魔人「こないだも言うたが、他人の作ったスレが何年何月何日だったかなどと覚えておる奴の方が稀じゃろうて」
毒蛇騎士「…で、祝うとは具体的に何をする気ダ?殺し合いカ?だったら容赦はせんガ」
大王「何恐ろしい事を言うんだデ!!そんなわけないだろ!!
  祝うっつーのはあれだろ!うまいもん食ってうまい酒飲んで、踊ったり歌ったりすりゃ良いんだデ!!」
毒蛇騎士「そうカ、ではお前が普段やっている事と何も変わらんではないカ」
大王「そうだな!……ってそんなわけあるか!カービィじゃあるまいし、普段から食ったり飲んだり歌ったり踊ったりせんわ!!」
毒蛇騎士「……では、昨日の映像を観てみるカ?お前の醜態が良く映っているゾ」
大王「ま…まさか……!やめろ!それだけはやめてくれ!」
シノ「陛下!まさか、また隠れてお酒を飲んでいたんですね!?」
大王「シノ!誤解だ!これには深い理由があってだな……!」
シノ「陛下!お酒の飲みすぎは体に毒です!昨日飲んだのであれば、今日はもう充分でしょう
  お酒は我慢してください あと食べすぎも駄目ですよ」
大王「くっそー……!おいサーペントナイト!後でその映像消しておけよな!」
毒蛇騎士「何を言っていル?そんな動画撮っているわけ無いだろウ」
大王「ま…まさかハッタリか!?はめやがったなこの野郎!!」
毒蛇騎士「騙されるお前が悪イ」
宝石魔人「間抜けな奴じゃ………」
シノ「ともあれ、30周年という大切な日を心よりお祝いしましょう おめでとうございます」
大王「はあ……心から喜べなくなったデ…………」
宝石魔人「強く生きよ、デデデ」
大王「その励まし方は余計傷つくデ……」

585 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/04/28(Thu) 23:09
親方!空から男の娘が!

586 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/29(Fri) 10:52

>>585

マスクドデデデ「突然登場!マスクドデデデ!
  早速だが今日は特別に我輩が直筆した『こんな天空の城ラピュタは嫌だ!』をお届けしよう!」
毒蛇騎士「何か始まったゾ」
シノ「しかも何故変身しているのでしょう…?」

マスクドデデデ「空から降ってきたその娘は、お湯や水を被ると男や女になってしまう体質だった!」
シノ「らんま1/2ですよね、それ」

マスクドデデデ「しかもその父親はトトロだった!」
シノ「どういう家系ですか…?」

マスクドデデデ「持っていたパンが食パンのような形ではなく、コッペパンのような丸形のパンしかなく、
  目玉焼きを乗せるのにかなり苦労する!」
シノ「作るときに考えなかったのでしょうか……それ、パンの横を割って挟めれば良かったのでは…?」

マスクドデデデ「渡された金貨が実はコインチョコで、ポケットから出した時にはもう全部溶けていた!」
シノ「最悪ですねそれ……というか、渡される時に気が付かなかったのでしょうか……」

マスクドデデデ「海賊がオカマかゲイしかいない!」
シノ「本家もそんな感じだったような気が…?いえ、多分気のせいですね」

マスクドデデデ「パズーが突然麦わら帽子を被りながら「海賊王になる!」と言い出し体がゴムのようになる!」
シノ「声の人が一緒でしたからね確か…」

マスクドデデデ「しかも仲間が大勢いて、その中にトナカイやらサイボーグやら骨やらがいる!」
シノ「それもうラピュタじゃなくて違う作品です……」

マスクドデデデ「飛行石についているラピュタの紋章が、よく見たらロトの紋章だった!」
シノ「確かに似てなくもない……のでしょうか……」

マスクドデデデ「ロボット兵が何かしょぼい見た目で、出て来て1分もしない内に倒されてしまう!」
シノ「ラピュタが滅びてしまったのも何となく納得出来ますね……」

マスクドデデデ「ラピュタだと思ったらマチュピチュだった!」
シノ「確かに雰囲気が似ていますもんね……」

マスクドデデデ「ラピュタの正体は天空の城ではなく、海底都市アトランティスだった!」
シノ「タイトル詐欺ですよね……」

マスクドデデデ「3分間待ってやる!という言葉に反応してひょっとこ面を被った3人組がどこからともなく現れ
  おもむろに阿波踊りを踊りだす!」
シノ「元ネタ知っている人いるのでしょうか…?」

マスクドデデデ「滅びの呪文がバルサン!」
シノ「虫さんが滅びてしまいそうですね…」

マスクドデデデ「さあ出掛けよう〜一切れのパン〜
  スマホ、クレカ、それからsuicaに一眼レフカメラと美少女フィギュアカバンに詰め込んで〜」
シノ「一気に現代チックになってしまいましたね…」

マスクドデデデ「母さんが〜グレた〜」
シノ「子供がそうなるとお母さんもグレてしまいますよね」

マスクドデデデ「以上!!1つでも面白かったらいいねボタンを!それからチャンネル登録もよろしく!」
シノ「露骨なポイント稼ぎはやめましょう……それにそういうのありませんからね……」

587 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/29(Fri) 16:19

大王「デデデでプププななかまたち・旋風編の始まりだデ!!
  パソコンやスマホを使う時は部屋を明るくして目を近づけすぎないように見てくれよ!
  近眼だったら字が小さくて見えないって……?だったらハズキルーペを使え!!」


 デデデでプププななかまたち・旋風編

  第21話 大王、ワムバム一族と闘う 中編


 前回までの記録

  第1話 大王が帰って来た!(>>21-27)
  第2話 大王、戦力外通告にキレる(>>35-40)
  第3話 大王、突然の呼び出しに慌てる(>>56-59)
  第4話 大王、再びマスクドデデデに変身する(>>109-113)
  第5話 大王、怪盗一味と戦う(>>143-148)
  第6話 大王、ラップバトルをする(>>151-154)
  第7話 大王、お菓子を食べて怠ける(>>164-168)
  第8話 大王、宝島を目指す(>>203-207)
  第9話 大王、レコード屋に感激する(>>254-258)
  第10話 大王、闇の仮面と闘う(>>286-289)
  第11話 大王、格闘王になる(>>317-322)
  第12話 大王、悲鳴を上げる(>>334-338)
  第13話 大王、電撃を食らう(>>345-351)
  第14話 大王、誘拐される(>>361-363 >>365-366)
  第15話 大王、プププランド奪還に向かう(>>378-382)
  第16話 大王、修行する(>>518-520)
  第17話 大王、新たなる刺客と戦う(>>552-556)
  第18話 大王、友達の裏切りに驚愕する(>>562-565)
  第19話 大王、悪口にビビる(>>570-573)
  第20話 大王、ワムバム一族と闘う 前編(>>576-581)



宝石魔人「…………………………」

暗闇斎「どうでござったか?ジュエル殿の容体は」
チービィ「酷い怪我だ……治るのに最短でも1週間はかかるぞ」
暗闇斎「1週間では困る……1日で治して欲しい」
チービィ「無茶言うなよ!!医療にも限界があるって知らないのか!?……ったく」

???「ハンカチ落としましたよ」
チービィ「ああすみません、ありがとうございま………」
リープ「ああん!何で逃げるのチーちゃん!?」
チービィ「すみません忙しいんで……」
リープ「んもうつれないチーちゃん!でもそういう所がカワイイわ!食べちゃいたい……うふ!」
チービィ「ちょっ…!離れてください!本当に忙しいんで……!助けてーーーーーーーー!!」


暗闇斎「初代ワムバム王の所へは大王様達3人が向かっている…………
  だが、正直3人では勝てるとは思えぬ………ジュエル殿の回復が勝敗の鍵となるだろう………
  最早一刻の猶予も無い………!」


588 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/29(Fri) 16:19

大王「じいさんの情報通りならこのまま真っすぐ行けば砦らしいけど………
  でもワムバム一族って滅ぼされた筈だろ?城なんか残ってないんじゃないか?」
シノ「砦というのは、本城と離れた場所にある小さな城の事です
  本城は壊されても、砦は残っていたんじゃないでしょうか……?」
毒蛇騎士「ワムバム一族の歴史なんぞに興味は無イ……邪魔者は潰す…それだけダ」


???「ふははははははははは!!まさか本当にここまでやって来るとは!!
  先程まで力の差を見せつけられたばかりだろうに、学習能力が足りていないのか?」

大王「お前は……!」
エメラルド「エメラルドだ 覚えなくて結構 どうせ貴様達は私に敗北し消えるのだからな」
毒蛇騎士「消えるのは貴様ダ……貴様こそ1人で来るとは、かえって都合が良イ」
エメラルド「お前達が王の相手に相応しいかどうかを試しに来たのだ
  ……ん…?1人足りないな……怖気づいたのか?」
大王「そんなわけないだろ!じいさんは怪我が治るのに時間掛かってんだ!治ったら必ず来るデ!」
エメラルド「ああそうか!思い出したぞ!来ていないもう1人は確か最後のワムバム王だったな
  それにしても……ふはははははははははははははははは!!」
毒蛇騎士「何が可笑しイ」
エメラルド「いや失敬失敬!あれがワムバム一族の王と思うと滑稽でな……
  あんなのが王か……我らの時代と比べ、何とも腑抜けたものだ……!」
大王「黙れ…!じいさんを馬鹿にするなよ……!じいさんはな、一族の誇りを守る為にずっと1人で戦って来たんだ!!
  お前らが王と呼んでいるあいつなんかより、じいさんの方がずっと強くて立派なんだデ!!」
シノ「陛下……」
エメラルド「ふん、そんな事はどうでもいい お前達をここで始末すれば、奴も怖気づいて我らの王に従う事になる」
大王「じいさんはおれ達を信じてくれてんだ…!だからこんな所で負けるわけには行かないデ!!」
シノ「はい!行きましょう陛下!」
毒蛇騎士「気に食わん相手は始末するだけダ」
大王「行くデ!!変身!!」


アドレーヌ「……とんでもない事になったわ」
クールスプーク「いかがなさいましょうか?」
アドレーヌ「…暫くは様子見よ あいつらが相打ちになってくれると良いけれど」
クールスプーク「そうですねぇ……まさか、我らにとっての脅威を自分達の手で増やしてしまう事になろうとは……」
アドレーヌ「何!?私が悪いって言うの!?いい加減な呪文で生き返らせたのはあんたなんだからあんたも同罪でしょ!?」
クールスプーク「わ…私は何もアドレーヌ様が悪いなどとは言っておりませんよ…!く…苦しいのでお放しくださ……ぐへ!」
アドレーヌ「ふん……!とにかく、ここは一旦様子を見るわよ」
クールスプーク「は…はいぃ………」



マスクドデデデ「ぐあああああああ!!」

シノ「陛下!くっ………!」

毒蛇騎士「余所見をするな小娘!」

エメラルド「ふははははははははは!!まるで手応えが無い!!
  我らワムバム一族のとって、他の民族など取るに足らぬ!
  指先で蟻を潰すようなものだ!!」

シノ「強い……!」
毒蛇騎士「くっ…たった1人でこの強さカ……!化け物メ!」
マスクドデデデ「ああ……だが我輩達は負けるわけには行かない!!」

エメラルド「いっその事お前達も我が王に従う気は無いか?命乞いをするならば特別に謁見の機会をくれてやるぞ!」

毒蛇騎士「誰が貴様らなんかニ……!」
シノ「そうです…!私達は私達の足で砦に行くんです……!貴方なんかに負けません!」
マスクドデデデ「約束をしたのだ……絶対に勝つ!!」

エメラルド「交渉決裂か……ならば仕方あるまい!塵となり跡形も無く消えよ!!はああああああっ!!!!」

 ズオオオオオオオオオオオッ!!!!

マスクドデデデ「何っ…!ぐあああああああああああ!!」

シノ「ああああっ……!!」

毒蛇騎士「己……!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!


589 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/29(Fri) 16:20

エメラルド「………ふん、私が少し本気を出せばこの程度……」


大王「くそっ………!強すぎるデ………ここまでか…………」
毒蛇騎士「弱音を吐くナ……先程までの威勢はどこに消えタ」
大王「そ……そうだよな………………でも………」
シノ「陛下…………」

大王(じいさんの言う通りだ………ワムバム一族は強い………あいつらに弱点なんて無い………………
  おれ達に勝ち目なんて無い……………だけど…………………………)


 宝石魔人(回想)「お前達なら勝てる……!!
   配下であれば1人ずつならお前達だけで勝てる筈じゃ………
   必ず傷を治し、お前達に追いつく………必ずな…………………!!」


大王(約束したんだ………!絶対に勝つ……!じいさんが治るまでの間、おれ達だけで戦うんだ……!!
  だから………


  ………ここで負けるわけにはいかない!!)


大王「行くデ皆!!」
シノ「陛下!……はい!!」
毒蛇騎士「覚悟は決まったようだナ」


エメラルド「……では、そろそろ止めを刺すとするか………ん……?」

大王「変身!!」

マスクドデデデ「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」

エメラルド「まだ歯向かう力が残っていたか……目障りな奴だ………一瞬で終わらせる!!死ねい!!!」

 ドオオオオオオオオオオン!!!!

 ビュン!!

エメラルド「何っ……!?」

マスクドデデデ「おおおおおおおおおッ!!!!」

 ドン!!

エメラルド「ぐああああああああああっ!?」

 ビュン!!

シノ「はああああああああっ!!花影流・水流紫陽花!!!」

 ドン!!

エメラルド「ぐおおおおおおおおおおおっ!!」

毒蛇騎士「毒棘雷刺殺槍!!」

 ズザアアアアアアアアアアアッ!!!

エメラルド「ぐああああああああああああああああ!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!!


エメラルド「…………くっ……!!この私が………虫けら如きに……………!!
  ふざけるな……………ふざけるなよ!!!!」

 バッ!!

エメラルド「最早ここまでだ!!骨の一つも残さん!!跡形もなく消えて無くなれーーーー!!!!」

 ビュン!!

マスクドデデデ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」



マスクドデデデ「マスクド真拳奥義!!!!」


 ドン!!


マスクドデデデ「ヨークタウンの戦い!!!!!!」


 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!


エメラルド「ぐああああああああああああああああああああああ!!!!!」


 ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


590 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/04/29(Fri) 16:21



大王「はあ…………はあ…………………終わったか………!?」

毒蛇騎士「…………どうやら、その様だナ………」

シノ「私達……勝ちました……………!」

大王「そうか…………!やったんだなおれ達……!やったデーーーー!!」
毒蛇騎士「喜ぶのは早いゾ……漸く1体斃せただけダ……敵は大勢残っている事を忘れるナ」
大王「何だよ……もう少し勝利の余韻を味わったっていいじゃねーか」
シノ「それはもう少し先まで取っておきましょう サーペントナイトさんの言う通り、戦いはこれからですから」
大王「そりゃあそうだけどなあ…………はあ……先は長くなりそうだデ」




フォシル「3人がかりとはいえエメラルドを斃したか…………
  良いだろうならば先に進むが良い 全力を以てお前達の相手をしてやろう」


  第21話 大王、ワムバム一族と闘う 中編 終


次  回  予  告


カービィ「ペポーーーイ!カービィペポーーーー!
  最近あんまり出番がないから、次回予告で思いっきり喋っちゃうペポー!
  キャンディ大好きチョコレート大好き!甘いお菓子大好物ペポーーー!
  たい焼きの周りについてるカリカリも好きなんだけど、あれって何ていう名前なんだろーね?
  カリカリしてるから正式名称カリカリでもいっか!
  え?次回予告?何の話か忘れちゃったから適当に予告しちゃうペポ!
  次回!屋台のラーメンおいしいな!
  多分こんなタイトルになるよねきっと!知らないけど
  じゃあ、また見てねー!見ないとゴミ箱ポイポイのポイペポーーー!」


591 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/09(Mon) 23:47
きほんはまる…か
丸を道具無しで描くのは難易度高いよなぁ

592 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2022/05/10(Tue) 16:22

>>591

マスクドデデデ「うむ!確かにそうだな!手で円を描くのは難しい!
  諦めてコンパスを使った方が良いのかもしれない
  ……と思うかもしれないだろう
  だが諦めない事が大事だ!諦めなければ不可能も必ず可能になる!!
  沢山練習あるのみだ!そうすればそこの君も奇麗な円を描く事が出来るようになる筈だ!!
  天才と呼ばれる人達はそうやって人知れず努力を重ねてきたのだ!!そう言うと出来る気がしてくるだろう?
  精進するのだ!ヌハハハハハハハハハ!!」
毒蛇騎士「押しつけがましい考えだナ」
シノ「そう思う気持ちが大切だって事を伝えたいのではないでしょうか多分……」
宝石魔人「フン!!丸を描く事に慣れたのなら、次のステップは片方の手で丸を、もう片方の手で三角を同時に描くのじゃ!!」
チービィ「ビーダマンの修行であったなそういうの」

593 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/10(Tue) 16:25
びよよんのぐにゃ、とか、適当すぎるだろwwww

594 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2022/05/10(Tue) 22:33

>>593

毒蛇騎士「端的に且つオブラートに包んだ結果があれだったのだろウ
  仕方あるまイ 本来であれば歪で醜い形の唇と言いたかったのだろうに気の毒にナ」
マスクドデデデ「何を失礼な!!あんなに芸術的な形の唇は他に存在しないだろう!
  さながらドナルドダックのようではないか!ヌハハハハハハハハハハハ!!」
チービィ「ディズニーに怒られろ」
宝石魔人「フン!!そろそろ儂の絵描き歌は出ないのか!?」
シノ「当スレッドではメインキャラクターのポジションですが、ゲームでは一度しか出ていないんですよ……
  お言葉ですが、諦めた方が良いかと……………」

595 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/10(Tue) 22:55
皆さんの知名度を1(マイナー)から5(メジャー)で表してください

596 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2022/05/11(Wed) 16:37

>>595

シノ「知名度の話をしましたら、陛下やカービィさん以外は低い方になると思いますよ……
  サーペントナイトさんや私なんて非公式のキャラクターですし」
チービィ「10ちゃっと内だけだったらシノさんって割と知名度はある方じゃないか?毎年記念祭に顔を出していたし
  僕は原作のキャラであるにもかかわらず2巻の途中までしか出てないから、知ってる人は少ないだろーな」
宝石魔人「フン!!儂はゲームに出ておるわい!!知らん奴はおらんじゃろう!!」
シノ「10年以上も前のゲームなのですが……」
毒蛇騎士「しかもその一度だけダ それでよく威張れたものだナ」
マスクドデデデ「やはり我輩こそが知名度トップのスーパースターであるな!ヌハハハハハハハハハハ!!」
チービィ「なんかムカつくな!リックやクーがいなかったらもう10巻ぐらいまでは出番があっただろうに!!」
シノ「最終巻までじゃないんですね………」


シノ「では、最終的な結果ですが」

5…カービィ、デデデ大王/マスクドデデデ
4…該当者なし
3…ワムバムジュエル
2…チービィ
1…シノ、サーペントナイト

シノ「こうなりましたが、異議のある方」
宝石魔人「大有りじゃ!!!!儂はもう1つ上じゃろう!!!!」
毒蛇騎士「何を根拠に言っているんダ情けで3にして貰ったというのに、むしろ2ぐらいだろウ」
チービィ「出番を……僕にもっと出番を……………」
マスクドデデデ「ヌハハハハハハハハハ!!」
シノ「異議なしという事で、終了とさせていただきます………」

597 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/12(Thu) 00:44
おや、まだやっていたのですね。ここも

598 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2022/05/12(Thu) 11:42

>>597

毒蛇騎士「続いているから何だと言うんダ?引退しろとでも言いたいのカ?」
シノ「別にそこまでは言ってないじゃないですか 勤勉ですねって事を言いたかったのではないですか?」
マスクドデデデ「当然だ!!継続は力なり!!力があってこその継続だ!!ヌハハハハハハハ!!」
チービィ「単に辞めるタイミング無くしてだらだら続いてただけじゃねーか」
宝石魔人「フン!物は言いようじゃな!」
シノ「長く続いているスレッドは他にも沢山ありますね 別に何もこのスレッドだけが特別じゃないような気がしてきました」
チービィ「長く続いている割には過疎ってるし錆び付いた感じはあるけど、見てもらえるだけで嬉しい事だよな」
宝石魔人「フン!!ここまで来た以上、何としても続けてやるわ!!そうじゃろうデデデ!!」
マスクドデデデ「勿論だ!!これから先もマスクドパワーをフルチャージだ!!」
チービィ「ちょっと言ってる意味が分かんないんだけど……」
シノ「これからも頑張るので応援よろしくって事ではないでしょうか…」

599 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/12(Thu) 15:45
そうかこのスレはデデププの連載期間余裕で超えてるんだな

600 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/12(Thu) 16:59
普段暴論ばっかりのサーペントナイトの意義却下が正論で草

601 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/13(Fri) 19:49
カービィ64がスーファミオンラインに入るか
むしろなぜ今まで無かったんだ

602 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2022/05/14(Sat) 12:24

>>599

マスクドデデデ「そうだな!このスレは原作の連載期間を凌駕した!
  更に言えばアシスタントに作画を丸投げしていた分こちらの方が一枚上手であるな!ヌハハハハハハハ!!」
チービィ「作者をディスるんじゃねーよ」
マスクドデデデ「一応フォローすると作者もスランプに陥って大変だったのだ!察してあげようではないか!」
チービィ「何で上から目線なんだよ!失礼だぞさっきから!」
宝石魔人「噂ではやる気を取り戻して連載を再開したようじゃな!しかし儂を登場させないのが気に食わん!!
  ええいひかわ!!この儂も出さんか!!ワムバム一族最強の王であるこの儂を描かんとは不敬じゃぞ!!」
毒蛇騎士「出れば貴様も漏れなくギャグキャラと化すだろうが、それでも良いのカ?」
シノ「ここでも充分にギャグキャラでは……いいえ、失礼しました何でもありません」

>>600

宝石魔人「フン!!何が正論じゃ!!儂の知名度があんなに低いわけが無いじゃろう!!!
  こうなればもっと儂の出番を増やすのじゃ!!!新作に出すのじゃ桜井!!!!」
毒蛇騎士「奴はもう新作に携わってないだろウ 空に唾を吐いているようなものだゾ
  新作に出れば惨めな姿を晒すだけだと思うが、それでも良いなら俺はこれ以上何も言わン」
シノ「ワムバムジュエルさん、このスレッドの中では人気はある方だと思ったんですけどね……」
毒蛇騎士「錯覚だナ」
シノ「辛辣ですね……」

>>601

シノ「そういえば、64も発売されたのは20年以上も前になるんですね
  ファミリーコンピュータやスーパーファミコンのゲームは配信されていますが、
  64のゲームも配信されるようになったのは凄い時代ですね」
マスクドデデデ「ネット回線があればダウンロードすればすぐに遊べる!
  昔はゲーム屋に並ばなければ買えなかったのだが、確かに良い時代だな!
  ただし説明書がついていないので、ゲームの内容によっては不親切に感じる部分もあるかもしれないな!」
チービィ「カービィのゲームに限って言えば難しい操作は無い筈だから安心だな」
シノ「64はコピー能力をミックスさせる事が出来ます ゲーム中にはクリスタルというアイテムが出て来るのですが
  そのクリスタルを全て集める為にはコピー能力の組み合わせが必要不可欠になります
  各ステージにクリスタルは3つ存在し、それを全て集めなければ真エンディングに到達出来ません
  私は小さい頃に遊んだ事がありますが、攻略本がなければ攻略は無理でした……ですので、買った方はどうか頑張ってください」

603 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/05/14(Sat) 14:39

暗闇斎「皆の者、静粛に!デデデでプププななかまたち・旋風編の始まりでござる!
  パソコンやスマホを使う時は、部屋を明るくし、なるべく目を離して見るようにするでござる!
  拙者との約束でござるぞ!ではスタートでござる!」


 デデデでプププななかまたち・旋風編

  第22話 大王、ワムバム一族と闘う 後編


 前回までの記録

  第1話 大王が帰って来た!(>>21-27)
  第2話 大王、戦力外通告にキレる(>>35-40)
  第3話 大王、突然の呼び出しに慌てる(>>56-59)
  第4話 大王、再びマスクドデデデに変身する(>>109-113)
  第5話 大王、怪盗一味と戦う(>>143-148)
  第6話 大王、ラップバトルをする(>>151-154)
  第7話 大王、お菓子を食べて怠ける(>>164-168)
  第8話 大王、宝島を目指す(>>203-207)
  第9話 大王、レコード屋に感激する(>>254-258)
  第10話 大王、闇の仮面と闘う(>>286-289)
  第11話 大王、格闘王になる(>>317-322)
  第12話 大王、悲鳴を上げる(>>334-338)
  第13話 大王、電撃を食らう(>>345-351)
  第14話 大王、誘拐される(>>361-363 >>365-366)
  第15話 大王、プププランド奪還に向かう(>>378-382)
  第16話 大王、修行する(>>518-520)
  第17話 大王、新たなる刺客と戦う(>>552-556)
  第18話 大王、友達の裏切りに驚愕する(>>562-565)
  第19話 大王、悪口にビビる(>>570-573)
  第20話 大王、ワムバム一族と闘う 前編(>>576-581)
  第21話 大王、ワムバム一族と闘う 中編(>>587-590)



 ザッ……

大王「……………!」
毒蛇騎士「驚いたナ 玉座で構えているものかと思ったが、王自らわざわざ外に出て出迎えカ」
フォシル「当然だ お前達が苦労して此処まで足を運んだのなら儂らもそれ相応の持て成しをしなければな
  それにしても見事だ 3人がかりとはいえ、エメラルドを撃破するとは……思っていたより見所があるではないか」
毒蛇騎士「貴様こそ、見かけに寄らず礼儀が出来ているではないカ 良く出来た王だナ」
タンザナイト「無礼者!!王の御前であるぞ!!控えおろう!!」
フォシル「構わん!儂が許す!儂らを斃そうと思って此処まで来たのだからな それでこそ斃し甲斐があるというものだ
  今回はお前達に任せる!!雑魚だからと手を抜く事は許さんぞ!!」
タンザナイト「御意!」
アメジスト「腕が鳴る……愉しい闘いを期待している」
トパーズ「簡単に死なれても困るものね」

フォシル「侵入者よ、まずはこの3人を斃して見せよ!見事こいつらを斃した暁には儂自らが相手をしよう!!」

毒蛇騎士「まずは手下共が相手カ……かえって都合が良イ」
大王「けど、今度は1対1だデ……3人がかりでやっとだったのに、
  それと同じかそれ以上のレベルの奴らを1人で相手にしないといけないなんて……」
シノ「その気持ちはわかります……ですがそうしなければ道はありません」
毒蛇騎士「そういう事ダ 観念して戦う準備をしロ」
大王「わかったデ!しょうがない……変身!!」


604 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/05/14(Sat) 14:39

チービィ「…………デデデ達、無事かな?」
暗闇斎「無事である事を願いたいでござる……相手はワムバム一族……
  手下1人を相手にするだけでも厳しいでござろうが、3人がかりなら何とかなるか……
  個人戦だけは避けたいものでござるな」
チービィ「そんなにヤバい連中なのかワムバム一族って……そんな化け物揃いで何で滅びたんだ……?」
暗闇斎「時代の流れだろうか……ダークマインドもワムバム一族を警戒していて滅ぼす事にしたそうだからな
  ワムバム一族が全ての民族の頂点となり、誰も歯向かわなくなったからこそこれ以上強くなる必要が無くなり、
  結果として滅びる事となったのだろう……盛者必衰の理でござるな」

宝石魔人「ああ……全くもってその通りじゃ……慢心と油断、そんな惰性が続いた事が儂らの……儂の敗因じゃ」
暗闇斎「ジュエル殿…!聞いておったでござるか……!これはとんだ無礼を……!」
宝石魔人「良い……全て本当の事じゃ………だからこそ儂は最強を目指した
  最強で在り続ける事こそがワムバム一族の弔いになると信じてな……」
チービィ「まだ起きたら駄目だ!常人なら治るのに1か月以上は掛かる大怪我だぞ!」
宝石魔人「たわけ!!儂を誰だと思うておる!!
  儂はワムバムジュエル……最強の一族、ワムバム一族の王じゃぞ!!休んでいる時間などいらぬわ!!
  ………済まぬが行かせてくれんか……あいつらも傷だらけで戦っておるのじゃろう」
チービィ「それはそうだけど……だからと言ってその怪我じゃ……」
暗闇斎「信じよう……それしかあるまい…………ワムバム王、どうかご武運を」
宝石魔人「当然じゃ……!!必ずや勝ってみせるぞ!!」


チービィ「何でだよ……ぼろ負けして大怪我までしてんのに…………」
暗闇斎「それが王としての意地なのでござろう………
  今まで会った事も無かった最古にして最強の王が目の前にいる……
  それが嬉しくて仕方が無いのでござろう」
チービィ「例え、それが恐ろしくて強くて敵いっこない敵だったとしてもか……?」
暗闇斎「だからこそでござるよ……ワムバム一族は戦いこそが至上とされた一族
  今のワムバム王にとって、超えるべき目標が目の前に在る……未来とは過去を越えなくてはならない
  それが今というだけの話でござる
  何、心配要らぬでござるよ 頼れる仲間がいるのだ………負ける筈が無いでござる 拙者達はそれを信じて待とう」
チービィ「……………」
リープ「今の御仁……かっこよかったわねぇ………どこかの国の王様かしら?
  勿論チーちゃんも同じくらいかっこいいわよ!ウフン!」
チービィ「こんなシリアス決めてる時に来ないでくださいよ」
リープ「あらあ?照れてるのかしら?そういう所もカワイイわね……ウフ!」
チービィ「照れてませんってば…!うわああああああ助けてええええええええええ!!」


暗闇斎「頼むぞ……皆生きて帰ってきてくれ」


アメジスト「はッッ!!!」

 ドン!!

マスクドデデデ「ぐあああああああああ!!」

シノ「はああああああっ!!」

 ビュン!!

シノ「速い……!」
タンザナイト「否、貴様が遅いのだ」

 ヒュバッ!!

シノ「くっ…………!」


毒蛇騎士「哈亜亜亜亜亜亜亜亜!!」
トパーズ「ふっ…甘いわ!!」

 ドン!!

毒蛇騎士「己……!さっきから防戦一方カ……!」

マスクドデデデ「流石に強すぎる……!」
シノ「大昔に天下を取った理由も頷けます……」
毒蛇騎士「あのダークマインドも警戒していた程らしいからナ……
  こんな化け物が存在していたとは…………!」


605 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/05/14(Sat) 14:40

トパーズ「ふふ……そろそろ息が上がってきたようね…!これで終わりかしら?」
タンザナイト「手応えがござらん………やはりこの程度でござったか」
アメジスト「少しは愉しめると思っていたが……惜しいな」
タンザナイト「…では、そろそろ止めと参るか」

マスクドデデデ「…っ………!」
シノ「サーペントナイトさん……何か奥の手は……」
毒蛇騎士「無イ……!俺は最初から全力を出していタ……!」

フォシル「これで終わりか……………」


???「否!!まだ終わりでは無い!!!!」

フォシル「何……!?」

マスクドデデデ「その声は……!」
毒蛇騎士「己……このタイミングで来るとは、つくづく憎たらしい奴ダ………」
シノ「ワムバムジュエルさん……!!」


宝石魔人「待たせたな貴様ら………!!儂こそがワムバム一族最強の王、ワムバムジュエルじゃ!!!!」

トパーズ「何だと……!?」
タンザナイト「この痴れ者が……!身の程を弁えよ小童!!」
フォシル「良い……儂は許す!
  貴様が本当に王に相応しいかどうかは儂が見定める……この儂を斃してみよ!!ワムバムジュエルとやらよ!!!!」
宝石魔人「望む所じゃ!!!!」

毒蛇騎士「血の気の多い連中ダ……!」
シノ「私達も負けていられませんね…!」
マスクドデデデ「我輩達も戦うぞ!逆転勝利だ!!」

トパーズ「ふん…舐めるな!!」
タンザナイト「歯向かうならば斬り捨てるまで……お手向かい致すでござる!!」
アメジスト「愉しみはこれからか……面白い!!」


毒蛇騎士「哈亜亜亜亜亜亜亜亜亜!!」

トパーズ「ふん…甘いと言っている!食らえ!!」

 ビュン!!

トパーズ「何っ……!?」

毒蛇騎士「貴様の攻撃…見切ったゾ!!毒棘雷刺殺槍!!!!」

 ヒュバッ!!

トパーズ「ぐあああああああああああああ!!」


シノ「はああああああああああっ!!」

タンザナイト「真正面から向かって来るとは……そのまま斬り捨てる!!」
シノ「父上…!技をお借りします!分身の術!!」

タンザナイト「何っ……!」

赤影「はああああああああっ!!」
青影「はああああああああっ!!」
白影「はああああああああっ!!」

タンザナイト「なっ……!どれが本物だ……!?」

シノ「真影流!!分身剣!!!」

 ズバアアアアアアアアアッ!!

タンザナイト「ぐああああああああああ!!」


アメジスト「はッッッ!!」

マスクドデデデ「ふん!!その手は桑名の焼き蛤!!」

アメジスト「何っ……!?何だそれは……!?何かの呪文か……!?」

マスクドデデデ「よし!!聞き慣れない言葉に怯んでいるぞ…!今の内だ!!
  マスクド真拳奥義!!ナバス・デ・トロサの戦い!!!!」

 ドオオオオオオオオン!!!!

アメジスト「ぐ…ぐあああああああああああああ!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアン!!!!



アメジスト「見事だ………我らが敗れるとは………………
  身体が消滅する……顕現化もここまでか……………
  敗れてしまったが、愉しい闘いだった……………」
タンザナイト「我が生涯……一片の悔い無し……………」
トパーズ「ワムバム一族に………栄光あれ………………」


606 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/05/14(Sat) 14:40

宝石魔人「………………………………」

フォシル「………………………………」


宝石魔人(相手は最古にして最強の王……!まさかそんな御方と戦う事になろうとは………
  震えておるのか………?恐怖しておるのか………?この儂が……………………

  否!これは歓喜の震え!!この様な戦いは二度とは味わえぬ!!
  全力で戦い、そして勝ってみせる!!)


宝石魔人「行くぞ!!!!」

 ドンッ!!

宝石魔人「ぬおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

フォシル「ぬあああああああああああああああああ!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!!


シノ「凄いぶつかり合いです……!」
毒蛇騎士「だが、力の差は宝石頭より向こうの方が遥かに上ダ」
大王「じいさん……!」


宝石魔人「くっ…………!」

フォシル「そんなものか………!ここまで来た貴様に、この儂の最強の一撃を見せてやろう」

宝石魔人「何っ………!」

フォシル「食らうがいい………ダイヤモンドダストストラッシュ!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

宝石魔人「ぐああああああああああああああああ!!!!」

大王「じいさん!!」
毒蛇騎士「宝石頭!!」
シノ「ワムバムジュエルさん!!」


宝石魔人「くっ……………!」

シノ「ワムバムジュエルさん……撤退しましょう……もう充分に頑張りました」
毒蛇騎士「傷が完全に癒えていなイ……所詮貴様一人では無理な戦いだったのダ」

宝石魔人「たわけ………!余計な口出しをするでないわ………!」

大王「けどじいさん…!帰ればまた来られるんだ!ワムバム一族の為に、あんた1人は生きてみせるんじゃなかったのか!
  こんな戦いで命を散らせて、一族の皆を喜ばせる事なんて出来るわけがないデ!!」

宝石魔人「黙れと言っている!!……儂はここで死ぬつもりは無い…………
  この戦いに必ず勝つ………その覚悟でここまで来たのじゃ……………!」

毒蛇騎士「………なら行ケ」
シノ「サーペントナイトさん…!」
毒蛇騎士「俺は止めたからナ 勝手にするが良イ
  もしこの戦いで死ねば忠告を聞かなかった貴様が悪いのだ宝石頭」

宝石魔人「…………礼を言う」


フォシル「………まだ立ち向かえるか……大した者だ」

宝石魔人「当然じゃ……儂は最強の一族ワムバム一族の王、ワムバムジュエルじゃ……!!
  勝つと決めた以上、一歩も退く事は無い!!!!」

フォシル「……ワムバム一族最後の王、ワムバムジュエルとやら……貴様の全力を儂にぶつけて見せよ!!
  儂もそれに応えてやろう!!!!」

宝石魔人「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

フォシル「ぬあああああああああああああああああああああ!!!!」


シノ「恐らく、これが最後の一撃になります……!」
毒蛇騎士「……………………」
大王「信じてやろうデ……!じいさんはおれさま達を信じてくれたんだ………
  今度はおれさま達がじいさんを信じてやる番だデ!」



宝石魔人「ぬおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

フォシル「ダイヤモンドダストストラッシュ!!!!」

宝石魔人「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 ビュン!!

宝石魔人「アメイジング・グライドパンチ!!!!!!」


 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!



607 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2022/05/14(Sat) 14:41


宝石魔人「……………………………………」

フォシル「……………………………………」


大王「両方倒れたデ………!」
シノ「どっちが先に立ち上がるでしょうか………」
毒蛇騎士「あるいは、相打ちの可能性も……」


 ザッ……

一同「………!」

フォシル「……………甘いわ………この儂に一撃を食らわせる事ばかり考えおって、着地までを考えていなかったな」

シノ「そんな………!」
大王「あいつ、まだ立てるのかよ……!」
毒蛇騎士「いや違ウ……これは…………」

フォシル「………だが……………」


 ピシッ…!

大王「か…体が……!」
シノ「どんどん崩れていきます………!」
毒蛇騎士「…………………」


フォシル「…………そうでもしなければ……儂を斃せんかっただろう…………………
  見事…………貴様の勝ちだ……………最後のワムバム王よ………………………
  ワムバム一族の栄光は……………貴殿に託す…………………頼むぞ…………………!
  ぐおああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

大王「うわあっ…!」
シノ「凄い爆発です!伏せてください陛下!」



大王「……勝った………のか……?」
シノ「恐らくですが……ワムバムジュエルさんは……?」
毒蛇騎士「気を失っているが命に別状は無イ」
大王「そうか……良かったデ…………!」
シノ「勝ったのは良いですけれど、運んで帰らないといけないですね……」
毒蛇騎士「全く…最後まで世話の焼ける奴ダ」


 次の日


大王「あー痛てててて……筋肉痛が全然取れないデ………」
シノ「おはようございます 昨日は大変でしたからね…」
毒蛇騎士「全くダ……あの宝石頭の介護など二度と御免ダ」
大王「そういや、じいさんどこに行ったんだ?」
シノ「遺跡の入り口を封印しに行ったそうですよ……あと残っている砦も全て壊してしまうそうです」
大王「何でだ……?」
シノ「もう二度と一族の皆さんの魂を悪用されないようにする為……らしいです」
大王「だからって砦まで壊しちまうのか……なんか勿体ないな」
毒蛇騎士「俺はそうは思わン むしろその方が助かル……あんな化け物共とは二度と戦う気にならんからナ」
大王「でも、じいさんと決着を付ける事は諦めてないんだろ?」
毒蛇騎士「当たり前ダ 奴との勝敗は付いていなイ
  どちらが上か白黒はっきりさせてやるつもりダ 必ずナ」
大王「はいはい……」


宝石魔人「………………まるで夢のようじゃったな…………
  安らかに眠るがいいワムバム王………そしてワムバム一族の者達よ………
  儂は最後のワムバム王として、最強で在り続ける………故に、見ているがいい
  儂が生きている限り、ワムバム一族は 永遠に不滅なのじゃ…………」


  第22話 大王、ワムバム一族と闘う 後編 終


次  回  予  告


チービィ「どーでもいいけどさ、最近僕、出番少なくなってきてねーか?」
大王「戦闘シーンの方が多くなるからな 少なくなるのは仕方がないんじゃないか」
チービィ「僕だって戦闘で活躍したいんだよ!何だよ医療班って!頑張ってるのに全然目立たないじゃないか!」
シノ「まあまあ、それで皆さんとても助かっているんですから これからも頼りにしていますよ」
毒蛇騎士「また怪我人が現れたゾ さっさと治療しに行ケ」
チービィ「ま、またー!?怪我する奴多すぎじゃねー!?」
大王「これはきっと何か裏があるに違いないデ……」
チービィ「その根拠は?」
大王「無い」
チービィ「無いなら何も言わないでくれるか?」
シノ「次回のお話もお楽しみにしていてください」


608 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/22(Sun) 21:13
もしウルトラスーパーデラックスがまたリメイクされるとしたらタイトルはどうなる?

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