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【星のカービィデデデでプププなものがたり】復活の「D」

1 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2021/04/09(Fri) 14:24

ナレーション「2021年4月9日、遂にあいつが帰って来た!」

大王「待たせたなお前ら!天上天下唯我独尊!デデデ大王、満を持して今日復活だデ!!」
カービィ「誰も待ってないと思うけど」
大王「やっぱりここにはおれさまがいないとな、全く盛り上がらんだろう」
カービィ「いてもいなくても変わらないと思うけど」
大王「そんなわけで!今日からスレッド活動を再開するデ!
  おれさまは15年前からずっと続けてる大ベテランだからな、あえて名乗る必要はないだろう 皆もうご存知だと思うしな」
カービィ「知らない人のほうが多いと思うペポ」
大王「知らないなら教えてやるデ おれさまの事は…そうだな……伝説のキャラハン、気軽にレジェンドとでも呼んでくれ!
  見よ!初代スレ主としての貫禄を!若い奴らとは違う、年季の違いってヤツを見せてやるデ!!」
カービィ「そんなに貫禄出てないと思うペポ」
大王「さっきからうるさいデ!こいつはカービィ、おれさまの家来だ!他にも手下がいるから、また後で紹介してやるデ!」
カービィ「家来じゃないペポ」
大王「っつーわけで、ルールの説明だデ!おれさまのスレに書き込みをするんだからな、ルールは守ってもらわないとな!
  ルールは以下の通りだ 書き込む前にちゃんと読んでおけよ」


・荒らし禁止!中傷・煽りお断り!清く正しく親切に人と接する思いやりの心を忘れずにな!

・クロストーク禁止!何かあったら他を介してではなく直接おれさまに聞いてくれよな!

・今回からはもう新しいキャラハンの募集はしないデ!募集しても来ないだろうしさ、それにおれさまゆっくり気楽にやりたいんだ、悪いな

・俗に下ネタと呼ばれる類の話は禁止!ギャグだろうが何だろうが下ネタを使うのは三流のやる事だからな


大王「…とまあこんな所だな!」
カービィ「このルールは大王も守るんだよね?」
大王「勿論だデ!ルールを作ったおれさまだってその例外じゃないデ!作った本人が守れなきゃ示しがつかないだろ
  それにおれさまは、自分が出来ない事は他人に押し付けないって決めているんだデ!」
カービィ「ふーん」
大王「なんだその疑いの目は!?まあ良い!挨拶はこのぐらいにして、さっさと始めるデ!
  おれさまの事をもっと知りたかったら、後で過去のスレのURLくらいは貼っておいてやるデ!時間があったらチェックしてくれよ!」
カービィ「黒歴史がいっぱいペポ」
大王「黒歴史ちゃうわ!輝かしい歴史と言え!じゃあ一旦ここまで!またな!!」


779 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/06(Fri) 18:22

大王「なんか急に書き込み数が多くなったデ」
シノ「10月になって、記念祭が終わったからでしょうか?
  スレッドが見捨てられず今も続けられているのは、ひとえに陛下の人徳があっての事ですよ」
大王「そうか…おれさま達がこれまで積み上げてきた努力は決して無意味じゃなかったんだな」
宝石魔人「さっきから何を話しておるのじゃ?さっさと始めるぞ!!」

>>773

大王「スーパーマリオには流石に敵わないが、星のカービィだって根強い人気があるよな!」
シノ「これもひとえに陛下の人徳があっての事だと思いますよ」
大王「そうなのか……?でも調べた限りじゃカービィのグッズしか置いてないデ おれさまのグッズは……?」
シノ「シリーズの主人公はカービィさんですので、それは仕方のない事かも知れません
  陛下はあくまで作品の中では脇役に過ぎないのでしょうけれど、そんな脇役がいてこそ作品が輝くもの
  陛下が縁の下の力持ちで作品を支えているからこそ、根強い人気があるのではないでしょうか?
  決して悲観する事ではないかと思いますよ」
大王「そうか…?それもそうだよな!」
宝石魔人「それより儂のグッズは出ないのかのう?」
大王「じーさんはウルトラスーパーデラックスにしか出てないだろ」

>>774

大王「なんだよ おれさまにカボチャの面を被って踊れってのかよ?」
シノ「陛下……そんなシーンは本編にはありませんよ……
  カボチャの面を被ったキャラクターは登場しますけれど、あれが主人公じゃないですよ」
大王「何…だと……!?でも実際にカボチャの面を被って踊ってるシーンがあるんだデ!」
シノ「あれはとあるニュース番組でゴーストバスターズの曲に合わせて踊っていたのを編集したものであって、
  閃光のサハウェイとは何の関係もありません」
宝石魔人「カボチャはハロウィンによく出てくるイメージがあるが、元々ハロウィンではカブが使われておったのじゃ!!
  しかし、カボチャの方が多く収穫出来たという理由でカボチャが使われるようになったのじゃ!!」
シノ「今の季節は丁度カボチャが旬ですね カボチャを使ったスイーツはとてもおいしいですよ」
大王「何かカボチャの話になってるデ!!」

>>775

大王「言うな!!だから何で知ってんだよ!?どっからそんな情報が漏れてんだ!?」
シノ「陛下……体重300kg台というのは本当なんですか………?」
大王「本当のわけないだろ!300kgも体重あるわけないだろ!」
宝石魔人「しかし、こないだの体脂肪率30%台後半というのは本当じゃろ?」
大王「あー!!だから言うなって!!」
シノ「………陛下…それは本当なんですか?」
大王「あ…!い…いや………じーさん………頼むからなんかフォローしてくれ………!」
宝石魔人「済まん うっかり口を滑らせてしもうた シノよ、この話は聞かなかった事にしといてくれ」
大王「フォローになってないデ!!!!」

シノ「…………陛下」
大王「は…はい……!」
シノ「今の陛下にぴったりな減量修業があるんですけれど」
大王「それ、今思いついたやつだろ…?遠慮しておくデ」
シノ「遠慮しないでください 大丈夫です すぐに終わりますから」
大王「すぐに終わらないやつだこれ じいさん!!頼むから助けてくれ!!」
宝石魔人「骨は拾っておいてやる」
大王「見捨てないでーーーーー!!!」
宝石魔人「身から出た錆じゃ 観念せい」
大王「この人でなしーーーーー!!」

>>776

大王「よく黄金バットなんて知ってたな 何年生まれだよ」
シノ「黄金バットって何ですか?」
大王「黄金バット知らないのか……」
宝石魔人「フン!!古いアニメでも再放送される事があるし、今は配信というのもある!!
  今の若者が昔の作品を気軽に観られる良い時代になったものじゃな!!!」
大王「昔はレンタルショップとかあったのにな スマホ1つありゃ良いもんな今の時代は
  21世紀って凄くなったな」
シノ「21世紀でこれなら22世紀はどうなっているのでしょうか?」
大王「ロボットが人間を支配してたりするかもな!」
宝石魔人「それは笑えんな!!人類は進化するものであって退化などあってはならぬわ!!」
大王「予想だから実際にそうなるって決まったわけじゃないデ…」


780 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/06(Fri) 18:23

>>777

大王「なんか、ドラゴンボールとか仮面ライダーとか色々混ざっているな
  登場人物が色々いるけど、カービィが複数いる設定なのか?パラレルワールドとか出て来たデ」
シノ「並行同一体……違う世界にいる自分自身っていうのが信じられない話ですね…SFみたいです」
大王「星のカービィって作品自体がSFみたいなもんだからな」
宝石魔人「それにしても黒幕ってのが気になるわい……結局そいつは何者なのじゃ!!?正体を現さんかい!!!」
大王「予告に文句言ったってな……5000円くらい払ってやるから続き書いてくれねーかな」
シノ「5000円くらいじゃ書いてくれないと思いますよ…?」
大王「こっちは無償で書いているってのにさ」
宝石魔人「当然じゃ!!そんな安い文章で金を取ろうなど考えがフルーツタルトの様に甘いぞ!!!」
大王「冗談だデ……それよりヒカワとサクライって人物が気になるな………こいつらが作品にどう関わってくるんだ?」
シノ「ちなみに私達は出番が一切ないんですね……」
宝石魔人「という事は儂もか!!?」
大王「そりゃそーだろ っていうか主役のとある国王ってのはこれおれさまの事で良いんだよな?」
宝石魔人「違うじゃろう」
シノ「違うと思います」
大王「やっぱり続き書いてくれ!6000円くらいでどうだ!?」
シノ「1000円増えただけじゃないですか……」

>>778

大王「無駄にスペース使うな 空けても5行くらいだ」
シノ「5行だったら良いんですね……」
大王「その台詞はおれさまも言いたかったんだデ」
シノ「言いたかったんですか……」
大王「チービィが犯人だったってよくよく考えるとどういうシチュエーションだろうな……
  コンビニでエロ本立ち読みした犯人とかどうだ?」
シノ「チービィさんそんな事する人じゃないと思うんですけど…」
宝石魔人「どちらかと言うとお前がやるやつじゃろうそれは」
シノ「陛下、それは本当ですか?」
大王「しないしない!!じいさんも余計な事を言わないでくれ!!」
宝石魔人「しかし儂は見てしまったんじゃ……深夜のコンビニでいかがわしい表紙の本を手に取る男の姿を……
  あれは紛れもなくデデデ本人じゃった……………」
シノ「陛下……?」
大王「濡れ衣だ!!それは多分他人の空似だ!!」
宝石魔人「否!!犯人はお前じゃ!!!!!!」





宝石魔人「………と言いたかったんじゃ」
大王「脅かすんじゃねーよ!!心臓止まるかと思ったわ!!」
シノ「ちゃんと5行分空けていますね……」


781 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/06(Fri) 18:28

マスクドデデデ「やあ皆!デデデでプププななかまたち・旋風編の時間だ!
  見る時は部屋を明るくして画面かななるべく目を離して見るんだぞ!
  我輩との約束だ!」


 デデデでプププななかまたち・旋風編

  第28話 大王、双極を迎え撃つ

 前回までの記録

  第1話 大王が帰って来た!(>>21-27)
  第2話 大王、戦力外通告にキレる(>>35-40)
  第3話 大王、突然の呼び出しに慌てる(>>56-59)
  第4話 大王、再びマスクドデデデに変身する(>>109-113)
  第5話 大王、怪盗一味と戦う(>>143-148)
  第6話 大王、ラップバトルをする(>>151-154)
  第7話 大王、お菓子を食べて怠ける(>>164-168)
  第8話 大王、宝島を目指す(>>203-207)
  第9話 大王、レコード屋に感激する(>>254-258)
  第10話 大王、闇の仮面と闘う(>>286-289)
  第11話 大王、格闘王になる(>>317-322)
  第12話 大王、悲鳴を上げる(>>334-338)
  第13話 大王、電撃を食らう(>>345-351)
  第14話 大王、誘拐される(>>361-363 >>365-366)
  第15話 大王、プププランド奪還に向かう(>>378-382)
  第16話 大王、修行する(>>518-520)
  第17話 大王、新たなる刺客と戦う(>>552-556)
  第18話 大王、友達の裏切りに驚愕する(>>562-565)
  第19話 大王、悪口にビビる(>>570-573)
  第20話 大王、ワムバム一族と闘う 前編(>>576-581)
  第21話 大王、ワムバム一族と闘う 中編(>>587-590)
  第22話 大王、ワムバム一族と闘う 後編(>>603-607)
  第23話 大王、友達を心配する(>>705-710)
  第24話 大王、お見合いをする(>>742-746)
  第25話 大王、シノを捜しに行く(>>751-754)
  第26話 大王、石像にされる(>>758-761)
  第27話 大王、父と娘の絆に涙する(>>764-767)


782 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/06(Fri) 18:29

ウィズ「クククククク……漸く戻って来ましたか……お久し振りですね双極のお2人」

ボーボー「…………………」
ミセス・モーリィ「……………………」

ウィズ「それで、どうでしたか?闇・エネルギーは集められましたか?」
ボーボー「勿論だとも!!我輩の方がより多くの街を手中に収め闇・エネルギーを収集出来たぞ!!」
ミセス・モーリィ「勝手な事を言うなザマス!!ワタクシの方が多かったザマス!!」

ウィズ「………足りませんね」

ボーボー「何っ……!?」

ウィズ「お2人共まだまだです………この程度の闇・エネルギーでは充分とは言えません
  これではダークゼロ様が覚醒なさるまでにかなりの時間が掛かる…………
  仕方がありませんのでお2人の親衛隊を全員闇・エネルギーに変換しダークゼロ様の贄にしましょう」
ミセス・モーリィ「何言っているザマス!?」

ウィズ「………………」

 パチン!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴ………

親衛隊「…………何だ…?」
親衛隊「か…身体が…………!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

親衛隊「う…うわあああああああ!!」

親衛隊「た…助け………わああああああああああ!!!」

親衛隊「うわああああああああああああああ!!!!」

 ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!



ウィズ「…………………………」

ボーボー「ウィズ!!よくも我輩の駒を!!」
ミセス・モーリィ「何て事をしてくれるザマス!!」

ウィズ「貴方がたに駒など必要ありません デデデ達の抹殺は自分自身の手で行なってください」

ボーボー「どういう事だ……!?」
ウィズ「ボーボーさん、ミセス・モーリィ 貴方達2人にデデデ達の抹殺を命じます」
ミセス・モーリィ「元八部衆がワタクシ達双極に指図するなザマス!!」
ウィズ「出来なければ今度は貴方達をダークゼロの生贄にします……それでも良いのなら従わなくて結構」
ミセス・モーリィ「くっ…………!」
ボーボー「仕方があるまい………」
ミセス・モーリィ「ボーボー!!こいつに従うザマス!?」
ボーボー「勘違いするな!!我輩にも意地とプライドがある……!!覚えておけウィズ!!
  必ずデデデ達を抹殺し、その暁には………貴様の命は無いものと思え……!!首を洗って待っていろ!!」
ウィズ「ええ、楽しみにしていますよ クククククククク…………」



大王「…………長屋での生活も流石にそろそろ限界だデ」
シノ「そうですね……このままの生活に不満を持つ住人達も多いです
  一刻も早くプププランドを奪還しないと………」
大王「もう一度デデデ城に行ってボーボー達を倒すか」
シノ「勝てるでしょうか……前に挑んだ時は全く歯が立ちませんでしたが」
大王「おれさま達は強くなった!あの時みたいにはならない筈だデ!!」
毒蛇騎士「それなんだが」
大王「どうしたんだよサーペントナイト」
毒蛇騎士「お前が今話をしていたそいつらが襲撃に来た 長屋が大変な事になっている」
大王「何だと!?シノ!!今すぐ行くデ!!」
シノ「はい!!」



宝石魔人「フンッ!!フンッ!!フンッ!!」

 ドンドンドンドン!!

大王「じいさん!!じいさん!!」

宝石魔人「何じゃ騒がしい!!今修行中じゃ!!」
大王「急いでくれ!!ボーボー達が襲撃に来ているんだ!!」
宝石魔人「何じゃと!?案内しろ!!」



 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

住人達「うわあああああああああああああ!!!!」

ボーボー「ふははははははははは!!こんなボロい長屋など全て燃えてしまえーーーー!!」

住人達「うわああああああああああああああ!!」

ミセス・モーリィ「ここ一帯を美しい植物園に変えてやるザマス!!」


大王「やめろ!!これ以上好き勝手な事はさせないデ!!」
ボーボー「来おったな貧民王!!」
大王「誰が貧民王だ!!」
毒蛇騎士「それは否めないナ」
大王「否めよ!!」

ミセス・モーリィ「今度こそお前達に引導を渡すザマス!!」
ボーボー「それは我輩の台詞だぞミセス・モーリィ!!」
ミセス・モーリィ「余計な邪魔をするなザマス!!」
ボーボー「貴様こそ我輩の足を引っ張るでないわ!!」


783 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/06(Fri) 18:30

大王「何だ……?」
シノ「仲間割れをしているみたいですね……」
毒蛇騎士「好機だナ 元々奴らに協調性は無イ
  普段からいがみ合っている連中ダ そこを叩けば倒すのは容易」
宝石魔人「そうと決まれば!!ぬおおおおおおおおおおおおお!!!!グライドパンチ!!!!!」

ボーボー「………!」

ミセス・モーリィ「………!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!


ボーボー「Be Cool Be Cool……頭に血が上っていて戦う相手を間違えてしまったな……」
ミセス・モーリィ「全く…不意打ちとは卑怯ザマス!」
ボーボー「戦いの時も冷静に理知的に!我輩は常にクールなのだ!」
ミセス・モーリィ「今はこいつらを倒す事が先決ザマス!」
ボーボー「行くぞ!ミセス・モーリィ」
ミセスモーリィ「指図をするなザマス!言われなくてもやるザマス!」


大王「仲が悪いのか良いのかよくわかんねえ連中だな……」
シノ「油断は禁物ですよ、陛下」
大王「分かってるデ、変身!!」


チービィ「そっちも大変そうだな………僕も加勢しよう!アニー!住人の怪我の手当を任せていいか!?」
アニー「了解しました!チービィさんお気をつけて!」

チービィ「最近全然活躍してなかったしな!よーしやってやるぞ!」
リープ「いやあああん!チービィちゃん行っちゃだめぇ!
  チービィちゃんがそばにいないとアタシ寂しくて寂しくて……
  だ・か・ら……チービィちゃんの事は離さないわ♥ウ・フ!」
チービィ「何でこうなるのーーーーー!?アッーーーーーーー!!」



ボーボー「火炎弾!!!」

ミセス・モーリィ「植物の饗宴!!」


 ドオオオオオオオオオオオン!!!!


シノ「はああああああっ!!花影流・紅蓮紅葉!!」

 ドオオオオオオン!!!!

ボーボー「ふっ……やるねぇお嬢ちゃん……だがこの攻撃だけでは我輩は……」

毒蛇騎士「雷毒刺殺槍!!!!」

ボーボー「なっ…!?」

ミセスモーリィ「護りの大樹!!」

 ドオオオオオオオオオオオン!!!!

毒蛇騎士「チッ……!」

ボーボー「助かったぞミセス・モーリィ」
ミセス・モーリィ「1つ貸しザマス!」

マスクドデデデ「大した連携だ……!我輩達の攻撃が1つも通らない……!」
宝石魔人「だがそれは奴らも同じ事!!
  奴らも中々儂らに攻撃を入れられず痺れを切らしておるようじゃぞ!!」
毒蛇騎士「その隙を伺っている所だが、奴らもそこまで馬鹿では無イ……」
シノ「彼らもまた、私達と同じように連携が乱れる隙を狙っています!」


784 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/06(Fri) 18:32

ボーボー「ふう……連中も中々しぶといな…………!
  流石にこのままでは………我輩の頭も沸騰してしまいそうだぞ………!」
ミセス・モーリィ「抑えるザマス!常に冷静じゃ無かったのザマス!?」
ボーボー「それもそうだ……そうだ落ち着けボーボーよ………
  冷静に対処すれば、あんな連中はどうという事は無い……」
ミセズ・モーリィ「イライラしているのはあっちも同じザマス!
  ……つまり、どちらかが冷静さを欠けばその瞬間雌雄を決するザマス!」


宝石魔人「何か打つ手は無いものか………連中の陣形を乱せる様な策は…………」
マスクドデデデ「陣形を乱す………?そうかわかったぞ!我輩に任せろ!」
シノ「陛下…?」
マスクドデデデ「確かボーボーは狸と呼ばれると理性をなくす程怒っていた!」


マスクドデデデ「やいそこの化け狸め!!」

ボーボー「……ん…?」


ボーボー「……今我輩を呼んだのか……?それとも我輩の聞き間違いか……?」
マスクドデデデ「狸と言えばお前しかいないだろう!化け狸……いや、馬鹿狸だったか!ヌハハハハハハハ!!」

ボーボー「"馬鹿"……?"狸"…………!?"お前"…………だとぉ…………!!?」

ミセス・モーリィ「マズいザマス!今の単語は全部ボーボーにとっては禁句ザマス!!
  ボーボー落ち着くザマス!!冷静になるザマス!!Be Coolザマス!!」

ボーボー「もう許さんぞおおおおおおおおおおおおおお!!!!跡形も残らぬ様消し炭にしてくれるわーーーーーー!!!!!!」
ミセス・モーリィ「全然クールじゃないザマスーーーーーー!!!」

毒蛇騎士「消し炭ならば跡も形も残っているだろうが、間抜け」
シノ「それはいわゆる定型句ですので言ってはいけないお約束です」
宝石魔人「しかしこれで陣形を乱す作戦は上手く行ったな!」
マスクドデデデ「これで形勢逆転だ!!」

ボーボー「ぬおああああああああああああ!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオン!!!

ミセス・モーリィ「ボーボー!!頭を冷やすザマス!!」

毒蛇騎士「全くダ 片割れが単細胞で助かった」

ミセス・モーリィ「くっ……!!」

毒蛇騎士「雷毒刺殺槍!!」

 ズバァァァアアアアッ!!!

ミセス・モーリィ「あああああああああッ!!!」


ボーボー「ブルァァァアアアアアアアアア!!!!!」

マスクドデデデ「マスクド真拳奥義!!アジアの純真!!!!!」

 ドオオオオオオオオン!!!!

ボーボー「ぐあああああああああああああああ!!!!」



シノ「決まりました!!私達の勝ちです!!」


ボーボー「我輩とした事が………足元をすくわれたようだな………」
ミセス・モーリィ「くっ……!ボーボー!何をやっているザマス!!」

 ジャキッ!!

ミセス・モーリィ「っ………!」

毒蛇騎士「これで貴様らも終わりダ 大人しく縄につくカ……?
  それとも、この槍の錆にでもなるカ……?好きな方を選ばせてやル」

ミセス・モーリィ「ば…馬鹿を言うなザマス……!誰がお前なんかに……!!」
毒蛇騎士「そうか………ならばここで死ね!」
ボーボー「くっ……!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

毒蛇騎士「くっ……!?」

宝石魔人「何じゃ!?」

シノ「上を見てください!」


ウィズ「クククククククク…………」

マスクドデデデ「ウィズ……!」


785 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/06(Fri) 18:32

ウィズ「そう簡単に殺らせるわけには行きません……お2人にはもうひと仕事ありますものでね………」

 ザッ!

ミセス・モーリィ「………!?」

ウィズ「お2人共……出掛ける前にこれをお忘れでしたよ」

ボーボー「それは……!幽闇の仮面……!」

ウィズ「第三形態(トリトス)です……!幽闇の仮面の完成形にして究極………
  こんな事もあろうかと思いまして、貴方達の為に用意しておいていたんですよ……………」
ミセス・モーリィ「そんなものいらないザマス!」
ウィズ「そう仰らずに……現に貴方達は敗れてしまったではありませんか…………
  デデデ達を抹殺すると豪語したのは貴方達でしょう……ならばその約束は守ってもらわねば」
ミセス・モーリィ「やめるザマス……!嫌ザマス!!あああああああああああああああ!!!!」

 ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!

ボーボー「ミセス・モーリィ…!!」

マスクドデデデ「一体何を……!!」

ミセス・モーリィ「オ……オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!!」

ウィズ「素晴らしい…!これぞ究極の生命体!!さあ次は貴方の番ですよボーボーさん…!」

ボーボー「くっ…!断る!!だ…誰があんなおぞましい怪物になど!!」

 ダッ!!

 ビュン!!

ウィズ「逃げましたか……ならば追いましょう!」

 ビュン!!

マスクドデデデ「どういうつもりだ!?」

シノ「それより陛下、今はミセス・モーリィを……!」

毒蛇騎士「何だというんダ……まるで原型が無い……!」

宝石魔人「ああ………あれは何と言うか…正真正銘の化け物じゃ……!!」

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!!」


  第28話 大王、双極を迎え撃つ 終


次  回  予  告


大王「仮面を付けられたミセス・モーリィが狂暴化!姿は魔獣のようになりパワーも桁違いにアップ!
  余りの強さに苦戦をしたが力を合わせて何とか勝利するのであった!」
チービィ「それは次回予告じゃねーよ!ネタバレになってるじゃねーか!」
大王「ちゃんと予告したからな!次回も見てくれよ!お楽しみに!」
チービィ「そんな予告じゃ誰も見る気にならねーよ」


786 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/07(Sat) 17:02
最近筆が乗ってるわねデデデ…

787 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/07(Sat) 20:10
シノ達は一切出ないとは言ったな。一部は嘘だ!
もしも劇場版星のカービィにありがちなこと 別Ver視点

ナレーション「プププ歴陽月月日…並行銀河は新たなる敵ギャラクシーによって支配されていた!」

『お前達に俺様を倒す事は不可能だ!何故だか分かるか?お前達と俺様とじゃあ雲泥の差があるからな。』

『おいおいなんなんだ!アイツ急に現れたと思ったら僕達を一瞬で吹っ飛ばしたぞ!』
『どう順調?』
『サクライ殿…本当に私達で倒せるのでしょうか…あの様な仮面をした者に…』
『あれ?まだ分からないの?あれ並行同一体のデデデ大王だよ?』
『『『『なんだって(ですとー!)ペポー!!!!』』』』

突如現れし仮面の男の正体
それは並行同一体のデデデ大王身長185pぐらいだと発覚 

『シュタ!』ズギョバァン!
『な、なんだ?』
『あれは!!荒ぶるカービィ!』
『荒ぶるカービィ?』
『ピンクの悪魔から突然変異で出できた通称「荒ビィ」とも呼ばれてる』
『あれもカービィだって言うの!?』
『でも色が白いゾイ』
『いやカービィの初期である「ティンクル・ポポ」だって体が白かったからアレも同じ系統だよ。』
『いやメタいってヒカワくん…此処にいる者達は初期だとか何とかは知らな…『そういう事だったペポか!』ッ!』
『まあ彼ならいち早く真相にたどり着くと思うよ…』

謎が深まるヒカワ、サクライが目的とすることとは!
そして何故?彼だけは真相にたどり着けるのか?

『シノ…』
『えっ?誰?』
『!?…思い出した…私の名は…』
『今はそれ以上言わない方がいい…その名を言ってしまったらあなたがいた世界には帰れなくなる…』
『ヒカワ殿にはお見通しでしたか…ですが私は死んだ身でございます…今更彼方に戻られても…』

そして遂に自分の名を思い出したとある国王…しかしそれは苦渋の決断を強いられる

『た、助け…』
『弱者には死あるの身だ』ズットォ!
『なんてヤツだ…仲間を見殺しにしやがった…』
『仲間?我にとって此奴らはただの駒よ。』

そして黒幕を殺し遂に姿を現す真の黒幕の野望とは?

劇場版星のカービィクロスオーバー!
超銀河!激突!星の戦士達&異世界の勇者対ギャラクシー!

『これで終わりだ!』
『くっ…此処までか…』
『諦めるんじゃねぇ!』ドゴォォ!!『ゴハァ!』ドォォーーン!
『だ、誰?えっ!キミはチービィ?』
『諦めんなよ!この銀河に集められた星の戦士達!それと異世界の勇者!あんた等が負けちまったらこの銀河も全ての並行銀河も支配されるんだぞ!』
『もしかしてサクライ殿彼は…』
『間に合ったみたいだ。そう彼も本来□□□が知る彼の並行同一体…だけど彼がいた銀河では□□□は存在しなくて彼が星の戦士を補ってる存在なんだ』

to be continued

※シノ達本人は出ないよ。でも並行同一体は出るけどね…

788 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/07(Sat) 21:11
デデデ大王がカービィに言われたらムカつく言葉

「だってキミ弱いもーん!(五○悟ボイス)」

789 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/08(Sun) 06:18
実は大王がおやつ食べる際…シノにバレ無い様に秘密の隠し場所からオヤツをちょろマカしてる!

790 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/08(Sun) 22:19
大王…あんた何歳なんだ?黄○バットとか仮○ライダーとか詳しいだなんでさては
大王はもうお爺ちゃんなんだろ!

791 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/10(Tue) 13:20
アドレーヌがメンヘラヤンデレになった時のありがちな事洗脳されたアドレーヌと同じ事が起きる為
大王は選択を間違えない様にシノについて説明してください

792 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/11(Wed) 13:10

>>786

大王「結構前までが調子悪かったからな、そろそろ頑張らないとなと思っただけだデ
  返事の方だって勿論すぐに返せるようにしないとな
  ただ返事を返すのに急ぎすぎると的外れな返答になっちまう事もあるからな、そこは気を付けるようにしたいデ」
シノ「私もなんですけど、返事を書く時って結構慎重になってしまうんですよね
  一度投稿したものって取り消し出来ませんし、投稿した後になって違うって事に気付く事もありますね
  それに感情とか文面だけでは伝わらないようなものもありますし、気を悪くしたら…とか色々考えてしまう事ってありますよね」
宝石魔人「文章というのは人の気持ちを考えてこそじゃ!!自分の想いばかり伝えれば良いわけではない!!
  時に相手の事を尊重し思いやる事が物事を円滑に運ぶ秘訣じゃ!!」
大王「じーさんからそんな言葉が出るとは思わなかったデ……じーさんて自分の意見ばっか通して人の話聞かないタイプだと思ったからさ」
宝石魔人「フン!!伊達にワムバム一族の王をやっていないわ!!
  勿論儂が指揮を執る事の方が多かったが時に民の意見にも耳を傾け少しでも国を良くしようと奮闘しておったわ!!
  王として国を支配するとはつまりそういう事なのじゃ!!分かったかデデデよ!!貴様の思想ばかり押し付けていては誰も後ろをついては来ないぞ!!」
大王「それは分かってるデ……ていうか何でおれさま説教されているんだ…?」


>>787

シノ「並行同一体の私ですか……つまり、シノと呼ばれる事の無かった私という事でしょうか?
  シノという名前を授かる事無く、ポップスターにも来る事は無く、
  フラージュスターのプランタニエール王国の王女ローザジェリカとして生きていたら………
  そんな事を考えた事は私もあります
  生きてきた環境からして違いますし、境遇も異なれば性格だって違っていたでしょう
  最終的に、私はシノで良かったと思っています 違う自分なんて考えられませんから」
宝石魔人「王女として堂々と振る舞う姿も見てみたかったがのう……
  将来は少なくともそこにいるろくでなしよりは良い国政が出来たであろう」
大王「ろくでなし……?誰の事だ?」
宝石魔人「お前以外おらんじゃろうが シノの方が余程王らしいわ」
シノ「それは買い被り過ぎですよ……私は人の意見に流されやすい方ですし優柔不断ですし、王としては不向きな性格だと思います
  そういう意味では陛下は王としてとても立派だと私は思いますよ」
宝石魔人「図太さも大事という事じゃな 確かに厚顔無恥さで言えば右に出るものはおらんからのう」
大王「それは褒めてんのか貶してんのかどっちなんだデ……

  話を変えるが、並行同一体のおれさまってどうなってんだ?身長185cmもあるのかよ……」
宝石魔人「185cm……?儂から見ればまだまだ小人じゃな」
大王「そりゃあんたから見れば大体が小人だろ」
シノ「異世界の陛下……どんな感じなのでしょうか……どんな陛下がいたとしても私は元の世界の陛下が1番だと思いますよ」
大王「そうか!?そう言ってくれると嬉しいデ!」
宝石魔人「単純な奴じゃな全く……所で儂の並行同一体とやらは出ないのか?」
大王「出番は無さそうだな」
宝石魔人「何じゃとおおおおおおおおおおおお!!?」
大王「そんなに出たかったのかよ……出たとしても多分ちょい役ぐらいだろうから出ない方が良いまであるデ」
宝石魔人「否!!異なる世界の儂も儂に劣らず最強に決まっておる!!
  しかし残念じゃ!!儂さえ出ればギャラクシーとやらなんぞ一捻りしてやるものを!!!」
大王「どんだけ自信あるんだよ……チービィは出るみたいだな
  そっちはそっちで見せ場があるみたいだな パラレルとはいえ活躍シーンがあって良かったじゃないか」
シノ「こっちの世界のチービィさんも、終盤に見せ場はありましたけどね
  チービィさんがいなければ、あの戦いにはきっと勝てなかったと思います」
大王「あまり詳しく喋りすぎるとネタバレになっちまうからこれ以上は言えないが29話は13日、最終話は20日に投稿予定だデ」


793 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/11(Wed) 13:13

>>787(続き)

シノ「あと、ヒカワさんとサクライさんって結構物語に関わって来るんですね」
大王「この2人が黒幕だったりしないか?何となくだが、サクライは絶対一枚噛んでいそうな気がするデ」
シノ「どうでしょうか……?そう思わせておいて特に何も無かったりする事もありますし、文面だけでは誰が黒幕か特定するのは難しいですね」
大王「ギャラクシーってのがいわゆる悪の組織なのは間違いなさそうだな
  その組織に属しているのがどれくらいの人数いてどんな奴らがいるのか、そういう詳しい所が隠されている分気になってしょうがないデ
  宇宙を舞台にしたスペクタクルな長編アドベンチャー これはもう面白くないわけがないだろ!
  ここまで引き出しが多いのにも思わず舌を巻いてしまいそうだデ………
  ちょっと、そのネタ一部でいいから8000円くらいで売ってくれない?」
シノ「金銭のやり取りはご法度ですよ、陛下」
大王「こないだは続きを書いてくれって頼んだけど、自分でもこういう話を書いてみたいんだよな………
  異なる時間軸から来たもう1人のシノっていうのはどこかで使えそうかもしれないな………」
シノ「私としては少し困りますが………」
宝石魔人「もしやるとして、儂は出るのか?」
大王「まだやるって決めたわけじゃないから何とも言えんデそれは
  っていうか本当に出たがりだなじーさん」

794 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/11(Wed) 18:42
シノが言ったら絶対に恐い言葉

私に従え、猿ども

(猿どもは大王達やプププランドの民も含む)

795 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/11(Wed) 20:10

>>788

大王「確かに腹が立つが、否定出来ない所がより一層腹立たしく感じる所だデ」
シノ「陛下が弱いとは思えないんですが、カービィさんにだけは勝てないのは何故なんでしょうか……
  あっ、わかりました!陛下は大人ですから、まだ子供のカービィさん相手だと無意識に手加減してしまうんですよ
  自分が勝ってしまうとひんしゅくを買う事になって悪い空気になってしまうので、
  そうならない様に負けてあげる事で場の空気を守っているんですよ」
大王「え…?ああ……言われてみると、確かにそうなのかもしれないな……うん、シノの言う通りだな!」
宝石魔人「そんなわけ無かろう!!デデデの辞書に手加減なんて言葉がある筈が無いわい!!
  そんな理由に納得するとは一体どうしたのじゃ!?何か悪い物でも食ったか!?手加減なぞ貴様らしく無いぞ!!」
大王「じーさんは黙っていてくれねーか!?シノが良い話で終わらせようとしてくれたのに全部台無しじゃねーか!」
シノ「でもそれだと陛下が弱いという事になってしまいます!そんな筈ありません!陛下が弱い筈がないんです!
  陛下が強いのはジュエルさんが1番よく知っている筈です!
  そうなると、やっぱりカービィさん相手になると手加減してしまうとしか考えられないんです!」
宝石魔人「確かにデデデは強い!!だからこそじゃ!!デデデの強さは手加減を知らないという所にこそある!!
  手加減という言葉を覚えてしまったらそれはデデデじゃなくなってしまうんじゃ!!」
大王「あんたは一体おれさまを何だと思ってんだデ……」
シノ「……という事は…陛下は手加減をしていないと…………」
大王「少し折れかけてんじゃねーか!頑張ってくれ!」
シノ「……でも、陛下が手加減をしていないとしたら、それも変なんです じゃあ何故カービィさんに負けたのでしょうか?
  陛下が強いのは手加減を知らないから……その事実が本当ならカービィさんに負ける筈がありません!
  やっぱり陛下は無意識に手加減をしてカービィさんに勝ちを譲ってあげているんです!そうとしか考えられません!」
大王「よし!良いぞシノ!」
宝石魔人「デデデよ!!何故貴様はさっきからシノの肩を持つのじゃ!?儂が間違っとると言うんか!?」
大王「いや……それは………!」
宝石魔人「この際だからはっきりさせてくれい!!デデデ、貴様は本当に手加減をしておったのか!?」
シノ「そうですよね陛下!?手加減をしていたと答えてください!!」
大王「ちょっと待てお前ら!!圧が強過ぎるデ!!」


796 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/11(Wed) 20:10

>>789

大王「だから言うなって!!何でお前らいちいちそんな情報持ってんだよ!?っていうか情報源はどこからなんだ!?」
シノ「陛下……それは本当の話なんですか……?」
大王「い…いや違う…!違うんだデ……これはデマだ……そう、偽の情報なんだデ
  これまでの情報は全部おれさまの信頼を失くすような話ばかりだ……それが奴らの狙いなんだデ!
  シノ、騙されるな!騙されたら奴らの思う壺だデ!おれさまはそんな小賢しいような事をしないし、シノに隠し事なんてするわけがない!」
宝石魔人「そうやって疑われるような反応をすぐにとったり必死に弁明したりするとより一層怪しく見えるのに何故学ばんのじゃお前は」
大王「じゃあどうすりゃ良いんだデ!?誤解を払拭するには違うって言い続ける事しかないだろ!?」
宝石魔人「たわけ!!自分が悪い事をしていないという自信があるなら何も言わず堂々としておれば良いんじゃ!!!」
大王「そうか……それもそうだな!………………………」
シノ「……何か言ってくれないと何も分からないんですが」
大王「ほらそうなるだろー!?そりゃ弁明するって!」
宝石魔人「それは貴様の日頃の行ないが良くないからでは無いのか…?
  ふ……ぶぁっくしょい!!!!!」

 バダーーーーーーーーン!!!

シノ「あっ…!!ジュエルさんのくしゃみで本棚が……!!
  ………あれ…?倒れた本棚の裏に扉が………」
大王「あ…!待てシノ!その扉は………!」

 ガチャッ

シノ「…………!何ですか、これは………?」
大王「あ………ああ……………………」
シノ「お菓子がこんなに沢山………………」
大王「いかん………さっさと逃げ…」

 ビュン!!

大王「ひっ………!」
シノ「陛下………?あそこにあったお菓子について詳しくお聞きしたいんですが……?」
大王「あ……!あれは………カービィの奴が……そう!カービィがおれさまのおやつにまで手を付けるから!
  カービィに食われないように隠しておいていたんだデ!!」
シノ「それなら私に隠す必要ないですよね……?私に隠した理由を教えてくれませんか?」
大王「いや……そ…それは…………!じいさん!弁護してくれ!」
宝石魔人「無理じゃ 大人しく観念せい」
大王「この人でなしーーーーーーー!!」
宝石魔人「定めには逆らえん」

>>790

大王「おっさんな自覚はあるけど、爺さんなんて呼ばれたらたまったもんじゃないデ…
  たまたま知っていたってだけで別に詳しいわけじゃないからな
  だからたまにマニアックな話とかされると返事を返すのに困るんだデ
  出来れば返しやすいような内容で頼むデ
  最近来たやつで言うと「閃光のデデディ」とか来た時は正直どう返せば良いか分かんなかったデ
  別に引き出しが多いわけじゃないからな
  頑張って知恵を絞って絞ってひねり出してやっと出て来たのがあれだったわけでな」
シノ「投稿した側に悪気はないと思いますけどね
  でもどう返していいか分からないものってどう返すのが正解なんでしょうか?
  適当に返すのも悪いですし」
大王「そりゃあ分からないなりに考えてネタを膨らませるのが一流のやり方だろ
  分からないネタだったとしても面白いネタとして昇華出来る奴とかいるだろ?正直羨ましいデそういう奴
  おれさまにはそういう能力は無いからな でも頭が回る奴や話が面白い奴は沢山いるわけだ」
シノ「そういうものでしょうか……他より優れているとは言えなくても劣っているとは思えませんが……」
宝石魔人「フン!!僻んでいても状況は良くならんぞ!!
  貴様がそういう奴らを羨ましいと思う一方貴様も誰かに羨ましがられているという事もあるかも知れんぞ!!」
大王「おれさまが羨ましい…?どういう所でだ?」
宝石魔人「うむ………そう聞かれると返答に困る………そうじゃな…………大した才能もなく面白味もないのに何故か続けられる所か?」
大王「そんなんで羨ましがられても嬉しくならんわ!!」


797 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/11(Wed) 21:13
宝石魔人が絶対に言わなそうな言葉

儂より強い奴に会いに行く

798 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/13(Fri) 16:36

>>791

大王「え?何!?おれさまが説明すんの!?」
宝石魔人「当然じゃろうが!!部下が間違った道に逸れぬ様諭し導くのは上司として当然の務めじゃ!!」
大王「シノなら心配いらないだろ 芯はしっかりしてるから洗脳されたりメンヘラヤンデレになったりなんてする筈が無いデ」
宝石魔人「確かにシノはお前よりはしっかりしておるし、心配は要らんかも知れんな」
大王「そこでおれさまを引き合いに出さんでもいいだろ
  ただまあシノって一度怒り出すと手が付けられないくらい恐ろしくなるからな
  静かで穏やかな奴程怒らせちゃいけないっていう良い例だデ」
宝石魔人「仏の顔も三度までじゃな!」
シノ「仏の顔がどうしたんですか?」
大王「いや!何でもないんだ!シノはそのままのシノでいてくれたらそれでいいからな!」
シノ「……?何の事かよく分かりませんが、分かりました」
宝石魔人「シノよ!デデデの事をこれからも頼むぞ!」
シノ「え……?あ…はい……陛下に何かあった時、お守りするのが私の使命ですので…」

>>794

大王「もしシノが王女としてそのまま育っていたら将来はこうなっていた可能性も…」
シノ「そんな事ないです!陛下達の事を猿呼ばわりなんて私には出来ませんよ!」
宝石魔人「それは分からんぞ!生きた環境が異なれば性格も違うものとなるじゃろう!!
  育った環境は違えども王族としての血がお前には流れておる……ならば儂が王としての立ち振る舞いを教えてやろう!!」
大王「シノに変な事を教えないでくれー!!」
宝石魔人「変な事とは聞き捨てならん!!礼儀や作法を教える事のどこが変なのじゃ!!」
大王「シノがそんなの覚えてしまったら、おれさまの立つ瀬が無くなってしまうデ……」
宝石魔人「別に構わんじゃろう!貴様も王なのじゃ!
  毅然とした態度で堂々としておれば自ずと威光が生まれるというものじゃ!!この儂のようにな!!」
大王「それはじーさんだから出来る事なんだデ……」

>>797

大王「スト2のリュウかよ……確かそれ、どっかで言った事あった気がするデ どこで言ったかは覚えていないけど」
宝石魔人「フン!!武術に優れた者と対峙するというのは血沸き肉躍る!!
  目の前に立ちはだかる壁を乗り越える為に己の技術を高め、今の自分をも超えて最強の戦士と言えるのじゃ!!
  ワムバム一族は誰にも負けぬ様日々修行に打ち込み努力した!!故にワムバム一族は最強の部族だったのじゃ!!
  そしてその王である儂こそが最強!!儂が生きている限り、ワムバム一族は永久に最強であり不滅なのじゃ!!!」
大王「根っからの脳筋だデ……」
シノ「ジュエルさんは王としては勿論戦士としても立派でとても尊敬します
  仲間でいてくださる事が頼もしいです」
大王「おれさまは!?」
シノ「勿論陛下の事も同じくらい尊敬していますよ 私も2人に追いつけるよう頑張らないといけませんね」
大王「追いつくも何も、シノは充分強いと思うけどな
  どうでも良い事だけど「国へ帰るんだな、お前にも家族がいるだろう」は一度でいいから使ってみたいデ」
シノ「使う所が限られて難しいですね……場合によっては相手を怒らせる事にもなりそうです」

799 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/13(Fri) 17:58

マスクドデデデ「やあ皆!デデデでプププななかまたち・旋風編の時間だ!
  見る時は部屋を明るくして画面かななるべく目を離して見るんだぞ!
  我輩との約束だ!」


 デデデでプププななかまたち・旋風編

  第29話 大王、プププランドを奪還する

 前回までの記録

  第1話 大王が帰って来た!(>>21-27)
  第2話 大王、戦力外通告にキレる(>>35-40)
  第3話 大王、突然の呼び出しに慌てる(>>56-59)
  第4話 大王、再びマスクドデデデに変身する(>>109-113)
  第5話 大王、怪盗一味と戦う(>>143-148)
  第6話 大王、ラップバトルをする(>>151-154)
  第7話 大王、お菓子を食べて怠ける(>>164-168)
  第8話 大王、宝島を目指す(>>203-207)
  第9話 大王、レコード屋に感激する(>>254-258)
  第10話 大王、闇の仮面と闘う(>>286-289)
  第11話 大王、格闘王になる(>>317-322)
  第12話 大王、悲鳴を上げる(>>334-338)
  第13話 大王、電撃を食らう(>>345-351)
  第14話 大王、誘拐される(>>361-363 >>365-366)
  第15話 大王、プププランド奪還に向かう(>>378-382)
  第16話 大王、修行する(>>518-520)
  第17話 大王、新たなる刺客と戦う(>>552-556)
  第18話 大王、友達の裏切りに驚愕する(>>562-565)
  第19話 大王、悪口にビビる(>>570-573)
  第20話 大王、ワムバム一族と闘う 前編(>>576-581)
  第21話 大王、ワムバム一族と闘う 中編(>>587-590)
  第22話 大王、ワムバム一族と闘う 後編(>>603-607)
  第23話 大王、友達を心配する(>>705-710)
  第24話 大王、お見合いをする(>>742-746)
  第25話 大王、シノを捜しに行く(>>751-754)
  第26話 大王、石像にされる(>>758-761)
  第27話 大王、父と娘の絆に涙する(>>764-767)
  第28話 大王、双極を迎え撃つ(>>781-785)


800 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/13(Fri) 17:58

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!!」

シノ「住人の皆さんの安全が最優先です……すぐにミセス・モーリィを鎮めましょう」
毒蛇騎士「今までに戦った奴らとは訳が違う……油断をすれば死ぬぞ」
宝石魔人「フン!!そんな事分かっておるわ!!どんな化け物が来ようとも儂が最強である事は決して揺らがんわ!!!!」

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

 バキバキバキバキ……!!

シノ「くっ……!なんて力……!」

宝石魔人「咆哮だけで地割れを起こすとは……!!」

マスクドデデデ「どうする……!?ここは一度退却し、体勢を立て直すか…!?」

住人「うえええええん!!こわいよーーーー!!」

マスクドデデデ「…………!駄目だ……!中には子供もいるんだ……!
  住人達には一歩も近づけさせない!!このまま戦うぞ!!」

毒蛇騎士「当然そうなるよナ……守りながらの戦いなど面倒だと言うに」

シノ「住人の皆さんを巻き込まないように安全な場所に誘導します!」

マスクドデデデ「ああ!頼むぞ!」

シノ「全員を避難させましたらすぐに戻ります!……皆さん!避難場所はあちらです!」



マスクドデデデ「よし……これで住人達を巻き込む心配は無くなったぞ!」
毒蛇魔人「あとはこの怪物をどう処理するかだナ」
宝石魔人「フン!!儂に任せろ!!ぬおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオン!!!!

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

マスクドデデデ「よし!ワムバムジュエルの一撃が入ったぞ!!」
毒蛇騎士「否……」

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

 ドン!!

宝石魔人「くっ…!!」

マスクドデデデ「ワムバムジュエル!!大丈夫か!?」
宝石魔人「何ともない!!掠り傷じゃ!!」
毒蛇騎士「宝石頭の一撃を食らっても大したダメージになっていない……!」

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

マスクドデデデ「くっ……!また地割れだ!!」

宝石魔人「見ろ!!割れた地面から樹が生えてきておる!!」

毒蛇騎士「樹を増やす事で俺達の攻撃を妨げるつもりカ……!」

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

マスクドデデデ「ぐあああああっ!!」

宝石魔人「己ぇぇええええ!!」

毒蛇騎士「くっ……!調子に乗るナ!!」

 ビュン!!

毒蛇騎士「轟雷蛇光裂壊槍!!!!」


 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!」

マスクドデデデ「動きが止まった!!今が攻撃のチャンスだ!!」
宝石魔人「儂に合わせろ!!マスクドデデデ!!」
マスクドデデデ「応!!」


宝石魔人「ぬおおおおおおおおっ!!グライドパンチ!!!!!」

マスクドデデデ「マスクド真拳奥義!!関ヶ原の戦い!!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!」


 ドオオオオオオオオオオオン!!!!


801 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/13(Fri) 18:01

マスクドデデデ「よし!!倒したぞ!!」
宝石魔人「全く…しぶとい相手じゃった……だがこれで…………」

 グ…

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!」

マスクドデデデ「馬鹿な…!すぐに起き上がった!!」
宝石魔人「何じゃと!?あれを食らって何故まだ起き上がれる!?」
毒蛇騎士「奴は不死身なのカ……!?いや待て…!!」
マスクドデデデ「どうした!?」
毒蛇騎士「気付かないカ…!?あの化け物、戦う前と比べて巨大化していル!」
マスクドデデデ「何っ!?」

ミセス・モーリィ「ウウウ………オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!」

毒蛇騎士「奴が樹を増やしているのは妨害の為だと思っていた…!だが他にも理由はあった!
  自分で増やした樹の養分を吸収する事でダメージを回復し、更に力を増幅させていたんダ!」

マスクドデデデ「何だと!?」

宝石魔人「ならばこれまでの攻撃は全て無意味だったという事か!?」

毒蛇騎士「これ以上樹を増やさせるナ!奴に有利な環境を与える事になル!!」

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

宝石魔人「くっ…!!理性の失った怪物の分際で、よく考えられた戦術じゃ!!」

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

マスクドデデデ「くっ……!!」

宝石魔人「避けろデデデ!!」
マスクドデデデ「駄目だ…間に合わん!!」

シノ「はあっ!!」

 バシュッ!!

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

ミセス・モーリィ「グア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」

マスクドデデデ「シノ……!!」

シノ「何とか間に合いました……!住人の皆さんは全員避難させました」

マスクドデデデ「よし……よくやった!……しかし……………」

シノ「はい……相手は予想以上の難敵のようですね………」

マスクドデデデ「ああ…致命傷レベルのダメージを与えてもすぐに回復されてしまうんだ……!」

シノ「という事は、回復の手段を与えずに攻撃すれば……」

毒蛇騎士「奴は倒れた後でも回復出来ル 余計強くなるだけダ」

シノ「…では、どうすれば…………」

チービィ「どけどけぇーーーーー!!僕に任せろ!!」

シノ「チービィさん!」

チービィ「いつかこういうデカい敵が来る事を想定して、密かに改良していた火薬弾だ!!食らえ!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

ミセス・モーリィ「グオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」


シノ「怯んでいます!これは攻撃のチャンス!」

マスクドデデデ「よし!!おおおおおおおおおおっ!!」
宝石魔人「ぬおおおおおおおおおおおお!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

シノ「決まりました…!」


ミセス・モーリィ「グオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」


毒蛇騎士「まだダ…!すぐに回復すル……!」


802 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/13(Fri) 18:02

チービィ「させねーよ!!もう一発食らえ!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!?」

シノ「混乱しました!攻撃のチャンスです!サーペントナイトさん!」
毒蛇騎士「分かっていル!俺の動きに合わせロ!」
シノ「はい!」


毒蛇騎士「哈亜亜亜亜亜亜亜亜亜ッ!!!」

 バシュッ!!

ミセス・モーリィ「グア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」

毒蛇騎士「今だ!!行け!!」

シノ「はあああああああああああっ!!」

 ビュン!!

シノ「花影流!!天竜秋桜!!!!」

 ドン!!!!

ミセス・モーリィ「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」


 バッ!!

マスクドデデデ「これでとどめだ!!」

 ゴオオオオッ!!

マスクドデデデ「とうっ!!マスクド真拳奥義!!呉楚七国の乱 !!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

ミセス・モーリィ「グア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」

 パリーーーーーン!!


 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!



マスクドデデデ「……どうだ…!?」

シノ「ミセス・モーリィ、動く気配がありません……」
毒蛇騎士「増えた樹も消滅していル……」
チービィ「か…勝った…のか………!?」
宝石魔人「儂らの勝利じゃ……!!」

マスクドデデデ「や…やったぞ………我輩…もう限界だ………!」

シノ「陛下!!」

大王「あー…体中が痛いデ……!」
宝石魔人「天晴じゃデデデ!!見事じゃったぞ!!」

 バン!!

大王「痛えええええ!!頼むから加減してくれーーー!!」

チービィ「皆無事そうで良かったぜ!」
毒蛇騎士「今度ばかりは貴様に助けられたナ…礼を言うぞチビ公」
チービィ「だからそのチビ公ってのやめろよ!」

大王「ん……?待てよ……」

シノ「どうしました…?」

大王「この辺りの樹海が消えたって事は……プププランドに行ってみるデ!!
  シノ!住人を皆連れて来てくれ!!」
シノ「は…はい!」





大王「やっぱり!おれさまの思った通りだ!プププランドを覆っていた樹海が無くなったデ!!」
シノ「はい……!プププランド、奪還です!」

住人達「やったーーーーーーーーー!!!」

住人「やっと元の生活に戻れるんだ!!」

住人「大王様達のお陰だ!!大王様万歳ーーーーーー!!」

住人達「万歳ーーーーーーーーーー!!!」

大王「お前ら……それ程でも………あるけどな!!わははははははははははは!!」
毒蛇騎士「自惚れるナ」
大王「すみません………」


リープ「チービィちゃんもすごくかっこよかったワ!凛々しいチービィちゃんも素敵!
  ますます食べたくなっちゃったワ……ウフ♥」
チービィ「そういうのいいですから……あっーーーーー!!」


シノ「陛下!ウィズ達が戻って来る前に城も取り戻しましょう!」
大王「…!そうだな……!行くデ!!」
シノ「はい!」

チービィ「え…!?ちょっと…!助けてーーーーーー!!」


803 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/13(Fri) 18:03

大王「…よし、城の中も元通りだデ!……何も盗まれたりしてないよな……?」
チービィ「盗まれるような価値のあるものなんてねーだろ」


大王(ん……?あの部屋の中………何かの気配を感じるデ……誰かいるのか………?)



大王「おーい……誰かいるのか?」

???「ふふふふふふっ…」

大王「……!?誰だ!?」

???「ぼくのなまえ……?ぼくはダークゼロ………やっときみにあえた…………
  ずっとあいたかったよ…………パパ」

大王「パ…パパ…!?」

ダークゼロ「きみがここにきたってことは………ぼくはもうここにいられないんだね………
  じゃあウィズのところにいかなきゃ………………
  さよならパパ………またこんどあそんでね………………」

 スッ…

大王「消えた……!?ど…どういう事なんだ……!?パパって…………!?」

シノ「陛下!そんな所にいたんですね………どうしたんですか?」

大王「うわっ!シノ………いや…何でもないデ………!」

大王(今の話、聞かれてなかったよな……?)

大王「そ…そういうお前こそどうしたんだ?」

シノ「城の中については特に異常は無さそうです
  ついに……これでやっと取り戻す事が出来たんですね…………」
大王「そうだな………だが、あいつらとの決着はついていない……油断は禁物だデ」
シノ「そうですね…………」



ボーボー「はあ………はあ………………!」

ウィズ「クククククククク…………どこまで逃げるおつもりですか……?」

ボーボー「己……ウィズ……!!」

ウィズ「そろそろ観念したらどうですか?デデデ達に敗れた今、残された選択肢は一つです」

ボーボー「……ふ………ふふ……ふはははははははははははははは!!」

ウィズ「……?追い詰められて、とうとう頭がおかしくなりましたか」

ボーボー「思い上がるなよ……!我輩は双極の一人、ボーボー!!
  八部衆を遥かに超える戦力としてダークマインドに重用されていた!!
  貴様なんぞ敵では無いわ!!!!ぬおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

ウィズ「……!これは………!」

ボーボー「ウィズよ……!!これが我輩の最大にして最終の究極技!!」


ボーボー「火炎旋風焦土殺!!!!!」

ウィズ「なっ……!」

 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!


ボーボー「………はあ……はあ……………!ダークマインドにすら見せた事の無い秘蔵の大技………!
  如何なウィズとて、防ぎようがあるまい…………!」

ウィズ「そうですねぇ………確かに今のは危なかったです」

ボーボー「なっ………!!」

ウィズ「私以外の者であれば……の話ですが」

ボーボー「ば…馬鹿な………!!我輩の全力を出した究極の技が………!!」

ウィズ「ククククククククク………先程の台詞をそのままお返ししましょう
  双極が八部衆を凌いでいたのは昔の話です……思い上がっていたのはそちらの方ですよ」

ボーボー「くっ……!だ…駄目だ………!これ以上の力はもう……………!」

 スッ…

ウィズ「観念なさった様ですね……では、もう一仕事してもらいますよ…!」
 
 ゴボボ……!

ボーボー「ま…待て……!」
ウィズ「安心してください……すぐに何も感じられなくなりますよ」

 ゴボゴボゴボゴボゴボ!

ボーボー「や…やめろ……!!ぐあああああああああああああああああ!!!!!」

 ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!

ボーボー「己ぇええええええ!!!ウィズーーーーーーーー!!!!!」

 ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!


ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!」


ウィズ「これが最後の作戦です……プププランドを……いえ、この星の全てを焼き払ってしまいましょう!
  ダークゼロ様が統治する星を新たに創造するのです!クククククククク………ハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」



  第29話 大王、プププランドを奪還する 終


804 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/13(Fri) 18:04

次  回  予  告


大王「皆、残念なお知らせがある……」
チービィ「なんだよ」
大王「実は、皆に愛されてきていたデデデでプププななかまたち・旋風編は次回で最終回なんだ……!」
チービィ「言う程残念な話か……?っていうかそんな愛されてないだろこれ」
大王「本当はもう少し続ける予定だったんだが、諸事情で終わらせる事になったんだデ」
チービィ「もしかして打ち切りなの!?」
宝石魔人「無念じゃ……!しかし、大人の事情には逆らえん……!」
シノ「はい……とても残念です…………」
大王「ああ…だがおれ達の活動は永遠に刻まれる……物語はこれで終わりじゃない、これから始まるんだ!」
シノ「はい…!私達の物語は」
宝石魔人「まだまだこれからじゃ!!!!!」
チービィ「それが言いたかっただけだろ!?」
大王「というわけで、最終回は次週だデ!絶対見てくれよな!」


805 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/16(Mon) 14:06
>>771
まあまあそう卑屈になるな…
今年の祭り大王たちが来なかったから初めのほういまいち勢いがなかったしキャラハン、名無し問わず多くの人が大王たちの参加待ち望みにしてたぞ!!
だからそんなこと言わず来年の祭りにはぜひ参加しておくれよ!!

806 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/16(Mon) 14:51
デモン
      米デ玄師


デデデならどれほどよかったでしょういまだにデデデの事を夢に見る
忘れたデデデを取りに帰るように古びたデデデの埃を払う
戻らないデデデがあることを最後にデデデが教えてくれた
言えずに隠してたデデデの過去もデデデがいなけりゃ永遠に昏いまま
きっともうこれ以上デデデなことなどデデデはしないとわかっている
デデデの悲しみさえデデデの苦しみさえデデデのすべてを愛してたデデデとともに
胸に残り離れない苦いデデデの匂いデデデが降りやむまでは帰れない今でもデデデは私の光

807 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/18(Wed) 23:19
あるあるな打ち切りエンド

俺達の戦いはこれからだ!

808 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/19(Thu) 18:12
アドレーヌは貧困状態に陥ってもミミズや雑草で生きていけそう
筆があると言えばそれまでだが、道具だっていずれは尽きる
リボンやチュチュでは無理そうだが、アドレーヌはそこんとこ意外と強そう
大王は不死身と言われちゃいるけど、こういうのには弱そうだ
アドレーヌと博麗霊夢って色々似てんな、と思ってな
プププランドの人間でかなり強いアドレーヌと幻想郷の人間でかなり強い博麗霊夢
あと単純に見た目とか

809 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/19(Thu) 23:21

>>805

大王「ありがとな!そう言って貰えるだけでも嬉しいデ!
  呼び掛けの声は嬉しいがそれに応じれるかどうかは正直の所難しい
  自分のスレッドの事は勿論だが、自分自身の生活を疎かにもしたくないんだよな
  期待に応えられないって申し訳なさもあるけど、その代わり自分のスレの事を地道に続けて
  そういう所で皆を楽しませればと思っているデ
  ただ、自治スレのやり取りを見ていたら、祭りに参加する事が必ずしも良い方向に進むとは限らないんだって思っちまってさ…
  純粋に祭りを楽しめなくなっちまっている
  自治スレに取り上げられているようなスルー推奨な内容でさえ、おれさま達なら普通に返しちまいそうだからさ」
シノ「果たしてそうでしょうか……?私はそうは思いませんが
  私達のスレッドは投稿数が少ないのでどんな内容でも感謝の気持ちをもって返事をする必要がありますが、
  祭りだと投稿数が多い分、私達宛てじゃない内容だってありますし、内容の選択は出来るのではないかと思いますが」
宝石魔人「礼節に欠ける様な言動等、看過出来んというのもあるが、そこは運営に任せる他無いじゃろうな」

大王「いつかスレ活動を引退した時、祭り限定として参加するのもアリなんじゃないかって考えているデ
  自治スレにも顔を出して色々意見出したり、運営としての手伝いとかも出来ないかとかも考えてんだけど」
シノ「私達の意見が通るかどうかは分からないですけどね」
宝石魔人「それに貴様、頭は良くないし力も無いから自治に入った所で役立たずになるオチじゃろう」
大王「それは言わないでくれよ!皆が楽しく、それでいて仲良く円満に過ごせるにはどうしたら良いか、それを考える権利ぐらいはあるだろ?」
宝石魔人「フン!!青臭いな!!最近の青汁でさえそこまで青臭くはないぞ!!」
大王「青汁と一緒にしないでくれ!!」

>>806

宝石魔人「デモンじゃと…?貴様この野郎……」
シノ「米デ玄師さんの紅白出場にワムバムジュエルさんが激怒!?ファンも動揺を隠せない最悪な事態に一同驚愕!」
大王「フェイクニュースネタやめろ!!色々な方面から怒られるデ!!
  っていうか歌詞にデデデって使いすぎだろ!マジで怒られちまうデ!」
宝石魔人「デという度に曲を加速させたら数秒で終わってしまいそうじゃな」
大王「1分は持つだろ流石に……っていうか加速させないでくれ」
シノ「曲名的にデーモン閣下さんまで来る流れですねこれ」
大王「頼むから来ないでくれ!蝋人形にされちまうデ!」


810 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/19(Thu) 23:22

>>807

大王「俺達の戦いはこれからだ!!
  ……この言葉程便利な言葉は存在するのだろうか」
宝石魔人「しかし、この言葉には色々な思いが込められておるのじゃ!!
  作品を当初予定していた内容通りに完結出来なかった事に対しての悔しさ
  思ったより読者の人気を得られなかった事に対する自分自身の無力さ
  こんな筈では無かった……もっと面白くなる筈だった…………
  だがそんな努力も虚しく、現実という非情な風が終わりの時を告げるのじゃ」
シノ「仕方がありません……私達が目指していたものは皆さんが求めていたものでは無かったのですから………
  ……って何でこんなお通夜みたいになっているんですか!?」
大王「そんなしんみりした空気を少しでも明るくする為に、皆でこの言葉を高らかに叫ぶんだ
  そう……おれ達の戦いは」
シノ「まだまだ」
宝石魔人「これからじゃ!!!!!」

>>808

大王「流石にアドレーヌを過大評価しすぎじゃないのか?
  お前はアドレーヌを化け物かなんかだと思っていないか?」
シノ「ですがアドレーヌさんは地頭が良いですし、自力で生き抜く術は身に付けていそうな気がしますね」
大王「流石にミミズや雑草を食べるなんて発想はおれさまには無理だな」
シノ「陛下がそんなものを食べたらお腹壊してしまいますよ
  陛下の栄養バランスの管理は私がしっかり行ないますのでご安心を」
大王「それはありがたいんだが肉多めで頼むデ」
シノ「タンパク質の摂り過ぎは腎臓に負担が掛かってしまいます
  大豆で作った肉で我慢して頂けますでしょうか?」
大王「本物の肉が食いたいデ………」
宝石魔人「フン!!甘いぞ!!贅沢を言うでないわ!!
  儂はワムバム一族が滅んだ後も1人で生きて来た!!
  故に!!儂には食えるものと食えないものの見識があるのじゃ!!
  贅沢ばかり言っておると、困るのは貴様自身なのじゃぞ!!」
大王「じいさんが言うと説得力が違うよな………」
シノ「そういうわけですから、どんな事があっても大丈夫なように薄味にも慣れておきましょう」
大王「薄味の食事は食った気がしないデ………」

811 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/20(Fri) 05:11
コロコロオンラインでカービィが変な大王を描きまくるシーンがあったな
やっぱアド姉貴の弟分だなって笑っちまったよw
姉貴とカービィら子分三人衆、仲好くしてる?

812 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/20(Fri) 17:17

マスクドデデデ「やあ皆!デデデでプププななかまたち・旋風編の時間だ!
  見る時は部屋を明るくして画面かななるべく目を離して見るんだぞ!
  我輩との約束だ!」


 デデデでプププななかまたち・旋風編

  最終話 大王、炎の大死闘

 前回までの記録

  第1話 大王が帰って来た!(>>21-27)
  第2話 大王、戦力外通告にキレる(>>35-40)
  第3話 大王、突然の呼び出しに慌てる(>>56-59)
  第4話 大王、再びマスクドデデデに変身する(>>109-113)
  第5話 大王、怪盗一味と戦う(>>143-148)
  第6話 大王、ラップバトルをする(>>151-154)
  第7話 大王、お菓子を食べて怠ける(>>164-168)
  第8話 大王、宝島を目指す(>>203-207)
  第9話 大王、レコード屋に感激する(>>254-258)
  第10話 大王、闇の仮面と闘う(>>286-289)
  第11話 大王、格闘王になる(>>317-322)
  第12話 大王、悲鳴を上げる(>>334-338)
  第13話 大王、電撃を食らう(>>345-351)
  第14話 大王、誘拐される(>>361-363 >>365-366)
  第15話 大王、プププランド奪還に向かう(>>378-382)
  第16話 大王、修行する(>>518-520)
  第17話 大王、新たなる刺客と戦う(>>552-556)
  第18話 大王、友達の裏切りに驚愕する(>>562-565)
  第19話 大王、悪口にビビる(>>570-573)
  第20話 大王、ワムバム一族と闘う 前編(>>576-581)
  第21話 大王、ワムバム一族と闘う 中編(>>587-590)
  第22話 大王、ワムバム一族と闘う 後編(>>603-607)
  第23話 大王、友達を心配する(>>705-710)
  第24話 大王、お見合いをする(>>742-746)
  第25話 大王、シノを捜しに行く(>>751-754)
  第26話 大王、石像にされる(>>758-761)
  第27話 大王、父と娘の絆に涙する(>>764-767)
  第28話 大王、双極を迎え撃つ(>>781-785)
  第29話 大王、プププランドを奪還する(>>799-804)



住人「大王様、万歳ーーーーーー!!」

住人達「万歳ーーーーーーー!!」

住人「プププランド、万歳ーーーーーーー!!」

住人達「万歳ーーーーーーーーーー!!」


シノ「プププランドもすっかり元通りですね」
大王「元通りどころか、ずっとお祭り騒ぎでやかましくて夜も眠れなかったデ」
チービィ「まあめでたい事だし良いじゃないか!これは皆で勝ち取った平和だもんな…!」
宝石魔人「そういう事じゃ!!今日はしこたま呑んでやるわい!!」
大王「今日はってじーさん毎日ずっと呑んでるじゃねーか!ズルいデ!!おれさまの分も残しとけよ!!」
シノ「陛下、お酒は程々にしてくださいね」
チービィ「全く…平和になったらすぐこれだ……」
大王「そういやチービィ、医療班はこれからも続けていくのか?」
チービィ「いや、医療班は解散した プププランドを取り戻した今、続ける必要はもう無くなったからな」


 アニー「医療班は、これで解散………」
 チービィ「ああ、プププランドを取り戻すという目的は果たしたんだ
   僕達の役目はこれで終わりだ……今まで助けてくれてありがとう
   君のお陰で忙しかった日々を乗り越えられた」
 アニー「いえ……助けられたのは僕の方ですよ……
   チービィさんの手際の良い治療法は近くで見ていて勉強になりました
   僕はディメンションミラーに帰ります 今回の経験を向こうでも役立てたいと思います」
 チービィ「ああ、頑張れよ………また会えるといいな」
 アニー「はい……お元気で」
 
 リープ「チービィちゃ〜〜〜〜ん!!」

 チービィ「げ……!」
 リープ「辞めちゃうって本当なの!?もっとチービィちゃんに診てもらいたかったわー!」
 チービィ「最初から決めていた事ですから……今までありがとうござました」
 リープ「ううっ……ああ〜〜〜〜〜ん!!寂しい事言わないでーーーーー!!
   さよならなんてしたくないわ!!もう絶対に離さない!!」
 チービィ「離れて頂かないと困るんですが……」
 リープ「アタシ、具合が悪くなったらまたチービィちゃんに診てもらうわ
  だから……よ・ろ・し・く・ね♥ ウフ♥」
 チービィ「勘弁してください!!助けてーーーーーー!!あっーーーーーーーー!!」


813 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/20(Fri) 17:18


毒蛇騎士「……では、俺もそろそろ行くカ」
シノ「え……?行くって……?どこにですか…?」
毒蛇騎士「もうお前達とは今日限りでお別れダ
  闇の軍勢から国を取り戻すという目的は達成したわけだしナ
  契約期間はこれで満了 もう二度とお前達と会う事も無いだろう」
シノ「そんな………もう仲間だと思っていたのに……」
宝石魔人「そうじゃぞ!!貴様、儂との決着を付ける約束を忘れたのか!?」
毒蛇騎士「決着…?ふん、今更そんなものに興味は失せタ
  貴様の流儀やら拘りやらに付き合う義理は俺には無イ
  折角生き延びた命だろウ ならばその命、粗末に使うなよ 一族の為を思うならナ」
宝石魔人「……フン!!貴様に言われずとも分かっておるわ!!」

毒蛇騎士「……お前達と過ごした時間は悪くなかった もう二度と御免だがナ」
大王「最後まで素直じゃない奴だな……」

 ダダダダダダダダダッ!!

大王「……ん…?」

 ダンッ!!

暗闇斎「大王様!!」

大王「おわっ!どうしたんだデそんなに慌てて!?」

暗闇斎「逃亡したボーボーの行方が分かりました」
大王「本当か!?」
暗闇斎「………あの向こうに山が見えるでござろう……そこに潜んでいるでござる
  奴はそこで秘密裏に力を溜めている……山火事を発生させ、星全体を火の海にするつもりでござろう
  そうなると折角取り戻したプププランドも無事では済まない
  サーペントナイト殿!頼む……今一度力を貸してはくれぬでござろうか」
毒蛇騎士「そう来たカ………ふん、仕方あるまイ」
シノ「サーペントナイトさん!」
毒蛇騎士「だがこれで本当に最後ダ……後で報酬を大量に用意しておけヨ」
暗闇斎「勿論でござる」
宝石魔人「フン!!そうと決まれば化け物退治じゃ!!」
大王「行くのはおれさまとじいさん、サーペントナイトとシノの4人だな」
毒蛇騎士「否、チビ公も連れて行け」
チービィ「え…!?」
毒蛇騎士「ミセス・モーリィとの戦いの時、チビ公の火薬弾が役に立っタ
  あれなら奴にも同様に火薬弾が効く筈ダ 在庫はあるよナ?」
チービィ「ああ、勿論だ!」
毒蛇騎士「これで決まりだナ 俺達5人であの火達磨を退治すル」
暗闇斎「ご武運を祈るでござる」
大王「ああ…行って来るデ」




大王「はあ………はあ……………」
シノ「陛下、大丈夫ですか?」
大王「もう限界だデ……山の中って結構歩くんだな……
  周りは木ばっかりだし、あとどれぐらい歩けば良いんだデ………」
宝石魔人「フン!!だらしがないのう!!戦いが控えておるのじゃぞ!!」
チービィ「そうは言っても、少しは休憩をとらないと……僕もそろそろ限界だ………」
毒蛇騎士「戦う前に体力を落としては元も子もあるまイ 休憩してから先へ行くぞ」



 10分後


大王「……よし、充分休んだし、そろそろ行くか」

シノ「陛下!あれを見てください」

大王「………!」

ボーボー「……………………………………」

大王「ボーボーだデ……!」
チービィ「妙に大人しいな…まるで眠っているような………いや、もしかすると瞑想か…?」
毒蛇騎士「力を溜めている段階だナ……力を解放される前にあれを片付けなければ、
  この星は文字通り火の海に呑まれて終わりダ」
宝石魔人「儂らには気付いておらん様じゃな」
シノ「そうみたいですね……これはチャンスではないかと……」
大王「おれさまに任せてくれ」
シノ「陛下……わかりました……どうかお気を付けて………」
大王「おう、行って来るデ………」


大王(…………変身!)


マスクドデデデ(…………………)



チービィ(上手く行くか…………!)

宝石魔人(一発勝負じゃ……頼むぞ………!)

シノ(陛下…………!)

毒蛇騎士(…………………………)


マスクドデデデ(…………よし……この距離まで近付ければ………………
  ここからマスクド真拳奥義で一気に勝負を決める…………!)

ボーボー「……………………………………」

 パチ…

毒蛇騎士「………!退け!!気付かれタ!!」

マスクドデデデ「何っ……!?」


814 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/20(Fri) 17:20

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

マスクドデデデ「ぐあああああああああっ!!」

シノ「陛下!!」

宝石魔人「まずいぞ!!」

毒蛇騎士「チビ公!!さっさと火薬弾を用意しロ!!」

チービィ「お…おう!!」


ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

マスクドデデデ「くっ……!!力が強い……!!脱出出来ない…!!このままでは………!!」


チービィ「うおおおおおおおおっ!!」

 ドオオオオオオオオオオン!!!

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

ボーボー「グア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!?」

マスクドデデデ「よし!怯んだ!今の内に…………!」

シノ「陛下!ご無事でしたか!?」
マスクドデデデ「何とかな……助かったぞ……!」
毒蛇騎士「油断をするナ!奴の再生力は尋常では無イ!」

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛………!!」

チービィ「………!こっちを見ている……!?」

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

チービィ「うわっ…!」

宝石魔人「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」


宝石魔人「儂が抑えている!!!今の内にさっさと離れるのじゃ!!!!」

チービィ「あ…ああ……!」

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

宝石魔人「くっ……!!己…………!!何という腕力じゃ……!!」

毒蛇騎士「毒死槍!!」

 ヒュバッ!!

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

宝石魔人「ぬおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

ボーボー「グオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

シノ「ジュエルさんの投げ技が決まりました!!」

宝石魔人「今回ばかりは貴様に助けられたわい……礼を言うぞ」

毒蛇騎士「貴様はワムバム一族の誇りを守る責務があるだろう…ならばこんな所でくたばるナ」

宝石魔人「……当然じゃ!!」

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

チービィ「2発目だ!!食らえ!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

ボーボー「グア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」

シノ「着弾しました!!」

マスクドデデデ「よし!!一気に畳みかける!!」

毒蛇騎士「……!!待て!!」

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!」

 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

マスクドデデデ「ぐあああっ!!」

シノ「炎を撒き散らした!?」


 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

宝石魔人「まずい!!炎が草や木に燃え移ったぞ!!」

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

毒蛇騎士「ミセス・モーリィの時と同じダ!!奴も炎を増やす事で力を増幅させようとしていル!!」

シノ「炎でどんどん木が倒れていきます……!この状況、危険です!」

宝石魔人「さっさと倒さねば逃げ場が無くなるぞ!!」

毒蛇騎士「チビ公!!出来るだけ奴を怯ませロ!!一斉に攻撃して沈めてやル!!」

チービィ「よし!!火薬弾おかわりだ!!」

 ドオオオオオオオオオオン!!!!

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」

 ドガアアアアアアアアアアアアアン!!!!

ボーボー「グア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」


815 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/20(Fri) 17:21

毒蛇騎士「よし今ダ!!哈亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜ッ!!!」

 ダッ!!

毒蛇騎士「猛毒刺殺瞬雷槍!!!!!!」

 シュバッ!!!

ボーボー「グア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」

シノ「はああああああああっ!!」

 ビュン!!

シノ「鮮血紅雛芥子!!」

 ビュン!!

 ズザァァァァアアアアアッ!!


ボーボー「グオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」


宝石魔人「ぬおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

 ザッ!!

宝石魔人「グライド波動拳!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

ボーボー「ギヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」


マスクドデデデ「これで最後だ!!とうっ!!」

 ビュン!!

マスクドデデデ「マスクド真拳奥義!!関ヶ原の戦い!!!!!」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

ボーボー「グア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」


 ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!


シノ「ボーボー、倒れました!」

マスクドデデデ「よし!これで炎が消える筈!!」

 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

宝石魔人「何故じゃ……!?消えんぞ…!?」

シノ「それどころか、強くなっているような気が……!」

毒蛇騎士「……こいつ、まだ息があル!!」

マスクドデデデ「何っ……!?

ボーボー「グオオオ………グオオオオオオ……………!!」

マスクドデデデ「あれだけの攻撃を食らって、まだ平気なのか……!?」
シノ「でも、起き上がって来ません…………」
毒蛇騎士「待て……様子がおかしイ…………」

ボーボー「グオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛……!!グオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!!」

 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

マスクドデデデ「くっ……!!何だ!?」
シノ「もしかして、自爆するつもりでしょうか……!?」
チービィ「まさか、最後の力を振り絞って道連れにしようとしているのか!?」
宝石魔人「何という執念深い奴じゃ……!!」
毒蛇騎士「撤退ダ!!急げ!!」


 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

ボーボー「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛……!!オ゛オ゛オ゛ォ゛ォ゛………………!!」

 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!


816 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/20(Fri) 17:22


大王「駄目だ!!この辺燃え広がっていて先に進めない!!」

宝石魔人「己…!八方塞がりか……!」

暗闇斎「皆!こっちだ!」

シノ「父上!」

大王「よし……行くデ皆!」



暗闇斎「地上は火が広がっていてこれ以上進むのは困難……なので海から脱出するでござる!
  舟を3つ用意した!大王様とジュエル殿、サーペントナイト殿とチービィ殿、シノは拙者と
  それぞれ乗るでござる!」

大王「想定して用意してくれていたのか!助かったデ!」
シノ「流石です父上!」


チービィ「……しかし凄い炎だ…」
暗闇斎「念の為消火班を向かわせている……じきに来るでござろう……
  ともあれこれまでの戦いご苦労でござった」
大王「ああ……ボーボーは倒した……これで残る敵はウィズ………それと……………」


シノ「……陛下…?」
大王「…いや、何でもないデ」

大王(城にいたあの黒い奴………あれは一体何だったんだ……?
  ダークゼロ………あいつがおれさまをパパと呼んだ理由は………?
  考えていても仕方が無いか…………ん……?)

チービィ「海から渡ると結構遠いんだな……この距離だとプププランドに到着するのに時間が掛かりそうだ………」

大王「おい!!チービィ!!今すぐに火薬を捨てろ!!引火しているデ!!」

チービィ「え……?ああっ……!!」
毒蛇騎士「くっ……!!もう間に合わん!!飛び込め!!」
チービィ「うわっ!!」

 ザバアアアアアアン!!!!

大王「サーペントナイト!!チービィ!!」

シノ「………………!」

宝石魔人「…………………!」

暗闇斎「………………」



 ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

シノ「ああっ…!!」

暗闇斎「なっ……!」

宝石魔人「何という事じゃ……!」

大王「サーペントナイト!!チービィ!!」

暗闇斎「今すぐ2人の救助を!!」






シノ「………父上……2人は………?」


暗闇斎「………駄目でござる…………2人の姿が………どこにも見当たらない……………」

シノ「そんな………!」

宝石魔人「何と……いう事じゃ…………!」

大王「…………くそっ!!こんな事って………こんな事ってあるのかよ!!」


ナレーション「その後も2人の行方は分からぬまま、一行はプププランドへと帰着するのだった」




  最終話 大王、炎の大死闘 終



次  回  予  告


???「次回から新章が始まります その名も『デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編』
  これまででもお馴染みのデデデ大王、ワムバムジュエル、シノは勿論新たなキャラクターが登場します
  ダークゼロ率いる闇の軍勢との戦いにも注目です
  え…?私は誰かって……?さあて、一体誰なのでしょう?いずれは分かる事でしょう
  それでは、次回から始まるデデデでプププななかまたち・風雲竜虎編をご期待ください さようなら」


817 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/20(Fri) 20:03
ってか今思ったんだけどカービィってどうなったの?
次の戦いがダークゼロ率いる闇の軍勢って…ダークマター勢力か?
だとしたら大王達だけじゃ荷が重そう…。何故ならダークマター勢力は
カービィでしか有効だんが無いからな……。



818 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/22(Sun) 07:07
大王すぐに洗脳か憑依されて敵になるからな…もしそうなったら宝石魔人さん
カービィの代わりにボコして洗脳解いてね!

819 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/24(Tue) 08:10
カービィって女慣れしててカッコいいとこあるよね
かといってチャラ男ってわけじゃないから好感持てるわ

820 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/24(Tue) 16:45

大王「最近上げてくれるのは嬉しいんだが、そんなに頻繁に上げなくても良いからな
  おれさまも無理せず程々にやるって決めているんで、過度な期待には応えられそうにないんだデ
  応援してもらえる事は嬉しいけどな、なんか悪いな!」

>>811

大王「まさか。コロコロオンラインって所でデデププの連載が続いているなんて、
  教えてもらうまで全然知らなかったデ」
シノ「私もです……昔は作者について色々な噂が飛び交っていましたが、今はお元気そうですので良かったです」
大王「何年もの時が経ってもおれさまはおれさまのままだし、カービィはカービィのままなんだな
  良い意味でも悪い意味でも全然変わってねーよな」
シノ「それは私達にも言える事ではないでしょうか 変わらない部分があるからこそ皆さんに安心して頂けるというもの
  ですが、変わらないという事が意外と難しいんです 変わらないという事は成長を止めるという事ではないんです
  成長は日々していかなければならないんです 成長しなければ、その先に未来はありません
  世の中にはこういう言葉が存在します『その場に留まる為には力の限り走り続ける必要がある』って
  変わらない様に居続けるには、沢山の努力、つまり成長して行かないといけないという事です」
ジュエル「継続は力なりとも言う奴じゃな 力が無ければ続ける事は難しい 生き残るのは必然と力のある者という事になるのじゃ!」
大王「つまりこのスレは、まだ力があるって言ってもいいんだよな?」
ジュエル「それを決めるのは儂らではない!これを見ている奴らじゃ!」
シノ「ひかわ先生の漫画と同じ様に、このスレッドも変わらない面白さを提供して行きたいですね」

大王「子分三人衆ってカービィとグーイとあと1人誰だ?」
シノ「あと1人はリボンちゃんの事ではないでしょうか」
大王「最近顔見せないから何とも言えないが、仲良くしているんじゃないか?
  っていうか喧嘩する事がまず無いだろうしな」
シノ「喧嘩している所はあまり想像出来ないですね」

>>817

大王「カービィはアドレーヌの所に行ったって設定でストーリーから離れる事になったんだデ
  表向きっていうか建前ではそういう事になっている
  裏っていうか本音を言っちまうと、カービィを話の中でどう扱えば良いか困っていたってのが正直の所なんだよな
  カービィが活躍すれば大体の話が終わっちまうし、仮にカービィが負けた場合、そのキャラを他のキャラで倒す事になったら
  結果的にカービィが弱いって事になっちまうし、動かしづらいんだよなカービィみたいなキャラクターってのは
  本音を言っちまえばそういう事だ
  だからこれはあくまでスピンオフって形で考えてくれたら良いと思っているデ」
シノ「確かに、戦いにカービィさんが出れば全部カービィさんだけで片付く問題になってしまいますね…」
ジュエル「儂は良いのか?」
大王「じいさん割と苦戦する事多いし…」
ジュエル「フン!!決着がすぐ付かぬ様手を抜いておるんじゃ!!」
大王「いや、手を抜かれると困るんだけど」
ジュエル「フン!!儂はいつだって本気じゃ!!」
大王「どっちなんだよ……」


大王「結論言うと、カービィは今アドレーヌと一緒に行動しているって設定で、話には深く関わらない
  そういう事にしておいてくれると助かる
  ダークマター勢力はカービィにしか倒せない?それは知らん!まあ何とかなるだろ多分!細かい所は気にしないでくれ!」

>>818

ジュエル「フン!!それについては任せろ!!デデデが間違った道に逸れた時、それを正すのが儂の役目じゃ!!
  具体的にはグライドパンチ百連発をお見舞いじゃ!!」
大王「洗脳解ける前に死んじゃうからそれはやめてね…」
ジュエル「それとな、シリーズが新しくなるに伴い、今日から表示名を変える事にしたぞ!!
  儂の名を呼ぶ時は敬意を込めてジュエルさんと呼ぶ様にな!ジュエル様でも構わんぞ!!」
大王「いつの間に表示名を変えたんだな……」
シノ「宝石魔人って表示名、あまり気に入ってなかったんですね……」


821 名前:デデデでプププななかまたち ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/24(Tue) 16:47

>>819

大王「何だよ何だよ…カービィばっかり褒められやがって……!おれさまの事も褒めんかい!」
ジュエル「フン!!いい年してガキに嫉妬とは、態度はデカいが器は小さいのう!!
  貴様はそんなんだから女にモテないのではないのか!?」
大王「うっ……!」
シノ「そんな事ありません!陛下だってちゃんと人気はあるんです!」
大王「シノ…!」
ジュエル「だがシノよ、此奴はもっと努力をすれば更なる人気を取る事だって出来るのではないか!?」
シノ「それは……!」
ジュエル「ここは敢えて心を鬼にするのじゃ!甘やかしていても本人の為にはならん!」
大王「いや、甘やかしてくれた方が本人としては助かるのだが」
シノ「でも、陛下がここで頑張っている姿を見せれば好感度アップは間違いないですよ!」
ジュエル「そうじゃぞ!!ハチャメチャが押し寄せておるのじゃ!!泣いている場合じゃ無いぞ!!」
大王「ドラゴンボールかよ!!大体何でカービィって人気あるんだ?女慣れしてカッコ良い?本当にそうか!?
  女慣れはしているがカッコ良くはないだろ 食い意地張ってるし食ったらすぐ寝るし下手くそな歌で騒音まき散らすし
  それのどこがカッコ良いんだ?」
シノ「良い部分も悪い部分も、ものの観点、価値観は人それぞれですよ
  陛下はカービィさんとの付き合いが長いので、悪い部分しか見えていないのかも知れません
  1つの観点だけでなく、もっと広い視野で見れば、819さんの言うカービィさんの良さに気付く事が出来るのではないでしょうか?」
大王「広い視野で……?」

ジュエル「そもそもな話じゃ、そんな事でぐだぐだ文句を並べている時点で、男としても一手二手負けておるぞデデデよ」
大王「なっ…何ーーーーー!?おれさまが男としてカービィに負けてるだとーーーーーー!?」
ジュエル「貴様、むしろそれで勝てていると思い込んでおったのが不思議じゃぞ」
シノ「まあまあ、陛下にも良い部分は沢山ありますよ」
ジュエル「そうじゃな……泥臭い所とかな」
大王「それのどこが良い部分!?もっと他に良い部分あるだろ!?思い出してみてくれ!」
シノ「……………………」
ジュエル「……………………」
大王「そんな考え込むぐらい無いのかよーーー!?」

822 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/26(Thu) 23:28
>カービィが活躍すれば大体の話が終わっちまうし、仮にカービィが負けた場合、そのキャラを他のキャラで倒す事になったら結果的にカービィが弱いって事になっちまうし


そりゃあお前…シノ達が苦戦強いられる敵勢力…カービィが本気出せば割と対処出来る説
ちなみに敗北してもカービィなら修業(あらたなるコピー能力開花)や仲間たちの力(声援)でパワーアップする模様。
まあ、カービィだって完璧じゃないし負ける時もある。でもその敵を修業を積んで倒すのが王道じゃないか!
そうか…大王からしてみればライバルであるカービィが活躍すると面白く無いのか…

823 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/27(Fri) 19:52

ナレーション「プププランドを奪還してから1か月の時が経った
  住人達は皆元の生活に戻り、かつての平和な日々を過ごしていた
  闇の軍勢の侵略も鳴りを潜め、このままずっと穏やかに過ごせるだろうと誰もが思っていた」


住人「あー、やっと塾が終わったぁ」
住人「本当退屈だったよねぇ、ゲーセン行こ!」

住人「何だよあのババア!迎いに来いっつったのに来ないじゃねーかよ!」


大王「………………………」
暗闇斎「すっかり元通りでござるな」
大王「ついこないだまではプププランドを救ってくれた英雄だっつって感謝してたのに、
  そういう奴らはすっかりいなくなっちまったデ」
暗闇斎「一度手に入れたものは日が経つにつれ価値が下がる……それがどんなに価値のあるものでも」
大王「そういうもんなのか…?
  だとすると、おれ達のこれまでの戦いは、何だったんだろうな………
  戦いの中で散って行ったあの2人も…………」
暗闇斎「……お言葉ですが、もうあの2人の事は忘れた方がよろしいかと……
  ジュエル殿にも同じ事を伝えたでござるが………」
大王「じいさんも結構気にしていたからな………」

暗闇斎「……当たり前にあるものは当たり前にあるからこそ価値が薄れる
  本当に大切なものであるかを知るのは、それが失われた時でござる
  平和な時間はいつまで平和か分からない……今この時間を大切に過ごす事が大事な事でござる
  故に、我々のこれまでの戦いは無意味というわけでは無い筈でござるよ」
大王「確かに、そうだな………」


大王「……所で、シノはもう帰って来たか?」
暗闇斎「まだでござる……今日には帰るという話でござるが………」
大王「そうか……長い旅になると聞いていたが、どこまで行ったんだろうな……
  お前、父親なのにシノの事そこまで心配してなさそうだな」
暗闇斎「信頼しているからな…それにもう心配する様な年齢ではござらん
  娘ならば息災で戻って来るでござるよ 時にこうして休息を与えてやらねば……
  そも、大王様はシノを働かせ過ぎなのでござる」
大王「それは申し訳ないっていつも謝ってるじゃねーか!」
暗闇斎「言葉だけではなく態度でそれを示して欲しいものでござるな……
  そういえば大王様、今日は隣の国の大臣と話があるのではなかったでござるか?」
大王「そういや今日だったな!ワンパ大臣がおれさまに話があるとか何とか言ってたな……ちょっと行って来るデ!」
暗闇斎「どうかお気を付け召されよ」



ワンパ大臣「やあデデデ大王様!ようこそおいでくださいました我が城へ!  
  プププランドを取り戻した英雄として貴方様を歓迎いたします!」
大王「そんな大げさだデ!プププランドを取り戻したのは本当だけどな!
  …で、おれさまに話ってのは何だ?」
ワンパ大臣「それはもう大王様がプププランドを取り戻すまでの経緯です!
  その偉業を聞きたいと思って貴方様を呼んだのですよ!
  その代わりと言ってはなんですが、貴方様を丁重におもてなしいたしますぞ
  おーーーい!!」

メイド「はい、お呼びでしょうかワンパ大臣」
ワンパ大臣「大王様をマッサージしてあげなさい
  良いかね、プププランドを救った英雄なのだからくれぐれも失礼の無い様頼むよ!」
メイド「承知いたしました それではデデデ大王様、失礼いたします」

大王「ああ……おおっ…!これは中々気持ち良いデ!」
ワンパ大臣「ええ、とても腕の良いマッサージ師でしてね、うちの専属メイドとして最近雇ったのですよ!」
大王「そうだったのか!」
ワンパ大臣「今度はおいしいお茶をご馳走しましょう!おーーーい!!」
執事「はっ、お呼びでしょうか」
ワンパ大臣「とびきり美味いお茶を用意してくれ!くれぐれも粗相のないように頼むよ!」
執事「承知いたしました」


824 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/27(Fri) 19:53

大王「どれどれ……おおっ!美味いデ!!」
ワンパ大臣「とても腕の良い茶師でしてね、うちの専属執事として雇ったのですよ!」
大王「執事も雇ってんのか……大金持ちだな……」
ワンパ大臣「それは別に普通の事では?」
大王「あ…!いや……そ…そうだよな……!」
ワンパ大臣「もしかして、メイドや執事を雇わずに全部お1人でやってらっしゃるとか……?」
大王「え…!?そ…それは………」
ワンパ大臣「何と素晴らしい心掛けです!!城の雑務を全部1人でこなしてしまうとは流石大王様!!
  やはりプププランドを救うという偉業を成し遂げた方は違いますなあ!!」
大王「お…おう………それ程……でも……………」

大王(全部シノにやってもらっているとは言えないデ………)

ワンパ大臣「それに比べて私と来たら仕事は全部部下に任せてしまって……」

大王「あ…ああ………そうなのか………」

大王(それはおれさまも同じだデ………)

ワンパ大臣「そんな私にとうとう部下が怒ってしまって、100人近くいた部下が全員辞めてしまって、
  仕事を全部私1人でやらなきゃいけなくなったんです…」
大王「そ…それはまた気の毒な話だデ………」
ワンパ大臣「その時にこのチラシが目に留まりましてね……」
大王「へえ……マジカルシルクハット社…?聞いた事のない名前の会社だな」
ワンパ大臣「あらゆる分野のエキスパートを集めた会社らしくてね、
  そこにお電話をして困っている事を伝えると、それに合ったスキルを持つ従業員を気軽に提供してくださるんですよ!
  それで私の所には執事とメイドと警備員の3人が来てくださったんです!お陰で助かっていますよ!」
大王「そんな会社があったのか……全く知らなかったデ」

大王(派遣会社みたいな感じかな…?おれさまも今度頼んでみるかな
  それにしても、マジカルシルクハット社か……何か引っ掛かる名前なんだよなあ………)

ワンパ大臣「それにしても、美味しいお茶だ………」


ワンパ大臣「…………うっ…!?うぐっ……!!」
大王「……!?おいどうした大臣!?喉につまったのか!?」
ワンパ大臣「だ…大王様……!ぐ……ぐげえええええ!!」

 バタン!!

大王「おい!!しっかりしろ!!おい!!」

メイド「先程凄い音がしましたが、一体何事……きゃあああああああ!?」

大王「おい!!病院を呼んでくれ!!大臣の様子が!!」

メイド「警備員さん!!来てください!!大臣が殺されました!!」
警備員「何だと!?大臣の部屋には誰がいたかね!?」
メイド「大臣とそこのお客様以外誰もいませんでした!」
警備員「成程…………そこの貴方」
大王「おれさまか?」
警備員「貴方以外誰がいると言うのです?ワンパ大臣殺人の容疑で貴方を逮捕します」
大王「なっ…!?何だと!?ちょっ…!放せ!!放せって!!おい!!おれの話を聞けー!!」


 デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編

  第1話 素性不明の二枚目剣士現る


825 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/27(Fri) 19:55

大王「だから!!おれさまは何もやってないっつーの!!」
グランドウィリー警官「ですが、あの部屋の中には大臣と大王様以外誰もいなかったと供述しております!
  後から鑑定した結果ですが、大臣のお茶の中に青酸カリが含まれておりました!ずばり仕組んだのは貴方ですね!?」
大王「違う!!おれさまがそんなもの持ち込むわけないだろ!?大体そんな証拠はあるのか!?」
グランドウィリー警官「証拠ならあります!大王様のお茶には毒物は検出されませんでした!」
大王「それは証拠になってないだろ!!」
グランドウィリー「では何故都合良く大臣のお茶にだけ毒物が入っていたのですか?
  他の者の仕業なら大臣と大王様、2人まとめて殺す事だって出来た筈です」
大王「そんなの知らないデ!おれさまは犯人じゃない!」
グランドウィリー警官「そうやって必死になる所がまた怪しいです!
  それにですね、証拠を出せと言うのは大概犯人が言う台詞なんですよ!大人しく観念したらどうですか!?」
大王「観念も何も冤罪だデ!!おれさまは何もやっていない!!本当だデ!!」
グランドウィリー警官「話になりませんね……牢屋に入れておきなさい」
警察官「はっ」
大王「ちょっと待て!!離せ!!勝手に話を終わらすなー!!」


ナレーション「大臣殺害の話はすぐにプププランド中に広がった
  デデデ大王はプププランドを救った英雄から一転、大臣殺しの逆賊として人々から避難の的となった」


ジュエル「……まさか、デデデの奴が殺人までやらかすとはのう……」
シノ「陛下がそんな事をする筈がありません!これには裏があります!」
暗闇斎「しかし大王様が無実である事を証明する手立てがどこにも無い……
  このままでは大王様は大臣殺しの罰として極刑という可能性も………」
シノ「そんな……!」

???「ふむふむ……成程……そういう事ですか…………」

暗闇斎「………?」
ジュエル「………?」

???「その話ですが……そのデデデ大王という方は無実です
  大臣とやらを殺してなどいませんよ」
シノ「本当ですか!?」

ジュエル「待て待て!!さも当然のように溶け込んで居るが、貴様一体何者じゃ!?」
暗闇斎「うむ……余りに自然過ぎて突っ込むのに遅れたでござる……」
シノ「す…すみません!そういえば紹介がまだでした…この方は旅先で知り合った方でして……」
???「はい…当ても無く食べるものも無く途方に暮れていた所をそこのお嬢さんに助けられたのです
  私の方こそ申し遅れた非礼をお詫びします……ですが私、自分が誰なのか全く存じていないのです」
ジュエル「何じゃと!?」
暗闇斎「記憶喪失でござるか……?」
???「そんな所でしょうかね……気付いたら何も覚えていなかったんです………
  唯一覚えているのは『バルフレイナイト』という言葉だけで、他はさっぱり」
暗闇斎「バルフレイナイト……?」

???「私の事は、そうですね……
  陽炎より出でし影の流浪者……だと仰々しいのと長くて呼びづらいですね
  親しみを込めて"影さん"と呼んで頂ければ」
暗闇斎「影さん」
影さん「はい、何でしょうか」
暗闇斎「いや、別に呼んだわけではないでござる……その…影さんっていうのは……?」
シノ「私がそう名付けたんです……名前がないのは不便かなと思いまして……
  所で影さん、陛下が犯人じゃないというのは……?何か証拠があるんですか?」

影さん「これをご覧ください ワンパ大臣の部屋に置かれていたという一枚の印刷物、そのレプリカです」
暗闇斎「これは……?マジカルシルクハット社…?」
影さん「この会社の名前に聞き覚えは?」
暗闇斎「いや……初めて聞いた名前でござる………」
影さん「ははあ……やっぱりそうでしたか」
シノ「何か分かったんですか……?」
影さん「ここに来る前まで、色々な人に同じ質問を投げかけたのですが、誰もこの会社の事を知らないと言うのです」
シノ「ここに来る前までって……いつの間に!?今まで私と一緒でしたよね…!?」
影さん「それについては説明を省かせて頂きます
  シノさんのお父さんは裏社会にも詳しい情報通だと聞きました……そんな方まで知らないというのは不思議な話ですね
  つまりこの会社、全てがでっち上げで存在すらしていないのではないでしょうか」
シノ「でっち上げ……?」
影さん「これはあくまで私の憶測なのですが、このマジカルシルクハットって名前、
  皆さんにとって因縁のあるものに結び付くのではないでしょうか?」


826 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/27(Fri) 19:56

シノ「マジカル……シルクハット……………?」

ジュエル「まさか………!」

シノ「ウィズ……!」

影さん「ウィズ…?」

シノ「はい…!ウィズは闇の軍勢という悪い組織を操っている……つまり私達の敵の名前です」

影さん「皆さんの敵……成程………」

シノ「じゃあ、今回の事件はウィズが裏で仕組んでいた……という事なのでしょうか?」
影さん「私はそう推測しました…そのウィズという人物が何者かは詳しくは存じませんが、
  今回の事件を裏で操り、デデデ大王を大臣殺しの犯人に仕立てる事で彼の評価を地に堕とし、
  住人を混乱させ、プププランドを壊滅させる……そういう魂胆ではないでしょうか」
暗闇斎「そう考えると全てが納得の行く話でござる……ウィズはその様な手段を平気で行なう外道だ
  どこまでも小賢しい奴だ……そうと決まれば大王様を救出するでござる!」
シノ「はい!!行きましょう!!」
影さん「ちょっとお待ちください」
シノ「え………?」


グランドウィリー警官「大王様、もう帰って頂いてよろしいです」
大王「え……!?」
グランドウィリー警官「先程連絡があったのですが、大臣殺害の犯人は大王様では無かったとの事です
  なので釈放しても良いと連絡がありました この度のご無礼をお許しください」
大王「お…おう……分かれば良いんだデ………」
グランドウィリー警官「しかし大王様といえど犯罪はご法度ですぞ!その時は容赦しませぬのでそのつもりで!」
大王「はあ………」


大王(何なんだ一体……?容疑をかけられたと思えばあっさり釈放なんて………
  何か気持ち悪いな………まるで何者かの掌の上で踊らされているような………)

ナレーション「その違和感の正体はすぐ目の前にあった」


メイド「……………………」
執事「…………………」
警備員「……………………」

大王「お前ら、あの大臣に雇われていた3人だな…?お前らが釈放する様に伝えたのか!?」

メイド「問答無用……こうなったらお前を抹殺する」

 ビュン!!

大王「おわっ…!!いきなり何しやがる!?」

メイド「チッ…外したか……」
執事「急げ……デデデの仲間がすぐに嗅ぎ付けてやって来るぞ」
警備員「全てはウィズ様の仰せのまま……悪く思うな」

大王「ウィズ…!?そうか、お前らウィズの手先か……!?」

メイド「知った所でもう遅い!死ね!!」

 ビュン!!

 キィィィイイイイン!!

メイド「あっ……!?」


シノ「間一髪……間に合いましたね、陛下」

大王「シノ…!?」

影さん「やはりここでしたか……私の読み通りでしたね」

執事「馬鹿な……!何故この場所がすぐに分かった………!?」
警備員「お前達が警察署へ向かうと予想してデデデを釈放させたというのに……!」

影さん「そうだろうと思っていました……時間を少し戻しましょう」


 影さん「ちょっとお待ちください」
 シノ「え………?」
 影さん「ちなみに、皆さんはどこへ向かおうとしていますか?」
 暗闇斎「決まっているでござろう 大王様が捕まっている警察署でござる」
 影さん「あくまで私の推測ですが、そこにはもうデデデさんはいません」
 シノ「えっ……!?」
 影さん「ひょっとしたら、我々の動きは既に読まれているのかも知れません」
 暗闇斎「拙者達が真相に辿り着くのも奴の計算の内だと……?」
 影さん「ええ、あくまで推測ですが……ですので我々が次に警察署へ向かう事も既に読まれているでしょう
   ウィズとやらは我々の到着より先にデデデさんを警察署に釈放させます
   警察署からプププランドまでの間に人目につきにくい場所があります
   そこまで歩かせた後に彼を抹殺するつもりでしょう」
 シノ「な…成程……?」
 ジュエル「もし違っていたらどうするつもりじゃ!?責任は取れるのか!?」
 影さん「一か八かです!考えている時間はもうありません!
   こうしている間にも作戦は動いています!急ぎましょう!」


シノ「見事に全部影さんの推理の通りでしたね……」
ジュエル「半信半疑であったが、まさかここまで当たるとはな………」


827 名前:デデデでプププななかまたち・旋風編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/27(Fri) 19:57

執事「己…!我々の作戦を見抜くとは……!こいつ、一体何者だ…!?」
メイド「知らん!こんな奴、データに無かった…!」
警備員「構わん…!デデデの仲間ならば全員抹殺だ!」

影さん「そういう貴方達こそ何者ですか?その偽りの姿、おやめになられてはどうですか?」

メイド「ふん……気味の悪い奴だ………そこまで見抜かれているなら仕方が無い」

 バッ!!

執事だった者「我が名はダーク・リムル」
メイドだった者「私はダーク・リムラ!」
警備員だった者「ダーク・リムロ」

リムル「我らはウィズ様の手により誕生した闇の暗殺者!ダーク・トリニティ!!」
リムラ「我らの連携の前に恐れおののくが良い!!」
リムロ「バトルフォーメーション!!トライアングルフォーム!!」

 シュタッ!!

 デンデデッデデレ デンデデッデデレ デンデデッデデレ デンデデッデデレ♪
 ヘエーエ エーエエエーー!!エーエエ ウーウォーオオオォーーー!!
 ララララ ラァーアーアーアーーーーー!!

大王「何だ!?この音楽は!?」
シノ「その台詞、どちらかと言うと悪役側になるのでは……」
ジュエル「フン!!儂をワムバム一族最強の王と知っての挑戦か!?望む所じゃ!!」
マスクドデデデ「闇の軍勢の刺客ならば遠慮はいらんな!!」
シノ「影さん!危ないのでここは私達に任せてください!」
影さん「分かりました…頑張ってください」

マスクドデデデ「………行くぞ!!とうっ!!」

 ビュン!!

ジュエル「ぬおおおおおおおおおおっ!!」

 ビュン!!

シノ「はあああああああああああっ!!」

 ビュン!!

リムル「………………」
リムラ「………………」
リムロ「………………」

 ビュン!!

マスクドデデデ「なっ………!」
シノ「消えた……!?」
ジュエル「何じゃと…!?」

リムル「遅いな」

 ドン!!

マスクドデデデ「ぐああああっ!!」

シノ「はああああっ!!」

 ビュン!!

リムラ「無駄だ」

 ヒュバッ!!

シノ「くっ……!」

ジュエル「ぬおおおおおおおおおっ!!」

リムロ「…………ふん!」

 ドオオオオオオオオオオオン!!!

ジュエル「馬鹿な……!!儂の攻撃を……!!」

リムロ「……………はっ!!」

 ブンッ!!

ジュエル「ぐおおおおおおおおおっ!!」

 ドゴオオオオオオオオオン!!!

 シュタッ!

リムル「貴様らの攻撃は全て通用しない」
リムラ「何故なら我らには」
リムロ「貴様達の戦闘データがインプットされている」
リムル「故に」
リムラ「我らの連携を破る事は」
リムロ「不可能」


828 名前:デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編 ◆IiInQphU 投稿日:2023/10/27(Fri) 19:57

マスクドデデデ「強すぎる………!」
シノ「はい………私達の動き全てが読まれていました……」
ジュエル「何て面妖な奴らじゃ………!」

暗闇斎「まるでコンピューターだ……!付け入る隙が全く無い………!
  この拙者ですら奴らの動きを予測する事が出来ないとは………!」

影さん「…………」

 スッ

シノ「影さん……?」

影さん「皆さん代わってください 私がお相手しましょう」

ジュエル「何じゃと……!?」


リムル「………!」
リムラ「こいつのデータは無い……」
リムロ「だが、我ら3人の連携は完璧 相手が誰であれ太刀打ちは不可」

リムル「行くぞ!」
リムラ「はあっ!!」
リムロ「三位一体の陣!!」

 ビュン!!

影さん「………………」

 ビュン!!

リムル「何っ……!?」
リムラ「我らの三位一体技が……!!」
リムロ「想定外…!」

影さん「……では、今度は私の番ですね」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴ………

シノ「影さんの剣が…燃えている……!?」
ジュエル「これは………!」

影さん「…………………」

 スッ

影さん「獄炎弦月斬!!」

 ビュン!!

リムル「くっ……!!」

リムラ「ぐああああっ!!」

リムロ「馬鹿な…!回避不可能…!?」

 ドオオオオオオオオオオオオオオオン!!!


リムル「馬鹿な……!何が起きたと言うんだ……!」
リムラ「この事直ちにウィズ様に報告せねば…!」
リムロ「撤退!!」

 ビュン!!

マスクドデデデ「消えたぞ…!!」
影さん「逃げたという事でしょうか……であればこの戦い、私達の勝利という事ですね」
シノ「ですが、次また来た時にどうなるか……明らかに私達の攻撃を全て把握しているかの様でした……
  あれを相手にしなきゃいけないと考えると………」
影さん「心配は要りません そこはいずれ何とかなるでしょう」
ジュエル「貴様……本当に一体何者じゃ…!?何を企んでおる…!?」
影さん「何者と言われましても……本当に何も覚えていないんですよ
  それに、私は何も企んでいませんよ
  ただ、シノさんに救われた恩を返す為に皆さんのお役に立ちたいと思っています
  それだけでは…駄目でしょうか?」
ジュエル「フン!!好きにするが良い!!」
大王「まあじいさん、悪い奴じゃなさそうだし、信用しても良いんじゃないか?」
ジュエル「フン……!!信頼に足る者であるかどうかは今後見定めてやるわい!!」


ナレーション「後日、ワンパ大臣の死は自殺という結果で処理された
  デデデ大王の殺人の容疑は晴れ、プププランドの混乱は収まった
  しかし、これはほんの序章に過ぎない……」


ウィズ「そうでしたか………結果は失敗に終わりましたか」

リムル「申し訳ございませんウィズ様 余計な邪魔が入りましたもので」

ウィズ「特に気にする事はありませんよ 貴方達ダーク・トリニティは私の自慢の切り札
  奴らの動き、戦術、全てを分析しそのデータを基に作り上げたのです
  更なるアップデートを施し、貴方達を最強の戦士として仕立ててあげましょう」
リムル「はっ、有り難き幸せにございます」


ウィズ「それにしても、あの蝶の様な羽に炎の剣……どこかで見覚えが…………
  まあ良いでしょう………脅威となる前に片づけてしまえば問題ありません……………
  ダークゼロ様の完全体としてのお目醒めは近い……次の作戦で終わりにしましょう……
  ククククククククククク………!」



  第1話 素性不明の二枚目剣士現る 終


次  回  予  告

影さん「プププランドに毎日大雨が降る様になりました
  この異常気象は闇の軍勢の仕業に違いないと推理した我々は調査に向かいました
  そこで待ち受けていたのは………
  次回、デデデでプププななかまたち・風雲竜虎編
  第2話 プププランドに大雨が降る 御期待ください」


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