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【黄泉ヲ】こちら黄泉99行区第1キャンプ内K社出張所【裂ク華】

1 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2020/12/25(Fri) 12:25
稀少資源を大量採掘して派手に稼ぐ、そして左団扇の凱旋…。
そう思っていた日が私にもありました…。

…なんて、馬鹿を言っている場合じゃないですね。
今ここに立つ貴方が何者か…? 私同様に一攫千金を夢見てこの黄泉に渡った探行士か、
はたまた何らかの事故か事件により、こちらまで飛ばされてしまった不幸な身の上の一般人か…?

何れにせよ、チノワゲートの接続不良で地上への帰還の術が閉ざされている以上、
我々は全員が一丸となって、ゲート再起動の時までこの未知行区で生き延びねばなりません。
月並みな言葉しか掛けられず申し訳ありませんが…希望を捨てず、共に頑張りましょう。


…とは言え、連絡の途絶えた第2キャンプは未知の黄泉族の襲撃により壊滅、
私の隊も黄泉族と思しき謎の少女の襲撃により殲滅、の憂き目を見ておりまして…先が思いやられますが。

【業務連絡、並びに注意事項】
壱:キャラクターハンドルの参加者は「黄泉ヲ裂ク華」の登場人物限定。
弐:それでさえあれば探行士、物語内の主要人物、黄泉族等の種別に関しては一切不問。
参:常駐の際は、身分証明の為の認識票(トリップ)を着用の事。
肆:「黄泉ヲ裂ク華」以外のネタ、キャラに関しては捨てハンの一発ネタ程度であれば許容。
伍:上記の件に関しては「黄泉ヲ裂ク華」と同じEXPERIENCE社製の他のゲームに関しても例外では無い。
陸:ただし、DLコンテンツのポートレートSET参戦キャラに関しては「黄泉ヲ裂ク華」内設定であれば常駐参加は可能とする。

484 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/02(Mon) 11:25
そういやこのゲーム、アルダシリーズなのにオメガインパクトないんだよな(次のモン勇もだけど)
最強全体攻撃が核撃じゃなくて闇全体ってのもなんだかなあ・・・

485 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/05/02(Mon) 14:28
新見課長 ◆9RJ/YOMI(>>483
錬金王「やはり、目には見えずとも何らかの形で存在自体はしているのか。
実体が不明な物を具現化する、と言う辺りは君らから見た僕達の魔術のようなものかな」
クラゲン「あ、なるほど…。きちんとした制御理論はあって、
それを元に力を具現化してはいるんだけど…知らない人から見たら、
あたかも何もないとこから火や水、電光を生み出しているみたいに見える…っぽい感じ?」
錬金王「まあ、そう言う事だろうね。彼らの“現化物理”こそが、
僕らにとってはアルダの魔術的な代物なんだろうね。」
クラゲン「ちゃんと知れば変な事思わずに使えるようになりそうだけど、
そのちゃんと扱えるまで知るって事が、何だかすっごく大変そう…」
錬金王「まあ、容易な事では無いだろうね。専門分野を極める為の学問とは得てしてそう言うものさ」

錬金王「しかし、探行士の技術への対策か…。
まあ、あの男の事だからその辺りに抜かりも無さそうではあるが、
そもそも“魅了の力”を有する以上、無くとも大差は無さそうな気はするがね」
クラゲン「それ…さらっと言ってますけど、すごく深刻ですよぅ」

>>484
錬金王「ああ、それは今の時代においては既に失われた禁術だからさ。
実際、魔力核の爆発によって広範囲を吹き飛ばすだけの威力を誇る、
制御難度も最高位の純魔力による広範囲破壊殺戮の為の魔術で、
神々に肩を並べる程の最高位の魔術師のみが操る事が出来、許されるものだったからね…」
クラゲン「それでも、どうしてそれ自体が失われてしまったんでしょう…?」
錬金王「詳細は不明だが、アルダーが世界を席巻した時には既に知識も失われていたらしい。
魔眼の英雄の時代には行使した魔術師の記録も残っていたんだが…」
クラゲン「だとしたら…やっぱり。アルダーや教皇がその力を恐れて、なんですか?」
錬金王「無い、とは言い切れないね。ただ、奴らの側にも行使した者が居ないのを見るに、
恐らくは制御理論を含めた知識までも残らず、存在自体を破棄されているんだろう。
本来の僕も久世戸も、その“オメガインパクト”の存在自体は知ってはいたんだが、
知識の欠損があまりにも酷過ぎて遂に復活させる事は叶わなかったんだ」
クラゲン「そこまで聞いたらものすごく危なそうに思えるけど、どんな魔法だったんだろう…?」

486 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/05(Thu) 07:45
今日は子供の日、そしてもうすぐ母の日・・・
なのに帰りを待つ母や子に無事を伝える事もできないなんて・・・

487 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/05/05(Thu) 12:55
>>486
クラゲン「え…?何かな、それって」
錬金王「名前からして、子供や母親についての何かを祝う日…なのかな?
アルダでの記念日や祝日にはそう言うのはなかったが」
クラゲン「でも、確かにみんなで子供やお母さんへのお祝いする為の日なのに、
そこで一緒にいれないとか無事も知らせられずに心配させちゃうって…すごく辛い、ですよね?」
錬金王「ああ。ましてやここの探行士諸君の場合は命を落とした事にされているからな。
帰りを待つ者達の辛苦は言葉では言い表せないものになるだろうさ…」

488 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/05/05(Thu) 18:18
錬金王殿とクラゲン君(>>485
神崎「まあ、未知の技術に関しては誰しもがそうですからね」
そこに潜むカラクリを知った時にどうなるかは、その中身次第…でしょうか。
我々探行士が力を得る為の処置は、流石に正体を知ったその時は気分を著しく害しましたが。
寿人神父「その時に服用する薬剤がルキさんの血を精製した物…だそうですから。
灰十字さんは味がどうのと仰られていましたが、そう言う問題ではありませんよ…」
ユウ「生きてても死んでてもただただ利用され続けるって、ホント可哀想だよ…あの子」

…それを言われてしまえば、確かに身も蓋もありませんね。
アレを破るか使わせない様にしなければ、そもそも勝敗以前の問題ですし。
彩千夏准尉「社長がかつての総裁の仇敵であったと言うならば、
もしかすると何らかの対策を心得ている、やも知れんな。
駄目元ではあるが、一度話を聞いてみるべきだろう」
そう、ですね…。藁だろうが何だろうが、最早縋る物を選んでいられる状況ではありませんから。

>>484
新見妹「何それ? アルダってそんなのあんのー?」
ユウ「核ってまた物騒な…」
彩千夏准尉「原爆や水爆に匹敵する威力を誇るとでも言うのか? 言葉の響きからするに…」
錬金王殿の話を聞く限りでは純粋な魔力の爆発の様なので、
威力の比喩としての表現は兎も角、実際の核融合の爆発とは似て非なる物なんでしょう。
神崎「コードライザーのブラッドコード『魔術師』が行使出来るスペルコードに、
『アトミックワーク』と言う広範囲に無属性の爆発を引き起こすスペルがあるんですが、
何となくオメガインパクトとやらはそれに近い気がします」

>>486
そう言えば、もうそんな時期になるんですね…。
新見妹「すっかり忘れてたわー。ま、ウチら子供も親も居ないけど」
ブラックマン「と言うか、他の若い衆なら兎も角…この班の者達には、
親も子も身内の居る手合いの方が少ない気がしますな」
ユウ「あたしは親兄弟全員健在だけどねー。
親子じゃないけど、マコト君とアイちゃんにもユイちゃん居るじゃん」
ええ、まあ…。早く帰って安心させてはやりたいんですがね…。
神崎「僕はまあ…御舟総裁、お祖父様と一緒ですので…」
身近で無事を確かめ合えるのはまだ幸い、なんでしょうか…この場合は。
ユウ「親子で引き離されてるってのは、後はトッシー位なんだけど、
元々アレな関係だから、あんま話題にはしない方がいい…かもねぇ」

489 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/08(Sun) 15:47
とりあえず社長って昔総裁と戦って追い詰めた事あるそうだし
社長が復帰したんならもう丸投げしちまえばよくね?

490 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/05/09(Mon) 12:50
新見課長 ◆9RJ/YOMI(>>488
錬金王「そもそも“神の子”は久世戸が“至宝ヨミ”を教皇から奪い、
その力を自らが行使する為の媒体として造り出した命…だとの事らしいからね」
クラゲン「今もその至宝の力を引き出す為に利用しようとしてるなら、
課長さんやここのみんなから聞いたその子がされちゃった事も、
全部久世戸様にとっては当たり前の事で、何とも思わずに出来るのが自然って…うぅ」
錬金王「実に胸糞の悪い話ではあるな、かつての我が友ながら。
変革の為に必要な工程だと思い、あえて見ぬ事としたが…流石に今は看過出来るか?…と言われれば否、だろう」

錬金王「ああ、そうだ。“魅了の波動”を破れた、或いは意に介さなかったのは、
アルダーやその直近の信徒たる教皇、そして彼女も恐らくは例外では無かった筈だ。
僕も記憶が不確か故に断言はしかねるが…彼女は間違いなくその手段を心得ているだろうさ。
遠慮せずに聞いてみるのが良いだろう。その力や手段が失われていなければ良いが…」
クラゲン「もしそうなったらほんとに詰んじゃうね…。そんな事、なかったらいいけど…」

>>489
錬金王「実際に彼女に会って僕も話を聞いたんだが…」
クラゲン「社長さん、ほんとに“鬼子の侍”だったんだよー?でも…」
錬金王「久世戸とは違って、彼女の場合は日本に来た時点で、
その時の力はほぼ全て失った…との事だそうなんだ」
クラゲン「だから、社長さんはもう自分では戦えないんだって。
久世戸様と社長さん、どうしてこんなに違いが出ちゃったんだろう…?」

491 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/15(Sun) 07:33
お前らもうそろそろ黄泉で定住するのも考えに入れたら?
どうせ帰れないんでしょ?

492 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/05/15(Sun) 20:35
錬金王殿とクラゲン君(>>490
彩千夏准尉「何も思わん、だけならまだ良かったがな…」
ユウ「あぁ…うん。ありゃむしろ楽しんでたっぽい雰囲気すらあるからなぁ…。
総裁が無線であたしら煽ってた時も、ルキちゃん痛め付けてた時の事、
心底面白おかしく語ってたからねぇ…」
新見妹「何それ、最悪! それマジなの、ユウ姉ちゃん!?
だったら兄貴なんて比じゃない位の女の敵じゃん!!」
僕を引き合いに出されるのもどうかとは思うけど…そう、だな。
あの子に数々の癒えぬ傷を刻んだ挙句に、ああして惨たらしく殺したんだ。
大義だろうと欲望だろうと、何を理由にしても許せる物か…!

ブラックマン「しかし、幾ら義憤や嫌悪で突き動かされようと、
今の我らには総裁の切り札に何ら手を打てぬのは事実」
ええ…。しかし、社長から総裁との事を伺った際に相談もしてみましたが、
その事については任せておけ、との事でした。全ては準備が整ってから…だそうです。
寿人神父「灰十字さんにも協力を要請しているそうですし、
対応策については何とかなりそうな感じ、ですね」

>>489
それが出来たら難儀はしてない…だ、そうですよ?
ブラックマン「社長の救出の過程で社長のクローンと三度刃を交えましたが、
『鬼子の侍』として聞かされていた程の力は感じませんでしたしな…」
神崎「飽くまでもそれなりに、と言った腕前でしたしね」
荒堀さんのクローン相手にした時と感覚はさほど変わりませんでしたし、
その強さもベースから更に強化処置を施しての事だそうですから…
彩千夏准尉「当時の強さの社長から産み出したクローンであったならば、
恐らくはこちらに打つ手は何も無かったろうな」

>>491
ユウ「いやいやいやいや、それ普通に無理!」
彩千夏准尉「そもそも黄泉の環境下が何の準備も備蓄も無しで、
人間が生存し続けられる環境では無いからな」
…現状、確たる希望も展望もありませんが、だからと言って諦める心算はありません。
全員が僅かとは言え希望に縋って日々を過ごしているのですから、
冗談であろうとその様な事は口にしないで頂きたい。

493 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/05/16(Mon) 04:44
>>491
錬金王「定住も何も、元より僕らは黄泉族だからね。
アルゲンの存在しない外界に出て生きる術が無いんだよ」
クラゲン「それに、帰るも何も生まれはここだから…」

新見課長 ◆9RJ/YOMI(>>492
錬金王「まあ、かつての“本来の”僕が知る限りでも、
久世戸にはそう言った嗜虐的な嗜好があったのは確かだからねえ…」
クラゲン「神の子にもだけど、育ての親だったはずの死星天使達にも、
“魅了”して支配下に置いてからは、ものすごく冷たくなったって錬金王様が言ってたから…」
錬金王「まあ、何者も支配下に置いた後は唯々諾々と従うだけの従僕に成り下がるからね…。
思考がかつての闇王や冥王の様になるのは致し方無い事だろうさ」
クラゲン「でも、だからって…」

錬金王「ほう、やはり何らかの手は残っていたか。
まあ、彼女が僕に明かさなかったのは、僕の立場故の事だろうけど」
クラゲン「でも、今の錬金王様は課長さん達の敵じゃないんだから、
そんなに隠し事しなくたって…」

494 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/18(Wed) 10:55
そういやつい最近のアプデで新しい(タイプのポトレの)探行士追加されてたけど
課長の班にはそのご新規さんは新規採用されたん?

495 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/05/22(Sun) 20:20
錬金王殿とクラゲン君(>>493
そう、ですね…。実際ああまで完膚無き支配を行える異能を保持し、
かつ行使も容易ければ必然的にそうはなる、でしょうね。
金銭や集中した権力を手にした為政者が豹変するのとさして変わりは無いんでしょう。
ブラックマン「そして、自らを害しようとも忠誠を貫くともならば、
絶対の支配が得られる故に、恐怖も疑心も排され更に高圧的かつ威圧的にも振舞える」
神崎「むしろ反発もせず異論も唱えず、ただ意のままになるならば、
それは人やそれに類する知的生命ではなく、最早ただの操り人形ですからね」
…支配されている側の意思には完全に反する事でさえも、
指一本に口の動き一つだけでさせられますからね。実に最悪な気分の話ですが。
ユウ「マコト君…」

…どうでしょう。我々にもそ「手がある」事は明かされているだけで、
来るべき時が来るまでは…と言う事で、それ以上は何も話してはくれませんでしたからね。
ユウ「あの社長の事だから、単に勿体付けてるだけかもねぇ」
彩千夏准尉「まあ、立場上…だとか存在自体の特異性故に警戒するのもそれは致し方は無かろう。
本人にその気は無くとも、如何なる仕込みをされているかは知れた物では無いしな」

>>494
寿人神父「あぷで…? 何でしょう、それは?」
新見妹「う〜ん…。よくわかんないけど、ウチらが採用された時期の話なら、
消防士だった人とかハーフの女子高生なんかも居たっけなー」
恐らくは大石の親父に開道、光井が新規採用はやっているんでしょうが、
アイ達が来て知らされるまでは私は一切関知していないですから、
そこについては正直な話、何とも言えない状態ですね…。
ユウ「ま、アイちゃんと一緒に来た中には何人か混ざってるかもね、そぉ言うのって」

496 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/23(Mon) 00:21
そもそもの話社長が何したいのかがイマイチよくわからんのだが

497 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/05/23(Mon) 03:00
>>494
錬金王「どうなんだろうねえ…?
カサンドラ社の関係者ではない僕らには何とも、ね」
クラゲン「アイさんと一緒に来た補充人員の人達の事じゃないの?」

新見課長 ◆9RJ/YOMI(>>495
錬金王「それだけに、久世戸をかつての闇王や冥王の再来と見る者も多かったな」
クラゲン「過去にもそれらしき人が現れていたから尚更っぽいんだ」
錬金王「しかしながら、直接的に“魅了”で支配化には置けるが、
支配した者達にまでその力が伝播して、更なる支配の拡大…とまではいかなかったからな。
その点は過去のその二者の再来と言われる人物達とは決定的に違うのさ」
クラゲン「力が衰えたのか、不完全な形で継承されちゃった可能性もあるのかな…?」
錬金王「いずれにしても、そのお陰で被害は最小限には留められているのが救い…かな?」

錬金王「…ふむ。ならば僕の知らぬ間に久世戸に僕を介して話が筒抜けになっている可能性も…」
クラゲン「まさか、そんな事…」
錬金王「知らぬ内はどうとも言えんがね。能力と技術的な話ならば可能だろうが、
奴の性格的にそこまでするかと言われれば、今ひとつやりそうにない事でもあるからね」

>>496
錬金王「まあ、飄々として掴み所がないのは昔からだったからねえ…」
クラゲン「教皇に従っていたのも嫌々だったみたいだし、
しがらみがなくなったから、やりたい放題しちゃってるのかも」

498 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/28(Sat) 00:03
この会社はブラック企業とホワイト企業のどっち?

499 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/28(Sat) 21:03
あまり考えた事なかったが他の資源同様その内アルゲンも枯渇する日が来るんだろうか・・・

500 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/05/28(Sat) 22:23
…皆様に緊急の業務連絡があります。
新見妹「ん? 改まって何よ、兄貴?」
総裁の訪問…いえ、来襲から相当な時間は掛かってしまいましたが、
この度我々の知人、異世界アルダよりの来訪者ルキの蘇生の為の特別業務が、
弊社社員、並びに第1キャンプ内の皆の尽力により、見事完遂されました。
それを、この場を借りて報告します。
ユウ「え? マジ…? 昨日やっと準備が整ったって言ってたけど…」
はい。ようやっと融合炉にて灰十字さんの協力の下、蘇生処置も済ませています。
コレでようやく我々が奪われた物を一つ、取り戻す事が出来ました…。
ブラックマン「しかし、まだコレは中継点に過ぎませんぞ」
…ですね。ルキの蘇生直後に総裁からの祝辞と通告もありましたから。
まだ根本の問題解決は先となりますが、引き続き御協力の程…宜しくお願いします。


錬金王殿とクラゲン君(>>497
新見妹「ちょ!? それマジ!? 怖いってどころの騒ぎじゃないんだけどー!?」
確か「オーマの波動」…でしたよね、その原型たる力と言うのは。
支配下に置かれた者までが扱えるとなると…もうネズミ算式での増殖になりますね。
そこまでの力では無いのは、確かに不幸中の幸い…ですか。
神崎「ええ。もしそうであれば、総裁が課長を伴って来た時点で僕らは終わってます」
ブラックマン「いや、それ以前の段階で終わっていたろうな」
彩千夏准尉「改めてアルダの超越者達の恐ろしさを思い知らされる話だな…」

>>496
いや、それについてはもう単純な事でしたよ…。純粋に弊社の業績の向上です。
ゆくゆくは世界一の企業に育て上げたいとの事だそうで。
それと、向こうでの因縁は教皇の下を離れた以上、一切持ち込む気は無かったそうです。
寿人神父「しかし、その割にはそのビジネスを仇敵だった人物の膝元で…と言うのが、
色々とリスクを軽視なり状況を楽観視し過ぎた気がしてなりませんが」
社長曰く、向こうはあの件で直接再会するまで気付きもしていなかったそうですし、
リスクと引き換えにしても儲けを取れそうだと踏んだから、かも知れませんね。
とは言え、今は業務妨害諸々で喧嘩を売られた様な物なので、
だったら徹底的に潰す! …みたいに息巻いていますけど。
ユウ「なぁんか色んな意味で社長らしいなぁ…」

>>498
ブラックマン「黒…でしょうな」
彩千夏准尉「まあ、黒である事は否めん…な」
寿人神父「残念ながら、黒…と言わざるを得ないでしょう」
ユウ「どっからどぉ見ても立派な黒だわ、うん」
神崎「とても言い辛いですが…否定出来る材料が見つかりません」
新見妹「業務内容からしてもー黒決定じゃーん!」

いや、あの…そこまで口揃えて言わなくとも。と言うか、さっきから社長の視線が痛いんですが。
新見妹「だぁーってさぁー? 命懸け当然で常態って時点でさー、
こんなヤバい仕事のドコがホワイトだって言うってのよー!?」
いや、まあ…確かにそれだけのハイリスク・ハイリターンなら仕方は無いけどな、
そもそもそれ言い出したら、同業他社全部同じ事だろ…。

>>499
彩千夏准尉「アルゲン自体もそれを唯一産出可能なこの黄泉についても、
不明点が多過ぎて断言はしかねるが…0と言う事は無かろうな」
神崎「ええ。実際産出量が減りつつあるからこそ、未踏行区の採掘も解禁していますし」
まあ、採掘自体は順調ですし現時点では気に病む程の事では無いでしょう。
ユウ「てか、別に石油や石炭だってまだ枯渇の危機にはなってないしなぁ」

501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/05/29(Sun) 00:06
給料日はいつで使い道は?ないなら貰いたいです

502 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/05/30(Mon) 04:44
>>498
クラゲン「えっ…と、それって黒いか白いか?って事?」
錬金王「単純な色分けではなくて、そのカサンドラ社と言う組織の体質の事…だろうね。
意味合いはいまいち良く分からないが…新見君達は“黒い”と言う方向でほぼ一致を見ているか」
クラゲン「社員のみんなにはあんまり良く思われてなかったの…?」
錬金王「まあ、命懸けの過酷な業務ならば不満も相応には大きくなるもの…だろうな。
それでも投げ出さぬ以上、辞める決断をするまでの不満では無さそうだが」

>>499
錬金王「かつての“至宝ヨミ”であるこの構造物内における、
アルゲン生成のメカニズムが如何ようなものであるかで変わるだろうね」
クラゲン「正直、暮らしてるだけの僕には何が何だかさっぱり…」
錬金王「そこは関わっている誰もが恐らくは未だ解明出来ていない事であろうから、
推察や考察以上の事は何も出来ないし、今は言及せずにおこう。
ただ、様々な形で現出を続ける以上、余程の事が無い限りは枯渇は無いだろうね」
クラゲン「今も黄泉のあちこちで黄泉族が絶え間なく生まれ続けているみたいだから…」
錬金王「そう。黄泉族の発生はアルゲンの現出現象の一つ、だからね。
そして、それ以外の形でもアルゲンが湧き続けている以上は何らかの形で限りなく湧き出るのだろうさ」

新見課長 ◆9RJ/YOMI(>>500
錬金王「ひとまずは神の子…否、君達の友人ルキの現世への帰還、
僕らからもこの場を借りて祝わせてくれないかな?」
クラゲン「良かったね、課長さん!そして、おめでとう!!」
錬金王「彼女を失ってからの君達の辛苦は、正直見ていられない程だったからね。
だが、その労苦も今この場でようやっと報われる時が来たんだ。肩の荷が下りた気分だろう?」
クラゲン「でも、久世戸様の事が何もまだ゙解決してない…」
錬金王「かつての友とは言え、何ら関わりの無いものを壊し尽くしてまで、
自らの理想の世を築くと言う試みには流石に賛同しかねるのでな。
僕が言えた義理では無いが、君達の未来の為に…久世戸を止めてやってくれないか?」
クラゲン「理想を叶えたいならもっと色んな方法だってあるのに、
こんな一番ひどいやり方って…そんなの絶対駄目だから!」

錬金王「ああ、そうだね…。
“魅了”ならば久世戸が場の一人か数人を支配下に置くだけで済むが、
“オーマの波動”は支配された者ですら波動を扱える様になるからこそ、
際限無く大本の術者による支配が本人の手を離れても拡大するんだ」
クラゲン「相手は神様だから…。オーマの波動も、
それを打ち消したり止めたり出来るのは“精霊神の加護”だけだったから、
神様に選ばれた人以外にはどうしようもなかったんだ…」
錬金王「故に、かつて闇王がアルダを席巻した折には、
かつて彼が一度死に追いやった“円卓の騎士”の首魁を転生させざるを得なかった程だしね。
まあ、その神々も今や存在を歪められた末にあの体たらくだが…」

>>501
錬金王「…そう言えば、新見君達が給金を受け取っている場面は未だ見た事が無かったな」
クラゲン「“カイシャイン”とか“サラリーマン”やってる人って、
月に一回ぐらいのペースでお給料もらえるって聞いてた気がするけど…」
錬金王「恐らくは何らかの理由で支払いが滞らざるを得ん状況なのだろう。
それで、君はその状況に耐えかねて直訴に来た…と言うところかな?」
クラゲン「でも、それなら課長さんじゃなくて社長さんに言った方が…。
課長さんだって、お金はもらう方の立場なんでしょ?」

503 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/06/02(Thu) 21:09
給料の概念狂ってて笑いました
あとから一括請求すると良いですよ、危険手当も含めてね

504 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/06/05(Sun) 16:06
>>503
クラゲン「あ、あれ?僕、何か変な事言っちゃった?」
錬金王「いや、むしろこの場合は現状の諸々の歪さに突っ込みが入っただけじゃないかな?」
クラゲン「ま、まあでも課長さん達がタダ働きで終わらないといいなぁ…。
社長さん、そこまでひどい事はしないと思うけど、でも…あんまり焦らすのもどうかと思うし、
僕や錬金王様からも何か言った方がいいのかな…?」

505 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/06/05(Sun) 20:20
錬金王殿とクラゲン君(>>502
…ありがとうございます。コレでまた、あの子の笑顔を見る事が出来ました。
ユウ「あんなトコで終わったまんまにならなくて、ホント良かったわぁ」
彩千夏准尉「ああ。最期があのザマでは死んでも死に切れんだろうしな…」
新見妹「そのルキちゃんと色々話してみたんだけど…兄貴の事、すっごく嬉しそうに話すんだよー。
ホント、あんな世間知らずっぽいけど可愛くていい子、どーやって口説いたんだか…」

…お前な。けれど、今の事を切っ掛けに更に前向きで明るくなってくれたみたいで良かったよ。
正直、少しだけ気掛かりな所もあったけれどな。
寿人神父「そう言えば、ルキさんは今までは見られなかった総裁への怒りと憎悪が露になっていましたしね」
神崎「溜まり溜まった怒りが爆発した…と言う感じとは少し違うみたいですか」
ええ。再生に要した赤のルキが、息を引き取る間際に総裁への絶望と怒りを口にしていましたし、
蘇ったルキも「あの子も」と言っている辺り、今のルキにはその負の感情が伝播したのかも知れません…。
ユウ「ま、違ったとしてもルキちゃん本人が痛い目に遭わされ続けて、
最後にはブチ切れたってだけでも極々普通の事だと思うけどねぇ」
ブラックマン「何れにせよ、あらゆる意味でようやく巻き返しの目が出た訳だ。
皆、それぞれが更に忙しくなる事でしょうな…」

>>501>>503
一応は毎月25日に支払いはあるんですが…職種が職種故に、額は安定しませんね。
寿人神父「正社員の課長さんは兎も角、私達臨時雇用の面子は、
今回の仕事がまだ終わっていない事もありまして、給与の支払いはまだ…ですね」
ブラックマン「今回の採掘業は今までとは違い、報酬が破格の完全歩合制ですが、
採掘したアルゲンの換金が済まぬ以上、未だ収入にはなりませんからな」
新見妹「そもそも今お金貰っても、黄泉から出られなきゃ使えないかんねー」
社長からはレートに沿った換金額は何度か聞いてはいますし、
地上への帰還の目処さえ立てば、最低でもその額面の支払いは保障されますし、
不安は御尤もですが、もう少しお待ち頂きたい。

506 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/06/06(Mon) 02:21
同じ日本に飛ばされた社長と総裁だけど、力の保持と喪失って言う
決定的な明暗を分けてしまったのは何だったんだろうねえ・・・?

507 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/06/06(Mon) 06:06
新見課長 ◆9RJ/YOMI(>>505
錬金王「君達が彼女の蘇生に使った複製体の紅衣の娘は、
いかに複製体とは言えど、魂までも同一、と言う訳では無いからね…。
完全に死して失われたのではない以上、一つの体を二人で共有しているようなものだろうさ。
久世戸に強い憎念を持つ紅衣の方が体に共に居るのなら、それはそっちの感情だろう」
クラゲン「けれど、ルキさんも久世戸様にはずーっとひどい目にあわされ続けて、
最後には一度殺されちゃったから、いい加減怒ってもなんにもおかしくないし…」
錬金王「単純な話、二人とも久世戸を憎んでいるだけだろうね…」
クラゲン「気持ちはずっごくわかるし、された事考えたらしょうがないんだけど…でも、
“殺して”なんて物騒な言葉もお願いも、聞いててちょっと辛いかも…」
錬金王「まあ、あまりその様な雰囲気の似合わぬ娘が言うから、尚の事そう思うのかもね」

>>506
錬金王「事情を知らぬ、そして知る術も無い以上、これから語るのは憶測でしかないが…」
クラゲン「錬金王様はどうお考えなんですか…?」
錬金王「ああ、僕が思うに二人の力の性質故か、こちらで“黄泉”を形成する前の、
“至宝ヨミ”が齎した何らかの作用に拠るものじゃないかと思うんだ」
クラゲン「と、言いますと…?」
錬金王「神の側に立つ者の力では無かったが故に失われなかったか、
至宝の暴走の影響で力を喪失したが、暴走とは言え至宝を発動した術者は影響を免れたか、
一つではない要因で喪失か維持かの分かれ目となったのだろう…と考えるのが妥当か」
クラゲン「何にしても、久世戸様だけが一人勝ち…みたいなのかなぁ?」
錬金王「アルダでの惨敗を考えると、何とも皮肉な話だがね」

508 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/06/06(Mon) 18:18
錬金王殿とクラゲン君(>>507
二人の魂…。やはり、そう思われますか。
喋っていて時折感じる気の強さは、あの赤い彼女の…なんでしょうね。
神崎「それと、歌を口ずさんでいる事もあるんですけど、
それも車椅子のルキさんではなく異形の腕の彼女が口ずさんでいた歌、でしたね…」
今までしなかった事、出来なかった事、他人の得意とする事をしているなら、
確かにそう言われた方がしっくりとは来ます。

新見妹「何にしても二人とも総裁にはヒドい目に遭わされてんだし、
女の子にそんな事する奴、普通に許せないよね! 兄貴!?」
…そう、だな。それに、総裁には僕らも十分過ぎる程返さなきゃならない借りがある。
だから、総裁と戦うのは…どうあろうと、もう決定事項さ。

>>506
そこは、錬金王殿の仰った通り…かもですね。
ユウ「なぁんか社長にもまるでさっぱり、だったみたいだからねぇ…」
新見妹「ひょっとしたら、実は総裁にも理由…わかんなかったりして」
いや、どうだろう。…まさか、な。

509 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/06/12(Sun) 23:52
まあ何にしても社長も総裁もこっち来たばかりの頃はすげえ苦労したんだろな・・・
国どころか世界が違うからまず言葉も通じないだろし

510 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/06/14(Tue) 13:13
それはどうだろう?
異世界転移や転生モノ話ってそんな苦労話あまりないぞ

511 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/06/15(Wed) 18:00
>>509
それが、意外とそうでも無かったらしいんですよ。
彩千夏准尉「ほう…どう言う事だ?」
社長曰く、「話すだけなら極々自然に出来た」…だそうですから。
神崎「と、言う事は…」
ええ。アルダでの公用語だとか標準語に相当する言語が、
こちらでの日本語と全く同じ、だとの事で。
ブラックマン「意思疎通が順当に可能ならば、それだけでも違いますからな。
我々が当地の言語を会得せずに海外に行くよりは余程楽だったでしょう」
まあ、出自故に素性を隠し、偽り、世に溶け込む事と、
二大国の友人との間に強固なコネを作り、事業を起こすのは流石に並々ならぬ苦労はあった様ですが…。
新見妹「ま、その位はウチらでもやろうと思ったらする苦労の範囲内だよねー。
んでも社長さんみたく実際に成功するのは稀だろーけどさ」

>>510
ユウ「今のマコト君が聞いて来た社長の体験談に限ればねぇ…」
とは言え、苦労しなかったのは意思疎通関係の話なだけな気もしますが…。
寿人神父「そこはやはり、『跳ばされた』先の環境次第…では無いでしょうか?
そして、それは何も異世界に限った話では無いと思います」
ブラックマン「左様。地球に限っても、宗教や思想、民族の問題がついて回るしな。
何より、それは一国や一地方ですら当然の様に抱えている問題でもある」
本当に、向かう先の環境が全て…としか言い様がありませんね。

512 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/06/19(Sun) 15:55
>アルダでの公用語だとか標準語に相当する言語が、こちらでの日本語と全く同じ、だとの事

そういや転移先がアルダな剣街でも飛ばされた日本人が現地人と普通に会話してたっけな

513 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/06/20(Mon) 19:44
錬金王さん最近見ないけどどしたん?

・・・まさか総裁のトコ戻っちゃったとか?

514 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/06/20(Mon) 20:20
>>512
転移…ですか? やはり、我々の他にも、と言うか、
逆の場合でもそう言った事例はあるんですね。
新見妹「そう言えば、総裁や社長の他にもあっちからこっちに来たの居たっけ?」
ユウ「うん。アルム君とヘルガの事だね。二人と違って記憶喪失みたいだけど」
ブラックマン「記憶が無い異邦人ながらそれでも見知らぬ地で、
すんなりと会話が出来ると言う事で、言語が同じである事は明白な様ですな。
日本とアルダは、密かにではあれど長きに渡り何らかの交流があったのやも知れませんな」
だからこそ、互いの世界で行き来が可能…なのでしょうか?
ただ、今はそれが自由になる術は失われている様ですが…。

>>513
新見妹「言われてみたらクラゲン共々見かけないねー、ここんトコ」
…我々にも何も言わず姿を消してしまわれましたからね。何かあったのでしょうか?
ユウ「単に元々の本拠のあの塔に帰っちゃっただけじゃないの? ふと帰りたくなった、とかで」

515 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/06/21(Tue) 02:08
ルキが生き返ったんだってな!?おっし、これからはバンバン死にまくれるな!!

516 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/06/21(Tue) 08:00
錬金王「やあ、久方ぶりだね諸君」
クラゲン「みんな、お久しぶり〜!」
錬金王「実はここ半月程調子が優れなくてね…」
クラゲン「それで、大事を取って錬金王様は塔に戻って静養されていたんだ…」
錬金王「今の今まで連絡も満足に出来なくて済まなかったね」

新見課長 ◆9RJ/YOMI(>>508
錬金王「紅い娘の方は、命尽きるその時まで報われぬ事を知りつつも、
ただひたすら久世戸を慕い、採掘に勤しむ探行士諸君を手に掛け続けていたそうだしね…」
クラゲン「ほんとに死んじゃう寸前でもうダメだって思って、
そこで一気に恨みが出てきちゃった感じだから…あんなになっちゃったのかも」
錬金王「君の友人の方も、図らずも同じ体で共に在る事になった彼女に引き摺られて、
元々自分を支配していた絶望が、それを与え続けた久世戸への怒りに転じたのかも知れないな」

錬金王「まあ何よりも心情的にも現実的にも、君達は久世戸を倒さぬ限り先には決して進めまい。
僕らからはしてやれる事は生憎と何も無いが、改めて君達の今後に幸あらん事を願うよ」
クラゲン「久世戸様のせいで色々と大変な事になってるみたいだけど、頑張ってね!」

>>509-510>>512
錬金王「そこが実に不思議なんだが、言葉だけは普通に通じるのだな」
クラゲン「こっちもアルダも、元々何の関係も無かったはずなのに…どうしてだろ?
でも、流石に使ってる文字は全然違うんだよね…。こっちもさっぱり意味わかんないんだけど」
錬金王「それ故に、黄泉内部でのアルダで使われている文字の解読の為に、
久世戸は“黄日辞典”などと言う代物を作り上げたのだろうけどね」
クラゲン「こっちは知らない文字の翻訳の為のだから、作るのは大変だったと思う…」

>>513
錬金王「ああ、その事なんだけれど…」
クラゲン「急に錬金王様のお体の具合が悪くなっちゃって…それで、
原因もわからないから一旦僕らが住んでた塔に戻って、色々と治療の為に手を尽くしていたんだ」
錬金王「アルゲンの循環の問題とか、居る場所のアルゲン濃度の問題で不調を起こしたかと思ってね、
それで元々居た塔の頂層にて以前の様に微動だにせず眠りに就いていたら、少し調子が戻り始めたからね…」
クラゲン「完治するまでじっと待ってた…って事なんだって!」
錬金王「僕自身に何か急な危機が訪れた、とかでは無いからそこは安心してくれ給え」

>>515
クラゲン「た、確かにルキさんが帰って来たから“再生の加護”も戻ったみたいだけど…」
錬金王「そもそも彼女在っての恩恵だから、またぞろ彼女の身に何かあれば失われるは確実だし、
そうでなくとも久世戸が本格的に動き始めた以上、今後何が起こるかは全くの未知数だ」
クラゲン「だから、あんまり無茶しない方がいいと思うよ…?」

517 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/06/26(Sun) 19:05
今だったらネコ耳は萌えの一環だけど昭和の時代じゃ化け物扱いだろうから社長も必死で耳隠してたんだろな、きっと

518 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/06/28(Tue) 16:16
>>517
クラゲン「もえ…?なぁに、それ?」
錬金王「意味としては植物の発芽の事を指す様だが、
どうもその話のニュアンス的には全く違う意味合いがある様だね」
クラゲン「化け物扱いとは逆っぽい感じだから、いい意味なのは間違いないでしょうけど…」
錬金王「恐らくはそうだろう。それと、だ…そもそも“昭和”と言うのは今僕らが居るこの時のこの国での元号だった筈だね。
それを過去の様に言う辺り、君はもしかすると…」
クラゲン「ええ!?まさか、未来から来た人なの!?ねえ、どうなの!?」

519 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/07/02(Sat) 20:20
錬金王殿とクラゲン君(>>516
そうでしたか…。何はともあれ、無事で何よりです。
原因が判明し切っていない以上、無理はなさらない方が良いでしょう。
ユウ「総裁にしょうもない仕込みとかされてたんじゃなくて良かったわねぇ」
ブラックマン「総裁の仕込みと言えば、今は黄泉各所のチノワゲートから、
黄泉族の大量発生が頻繁に起こっているのは、間違い無くそれでしょうな」
神崎「我々への再度の宣戦布告と新世界創造の宣言の直後の事件ですからね。
アレは確実に総裁の仕業だと見て良いでしょう」
今はこちらのゲートでは発生していませんが、一応は警戒された方が良いですね…。

>>515
ユウ「いやいやいやいや、その理屈はおかしいから!」
寿人神父「『死ねば終わり』とはならなくなっただけで、
命を落とす時の苦痛が無くなる訳ではありませんからね…」
…そう言う事ですし、命を顧みない無謀は御遠慮願います。
それに、死を軽んじる真似が出来るのは飽くまでもここだけの話である事をお忘れ無き様…。
外界でまでそれが通用する事が無い以上、そんな感覚が慣れになってしまうと、
後々あらゆる意味で支障をきたす事にもなりかねませんし。

>>517
彩千夏准尉「…む。聞き慣れん単語に表現だが、
一応は褒めるとか肯定的表現の類の物であると思っていい、のか…?
そこはかとなく邪な意思も感じるが」
神崎「実際に獣の耳や尾を持つ異形が存在しますからね、日輪アビスには。
稀に外へ出て暴れる個体も現れますし、そこから情報や噂が流れている事も考えれば、
社長のその容姿では警戒されてしまうのも止む無し、でしょう」
ブラックマン「日本古来の妖怪にも化け猫が居りますからな…」
それ故に実際にこちら側に来て間も無い頃には、そう言った理由で追われる事も多々あったのでしょうね…。
その辺りについては社長から聞いた訳ではありませんので、何とも言えませんが。

520 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/03(Sun) 23:44
なんかアルダにも関わりあるどこぞの妖精の国で聞いた話じゃ
神々は元は一つだったのがいつの間にか3つに分かれただけらしいから
神々が統一神とやらになるのは融合させられたんじゃなくて元に戻っただけって事じゃないの?

521 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/04(Mon) 03:45
今更だけど総裁には魅了の力があんだから
黄泉がらみのややこしい事するよか
日本手始めに各国首脳を操り人形にして世界征服すればよかったんじゃねーの?
その方が何かと色々と楽っしょ?

522 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/07/04(Mon) 05:05
新見課長 ◆9RJ/YOMI(>>519
錬金王「いや、こちらこそ余計な気を遣わせて済まないね…。
なに、言うほど大事でも無さそうだし、アルゲンの摂取さえ怠らねば問題は無さそうだ」
クラゲン「僕や錬金王様よりは、ルキさんやみんなが何されてるか心配…。
だって、久世戸様の言ってる事からしたら、ルキさんの復活でさえ仕組まれてたっぽいし、
せっかくみんなで頑張った事なのに、またすぐひっくり返されそうで怖い…」
錬金王「大筋はそうかも知れないが、例のかつての鬼子の侍たる彼女に、
今は君達と行動を共にする黄泉学者と言う不確定分子も居るんだ。
彼らが巡らせている謀が、久世戸の計画に一矢報いる原動力になり得るんじゃないかと僕は思う。…根拠は無いがね」

>>520
錬金王「“妖精国”と言えば…“ティル・ナ・バルク”だろうね。
しかし、その様な伝承があるとは聞いた事は無いが…僕の中に今ある記憶の中では、だが」
クラゲン「でも、それじゃああのアルダーは本来の姿だ、って事になっちゃって…」
錬金王「いや、どうだろう…。神々の姿や存在だけの話ならばまだしも、
あらゆる民や生命の姿に在り方までもが一様に変わり果ててしまうなど…腑に落ちん。
それに、アルダにその様な伝承が無い以上は…やはり、そう易々と信じられる話ではないな」

>>521
錬金王「いいや、久世戸の目的は飽くまでも“本来のアルダを取り戻す”事だからね…。
如何に支配にとって有用な手段を持ち、それが赤子の手を捻るが如き些事であろうとも、
本来の目的の為の過程や手段の一つでしか無い以上、そこまではしないだけの話なのさ」
クラゲン「でも、確かに何もかも征服してからの方が色々とやり易くはなったのかも…」
錬金王「やも知れんが、支配の拡大を要するまでの事では無かったのかもな。
だからこそ、ここ日本の黄泉区を手中に収めるに留めたんだろう。
何より、“どの道壊して創り変える世界”ならば、支配する事になどさしたる意味も無いんだろうさ」

523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/07(Thu) 10:48
今日は七夕ですよー。皆さんの願い事は何ですかー?
こっちの笹に釣ってる短冊に書いていってね!

524 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/07/07(Thu) 13:14
>>523
錬金王「七夕…かい?聞き覚えは全く無い筈の名だが、
何故だか懐かしく感じるのは僕が元はこの世界の人であるが故、なのか…」
クラゲン「願い事を?この小さな細い紙に書けばいいの?
…う〜ん。小さくて薄いから、全部書けるのかな…?」
錬金王「願いと言っても、今の僕にはさして望む事も無い位には今に満足して謳歌出来ているし、
それならば新見君や君達の息災でも祈っておく事としようか」
クラゲン「僕はいつか人間になりたいからそれにしよっ!…あ、でもアルダ語でも大丈夫かな?」

525 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/07/07(Thu) 22:15
錬金王殿とクラゲン君(>>522
今までが今まで、ですからね。しかし、何があろうともう今更止まれない。
彩千夏准尉「総裁が創世と破壊の為とやらの手始めとして、
この黄泉族大量発生を起こしているのであれば、最早一刻の猶予も無いな」
ユウ「少なくとも『魅了の力』への対策はバッチシだって社長、言ってたからね」
その為の準備が整ったそうですし、今から社長の所へ行く所なのですよ。
さて、社長は何を用意している事やら…。

>>520
新見妹「え?そーなの?」
全くの第三者である我々には何とも言えないのですが、
自ら望んでそうなったと言う風でも無さそうですし、
何となく「元に戻る」と言うのは違う気がするのですが…どうなのでしょうね。
ユウ「ま、元に戻ったかどうかってのは兎も角として、
その融合の結果がイマイチいい結果になってなさそうなのは確かだよねぇ」

>>521
まあ、普通は誰でもそう思いますよね…。
寿人神父「錬金王さんの仰る通り、それが総裁の目的では無かったからこそ、
必要以上にその魅了を活用しての支配には乗り出さなかったのかも…」
ブラックマン「むしろ、徒に支配を拡大してもその分管理が面倒になりますからな。
それが終の目的で無いのならば、尚の事余計な事には時間も労力も使わん物でしょう」

>>523
ブラックマン「ふむ、もうその様な時期でしたか。
本当に時の経つのは早い物だなと思わされてしまいますな…」
新見妹「そもそも日の届かない地下みたいなトコでずーっと居るんだもんね。
カレンダーとか時計なかったらそれすらもわかんなくなってそーだよ」
彩千夏准尉「多忙な独り身が長いと色々と忘れがちだな、こう言うのは。
まあ、こう言った気休めもたまには良いか。」
そう、ですね…。では、我々も頂きましょう。さて、何を書いた物かな…。

526 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/10(Sun) 11:11
ピュアリーモンスターって知ってる?

527 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/12(Tue) 14:20
課長や錬金王達はアルダとかの異世界行ってみたいか?

528 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/07/13(Wed) 21:26
>>526
いえ、初耳ですね。何でしょう、それは…。
ブラックマン「何かの名前、ですかな?
響きとしては『純粋な魔物』とでも言った所ですかな?」
魔物…と言う事は、黄泉族なんでしょうか?

>>527
興味が無い、と言えば嘘にはなりますが…。
新見妹「子供だったら『ロボット乗ってみたい』だとか、
『剣や魔法使ってカッコよく戦ってみたい』とかはありそーだけどねー」
実際に異世界を再現したらしい物がコレじゃな…。
それに、確実に戻れる保障が無いのならちょっと…な。
彩千夏准尉「ああ。この様な現実が待つとなると、進んで行こうと言う気にはなれん」

529 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/07/17(Sun) 15:15
新見課長 ◆9RJ/YOMI(>>525
錬金王「ふむ、どうやら彼女も本格的に動き出したか」
クラゲン「社長さん、何をする気なんだろ…?」
錬金王「魅了への対策…らしいが、あの力を弾くか中和する術でも用意したんじゃないかな?」
クラゲン「そう言えば、アルダで戦っていた時は、
久世戸様の魅了の力は社長さんには効かなかった…って聞きましたけど?」
錬金王「ならば、その要因を新見君達にも付与するんだろうな…恐らくは」
クラゲン「でも、何をするかはさっぱり見当つきませんよね…」

>>526
錬金王「いや、それは僕らも今初めて聞く名前だがね」
クラゲン「全然知らないなぁ。ねえねえ、それってなぁに?」

>>527
錬金王「植えつけられた記憶の中では、むしろあちらが僕の故郷だがね」
クラゲン「僕もアルダの事は知ってるけど、実際は錬金王様と同じでこっち側の生まれだから、
ホントにその通りの世界なのかちょびっと気になるし、確かめには行きたいかも!」
錬金王「しかし、この黄泉内で再現された姿が向こうの事実であるならば、
行っても胸糞悪い思いをするばかりか、場合によっては即命の危機に晒されかねない…か」
クラゲン「やっぱりホントの故郷はこっちだし、向こうが危ないところだったら困るから、
あんまり行きたくはない…のかなぁ?うーん、よくわかんないや!」

530 名前:新見課長 ◆9RJ/YOMI 投稿日:2022/07/23(Sat) 23:00
錬金王殿とクラゲン君(>>529
ええ、その通りですよ。灰十字さんに依頼して作って頂いた薬品ですが…。
ユウ「ワクチンってか予防接種みたいな感じだったわねぇ…。
名前は確か『抗魅了薬』ってまんまなのだったけどさ」
新見妹「てか臨床実験もしてない突貫作業で作ったって言うのに、
副作用で脳が溶けちゃう可能性あるとか、ちょっと待てー!! …って思わずツッコんじゃったわー」
薬品だからこそ何らかの副作用は付き物なんだろうけど、
流石に摂取直前に社長にさらっと言い放たれた時は、血の気が引いたよな…。


531 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/28(Thu) 11:07
そういや黄泉ってアメリカやソ連にもあるらしいけど
同じ黄泉なんだし黄泉同士で実は繋がってる・・・とかはないの?

532 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/30(Sat) 21:45
どうでもいいけど高確率で死ぬとか廃人になるって展開、大抵は何事もなく話進むんだよなw

533 名前:不死身の錬金王&クラゲン ◆W6/GoldM 投稿日:2022/07/31(Sun) 04:44
新見課長 ◆9RJ/YOMI(>>530
錬金王「予防接種、か…。確かそれは、
“注射器”なる物を使って薬剤を血管に直接流し込んで体内を巡らせる手法…だったね」
クラゲン「アルダではなかったやり方だよね、それって」
錬金王「経口摂取よりも更なる効果を期待出来るそうだが、
その様な危険極まりない副作用のある薬剤となると…一体何が原材料なのだろうね?」
クラゲン「当たり前に死んじゃうなら、きっとすごい毒物…なのかなぁ?
課長さん達は何か聞いてたりしないの?」

>>531
錬金王「確かその様な話は、新見君達探行士諸君や、
ここのキャンプに留まっている関係者達から聞いてはいたっけな」
クラゲン「そっちの“黄泉”はここにあるのと中身はあまり変わりはないんだって。
だけど、違う国の離れた場所にあるからだと思うけど…流石に繋がってるとかはないみたい」
錬金王「各々を繋ぐ転移領域の様な物も現時点では発見されていないそうだ」

>>532
クラゲン「あ、知ってる!それって、英雄物語や冒険譚のお約束みたいなので、“ご都合主義”って言うんでしょ?」
錬金王「おっと、そこまでだ。言いたい事はよくわかるが、それ以上はいけない。
まあ、そもそもその異常な低確率数値が出る根拠自体が不明である場合が殆どであるのを考慮すれば、
実際は敢えて絶望を濃く見せる事で当事者達を奮起させる意図でもあるんだろう」
クラゲン「事前の心配事なんて少ない方が断然いいと思うんだけどなぁ…」

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