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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ四

1 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2020/07/05(Sun) 08:42
梅雨のしっとりと潤った空気の中、傘を差してのそぞろ歩きは心落ち着きます。
そして晴れ間よりのぞく穏やかな陽光にもまた心安らぐ想いでございます。

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します。
お蔭をもちましてこの度、ここに新館ノ四を立てさせていただきました
何卒よろしくお願いいたします

(過去スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&ls=50
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&ls=50
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ参
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=519003578&ls=50

以下、お願い申し上げます

壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。

弐.わたくしとわたくしの家族、ご近所、友人の方々がお話をするスレッドでございます。
世間話などしにお出でいただけたら嬉しゅうございます 。

参.キャラハン(吸血鬼関連もしくは場に合わせたオリジナルキャラクター)も歓迎いたします。
SF系の方は、申し訳ございませんがご遠慮くださいませ。
 キャラハンの方は、初お目見えの際に、大まかでけっこうですので自己紹介くださいませ。
名前「     」
性別「     」
容姿・服装など「     」
備考「     」
また、トリップをお付けくださいますようお願いいたします。

わたくしのプロフィールにつきましては、以下の通り自己紹介させていただきます

名前「正式名称は『アーチェロ・ディ・カルミーニオ=ミズリーナ』でございます。
人間界ではイタリアに領地を持つ侯爵家です。領地にございます『ミズリーナ湖』がその名の由来です。」
性別「女性でございます。」
容姿「身長168cm。体重0〜53kg(『実在のレベル』を変えることで体重も増減するのです)。B85.W55.H82。
髪型はストレートロングの銀髪でございます。
総じて、日本で『外人』とよく言われますところの西洋白人の容貌でございます。
吸血鬼らしい身体的特徴としては、口内の鋭利な牙と必要に応じて背中より出しますコウモリ型の翼がございます。」
年齢「外見の年の頃は17歳、人間で申せばそれくらいの外見でございましょう。
本当の年齢は…、500歳代後半でございます。」
服装「和装が好きで、学校へ参るとき以外はいつもほぼ着ております。
季節に合わせた色柄を着ますよう心掛けています。
籍を置く学校の制服は、ワインカラーを基調としたブレザーです。」
備考「故郷の城館では貴族の娘として暮らしてまいりました。
長らく日本に恋焦がれ、父の反対を押し切って出奔してまいりました放蕩娘でございます。
日本の皆様に初めてご挨拶したのは、平成26年(西暦2014年)師走の初旬でございました。
以後、転居をしつつも皆様方に良くしていただき、今日に至っております。
同居している家族は、メイドとしていらしてくださいました羽藤柚葉さん、故郷より後を追って来てくださったメイドのレイナさん、それから見習いメイドのコウモリ三姉妹がおります。
日々、近隣の男女共学校に通っております。」

四.基本『日常系』とさせていただきます。
 バトルは、もしございましても日常の中の点描の範囲内にとどめ、引っ張ることの無きようお願いいたします。

五.誹謗中傷、過度に攻撃的なご発言、セクハラ等はご遠慮ください。

六.荒らしと思われる発言は無視なさってください。

七.同じ質問や話題の繰り返し、単なる個人的な事情の呟き、意味不明の発言等はお控え下さい。

八.キャラハンであるか否かを問わず、ゲストの方同士の過度な交流(クロストーク)はお控えください。

九.他の方の話題や質問に乗るのもお控え下さい。

十.10ちゃっとの規約を破る行為は厳にお慎み下さい。

十一. お約束事は、必要に応じて随時追加させていただきます。

ご質問に答えにくい場合や記憶違いもあるかもしれませんが、それにつきましてはご容赦ください。

いろいろとお願い申し上げましたが、基本的にこれまでと同じくのんびりと参れましたら幸いに存じます
何卒よろしくお願い申し上げます。


728 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/08/13(Fri) 12:33
>>722

お客様、イタリアのメダリストの姿へのご賞賛のお言葉、たいへん嬉しゅうございます。
オムニアムとパシュートのメダリストの皆様が「ドラゴンボール」のキャラクターのポーズを決めてくださったこと、
まことに快哉したくなる光景でしたわ。

…と申しましても、わたくし恥ずかしながら「ギニュー特戦隊」なるキャラのことよく存じませず、三女ちゃんから教えてもらったのですけれど。
その出典を知って、いっそうそのポーズが勝利の表現として輝いて見えましたわ。
選手の皆様が…彼らにとっての『でっかい宝島』で、『てごわいチャンス』を掴み取られ、『ユカイな奇跡』を実現された、
そのことの表現としてとても相応しいものと感じ入りました。
(カッコ内は「魔訶不思議アドベンチャー〜ドラゴンボール〜」より引用させていただきました。)

日本のアニメが諸外国でも愛されていることは昔から実感することがありました(宮崎駿監督の「名探偵ホームズ」は
イタリアのテレビ局の依頼でしたね)けれど、五輪の栄えある場で、こうして人気の広がりを実感させていただく
感慨はまた格別でございます。

他にも、米国の男子陸上選手が孫悟空(「ドラゴンボール」)のポーズを、ウズベキスタンの新体操の選手が「セーラー
ムーン」をモチーフにした衣装で「ムーンライト伝説」をバックに華麗に舞い踊られ、ギリシャの走り幅跳びの
選手やイタリアの20キロ競歩の選手が「ワンピース」の主人公のポーズを…。

日本のアニメが愛されていること、そしてそれを海外の選手が東京五輪の場で表明してくださったことに、どれほどの
感激を覚えたことか。
親愛あふれる素晴らしいメッセージを送ってくださった選手の皆様には、心から感謝申し上げますわ。

そしてこのことがまた日本のアニメ制作者の心の新たな糧となることを願わずにはいられません。


729 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/08/17(Tue) 11:34
近年のアニメ見てると、「魔族=貧乏、ボロアパート、苦労人」のイメージが定着してませんか?
そんな皆さんから見ると姫様は羨ましいお方ですよね。

730 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/08/18(Wed) 02:25
アーチェロさん、(スレが)下がり過ぎてますよ〜。

731 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/08/18(Wed) 07:51
>>729

いらっしゃいませ。
時ならぬ雨模様と肌寒い日が続きましたが、体調にお変わりございませんか?
再び夏らしい暑さが戻ってまいりました。
宇治抹茶の冷やし善哉をご用意いたしましたので、よろしければお召し上がりください。

わたくし、アニメにはあまり詳しくないのですが。
日本に住んでいらっしゃる魔族でおっしゃるような方というと、「ガヴリールドロップアウト」の『月乃瀬=
ヴィネット=エイプリル』様や「まちカドまぞく」の『吉田優子』様のことが思い出されますね。
たしかに、お一人暮らしとご家族とご一緒という違いはありますが、お二人とも生活費にお困りで、慎ましい暮らしを
送っていらっしゃいますわね。
ですが一方、「となりの吸血鬼さん」の『ソフィー・トワイライト』様のように広壮なお屋敷で暮らして
いらっしゃる方もおいでですわ。

わたくしもかつて他所の町にいた頃は、他人様の家に下宿させていただいたり、その方々が引っ越していかれた後は
古い家屋を買って下宿屋を営んでいたこともございます
ですが、いずれも順調とはまいりませんでした。
人間の町で住むようになって間もないわたくしは、人間の皆様と距離を縮めることに急ぎ過ぎてかえって敬遠
されてしまった…そう思わざるを得ません。
その町では最終的には焼き討ちに遭ってしまいましたし。

そのため野宿の日々を過ごしながら考えました。
まず魔族であること、吸血鬼であることを隠さない、その方針は変えないこと。
ありのままのわたくしを信じてほしい…、イタリアにいた時からの数百年にわたる願いですから。
そして恐れられることを覚悟し、それでも少しずつわたくしを信用していただけるように最初は距離を取りつつ、
少しずつ信用を得ていくこと。

そうして辿り着きましたこの町では、広壮ながら『亡霊が出る』との噂があって人が立ち寄らず朽ち果てていた
元武家屋敷を買い取ったのです。
屋敷奥で追憶の日々を送られていた屋敷神様にご挨拶し、亡霊の方を慰霊する祠を建て、このお屋敷に住む準備を
しっかり整えましたわ。
元は鬱蒼としていた雑木林…人間が不法に捨てたゴミも片付け、屋敷林としてきれいにいたしました。
そうしましたら、他所を追われてこちらにきた狐狸妖怪や妖精の方々が、住まわせてほしいといらっしゃいました
ので、人間に迷惑をかけないことを条件に屋敷林に住んでいただきました。

そして、この屋敷で日々を送っていたわたくしは、桜舞う季節、最愛の方となる女性と出会うことができたのです…。
彼女の助けを得て少しずつ人間の方々の信用を得られ、今のこのお屋敷での暮らしがあります。
何不自由ない暮らしをしておりますゆえ、他人様から『贅沢な』と言われることも無いことはございませんが、
これがこの町で暮らすわたくしの最も良き在り方である、と信じておりますわ。


>>730

その点は、>>715様へのお返事(>>717)でも申しましたように、汗顔の思いではございますが。
わたくし気が弱いので繰り返しおっしゃられると凹んでしまいます。
恐れ入りますが、斯様なご指摘はお控えいただきたくお願いいたします。
何とぞご海容のほど、お願い申し上げます。
できましたら、何かご近所様からの日々のお便りをいただければ望外の喜びでございます。


732 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/08/20(Fri) 22:24
>>729

先日、お彼岸の為のおはぎを屋敷の皆で作りました。
宜しければ、召し上がって下さいませ。
すぐに、お茶もお淹れ致します。

お嬢様が挙げられた以外の方を挙げてみますと、他にも「はたらく魔王さま!」の
真奥貞夫さんがいらっしゃいますね。
一番最近の方になりますと、「ジャヒー様はくじけない!」のジャヒーさんが最たる例ではないかと。
もしかしてお客様が思い浮かべているのは、ジャヒーさんの事でしょうか?

こちらの方のアニメは7月末に始まったばかりで知らなかったのですが、
友人に教えられて見てみたところ思わず笑ってしまいましたね。(苦笑)

ジャヒーさんを演じる声優さんが「ガヴリールドロップアウト」のサターニャさんと同じという事で、
魔族繋がりで共通点が多いとネット上では色々と話題になっているそうで…。

姿形の問題で、働けるのが居酒屋さんの開店時間から閉店まで…。
食事はもやしに塩かマヨネーズ…。
家賃の取り立てに来る大家さんと毎回ドタバタ劇に…。
人間界で暮らす魔族の皆さんの中でも、極めつけの貧乏暮らしと苦労をされてますね。(汗)

かつて魔界2であった頃のジャヒーさんは下の者達に随分と居丈高に振る舞い、「かつては搾取する側だったのに」と仰っていますから
自業自得と言えなくもないのですが…。

確かにそういった方から見ると、お嬢様の今の暮らしは羨むものかと思います。
ですが私と出会うまでのお嬢様は、この国を訪れてから苦労を重ねた末に今に至っているとお聞きしております。
そして何より、お嬢様は常日頃この街で出会った方々、お世話になっている方々への感謝を忘れておりません。

地域の奉仕活動に積極的に参加し、交流を深める行事の運営にも深く携わっております。
そしてこの街を見守る土地神様の神社へ休日は欠かさずお手伝いに参っております。

物的な意味だけでなく、心的な意味でも満たされていなければ本当に豊かとは申せません。
今の暮らしが豊かであるのは、自身と縁を結んだ多くの方々の支えがあればこそです。

それを誰よりも理解しているお嬢様だからこそ、その気持ちを常に己の行動で示す事で
このお屋敷の私達使用人一同は勿論、この街の方々にも慕われております。

人間の世界で生きる魔族の皆様の日常を描いたアニメは悲喜こもごもで、私も大好きです。
皆様にはそれぞれの道で、頑張って頂きたいですね。

733 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/08/23(Mon) 08:25
>>732(柚葉さん)

>先日、お彼岸の為のおはぎを屋敷の皆で作りました。

柚葉さんがお手本に作ってくださったおはぎは甘味がとても舌に優しく馴染んで、小豆の美味しさが柔らかに
お口を和ませてくださいます。
これもご母堂様直伝なのでしょうか。
伝統の味の心に染み入ることは流石に歴史の厚みを感じますわ。

最近の和菓子店では創作おはぎもさかんなようで、東京の『タケノとおはぎ』様では本物の薔薇のような
おはぎも店頭に並ぶそうですけれど。
我が家でこうしてみんなで作るコロコロと丸くて可愛いおはぎには、わたしが知らぬはずの郷愁がなぜかふと
心を満たして胸が温かくなりますわ。


>お嬢様が挙げられた以外の方を挙げてみますと、他にも「はたらく魔王さま!」の
真奥貞夫さんがいらっしゃいますね。

まあ、確かにそうでしたわね。
玉座から一転、臣下の方とご一緒に人間界で慎ましい生活を送られていますが、その意気やなお盛んにして、
バーガーショップで日々精力的に働くお姿は、見ていてこちらも元気をいただきましたわ。
2期制作が発表されていますので、またお元気なお姿を拝見できる日が楽しみでございます。


>一番最近の方になりますと、「ジャヒー様はくじけない!」のジャヒーさんが最たる例ではないかと。

まあ、その方のことは存じませんでしたわ。
では三女ちゃんにお願いして、彼女が加入している動画配信サイトでちょっと見てまいりますわね。

第3話まで見てまいりました。
なるほど、この方もご苦労されているのですね…。
魔界では魔王様に次ぐナンバー2の地位に居られたそうですが、もしや幡ヶ谷ではたらいていらっしゃる真奥様の
臣下でいらっしゃったのかしら?
苦労を重ねながら少しずつ人間と交流して、ご本人も知らず知らずのうちに人間界に馴染んでこられたようで
ホッといたしました。
魔界では魔力と権力にものを言わせて好き放題なさっていたようですが。
時に喧嘩しつつも相手と同じ高さの目線で向き合い触れ合っていかれる今のお姿の方が、わたくしには好ましく
思えます。
絶望的な状況にありながら、怪我をした我が身に鞭打ってひな鳥を助けてあげた優しい心根も魔界では花開かぬ
ままであったかも知れないのですから…。

プライドが高くて意地っ張りな彼女のことです。
これからもいろいろご苦労もあることでしょうけれど、どうかたくましく生きていっていただきたいですね。
わたくしもそのうち、おはぎを差し入れにまいりましょうか。


>地域の奉仕活動に積極的に参加し、交流を深める行事の運営にも深く携わっております。

そういったことに参加させていただけたのも、柚葉さんがそういう行事があることをわたくしにお知らせ
くださり、さりげなく導いてくださったことが大きいですわ。
わたくしだけですと、中々踏み出しづらいことが多いのですけれど、柚葉さんがにこやかにお誘いくださるのですもの。
わたくしが勇気を出さずして何といたしましょう?
お蔭で今年の子どもの日にも、本当皆様との楽しい交流をさせていただけました。
大勢の前でわたくしなりに頑張って読み聞かせに挑戦したがために、伝説の中の女性とも思いもかけぬご縁を
いただけました。

>物的な意味だけでなく、心的な意味でも満たされていなければ本当に豊かとは申せません。
はい、はい・・・、まことにおっしゃるとおりですわ。
この町に来て、そして柚葉さんに手を取っていただいて歩んできた来し方を思うと、この満たされた心の
あることの、何と幸せであることか。

そういえば、ジャヒー様の臣下のドゥルジ様は豪奢なタワーマンションにお住まいでしたけれど。
わたくしも以前、お客様から高層マンションから地上を見下ろすのに憧れたりしないのか、と尋ねられたことが
ございましたわね。
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&st=305&to=306

あのような広くとも閉じられた高みから地上を見下ろしていたのでは、今のような交わりは難しかったことと存じます。

今こうして受け容れていただいている、そのことへの感謝をゆめゆめ忘れることなく、これからも家族のみんな、
そして町の皆様方と共にこれからの時間を歩んでまいりたいです。


734 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/08/23(Mon) 10:59
フランス、オーストリア、ドイツ、ポーランド等に同族はいましたか?
交流されたことはありますか?

735 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/08/23(Mon) 13:24
>>734

はい、今あげられた各国に名の知られた吸血鬼の方がいらっしゃいますわ。
それぞれの地域の魔族の世界で重きをなしておられます。

代表的なお名前を挙げてまいりますね。
まずフランスの『クラリモンド』様。
人間界では「死霊の恋」という物語で伝えられております。
淡いブロンドの髪とシーグリーンの瞳を持つ清らかな美貌の女性です。
人間の血を奪うことを厭われ、恋人に睡眠薬を飲ませてから針で体を突き、わずかな血をいただくだけ、という
優しい方なのですよ。

オーストリアといえば、まずは『カーミラ』様といえば、貴方様もご存じなのではありませんか?
アイルランドの小説「カーミラ」で高名ですが、ご出身はオーストラリアなのですよ。
金髪交じりの茶褐色の髪と黒い瞳、そして気だるげで妖艶な雰囲気が印象的でございます。

ドイツでしたら『ベルタ・クレテル』様。
小説「骸骨伯爵 あるいは女吸血鬼」で名を知られるようになりました。
元農家の娘でありながら、儚くなった後魔術によって甦らされ、恐ろしいことと思いつつ喉の渇きに耐えられず、
他人様の血を吸うことをやめられず苦しんだ方です。
小説では最後に胸に杭を打ち込まれた、との哀しい最期で締めくくられております…。

そしてポーランドの『吸血鬼王女』様…。
民話「吸血鬼になった王女」で伝えられる方でございます。
お名前ですか?
ご本人が明かされていませんので、わたくしから口外することはどうかご勘弁を。
たいへん寝起きが悪い方で、棺を瞠る兵士に暴行を働いたり、城の礼拝堂を壊したり、吸血鬼を100人呼び出して
舞踏会を開いたりと、それは周囲の方々が大変だそうでございます。

いずれも人間界でいろいろと軋轢があったゆえ、今はそれぞれ魔族のコミュニティーで暮らしていらっしゃるそうですわ。

わがカルミーニオ家は南欧で魔族界にて上位の立場…いわば『世話役』としての役割を担っておりますゆえ、
他地域との交流もそれなりにいたしてまいりました。
魔族界同士の会合も持ち回りで行いましたゆえ、わが居城にそれらの方々が集われたこともございます。
わたくしもこの交流は大事のこととして出席の栄に浴してまいりました。
また、他地域での会合にも、母からの勧めで出かけたこともございます。
父に無闇に箱入り娘扱いされていたわたくしにとりましては遠出する数少ない貴重な機会。

それぞれの方々とひと時お茶を共にして交流を深めた思い出深い体験でしたわ。


736 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/08/23(Mon) 13:29
訂正でございます。

>アイルランドの小説「カーミラ」で高名ですが、ご出身はオーストラリアなのですよ。
(誤)オーストラリア
(正)オーストリア

>たいへん寝起きが悪い方で、棺を瞠る兵士に暴行を働いたり、
(誤)瞠る
(正)見張る

失礼いたしました。

737 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/08/24(Tue) 00:46
最近見つけた漫画で「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」が面白いです。
無料で何話か見られるので良かったら。

738 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/08/24(Tue) 12:46
>>734
>>735(アーチェロお嬢様)

お嬢様、紅茶のお代わりをどうぞ…。
お客様もお代わりをご所望でしたら、遠慮なく申し付け下さいませ。
こちらの質問に関しましては、私もお嬢様の返答をお待ちしております。

(お嬢様の御話を聞き終えました)

やはりヨーロッパには、各国の闇の眷属において重きをなす方々がおられるのですね。
カーミラ様の物語は読んだことがありますが、『クラリモンド』様(死霊の恋)や
『ベルタ・クレテル』様(骸骨伯爵 あるいは女吸血鬼)については未見でしたので、あらすじを調べてみました。

まだ当時は、「人間に正体を知られてはならない」という掟が存在していたのですね。
だからこそ、クラリモンド様は悲しいお別れを経験したり、またはベルタ・クレテル様は悲劇的な最期を遂げられた…。

お嬢様が『禁血』を実践されているが故に少々忘れがちになっておりますが、
吸血鬼の皆様にとって血を吸えないというのは、人が水を飲むのを禁じられるにも等しい苦行…。
「吸血」という意味でも、「恋」においても、
お二人がどれ程苦しまれたか、私には想像もつきません…。

ですが、人間の中で伝わっている物語ではあのカーミラ様も含めて悲劇的な最期で締め括られていても
お嬢様の御話を聞く限り皆様は息災であられるのですね。

お嬢様が

『それぞれの方々とひと時お茶を共にして交流を深めた思い出深い体験』

と語られていて、安心致しました…。

ここからは想像になりますが…。
先程の『吸血姫』の皆様が息災で、カルミーニオ家は南欧の魔族界にて『世話役』としての役割を担っておられるという事は…。
旦那様は政治的な表の舞台で、そして奥方様は目の届かない所で
同族の皆様のために尽力されていたのではないでしょうか?

奥方様が旅好きであることは重々承知しておりますが…。
その旅の中で各国の歴史の闇に埋もれた皆様に手を差し伸べて交流を深め、
その姿形を取り戻した後に旦那様が表舞台において取り計らう…。

旦那様を立てながら、ご自身は多くを語らず遠くから笑って見ておられる…。
そのような気がいたします。
奥方様が各国の同族の方々と親交を温めたいというのは一つの本音だとしても…。
私の推測が外れていないのであれば、光、闇を問わず今尚多くの方々から称賛と尊敬のまなざしを集めておられる事も頷けます。

お嬢様が故国を離れ、少々寂しい思いをされている吸血姫の皆様もおられるかと思いますので
良い形で再会が叶う事を願っております。
その際、お嬢様とご一緒して恥ずかしくない振る舞いが出来るよう精進しておかねばなりませんね。
その時にグリッタちゃんも一緒であれば、きっと皆様にも喜んで頂けるのではないかと思いますわ。(微笑)

739 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/08/25(Wed) 08:46
>>737

お客様、お茶をどうぞ…。
お茶請けは、御贔屓の和菓子屋さんの「花おはぎ」になります。
>>733でお嬢様が触れられている花を模ったおはぎを探してみたところ、
季節限定の商品という事で購入出来ました。

個人的にも練習して、いずれお客様にもお出し出来るように努力致します。

このお屋敷を訪れるお客様には、お嬢様の同族の方の登場する素敵な作品を
幾つも紹介して頂き、誠に有難うございます。
早速私も閲覧させて頂きました。

どうやらこちらの作品は「となりの吸血鬼さん」の最新号がUPされているHPで
閲覧出来るようですね。
毎月の楽しみが、また一つ増えました。(微笑)

こちらの作品のヒロインの吸血鬼さんは「石川月菜(いしかわ ルナ)」さんというのですね。
冒頭の、「ミステリアスな雰囲気と圧倒的な存在感」…。
とは裏腹に…。

ご自身でキャラを作っていたり、空腹をお菓子で紛らしていたりと
何かと大変なのですね。(苦笑)
ですが、主人公の大鳥辰太君といい他のクラスメイトの皆さんといい、
親切で優しい方が多くいらっしゃって安心致しました。(微笑)

今回石川さんを見てはっとしたのですが…。
「吸血」という行為はご自身にとっても決して簡単な事ではないのですね。
個人的な話ではありますが、健康診断の採血の際私は冷え性で血管が細く、
看護師さんがなかなか血管を見つけられず苦労なさる事が多くて…。

上手く血管の位置をつきとめられなければ、「採血」も「吸血」も出来ないという事が
改めて分かりました。

石川さんと大鳥君を含むクラスメイトの皆さんの日常は始まったばかりですが、
今後とも温かく見守っていきたいですね。
石川さんと皆さんのどこか可笑しくて優しくて楽しそうな日々…。
お嬢様が見たら、きっとお喜びになるでしょうね。(微笑)

改めて、素敵な作品の紹介を有難うございました。(ぺこり)
今後とも、よろしくお願い致します。

740 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/08/27(Fri) 21:12
>>737

ありがとうございます、本当にありがとうございます。
またこうして日本にお住いの同族の方のことを教えていただけるなんて、わたくし本当に嬉しゅうございます。

そうですか、『石川月葉』様とおっしゃる方なのですね。
とてもミステリアスに見えて、実はちょっと隙があって食いしん坊な愛らしい方でいらっしゃる。
見ていて何だか抱きしめてしまいたくなりますわ。

そして何より嬉しいのは、彼女の学校生活がとても周囲の人間から温かく受け容れられていることですわ。
正体を明らかにしているのに、彼女を忌み嫌う方が誰もいらっしゃらない…。
そのことがわたくしには我が事のように嬉しくて目頭が熱くなってまいります。

そしてその上、そんな彼女でも人に言えない密やかな悩みがあったのですね。
血を上手く吸えない…そのことでとても困っていらっしゃるようですが、それもまた彼女の『美点』であるとも
申せましょう。
だって彼女はいつも気を配っていらっしゃるのです。
人によって違っている、力加減や血管の位置を。
それはつまり、人を無闇に傷つけず無駄な血を流さないように努めているということなのですから。
世の中にはまことに情けないことに、そういったことにまったく頓着せず闇雲に他人様の体に牙を立て流血と
苦痛を強いることを恥ともしない不届きな同族がいるのです。
彼女がそんな悪弊と無縁でいらっしゃって良かったですわ。

そして、そんな彼女を支えてくれる『大鳥辰太』様のお優しさがまた嬉しいですね。
彼がいたおかげで、月葉様も苦しい思いから解放されたことでしょう。
ですが、だからこそ大島様の身を弱らせるような血のいただき方は是非ともお控え願いたいですね。
体をプルプルと震わせている大鳥様を見るのは傍目にも辛いですわ。

彼女はソフィー・トワイライト様のように血液の通販もご存じないようですし、お仕事もされていませんから
吸血鬼メイドの千夜先輩やサライ様のように『種族別補償』をいただくわけにもまいりません。
大島様には感謝を忘れず末長くおつき合いできることを願っております。

わたくしも幼少の頃、他人様からいただく血を決して無駄にしないよう、確実に血管を穿ち血の一滴も無駄にせず
ありがたくいただくよう教えられてまいりました。
『禁血』をしております今は、その技を使うこともごく稀になりましたけれど。
彼女がこれから吸血の技能を向上させて、人との和をより確かなものにしていかれることを願っておりますわ。

本当にご近所の皆様より同族の方々のことを教えていただけて、ありがたいことでございます。
いつか彼の方々をお訪ねしてお話など出来たら、などと夢を膨らませているわたくしでございます。

(申し訳ございませんが、今宵はここまでとさせていただきます。)


741 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/08/29(Sun) 10:33
>>738

>カーミラ様の物語は読んだことがありますが、『クラリモンド』様(死霊の恋)や
『ベルタ・クレテル』様(骸骨伯爵 あるいは女吸血鬼)については未見でしたので、あらすじを調べてみました。

まあ、さっそく彼女らのことを知ろうとしてくださったのですか。
嬉しゅうございます、柚葉さんがわたくしの同族のことに興味を持っていただけることが。
彼女らもそれぞれ長い時の中で様々な…、辛い体験を重ねてきた方々。
その方たちへと思いを致してくださることで、人間と吸血鬼との遠い距離を縮めてくださっているのですから。

>お嬢様が『禁血』を実践されているが故に少々忘れがちになっておりますが、
>吸血鬼の皆様にとって血を吸えないというのは、人が水を飲むのを禁じられるにも等しい苦行…。

今わたくしが確固として『禁血』が実践できているのも、柚葉さんが傍にいてくださるからです。
長い年月の中、渇きを覚え、家人から心配され、同族から変人もとい変魔扱いされても『禁血』だけは
疎かにできなかったのも
『人間と少しでも近づけるなら。』
との想いが忘じがたく在ったからですけれど。
柚葉さんに出会えて
『ああわたくしの想いは、ここまでの道程は間違っていなかったのだ。』
と心から思えましたもの。

ですが、柚葉さんがおっしゃるように、それぞれ別の背景を持つ吸血鬼の皆さんは、苦しみ
ながら精いっぱい
自分の道を模索し逆境に立ち向かわれてきたことに、あらためて気づかせていただけた思いです。
わたくしは欧州各地で彼女らと対面を果たし、言葉を交わして互いの思いを吐露することができたことを
誠に幸いであったと思っております。

>ですが、人間の中で伝わっている物語ではあのカーミラ様も含めて悲劇的な最期で締め括られていても
>お嬢様の御話を聞く限り皆様は息災であられるのですね。

はい、人間の伝える物語では悲劇的な形でその存在の終焉が描かれましたけれど。
それぞれの作家の方の気遣いか、あるいは彼女ら自身の強さゆえか、決してその息は絶えることは無く、新たな
道を歩んでおられますわ。
静かに隠棲されている方もいらっしゃるし、人間界でより強い絆を得て意外な形で溶け込んで活躍している
方もいらっしゃるのですよ。
そういったことがまた
『やはり吸血鬼は恐ろしい怪物だ。おぞましいリビングデッドだ。』
との悪評に繋がるのは悲しいことですが…。

彼女らの行方に「安心致しました…。」とおっしゃってくださる、そんなお優しい方が今わたくしと一緒にいて
くださるのですね。

(わたくしは嬉しさのあまり思わず柚葉さんの手を自分の両の手でそっと包みます。)

(申し訳ございません、続きます。)

742 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/08/29(Sun) 10:36
>>738(続きです。)

>旦那様は政治的な表の舞台で、そして奥方様は目の届かない所で
>同族の皆様のために尽力されていたのではないでしょうか?

はい、お父様がメイド長や執事長と共に魔族間の問題について鳩首凝議なさっているところは何度も見ましたし、
城館に欧州各地域の魔族の長らが一堂に会して会議…と言っていいのかしら?
時には火を吹き氷を舞わせながら協議、交渉することもありましたわね。

そしてお母様は…旅から帰るたびに
『ただいまぁ、わが旦那様ぁ。またお土産を持って帰ったわよぉ。』
とおっしゃり、お父様が溜息を吐いて
『はあ…。今度はどこの種族とのコネクションを持ち帰ってきたんだね?』
と、やれやれといった感じで応対され…。

「ちょっとぉ。わたくしが家に帰るたびに面倒ごとを持ち込んでいるみたいに言うの、やめてくれるぅ?」

…いつの間にいらしたのですか?
だって、お父様はいつも溜息を吐いていたじゃないですかぁ。

「それはあんたの心の『投影』なんじゃなくてぇ?
 自分が優しい母を避けているからって、他もそうだと思っちゃダメよぉ。
 柚ちゃん、早くうちの子になってよぉ。
 わたくしの娘になって、実の娘に邪険にされているわたくしを慰めてよぉ。」

(その後、わたくしとお母様がやいのやいのと言い合うのを、柚葉さんは微笑んで温かい目で見守っていらした…
と思います、多分。)

>私の推測が外れていないのであれば、光、闇を問わず今尚多くの方々から称賛と尊敬のまなざしを集めておられる事も頷けます。

確かに…、グリッタちゃんも最初あんなにお母様のことを怖がっていたのに、その後ずい分と仲良くしていただき
ましたし、最近は
近隣の子どもたちやお母様方とのお付き合いも増えたり、さらには画家のお嬢様に興味を持たれた芸術家、
文化人の方が訪ねて来て半ばサロンと化していたりします。

>お嬢様が故国を離れ、少々寂しい思いをされている吸血姫の皆様もおられるかと思いますので
>良い形で再会が叶う事を願っております。

はい、彼女たちともまた是非お会いして旧交を温めたいです…。

「あらぁ、それなら日本の同族たちにも会っておいたらぁ?
 あんた、この日本の吸血鬼との交流とかまだまだできてないでしょ?
 飛縁魔(ひのえんま)ちゃんならわたくしと知り合いだし。
 わたくしがあんたのことを話したら、『会ってみたい』と言っていたわよぉ。」

もう日本の同族の方とお知り合いなのですか…。

「いやあ、徳川の時代にはもう会ってるしぃ。
 わたくしの名前を出したら、多分無碍にはしないわよぉ〜。」

そのニコニコとした笑顔がなんだか怖いのですけれど…、いったいどんな対面をなさったのやら。
あら、三女ちゃん、ニコニコ静画に「オリジナル〜飛縁魔〜」というタイトルでその方のお姿が紹介されて
いるのですね、どうもありがとう。

はい、いずれはその方ともお会いしたいですね。
今年につきましては、奈良への旅行の日程を組んでおりますので、飛縁魔様とのことはまだ先になるかと思い
ますが…。

>その際、お嬢様とご一緒して恥ずかしくない振る舞いが出来るよう精進しておかねばなりませんね。
>その時にグリッタちゃんも一緒であれば、きっと皆様にも喜んで頂けるのではないかと思いますわ。(微笑)

柚葉さんがどこかへ出られて恥ずかしい振舞いをなさるなんてまるで想像できませんが、そうしていつも向上心
を忘れないでいらっしゃるのも柚葉さんの素敵なところですわ。
柚葉さんやグリッタちゃんとご一緒に同族の方たちとお会いできる日を、わたくし心から楽しみにしております。


743 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/08/29(Sun) 15:00
>>741(アーチェロお嬢様)

>彼女らもそれぞれ長い時の中で様々な…、辛い体験を重ねてきた方々。
>その方たちへと思いを致してくださることで、人間と吸血鬼との遠い距離を縮めてくださっているのですから。

クラリモンド様の想い人だった方は、聖職者でしたね。
私個人としても、シンパシーを感じるものがありました。
「人間界でより強い絆を得て意外な形で溶け込んで活躍している」方が、
クラリモンド様である事を願わずにはいられません。

>わたくしは欧州各地で彼女らと対面を果たし、言葉を交わして互いの思いを吐露することができたことを
>誠に幸いであったと思っております。

…お嬢様の前でしたら、他の吸血姫の方々も長年胸の内に秘めてきたものを
素直に吐露する事が出来たのではないかと思います。
あのフィドゥーチャ様のように、お嬢様と出会い、救われ、確かな絆を結んだ方も
おられたのですから。
人間と関わる事で、辛さも、嬉しさも、優しさも、哀しさも、全てをその身で感じてこられた
お嬢様とご一緒なら、きっと…。

>(わたくしは嬉しさのあまり思わず柚葉さんの手を自分の両の手でそっと包みます。)

お嬢様の語られた吸血姫の皆様にも、種族を超えて絆を結んだ方がおられるのなら…。
そしてこの国では、お嬢様に取ってそれが私の事であるのなら…。
これ程嬉しい事は、ありません…。(微笑)

(優しく私の手を包んでくれるお嬢様を、真っ直ぐに見つめます)

744 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/08/29(Sun) 15:41
>>742(アーチェロお嬢様)

>城館に欧州各地域の魔族の長らが一堂に会して会議…と言っていいのかしら?
>時には火を吹き氷を舞わせながら協議、交渉することもありましたわね。

『世話役』…。
即ち調停する立場におられるという事ですから、重責ですね。
安易な妥協は禍根を残す事にも繋がりますし、他の魔族の方々からの信頼や
旦那様ご自身の立場、カルミーニオ家そのものの存続にすら関わるのではないかと。

故に議論が白熱するのも無理からぬ事でしょう。
その時にご自身が一切の責任を負う…。
時には身命を賭して決定する事になろうとも…。
きっとそのような覚悟で、旦那様は臨まれていたのではないかと。
最愛の長兄様を失われた過去と私情を胸の奥底に秘めて…。

>「ちょっとぉ。わたくしが家に帰るたびに面倒ごとを持ち込んでいるみたいに言うの、やめてくれるぅ?」
>…いつの間にいらしたのですか?
>だって、お父様はいつも溜息を吐いていたじゃないですかぁ。

奥方様、ご機嫌麗しく…。(ぺこり)
残暑の厳しい中お出で頂き、誠に有難うございます。
すぐに、お茶の準備を致します。
お茶請けは…既に準備が整っておりますので今暫くお待ち下さいませ。

(冷えた麦茶と温かい緑茶、完成した『花おはぎ』をご用意致しました。)

>(その後、わたくしとお母様がやいのやいのと言い合うのを、柚葉さんは微笑んで温かい目で見守っていらした…
と思います、多分。)

こちらのやりとりも、既に馴染みの光景になられましたね。(微笑)
先程の話題の中にあられた旦那様とは、面接の時以来お会いしておりませんが…。
何時の日か、この光景の中に共に居られる日が来るのかしら。
今も故国で、お忙しい日々を送っておられるのかと思いますがいつの日かこのお屋敷にいらして頂きたいものですね。

>近隣の子どもたちやお母様方とのお付き合いも増えたり、さらには画家のお嬢様に興味を持たれた芸術家、
>文化人の方が訪ねて来て半ばサロンと化していたりします。

本日は、画家のお嬢様とサライさんはご一緒ではないのですね。
残暑が厳しいので、サライさんには残って頂いて画家のお嬢様の御世話を任されたのかも知れませんね。
先程のお話から想像すると、今後のお仕事の上で重要となる作品の製作に取り掛かっておられるのでしょうか?
個展が開かれる日も、そう遠くはないのかも知れませんね。

ではこちらの『花おはぎ』を、奥方様にお土産としてお持ち帰り頂きましょう。
沢山作っておいて、正解でした。(微笑)

>あんた、この日本の吸血鬼との交流とかまだまだできてないでしょ?
>飛縁魔(ひのえんま)ちゃんならわたくしと知り合いだし。

早速お姿を、拝見させて頂きました。
…同性の私から見ても、魅惑的な方でいらっしゃいますね。(照)
例えとり殺されてしまうとしても、この御方ならば…と考えてしまう殿方がいたとしても
決しておかしくはないですね。

もしお嬢様と出会ったら、あのソフィーちゃんとエリーちゃんのような
やり取りになるのではないかと…。(汗)
(飛縁魔様が誘惑して、お嬢様がやんわりとツッコミを入れながら阻止するというもの)

でも対象とされるのは殿方のようですから、私は大丈夫でしょう。
多分…。(一抹の不安が)

>今年につきましては、奈良への旅行の日程を組んでおりますので、飛縁魔様とのことはまだ先になるかと思い
>ますが…。

はい、9月になりましたら本格的に宿泊先の予約、コースなどについて
先輩メイドさんや三姉妹さんと話し合い、決定致します。
楽しみな事ですので、休憩中それらについて話し合ったり、調べた事を少しずつ纏めている最中です。
佐保姫様の神社の訪問も含めて、ある程度纏まりましたら提出致します。

今暫くの間、お待ち下さいませ。
そしてグリッタちゃんとの再会、楽しみですね。(微笑)

745 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/04(Sat) 08:34
>>743(柚葉さん)

>クラリモンド様の想い人だった方は、聖職者でしたね。
>私個人としても、シンパシーを感じるものがありました。

お二人の魂は互いに強く惹かれ合いましたけれど、その想いが強ければ強いほど、お二人とも葛藤を深めていかれた、
そのお立場の違いからくる悲劇は、クラリモンド様からも伺っていて胸を締め付けられました。
ですが、今柚葉さんのお言葉を聞いて、わたくしにとりましても他人ごとではないことをあらためて感じましたわ。
柚葉さんはもちろん人間でいらっしゃいますが、吸血鬼のわたくしに仕えていただいているお立場。
わたくしの品行が道を外れるようなことがあれば、否が応でも柚葉さんと神父様の恋路を阻むものとなって
しまいますもの。
この地で穏やかに生きてまいるのはわたくし自身の望みでもありますが、世間のどなたであろうとお二人の
仲に疑念を抱くことがないよう、これからも我が身を省みてまいりましょう。

>「人間界でより強い絆を得て意外な形で溶け込んで活躍している」方が、
>クラリモンド様である事を願わずにはいられません。

彼女が高級娼婦であったことは「死霊の恋」でも伝えていることですけれど、今はそのお仕事は辞めた、と以前
ご本人から伺いましたわ。
高級娼婦というお仕事は「アルテ」にも出てまいりましたが、その美貌だけでなく人を魅了する様々な資質を
磨かねば続けてはいかれぬもの。
吸血鬼ゆえ長きにわたり業界で活躍してこられましたが、それも飽いたとのことでいろいろな職業を渡り歩いて
いらっしゃったようですね。
ご自身の魅力を生かして女優、もてなしの技量を生かしてホテル経営、その見目を飾る力を生かしてメイクアップ
アーティスト…となどと、わたくしには到底及ばぬ様々な活躍をなされているそうですわ。

>…お嬢様の前でしたら、他の吸血姫の方々も長年胸の内に秘めてきたものを
素直に吐露する事が出来たのではないかと思います。
>あのフィドゥーチャ様のように、お嬢様と出会い、救われ、確かな絆を結んだ方も
おられたのですから。

そう言っていただけると、魔族の世界で「吸血を拒否するおかしな姫様」と奇異の目で見られることの多い
わたくしの在り方も悪しきものではなかったのだ、とそう思えますわ。
その変わり者に興味を持たれた皆様がわたくしに質問をぶつけてくるのを皮切りとして、互いの来歴と胸の内に
在ることを語り合えたのです。
そしてそれぞれの方が人間に対して思う心の襞に触れることで、人間とのより良き明日を手にしたい、との
思いもまた共有できたのですもの。
その想いは…、フィドゥーチャのそれも含めて、いつか柚葉さんにも直接彼女らから聞いていただけたら嬉しい
ですわ。

(それから柚葉さんの手を包んだまま、そっと耳元で囁きます。)

でも、お母様に聞かれたら、彼女らを勝手に我が家に招待しかねませんので、どうかご内密に…。


746 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/04(Sat) 08:53
>>744(柚葉さん)

>『世話役』…。
>即ち調停する立場におられるという事ですから、重責ですね。

魔族の間でも、様々に錯綜したしがらみや対立がありますからね。
ですが、お母様の方からあちらこちらに出かけては、対立の芽があるとみるや首を突っ込んで、案件として城館に
持って帰ってくるものですから、お父様がてんてこ舞いでしたわ。
ただ魔族たちからは
『あのオルキデアが一枚噛んでいるのなら、とりあえず会議のテーブルには着こうか』
という認識が多かったとか…。
実際に案件をまとめるのは議長となるお父様なので、その労苦が目についてお気の毒でしたわ。
わたくしにはお茶を淹れてさし上げたりお肩を揉んでさし上げるくらいしかできませんでしたけれど…。

>最愛の長兄様を失われた過去と私情を胸の奥底に秘めて…。

はい、お兄様が落命された後に出来た平穏をつかの間のものにはさせない、という思いは、城館の皆が共有して
いたと思います。
フィドゥーチャも、
「吸血鬼になったときは、わたしもこれから人間に疎まれ憎まれて生きていくのか、とそんな思いばかりだった
けれど、今は違う。
 姫様のお兄様の気持ちを蔑ろにするようだったら、どんな人間も魔族も絶対許せないよ!
 だから(声を潜めて)『アーチェロと』一緒にもっと美味しいお茶とお菓子を作れるようになって、旦那様と
奥方様に喜んでもらおうよ。」
と、そう言ってくれましたわ。

>奥方様、ご機嫌麗しく…。(ぺこり)
>残暑の厳しい中お出で頂き、誠に有難うございます。

「は〜、ごめんねえ、柚ちゃん。
うちの娘ったら、気が利かなくってぇ。
打ち水の一つもすりゃあ良いのにねえ。
ここら一帯にゲリラ氷雨をザーッと降らせるとかさぁ。」

そんなことしたら、ご近所一帯大迷惑ですよ。
わたくしが、気象台のお天気お姉さまにドヤされてしまいますわ。

「あ〜、はいはい、言ってみただけよぉ。
 ん〜、まずは冷えた麦茶が一杯、良い喉越しだわぁ。
 体が冷えたところで、うわっ、何この『花おはぎ』って、すっごい綺麗で熱い緑茶にも合うわ。
 やるわねぇ、こっちの菓匠も。」

>先程の話題の中にあられた旦那様とは、面接の時以来お会いしておりませんが…。
>何時の日か、この光景の中に共に居られる日が来るのかしら。
>今も故国で、お忙しい日々を送っておられるのかと思いますがいつの日かこのお屋敷にいらして頂きたいものですね。

「あらぁ、そおぉ?
それじゃあ、旦那に伝えておくわ。
あれで忙しい身だから何時になるかはちょっと分かんないけど。」

(ボソッ)誰のせいでお忙しいのだか…。

「ん〜?
じゃあ、暇なアンタが仕事手伝ってあげなさいよぉ。
今から箱詰めにして空輸してあげてもいいのよぉ?」

遠慮しておきます。
佐保姫様へのご挨拶の準備とか、文化祭のことで演劇部とのコラボ企画の打ち合わせとか、いろいろありますので。

>本日は、画家のお嬢様とサライさんはご一緒ではないのですね。

「ええ、柚ちゃんの言うとおり、個展の企画が持ち上がっているからねぇ。
 本人よりも業界の方が色めき立っているけどねぇ。
 ま、あの娘にそういう交渉とか無理っぽいから、今はサライがマネージャーとして仕切ってくれてるわ。
 本人はもの創っているとき以外は寝てるか食べてるかだから、日の目は見るのはいつのことやら。
 『花おはぎ』ありがとね。多分、『おはぎ』って言った途端に目をピカーって光らせて覚醒するわよぉ。」

(申し訳ございません、続きます。)

747 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/04(Sat) 08:55
>>744(続きです。)

>早速お姿を、拝見させて頂きました。
>…同性の私から見ても、魅惑的な方でいらっしゃいますね。(照)

はい、この大胆な装束に思わず顔が赤らんでしまいますわ。

>もしお嬢様と出会ったら、あのソフィーちゃんとエリーちゃんのような
>やり取りになるのではないかと…。(汗)

ああ…、それはわたくしも目に浮かびそうですわ。
殿方と二人きりになりたがる飛縁魔様を何とか阻止しようとして、わたくしが悪戦苦闘、ヘトヘトになりそうです…。
いえ、クラリモンド様のように節度を弁えた吸血ならばわたくしも口を挟みはしませんけれど、飛縁魔様の場合
『ファム・ファタール』…殿方を破滅させる魔性の女と言うことですから、さすがに見過ごせません。

>でも対象とされるのは殿方のようですから、私は大丈夫でしょう。
>多分…。(一抹の不安が)

…それは絶対に、絶対に許さない。
柚葉を傷つけるあらゆるものは、世界から排除されるべきだ。

「どうどうどう、ちょっと落ち着きなさいって。
 オーラがどす黒くなってるわよぉ。」

三「姫様、『小林さんちのメイドラゴンS』第2話のトールさんみたいになってる。」
次「あ〜、小林さんが襲撃された時な。」
長「あの画像、プリントアウトして姫様の部屋に貼った置いた方がいいわね。
  お姉さまを護るのは当然だけど、冷静さを失うと足元をすくわれるわ。」

し、失礼しました…。
いけない、いけない、気を付けなければ。
ですが、柚葉さんのことは絶対守りますから、ご安心くださいませ!

>はい、9月になりましたら本格的に宿泊先の予約、コースなどについて
>先輩メイドさんや三姉妹さんと話し合い、決定致します。

はい、京都旅行に続いてまたご面倒をかけてしまいすみませんが、よろしくお願いしますね。

グリッタちゃん…、来ていただけるかしら?
彼女はパン屋のお仕事がお忙しいでしょうから、無理は申せません。
ですが、もしも彼女にそのお気持ちがおありでしたら大歓迎でございますわ。


748 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/09/07(Tue) 22:45
食欲の秋・芸術の秋・スポーツの秋・読書の秋があるけど君達はどの秋かな?

749 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/10(Fri) 07:28
>>748

暑さもずい分と和らぎ、空澄んで、虫の音が優しく耳に届く、そんな秋の趣きが濃くなってまいりましたね。
9月の季節の和菓子、大粒の巨峰を求肥で包んだお餅でございます。
よろしければお茶請けにどうぞ。

秋の色合いが深まってまいりますと、皆様方が「〜の秋」という話題を楽しむ光景が多くなりますね。
皆様、心穏やかな秋を楽しみにしていらっしゃるのが窺え、わたくしに対しましても恒例のお話としてお仲間に
加えていただけて嬉しゅうございます。
昨年のお話し(>>79-80)では「収穫の秋」、「食欲の秋」、そして「行楽の秋」とお答えして実際とても良い
思い出作りになりましたわ。

今年も「行楽の秋」は外せませんわね。
実は奈良の神社にいらっしゃる春媛神の佐保姫様のところに一家でご挨拶に参る予定でございます。
わたくしたちの町の土地神様のご友人で在られる方で、遊びに参るように誘っていただいているのですよ。
御影(みえい)がお気になるようでしたら、「佐保姫 甲斐千鶴」で画像検索なされば、美しい白鹿と共にたたずむ
可憐なお姿をご覧になれるでしょう。
一面の紅葉に彩られたお社で、わたくしたちが用意したお食事を共にして歓談させていただくのがとても楽しみです。

ただ、ご挨拶に参った際に空が雨模様であるなら、わたくしの『元素支配』の魔法で空を晴れ渡らせてほしい、と
そう仰っているのが少し悩みの種ですの。
土地神様のお社でそれをやって参拝客に注視されたことを「ずるい、ずるい。」を拗ねられてしまいまして…。
でもあれもけっこう魔力を使いますので、もし今後も頼りにされたりすると困ってしまいますわ。

そしてこの旅は奈良の味覚を楽しむ「食欲の秋」も兼ねておりますわ。
柿の葉に包まれた「柿の葉寿司」、鳥ガラスープに牛乳を加えたまろやかヘルシーな「飛鳥鍋」、奈良を代表する
フルーツである柿を用いた「柿ティラミス」…。
そしてお土産にメレンゲに砂糖・蜂蜜・寒天を加えて卵黄でコーティングした「きみごろも」というスイーツを買って
帰る予定です。
またお訪ねいただければ、貴方様にも振る舞わせていただきたいですわ。


750 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/09/12(Sun) 07:17
おはようございます!アーチェロさん。
突然お邪魔しちゃって、申し訳ありません。
今日はお休みを頂いて、一度ご挨拶に来ました。

これは、朝一番で焼いたクロワッサンです。
お屋敷の皆さんで、召し上がって下さい。

10月になりましたら、以前お話に合ったように是非とも奈良の旅行にご一緒したいです。
>>749のアーチェロさんのお話を聞いていたら、わくわくしてきちゃいましたっ♪

まだ色々と忙しいので9月は無理ですが…。
10月は是非ともよろしくお願いします。(ぺこり)

それからちょっと早かったですけど、神社の土地神様のところにもご挨拶に行ってきました。
お届けしたパンを土地神様や社務所の皆さんにも喜んでもらえて、嬉しかったです♪

まだ日中は暑いので、アーチェロさんも柚葉さんもお身体には気を付けて下さいね。
それでは、失礼します。

751 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/12(Sun) 11:44
>>748

もう少しお話させていただいてよろしいでしょうか?
わたくしのことばかり話してしまいましたが、貴方様は何の「秋」も知りたくなりました。
せっかくのご近所同士ですもの、どうですか、これからご一緒に「秋」を探しに参りませんか?
さあ、出かけましょう、そうしましょう。

まずは「食欲の秋」ですわね。
ほら、こうして樹々に囲まれた遊歩道を歩いていますと、美味しいそうな木の実がそこここに成っておりますわ。
こちらの紅くて表面に粒粒のあるのはヤマボウシの実。
あら、こちらにはオレンジ色のナガバモミジイチゴの実が。
どちらもそのまま食べられて美味しいですよ。
貴方様の分も摘んでみましたわ、よろしければ一緒にご試食くださいな。

さて、歩いていたら公園内の市立美術館の前に参りましたね。
どうでしょう、「芸術の秋」としゃれこんでみませんか?
ちょうど秋をモチーフにした名画の展示会が行われているようですよ。

いろいろ有名な絵がございますが、連作をたくさん描いたモネのものが目を引きますね。
積みわら、睡蓮、ポプラ並木…。
あら、こちらには広重の「満月の紅葉にみみずく」に「真間の紅葉手古那の社継はし」。
和洋いろいろな秋の世界をじかに出会えるなんて素敵な空間ではありませんか?

さて、今度は「スポーツの秋」はいかがでしょう?
公園のアスレチックフィールドに新しい吊り橋ができたそうなのです。
川の上を渡る吊り橋、少し怖いのでご一緒に渡っていただけませんか?

体を動かして爽快なまま歩いていましたら、駅前広場で開かれている古本市に行き当たりました。
本日の最後は「読書の秋」ですね。
何か面白そうな本をそれぞれ見つけて見せ合いしません?
稀少な有名作家さんのサイン本とか、思わぬ掘り出し物があったりするかも知れませんよ。

ごめんなさい、ちょっと引っ張りまわし過ぎましたかしら?
貴方様もいろいろな秋を楽しめたでしょうか?
来年もまたいろんな秋を見つけられると良いですわね。


752 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/12(Sun) 11:46
>>750(グリッタちゃん)

まあまあまあ、ようこそおいでくださいました!!
お久しゅうございます。
グリッタちゃん先輩…。

(思わずグリッタちゃんを思いっきり抱きしめてしまいます。)

ああ、よくぞいらしてくださいました。
お忙しい中お休みを取ってくださって来ていただけるなんて、アーチェロ感激でギュッとしてスリスリせずには
いられません。
この温かな体温、内側から萌え立つ生気…、グリッタちゃんが今充実した毎日をお過ごしでいらっしゃることが
感じられますわ。

まあまあ、焼き立てのクロワッサンですか、ありがとうございます。
手に取るとふかふかして温かな中から豊かな薫りが立ち上がり、この胸を満たしてくれます…。
グリッタちゃんが精魂込めて作ってくださったクロワッサン、鮮やかな焼き上がりの色、三日月型の美しいフォルム。
素晴らしい逸品をしっかり堪能させていただきますわ。

>10月は是非ともよろしくお願いします。(ぺこり)

ありがとうございます、嬉しゅうございます。
わたくしたちの旅行にご参加いただけますこと、わたくしアーチェロ・カルミーニオ、心から感謝いたします。
この度の奈良旅行のこと、グリッタちゃんも聞いていただけたとのことですが、あのとおり佐保姫様からのご希望が
少しだけ気が重かったのですが、今はそんなことは雲散霧消、たくさんの元気をいただきました。
我が家の皆とグリッタちゃんとの良き思い出の旅となること、疑いようもございません。

>それからちょっと早かったですけど、神社の土地神様のところにもご挨拶に行ってきました。

そうでしたか、土地神様もそれはお悦びになったことでしょう。
グリッタちゃんの焼き立てのパンを一心に夢中で召し上がられるお姿が目に浮かびますわ。
わたくしも朝餉が待ち
遠しくてなりません。

グリッタちゃんには本当に感謝しかございません。
初めてGMWでお世話になって以来、何度もわたくしたちにお付き合いくださって、そのたびに素敵な笑顔と
元気とをくださって。
わたくしの関係で次々出ていらっしゃる方々にも笑顔を絶やさず応対してくださって。
おかげでわたくしたちの毎日がより豊かに楽しいものになりました。
今度の旅行のこと、あらためてよろしくお願い申し上げます。(平伏)

>それでは、失礼します。
あら、もうお帰りになるのですか?
ではでは、今日はどうか日頃のお疲れをごゆるりと癒してくださいませ。
では、また。
旅行の日を楽しみにしております。
どうぞ、お体にお気をつけくださいませ…。


753 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/09/14(Tue) 07:52
>>748

お嬢様、そしてお屋敷の皆との日々の営み、そしてお客様のおもてなしのためにも
メイドとして「食欲の秋」は必須ですね。
商店街でも、秋のイベントや秋の味覚のアピールが始まっており、残暑の暑さは続いていても
色づく秋を連想する今日この頃です。

ですが一番はお嬢様も仰るように「行楽の秋」、そして「再会の秋」になるかと思われます。
家族一同、そして恐らくは奥方様と共に暮らしている方々もご一緒に
奈良への旅行を計画しております。

その際には以前この街にも土地神様を通じて親交を温めた奈良の佐保姫様の許へ
本格的にご挨拶に参る予定です。
そして、去年のゴールデンウィークにおいて交流を深め大切な絆を結んだ
人狼メイドのグリッタちゃんにもご同行願えればと考えております。

私自身、絵は得意ではありませんので奈良の美しく色づく光景を描く事は出来ませんが
素敵な思い出を写真に撮り、お屋敷のアルバムに収めたいと思っております。
これもまた、「芸術の秋」になるのではないかと思いますね。

>>751(アーチェロお嬢様)

お嬢様、お客様とお出かけになられるのですね。
分かりました。では気を付けていってらっしゃいませ。
あ、お嬢様、少々お待ち下さいませ。

(炊き込みご飯のおにぎりと水筒を入れたランチバッグをお渡ししました。)

少しお仕事が立て込んでおりまして、ご同行出来ないのは残念ですが…。
お嬢様が「秋」について熱心に語っておられるのを見て、秋散策に出られるのではないかと思い
準備しておきました。
お客様とご一緒に、召し上がって下さいませ。

それでは、改めてお気を付けて…。
お帰りになりましたら、お嬢様の見つけた「秋」に関して私もお話を伺いたいですね。(微笑)


754 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/09/14(Tue) 08:37
>>750(グリッタちゃん)
>>752(アーチェロお嬢様)

さてと…。これでお食事前のお仕事は終了です。
それでは早速、朝餉の準備を…あら?
どこからか、とても香ばしく美味しそうな香りが…。

この焼き立てのパンの香りは、もしや…。

(お嬢様が、グリッタちゃんを抱き締めている場面に遭遇しました)

うふふ…朝から“尊い”ものを見せて頂きました。(微笑)
先日、お客様に「再会の秋」について語っていたのですけれど、
それが叶って私も喜びで一杯です。

あらあら…お嬢様、グリッタちゃんの尻尾とお耳をもふもふするのに夢中になっておりますね。
いえ、ああせずにいられない方などかえって想像もつきませんが。
…これも、我が家のアルバムに収めてしまおうかしら。(悪戯な微笑)

(グリッタちゃんからクロワッサンを受け取りました)

有難うございます。グリッタちゃん。
こちらのクロワッサンは、朝餉で皆で美味しく頂きます。
よろしければグリッタちゃんもご一緒に…と思いましたけれど、もうお帰りになるのですね。
そして土地神様への丁寧なご挨拶、誠に有難うございました。
土地神様も神社の皆様も、さぞやお喜びになった事でしょう。

…きっと社務所の方々は、こぞってグリッタちゃんをもふもふされたと思いますね。(微笑)
後で一度、土地神様にもお話を伺いたいですわ。

ああ…奈良の旅行の計画を立てるのがより楽しくなって参りました。
お嬢様、宿泊先、行先等もうすぐ決まりますのでもう暫くお待ち下さいませ。

それではグリッタちゃん、10月の再会を楽しみにしております。
では、それではお元気で…。(お辞儀)

755 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/09/14(Tue) 18:55
僕は食欲の秋です。
でもいくら食欲の秋だからって食べ過ぎは駄目だけど(【腹八分目に医者いらず】と言うしね)。

756 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/09/17(Fri) 04:56
猫に芸を教えているんだけど、猫だとお手すら出来ないのかな?

757 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/09/17(Fri) 23:27
>>755

ええ、秋と言えばご存じの通り多くの秋の味覚、
そして中秋の名月のお月見団子やハロウィンイベントと
美味しいものがたくさん登場する行事が目白押しですね。

暑い夏が終わり、程良い気温となり過ごし易くなると食欲が増してくるのも必然ですが
仰る通り食べ過ぎには注意ですね。
”摂る”だけでなく、”消費”も心掛けましょう。

これでも一応、お仕事だけでなく日々の中に健康を保つための運動を取り入れて生活しております。
美味しいものを味わうためにも、まずは健康が大事ですね。

>>756

私は猫さんを飼った事が無いので何とも言えませんが…。
猫さんは気紛れと聞きますし、本人が楽しんでいない、望んでいないのなら
無理に教えない方がよろしいのでは?

教える方も、教わる方も楽しいのであれば上達も期待できると思いますが
今回のお客様の場合、猫さん側が芸を学ぶ事を望んでいないような気がいたします。

無理強いしては、飼い主と猫さんとの間の信頼関係が壊れてしまう事にもなりかねません。
お客様本人が望む事を押し付ける前に、まずは猫さんの立場に立って考える必要があるのではないかと思います。

お客様も猫さんを大事に思っているのであれば、思いやりをもって接してあげて下さいませ。



758 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/09/18(Sat) 10:14
(続きです)

>>752(アーチェロお嬢様)

お嬢様、コーヒーのお代わりをどうぞ…。
これがグリッタちゃんのお世話になっているお店の「究極のクロワッサン」…。
私達のために焼いて下さり、そして出来立てをお届けするために来て下さったのですね。

近くにはおられなくとも、この黄金色とふんわりした感触…。
そして未だ残る温かさ…。
グリッタちゃんが側にいて下さるような気がします。

この美味しさに加えて、あの「にぱ♪」の笑顔で接客をなさっていたら
あっという間に売り切れてしまうでしょうね。(微笑)

ほら、三姉妹さんはあんなに嬉しそうな笑顔を浮かべて…。
そしてレイナさんも、口許が優しく笑っておられます。

お嬢様、それでは朝食を終えましたら奈良旅行について一度お話したい事が…。
お片付けが終わり次第参りますので、今暫くお待ち下さいませ。

(お片付けを終えてリビングで)

奈良旅行は、2泊3日を予定しております。
宿泊先は、「奈良ロイヤルホテル」になります。
まずは京都まで新幹線で…。
京都駅からは近鉄線に乗り換えて奈良に向かう事に致します。

奈良市内の移動に関してですが、交通網に関しては京都程ではありませんのでレンタカーを手配しておきました。
それから人数に関してですが…。
その点に関しまして、お嬢様のご意見を伺いたいと思います。

我が家からはお嬢様、レイナさん、三姉妹さん、そして私とグリッタちゃんを含めて7人…。
後は、奥方様と画家のお嬢様の関係の方がどれだけ参加なさるかですね。
レンタカーで借りられるワゴン、バンは最高で10人…。
10人を超えますと2台必要となりますので、一度奥方様にお話を伺えればと思いまして…。

そしてまず1日目は、佐保川天満宮と佐保姫神社にご挨拶に参りましょう。
今年の神無月の事も含めて、お話を伺えればと思います。

それを終えましたら、待望の奈良公園の散策ですね。
東大寺を含め、周辺の散策と鹿さん達との戯れをゆっくりと楽しみたいと思います。
その際、佐保姫様の都合が宜しければ散策にお付き合い頂ければと…。

そして翌日は奈良国立博物館と国営平城宮跡歴史公園の散策を致しましょう。
毎年奈良の恒例の「正倉院展」に関しましては10月30日からの開始となるそうで、
今回は見られないのが残念ですが…。

午後はお車で法隆寺に向かいましょう。
法隆寺は特に夕方が、それも秋の夕暮れの中見下ろす奈良の街の風景は素敵です。
父に連れて行ってもらった事がありますので、今度はお嬢様とご一緒にあの風景を見てみたいです。(微笑)

3日目はお土産選びと、帰宅の準備になりますね。
最後にもう一度鹿さん達との戯れを堪能し、ゆっくりとお土産を選びましょう。

以上が、使用人一同で話し合った末の計画になります。
もしお嬢様に他に希望の場所がお有りでしたら、遠慮なく申して下さいませ。
再度、計画を練り直してみます。

759 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/09/18(Sat) 20:52
はがないの小鳩ちゃんと同じで自分のことを吸血鬼と思っている女の子かな?

760 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/09/18(Sat) 22:18
>>759

折角ですが、主に対して厭味を言いたいだけでしたらお客様としては歓迎致しかねます。
どうぞ、お引き取り下さいませ。

761 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/20(Mon) 10:35
>>753(柚葉さん)

それでは柚葉さん、「秋」を探す小さな旅にお客様と一緒に行ってまいります。
いえ、そう遠くへ行くわけではございませんので、夕餉の時間までには帰ってまいります。

え、お弁当を用意してくださったのですか?
まあ、これは素敵な「食欲の秋」をさっそくいただいたのですね。
ありがとうございます、しっかり味わわせていただきますわね。
お忙しいところ申し訳ありません。
本当は柚葉さんにもご一緒いただけたら最高なのですけれど…。

それにしても、お出かけすると申したらすかさず素敵なお弁当を出してくださるなんて、まるで柚葉さんは魔法使いの
ような方ですね。
いえ、わたくしがお会いした魔女の方でもこんな水際立ったお振舞いをされる方はめったにいらっしゃいません
でしたわ。

それでは行ってまいりますね。

(美術館での鑑賞の後、公園のベンチでお弁当をいただきます)

七種の具が炊きこまれたおにぎりは、コクのあるお出汁の味にまとめられながら、それぞれの味わいをしっかり
楽しめますね。
街を巡って少し疲れた体に優しく滋養を与えてくれますわ。
さあ、お客様もどうぞお召し上がりくださいませ。
水筒のお茶も深い味わいでおにぎりのまろみを引き立たせてくれますわ。
ああ、秋の気配の中いただくお弁当は、美味しさもひとしおでございます。

柚葉さん、ただいま帰りました。
お茶とお弁当、本当に美味しゅうございました。
やはりわたくしも食いしん坊、食欲の秋をしっかり堪能させていただきましたわ。

わたくしが見つけた秋をおみやげに持ってまいりました。
ヤマボウシとナガバモミジイチゴ、それにガマズミの実を採ってまいりました。
生食、ジャム、果実酒、いろいろな楽しみ方ができますわ。
わたくしが腕を振るわせていただきますね。
それから、美術館のミュージアムショップで買いました、今回の展覧会の絵をガラスの中にくるんだペーパー
ウェイト、モネと広重の絵のジグソーパズルでございます。

紅葉に彩られた街の様子は、こちらの魔石に納めてきております。
今どきのビデオカメラに負けない鮮明な映像と音声を立体化してご鑑賞になれますわ。
よろしければ、お時間のある時に見てみてくださいませ。

それから…ちょっとしたハプニングがございました。
公園でお弁当をいただいていましたところ、ご近所のお弁当屋さんが偶然同じ場所にいらっしゃいまして。
柚葉さんのおにぎり弁当と聞いて非常な関心をもたれ、
「【羽藤柚葉さん監修 秋の七色おにぎり弁当】として、ウチのこの秋限定の看板商品として売らせていただきたい!」
とおっしゃいますの。
さすがです柚葉さん、そのお料理の腕前は既にご近所に知れ渡っていたのですね。
わたくしの一存で決められることではございませんので、柚葉さんとご相談して後日お答えいたします、と申し
ましたわ。
申し訳ございませんが、今月中にお返事をいただきたいとのことですので、少し考えておいてくださいませ。
もちろん、柚葉さんのお気が進まなければちゃんとお断りいたしますわ。


762 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/20(Mon) 10:36
>>754(柚葉さん)
>>758(柚葉さん)

>うふふ…朝から“尊い”ものを見せて頂きました。(微笑)
…はい?
あ、あの、これはあくまでグリッタちゃん先輩への親愛と敬愛の表現であって、「尊い」とおっしゃられると、まるで恋愛とか浮気とかそうでは…。
あああ、でも、柚葉さんの恋人はあくまで神父様であって、わたくしとは別にそういう関係ではなくて…。
でもこの胸に宿る熱い想いは、今のわたくしを形作る至高のピースなのは間違いなくて…。(汗々)

(と言いつつ、グリッタちゃんの尻尾とお耳をもふもふする手はまったく止まらないのでした)

一人でアワアワして申し訳ございませんでした…。(赤面)
それにしましても、グリッタちゃん特製のクロワッサンは本当に美味しゅうございますわ。
柚葉さんの淹れてくださる紅茶との相性も最高で。
バターの味わいもパンの中に渾然一体となって紅茶の爽やかな甘味と本当に良く引き立て合っております。
いつもは美味しい食事にはすぐ「酒を持て」とおっしゃる土地神様も、巫女様が淹れた紅茶と一緒に堪能されて
いるに違いございません。

>近くにはおられなくとも、この黄金色とふんわりした感触…。
そして未だ残る温かさ…。
>グリッタちゃんが側にいて下さるような気がします。

はい、まったくおっしゃるとおりですわ。
パンそのものの美味しさもさることながら、心を籠めて焼いてくださったグリッタちゃんの笑顔とご厚意とが心を満たしてまいります。
その純粋な想いがあるからこそ、レイナさんも三姉妹ちゃんたちも、あのように幸せそうな笑顔でパンをいただいたのでしょう。

>ああ…奈良の旅行の計画を立てるのがより楽しくなって参りました。
グリッタちゃんがいらしてくださって、今度の旅行がさらに楽しみなものになりましたわね。
魔石も忘れず持ってまいりましょう。
この旅の思い出を余すことなく記しておけるように。

>お嬢様、それでは朝食を終えましたら奈良旅行について一度お話したい事が…。

まあ、いよいよ旅行のプランが固まったのですね。
それを伺えるなんて本当にワクワクいたしますわ。

「奈良ロイヤルホテル」、これはまた奈良で最高級のホテルですのね。
落ち着いた気品ある客室、レストランは和洋のビュッフェに会席料理、中華料理にランチやスイーツと本当にゴージャスで。
「食欲の秋」を思い切り堪能できそうですね。

>後は、奥方様と画家のお嬢様の関係の方がどれだけ参加なさるかですね。

そのことですが、お母様からの手紙をコウモリさんが届けてくれました。
お母様、お嬢様、サライ様、それと久地崎母娘さまも誘われて応諾をいただいたそうですわ。
…そしてさらにお一人ゲストがいらっしゃるそうですわ。
いえ、それがどなたかは教えてくださいませんでしたけれど。
申し訳ございません、大勢になってしまいまして。
こうなるともうプロのツアーコンダクターの領域になってしまいますね。
わたくしは、レイナさんと共に皆様の身の安全を図るボディーガードの役目は当然として、他に何かするべき
ことがあればおっしゃってくださいませ。

まずは佐保姫様にご挨拶ですわね、ええ、神無月のことはしっかり確認して土地神様にもご報告しなければ。
そしてその後佐保姫様…そして白鹿様もご一緒いただければ、さらに楽しい旅になりましょう。
東大寺で大仏様にお目にかかれるのも楽しみですね。
「正倉院展」を鑑賞できないのは少し残念ですが。
故郷の城館の母のコレクションの中に、正倉院御物のグラスや琵琶と同じ名工が作った品がありますので、
比較して見てみたかったですが、これはまた次に機会の楽しみにとっておきましょう。

法隆寺!
この日ノ本が誇る天才皇子様が建立されたお寺ですね!
それを眺めながら柿をいただくのが今回の旅の大きな楽しみの一つなのですよ。

素敵なコースを計画してくださってありがとうございます。
これほどの素敵な旅にわたくしからさらに注文を付けるのは申し訳ないのですが…。
興福寺の阿修羅像を見てみたい、と思っていたのです。
写真で見る紅顔の少年の憂いを湛えた表情、それから「石居里佳」という画伯が描かれた阿修羅像にすっかり魅了されまして。
もしかしたら、現地でご本人とお話させていただけたりしないかなー、と。
自動車ですと、法隆寺からの所要時間が36分ほどとのことです。
もちろん、スケジュール的に無理がありましたら取り下げさせていただきますわ。
皆が無理なくゆるりと楽しめる旅であることが何より大事ですから。

763 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/20(Mon) 10:41
>>755

はい、実りの秋、田畑はきらめく黄金色の穂が風にそよぎ、多くの作物が収穫され、川や海にも新鮮なお魚の
恵みをもたらしてくれて…。
暑い夏で減退した食欲も戻ってきて、食欲を求める堪能する季節でございましょう。
それゆえに、心に節制を保つのは一苦労…というのは、恥ずかしながらわたくしも身をもって感じるところで
ございます。

貴方様も食を大いに楽しまれるご様子、わたくしなどが申すのも口幅ったいですが、どうぞご自愛のほどお祈り
いたします。

というわけで、今わたくしの屋敷の庭で落ち葉を集めて焼き芋を作っておりますが、貴方様の目がありますことが、
我が身の救いでございます。
家人だけですとどうしても気が緩んで、あともう一つとパクパクいただいてしまいますが。
あらぶる食欲を鎮め、
一つ一つの甘味を丹念に味わうことができております。

さて、こちらのお芋もがちょうど食べごろでございます。
まだお腹が七分目以下でしたら、どうぞお召し上がりくださいな。


>>756

あらあら、わたくしと同じ疑問を持つ方がいらっしゃいましたのね。
わたくしも530年ほどの昔、そのように思いまして、猫さんに直接窺ったことがございますわ。
530年ほど昔でしたかしら、たしか日本で慈照寺銀閣の上棟式が行われた、と母が言っていた頃でしたから。
その頃ようやくいろいろな動物に変化(へんげ)する技も上達しまして、さっそく猫さんになってみたのですよ。
そして、あなたが仰ったのと同じ質問をしましたところ、
「はあ?意味分かんないんですけど。
なんで、わたくしに食べ物を貢ぐ目下の者たちの言うことを、わたくしが聞かなければならないの?」
とのことでしたわ。
つまり猫さんたちにとって、人間は食べ物をくれるから召使に近い、という考え方なのですね。
一方犬さんからは、
「食べ物をくれる人にはその恩義に応えないといけないよね。」
とのお答えでしたわ。

動物は種族ごとに生まれ持った気性があるのですね。
それを変えようというのは相当難しいと思いますし、無理をさせては仲良くなるのは難しいかと存じます。
どうか、猫さんのご気性を慮りながら良い関係を作っていってくださいませ。


764 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/20(Mon) 10:47
>>759

あら、翼も牙も本物でございますが?
もしかしてギミックとお考えですか?
ご近所様からも多くの同族の方のご活躍を記した書物を教えていただいて、思いのほか多くの吸血鬼がこの世界にも
いらっしゃることを知れてありがたく思っているのですよ。
そうして人間の方もそうした交流からいろいろ良き絆を結ばれているようで喜ばしく思います。
ですが、それを信じられない方は交流の機会を閉ざされただけで、別に日常生活にも支障ございませんので、わたくしも
強いてあれこれ申すこともございませんわ。


>>760(柚葉さん)

また、お客様へのご応対で不快な思いをさせてしまいましたら申し訳ございません。
気分直しに、先日の「秋を見つける旅」で採りましたナガバモミジイチゴのジャムをご試食いただけませんか?
中々良い具合にできあがりましたのよ?
トーストと紅茶をご用意いたしますね。

では、いただきましょう。
BGMにわたくしが最近聞いた歌など流してみましょうか。
これらの歌「ワタリドリ」と「原野の風」。
三女ちゃんと一緒に視聴した「現実主義勇者の王国再建記」というアニメで歌われていたのですけれど。
Youtubeの「【試聴動画】TVアニメ「現実主義勇者の王国再建記」第12話挿入歌」で聴いて心に染みましたの。
「ワタリドリ」は長い時の中でこの国にたどり着いたわたくしの安寧を。
「原野の風」はこれから家族や朋友と共に歩むことの嬉しさを。
わたくし自身の、そんな心を歌ってくれているようでとても嬉しいのですわ。


765 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/20(Mon) 14:10
>>753(柚葉さん)(つづきでございます)

すみません、少しメタなお話ですが補足させてくださいませ。

>申し訳ございませんが、今月中にお返事をいただきたいとのことですので、少し考えておいてくださいませ。
と、わたくし先ほど申しましたが、なんだか「本当に」期日を切ってお返事を求めているかのような物言いになって
しまいました。
申し訳ございません。

わたくしたちのこの話題はここでお終い、としていただいてももちろん一向にかまいません。
柚葉さんに余計なお手間を取らせることのなきよう、念のため申させていただきます。


766 名前:人狼メイドグリッタ ◆1hgZO.RI 投稿日:2021/09/21(Tue) 15:11
(留守番電話です)

もしもし、グリッタです。
アーチェロさん、柚葉さん、お元気ですか?
突然お電話してしまってごめんなさい。

10月の奈良の旅行について、コウモリの三姉妹さんからメールで相談を受けましたので
一度お電話させて頂きました。

奈良の旅行で移動の際にレンタカーを使用されるとのことですが、
柚葉さんの運転する一台では人数的に厳しいので、協力をお願いしたいという連絡を受けまして…。

私は自動車免許を持っていますので、よろしければもう1台のお車の運転手は私に任せて頂けますか?
奈良には何度か訪れた経験もありますし、土地勘もある程度は備わっています。
オルキデア様、画家のお姉さん、サライさん、久地崎さん母娘は私がご案内しますので、
柚葉さんにはアーチェロさんとお屋敷の皆さんのご案内に専念して頂ければと思います。

アーチェロさんと柚葉さんがよろしければ、是非ご一考下さい。
それでは、失礼します。

767 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/09/21(Tue) 22:50
今日は中秋の名月だけど満月を見た?

768 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/09/22(Wed) 18:01
人が永遠の命を手にした先にあるものは光?それとも闇?

769 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/09/22(Wed) 19:57
>>767

実はその事なんですが…。
昨日は雨予報という事で、土地神様とも相談した結果1日予定を早めて20日の夜に
「中秋の名月」の鑑賞会と参りました。
(お嬢様がご無理をなさらぬよう、土地神様が配慮して下さいました。)

日にちが1日ずれてしまったのは残念ですが、それでも参拝客の方も多く訪れて
素敵な夜を過ごす事が出来ました。

私はお団子を月に見立てたお団子汁の販売を手伝わせて頂き、
お嬢様は巫女福姿でお守り等の販売をなさっておりました。

そして終了後の打ち上げの際には、お屋敷の皆で頑張って作った兎さんの形のお月見団子、
商店街の御贔屓の青果店さんのお野菜を使ったカラフルなお団子を
神社の皆様に味わって頂きました。
後から訪れた、お嬢様の母上である奥方様とその関係の方々も宴を大いに楽しまれました。

お団子はまだありますので、よろしければ召し上がっていかれますか?
すぐに、お茶の準備を致します。

>>768

永遠の命を得てしまったために終わりなき永遠の地獄を味わう…というのは
よく聞く悲劇の一つですね…。

ですが、それが必ずしも闇、悲劇ばかりだとは言い切れない場合もあります。
以前>>451のお客様に教えて頂いた、『吸血鬼ちゃんとメイドさん』という作品では、
眷属となることを決意したメイドさんと吸血鬼のお嬢様が、

「だって時間は永遠にあるんだから」

と幸せそうに寄り添っている姿が見られ、これは正に「光」と思えましたね。

他にも以前お屋敷に訪れた『吸血鬼と学ぶ美味しいコーヒー』のヒロインであり
吸血姫のクリス様は、旦那様が眷属になる道を選ばれて
美味しいコーヒーを提供するお店を営む優しい日々を送っております。

「永遠」というのは確かに辛い一面もありますね。
ですが、上記の方々のように愛する者を想う気持ちがあれば必ずしも「闇」とはならないと思います。

全ては「永遠の命」を得る者の心次第で、「光」にも「闇」にもなるのでしょうね。

770 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/23(Thu) 07:12
>>756(グリッタちゃん)

まあまあ…、グリッタちゃんからお電話をいただいていただなんて。
直接電話に出られなかったのが残念です。
お忙しい中せっかくかけてきてくださったのに。

そして三姉妹ちゃんたち、今回の旅行での柚葉さんの負担を慮ってグリッタちゃんに連絡を取ったのね。
わたくし、完全に出遅れたわ。
主(あるじ)に耳に入れる前に従者としてちゃんと準備を整えておく、とそう心得ているのでしょうけれど。
柚葉さんのお役に立てていない我が身が情けないわ。

そしてグリッタちゃんが運転手を引き受けてくださるなんて本当ありがたいこと。
そういえば、グリッタちゃんのお店ではキッチンカーで移動販売も行っている、と聞いたことがありましたね。
街を廻って焼き立てのパンを提供する、とても喜ばれていると。
きっとグリッタちゃんもそうして街中のみんなに、「にぱ♪」の笑顔の無料サービスと共にパンを売っていらっ
しゃるのでしょう。

お母様たちのご一行を乗せて走っていただける、のでしたら柚葉さんのご苦労もずい分軽減されますね。
ありがたくて、そして申し訳なくもありますが、お言葉に甘えさせていただきましょう。
わたくしもこの旅が終わったら自動車免許を取った方が良いかしら。
翼があると一人で遠出も楽々ですが、こういうときは何のお役にも立てないのですもの。

それにしてもグリッタちゃんはもう奈良を旅した経験がおありなのね。
きっと永の年月遍歴を重ねて多くの出会いを経験されたのでしょう。
そうして得られた多くの絆は、きっとわたくしなど及びもつかないのでしょうね。

などと物思いにふけっていてはいけませんわね。
急ぎ柚葉さんに留守電のことお知らせしませんと。


771 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/23(Thu) 07:15
申し訳ございません。
グリッタちゃんへのお返事のアンカーを間違えてしまいました。

ただしいアンカーは >>766 でございます。
グリッタちゃん、ごめんなさい。

772 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2021/09/23(Thu) 14:04
秋を題材に俳句を一句読んでください

773 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/23(Thu) 18:15
>.767

(9月21日の夜です)

事前に気象台のお天気お姉さんから「明日は雨ですよ」との、予報をいただいていましたので、昨日20日夜に
「中秋の名月」観賞会を催しました。
>>769で柚葉さんが言っていますとおりですね。
雨雲があるとわたくしがまた魔法で空を晴れあがらせる、そのつもりでしたが彼女が気を遣ってくれたのです。
観賞会の様子は柚葉さんがお伝えしたとおりですが、純白のお団子と共に野菜スープを使ったお団子も
好評でしたね。
先ほどお出ししたお団子、お口に合いましたかしら?

ですが、夜を迎えて雲間よりお月様がどうにかお顔を覗かせて下さましたね。
…と言っているうちにまた隠れてしまわれましたが、ベールよりチラチラと美貌を覗かせるその思わせぶりな
態度、
わたくしの心をソワソワさせて仕方がございません。

というわけで、今から少し空の高みへ行こうかと思います。
雲の上は当然に晴れ上がり、お月様も満面の笑みで煌々と輝いておいででしょう。
あの雲はいわゆる「層雲」、高さは目分量で500メートルといったところですね。
朧月を地上より眺めるのも風流ですが、せっかくの名月です、ちょっと頑張ってみたいと存じます。

よろしければ、お手を繋いで一緒にあの雲の上まで昇ってみませんか?
今年の「秋」の一つとして「観月の秋」というのもよろしいではありませんか。


>>768

わたくしとてせいぜいが560歳余のまだ小娘の身でございます。
永遠の命といえるほどの永の年月生きているわけではございませんが、それでも人間の方から見ると長い長い
年月なのでしょうね。
古代ローマ時代のことをつい昨日のことのように話す母ほども生きましたら、また別の感慨も生まれるのかも
知れませんけれど。

わたくし自身はこれまでの年月、喜びも悲しみも経てまいりましたその時間を、わたくしの心を形作る大切な
時間の積み重ねであったと思っております。
箱入り娘扱いされてきたとはいえ、やはり多くの出会いと交流と別れとを経験できたこと、その一つ一つが忘れ難い
縁をわたくしに与えてくれたのです。

優しい笑顔で近づいてきた人がその裏に隠していた敵意を向けてきて、心切り裂かれる思いをしたこともあれば、
頑なにわたくしを忌み嫌った人が、少しずつ心を開いてくれて我が心に灯火が灯ったこともありました。
そんな光もあれば闇もあったからこそ、今のわたくしが得た絆の大切さがわたくしには分かるのです。

貴方との出会いもまた、絆を創る縁の一つに成ることを祈りたいのです。
今こうしてわたくしに問いかけるその言葉がわたくしの過去を思い出させ、今を見つめさせ、これからを照らす、
そういうものであれればと切に願っております。
そうして、あなたにとっても何らかの良き縁であらんことを。


>>772

木漏れ月 射して笑みたる 藤袴

先ほど宵の口のお散歩をしておりましたとき、森の中で見つけた光景が思い浮かんだのですよ。
思ったままを口ずさんだにすぎませんが、お月様が教えてくれた秋の七草はとても可愛かったですわ。


774 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/09/23(Thu) 22:21
>>761(アーチェロお嬢様)

>お忙しいところ申し訳ありません。
>本当は柚葉さんにもご一緒いただけたら最高なのですけれど…。

はい、私も本当はご一緒したいのですけれど、本日はそれ以上に今はお屋敷の家政に携わる身ですから。
日が経つにつれて深まりゆく秋を、いずれまたお嬢様と堪能させて下さいませ。

>わたくしが見つけた秋をおみやげに持ってまいりました。

まあ!それは素敵です。
それでは明日は、ホームベーカリーで食パンを準備致します。
お嬢様の御土産を煮詰めた天然のジャムで、素敵な朝食を頂きましょう。

それではお嬢様、夕餉の支度まではお台所を存分にお使い下さいませ。
私は少し、別のお仕事を済ませて参ります。

(お台所から薫る果実の甘酸っぱい香りを楽しみながら、お仕事に取り掛かっておりました。)

>ジグソーパズル
>魔石

ジグソーパズルは、故郷の実家で中学、高校の頃はよく楽しみました。
初めて挑戦したのが500ピースで、最高が1000ピースでした。
休日の土曜の夜はついつい夢中になり過ぎて、母に早く寝るように促されました。(苦笑)

そして魔石…。正に、天然の映像ですね。
(手にとって、少し見せて頂きました。)
あら、いけない…。お仕事を放って夢中になっているとレイナさんに叱られてしまいます。(苦笑)

では、次の休日はこれらをゆっくりと楽しませて下さいませ。
その際には、お嬢様のお作りになったジャムを生かしたお菓子をご用意致します。

>それから…ちょっとしたハプニングがございました。

まあ…お弁当屋さんが?
お弁当屋さんにはお颯さんと同じく、地域の行事等で美味しいお弁当をご用意して頂き
いつもお世話になっております。
私でよろしければ、いつでもお力になりたいと伝えて下さいませ。

暑さも和らぎ、これから始まる紅葉も含めて秋は行楽の季節ですものね。
もし御恩返しになれば、同じ街で暮らす者として誇らしいです。

>>762

うふふ、大切な方を愛でるお気持ちは私も同じです。(微笑)
お仕事中という事もありますけど、私も内心はグリッタちゃんをもふもふしたくてたまりませんもの。

それでは、ごゆっくりお嬢様。
私は、支度をして参ります。(すすす)

>…そしてさらにお一人ゲストがいらっしゃるそうですわ。
>いえ、それがどなたかは教えてくださいませんでしたけれど。

…サプライズのお好きな、奥方様らしい趣向ですね。
久地崎さん母娘に続き、この次はどのような出会いが生まれるのかしら。
もしかしたら、奈良と関わりのある方かも知れませんね。

>故郷の城館の母のコレクションの中に

以前、『遣唐使船』等を含めてさり気なく歴史に関わっておられるお話を聞いたような…。
正倉院の宝物を見学出来ないのは残念ですが、博物館では何か重要なお話を奥方様から伺えるかも…。

>これほどの素敵な旅にわたくしからさらに注文を付けるのは申し訳ないのですが…。
>興福寺の阿修羅像を見てみたい、と思っていたのです。

承知致しました。興福寺の見学と参拝ですね。
2日目の午前中は、もしお嬢様ご希望の場所があればと思い
予め博物館と平城宮跡歴史公園の散策のみにしておきました。

それでは博物館と公園の散策を楽しんだ後、お昼より少し前に興福寺に向かいましょう。
法隆寺は夕方が見頃ですので、昼食を済ませて興福寺を見学した後でも十分間に合うかと。
では2日目の予定に、『興福寺見学、参拝』を加えておきましょう。

>それを眺めながら柿をいただくのが今回の旅の大きな楽しみの一つなのですよ。

「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」

正岡子規の、有名な俳句ですね。
ええ、日ノ本の文化と風情をこよなく愛するお嬢様ですもの。
句の通りの風景に巡り合えるとなれば、感慨も一入でしょう。

それでは、この予定で進めさせて頂きます。
後々変更もあるかと思いますが、その都度ご報告させて頂きますね。

775 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/25(Sat) 20:18
>>774(柚葉さん)

>それでは明日は、ホームベーカリーで食パンを準備致します。

そうでした、ホームベーカリーというものがあったのでしたね。
グリッタちゃんのお店でプロの方のパンを買い求める一方で、家庭ならでは、柚葉さんならではのパンの追求も
また忘れない。
さすがでございます。
それではわたくしも秋の味覚のジャムづくりを揺るがせにはできませんね。

>それではお嬢様、夕餉の支度まではお台所を存分にお使い下さいませ。

はい、しばしお借りいたします。
お台所は家政の聖域、この家の主と言えども気を引き締めて立たねばなりませんね。
では和柄のエプロンを着けて、さあ始めるといたしましょう。

……。
…ふう、ようやく終わりましたわ。
ヤマボウシとナガバモミジイチゴ、それにガマズミ、いずれも貴婦人のたたずまいを持つ美しい果実の皆さん、
「わたくしたちを綺麗にお化粧してちょうだい」
と言われているかのようで、それぞれの美味しさを引き出すジャム作りは、慣れないこの身にはけっこう
大変でした…。
ヤマボウシは実自体がとても甘味があるので砂糖の入れ過ぎないように。
ナガバモミジイチゴは酸味が爽やかですのでそれを生かす方向で。
ガマズミはその深紅の色合いに思わずウットリ見入ってしまいましたが、酸味が強いので砂糖で味を
調整して。
それぞれの個性をちゃんと引き出せたでしょうか。
自分では良い出来だと思いますが、屋敷のみんなの評価を待ちましょう。


>ジグソーパズルは、故郷の実家で中学、高校の頃はよく楽しみました。

そうですか、それでしたらお土産にして良かったですわ。
1000ピースはすごいですね。
きっと素敵な絵だったことでしょう。
こちらのパズルも楽しんでいただけたら嬉しいですわ。
出来上がりましたら額に入れて飾ってもよろしいですね。

>そして魔石…。正に、天然の映像ですね。
>あら、いけない…。お仕事を放って夢中になっているとレイナさんに叱られてしまいます。(苦笑)

レイナさんごめんなさい、時と場合を弁えなかったわたくしが悪いのです。
でも、ほら、ごらんくださいな。
紅葉と黄葉が色付き始めた遊歩道の樹々がとてもきれいではありませんか。
ね、そんなに睨まないでくださいまし…。

>その際には、お嬢様のお作りになったジャムを生かしたお菓子をご用意致します。

ありがとうございます。
そのときにはぜひ、秋晴れの下のガーデンティーパーティーにいたしたいですわ。
わたくしの手製のジャムがどのように評価されるか、少しドキドキしますけれど。

>お弁当屋さんにはお颯さんと同じく、地域の行事等で美味しいお弁当をご用意して頂き
いつもお世話になっております。
>私でよろしければ、いつでもお力になりたいと伝えて下さいませ。

まあ、よかった。
きっとお弁当屋様は大喜びなさるでしょう。
では日をあらためて柚葉さんのお時間のある時に、お奨めのお弁当をお伝えくださいますか?
試作の段階で直接柚葉さんのアドバイスもいただけると先方も心強いでしょうけれど、進め方についても
一度相談させていただきましょう。

柚葉さんのおかげでまた街の方との新たな縁をいただくことができました。
わたくしにとっても、素敵なプレゼントをいただけた想いでございます。

(つづきます。)

776 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2021/09/25(Sat) 20:19
>>774(柚葉さん) (つづきです。)

>それでは、ごゆっくりお嬢様。
>私は、支度をして参ります。(すすす)

あ、あの柚葉さん?
そんな「後は若いお二人でごゆっくり」みたいに行ってしまわれては、わたくしもモフモフの堪能をやめる
きっかけが無くなってしまいのですけれど。

で、でも、このままではグリッタちゃんにご迷惑ですから、断腸の思いでもここまでといたしますわ。

>…サプライズのお好きな、奥方様らしい趣向ですね。
>久地崎さん母娘に続き、この次はどのような出会いが生まれるのかしら。
>もしかしたら、奈良と関わりのある方かも知れませんね。

お母様のことですから、その方も多分人間ではないと推測しますが。
奈良にゆかりの方というと…京都以前の日本の古都ですから、古き神々に連なる方とかだと緊張して
しまいますね。

>以前、『遣唐使船』等を含めてさり気なく歴史に関わっておられるお話を聞いたような…。
そうですね、母は彼の船の上で琵琶を奏でて船旅に苦しむ使節団を慰めた、などという話もございますけれど。
唐の国での楊貴妃と安禄山という男との『赤ちゃんごっこ』なる益体も無い話を面白おかしく語るものですから、
ずい分辟易した覚えが…。
博物館や歴史公園の散策中にムードを壊すような話をしないよう釘を刺しておきませんと。

>承知致しました。興福寺の見学と参拝ですね。

まあまあ、ありがとうございます。
これであの艶やかな阿修羅様のご尊顔を拝せる楽しみが加わりました。
ちゃんとスケジュールに余裕を持たせていただいていたなんて、本当に何から何までわたくしのことを
気遣ってくださるお優しさに感謝するばかりです。

そして法隆寺の近くで柿が買い求められるか、わたくしも調べておきますね。
お颯様のお店のような確かな目利きの青果店があることを祈っておきましょう。

柚葉さんのおかげで本当に素敵な旅になりそうですね…。


777 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2021/09/26(Sun) 19:20
>>764(アーチェロお嬢様)

お気遣い頂き、有難うございます。
メイドの私がお嬢様に…等と申すのはお嬢様のお心遣いに対して失礼ですね。
今回は、お嬢様のご厚意を有難く頂戴致します。(微笑)

ふふっ…。この天然の甘酸っぱさ…。
野の摘みたての香りが、トーストの香ばしさを引き立てていらっしゃいます。
そして紅茶の温かさと共に、お嬢様の嬉しそうに野苺を摘む笑顔が浮かんで参ります。

この次は、是非ともご一緒させて頂きたいですね。

>BGMにわたくしが最近聞いた歌など流してみましょうか。

はい、2つとも今期のアニメの挿入歌ですね。
私も動画で拝見させて頂きました。
今期は面白い作品が多くて、こちらは録画したまま未視聴なので
そろそろ見てみようかと思います。
来期は若干見る作品が少なくなるかと思いますので、丁度良い機会になりそうです。

「ワタリドリ」の温かくも切なさを感じるメロディの後に、
軽い足取りを思わせる「原野の風」…。
素敵なチョイスでした。

そして何より、素敵なお茶の時間を有難うございます、お嬢様…。

>>766(グリッタちゃん)
>>770(アーチェロお嬢様)

ただいま帰りました、お嬢様…。
本日もお颯さんのお店で、素敵なお野菜を頂いて参りました。
あら?留守番電話ですね。
これは私が出かけて、すぐの時刻のようですね。

(一部始終を聞き終えました)

グリッタちゃん…。
ご挨拶に来て下さっただけでなく、このような細やかな気遣いを…。
本当に有難いです。

…実は人数とレンタカーの件に関しては、少々頭を悩ませておりまして。
やはり1台分では足りないため、タクシーを数台チャーターするべきか、
または奥方様の関係の方々で免許をお持ちの方がいらっしゃらないかお聞きすべきか
正確な参加人数が分かり次第お嬢様に相談するつもりでした。

奥方様にお頼みするのは私では立場上失礼ですし…。
いえ、それで奥方様が怒るような方ではないのは重々承知しておりますが、
やはりどうしても…。(汗)

きっとその辺りを気遣って、三姉妹さんがグリッタちゃんに相談して下さったのですね。
三姉妹さん、本当に有難うございました。(ぺこり)

>そういえば、グリッタちゃんのお店ではキッチンカーで移動販売も行っている、と聞いたことがありましたね。

ええ、子どもたちも大人の方も、年配の方々も…。
きっとグリッタちゃんのお届けするパンと「にぱ♪」の笑顔に
お腹も心もきっと満たされている事でしょう。

そんなグリッタちゃんが運転手を引き受けて下さる…。
本当に心強いです。
奈良ロイヤルホテルと東大寺周辺はそれなりに距離がありますので、
やはり移動にはお車が必要になるんです。
これでまた一つ、課題が解決しました…。

>わたくしもこの旅が終わったら自動車免許を取った方が良いかしら。

ええ、お嬢様さえよろしければ是非。
お嬢様を目的の場所へ送り迎えするのは私の役目…というのはこの際さておいて。

運転が出来るようになると、生活も景色もかなり違ってくるのですよ。
勿論、安全には細心の注意を払わねばなりませんが。

それに何より、必要な機会に誰かのお役に立てるというのは大きいんです。
私も故郷では、短い間でしたがお買い物の手伝いに運転免許が役立って
家族の力になれたのが嬉しかったです。

お嬢様が運転免許を取得されたら、また一つ家族で楽しみが増えそうですね。(微笑)

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