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【星のカービィデデデでプププなものがたり】影となりて、参上仕ります【オリキャラ注意】

1 名前:シノ ◆IiInQphU 投稿日:2013/10/12(Sat) 04:13

いらっしゃいませ シノです
お忙しい中、お越し頂きありがとうございます
前リーダーのデデデ大王に代わり、私がこのスレッドのリーダーを
担当させて戴く事となりました
こちらのスレッドは前回と同じ【星のカービィデデデでプププなものがたり】スレッドとして
活動しますが、私はオリキャラになりますので、今回は【オリキャラ注意】とつけさせて頂きました

それでは、早速ですがルールの説明に入らせていただきます

〜壱〜

質問をするのは名無し、質問を返すのはキャラハン
当たり前の事ですが、当たり前な事だからこそ当たり前に守って頂きたい所です
キャラハンには名無しさんからの質問を返す義務があります
私もそのキャラハンの一人です 頑張ります

〜弐〜

キャラハンは星のカービィシリーズのキャラのみとさせて頂きます
他作品のキャラクターを持ちこむ事は原則として禁止にしています
私はオリキャラですが…オリキャラでも世界観を崩さない程度なら大丈夫との事です

〜参〜

キャラハンなんてやった事がないって方でも是非気軽にご参加ください
やる気さえあれば歓迎します

〜肆〜

荒らし、中傷、煽り等の書き込みは禁止です
礼儀やマナーはどこに行っても守らなきゃいけません


以上のルールを正しく守りながら利用してください
ルールは絶対です 破った者には裁きが下ります
「皆が楽しく、皆で楽しく」を目標に、これからも頑張って参ります
宜しくお願い致します
それでは、始めます



〜   こ  れ  ま  で  の  歴  史   〜

初代(2006/04/09(Sun) 13:47 〜 2007/04/08(Sun) 20:56)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=144558035

2代目(2007/04/09(Mon) 09:58 〜 2007/07/22(Sun) 19:12)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=176080296

3代目(2007/07/23(Mon) 10:26 〜 2008/05/19(Mon) 22:49)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=185153984

4代目(2008/05/24(Sat) 08:45 〜 2009/02/06(Fri) 18:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=211586325

5代目(2009/02/01(Sun) 11:19 〜 2009/04/25(Sat) 01:20)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=233454750

6代目(2009/05/13(Wed) 16:29 〜 2009/09/12(Sat) 23:35)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=242199773

7代目(2009/09/13(Sun) 00:19 〜 2010/06/19(Sat) 07:45)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=252768756

8代目(2010/06/19(Sat) 07:56 〜 2011/04/07(Thu) 21:02)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=276901813

9代目(2011/04/11(Mon) 04:08 〜 2011/12/27(Tue) 15:51)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=302462486

10代目(2011/12/28(Mon) 09:38 〜 2012/09/23(Sun) 19:47)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=325032688

11代目(2012/09/24(Mon) 00:50 〜 2013/10/10(Thu) 23:18)
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=348415447

917 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/28(Fri) 23:45
奇襲!死の旋風(つむじかぜ)の話

…とある日の夜、グリーングリーンズにて…

…ズバッ!!…

ブロントバート「ぐぅああああああああ…!!…」

…ドサッ…

サーキブル「…違ウ…コイツハ「流派伝承者」デハナイ…」
バードン「次…次ダ…」
ギム「力試シ…力試シ…」

???「…ふん♪ふん♪ふふ〜ん♪…」

サーキブル「!」
バードン「隠レロ…」

???「今日もあたいは最強よ〜♪とはいっても、やっぱり夜道は怖いなぁ…。
こんなことなら「相方」も連れてくればよかった…って、ん?あれは…」

「………」

???「…!あ、あれって人じゃない!どうしてこんな所で倒れてるの!?
…ち、ちょっとあんた!しっかりし…し、死んでる…!でも、どうして…」

…ガサガサガサッ!!…

???「…!(…何の音!?動物…?いえ…)」

…ビシュンッ!!

???「ッ!!」

ズシャアアアッ!!…

???「…この地面の傷は、刃物で…はっ!?」

バードン「デンショウシャ…デンショウシャ…」
ギム「殺ス…殺ス…」

???(…なるほど、さっきの人を殺したのはこいつらってわけ。…それにしても…)

バードン「次ハ貴様ダ…次はオ前ダ…」
ギム「始末…始末…」

???(…いつもは平穏なはずのグリーングリーンズでこんな殺気に満ち溢れたのがいるなんて…)

ギム「死マ…ツゥゥゥゥゥ!!!」

バシュッ!!

???「…!(あれは…ヨーヨー!!)」

バシィィイインッ!!

ギム「素手デ…弾クトハ…」

???「ふん!女の子だからって甘く見ないことね!(覚えてて良かった…手技)」

バードン「…ダガ、ショセン丸腰…シャッ!!」

シュババババッ!!

???(羽を飛ばしてきた!でも…!!)

スパパパパパッ…!!

???「………」

パラ…パラ…

バードン「羽ヲ…全テ掴ンダダト…」

???「…ふ、ふふん!あたいにとってはこれぐらい朝飯前よ!(ぶっつけ本番だったけどね…)」

ギム「ナカナカヤルナ…ナカナカ…クッ…クックック…」
バードン「クックックック…」

???「…?(笑ってる!?どうして…そういえば、何かを見落としているような…)」

ギム「…シャアアッ!!」
バードン「ヒャアアッ!!」

ズバシャアッ!!

???(今度は同時攻撃!でも、ここはかわし…っ!!思い出した!さっk…)

…ズバァァァアア…アアアン!!…

???「―――――っ!!(…しまっ…敵は…もう、一人…)」

…ドシャッ…!!

???「う…あっ…(…あの二人は刃物を持っていなかったのに…どうして、気づかなかったんだろ…)」

サーキブル「…コノ身ノコナシ…間違イナイ…コイツハ、伝承者ダ…」
バードン「何処ノ…ヤツダ…」
ギム「吐カセロ…吐カセロ…」

???「はぁ…はぁ…う…(背中から…斬られちゃった…。…せめて、アレさえあれば…)」

???「…おーい!「ちゃお」ちゃーん!!何処にいるのー?」

サーキブル「…!散レッ!!」

???「…だ、駄目!「ほしくん」!こっちに来たら…!!」

???「…あ、いたいた!もーちゃおちゃんったらこんな時間まで…って、え…?
…ど、どうしたのちゃおちゃん!?その怪我…」

サーキブル「…今ダ、殺レッ!!」

ちゃお「!!危ないほしくん!後ろ!!」

バードン「キェェエエエエ!!」

ほしくん「…え?って…う、うわぁぁ!?」

ズバンッ!!…

バードン「…チッ、外シタカ…」

ほしくん「…あ、あわわわ…だ、誰なのこの人達!?」
ちゃお「知らないわよ…!!でも、あの人を殺したやつらなのは確かよ…」
ほしくん「あの人?…う、うわあああ!?死んでるぅ!!」
ちゃお「だからあいつらが殺したっつってんでしょ!!…っ、痛ぅ…」
ほしくん「ちゃ、ちゃおちゃん…そうだ!ちゃおちゃん、これ!!」
ちゃお「…こ、これは私の如意棒!!ほしくん!」
ほしくん「探すついでに念のために持ってきたんだ!これで!!」
ちゃお「…うん!!」

918 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/28(Fri) 23:46
サーキブル「…イツマデ、グダグダト…バードン!ギム!!…」
バードン「オウ…」
ギム「アレダ…アレダ…」

ほしくん「か、囲まれてる!?何時の間に…」
ちゃお「…ほしくん!あたいから離れるんじゃないよ!!」
ほしくん「う、うん!」

バードン「三位一体!」
ギム「奥義!」
サーキブル「疾風斬!!」

ほしくん「う…うわぁ!こっちに来る!!」
ちゃお「………」

サーキブル「…クタバレェェェ!!」

ちゃお「(…見えた!!)…「紅影流・秘技」!!…」

ギム「ウォォォ…!!」
バードン「キシャァァ!!」

ちゃお「…烈赤撞突(れっかどうとつ)!!」

ドギャガガガガガガガッ!!

ギム「…ギャアアアッ!!」
バードン「グワァアアア…!!」

ちゃお(これで…終わり!!)

ドゴォォオオオッ!!…

サーキブル「グ…ウォォオオオ…!!」

…ドサドサドサッ…

ほしくん「や…やったぁ!!」
ちゃお「ま、あたいにかかればこんなもの…っつ!!…(…これで倒せなかったらまずい、かも…)
…さーて、まだ戦る気?」

ギム「グ…ウウウ……クッ…クックックック…」
バードン「クッカッカッカ…」

ほしくん「ちゃ…ちゃおちゃん!この人達笑って…!!」
ちゃお(頭が可笑しくなったの…?…!!…こ、こいつら!?…)

サーキブル「…大シタ力ダナ…ダガ…全然、物足リン…!!」

ほしくん「…な、何言ってるんだ!さっきあれだけぼこぼこに…」
ちゃお「…!ほしくん!!そいつらから離れて!!」

サーキブル「…フンッ!!」

キィィイイイン…!!

ほしくん「…う、うわぁあ!?」
ちゃお「くっ…うう…!(抜刀術まで…!!…いえ、それよりも…どうしてこいつら…!)」

サーキブル「…クククク…ヤルナ…俺ノ抜刀術ヲ防グトハ…」
ギム「クックック…」
バードン「クックックック…!」

ちゃお(…これだけ体がぼろぼろなのに、痛がる素振りすら見せない…
何よりこいつらの目には…全く生気がない!!まるで、死んでいるみたい…
…「死んでいる」?…まさか!!)
ほしくん「…ち、ちゃおちゃん!どういうことなの!?
あの人達まるで怪我をしてないみたいに…!!」

サーキブル「ドウシタ?モウ、終ワリカ…?ナラバ、コチラカラ行クゾ…!!」

ほしくん「!!」
ちゃお「!!」

『…はい、そこまでッスよ。風の忍び部隊の皆さん』

サーキブル「…!?ドウイウコトダ…!!」

『…忘れたッスか?あんたらの目的はあくまで「伝承者の情報収集」…
「伝承者を殺せ」なんて命じてないッスよ』

ギム「…何ィ…!!」
バードン「フ…フザケ…ルナ…!!」

『…やれやれ。闘争心溢れる反面、どうも聞きわけが悪いッスね。
まさかあんたら、そのせいで死ぬ羽目になったことをもう忘れたわけじゃないんスよね?』

バードン「ナ…何ダト…!」

『これ以上、余計な手間をかけさせるなって言ってるんスよ。さ、早く戻ってくるッス。
これから別の任務を…』

ギム「貴様…調子ニ乗ルノモ…」

『…聞こえなかったのか?さっさと戻れ、と言っているんだ。…あまり、俺を怒らせるなよ?
あんたらの「命」は俺が握っているってこと、忘れたんじゃねえだろうな?』

サーキブル「…分カッタ…スグニ戻ル…」

『…どうやら、少しは聞き分けのいい奴もいるみたいッスね。じゃ、待ってるッスよ』

ギム「…チッ!!」

ほしくん「…あの人達、誰と喋ってるんだろう…」
ちゃお「さあ…ね」

サーキブル「…オ前達、命拾イシタナ…ダガ、次ハナイ。…行クゾ」
バードン「ケッ…」

シュバババッ…!!

ほしくん「き、消えた…」
ちゃお「…いきなり、奇襲仕掛けておいて何て言い草よ…つっ!!…」
ほしくん「ち、ちゃおちゃん!大丈夫!?」
ちゃお「大丈夫…なわけ…ない、でしょ…さっきから…我慢し…て…」

…ドサッ…

919 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/28(Fri) 23:49
ほしくん「…ち、ちゃおちゃん!!うわわわわ…た、大変だぁ!!
は、早く救急車を呼ばなきゃ!!それに警察も!!…あ!でも携帯持ってない…
あわわわわ…どうしよう!どうしよう!!…」

「…はぁ…今日も、女房に怒られてしまった…。しかし「いい加減に、体ぐらい動かしなさいな!!
この万歩計が一万歩になるまであなたの夕食はありません!外でも歩いてきなさい!!」なんて
追い出さなくても…。うう、夫婦生活は辛いなぁ…」

…うわぁぁあん!!どうしよう!どうしよう!!どうすればいいのぉお!!…

「…ん、何だ?こんな夜中に…一体誰が…」

ほしくん「うわぁあん!!ちゃおちゃん!!しっかりしてよぉおお!!」

「あれは…ただごとではないな。…おい、君!一体どうし…なっ、これは…!!」

ほしくん「ちゃおちゃん、お願いだから死なないでぇえええ!!君が死んだら、ボク一人じゃ
やっていけないよぉぉおお!!」
「(…何が起きたのかはよく分からんが、とにかくこの子を落ち着かせなければ…)
…おい、君!!一体何があった!?落ち着け!!」
ほしくん「…もうだめだ、もうだめだ、もうだめだ、もうだめだあばばばばば…」
「(…やむを得まい)…ご免ッ!!」

バシィィイ!!

ほしくん「…うわらば!?か、空手チョップ…!」
「…落ち着いたか?少年よ」
ほしくん「あい………って、あれ?あなたは?」
「私は通りすがりの…平凡な亭主だ。一体、何があったのか教えてくれないか?」
ほしくん「え、あ、その…そ、そうだ!せ、背中!背中を見てください!!」

ちゃお「…………」

(…酷い怪我だ、おそらく大きな刃物で斬りつけられたのだろう…)
ほしくん「あ、あとは…あれ!あれ!!」
「…!!…(人が倒れている!?どういうことだ…?)」
ほしくん「ちゃおちゃんがあの人を見つけたときには、もうあの人は息絶えていたらしくて…
その後知らない三人に奇襲されて、ちゃおちゃんがこの怪我をした後にボクが…」
「…なるほど、分かった。とにかくすぐに救急車と、それに警察を…」
ほしくん「す…すいません!ぼ、ボク携帯持ってないんですぅ!!
ちゃおちゃんも携帯を持たない主義で…!!」
「…そうか、参ったな…(俺のS-phoneも、家に置いてきてしまったし…)」
ほしくん「うう〜…ちゃおちゃあん…死んじゃやだよぉ…」
「(…とにかく、家に戻るしかないか)…君、名前は?」
ほしくん「え…ボク?ええと。ボクの名前は「ほしくん」…で、この娘は「ちゃお」です」
「…とりあえず、そのちゃおという娘を私の家へ連れてきなさい。応急手当ぐらいはできるかもしれん…」
ほしくん「え!ホントですか…!?よかったぁ…。じゃあ、よいせっと…」
(…体の大きさの割に、中々の力だ。かなり鍛えてるな…)
ほしくん「…じゃあ、案内お願いします!後、お宅に着いたら救急車と警察を…」
「ああ、勿論だ。では、行くぞ…」

…そして数時間後、森の中は警察達が忙しく駆け回り、
グリーングリーンズの夜は騒がしく更けていった…。

920 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/28(Fri) 23:52
おまけ 内容を覚えてない、知らない人達のためのまとめとか

>>418>>450 ウィリー団の野望の話
>>423>>454 流派の継承者の話
>>507>>514 剣豪現るの話
>>527>>530 遊園地の人気者?の話
>>534->>535>>544 撃突?「ツキカゲ」VS滅多之進の話
>>553->>561 最凶最悪の脱獄犯!の話
>>562->>568 誘拐されたアドレーヌを救え!蛇鋼・ファミリー大決戦!
>>577->>583 最凶最悪の脱獄犯・エピローグ
>>596->>597 新幹部、新刺客、新規客の話
>>601 漆黒党の正体の話

色々なことがあって、そうこうしているうちにまさかの1年以上ぶりとか…
…まあ、いいか特別編だしね!(よくない)

921 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/29(Sat) 12:11




922 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/29(Sat) 14:15
>>534-535>>544 撃突?「ツキカゲ」VS滅多之進の話
>>553-561 最凶最悪の脱獄犯!の話
>>562-568 誘拐されたアドレーヌを救え!蛇鋼・ファミリー大決戦!
>>577-583 最凶最悪の脱獄犯・エピローグ
>>596-597 新幹部、新刺客、新規客の話

安価の付けかた間違えてたので修正しようとしたら補足を思いついたが、何故か長くなってgdgdの話

…風の忍び部隊が撤退した、その頃…

…ビッグフォレスト「漆黒党」本部…

我弩流「…やれやれ、どうも扱いづらいッスねえ。ま、イキがいいのはいいことッスが…」
獄門斎「…我弩流」
我弩流「はっ、これは獄門斎様。どうしたんスか?」
獄門斎「轟からの報告だ…どうやら、我々の存在が闇の忍び部隊、そして邪幻斎達に気づかれたらしい…」
我弩流「あらら…邪幻斎さんにもッスか。そりゃ面倒なことになったッスね。
ま、でで綱さんが忍び部隊に姿を見られた以上、その背後を調べないわけないッスね。
…と、いうことは忍び部隊の戦力分析は中止スかね?」
獄門斎「いや、情報は集めろ。奴らは既に邪幻斎の幹部の一人、デスドラースを葬っている。
そして、そこから更に強くなっているらしいからな…」
我弩流「マジッスか…(やれやれ…オレっちとしては楽して元を取りたかったんスがね…)
…分かりました。じゃあ、このオレっち自らが出るしかないッスね。結構マジに…ね」
獄門斎「…分かっているだろうな?我らの目的はあくまで…」
我弩流「分かってるッスよ。だけどいい情報ってのはそうそう手に入らないッスからね。
それにもうオレ達の存在が感づかれている以上、わざわざ姿を隠す必要もないでしょう?」
獄門斎「かなり自信のようだが…本当に大丈夫なのだろうな?」
我弩流「へへっ、任せてくださいよ。オレっちだって幹部の一人ッスから」
獄門斎「…しかし、お前は長い間戦っていない。そのことでお前の実力に疑問を抱く者が多いようだが…」
我弩流「へえ、それなら「準備運動」で確かめてみるッスかね。オレっちの実力が偽りかどうか…をね」
獄門斎「………」

ついに動き始める、漆黒党幹部「我弩流」…

…同じ頃、夜のプププランドの離れ…

豪躙丸「…ここは、どこでごわすか?」

…威勢よく出てきたものの、闇の忍び部隊、そして内藤滅多之進の顔はおろか
名前だけのメモしかない漆黒党・新幹部「豪躙丸」がさ迷っていた。

豪躙丸「探す相手の顔も特徴も分からない、ここが何処かも分からない…うぅ、困ったでごわす…。
仕方ない、一旦戻って…」

と、豪躙丸が帰ろうとしたその時である。

豪躙丸「…ん?あれはもしや…道場でごわすか!?た、助かった…!!
…もし!もし!!誰かいるでごわすか!?たのもーう!!」

「…あら?こんな時間に誰かしら?…あ、もしかして私の亭主が帰ってきたのかしらね。ふふ…。
はぁい、何か御用ですか〜!…って、あれ…(人違いかぁ…それにしてもこの人、この辺りじゃ見かけない顔ね…)
どうなさったんですか?こんな夜分遅くに」

豪躙丸「…あ、どうも失礼するでごわす。実は聞きたいことが……………………」
「はぁ、聞きたいこと…ですか?それはいったい……」
豪躙丸「……………………」
「……………………」
豪躙丸「……………………」
「…………あの、私の顔になにか」

…ガシッ!!

「………?あ、あの…どうして私の手を」
豪躙丸「…あなたは運命を信じるでごわすか?」
「……は、はい?…あの、それでいったい何を聞き」
豪躙丸「……まさか、まさかこんな日が来るとは思わなかった…ご麗人!!」
「!…ご、ご麗人ってそんな本当のこ」
豪躙丸「…どうか、どうかワシと結婚を前提にお付き合いして頂きたいでごわす!!!」
「………は、はいいいい!?ど、どうしてそんないきな」
豪躙丸「その磨きぬかれた美貌!美しき身体(フォルム)!愛くるしい姿!!全てがワシ好みでごわす!!」
「や、やだそんな…好みだなんて…嬉しいですわ。で、でも私はもう結k」
豪躙丸「ご麗人!!」
「!?」

923 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/29(Sat) 14:17
…ドサッ!!…

…何故か、急に豪躙丸に押し倒された女房。

「きゃあ!?…い、いきなり何するんですか!?」
豪躙丸「ワシらの国に風習では生涯の契りを交わした者はまず始めに一夜を共に過ごすのでごわす!!」
「い、一夜を共にって…まさか…」
豪躙丸「…ワシは本気でごわすよ…さあ、ご麗人今夜は…」
「…い…」
豪躙丸「?」
「いやああああああああああ!!!!」
ドゴォッ!!!
豪躙丸「ぐほぉっ!?な…何でごわすか!?この重い一げ」
「来ないで!来ないでえええ!!いやああああ!!!」
ゴキッ!!グシャッ!!ドゴォォオ!!
豪躙丸「ぐえっ!?あがっ!!ぎえええ!!す…すまん!ワシが悪かった!!だから落ち着い」
「いやあああああああああああああああああ!!!!!」
ゴキャアッッッッッッッ!!!
豪躙丸「」

……チュドカァアアアアアアアン!!!!!……

…ひゅううううう……キラーン……

…こうして、豪躙丸は星になったのであった。

…そして、その10分後…

「…ここが私の家だ。早いトコその娘の手当てを…」
ほしくん「分かりました…(家って…道場だったんだ…)」
「…私です、ただいま戻りました。怪我人がいますから手当てを………ん?」
ほしくん「…ど、どうしたんですか?」
「…いや、いつもなら女房がすぐに飛んでくるはずだが…すまない。ここで少し待っててくれないか」
ほしくん「は、はあ…」

「…私です。……?……いますか?いたら返事を…」
「…ぐすっ…ぐすっ…」
「…!?…これは、一体…」
「…あ、あなた…?」
「…え?あ、その…一体何があったんですか?」
「あなた…あなたあああああ!!」
「…うわっぷ!?ど、どうしたんですか一体…とにかく落ち着いてください。まずは事情を…」

……

「…私の女房を襲っただと…まさかそんな命知ら…いや、不埒な輩がいたとは…」
「…あなた?今、なんて言いました?」
「い、いえ何も…」

ほしくん「…あ、あの…」

「あら、その子たちは?」
「…実は、かくかくしかじかで…」
「…まあ、大変!それなら、早くその娘の手当てをしてあげなきゃ駄目じゃない!!あなた、お名前は!?」
ほしくん「え、あ…ほしくんと言います。で、この娘はちゃおちゃん…」
「そのちゃおちゃんを、こっちに連れてきて!早くしないと…」
ほしくん「…は、はい!……」

……

「…さあ、応急手当はこれでいいだろう」
ちゃお「………」
「…あなた、救急車と警察には説明しました。もうじき、こちらに来るそうです」
「ああ、ありがとう…」
ほしくん「…すいません、何から何まで…」
「礼はいい…だが、聞きたいことが幾つかある。すまんが、もしよかったら教えてくれないか?」
ほしくん「…はい、ボクが知ってることなら…」
「ではまず、君たちはこのプププランドじゃ見かけない顔だが…旅人か?」
ほしくん「…ボクたちは色々な景色を見てみたいと遠い故郷から出てきたんです。
特にちゃおちゃんは好奇心旺盛で、色々と知りたがる性格でしたから…」
「成程…では、君たちを襲ったという知らない三人…どんな姿、格好をしていた?」
ほしくん「…確か一人が鎧を着ていて…一人が…あ、絵でも描きますか?ボク、結構得意なんです」
「そうか、ならば何か描く物を…」
「ええ、用意しますわ」
「…では、先に他のことを聞こう。その三人…いや、敵に襲われる心当たりは?」
ほしくん「…いえ、ないですね。何せいきなりだったものですから…」
「…じゃあその三人に変わったことは?何でもいい。気になったことがあれば…」
ほしくん「…そういえばあの人達…ボク達を攻撃しようとした途端、ふいに誰かと話し始めたんですよ」
「誰か…?」
ほしくん「ええ、姿こそは見えませんでしたが…間違いなく誰かと話していた…ような気がします」
「……(もしや、その「誰か」がその三人をけしかけたヤツかもしれんな)」
「あなた、紙と筆を用意しました」
「あ、すいません…では、よろしく頼む」
ほしくん「はい、任せてください」

924 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/29(Sat) 14:19
………
ほしくん「えーと…あの人はこんな武器を持ってて………で、この人は………」
………
ほしくん「そして確か………はい、これでいいですかね」

…そこにはサーキブル、ギム、バードンの絵と使っていた武器が事細かに描かれていた。

「はあ〜上手ね。ほしくんは絵のお勉強をしていたのかしら?」
ほしくん「えへへ…まあ、故郷にいた頃に少し…」
「いや中々大したものだ…唐突ですまんが、この絵、借りて構わないか?」
ほしくん「それは構いませんけど…どうするんですか?」
「…いや、少しな…(この三人のこと…シノ殿や皆に聞けば何か分かるかもしれん…)」

…ピーポーピーポー…

「…救急車が来たみたいね」
ほしくん「へー…プププランドから離れた場所でも来るもんですねえ」
「…さて、では後のことは彼らの指示に従うといい」
ほしくん「…はい!では本当に、ありがとうございます!」

…こうして、ちゃおはほしくんの付き添いで救急車で病院に運ばれていき、
警察による捜査が始まったのはそれから数時間後のことだった…。

…ところで、吹っ飛ばれた豪躙丸はというと…

…ベジタブルバレー…

豪躙丸「」

…さっきの一撃によって完全に気絶していた。

すると、そこに…

滅多之進「…ふぅ、すっかり暗くなってしまったな…早いトコ寝る場所を探さないと…ん?」
豪躙丸「」
滅多之進「…なんだ、あの男?どうしてあんなトコで寝てるんだ?
…おい、そこの人。大丈夫か?そんなトコで寝てたら風邪引くぞ…」
豪躙丸「」
滅多之進「…気絶してるな…仕方ない、これも何かの縁だ。背負ってやるとするか…よいせっと」
豪躙丸「」
滅多之進「…うーむ、しかし何処の誰なんだこいつは?なんか矢鱈と重いし…はっ!?
(待てよ…まさかこの男が「闇の忍び部隊」の一人、ジュキッドなのでは…!?
名前からしてごつそうな印象を受けたからな…)」
豪躙丸「」
滅多之進「警戒する必要があるな…この男…」

…豪躙丸と滅多之進、色々アレながらも、奇跡の出会いを果たしたのであった…。

925 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/29(Sat) 21:10
デデデ大王の大冒険が始まります。

926 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 20:40

シノ「こんにちは シノです
  もうすぐで8月も終わり、夏ももうすぐで終わりそうですね」
ツキカゲ「何だかあっという間だったような気がするなあ……
  もっと遊んでたかったですよ」
タック「ツッキーは年がら年中遊んでばっかやないでっか」
ツキカゲ「遊んでばっかじゃないですよ!たまには修行だってしているんですよ!」
タック「たまにはって……毎日せんのかいな」
ジュキッド「それも良かろう だがな、一流の忍びになりたければ今のままでは駄目だな
  もしも、今より強くなりたいと願うなら、これからは自分で技を磨かねばならん
  でなければ、いつまでたっても二流三流止まりとなってしまうぞ
  別に修行しろと強要しているわけではないが、もし本当に強くなりたいなら、それを分かって欲しい」
ツキカゲ「す…すみません……分かりました」
タック「ホンマかいな」
ツキカゲ「本当ですって!こうなったら意地でも強くなってみせますからね!」
タック「おーおー頑張りなはれ」
シノ「雑談はこの辺にしておいて、そろそろ質問を返s……」

???「おいおいおいちょっと待ったぁー!!」

タック「なっ何や?」
ツキカゲ「この声……もしかして………!」

???「待たせたな!どうも!デデデ大王だデ!!」

シノ「あっ…陛下……
  あ…そういえば今日は陛下がゲストでいらっしゃる日でしたっけ……
  すっかり忘れてました……」
大王「しっかりしてくれよ全く!呼んでくれるのずっと待ってたのに呼ばないで質問に入ろうとしたから驚いちまったデ」
シノ「も……申し訳ありません………私とした事が陛下の事を忘れてしまうなんて……私、もう失格ですね………」
大王「い……いや……気にするなって…!別にそんなつもりで言ったわけじゃないし……
  ほら、忘れる事なんて誰にでもよくある事だから…!だから気にすんなって……な…!?」
シノ「す……すみません………」
ツキカゲ「この人がデデデ大王さんか………こうして生で見るのは初めてだなあ………」
タック「ボクらには一生縁のない人かと思ってたから、こうして会えるんは以外やったなあ」
ジュキッド「うむ……一度はプププランドの危機を救った英雄にしてプププランドの王、
  このような偉人に出会えるとは……またとない奇跡だろう…………」
大王「何だよ皆して……何か気持ち悪いなあこういうの………
  まあ良いや、今日1日、よろしく頼むデ!」
シノ「はい、こちらこそよろしくお願いします
  というわけで、今回は陛下をゲストに迎えてお送り致します」

>>912

大王「おおっ!すっげーな!これ全部おれさまの為に用意してくれたって事か!?」
タック「んなワケないやないd……」
ジュキッド(おい、プププランドの王の前だぞ……!)
タック(そ…そうやった……!)
タック「いやあきっとそうでっせ!そうに決まってまっしゃろ!さっすがプププランドの王でんなあ!
  こうやって手厚く歓迎されるなんてまさに王の中の王とは貴方様の事ですわ!いやああやかりたいもんでんなあ!」
ジュキッド「大王様、我らの分もお召し上がりくださいませ ささ、どうぞ」
ツキカゲ「ぼ…僕も、蕎麦を作って来ましたので…よ…よろしければど、どうぞ……お口に合うかどうか分かりませんが……」
大王「な……何だ何だ……?いや、いいって……どうせこんなに1人で食えんし………お前らも食って良いデ」
タック「ほ…ホンマでっか?!いやあ流石大王様!こんなボクらに食べ物を分けてくださるなんて……器が広いでんなあ!」
ツキカゲ「ありがとうございます!この御恩は一生忘れません!」
ジュキッド「大王様……我々一同、感謝致しますぞ」
大王「頼むから普通にやってくれ……気持ち悪いんだよさっきから………」
シノ「すみません……私からも言っておきます………」

927 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 20:44

>>913

タック「てなわけでようデデの旦那!ボクはタックって言いますねん
  今夜は無礼講っちゅう事で、まあ仲良くしまひょ!」
ツキカゲ「大王さん大王さん!僕はツキカゲです!ねえ大王さんもやっぱり好きな女性とかいるんですか!?」
ジュキッド「どうだ?一緒に酒でも呑まないか?まあ気楽にやろうではないか気楽に」
大王「今度は馴れ馴れしくしすぎだ……!あと913、ちゃっかり呼び捨てにすんな!お前は友達かなんかか!?
  いい加減にしろよ!真面目にやる気ないだろ!?」
タック「いえいえそんな」
ジュキッド「滅相もございません、我々は大王様を思っての事」
ツキカゲ「こうして楽しくやっているではありませんか」
大王「シノ……何とかしてくれ………」
シノ「すみません……ちゃんと言っておきます………」


>>914

大王「おいおい!カービィは皇族じゃないだろ!いい加減にしろよ!」
ツキカゲ「カービィ君を養子にすればカービィ君は王子って事になりますよ!良いじゃないですか!」
大王「良くないわ!あんなの養子にしたら食費がかかるデ!」
シノ「確かにそれもそうですね………」
ツキカゲ「じゃあ僕を養子にしてください!僕が大王さんの養子になればスターロードになれるって事ですよね!」
大王「な…何言ってんだ!出来るわけないだろそんな事!」
タック「そうでっせ、ツッキーには荷が重すぎますわ」
ジュキッド「国の王には、色々と背負わねばならんものがある……」
ツキカゲ「背負わなければならないもの……?」
ジュキッド「そうだ……それは責任……王になるからには、それなりの責任を背負わなければならん
  国を導く存在として、国民の為に何をすべきか……それを考えるのが王の使命だ……」
大王「うっ……!」
シノ「陛下…!?」
ジュキッド「国の王というのは、優雅な生活を送り、楽しい日々を過ごすものではなく、
  常に国民の事を考えながら必死に国を良くしようと懸命に働いているのだ
  無駄遣いもせず、下の者に威張り散らしたりせず、権力を振りかざす事など断じてしてはならない」
大王「ううっ……!」
シノ「陛下…大丈夫ですか!?」
ジュキッド「良いか、王になるからには、国を導くために、より良い国を築き上げねばならん……
  簡単に王になりたいと言えば、罰が当たるぞ 気を付ける事だ」
ツキカゲ「そ…そうですね……すみませんでした………」
シノ「あの……大王様がショックで倒れてしまいました………」
大王「どうせおれさまは王になんて向いてなかったんだデ…………」
ジュキッド「だ…大王様…!お気を確かに!決して大王様の事を悪く言ったのではありませんぞ!」
ツキカゲ「ど…どうしてこんな事に…スタッフゥー!!スタッフゥー!!」
タック「アホ!スタッフなんか呼んでどうにか出来る話ちゃいますわ!とりあえず病院に連れて行きまひょ病院に!」

928 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/30(Sun) 20:44
デェアーハハハ!!
環境破壊は気持ちいいZOY!!

929 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 20:44

>>915

シノ「祭り……?あっ…そういえば、9月から10ちゃっとの13周年記念祭が始まりますね」
大王「そうだな……シノ、10ちゃっと13周年記念祭、出てみたらどうだ?」
シノ「えっ…?私がですか……?場違いです…私が出るなんて……」
大王「まあシノというキャラは元々名無しの案から派生して出来たキャラだからな……って言うとメタ発言になっちまうが…
  このスレからはいつもアドレーヌが参加していたが、アドレーヌも最近来なくなっちまったし、
  今回の祭はアドレーヌの代わりに参加するのはどうだろうか?シノというキャラを1人でも多くの人に知って貰う良い機会だと思うしな
  本当はおれさまが出た方が良いのかもしれんが、まあ今のおれさまはスレ主でも何でもないしな………」
シノ「そうですね……分かりました 緊張はしますが、参加してみます」
ツキカゲ「お祭りかあ……何だか楽しみですね!確か掛け合い形式のキャラは代表1人しか参加出来ないルールになってるから
  僕達は参加できないけど、お土産とか一杯持って来てくださいね!」
タック「もし可愛い女の子のお友達が出来たらボクに紹介s……」
ジュキッド「お前は黙っていろ」
タック「す……すんまへんでした………」

>>916

ツキカゲ「ひええ!何か急に食べ物をたかられたけど、どうしよう!」
大王「912から貰った料理の残りがあるから、これでも食ってろ」
ツキカゲ「ふええ……助かった…ありがとうございます流石デデデ大王さん 名無しさん達の対応には慣れてるんですね!」
大王「別に慣れてるわけじゃないが……たまにどう答えていいか分からんやつもあったしな……
  名無しからの書き込みに対して、どう返したら正解とか間違いとかってのは無いけど、どう返したらいいんだろうかって
  やっぱり一度は考えるよな…そして返し終わっても、果たしてこの返し方で良かったんだろうか…とか、
  返し終わった後で、違う返し方を思いついてしまったりとかは良くあったな………
  名無しがどういう意図があって書き込みして、それに対してどう答えて欲しいかって考えるのは大事な事だが、
  それよりも大事なのは自分の個性を出して答える事だろうな………」
シノ「陛下も色々考えて質問を返していたんですね……」
大王「最初の頃は本当に我武者羅にやっていた時とかあったけどな
  荒らされたりしてそれに対して怒った事もあったしな、今まで色々な事があったデ
  そういう時にアドバイスしてくれる人や支えてくれる人がいたから、ここまで続けて行く事が出来たんだろうな」



シノ「今回はここまでとします 次回も引き続き陛下ゲストでお送り致します
  それではまた会いましょう さよなら」

930 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 22:11

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


コックカワサキ「負けた……!俺の自慢の料理が………!」
謎の料理人「ふん…!何が三ツ星ランクだ……笑わせるぜ……!
  調理師免許も何も無いこの俺に負けるとは、プロの腕前を持つ料理人が聞いて呆れるぜ……
  あんたの店の看板は貰って行くぜ…あばよ!」


コックカワサキ「負けた……この俺が………!!神の一品とまで言われた料理だったのに……!!うああああああああああああ!!!」



謎の料理人「………ふん、ざまあ無いぜ」


 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第弐拾玖話 もしも、プロが素人に負けたら

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走(>>536-539)
  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦(>>546-549)
  第拾参話 逆襲技、闇の忍者捕獲作戦(>>571-574)
  第拾肆話 逆転技、闇の忍者救出作戦(>>587-590)
  第拾伍話 捨て身技、憤怒の将軍最終決着(>>602-606)
  第拾陸話 散り技、命懸けの鬼退治(>>616-619)
  第拾漆話 慕情技、夜空の打ち上げ花火(>>623-630)
  第拾捌話 良縁技、怒りの手裏剣投げ(>>646-652)
  第拾玖話 もしも、尺八で植物が枯れ果てたら(>>676-680)
  第弐拾話 もしも、植物が蘇る水があったら(>>693-696)
  第弐拾壱話 もしも、電気を自在に操れたら(>>701-704)
  第弐拾弐話 もしも、仲間の処刑を命じられたら(>>709-714)
  第弐拾参話 もしも、お酒が心を支配したら(>>725-730)
  第弐拾肆話 もしも、飲酒で世界が救えたら(>>739-743)
  第弐拾伍話 もしも、怨みの力が恐ろしく強かったら(>>749-753)
  第弐拾陸話 もしも、逆転のチャンスがあったら(>>759-763)
  第弐拾漆話 もしも、無料で食べ放題の料理店があったら(>>778-783)
  第弐拾捌話 もしも、太ってしまったら(>>895-899)


931 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 22:13

バウンシー「これでもう9件目か……」
シノ「何がですか?」
バウンシー「あっ、このニュースです」
シノ「えっと……謎に包まれた料理人登場、またしてもプロの料理人を負かし、
  廃人状態に追い込む………って、何ですか?」
バウンシー「最近現れたんです……経歴も一切不明、調理師資格無しの自称、闇の料理人らしいんです
  けど、料理の腕はプロ顔負けで、三ツ星ランクの料理店に勝負を挑み、勝てばその店の看板を奪って行くみたいなんです
  負けた料理人は負けたショックでなのか、廃人同然と化して入院してしまうらしいんです……
  今回がその9件目なんです……」
シノ「そんな事が………」
バウンシー「信じられないですよね…?私だって信じたくないです」
シノ「料理と言えばツキカゲさん、上達したみたいですね」
バウンシー「そうなんです お陰でお客様も増えて、祖父がまだ元気だった頃みたいに繁盛しちゃって
  私、何だか嬉しくなっちゃいました…そんな時にこんなニュースが流れるんだもの、だから尚更信じたくないんです」
シノ「そうですね……何も無ければ良いのですが………」


ツキカゲ「ああ〜空が綺麗だな……美しい青空だ
  僕の料理を食べて喜んでくれる人が大勢いる…何だかとてもすがすがしい気分だよ!
  これも全部文佐衛門さんがいてくれたお陰だな……よし!帰ったらもっと美味しい蕎麦を作れるように頑張るぞー!!」
謎の料理人「ほう…あんたも料理すんのかい」
ツキカゲ「だ…誰だ…!?」
謎の料理人「おっと、警戒すんなって……通りすがりの、ただの料理人さ……俺の名はマサ 人呼んで闇包丁のマサってんだ」
ツキカゲ「闇包丁の…マサ…?」
マサ「あんた、自分の料理の腕に自信があるってんなら、いっちょ俺と勝負してみねェか?
  勝てばあんたの舎弟になってやる…ただし負けたらあんたの店の看板は貰って行くぜ
  どうだい?悪い話じゃねェだろう…?」
ツキカゲ「僕の舎弟に…!?う〜ん……最近僕とバウンシーちゃんだけじゃ手が足りなくて忙しいからな……
  弟子が1人増えるっていうのも、悪い話じゃないな…………
  よし!その勝負、受けて立ちますよ!その代わり僕が勝ったら僕の言う事、何でも聞いて貰いますからね!」
マサ「良いぜ 勝てたら…の話だがな…!」



バウンシー「あっ!ツッキーお帰りなs……ちょっと、誰なのその人達!?」
マサ「ちょいと邪魔するぜ、お嬢さん」
ツキカゲ「紹介します この人は料理人のマサさん そしてこの人達は料理の審査員の方々です
  今からマサさんと料理で勝負するんです 勝てば僕の舎弟になってくれるらしいんです!」
バウンシー「料理人……!?まさかその人……!
  駄目よツッキー!今すぐその勝負取り消して!その人は……!」
ツキカゲ「大丈夫ですよバウンシーちゃん 僕の料理がお客さんに大絶賛だって事、バウンシーちゃんが1番よく分かってるでしょ?
  大丈夫です 僕は絶対に勝ちます!だから応援しててください」
バウンシー「ツッキー……」
マサ「お客様に大絶賛ねぇ……ふーん成程……………
  …………見た所、ここは蕎麦屋みたいだな
  あんた、蕎麦作んのが得意みてェだし、勝負のお題は蕎麦でどうだ?」
ツキカゲ「良いですよ!望む所です!」
マサ「決まりだな…制限時間は30分、お互いの作った料理を審査員に評価して貰い、点数の高い方が勝ちだ!
  それじゃあ料理開始だ!」
ツキカゲ「よし!!勝ってみせます絶対に!!」


932 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 22:15

マサ「……30分経過だ 料理の方はバッチリかい?」
ツキカゲ「当然ですよ!今まで以上の最高傑作です」
マサ「最高傑作ねぇ……それじゃあお互いの料理を審査員に評価して貰うぜ
  まずは俺からだ」
ツキカゲ「………………………!」


審査員1「美味いザマス!なんて美味さザマス…!蕎麦の風味が口の中全体に広がるザマス!」
審査員2「つゆの出汁も美味しくて素晴らしいですわ!」
審査員3「程よい歯ごたえ!優しい風味、こんな素晴らしい蕎麦は今まで味わった事がない!」
審査員1「審査の結果は…………」
審査員全員「星 3 つ!!!」

ツキカゲ「凄い……!高評価だ………!」
マサ「感心している場合じゃねぇぜ?今度はあんたの番だ」
ツキカゲ「はい……!」
バウンシー「ツッキー………」

ツキカゲ(大丈夫……!マサさんが凄い料理人なのは分かったけど……
  でも蕎麦の作り方は僕の方が慣れている…!毎日毎日美味しい蕎麦を作ってお客さんに喜んで貰っている……
  蕎麦の腕は多分、マサさんよりも僕の方が上だ……!)

ツキカゲ「どうぞ……」

審査員1「うん……んん!?何ザマスかこの味は!?全く品が無いザマス!」
ツキカゲ「え…!?ええっ!?」
バウンシー「……!」
審査員2「ううっ…舌がおかしくなりそうですわ…!何て酷い味でしょう…こんな味にされるなんて、お蕎麦が可哀想ですわ……」
ツキカゲ「そんな…!どうして…!?」
審査員3「私達にこんな物を食わせるなんて……こんなレベルの低い料理人、今まで見た事がないわい!」
ツキカゲ「………………!」
バウンシー「ちょっと!でたらめ言わないで!貴方達、本当にツッキーの料理を食べたの!?」
審査員1「部外者は引っ込むザマス!」
審査員2「こんなお店、なくなった方が世の為ですわ!」
審査員3「全くだ!」
審査員1「審査の結果は…………」
審査員全員「星 0 点!!!」

ツキカゲ「そ……そんな………!?何で……!?」
バウンシー「…………!」
マサ「目に焼き付けとくんだな……こいつが現実って奴だ これがあんたの実力ってワケさ……
  あるいは、俺の蕎麦が美味すぎて、あんたの作った蕎麦が霞んじまっているのかも知れねェなあ
  ま、いずれにしてもあんたの蕎麦の味はその程度だったって事さ 話になんねェなあ………」
ツキカゲ「………………!」
マサ「あんた、自分で自分の蕎麦の事をお客さんに大絶賛の蕎麦だっつってたよなあ…
  そのお客さんに申し訳ねェと思わねェか?
  蕎麦を作った経験なら、多分俺よりあんたの方が上だ
  なのにあんたは俺に負けた……お客さんはこれを聞いたらどう思うだろうなあ?
  いい加減に蕎麦を作って俺達を騙してやがったのか!!このペテン師め!!そう言うに違いねェだろうなあ……
  お客さんも可哀想だぜ……実際は大した事のねェ蕎麦なのに、それに気付かず騙されちまったまま
  常連になった奴だっているかも知れねえんだからなあ………
  どのぐらい金巻き上げたんだ?ええ?ボロクソ叩かれる前に今すぐ全額返した方が良いんじゃねェか?その方が賢明だと俺は思うぜ」
ツキカゲ「………………………………………」
バウンシー「ちょっとあんた…!何様のつもりよ…!そこまで言う事無いんじゃないの…!?」
マサ「お嬢さん、店の看板は頂いて行くぜ……悪く思うなよ 勝負する時にそう約束したんだからよ
  まあそんなレベルじゃ、店なんて恥ずかしくて開けねェと思うけどな!
  看板もこんなマズい店に飾られるより俺に貰って行った方が嬉しいって言ってるぜ!それじゃああばよ!はははははははは!!」
ツキカゲ「………………………………」
バウンシー「ツッキー……」
ツキカゲ「バウンシーちゃん……ごめんよ……僕の所為で…バウンシーちゃんの店が……!」
バウンシー「大丈夫よ!看板なんて、後で作り直せばいいわ!あんな奴が言う事なんて気にしちゃ駄目よ!」
ツキカゲ「ごめん……もう僕には料理を作る気なんてないよ………僕の料理は…お客さんを騙していた悪い料理だったんだ…………
  そんな料理をお客さんに振舞うなんて……もう料理なんて出来ないよ………ごめん、バウンシーちゃん………」
バウンシー「ツッキー……!」

933 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 22:16

ダークソードナイト「今度は料理人の連中に目をつけたらしいな」
文佐衛門「闇包丁のマサ……経歴は一切不明、調理師免許も無し…だがその料理の腕はプロの味にも負けぬ程でござる
  その実力でプププランド中全ての料理店を潰し、プププランドから食文化を奪う……
  そうなれば自然とプププランドの活気も落ちぶれ、侵略が容易くなる……これが今回の作戦でござる」
ダークソードナイト「プププランドの活気なんてどうでも良い…問題は闇の忍び部隊だ
  そいつらの始末はどうする気だ?」
オロチ「それは君がやれば良いじゃないか 闇の忍び部隊の連中を1番恨めしく思っているのは君だろう?」
クチナワ「それとも、連中に負けるのが怖いのかえ…?」
ダークソードナイト「ふん…挑発のつもりか……私にその手の文句は通用せん
  貴様らに言われなくとも、奴らの首はこの私が獲るつもりだ……!」



シノ「えっ……!?ツキカゲさんが家出……!?まだ帰って来ていないって本当ですか!?」
バウンシー「後を追っても無駄だと思います……今は1人にして欲しいって………」
シノ「………そうですか……」
バウンシー「悔しい…!ツッキーがあんな酷い事を言われるなんて……!
  これからもっとお店が繁盛すると思っていたのに……!どうしてこんな…………!
  確かマサって名前だったかしらあの人……あの人ね、ツッキーに酷い事を言ったのよ………
  ツッキーの料理をこれでもかとばかりに貶して…挙句の果てにツッキーを詐欺師呼ばわりしたのよ!絶対に許せないわ!」
シノ「バウンシーさん………」



ツキカゲ「はあ…………上手く行ったと思っていたのに……最高の蕎麦だと思っていたのに…………
  やっぱり僕は何をやっても駄目だったんだ……………………………
  人が喜ぶ姿が見たかった………その一心で僕は今まで一生懸命頑張って来た………
  でもどれだけ努力しても、無理なものは無理だったんだな……………………
  僕の料理じゃ、本当に幸せを与える事なんて出来やしない……………」


文佐衛門「………………………………………」


ツキカゲ「……文佐衛門さんに何て言えばいいんだろう………」

文佐衛門「……!」

ツキカゲ「あんなに僕なんかの為に協力してくれてたのに…………
  文佐衛門さんが今まで協力してくれた事も全部、無駄になっちゃったんだ………
  こんな事、文佐衛門さんが知ったらどうしよう…………」


文佐衛門(プププランドを制圧すると為の任務とは言え、今回ばかりは、済まぬ事をしてしまったな…………)



文佐衛門「青年………」
ツキカゲ「ん……?あっ……!文佐衛門さん……!どうしてここに……!」
文佐衛門「いや、たまたま通りかかっただけでござる……それよりどうしたでござるか…?そのような暗い顔をして
  まるでお主では無いみたいでござるぞ」
ツキカゲ「文佐衛門さん……すみません……僕、店をやる自信が無くなったんです
  僕…ある料理人に負けてしまって……お前に店をやる資格なんて無いってはっきりと言われたんです………」
文佐衛門「…………………そうか………と言う事は、もうお主の蕎麦は食えぬのか………それは残念でござるな…………」
ツキカゲ「すみません………僕はもう……蕎麦屋を……」
文佐衛門「諦めるでござるか……?」
ツキカゲ「………はい……」
文佐衛門「………拙者は好きだったでござるぞ お主が作った蕎麦は……今まで食して来た蕎麦の中でも何より素晴らしかった
  それを二度と作らぬと申すのか……?それではあまりにも勿体なさ過ぎる………!」
ツキカゲ「文佐衛門さん……!」
文佐衛門「青年、かつての誇りを取り戻せ…!拙者が支援するでござる……今一度修行し直し、
  お主を負かせた料理人に一泡吹かせるでござる!さあ、共に参ろう」
ツキカゲ「文佐衛門さん………!はい!!僕、また頑張ってみようと思います!!よろしくお願いします!!」
文佐衛門「よくぞ言った、拙者の修業は厳しいでござるぞ」
ツキカゲ「絶対に弱音は吐きません…!どんな事があっても……僕は究極の蕎麦を極めて見せます……!」


  第弐拾玖話 もしも、プロが素人に負けたら 終


934 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/08/30(Sun) 22:16

次  回  予  告

ナレーション「文佐衛門と二人三脚で蕎麦の腕を鍛える事となったツキカゲ
  一方シノ達は闇包丁のマサの素性を調べようとする
  果たして、ツキカゲの蕎麦は闇包丁のマサを負かす事が出来るのか
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第参拾話 ご期待ください


忍者大図鑑 其の弐拾玖

ナレーション「今回紹介するのは闇包丁のマサ 文佐衛門配下所属
  闇の料理人を自称し、調理師免許を持たないが、実力はプロ以上
  何人ものプロ料理人を負かして行った
  そんな奴を相手に、ツキカゲはリベンジ出来るか!?頑張れツッキー!」

ナレーションの声:デデデ大王


935 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/31(Mon) 20:13
右翼「デデデ陛下ばんざーい!ばんざーい!」

936 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/08/31(Mon) 21:11
集団的自衛権について

937 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/01(Tue) 08:58

シノ「おはようございます シノです 今回も陛下をゲストに加えてお送り致します
  簡単に言えば前回の続きです」
大王「簡単に言わんでも良くないか……?」

>>917-920>>922-924

ジュキッド「うーむ…………」
ツキカゲ「どうしたんですか?ジュキッドさん、さっきから考え込んで……」
タック「もしかして、奥さん怒らせてどう謝ろうか考えてはるんでっしゃろ?」
ジュキッド「違う!……実は前から言おうと思っていた事があったのだが、面倒な事になりかねないと思って言うのをやめたのだ」
シノ「何をですか……?」
ジュキッド「ああ……いや………やはり何でもない………」
タック「何や何や はっきり言ってくれんと、こっちもすっきりしまへんで」
ツキカゲ「そうですよ 僕達仲間じゃないですか!」
ジュキッド「この絵なんだが………」
シノ「絵……?」
ジュキッド「この絵の武器……何か見覚えは無いかと思ってな……」
シノ「あっ…!これって……!」
タック「風の忍び部隊の皆はんやないでっか!何でこんな絵が?」
ジュキッド「ある晩、旅の者が襲われたらしくてな、聞けばそいつらに襲われたと言っていたのだ」
タック「けど、風の忍び部隊の皆はんはとっくの昔に死んだやないでっか 死んだ人間がゾンビになって蘇ったって言うんでっか?」
ジュキッド「それは分からん……だが、嘘をついているようには思えんかった 実際、怪我もしていたしな」
大王「さっきから何だ風の忍び部隊とかって……闇の忍び部隊以外にも、忍び部隊は存在してたのか?」
シノ「はい……私達忍者にはそれぞれグループがあります
  闇の忍び部隊、風の忍び部隊以外にも様々な忍び部隊が存在していて、それらは皆、暗闇斎に管理されています」
大王「そうだったのか……それは知らなかったデ………」
ジュキッド「俺が思うに、死体を生き返らせ、それを意のままに操る事が出来る術を持つ者がいて、
  そいつが風の忍び部隊を操っていたのかもしれん……あれは禁術である為、とうの昔に廃止されていたのだと思ったのだがな……」
タック「もしかすると、また幻夢教からの刺客か……もしくはまた別の派閥かもしれまへんな」
シノ「今思い出したのですが、陛下そっくりの男………あの人と関係があるのかもしれません」
大王「え…?おれさまにそっくりの男…?そんな奴がいたのか?」
シノ「逃げられてしまいましたが……確かに陛下とうり二つ……のような気がしました
  幻夢教の刺客と違って、私達の命を狙うつもりではなかったようですが……」
タック「やっぱり幻夢教とは別の組織があるみたいでんな そしてその組織の連中に共通する部分は
  全員ある人物に似ていると言う事……気を付けた方が良いかもしれまへんで もしかしたらボクらのそっくりさんがいて、
  じつはとっくにすり替わっているのかも………」
ジュキッド「滅多な事を言うんじゃない!……とにかく、これから気を付ける事だ」
ツキカゲ「所で、旅の人って何で狙われたんでしょうか……?」
タック「そんなん簡単でっしゃろ たまたま近くにいたからやないでっか」
ジュキッド「そうかもしれん……だが、他に狙われる理由があったのかもしれん………」
シノ「それは………?」
ジュキッド「何も分からんが……俺の予感が正しければ、恐らく奴らの1番の狙いはシノ殿だろうな……これから先は気を付ける事だ」
シノ「はい……分かりました………」
大王「なんかよくわからんが、大変な事になってるみたいだな…………まあおれさまは下手に口出さない方が良さそうだな……」

938 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/01(Tue) 09:01

>>921

ツキカゲ「デラックス デカくてヤバい デスサイズ
  略してデデデ!どうですかこれ!?」
タック「イマイチやな……」
ツキカゲ「ガーン!!何でですか!?結構良いと思ったんですけど……
  地味に五七五になってるのがポイントなんですよ!」
タック「別にポイントなんて聞いとらんわ」
大王「何を話ているんだ…?」
シノ「陛下の名前であいうえお作文を作ろうと思ったらしいです」
大王「なんつーアホらしい事を……」
ジュキッド「ご心配召されるな いつもの事であります」
大王「余計に心配になってくるわ……本当に大丈夫なのか?このメンバーで……」

>>925

ツキカゲ「大変だ!プププランドに大黒龍ゼルディアスが蘇った!
  プププランドが漆黒の闇に包まれようとするその時、1人の男が立ち上がった!
  その名はデデデ大王!伝説の武器を手に、今、栄光なる戦いの冒険が始まるのだった!!
  ……って話を考えてみたんだけど、どうですか?」
タック「……微妙やな」
ツキカゲ「ガーン!!大黒龍の名前とか結構考えたんですよ!?3分くらい!」
タック「たった3分かい!こんな原稿見せられたら、ボクやったら5秒でボツにしまっせ!」
シノ「やっぱり陛下がゲストで来ると、色々ネタに出来て面白いですね」
大王「ネタにされるこっちの身としては、面白いと思う要素がどこにも見当たらないデ……」

>>928

シノ「……と、ここまでが殆ど陛下のネタですね 流石陛下…人気者ですね」
大王「ネタにされるこっちとしては、あんまり嬉しくないデ……
  っていうかこの台詞はアニメ版の台詞で、おれさまの台詞じゃないじゃねーか」
ツキカゲ「チェーンソーで木を沢山斬った気持ちは一言で表すとどんな感じでしたか?」
大王「だからおれさまじゃない言うとるだろーが!!」
タック「旦那の帽子の中身はカラかゾーイ?」
大王「絶対馬鹿にしてるだろお前」

939 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/01(Tue) 09:02

>>935

大王「何だかよくわからんが、ありがとうとでも言えば良いのだろうか……」
ツキカゲ「そりゃあそうですよ!だってこんなに祝って貰っているんですから!」
大王「そうか…?けど何か祝って貰っているって感じがしないんだよな……」
シノ「どうしてですか?」
大王「いや…何となくだデ 表面上では万歳って言ってるが、本心は何も思ってないかもしれないっていうかな……」
シノ「そんな事はないと思います 陛下は常にプププランドの人達の為を考えて行動しているから
  きっとそれを分かってくれる人は大勢いますよ」
大王「そうか……そう言ってくれると嬉しいが……」

>>936

大王「しゅ……集団的……?何だそれって……?」
タック「プププランドの王様でっしゃろ?政治関係の事なら何でも知ってはるんでっしゃろ?凄いなあ!」
ツキカゲ「何とかミクスの三本の矢についてどう思いますか!?」
ジュキッド「TPPについて、何か思う事はありませぬか?」
大王「お前ら絶対わざと難しい話にしようとしてるだろ!!いや……何ていうか……あれだろ…?
  国民皆で頑張って国を良くしようって奴だろ?最近不景気だの何だのって嘆く奴がいるらしいが、
  思っている程世の中は不景気なんかじゃなくて、そういうのは全部国民次第なんだデ
  時が解決してくれるのを待っていても良くなる事は無いって分かっているんなら、国の為に世界の為に何かしら行動を起こすもんだろ
  他力本願になって動こうとしないのは駄目だ!世の中の在り方とか全部他人任せにしていたら、
  何か不幸な事が起きた時、誰からも助けて貰えなくなるかもしれないだろ?
  国民1人1人が一丸となって世の中を変えてやるぐらいに思わないと景気なんか絶対良くならんデ!
  世界中1人1人皆が手と手を取り合って助け合う……これが本来の世界の在り方なんだデ!
  こういう事だろ?違うか?!」
タック「……何かよう分からんけど、凄い事言うてはるのは分かりましたわ いやあ流石大王様でんなあ」
ツキカゲ「僕もよく分からなかったけど、でも大王さんの言う事だからきっと正しい事ですよね!」
ジュキッド「国王はそのようにお考えか……確かに一理あるかもしれませんな」
シノ「素敵です、陛下」
大王「変に持ち上げるのやめてくれ……分からないなら分からないでいいじゃねーか……おれさまも適当に喋っただけだから…………」


シノ「というわけで、今回も陛下のゲストでお送り致しましたが、如何でしょうか?」
大王「久し振りに楽しかったデ またスレッドに戻りたいと思ったが、まだやる事があるから、復帰は当分先の話になりそうだな
  でもまたこうやって1回か2回ゲストとしてくる事もあるから、その時はよろしく頼むデ!」
シノ「次回からはまた普通通りに戻そうと思います 次回もまた会いましょう さよなら」

940 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/01(Tue) 21:30
大王様がダイエットしたらイケメンになるらしい

941 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/02(Wed) 23:55
大食技、ぶらりプププ道楽の話

グリーングリーンズで起きたあの「住民辻斬り事件」から数日が経った、ある日のこと。

…ベジタブルバレー渓谷地帯…

住民ブレードナイト「はぁ〜…今日も平和だなぁ」
住民ソードナイト「いやぁ全く。この辺は主だった物もないしなぁ」
ブレード「まあ、こんな場所に住むのなんて物好きしかいないな。いやぁ本当に何もな」

…ズズン!!ドゴォーン!!…

ソード「ッ!?な、何だぁ!?何の音だこれ!?」
ブレード「こんな渓谷地帯で…地震!?ど、どうしt」

ガラッ…

ブレード「…え?あ、ちょ落ちあああ…」

ドガラガラガラ…

ソード「…ぶ、ブレードぉぉ!!」

…ザッパーン…

ブレード「…ライダー助けて!溺れる!溺れる!!がぼぼ…」
ソード「…なんだ、無事だったか。しかし一体何が…」

渓谷に揺れ響く地震…その原因の場所では、二人の男が手合わせをしていた。

豪躙丸「…ぬぅうおおおお!!」
ズドォォオオン!!
内藤滅多之進「…ふっ!」
シュパァアアン!!
豪躙丸「うぉっ!?…お主、なかなかやるでごわすな!!
流石は「漆黒党」の中でも最高の実力と言われるだけのことはあるでごわす!!」
滅多之進「貴殿もな…攻撃力、防御力は勿論のこと、その身なりから繰り出される攻撃の速さ…侮り難い」
豪躙丸「何のこれしき!ワシは本当の実力を見せてないでごわすよ!!まだまだこれからでごわす!!」
滅多之進「…それは楽しみだ。もとより手加減は無用…全力で来い!」
豪躙丸「応!いくでごわす!!驀震流・奥義!猛進激滅拳!!せいやあああ!!」
ズシンッッ!!…ズゴゴォオオン!!!
滅多之進「むっ!…(「驀震流(ばくしんりゅう)」…前進制圧を主体にした超・攻撃的流派か…)」
豪躙丸「そぅれ、どんどんいくでごわすよ!!そりゃそりゃそりゃあ!!」
シュバ!シュバ!シュバ!シュバ!
滅多之進「ぬっ!はっ!ふんっ!」
キン!キキン!ガキィィン!!
滅多之進(…やはり、一撃一撃が…重い!)
豪躙丸「(…何と、ワシの拳を刀で捌くとは!!)…まだまだぁ!!」

…一時間後…

滅多之進「…ふむ、今日はここまでにしておくか」
豪躙丸「む?ワシはまだまだいけるでごわすよ」
滅多之進「貴殿…まさか私たちの目的を忘れたわけではあるまいな?」
豪躙丸「目的…?」
滅多之進「…闇の忍び部隊の力量調査のことだ」
豪躙丸「…おお、そうだったでごわすな!!お主との戦いに夢中で
すっかり忘れていたでごわす!!わはははは!!」
滅多之進「…全く、貴殿は…(…この男はいつもこんな感じなのか?初対面は確か…)」

…それは二人が奇跡の出会いを果たした翌日にまで遡る。

豪躙丸「…ん、んん……」
滅多之進「目を覚ましたか…大丈夫か?」
豪躙丸「…こ、ここは…一体…?」
滅多之進「ここか?ここは「ベジタブルバレー」だ」
豪躙丸「ベジタブ…プププランドではないのでごわすか?」
滅多之進「プププランドはここからもう少し先だ…で、だ。一つ質問に答えてもらおう」
豪躙丸「む、何でごわすか?」
滅多之進「…お主の名前を聞かせてもらいたい。場合によっては手合わせ願おう」
豪躙丸「手合わせ…?手合わせなら大歓迎でごわす!!では早速…」
滅多之進「…いや、だからお主の名をだな…」
豪躙丸「ワシの名か?ワシは豪躙丸!見ての通り怪しい者ではないでごわす!!」
滅多之進「…そうか(怪しくないとか自分で言うか…だが、確かに闇の忍び部隊ではないようだ。
どうやら、警戒する必要はなかったな…)」
豪躙丸「ところで…お主はもしや、「内藤滅多之進」殿でごわすか?」
滅多之進「!…まさか、お主…」
豪躙丸「…やはりそうだったでごわすか!!いや、実は「獄門斎」殿からお主が請け負った
闇の忍び部隊の各々の実力を確かめる仕事の手伝いを頼まれたのでごわすよ!!」
滅多之進「…成程、同じ漆黒党の幹部か。それで、こうして…(…いや、待てよ?確か私の記憶では漆黒党の幹部は五人だったはず…
…もしや、誰か抜けたのか?それに、どうして昨晩はあんなトコで寝てたんだ?)…豪躙丸?殿といったか…貴殿は何z」
豪躙丸「では、自己紹介も終わったことだし手合わせするでごわす!!」
滅多之進「…いや、まだ話は…」
豪躙丸「さあ!いつでもいいでごわすよ!!」
滅多之進「………」

942 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/02(Wed) 23:56
…そんなわけで、なんやかんやあって現在に至る。

滅多之進「…ところで、豪躙丸殿。そろそろ小腹でも空かんか?」
豪躙丸「おお!そういえばお腹ぺこぺこでごわす!!」
滅多之進「…実はプププランドに美味しい蕎麦屋があるんだが…」
豪躙丸「いいでごわすね!!ワシは蕎麦が大好物でごわす!!」
滅多之進「う、うむ…では、そこに行こう」

…そして、昼過ぎのプププランド。

「はぁい、いらっしゃいませ〜!!…はい!ではこちらへどうぞ!!
さ〜て、今日も商売繁盛!…って、あれ?あなたは確か…」
滅多之進「久方ぶりだな。元気そうで何よりだ」
「…やっぱり!この間のお侍さん!!お久しぶりです!!」
滅多之進「すまない、約束した日から随分と過ぎてしまったな」
「いえいえ、お気になさらずに!!今日もお一人ですか?」
滅多之進「ん?あ、いや。実は今日は友人を連れてきたのだ。ほら」
豪躙丸「おう!ワシの名は豪躙丸!!この滅多之進殿から美味い蕎麦屋があると聞いてな!
是非とも食べてみたく思い、こうしてやってきたわけでごわす!!宜しく頼もーう!!」
「わ、わ。はは…凄く元気な方ですね」
滅多之進「う、うむ…まあ、そういうことだ。…で、今日は大丈夫かな?そろそろ入りたいのだが」
「あっ!はい勿論です!!では二名様ご案内しま〜す!!」

…がやがや…わいわい…

豪躙丸「おお〜!結構賑わってるでごわすねぇ!」
滅多之進「うむ、前来た時よりも人が多いな」

「…ほんまにTKKGくんの料理…最高やな!」
「…うん、おいしい!良かったぁ、月影蕎麦頼んで(震え声)」

豪躙丸「滅多之進殿の言うとおり、評判みたいでごわすな!」
滅多之進「うむ、しかし私は「月影蕎麦」をまだ食べたことがないからな。
一体どんな蕎麦…ん?(…「ツキカゲ」?…!!)」
豪躙丸「う〜む、ワシも是非あの「月影蕎麦」を食べてみたいでごわす!
よし!では滅多之進殿も…」
滅多之進(…まさか、この店に闇の忍び部隊がいるのか?
…しかし、あの男…確かトライデント?と言ったか…が、ここで働いているとは…いや、しかし…)
豪躙丸「…滅多之進殿!!」
滅多之進「…はっ!?…あ、いや…どうした?」
豪躙丸「ワシは「月影蕎麦」にするが…お主は何を頼むでごわすか?」
滅多之進「…うむ、では私も月影蕎麦にするか(…まあ、顔を見るまではまだ何とも言えんか)」
豪躙丸「よし、承った!とりあえずまずは4杯頼むでごわす!!もし!もし!!」
滅多之進「え。ちょ、おま」

……

「…ツッキーちゃん!月影蕎麦4杯注文入ったよ!」
「4杯も!?へぇ〜、そんなに食べる人がいたんだなぁ…」
「ほら!この前、私が話したお侍さん!その人が今度は連れの人と来てるんだって!!」
「そうなんだ…じゃあ、僕も頑張って作らないとね(…もしかして、例の侍かな?でも4杯も食べたっけ?)」

……

「…よし、2杯はできた…と」
「あ!できたのね、ツッキーちゃん」
「うん、とりあえずこの2杯持ってって。残りもすぐ作るから」
「分かったわ!」
(…やっぱり気になるなぁ、今日来たっていう侍。連れの人もいるというし…作った料理を出すがてら会ってみようかな)
「…ツッキーちゃん!」
「ん?どうしたの?」
「お侍さん達から追加の注文が入ったの!」
「…え?追加って…まさか、もう食べ終わっちゃったの?」
「うん、それはもう目にも止まらない早さで…とにかく凄かったわ!」
「え?…え?」
「それで追加の注文なんだけど…月影蕎麦10杯、すぐに作って!!」
「………ええええええ!?」

943 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/02(Wed) 23:59
…ざわ…ざわ…

「…お、おい。何だよあいつら…どれだけ食べるんだ…?」
「もう、二人合わせて30杯は食べてるぞ…」

豪躙丸「う〜む…ずるっ…この…月影蕎麦…ずるるる…本当に美味い!!
食べれば食べるほど…深みが増して…ズズズ…最高でごわす!!あ、おかわりでごわす」
「…は、はい!」
滅多之進「…ずずっ…まったく貴殿は…ずるる…よくそんな…ずるっ…入るな…
だが…同感だ…ズズズズ…ふぅ、これは美味い。あ、私もおかわり頼む」
「…え、あ…はい!」
滅多之進「…ところで、貴殿はこのプププランドのことは知っているのか?
何処に何があるのかとか、な」
豪躙丸「いや…恥ずかしながら、プププランドへ来たのは今回が初めてで…
そこら辺は全く分からんでごわす」
滅多之進「そうか…ならば目的を果たすのは勿論、プププランドのことも教えておかなければな」
豪躙丸「あい、分かった!是非ともご教示願うでごわす!」
滅多之進「うむ、こちらもよろしく頼む」
「…はい、こちら月影蕎麦でーす!!」
豪躙丸「お、来たでごわすな」
滅多之進「…とりあえず、後のことは食事を済ませてから考えるとしよう」
「えーと、これで合わせて…さ、36杯!?食べすぎですよ、お二人さん!!」
豪躙丸「ん?そうでごわすか?まだ腹の半分も満たされてないでごわすが…」
滅多之進「私も…まだまだいけるな」
「」

…それから、数十分後…

滅多之進「…では、私たちはこれで…」
「…は、はい!あ…ありがとうございました〜!!また来てくださいね!」

滅多之進「…ふぅ〜食べた食べた。あまりに美味かったものだからつい、食べ過ぎてしまったな」
豪躙丸「ワシは腹八分目くらいでごわす。しかし、本当に美味かったごわすな!また来るでごわす!!」
滅多之進「うむ、そうだな…(…そういえば、「ツキカゲ」の顔を確認してなかったな。
…仕方ない、次の機会にするか。…に、しても…)」
豪躙丸「さーて、では早速プププランドの案内!…と、闇の忍び部隊探しをするでごわす!」
滅多之進「…ああ、そうしよう…(あえて、話題にはしなかったものの…果たしてこの男は「ツキカゲ」に気づいたのだろうか…)」

…そして、さっきの蕎麦屋では…

「ツッキーちゃん!お侍さん達は帰ったわよ!!本当にお疲れさ…ま…
つ、ツッキーちゃん!大丈夫!?」
「…ははっ…燃え尽きた…燃え尽きたよ…真っ白な灰に…」
「…し、しっかりしてツッキーちゃん!!さっきのお侍さん達…確か名前は…
滅多之進さんと豪躙丸さん!!あの二人はもう帰ったわ!!」
「滅多之進さんと…豪躙丸さん…ね…へー、そうなの…」
「…い…いけない!一時間に70杯も作ったせいで、
ツッキーちゃんが完全に燃え尽きちゃってる!!お願い、しっかりして!!」
「…僕、もう…駄目…みたい…」
…バタッ…
「つ…ツッキーちゃん!?ツッキーちゃあああん!!」

…その日、その蕎麦屋は予定の時間より早めに閉店したという…。


944 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/03(Thu) 00:19
…あ、ツッキー「ちゃん」じゃないのか。間違えたでごわす。
何度も話読んでるのに、どうも間違えるなぁ…。
あ、あと次からはいよいよ忍び部隊が狙われます。ご注意を…

945 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/03(Thu) 21:54
マジカルバナナやろうぜ!

946 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/03(Thu) 23:47
チョコバナナ、売るよ

947 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/04(Fri) 23:54
シャドーカービィ!!ダークメタナイト!!ブラックデデデ!!

三位一体攻撃で相手の息の根を止めろ!!

948 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/05(Sat) 00:49
アドレーヌの子分はおバカばかり

アドレーヌ オールラウンドな女版マリオ、頼れる
カービィ おバカ
グーイ おバカ
リボン おバカ

女とゆるキャラのコンビまたはチームって、昔からの鉄板だねw

アドレーヌ戻ってこないかな…

949 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/06(Sun) 07:44
信じてれば戻ってくるよ…多分。

950 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/06(Sun) 21:01
950だ
いよいよゴールが見えてきたな

951 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/06(Sun) 22:25
なんだかんだで12スレ消化してるんだから本当すげえ。

952 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/08(Tue) 11:02

シノ「おはようございます シノです
  9月になってから、お祭りの方の書き込みに返事を書いていましたが、
  お祭りは書き込み数が多くて返事を返すのが大変なので、
  週に1回ぐらいの割合しかこのスレッドに来られない可能性があります
  ある程度書き込みがたまったらまとめて返す事にします
  というわけで、本日は闇の忍び部隊5人全員で質問を返します」
ツキカゲ「サスケさんは質問返すの久し振りですね」
サスケ「まあな……ここの所、花火作りばっかやっていたからな」
タック「サスケ兄はんの花火、見事やったなあ」
サスケ「本当なら、てめェも夜空の花火として打ち上げてやりたかったが
  花火の質が下がると思ったからな 結局生かしておく事にしたぜ」
タック「いやあ……早速冗談が過ぎまっせ…兄はん」
サスケ「冗談じゃねェぜ 俺は本気だ
  また変な真似したらぶっ飛ばすから覚えていろよ」
タック「ひいい鬼やなぁ…」
ジュキッド「雑談はその辺にして、早く始めようではないか」
シノ「そうですね それでは始めましょう」

>>940

シノ「陛下が痩せたら………
  想像出来ないですね…………
  むしろ陛下は、あのふくよかな体がよく似合っているのに………」
タック「シノ姐はん、それは旦那を褒めているのか貶しているのかどっちなんでっか?」
シノ「勿論褒めていますよ」
タック「ホンマかいな……?」
ツキカゲ「スマブラの時とかも思ったけど、デデデ大王さんって少し痩せて動きも素早くなったら
  絶対最強ですよね なんか勿体ないなあ………」
ジュキッド「重量のお陰で斃されにくいという利点もある 痩せれば確かに身軽になるだろうが
  身軽な分、不利な点もいくつかある 一概に痩せた方が良いとは言えんのだ」
ツキカゲ「そうか………そうですよね………」

>>941-942

ツキカゲ「それにしても、昨日は大変でしたね……」
シノ「どうかしたんですか?」
ツキカゲ「あ…いや……実はですね、昨日、大食らいお客さんが来たみたいで、
  どれぐらい蕎麦を作ったか覚えていないですが、多分80杯ぐらいですかね……
  とにかく目が回るぐらい忙しかったんですよ」
タック「何やそういう事でっか でもまあそのお陰で繁盛出来たんなら良えやないでっか」
ツキカゲ「それもそうなんですけどね……それにしても食べ過ぎだよなあ……」
サスケ「坊主、てめェはそいつの顔を見たのか?」
ツキカゲ「いえ…見てないですけど、それがどうかしたんですか?」
サスケ「俺の思い込みかもしれんがな、そいつらに気を付けた方が良いだろう」
シノ「もしかして、風の忍び部隊を操っている刺客と何か関係が……」
サスケ「それは知らねェが、とにかく気を付けた方が良いだろう
  そういや俺の所にも、前に変な三日月の兜を被った妙な野郎が来た事があった
  恐らくそいつの可能性がある」
タック「ボクもそいつになら会った事がありまっせ 誰かに狙われていたみたいで、体に傷を負っていて
  地雷矢の旦那の道場から包帯やら何やら拝借させて貰いましたわ」
ジュキッド「お前……いつの間に………」
サスケ「狙いは何なのか分からねェし、何故俺達に付き纏うのか分からねェが、
  これから先、気を付けた方が良いぜ 特に坊主、てめェはな」
ツキカゲ「大丈夫ですよ!僕には雷神手裏剣っていうとっておきの必殺技がありますからね!
  手裏剣も百発百中!負ける気しないですよ!」
サスケ「慢心するなよ その油断が敗北を生み出す やはりお前1人にさせておくとどうなるか分かったもんじゃねえな
  シノ、お前は常に坊主の近くにいろ 離れても半径5m以内だ くれぐれも坊主から目を離すなよ」
シノ「はい……分かりました」
サスケ「泥棒猫、お前も気を付けろよ 武器を持たねえお前が何かあった時1番危険だ」
タック「大丈夫大丈夫!自分の身は自分で守れますさかい、心配要りまへんわ」
サスケ「とにかく、俺達を嗅ぎまわっている妙な野郎を見掛けたら、すぐに知らせろ 良いな」
ジュキッド「ああ……分かった」
シノ「分かりました」
ツキカゲ「よーし、何か燃えてきたなあ……!」

953 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/08(Tue) 11:03

>>945

サスケ「断る 誰がそんなもんやるか」
タック「まあ良えやないでっかそないに怒らんでも
  ここはやってあげまひょ」
サスケ「チッ…しょうがねえな………」
シノ「ではやりましょう マジカルバナナ
  バナナと言ったら黄色」
ジュキッド「黄色と言ったら色」
タック「色と言ったら視覚」
サスケ「視覚と言ったら五感」
ツキカゲ「五感と言ったら味覚」
シノ「味覚と言ったら甘い」
ジュキッド「甘いと言ったら」
サスケ「ちょっと待て」
タック「何でっかサスケ兄はん」
サスケ「これはいつまで続ければ良いんだ?」
タック「そりゃあ誰かが負けるまででっしゃろ」
サスケ「つまり誰かが負けない限り永遠に続くってことだろ 良いのかこれで」
ツキカゲ「そう言われると………でも面白いから続けましょうよ」
シノ「そうですね ではジュキッドさん、続きをどうぞ」
ジュキッド「ああ……甘いと言ったら砂糖」
タック「砂糖と言ったら白い」


ナレーション「こうして、マジカルバナナは10時間以上やった所でようやく終わった
  理由は、いつまで経っても負ける者が出ないからという事だそうな……」

>>946

タック「わーいチョコバナナやー!頂きー!」
ツキカゲ「あっ!先にずるいですよ!1人で多く取らないでくださいよ!」
タック「分かってますって じゃあボクは3本貰いや」
ツキカゲ「取り過ぎじゃないですか!!」
タック「良えやないでっか 全部で30本ありまっせ」
ツキカゲ「数量に余裕があるとかそういう意味じゃありませんよ!返してください!」
タック「何でやねん!何で返さなあかんねん!あっ!もう駄目や!口つけてしまったさかい」
ツキカゲ「タックさんの馬鹿ーーー!!馬鹿じゃない、カバですあんたは!カバ!!カバ!!」

サスケ「ったく、これだから餓鬼は好きじゃねえんだ……」
シノ「こういうやり取り、私は好きですよ」
ジュキッド「仲が良いのか悪いのか……」

>>947

タック「何ぃ…?三位一体攻撃やったらボクらやって…行くでツッキー!」
ツキカゲ「はい!タックさん!!」
タック「行くで!三位一体攻撃……って1人足りないやないでっか!」
ツキカゲ「本当だ!サスケさん!」
サスケ「何で俺がてめェらの遊びに付き合わなきゃいけねえんだ 断る、他を当たれ」
ツキカゲ「じゃあジュキッドさん!」
ジュキッド「いや……俺も何かな………」
ツキカゲ「シノさん!お願いします!」
シノ「サスケさんもジュキッドさんも断ると仰るなら、私しかないでしょうね………
  では参ります!三位!!」
ツキカゲ&タック「一体攻撃!!」

サスケ「……で、奴らは一体何と戦っているんだ…?」
ジュキッド「さあな……」

>>948

サスケ「それって俺達の事も指しているのか…!?」
  人をおちょくるとぶっ飛ばすぞ………!」
タック「いやいや落ち着いて落ち着いて!誰もそないな事言ってないやないでっか!」
ツキカゲ「こうじゃないですか

  シノさん…先陣を切って敵陣をかき乱す我らの頼れるリーダー
  サスケさん…非情な厳しさの中に熱い情熱、孤高のスナイパー
  ツキカゲ…手裏剣を持たせれば右に出るものなし!100年に1度の天才にして最強の忍者!
  タックさん…おバカ
  ジュキッドさん…チームのご意見番 プププランド界の中村主水 とても頼りになる

  どうですか?」
タック「却下!何でボクだけおバカなんや!おバカはむしろあんたの方でっしゃろ!?
  ボクはこうや
  タック…諜報から盗みまで何でもござれ オールラウンドに活躍する天才忍者
  うーん……ボクの魅力は一言で語るのは難しいなあ……」
ツキカゲ「どこがオールラウンドですか!こうなったら、どっちがおバカか決めましょう!」
タック「上等やないでっか!来いやツッキー!!」

ジュキッド「何やってんだか………」
サスケ「どっちもどっちって奴だな、あれは」
シノ「もう少し落ち着いてくれたら良いんですけどね……」


954 名前:闇の忍び部隊 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/08(Tue) 11:04

>>950

ツキカゲ「もう950か……ここまで来るのに結構時間かかったなあ……!」
タック「このスレが出来たんは2013年の時やから、もう2年ぐらいになろうとしているんやなあ」
ジュキッド「恐らく、俺達以外にキャラハンがいないのが原因だろう
  過去のスレッドを覗いてみたが、キャラハンの数が多ければ多い方がそれだけ終わるのが早かった」
シノ「今月か来月には終わるかもしれないですね…名無しさんだけでなく、キャラハンさんも増えて欲しい所です」
ツキカゲ「原作は勿論ですが、オリキャラも勿論OK!僕達だってオリキャラみたいなものですからね」
タック「一応、それぞれのキャラ性格にはモデルがいるんやけどな ちなみにボクは市丸ギンや」
ツキカゲ「嘘だ!!それは絶対嘘だ!!全然似てないです!!」
タック「ツッキーに言われると、何かカチンと来るなあ……」
シノ「12代目スレッドも、いよいよラストスパートです 最後までどうかお付き合いください」


>>951

シノ「これだけ長く続けていれば、それだけスレッドも多く消化します
  長く続けられたのは、何度も申した事がありますが、名無しさん達の支えがあったからこそです
  どんな事があっても、見捨てずにいてくださる方が1人でももしいましたら、私はそれを幸せに思います
  これからも応援よろしくお願いします」
ツキカゲ「本当にこのまま20周年行っちゃいましょうか!」
タック「10ちゃっとの容量が一杯にならないか心配やけどな
  それとも、まだまだ全然余裕なんやろうか」
ジュキッド「限界まで挑むのも面白いだろう 続けられそうな限りは続けてみようではないか」
サスケ「俺はシノや坊主と違って頻繁に来られる方じゃねえが、続ける事は悪くねえんじゃねえか」
シノ「月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜も、いよいよ中盤に入ろうとしています
  そちらの方もどうかお見逃しなく
  同時進行で熱闘!氷上血戦編も公開します
  そちらの方は短編で考えていますので、出来るだけ早く終わらせたいですね
  それでは本日はここまでと致します
  次回もまた会いましょう さよなら」

955 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/08(Tue) 19:53
カービィに続いてねんどろいど化されたい人ー?

956 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/08(Tue) 20:18
風邪ひいちまったぜ!

957 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/08(Tue) 23:22
あと少し頑張れよ!

958 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/08(Tue) 23:59
文佐衛門さんとももう少しでお別れか…
果たしてどんな最後になるのやら…

959 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/10(Thu) 18:52

ナレーション「平和な日々のその裏で、悪人共が薄笑い
  夢や希望を踏みにじられ、すすり泣く者の声がする
  空が晴れても心の闇は晴れぬまま
  闇の因果を断ち切るは、今を生きる忍び達
  心の上に刃をかざし、街に潜む悪人共を、裁きの刃で一刀両断!
  闇の忍び部隊、いざ参る!」


ツキカゲ「…………どうですか……?」
文佐衛門「………駄目だ 拙者が美味いと思った蕎麦はそのような味では無かった
  もう一度作り直しだ」
ツキカゲ「…………………………」
文佐衛門「……どうした?拙者は作り直せと言ったのだ その声が聞こえなかったのか?」
ツキカゲ「………すみません……作り直します………」

文佐衛門(拙者が青年の蕎麦を台無しにしてしまった………その責任だけは取らねばなるまい…………
  頑張るのだ………青年…………!)



 月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜
  第参拾話 もしも、料理人が嘘つきだったら

 前回までの記録
  第壱話 暗殺技、闇の連続殺人術(>>293-298)
  第弐話 復讐技、夕暮れ一騎討ち(>>318-322)
  第参話 迷惑技、暴走地獄車(>>350-354)
  第肆話 撃ち技、火炎大爆発(>>370-377)
  第伍話 闇技、武器狩り100人斬り(>>392-396)
  第陸話 盗み技、弁慶征伐大作戦(>>412-417)
  第漆話 儲け技、霊媒師悪霊退散(>>489-492)
  第捌話 呪い技、悪霊不幸祭り(>>495-498)
  第玖話 格闘技、恐怖の殺人拳(>>508-511)
  第拾話 力技、格闘忍者大暴れ(>>519-524)
  第拾壱話 脱獄技、凶悪囚人大暴走(>>536-539)
  第拾弐話 荒技、闇の戦士大乱戦(>>546-549)
  第拾参話 逆襲技、闇の忍者捕獲作戦(>>571-574)
  第拾肆話 逆転技、闇の忍者救出作戦(>>587-590)
  第拾伍話 捨て身技、憤怒の将軍最終決着(>>602-606)
  第拾陸話 散り技、命懸けの鬼退治(>>616-619)
  第拾漆話 慕情技、夜空の打ち上げ花火(>>623-630)
  第拾捌話 良縁技、怒りの手裏剣投げ(>>646-652)
  第拾玖話 もしも、尺八で植物が枯れ果てたら(>>676-680)
  第弐拾話 もしも、植物が蘇る水があったら(>>693-696)
  第弐拾壱話 もしも、電気を自在に操れたら(>>701-704)
  第弐拾弐話 もしも、仲間の処刑を命じられたら(>>709-714)
  第弐拾参話 もしも、お酒が心を支配したら(>>725-730)
  第弐拾肆話 もしも、飲酒で世界が救えたら(>>739-743)
  第弐拾伍話 もしも、怨みの力が恐ろしく強かったら(>>749-753)
  第弐拾陸話 もしも、逆転のチャンスがあったら(>>759-763)
  第弐拾漆話 もしも、無料で食べ放題の料理店があったら(>>778-783)
  第弐拾捌話 もしも、太ってしまったら(>>895-899)
  第弐拾玖話 もしも、プロが素人に負けたら(>>930-934)


960 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/10(Thu) 18:55

ジュキッド「闇包丁のマサ………」
タック「そいつなら知ってまっせ 巷で闇の料理人と噂になった男や
  調理師免許は持ってへんけど、その腕はプロ以上 その腕前で数々の料理人を負かして来た
  しかし、恐ろしいのはそこやない 奴はプロの心なんて平気でへし折ってまうんですわ
  奴は精神攻撃で人のプライドを傷つける事を最も得意とし、その口先で数々の料理人を廃人にし、再起不能に追い込んでしまうんや」
サスケ「坊主はそんな奴に戦いを挑んだってわけか………また厄介な話だな」
シノ「あと、気になる話が一つあるんです……」
ジュキッド「何だ?気になる話というのは………」
シノ「審査員です」
サスケ「審査員…?それがどうしたんだ」
シノ「バウンシーさんが仰るには、闇包丁のマサという人は審査員を3人程連れて来たそうなんです
  もしかしたらその審査員達、マサって人と手を組んでいて、わざとツキカゲさんの蕎麦を悪く言うように仕向けていたかもしれません……」
サスケ「そうか……もしそれが本当だとして、その証拠はどこにあるんだ?」
シノ「それは…………」
タック「けど、ツッキーの蕎麦は店に来た人全員が気に入ってはりまっせ
  ツッキーの蕎麦を悪く言うた奴は今まで見た事ありまへんわ
  もしかしたら本当にその審査員達と闇包丁のマサはグルだった可能性が高いかもしれまへんで」
サスケ「よし、俺達で闇包丁のマサを捜し出すか……」
タック「そうしまひょか」
ジュキッド「応」
シノ「待ってください 私も行きます」
サスケ「お前は坊主の行方を捜すのが先だ 闇包丁のマサは俺達に任せろ」
シノ「………分かりました……では、お願いします」



文佐衛門「………どうした 手が止まっているぞ」
ツキカゲ「文左衛門さん………もう休みましょう……これ以上はもう無理です…………」
文佐衛門「駄目だ 休む時間は無い……こうしている間にも、お主の蕎麦を楽しみにしている者がお主の蕎麦を待っているかもしれんのだぞ
  この蕎麦も不合格だ 今すぐ作り直せ」
ツキカゲ「そんな事言われたって無理ですよ…!もう僕には蕎麦を作る気力なんて……!」
文佐衛門「思い出すでござる……お主がどのような気持ちで蕎麦を作っていたか……どのような思いで客を満足にして来たか………
  料理は気持ちが大切でござる………気持ちが込められていない料理など、客を満足させる事は出来ん…!」
ツキカゲ「気持ち………!そうだ……僕はお客さんに喜んで貰いたくて蕎麦を作ったんだ………!お客さんの喜ぶ顔が見たくて………!
  文左衛門さん、ありがとうございます!もう一度、美味しい蕎麦が作れそうです…!」
文佐衛門「そうだ、その調子だ それが青年の本来の心だ」
ツキカゲ「はい!!」



闇包丁のマサ「さあて次はどこの料理店を潰してやろうか…………
  それにしても、この辺の料理人ってのは大した事無ェ奴が多いもんだぜ
  ちょっと悪く言っただけで料理が出来なくなるなんてな、どいつもこいつも料理をその程度でしか考えてないって事だな
  だが、ここまで料理人共のプライドを傷つける事が出来たのも、あんたらがいたからかもなあ
  改めて例を言うぜ」
審査員1「何を仰いますか 全てマサ様に救われた恩でございます」
審査員2「島送りにされて、生きる希望も無かった私達を救ってくださったのは、他でもないマサ様ですわ」
審査員3「例えマサ様の為ならば、マサ様の不味い料理など、喜んで食べ尽しますぞ」
闇包丁のマサ「不味いとは言ってくれるじゃねェか……まあ良い 次の標的を探しに行くぞ」
審査員達「はっ!」


タック(……やはりそういう事やったんかい…!)

闇包丁のマサ「…………そこかっ!!」

 ヒュッ!!

 ドスッ!!

タック(ひっ……!)

審査員1「どうしたのでございますか…?」
闇包丁のマサ「ああ……天井裏にどうやら侵入者がいるみてェだ……」

タック「ニャ…ニャ〜〜オ(裏声)」

審査員3「何を仰るかと思いましたら……天井裏に潜んでいるのは猫ではありませんか」
闇包丁のマサ「そうか……だったら気にする事も無ェな」

タック(あ…危なかった………!)



ジュキッド「………おい、奴ら、小屋を出て行ったぞ」
サスケ「どこへ行くつもりだ…?」
タック「サスケ兄はん、地雷矢の旦那
  奴ら、次の標的を探しに行きましたで」
ジュキッド「何だと!?」
サスケ「追いかけるぞ」
ジュキッド「応」


961 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/10(Thu) 18:57

文佐衛門「………………………………」
ツキカゲ「……ど…どうですか……?」
文佐衛門「………合格だ…」
ツキカゲ「ほ…本当ですか!?」
文佐衛門「拙者がいつも楽しみにしていた味でござる……いや、今回のはその味をも上回っている
  まさに絶品の料理でござるな」
ツキカゲ「あ…ありがとうございます!!」

シノ「ツキカゲさん!」
ツキカゲ「あっ…!シノさん…どうしてここに…?」
シノ「それはこっちの台詞です 随分捜しましたよ」
文佐衛門「済まぬ……拙者がここまで連れて来たのでござる」
シノ「文佐衛門さん……!」
ツキカゲ「文佐衛門さんのお陰でもう一度蕎麦を作る事が出来るようになりました……」
シノ「そうだったんですか……何てお礼を言えば良いか……」
文佐衛門「いや、礼には及ばぬでござる……いつも世話になっている、その礼でござる
  では、拙者はこれにて失礼するでござる………料理を作る時の気持ち……忘れてはならぬでござるよ」
ツキカゲ「はい……!ありがとうございました……!!」
シノ「ツキカゲさん………これでまた蕎麦屋を……」
ツキカゲ「シノさん……僕、もう一度マサさんと戦います……そして勝ちます……」
シノ「ツキカゲさん…!それは駄目です…!闇包丁のマサは……!」
ツキカゲ「行かせてください……!どうしても決着をつけたいんです……!僕はお客さんを騙してなんかいない……!
  僕はお客さんを喜ばせたい…その気持ちだけで料理を作っている……その気持ちに嘘や偽りが無いって事をマサさんに教えたいんです………!」
シノ「ツキカゲさん………!」



闇包丁のマサ「あそこの焼肉定食屋なんてどうだ?」
審査員2「良いですわね 私も丁度焼肉が食べたかった所だったのですわ」
審査員3「では、あの店で決まりですな」
審査員1「待って!店の前に誰か立っているザマス!」
闇包丁のマサ「ん……!?あいつは……!?」

ツキカゲ「マサさん……待ってましたよ……!」
闇包丁のマサ「お前……!何で俺がここに来る事を……!」
ツキカゲ「何となくですよ……ここで待っていれば、きっと会えるかもって思ってました……
  マサさん……もう一度僕と勝負してください……そして僕が勝ったら、僕に言った事を全て撤回してください」
闇包丁のマサ「……………………」
審査員2「どう致しますの?」
闇包丁のマサ「……良いぜ、その勝負受けて立った ま、何度やっても同じ事だと思うがな」
ツキカゲ「同じじゃありません!僕は貴方に勝って見せます!絶対に…!」
闇包丁のマサ(絶対に……か………こいつ……こんなに思ったより早く立ち直るとは…一体何をしやがった……!?
  あそこまで奴の精神を傷つけたってのに、どこにそんな自信が……!?まあ良い……俺は闇包丁のマサ
  奴の自信なんざ、何度でもへし折ってやるぜ………!)


シノ「バウンシーさん、こっちです!」
バウンシー「あっ……!ツッキー!!」
シノ「バウンシーさん……ツキカゲさんは本気で闇包丁のマサに戦いを挑むつもりです……」
バウンシー「そんな……もしまた負けたら……!」
シノ「大丈夫です……ツキカゲさんを信じましょう……見てください、ツキカゲさんの真剣な眼を………
  ツキカゲさんは、この勝負に全てを賭けようとしているんです…………」
バウンシー「ツッキー………」

闇包丁のマサ「……時間終了だ 蕎麦は完成したか?」
ツキカゲ「勿論です!これが僕の自信作です…!」
闇包丁のマサ「自信作ねえ………」
闇包丁のマサ(馬鹿な奴だ……自信作なんざ何度作っても評価は同じだ………
  お前が負け、俺が勝つ……シナリオは最初から作られてんだ………
  お前が俺に勝つ事なんざ、万に一つもありはしねぇんだよ……!
  これで今度こそこいつの精神を二度と立ち直れねェようにしてやる………!)


962 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/10(Thu) 19:00

ツキカゲ「審査員の皆さん、是非召し上がってください……これが僕の……全身全霊をかけた蕎麦です……!」

審査員達「………………………………」

闇包丁のマサ(さあ今だ……奴の精神が崩れ去るまで後………)

審査員1「美味いザマス!!こんな美味しい蕎麦、今まで味わった事がないザマス!!」

闇包丁のマサ「なっ……何っ!?」

審査員2「香ばしい風味が口の中に響き渡って……まさに神々が奏でる絶妙なシンフォニーですわ!」
審査員3「うむ……これまでの人生の中でもこれはトップクラスの絶品料理!非の打ち所等どこにもありはせん!」
審査員1「審査の結果は…………」

審査員全員「星 3 つ!!!」

闇包丁のマサ「何ぃっ!!?」

審査員3「それに比べてこの蕎麦……一体何なのだ!!」
審査員1「味も何も全く感じて来ない…!まるで気持ちが込められていない……!最悪ザマス!!」
審査員2「こんなに何も感じられない味っていうのも、ある意味芸術ですわね」
審査員3「今までの人生の中で、二度と食べたいと思わんくらい酷い蕎麦だ…!こんなものは犬の餌にも劣る!」
審査員「審査の結果は…………」


審査員全員「星 マイナス 3!!!」

闇包丁のマサ「何言ってんだてめェら!!!俺が散々世話かけてやったのを忘れたのか!!?
  シナリオと全然違うじゃねェか!!!お前ら!!お前らの役目を忘れたのか!!?
  お前らは俺の料理を褒め、他の奴が作った料理を貶す!!そう言ってきただろうが!!何やってんだお前ら!!?」

シノ「やっぱりそういう事だったんですね………」

闇包丁のマサ「なっ……!?」

タック「いやあ、審査員のフリをするのも疲れましたなあ」
ジュキッド「全くだ……」

闇包丁のマサ「何…だと……!?いつの間に……!?いつ入れ替わったんだ!?」
サスケ「さあ?いつ入れ替わったんだろうな……
  ま、本物の審査員は向こうに縛りつけてあるぜ」
シノ「闇包丁のマサ……真の料理人は自分の気持ち、心を隠し味にして美味しい料理を作ります
  貴方の料理にはそれがありません……
  その上芝居までして大勢の料理人の心を踏みにじる貴方に、美味しい料理なんて作れる筈ありません!
  貴方みたいな人に、料理人を名乗って欲しくありません!」
闇包丁のマサ「黙れ……!!人の気も知らねェで偉そうな事言いやがって……!!
  俺だってな……3つ星ランクの料理人だって言われたかったんだ……!!あらゆる場所から高級な調味料、高級な食材を仕入れ、
  色んな奴らに俺の料理を食わした……だがな、誰も俺の料理を高く評価する奴はいなかった……!!
  3つ星ランクだと囃し立てられるのは二流三流の料理人達ばかり…!大した調味料も食材も使ってないにも関わらずだ!!
  何でそんな奴らが評価されて俺の料理が評価されない!?それが許せなかったんだ!!」
シノ「何故貴方の料理だけが評価されなかったか……その答えならさっき出た筈です
  料理人なら持っているべきもの……つまり食べる人への気持ちや心が何も無いからです
  どんなに高級な食材を使っても、心が無ければ不味い料理と同じです
  人の心を理解出来ない貴方は、どうやっても3つ星ランクになんてなれる筈がありません!」
闇包丁のマサ「黙れ黙れ黙れ!!!何が気持ちだ!!何が心だ!!馬鹿か!?気持ちや心なんかで客共が満足するとでも!?
  綺麗事ほざいてんじゃねェよ!!結局心だの気持ちだの言いながら安い食材しか使わねェで客共に美味いと言わせて騙しているだけじゃねェか!!」
サスケ「……全く、話にならねェな 救いようの無い馬鹿だぜ、こいつ」
闇包丁のマサ「何だと………!?」
ジュキッド「例え食材が安かろうと高かろうと、そんなものは関係無い 大切なのは、その料理に愛が込められているかどうかだ」
闇包丁のマサ「もう良い……!お前らの理屈なんざもう聞きたくない……!お前らまとめて地獄に送ってやる……!!ダークソードナイト!!」
ダークソードナイト「仕方が無い…闇・エネルギーだ、受け取れ!」
闇包丁のマサ「うおおおおおおおおおおおおおっ!!!」


963 名前:月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 ◆IiInQphU 投稿日:2015/09/10(Thu) 19:00

タック「何や!?あの馬鹿デカい包丁は……!?」
闇包丁のマサ「こいつが俺の武器だ……!『闇包丁のマサ』というのは、俺が伝説の殺し屋として恐れられた時の名だ!!
  覚悟しろ!!まずは貴様から地獄へ送ってやる!!!うおおおおおおおおおおおお!!!」
タック「シノ姐はん…!!」
シノ「分かっています…!花影流…」
ツキカゲ「雷神手裏剣!!!」

 ドスッ!!

 バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!

闇包丁のマサ「ぐああああああああああああああああああああああ!!!」


ツキカゲ「貴方が料理人じゃなくて良かった………殺し屋なら容赦無く斃す事が出来ますから………」



ナレーション「その後、闇包丁のマサと、審査員3人は警察に通報された
  ツキカゲとバウンシーは元通り蕎麦屋を経営する事が出来たのだ」

文佐衛門「やはりここの店の蕎麦屋は美味いでござるな」
ツキカゲ「ありがとうございます!そう言って頂けると、もっと作りたくなっちゃいます!」
シノ「また元気になったみたいで良かったです」
バウンシー「シノさんや皆さんのお陰です…ありがとうございます」
シノ「いえ…私は何も……ツキカゲさんをあそこまで立ち直らせたのは文佐衛門さんのお陰なんです」

文佐衛門「………では、拙者はもう行くでござる」
ツキカゲ「えっ…!?もう帰っちゃうんですか!?」
文佐衛門「拙者にも、やらねばならぬ仕事があるでござるからな……一刻も早く終わらせなければならぬでござるよ」
ツキカゲ「そうなんですか………大変ですね」
文佐衛門「…では、勘定はここに置いておくでござる」
ツキカゲ「ありがとうございます!また来てくださいね!」
文佐衛門「ああ………」


文佐衛門(悪いが、それはもう出来ぬでござる……………
  今まで甘いやり方で闇の忍び部隊の実力を試して来たが、それでは駄目だという事が分かった………
  今一度心を捨て、非情にならねばならぬようだ……………
  拙者の次なる作戦で、闇の忍び部隊の息の根を止める…………
  この暴食の武侍、文佐衛門が………必ず………!)


  第参拾話 もしも、料理人が嘘つきだったら 終


次  回  予  告

ナレーション「遂に文佐衛門が本気を出し始めた
  文佐衛門は、心を捨て、非情の仮面を被り、闇の忍び部隊に最後の決戦を挑む
  今、プププランドで仁義無き戦いが始まろうとしている……
  次回、月華の忍者シノ〜忍び街道まっしぐら!〜 第参拾壱話 ご期待ください


忍者大図鑑 其の参拾

ナレーション「幻夢教の幹部でありながら殺意も敵意も無く、穏やかな心を持つ文佐衛門
  その心を捨て、非情の戦士となった彼の強さや如何に………」

ナレーションの声:デデデ大王


964 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/12(Sat) 00:19
今年の夏はどうも寒かったな…寒くない?

965 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/13(Sun) 13:58
お腹痛い…

966 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2015/09/13(Sun) 17:21
今日で不朽の名作『スーパーマリオブラザーズ』発売から丸30年!!!
今でも全世界で人気は衰え知らずのマリオだけど、
カービィもいつかはこうなると思う?


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