掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧



レス数が 1000 を超えています。残念ながら全部は表示しません。

【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐

1 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/11/12(Sat) 19:35
深まりゆく秋、空は高く空気は澄み渡り、時に寒さに身を縮めますが、小春日和の陽光が身を包むときは殊の外心が安らぐ季節でございますね
木々より舞い落ち道を色づかせた枯れ葉を掃くときは、情緒を我が身で感じること一入でございます

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
この度、ここに新館ノ弐を立てさせていただきました
何卒よろしくお願いいたします

(前スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&ls=50


以下、お願い申し上げます

壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。

弐.わたくしとわたくしの家族、ご近所、友人の方がお話をするスレッドでございます。
世間話などしに来ていただけたら嬉しゅうございます 。

参.キャラハン(吸血鬼関連もしくは場に合わせたオリジナルキャラクター)もご参加いただいてけっこうでございます。
SF系の方はご遠慮願います。
 キャラハンを続けてくださる方は、初お目見えの際に、大まかでけっこうですので自己紹介くださいませ。
名前「     」
性別「     」
容姿「     」
服装「     」
備考「     」

わたくしにつきましては、以下の通りでございます

名前「アーチェロ・カルミーニオ」
性別「女性」
容姿「銀髪に長い髪の、日本で申します普通の『外人』でございます
   年の頃は17歳、人間で申せばそれくらいの外見でございましょう」
服装「和装が好きで、学校へ参るとき以外はいつもほぼ来ております
今は桜の花柄が気に入っております
   学校の制服はワインカラーを基調としたブレザーです」
備考「吸血鬼でございます
   ただし、人の血を常食とせずとも生きながらえられますのでご安心を」

また、トリップをお付けくださいますようお願いいたします。

四.基本『日常系』とさせていただきます。
 バトルは、日常の中の点描の範囲内にとどめ、引っ張ることの無きようお願いいたします。

五.誹謗中傷、過度に攻撃的なご発言、セクハラ等はご遠慮ください。

六.荒らしと思われる発言は無視なさってください。

七.同じ質問や話題の繰り返し、単なる個人的な事情の呟き、意味不明の発言等はお控え下さい。

八.キャラハンであるか否かを問わず、ゲストの方同士の過度な交流(クロストーク)はお控えください。

九.他の方の話題や質問に乗るのもお控え下さい。

十.10ちゃっとの規約を破る行為は厳にお慎み下さい。

十一. お約束事は、必要に応じて随時追加させていただきます。

ご質問に答えにくい場合や記憶違いもあるかもしれませんが、それにつきましてはご容赦ください。

いろいろとお願い申し上げましたが、基本的に前スレと同じのんびりと参れましたら幸いに存じます

何卒よろしくお願い申し上げます。

220 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/14(Tue) 16:20
>>192 アーチェロお嬢様

『京都旅行 3日目』

>…まあまあまあ、そのように仰っていただけるとは望外の喜びでございます
それはおそらくわたくしの母にございますわ

>…いえ、確かに、うちの母はすぐにフランクな態度になってしまいますが
本当に尊いものを敬う心は曇らせたり致さないと…思いますわ

うふふ…母娘二代でのご挨拶が叶って良かったですね。(微笑)
それにしても、やはりお嬢様のお母様は凄いですね。

あの頃は、現代よりも確実に神気が強くこの国を覆っている時代だったと思いますが
その頃からこの国の神々と打ち解けられていたのですね。

種族も国境も、光も闇も無く打ち解けてしまわれるというお母様…。
是非私も一度、お目に掛かりたいですね。

(舞台は変わり、一同太秦へ)

長女さんの仰っていた、車折神社の才色兼備お守りも無事買う事が出来ました。
本当に今日も、充実した一日となりましたね。
それでは本日最後の見所として、大映商店街に参りましょう。
降りるのは、帷子辻駅になります。
帷子辻駅は、私達が乗ってきた四条大宮駅ともう一つの北野白梅町からの合流地点となるそうですね。

(スーパーにっさんクオレ太秦店の前)

まあ…大きくて迫力がありますね。
これが大映通り商店街のシンボルの大魔神像…。

映画イベント用に地元の美術会社(創造社)により製作され、
1999年以来、倉庫に眠っていたこの像を「キネマのまち太秦のシンボルに」と修復されたそうですね。
それではお嬢様、皆で記念撮影致しましょう。
ちなみに、大魔神が腰の剣を抜いたのは三作目が初めてだそうですよ。

すみません、お手数をお掛け致しますがカメラのシャッターを押して頂けますか?
(通行の方にお願い致しました。)

どうもありがとうございます。はい…京都へは観光で参りました。
今日は水族館や辰巳稲荷神社、車折神社等に。
それでは、お気を付けて…。(ぺこり)

夕方とあって、お買い物をされる主婦の方や部活帰りの学生さん達も増えて参りましたね。
お屋敷のある街でもそうなのですが、この夕方の商店街の賑わいが私も好きなんですよ。

一日が終わりを迎えようとする中、お店の人達が最後の頑張りだと言わんばかりに元気よく声を張り上げられている姿が
私達買う側にとって自然に足を向かわせられてしまうんです。
では、夕食後のお茶の時間の為のお菓子を買って参りましょう。

(ホテルに戻って)

お疲れさまでした…。
いよいよ明日は、京都旅行の最終日ですね。
そうなりますと、今夜がこのホテルで迎える最後の夜という事になりますね。

太秦映画村とお土産選び…。
最後まで、楽しみは尽きる事がありませんね。

あらあら、三姉妹さん達旅行雑誌に目を通しながら、色々と明日の楽しみのお話に花を咲かしていらっしゃいますね。
では今夜もゆっくりと休んで、明日に備えましょう。


221 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/14(Tue) 16:43
>>203

…私の母と叔母、そして私達の一族の血と絆が織りなすかつての物語を御存知なのですね?

叔母を守る者、狙う者…。

過去と現在…夢と現…。

叔母の記憶と私達一族に流れる「贄の血」…

縁の糸が絡まり合い、寄り合わさって一つの絵を成し、
運命の我が回り出す事によって生まれた、絆の物語を…。

その過去があるからこそ、私が今此処にいるわけですから感慨深いです…。
作品として知って頂いているようですから、嬉しいですね。

運命の輪が糸車であるならばその血が糸となってお嬢様と私を結び、
新たな絆が紡がれて物語を織りなしていくのですね。

そして、お嬢様は仰って下さいました。
叔母に対してオハシラサマであった頃の母が、そして叔母を取り巻く絆で結ばれた方達が言ってくれたように、
「貴女を守る」と…。

願わくば、終の時まで絆が共に在る事を…。



222 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/14(Tue) 17:53
>>205-206 アーチェロお嬢様

>わたくしが出奔する直前にも彼女は研究を続けていましたが、未だ満足のいくものが出来ないでいたようですわ
日本の酒造会社の関連会社がかなり青い薔薇を開発した時は、ますます発奮していましたけれど、今はどうしておりましょう…
こっそりと彼女に連絡を取って、彼女の青い薔薇を取り寄せたいですわ

まあ…薔薇を育てるだけでなく、そのような事も出来る方がいるとは驚きですね。
はい、青い薔薇の開発については私も知っています。
その名前は「喝采」、花言葉は「夢 叶う」でしたね?

「ものづくり」は日本人を現す象徴とも言われていますから、自分もニュースや新聞で知った時は
誇らしく思えましたし、嬉しかったです。

…私も、そのメイドさんのお作りになった薔薇を見てみたいですね。
日本の人々の努力が、そのメイドさんにとっても良い刺激となったのでしたら
いつかそれを超えるものを作って頂きたいです。

>今思いますと、無茶振りをしてしまったものでございます…

うふふ…またもお嬢様がしょんぼりしてしまう事は無いと思いますよ。
お嬢様の為に、かつては不可能とされていた事に挑戦している…。
それは、そのメイドさんがお嬢様をとてもお慕いしており、尊敬されている事に他ならないのですから。
…故国での、お嬢様の人柄が偲ばれますね。

>ふふふ、そう仰っていただけて嬉しゅうございますわ
それでは、ご都合の宜しい時に呉服店に参りましょう
お好きな色柄、考えておいてくださいましね
あのお店でしたら、お望みの物を用意してくださることでしょう

では、もう少し温かくなりましたら共に参りましょう。
二輪の薔薇として、お嬢様と共に並ぶ事の出来る日を楽しみにしていますね。(微笑)

『吸血鬼と人との間の溝の埋めがたさ、哀しくも真実をついていますわ。
 お嬢様は、この英国の一族の運命を知り得ながら、なお人へ近付くことに希望を抱いていらっしゃるのですか?』
と聞かれ、
『埋めがたいけれど、わたしは欲張りで我儘だから、希望は捨てないわ。』
と申しましたわね…

そうです!それでこそお嬢様です。
人の手で、不可能とされていた青い薔薇を咲かせる事が出来たように
お嬢様にも種族を超えた絆を結ぶ事が出来るという希望を持ち続けて頂きたいですね。

先程お嬢様が仰っていたメイドさんの青い薔薇…。
薔薇の似合うお嬢様にとってそのメイドさんの青い薔薇は、
正にお嬢様が抱く「希望」を象徴するものではないでしょうか?

一族と人との間の埋めがたい溝と流血の歴史…。
それを知り、尚且つそれを我が身をもって味わいながらも歩んできたお嬢様の為そうとしている事は、
まさしく「青い薔薇」と言えるのでしょう。
その身を打つ流血の雨の“赤”から、止まない雨は無いと信じて歩み続けた先に待つ晴空の“青”へ…。

お嬢様が信じる希望を、「青い薔薇」を…。私も信じています。

223 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/14(Tue) 19:19
>>206

(続きです)

>そう申せば、三女ちゃんが教えてくれましたが、この作品は1980年代に日本の公共放送でラジオドラマになっているのですね
そして今ではネットにも上げられて聴くことが出来るのですわ

>ちなみにですが、わたくしやメイド長が日本の漫画家が著された吸血鬼のルポルタージュを読んだのは、あの作品が最初ではございません
『ピアの肖像』…、この短編が最初で、こちらも哀しくも心に残る物語でしたわ

私もあの方の作品を見つけて読む事が出来た時はまだ幼い時期でしたので、記憶が朧なんです。
改めて、私も読んでみたくなりました。
かつての記憶や思い出を補完できる時代になり、本当に有難いですね。

>今は和風の薔薇も植えておりますので、ぜひご覧いただきたいですわ
ハマナスと言われるもので、赤や白の上品な色合いがとても美しゅうございますわ

はい、毎朝お嬢様が水やりをなさっているあの場所の薔薇ですね?

「お嬢様、お花の水やりでしたら私が…。」と取り掛かろうとしましたら、

「柚葉さん、よろしいのですよ。これは私自身の嗜みでもあるのですから。
立派な花を咲かせるように、この子達のお世話は私にお任せ下さいな。」

と仰っていましたね。

…お嬢様がお世話をなさっている様子を見るのが、最近の私の癒しになっています。(微笑)
お嬢様の愛情を一杯注いでもらっているのですから、きっとお嬢様にも満足頂ける花が咲く筈です。
私も、楽しみにしていますね。

>>208

>ただそれも、ホラー形式は…、どうなのでしょう?
わたくしの同族が、やたらに人間を脅かすようなゲームはご勘弁でございますし

いえ…どちらかというと、人と異なる種族が登場して人間を脅かすという内容のものではないのですよ。
迷い込んだ屋敷の中で超常現象に遭遇したり…。
ペンションで殺人事件が起きたり…。
怖い話を取材したり…。

昔父が、学生時代に遊んでいたというものが殆どでしたね。
時には本格的な推理を必要とするものもあり…。
真相に辿り着けずに悲惨な結末を迎えてしまう事もあってどうすれば真相に辿り着けるのかと
頭を悩ませたこともありました。(汗)
父は読書好きですが、本を読む感覚でそのような作品を楽しんでいたようです。

頭を悩ます私に、

「答えを教えちゃったら面白くないから、起こった事の全体を見回してごらん。
どこでどうすれば良かったのか、見えてくる筈だよ。」

と言ってくれました。

>今は昔のゲーム機『PC-ENGINE』用に出されたもので、わたくしはその方のお家でたまたまプレイできましたが、普通にプレイするのは難しいですね
でも、ネットにプレイ動画が上がっておりますので、ゲーム機が無くても内容は把握できるようですわ

わ、凄いですね。
今では「骨董品」と読んでも差し支えない程の機種ではないでしょうか?
私達の世代では、親が過去に遊んだ事があるゲームとして話題に出てくるものですね。

>そうですわね、クラスメイトの方が面白かった、というゲームが一つありましてわたくしもプレイしてみましたわ
その方は、90年代に大ヒットしたセーラー服美少女戦士シリーズをお母様から教えられて、自分で見て、すっかりファンになった方なのです

日本のアニメ史上で、永遠に語り継がれる変身ヒロインですね。
アドベンチャーゲームなのでしょうか?
気になりますので、私も調べてみようかと思います。

確か近年、リメイクされて新たに作品が作られていますね。
そういえば父が苦笑しながら言っていましたね。

「本当は興味があるのに、あの頃は男の子達の立場としては気恥かしくてなかなか見られなかったな。」と…。(笑)

あ、実はそのヒロイン達に関する事でちょっとした嬉しい事があるんですよ。
故郷にいた頃に家を訪れた友人達が母に会った時に、

「柚葉ちゃんのお母さんって、土星の戦士に似てるよね。」と言ってくれたんです。
有名なヒロインに母が似ていると言ってもらえる事は、女の子としてちょっとした自慢でした。(照)

あの娘が成長したら、きっと母に似て素敵な人になると思いますね。(微笑)

224 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/02/14(Tue) 20:15
女性のみんな!オラにチョコをくれ!三倍返しだ!(いろいろごちゃ混ぜw)

225 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/14(Tue) 21:23
>>224

さてと…チョコレートの準備も終わりましたね。
お嬢様とお屋敷の皆様…そして、教会にお届けする分も…。

あら?何か御用ですか?

あらあら…突然ですね。(汗)
まあ、気持ちが分からないわけではないですけど…。

どうぞ…試食品ですがお一つ。
ガトーショコラです。
甘いものが苦手な人でも、これならいけると思いまして。

取り敢えず、これでお帰り頂けますか?
まだ、用事が色々とありますので



226 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/14(Tue) 21:25
>>アーチェロお嬢様

お嬢様、今日はバレンタインですね。
では、これをどうぞ…。

お颯さんのお店で頂いた苺を使って、苺チョコタルトを作ってみました。
お颯さんさんの目利きの一品のお陰で、良いものが出来ました。
是非とも、召し上がって下さいね。

三姉妹さん達は甘いものがお好きでしょうから、生チョコの苺ケーキを…。
レイナさんには、ブラックチョコレートのケーキを御用意致しました。

あ、それから私、教会へお菓子をお届けに参ります。
戻りましたら、チョコレートでティータイムにしましょう。
最後に、皆さんで召し上がって頂く為のチョコレートケーキがあるんですよ。


さてと…神父様の教会の皆さんに召し上がって頂く為のガトーショコラ…。
それからこのハート型チョコレートは、こっそりお渡ししましょう。
うふふ…神父様に喜んで頂ければいいですね。


227 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/16(Thu) 22:31
>>220(柚葉さん)

>それにしても、やはりお嬢様のお母様は凄いですね。
>あの頃は、現代よりも確実に神気が強くこの国を覆っている時代だったと思いますが
>その頃からこの国の神々と打ち解けられていたのですね。

心の赴くまま、気の向くまま、思い立ったらどこへでも…
あの方の足と翼は留まるところがございません
わが母ながら、あの行動力には二目も三目もおかざるを得ませんわ
浅間サクヤ様に御目にかかった時、何とはなしに懐かしい気持ちがいたしましたが、何のことはございません
母の面影が重なったのでしたわね

確かにわたくしも最初日本に参って神社に参詣しました時は、時ならぬ畏れの気持がふつふつと湧いて、身が自然と引き締まりました
あの、どなたも信心深かったであろう時代に、神々に気軽に挨拶し、あまつさえサインさへいただいて土産にしていたあの豪胆さは何なのでしょう…

メイドさんの中には、そんな母に感嘆の様子で、
『奥方様は、先の先を読んでいらっしゃるに相違ございませんわ。
 カトリックのさらなる世界的な伝播の先手を打つために、まだ彼の宗教に染まらぬ地に、我等に与してくれる勢力を作るべく、布石を打っていらっしゃるのでしょう。
 何しろあの国は800万柱もの神霊が住むというのです。
 これと盟約を結べれば、実に心強いですわ。』
と申す者もありましたわね
(ぜったい違うと思う…)
とは密かに思いましたものの、もしかすると、母には母の思うところがあるのかも知れません

>種族も国境も、光も闇も無く打ち解けてしまわれるというお母様…。
>是非私も一度、お目に掛かりたいですね。

恐らく母も、柚葉さんのことを気にかけていることと存じます
人の身でありながら、怖れることなく放蕩娘の手を取ってくださった方なのですから
元々好奇心の強い方ですし、あるいはある日突然、我が家に押しかけてくるかもまいりませんわ
もしそのようなことになっても、柚葉さんが気負われる必要は少しもございませんよ?
お颯様になさるように、お気軽に接してあげてくださった方が、あの性格ですから、母も喜びましょう

…さて、才色兼備お守りも変えましたわね
既に兼備完了の柚葉さんではございますが、ますます運気拓けますことでしょう
ふふっ、昼行燈なわたくしも、少しはあやからせていただきますわね

(スーパーにっさんクオレ太秦店の前)

まあまあまあ…、これは何とご立派な…
まさに神威溢れるお姿は、この商店街の守護神
道行く人を睥睨して、その厄を退散させてくださっているようですね

同じ映画会社のガメラさんではなくこちらが飾られているのも、神気溢れる古都の佇まいに相応しゅうございますわ

あら、記念撮影ですか?それはもう是非に

まあ、とてもよく撮れていますわね
どうも有難うございます…

先ほどの方々とても感じの良い方々でしたわね
なんでも、他所の商店街の方で、こちらの商店街の様子を勉強しに参られた、と仰っていましたわね
さすがに、観光の街の商店街、お若いのに熱心なことでございます

…それにしましても、あの黒髪のお嬢様が連れていらした丸々太ったニワトリらしい鳥さんは何だったのでしょうか…?

さて、ガイドブックによりますと、こちらの商店街、長さは700mにも及ぶのですね
コミュニティスペース『キネマ・キッチン』に行っておきたいですわ
昔懐かしい映画の博物館、といった趣きですかしら
昔の台本や写真パネルなどが所狭しと並んでいるそうですわ
それに、『大魔神弁当』なる豪華なお弁当も…、あら、これは予約制なのですね
食せないとは残念ですわ

お店の方の元気な呼び声…いずこの商店街でも、この声が聞こえると心が浮き立つようですわ
大型店との競合や郊外型店舗の増加で、こちらの商店街を取り巻く状況も厳しいそうですが、こうした商店街ならではの心地良い活気がずっと続いて行ってほしいですわ
人が集うことで生まれる温かい交歓は、それに入っていくことすらままならなかった魔族のわたくしには、本当に憧れてしまうのですから

(ホテルに戻って)

柚葉さん、ご案内本当にお疲れ様でございました
今夜もゆっくりお風呂でお休みされてくださいませ
明日一日、共に楽しみますために

いよいよ太秦映画村…
夢を創る街のその只中へまいりまして、映画の中の人物になる気持ちで存分に楽しみたいですわ


228 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/02/17(Fri) 19:51
京都か…修学旅行で行ったけど、あの頃は歴史とか興味なかったから、皆でテーマパークだ遊んだとか昼飯が奮発してうな重だったしか記憶がないw
今度は風情や歴史味わいにいってみたいなあ

229 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/17(Fri) 21:25
>>228

…実は私も、京都へは修学旅行で来た事があるんですよ。
私が知っている頃に比べると、水族館が出来たりしてやはり色々と変化が大きいみたいですね。

私は班のメンバーが全員歴史好きでしたから、清水寺や周辺の神社仏閣を堪能できましたね。
それと、幕末の歴史が班のテーマだった事もあり、それに纏わる博物館や場所を回ったりもしたんです。
…坂本龍馬さんの寺田屋に着いた時、既に見学時間が終了していたのはとても残念でしたが。(汗)

でも、やはりある程度の年齢を経ると歴史への興味等は抜きにしてもその良さが伝わってくるんですよね。
テレビやニュース、新聞等で寺社仏閣と共に季節の移り変わりを見たりすると、行ってみたくなるでしょう?
寒い時期は、例えば雪の金閣寺は間近で見たら素晴らしいでしょうね…。
予備知識があったりすると、より楽しむ事が出来ると思いますよ。

>>228さんも時間を作る事が出来たらまた京都を楽しめるといいですね。
あ、宿泊施設は出来るだけ早く予約しておいた方がいいですよ?
特定の時期は、直ぐに予約が満杯になってしまうそうです。

それから、京都市内でしたら交通機関を上手に活用して下さいね。
地下鉄や市バスでしたら、安い金額で一日乗り放題のカード等が色々とあるんです。
「地下鉄に乗るっ」の可愛いキャラクターの皆さんが、出迎えてくれますよ。

230 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/17(Fri) 22:10
>>227

>(ぜったい違うと思う…)
とは密かに思いましたものの、もしかすると、母には母の思うところがあるのかも知れません

お嬢様のお母様…奥様は心の赴くままに旅をされている事については御自身が楽しんでおられる事は間違いないと思います。
でも、私程度ではその御心の深さを推し量る事は不可能でしょうね。(汗)
だからこそ自由奔放、天馬行空、不羈奔放と言うのでしょうか…。

一族と広大な領地、闇の領域を守るために日夜御心を砕いておられる旦那様が
心惹かれて正室となられた理由が、何となく分かる気がしますね。
うふふ…今も故国ではきっと旦那様の一番の心の拠り所として日々を共にしておられる事でしょう。

>…さて、才色兼備お守りも変えましたわね
既に兼備完了の柚葉さんではございますが、ますます運気拓けますことでしょう
ふふっ、昼行燈なわたくしも、少しはあやからせていただきますわね

もう…相変わらずお上手なんですから…。(照)
では家族全員が、この御守りの御利益にあやかれるようにお祈り致しましょう。

>コミュニティスペース『キネマ・キッチン』に行っておきたいですわ
昔懐かしい映画の博物館、といった趣きですかしら
昔の台本や写真パネルなどが所狭しと並んでいるそうですわ

太秦映画村の前に、映画の街の歴史に触れる事が出来て楽しかったですね。
映画は近代の文化ですが、千年王城と呼ばれる日本の文化の街だからこそ
より上質なものが育まれてきたと言えるでしょう。

>…それにしましても、あの黒髪のお嬢様が連れていらした丸々太ったニワトリらしい鳥さんは何だったのでしょうか…?

え、え〜と…。すみません、私も予備知識が無くて…。
三女さん、もし分かるようでしたら教えて頂けますか?

>それに、『大魔神弁当』なる豪華なお弁当も…、あら、これは予約制なのですね
食せないとは残念ですわ

はい…これは私も、調べが十分でなかった為に予約が出来ず残念でした。(汗)
次は何時になるかは分かりませんが、心に留めておきましょう。

『京都旅行 4日目』

おはようございます、お嬢様…。
それではシャワーを浴びたら、朝食に参りましょう。
いよいよこの、ビナリオ嵯峨嵐山ともお別れですね。

滞在中は、お食事と言い施設と言い、素晴らしいサービスを堪能させて頂きました。
加えて夏でも涼しげで落ち着いた周辺の雰囲気…。
出来れば、また利用してみたいですね。

(チェックアウト後)

さあ、いよいよ京都旅行最後の目的地、東映太秦映画村に参りましょう。
嵐電の、太秦広隆寺駅を降りたらすぐですよ。

…あらあら、三姉妹さんったら、テンションがかなり高くなっていますね。
そう慌てずとも映画村は逃げたりは致しませんよ。(微笑)

といいつつ、私も色々と楽しみで気持ちが高まっていますけど。(汗)

231 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/18(Sat) 00:10
>>222(柚葉さん)

>はい、青い薔薇の開発については私も知っています。
>その名前は「喝采」、花言葉は「夢 叶う」でしたね?

あらあらあら、まあまあまあ…
名前も花言葉も、まさに彼の青い薔薇に相応しゅうございますわね
…恥ずかしゅうございますわ
わたくし、青い薔薇の花言葉は『不可能』しか存じませんでした

それほどに困難であろう薔薇を生み出すのに心を砕き、日々努めてくれているメイドさんに申し訳なさと共に、その挑戦し続ける姿から、『弛まぬ努力』という花言葉があっても良いのに…、と思っておりましたの

ですが…、左様ですか、今はそのような花言葉がつけられているのですね
浅学菲才なわたくしと違い、きっとあのメイドさんももう承知していることでしょう
これからも挑み続けるでありましょう、彼女の輝く表情が目に浮かぶようでございます

…あらためて調べてみましたら、薔薇の花言葉は他にも『神の祝福』『奇跡』もございますのね
わが城館とこの日本、それぞれの青い薔薇、そしてそれを生み出した方の心が、いとも尊き方の恩寵の下にあることを実感いたします…

>…私も、そのメイドさんのお作りになった薔薇を見てみたいですね。
>日本の人々の努力が、そのメイドさんにとっても良い刺激となったのでしたら
>いつかそれを超えるものを作って頂きたいです。

ええ、わたくしもあらためてそう思います…
今までは、下手にプレッシャーを与えてはいけないと、彼のメイドさんにお手紙を出すことを控えておりましたが、それでは青い薔薇を望んだ者として無責任であったかと思いなおしました

放蕩中のわたくしの言葉がどれほどの励みになるかは些か不安ですが、一度労いの手紙をしたためましょうか
山吹の花を添えて
花言葉は、『待ち焦がれています』…

>では、もう少し温かくなりましたら共に参りましょう。
>二輪の薔薇として、お嬢様と共に並ぶ事の出来る日を楽しみにしていますね。(微笑)

ふふっ、『二輪の薔薇』ですか
なんだか嬉しくも面映ゆいですわ
だって…薔薇の花言葉は、本数によっても変化するのですから

2本の薔薇の花言葉は、
『この世界は二人だけ』
ああ、あらためて言葉にしますとなんだかドキドキしてまいりますわ
柚葉さんと手を取り合う時に感じますときの気持そのままなのですもの…

つらつらと考えておりますと、本当にわたくしも柚葉さん共々、薔薇を染め抜いた着物を召したく思えてまいりました
でも、その花の数もしっかり考えてまいりたいです

11本の薔薇なら、花言葉は『最愛』
99本の薔薇なら、『永遠の愛』
999本の薔薇なら…、『何度生まれ変わっても貴女を愛します』

紅の薔薇は『愛情、情熱』、オレンジの薔薇なら『絆、信頼』などと、色毎の花言葉もございますから、どんな風に染め上げたらよいか、悩みつつも楽しめ章でございますわ


232 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/18(Sat) 00:12
>>222(柚葉さん) (つづきでございます)

>そうです!それでこそお嬢様です。
>人の手で、不可能とされていた青い薔薇を咲かせる事が出来たように
>お嬢様にも種族を超えた絆を結ぶ事が出来るという希望を持ち続けて頂きたいですね。

そ、そのように力強く仰って下さる柚葉さんには本当に励まされております…
わたくし、いつも『昼行燈の能天気』と申してはおりますが、いつも優しい笑顔と言葉で、わたくしの在り様を肯定してくださる方がいらっしゃることで、とてもとても元気づけられるのも、また事実でございます…

考えてみましたら、わたくしがこの街に参りましてから、新たに多くの絆をいただけましたのも、柚葉さんが居てくださったからこそ、とヒシヒシと感じておりますわ

なるほど、前に居た街に於きましてもご近所づきあいはそれなりに出来ておりました
この街で、もし柚葉さんがわたくしの前にいらっしゃることがなくても、やはりそれなりのおつき合いが出来ていたかもしれません

ですが
人と深くかかわることを自覚し、そのために何をすべきかを考え、時には口に出して述べる時に、いつも柚葉さんが居てくださいました
そして、柚葉さんはわたくしの拙い言葉に、いつも真摯に応えてくださり、深い言葉を紡いでわたくしに聞かせてくださり、わたくし独りでは気付けないことに気付かせてくださいました
そのお陰で、不敏なこの身にもなお、『青い薔薇』…夢叶う可能性があることに気付くことが出来ました

そのお陰で、シスター様の敵意にこの身を縮こまらせるなく居られました
軽部様との交情を、より深く出来るよう努めることもできました…
この街でわたくしが行い得た多くのことが、柚葉さんのお言葉と共に在った、とあらためて思いますわ

わたくしの心に残っていました故郷の青い薔薇が『希望』の象徴でありましたなら、柚葉さんはこの日本でのわたくしの『希望』の光を下さった方でございます…
わたくしが心に青い薔薇を咲かせることが出来ましたなら、それは柚葉さんが温かな光を照らしてくださったからこそですわ
闇の魔族たるわたくしが、こんなにも光の尊さを感じることが出来るなんて…、それ自体が奇跡であったのかも知れません

>その身を打つ流血の雨の“赤”から、止まない雨は無いと信じて歩み続けた先に待つ晴空の“青”へ…。
>お嬢様が信じる希望を、「青い薔薇」を…。私も信じています。

…優しくて、そして聡明な心から編み出される言葉と申すものは、これほどに心を温め、そして励ましてくださるものなのでしょうか…
柚葉さんのお言葉はどれほどの『力』が宿っていますことか、例えようもございません

ならば、柚葉さんのお優しさに応えられますように、青い薔薇をより多く咲かせ、赤い糸で結わえた花束にして、貴方に、そしてわたくしと絆を結んでくださったすべての方へ贈ってまいりとうございますわ…

233 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/18(Sat) 15:50
>>223(柚葉さん)

>かつての記憶や思い出を補完できる時代になり、本当に有難いですね。

ええ、まことに仰る通りですわね
人間の、記憶を形に留めようと努める営為にはいつも感心させられます

写真と申すものの、なんとも精巧な生き写しぶりからして、まず度肝を抜かれましたわ
同時に、城館で画家の方にわたくしの仰々しく芝居がかった肖像画を描いていただく必要ももうなくなるのだろう、とホッとしましたわね

映画を初めて見た時の驚きと言ったらもう…
『魔法が科学に屈服する日がいずれ来る』と思わされた出来事でしたわね
でも、世界最初の喜劇映画と言われる『水をかけられた散水夫』を見た時は、新たなエンタメの時代が来たのだ、とワクワクしましたわ

遥かな遠き国の高柳という科学者がテレビヂョンを発明した、と聞いたときの興奮も昨日のことのように思い出され…

そして今では、ネットの上で過去の記憶が鮮やかによみがえってくるのですから、人間の英知が後世の人々に受け継がれ、考えを深めさせ、さらなる英知を生み出していく…
かつて人に比べてより長い命がより高い英知の証明と誇ったことなど、笑止の沙汰となり果てましょう
わたくしたち魔族にとりましても、己を見つめなおす好機であろうかと存じますわ

練馬に居を構えられたドラキュラ伯爵さま父娘の物語の映像など、短期間で終わってしまった作品すら、忘れられることなく視ることが出来るなんて、今の時代ならではでございましょう

>はい、毎朝お嬢様が水やりをなさっているあの場所の薔薇ですね?

ええ、柚葉さんがせっかくお世話下さろうとしたのに、わたくし胸を叩いて『任せて』などと、大言壮語してしまいましわね
…本当のところ、柚葉さんの心の籠ったお世話をいただいた方が薔薇たちにとっても快適かも、と思わぬでもございませんでしたが
一度は好みに引き受けて、命ある花たちに手ずから喜ばせてあげたい、と思うのですよ
そうして薔薇が笑んでくれましたなら、それぞれの表す良き花言葉の数々を表す資格もまた、この身にいただけると思うのですわ…

柚葉さんが、『楽しみにしている』と仰って下さるのですもの
わたくし、水撒き、剪定、虫さん成敗、きっとやり遂げて、綺麗な花を咲かして見せましょう


234 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/18(Sat) 15:50
>>223(柚葉さん) (つづきでございます)

>いえ…どちらかというと、人と異なる種族が登場して人間を脅かすという内容のものではないのですよ。
>迷い込んだ屋敷の中で超常現象に遭遇したり…。
>ペンションで殺人事件が起きたり…。
>怖い話を取材したり…。

左様でございますか
かつてはハリウッド映画をはじめ、ホラーと申せば吸血鬼が不埒を働くのが定番、と考えておりましたわ
そうして新たな恐怖の種を見つけてこられる、人間の方のそういうところは、ちょっと不思議な気がいたしますわね

推理モノですと、真相に辿りつこうとすると、アクティブに行動し、頭を働かせる必要がございますのでしょう
その分、作品世界に自分から没入していける楽しさはひとしおなのでございましょうね…
謎の迷宮に入り込んで、事件の恐怖にめげず、事の真相を解明していかれる柚葉さんの想像しましたら、颯爽とした美人女子大生探偵のお姿が目に浮かぶようでございますわ

>わ、凄いですね。
>今では「骨董品」と読んでも差し支えない程の機種ではないでしょうか?
>私達の世代では、親が過去に遊んだ事があるゲームとして話題に出てくるものですね。

ええ、たくさんのゲーム機が発売されてしのぎを削っていた時代に、あまり目立たず消えていったゲーム機と伺いましたわ
ですが、クラスメイトの方のお母様は、美少女戦士の物語をプレイしたいあまり、思い切って購入されたそうです
結果、『買って良かった』としみじみと感慨にふけったそうでございます

>日本のアニメ史上で、永遠に語り継がれる変身ヒロインですね。
>アドベンチャーゲームなのでしょうか?
>気になりますので、私も調べてみようかと思います。

はい、美少女戦士のいずれかを選んで、それぞれの視点で物語が進めていけるようですね
いろいろな選択肢が途中にありますが、バッドエンドなどは無い様で、アニメでは見られなかった敵味方の交わりも楽しく鑑賞することが出来るようですわ
『プレイ動画を見るだけでも、アニメの続編として楽しめる』とクラスメイトの方は仰っていました

脚本を書かれた方は、著名な脚本家にして作家の方だそうで、『紙使い』なる、不思議な能力者をヒロインに据えた人気小説シリーズも書いていらっしゃるそうですわね

>そういえば父が苦笑しながら言っていましたね。
>「本当は興味があるのに、あの頃は男の子達の立場としては気恥かしくてなかなか見られなかったな。」と…。(笑)

そうなのですか?
今でしたら、ネットを通じてお好きな時間帯にご覧になれるかも知れませんわ
今こそ当時のご希望叶えられても宜しいのではないでしょうか?

>あ、実はそのヒロイン達に関する事でちょっとした嬉しい事があるんですよ。
>故郷にいた頃に家を訪れた友人達が母に会った時に、
>「柚葉ちゃんのお母さんって、土星の戦士に似てるよね。」と言ってくれたんです。
>有名なヒロインに母が似ていると言ってもらえる事は、女の子としてちょっとした自慢でした。(照)

あらあらまあまあ…、セーラー戦士の中で最も年若くて可憐なあの戦士さんにでございますか
それはまた、お母様が如何に愛らしい方でいらっしゃる方であるかが、瞬時にして想像されますわね

それに…、あの戦士さんはとても辛い思いの中で、幼い姫様と友情を育まれて、過酷な状況に勇敢に立ち向かっていかれました
愛ゆえに立ち、退くことをなさらなかった勇姿もまた、柚葉さんのお母様とよく似ていらっしゃると思いますわ

柚葉さんにとって本当に誇らしい素晴らしいお母様であることをさらに感じさせていただけました
いずれお会いできる日を…楽しみにしておりますわ


235 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/18(Sat) 22:26
>>224

あらあらまあまあ…、なにもそんなに必死になられずとも…
では、こちらで宜しゅうございますか?
薔薇の花型のチョコでございます

あら、緑色をしているのがご不審でございますか?
これは、グリーンのフードカラーを使用しているのですよ
試作品なので、だいぶ形が崩れておりますが、ご勘弁くださいませ

貴方様のように、チョコを切望していらっしゃるクラスメイトの男子の方があまりにも多いので、そのようなものを用意させていただいたのですよ

緑色の薔薇の花言葉は、『あなたは希望を持ち得る』なのです
どうか、これからもチョコの数の多寡で落ち込まれることなく、気をお強くお持ちくださいませ
では、わたくしはこれにて失礼させていただきます…



さて、家路を急ぎましょう
学校での緑の薔薇チョコも配り終えて安心いたしました

ヴァルド様とはすれ違いでチョコをお渡しできませんでしたが、お机の中に入れさせていただきました
ヴァルド様宛のチョコだけはオレンジにいたしました
花言葉は『絆』や『信頼』ですから、お友達へのチョコとしては宜しいかと存じますわ


236 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/18(Sat) 23:15
>>226(柚葉さん)

>お嬢様、今日はバレンタインですね。
>では、これをどうぞ…。

…まあまあまあ、まあまあまあ
ありがとうございます
これはとても芳しい…
チョコのややマイルド交じりのビター味に、甘やかに溶け込んだ苺の香りが素敵でございます
お颯様のお目利きと柚葉さんの匠の技が生み出された、この鼻腔をくすぐり胸の奥まで届くこの芳醇な香り…得も言われぬ、とはこのことでございますわ

そして、そこへお口の中に広がるこの、う〜ん、この心安らぐ優しい甘さ、香りと味が一体となってこの身を包みます…

三姉妹ちゃんやレイナさんにもそれぞれご用意くださったのですね
大好きなお姉さまからもらえた姉妹の顔の、どれほど綻ぶことでしょう
信を置くメイドの盟友から受け取ったレイナさんの顔の、瞳の色の優しく揺らめく様は如何ほどでございましょう
わたくしにとりましても、家族の絆のさらに強く結ばれること、とても嬉しく思いますわ

では、わたくしからもチョコを遅らせてくださいませ
チョコレートフォンダン金型で作りました、ハート形に薔薇の浮き彫りがあしらわれたチョコを作りましたの
チョコレート用フードカラーで各種の色をそろえましたわ

ふふっ、形も我ながら整えられたと思いますわ
だいぶたくさん試作品をこなしましたから

柚葉さんに一番もらっていただきたい赤のチョコレート
花言葉は勿論、『貴女を愛します』でございます

それから白い薔薇も…
花言葉は『心からの尊敬』ですわ
…そ、それと、もう一つの花言葉は、
あの、その…『わたくしは貴女に相応しい』…

いえいえいえ!
は、花言葉はそうなのです、そうなのですが
あくまで、わ、わたくしの、『そうで在りたい』という心を籠めてお贈りするのです
どうか、ずうずうしいとお思いにならないでくださいませ…

レイナさんには、紫の薔薇のチョコを差し上げますわ
花言葉は、『特別の功績、誇り、気品』

三姉妹ちゃんには、ゴールドに近い黄色の薔薇のチョコを
花言葉は、『何をしても可愛らしい、希望』

そして…、家族みんなでいただくための、ダークピンクのチョコ
花言葉は『感謝』でございます
家族の皆に申したい言の葉を心より籠めて送らせていただきます…

あらあら、これから教会へお出でになるのですか?
神父様が歓ばれること、勿論のことでございましょう
ふふふっ、どうぞごゆるりと心行くまで楽しんできてくださいませ


237 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/18(Sat) 23:19
訂正でございます

>>233
>一度は好みに引き受けて、命ある花たちに手ずから喜ばせてあげたい、と思うのですよ

×好みに
○この身に

>>236
>では、わたくしからもチョコを遅らせてくださいませ

×遅らせて
○贈らせて

失礼いたしました

238 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/19(Sun) 10:48
>>228

京都は豊かな文化が幾重にも積み重ねられた都でございます
歴史、宗教、衣食住、サブカルチャー…
その豊かなこと、ひと時で味わえるものではござますまい

貴方様も、修学旅行の際は、その時に最も興味を持たれたことをお友達の方とご一緒にたいそう堪能されたのではございませんか
そして、今はまた新たな興味関心を育まれている
なんて素晴らしいことでございましょう
より多くの楽しみを見つけられること、人生に於いて心から喜ばしいことでございます
人間の方は、こうしてどんどんご自分の心を育てていかれるのですわね

わたくしも、一度の京都旅行ではとても味わいつくせない魅力を感じておりますわ
『風情』、『歴史』…
そうです、そうです、京都は広く、その地その地の持つそうした個性も本当に違っているのですわ
そしえ、その二つを知れば知るほど同時に味わえることの何という贅沢さ…

街角一つに歴史の中に生きてこられた人々の息吹を想えば、その風情はより味わい深く、
また、風情の一つ一つを堪能すれば、過去の人々もまたその風情に心満ちることもあったであろうことと、
より親しみを感じられましょう

王朝の桜咲き匂う大路・小路を牛車で通られた貴顕の方々
織豊、徳川の時代の移り変わりを見てこられた武将や姫君、従者の方々
幕末の騒乱、風雲告げる中、立ち並ぶ町並みに時代の息吹を感じ、生きる方向を模索した町人の方々…
そして、そこで育まれた文化の数々、衣・食・住の色とりどり…

是非また京都を訪れて味わいなされるが宜しいかと存じますわ


239 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/19(Sun) 10:51
>>230(柚葉さん)

>お嬢様のお母様…奥様は心の赴くままに旅をされている事については御自身が楽しんでおられる事は間違いないと思います。
>でも、私程度ではその御心の深さを推し量る事は不可能でしょうね。(汗)
>だからこそ自由奔放、天馬行空、不羈奔放と言うのでしょうか…。

いえいえいえ、そう仰って下さる柚葉さんは、やはり母の本質を分かってくださっているのではないでしょうか
自由奔放、天馬行空、不羈奔放…、とても的確な評価だと思いますわ
突き抜けた自由人…いえ、自由魔こそ母の気性…、私を外へ外へと足を向けさせるそんな血潮を与えてくれた方だと思うのですよ

>一族と広大な領地、闇の領域を守るために日夜御心を砕いておられる旦那様が
>心惹かれて正室となられた理由が、何となく分かる気がしますね。
>うふふ…今も故国ではきっと旦那様の一番の心の拠り所として日々を共にしておられる事でしょう。

ええ…、父はわたくしから見ましても、ストイックに、当主たるを長き生涯の務めとしてどこまでも勤しんでおります
あのような奔放極まりない母を何故に正室として迎えたのか、昔はわたくしも少し不思議に思えたこともございましたが
むしろ、自分に無い気質、自分とは違う可能性を母に見ていたのかも知れません…

これは、古くより母に仕えていますメイドさんから、こっそり伺った話ですが…
かつて信仰熱き人たちとわたくしたちの眷属が、より激しく、より憎み合い、激しく鮮血と火花を散らしていた時代
それは本来なら美しく生命の息吹に満ちているはずの深き森と田園のその地にてのお話だそうでございます

後にわたくしの父となる若者も、軍勢を率い、その最前線でその暗黒と流血の勇名を轟かせ、人間の軍勢と混戦のただ中に在りました時に
二つの軍勢の間に、信じられない俊敏さで、人間たちの首に片っ端から牙を立てた、閃光の如く羽ばたく翼をもつ魔の影が一つ…

闇を纏った、蠱惑の瞳を持つ女性魔族のその信じられない働きに、父の麾下の軍勢が歓声を上げかけるや −
こんどはその翼の女性は何のためらいもなく、爪を立て、父の軍勢の者たちの面を、片っ端から瞬時にして打擲して廻り…

『あなたたちぃ、悉く迷惑極まりないわねぇ。何をなさっているわけかしらぁ?
 見てみなさいよぉ。
 綺麗だった、森も、田畑も、家々も、焦がされ、壊され、村人は逃げ惑ってぇ。
 馬鹿やるならぁ、他所でしてくれないぃ?』

悠揚迫らぬ声でそう言った女性に、唖然としていた父は、
『…わが同族でありながら、人間の生活を護ろうとするのか?』
と尋ねると、女性は、
『はあ?知らないわよぉ。
あのねぇ、そこの水車小屋で寝起きしている貧乏画家にとってはねぇ。
 他に描いていられる題材なんて無いのよぉ。
 わたくしが将来を楽しみにしている彼のぉ、修業を邪魔しないでねぇ。』

ちょっと怒気を含ませそう言ってから、さらに人間たちの方を見て、
『あんたたちを後ろから監視していた、ヴァチカンのお偉方の腰ぎんちゃくの督戦隊の連中はぁ、わたくしが眠らせておいたからぁ。
 連中が目を覚ましたら、『我等は勇躍奮戦、あなた方をお守りし、不逞の魔族どもを撃滅しました』とでも言っておきなさいよぉ。
 どうせ、教会に脅されてイヤイヤ出征してきたんでしょ?
 早く帰って、家族を安心させてあげたくないのぉ?』
と申しました

結果、その会戦は毒気を抜かれた形でノーサイド…
女性が『あー、疲れたわぁ。』と言って去ろうとするのを、父が
『貴女は何者だ?』
と訊くと、女性は
『たぶん、そのうち分かるんじゃないぃ?めんどくさいけどぉ。』
と言って去っていきました

後日、父の父…わたくしの祖父が父に当てがった縁談の、そのお相手が城館を訪れ、再会はあっけなく実現いたしました

その女性が誰かは…申すまでもございませんわね

わたくしが母との会話でそのことに触れましたら、一枚の油絵を手に取りニィっと笑って、
『あの戦の勝利者はわたくしよねぇ。』
と、とても得意げでしたわ

240 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/19(Sun) 10:53
>>230(柚葉さん)(つづきでございます)

>太秦映画村の前に、映画の街の歴史に触れる事が出来て楽しかったですね。
>映画は近代の文化ですが、千年王城と呼ばれる日本の文化の街だからこそ
より上質なものが育まれてきたと言えるでしょう。

確かに、その通りですね
新しい文化も、豊かに育まれた古い文化の土壌にこそ、新たな美しい花を咲かせるのでしょう
日本の劇映画が時代劇より始まりましたのも道理でございますね

>え、え〜と…。すみません、私も予備知識が無くて…。
>三女さん、もし分かるようでしたら教えて頂けますか?

そうですわね、きっと三女ちゃんでしたら…
如何ですか、三女ちゃん?

…なるほど、あの特徴ある鳥さんが有名な商店街の名前は、
『うさぎ山商店街』
と言うのですか
とても温かい、人情溢れる商店街として知られている、と
その商店街の中でも、四季折々の味わい豊かなお餅屋は特に人気がある、と
…え?あの鳥さんは人語を解する、ですって?本当ですか?

なんと、そんな商店街があったなんて
今回はスケジュールの都合上見送らざるを得ませんが、いつか訪れてみたいですわね

>はい…これは私も、調べが十分でなかった為に予約が出来ず残念でした。(汗)
>次は何時になるかは分かりませんが、心に留めておきましょう。

いえいえいえ!
気が付かなかった、ということではわたくしも同じでございます
よろしいではありませんか
いろいろと次に来訪した時の楽しみが増えてまいりましたのです
またいつか、一緒に参りましょうね

『京都旅行 4日目』

>滞在中は、お食事と言い施設と言い、素晴らしいサービスを堪能させて頂きました。
>加えて夏でも涼しげで落ち着いた周辺の雰囲気…。
>出来れば、また利用してみたいですね。

ええ、何から何まで、本当に行き届いたサービスをいただき、有り難いことでございます
人も魔も、やはり『衣食住』が足りてこそ、日々快く過ごせると申すもの、と実感いたしましたわ
名所・旧跡だけが、この千年の古都の素晴らしさだけではない、おもてなししてくださる方々によって支えられているのでございますわね

(チェックアウト後)

>…あらあら、三姉妹さんったら、テンションがかなり高くなっていますね。
>そう慌てずとも映画村は逃げたりは致しませんよ。(微笑)
>といいつつ、私も色々と楽しみで気持ちが高まっていますけど。(汗)

ふふふっ、わたくしもですわ
思い起こせば、大魔神と会社が制作された『妖怪三部作』…、いずれも京都撮影所での制作でしたわね
ええ、故郷の城館のホームシアターで鑑賞しましたわ
日本の妖怪の皆様が、悪人たちを懲らしめる、その痛快さにワクワクし、またメイド長から『子どもですか』と嗜められたのも、懐かしい思い出…

あの雰囲気をも、これから味わえるのではないか、と期待しているのですよ

レイナさんは何時もながら冷静沈着でいらっしゃいますが、剣戟の世界に入っていけるのですもの、きっと内心楽しみで仕方ないのではないかしら?

241 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/02/19(Sun) 14:14
聡明な貴女がたなら心配無用とは思いますが、悲しいかな歴史ある町にも所謂ぼったくりがあるのでご注意を


242 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/19(Sun) 15:58
>>241

ご警告、どうもありがとうございます
貴方様も、旅行客の方でしょうか?それとも地元の方でしょうか?
こうして、見知らぬ方の親切を受けますのは、旅先に於けます嬉しい体験でございますね

左様でございますか…
このおもてなしの美風を伝統といたしますことに於きましても、そのような罠が潜んでいますのね
いえ、大勢の方を魅了する街だからこそでしょうか
左様な所業が、せっかくこの地を訪れた観光客の皆様の楽しかるべき思い出を損ね、古都の魅力を損ねますこと、そのような悪徳の商人の方は考えないのでしょうか…
まことに哀しいことでございます

故郷のイタリアも観光客が大勢参られる土地柄、同様の悪評が引きも切りませぬが、何処も同じでございますか
わたくしも些かの冒険心を胸に、そうした街に勇んで繰り出したこともございます
そんな時ついてきてくれたメイドさんにとても助けられましたわね

自分の買物に不当に高い値を請求されましたら、それはもう敢然と抗議をいたし、周囲のお客の方々が不振の目を向ければ、元より後ろ暗い店主は舌打ちをして要求をひっこめたものでございます
『ああいった輩には強く出ること、周囲の人々に分かってもらえるように大きな声で抗議すること。
理路を正しくして声を挙げられることが何よりも大切なのですよ。』
とメイドさんに教えられましたわ

今までのところ、我が家のメイドさんのエスコートがとても確然として漏らすところございませんでしたから、すっかり安心してまいりました
ですが、彼女も楽しく旅を味わいたいのは一緒です
わたくしも、油断することなく悪徳の方たちに立ち向かえるように、気を引き締めて参りますわ

ご忠告ありがとうございました
これからも、この街が良き思い出を作れる場所でありますこと、願っておりますわ
では…

243 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/19(Sun) 22:03
>>231 アーチェロお嬢様

>それほどに困難であろう薔薇を生み出すのに心を砕き、日々努めてくれているメイドさんに申し訳なさと共に、その挑戦し続ける姿から、『弛まぬ努力』という花言葉があっても良いのに…、と思っておりましたの

「夢 叶う」の花言葉は、きっとその言葉の意味も含まれていると思いますよ。
そのメイドさんを労うお嬢様のお気持ちも、今は故国を離れておりましても十分に伝わっている事でしょう。
…私にとってもまた、お会いしたい方がまた一人増えましたね。

>ふふっ、『二輪の薔薇』ですか
なんだか嬉しくも面映ゆいですわ
だって…薔薇の花言葉は、本数によっても変化するのですから

ええっ?そ、そうだったんですか?
私こそ、その事を今まで知らずにお恥ずかしい限りで…。

…でも、嬉しい偶然はあるものなんですね。
「二輪の薔薇」は個人的な例えだったのですが、正にお嬢様の仰っている通りの
私達がその手を取り合う時の、そのままの心境を現しているのですから…。

>つらつらと考えておりますと、本当にわたくしも柚葉さん共々、薔薇を染め抜いた着物を召したく思えてまいりました
でも、その花の数もしっかり考えてまいりたいです

そうお聞きしますと、ますますその時が楽しみになって参りますね。
薔薇一つ一つに込められた花言葉と、本数が示す意味…。
お嬢様がどのようなメッセージを下さるのか、私もドキドキします…。

>…優しくて、そして聡明な心から編み出される言葉と申すものは、これほどに心を温め、そして励ましてくださるものなのでしょうか…
柚葉さんのお言葉はどれほどの『力』が宿っていますことか、例えようもございません

お嬢様の一族が歩んできた苦難の歴史…。
そして時には心無い迫害に御身体を、そしてそれ以上に心を傷める事もあったに違いないお嬢様の歩んできた道程は、
正に流血の雨を耐え忍びながら、一歩一歩進んでいく姿を連想致しました…。

そしていつも「私は能天気な昼行燈の小娘ですから」と微笑って下さるお嬢様の顔からは、
悲壮感を覆い隠すのではなく、

「どんなに冷たい雨もいずれ雨は止む。
そして歩み続ければ必ず温かい場所へ辿り着けます。」

と信じ続ける心の温かさ、強さを感じておりました…。

今この時、日の当たる縁側でお茶を頂いているお嬢様の姿…。
これこそが、とまでは申しませんけれども、お嬢様が辿り着いた温かな場所の一つなのでしょうね。(微笑)

だからこそ、私達「家族」が、その場所で共にあり、笑い合える事…。
それこそがお嬢様が今この時、温かな場所におられることを実感して頂くために大切な事なのですね。

>ならば、柚葉さんのお優しさに応えられますように、青い薔薇をより多く咲かせ、赤い糸で結わえた花束にして、貴方に、そしてわたくしと絆を結んでくださったすべての方へ贈ってまいりとうございますわ…

「青い薔薇」と「赤い糸」…。
お嬢様の言葉に含まれた私への優しさが、伝わって参ります…。
では、またこの一時を…「二輪の薔薇」となる事をお許し頂けますか?

(そっとお嬢様の手を取らせて頂きました…。)

244 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/19(Sun) 22:35
>>233-234

>写真と申すものの、なんとも精巧な生き写しぶりからして、まず度肝を抜かれましたわ
同時に、城館で画家の方にわたくしの仰々しく芝居がかった肖像画を描いていただく必要ももうなくなるのだろう、とホッとしましたわね

うふふふ…。逆に私達現代人には、「肖像画を描いて頂く」というシチュエーションに憧れてしまうのですよ。
私達は生まれた時から、写真というものが当たり前の時代を生きてきましたから。

お嬢様とは対照的に、写真という技術の素晴らしさ、それを作り出すに至るまでの先人たちの苦労というものに
私達はなかなか考えが至りませんものね。
時間が許せば、そのような方達の偉業を知ったり、想いを馳せる事も必要かと思います…。
そしてまた、見えなかった何かが見えてきて時には己が進む道を示して下さる事も決して珍しい事ではありませんから。

それに、絵画は確かに描き手の方の主観が反映されるものだというのは百も承知ですが、
お嬢様を美しく描きたいという方の気持ちと、完成に至った時の満足感が偲ばれます…。

>遥かな遠き国の高柳という科学者がテレビヂョンを発明した、と聞いたときの興奮も昨日のことのように思い出され…

はい、実は高柳健次郎氏は私の好きな偉人の一人でもあるんです。
幼い頃に読んだ古い学習雑誌で、前後編に分かれて掲載されていた漫画を読んだ事があの方を知るきっかけだったんですよ。

幼い頃は体も弱く、勉強、運動共に才に恵まれず苦労していたそうですが…。
家庭の経済的な事情もあり、小学校卒業後は商家の奉公の道に進む筈だった所を
地域の有力者の方が「これ程の才能をもった子を、小学校くらいで終わらせちゃいかん」と
進学を支援して下さったそうなんです。

そして数々の苦労と研究を経て「イ」の字に代表されるテレビジョンの完成と多くの業績を成し遂げた…。
91歳という人としては長寿を全うされたのも、テレビジョンと技術の進歩に全身全霊を打ち込み続けた情熱があればこそ、ですね。

漫画の中では、画像の開発に苦心しながらあのエジソン氏の写真を見て
「どうか私に良い知恵を御貸し下さい」と呟いていた所、写真がドット(点)の集まりだという事に気付き、
だったら画像も点に変えれば良いのではないかと思い付いたシーンが印象的でした。

例え生きた時代も国も違えども、先人たちの知恵と努力が時代も国も超えて受け継がれ、
新たな技術と発展を生みだしていく…。
そういう意味で、大好きな一場面でした。

…おっと、少々話が脱線してしまいましたね。
すみません、尊敬する方のお話がでるとつい…。(苦笑)

>柚葉さんが、『楽しみにしている』と仰って下さるのですもの
わたくし、水撒き、剪定、虫さん成敗、きっとやり遂げて、綺麗な花を咲かして見せましょう

うふふ…。お嬢様、今日も朝から頑張っていらっしゃいますね。(微笑)
(お庭の掃除をしながら、お嬢様の水やりの様子を眺めております。)

>謎の迷宮に入り込んで、事件の恐怖にめげず、事の真相を解明していかれる柚葉さんの想像しましたら、颯爽とした美人女子大生探偵のお姿が目に浮かぶようでございますわ

いえ、そんな…。(照)
私にはそこまでの行動力はありませんよ。(汗)

でも、謎に挑むというのは本にせよゲームにせよ、面白いものがありますね。
あ、最近は一昨年アニメ化もされたライトミステリを読むのがマイブームでもあるんです。
骨格標本師の女性と高校生の男子生徒さんの物語なんですが、ネタバレを避けるために
敢えてアニメの方は録画はしておいてまだ未視聴です。(汗)

245 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/19(Sun) 22:52
>>234 アーチェロお嬢様(続きです)

>脚本を書かれた方は、著名な脚本家にして作家の方だそうで、『紙使い』なる、不思議な能力者をヒロインに据えた人気小説シリーズも書いていらっしゃるそうですわね

まあ…それは私も知りませんでした。キーワードから検索してみた所、
様々なメディアミックス展開もなされているようですね。
機会を見つけて、また見てみようかと思います。
…作品のタイトルは、なかなか凝った言葉の作りになっているのですね。

>そうなのですか?
今でしたら、ネットを通じてお好きな時間帯にご覧になれるかも知れませんわ
今こそ当時のご希望叶えられても宜しいのではないでしょうか?

そうですね。今でしたらそのような事も可能ですね。
…ただ、父はどちらかといえば読書や映画、特に映像作品は硬派なものを好むので
今はもうアニメ的なものにはあまり興味を示さないようで…。
趣味のジャンルが硬派な分、照れ屋さんな部分もあったのでしょうね。

>それに…、あの戦士さんはとても辛い思いの中で、幼い姫様と友情を育まれて、過酷な状況に勇敢に立ち向かっていかれました
愛ゆえに立ち、退くことをなさらなかった勇姿もまた、柚葉さんのお母様とよく似ていらっしゃると思いますわ

そうですね…。その身体を依代とされたが故に本来は仲間の方に命を脅かされる状況となったり、
親御さんも娘の命を救いたいが為に利用されたりと、過酷な運命には心が痛みました…。

でも、あの方も母も、共に生きたいと願う人達がいてくれたからこそ強くなれた…。
いえ、強く生きる事が出来たのだと思います。
その母の強さがあればこそ、私は今お嬢様と共にいられる…。
私も、お嬢様と母がお逢い出来る日を今から楽しみにしていますよ。(微笑)

246 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/21(Tue) 23:33
<<243(柚葉さん)

>「夢 叶う」の花言葉は、きっとその言葉の意味も含まれていると思いますよ。
>そのメイドさんを労うお嬢様のお気持ちも、今は故国を離れておりましても>十分に伝わっている事でしょう。
>…私にとってもまた、お会いしたい方がまた一人増えましたね。

その花言葉があることを知れて、大変嬉しゅうございます
そして、『夢を叶えさせた努力』にも想いを寄せてくださるのは、流石は柚葉さんでございますね

あのメイドさんが、少しずつ、より青色を帯びた薔薇を作り出した時、わたくしと彼女は手を取り合って喜んだものでございます
あの時の嬉しそうな彼女の表情を思いますと、きっと彼女もそのことに気付いていたのでしょう

何時かご一緒に里帰りすることがありましたら、ぜひ青い薔薇をご覧いただきたいですわ
柚葉さんがこの家で為してくださっている様々のこと ― 家政、季節の行事の采配、旅行のエスコートなどなど ― の見事さを思えば、心を籠めた弛まぬ営為の大切さを知る点で、二人はとても似ていらっしゃると思うのです
きっと柚葉さんの労いの言葉は彼女の胸に響くと思いますわ

>…でも、嬉しい偶然はあるものなんですね。
>「二輪の薔薇」は個人的な例えだったのですが、正にお嬢様の仰っている通りの
>私達がその手を取り合う時の、そのままの心境を現しているのですから…。

良かった…
我が身ばかりその気になっていましたらまことに恥ずかしい限りでございましたが…
柚葉さんにもそう思っていただけるのでしたら、こんな嬉しいことはございません
ああ、なんだか心がドキドキ浮足立って気もそぞろでございます…
…と思っておりましたら、わたくし何時の間にか翼をひろげてパタパタと羽ばたいてしまっておりました

>薔薇一つ一つに込められた花言葉と、本数が示す意味…。
>お嬢様がどのようなメッセージを下さるのか、私もドキドキします…。

そ、そのように仰られますと、いよいよどんな言葉をお伝えしたら良いのか、本当に揺るがせにできません
本数による意味のどれも愛のメッセージが籠められていて、どれもわたくしの心を表してくれているのですもの
40本なら、『真実の愛を誓います』、
101本なら『これ以上ないほど愛しています』…

ああ、残念ながら、一つだけわたくしが述べてはならないメッセージがございますけれど
108本…『結婚して下さい』
…こればかりは、ただ良き成就の日を迎えられることを、傍近くよりお祈り申し上げるばかりでございます

わたくしも勿論薔薇が大好きでございますが、西洋に於きましては本当に愛されてまいったお花でございます
それだけに、花言葉も豊富で、乙女心を表すのにこれほど優れた花も少ないでしょうね
いえ、花の色や数だけだけではございません
花びらの重なり具合、しおれ、枯れ、葉や棘にもそれぞれメッセージがございますわ
本当に、そのメッセージをどれほどお伝えしたいことか…

247 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/21(Tue) 23:36
>>243(柚葉さん)(つづきでございます)

(今しがたのアンカーの間違い、申し訳ございません、柚葉さん)

>お嬢様の一族が歩んできた苦難の歴史…。
>そして時には心無い迫害に御身体を、そしてそれ以上に心を傷める事もあったに違いないお嬢様の歩んできた道程は、
>正に流血の雨を耐え忍びながら、一歩一歩進んでいく姿を連想致しました…。

…わたくしは確かに人より多く嫌悪と忌避の目を向けられてまいりましたし、より直接にこの命を奪わんと攻めかかっている方より逃げ惑ったこともございました
前に申しました通り、我が身を護らんがために、他人様を傷つけてしまったこともございます

ですが、傷ついてもまた性懲りもなく人の許へとまだ見ぬともを探して飛んでまいることを続けられましたし、攻撃に対してもどうにか他人様の命を奪うことも避けてこられました

…ですがそのような幸いを重ねてこられましたのも、ひとえにわたくしを慈しみ、護ってくれた同朋がいてくれたからですわ
無情な流血の雨に遭いましたわたくしに、漆黒の翼を差し掛け、時にその身を紅く染めてまで守ってくれた、城館の全ての『家族』が…

わたくしが『能天気な昼行燈の小娘』でいられることが心の温かさ、強さであるのならば、それはとりもなおさず、『家族』がそのような心を育ててくれたんでしょう…

今わたくしのいるこの国に於いてもそうでございますわ
わたくしを『能天気な昼行燈の小娘』にして下さっているのは、レイナさん、三姉妹…
そして、そして何をおきましても、柚葉さん、貴女がいてくださればこそでございます
この縁側でお茶を頂いているこの時が、まことに貴女がくださったがゆえの、掛け替えのない温かな場所ですわ

…でしたら、せめてものわたくしの誠の証しに貴女にとりましても笑っていただける場所として参りたいと存じます
かつては人間に怖れられるばかりと思っておりました、わたくしの力と牙と翼も、柚葉さんの微笑みを護るために役立てられるなら、なんと嬉しいことでしょう

それこそがわたくしが今望んでいます『青い薔薇』、あなたの指からわたくしの指へと伸ばしていただきましたその赤い糸を以て『二輪の青い薔薇』とさせてさせていただきとうございます…

ああ、柚葉さんのお手、温かいですわ
このようにして指と指を搦め合わせておりますと、二輪の薔薇がその茎を絡ませ合って大輪の花を咲かせているかのような心地がいたします…


248 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/02/22(Wed) 12:40
お嬢ちゃん、気品がいいさかい、てっきり蝶よ花よとなんの不自由ない育ちの良いお嬢様かと思うとったわ。
ほんまは苦労してはったんやなあ


249 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/23(Thu) 15:40
>>236 アーチェロお嬢様

>チョコのややマイルド交じりのビター味に、甘やかに溶け込んだ苺の香りが素敵でございます
お颯様のお目利きと柚葉さんの匠の技が生み出された、この鼻腔をくすぐり胸の奥まで届くこの芳醇な香り…得も言われぬ、とはこのことでございますわ

良かった…。これでお颯さんにも良いご報告が出来ますね。
苺は、春を待つ季節の中のとびきりの宝石ですから。
…私の想いと共に、お嬢様の笑顔が花開いて私も幸せです。

>では、わたくしからもチョコを遅らせてくださいませ
チョコレートフォンダン金型で作りました、ハート形に薔薇の浮き彫りがあしらわれたチョコを作りましたの
チョコレート用フードカラーで各種の色をそろえましたわ

まあ…私の為に?有難うございます…。
これは…薔薇のチョコレート…。
お嬢様らしさと想いが詰まった…最高の一品です。
…何だか、食べてしまうのが勿体ないくらい…。

ええっ?いえいえ、勿論頂きますよ?
うふふ…お嬢様の想い、受け取りました…。

>柚葉さんに一番もらっていただきたい赤のチョコレート
花言葉は勿論、『貴女を愛します』でございます

…………。(微笑)
ぎゅっ………。
(チョコレートを掌に乗せ、片方の手を胸の前でぎゅっと結んでいます)

>それから白い薔薇も…
花言葉は『心からの尊敬』ですわ
…そ、それと、もう一つの花言葉は、
あの、その…『わたくしは貴女に相応しい』…

…私がお嬢様の家政婦になりまだ一年足らずなのに、お嬢様にそう言って頂けるなんて…。(微笑)
このお屋敷できちんと私がお役目を果たせている事を実感できて、家政婦冥利に尽きます…。
勿論、この白薔薇に込められたお嬢様の想いも、赤い薔薇と同じく受け取りました…。

それにしても、うふふふ…。
お嬢様の、薔薇の花言葉の知識には感服致します。
三姉妹さんやレイナさんの笑顔が花開く瞬間が、楽しみですね。(微笑み)

>あらあら、これから教会へお出でになるのですか?
神父様が歓ばれること、勿論のことでございましょう
ふふふっ、どうぞごゆるりと心行くまで楽しんできてくださいませ

(帰宅後)

…お嬢様、只今戻りました。
はい、神父様も教会の皆様にも、喜んで頂けました。

…私のチョコレートは、こっそりお渡しする事が出来ました。
私の想いは、伝わりましたでしょうか…。
優しく笑って、受け取って下さいました…。

では私、お茶の準備をして参りますね。
お嬢様も、レイナさんも、私も…。
皆さんで持ち寄った想いを、この一時に…。

250 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/23(Thu) 17:08
>>239-240 アーチェロお嬢様

>これは、古くより母に仕えていますメイドさんから、こっそり伺った話ですが…
かつて信仰熱き人たちとわたくしたちの眷属が、より激しく、より憎み合い、激しく鮮血と火花を散らしていた時代
それは本来なら美しく生命の息吹に満ちているはずの深き森と田園のその地にてのお話だそうでございます

まあ…旦那様と奥様の馴れ初めをお聞かせ頂けるなんて…。
私もお嬢様との絆が深まっている証でしょうか…。(照)

旦那様と亡くなられた長兄様…。
以前お聞きした長兄様は、やはり旦那様の血筋と気質を受け継いでおられたのですね。
平和な国と時代に生きている私には、やはり厳しい時代を生きてこられた事を実感致します。

>『はあ?知らないわよぉ。
あのねぇ、そこの水車小屋で寝起きしている貧乏画家にとってはねぇ。
他に描いていられる題材なんて無いのよぉ。
わたくしが将来を楽しみにしている彼のぉ、修業を邪魔しないでねぇ。』

戦乱の時代においても飄々となさっているいうというか、何というか…。
どの時代においても、国においても、常に自分らしさを貫いておられるのですね。
そして己のペースのままで、事を治めてしまう…。

確かに人ならざる者としての御力を駆使しておられたと思いますが、
そこはやはり奥様が成せる業、と言うべきでしょうか…。

そういえば奥様は確か、これまでお聞きしたお話の中で絵画に造詣が深かったような…。
その若い画家さんは、大成なさったのでしょうか?
お嬢様からお聞きしたキーワードだけでは、その方が誰なのか私には思い付かなかったですね。

>わたくしが母との会話でそのことに触れましたら、一枚の油絵を手に取りニィっと笑って、
『あの戦の勝利者はわたくしよねぇ。』
と、とても得意げでしたわ

…当主は旦那様でも、カルミーニオ家とその一族において一番上手なのは奥様なのかもしれませんね。
知らず知らずの内に、不思議と皆手玉に取られてしまう…。
そして手玉に取られているのが分かっていても、不思議とそれに従ってしまう…。
いえ、従いたくなってしまう…といった方が正しいのでしょうか…?

そして最後には皆全てが上手くいっていて、全ては奥様の思惑通り…。
その様子を、悪戯な微笑みを浮かべてどこかで見守っておられる…そんな気が致します。

で、その油絵は奥様がその才能を見出していたという画家さんが描かれたものなのでしょうか?

251 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/23(Thu) 18:01
すみませんお嬢様、>>240『京都旅行 4日目』は少々時間を変更して
レスをさせて頂きます。

>>241

はい…。悪意ある行いや心無い行為をする方は場所を選びません。
観光気分で浮かれている所につけ込んで、お金を毟り取ったり
時には犯罪に巻き込む…。

観光場所として有名な場所には、そのような輩がいる事は承知しています。
「自分だけは大丈夫」という油断が、思わぬ危険を招きます。

京都といえども、危険な場所はありますからね。

ですからまず、今回の旅行においてはネット上の下調べを含めて先輩のメイドさんと色々と相談致しました。
ホテルは出来るだけ周囲が静かな環境の、評価の高い場所を選んだり…。

繁華街に近い場所はなるべく避けたり…。

交通機関は電車とバスをメインにしてタクシーは避けるようにしたり…。

夜にはライトアップ以外は市内の中心部から離れるようスケジュールを組んだり…。

トラブルに遭いそうな場所と時間には、なるべく注意するように致しました。
三姉妹さんの保護者としての立場もありますし…ね。

御忠告、ありがとうございます。
もし今後お嬢様と旅行に行く時にも、油断を怠らないように致します。

252 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/02/23(Thu) 18:43
決して肯定は出来ないけど、悪いことをしないと食べていけない人間もいるからね
悲しいけれど光と影は表裏一体なんだよ


253 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/23(Thu) 19:08
>>246-247 アーチェロお嬢様

>柚葉さんがこの家で為してくださっている様々のこと ― 家政、季節の行事の采配、旅行のエスコートなどなど ― の見事さを思えば、心を籠めた弛まぬ営為の大切さを知る点で、二人はとても似ていらっしゃると思うのです
きっと柚葉さんの労いの言葉は彼女の胸に響くと思いますわ

その時までに、彼女にお聞かせできる素敵な思い出をもっと一杯作っておきたいですね。
彼女にも、薔薇のエピソードも含めてお嬢様との素敵な思い出があるのでしょうね。
あ、まだお名前を伺っておりませんでしたね。
よろしければそのメイドさんのお名前をお聞かせ頂けますか?

その方は、フィドゥーチャさんとも力を合わせてお仕事をなさっているのでしょうか?
メイド長さん…フィドゥーチャさん…お嬢様と素敵な思い出を共有なさっている方々はまだまだいると思いますが、
私も同じ思い出の一ページとなれるように、頑張っていきたいですね。(微笑)

>ああ、なんだか心がドキドキ浮足立って気もそぞろでございます…
…と思っておりましたら、わたくし何時の間にか翼をひろげてパタパタと羽ばたいてしまっておりました

あらあら、お嬢様ったら…。(苦笑)
ふふっ…お嬢様の翼を見るのは、お久しぶりですね。
あ、覚えていますか?お嬢様が仰っていた、春の日のお約束…。

このお屋敷に私が来た一年目を迎えた時…。
お嬢様と共に、空から共に夜の桜を見るという約束を…。
うふふ…お嬢様に限ってお忘れと言う事は無いと思いますけど、今から私、楽しみで仕方が無いんです。

>ああ、残念ながら、一つだけわたくしが述べてはならないメッセージがございますけれど
108本…『結婚して下さい』
…こればかりは、ただ良き成就の日を迎えられることを、傍近くよりお祈り申し上げるばかりでございます

あ、あはは………。
さ、流石にそればかりは…。(汗)

でも、お嬢様にとっても私にとってもお互いが「大切な方」である事は変わりありません。
今も…そしてこれからも…。

私達が血の契りを…「赤い糸」で結ばれた時…。
お嬢様は枕元で言って下さいましたね…。
「私の、大切な方」と…。

母と叔母、そして二人を取り巻く人達が性別というものに関係無く大切な人と結ばれたように、
私もそのような人と巡り合えたのだと…。
「絆」の尊さに、同性も異性も違いは無いのですから。

>いえ、花の色や数だけだけではございません
花びらの重なり具合、しおれ、枯れ、葉や棘にもそれぞれメッセージがございますわ
本当に、そのメッセージをどれほどお伝えしたいことか…

ふふっ…お嬢様の薔薇の知識のお披露目、今後も楽しみにしています。
…それを知る度に、ドキドキしてしまいそうですけど…ね。(照)

>今わたくしのいるこの国に於いてもそうでございますわ
わたくしを『能天気な昼行燈の小娘』にして下さっているのは、レイナさん、三姉妹…
そして、そして何をおきましても、柚葉さん、貴女がいてくださればこそでございます
この縁側でお茶を頂いているこの時が、まことに貴女がくださったがゆえの、掛け替えのない温かな場所ですわ

この日常を、無論私一人によるものではないとしてもその一端を担っていられる事が
私にとっての喜びでもあります…。
では、お仕事が一段落致しましたので私も御相伴に預からせて頂きますね。

>ああ、柚葉さんのお手、温かいですわ
このようにして指と指を搦め合わせておりますと、二輪の薔薇がその茎を絡ませ合って大輪の花を咲かせているかのような心地がいたします…

…………。
あら…いつの間にか、日が傾いていらっしゃいますね。
申し訳ありません、時を忘れておりました…。(微笑)

あらら?どこかから、6つの目が覗いておられるような気が…。
でも、温かな視線のようでしたから悪い気は致しませんが。

では私はもう一度、お仕事に戻らせて頂きますね。(微笑)

254 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2017/02/23(Thu) 21:01
>>248
>>アーチェロお嬢様

…お嬢様の事を解って頂けて、私も嬉しいです。
お嬢様の家系は由緒正しき貴族であり、
故国におきましてはお嬢様も深窓の令嬢として、私たち庶民から見れば
恵まれた環境に身を置いていたと思います。

…ですが、お嬢様が人とは異なる種族であるという理由で、
それも無辜の人々を傷付けるような方ではないと知りながら、
身勝手な理由や権力抗争、人間の側の悪意による迫害に心と御身体を傷める事も多々あったのです。

その辛さを、私が知る由もありませんが…。

にも拘らず、お嬢様は己の意思で故国を離れ、遠く離れた異国でこうして日々を送っておられます。
本来ならお嬢様をお守りする方が多くおられる故国で、お暮しになっていればいい筈。

だとしても、異国における苦労を厭わず今はこの街の人々と触れ合えている…。
お嬢様自身の強さと言わずに、何と言えますでしょうか…。

そういえば>>184におきましてお嬢様は、以前の街で焼け出されて野宿の日々を送ったと仰っていたような…。
一体何があったのでしょうか…。
ま、まさかあの人がそのような仕打ちを!?
もしそうだとしたら、幾ら何でも許す事は出来ません…!

>>252

「良い事」と「悪い事」という概念は、国が違えば全く異なります。
無論、種族間の違いにおいてもそれは異なるでしょう…。

ですが、許されないのは自らの価値観を一方的に押し付けて他者を蹂躙したりその領域を侵す事です。
時には目を瞑らなければならない状況、止むに止まれぬ事情というものもあるでしょう。

私は法や治安を守る立場にいるわけではありませんからこれ以上述べる事は出来ませんが…。
少なくともこのお屋敷とそこに住まうお嬢様の平穏をお守りする立場にあります。
何か貴方が事情を抱えているのかどうかは存じませんが、お嬢様の平穏を乱す行為だけは厳に包んで頂ければ幸いです。


255 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/02/23(Thu) 23:37
どうも!さっそくですがウチの新聞とりませんか?
他よりも安いでっせ?

256 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/02/24(Fri) 12:31
すみません。臨時でうちのお店の着物のモデルをしてもらえませんか?
外国人の方にアピールする写真を撮りたいんです。
貴方くらい着慣れている方でしたら、きっと良い写真が出来ます。

257 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/25(Sat) 11:01
>>244(柚葉さん)

>うふふふ…。逆に私達現代人には、「肖像画を描いて頂く」というシチュエーションに憧れてしまうのですよ。
私達は生まれた時から、写真というものが当たり前の時代を生きてきましたから。

確かに、今日多く残る肖像画は優れた美術品が多いですし、画家の方もご自分の筆を以てモデルの美しさを残したい、あるいはモデルを介して自分なりの『美』を世に在らしめたい、とそういう考えなのでございましょう

ですが、わたくし如き者をたいそう美しく描いていただきますと、どうにも恥ずかしゅうございますわ
それも、王侯貴族の子女の如き ― いちおう貴族ですが ― 綺羅と星を纏ったような華やいだ…、あるいは吸血鬼の子女なら斯くの如し、という真紅と闇に溶け込んだ幻惑的な…、そんな姿をキャンバスに留められてしまうのは、なんとも落ち着きません

真紅の薔薇を纏い、漆黒のドレスに身を包み立つ姿
ラピスラズリの闇を背景に紅のドレスをまとい黒猫を抱いて座る姿
あるいは…目を閉じた美少女(メイドさんがモデルです)を腕に抱き、うなじに唇を寄せた姿(モデルをしていた時はただ並んで立っていただけなのに!)

そんな絵が次から次へと城館の廊下に飾られてしまうなんて…
その前を通るとき、目を背けて駆け足になってしまうのも当然でございましょう?

それなのに、お母様ったら
『もっといろんな画家に描いてもらって、見比べたいわねぇ。
 次は誰を連れてこようかしらぁ?』
国内外の、自分の興味を持った画家を次から次へと呼んできて…
『もう、いいかげんになさってください。娘に恥ずかしい思いをさせるのが、そんなに楽しいんですの?』
とわたくしが申しましても、
『画家の創作欲を刺激するモチーフが大事なのよぉ。
 あなたの羞恥一つで、新しい芸術が生まれるきっかけになるかもしれないんだからぁ。
 ちょっと目をつぶっていなさいよぉ。』
とか仰って…

『日本から浮世絵師を連れてこられないかしらぁ?』
なんて仰ったこともありましたわね
さすがに、出島からこっそりオランダ船に乗せる、という算段は実現しませんでしたけれど…

>お嬢様とは対照的に、写真という技術の素晴らしさ、それを作り出すに至るまでの先人たちの苦労というものに
>私達はなかなか考えが至りませんものね。
>時間が許せば、そのような方達の偉業を知ったり、想いを馳せる事も必要かと思います…。

確かに、左様ですね
わたくし、初めて写真というものを見た時、本当に驚きましたもの
『目に見えるものを、そのまま光の像として直接フィルムに焼き付ける』
などという発想が生まれた、ということ自体、人間の叡智の果てなさとして深く心に刻まれました…

『わたくしも写してほしい!』
とメイドさんに矢も楯もたまらずせがんだのを覚えております
ただ、その時メイドさんは難しい顔をなさりながら
『…では、試してみましょうか…。』
と言って撮ってくれた ― 既に撮影機材を購入して撮影術を学んでくれていました ― のですが、
…わたくし、写っておりませんでした

愕然とするわたくしに向かって
『鏡と同じことでございます。
 わたくしたちは人間と違って、意図的に『実在のレベル』を操作しなければ、写し出され得ないのです。
 お嬢様も少し、その練習を致さなければなりませんわね。』
と申しましたわ

幸い、その操作法はすぐコツを掴めましたので、現在のように柚葉さんとご一緒に写真に写ることが出来るのですけれど
ああいうときは、我が身が魔族であることを実感しますわね…


258 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/25(Sat) 11:04
>>244(柚葉さん) (つづきでございます)

>はい、実は高柳健次郎氏は私の好きな偉人の一人でもあるんです。
>幼い頃に読んだ古い学習雑誌で、前後編に分かれて掲載されていた漫画を読んだ事があの方を知るきっかけだったんですよ。

まあ、そうでしたの?
やはり彼の方は日本の少年少女にも夢を与えた方なのですね

高柳様を支援してくださったその地域の有力者の方には、本当にわたくしも感謝いたしたいですわ
その方の篤志がございましたお蔭で、どれほどの夢が多くの方の心に芽と萌え出て、花開いたかと思いますと、本当に有り難いことでございます

ですが、そうですわね…
高柳様ほどと言わずとも、世界にはその貧しさゆえに才能を開花させるどころか、それがあることさえも気づかれない方
あるいは、特に才を持たずとも、それぞれの在り方で世に良きことを為される可能性があるのに、それを為し得ない方も…
それを思うと、その方々が世に出るために世界が何を為し得るのか…、世界に普く広がった人間の数多きことを思えば、皆でより良き方向を見つけていくことを、是非にと願いたいですわ

>例え生きた時代も国も違えども、先人たちの知恵と努力が時代も国も超えて受け継がれ、
>新たな技術と発展を生みだしていく…。
>そういう意味で、大好きな一場面でした。

ええ、ええ、本当にそうでございますわね
今、柚葉さんが仰ったエジソン氏にしましても、子どもの頃は学校で劣等生扱いされた、と聞いておりますわ
それを、お母様が断固として息子の才を信じてお勉強を施された、と伺っております
そこでエジソン氏が見捨てられていましたら、高柳様の偉業も、叶わなかったとは申さないまでも、より困難であったかもしれませんわね

魔族の者は、その多くが寿命が長いゆえに、知恵と努力を、世界へ、後世へと繋げていく、そういう想いが人間に比べて薄いのかも知れません
我が身を思いましても、そのことをよくよく反省せねばなりませんわ…
少しでも、この街にある以上、皆様と言葉と心を交わして、何か良きものを生み出せましたら…、それは本当に嬉しいことでございますから

それにしましても、子どもの心を育てるのに、そうした学習漫画はとても役に立っているのですわね
そんなに柚葉さんのお心に残った漫画、わたくしも読んでみたくなってしまいますわ
日本の漫画はそうしてお勉強にも楽しく導いてくれるのですね

そういえば先日、学校帰りの子どもたちと道々歩いていたのですが、学校の図書室で借りた西洋史の学習漫画を嬉しそうに見せてくれましたわね
あずみ涼、という方の描かれた…『産業革命と自由主義』でしたか…
少女漫画風の絵で、19世紀の波乱に満ちた欧州各国の歴史を、架空の主人公を軸に描いていて、わたくしにとりましても懐かしい時代の物語をよく描けていたと思いましたわ

この方のホームページもありましたので、興味が湧いてきて見てみましたわ
この方、北欧が大好きなのですね
北欧出身の漫画家・オーサ様とお話が弾みそうですね
でも、できましたら、南欧にも興味を持ってくださると嬉しいですわね

>うふふ…。お嬢様、今日も朝から頑張っていらっしゃいますね。(微笑)
>(お庭の掃除をしながら、お嬢様の水やりの様子を眺めております。)

こうして上るお日様の光に、如雨露の水が煌き、薔薇の花を輝かせる光景というのはとても美しゅうございますわね
故郷のガーデニング担当のメイドさんも、朝方もこうしてお花に水をあげていて、わたくし、
『こんな朝遅くまで起きていてお花に水をあげるなんて、たいへんだなあ。』
と思いながら床に就いていましたわね
今はわたくしがそのお役目をしているなんて、少し不思議で、でも楽しい気持ちですわ

259 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/25(Sat) 11:05
>>244(柚葉さん) (さらにつづきでございます)

>でも、謎に挑むというのは本にせよゲームにせよ、面白いものがありますね。
>あ、最近は一昨年アニメ化もされたライトミステリを読むのがマイブームでもあるんです。
>骨格標本師の女性と高校生の男子生徒さんの物語なんですが、ネタバレを避けるために
>敢えてアニメの方は録画はしておいてまだ未視聴です。(汗)

まあ、そのようなミステリーがあるのですか
そして、それもアニメになっていると?
それはどんな作品なのでございましょう?
三女ちゃん、三女ちゃん、ちょっとタブレットを持ってこちらに来てくださいな

公式サイトを拝見しましたが、これは魅力的な風貌のヒロインでございますね
この方がこちらも中々に好ましい高校生男子と組んで事件の解決に当たるのですわね
このコンビを見るだけで、なんだか興味そそられるドラマが見られそうですわ

コナン・ドイル様や江戸川乱歩様の作品にも、如何にも才知に長けた感じの名探偵と共に、少年探偵団が活躍する作品があるそうですが、少年少女と呼んでよいタイプの探偵が独立独歩で名推理を披露する作品も多々ございますようですね

…そうそう、お向かいの軽部美琴様からいただいた大量のご本の中にも、そういった作品がございましたわね
『少年科学探偵』…、大正時代の作品ですわ
いま柚葉さんにご紹介いただいた作品で連想したのですよ
だって表紙には、ハンチングにコートの、探偵然とした少年が、死体の頭蓋骨に復顔を施している絵が描かれているのですから

え?三女ちゃん、どうしました?
あら、この作品を紹介した個人ブログがあるのですね
そして…、まあまあ、この作品、昭和にも、そしてつい最近も新版が刊行されていますのね
平成版の表紙は、ショタ…というのですか、今風の少年探偵と、その助手のイケメン青年のツーショットですか
なんとも長い間親しまれてきた少年探偵がいたのですわね…

あら、『青空文庫』なるネット上でも読めるのですか
それでしたら、子どもたちにも広く読んでいただきたいですね

260 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/25(Sat) 11:15
訂正でございます

>>257
>確かに、左様ですね
>わたくし、初めて写真というものを見た時、本当に驚きましたもの

ここは、おかしな、というか失礼な申し様になってしまいましたわ
申し訳ございません

本当はこう申したかったのですわ
『逆にわたくしもまた、精魂込めてわたくしなどを描いてくださった画家の方の想いに気付かなくてはなりませんね
 ですが、やはり最初に写真というのものを見た時は、本当に驚いたのですよ』


261 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/25(Sat) 14:37
>>245(柚葉さん)

>まあ…それは私も知りませんでした。キーワードから検索してみた所、
>様々なメディアミックス展開もなされているようですね。

あら、そちらの作品にもご興味を持たれましたか?
アニメーションにもなっておりまして、そちらの方も中々楽しいようですわ
書物を愛する人間の思いの丈が作品をとても面白いものにしておりますわ

それに…アニメのエンディングテーマの『Confidence』が、また素敵でございました
たとえ一時の別離はあろうとも、本当に信じ合える者同士は必ず巡り合う…
その強い想いを感じさせるその歌詞は、わたくしにとりましてもとても愛しく心強いものに思えるのですよ
三女ちゃんがネットで聴かせてくれたときは、胸が熱くなりましたわ…

あのゲームの方もアニメ化してくれたらよろしいのに…
セーラー服美少女戦士やそのご友人の『大阪なる』がお好きな方なら、きっと魅了されるかと思いますわ

>…ただ、父はどちらかといえば読書や映画、特に映像作品は硬派なものを好むので
>今はもうアニメ的なものにはあまり興味を示さないようで…。
>趣味のジャンルが硬派な分、照れ屋さんな部分もあったのでしょうね。

そうなのですか…
いろいろ多趣味でいらっしゃるのですわね
左様なお父様でいらっしゃるなら、もしわが城館に来ていただければずい分と楽しんでもいただけますでしょう
シェイクスピアやモリエールの戯曲の初版本など、興味を持っていただけるのではないかしら?
実際にお出でいただくのは難しいのですけれど…

>でも、あの方も母も、共に生きたいと願う人達がいてくれたからこそ強くなれた…。
>いえ、強く生きる事が出来たのだと思います。
>その母の強さがあればこそ、私は今お嬢様と共にいられる…。
>私も、お嬢様と母がお逢い出来る日を今から楽しみにしていますよ。(微笑)

愛しい存在がある、その人と共に生きたい、という想いは本当に心を強くしてくれるものですね
お母様が叔母様に、叔母様がお母様に対して持たれ、貫き通されたその想いの強さは、お話を聞いて参りましただけで、ひしひしと伝わってまいります
絆を得た心はより輝き、新たな絆を紡いでも参りましょう
お二人の絆がありましたから、また柚葉さんという方が生を享け、お二人の慈しみという赤い糸の絆で固く結ばれてまいりましたのでしょうね…

でしたら、柚葉さんとの絆をいただけましたこと、お二人にいくら感謝してもし切れるものではございません
ですが、どれほど拙かろうとその感謝の想い、柚葉さんへの愛しい気持ちと共にお伝えしとうございますわ

我が身を省みながら、あらためて彼の土星の戦士の運命の転変を思いますと、新たな感動がこみ上げてきますわね


262 名前:sage 投稿日:2017/02/25(Sat) 22:29
江戸川乱歩って猟奇的な作品が多かったような…
明智小五郎シリーズってのかな?でも子供向けが少年探偵団や怪人二十面相のシリーズだったような


263 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/25(Sat) 22:37
>>248
>>254(柚葉さん)

あらあらまあまあ、お気遣いいただきありがとうございます
恥ずかしゅうございますわ、わたくし如き小娘の昔話に対して斯くもお優しいお言葉をいただけますなんて

はい、確かに故郷でのメイドの皆さんはとてもとても良くしてくださいました
仰る通り、『蝶よ花よ』『なんの不自由ない』。そんな優しい庇護のもとに居りましたわ
確かに勉学や貴族の嗜み諸般、吸血鬼としてのその魔力の使い方などを宛がわれ汲々してもおりました…
あまり出来の良くないおつむなものでございますから

ですが、貴方様がお気遣いくださった『苦労』は、大半はわたくし自身が招いたことでございます
面映ゆい表現ながら『深窓の令嬢』を以てこの身を処していましたなら、遭遇することは無かったこと
わたくしの我儘、抑えきれぬ人間との関りを望んだがゆえの、報いでございます
信仰に生きる方々の攻撃とて、城館の奥に納まっていれば身に受けずに済んだことでございましょう
そうしておれば、メイドの皆さんに心配をかけることもなかったこと

ですが、それでも表に出ていかずにおれなかった、この身の無謀さを、報いと攻めと共に受けてなお、わたくしは後悔してはおりません
多くの方と交わることができ、大切な家族と友が出来ました
貴方様のような、温かい言葉を下さるご近所の方がいてくださることも、本当に嬉しゅうございます

ああ、また長々とお喋りしてしまいました
この身の饒舌、何とぞお許しくださいませ

では、どうぞお茶と和菓子などご用意いたしますから、よろしければどうぞお召し上がりくださいませ

******

>…ですが、お嬢様が人とは異なる種族であるという理由で、
>それも無辜の人々を傷付けるような方ではないと知りながら、
>身勝手な理由や権力抗争、人間の側の悪意による迫害に心と御身体を傷める事も多々あったのです。

牙を以て人の身を傷つけ、大切な血を奪う…
そのような存在と対峙してきた多くの方がいらっしゃるのが事実なれば、恐怖よりわたくしを攻め撃とうとされる方がいるのも道理でございます
そうした中から、珠玉の如き心…、わたくしを、わたくし自身を見てくださって、手を差し伸べてくださった方々と出会うことが出来ました
それを思えば、嘆き悲しんでいてはその方々に申し訳ございません
まして、その出会いの末に、柚葉さんと出会えたのです
わたくしの運命の何と恵まれておりましたことか、分かりませんわ

もちろん、柚葉さんが仰ったような、身勝手な理由…我慾と傲慢により、わたくしを利用し己が利を貪ろうとする方にまでも屈するつもりはございませんわ

>だとしても、異国における苦労を厭わず今はこの街の人々と触れ合えている…。
>お嬢様自身の強さと言わずに、何と言えますでしょうか…。

まして、今はわたくしの方から護らせていただきたいと切に望む方たちがいるのです
屈従は許されません
どこまでもどこまでも、この身に能う限りの盾としてあるのなら、この魔族の力全てを惜しみなく使うことも出来ますわ
その気持ちこそがわたくしの『強さ』の源泉なのでございますから

>そういえば>>184におきましてお嬢様は、以前の街で焼け出されて野宿の日々を送ったと仰っていたような…。
>一体何があったのでしょうか…。
>ま、まさかあの人がそのような仕打ちを!?
>もしそうだとしたら、幾ら何でも許す事は出来ません…!

いえいえいえ…
わたくしの元居りました場所へ攻撃をしてまいったのは、柚葉さんのご存知の方ではございますまい
なんとなれば、攻撃を受けたのはわたくしだけではございませんでしたから
その正体は不明でございますが

わたくしの住む街の、近隣の街々の方々にも同時多発的に攻撃が仕掛けられ、広範囲が大混乱でございましたから、元々治安が悪かったのでございましょう
そうして焼け出された方の中には、幸い今ではこちらの近隣に越してこられて、今は平穏な日常を取り戻した方もいらっしゃいますわ

あの事件は誠に困ったものでしたが、結果としてわたくしは大きな幸いを、そう、柚葉さんとの出会いを得、また多くの方とお付き合いできる日常を手に入れられたのです
まことに魔族にとりましても、『万事塞翁が馬』の感を深くいたしますわ…


264 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/26(Sun) 01:09
>>249(柚葉さん)

>良かった…。これでお颯さんにも良いご報告が出来ますね。
>苺は、春を待つ季節の中のとびきりの宝石ですから。
>…私の想いと共に、お嬢様の笑顔が花開いて私も幸せです。

お颯様の目利きは実に素晴らしゅうございます
どうか良しなにお伝えくださいな
お颯様のことでございますから、きっと栽培農家のこともよくご存じなのではないでしょうか?
お颯様から、さらに農家の方に伝わって、お仕事の励みになりましたら喜ばしいことでございます

今はハウス栽培が盛んで、いつの季節にも見られはいたしますが、やはりこの季節の苺の輝きは格別でございますのね
宝石とはまさに言い得て妙…
濃い緑の葉の中に果実が顔をのぞかせている様は、恰も一面にエメラルドを散らした中に混じって煌くルビーのようでございます

>…私の想いと共に、お嬢様の笑顔が花開いて私も幸せです。

苺の花言葉は、『あなたは私を喜ばせる』…
ふふっ、こちらもまさにそう申し上げたい口元綻び心和む美味しさでございます

>…………。(微笑)
>ぎゅっ………。
>(チョコレートを掌に乗せ、片方の手を胸の前でぎゅっと結んでいます)

ああ…
まあまあまあ…
そのように感に堪えないというように、拙い技のチョコレートを手にしてくださるなんて、こちらの方がなんだか…嬉しくて…
わたくしの心そのものを優しくお受け止めくださっているような心持ちで…幸せでございます

>…私がお嬢様の家政婦になりまだ一年足らずなのに、お嬢様にそう言って頂けるなんて…。(微笑)
>このお屋敷できちんと私がお役目を果たせている事を実感できて、家政婦冥利に尽きます…。

いえいえ、そんな…
わたくしの方こそ、柚葉さんにとって本当に『相応しい』者になれることなど前途遼遠でございましょうに
ここを先途と大胆なことを申してしまいまして…、ああ、今さらながらに顔が火照ってまいりましたわ
それでも、そんな風に仰っていただきましたこと、本当に有り難くしっかりこの胸に刻ませていただきます…

>お嬢様の、薔薇の花言葉の知識には感服致します。
>三姉妹さんやレイナさんの笑顔が花開く瞬間が、楽しみですね。(微笑み)

ふふっ、花で想いを伝えるというこの習わし、昔から興味を持っておりましたが、このように誰かに思いの丈として伝える、というのはとても胸温まるものなのですね
こうして実感できるのも、家族や友達を得たゆえのこと
日本に参ってその機会が増えたことは嬉しいですわ

『貴族の令嬢』を務めておりました時は、もっと腹の探り合い、駆け引きに利用するような味気ない使い方が多かったですから
社交の場で殿方からお花をいただいても意味深なメッセージが籠められていたりしますから、こちらもやはりはぐらかし、やり過ごし、空っとぼけな言の葉を花に乗せて返したりすることがしばしばで…
あれでは、綺麗に咲いてくれたお花にも申し訳なかったですわね…

三姉妹やレイナさんは、果たして花言葉を読み取ってくださるでしょうか…
まずは美味しく召し上がって下されば喜ばしいのですけれど、普段なかなか感謝と親愛の言葉を伝え切れていないかと懸念いたしますので、出来れば気づいていただきたいですね

(柚葉さんのご帰宅後)

>…私のチョコレートは、こっそりお渡しする事が出来ました。
>私の想いは、伝わりましたでしょうか…。
>優しく笑って、受け取って下さいました…。

お受け取りいただけたのでしたら、お気持ちが伝わっていること勿論のことでございましょう
直接見ていなくても、チョコレートをプレゼントなさるときの柚葉さんの真摯な心の籠った瞳が目に浮かんでまいります
その瞳をあの方が見過ごすなど、あり得ることではございませんでしょう
この行事が聖ウァレンティヌスが命がけで愛を護ろうとされたその事績にちなむものであることを思えば、彼の方もまた同じ心を以て、貴女のお心を受け止められたに違いありませんわ

それでは、あらためて柚葉さんのお淹れ下さるお茶で、チョコレートを楽しませていただきましょう…
三姉妹さんたちもお姉さまのご帰宅をそわそわそわそわと待っておりましたのよ


265 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/26(Sun) 09:20
>>250(柚葉さん)

>まあ…旦那様と奥様の馴れ初めをお聞かせ頂けるなんて…。
>私もお嬢様との絆が深まっている証でしょうか…。(照)

いえ、そんな、柚葉さんに隠し事など致すつもりは元々…、
わが想いを柚葉さんに知っていただき、喜んだり楽しんだりしていただけるなら、家族として共として嬉しいことでございます

…と思いましたが、そうですね、いきさつがいきさつだけに、その意味では確かに話し辛いことではございましょうか
なにせ、出会いの場が人間との戦いの場だというのですから
それが自然にお話しできてしまうのは、このようなお話を受け容れていただける、という心からの安心感があるからでございます

…ただ、それであるが故に、不用意に人間の方にとって不快なお話もしてしまいかねません
柚葉さんが受け容れてくださろうとも、漫然とそれに縋るのは幼子の如き甘えに身を浸すことにもならぬとも限りません
そのことは気を付けねばなりませんわね…

>旦那様と亡くなられた長兄様…。
>以前お聞きした長兄様は、やはり旦那様の血筋と気質を受け継いでおられたのですね。
>平和な国と時代に生きている私には、やはり厳しい時代を生きてこられた事を実感致します。

ええ、わたくしが物心つきました頃はもはや父も当主として城館の内外でやるべきことがあるため、前線に立つことはなかったのですが、かつての父を知る者の話では、実に雄姿並ぶ者なく、且つ一場の芝居を見るが如き麗姿を以て、同族の女性を惹きつけたとか

…!
ああ、やはり、今しがた危惧したことを早速にいたしてしまいました
父の牙と刃の先に在りましたのは『人』でございます
たとえ父が同族を護るために行ったことだとしても、牙と刃を人の血で染めたのは事実でございました
それを、ただの昔話のように語るのは甚だ宜しくございません

もう、わたくしったら、この通り…
能天気であるばかりか、粗忽者の甘えん坊でございました
どうか、お許しくださいませ

それにしましても…、本当にわたくし、家族とメイドさんたちに護られてまいったこと今さらながらに思わずにはおれません
様々な戦闘のための技を教えられはしましたが、家族は誰もわたくしに
『戦場に立て。』
とは申しませんでしたわ
…メイドさんの強硬派の中には、
『姫様がお立ちになるのであれば、わたくしたちこの身を剣と盾として、どこまでも戦列を共にいたしましょう。』
と言う方がいましたが、メイド長が許しませんでした

そのお陰を持ちまして、わたくし直接鎧をまとい、剣を手にして戦場で人を傷つけることなく過ごすこととなりました
もしもそれをいたしていたならば、わたくしあれほど能天気に人間の元へと ― 市井の民は日々の務めを為す人達ですから、戦場に立つ教会の戦士たちとは一線を画していたとはいえ ― 友を求めに参ることは出来なかったでしょう…

>戦乱の時代においても飄々となさっているいうというか、何というか…。
>どの時代においても、国においても、常に自分らしさを貫いておられるのですね。
>そして己のペースのままで、事を治めてしまう…。
>確かに人ならざる者としての御力を駆使しておられたと思いますが、
>そこはやはり奥様が成せる業、と言うべきでしょうか…。

ええ、本当には母は自儘を為されていても、城館の者は軽い溜息と共に
『まあ、奥方様の為さることだから』
で、受け容れてしまう、不思議なお人柄でございますわ
…人ではありませんが


266 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/26(Sun) 09:21
>>250(柚葉さん) (つづきでございます)

>そういえば奥様は確か、これまでお聞きしたお話の中で絵画に造詣が深かったような…。
>その若い画家さんは、大成なさったのでしょうか?
>お嬢様からお聞きしたキーワードだけでは、その方が誰なのか私には思い付かなかったですね。

ああ、申し訳ございません、説明が足りておりませんでしたわね
母の話によりますと、その画家は今に伝わる名を成された方なのですよ
お名前は、ジョルジョ・バルバレッリ・ダ・カステルフランコ(Giorgio Barbarelli da Castelfranco)、一般には単にジョルジョーネ(Giorgione)と呼ばれているようですね
生年は1477,8年頃、没年は1510年、西洋絵画の歴史の中でも謎の多い画家とされておりまして、確実にこの方の作品とされているのはわずか6点だそうです

『それは、わたくしが囲っていた時期が長かったからよぉ。
 彼の作品もまだわたくしの手元にあって独り占めしているのが多いのよぉ。
 え?『優れた美術品は、世に広く公開すべきだ。』?
 だってぇ、あれらは彼がわたくしに贈ってくれた作品だものぉ。
 手放したりしたら、彼に悪いでしょぉ。』
などと母は申しておりますわ

まあ、『囲っていた』というのは比喩的な表現とするとしましても、わたくしとしてはお母様が秘蔵している作品も、今となっては彼が活動したヴェネツィアあたりの美術館に寄贈しても良いのではないか、と思うのですが…

>…当主は旦那様でも、カルミーニオ家とその一族において一番上手なのは奥様なのかもしれませんね。
>知らず知らずの内に、不思議と皆手玉に取られてしまう…。
>そして手玉に取られているのが分かっていても、不思議とそれに従ってしまう…。
>いえ、従いたくなってしまう…といった方が正しいのでしょうか…?

ふふっ、確かにその通りかもしれませんわ
今申しましたとおり、戦場での父の麾下の者たちへの打擲の、そのすぐ後の初のお顔合わせであったにもかかわらず、その者たちは不思議に母に素直に頭を下げておりましたとか…
輿入れの際は、むしろその者たちもずい分と盛り上がったそうですわ

『旦那様も『アレは余人を以ては代えがたい質だ。』と仰っていましたのよ。』
とは件のメイドさんも言っていましたわ

>で、その油絵は奥様がその才能を見出していたという画家さんが描かれたものなのでしょうか?

ええ、その油絵も彼の作品のうちの一点でございますわ
世に出れば、美術界にセンセーションを巻き起こすこと間違いのない逸品だそうでございます

…日本の小樽市にもヴェネツィアの文化を紹介してくださっている美術館があると伺っています
その一品だけでも、あちらに寄贈してくださらないか、と思いますわね
日本とイタリアの文化交流は、母にとりましても望むところかと思うのですけれど…


267 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/02/26(Sun) 14:38
モンスター娘さんの時もそうだったけど、ヒロインの美しいお母様の来訪って
決まって波乱とドタバタの展開が。(笑)

268 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/26(Sun) 18:04
>>252

『それをしなければ食べていけないから』
との理由で世に悪とされることに手を染める

人の長い歴史、争乱、暴戻、差別、貧困…
わたくしもそれなりの時を生きて、少ないながらも見聞してまいりました、多くの悲劇がございます
時には、世の不正を糺さんがための大義を持った方々が為したことが、そのような状態を生み出してまいったことも存じております

それ故、自分や家族の生命を守るためにやむを得ず、他者を傷つけ、奪ってきました人たちには胸の痛みを覚えますわ

ですが、それを以てしましても、その場所に安住した方と、それより身を浮かべようと努めた方と、その両方がいらっしゃいました
カルミーニオ家は光の中に於いては栄えある力を得たる貴族として、闇に於きましては昏き力を宿す魔族として、時にその両方より『力』を求められること少なからずございましたので、わたくしもその一端を存じております

光も影も、人はただ諦念と共に安住してしまえば、堕ちていくばかり
光も影も、人がより良き自分を見出そうとするならば、己が魂の中にそれを宿して新たな道を見つけることも不可能とは申せない

ならば、わたくしもカルミーニオに名を連ねる者として、そして人に恋い焦がれる魔族の小娘として、これまでと同じく今もこれからも、人の良き心の形と出会えるよう愚かなこの身で以て努めてまいりたいと存じますわ

…ところで、一言付言いたしますが、>>1で皆様にお願いしましたお約束、どうか心に留めてくださりいませ
その冒頭に、わたくしこう申し上げておりますので

『壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。』


269 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2017/02/26(Sun) 22:08
>>253(柚葉さん)

>その時までに、彼女にお聞かせできる素敵な思い出をもっと一杯作っておきたいですね。
>彼女にも、薔薇のエピソードも含めてお嬢様との素敵な思い出があるのでしょうね。

はい、左様ですわね
そして、仰る通り薔薇…そして、この屋敷の庭での園芸のお話でしたら、彼女も大いに関心を持つことでしょう
芍薬、牡丹、椿…
このお庭で四季折々に咲く、日本のお花にも興味を持ってくれるかと存じます
…彼女に恥じないように、わたくしも精を出してお花のお世話をさせていただきましょう

…そうそう、彼女はエディブルフラワー…食用花も栽培しておりましたわ
スナップドラゴン、ベルローズ、デンファレ…、まだまだいろいろあったかと存じます
うふふふ…、そうしますと、お颯様とも話が合うかもしれませんわね
さすがにお颯様をご招待するのは難しいかと存じますが

>あ、まだお名前を伺っておりませんでしたね。
>よろしければそのメイドさんのお名前をお聞かせ頂けますか?

ああ、そういえば、まだ申しておりませんでしたね
彼女の名前は『ピャンティーナ』でございます

>その方は、フィドゥーチャさんとも力を合わせてお仕事をなさっているのでしょうか

フィドゥーチャは、わたくしの側仕えとして、いつもわたくしに傍らにいて世話をしてくれていましたの
ピャンティーナとは職域が違いますが、ピャンティーナが育てたお花でわたくしの部屋や衣装のコーディネイトをしてくれましたので、二人が相談してお花を選ぶことは日頃から良くございましたわね

>メイド長さん…フィドゥーチャさん…お嬢様と素敵な思い出を共有なさっている方々はまだまだいると思いますが、
>私も同じ思い出の一ページとなれるように、頑張っていきたいですね。(微笑)

わたくしも最近は何度か故郷に宛てて手紙を書いて参りました
両親と、そしてメイド長に…
日本での近況のいろいろをしたためておりますわ

電子メールは…、わたくし、城館のメールアドレスというものを存じないので使うことが出来ないのですよ

柚葉さんやレイナさん、三姉妹とどのよう過ごしてまいったか、特にメイド長は直接知らない柚葉さんのことは、なるたけ詳しく…
わたくしが如何に助けられ、励まされ、楽しい日々を送らせてもらっているか、書き送っております
家で娘からの手紙、ちゃんと読んでいただけているか、返事がございませんので確かめようがございませんが

メイド長は厳しいですが、それだけに他者を見る目の公平は信じられます
読んでもらっているなら、柚葉さんのお人柄は良く分かってくれているでしょう


掲示板に戻る 全部 前 50 次 50 1 - 50 最新 50 スレ一覧

read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)