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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐

1 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/11/12(Sat) 19:35
深まりゆく秋、空は高く空気は澄み渡り、時に寒さに身を縮めますが、小春日和の陽光が身を包むときは殊の外心が安らぐ季節でございますね
木々より舞い落ち道を色づかせた枯れ葉を掃くときは、情緒を我が身で感じること一入でございます

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
この度、ここに新館ノ弐を立てさせていただきました
何卒よろしくお願いいたします

(前スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&ls=50


以下、お願い申し上げます

壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。

弐.わたくしとわたくしの家族、ご近所、友人の方がお話をするスレッドでございます。
世間話などしに来ていただけたら嬉しゅうございます 。

参.キャラハン(吸血鬼関連もしくは場に合わせたオリジナルキャラクター)もご参加いただいてけっこうでございます。
SF系の方はご遠慮願います。
 キャラハンを続けてくださる方は、初お目見えの際に、大まかでけっこうですので自己紹介くださいませ。
名前「     」
性別「     」
容姿「     」
服装「     」
備考「     」

わたくしにつきましては、以下の通りでございます

名前「アーチェロ・カルミーニオ」
性別「女性」
容姿「銀髪に長い髪の、日本で申します普通の『外人』でございます
   年の頃は17歳、人間で申せばそれくらいの外見でございましょう」
服装「和装が好きで、学校へ参るとき以外はいつもほぼ来ております
今は桜の花柄が気に入っております
   学校の制服はワインカラーを基調としたブレザーです」
備考「吸血鬼でございます
   ただし、人の血を常食とせずとも生きながらえられますのでご安心を」

また、トリップをお付けくださいますようお願いいたします。

四.基本『日常系』とさせていただきます。
 バトルは、日常の中の点描の範囲内にとどめ、引っ張ることの無きようお願いいたします。

五.誹謗中傷、過度に攻撃的なご発言、セクハラ等はご遠慮ください。

六.荒らしと思われる発言は無視なさってください。

七.同じ質問や話題の繰り返し、単なる個人的な事情の呟き、意味不明の発言等はお控え下さい。

八.キャラハンであるか否かを問わず、ゲストの方同士の過度な交流(クロストーク)はお控えください。

九.他の方の話題や質問に乗るのもお控え下さい。

十.10ちゃっとの規約を破る行為は厳にお慎み下さい。

十一. お約束事は、必要に応じて随時追加させていただきます。

ご質問に答えにくい場合や記憶違いもあるかもしれませんが、それにつきましてはご容赦ください。

いろいろとお願い申し上げましたが、基本的に前スレと同じのんびりと参れましたら幸いに存じます

何卒よろしくお願い申し上げます。

280 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/01(Wed) 20:33
本では無いけれど、ホームズを現代にアレンジした、カンバーバッジ主演のシャーロックは面白かったな
映像化されると主人公の並外れた頭脳の世界がよくわかる
日本の名探偵明智小五郎と少年探偵団を現代版にしたらどうなるんだろう

281 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/03(Fri) 10:56
>>265-266 アーチェロお嬢様

>ええ、わたくしが物心つきました頃はもはや父も当主として城館の内外でやるべきことがあるため、前線に立つことはなかったのですが、かつての父を知る者の話では、実に雄姿並ぶ者なく、且つ一場の芝居を見るが如き麗姿を以て、同族の女性を惹きつけたとか

そうだったのですか。お嬢様が物心つきました頃は旦那様も一族の治世と教会や人間との折衝に
御力を尽くされていたのですね。
その頃も完全に一族と人間との争いが無くなっていたわけではないと思いますが…。
お嬢様が物心ついた頃に旦那様が第一線から身を引かれていた事はある意味幸運だったと思います。

>様々な戦闘のための技を教えられはしましたが、家族は誰もわたくしに
『戦場に立て。』
とは申しませんでしたわ

これまでの一族の歴史を踏まえれば、己の身を守るために戦の術を身に付けておくのは必然と言えましょう。
ですが…誰もお嬢様に戦いを強制されなかったという事は、望む望まないに関わらず
これまでの一族の方と同様に血に塗れた道を歩んでほしくない…。
そのように思っていたのではないでしょうか。

それと…メイド長さんのお話を聞く限りではありますが御家族やお嬢様に身近に関わる方々は
決してお嬢様に人間を「敵視」するような事や価値観を吹き込む事はなさらなかったと思います。

全てが平穏無事な時代では無かったとしても…良き家族や家人に恵まれておりましたね。
だからこそ…私もこうして御傍にいられるのですね。(微笑)

>母の話によりますと、その画家は今に伝わる名を成された方なのですよ
お名前は、ジョルジョ・バルバレッリ・ダ・カステルフランコ(Giorgio Barbarelli da Castelfranco)、一般には単にジョルジョーネ(Giorgione)と呼ばれているようですね
生年は1477,8年頃、没年は1510年、西洋絵画の歴史の中でも謎の多い画家とされておりまして、確実にこの方の作品とされているのはわずか6点だそうです

まあ…残念な事に奥様にも認められた海外の才をお持ちでありながら早世されてしまったのですね。
もっと長く世に留まっていられたら、現代に知られた偉大な芸術家達とも肩をならべられたかも知れませんね…。

>『それは、わたくしが囲っていた時期が長かったからよぉ。
 彼の作品もまだわたくしの手元にあって独り占めしているのが多いのよぉ。
 え?『優れた美術品は、世に広く公開すべきだ。』?
 だってぇ、あれらは彼がわたくしに贈ってくれた作品だものぉ。
 手放したりしたら、彼に悪いでしょぉ。』

うふふ…お気持ちは私にも分かりますね。
一人の画家が、一人の女性の為に筆を取り、描き上げてくれた数々の絵画…。
そして何より、己がその才能を見出した者のものとなれば一人占めしたくなってしまうのも無理はありませんね。

…確かに表の世界に出れば、ジョルジョーネ氏の生涯や絵画史を更に解き明かす重要な史料となられるでしょう。
ですが、それらは今はあくまでも奥様の大切な思い出の品なのですから御無理は言えませんね。

…ただ、当時の歴史と芸術を解き明かす為の史料として役立てられるのでしたら世に出る事を私も歓迎致しますが、
「お宝」扱いで欲望に目をぎらつかせた人々の前に晒されるのは私も我慢なりませんね。
…飄々となさっているかのようで、実は誰よりも物事の本質を見据えているであろう奥様の事ですから、
大切な思い出を汚されたくないという思いもあるのではないでしょうか?

>…日本の小樽市にもヴェネツィアの文化を紹介してくださっている美術館があると伺っています
その一品だけでも、あちらに寄贈してくださらないか、と思いますわね
日本とイタリアの文化交流は、母にとりましても望むところかと思うのですけれど…

北一ヴェネツィア美術館…というのですね?
まあ!本当に綺麗な美術館ですね。
成程…ヴェネツィアのグラッシィ宮殿をモデルにしているのですか。

貴族の生活様式や数々のガラスの芸術品…。
思わず見惚れてしまいそうな展示品に溢れていますね。
衣装文化体験コーナーでは、イタリアの貴族の衣装を着ての記念撮影も可能なのですね。

あ、そういえば他種族間交流法の施行されている街の人魚のお姫様は
水族館でのパスをお持ちでしたが、もしかしたらお嬢様も?

282 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/03(Fri) 11:19
>>アーチェロお嬢様

さてと…今日は桃の節句。日本の雛祭りの日ですね。
日頃頑張って下さっている三姉妹さんの為にも、今日は腕を振わせて頂きます。
(ちょっとガッツポーズしてます♪)

では居間に…壁掛け雛人形(三段)を御用意致しました。
お雛様達も飾りも、全て折り紙で作ってみました。
これなら場所も取りませんし、雛祭りの気分を味わえると思います。

うふふ…実はこれ、母が昔作ってくれた時のものを参考にしているんですよ。
そして今は、私が作る立場になったのですから不思議なものですね。
それに、こういうものは地域の子ども達との触れ合いの場でも喜ばれますから。

さてと…白酒、雛あられなどはきちんと買ってありますし…。
では、雛祭りメニューのお披露目と参りましょう。

・ちらし寿司
・一口サイズのロールケーキ風ちらし寿司

メインのちらし寿司と一緒に、スイーツ風のちらし寿司も御用意してみました。
こういう可愛い雰囲気のものは、きっと三姉妹さんにも気に入って頂けると思いまして。

・エビのあられ揚げ
・鮭とパルミジャーノの粕汁
・ポテトサラダの雛人形
・三色菱形餅風ミルクレープ

白酒の酒粕を、粕汁に使ってみました。ちょっと洋風にアレンジするのもあの子達に喜んでもらえると思いまして。
ポテトサラダの雛人形の顔には、鶉の卵を使っています。
小さい鶉の卵は、こういう飾り付け風のお料理に便利ですね。
スイーツは菱形餅の形を参考にした、ミルクレープにしてみました。

それでは三姉妹さん…準備が出来ました。
お嬢様もレイナさんも、居間でお待ちですよ。
三姉妹さんの健やかな成長をお祈りして、日本の雛祭りを楽しんで下さいね。(微笑)

283 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/03(Fri) 20:13
>>267

ええ…私も知っています。
確かラミア、ハーピー、ケンタウロスの女性のそれぞれのお母様が来訪されたんでしたね?
それぞれの種族が抱える事情が、改めて分かるお話だったと思いますね。

…中でもラミアの女性のお母様が、一番積極的だったような…。(汗)
でも、目出度くあの男性とラミアの女性との間に無事お子さんが生まれましたら、
それは本当に幸せそうな御顔をなさるでしょうね…。(微笑)

お嬢様の話題に戻りますけど、もし奥様が来訪されましたら
当屋敷に滞在なさっている間は色々と騒がしくも楽しい日々になると思いますね。

親子水入らずで、商店街で仲良くお買い物をなさっている姿を想像すると、心が和んで参ります。(微笑)

ただ、少々奥様は悪戯好きでもあらせられるようですからどんな騒動が起きてしまうやら…。(汗)
でも、近所の皆様が楽しい話題として暫く噂されるような展開になるのは間違いないと思いますね。

>>269 アーチェロお嬢様

>ああ、そういえば、まだ申しておりませんでしたね
彼女の名前は『ピャンティーナ』でございます

『ピャンティーナ』さんというのですね?
このお屋敷よりも更に広い、故国イタリアのお屋敷の御庭の園芸を任されている方でしたら
きっと園芸や植物に関する知識も技能も並々ものをお持ちなのでしょうね。

…恐らくは今も尚、日々のお仕事と共にお嬢様の為の青い薔薇を咲かせようと日々頑張っておられる事でしょう。

>…そうそう、彼女はエディブルフラワー…食用花も栽培しておりましたわ
スナップドラゴン、ベルローズ、デンファレ…、まだまだいろいろあったかと存じます

エディブルフラワーに関しましては、私もまだ未経験なのですよ。
お料理の仕方やそれらに関する知識も、一度ご教授願いたいですね。

>わたくしも最近は何度か故郷に宛てて手紙を書いて参りました
両親と、そしてメイド長に…
日本での近況のいろいろをしたためておりますわ

電子メールは…、わたくし、城館のメールアドレスというものを存じないので使うことが出来ないのですよ

はい、やはり親しい方へお気持ちを伝えるには手書きのお手紙が一番良いものですね。
私も小用等でしたらメールを使いますが、 やはり季節の挨拶やお礼などを述べさせて頂く際には
きちんと手書きのお手紙を送らせて頂いております。

両親の時代に比べてお手紙に関しても色々と便利な時代になった事は実感しておりますが、
やはり手書きのお手紙に勝るものはありません。
一筆一筆、字に想いを込めて書きあげて、それを読んで頂く事は嬉しいものですよね。
きちんとお気持ちが伝わったかを想像したりして、またお会いしたいという気持ちが込み上げてくるんです。

…そして逆に、自分が受け取った時も嬉しさは一入ですね。

>柚葉さんやレイナさん、三姉妹とどのよう過ごしてまいったか、特にメイド長は直接知らない柚葉さんのことは、なるたけ詳しく…
わたくしが如何に助けられ、励まされ、楽しい日々を送らせてもらっているか、書き送っております

まあ………。(照)
でしたら、次にまたお嬢様がお手紙を書く時にはより楽しくて素敵な思い出を書き綴る事ができるよう
お屋敷でのお仕事により精進して参りますね。

284 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/03(Fri) 20:39
>>270 アーチェロお嬢様

>桜の季節…間もなくでございますわね
商店街へと続く川べりの桜並木、わたくしの学校に植えられた桜の木々…
どちらなりとお連れいたしますわ

この街の桜の名所は、何処も素敵ですね…。
昨年はまだお嬢様とこのお屋敷で暮らし始めたばかりで、ゆっくりと共に参る事が出来ませんでしたから
今年はこのお屋敷の皆様と御一緒したいですね。

そして、夜桜をお嬢様と共に…。
うふふ…楽しみで表情が綻んでしまいますね。(微笑)

>はい、いずれはお母様と同じように柚葉さんが素敵な旦那様を持たれ、可愛い御子を持たれて…、その時もまたわたくしはどこまでも、いただきました赤い糸の導くままに貴女と貴女の愛する方たちの守護の誠を尽くさせていただきとうございます

はい…私の次は私の子どもが成長して…。
そしてお嬢様に再びお仕えして、素敵な思い出を紡いでいく事が出来たら…。
今こうして結ばれている赤い糸を新たに結び…受け継ぎ…時の流れと共に
新たな思い出を手織ることを続けていけたらと思うと、素敵ですね。

>もう少し、翼を出していても宜しいでしょう?
そして、この翼で柚葉さんを…抱きしめさせてくださいませ…

…………。
(目を閉じて、お嬢様の温もりにその身を任せています。)

(この温もり…決して手放したくありません…。今も、そして、これから先も…。
私に翼は無くとも、共に何処までも飛んでいきたい…。
出来れば、終の時まで…。)


285 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/03(Fri) 22:12
>>262

(sage様)

…あまり聞きなれないお名前でございますね
『サゲ』とお読みするのかしら?
そうしますと、『堤』あるいは『提』でしょうか…

あるいは、英語でございますか?
『賢人』あるいは『賢人ぶった人』、もしかするとセージ…サルビアかもしれまんわね

ミステリーのことは詳しくありませんが、『怪人二十面相』を嚆矢とする少年探偵団シリーズはとても人気があるようですね
我が家の書棚にもいくつかございますよ
青空文庫という日本のサイトにも、江戸川乱歩様の作品がたくさん収録されているようですね
興味がおありでしたらお読みになると宜しいかと存じます

ですが、子ども向けの文庫には、子どもたちを惹きつける挿絵がふんだんに絵が描かれていますから、読者は知らず知らずそこに描かれた闇に溶け込むような回答を追う少年たちに我が身を重ねて、さらなる想像力を掻き立てるのでしょう
子どもたちを本の世界に導く案内人とも申せます絵師の方々にも感謝申し上げたいですわ

…ところで、一言付言いたしますが、>>1でのお約束、ご遵守のほど宜しくお願いいたします

『壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。』


>>267

ええ、わたくしもそのようなお話、伺っておりますわ
本当に、あのホストの方の女性関係に纏わるエピソードは、毎回大変耳目を引いておりますね

同居人…そして将来の伴侶候補の女性だけでも賑やかですのに、そのお母様方も負けず劣らず積極的にその問題に関わっていかれて、そのたびに大騒動になってしまって…
ですが、その都度ホストの方は、誠実に娘さん方のために獅子奮迅のご活躍だそうで、それでお母様方の信頼がより増しますのも道理と申すものでしょう

だからと申して、自らホストの方の寝所に忍んでいかれるのは如何なものかと思いますが…

あのファミリーに限らず、人間と異種族の方のカップルのところに、やはり個性的なお母様がご来訪になって小波を立てていかれる、なんてお話がときどき聞こえてまいりますわ

とある人間の女性のところに現れた男性は、その正体は未確認で
ですが、許嫁となられたその女性にやがて芽生えた恋心は進行形
そして、田舎より様子を見に来られた男性のお母様は、実に愛らしく、かつ人とは隔絶した俊敏さで人家の屋根を跳躍なさっていたとか

…確かにわたくしの母も積極的で行動派でございます
家で娘のわたくしのところにも、そのうちヒョイと訪ねて来られても不思議ではございません
何か厄介ごとを御持ち込みにならないと宜しいのですが…


286 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/03(Fri) 22:17
訂正でございます

>ですが、子ども向けの文庫には、子どもたちを惹きつける挿絵がふんだんに絵が描かれていますから、読者は知らず知らずそこに描かれた闇に溶け込むような回答を追う少年たちに〜

×回答
○怪盗


>家で娘のわたくしのところにも、そのうちヒョイと訪ねて来られても不思議ではございません

×家で娘
○家出娘

失礼いたしました


287 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/03(Fri) 22:40
すまぬ、拙者、未熟者故sageようとして名前欄に入力してしまったでござる
侍として末代までの失態、かくなる上はジャパニーズハラキリショー披露するでござる
心配はいらぬ、手品用のカタナソードでござるよ



288 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/04(Sat) 09:45
>>273(柚葉さん)

>私も着物や浴衣を召す時は、お嬢様のアドバイスを頂く程なのですよ。
>…日本人としては、少々お恥ずかしい話ですが。

いえいえ、それは…
わたくしの方こそお恥ずかしい限りでございます
柚葉さんに対して、口幅ったいことを申し上げてしまったかも知れませんわ

故郷に居りました時から、和装をした女性の画集や写真集を濫読して、あげく母に頼み込んで、着付けの先生まで呼んでもらって…
いずれ日本に参りたいと夢想しておりましたので、訪日してから日本の方に嗤われないようにお勉強したつもりですが、所詮付け焼刃、遠く離れた場所でのこととて好みも偏りがございますのに…

翻りまして、柚葉さんの故郷は日本の伝統今なお保たれた場所とのこと、お母様はお着物を着こなされて間然とするところない…と
そのご麗姿を間近にご覧になっていた柚葉さんにかれこれ助言めいたことを申すのは、所謂『お釈迦様』に説法ではございましょうが…

なんと申しましょうか、柚葉さんがお着物を召される、そう思いますと自分でも意想外なほどにあれこれとお美しい和装のお姿が想像されてしまうのです
そういたしますと、口をついて出る言葉を留めることが出来なくなってしまうのですわ

…と、あらあら申し訳ございません
柚葉さんも、着物ギャラリー店の方もあっけに取られてしまわれましたわね
またお喋りが過ぎてしまいますた…

あの〜、お店の方、こちらの柚葉さんも一緒に来てもらって宜しゅうございましょう?
和装はわたくし如きさえも召しますのを拒まない、ということをお客様に知っていただくと共に、モデルに依りましては更なる高みの美を降臨させる、そう納得していただける、その適任の方が彼女だと、お奨めいたしたいのですよ

(終了後)
>…私までモデルの依頼をされてしまうとは、予想外でしたね。(汗)

いえいえいえ…
本当に美しい、お客様を魅了される写真モデルの方がいらっしゃったら、依頼しないわけがございませんでしょう

>でもお嬢様、いつにも増して、お綺麗でしたよ。
>着物の名称は「雪華」でしたか…。

はい…、わたくしももうすっかり気に入ってしまいまして
だって、ずっと憧れていたのですよ
こんこんと降る粉雪舞う中を、紅い和傘をさして散策する、そんなひと時を
鈴木春信の『雪中相合傘』、川瀬巴水の『社頭の雪(日枝神社)』…
あの美しい世界に我が身を置いてみたいと思っておりましたから
あのお着物を召していますと、恰もそれを為しているかのような心地がいたしましたわ…

そして、柚葉さんのお着物の『雪の下』も大変美しくて、柚葉さんにとてもよく似合っていらっしゃっいましたわ
『雪華』と合わせられたのですわね
雪の下…本来白が基調の可憐なあの花を、色とりどりに数多く描いていたのも大層素敵でしたが、同時に平安時代の襲?(かさね)?の色目の『雪の下紅梅』にかけて、地の色を白から紅へと鮮やかなグラデーションを描いて染めておられたあの絶妙の配色にも目を奪われましたわ…

ユキノシタの花言葉は『深い愛情』『博愛』…、こちらも柚葉さんのお心を感じての選択だったのかも知れませんわね

早くお写真を見たいですわね
でも大勢のお客様がそれをご覧になるかと思いますと…、やっぱり恥ずかしゅうございますわ


289 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/04(Sat) 14:21
>>275(柚葉さん)

>どの絵も素敵で、見る者を魅了する魅力に溢れている事と思いますね。
>…ただ、上記の2つまではともかく、3つ目はお嬢様の心情的に目の前に飾られていたら
>駆け足になってしまうのも無理は無いかも知れませんね。(汗)

ああ、もうなんと申したらよいのやら…
お褒めくださって有難いのですが、恥ずかしさがまた甦ってまいりますわ
自分の描かれた絵をお客様がご覧になる時の決まりの悪いことと申したら…

>…私個人としては、ドキドキしながらも見てしまいたいですが。
>やだ…お嬢様の心情を理解していながらも、私ったらはしたない…。(汗汗)

城館にいらしていただくその日が参りましたら、実際見ていただく仕儀と相成りましょうが
わたくしとしては、素知らぬ顔で廊下を素通りしてくださった方がありがたいかも…ですわ
尤も、きっと母がお声をかけて、ご覧になるように声高に勧める気がいたしますけれど

灯様のような方でしたら、誰に言われずとも、肖像画をじっっっくり観賞したり、写真に撮ったりなさるところでしょうね

ですが、柚葉さんも注意なさった方が宜しいかと存じますわ
母はきっと、柚葉さんのこともモデルになさろうとすると思いますから

>あわわわ、それは例のシーボルト氏の事件の様に国を揺るがしかねない大事件に…。
>奥様も最終的には流石に断念されたようですね…。

ええ、母としては絵師の方の将来を奪うような真似は出来ませんでしたから
彼のシーボルト氏の事件でも、シーボルト様ご本人は国外退去で済みましたが、禁制品の地図を彼に渡した日本の方は、痛ましくも獄死なさったそうですわね
また、日本人のご家族とも長らく別れ別れになってしまいましたし…
娘の楠本イネ様は、幕末のヒロインとして様々なメディアで取り上げられていると三女ちゃんが申しておりましたが、
さぞや波乱の多いご生涯だったことを思えば、シーボルト様のご所業にもより慎重さがあって欲しかったと存じますね

ご一新の後も、母は浮世絵師を連れてまいることを望んでいましたが、わたくしが
『長の船旅をしていただくのはご迷惑でしょう。』
と言って何とか断念していただきました

…ただ、比較的最近では森田春代という方の絵を非常に気に入り、かなり本気でスカウトしようとしたらしいです
わたくしも森田様の絵は素敵だと思いますが、それだけになおのこと、創作に障りのある行動は慎みたいと存じますわ
あの絢爛たる絵の構図の中に自分の姿を嵌め込むのは、かなり気後れもいたしますし…

>すぐに写るためのコツを掴む事が出来たようで安心しましたが、
>人ならざる方故の心情、お察し致します…。

お気遣いいただきありがとうございます
本当に、写真に写っていなかったときの落胆は、思い出すと今も心を痛ませますから…
市井の人間の子が、わたくしのことを『化け物!』と罵った、そのことの意味が実感された瞬間(とき)でございました
写るためのコツを掴む事が出来て本当にホッといたしましたわ

これからも、柚葉さんや皆とたくさん思い出を撮ってまいりたいですわね


290 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/04(Sat) 17:50
>>276(柚葉さん)

>偉人達の幼少期は、お母様の影響が大きかったという事は多いですね。
>今日本の紙幣の千円札に載っている野口英世氏のお母様も、どんなに貧しくともどんなに苦労しようとも、
>まずは学ぶ事が大事であるとお教えになっていたそうです。

『まずは学ぶ事が大事である』…、とても良い言葉でございますね
その最初の一歩から、人は世界を広げてまいるのでしょう
そうして、その第一歩のために手を取って導いてくださる方が居ることの何と幸いであることか

>高柳氏の場合、エジソン氏と同じく劣等生のレッテルを貼られていたそうですが
>その習字の字を見た地域の有力者の方がその才能を見出したとか。

まあ、そうなのですか?
最先端の科学技術の地平を開かれた方が世に出たきっかけが、書という古典的な教養であったというのは心に留めたいことでございますね
今となりましては、文字と申すものも手で書くよりもキーボードを打ったり画面を指一本で押したりして表すことが多くなりましたが、書き文字に宿る人の想いが忘れられてはならないものと存じますわ

>そして、多くの偉業を成し遂げた偉人達が口を揃えて仰る事は「努力の大切さ」ですね。

『天才は1%のひらめきと99%の汗』と申されたのはエジソン氏でございましたか
高柳様も、この言葉を座右の銘とされていたのではないでしょうか
閃きが在ろうとも、それを世に認められる形と成す努力が無ければ、儚く消えてしまいましょうから

>そうですね。まずは絵と分かりやすい説明で特定の人物、または時代の流れが覚えられて…。
>基礎的な部分が分かったり身に付いた後に更に詳しい内容を詳細な本で覚えたり、
>学校の学習で知識が肉付けされたりと…。

漫画ならではのキャラクター作り、メリハリを利かせた印象的な展開、作者の方の個性の輝きは、子どもたちの心に強く焼き付けられるのでしょうね
我が家の蔵書となりました児童書の書棚には、歴史や伝記、自然科学の学習漫画が色々ございますが、惹き込まれることも多いですね
長年自然科学の漫画を描き続けられた内山安二と仰る方が世を去られた時は、『氏のお蔭で理系の道に進むことが出来た』など、逝去を惜しむ声がネットに多かったとか

>私も、勧められたわけではなくとも家にあるものを読んでいる内に身に付いたものが
>学校の学習において役に立つ事は多くありましたね。

それは宜しいですわ
ご家庭に本が揃っていますと、子どもも知らず知らず手に取って少しずつ本に親しんでいけましょう
城館にも書庫がございまして、メイドさんが管理してくれていましたが、小さい頃からわたくしも手に取らせてもらってずい分と楽しませてもらいました

我が家でもそこまではいかずとも三姉妹のためにも、事典や図鑑など、様々なジャンルに親しむことの出来る本は揃えておいてあげたいと思っております
五十音順に情報を盛り込んだ百科事典には、ネットで自分の欲しい情報を探すのとは違った、森羅万象に出会えるという、目くるめくような楽しさがございますわ

>そして父の書斎にある歴史小説の類は、色々と読みました。
>単純だと思っていた事が実はとても複雑な事情や様々なやり取りがあったりと…。
>それらを知る度に、歴史の面白さを知ったのは良き思い出です。

歴史小説では、時代を生き抜いてきた方々の息遣いを我が身に感じる、その愉悦が伝わってまいりますわね
作家ごとの知見があり、同じ人物でも様々な角度からの違った姿を見られるのです
謂わばいくつもの歴史時空を体験できるなんて、本当に素敵でございますわ

わたくしの場合は、同じ時代に生きてはいても会うことが叶わなかった方が多いですから、その意味でも嬉しゅうございますね


291 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/05(Sun) 11:05
>>277(柚葉さん)

>私も読んだ数は然程多くは無いのですが、近代に入ってから本当に沢山の作>品が生まれていた事を知って
>感嘆した思い出があります。

わたくしはなおさら疎いので、多くは申せませんが…
先日、読み聞かせボランティアの相談のために市立図書館をお訪ねしました、ちょっと文庫本コーナーを覗いてみました

そうしましたら、『パスティーシュ』…と申すのでしょうか、国内外の有名な探偵が大勢登場する小説のシリーズを見かけましたわ
エラリー・クイーン、メグレ元警部、エルキュール・ポワロ、明智小五郎…
さらには、アルセーヌ・ルパンや怪人二十面相まで
タイトルも『名探偵なんか怖くない』とか、ちょっと挑戦的ですが、版を重ねていて人気作だそうです
こうした作品が歓迎されますのも、日本の皆様がミステリーに長年親しんできたからこそなのでしょう

それに、最近ミステリー小説を原作とした映画が次々と映画化されているそうですね
それも、探偵は高校の吹奏楽部の生徒であったり、古書店の店主であったり
プロの名探偵ではなく、身近な市井の人が活躍する作品が迎えられるのも、多彩なミステリーが受け入れられる豊かな土壌が出来上がっている、その証拠であろうかと存じます

>時代と共に、絵柄も親しみやすいものに変わっていくのですね。
>名作は少しずつ形を変えながらも、ずっと受け継がれていく事を実感致します。

ええ、軽部様からいただいた本でわたくしもそのことを実感させていただきましたわ

受け容れられるために変わっていくもの、その一方で変わることなく護られていくべきもの…
我が身に置き換えましても、その両方を見据えることが大切だと思えますわね

>私も視聴してみたのですが…正に名曲ですね。
>何度も聴き入ってしまいました。
>お仕事が終わりましたら、CD等で入手できないか調べてみましょう。

あらあらまあまあ、柚葉さんもお聴きになっていたのですか
お気に召していただいたようで、嬉しゅうございます
メロディーも歌詞も、わたくしとても魅了されましたもの
世上には『会うは別れの始め』などという寂しいフレーズがございますが、
この歌は『別れは再会の始まり』と、そう信じさせてくれるのですから

292 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/05(Sun) 11:06
>>277(柚葉さん) (つづきでございます)

>…実は私の歴史好きは、父の影響なんです。
>経観塚において公務員として、文化財に携わるお仕事をなさっておりますので。

まあ、そうなのですか
文化財…、人間が長の年月創ってきたもの、心の営為を形にしてきた尊い足跡…
そういったものをご研究なのですか
そうした方の目は遥か遠く広い、時代の地平をご覧になっているのでしょう
ただ漫然と長い時のうねりを体験しただけの我が身は、少し気後れするところがございますわ

>歴史の生き証人とも言える旦那様には及ばないかと思いますが…。
>知的な会話を嗜む機会があると宜しいですね。

いえいえいえ、わたくしの父は歴史の転変を見据え、その中で我が一族を生きながらえさせるべく、人間側との交流、交渉を重ねて参ったのは事実ですが
研究者の透徹した目でご覧になり育まれた歴史の知見はまた別の光輝を放つものでございましょう
わたくしとしましても、お二人が親しく接して会話をすること、とても望ましいことと存じますわ
そこよりまた人間と魔族を繋ぐ、新たな絆が生まれましたら、どんなにか嬉しいことでございましょう…

>趣味は兎も角、今私が専攻しているものは母の影響が強いですけどね。

まあ、日々わたくしがお世話になっています柚葉さんの家政の学問も、お母様の薫育と共にあったということですわね
やはり、親御様、特にお母様の赤子の時より子供を慈しんでこられたその想いの深さは例えようもないのでございましょう

…わたくしも母を知らず知らず見倣ってまいった…、そうですわね
でも、それを母に申しますと、
『じゃあ、恩返しということで、また絵のモデルをやってくれるわねぇ?』
とかニンマリされてしまいそうですけれど

>はい…。母が好きなもの、そして最も大切にしてきたものは「家族の絆」でした…。
>実は母は両親を亡くしており、親戚である羽藤家に引き取られてからは
>本当の家族同然に育ってきたそうです。

…左様でございましたか
大切な方を失う身を斬られるような悲しさを知り、新たなご家族の示してくださった愛情の尊さを心から感じられたから…
だから、叔母様へかけられた情愛が果てないほどに深かったのでございましょうね

柚葉さんにも同じく深い想いをいたされ、慈しまれて、そしてそのお母様の在り様の美しさを、柚葉さんもまた受け継がれた…
そして柚葉さんからまたわたくしが温かい想いをいただいているのですわね

お母様が、柚葉さんのお傍にわたくしがいることを喜んでいただけたなら、本当にどれほど心揺さぶられることでしょうか
本当に…、本当にわたくし、お母様の元へ、お母様の心にじかに触れさせていただくために、経観塚へ参りたいと存じます…

293 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/05(Sun) 18:54
>>279(柚葉さん)

>…お嬢様にとっても近隣の方々にとっても本当に不幸な出来事だったとは思いますが…。
>あの方の仕業というわけでは無かったのですね。
>それだけは、安心致しました…。

迂闊にもこちらの街に参るまでの物騒なお話をいたしましたばかりに、柚葉さんに心配をかけてしまいましたわね
申し訳ございません

ですが、治安の悪い不穏な場所に、些か意地を張って留まっていたわたくしにも過誤がございました
そのためにレイナさんや三姉妹ちゃんたちにも苦労をかけさせてしまいました
『三十六計逃げるに如かず』…、日本の慣用句は実に簡潔にして的確でございました

先ほど申しましたように、こちらの街に参りましたお蔭で掛け替えのない絆をいただいたのです
何も問題はございませんわ
どうぞ、お心を安らかにお持ちくださいな
柚葉さんが心を痛められては、わたくし申し訳なくて…

>もしお嬢様を敵視するあまり、お屋敷を焼き打ちするなどという暴挙に及んだとしたら
>それは何があろうと許される事ではありませんので…。
>いえ、何の罪も無いお嬢様に刃を向けた時点で許されざる事ではありますが、
>幾ら何でもそのような事をするような方ではないと信じたいですから…。

…柚葉さん、貴女がわたくしのことをどれほどお気遣いいただいているか、残念頭の昼行燈にも分かっているつもりでございますわ
わたくしとて、フィクションのヒロインに掛けられる賞賛の言葉、『マジ天使』とは程遠いがさつな女でございます
他者より不当に暴戻なる所業をされたなら怒りますし、それなりの意趣返しもいたすかも知れませんのよ
もちろん、人間界で許される範囲内で、でございますが

ですので、どうかあの方に対する感情も、少し落ち着けられますよう…
口幅ったいことながら申し上げますこと、お許しくださいませ

その感情は、有り難く、またわたくしに関わることながら、実に真っ当にして尊いもの、と思っておりますわ
たとえ、わたくしに向けられた敵意に対するの怒りであろうとも、その感情は柚葉さんご自身のもの
わたくし如きが干渉めいたことを申すのは、まことに不遜ではあるのですが

ですが…、貴女のそのお心が、貴女ご自身を苦しめているのではないかと
そのことが時として心配になるのでございます

わたくしはここにこうして元気で居りますわ
今度、シスター様がわたくしに刃を向けたなら、毅然として対処させていただきます
どうか、ご安心くださいませ

>そのように思って頂けるのでしたら、私やレイナさん、そして三姉妹さんはお嬢様が、そして近隣の方々が二度のそのような不幸な目に遭わないよう
>最大限の努力をしていくのが義務と言えますね。
>レイナさんや三姉妹さんに比べれば、非力な私自身に出来る事は些細な事でしかないとしても…。
>事前に危険を察知する、または予防に努める等の事は出来ると思います。

はい、本当に…そのお気持ち有難くて…
非力だなどと、仰らないでくださいませ
柚葉さんが安心して笑顔でいていただけますことは、わたくしにとってどれほど元気をいただけますことか

ですが、時にはわたくしの態度を以て、そうしていただけますよう努めるのもこの身の務めですわね
…日本に参ってから、ずっとのんべんだらりと過ごしてまいりましたが、時には…レイナさんに護身術の稽古をつけていただきましょうか
レイナさんは
『その必要はありません。お嬢様はわたしが護ります。』
と仰るかもしれませんが、そこは、わたくし、能天気であちこち好き勝手にふらつくのを止められないことはレイナさんもご存知ですから、話も持っていき様ですわね


294 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/05(Sun) 18:56
>>279(柚葉さん) (つづきでございます)

>防災に関する回覧板が先程回ってきましたし…。
>このような物にもきちんと目を通して見落とし等が無いか再度確認してみますね。

さようですね
我が家は女所帯…、『付け込みやすし』と侮って不埒を考える者もいないとも限りません
…こうなりますと、わたくしの『悪名』も役に立つ場面もあるかも知れませんわ

ご近所の方はみんな良い方ばかりですが、たまにいるのですよ、『無頼の徒』と申すべき人種が、繁華な地域には
でも、そういう方の方が、わたくしが如何なる者であるか知ると、こそこそと退散されて…
悪名に甘んじる気はございませんが、婦警様の助けになるかと思って、気にしないようにはしております

>はい、実は先日お礼を兼ねてまたお買い物とレシピをお届けに参った際に
>苺に関して色々と教えて下さったんですよ。

ふふふ…、いつもながらお颯様と意気投合されているようで良かったですわ
苺狩りはちょっと憧れてしまいますわ
近所の小学校の子どもたちが、学校行事で体験したそうでございます
採れたての苺を、ただ水につけて汚れを落としただけで口にしたら…それはそれは、美味しかったそうでございますから

外国の方も日本の苺狩りに魅了されるなんて、農家の方がどれほど手塩にかけて育てられたか、分かろうと言うものですわ

わたくしも故郷で苺を…パティーナが栽培してくれた苺をいただきましたわ
イタリア式の食べ方…懐かしいですわね
たっぷりの砂糖と少しのレモン果汁で、甘い甘いシロップ漬けにするんですの
そこにホイップクリームをた〜っぷりかけていただくのです
日本のお嬢様方には、少し甘すぎてカロリーが心配になるレベルかも知れませんわね

『ミガキイチゴ』…『食べる宝石』と言われていますとか噂には聞いておりますが、食したことは流石にございませんわね
でも、お颯様がご自身の目利きを活かされて安くて良いものを扱ってくださるのは嬉しいですわ

>そういえば3月にはまた、日本の季節を彩る素敵な行事がありますね。
>その日は、三姉妹さんが主役ですよ。楽しみにしていて下さいね。
>日付は、3月3日…。それ以上は…うふふ…内緒です♪

あらあらまあまあ、春の弥生の良き日が迫ってまいりましたものね
三姉妹ちゃんたちもさぞ楽しみなことでございましょう

桃の花言葉と申しますと…
『私はあなたのとりこ』、『天下無敵』、『気立ての良さ』…
あらあらうふふ…
上から順に、わたくし、レイナさん、柚葉さんを表しているかのようですわ
もちろん『あなた』とは…、申すまでもございませんでしょう、柚葉さん…

まさに、わたくしたち三人が三姉妹ちゃんたちを祝福する日、と申すに相応しいお花の節句です
楽しみですわ…


295 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/05(Sun) 21:10
>>280

はい、近年日本でも放送されていたテレビシリーズですね?
ごめんなさい…私、まだ未視聴でして…。

大まかな内容だけでしたら私も知っています。
原作を踏襲しつつ、シャーロック・ホームズを現代版に置き換えたドラマでしたね?

ホームズ氏の抜群の推理力に、原作の時代には無い情報機器(パソコンやスマートフォン)までも加わるのですから
ある意味「鬼に金棒」と言っても過言ではないかもしれませんね。

…あら、英国紳士には少々相応しくない例えだったかしら?(汗)
英語にすると、「That makes it double sure(二倍確かなものにする)」となるそうですね。

明智小五郎でしたら、2時間ドラマ等でもしかしたらあったかもしれませんね。
少年探偵団は…今でしたらやはり現代の情報機器を存分に駆使した活躍を前述のホームズ氏のようにされると思います。

…その代わり、犯人側にも同様に便利な情報機器があるわけですからより高度な推理力等が求められるかもしれませんが。
出来れば情報機器によるテクニックは最小限に留め、何気ない仕草、動きなどあくまでも人間の視線から推理が可能な展開にして
後から見ていた人をあっと言わせるような展開にしてほしいですね。



296 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/05(Sun) 21:54
>>288-289 アーチェロお嬢様

>和装はわたくし如きさえも召しますのを拒まない、ということをお客様に知っていただくと共に、モデルに依りましては更なる高みの美を降臨させる、そう納得していただける、その適任の方が彼女だと、お奨めいたしたいのですよ

(着物ギャラリーに同行して到着後)
えっ!?わ、私にもモデルをしてほしいと?
ええと…私は本日は付き添いで…。

(初めは少々戸惑いましたが、お嬢様の嬉しそうな顔を見て引き受けさせて頂きました。)

>そして、柚葉さんのお着物の『雪の下』も大変美しくて、柚葉さんにとてもよく似合っていらっしゃっいましたわ
『雪華』と合わせられたのですわね

お嬢様と合わせた着物を選んで頂けるなんて…本当に光栄の至りです。
そして、「ユキノシタ」の花言葉…。
お嬢様の見事な知識に、お店の方も感心しておられましたね。
「イタリアから来た大和撫子だ…」と目を丸くしておられて…。

何だか私、とっても嬉しいのですよ。(微笑)

>灯様のような方でしたら、誰に言われずとも、肖像画をじっっっくり観賞したり、写真に撮ったりなさるところでしょうね

ソフィー:「やっぱりじろじろ見られるのは恥ずかしいから、仕舞っておこう。」
(肖像画を外して片付ける…)

灯:「やだ〜。せっかく綺麗なんだからもっとじっくり見せてよ〜。」

…頭の中にこんな光景が浮かんで参りました。(汗)

>娘の楠本イネ様は、幕末のヒロインとして様々なメディアで取り上げられていると三女ちゃんが申しておりましたが、
さぞや波乱の多いご生涯だったことを思えば、シーボルト様のご所業にもより慎重さがあって欲しかったと存じますね

この方の生涯に関しましては、父が愛読している吉村昭氏の「ふぉん・しいほるとの娘」で
私も知りました。
生まれによる偏見が現在とは比べ物にならない江戸時代において、強く生き抜いたあの方の生き方には
見習うべきものが多いですね。

>ですが、柚葉さんも注意なさった方が宜しいかと存じますわ
母はきっと、柚葉さんのこともモデルになさろうとすると思いますから

…わ、私でしたら構いませんが…。むしろ光栄の至りです。(苦笑)
でも、あくまでも普通に並んでいるか立っている状態でお願いしたいですね。

お嬢様:「…柚葉さんと私が仲良く並んでいる肖像画でしたら構いませんけど、間違っても柚葉さんの血を吸っている光景を描いたりしたら
     お母様といえども許しませんからね?」

奥様:「え〜。私は最初からそのつもりだったのにぃ。きっと歴史に残る官能的で素敵な一枚になるわよぉ?」

お嬢様:「残さなくて結構ですっ!お母様ったらっ!」

(何となくこのような光景を想像してしまいました…。)

>…ただ、比較的最近では森田春代という方の絵を非常に気に入り、かなり本気でスカウトしようとしたらしいです
わたくしも森田様の絵は素敵だと思いますが、それだけになおのこと、創作に障りのある行動は慎みたいと存じますわ

森田春代さんに関しましては気になって調べてみたのですが、浮世絵のそれとも異なる、それでいて華やか、
まさに豪華絢爛と言ってもよい色鮮やかな作品ですね。
この方は、オーストラリアを拠点として活動されているそうですね?

南半球の国ではありますが、奥様の伝手でしたら交流をもたれるのもとても良い機会だと思います。

>>290-291 アーチェロお嬢様

ええと…申し訳ありません。
この辺りの話題は、これで一端一区切りとさせて頂いても宜しいですか?

と言いつつ私も、お嬢様は話題も知識も豊富なので会話が楽しくて
ついつい私からも色々と話題を振ってしまって…(汗)。

会話が弾んでしまうと、区切りをつけるのって意外と難しいんですよね。
例えば友人とのメールのやり取りなどでも似たような事が私も多いんです。(苦笑)

297 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/05(Sun) 21:59
>>280

申し訳ありませんが、その英国のテレビドラマのことは存じ上げないのですが、新しい時代に古典の世界をよみがえらせる…、
その企画は多くの人々を惹きつけるのは分かる気がいたしますわ
仰る通り映像で広がる世界の存在感は、演出の腕の見せ所…
その作品も立派にシャーロック・ホームズをよみがえらせたのでございましょう

少年探偵団も、小説のオマージュ作品はあまり見られないようですが、映像作品は実に多彩であること、驚きました
50年代からこの方、映画、テレビドラマ、アニメーション、と各世代を魅了する作品がこれほどあろうとは思いませんでした
聞くところによれば、とある実写ドラマでは、二十面相役の俳優が俳優本人として登場して、
しかも二十面相に変化し、少年探偵たちを驚かせる、などというユーモラスな展開を見せたとか…

アニメ作品は、昨年秋も一作、本年冬も一作、放送されている、と三女ちゃんが教えてくれましたわ
後者は、実に2117年が舞台、恐らく未来のハイテク感溢れる世界観で縦横無尽の活躍を見せてくれているのではないでしょうか

江戸川乱歩様がそれらの作品をご覧になったらどんな感想を持たれたものか、伺ってみたいところでございます


298 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/05(Sun) 22:10
>>296(柚葉さん)
(すみません、一部分だけ先にお返事させていただきます)

>ええと…申し訳ありません。
>この辺りの話題は、これで一端一区切りとさせて頂いても宜しいですか?

わたくしの方こそ、大変申し訳ございません…
柚葉さんとのお話が楽しいばかりにお喋りが過ぎてしまいまして、かえって柚葉さんを困らせてしまいましたね
毎回毎回、わたくしが伸び放題に放っておいた庭木を、すっきり剪定していただいているようなもので、大変面目ないことでございます

次女ちゃんからは
『姫様は、人と付き合うなら、牙よりも舌を何とかした方がいいぞ。』
と言われておりますの…

わたくしの舌が無駄に動いておりましたら、どうかお気になさらず放っておいてやってくださいませ…


299 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/05(Sun) 22:50
>>292-293 アーチェロお嬢様

>わたくしとしましても、お二人が親しく接して会話をすること、とても望ましいことと存じますわ
そこよりまた人間と魔族を繋ぐ、新たな絆が生まれましたら、どんなにか嬉しいことでございましょう…

もしお嬢様と家族ぐるみでのお付き合いが生まれましたら…本当に嬉しいですね。
ただ、旦那様も奥様も相応の立場であらせられる方故に、市井の私の家族がお近づきになる機会というのは
なかなか難しいとは思いますが…。
勿論お嬢様は、「いえいえ、そのように気を遣われる事はありませんよ。」と言って下さるであろう事は百も承知です。(微笑)

>まあ、日々わたくしがお世話になっています柚葉さんの家政の学問も、お母様の薫育と共にあったということですわね
やはり、親御様、特にお母様の赤子の時より子供を慈しんでこられたその想いの深さは例えようもないのでございましょう

はい、母はオハシラサマとしての役割から解放されて社会復帰した後、
家政婦としてお仕事をされていたそうです。
また、今は主婦の傍ら食に関する資格を生かして地元の料理教室で講師等もされています。

そのような母の姿を見て育ったので…家政に関するお仕事も出来る素敵なお嫁さんになりたいと思っていたんです。
ですから、母を見習って学業と資格の取得に今は専念しています。

…本当に私は両親から与えられてきたものが沢山あるのだと、今更ながらに実感します。
それが今はお嬢様の為にも役立っていると思うと、嬉しいです…。(微笑)

>柚葉さんにも同じく深い想いをいたされ、慈しまれて、そしてそのお母様の在り様の美しさを、柚葉さんもまた受け継がれた…
そして柚葉さんからまたわたくしが温かい想いをいただいているのですわね

そう言って頂けるのが、母が憧れである私にとって何よりも嬉しい事ですね。
幼い頃から母と叔母が仲良くしている姿をみてきましたが、叔母はこう言っていました。

「柚明お姉ちゃんは私にとって、お姉ちゃんであるのと同時にお母さんみたいな人だったんだよ。
私のお母さんも、お姉ちゃんと再会する少し前に亡くなってしまったけど、
私がずっと寂しい思いをしないでこれたのは全部お姉ちゃんのお陰なんだよ。」

だから、私も誰かにとって私の母のような人になりたい…と思ってきました。
それが叶っているならば、それ以上の喜びはなかなか無いですね。


>どうぞ、お心を安らかにお持ちくださいな
柚葉さんが心を痛められては、わたくし申し訳なくて…

>ですので、どうかあの方に対する感情も、少し落ち着けられますよう…
口幅ったいことながら申し上げますこと、お許しくださいませ

御免なさい…お嬢様…。
『誰か』を『憎む』事は何よりも醜い事であると、頭では分かっている筈なのに…。
教会でお逢いする時には、きちんと笑顔で挨拶を交わしているというのに…。
何度もお会いして、少しずつあの人の良い所だって分かってきている筈なのに…。

なのに…!なのに…!

あ…申し訳ありません…私ったら…。(涙)
ほ、本当にすみません…。こんなことでは、余計にお嬢様を哀しませてしまいますね…。

でも…覆い隠そうとするのではなくきちんと自分自身の心と向き合う事も私には必要な事だと思います…。
仮面を被った生き方…己を偽る事は私自身がしたくはありませんから。

申し訳ありません、取り乱したりして…。
こんな所を三姉妹さんに見られたりしたら、余計に心配させてしまいますね。
では、気を取り直してお茶を淹れて参ります。
…私自身が落ち着くためにも。

300 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/06(Mon) 12:29
やっぱお嬢様育ちはコーヒーより紅茶派っすか?


301 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/06(Mon) 15:50
好きな相手や仲良くなりたい相手に嫌われてしまったかも知れない・・・そういうときはどうしますか?

302 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/06(Mon) 20:29
300だけど、また下げ忘れた
うっかりしててごめん

303 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/06(Mon) 22:32
>>281(柚葉さん)

>そうだったのですか。お嬢様が物心つきました頃は旦那様も一族の治世と教会や人間との折衝に
>御力を尽くされていたのですね。
>その頃も完全に一族と人間との争いが無くなっていたわけではないと思いますが…。
>お嬢様が物心ついた頃に旦那様が第一線から身を引かれていた事はある意味幸運だったと思います。

確かに、幸運であったと申せますわ
前にも申しました通り、一のお兄様が斃れられた頃より人間の側も戦いに明け暮れるのに疲れてまいりまして、それを機といたしましてお父様も折衝に積極的に進められました
兄の犠牲と父の積極的な外交が無ければ、争いはなお激しく続いていたかと存じますわ
恐らく、人間の側にもフリューゲル神父様のように、聡明で無益な争いを好まない方もいらっしゃったことでしょう

>ですが…誰もお嬢様に戦いを強制されなかったという事は、望む望まないに関わらず
>これまでの一族の方と同様に血に塗れた道を歩んでほしくない…。
>そのように思っていたのではないでしょうか。

ええ…、家族みなの気遣いには本当に感謝でございます
実を申しますと…、まことに申し上げにくいことですが、思ったこともございます
『兄様を亡くしていながら、ただこの城館で嘆いているだけで良いの?
 そうすることで、外交が動くなら…わたくしも、この手を汚すべきではないの?』
と…
一度メイド長にそう申しましたら、
『お兄様のお気持ちを思われるなら、そのようなこと二度と口になさいませぬよう…、伏してお願い申し上げます。』

あの時のメイド長の気迫は、本当に尋常ではなくて、わたくし抗弁することが出来ませんでした

>それと…メイド長さんのお話を聞く限りではありますが御家族やお嬢様に身近に関わる方々は
>決してお嬢様に人間を「敵視」するような事や価値観を吹き込む事はなさらなかったと思います。

あの時、メイド長の言いつけに背いていましたら…
柚葉さんがそう仰るような家族とメイドさんの心遣いを蔑ろにしていましたら…
わたくし、それより先、人と交わろうと努めることが出来ましたかどうか
もちろん、柚葉さんにも顔向けできなかったかも知れませんわね

今柚葉さんとご一緒させていただける、この歓びと共に、あらためて皆の優しさへの感謝がこみ上げてまいります


304 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/06(Mon) 22:34
>>281(柚葉さん) (つづきでございます)

>うふふ…お気持ちは私にも分かりますね。
>一人の画家が、一人の女性の為に筆を取り、描き上げてくれた数々の絵画…。
>そして何より、己がその才能を見出した者のものとなれば一人占めしたくなってしまうのも無理はありませんね。

ええ、母にとって余程大切な作品群なのかと思いますわ
元来、優れた芸術を世に出すのを悦びとする方のはずですのに、そうしないのですから

なにせ…
お付き合いで参られる貴族の方、あるいは眷族や他の魔族の方がいらっしゃった時、お母様ったらわたくしに
『城内を案内して差し上げなさい。』
と仰って…
お客様をご案内するときは、廊下を歩いていても駆け足になるわけにも参らず、お客様がまた社交辞令で肖像画を誉めそやしてくださるものですから、居たたまれないこと夥しかったですわ

のみならず、時には夜会の場にその絵を運ばせてきて、
『また新たな前途有望な画家が、渾身の作を世に問うています。
 皆様の審美のお心に留まらんことを期待する次第です。』
と仰って披露為さる始末…

『止めていただけませんか?あれは恥ずかしいです。』
と後で文句を言っても、
『なぁに言ってんのよぉ。
 世に出たがっている画家の手助けをしてあげようっていうのに、モデルがそれを邪魔するとかありえないわよぉ。』
と言って相手にしてくれないのですわ…

わたくしを描いた絵も、ジョルジョーネ様の作品のように仕舞っておいていただけないものでしょうか
はあ…

>…ただ、当時の歴史と芸術を解き明かす為の史料として役立てられるのでしたら世に出る事を私も歓迎致しますが、
>「お宝」扱いで欲望に目をぎらつかせた人々の前に晒されるのは私も我慢なりませんね。

ええ、本当に…
芸術を、世人は容易く『利得』へと変えてしまいます
誠に悲しいことでございますわ
昔、『モンパルナスの灯』という、画家のモディリアーニを描いた映画を鑑賞しました
主人公モディリアーニが世に認められず意気を阻喪していく一方で、彼の絵を認めている冷徹な画商は自分の利を得るため虎視眈々と時期を待つ…
見ていて…本当に悔しくてなりませんでしたね

>北一ヴェネツィア美術館…というのですね?
>まあ!本当に綺麗な美術館ですね。
>成程…ヴェネツィアのグラッシィ宮殿をモデルにしているのですか。

機会があれば、一度参りたいと思っているのですよ
わたくしにとって身近な文化が、どんな風に日本の方に迎えられているのか気になってしまって…
それに、北海道観光も楽しそうですし

>あ、そういえば他種族間交流法の施行されている街の人魚のお姫様は
>水族館でのパスをお持ちでしたが、もしかしたらお嬢様も?

残念でございますが、わたくしは持ってはおりませんわ
やはり、あの姫殿下は水棲の高貴な方ですから水族館も優遇なさったのでしょうか?

もしそうだといたしますと、わたくしを優遇してくださる場所は…
…広島県三次市で建設なさるという妖怪の博物館『三次もののけミュージアム』とかでしょうか…?

305 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/08(Wed) 12:59
>>300

お嬢様の故国のお屋敷ではどうか分かりませんが…。
お話を聞く限りではやはりお嬢様は紅茶を嗜む機会の方が多いのではないかと思います。

このお屋敷では、紅茶と緑茶を同じ位の頻度でお出ししております。
ティータイムの時間はやはり紅茶を、食後の一時は緑茶という具合に…。

朝食や夕食のメニューが和風か洋風かで、その都度違ったりもしますね。

あ、勿論コーヒーをお淹れする場合もありますよ。
そうですね…。主な機会はお嬢様が夜机に向かってお勉強なさっている時でしょうか。

その時にその日の学校であった出来事をお聞きしたりして…。
私も御相伴に与かりながら大学であった出来事や近況などをお話したりするんです。

…日々の、癒しの一時の一つですね。

あ、紅茶かコーヒーかといえばやはりボストン茶会事件を思い出しますね。
アメリカの方がコーヒーを好まれるのはイギリスの植民地政策に反発する
紅茶の不買運動に由来するものだとか。

>>301

そうですね…。
そのような時に私が取る行動はお茶を飲むこと、まずは気を落ち着かせること、冷静になる事です。
そして、自分が取った行動の中で何が拙かったのかをきちんと振り返って、反省する事です。

例え何気ない行動であっても、または良かれと思ってした事であろうとも、
相手に対して不快な気持ちをさせてしまってはいなかったか、あの時どうすれば良かったかを考えてみる事ですね。

そしてそれが終わったら、きちんと謝る事です。
無論、振り返る中で素直になれない事、それ以上に譲れない事だってあるかと思います。
でも、我を押し通そうとするだけでしたら後にも先にも後悔と気まずいものしか残りませんよね。

大切な人の事を想うのでしたら、尚更それは早い方が良いと思います。

…でもやはり、大切な人と争ったりケンカになってしまうのは嫌ですよね。
そうならない為にも、普段から感情的になる事を私は心掛けるようにしてるんです。

もし注意を促すのであれば否定的な発言をするのではなく、
やんわりと、アドバイスをするような形で…。
聞く側の立場を考えた上で、行動を取る事が大事ですね。

306 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/08(Wed) 17:33
すみません、文章の間違いを訂正させて頂きます。

×普段から感情的になる事を私は心掛けるようにしてるんです。
○普段から感情的にならないようにする事を私は心掛けるようにしてるんです。

307 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/09(Thu) 10:44
>>303-304 アーチェロお嬢様

>『お兄様のお気持ちを思われるなら、そのようなこと二度と口になさいませぬよう…、伏してお願い申し上げます。』

あの時のメイド長の気迫は、本当に尋常ではなくて、わたくし抗弁することが出来ませんでした

…その身命を賭して、愛する人々を守ろうとした長兄様の想いを誰よりも分かっているのが
メイド長であった事は言うまでもありませんね。
張り裂けそうな哀しみに身を置きながらも、きっとメイド長さんは誰の前でも
涙を見せたり取り乱したりする事はなかったのでしょう…。
戦場に赴く思い人の「覚悟」さえも受け止めていたであろう方ならば…。

メイド長さん…本当に強き方であると改めて実感致します。

>『止めていただけませんか?あれは恥ずかしいです。』
と後で文句を言っても、
『なぁに言ってんのよぉ。
 世に出たがっている画家の手助けをしてあげようっていうのに、モデルがそれを邪魔するとかありえないわよぉ。』

…それは、奥様の一人の親御さんとしてのお気持ちでしょうね。
美しく成長した娘の姿を、次世代を担う芸術家の卵達にお披露目したいという想い、分かります。
娘の姿が、時代の名作を生み出す切っ掛けになれば母冥利に尽きるというものでしょう。

…お嬢様にとっては、お恥ずかしい事であるのは百も承知ですが。(汗)

>ええ、本当に…
芸術を、世人は容易く『利得』へと変えてしまいます
誠に悲しいことでございますわ
昔、『モンパルナスの灯』という、画家のモディリアーニを描いた映画を鑑賞しました

実は昨日、私もこの作品を見たくてレンタル店に足を運んだのですよ。
在庫がある事は判明したのですが、生憎レンタル中でした…残念…。
もう一つのレンタル店には在庫そのものが無いとの事で…。
もう少し経ってから、足を運ぶ事に致しましょう。

>機会があれば、一度参りたいと思っているのですよ
わたくしにとって身近な文化が、どんな風に日本の方に迎えられているのか気になってしまって…
それに、北海道観光も楽しそうですし

もしカルミーニオ家と少しでも所縁がありましたら、お嬢様にイタリアの文化について
紹介やお話をして頂きたいというお話があるかもしれませんね。
本物のイタリアのドレスを身に纏ったお嬢様の姿のお客様へのお披露目となれば…。
うふふ…楽しみです。
それに、日本語が堪能なお嬢様にはお客様も感心される事でしょう。
良き文化交流の機会となると思いますよ。

>もしそうだといたしますと、わたくしを優遇してくださる場所は…
…広島県三次市で建設なさるという妖怪の博物館『三次もののけミュージアム』とかでしょうか…?

平成30年の、開館を予定されているのですね。
子ども達の間の妖怪ブーム、そして偉大な妖怪の大家さんの功績を偲ぶ意味でも
良き文化を紹介する場所となって頂きたいですね。

妖怪というのは、この国の歴史を担う文化の一つでもあります。
キャラクターとしての魅力だけでなく、この国の営みと文化に対する
子ども達の関心や興味を育てる場所としてその試みが成功する事を願います。

妖怪が単に「怖い」という認識が変わりつつある時代でもありますから、
もしお嬢様が子ども達に西洋の妖怪に関する文化を紹介する機会を頂けたら
良い一時になるのではないでしょうか?

また、あのブラド・ツェペシ公が何故ドラキュラ伯爵のモチーフとなり、
吸血鬼のイメージが世界に広まったかというお話等も宜しいかと。
ヨハネス・グーテンベルクが活版印刷術を発明した事による影響なども踏まえてお話になれば、
人間と文化と妖怪の文化を結び付けた有意義なお話が出来るのではないかと思います。

…今の段階ではあくまで、私の思い付きではありますけどね。

308 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/09(Thu) 19:30
吸血鬼は邪気眼使いなの?

309 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/10(Fri) 18:08
薄暗い洋館で豪華なステーキを食べたい。
食事に招待しておくれ。

310 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 01:11
>>282(柚葉さん)

>では居間に…壁掛け雛人形(三段)を御用意致しました。
>お雛様達も飾りも、全て折り紙で作ってみました。
>これなら場所も取りませんし、雛祭りの気分を味わえると思います。

まあまあ…、折り紙のお雛様、市立図書館の絵本コーナーにもございました
あちらは、赤と青の折り紙を六角形に折った、丸っこくて素朴なお雛様でしたわ

柚葉さんのお手製は、多色刷りの折り紙を如何にもお雛様らしいシルエットに仕上げられた、雅でしかも可愛らしさも十分…
紋様鮮やかな多色刷りの内裏雛様、緋色が鮮やかな三人官女様、五色が引き立て合う五人囃子様

>うふふ…実はこれ、母が昔作ってくれた時のものを参考にしているんですよ。
>そして今は、私が作る立場になったのですから不思議なものですね。

まあ、この素敵なお人形はお母様譲りなのですね
この丹精込められたお人形を拝見しますと、お母様が柚葉さんのご成育をどれほど悦ばれ、さらなるご成長をどれほど望まれたか、伺えますわね

>さてと…白酒、雛あられなどはきちんと買ってありますし…。
>では、雛祭りメニューのお披露目と参りましょう。

あらあらまあまあ、これは…、本当に驚きましたわ
なんて美しいのでしょう
この色遣いの鮮やかさ、はどうでしょう
確かにこれは…ケーキと同じ、心を弾ませてくれる楽しい配色ですわ

一口サイズで、しかも色合いは様々
酢飯は、しゃけご飯で綺麗なオレンジ色
ご飯の上一面に敷かれた錦糸卵がクリーム色に艶めき、
薄く切って巻いたサーモンで作った桃花が咲き誇り、
鮪や蒲鉾の色とりどりの花も春の先駆けて、
黒豆や緑の豌豆も散りばめられていますのね

そして、お寿司の周囲もまあ、色とりどりですこと
なるほど…、海老がまるで雛あられでお化粧しているみたいです
パルミジャーノがこんなに粕汁と合いますとは、思いもよりませんでした
あらあら、ポテトサラダにお顔は卵ですか、頬紅もさして可愛いですわ
ミル・クレープ…、桃、白、緑…三食が綺麗に重なって、これは凝っていますのね…
クリームの間から覗く果物の香りもとても清々しくて…

本当に色とりどりに取り揃えられましたのね
三姉妹ちゃんたちのためのお祭りですが、わたくしも子ども心に戻って心弾んで参ります

三姉妹ちゃんたちも感激の面持ちですわ
揃いの桃の色に染めた着物で、今日は殊の外可憐に着飾っていて愛らしいですが、本当にあの零れるような笑みを浮かべさせているのは、柚葉さんのお心づくしを心から喜んでいるからですわね…


311 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 10:26
>>283(柚葉さん)

>『ピャンティーナ』さんというのですね?
>このお屋敷よりも更に広い、故国イタリアのお屋敷の御庭の園芸を任されている方でしたら
>きっと園芸や植物に関する知識も技能も並々ものをお持ちなのでしょうね。

はい、園芸学、植物学につきまして大変熱心に研究しておりましたわね
『お花も芸術の大切なモチーフであり、素材なのよねぇ。』
と母が申して、ずい分と支援したようで、彼女のお家には種子や標本、その分野の書物がたくさんございましたわ

母に聞いたとかで、日本の園芸にも大層関心を寄せていたのですよ
わたくしが日本好きと知ると、熱心に語ってくれましたわ

『お嬢様、日本の朝顔の品種改良は実に目を見張るものがございますよ。
 最近、江戸で開発された新しい品種の種…、オランダ経由でついに手に入りました。
 綺麗に咲きましたら、ぜひ第一番にご覧に入れとうございます。』

『いかがでございますか?この色、形、様々な菊…。
こちらは『江戸菊』、これらは『嵯峨菊』、あちらは『肥後菊』…。
さすがミカドの紋章のモチーフだけあって、日本人は本当に菊を愛しているのですよ。』

わたくしの日本への興味をさらに掻き立ててくれましたわ
国を閉ざしていて、お母様から聞かされたお話や土産の品で想像するばかりの日本の、お花の咲く庭園をじかに見てみたい、
あの国の女性と同じキモノを着て…、
などと思ったものでございます

ですが、わたくしが青い薔薇に拘ったせいで、ずい分その品種改良に傾注させてしまいました…
里帰りが叶いましたら、彼女の育てているお花を、皆が寝静まっている昼日中に彼女と…そして柚葉さんとゆっくりと散策出来たらよろしいのですけれど

>エディブルフラワーに関しましては、私もまだ未経験なのですよ。
>お料理の仕方やそれらに関する知識も、一度ご教授願いたいですね。

それはもう、彼女もそういう話題をじっくりと話せる相手を望んでおりましょう
柚葉さんとでしたら、きっと意気投合できるでしょうね
いろいろなレシピを二人で考え出されたら、またお颯様にも教えてあげてくださいな

>はい、やはり親しい方へお気持ちを伝えるには手書きのお手紙が一番良いものですね。
>私も小用等でしたらメールを使いますが、 やはり季節の挨拶やお礼などを述べさせて頂く際には
>きちんと手書きのお手紙を送らせて頂いております。

それはわたくしも実践を試みてはおりますが…
日本の文字と申すものは、未だに描くたびに己の非才を感じさせられますわね
特に漢字は活字に似せて書いても、バランスが良くならない、ということも多々ございますし
これからも出来るだけ筆まめでありたい、と思いますわ

>まあ………。(照)
>でしたら、次にまたお嬢様がお手紙を書く時にはより楽しくて素敵な思い出を書き綴る事ができるよう
>お屋敷でのお仕事により精進して参りますね。

彼女のことです
手紙をきっちりと呼んで、柚葉さんに任せておけば危なっかしい昼行燈もどうにかこうにか暮らせている、と安心いたしておりましょう
それに頼り切ってもいけませんので、わたくしもしっかりしなくてはなりませんわね、ふふふ…
そして、柚葉さんとご一緒に良き思い出をたくさん作ってまいりたいですわ


312 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/11(Sat) 12:27
もちっと短く話せないのかな?やたら長いし、相手の話を引用しまくるし、読み辛いていうか読むだけでくたびれるよ。ならここに来るなと言われたらそれまでだけどね。

313 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/11(Sat) 12:44
俺はこの独特の世界観が好きだな

314 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/11(Sat) 13:21
>>312-313

そうですね。2スレ目になる事ですし、御忠告をそろそろ厳粛に受け止める時期でもあると思います。
私もお嬢様との会話を楽しんでいる半面、何となく他の方や名無しさんが入り辛い雰囲気になっている事も実感しておりました。

お嬢様とも少し相談しながら、話を長引かせる事をもう少し避けていこうかと思います。
私も運営に携わる者の一人ですから、改善すべき所は改善していけるように努力致します。(ぺこり)

315 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/11(Sat) 13:47
延々と続きすぎてほとんどリレー小説みたいになってるからなあ
二人がいいなら無理に直すこともないと思うけど

316 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 14:27
>>312-315

先にお返事申し上げます

まことに申し訳ございません
屋敷の主人として、迂闊だったようでございます

家人である柚葉さんとのお話を楽しむあまり、ご近所の皆様が入りづらい雰囲気になるのは由々しきこと
自分の言葉の選択に気を付け、感銘を心掛け、皆様に気軽にお立ち寄りいただけるよう気を付けてまいります

柚葉さん、お心を煩わせてしまいましたこと、あらためてお詫び申し上げますわ

317 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 14:29
×感銘を心掛け
○簡明を心掛け

訂正が多いのも皆様にご不快のことと存じます
申し訳ありませんでした…

318 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 14:38
>>284(柚葉さん)

『どちらなりとお連れいたしますわ』は少し、言葉足らずでしたわね
『どこへなりと』と申し上げるべきでした

柚葉さんの方が、街の地理にお詳しいかと存じます
わたくしの存じない桜の見どころもご存知でしたら、教えてくださいませ
どこへなりと、この翼でお連れいたしますわ

>はい…私の次は私の子どもが成長して…。
>そしてお嬢様に再びお仕えして、素敵な思い出を紡いでいく事が出来たら…。

その様に永き時を共に歩んでまいれたら、どんなにか素敵でしょうね
お仕えいただけますかどうかは、お子様のご意志に依りましょうけれど、時が移り変わりましょうと、柚葉さんに伸ばしていただいたその手の温もりと共に過ごした日々のことは、ずっとずっとお伝えしていきたいですわ

その中の一つに、二人の夜桜詣でも入ってまいりましょう…


319 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 14:56
>>287

あら、お名乗りを上げたのではなかったのですね?
左様でしたか…

わたくしはまた、
『名前は提(さげ)だが、上げていく流儀なんだぜ』
という茶目っ気のある方なのかと思っておりましたわ
いえ、そんな風な軽口で周りを笑わせる男子がクラスにもいますので…

って、きゃあ!お、お待ちくださいませ!
日本刀など持ち出して何をなさろうと!?
わたくし、日本の風習には興味を持っておりますが、ハラキリのライブショーなど拝見したくございません!
わたくしが申すのもなんですが、人が濫りに血を流されるのは、わたくし嫌でございますわ

…まあ、手品用?
もう、驚かさないでくださいまし
矢張り貴方は、クラスメートの四月一日(わたぬき)様と似たタイプに思えますわ


320 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 16:05
>>296(柚葉さん)

今日は本当に楽しゅうございました
多少強引にでも、柚葉さんをモデルにお誘いして、二人で一緒にお着物を着られて…
わたくしの気持ちとしましては、妹が姉を差し置いて独り着飾るような気分で嫌でございましたから
柚葉さんの美しいお写真をいただけましたなら、レイナさんのこともお誘いしやすいですし、やはり楽しい思い出は、家族ぐるみで増やしていきたいもの

勿論、柚葉さんと二人きりの思い出も、積み重ねていきたいですが、夜桜見物をはじめそちらもまだまだ機会がございましょう

でも、『イタリアから来た大和撫子』…、このお言葉はわたくしにとって最高のお褒めの言葉
これからもこの胸に大切にしまってまいりましょう

>生まれによる偏見が現在とは比べ物にならない江戸時代において、強く生き抜いたあの方の生き方には
>見習うべきものが多いですね。

偏見に負けず、女医としてご自身の道を拓かれたそのご意志、後進の方にもさぞ目映い垂範だったことでしょう
あの方には及びもつかないことながら、人の心に少しでもご理解の芽を生やす、その生き方は見習ってまいりたいですね

>(何となくこのような光景を想像してしまいました…。)

…それは物凄く在りそうな状況ですわ
そしてそれが、森田春代様の筆により実現してしまったら…、と思うと恐ろしゅうございます
どうやら帰郷するには、色々考えておくべき困難が待ち構えていそうですね…


321 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 19:07
>>299(柚葉さん)

>勿論お嬢様は、「いえいえ、そのように気を遣われる事はありませんよ。」と言って下さるであろう事は百も承知です。(微笑)

もう…
百も承知でしたら、どうかご遠慮なさらないでくださいね?
むしろ、絵のモデル今や遅しと母が手ぐすね引いて待っているのではないかと、警戒しなければならないところかと思います

>幼い頃から母と叔母が仲良くしている姿をみてきましたが、叔母はこう言っていました。
(中略)
>だから、私も誰かにとって私の母のような人になりたい…と思ってきました。
>それが叶っているならば、それ以上の喜びはなかなか無いですね。

三姉妹ちゃんたちにとりましては、柚葉さんは、包み込んでくださるような温かさから、今仰った柚葉さんの叔母様にとってのお母様のような存在なのかと思います
わたくしも、『お姉さま』と呼びたい想いは同じでございますわ
数百歳年上の『妹』というのも、ちょっと憚られるのですが…

ただ、長女ちゃんから忠告されました
『お姉様が姫様に仕えていらっしゃることを、『贄の血』なる貴種の血を持つメイドを手に入れた、と曲解する対人間強硬派がいるかも知れません。
気を付けてください。』

ですから、わたくしはやはり立場は『主』でも心は『妹』の気持ちで、どこまでも柚葉さんをお慕いし、お護りして参る所存ですわ

>御免なさい…お嬢様…。
>『誰か』を『憎む』事は何よりも醜い事であると、頭では分かっている筈なのに…。

憎まれるのは、わたくしを大事に思ってくださるからでございましょう
その尊いお気持ちはしかといただいております…
『何かを憎悪することのできない人間に、何かを愛することができるはずがない。』
先日読んだ、日本の有名なスペースオペラにそんなセリフがございましたわね

シスターと笑顔で挨拶を交わしていらっしゃるなら、きっと心もより寄り添えるようになることでございましょう
むしろわたくしこそ、そのお優しさに倣いたい、と芯から思いますわ…

ではご一緒にお茶を…、わたくしも和菓子屋さんで何か美味しいものを買ってまいりましょう

322 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 19:31
>>300,302

いえ、そのようなことはございませんよ?
イタリアは地域にも依りますが、珈琲を愛する人も多いのです
わたくしたちにも、その嗜好は自然と伝播してまいりましたようでございます

カプチーノやエスプレッソも我が家ではずい分といただきましたのよ
お食事の後は、むしろエスプレッソをいただくことをわたくしは好んでおりましたわね
また、カプチーノも、ココアパウダーやキャラメルシロップ、それに豆乳を加えたものを、良くいただきましたわ

一方、一日の終わり…この場合は夜が明ける前の就寝が近いひと時などは、紅茶をゆったりいただくのも好きでしたわ
人間の方が吸血鬼にイメージされる、薔薇の花びらが入ったものもいただきましたね
わたくしは、薔薇を入れる時はバニラを加えたものが好きで良くいただきました
人間に狩られて逃げ回った…、そんな心が疲れた一日の終わりには、特に心を慰めてもらいましたわね

わざわざのageのご報告、どうもありがとうございます
他のご近所の皆さまにも、どうかお心に留めてくださいますようお願いいたしますね


323 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 22:09
>>301

それはまた、わたくしのこれまでの人生…もとい魔生に於きまして、繰り返し遭遇して参った体験でございます
わたくしの場合は、忌み嫌われるのと同じくらい、怖れられる、という立場に置かれることが多かったのですが

わたくしの場合、嫌われる理由が明々白々である場合が多いわけですが、そのような時も、まず『自分は悪くない』という拘りに囚われないこと、それを旨としてきた…というか、段々とそう学んでまいりました

好きであるのなら、仲良くなりたいのなら、自分を分かってもらえるよう努めること、
理由は何であれ、わたくしが遠ざけられている事実から目を背けず、その上でこの身の在り様を偽らず、
…青臭い、と言われようと誠意を以て接してまいること
それを忘れてはならない、そう思っております

心しておきたいのは、焦らないこと、投げ出さないこと、でございます
『馬よ、生き延びろ、今に草が伸びるから』、イタリアのことわざです
『待てば海路の日和あり』ということですわね
わたくしの大好きな格言でございます

そうやって、わたくしこの街でも大切な友を得ることが出来ました
これからも、変わることなくそうしてまいる所存でございますわ


324 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 22:43
>>307(柚葉さん)

柚葉さんに、わたくしの過去の事どもに耳を傾けていただき、思われるところを伺いながら、過去を反芻していますと、あらためて長命を享けた我が身の、与えられた時間をどう生きてまいるか、
ぼんくらなこの頭ながら考えておくべきと考えてしまいますわ

あの時のメイド長は…
戦場に赴く一の兄様の『覚悟』を受け止められたその決意の深さを思えば、その後を追うことで何かを為せるように思っていたわたくしの軽佻に怒りと情けなさを感じたのでしょうね…
本当なら、打擲したくなるほどに

そして、母はわたくしに、この身が新たな世代の芸術家を育てる役に立てること、彼の方たちの筆にかかって、この姿を後世に残す、そのような立場に立ち続ける、
そんなことが可能なのだと、無言の教えをくださったのかも知れません
戦場で塵になる以外に出来ることがあるのだ、と教えてくださった…
柚葉さんの仰ることを伺っていますと、今さらながらそう思えてまいりました

…母のことですから、あくまで芸術ファーストだった疑いは拭えませんけれど

わたくしの身すら、額縁の中で後世に残って人々に心を楽しませることが出来るのならば
名匠が名優と共に生み出す映画が残ってまいるのはさらに当然でございましょうに…
せっかく、柚葉さんがご覧になりたいと思われた名画が忘れられるのは残念でございます
フィルムの中の麗姿が多くの方の目に触れ続けられるよう、願わずにいられませんわ

一方で、妖怪が新たに注目され、新たな装いの下に良き文化として残されるよう試みがなされるのは素晴らしいですわね
もし、それによって妖怪、魔族が人間とより身近に交流できる世界を作るきっかけになりますなら、そのような場で我が身を紹介するのも、恥ずかしくはございますが、挑んでみたいですわね

それが出来たなら、あの日わたくしを叱ってくれたメイド長にも、わたくしを認めてもらえるかも…
そのように思えてまいります

ありがとうございます
本当に柚葉さんは、良いお考えを教えてくださいますわね…


325 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/11(Sat) 23:21
>>308

???

…三女ちゃんが傍にいてくれて良かったですわ
わたくしには初めて聞く言葉だったのですが、もしかして日本にその様な他種族が?と思ってしまいました

確かに、日本各地に存在するようですわね
邪気眼…、『選ばれし者が持つという第三の眼』…
生物の時間に習いましたムカシトカゲの眷属かと思いますたがそうではないようですわね
いえ、ムカシトカゲは頭に第三の眼を持つそうでございますから

でも、日本に分布…いえ、居住している邪気眼使いの方は、実際には特殊能力を発揮していない方がほとんどのようですね

わたくしでございますが、第三の眼ではなく、この両の眼を魔能力を発動して…、あまり申したくないのですが、人間を動かすことが出来ます
イタリアに居りました時に、この能力で狩人をやり過ごしたことがございました
イタリアの民族舞踊である『サルタレロ』を小一時間ほど踊っていてもらって、その間に逃げおおせたのですよ

日本に参ってからは全く発動させておりませんし、この街ではわたくしたち家族に乱暴狼藉を働くような方も滅多にいませんから、これからも発動させることがないようにいたしたいものです

これが邪気眼といえるのかどうか、この言葉に詳しくないものですから、何とも申し上げられませんわね


>>309

申し訳ございませんが、我が家はステーキハウスではございませんよ?
見も知らぬ方にいきなり食事をねだられましても、応対しかねますわ

そうそう、この先の肉倉(ししくら)様のご主人が脱サラされて、まさにそのステーキハウスを開業されるそうでございます
その店内は、奥様のインテリアのコーディネイトが凝っていて、照明も落ち着いた間接照明を使われているとか

せっかくのことでございます
ぜひ、そのお店のお客様第一号になってあげてくださいませ
美味しく召し上がられましたら、喰いログに投稿されると宜しいですわ

そうそう、割引券をいただいておりますので、これを差し上げますわね


326 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/12(Sun) 11:33
>>308

邪気眼…?
所謂邪視、邪眼といわれるものの類の事ですか?

蛇の妖(あやかし)は、一睨みで相手を動けなくしたり、または毒気を叩きこむ事で
相手を殺す事さえ可能だと聞いた事がありますね。
他にも、暗示をかけて身体の自由を奪い、操ることも可能であるとか。

私の叔母も、邪視には恐怖した経験があるのだとか。
だからこそ、お守り代わりとして常に手鏡を携帯するように言われています。

お嬢様の使われるものは「魔眼」だそうですが、力の応用等は然程違いは無さそうですね。
そもそも「邪視」「邪眼」「魔眼」と呼ばれるものは東西を問わず存在するそうです。

防ぐ術は鏡をかざす、九字護身法(くじごしんぼう『臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前』)を用いるのがよろしいとか。
ただ、後者は意味を理解した上で作法をきちんと身に付けておかなければ意味がありませんので、前者が一番妥当な手段だと言えるでしょうね。

お嬢様は力をお持ちになっているとお聞きしただけで、まだ私自身はそれを見た事が無いのです。
出来れば、そのような力を遣う必要のない平穏を望みますね。

>>309

…すみません、前スレからの引き続きで言葉足らずの部分もありますので一応説明させて頂きます。
当屋敷は、和風建築です。…残念ながら、洋館では無いのですよ。
主であるお嬢様もこのお屋敷の雰囲気に合わせて、普段は和装をなさっておられます。

それで、肝心のお願いに関してですが突然そのような事を言われても…。(汗)
今恐らく、冷蔵庫にはステーキ用のお肉は無かったと思います。
商店街のお肉屋さんの特売日は明後日ですし、多分その時でないと購入する予定は無いのですよ。

ステーキを召し上がりたいのでしたら、お嬢様が貴方にお渡しになった割引券のお店で宜しくお願いします。
もしお気に召しましたら、お嬢様も仰っているようにブログ等で宣伝を宜しくお願いします。
もしかしたら、お屋敷の皆様で行くかも知れませんので。

327 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/03/13(Mon) 00:25
超越したなんらかの力を手にしてもろくでもないことにしか使わない自分しか思い浮かばないw

328 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/03/13(Mon) 10:06
>>327

なるほど、そういった力への渇望の象徴が『邪気眼』と申すものなのでございましょう
学校に於きましても、それに類する物語に感化されらしい方の長口上と所作、さらに創作物など拝見いたしましたわ
人間の方の、日々の挿話としてお話しいただいていますうちは、わたくしもご一緒に楽しませていただけますわ

ですが、そのような力を本気で望み、そのために様々なものを犠牲にしようとなさる方も居られますわ
その犠牲が我が身のとどまらず、他人を…、無辜の人々の犠牲でありましても、怯むことなく、手を伸ばそうという方も見てまいりました
わたくしたち吸血鬼にその力があると見定められましたがゆえに…

わたくしたちの眷属となることで、永き寿命を、牙を、翼を得ようとなさる
それのみならず、更なる強大な力を隠し持っているのではないか、眷属になれば、その力をも得ることが出来るのではないか、との妄執に囚われ…
そういう方々の瞳は、欲望で濁るか、あるいはあまりにも澄み渡り過ぎていて…
澄み渡り過ぎているのは、自分の力を以てあらゆる『良きこと』を、すべての障害を薙ぎ払った上で成就しようという、至純の心を持たれるがため

その様な瞳で、いまだ百歳にも満たなかった幼子のわたくしにすら、服従の意志を露わになさる…
正直、怖かったですわ…

貴方様におかれましては、そのような力への渇望が、碌な結果を産まないことを重々ご承知のご様子、良かったですわ
どうか、これからもそのような力に惑わされないでくださいませ
そして、ご近所様として親しくしていただけましたら嬉しゅうございますわ


329 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/03/14(Tue) 00:45
>>294
>>310 アーチェロお嬢様

>桃の花言葉と申しますと…
『私はあなたのとりこ』、『天下無敵』、『気立ての良さ』…

(ちょっと照れた顔で)
これらが、桃の花言葉なのですね。
それにしても、『天下無敵』は以外ですが桃太郎の旗印を思えば
その言葉にも説得力が感じられますね。

(雛祭り当日)

>まあ、この素敵なお人形はお母様譲りなのですね
この丹精込められたお人形を拝見しますと、お母様が柚葉さんのご成育をどれほど悦ばれ、さらなるご成長をどれほど望まれたか、伺えますわね

三姉妹さん達にも「可愛い」と喜んでもらえて、この子達も喜んでいる事でしょう。(微笑)
実は、母に作ってもらった壁掛けの雛人形は今でも大切に実家に仕舞ってあるのですよ。
そして、何年かの間はそれを飾って雛祭りのお祝いをしていたんです。
宜しければこの子達には、来年も活躍して頂きたいですね。

>三姉妹ちゃんたちも感激の面持ちですわ
揃いの桃の色に染めた着物で、今日は殊の外可憐に着飾っていて愛らしいですが、本当にあの零れるような笑みを浮かべさせているのは、柚葉さんのお心づくしを心から喜んでいるからですわね…

うふふ…お嬢様、レイナさんと3人でよく相談した甲斐がありましたね。
あまりに可愛らしくて、思わず抱きしめてしまいたいくらいです。
…え?もう抱きしめられてる?
あら…ごめんなさい、あまりに可愛いものですから、つい…。(微笑)

では、はしゃぐのはこれぐらいにして頂きましょう。
お腹が一杯になりましたら、記念撮影ですね。

(食事の後、壁掛け雛人形をバックにして記念撮影しました)

また一つ、このお屋敷での季節の思い出が出来ましたね。
壁掛け雛人形と共にこの思い出も、大切にアルバムに仕舞っておきましょう。

>>327

力を渇望しながらも、自己を客観的に見つめておられるのでしたらそれ程心配は無いと思いますよ。
でも、そうですね…。何の前触れも無く人智を超えた力を手にしてしまえばやはり自己を抑えるのは難しいかもしれませんね。
何しろ、不可能だと思っていた事が難無く出来てしまうのなら畏れ以上に喜びは大きいと思います。

私の知り合いの中にも、この街の神父様や「鬼斬り」と呼ばれる方々の様に退魔業を生業として
超越した力をお持ちである方がいます。
ですが、そのような方達は皆弛まぬ修練と「力」を振るう事の重さと責任を自覚した上でそれらを振るっておられます。
「力」を身に付ける過程の中で、「力」のもつ重みを自覚なさっているのだと思います。

「過程」を無くして唐突に力を身に付けてしまえばその重みを自覚する事は難しいですから、
欲望に振り回されてしまう事はあり得ると思います。

私も母からヒーリングを教わりましたが、その力をもっている事を決して退魔業や妖(あやかし)とは
関わりの無い方には口外せぬこと、人前でそれらを使わない事、
行使する時は己が重大な怪我をした場合や目の前で命が危険に晒されている方に遭遇した場合等に限るという具合に
厳しい教えを受けました。

大きな力はそれと引き換えに、大きな代償を伴います。
例えば力を「お金」に置き換えてみますと分かり易くなりますね。
市井の方が宝くじ等で突如として一生働いても得られないような大金を得た後、
それと引き換えに人生が狂ってしまったという例は聞いた事がありますよね?
それは大金と引き換えに「運」という代償を支払う事になったと言えるでしょう。

何か大きなものを得た時に、己を律するその心構えを忘れないで下さいね。

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