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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐
1 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/12(Sat) 19:35
深まりゆく秋、空は高く空気は澄み渡り、時に寒さに身を縮めますが、小春日和の陽光が身を包むときは殊の外心が安らぐ季節でございますね
木々より舞い落ち道を色づかせた枯れ葉を掃くときは、情緒を我が身で感じること一入でございます
わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
この度、ここに新館ノ弐を立てさせていただきました
何卒よろしくお願いいたします
(前スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&ls=50
以下、お願い申し上げます
壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。
弐.わたくしとわたくしの家族、ご近所、友人の方がお話をするスレッドでございます。
世間話などしに来ていただけたら嬉しゅうございます 。
参.キャラハン(吸血鬼関連もしくは場に合わせたオリジナルキャラクター)もご参加いただいてけっこうでございます。
SF系の方はご遠慮願います。
キャラハンを続けてくださる方は、初お目見えの際に、大まかでけっこうですので自己紹介くださいませ。
名前「 」
性別「 」
容姿「 」
服装「 」
備考「 」
わたくしにつきましては、以下の通りでございます
名前「アーチェロ・カルミーニオ」
性別「女性」
容姿「銀髪に長い髪の、日本で申します普通の『外人』でございます
年の頃は17歳、人間で申せばそれくらいの外見でございましょう」
服装「和装が好きで、学校へ参るとき以外はいつもほぼ来ております
今は桜の花柄が気に入っております
学校の制服はワインカラーを基調としたブレザーです」
備考「吸血鬼でございます
ただし、人の血を常食とせずとも生きながらえられますのでご安心を」
また、トリップをお付けくださいますようお願いいたします。
四.基本『日常系』とさせていただきます。
バトルは、日常の中の点描の範囲内にとどめ、引っ張ることの無きようお願いいたします。
五.誹謗中傷、過度に攻撃的なご発言、セクハラ等はご遠慮ください。
六.荒らしと思われる発言は無視なさってください。
七.同じ質問や話題の繰り返し、単なる個人的な事情の呟き、意味不明の発言等はお控え下さい。
八.キャラハンであるか否かを問わず、ゲストの方同士の過度な交流(クロストーク)はお控えください。
九.他の方の話題や質問に乗るのもお控え下さい。
十.10ちゃっとの規約を破る行為は厳にお慎み下さい。
十一. お約束事は、必要に応じて随時追加させていただきます。
ご質問に答えにくい場合や記憶違いもあるかもしれませんが、それにつきましてはご容赦ください。
いろいろとお願い申し上げましたが、基本的に前スレと同じのんびりと参れましたら幸いに存じます
何卒よろしくお願い申し上げます。
15 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/15(Tue) 22:22
>>11
(柚葉さん)
お返事が前後してしまいました
たいへんたいへん申し訳ございません
>そういえば、お嬢様の場合は外出許可証等が必要になるのでしょうか?
>でも、確かきちんとお仕事をされている方もいるようですし、お嬢様は「学生」として
>きちんと立場を確立した上でこの国に来ておられますから余り問題は無いかと思いますね。
…そういえば、そういった許可証を交付された、ということはございませんね
役場では転入届も普通に受理されて、それっきりでございましたね
あるいは怖くて『触らぬ吸血鬼に祟りなし』とお考えだったのかもしれませんが
係員のお嬢様は、ちょっと声を震わせながら
『誰であれ、合意なく血を吸ってはダメですよ?』
と一言釘を刺されましたが
>…そういえば確か、「お姫様」の立場の方も先述のメンバーの中におられましたね。(笑)
人魚のお姫様でいらっしゃいましたかしら?
VIPとして遇されていらっしゃるそうですわね
いらっしゃって早速お風呂を立派に改装されたとかなんとか
我が家もあのサングラスの美人さんに頼めば、改装していただけるのかしら?
いえいえ、冗談ですよ
リフォームは、ご近所の気心の知れた大工様にやっていただくのが至当でございますわ
>お嬢様、少々返信が遅れておりますが今暫くお待ち下さい。
>きちんと返信はさせて頂きますので、何卒宜しくお願いします。
いつも大変心温まるお言葉をいただけて、柚葉さんには感謝しております
どうか、『遅れている』などと仰らず、ご負担にならないように緩々とお言葉をいただければ嬉しゅうございますわ
16 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/15(Tue) 22:43
>>13
(霊華様)
>その佇まい…お主が「あの」館の主たる吸血鬼……“吸血姫”じゃな。
「あの」館…、と仰いますと、霊華様のお心に何か感じるものでもございましたのでしょうか?
それでもって我が家を訪ねていらっしゃるのでしたら嬉しゅうございます
妖狐の方…、日本では普く知られた妖の方と伺っております
こうしてお会いできたご縁を大切にしてまいりたいですわ
これからも、親しくさせていただければ嬉しゅうございます
>うむ、神だの何だのと祀り上げられるのはどうも性に合わぬのだ。
>とはいえ、あの者らが直接祀っておったのはわらわの依代たる神体の像なのだが。
確かに、高みに置かれて平伏され有難がられる、というのも中々に面映ゆいことなのでしょうね
せっかくですから、こちらの街では思い切り羽を伸ばせると宜しいですわね
せっかくそのような可愛らしい化身を為されているのです
いちど、学校へもいらっしゃいませんか?
霊華様…ええっと、『霊華でよいぞ』と仰られても、ちょっと畏れ多いのですが…
とにかく学校へ編入されたら、いろいろと面白い体験もできると思いますわ
>……して、吸血姫殿。
>忘れておったが、お主の名を聞いておらなんだ。
>よろしくば、教えてもらっても構わんかの?
…あらあらあら、まあまあまあ
わたくしったら、葉子の方にお会いできた嬉しさにすっかりテンパってしまっていました
まことに不調法、申し訳ございません
あらためて申します
わたくしはアーチェロ・カルミーニオ、イタリアより参りました吸血姫でございます
何卒よろしくお願いいたしますわ
17 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/15(Tue) 22:48
訂正でございます
>わたくしったら、葉子の方にお会いできた嬉しさにすっかりテンパってしまっていました
×葉子
○妖狐
『葉』の文字で思い出しましたが
確か、日本の有名な陰陽師の方のお母様が妖狐の…
も、もしかして、霊華様は…
18 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/16(Wed) 18:00
アーチェロさん、安岡力也さんを知ってる?
残念ながらもう故人だけど、あの人実はアーチェロさんと同じイタリア出身なんだよね。
強面で身体も大きいから悪役が多いんだけど、日本でロングセラーの
黒飴のCMに出演してたときの格好には目茶苦茶笑いました。(笑)
19 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/17(Thu) 19:57
>>12
お嬢様が悪霊退治のプロを?
…お嬢様でしたら出来なくはないかも知れませんが…。
でも、やはりお嬢様は争いごとを好まれませんからね。
闘ったり力を振るう事ではなく、もっと別な形で人と吸血鬼を、いえ、闇に生きる方々とを繋いでいく道を見つけ出す事が
お嬢様には出来る筈です。
お嬢様が仰っているように、何よりも大事にしていきたいものは共に喜びを分かち合える平穏な日々…。
勿論、貴方が仰っているヴァンパイア・ハーフの方のようにその平穏を守るために日々力を尽くしている方が居る事も
忘れてはいけませんけどね。
お嬢様にはお嬢様の、そして私には私の為すべき役割と居場所があります。
それを是非、解って下さいね。
>>17
アーチェロお嬢様
…やはりお嬢様も、同じ考えでしたか。
妖狐の方と間近で接するのは初めてですが、金色の陽だまりのような温かさを
自然と感じてしまいますね。
何だか、童話に登場する「母狐」のような…。
お嬢様の学校に編入されたら、更に賑やかな日常になる事でしょう。(微笑)
放課後には、いつでもお茶を飲みにいらして下さいね。
>>18
…ええ、私も知っています。(苦笑)
小さい頃このCMが好きで、巻き戻して何度も見たりして笑っていたんですよ。
だってたまに見た事のある、あの強面の役者さんがあんなに面白い着ぐるみのキャラクターになってしまうんですから。
見ていて笑わずにはいられませんね。
イタリア出身だという事は、私もテレビの番組の中で初めて知りました。
…そういえば父がDVDで見ていたハリウッド映画にも、端役ではありましたけど出演されていましたね。
確かあの映画に出演されていた安岡力也さんを含む日本人の役者さん達は、日本の映画を代表する錚々たる顔ぶれ…。
その人達の殆どは、既にもう故人なんですよね…。
時の移り変わりと偉大な人々との別れは本当に残念ですが、その功績を京都の有名な場所では偲ぶ事が出来るのですね。
20 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/18(Fri) 23:18
>>18
>>19
(柚葉さん)
安岡力也様…?
いえ、存じ上げませんわ
イタリアのご出身の日本人の方なのですか?
ええと…、その方は有名人なのですか?
どういった分野の方なのでしょう?
CMにご出演ということは、タレントでいらっしゃる?
はい、三女ちゃん、タブレットをありがとう
なるほど、いろいろな方面で活躍された、マルチタレントなのですね
それにしても、シチリアンマフィアの方の親族でいらっしゃるとは驚きですわ
そして、その御風貌は本当にファミリーを率いられても不思議はないほどの迫力をお持ちでいらっしゃいますから、日本でのご活躍でもさぞ衆目を集められたことでございましょう
ふふっ、幸いタブレットで黒飴のCMも拝見できました
なんと申しましょうか、手作り感あふれるユーモラスなCMですのね
あの巨躯になった坊や、お医者様にも匙を投げられて…どうなったのでしょうね
>…ええ、私も知っています。(苦笑)
>小さい頃このCMが好きで、巻き戻して何度も見たりして笑っていたんですよ。
そうですか、柚葉さんもご存じなのですね
そして、ハリウッド映画にもご出演とか
早世されなかったら、あるいはハリウッドでもっと名を上げられたかもしれないと思うと残念ですわ
タブレットでは、ホタテ貝の着ぐるみを着て歌っていらっしゃる姿も拝見しましたわ
大柄で迫力のある強面の方のようですが、ユーモアも解される方のようで、わたくしも思わず笑ってしまいました
そしてハリウッド映画出演と聞いて、少し前に活躍された…いえ、人間の方にとりましては随分と昔ですが、ある俳優さんを連想しましたわ
エリック・キャンベル様…、この方も巨躯と迫力ある風貌、そしてコミカルな演技で人気を得られた方でしたわね
チャーリー・チャップリン様の映画で往時の名演を見ることが出来ますわ
三女ちゃんが教えてくれましたが、この方の出演された『チャップリンの冒険』という映画を、有名な山寺宏一様がアテレコなさっていて、その一部をネットで見ることが出来ますのよ
大柄で、大層なおひげを付けた方がキャンベル様ですわ
もっとも、この方の真骨頂をご覧になる場合は、同じくチャンプリン様の“Easy Street”という作品の方が堪能できると思いますわ
城館のホームシアターで見た時は、手を叩いて笑ってしまいました
残念ながら、酒気帯び運転で事故を起こされて、壮年にして帰らぬ方になりましたが…
ですから、安岡様が早世された時に日本の方の悲しみも想像が出来るつもりでございますわ
21 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/18(Fri) 23:21
>>19
(柚葉さん)
>…やはりお嬢様も、同じ考えでしたか。
>妖狐の方と間近で接するのは初めてですが、金色の陽だまりのような温かさを自然と感じてしまいますね。
>何だか、童話に登場する「母狐」のような…。
はい、何か不思議な温かさを感じさせる方ですわね
大きな力をお持ちで神と崇められたのに、それを良しとされず市井に降りていらしただけあって、とても気さくで慕わしく感じられます
プライバシーに触れるのは慎まねばなりませんが、あのお人柄からして過去に親愛溢れる関係を築いて来られたのではないかと思われますわね
恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉
安倍晴明様と別れた葛の葉様が残したというお歌
愛する我が子と別れなければならない無念の想いが伝わってまいります
晴明様も半人半妖でありながら、葛の葉様が自ら去られたのは、仔細あってのことなのでしょう
人間として生きることが我が子の幸せ、と考えられたのでしょうか
そのお気持ち、伺えるものなら伺いたいですわ
それはともかく、霊華様にはぜひ同じ学校に通っていただきたいですね
22 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/23(Wed) 19:50
君たちのお宅を訪問していいかい?わたしに怪しい住まいを見せてくれ
23 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/24(Thu) 21:42
>>22
はい、当屋敷に何か御用でしょうか?
え?このお屋敷を訪問したいと?
そちらの件に関しましては、あくまでも家主であるお嬢様の一存によりますが…。
…怪しい住まい?それは少々、失礼な言い方ではないですか?
当屋敷に限らず、見ず知らずの方の訪問にはどのお宅であろうとも少なからず警戒なさるでしょう。
その際に、相手の御気分を損ねるような言い方は尚更断られる可能性が高くなりますよ?
…ご期待に添えない結果になりましても、悪しからずご了承ください。
24 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/25(Fri) 21:06
吾輩にも血を吸わせて欲しいのだ。もう三日間血を吸ってないのだ。このままでは死ぬのだ。
25 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/25(Fri) 22:29
>>24
吾輩にも?いえ、元々このお屋敷の主は禁血しており、人の血を吸う事は致しません。
私に関しましても、雇用主からこのお屋敷の人間以外には血を与えてはならないと仰せつかっております。
血液が欲しければ、バイオ関連の株式会社のHPを参照して下さい。
購入額は…450mlにつき80000円になりますね。
申し訳ありませんが、我々もボランティアではありませんので
購入はそちらでお願いします。
…それと、不埒な行為に出る事はくれぐれも止めて下さいね?
私の知り合いの方が、その牙を無辜の方に向ける事を決して許さないでしょうから。
26 名前:
葛葉 霊華 ◆
s/jAMeik
投稿日:2016/11/26(Sat) 01:19
>>12
ふむ……ゴーストスイーパー、とな。
そのような資格があったとは、知らなんだ。
我らのような、ともすれば「非科学的」とも言える所謂「オカルト」的な存在が、世に認められたということか?
しかし……あの吸血姫殿がそのような任に就くとは想像出来ぬわ。
>>16-17
(アーチェロ殿)
>「あの」館…、と仰いますと、霊華様のお心に何か感じるものでもございましたのでしょうか?
>それでもって我が家を訪ねていらっしゃるのでしたら嬉しゅうございます
まあ、この街の事は色々と噂になっておったからの。人ならざる者が人と共に生きるは、未だ珍しき事故。
その生き方を称える者もおれば、それを快く思わぬ者もおった……まあ、賛否はあれど「有名」であった訳よな。
>せっかくですから、こちらの街では思い切り羽を伸ばせると宜しいですわね
うむ…なれば、そうさせてもらうかの。
>せっかくそのような可愛らしい化身を為されているのです
>いちど、学校へもいらっしゃいませんか?
>霊華様…ええっと、『霊華でよいぞ』と仰られても、ちょっと畏れ多いのですが…
>とにかく学校へ編入されたら、いろいろと面白い体験もできると思いますわ
か、可愛っ……!?ぬし、いきなり何を言うておるのだ……
(赤面)
しかし、学校か……考えた事も無かったが、それもなかなか面白そうじゃの。
「畏れ多い」とな?わらわは単なる妖狐、ただ一匹の妖魔ぞ。お主と何の違いがあろうか。
……まあとりあえず、名で呼んでくれればよいわ。
>わたくしはアーチェロ・カルミーニオ、イタリアより参りました吸血姫でございます
>何卒よろしくお願いいたしますわ
アーチェロ殿、か。異国の名……何故か解らぬが、良き響きを感じるわ。
……うむ、こちらこそよろしく頼む。
ちなみに、わらわは安倍晴明殿の母君である“葛葉”殿とは無関係ぞ。
否、厳密に言えば関係はあるか……かなり遠いが、一応親戚じゃな。
じゃが、互いに面識は無い。ほぼ他人じゃな……「人」ではないが。
27 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/26(Sat) 09:11
>>26
ようこそお越し下さいました、葛葉さん…。
今後とも、是非当屋敷へ気軽に足を運んで下さいね。
>ちなみに、わらわは安倍晴明殿の母君である“葛葉”殿とは無関係ぞ。
>否、厳密に言えば関係はあるか……かなり遠いが、一応親戚じゃな。
>じゃが、互いに面識は無い。ほぼ他人じゃな……「人」ではないが。
まあ…あの安倍晴明のお母様との縁者の方でいらっしゃるのですね。
実は今年の夏、かの京都へ足を運ばせて頂いたのですがこれも御導きなのかも知れませんね。
それにしても、この数日で随分と寒くなりましたね。
色付いた紅葉も散り、いよいよ本格的な冬の到来ですね。
実は夜、当屋敷では鍋を囲む予定なのですよ。
よろしければ、是非お越し下さい。
人数が多ければ多い程、鍋は美味しさも楽しさも増すというものです。(微笑)
28 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/26(Sat) 20:53
他種族間交流法が制定された町では、狐の妖怪さんがホームステイ先の神社と地域の活性化のために
ヒーローショーやってたな。
あと、メインヒロインのラミアの女性はそこの兄弟繋がりの別の神社で巫女さんのアルバイトしてる。
蛇も狐も、日本では有り難いものだから良かったね。
29 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/26(Sat) 22:41
>>22
あらあら、先日は我が家を通りから繁々と見物していかれた方がいらっしゃいましたが
今度は、中を見せよと仰いますの?
…はあ、なるほど、『怪しい住まい』とはまた直截な仰り様ですのね
つまりは、怪物屋敷の見物、という趣旨でいらっしゃいますか
生憎ではございますが、わたくし魔族とは申せ、ここは一般住民の個人宅、わたくしたちのプライベート空間でございます
見も知らない他所のお方の見物は謹んでお断り申し上げます
わたくしのような吸血鬼が居を構えたために、わたくしと生活を共にしてくださっている家族まで奇異の目で見られては、とても悲しゅうございますわ
また、風聞を立てられましては、ご近所の方々のご迷惑にもなりましょう
人の口に戸は立てられない、とは申しますが、我が家のことにつきましては今後如何なる形であれ拡散なさいませんよう、切にお願いいたします
ああ、お家の外観をブログなどにアップするのも無しにしてくださいませ
最近、魔法少女の方がご自分のことを拡散されて甚だ困っている、という風の便りを耳にいたしますわね
その方の言葉、わたくしも使わせていただきますわ
撮らないで!上げないで!呟かないで!
簡にして要を得ました、良いフレーズですわね
30 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/26(Sat) 22:42
>>24
>>25
(柚葉さん)
あらあらまあまあ、同族の方でいらっしゃいますのね
…まあ、ずい分と難儀していらっしゃるご様子
血をお摂りになれないのは、慣れませんと、さぞお辛いでしょうね
ですが、申し訳ございません…
我が家の者はいずれも血を嗜んではおりませんの
血の蓄えもございませんわ
お役に立てず申し訳ありません…
経験者として申し上げますが
貴方様もこれを機会に『禁血』をなさってみてはいかがですか?
最初は辛くても、峠を越えれば後は楽になれますわ
そうそう、我が家の庭にささやかながら温室を設えておりますの
ここに薔薇が咲いておりますので、こちらの精気を吸えば、渇きもある程度癒せるのではないかと存じます
…まさかとは思いますが、我が家に『献血係』のメイドさんがいると聞いて、それを頼って参られた、というのではございませんよね?
いけません、それは絶対になりませんわ!
あの人はわたくしの大切な大切な、家族でございます
間違っても、あの方に牙を立てるようなことをなさいましたら…
わたくし、赦せませんわよ?
このこと何卒お含みおきくださいませ
…あら、柚葉さんではございませんか
>血液が欲しければ、バイオ関連の株式会社のHPを参照して下さい。
>購入額は…450mlにつき80000円になりますね。
あらあら、良い情報をありがとうございます
これでこの方も安心ですわね
…ふう、同族の方がいらっしゃるのは嬉しいですが、家族や街の方に手を出されないか、と気を揉んでしまいますわ
31 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/26(Sat) 22:43
>>26
(霊華様)
>まあ、この街の事は色々と噂になっておったからの。人ならざる者が人と共に生きるは、未だ珍しき事故。
>その生き方を称える者もおれば、それを快く思わぬ者もおった……まあ、賛否はあれど「有名」であった訳よな。
まあ、わたくし如きのことが風説になっておりましたとは、…恥ずかしゅうございますわ
左様ですか、わたくしの生き方をお認め下さる方もいらっしゃいましたのね
嬉しいことでございます
快く思わぬ方、何か魂胆ありや無しやと疑念を抱かれる方…、そのような方がいらっしゃるのもまた自然のことでございましょう
全ての方からお認めいただくよりも理に適っていると、むしろ安心できますわ
>か、可愛っ……!?ぬし、いきなり何を言うておるのだ……
(赤面)
何を言う、も何も言葉通りのこと、正直に申し上げたまでですわ
そんな可愛いお姿、さらにおしゃれして磨きを掛ければ、元から纏っていらっしゃる神威と相まって、アイドルも三舎を避くのではないでしょうか?
>しかし、学校か……考えた事も無かったが、それもなかなか面白そうじゃの。
ええ、ええ、それはもう人と交われること、とても濃密な時空でございます
彼我の違いを思えば、互いを理解し合うことの難しさは故なしとはいたしませんが、心を通わせ、喜びも悲しみも共にすることは素敵なことと思っております
まして、霊華様は、わたくしたち吸血鬼族と違い、長の年月人と交わり、人に慕われてきた種族の方ですもの
きっと仲良くなれるかと存じますわ
>アーチェロ殿、か。異国の名……何故か解らぬが、良き響きを感じるわ。
ありがとうございます
この名前は『楓』を意味するイタリア語由来なのですよ
楓の紅葉は、日本でとても愛でられておりますわね
日本の古き良き風景をご存じであろう霊華様から『良い響き』と言っていただけると、何だかとても嬉しくなってまいりますわ
>ちなみに、わらわは安倍晴明殿の母君である“葛葉”殿とは無関係ぞ。
>否、厳密に言えば関係はあるか……かなり遠いが、一応親戚じゃな。
>じゃが、互いに面識は無い。ほぼ他人じゃな……「人」ではないが。
まあ、ご親戚でいらっしゃいますのね
彼の御方の伝承は、日本の御本で読ませていただいて、とても印象深かったですわ…
人と妖狐との長い年月にわたる関わり合いは、吸血鬼族のわたくしとしましても、大いに感じ入ることが多いのですわ
また今後、霊華様の過去のその様なお話、機会があれば拝聴いたしたいです
もちろん、霊華様が良しとしていただければ、ですけれど
そのことは抜きにいたしましても、ぜひ我が家にお出で下さいませ…
32 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/26(Sat) 22:43
>>28
まあ、やはりあの法が制定された町が何処かにございますのね
彼の方たちのことは一時期、深夜のドキュメンタリー番組で取り上げられていまして、ずい分と評判になっていたそうですわね
そして、現在もルポルタージュが発刊され版を重ねている、と聞いておりますわ
妖狐の方のことはまだ未読なのですが、何だか全篇読破したくなってまいりますわ
神社と地域の活性化…、とても尊く有意義なお仕事をされているのですもの
わたくしがこの街の土地神様の氏子としてご奉仕するための参考とさせていただきたく存じますわ
蛇神様や狐神様は、古来人々の崇敬を集めてこられたのですわね
八百万のものに神宿り、人外が人と和合する世界…、なんと良きことでございましょう
お話を伺っていますと、貴方様はその街を訪れて、直接その方々の活躍をご覧になったようですわね
羨ましいですわ
わたくしもいつか…訪ねられたら素敵かも、ですわね
33 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/27(Sun) 19:26
>>28
>>32
アーチェロお嬢様
くすくす………。
ええ、あのエピソードは私も読みましたよ。
あの狐さん、ちょっと暴走気味でしたけど。(苦笑)
でも、お客さんの中にはあれを見て進んで協力を申し出てくれた方もいて、よかったですね。
…ただ、神主さんはあまり良い顔をなさっていないようですが…。(汗)
余談ですけど、ホームステイ先の神主さんの作る稲荷寿司は絶品らしいですね。
>蛇神様や狐神様は、古来人々の崇敬を集めてこられたのですわね
>八百万のものに神宿り、人外が人と和合する世界…、なんと良きことでございましょう
ええ、狐神様や蛇神様の由来は、古来より日本人が農耕民族であった事に由来しているとか。
稲の茎を食い千切ったり、米を食い荒らす鼠を退治して下さる狐さんや蛇さんは、
日本人にとってとても有難い存在であったんです。
ですから、今尚御神体として祀られている神社も多いのですよ。
それから、北国の水田の稲刈りの時期には良く狐さんの姿が見られるそうですよ。
私もテレビで見た事があるんですが、コンバインで稲を刈っている時には狐さんがやってきて、
上手にタイミングを見計らって、地面から出てくる鼠を狩っていくんです。
勿論農家の方もそれを承知していて、狐さんに接触して事故にならないよう
常に周囲に気を配っているそうです。
以前、私が狐さんの出てくる童話が好きだと言うお話をしたと思いますが、
「こんこんさまにさしあげそうろう」という児童書があるんですよ。
これは、狐さんに対する昔の日本人の感謝、報恩の心や儀礼を現した内容の
お話でもあるそうです。
今度子どもたちへの読み聞かせに使おうと思っているのですが、心温まる内容の本でお勧めですよ。(微笑)
34 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/29(Tue) 22:12
>>33
(柚葉さん)
わたくしも、九尾様の大活躍を拝読いたしました
とても元気で愛らしい九尾様、ちょっと食いしん坊でいらっしゃるようですが、お世話になっている神社のために一生懸命で微笑ましゅうございます
神主様も、優しく、時には厳しくて、まるで父娘のような温かな関係ではございませんか
どうやらお社も賑わいを取り戻しそうで良かったですわ
日本では各地で狐神様や蛇神様が慕われていらっしゃるのですね
五穀豊穣がこの国の民の変わらぬ願いなれば、彼のお歴々がそれに応えてくださったことでどれだけの人々が救われましたことか
そう申せば、霊華様も大層多くの方から崇められたとのこと
きっと多くの感謝が寄せられたことでございましょう
それが霊華様には多少窮屈と感ぜられたのかも知れませんが…
いつかわたくしもそのお社に詣でてみたいですわ
そして、人々も狐神様や蛇神様に感謝なさるなら、未だその域に達していない野や山の狐さんや蛇さんのことも大事にしてあげて欲しいですね
確かに、蛇さんを『わあ、可愛い』といって抱いたりする方は中々いらっしゃいませんでしょうが
それでも、そういった動物さんが安心して暮らせる自然は残してあげてほしいものです
狼神様も、日本各地の神社で祀られ、五穀豊穣や火難・盗賊避けなど様々なご利益を下さった神様だったそうですが、残念ながら狼さんは絶滅してしまいました…
現代でも、狼と人が結ばれて『雨』と『雪』という二人の子どもを設けながら父親の狼さんが不慮の事故で亡くなった、という悲しい出来事があったそうですわ
やはり人間の土地が拓け行くほど、他の動物が棲み難くなっていくのは悲しいですわ
神族ですらそうなのですから、各種の魔族が姿を見せなくなっていくのもむべなるかな、でございましょう…
とは、私事の愚痴でございますが…
「こんこんさまにさしあげそうろう」でございますか
狐さんの母子の切ない話のようですね…
日本の心の良き在りようが籠められた物語…柚葉さんが読み聞かせられれば、きっと子供たちの心に永く残ってまいりましょう
35 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/29(Tue) 23:50
>>34
アーチェロお嬢様
>わたくしも、九尾様の大活躍を拝読いたしました
>とても元気で愛らしい九尾様、ちょっと食いしん坊でいらっしゃるようですが、お世話になっている神社のために一生懸命で微笑ましゅうございます
>神主様も、優しく、時には厳しくて、まるで父娘のような温かな関係ではございませんか
>どうやらお社も賑わいを取り戻しそうで良かったですわ
あら、早速お嬢様にも読んで頂けたのですね。
ヒーローショーのその後のオチは、
「神社の為に一生懸命だったんですから、分かって上げて下さいね。」
と言いたくなりますね。(汗)
>神族ですらそうなのですから、各種の魔族が姿を見せなくなっていくのもむべなるかな、でございましょう…
>とは、私事の愚痴でございますが…
はい…。自然、神族、妖怪…。本来、共に在りしものが姿を消していく事によって
この世界が人間だけで成り立っているかのような錯覚に陥り、それらの存在を認めないが如くの振る舞い、所業を重ねてきてしまった事を
私達人間は全くもって否定できません…。
どこかで、こんな言葉を聞いた事がありますね。
「我々は生きているのではない。生かされているのだ。」と…。
私一人が存在しているのもまずは両親のおかげ…。
そして、人間という種が生きていられるのも先人達のたゆまぬ努力もさることながら、
数限りない存在と共にあり、支えられてきたからこそです。
例の九尾さん達の住む町の日々は、人間以外の種がこの世界で共に生きている真実を改めて知る切っ掛けとなった事でしょう。
慌ただしくも楽しい日々を送りながら、その中で失われてきたものとその大切さを改めて知り、
そして今度は共に新たな道をどのように歩んでいくかを模索していくでしょうね。
『京都旅行 3日目』
おはようございます、お嬢様…。
あらら?レイナさんは兎も角、三姉妹さんたちもピッタリ同じタイミングで目を覚ましたようですね。
ええ…どうやら皆、考えている事は同じですね。
朝食までの間、渡月橋とその周辺の散歩に参りましょう。
(渡月橋を歩きながら)
ああ…朝のおいしい空気と川のせせらぎ…。
朝日に照らされた太秦の自然の風景は、格別ですね…。
本来は夜行性である三姉妹さん達も、楽しそうですね。
なかなかこのように皆で遠出する機会はそうそうあるものではないですし、
普段はテレビや写真でしかお目にかかれないこの京都の名所に足を運んでいるのですから。
今の内にしか味わえない気分を、存分に満喫したくなるのも当然の成り行きでしょう。
正に「早起きは三文の得」ですね。
本日は、京都水族館ですね。
午前中から早めに出向けば、水族館以外の場所も楽しめるかも知れませんね。
観光シーズンで混雑も予想されますので、朝食後は直ぐに出発した方がよろしいかと思います。
水族館には大きな公園も隣接されていますし、そちらでのんびりと開館を待つのがよろしいでしょう…。
36 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/01(Thu) 23:09
>>35
(柚葉さん)
>はい…。自然、神族、妖怪…。本来、共に在りしものが姿を消していく事によって
>この世界が人間だけで成り立っているかのような錯覚に陥り、それらの存在を認めないが如くの振る舞い、所業を重ねてきてしまった事を
>私達人間は全くもって否定できません…。
せっかく首様の楽しい話をしておりましたのに、ついつい愚痴を申してしまいしんみりしてしまいましたわね
申し訳ありません
ですが、この国の人々は山川草木に八百万の神々が宿っていることをご存じだったのでしょう…、この街にもいまだ濃い神々…精霊の息遣いをわたくしは伺うことが出来ますわ
柚葉さんのように先人の努力を忘れない方がいて、観経塚のように人と妖の絆を信じてくださる人々のいる場所がある
そして、命が受け継がれていく限り、人々が人ならぬ者たちへ向けられる想いもまた、時に陰りはしても消え去ることは無いと信じておりますわ
わたくしたちの街も、九尾さんの住まっていらっしゃる街同様に他種族に寛容なのではないかと存じます
吸血鬼でさえ受け容れてくださっているのです
今はひっそりと隠れている妖怪の方々も、また戻ってくるかもしれませんわ
『京都旅行 3日目』
夏の夜は まだ宵(よひ)ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月宿(やど)るらむ
清原深養父
本当に夏の夜は直ぐ明けてしまいますわね
そして、緑濃い渡月橋からの風景もまた、京都の移り行く景色のひと時の味わい、深い趣きがございます…
三姉妹は、ちゃんと眠れたようで良かったですわ
ゆうべ、ずい分夜更かししたのではないかと気がかりだったのですよ
お布団の中でも目をパチパチさせて、なかなか寝付けない様子でしたので、京都の民謡でございます『竹田の子守唄』を小声で謡いました
優しいメロディーを口ずさむうちに、三姉妹と一緒にわたくしも眠ってしまったようです
子守歌のお蔭で、目覚めもスッキリで、清々しく三文の得を味わえますわ
京都水族館は、郷土色豊かなアクアリウムのようですわね
『京の川ゾーン』では、鴨川や由良川を再現した水槽があって、いろいろな魚やオオサンショウウオも見られるそうで楽しみですわね
渡月橋が架かる桂川…保津川が無いのは少し残念ですが
− 丸山応挙の描いた『保津川図』が素敵でしたので −
とにかく、京の川の美しさを楽しませていただけるようで、とても楽しみですわね
37 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/12/01(Thu) 23:47
___
/\ /\ _
/((◯)(◯))\ / かわい子ちゃんがいるお!
| ゚~ (__人__)~゚ | \
\ |r┬、| /  ̄
/ `⌒´ ヽ
38 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/03(Sat) 08:38
>>37
???
…何となく、視線を感じるのですが。
まあ、この京都でしかも有名な観光地である太秦において外国人の方の姿は珍しくはないと思いますが、
お嬢様に加えて三姉妹さんも揃い踏みですからね。私だけは生憎日本人ですが。
普通に歩いている方よりは、何となく目立つかもしれません。
それに、まだ早朝で人も少ないですから。
視線は兎も角として、盗撮だけはご遠慮頂きたいと思います。
>>36
>夏の夜は まだ宵(よひ)ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月宿(やど)るらむ
清原深養父…かの清少納言の曾祖父の歌ですね。
ふふっ…。この歌が直ぐに出てくるとは、流石は日本通のお嬢様です。
夏の朝は、5時で既に明るくなっておりますから。
お屋敷では早朝の門前の掃き掃除の際の空の明るさで、季節を実感しているのですよ。
>そして、緑濃い渡月橋からの風景もまた、京都の移り行く景色のひと時の味わい、深い趣きがございます…
ええ…そしてこの緑濃い風景があと2カ月程で色鮮やかな紅色に彩られるのですね。
ああ…出来る事なら全ての季節の風景をこの目で間近に見てみたい…。
そんな贅沢な思いも浮かんでしまいますね。
>お布団の中でも目をパチパチさせて、なかなか寝付けない様子でしたので、京都の民謡でございます『竹田の子守唄』を小声で謡いました
>優しいメロディーを口ずさむうちに、三姉妹と一緒にわたくしも眠ってしまったようです
うふふ…実は私も、子ども時代を思い出しながらお嬢様の子守唄を堪能させて頂きました。
遠足や旅行…楽しみな事があるとなかなか寝付けなくなってしまうのは子どもの定番ですよね。
私も幼い頃、目をパチパチさせていたら母が気付いて
「柚葉、 眠れないの?」
と話しかけてくれて…。そして、子守唄を歌ってくれたんです。
そう…昨晩のお嬢様の様に…。
私達を照らす優しい月明かりと、静寂の中に響き渡る優しげな歌声…。
あの頃を思い出して、ふと意識が途切れ気が付いたらもう朝でしたね。(微笑)
>京都水族館は、郷土色豊かなアクアリウムのようですわね
>『京の川ゾーン』では、鴨川や由良川を再現した水槽があって、いろいろな魚やオオサンショウウオも見られるそうで楽しみですわね
ええ、実はオオサンショウウオを見るのが凄く楽しみなんです。
オオサンショウウオを知ったのは、小さい頃土佐に伝わる民話を題材にした「どろんのもへえ」という本を読んだのがきっかけで…。
その御話の中でちょっとだけ出てきてたのですが、母に
「オオサンショウウオって忍者さんが食べられちゃいそうなくらい大きいんだね。」
と言ったら、
「実際にはそこまで大きくはないわよ。(汗)でもね、オオサンショウウオさんは綺麗なお水が無いと生きていけないそうよ。
オオサンショウウオさんが安心して暮らしていける自然を、これからは大事にしていかないといけないわね。」
と語ってくれたんです。
『京の川ゾーン』の展示の目論みと幼い頃母が語ってくれた事…。
確かな結びつきが合って、感慨深いです。
あ、実は先程語った児童書の事なんですがそのお話の中で登場するもへえさん、高知県では坂本龍馬さんと共に有名な方らしくて…。
生まれ故郷ではイメージキャラクターになっているとか。
実は私が土佐弁や高知県を知ったのはもへえさんがきっかけで、坂本龍馬さんよりも先だったんです。
幼い頃に読んだあの痛快な物語が今尚愛されているのを知って、嬉しかったですね。
もうすぐ朝食の時間ですね。では、そろそろ戻りましょう。
和やかな京都の朝を、お嬢様と満喫出来て嬉しかったです。(微笑)
39 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/03(Sat) 08:46
>>37
『単なる個人的な事情の呟きはお控えを』と申しました
邂逅相遇…、良き出会いをなさったようですが
残念ながら、貴方様がどこのどなたか、判然としませんゆえこれ以上何とも申し様もございませんわ
ほら、陶然としている間に、女性は行ってしまわれた…
掴めぬ縁は無いも同然でございます
では、わたくしも行きずりの者、失礼いたします
40 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/03(Sat) 10:53
>>38
(柚葉さん)
『京都旅行 3日目』
>…何となく、視線を感じるのですが。
>まあ、この京都でしかも有名な観光地である太秦において外国人の方の姿は珍しくはないと思いますが、
>お嬢様に加えて三姉妹さんも揃い踏みですからね。私だけは生憎日本人ですが。
あらあら、あれは、わたくしたちへの視線でしたの?
『かわい子ちゃん』はここ京都に舞妓様はじめ地元の方も観光客も本当に多彩でいらっしゃって、視線と『気』があまりに濃いもので、つとめて遮断しておりましたわ
見られていたと思うと恥ずかしいです…
遠慮も無しに携帯のカメラを向けられるのは困りますね
レイナさんも我慢なさっているようですが、あまり無体ですと腰の物をズラリと抜いてしまわれるのではないかと、心配になりますわ
>清原深養父…かの清少納言の曾祖父の歌ですね。
>ふふっ…。この歌が直ぐに出てくるとは、流石は日本通のお嬢様です。
いえいえいえ…、京都に参ると決まってから和歌のご本をいろいろ読みましただけの付け焼刃ですわ
そうそう、嵐山の車折神社のご祭神は、時代は下りますが同族の清原頼業公でいらっしゃるそうで、境内には清少納言社もございますそうですね
ここでは、愛らしいデザインの『才色兼備お守り』が売られているそうですよ
それに、神事の『三船祭』では、清少納言様に扮した女性が、扇流しの奉納をなさったとか
まさに清少納言様や『枕草子』のファンにとりましては『聖地巡礼』の外せぬスポットですわね
『才色兼備お守り』は、時間があればお求めして、柚葉さんの学業のご発展のためにお求めしたいところですが
あら?長女ちゃん、なんですの?そんなに目を輝かせて
『そのお役目、ぜひぜひわたくしにお申し付けを!
皆さんは先に水族館へ行っていてください。
後で翼を広げて追いつきます。』
と?
ふふっ、素晴らしい旅に連れてきてくださった柚葉お姉様のご厚情に報いたい、とそう考えているのね
そうですわね、柚葉さんさえよろしければ、お願いしてもよろしいかしら?
41 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/03(Sat) 10:54
>>38
(柚葉さん) (つづきでございます)
>ええ…そしてこの緑濃い風景があと2カ月程で色鮮やかな紅色に彩られるのですね。
そうですわね…
四季折々の季節が本当に美しい京都のこと、紅葉の季節もいつか参りたいですわね
その時には、
朝まだき 嵐の山の 寒ければ
紅葉の錦きぬ人ぞなき
藤原公任
というとおりの艶やかな景色を見ることが出来るのでしょうね
それに、春の桜花咲き誇る頃も見てみたいですわ
その時は、歌川広重の画集を持って行って、『京都名所之内 あらし山満花』の絵と本物の景色を見比べたいですわね
>うふふ…実は私も、子ども時代を思い出しながらお嬢様の子守唄を堪能させて頂きました。
>遠足や旅行…楽しみな事があるとなかなか寝付けなくなってしまうのは子どもの定番ですよね。
あらあらあら…、いやですわ
柚葉さんもお聞きになっていたなんて…、恥ずかしいではありませんか
でも、そうですわね
楽しみなことがあると、眠れなくなってしまいますよね
わたくしなど、小さい頃、稀にですが人間の子どもと次の日も遊ぶ約束が出来たときは楽しみで楽しみで…
メイドさんが、わたくしが寝ている棺桶の蓋を開けたまま、わたくしがちゃんと眠ったのを確認するまで傍についていたので、無理にでも目をつぶってじっとしているのがつらいくらいでしたわね
そして、…うふふ、幼い柚葉さんを見守っていらっしゃるお母様の優しい笑顔が目に浮かぶようですわ
お母様の子守唄…、どんなだったのでしょうね?
観経塚でお母様にお目にかかれましたら、お伺いしたいですわ
子守歌には月明かりがよく似合いましょうね
日本家屋、畳の部屋、お布団に入った小さな子どもと寄り添うお母さん、窓から差し込む月明かり…
それだけで素敵な一幅の絵になりましょう…
「どろんのもへえ」は初耳でございますわ
お母様が柚葉さんに呼んで差し上げたのですね?
忍者さんを食べてしまった?ふふふ…、それはまたユーモラスな光景でしょうね…
なんですか、三女ちゃん、蒼い顔をして?
『マミったのか…。』
って、ちょっと何を言っているのか、分かりませんわ
オオサンショウウオ…話には聞いていますが、わたくしも今回見るのが初めてになりますわね
巨大サラマンダー…、といっても火竜族ではないのですよね?
次女ちゃんがちょっと期待していたものですから、そうではない、と申してはおいたのですが
柚葉さんとお母様の懐かしい語らいの中に出てきたという生き物です
予断や先入観に囚われずに虚心に見たいですね
はいはい、三女ちゃん、なんですか?
『日下茂平』?
ああ、『どろんのもへえ』の主人公ですか?
あらあら、その方は実在していたと?
そして、坂本龍馬様のお祖父様が書かれた書にも登場するなんて、本当に有名でいらっしゃったのですね
まあ、その方の名を冠したマラソン大会があるのですか?
これが、柚葉さんが仰っていたイメージキャラクター?
ふふっ、愛嬌一杯ですわ
デザインなさったのは、高名な漫画家でいらっしゃいますのね
もへえさん、色々な方とご縁があってこうして今も人気でいらっしゃるなんて、ご本人が知ったら…嬉しいけれど困ってしまわれないかしら
『忍びの者なのに、こんなに名前が知れ渡ってしまうとは…、不覚!』
とか仰って…
それでは、出発前に腹ごしらえ
腹が減ってはなんとやら…、でございます
しっかりいただくといたしましょう
42 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/03(Sat) 22:44
『京都旅行 3日目』
>>41
アーチェロお嬢様
そうそう、嵐山の車折神社のご祭神は、時代は下りますが同族の清原頼業公でいらっしゃるそうで、境内には清少納言社もございますそうですね
ここでは、愛らしいデザインの『才色兼備お守り』が売られているそうですよ
ええ、私も嵐山周辺に関して一度調べた時にその御守りを見た事があります。
淡い桃色に、清少納言さんの可愛い絵…。
込められた御利益の事も含めて、是非とも欲しい一品ですね。
>あら?長女ちゃん、なんですの?そんなに目を輝かせて
>『そのお役目、ぜひぜひわたくしにお申し付けを!
>皆さんは先に水族館へ行っていてください。
>後で翼を広げて追いつきます。』
と?
え?ちょ、長女さん?はわわわ、ちょ、ちょっと待って下さいね!?
お気持ちはとっても有難いのですが…。
確かに長女さんには翼がありますけど、もし見られたら騒ぎになってしまいますよ!?
それに、三姉妹さん達は本来夜行性なのですからこの猛暑で日が高くなってから
空を飛ぶのは禁物ですよ!?京都は盆地で、湿気も多く夏の暑さは私達の住む街以上に厳しいんです。
加えて観光シーズンで人混みが凄いですから、この世界的な観光地で限られた空間内であればともかく、
地域を隔てて別行動になってしまうのは思った以上に危険ですよ!?
うふふ…長女さん、私の為に、本当にありがとうございます。
私には、そのお気持ちだけで十分です。
いえ、大丈夫です。何も、「車折神社に行かない」とは言っておりませんよ?
今日の予定は、今の所京都水族館だけです。
昨日はある程度予定を決めての行動でしたが、今日は午後をホテルに戻りながらでも
嵐山周辺でのんびりとした散策を楽しめるようにと、レイナさんとも相談して敢えて予定を決めなかったのですよ。
まだまだ、嵐山周辺には見所が沢山ありますからね。
ですから、早めに足を運べば残された時間で十分に行く事が出来ます。
私も皆様と一緒に車折神社に足を運んでみたいですから。
それに、お嬢様もまだまだ嵐山の風情を楽しみたいと思いますから…ね?
では、車折神社へは水族館を出たら参りましょう。
43 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/04(Sun) 00:17
(続きです)
>>41
アーチェロお嬢様
>そして、…うふふ、幼い柚葉さんを見守っていらっしゃるお母様の優しい笑顔が目に浮かぶようですわ
>お母様の子守唄…、どんなだったのでしょうね?
>観経塚でお母様にお目にかかれましたら、お伺いしたいですわ
まあ…そう言って頂けると、本当に嬉しいです。
昨晩の三姉妹さんを優しく見守るお嬢様のお姿は、あの時の母の姿を彷彿させてくれて…。
何だか、懐かしくなってしまいました。(微笑)
>「どろんのもへえ」は初耳でございますわ
>お母様が柚葉さんに呼んで差し上げたのですね?
>忍者さんを食べてしまった?ふふふ…、それはまたユーモラスな光景でしょうね…
あ、いえ、「食べられてしまった」わけではないのですよ。
「食べられそうになった」というだけで…。(汗)
オオサンショウウオが登場するのは一年目の修行の場面なんですけど、
この時の光景が本当に面白くて…。
もへえさんと、相棒の忍者で修業仲間のいちのじょうさんが修行場の洞窟の中の水辺に落ちそうになっていて…。
その下で待ち受けているオオサンショウウオに食べられまいと必死になってるんです。
で、その後ろでは師匠である仙人さんが
「ほれほれ、落ちてしまったらそやつに食われてしまうぞ。」
と言わんばかりにニコニコしながら二人の様子を見ているんです。
小さい頃、このシーンを面白がって楽しんでいたんですよ。
ある程度私も成長して、小さい男の子にも読んであげたらこの場面や他の修行の面白そうな場面を喜んでみていました。(笑)
男の子達が特に好きな忍者さんが活躍する民話だけあって、男の子には受けがよかったですね。
それから最後のページでは忍者道具の一覧なんかもあったりして、あれで何気に忍者道具の名称も覚えてしまいました。
このもへえさん、悪徳商人や悪い侍から盗んだお金を貧しい人たちに配って回ると言う
いわゆる「義賊」としての伝説が残っていて…。
「土佐のねずみ小僧」とも呼ばれていたそうです。
お話の最後の方では、お城に忍び込んだ時にドジをやっちゃって2人とも捕まっちゃうんですけど、敢えて逃げ出さないで
打ち首になる寸前でもへえさんはねずみに、相棒さんはトンビに化けて逃げていっちゃうんです。
刑場へ見に来ていた、もへえさんにお世話になった貧しい人達は辛そうに様子を見守っていましたが、
見事に殿さまをやり込めて逃げてしまった二人に心の中で拍手喝采していたそうです。
最後まで、皆さんをあっと言わせて風の如く去っていく…。
あの痛快な物語はずっと心の中に残っているんですよ。(笑)
>まあ、その方の名を冠したマラソン大会があるのですか?
>これが、柚葉さんが仰っていたイメージキャラクター?
>ふふっ、愛嬌一杯ですわ
>デザインなさったのは、高名な漫画家でいらっしゃいますのね
調べてみた所、実際に伝わる伝説のお話とは少し違っている部分もあるみたいですね。
でも、児童書らしく本当に面白可笑しいアレンジが加えられていて素晴らしい出来です。
今尚愛され続けている事を、本当に嬉しく思います。
…こういう話題を楽しんでいると、益々お嬢様と言ってみたくなる場所が増えてしまいますね。(笑)
ああ…京都、経観塚の次に皆さんで行く場所が楽しみです…。
44 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/04(Sun) 19:01
>>42
(柚葉さん)
>え?ちょ、長女さん?はわわわ、ちょ、ちょっと待って下さいね!?
>お気持ちはとっても有難いのですが…。
>確かに長女さんには翼がありますけど、もし見られたら騒ぎになってしまいますよ!?
いえいえいえ…
飛んでいくときは、蝙蝠に変身して、ですわ
住んでいる街なら人間形態のまま飛ぶこともありますが、さすがにここでは目立ってしまいますからね
説明不足で申し訳ありません
でも仰る通り、今の京都は夏真っ盛りで高温多湿、長女ちゃんに無理をさせてはいけませんね
これはわたくしの配慮不足、心得違いでしたわ
『主』として本当に恥ずかしゅうございます
そういえば、三女ちゃんが見せてくれたWebコミックにございましたわね
戦国時代にタイムスリップして織田信長公に取り立てられたシェフの方のお話です
京都のお公家様方を接待しました際、作庭の妙と氷菓とで涼を摂っていただくお話が
冷房などない時代の方には、まことに代えがたい心地良さであったことと想像されますわ
わたくしも読んでいて、その涼やかなシーンを楽しませていただきました
長女ちゃん、貴女の誠意はちゃんと柚葉さんに伝わりましたから、今回はお遣いはけっこうですよ
気にせず、ゆっくりと貴女の大好きなお姉様との旅をお楽しみなさいな
そうして楽しむことこそが、プランを立ててくださった柚葉さんへのお礼なのですから
水族館を出た後も、嵐山付近を散策する時間はあるのですね
良かったですわ
車折神社は最優先でございますが、渡月橋を渡ったところにございます天龍寺や、名店・老舗が集まった昇龍苑…
欲張りすぎては忙しないですが、余裕をもって行けますところは楽しめたら嬉しいです
45 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/12/04(Sun) 19:59
高貴な匂いがする貴方って政治家とかにパイプ持ってそう
裏社会に精通してそう
46 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/04(Sun) 21:21
>>44
アーチェロお嬢様
『京都旅行 3日目』
>長女ちゃん、貴女の誠意はちゃんと柚葉さんに伝わりましたから、今回はお遣いはけっこうですよ
>気にせず、ゆっくりと貴女の大好きなお姉様との旅をお楽しみなさいな
ええ…長女さんのお気持ち、とても嬉しかったですよ。
では長女さん、暫しの間手を繋いでいきませんか?
ふふっ…。今の私が長女さんのお気持ちにお応えできる、ささやかなお礼です。(微笑)
それでは午後の時間、車折神社の『才色兼備お守り』を買いに参りましょうね。
>戦国時代にタイムスリップして織田信長公に取り立てられたシェフの方のお話です
>京都のお公家様方を接待しました際、作庭の妙と氷菓とで涼を摂っていただくお話が
>冷房などない時代の方には、まことに代えがたい心地良さであったことと想像されますわ
実はこの作品、友人も好きでして…。
一度読み始めるとついつい続きを読みたくなってしまい、古本屋さんでも…。(汗)
あの数々の料理を作るまでの過程を見ていると特に、
今でこそ容易く手に入る砂糖、いえ、糖分が如何に得難きものかを実感致しますね。
戦国において得難き食材や調味料を如何にして代用するか、実に見事な工夫を凝らしており
見事としか言いようがございません。
加えて当時の文化、習俗、そして食事そのものが身体に与える影響までも幅広く研究しており、
作者さんの知識の深さを知る事が出来ますね。
(一同、嵐山駅から終点四条大宮駅へ)
では、此処からはバス移動になります。
京都水族館行きのバスの本数は多いようで、助かりますね。
混まない内に来ておいて、やはり正解でした。
(一同、水族館へ入館)
やはり、涼を取り夏を楽しみたいという発想の方は多いですね。
然程混まない内に入館できて、安心しました。
あ、お嬢様も三姉妹さんも、例のバスの一日乗車券を入館の際にお見せ下さい。
こちらの表示で、入館料が一割引きになるそうですよ。
(京都の川エリア)
まあ…これがオオサンショウウオ…。
確かに児童書の絵程の大きさではありませんが、迫力がありますね。
そして、鴨川の自然を再現したこの展示エリアはやはり京都にしか無い「雅」を感じさせてくれますね。
オオサンショウウオは、まだまだ謎の多い生き物であるとか。
ただ、自然破壊に加え外来種との交配等により本来の個体数が減少して特別天然記念物となっているそうですね。
このオオサンショウウオを代表する鴨川の自然を守っていくためのセミナー、イベントに
ここ京都市は植物園、動物園とも協力しながら力を入れているそうです。
この水族館が建設に至るまでは、反対運動など様々な問題もあったのだとか。
京都に住んでいない私が語れる立場ではありませんが、京都の雅な自然を守り、知識を伝えていくための場所としても
この水族館が意義のあるものであったと後々評価されていく事を願いますね。
47 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/04(Sun) 21:27
>>45
ええ…お嬢様のカルミーニオ家はイタリアの貴族の流れを組む由緒正しき家柄ですから。
表の世界でも裏の世界でも、イタリアの歴史の中で時には力を振るい、時には混乱を治め、
多くの有力者達と渡り合ってきたそうです。
然程多くは有りませんが、前スレでお嬢様がその点についても触れられていますよ。
…最も、お嬢様はそのような方達とのお付き合いの場に出られるのが苦手であったとか。
一応忠告しておきますけど、所謂「コネ」目当てにお嬢様にお近づきになるのは止めて下さいね。(汗)
48 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/04(Sun) 22:57
>>43
(柚葉さん)
>昨晩の三姉妹さんを優しく見守るお嬢様のお姿は、あの時の母の姿を彷彿させてくれて…。
>何だか、懐かしくなってしまいました。(微笑)
まあ、そんな…、柚葉さんのお母様と重ねていただくだなんて…、そんな滅相もないと申しますか、なんというか
予てより伺っておりますお母様の、恩威兼ね備えられたお人柄はわたくし、本当に憧れておりますのに
でも、そのように仰っていただくと、とても励まされますわね
三姉妹に、それほど頼りにしてもらえるにはまだまだでございますが
異郷にまでついてきてくれた幼子たちでございます
これからも、能う限りあの子たちが安らげるように努めてまいりますわ
>あ、いえ、「食べられてしまった」わけではないのですよ。
>「食べられそうになった」というだけで…。(汗)
そうですか、それはよかったです
それはそれで手に汗握る展開でございますわね
オオサンショウウオに?まれるかどうかという、まさに決死の覚悟を要する修行…
隠密行動を要する闇の工作部隊に課せられた過酷な使命を感じさせますわね
同じく『サラマンダー』と呼ばれる火竜族のお嬢様からいちど、手合わせを求められたことがございましたが、その時も火を噴きかけられることはあっても、頭からかぶりつかれる、ということはありませんでしたわね
スリルに満ちた展開は、確かに男の子をワクワクさせたことでしょうね
そして、柚葉さんはその頃から子どもさん相手の読み聞かせをしていらっしゃったのですわね
それなら我が家にまで子どもたちが訪ねてきては読み聞かせをせがむ、というのも道理でございますね
ええ、柚葉さんがいらっしゃらないときにも時々来るのですよ
>お話の最後の方では、お城に忍び込んだ時にドジをやっちゃって2人とも捕まっちゃうんですけど、敢えて逃げ出さないで
>打ち首になる寸前でもへえさんはねずみに、相棒さんはトンビに化けて逃げていっちゃうんです。
あらあらまあまあ、お二人は変化の術まで身に着けていらっしゃったのですか?
魔族の血でも引いていらっしゃるのかと思うほどの八面六臂のご活躍ですわね…
変身ヒーローの要素を巧みに取り入れていて、子どもたちに不自然さを感じさせないのも、傑作であることを感じさせますわ
土佐の国、高知県…、黒潮洗い、陽光燦然とした良き場所と伺っておりますわ
坂本龍馬様や中浜万次郎様と言った、世界に目を向けた方もいらっしゃっることも、同時代の激動期のイタリアに些かの思い出のあるわたくしとしましては、興味を惹かれますわね
でも、今日のところはオオサンショウウオと京都の川の自然美に触れに参りましょう…
49 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/04(Sun) 23:01
訂正でございます
>オオサンショウウオに?まれるかどうかという、まさに決死の覚悟を要する修行…
×?まれるかどうか
○飲まれるかどうか
うまく変換されなかったようで、失礼いたしました
50 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/05(Mon) 22:48
>>45
実家は古くより続く貴族の家系で、長きに渡り人脈を築いております
政治家、革命家、マフィア、そして場合によっては宗教者とも…
常に、人間界との距離を慎重に測りながら、自らの地歩を固めてまいりましたわね
吸血鬼という種族ゆえ、闇に潜みつつも、人との関係を完全に断つことはできないゆえ、なんとか共存する道を探って参った次第
『貴族として表舞台に現れるのは危険ではないか』
との疑問は、内外より幾度も投げかけられてまいりましたが、地上に普く人影が満ちてまいりますれば、人間(じんかん)にその身を置き、密やかにけれど確実に同胞が身を寄せることの出来る場所を確保してまいること…
それが真祖より分かたれた血脈の一族としての務め…
わたくしたちの高祖はそのように考え、代々の当主はそれを実践し、今はイタリアの各界に巡らしたコネクションは網の目の如し、となっております
柚葉さんが仰っているように、わたくしも社交界デビューしてから色々な方と会ってまいりまし、それなりに親しくさせていただきましたが、正直あまり実のある関係が築けましたかどうか…
わたくしは大抵が顔繋ぎ要員
先に申しましたような世に影響力のある方々とは、会話は楽しく交わしても、政治的な話となりますと、父か、父が信頼する側近が為すところでしたわね
実際、前スレで柚葉さんが仰っていましたが、柚葉さんのお母様のお知り合いの有力者の方が、わたくしの父と交渉をもっていらした、と聞いて驚いたものですわ
51 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/07(Wed) 21:33
『京都旅行 3日目』
あ、お嬢様、そろそろ水族館の花形、イルカショーが始まりますよ。
え?まだ30分近くある?
うふふ、実はそうでもないんですよ。
やっぱりイルカショーはメインイベントですから、直ぐに混んでしまいますよ。
友人から聞いたんですけど、ショーが始まる前から指導員さん達がイルカさん達と
色々と練習をしているのも見られるそうですから、全く退屈はしないそうです。
それにその…。私、水族館は子どもの頃以来ですから…。
イルカショーもその時以来で…。
ですからその…実はわくわくが止まらなくて…。
多分、内心三姉妹さん達よりも今日は私が一番はしゃいでるんじゃないかと…。(そわそわ)
(一同、イルカスタジアムへ)
早く来ましたから、最前列へ座れて良かったですね。
わあ!間近でイルカさんが泳いでいるのを見られるなんて、早く来てよかった!
(スタジアムから見える光景を見渡しながら)
ほら、お嬢様、見えますか?京都市の自然美と、街が見られますよ。
ここは海からは遠い場所だと言うのに、何とも不思議な光景ですね。
今は緑の季節ですが、秋には紅葉と共にイルカのショーが見られるんですね。
…正に、京都ならではの水族館ですね。
パンフレットや説明にもありましたけど、京都水族館の海水は100%人工海水だそうですね。
他にも、ろ過、空調、熱源等でエコの為の最先端の技術が数多く使われているのだとか。
…そういえば、世界の温室効果ガスの削減目標の達成を定めたのが『京都議定書』…。
ここ京都は、その中心地なのですね…。
単に娯楽を楽しんでいるだけの私ですけど、この水族館が後世においても
評価されるものであってほしいです。
世界遺産となっている、数多くの文化財と共に…。
52 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/07(Wed) 22:59
>>46
(柚葉さん)
>では長女さん、暫しの間手を繋いでいきませんか?
>ふふっ…。今の私が長女さんのお気持ちにお応えできる、ささやかなお礼です。(微笑)
あらあらまあまあ…
長女ちゃんったら、あんなにパアッとお顔を輝かせて
頬を染めておずおずと、柚葉さんと手を握る様子のなんて微笑ましいことでしょう…
あらあら、次女ちゃんと三女ちゃん、そんなジト目で長女ちゃんを見るものではありませんよ?
羨ましいのは分かりますけれど、互いを想い、それを形にすれば、ああして自分の身の歓びとなって返ってくる…
とても素敵なことではありませんか
はいはい、そんなに焼きもちを焼かないで
貴女たちも順番に手をつないでもらいなさいな
待っている間は、わたくしと手を繋いではどうですか?
わたくしの手だって、そんなに捨てたものでもありませんよ?
レイナさんですか?
さあ、どうでしょうか…
以前メイド長から言われたのですよ
『メイド499(レイナさんのコードネームです)は、護衛役ゆえ、手を塞ぐことは使命に支障をきたしかねません。
彼女の手を取るのはお手控えなさいますように。』
と
でも、せっかくの旅行ですからね
おねだりするのも良いと思いますよ
万が一の場合には、わたくしも守護の盾となるつもりですから…
>あの数々の料理を作るまでの過程を見ていると特に、
>今でこそ容易く手に入る砂糖、いえ、糖分が如何に得難きものかを実感致しますね。
本当にそうですわね
あのシェフ様も、いろいろ食材に制限があるにもかかわらず、見事な創意工夫で難題を解決し、事態を打開していくのが素晴らしいですわ
砂糖についていえば、信長公が信頼していた家臣の方の今わの際に、カカオ豆を託されながら甘味を加える算段が立たず、無念の想いをされましたわね…
後に信長公が、京都から砂糖を取り寄せると仰ったとき、あの家臣の方が生きながらえていらしたら、きっと砂糖をふんだんに使ったチョコレートを信長公と一緒に食されていただろうと思えて、切なかったですわ
食のことだけではなく、比叡山焼き討ちについての近年の見解が盛り込まれているなど、当時の歴史を楽しみながら学ぶことが出来ますのも素敵ですわね
53 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/07(Wed) 23:01
>>46
(柚葉さん) (つづきでございます)
(水族館)
いよいよ見られますのね、オオサンショウウオを…
まあまあ、本当に大きいのですね
それに…、なんと申しますか、ふふふっ、見ていると自然に頬が緩んで参るようなユーモラスな姿なのですね
こんな大きくてのんびりした風な生き物が生きながらえていますとは、京都の自然の懐の深さを感じますわね
このような生き物を育んだ鴨川の様子も、美しく再現されておりますのね
『岩清水(いわしみず)』、『湧水(ゆうすい)』、『滴(しずく)』…、
この光景を見ているだけで、先ほどまでの暑さも消えていく思いですわ
>この水族館が建設に至るまでは、反対運動など様々な問題もあったのだとか。
>京都に住んでいない私が語れる立場ではありませんが、京都の雅な自然を守り、知識を伝えていくための場所としても
>この水族館が意義のあるものであったと後々評価されていく事を願いますね。
豊かな自然と隣り合わせであるがゆえに、その有難味が忘れられてしまう
損なわれて初めてその素晴らしさを実感する
この京都ですら、そのようなことがあったと伺っております
故郷の城館に居ました時から聞き知っておりました、鴨川の『友禅流し』、それも水質悪化などのせいで中止されてしまったとか
わたくし、日本へ来てから中止のこと初めて知りましたわ
京都へ来れば、当たり前のように見られる…、そう思っていたわたくしも自然の有難さを何時の間にか忘れていたと申せましょう
反対運動も、自然を守ろうと思われた方々の強い想いがあればこそ、でございましょう
そういう方たちとの対話を踏まえた上で、今のこの水族館があるのかと思うと、まことにこの目の前の瑞々しい光景が尊いものと思えますわ
そういえば、かつて鴨川に、フランス大統領の提案でセーヌ川にかかる『芸術橋』(ポンデザール)を模した橋を架ける構想が立ち上がったそうですわね
でも、反対運動が起こり、結局白紙撤回された…、
城館のわたくしの部屋でそんなニュースを知って、本当にホッとしたものでしたわ
芸術橋はとても素敵な橋でございますが、京都には京都に相応しい和の雅な橋があるはず!と思っておりましたから
さあ、まだまだ水族館を堪能いたしますわ
『山紫水明』、『京の里山』、『京の海』…、いろいろございますこと、感激ですわ
京都の自然を一堂に集めたこの素晴らしい小宇宙、じっくりと見てまいるといたしましょう
54 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/08(Thu) 23:25
>>52-53
>あらあら、次女ちゃんと三女ちゃん、そんなジト目で長女ちゃんを見るものではありませんよ?
>羨ましいのは分かりますけれど、互いを想い、それを形にすれば、ああして自分の身の歓びとなって返ってくる…
>とても素敵なことではありませんか
…………。(ちょっと赤面)
次女さんと三女さんにはちょっと悪いですけど、そこまで思って頂けて、私、幸せです…。
それでしたら、かわりばんこという事で。
でも、暫くは長女さんとご一緒するのを許して下さいね。(微笑)
>万が一の場合には、わたくしも守護の盾となるつもりですから…
………。
お嬢様のその想いがあるからこそ、この子達もレイナさんも、そしてお嬢様の故郷の人達も
誰もが御力になりたいと思うのでしょうね。
だからこそ、その身を犠牲にしてしまえばお嬢様が哀しむ事も重々承知しております。
いざという時は、互いの背中を守る…。
それならば、少しは頼もしいと思って頂けますか?
>食のことだけではなく、比叡山焼き討ちについての近年の見解が盛り込まれているなど、当時の歴史を楽しみながら学ぶことが出来ますのも素敵ですわね
ええ、織田信長公に関しては更なる研究とそれによって明らかになる歴史的事実や見解が
あの御方を更に魅力的にしていますね。
やはり戦国時代において、日本人に最も人気のあるのはあの御方でしょう。
あのマンガ以外にも、他にもタイムスリップと信長公を絡めた作品が近年人気を呼んでいましたね。
ここ京都は、千年王城とも呼ばれたかつての日本の都…。
様々な時代において、それぞれの志をもつ方達が此処を目指したのですね。
>故郷の城館に居ました時から聞き知っておりました、鴨川の『友禅流し』、それも水質悪化などのせいで中止されてしまったとか
はい…少し調べてみたのですが昭和46年より、水質汚濁防止法の施行に伴い
友禅流しは行えなくなってしまったとか。
ですが近年、和装振興のために京都染織青年団体協議会が毎年友禅流しを再現しているとの事です。
このイベントを含む「鴨川納涼」が行われたのは、今年は8月6日〜7日だったみたいですね。
今年はホテルの予約等も含めて、時期が外れてしまいましたが…。
出来れば来年はこちらに参りたいものですね。
>そういえば、かつて鴨川に、フランス大統領の提案でセーヌ川にかかる『芸術橋』(ポンデザール)を模した橋を架ける構想が立ち上がったそうですわね
>でも、反対運動が起こり、結局白紙撤回された…
提案して下さるのは有難いですけど、流石にそれは…。(汗)
京都は景観に関しては非常に厳しい地ですから、和の雰囲気の中に不釣り合いになってしまうものは
流石にご遠慮したいですね。
>『山紫水明』、『京の里山』、『京の海』…、いろいろございますこと、感激ですわ
>京都の自然を一堂に集めたこの素晴らしい小宇宙、じっくりと見てまいるといたしましょう
水族館の中で「雅」を感じられるこれらの展示は、流石は京都の水族館ですね。
これらを見ているだけでも、何だか涼しい気分になってきます。
こうして再現された京都の自然を見ていると、ホテルのある太秦の自然の風景をまた味わいたくなってきます。
駅周辺よりも、あの場所を選んで本当に正解でした。
オオサンショウウオも本当に愛嬌があって、見ていて飽きませんね。
間近で見られて、本当に良かったです。
55 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/09(Fri) 15:03
>>51
(柚葉さん)
まあ、イルカさん、でございますか?
そちらはショーの時間が決まっていますものね
人気もあるのでしたら、そちらを先に、急いで場所を確保しないといけませんわね
あら?柚葉さん、ウキウキとしたそのお顔と足取り…
一目瞭然、よほど楽しみなのですね
水族館が久しぶり、ということですか
…ええ、分かりますわ
わたくしも実際のところ水族館なんて久しぶりですもの
ミラノ市立水族館に参りましたのが最後で、かれこれ半世紀くらい前かしら…
ロンバルディア州の川と湖の魚がいたりするあたり、郷土色豊かという点でこの京都水族館と通じるものがございますね
でも、イルカのショーはございませんでしたから、今回は楽しみですわ
あらあら、次女ちゃんったら、早くもワクワクしているのですか?
あなたは本当に動物が好きなんですから
え、それだけではない?
ケートス?
ああ、ギリシャ神話でペルセウスに討たれた、今はくじら座になっているあの魔獣の末裔が見られる、と…
それは…、どうなのでしょう?
確かに同じ『クジラ』とは呼ばれますが、別物ではございませんか?
え、それを調べるのも面白い、と?
研究熱心ですのね…
>早く来ましたから、最前列へ座れて良かったですね。
>わあ!間近でイルカさんが泳いでいるのを見られるなんて、早く来てよかった!
ふふふっ、本当に柚葉さん瞳をキラキラさせていらっしゃいますわ
こんなに子どものようにはしゃいでいる柚葉さんを見るのは初めてではないかしら?
なんだか、とても可愛らしゅうございます
あらあら、次女ちゃんも、すっかり魅せられたようで、もう調査とかどころではない様子ね
いえ、わたくしたちみんな、理屈抜きにイルカさんに魅了されてしまっていますわ
…本当に、間近に見るイルカさんの素晴らしい動き、跳躍は…見惚れてしまいますわね
生命力がみなぎっていて、見ていて楽しさと共に元気をいただいている気がいたしますわ
>ほら、お嬢様、見えますか?京都市の自然美と、街が見られますよ。
>ここは海からは遠い場所だと言うのに、何とも不思議な光景ですね。
…美しい光景ですね
最初、京都でイルカショーと伺った時は少し不思議な気がいたしましたけれど
なにしろ内陸の都ですので、海の生き物のショーを大々的に見せる、というのはいささかそぐわないのでは?と内々危惧しておりましたが
>今は緑の季節ですが、秋には紅葉と共にイルカのショーが見られるんですね。
>…正に、京都ならではの水族館ですね。
なるほど、展示ガイドを見ますと、
『開放的な180度のパノラマが広がるイルカスタジアムの景色は季節が巡るごとにその表情を変え…』
とございます
単にイルカさんたちを愛でてみるのではなく、京都の景色の風趣をちゃんと取り入れていらっしゃる
これは所謂、『借景』の応用と申せましょうか
圓通寺の枯山水庭園、正伝寺の獅子の児渡しの庭園、そしてあの高台寺
いずれも比叡山や東山といった背景の自然の美を一体として取り込んでいる、あの発想と通じるものがございますのね
さすがは、いまや京都で名所めぐりに加えられるスポットだけありますわ…
>…そういえば、世界の温室効果ガスの削減目標の達成を定めたのが『京都議定書』…。
>ここ京都は、その中心地なのですね…。
森、山、川や湖…、多くの生き物と妖怪、魔物が今なお息づいている場所、京都
その京都の名が、これからの世界の環境の行方を左右する文書に名を冠されましたことはまことに嬉しいことと、初めてニュースを耳にしたとき思いましたわ
かの文書の精神が変わらず伝えられ、良き環境が護られることを切に願いますわ
56 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/10(Sat) 00:47
>>54
(柚葉さん)
>次女さんと三女さんにはちょっと悪いですけど、そこまで思って頂けて、私、幸せです…。
>それでしたら、かわりばんこという事で。
あらあらあら、次女ちゃんと三女ちゃんの表情がいきなり黄昏から光差す曙へ…、闇の眷属なのに、目映いほどですわ
柚葉さんがお優しいからって、そんなに期待に満ち満ちた表情はちょっとプレッシャーかも知れませんよ?
腕を六本お持ちの、奈良・興福寺の阿修羅像ではないのですから…
え?三女ちゃん、なんですか?
『阿朱羅丸』は、わたしたちの眷属だろう?って、
違いますよ、アニメの話ではございません
>お嬢様のその想いがあるからこそ、この子達もレイナさんも、そしてお嬢様の故郷の人達も
>誰もが御力になりたいと思うのでしょうね。
そんな…
わたくしがお世話になっている身、普段ボーっとしていても美味しいお茶をいただけるのです
『ここ一番』という時くらいお役に立たなければ、と思うばかりですわ
むろん、そんな時が無きように気を付けるのも主たるものの務めではございますが
>だからこそ、その身を犠牲にしてしまえばお嬢様が哀しむ事も重々承知しております。
>いざという時は、互いの背中を守る…。
>それならば、少しは頼もしいと思って頂けますか?
ええ、本当に、皆さんが変わらず平安の日々を過ごされる事こそ至高の歓びでございます
そして、それが為し得るのは、わたくしたち皆が互いに支え合い補い合えてこそ
…支えられ補われてばかりのわたくしではございますが
『互いの背中を守る』…、本当に有り難いお言葉です
そう言ってくださるお心の優しさと気高さ、そう言っていただける我が身の幸せ、噛みしめておりますわ
有難うございます
柚葉さんが、わたくしの背中を預かってくださっている…
頼もしく思わないわけがございません
わたくしこそ、柚葉さんが安心して傍にいていただけるように、そのお背中護らせてくださいませ
57 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/10(Sat) 00:48
>>54
(柚葉さん) (つづきでございます)
>ええ、織田信長公に関しては更なる研究とそれによって明らかになる歴史的事実や見解が
>あの御方を更に魅力的にしていますね。
わたくしは日本の歴史にまだまだ疎いのですが、信長公が主人公のドラマは書籍、実写、漫画やアニメ、次々出てまいるので、否が応でも人気の高さを実感しますわね
>やはり戦国時代において、日本人に最も人気のあるのはあの御方でしょう。
>あのマンガ以外にも、他にもタイムスリップと信長公を絡めた作品が近年人気を呼んでいましたね。
ええ、三女ちゃんからも色々教わりましたわ
自衛隊がタイムスリップして、天下布武を目指すという小説は、かねてよりのロングセラーだそうですが、他にもいろいろあるとのこと
男子高校生がタイムスリップして、そのまま信長公に入れ替わり天下統一を目指す
男子高校生がタイムスリップしたら、信長公はじめ戦国武将があらかた女性に入れ替わっている世界に来てしまい、秀吉公のポジションで活躍する
はたまた、女子中学生がタイムスリップしたら、戦国武将はおろか、庶民に至るまで女性しかいない世界に来てしまい、やはり秀吉公のポジションで活躍する…、
とか、本当に枚挙にいとまがないようですね
天下統一の途上で悲劇的な最期を遂げられた、ということが彼の方を惜しみ、新たな想像力と創造力を掻き立てられるのでしょうね
そして、強烈な個性の輝きが生み出す影もまた魅力的なのでしょうか
その輝きと相いれなかった個性と見做されたのでしょうか、仇であります光秀公の人気が高いというのも分かるような気がいたします
三女ちゃんが見つけてきた『明智光秀 闇化比較』というネット上の映像がございますが、心が闇に包まれていく様子が切ないですわね
>ですが近年、和装振興のために京都染織青年団体協議会が毎年友禅流しを再現しているとの事です。
>このイベントを含む「鴨川納涼」が行われたのは、今年は8月6日〜7日だったみたいですね。
まあ、そうだったのですか?
友禅流しを再現しただなんて、素晴らしいことでございます
伝統を守ろうとなさる京都市民のご努力が実って本当に良うございましたわ
『鴨川納涼』は、つい先日催されたのですね
はい、来年はぜひ参りたいですわね
>水族館の中で「雅」を感じられるこれらの展示は、流石は京都の水族館ですね。
>これらを見ているだけでも、何だか涼しい気分になってきます。
はい、この清涼感一つ取りましても、水族館というのが格別の施設であると実感いたしました
ふふっ、京都は本当に川の流れで特徴づけられる街でもございますわね
わたくしたち吸血鬼は、流水が苦手、とかねてより人間界で風評が立っておりますが、こうして京へ来てよりは川からはそのような身が縮むような怖さも、身を削られるような痛みも感じませんでしたわ
京の川の展示では癒された思いすらいたしました
…旅行後いつかは、街の方がしていらっしゃるように、実際の川へ出かけて川遊びがしてみたくなりますわ
そして『今日の海』では、及ぶ魚を見ながら展示ガイドにありますように、和食文化にも思いを広げることが出来そうでございます
展示ガイドを見ますと、ここで泳いでいる鰯や鱧に蛸、それに甘鯛などと日本料理との関わり合いについても触れて居りますもの
京のこれからのお食事もまたさらに美味しくいただけそうですわ…
58 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/10(Sat) 08:24
訂正でございます
>>57
>そして『今日の海』では、及ぶ魚を見ながら展示ガイドにありますように、
×『今日の海』
○『京の海』
失礼いたしました
『京の海』で最初に見ました『大水槽』は、素晴らしい見ごたえでございました
幅15m、深さ6m、水量は約500tの大きさに加え、設えられました海底の様子は本物と見まがう思いでしたわ
計70種、その数実に1万1千匹という魚が青で彩られた水中を行き交う様は、見ていて飽きることの無い異界でございます
続く2階部分では、京都の食文化にも関わりの深いお魚たち約20種50点が勢揃い
鱧、鮟鱇、真鯛、水蛸、赤甘鯛…
長女ちゃんが、『ふむふむ』と頷きながらメモを取っていました
何をしているの?と聞きましたら、
『お家に帰りましたら、京都のお魚料理に挑戦してみたくなったので、思いついたお料理をメモしているのです』
と申しておりました
口では申しませんが、きっと料理のレパートリーを広げて、柚葉さんに認めてもらいたいのでしょう
こうしたお魚たちを見ていると、このときばかりは
『わたくしも人魚族であったなら、この中で自由に魚たちと戯れられたでしょうに』
と思わずにいられませんでした
本当にやったら怒られてしまいますでしょうが
59 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/10(Sat) 18:08
>>55
アーチェロお嬢様
>わたくしも実際のところ水族館なんて久しぶりですもの
>ミラノ市立水族館に参りましたのが最後で、かれこれ半世紀くらい前かしら…
>ロンバルディア州の川と湖の魚がいたりするあたり、郷土色豊かという点でこの京都水族館と通じるものがございますね
>でも、イルカのショーはございませんでしたから、今回は楽しみですわ
さ、流石に「久しぶり」のスケールが違いますね…。(汗)
でも、ミラノにも水族館があったんですね。
成程…日本で水族館というと、やはりここの様にテーマパーク的なイメージがありますが
ミラノ市立水族館は、どちらかというと美術館、博物館の様な学術的な場所の雰囲気ですね。
此処の最大の見所は、「世界怪物コーナー」みたいですね。
世界中の様々なモンスターが紹介されているのですね。
日本では、「龍」が代表ですか。
龍と言えば、河川や湖が豊富な日本における代表的な神獣ですから水族館で紹介されているのも納得です。
それにしても、イタリアの水族館で日本画が掲載されているとは、驚きです。
>ふふふっ、本当に柚葉さん瞳をキラキラさせていらっしゃいますわ
>こんなに子どものようにはしゃいでいる柚葉さんを見るのは初めてではないかしら?
>なんだか、とても可愛らしゅうございます
(夢中になって拍手したり、トレーナーさんに手を振ったりしています)
あら?さっきまではお嬢様も夢中になっていたようですけど、自然と、私の方に視線が向いている気が…。
…ふふっ、多分、子どもっぽいと思われちゃったのかな。
お屋敷でも、寛ぐ時は寛いでいるつもりなんですけど、普段から私ってお仕事モードのイメージが
お嬢様にとっては強いから、そのギャップを楽しまれているのかもしれませんね。
でも、こんなに楽しい場所に、大人も子どもも関係無いですよね。
躍動するイルカさん達と、トレーナーさん達の連携による見事な演技…。
次から次へと繰り出されるアクロバティックな技の数々から目が離せません…。
>これは所謂、『借景』の応用と申せましょうか
>圓通寺の枯山水庭園、正伝寺の獅子の児渡しの庭園、そしてあの高台寺
>いずれも比叡山や東山といった背景の自然の美を一体として取り込んでいる、あの発想と通じるものがございますのね
>さすがは、いまや京都で名所めぐりに加えられるスポットだけありますわ…
流石はお嬢様…。博識です。
水族館と言えば近代的な設備のテーマパークというイメージで古来からの文化遺産に溢れた京都とはイメージが異なりますけど、
その文化財の美の発想が生かされているのですね。
「内」と「外」、両方からの魅力が生かされたこの水族館、より良い形で理解が深められ、
京都の更なる発展に貢献していく事に期待します…。
60 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/10(Sat) 18:26
>>56-57
アーチェロお嬢様
>あらあらあら、次女ちゃんと三女ちゃんの表情がいきなり黄昏から光差す曙へ…、闇の眷属なのに、目映いほどですわ
>柚葉さんがお優しいからって、そんなに期待に満ち満ちた表情はちょっとプレッシャーかも知れませんよ?
>腕を六本お持ちの、奈良・興福寺の阿修羅像ではないのですから…
あらあら…(汗)。
でも、パッと表情が明るくなってくれて、安心しました。
それにしても、周囲から何となく視線を感じますね。
可愛らしい外国人の女の子達が並んでいますから目立つのも分かりますけど、
私達が共に歩く光景を微笑ましく見ていらっしゃるようですから、それはそれで嬉しいですね。
え?腕が六本?私はそれどころじゃありませんよ?
だって私、顔が八つ、背中が六つあるんですから。お屋敷では。
「八面六臂の大活躍」というものです。(えっへん)
…ウソです、ごめんなさい、調子に乗りました。(舌をペロリ)
普段からお仕事が色々できるのも、先輩であるレイナさん、そして三姉妹さんの手助けがあればこそです。(ちょっとウィンク)
>天下統一の途上で悲劇的な最期を遂げられた、ということが彼の方を惜しみ、新たな想像力と創造力を掻き立てられるのでしょうね
ええ、お嬢様の挙げられている作品は、大体は私も存じております。
特に本能寺の変がどうなるのか、ここはどの作品でも気になって仕方が無くなりますね。
私が気に入っている面白い場面を挙げますと、女子中学生が秀吉さんのポジションになってしまった時の桶狭間の戦い(?)ですね。
あんなに楽しそうな合戦(?)でしたら見ていて安心なんですけどね。(汗)
>わたくしたち吸血鬼は、流水が苦手、とかねてより人間界で風評が立っておりますが、こうして京へ来てよりは川からはそのような身が縮むような怖さも、身を削られるような痛みも感じませんでしたわ
>京の川の展示では癒された思いすらいたしました
あ、ごめんなさい、私、それについてすっかり失念していた気が…。(汗)
しかも、ホテルは川に近いし…。(汗汗)
もしソフィーちゃんだったら、非常にまずいシチュエーションですよね…。
でも、レイナさんにプランの相談をする際お出掛けの場所としてこの水族館を提案した時、
反対するそぶりはありませんでしたから、良かったのでしょうか…?
と、兎に角、共に楽しめてお嬢様もレイナさんも、三姉妹さんも無理をなさっていないのでしたら、
これでよかったんですよね!?(あたふた)
61 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/10(Sat) 19:35
>>58
>長女ちゃんが、『ふむふむ』と頷きながらメモを取っていました
>何をしているの?と聞きましたら、
>『お家に帰りましたら、京都のお魚料理に挑戦してみたくなったので、思いついたお料理をメモしているのです』
>と申しておりました
>口では申しませんが、きっと料理のレパートリーを広げて、柚葉さんに認めてもらいたいのでしょう
あらあら…この中では、今は一番私が童心に返ってますね。
年長(?)の私がイルカショーを見てはしゃいだり、この大水槽と魚たちの泳ぐ幻想的な海の中の風景に浸って
心躍らせている中、長女さんはお仕事モードに返ってお役にたちそうな情報を収集しているとは…。
流石は三姉妹さんの長女…。やはりいつもどこかで、「しっかりしなければ」という自覚をお持ちなのですね。
そうですね…。以前京料理を見よう見まねでお出しした事はありますけど、
お屋敷に戻りましたらこの機会にまた挑戦してみようかと思います。
長女さんも、きっといい助言を下さるでしょうね。(微笑)
それに、お嬢様に旅の楽しい思い出を思い出して頂けたらと思うと…嬉しいです。
そういえば私、お魚さん達に混ざってゆったりと泳いでいるエイを見るのも好きなんですよ。
あの、大きく柔らかな布のようにゆったりとした雰囲気が何とも…。(微笑)
エイは毒針があって危ないというイメージがありますけど、あれは外敵から身を守る為の護身用であり、
エイ自体は本来は大人しい生き物なんですよね。
エイは食材となる他、皮製品や日本刀の柄に使うなどして古来から美術の面でも利用されてきたとか。
遡ると古墳時代からも利用されていたそうで、危険性を知りつつそれを生かしてきた人々は本当に凄いですね。
>こうしたお魚たちを見ていると、このときばかりは
>『わたくしも人魚族であったなら、この中で自由に魚たちと戯れられたでしょうに』
>と思わずにいられませんでした
うふふ…。お嬢様が人魚になって、もし訪れるお子さん達に手を振っていたらと思うと、素敵ですね。(微笑)
でも、泡になっちゃうのだけは哀しいから嫌ですよ?(汗)
そういえば何度か話題に出ているホームステイ中の人魚のお姫様は、イルカショーに共演して
子ども達に素敵な笑顔を振りまいていましたね。
水族館では、水槽の中を泳ぐダイバーさんもイルカショーのスタッフの方と並ぶ花形ですよね。
小さい頃行った水族館で、水槽の中のダイバーさんに手を振ったらこちらに気付いて手を振ってもらえたのは、素敵な思い出の一つです。
62 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/12/10(Sat) 20:19
私のお屋敷に招待してあげてもよくってよ?
豪華なディナーをご馳走しますわん
63 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/11(Sun) 08:44
>>59
(柚葉さん)
>さ、流石に「久しぶり」のスケールが違いますね…。(汗)
あううっ、わたくしったら何気なく申してしまいました…
わたくしにとりましては、多分柚葉さんにとりましての『子どもの頃以来』よりも短い感覚かと思うのですが…
学校でも、ときどきこういう感覚の違いを考えずに零した言葉がクラスメイトの方の思わぬリアクションを引き起こしてしまうのですよ
「そっかあ…。アーチェロって、あたしのお祖母ちゃんより、ずーっとずーっと、その…お婆ちゃん?
あたしたちなんて、やっぱりガキに見えるのかなあ?」
とかなんとか
それはもう見事なまでの精神攻撃…
長命ゆえに精神的な成熟も多分ずっと遅いですから、身も心もただの小娘でございますこと、そのたびに説明いたしております
…いけませんね、年齢のことになりますとすぐムキになってしまって、恥ずかしいですわ
はい、ミラノ市立水族館は生物学の蔵書のある図書館も併設しておりますわね
生物の実物や生態を楽しんだら、それを知的関心につなげて、人をして知識の海に誘う…
水族館は博物館の一種でございますから、そういう務めを帯びているのも自然のことかと存じますわ
京都水族館でも、そういった施設を作ってくださると嬉しゅうございますわ
あら、さっそく三女ちゃんが情報を仕入れてくれましたわ
過去に、京都府立図書館との連携企画で、「京都の水のいきもの」をテーマに、図書館の所蔵資料を紹介された、と
なるほど、専門の図書館と連携すれば、豊富な資料へと興味関心をつないでいけるわけですね
あら、それと並行して、オオサンショウウオの「オオさん・ショウさん」が図書館で1日館長として、利用者の皆様をお出迎えされたそうですわ
ふふっ、さすがは日本の特別天然記念物、人気者でいらっしゃいますわ
ミラノ市立水族館に龍…、ああ、そうでしたわね
とても迫力のある絵を見た覚えがございます
どのような説明書きだったのかが気になりますわ
柚葉さんの仰るように『神獣』でありますこと、この国で崇敬されてまいりましたことがちゃんと市民に伝わっていて欲しいものでございます
いずれこの国で、龍族の方とお会いする機会もあるかもしれません
その時に、イタリアでも令名を馳せていらっしゃいますこと、お伝えしたいですからね
「他種族間交流法」施行地域では、ドラゴニュートの方もいらっしゃるそうですが、神性を帯びられた東洋系龍人の方もいらっしゃるのかしら?
64 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/11(Sun) 08:46
>>59
(柚葉さん) (つづきでございます)
>あら?さっきまではお嬢様も夢中になっていたようですけど、自然と、私の方に視線が向いている気が…。
>…ふふっ、多分、子どもっぽいと思われちゃったのかな。
>お屋敷でも、寛ぐ時は寛いでいるつもりなんですけど、普段から私ってお仕事モードのイメージが
>お嬢様にとっては強いから、そのギャップを楽しまれているのかもしれませんね。
『大人』でいらっしゃるからこそ、不意に覗かせられる『童心』がとても魅力的なのですわ
子どものことを理解してあげられて、しかも子どものことを優しい温もりで包んであげられる
それは『大人』だからこそ出来ることでございましょう
三姉妹が手を取って欲しがるのも道理
包み込んでもらいながら、いつかは自分もかくの如く成長したい、そう思わせてしまう方
この旅行で見せてくださる、その花の如く綻んだ笑顔がとても嬉しゅうございます
そして、屋敷でも寛ぐときには寛いでいただけていると知れて本当に良かったですわ
ずっと人間を怖れさせ、わたくしとの間を隔ててまいりました『力』、
それが貴女のその笑顔を護るためにお役に立つのなら、こんなに嬉しいことはございません
…と、勝手にしんみりしていますうちに、パフォーマンスがどんどん進んでおりますね
音楽に合わせてリズミカルに踊るイルカさんたち、とても愛らしいですわね
大勢のイルカさんたちがシンクロナイズドして踊るなんて、頑張って練習したのでしょうね、お見事ですわ
イルカさんの色々な鳴き声を聞けましたが、キュイーンと高い声で啼くだけでなく、ブーっと、ブタさんのような低音も出すのですね
『海豚』と書いてイルカと読むなんて不思議、と思っておりましたが、これが由来かも知れませんわね
>水族館と言えば近代的な設備のテーマパークというイメージで古来からの文化遺産に溢れた京都とはイメージが異なりますけど、
>その文化財の美の発想が生かされているのですね。
三女ちゃんが調べてくれたところでは、日本の水族館は1882年、東京上野の
『観魚室(うをのぞき)』が最初であるとか
それでも欧米より30年程度遅いだけでしたから、世界的に見ましても意外と新しいものなのですわね
文明開化の時代に新しい帝都で幕を開け、それが京都で伝統の美意識と一つになったと思えば、設立した方々の一千年の古都への愛情が偲ばれますわね
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