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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/04/23(Sat) 08:22
桜の花綻び、早くも儚げに花の嵐舞う様は殊の外美しゅうございますね
日本の春、長閑にして麗らかなる陽の光がこの身を包むことの何と嬉しいことでございましょう
異国より参りまして明るい青空の下、小路を染める花びらを箒で掃うのも情緒を誘うものがございます

わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
何卒よろしくお願いいたします

826 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/09/18(Sun) 09:26
>>817

あらあら…そうでしたか。
それにしても紅葉狩りと重ねて例えるとは、なかなか御上手ですね。
でも…誤解を招く行為は禁物です。

然るべき場所で、きちんと注意を受けてきて下さいね。

>>819

…御自身のなさっている事が分かっていて、開き直っているという態度が見え見えですね。
この街には、人に仇為す妖の存在を成敗なさる方が数多くいるのですよ?
どうやらその前に、「暴行罪」として法の裁きを受ける事になりそうですが。

最早、言い訳はききそうもありませんね。
檻の中では退魔師の方も迂闊に手出しは出来ないでしょうけれど、
もし出てきたら…そちらの方の裁きが待っている事でしょう。

生憎ですが、同情はしませんよ?全ては自業自得なのですから。

>>821

あら、模造刀をありがとうございます。
京都土産として買って帰る方はかなりいるそうですが、意外と値が張るんですよね…。
レイナさんがコスプレをされる際に有難く使わせて頂きますね。

>>822

お嬢様は禁血をなさっておりますから、その点は問題ありませんが…。
でも、お嬢様は和食好きですからね。
それでは、レイナさんともご一緒させて頂きましょう。

いえ、私達はきちんと自分でお支払い致しますからお気になさらず。
…だって、私達の目の届かない所でお嬢様に何かあっては大変ですから。

>>823

あら、それはありがとうございます。
今尚血液を必要とされている方は大勢いる筈ですから、それは助かる事でしょう。
…でも、事前のアンケートはきちんと受けて下さいね?
場合によっては、不本意ながら献血出来ないケースもあるそうですから。

827 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/09/18(Sun) 09:42
>>アーチェロお嬢様

『京都旅行 2日目』

ではお嬢様、今日も嵐電に乗って参りましょう。
いよいよ、お嬢様も楽しみにしていた舞妓体験ですね。
ご予約のお店は、「変身処 舞香」になります。

このお店は、私達だけでなく使い魔さん達も楽しめる「子どもプラン」もあるのですよ。
あの子達とも一緒に楽しめるお店を探しておいた甲斐がありました。

レイナさんには、「結構お値段も張りますし撮影だけでよろしいのでは?」と相談してみたのですが…。
レイナさん曰く

「何を言っているのです?この次このように皆で京都に旅行に来る機会などそうそうあるものではありませんよ。
こういう時のために、長女さんが蓄財をなさってくれたのです。
素敵な思い出作りのために、ここは惜しまず行きましょう。」

と仰って下さったのですよ。
長女さん、レイナさん、本当にありがとうございます。(微笑)

お嬢様とレイナさん、私は舞妓プランの「祇園プラン」を、
使い魔さん達は子どもプランの「舞妓特別外出プラン」を予約しております。

皆で揃って、京都の街を舞妓姿で散策して素敵な思い出を作りましょう…。

828 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/18(Sun) 17:23
>>821

あらあらあら…
日本刀…もののふが愛してやまず、その『魂』とさえ言われたスパーダでございますわね
伝統工芸としても多くの名工が命を削って造ってまいったものと伺っておりますわ
小説、漫画、舞台などなどドラマの世界においても、サムライの命を懸けた生きざまを象徴する重要なアイテムでございますわ
わたくしも、故郷に居ります頃から母に聞かされた日本の話で伺って、またご本などで拝見し、その美しさと共に背後に広がる世界の奥深さに感じ入ったものでございます

それをわたくしに下さると?
しかし、それは如何なるご所存でございましょう
わたくしはサムライではございません
そして、その生き様を継ぐことも出来ることではございませんわ
ただ話に聞く世界を知るよすがとして手元に置きますのは、勿体ないと思いますわ

それに、その刀よりそれが流させてまいりました夥しい血のにおいが伝わってまいりますわ
わたくし、それを感じることを遠慮申し上げたいと思います
その血を流した方々の思いを受け取るのは、哀しいこと…
どうか、その刀はお納めくださいますようお願いいたします

あら、模造刀もお持ちでいらっしゃると?
それでしたら、いただいても宜しいかと存じますわ
子どもたちも喜びましょうから、同行しております我が家のメイドさんにお預けくださいな

どうもありがとうございます


>>822

あらあらまあまあ、お食事のお誘いでございますか
ナンバ、と申すものでございましょうか
日本に参りましてから、なんどかお声がけいただきました
恐縮してしまいますわね
わたくし如きに、お誘いなど

お寿司でございますか
はい、好きでございますわ
別に高級店でなくとも、ファミリー向けの回転寿司もあの雰囲気が宜しいのですよ
お子さんも交えての一家団欒…周回してまいりますお寿司、お吸い物、デザート…思い思いのものをいただく…
とても楽しそうではございませんか

貴方様に散財していただくのは申し訳ございません
それに我が家にはとても美味しいお料理を作ってくださるメイドさんがいらっしゃるのですよ
わたくしのお腹は、目下この方のお料理専門でございます

それとご心配いただいて恐れ入りますが、わたくし今は血を嗜まないことに特段の不自由を感じてはおりませんのよ

そのようなわけでご遠慮申し上げる次第でございますわ

あらあら、柚葉さんは良いと仰ってくださっていますわね
それでしたら、わたくしもいただくことにいたしますわ

でも、財布はちゃんと用意しておりますから、お支払いはご心配になるには及びませんわ


>>823

まあ、わたくしの知らない種族の方ですわね
そうやって、ご自身の血をお譲りなさって人助けをする
素晴らしいことでございます

わたくしも何度か献血させていただきましたが、吸血鬼の哀しみ…
一度献血いたしますと、ちょっと疲れが出てしまいまして中々調子が戻らないのですよ…

その代りと申しましょうか、わたくしの血を輸血した方は大変回復が早い、とのご連絡を保健室の先生を通じてご連絡いただきましたわ
そうやって人様に何かしらのお役に立てる、本当に嬉しいことでございますね

我が家のメイドさんは栄養満点のとても美味しいお料理を作ってくださいますの
これからも、栄養を摂って綺麗な血を得て、献血にも役立てたいですわ

貴方様の今後の献血ライフに幸あれ、と祈らせていただきますわ


829 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/09/18(Sun) 17:44
ニンゲンを食べる悪い吸血鬼っているの?

830 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/18(Sun) 19:42
>>824(柚葉さん)

>確かにそれもありますけど、「灯の血を吸いたくないのは友人だからだ」と仰っていましたね。

ふふふっ、確かにそうでしたわね
そして灯様は包丁で指を傷つけて、エリー様に吸血された時は自分からさらに指を傷つけようとなさるほどの見境の無い…いえ、エリー様を深く愛していらっしゃる方
望めば易々と手に入る目の前の香しい鮮血を求めないのは、ソフィー様の友情の厚さゆえですわね

>そこには、「禁血」を貫くお嬢様とも重なるものがあります…。
はい、さようでございます
血を摂られることをほとんどの人間は本能的に怖れましょう
血をいただくたびにお友達になれる可能性を一つ一つ減らしていく、だなんてわたくしは切なくて切なくて耐えられそうにございませんわ

>「力」そのものが罪なのではなく、それをどう生かすかで「幸」にも「罪」にもなる…。
>火を手にしてからの、人にとっての不変の業なのでしょうね。

…それはわたくしたち吸血鬼にも申せることでございます
個人としては人よりも強い「力」を享けておりますがゆえに、それに溺れる者が絶えず、愚かしくも人に害を為すことにも無頓着であったから多くの対立と流血と招いて参ったのです
この「力」をどのように生かしてまいるか、それをわたくしも考え学んでいかなくてはならないと存じますわ

>実はですね…。叔母は落語や時代劇が大好きなのですよ。
>高校生の頃から、友人によく寄席に連れていってもらっていたそうです。

まあまあまあ…、そうでございましたか
それは宜しゅうございましたわ
落語も時代劇も日本の皆様が愛してこられた大衆文化の粋
それを堪能してこられたなんて、羨ましい限りでございます
名人芸を目の当たりにする、そのスリリングな感動は何物にも代えがたいですわね

>その面白い話をよく聞かせてもらってそれが楽しくて…。
>お話をせがんだり、寄席の子供向けの絵本を貰ったりしたのは良き思い出です。(微笑)

なるほど…
柚葉さんが子どもたちへの読み聞かせにご熱心なのは、そうした体験もあってのことでしょうか
読み聞かせは一種の話芸
話芸の力があってこそ物語は生命を得て、子どもたちの心に響くことでしょう
体験が想いを生み、新たに語り伝えられていく
素敵なことでございます

そういえば、日本の文豪・夏目漱石もご近所にあります寄席へ参って、名人芸を楽しんだとか
国語の時間に先生が仰っていましたわ
小説『三四郎』の中でも、その噺家…3代目柳家小さん師匠を絶賛しているそうでございます
授業で取り上げられました『吾輩は猫である』の一節は大いに楽しみましたが、あれも落語の素養があってのことでございましょう
落語が如何に人々の愛されたエンターテインメントであったかが分かろうと言うものですわ

わたくしももっと早く日本に来れていたら、三遊亭圓生師匠や古今亭志ん生師匠の名人芸を直に見ることが出来たでしょうに…残念でございます

>肝試しでお菊さんを見に行っていた人達の間で口コミで彼女の美貌が広まり、いつしか見物客が100人を超えてしまったとか。
>これじゃお化けどころか、さながらアイドルですね。

怪談噺かと思いましたら、すっかり賑やかなお話になって笑ってしまいましたわね
でも、怖れられるはずの異形の存在が皆に親しまれる、というお話はとても楽しくて…そして我が身を重ねて、嬉しゅうございますわ


831 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/18(Sun) 23:45
>>825(柚葉さん)

>将門公に関しては、去年故人となられた妖怪の大家さんの弟子を自称されている
>風水、陰陽道等の分野に造詣が深い作家さんの作品で多くのエピソードを堪能させて頂きました。

さすがは将門公ですわね
直接読んだことはございませんが、その大家様の弟子の方は著書の中で平将門の怨霊により帝都破壊をもくろむというお話を著述されたとか
これも歴女の方が仰っていたのですが
歴史と申すより伝奇でございましょうけれど

>嘗ての荒野が徳川様の時代を経て、今や世界有数の大都市となったことをどのように捉えていらっしゃるか、興味深いですね。

日本史の授業は面白うございますわね
直接独立して武士の国家を築こうとした将門公
『前車の覆るは後車の戒め』ということでございましょうか、そこに戦略的失敗を見た源頼朝公が将軍に任ぜられて実質的な東国の武家政権を作られ、徳川家康公が全国を一統するまでに至られた
両氏のご活躍を将門公も喜ばれたのではございますまいか
ゆえに、神田明神として今は和魂(にぎみたま)と成られたとなられた、と想像するのですよ

>私も一度、お嬢様と共に参拝させて頂きたく存じます。

ええ、共に参りたいですわね
関東は今や帝都圏でございます
その地のご守護は、日本国全体のお護りにも通じましょう
そのことにお礼を申し上げたいですわね

わたくしは人の目には見えぬ霊的存在を見ることも多いです
また、柚葉さんもお母様のご業績を思えば、霊的な物への感性を強く受け継いでいらっしゃることは大いにあり得るかと存じますわ
二人して、将門公にご挨拶する機会をいただけるやも知れませんわ

ところで、去年故人となられた妖怪の大家様のことでございますが
代表作が何度もアニメ化されていると伺っております
そしてそこでしばしば吸血鬼が敵役になっていると聞いておりますわ
最も新しい第5期では、3人もの吸血鬼が出て参ったとか
人の血を吸う、という分かりやすい脅威がございますから、敵役にはもってこいなのでございましょうが、少々寂しさを禁じ得ませんわ

>…そういえば剣客さんの物語の舞台劇では、映画では日本有数の俳優さんが演じられた悪役の悪徳商人の方も
>女性が演じてるんですよね…。(宝塚ですから当然ですけど)
>あの素晴らしい(?)演技が宝塚ではどのように表現されていたかを想像すると、面白いですね。

宝塚はわたくしも実際に見たことは無いのですが、演劇部長様は大層感動なさっていたご様子でしたわね
その悪徳商人役の方は元々のキャスティングの方が公園の途中で体調を崩されて代役が立てられたそうですが、部長様は両方の方の舞台をご覧になったそうで、どちらも素晴らしかった、と仰っていましたわ

宝塚はよく観劇のレポートがネットに上がっているそうで、このお芝居についても例外でないのはいうまでもないこと
この交代劇についても触れられていますわね
こうした交代劇が見られるのも舞台の楽しさでございましょう

そうそう、これも部長様が仰っていたのですが
今年の宝塚は『ヴァンパイア・サクセション』なるお芝居を上演されたそうでございます
とても素敵な舞台だったそうでございます…

尤も、部長様が
「あらためて、文化祭のカーミラ役にやる気が出てきたわ。
 この間の失礼はお詫びする。
 あらためて、貴方たちのクラスも上演してくれることを希望するから、検討してよね。」
と仰るのには辟易しましたが…
わたくし、吸血鬼の演技と言われても、どうしたら良いものやら困ってしまいますわ

>気が進まない?そんな事はありません。嬉しいです…。(微笑)
>では、機会があれば試してみましょう。

そう言っていただけると嬉しゅうございます
その機会…イタリア行きがいつか実現できること、切に願いますわ…

832 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/19(Mon) 12:12
>>827(柚葉さん)

『京都旅行 2日目』

>ではお嬢様、今日も嵐電に乗って参りましょう。
>いよいよ、お嬢様も楽しみにしていた舞妓体験ですね。

ああ、もう…気もそぞろ、身も心も自然に弾んでしまいますわ
待ちに待った舞妓体験…
あの艶やかで可憐な装いを、ついに皆さんと共に身に着ける日が参りましたのね
柚葉さんとレイナさんには本当に感謝の限りでございます

>ご予約のお店は、「変身処 舞香」になります。

あらあらまあまあ、屋号からしまして心躍らせるものがございます
そう、日常のわたくしより成り変わり、今日は祇園の舞姫にならせていただくのでございます
わたくしにとりましては魔法の館とも申すべき場所
いったいどんなところなのでしょう…

日々本物の舞妓さんと接する中で磨き上げたスタッフの方によります和化粧

本物の舞妓さんが着るのと同じ着物を着付けしてくださり

多数の踊りを鑑賞して研究したポーズを付けてくださっての写真撮影

撮影の場は、お座敷、お茶室、四季の花々の咲くお庭、置屋やお茶屋の並ぶ町並み

さらには、祇園の花街をスタッフの方のご案内で散策でき、撮影もしてくださるし、わたくしたち自身も撮影してよい、と?

あらあらあら、まあまあまあ…
何ともはや、至れるつくせりではございませんか…
ああ、嬉しすぎて目まいがしてまいりました
>レイナさんには、「結構お値段も張りますし撮影だけでよろしいのでは?」と相談してみたのですが…。
>レイナさん曰く
>「何を言っているのです?この次このように皆で京都に旅行に来る機会などそうそうあるものではありませんよ。
>こういう時のために、長女さんが蓄財をなさってくれたのです。
>素敵な思い出作りのために、ここは惜しまず行きましょう。」
>と仰って下さったのですよ。

ええ、そうですわ、そうですとも!
わたくしとてそれなりの蓄えがございます
お金の心配はなさらなず、思い切りこれからの雅な時間を堪能いたしましょう

柚葉さん、レイナさん!
今さらではありますが、本当に、本当にご差配ありがとうございます

と申してる間にお店が見えて参ったようでございます
ああ、はしたなくも駆けだしたくなってしまいます
『翼よ、あれが舞香です』…、いけませんわ、わたくしったら、飛んでまいりたい気分でございます…


>>829

『ニンゲン』、とは?

人間のことでしたら、それはもう吸血鬼というより食人鬼でございましょう

もし、わたくしたちの同族に人を食すものがいるとすれば、それは種族の性質と言うよりその個体特有のカニバリズムかと存じますわ
もちろんそのような行い、もしございましたら容認できることではございませんが

わたくしは吸血鬼であっても、吸血鬼の研究家ではございません
そのようなケースが絶対に無い、とは申し上げられませんが
幸い、そのようなことは聞いたことはございませんわ

次に『ニンゲン』…海中に棲むという異形のUMAのことでしたら
それはもう吸血鬼が手を出す、ということは考えにくいですわね

巨大な体、大きな単眼、白くツルツルした肌、二本の腕、クジラの様な尾びれ
そう伝えられているそうでございます

それから、日本の秋田県などに伝わる食材で、ウサギの小腸内の未消化物を『ニンゲン』、または『ニゲ』『ニゲン』そう呼ぶそうでございます
もし、その地方に古来吸血鬼が住んでいたとしたら食していたかも知れませんわね
その様なお話は存じませんし、それが悪い吸血鬼かといえば、そうは思いませんが


833 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/19(Mon) 21:29
>柚葉さん

今回の京都旅行は、柚葉さんにエスコートしていただいておりますのに、「変身処 舞香」のことを伺ったとたん、舞い上がってしまいましてガイドブックをめくってお店のサービスをペラペラと申し述べてしまいました…

ご案内してくださる柚葉さんより色々ご説明される心づもりであったなら、ガッカリさせてしまったかも知れませんわね

そうでしたら、どうぞお許し下さいませ…


834 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/09/21(Wed) 00:10
>>829

…吸血鬼は、その名の通り生きている人間の血を吸う存在でしょう?
人そのものを食らうのであれば、お嬢様の仰る通り「食人鬼」という存在であると思います。
私自身は、まだ遭遇した事がありませんが…。

吸血鬼にせよ、食人鬼にせよ、人を襲うのであれば恐ろしい存在には変わりありませんね。
そのような存在と戦うために、東洋西洋を問わず退魔を生業とする方達がいるわけですね。

>>830-831 アーチェロお嬢様

>…それはわたくしたち吸血鬼にも申せることでございます
>個人としては人よりも強い「力」を享けておりますがゆえに、それに溺れる者が絶えず、愚かしくも人に害を為すことにも無頓着であったから多くの対立と流血と招いて参ったのです
>この「力」をどのように生かしてまいるか、それをわたくしも考え学んでいかなくてはならないと存じますわ

…そういえば、お嬢様の「力」というものに関しましては重い物を運んで下さる時や、
その翼で空を飛ぶ事意外お目に掛かったことがありませんね。
でも、その力の使い方において常にご自分を戒めてきたお嬢様は
やはり高貴な方である事を実感して参ります。

「力」の使い方を誤り、またはそれに溺れた権力者が自滅の道を歩んできた事は人間の歴史も同じ…。
真に高貴な方は、その責というものを心得ているのですね。

>なるほど…
>柚葉さんが子どもたちへの読み聞かせにご熱心なのは、そうした体験もあってのことでしょうか

ええ、「本」というものに関しましては両親に惜しまず与えられてきましたね。
自分で楽しみ、そしてその楽しさを他の方とも共有する…。
どんなに機器が発達しようとも、やはり真に心を豊かにしてくれるものは自分で読み、自分で考え、自分で伝えられる物であると私は思っています。

>さすがは将門公ですわね
>直接読んだことはございませんが、その大家様の弟子の方は著書の中で平将門の怨霊により帝都破壊をもくろむというお話を著述されたとか

ええ、作者さんのオリジナルの人物に、実在の人物と実在の出来事を絡ませることで、それがまるで実際にあった歴史上の出来事に思えてくるような
見事な描写をされているのですよ。正に、「偽日本史」とでもいうのでしょうか…。

シリーズにおきましては、明治〜昭和(架空の昭和73年迄)のものや、江戸時代後期(安政年間)、更に幕末維新を舞台にしたものもあるのですよ。
安政年間の作品に関してはあの妖怪の大家さんが挿絵を担当されていたりもしますね。

また、幕末を舞台にした作品においてはこの京都を駆け抜けた新撰組副長、土方歳三氏が実在の人物やオリジナルの人物達と共に
帝都、日本の転覆を企む魔人に命を賭けて立ち向かうという最も活劇めいた作品に仕上がっていますね。

>ええ、共に参りたいですわね
>関東は今や帝都圏でございます
>その地のご守護は、日本国全体のお護りにも通じましょう
>そのことにお礼を申し上げたいですわね

将門公の首塚、源頼朝公の鶴岡八幡宮、そして徳川家康公の日光東照宮…。
この国の東の守りを司る皆様の所へも、是非お参りしたいものですね。
ふふっ、お嬢様とお話していると、どんどん夢が膨らんで参ります…。

想像してみるだけでも、楽しいですね。

>ところで、去年故人となられた妖怪の大家様のことでございますが
>代表作が何度もアニメ化されていると伺っております

ええ、お嬢様にとっては吸血鬼が敵役なのは少々不本意でありましょう…。
ですが、あの作品においては吸血鬼に限らず西洋妖怪そのものが全て敵役なのですよ。
日本妖怪対西洋妖怪、という図式は全てに共通しているようです…。

>その悪徳商人役の方は元々のキャスティングの方が公園の途中で体調を崩されて代役が立てられたそうですが、部長様は両方の方の舞台をご覧になったそうで、どちらも素晴らしかった、と仰っていましたわ

まあ…それは私も知りませんでした…。
中々見に行く機会が無いまま、上演が終わってしまったのは残念です…。
何らかの形で、一度お目に掛かりたいものですね。

『ヴァンパイア・サクセション』ですか?それは気になりますね。
一度、調べてみる事に致しましょう。



835 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/09/21(Wed) 00:16
>>833 アーチェロお嬢様

(先に、こちらにお答えさせて頂きます)

ふふっ…お嬢様の細やかな気遣い、いつも感謝しております…。
お嬢様の優しい心遣いを、そのように思う事など決してありません。

むしろ、「それぞれのコース内容について、もう少し説明をしておくべきだったかしら…?」と
気にしておりましたから…。

お嬢様が簡潔に、「変身処 舞香」の内容について説明して下さったお陰で、助かりました。
どれもこれも、今からワクワクしてしまう内容ですね。
早く、お嬢様達と共にそれらの内容を堪能したいものです。

では、お楽しみは次回という事で…。
本日は、これで失礼いたします。(ぺこり)

836 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/23(Fri) 22:44
>>834(柚葉さん)

>…そういえば、お嬢様の「力」というものに関しましては重い物を運んで下さる時や、
>その翼で空を飛ぶ事意外お目に掛かったことがありませんね。


人界に居らせていただきます以上、必要以上に「力」を使って怖れられるのは嫌でございますから
それでも、「力」を以てお役に立てるのでしたら活かしてまいりたいですわね
ただ、人は人、ご自身の力で為すべきことを為されるのを邪魔することも控えたいと存じます

ソフィー様のように、重い荷物を持って難儀していらっしゃる方を担いで差し上げる…そんな使い方でしたら宜しいですわね

あるいは、あってはならないことですが、高層建築の火災で屋内に取り残された方を救って差し上げる、とか
…なんだか、クラーク・ケント様や国分果林様のようでございますが

他にわたくしの能力と申しますと…
最近使う機会がございませんが、あれこれ幾つかの力がございます
『変身能力』
猫さんや犬さん、蝙蝠さんでしたら
『催眠』
魔眼を使いますと多少人を操れますわ
ですが…、これは忌むべき能力、家族や大切な人を護るためのギリギリの時までは封印すべきかと存じます
『元素支配』
天候を操る…、半径5m以内でしたら
あるいは身近な材料で一時的に生命を持った人形を作れます
『動物と会話』
やはり、身近な犬さん、猫さん、蝙蝠さん、ハムスターさんとでしたら
『霊的存在に感応』
お蔭で、土地神様と親しくなれました

>でも、その力の使い方において常にご自分を戒めてきたお嬢様は
>やはり高貴な方である事を実感して参ります。

いえ、ただただ、過去にこの「力」に対する人々の怖れや嫌悪、「力」に驕った同族の高慢、そしてそれらがもたらしたあまりにも大きな溝…、そういったものが嫌なだけで…
でも、柚葉さんがそう仰って下さるなら、その言葉は有り難くいただきたいと存じますわ

日本の箴言にもこうあるそうですわね
『お前を信じる俺を信じろ』
…と

837 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/23(Fri) 22:45
>>834(柚葉さん)(つづきでございます)


>ええ、「本」というものに関しましては両親に惜しまず与えられてきましたね。
>自分で楽しみ、そしてその楽しさを他の方とも共有する…。
>どんなに機器が発達しようとも、やはり真に心を豊かにしてくれるものは自分で読み、自分で考え、自分で伝えられる物であると私は思っています。

やはり、柚葉さんの親御様は素晴らしいですわね
本は人が創造して最も素晴らしい創造物の一つでござましょう
人の深き心、人の無限の英知が記され、時も場所も超えて届けられて多くの人に語りかけ、それを読んだ方もまた多くの想いと知見を育み、また次々と伝えていく…
わたくしたちに比べ時間がより限定されていながら、より大きなものを人生み出してきましたのも、まさにその脈々たる営為の賜物でございましょう

軽部様からいただきましたご本も大いに活用させていただきたいですわ
児童書に関してはけっこうな量のコレクションでございますから

そうそう、軽部様へのお土産を買うことも忘れてはなりませんわ…

>ええ、作者さんのオリジナルの人物に、実在の人物と実在の出来事を絡ませることで、それがまるで実際にあった歴史上の出来事に思えてくるような
>見事な描写をされているのですよ。正に、「偽日本史」とでもいうのでしょうか…。

現実とは全く別の日本史…、それは面白そうでございます
あの作者の方はたいそう博覧強記と伺っております
文芸部の方から聞きかじっただけでございますが
その想像の赴くまま、さぞや壮大な異世界の日本を描いていらっしゃるのでしょうね

幕末を舞台にした物語まであるのですね
京都が舞台になっていると思うとワクワクしますわね

あの時代に惹かれるのは、もちろん波乱万丈、多士済々な魅力的な人物が駆け抜けられたからでありますが
イタリアで育ってまいりましたわたくしにとりましては、同じ時代に動乱を経験してまいりましたこともございます
あの時代を描いた物語としてはジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサの『山猫』は日本では、ヴィスコンティ監督の映画で多少知る人があるようですわね
リソルジメント(イタリア統一運動)の嵐を、衰退していく大貴族の視点から描く物語は、わたくしにとりましても他人事ではない切実感がございます

幕末維新、統一運動、南北戦争や普仏戦争…
あの世界的な動乱の時代をまとめあげた『偽世界史』の物語をどなたかが書かれたら、さぞ壮大なものになるでしょうね…

>日本妖怪対西洋妖怪、という図式は全てに共通しているようです…。

さようでございますか
吸血鬼だけ目の敵にされているわけではないと伺って、少しホッといたしました

たしかあの方は、戦争で大きな痛手を被った方と伺っております
もしも国と国、西と東の、命がけのせめぎ合いが妖怪同士の戦いにも投影されているとしましたら、たいそう痛々しいことかと存じます
いえ、これはわたくしの勝手な想像に過ぎませんが…

838 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/09/24(Sat) 00:13
日本の妖怪を根こそぎ倒して吸血鬼帝国を築きましょう

839 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/09/24(Sat) 09:00
日本の愚鈍な妖怪共はアーチェロ帝国の最下層の奴隷となって働け。
何?まだ鬼○郎やぬ〜○〜がいる?
そんな連中は、権力で社会的に抹殺すればよい。

840 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/24(Sat) 17:15
>>835(柚葉さん)

『京都旅行 2日目』

>ふふっ…お嬢様の細やかな気遣い、いつも感謝しております…。
>お嬢様の優しい心遣いを、そのように思う事など決してありません。

有難うございます
柚葉さんのご寛恕に感謝申し上げますわ
叱られても致し方ないところと覚悟しておりましたから

メイド長からもよく言われましたわ
「上に立たれる方が感情に任せて先走った行動を取れば、忠義厚き者ほどそのフォローに苦労するもの。
 外界へ出ていこうとされる姫様の積極性はご立派なことと存じますが、メイドたちの心配にも思いを致してくだされますよう切に希望する次第です。」


本当にわたくしと来ましたら…
どうか、わたくしに理不尽な行いがございましたら叱ってくださいませ

>むしろ、「それぞれのコース内容について、もう少し説明をしておくべきだったかしら…?」と
>気にしておりましたから…。あ
いえいえいえ!
滅相もございませんわ
どうぞそのようにお気になさらないでくださいませ

映画『ジャズ・シンガー』の世界的名セリフに乗っ取れば
“You ain't heard nothin' yet!”

いえ、この場合は
“You ain't experienced nothin' yet!”
『お楽しみはこれからだ!」』

この言葉を発せられるのは、イベントをプロデュースしてくださった方の特権でございましょう
案内していただく身でありながら、ペラペラとネタバレするのは申し訳ないことでございます
反省いたしますわ…

>お嬢様が簡潔に、「変身処 舞香」の内容について説明して下さったお陰で、助かりました。
>どれもこれも、今からワクワクしてしまう内容ですね。
>早く、お嬢様達と共にそれらの内容を堪能したいものです。

ありがとうございます
そして、反省した傍からもうその内容を思うと我慢がなりませんわ
さあ、早く中に入りましょう

そして、柚葉さん、貴女がお着物を召されるところを早く見せてくださいませ
ガイドブックに載っていました色とりどりのお着物…
皆で揃って着てこそ参りました甲斐があると申すものでございます


>>838

あなた様…
彼の妖怪漫画の大家の方のアニメをご覧になり過ぎたのではございませんか?
戦は欲望の苗床、憎悪の温床、絶望への誘いでございます
物語として興ずるのならばまだしも、実際にそれに身を投じ、他者を傷つけ自分も痛みを知る
その果てに得る世界がそれほど欲しいのでございますか?

この国には多くの妖怪が住まっていらっしゃいます
この国の風土より生まれ、それと一体となって長の年月を暮らしてこられたのです

時には人と軋轢もございましょうが、多くの方が人と共に在り暮らしてまいられたのです
時には人を援け、神として崇められもしたと伺っておりますわ

その方たちに戦を仕掛けようなどと、なんという驕りたかぶったお考えでございますか
そのような所業、わたくし吸血鬼族の端くれとしまして、断じて容れることはできませんわ

どうか左様な野心は忘却の彼方に置かれますよう、切にお願いいたしますわ


>>839

…それはわたくしに対します嫌がらせでございますか?
邪まな考えに早速に賛同するばかりでなく、おぞましい帝国とやらにわたくしの名を冠するとは如何なるご所存ですか!?

わたくしが貧しき身を以てようやくこの地に受け入れていただき、なお誠意を以て皆様にお認めいただきたいと思っておりますのに

どれほど努めようとも、邪心に身を任せて道を誤れば、信頼は疾く失われましょう
何ゆえに左様な真似を使嗾なさるかは存じませんが、二度とその様な世迷言、わたくしの耳に入れてくださいますな


841 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/09/24(Sat) 19:40
ナウシカの話題が出てたから思い出したけど、「エターナルメロディ」というゲームで
ナウシカの声の人がメインヒロインのヴァンパイア・ハーフの女の子を演じてます。

ちょっと身体が弱いけど、清楚で素直で、凄く可愛い子ですよ。
手芸が得意で、人形とか作るのが得意だとか。
でも吸血鬼の特徴というか、身体は弱くてもパワーは凄い…。

842 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/09/24(Sat) 23:12
>>832 アーチェロお嬢様

『京都旅行 2日目』

>ああ、もう…気もそぞろ、身も心も自然に弾んでしまいますわ
>待ちに待った舞妓体験…
>あの艶やかで可憐な装いを、ついに皆さんと共に身に着ける日が参りましたのね
>柚葉さんとレイナさんには本当に感謝の限りでございます

(町屋を歩きながら)
さあ、お嬢様、もうすぐ着きますよ。
ふふっ、お屋敷で色々とご相談していた時から、この日を楽しみにされていましたからね。
あらあら、そんなに急がなくても…。お店は、逃げたりは致しませんよ。(微笑)

>ああ、はしたなくも駆けだしたくなってしまいます
>『翼よ、あれが舞香です』…、いけませんわ、わたくしったら、飛んでまいりたい気分でございます…

え?わわっ!?お嬢様、翼、翼がっ!
(急いでお嬢様の後ろ姿を和傘で隠しました)

そういえば、お嬢様のお屋敷の方々は京都へお住まいになる事には懸念を示されていたそうですね。
確かに、この街はこの国の退魔師を束ね、国事の吉凶を司る陰陽師の本拠地ですから…。

一応、若杉の総裁にはお嬢様達と共に京都に旅行に行く事を伝えておりますから、
退魔師の方々に要らぬ誤解を招く事は無いかと思いますが…。

騒ぎになっては拙いので、翼をお披露目なさるのはくれぐれも慎重に…。

>>836-837 アーチェロお嬢様

>あるいは、あってはならないことですが、高層建築の火災で屋内に取り残された方を救って差し上げる、とか
>…なんだか、クラーク・ケント様や国分果林様のようでございますが

お嬢様の場合、もしそのような場面に遭遇されましたら迷わず救出に向かってしまいそうですね…。
私も、クラーク・ケントさんの映画は初期の物をテレビで見た事があります。
どのような大きいスケールで御力を発揮するかが、毎回の見所ですね。

…でも、くれぐれも無茶はなさらないで下さいね?
お嬢様でしたら少々の事では命に関わる事は無いと分かっていますが、それでも…です。

>『変身能力』
>猫さんや犬さん、蝙蝠さんでしたら

蝙蝠さんを使役されるように、お嬢様もその姿になることが出来るのですね。
確かに蝙蝠さんに姿を変える事は他の吸血鬼さんもなさっていたかと思いますが…。
猫さんや犬さんにも姿を変えられる事は、初耳ですね。

…そういえば、お嬢様には以前私に甘えながらゆっくりとした時間を過ごして頂いた事がありましたが…。
あの時は真似をしているのではなく、本当に猫さんさながらでしたね。
成程、それならば納得です。

>『霊的存在に感応』
>お蔭で、土地神様と親しくなれました

この国は八百万の神々の国ですから、誤解を招かず、尚且つ親交を深めていかれるためにも
このような能力をお持ちである事に私も安心です。
ふふっ、ここ、京都では既に色々な方と会話をされたのではないですか?(微笑)



843 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/09/24(Sat) 23:13
>>837 (続きです)

>現実とは全く別の日本史…、それは面白そうでございます
>あの作者の方はたいそう博覧強記と伺っております

ええ…安政の大地震、関東大震災等、特に多くの「崩壊」に纏わる出来事の中で
帝都崩壊を目論む魔人が暗躍していた、という話に仕上がっております。

他にも土方歳三氏は、ここ京都の晴明神社の晴明判(五芒星)を模った北海道の五稜郭の地で、
単に戦死したのではなく魔人からこの国を守るためにその命を捧げ尽くして戦い抜いたのだとか…。

>イタリアで育ってまいりましたわたくしにとりましては、同じ時代に動乱を経験してまいりましたこともございます

まあ、お嬢様も、動乱の歴史の中を…。
きっと、心引かれる生き様を貫いていった方々の最期を看取った事も、一度や二度では無いのでしょうね…。
だからこそ、齎された平和の尊さを、平穏無事に過ごす事が出来る日々の大切さを解っておられるのでしょう。
…平和は尊く、大切なものです。だからこそ、それを齎すために命を懸けた人々の功績を忘れてはならないですね。

>たしかあの方は、戦争で大きな痛手を被った方と伺っております
>もしも国と国、西と東の、命がけのせめぎ合いが妖怪同士の戦いにも投影されているとしましたら、たいそう痛々しいことかと存じます

ええ、あの方は確か左腕を…。
でも、そういった苦難と辛い時代を乗り越えて、人生を謳歌する術を自ら常に実践されていたとか。
残念ながら、目標とされていた百歳の天寿を全うする事は叶いませんでしたが…。
それでも、多くの人々に親しまれ、愛され、見送られていったあの方の人生は
長く人々の心に残り続ける事でしょう。


844 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/09/24(Sat) 23:51
>>838-839

…全く、冗談や悪ふざけは程々になさって下さいな。(ぷんすか)
ほら、お嬢様が、本当に怒ってしまっていますよ。

この国に住まう妖(あやかし)達や、子ども達を守るために戦っている方々を
暴力や権力で蹂躙せよと?
ここ、京都で子ども達と親しげに交流されているお嬢様がそのような事を望むとお思いですか?

…ほら、私はともかく、レイナさんがナイフを構えていらっしゃいますよ?
さもないと、怒ったレイナさんに人間ダーツの標的にされてしまいかねませんよ?
これ以上、私の主を冒涜するような事は口になさらないで下さいね。

>>840 アーチェロお嬢様

『京都旅行 2日目』

それでは、スタッフの方について参りましょう。
ふふっ、この後お会いする時が本当に楽しみです…(微笑)
そういえば、この時期は「桔梗」のかんざしが「季節のかんざし」だそうですね。
こちらに関しても、予約しておいて良かったです…。

あら?お嬢様とレイナさんには、英語でスタッフの方が話しかけられていますね。
成程、お店の方が外国人のお客様という事で配慮して下さったのですね。
でも…お嬢様もレイナさんも、そして使い魔さんたちも実に流暢な日本語を話しておりますから、
お店の方もビックリしておられますね。

>そして、柚葉さん、貴女がお着物を召されるところを早く見せてくださいませ
>ガイドブックに載っていました色とりどりのお着物…

お待たせ致しました…。
それにしても、このお店の着物の種類は400種類以上だとか…。
どれも艶やかで綺麗で、迷ってしまいましたがこちらの空色のものを選んでみました…。

レイナさんは珊瑚珠色(さんごしゅいろ)…。
レイナさんの赤い髪に和の雰囲気が見事にマッチして、その艶やかさを更に引き立てておりますね。

使い魔さん達も、どうやら終わったみたいですね。
まあ!可愛い!!!
長女さん、次女さん、三女さん、色はそれぞれ違いますが、子どもの明るさを引き立たせる色の着物が
実に似合っていますよ。
ああ…思わず三人とも抱きしめてしまいたい位です…。

では、真打ち登場まで暫しの間、お待ち致しましょう。
ところでレイナさん、お嬢様ばどのような色の着物をお選びになるのでしょうか?
私はその、薄藤色、または鴇色(ときいろ)、撫子色(なでしこいろ)等が似合うかと思うのですが…。
お嬢様の銀髪を引き立たせ、尚且つ色を添えるのであれば優しげな雰囲気の色が似合うかと思うのですよ。

ふふっ、使い魔さん達もお嬢様が出ていらっしゃるのを心待ちにしているようですね。
この後は、まずは室内での撮影ですね。
それだけでも楽しみですが、その後には祇園散策が待っているかと思うと、心が弾んで参ります。
お嬢様の感じていた嬉しさが、私達にも既に伝わっているかのようですね。


845 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/09/25(Sun) 00:01
次スレは立てる?立てない?

846 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/09/25(Sun) 00:04
>>841

ナウシカさんの声を演じていた方というと…。
確か、島本須美さんですね。
その方が、ヴァンパイア・ハーフのキャラクターを演じておられたのですか?
お名前は…ティナ・ハーヴェルさんというのですね。

貴方の仰る通り、本当に可愛らしいお嬢さんですね。
それにしても、少し変わった髪型をなさっているのですね。
最初は、首にマフラーを巻いているのかと思ったのですが…。
どうやら、長い髪を首に巻き付けておられるようですね。

手芸や人形作りが得意という点が、ソフィーちゃんと同居している灯さんと被りますね。
もしお会いする事が出来れば、とても仲の良いお友達になれるのではないでしょうか?

それにしてもこのゲーム、ダンジョンは双六形式のようですね…。
双六は小さい頃、よく親しんで遊びましたから何となく内容が気になりますね。
既にレトロなゲームになるようですが、入手するのも然程難しくはなさそうです。
機会があれば、考えてみましょう…。

847 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/25(Sun) 18:39
>>841

あらあらあら、とても興味深いお話でございますね
わたくしの好きな映画の話から、こうして同族の物語に話題が出てくるというのも何かのご縁でしょうか、嬉しいことでございます

「エターナルメロディ」…タイトルからして心の琴線に触れてまいる素敵な響きがいたしますね

ティナ・ハーヴェル(Tina Harvel)様…、で宜しいのですね?
まあ、これは愛らし方ですわね
吸血鬼、と申しますと世評一般ではクールなイメージを持たれることが多いかと存じますが、この方は見るからに温かみに溢れた方
長い茶色の髪をマフラーのように首に巻き、体を緩やかに覆う暖色の上衣が尚のことその印象を深めさせていらっしゃいます
それに表情も飾り気無く温順なお心をそのまま映したような穏やかさが宜しいですわね

わたくしが居りました城館にも、似た雰囲気のメイドさんがいらっしゃいましたね
なんだか、懐かしさすら感じてまいります

あら、三女ちゃん、タブレットを視ろ、と?
あらあら、ティナさまのプレイ動画集でございますか
ふふっ、ありがとうございます

なるほど、やはり思った通りの穏やかそうな方
風の谷の姫姉さまとはまた違った良さがございます
行き倒れられていたところを主人公に助けられたのですか、
なるほど吸血鬼によっては昼日中に出歩くのは時に辛く感じるもの…

でも、快く主人公の仲間になってくださるのですね
この方も、自分の生きるべき居場所を求めていたのでしょうか
なんだか、ちょっと胸にチクっと来るものがございますわ

あらあら、EDシーンまであるのですね
世界を越える愛…、ティナさんの喜びの声と表情が素敵ですわ

848 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/25(Sun) 18:39


>>842(柚葉さん)

『京都旅行 2日目』

>(町屋を歩きながら)
> さあ、お嬢様、もうすぐ着きますよ。
> ふふっ、お屋敷で色々とご相談していた時から、この日を楽しみにされていましたからね。
> あらあら、そんなに急がなくても…。お店は、逃げたりは致しませんよ。(微笑)

本当に…逃げないのでしょうか?
だって、こんな胸躍るときが現実だと信じて宜しいものなのかどうか
セッティングしてくださった柚葉さんとレイナさんには申し訳ないですが、今なお不安がこみ上げてまいるのですよ
早く…、少しでも早く、と我が心が訴えかけてくるのですわ

>え?わわっ!?お嬢様、翼、翼がっ!
> (急いでお嬢様の後ろ姿を和傘で隠しました)

あ…、あらあらあら?
申し訳ございません、わたくしったら、なんて迂闊ではしたないことを
いけませんわ、道行く人々が目を丸くしてこちらを見ていらっしゃいます
ひそひそと囁き交わして

「なにあれ?妖怪ストリートの仮装行列?」
「あれは、10月でしょう。イベントもないのにコスプレとかちょっと非常識ね。」
…とか

恥ずかしいですわ
穴があったら入りたい、とはこのことでございます
もう少しで飛翔に及んでしまうところでした
京の街の方々に不快な思いをさせてしまうところ、柚葉さんのおかげで助かりました
ありがとうございます

>一応、若杉の総裁にはお嬢様達と共に京都に旅行に行く事を伝えておりますから、
> 退魔師の方々に要らぬ誤解を招く事は無いかと思いますが…。
>騒ぎになっては拙いので、翼をお披露目なさるのはくれぐれも慎重に…。

要らぬ誤解どころか、もはや明々白々、わたくしが如何に能天気昼行燈か満天下の退魔師の方々に知れ渡ってしまうのではございませんでしょうか?
警戒するのが馬鹿々々しくなるほどに…
でも、おっしゃるとおり今後は慎重にいたします
この風雅な街に相応しく、そろりそろりと参りましょう

>お嬢様の場合、もしそのような場面に遭遇されましたら迷わず救出に向かってしまいそうですね…。
> …でも、くれぐれも無茶はなさらないで下さいね?
> お嬢様でしたら少々の事では命に関わる事は無いと分かっていますが、それでも…です。

ええ、肝に命じますわ
家族や故郷の皆に心配を掛けますこと、それはこれまでのいただいた慈しみを蔑ろにすることと心得ております
匹夫の勇…と申したでしょうか、思慮分別を欠いた蛮勇は決して振るいませんからどうかご安心くださいな

>猫さんや犬さんにも姿を変えられる事は、初耳ですね。

ふふふっ、幼い頃はその手を使って城館を良く抜け出しましたわね
子猫に化けて物陰や隙間を駆け抜け、自分だけの秘密の抜け穴を通って表へと…
あのスリルは今思い出しても心弾むものがございますわね

849 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/25(Sun) 18:40
>>842(柚葉さん) (つづきでございます)

>この国は八百万の神々の国ですから、誤解を招かず、尚且つ親交を深めていかれるためにも
> このような能力をお持ちである事に私も安心です。
> ふふっ、ここ、京都では既に色々な方と会話をされたのではないですか?(微笑)

ええ、さすがは千年の帝都でございますわね
神仏を崇敬する心薄れたと言われる今の時代でございますが、神仏の気、誠に豊かで驚きましたわ
同時に、わたくしのような西洋に於いては忌まれることを常といたします魔族を受け入れてくださったこと、京都駅に着いた時点で感じました
少なくとも、わたくしに対し正に小娘としてまずは行状を高みより見物の鷹揚なる気風を感じました

そして、昨日の野宮神社で早速にご挨拶の栄に浴することとなりましたわ

野宮大黒天・・・良縁結婚の神様には、柚葉さんのこれからにご加護をお願い申し上げましたわ
大山弁財天様・・・交通安全、財運向上の神様には、皆の街中での安全をわたくしお願い申し上げましたが、長女ちゃんは殊の外深く頭を垂れて、今後の我が家の金運交情をお願いしていましたわね

他にも愛宕大神様、白峰弁財天、白福稲荷大明神にもそれぞれ忝くもご挨拶申し上げましたが…
その方々の背後に輝いていますまこと神々しき光の源にいらっしゃる方には眩しすぎて直接拝顔は叶いませんでした
あの方が野宮大神様…すなわち天照皇大神様と知りましては、この身の震えが止まりませんでした
太陽神で在らせられますあのお方に、闇の眷属たるわたくしが目を向けますこと自体畏れ多いこととの思い、拭い難かったですわね

あの光に焦がされることなく浴びることが叶ったことも恐らくあの方の御慈悲だったのかと存じます
京都旅行1日目にして、本当に忘れ難く有り難い体験でございました…

850 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/25(Sun) 18:58
訂正でございます

>野宮大黒天・・・良縁結婚の神様には、柚葉さんのこれからにご加護をお願い申し上げましたわ
野宮大黒天様

>他にも愛宕大神様、白峰弁財天、白福稲荷大明神にもそれぞれ忝くもご挨拶申し上げましたが…
愛宕大神様、白峰弁財天様、白福稲荷大明神様

「様」を付けたり付けなかったり、まことに言葉の乱れが恥ずかしゅうございます
ご祭神の皆皆さま、まことに申し訳ございません
どうか愚かな小娘をお許しくださいませ


柚葉さん、まことに申し訳ございません
お答えが前後いたします

>>845

ありがたいことにこちらの街に参ってから、家族を得、そしてご近所の方が訪れてくださっています
それゆえ、建て増しして『新館ノ弐』も造る所存にございます

尤も、閑古鳥が鳴けばそれまでになってしまいましょうけれど…

先にご返事申し上げたのは、先行きを考慮しましてのこと
しばしば長い会話を交わしてまいりましたので、過去に他所の街で見聞した経験から、レスが1000に達する前に書き込みが出来なくなることもあるのでは?と懸念いたしたのです

もし左様な事態になりましたら、気づき次第建て増しをさせていただきます

今後とも何とぞよろしくお願いいたしますわ


851 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/26(Mon) 22:33
>>843(柚葉さん)

>他にも土方歳三氏は、ここ京都の晴明神社の晴明判(五芒星)を模った北海道の五稜郭の地で、
> 単に戦死したのではなく魔人からこの国を守るためにその命を捧げ尽くして戦い抜いたのだとか…。

まあまあまあ…
驚きましたわ、安倍晴明様…あの陰陽師の方ですわね
我が家のメイドさんたちも、『キョウトの退魔師の総本家』と言ってわたくしに言って聞かせてくれたあの方、五芒星をお使いでしたの?
五芒星は欧州に於きましても魔術の記号、上下逆の場合は悪魔の象徴ともされている図形でございます
日本に於きましても、左様な古(いにしえ)より特別な表象とされていた、と
不思議なことでございます

それに、五稜郭と申すのは北海道にございます、歴女の方のお話にもございました箱館戦争の舞台でございますね
歴史にロマンを求める方々が愛してやまぬ城郭と伺っておりますわ

あの城郭につきましては、初めて聞いて以来少なからぬ興味を持っております
ご存知かもしれませんが、あのような星型要塞は15世紀にイタリアで発生したものなのですから
1500年の、ピサの防衛戦の時にその有効性が発揮されましたことは、当時を知る一族の方が昔語りに聞かせてくれましたわね

それが欧州各国に広がっていきました結果、イタリアのパルマノヴァ、オランダのブールタング要塞、ポルトガルのアルメイダ、フランスの聖マーティン・ドゥ・レ…、各地にその姿を留めております
凾館の五稜郭がこの築城方式の伝播したものなのかは存じませんが、洋の東西の相似た城郭で、多くの兵士が命を懸けて戦ったことに粛然としてしまいます

攻める方も守る方も祖国のためを思って懸命に生き抜いたのでしょう
土方さまをはじめ、箱館戦争に参加した皆様も…
彼の方たちの冥福のためにも、これらの城郭が平和の裡に伝えられてまいることを祈らずにはおれません

>まあ、お嬢様も、動乱の歴史の中を…。
> きっと、心引かれる生き様を貫いていった方々の最期を看取った事も、一度や二度では無いのでしょうね…。

左様でございます、動乱の中、魔族の身でありながら時には人と出会い、またやるせない別れを経験することは一再ならず

特に、イタリア統一運動の先駆けであった『青年イタリア』は、カルミーニオ家としましても少なからぬかかわりを持つこととなりましたわ
日本の皆様には馴染みのないことと存じますが
『イタリアを進歩と自由を享受する統一共和国とする』ことを目指して、戦いに身を投じた人々です
以前お話しましたジュゼッペ・ガリバルディも参加していたそうです

我が家が『青年イタリア』と接触したのは、統一運動がヴァチカンの力を抑えるうえで有効と判断したからですが、わたくしは政治的なことはよく分からず、ただメンバーの中の幾人かの人々と知り合い、彼らの熱情に感じ入ったものでしたわ

ですが、運動はやがて弾圧され衰退し、わたしと知り合った方々も四散し、あるいは土方さまと同様の運命を…
わたくしはただ、密かにそういった方々の終焉の地に薔薇を手向けることが精一杯でございました

>だからこそ、齎された平和の尊さを、平穏無事に過ごす事が出来る日々の大切さを解っておられるのでしょう。
> …平和は尊く、大切なものです。だからこそ、それを齎すために命を懸けた人々の功績を忘れてはならないですね。

はい、本当に左様ですわね
去っていった方たちのことを忘れず、今の平和を大切にしてまいりたいですわね


852 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/09/27(Tue) 17:12
>>845
>>850 アーチェロお嬢様

>ありがたいことにこちらの街に参ってから、家族を得、そしてご近所の方が訪れてくださっています
>それゆえ、建て増しして『新館ノ弐』も造る所存にございます

よかった…。(胸を撫で下ろす)
それを聞いて安心しました、 お嬢様…。

この場所も既に800を越えて、必然的に終盤を意識する事になっておりましたので
私も気になっていたんです。
私はあくまでもお嬢様にお仕えする立場ですし、私がこの場所にいられるのも
お嬢様が居てくれてこそですから…。

それに私、まだまだお嬢様とお別れしたくありません!!!

まだまだ話したい事、知りたい事、行ってみたい場所、沢山あります。
そして、もっともっと素敵な思い出を作りたい…。

運命の糸に導かれ、お嬢様が私を「家族」として受け入れてくれた事を…
その何物にも代え難い絆が結ばれている事を私は何よりも嬉しく思っているのですから…。

お嬢様が居て下さる限り、私はどこまでもお仕えさせて頂きます。(ぺこり)


853 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/09/27(Tue) 17:24
あら?可愛い子ネコさん♪おいで〜♪
(アーチェロの化けた仔猫を抱き上げる)

もふもふ♪もふもふ♪気持ちいい?

854 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/09/27(Tue) 17:42
>>847 アーチェロお嬢様

あらあら、三女さん、わざわざ有難うございます。
成程…。ティナ・ハーヴェルさんはこのように主人公さんと愛を育んでいったのですね。
どうやら、御自身がヴァンパイア・ハーフである事は終盤まで秘密にしておられたようですね。

でも、冒険と苦難を乗り越える中でお二人は互いの気持ちを確かめあい、結ばれた…。
EDのティナさんの幸せそうな顔は、見ていて私達も嬉しくなってしまいます。

ね?お嬢様?三女さん?

それにしても、>>492の時といい、三女さんは日本のサブカルチャーにお詳しいのですね。
また面白そうなものがあれば、是非教えて下さいね。(微笑)

>>848

>恥ずかしいですわ
>穴があったら入りたい、とはこのことでございます

そ、そのように気に病む事はありませんよ!?お嬢様?
確かに突然の事で、周囲の人達はビックリされたでしょうけれど…。

そ、それにこの周辺にはアニメ作品を取り扱うお店も色々とあるそうですから…。
と、兎に角お店に急ぎましょう。(汗汗)

>ふふふっ、幼い頃はその手を使って城館を良く抜け出しましたわね
>子猫に化けて物陰や隙間を駆け抜け、自分だけの秘密の抜け穴を通って表へと…
>あのスリルは今思い出しても心弾むものがございますわね

何だか想像していて、楽しそうで、微笑ましい光景ですね。(微笑)
でも、時々失敗してしまった事もあるのではないですか?

秘密の抜け穴を潜り抜けて、また再び自由の街に…。
と抜け穴のトンネルから外へ出た眼前に、メイド長さんが…。

「…全く、やっぱりここから外へ抜け出していたのですか。
そうは問屋が卸しませんよ?お嬢様?」

と、首根っこを掴まれて再びお城の中へ…。

あああっ!も、申し訳ありませんっ!
あ、あくまでもこれは私の想像、妄想ですからっ!

855 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/27(Tue) 23:35
>>844(柚葉さん)

『京都旅行 2日目』

>それでは、スタッフの方について参りましょう。
> ふふっ、この後お会いする時が本当に楽しみです…(微笑)
> そういえば、この時期は「桔梗」のかんざしが「季節のかんざし」だそうですね。
> こちらに関しても、予約しておいて良かったです…。

まあ、簪にも趣向が凝らされているのですね、月替わりで季節の花を取り入れるなんて、季節感を大事にする日本の良き美感でございますわね

あら、スタッフの方が…、はい、何でございましょう?
…ああ、英語でございますか
本当にこまやかな心遣いですわね
『おもてなし』…付け焼刃ではない本物の心づくしを感じます

ふふふ、お気遣い恐れ入ります
日本語でけっこうでございますわ
どうぞ、貴女様の京言葉を聞かせてくださいませ

……
なんだか咲き乱れる花々の迷宮に迷い込んだみたいですわ
この色とりどりのお着物の中から一着選ぶなんて…
あああ、悩みますわ
世界最大級のフラワーパーク、オランダのキューケンホフ公園で、気に入った花を一本選べ、と言われてもこれほど悩まないのではないでしょうか

落ち着きなさい、わたくし
一期一会のこの着物との出会い、
本当にわたくしが邂逅すべき着物があるのなら、心は自然にそれへと誘われるはずよ
信じなさい、わたくし
本当に縁あるものならば、互いが惹き合うはずなのだから…

…『彼女』だわ
『彼女』がわたくしを見ていてくれる
『彼女』がわたくしに微笑んでくれている

はじめまして、美しい貴女
わたくしに…貴女を纏わせてください

………
……


お待たせいたしました、柚葉さん、レイナさん

あらあらあら、まあまあまあ…、何とお美しいことでございましょう
空が…空の色が目に飛び込んできて、清々しく澄み渡る空が広がるかのよう
柚葉さん、とてもお似合いですわね…
貴女のその澄み切った心を映したかのような、とても見事な空色のお着物

はあ…
しばらくこのまま見惚れさせてくださいませ

そして、レイナさんその色、貴女の静かでストイックな中に秘められた熱情を閃かすかの如き美しい色
そうですか、珊瑚諏色と申すのですが
貴女の熱い心の息吹がわたしを包むかの如く、惚れ惚れとしてしまいますわ

お二人とも素敵なチョイスですわね
お着物の美しさもさることながら、お二人のわたくしを惹きつけてやまない心映えが一層際立っているのですわ
可憐でありながら絢爛、明媚にして風雅…
ああ、わたくしの貧しい日本語では、とても表現しきれないのが悔しいですわ…

そして三姉妹の皆も、とても可愛いこと!
もっと、良く見せてちょうだいな
ほら、みんなでそこでターンしてみて…
ん〜、ほんと、愛らしいこと…

あの、それで、わたくしはこのとおり、薄藤色の着物を選びました
どの着物も素晴らしかったですが、『この方』がわたくしを選んでくださったような気がしましたの…

わ、わたくしとしては、精一杯頑張ってみたつもりでございますの
はうう、皆様の目にさらされますと、身の置き所がございませんわ…

でも、これから祇園散策があるのですわね、
ああ…、もう心が弾んで仕方がございません

柚葉さんも楽し気なご様子、わたくしも嬉しゅうございます
共に京の街でひと時の夢を味わってまいりましょう

856 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/27(Tue) 23:39
訂正でございます

>そうですか、珊瑚諏色と申すのですが

×申すのですが
○申すのですか

失礼いたしました

857 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/09/29(Thu) 22:07
>>852(柚葉さん)

>よかった…。(胸を撫で下ろす)
> それを聞いて安心しました、 お嬢様…。

よかったですわ、柚葉さんにご安心いただけて
『新館ノ弐』でも、引き続き我が家に居ていただけると分かりまして、とても嬉しゅうございます

わたくしもまだまだご近所や学校の皆様と昵懇になりたいと切に願っております
ですが、こちらの街に着て以来、柚葉さんに我が家にお出でいただいたこと、本当にわたくしにとりまして素晴らしい出会いでございました

この街でのわたくしに常に心をかけていただき、わたくしの言葉に耳を傾けてくださいました
申し訳なくも饒舌に話させていただいたのに、温かい微笑みと共にご返事を下さいました

柚葉さんがいらっしゃらなければ、わたくしのこの街での日々のこと、多くの方との出会いと交わりのこと、そして故郷での思い出…、お話しする機会も無かったかも知れません
フィドゥーチャ、お颯様、そして軽部様、そういった過去と今の出会いを振り返って、多くの出会いを省みてあらためて感謝する…
そうした機会を下さったのは、まちがいなく柚葉さんでございましたわ

>まだまだ話したい事、知りたい事、行ってみたい場所、沢山あります。
> そして、もっともっと素敵な思い出を作りたい…。

そう言っていただけて嬉しゅうございます
それはわたくしも同じこと、
こんなにもお優しい柚葉さんのことをもっと知りたい、との想いは今も変わらず、いや増してまいるばかり…
経観塚へ参って、お母様はじめご家族の方にご挨拶するにはまだ今しばらく時間がかかりましょう
本スレを以て終わらせられることではございません

そう、柚葉さんと、皆様方との日々をもっと続けてまいりとうございます


>>853

ミャ〜?
ミャミャミャッ!?
(ああ、掴まってしまいました)

ニャニャニャ〜
(昔を思い出して、久しぶりに仔猫に化けていましたら、すっかりその気で人様に抱きかかえられてしまいました〜)

フミュ〜、フミミミ〜
(もふもふ♪されると、なんだか、気持ちがぽわぽわして〜、眠くってまいって〜)

フミ〜!ミミミミ〜!
(いけませんわ、こんなところで寝てしまっては。脱出!)

キキキーッ!!
(コウモリに変身して垂直ダッシュでございます!)

(…ふう、脱出成功でございます)

………
これからは、動物への変身は控えるといたしましょう…

858 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/09/30(Fri) 23:10
>>849 アーチェロお嬢様

>神仏を崇敬する心薄れたと言われる今の時代でございますが、神仏の気、誠に豊かで驚きましたわ
>同時に、わたくしのような西洋に於いては忌まれることを常といたします魔族を受け入れてくださったこと、京都駅に着いた時点で感じました

良かったです…。それを聞いて安心致しました。
ですが、この京都も古来より百鬼夜行が夜を練り歩き、光と闇、双方に生きる者達が共存してきた魔都…。
双方が存在してこそ、成り立ってきた都です。
お嬢様を受け入れない筈はありませんね。

>野宮大黒天・・・良縁結婚の神様には、柚葉さんのこれからにご加護をお願い申し上げましたわ
>大山弁財天様・・・交通安全、財運向上の神様には、皆の街中での安全をわたくしお願い申し上げましたが、長女ちゃんは殊の外深く頭を垂れて、今後の我が家の金運交情をお願いしていましたわね

まあ…。(照)お嬢様、本当にありがとうございます。
それと、思い返せばこうして京都旅行を楽しめるのも長女さんの日頃の頑張りのお陰でもありますね。
勿論、次女さん、三女さんのサポートが合っての事…。

使い魔さん達の日頃の頑張りに報いて下さった事を、私からも感謝致します…。

>太陽神で在らせられますあのお方に、闇の眷属たるわたくしが目を向けますこと自体畏れ多いこととの思い、拭い難かったですわね

いえ、お嬢様、何もそのように引け目を感じる事などはありません…。
光があまねく照らす先には、影もまた生まれるのです。
その影もまた、光と同様に多くの者が必要としているのです。
それを消し去ろうという程、この国の神も無慈悲な方ではない筈です…。



859 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/10/01(Sat) 20:53
アーチェロさんって、ミナ・ツェペッシュさんと面識はありますか?
(出典:ダンス・イン・ザ・ヴァンパイアバンド)

アーチェロさんはどちらかというとミナ・ツェペッシュさんとは一緒にお茶を嗜んでて、
難しい話はお父様が直にしてそうですね。

860 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/10/01(Sat) 22:54
>>854(柚葉さん)

>でも、冒険と苦難を乗り越える中でお二人は互いの気持ちを確かめあい、結ばれた…。
> EDのティナさんの幸せそうな顔は、見ていて私達も嬉しくなってしまいます。
> ね?お嬢様?三女さん?

ええ、本当に…
主人公様への想いが募って、吸血したい葛藤を克服された…、あのシーンは我が事のように胸に迫ってまいりますわね
種族としての欲求を断ち切ってまで得た幸せでございます
決して手放すことなく、大事にしていかれることでしょう
お二人の末永い幸せをお祈りしたくなりましたわ

>それにしても、>>492の時といい、三女さんは日本のサブカルチャーにお詳しいのですね。
> また面白そうなものがあれば、是非教えて下さいね。(微笑)

ふふふっ、三女ちゃんったら、柚葉さんに褒められてほおを紅潮させていますわ
本当にこの子と来ましたら、日本に参りましてからそちらの趣味に夢中になってしまいまして…
色々面白い情報を仕入れては教えてくれるのですが、ちゃんと節度を守るように言い聞かせておりますの

なんでも、『積みゲー』という言葉があるそうで、面白いと思ったゲームを次々買ってはクリアしないまま積んだままにしていたりしますので
『ちゃんと一つのゲームをクリアしてから新作をお買いなさい。』
と申しておりますの

すみませんが、目に余るようでしたら柚葉さんからも注意してあげてくださいな
あの子のことですから、わたくしより柚葉さんから諭される方が素直に聞くかと思いますわ

>そ、そのように気に病む事はありませんよ!?お嬢様?
> 確かに突然の事で、周囲の人達はビックリされたでしょうけれど…。


ううっ、お優しい言葉が心に染みます…
ですが、幼い頃より中々治らないこの軽佻浮薄さが恨めしゅうございます
数少ない人間のお友達のところに参ろうとして、思い切り翼を広げてお空より一直線
お友達本人は受け入れてくれても、周囲が大騒ぎになってしまい、結局村に近づけなくなる、なんてことがございまして

コスプレと解釈してもらえる昨今のご時世は誠に有り難いことでございますが
せっかくの京都旅行、平穏に皆さまと楽しみたいもの
今少し、気を引き締めてかかりますわ

>そ、それにこの周辺にはアニメ作品を取り扱うお店も色々とあるそうですから…。

あらあら、そうなのですか
やはり、そういった御店は津々浦々にございますのね

あら、三女ちゃん、またタブレットですか?
はあ、なるほど、9月の『京都国際マンガ・アニメフェア…略称・京まふ 2016』、そのPRのための列車『京まふ号』が走ったのですか
京都でも市を挙げてそんなお祭りが開かれるなんて、すごいですわね

あら、昨年の『京まふ号』の画像ですか?
まあまあ、車両のいたるところにアニメ作品が掲示されているのですね
『終わりのセラフ』?
あらあらまあまあ、このアニメは吸血鬼が大勢出てくるのですか

吸血鬼と呪術組織の戦い…、それはまた、恐ろし気ですこと…
ちょっと、わたくしとしては遠慮いたした方が宜しいでしょうか…?

861 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/10/01(Sat) 22:55
>>854(柚葉さん) (つづきでございます)

>秘密の抜け穴を潜り抜けて、また再び自由の街に…。
> と抜け穴のトンネルから外へ出た眼前に、メイド長さんが…。

> 「…全く、やっぱりここから外へ抜け出していたのですか。
> そうは問屋が卸しませんよ?お嬢様?」
> と、首根っこを掴まれて再びお城の中へ…。

…柚葉さん、貴女はテレパス…あるいは千里眼の持ち主でいらっしゃるのですか?
やはり、オハシラサマの血を引かれるがゆえのお力をお持ちとか…ではないのですか?

まるでご覧になっていたかのようなズバリそのものではございませんか〜
そう、そのとおりですわ
わたくしメイド長に捕まってしまいまして…

なんとか誤魔化そうとして、猫のふりをしてニャーニャー鳴いてみせたのですが
メイド長、わたくしの首根っこをつかんだまま顔を近づけて
「そうですか、貴女は普通の猫なのですか?
 では、今夜はハツカネズミのフィレンツェ風ステーキをご馳走しましょうか?」
と、にっこり笑って申しましたの
あの謹厳実直なメイド長が満面の笑顔で…

わたくし、戦慄してすぐに変身を解いて謝りましたわ
あの時は、本当に怖かったですわ…

>あああっ!も、申し訳ありませんっ!
> あ、あくまでもこれは私の想像、妄想ですからっ!

そうですか、想像でございましたか
よかった…

実はメイド長と気脈を通じていらした、なんてことでしたら、わたくし泣くに泣けませんでしたわ…
いえ、そんなはずはないと分かってはおりますけれども

862 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/10/01(Sat) 23:48
>>851 アーチェロお嬢様

>あの城郭につきましては、初めて聞いて以来少なからぬ興味を持っております
>ご存知かもしれませんが、あのような星型要塞は15世紀にイタリアで発生したものなのですから
>1500年の、ピサの防衛戦の時にその有効性が発揮されましたことは、当時を知る一族の方が昔語りに聞かせてくれましたわね

そうなのですか…。15世紀には既に、あの星型の要塞はヨーロッパにおいて力を発揮していたのですね。
ただ…。後世の人間からは五稜郭は非常に厳しい評価をされておりまして…。
函館戦争は既に18世紀…。
築城技術がその頃既に更に進歩していたヨーロッパに対し、日本は200年以上戦が無かった上、
15世紀の頃の既にヨーロッパでは時代遅れの築城技術を採用した所で、最早無意味であったとさえ言われているんです…。

ただ、 五芒星が採用されていた事で、あの安倍晴明と所縁のある作品と結び付けるには最高の舞台となったと言えるでしょう。
あの作家さんが採用するには絶好の舞台であると考えておりましたので、実現したのを読んだ時は実に嬉しかったですね。

>特に、イタリア統一運動の先駆けであった『青年イタリア』は、カルミーニオ家としましても少なからぬかかわりを持つこととなりましたわ
>日本の皆様には馴染みのないことと存じますが

そうですね。「青年イタリア」ですか…。
私も、これらの方に関しては初耳です。
成程…。19世紀のイタリア国内の統一を目指した秘密結社だったのですか。
信念を持って闘いながらも、多くの方が時代の流れに翻弄され、その命を散らしていったのですね…。

>ですが、運動はやがて弾圧され衰退し、わたしと知り合った方々も四散し、あるいは土方さまと同様の運命を…
>わたくしはただ、密かにそういった方々の終焉の地に薔薇を手向けることが精一杯でございました

そうだったのですか…。最終的には、無念な事にその信念を成就するには至らなかったのですね。
でも、聞いた事があります。「いつの時代も、時代を変えるのは命を惜しまない若者たちである」と…。

それらがどのような評価をされるかはあくまでも後の時代であり、
時代の背景を考えれば、それが正しいか間違いか、という短絡的な考え方で片付けられるものでは無い事も少なからず解っているつもりです…。
無論、越えてはならない一線はあるとは思いますが…。

私は全く、混乱の時代というものを知りません。
…だからこそ、それらを知る方とこのようにお話しできる事は貴重であると感じています。
だって、共に未来に向けて歩む事には変わりないのですから。

863 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/10/02(Sun) 21:53
吸血鬼「悪さする同族のアホがいたんで縛っておいた、ストレス解消にお好きにどうぞに」

864 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/10/03(Mon) 21:37
>>858(柚葉さん)

>良かったです…。それを聞いて安心致しました。
> ですが、この京都も古来より百鬼夜行が夜を練り歩き、光と闇、双方に生きる者達が共存してきた魔都…。
> 双方が存在してこそ、成り立ってきた都です。
> お嬢様を受け入れない筈はありませんね。

なるほど、わたくしが京都旅行をこうして恙なく楽しめていますのは、神様だけの思し召しではない、と申せますわね
百鬼夜行…、わたくしと同じく闇の眷属が多く住まっていらっしゃるのも、この千年の古都の大なる特徴…
たしかに、今もわたくしたちの周囲に小さな者たちが時々通り過ぎていきますわね
ですが、もっと高名な妖怪変化の方々もわたくしたちのことを気が付いておられましょう
叶いますことなら、ご挨拶したいものでございます

尤も、そういう方たちのことはわたくしよりも、好奇心旺盛でフィールドワークが趣味の次女ちゃんが詳しくて、わたくしは教えられてばかりですが
赤坊主様、宇治の橋姫様、鞍馬天狗様…、その他多くの妖怪変化が長きに渡って人々と共存してまいられたとか

京都にいる間にどなたかに会えると嬉しいのですが
宇治の橋姫様は、宇治橋姫神社にいらっしゃるとか
あら、でもこの神社の前をカップルや婚礼の列が通ると、橋姫様が嫉妬されて縁を切ってしまわれる、との言い伝えがあるそうですね
ここはご遠慮した方が宜しいでしょう…
せっかく野宮大黒天に良縁をお願いしたのですから

>まあ…。(照)お嬢様、本当にありがとうございます。
> それと、思い返せばこうして京都旅行を楽しめるのも長女さんの日頃の頑張りのお陰でもありますね。
> 勿論、次女さん、三女さんのサポートが合っての事…。
>使い魔さん達の日頃の頑張りに報いて下さった事を、私からも感謝致します…。

ふふふっ、柚葉さんでしたら、野宮大黒天様も快くご利益をくだされると思いますわ
ほら、こうして三姉妹たちも柚葉さんのお褒めの言葉に、頬を紅潮させてなんとも嬉しそうなこと
このように皆から慕われる方には大黒天様もよろこんで天恵を与えてくだされるでしょう…

>いえ、お嬢様、何もそのように引け目を感じる事などはありません…。
> 光があまねく照らす先には、影もまた生まれるのです。

優しいお気遣い、ありがとうございます
闇の眷属であることに引け目を感じてるわけではないのですよ
わたくしは生まれついての闇の魔族でございますから
ただ、闇に住むものにすら憧憬を覚えさせる、そんな光がある…、先ほどの野宮大神様の光明はそんな不思議な光だったのですよ
光あるところに影があるのなら、わたくしはあのような光に寄り添える影でありたい…
怖れと共にそんな憧れがこの胸をときめかせたのですわ


>>859

ツェペッシュ家の現公主にして、真祖の血脈を受け継ぐヴァンパイアの女王…
御身分の尊さ以上に、その気高く家臣の者に情の厚い、そして聡明な方として、そのお噂はかねてより伺っておりますわ

残念ながら、直接ご挨拶したことは無いのですよ
ただ、以前に城館にいらっしゃったお客様に、金髪のツインテールの可愛い方がいらっしゃいまして
普段はメイドさんがお茶をお出しするのですが、その時は父よりの特に強い言いつけで、わたくしがお茶をお淹れしたことがございます
その時、その方は父と差し向かいで何か只ならぬ雰囲気でお話ししていたようですが、わたくしは内容は存じません
と申しますか、わたくしはすぐに城館を抜け出して、人間の友達探しに出かけてしまったもので、後で父から叱られてしまいましたわね
もしかしたら、貴方の推測が当たっていたのかも知れませんわね

ところで、あの方が日本に居を移された時のお話を風の噂に聞きましたが、その用意周到さに驚きましたわ
さすがに女王を称される方のなさることと、感心いたしましたわ

865 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/10/05(Wed) 22:11
>>862(柚葉さん)

>ただ…。後世の人間からは五稜郭は非常に厳しい評価をされておりまして…。
> 函館戦争は既に18世紀…。
> 築城技術がその頃既に更に進歩していたヨーロッパに対し、日本は200年以上戦が無かった上、
> 15世紀の頃の既にヨーロッパでは時代遅れの築城技術を採用した所で、最早無意味であったとさえ言われているんです…。

まあ、そうなのですか
新しい築城術と思って採用したのにそのようなことになるなんて、人の世の移ろいの早いこと、その流れより取り残されたものの哀切、しみじみと感じますわね
サムライとして生き抜かれた土方さまと重なるものがございましょうか

そういえば、日本史を習った時も箱館戦争は短期間で終わったと習いましたわ
ですが、それゆえの幸いもまたあったのではないでしょうか
戦が長くなれば敵味方の犠牲者は増え、より多くの憎しみを生んだのではないでしょうか
我が家の長の年月を生きた方もそのようなことを申して、人間との戦いを終わらせることの大切さを諄々と申してらっしゃいましたから

五稜郭が残されてまいりましたのも、それゆえではなかったのでしょうか?

>ただ、 五芒星が採用されていた事で、あの安倍晴明と所縁のある作品と結び付けるには最高の舞台となったと言えるでしょう。
> あの作家さんが採用するには絶好の舞台であると考えておりましたので、実現したのを読んだ時は実に嬉しかったですね。

あらあらまあまあ…
あの作家の方が書かれる前から、柚葉さんご自身がそのような構想をお考えだったのですか?
それは素敵ですわね…

柚葉さんは御本にお詳しいだけでなく、作家の才もお持ちなのかしら?
あるいは編集者として作家の方にインスピレーションを与える、そういった御仕事も宜しいかもしれませんわね

>そうだったのですか…。最終的には、無念な事にその信念を成就するには至らなかったのですね。
> でも、聞いた事があります。「いつの時代も、時代を変えるのは命を惜しまない若者たちである」と…。

少しばかり、我が身に引き寄せて語り過ぎたかもしれませんわ
わたくしの知る方で、悲運の内に身罷られた方が幾人もいらっしゃったので、とても悲しい思いをいたしました

ですが、さっき申した通りイタリア統一の英雄であるガリバルディも「青年イタリア」に所属していた時期がありました
そして、「青年イタリア」を率いましたジュゼッペ・マッツィーニはこの運動が挫折した後も生きながらえて闘いの日々を続けました
彼と共に在って、イタリア統一を目の当たりにした人々も多かったことと存じます

>それらがどのような評価をされるかはあくまでも後の時代であり、
> 時代の背景を考えれば、それが正しいか間違いか、という短絡的な考え方で片付けられるものでは無い事も少なからず解っているつもりです…。
> 無論、越えてはならない一線はあるとは思いますが…。

マッツィーニは、今ではガリバルディやイタリアの初代首相カヴールと共に「イタリア統一の三傑」と称されていますわ
日本にもいらっしゃいますわね、「維新三傑」と言われる方々が
そのうちのお一人は西南の役のとがにより一時は逆賊とされていました
まことに、人の毀誉褒貶の定まらぬこと、長く生きておりますといささか目まいがいたします

>私は全く、混乱の時代というものを知りません。
> …だからこそ、それらを知る方とこのようにお話しできる事は貴重であると感じています。
> だって、共に未来に向けて歩む事には変わりないのですから。

ん〜、なんだか、昔語りをする古老の様な気分ですわね
なんて、いえいえ、宜しいですよ
わたくしで良ければ、足りないおつむの引き出しを喜んで開かせていただきますわ
柚葉さんと一緒に居るための何かのお役に立ちましたら本望でございます


>>863

捕縛なさったのでしたら、最後まで貴方様ご自身で責任を持ってその「アホ」さんと対峙なさらないといけませんわよ?
その悪さとやらが本当なら、貴方も正々堂々これを討つことが出来ましょう?
他人に丸投げして「はいさようなら」なんてなさる道理はございません

だいいち、わたくし他人様をいたぶってストレスを解消する趣味など持ち合わせておりませんわ


866 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/10/06(Thu) 02:46
>>853

あら?あの方は確か、商店街のパン屋さんの…。
あの方も教会でのボランティア活動や地域の活動でよく顔を合わせるのですが、
朗らかで優しくて、子ども達にも親しまれているんですよね。
あの方が差し入れて下さるパンは、本当に絶品で…。
私も持参したお菓子と何度か交換を楽しんだことがありますが、本当に美味しいんです。

それと、可愛いものに目が無いんですよね。(微笑)
あらあら、お嬢様…つかまってしまいましたか。
でも、ああしてあげたくなるのは私も同感です。(微笑)

あら、お嬢様、無事に(?)脱出されたようですね。
場合によっては、お屋敷の猫を探しに来たという事にしてお嬢様をお返し頂くつもりでしたが、
どうやらその必要はなかったようで。

(小一時間後)
ここの公園におられたのですね?お嬢様。
さあ、一緒にお屋敷に戻りましょう。(微笑)
あ、お嬢様、実は先程のお姉さんのパン屋さんで、個人的にパンを購入したのですよ。
よろしければ、一緒に召し上がりますか?

867 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/10/06(Thu) 21:31
>>855 アーチェロお嬢様

『京都旅行 2日目』

>…ああ、英語でございますか
>本当にこまやかな心遣いですわね
>『おもてなし』…付け焼刃ではない本物の心づくしを感じます

ふふっ、このお店を選んで、本当に良かったです。
日本人の私が言うのも何ですが、観光都市のお店として実に細やかな配慮をして下さり、感謝しております。
『おもてなし』の心をお嬢様に感じ取って頂けた事は、素敵な思い出の一つとなるでしょう。

>お待たせいたしました、柚葉さん、レイナさん

………。
あ…藤の花………?
はっ?あ、お、お嬢様………?
い、いえ、何となく、藤の花に囲まれた様な、そんな雰囲気がして…。
ふふっ、いつの間にか、お嬢様に見惚れておりました。(微笑)

お嬢様…とてもお似合いですよ。
やはりお嬢様には、藤の花の包みこまれるような優しい色が相応しいですね。
あらあら、使い魔さん達の駆け寄っていく姿も、何と微笑ましい事でしょう。
使い魔さん達も、お嬢様の舞妓姿を楽しみにしていましたものね。

>あらあらあら、まあまあまあ…、何とお美しいことでございましょう
>空が…空の色が目に飛び込んできて、清々しく澄み渡る空が広がるかのよう
>柚葉さん、とてもお似合いですわね…
>貴女のその澄み切った心を映したかのような、とても見事な空色のお着物

まあ…(照)。お嬢様ったら、誉めすぎですよ。
でも、お嬢様にそう言って頂けて、私も嬉しいです。
お嬢様も、レイナさんも、そして使い魔さん達も、これで準備万端ですね。
これでまた一つ、この京都での夢が叶いました。

さあ、まずは室内で記念撮影と参りましょう。
玄関前、エントランス、スタジオ、お茶室、踊り場の5つの場所で記念撮影が可能との事です。
スタジオでは、経験豊富なスタッフの方がより本物の舞妓さんに近づける自然で美しいポーズのご指導をして頂けるそうですよ。

どれだけ素敵な写真が撮れるか、楽しみですね。
ふふっ、ここでの思い出の写真がまたお嬢様の大切なアルバムに加わるのですね…。

(撮影終了後)
さあ、いよいよお嬢様が待ちに待った祇園散策ですね。
ここ祇園の花街、「宮川町」を知り尽くした舞香のスタッフが丁寧に案内して下さるそうですよ。
撮影もスタッフの方がお手伝いして下さるそうで、助かりますね。

ご希望によっては、人力車に乗る事も出来るそうです。
正に、至れり尽くせりですね。(微笑)

868 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/10/06(Thu) 22:49
>>859
>>864 アーチェロお嬢様

やはりお嬢様も、存じておられたのですね。
ええ…聞いた事があります。
お嬢様の種族におきましては、正に大物中の大物と言える方ですね。

>普段はメイドさんがお茶をお出しするのですが、その時は父よりの特に強い言いつけで、わたくしがお茶をお淹れしたことがございます
>その時、その方は父と差し向かいで何か只ならぬ雰囲気でお話ししていたようですが、わたくしは内容は存じません

旦那様が、姫君であるお嬢様にお茶をお淹れするように命じられるとは…。
旦那様がそれ程の敬意を表す方といえば、やはりミナ・ツェペッシュ様に間違いないでしょうね。
あの方の活躍に関しましては、少なからず私も知っております。

一人の女性としての想いを遂げたいと思いながらも、自らの立場の重さを誰よりも自覚しており
時には非情とも言える決断をされる姿には胸を打つものがありました…。
それでも何時かは、あの方の望む幸せを掴んでほしい…そう思わずにはいられません。

いずれはお嬢様とも、直接お会いする時が来るかも知れませんね。
ならば、その時は私がお茶をお淹れする事をお許し頂けるよう研鑽を積んでおかなくては。

>>860 アーチェロお嬢様

>ふふふっ、三女ちゃんったら、柚葉さんに褒められてほおを紅潮させていますわ
>本当にこの子と来ましたら、日本に参りましてからそちらの趣味に夢中になってしまいまして…

ふふっ、三女さんに限らず、日本にはアニメ、漫画、ゲームなどのサブカルチャーをお目当てに日本に来られる方も非常に多いそうですね。
デザインの美麗さ、練りに練られた設定と世界観…。
私もそれなりに知ってはおりますが、多すぎて中々知識が追いつかないのですよ。

>なんでも、『積みゲー』という言葉があるそうで、面白いと思ったゲームを次々買ってはクリアしないまま積んだままにしていたりしますので
>『ちゃんと一つのゲームをクリアしてから新作をお買いなさい。』
>と申しておりますの

ええ、先日、一度注意させて頂きました。(微笑)
通販のご利用に関しましても、長女さんに頼んで制限を掛けて頂いたのですよ。
どんなに長女さんが頑張ってくれていても、お金とはあくまでも有限なのです。
長女さんも交えて一度お話させて頂いたのですが、きちんと聞いて頂けまして安心しました。

あ、そういえば、京都に着いて地下鉄に乗る際にポスターなどで可愛い女の子のキャラクターを見ませんでしたか?
「地下鉄に乗るっ」という京都市の市営地下鉄・バスの利用促進の為に生まれたキャラクターだそうですよ。
太秦萌(うずまさもえ)さん、松賀咲(まつがさき)さん、小野ミサ(おのみさ)さん…。

3人とも、京都の地名を冠する可愛らしい子達ですね。
しかも、最近はこの3人娘さんの身内の方や幼馴染のかたも出てきたり、この3人を主人公にした
小説までも出てきているそうですよ。

…あらあら、三女さんってば、早速興味津津ですね。(笑)

869 名前:羽藤柚葉 ◆cmJTqYfU 投稿日:2016/10/06(Thu) 23:42
>>861 アーチェロお嬢様

>…柚葉さん、貴女はテレパス…あるいは千里眼の持ち主でいらっしゃるのですか?
>やはり、オハシラサマの血を引かれるがゆえのお力をお持ちとか…ではないのですか?

い、いえいえいえ!!!
例えオハシラサマの役目を担っていた方でも、そのような力があったという話は聞いた事はありませんよ?
ただ…今迄お嬢様からお聞きした、メイド長さんのお話から何となく想像してみたのですが…。

自由奔放、好奇心旺盛なお嬢様を教育なさっていた御方だと聞いておりますので、
何となくそのような事があったのではないかと思ったのですが、まさか本当だったとは…。(汗)

>なんとか誤魔化そうとして、猫のふりをしてニャーニャー鳴いてみせたのですが
>メイド長、わたくしの首根っこをつかんだまま顔を近づけて
>「そうですか、貴女は普通の猫なのですか?
>では、今夜はハツカネズミのフィレンツェ風ステーキをご馳走しましょうか?」
>と、にっこり笑って申しましたの
>あの謹厳実直なメイド長が満面の笑顔で…

カルミーニオ家の教育係を束ねる方なのですよね…。
やはり手厳しいイメージがありますので、想像してみるととても怖い笑顔が浮かんできます…。

ハツカネズミのステーキ…。
本当の猫さんにとってはご馳走かもしれませんけれど…。
実際に食べるとなったら、堪ったものではありませんね…。(汗)

870 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/10/07(Fri) 23:21
>>866(柚葉さん)

ふうっ…、漸く人心地が付きましたわ
「人」ではありませんが

それにしても、危険と言うものはどこに潜んでいるか分かりません
あの絶妙な撫で方に思わず我を忘れそうになってしまいました
どんな手練れの退魔師の攻撃よりも、あの優しい撫で加減の方がこの身の自由を奪う脅威かもしれませんね

あの撫で方は、ご本人の心の優しさを映したもの
危害を加えられることは無いかと存じますが…

>ここの公園におられたのですね?お嬢様。
> さあ、一緒にお屋敷に戻りましょう。(微笑)

あら、柚葉さんではありませんか
…なんでしょう、そのお優しい微笑が何となくわたくしへの苦笑が含まれているように感じてしまうのですが
…もしかして、さっきのモフモフされているところをご覧になっていたのでしょうか?
…イヤですわ、あんな緩み切った姿を見られるなんて、恥ずかしゅうございます

>あ、お嬢様、実は先程のお姉さんのパン屋さんで、個人的にパンを購入したのですよ。
> よろしければ、一緒に召し上がりますか?

まあ、先程の方はパン屋さんでいらっしゃいましたか
なるほど…、それで分かりましたわ、あの絶妙の撫で方の訳が
パン職人の方ですもの、パン生地を捏ねるその手の力加減の絶妙さは、パンの美味しさを左右するもの
その熟達の技に、わたくしすっかり魅了されてしまった、というわけですわ

あの技は、あくまでパン作りのためにとっておいていただきたいものです
シスター・カリーナ様に学ばれてしまったら…とても恐ろしゅうございます

え?あの方、教会でのボランティア活動にもお出でになるのですか?
それは…、なんとも心せねばならぬことかも知れません…

では、わたくしもパンをいただきますわ
はむうっ…

…ん〜、この噛んだとたんにふわりと柔らかく、それでいて小気味よく切れます生地の確かな噛み心地、そして立ち上る焼きたての温かく芳しい香り…
これは…、絶品と言ってもよい美味しさでございますわ

そういえば、最近次女ちゃんが毎朝ジョギングの途中で、開店直後の焼きたてのパンを買ってその場で食べるのが楽しみと言っていましたが、きっとこのパン屋さんに違いないですわ
あの子、元はコウモリなのに、人間の姿になってから走る楽しさに目覚めてしまって毎朝ジョギングしていますけれど、なるほど、焼きたてのパンが楽しみだったのでしょう…

日本に参ります前は、美味しいパンを食べられるお店はどれくらいあるのか、実はよく分からなくてちょっと心配していたこともあったのですが
実際は、街中でたくさんパンが売られていて安心しましたわ

ただし、楽しみにしていた「ロバのパン屋」はもう無いと知って寂しかったですが
ロバや馬に馬車を牽かせてパンを売る、移動パン屋さんがあったそうですが、高度成長期に姿を消してしまったとか…
実は、何時もの通り軽部様と間をあけて下校していた時、ふとそのことを思い出して、軽部様にお話を振ってみたのです
携帯電話を介してですが…
そうしたら、
「…おばあちゃんが『パン売りのロバさん』って歌を歌ってくれたことがある。」
と教えてくださいましたの
わたくしが、それはぜひ聴いてみたい、と申しましたら、
「…聞かせてあげたいけれど…、」
そう仰ってちょっと躊躇ってから、途中の公園に誘ってくださいました

そしてそこで、距離を取りつつ歌ってくださいました
「パン売りのロバさん」
軽部様のお優しい歌声で、お祖母様から教わられた可愛らしい歌を

歌い終わられて、わたくしが拍手いたしましたら、軽部様は少し頬を染められてさらに、
「パンのマーチ」
「メロンパンのうた」
と続けて、童謡を歌ってくださいました

いずれも、お母様やお姉様、家族の方から聞かされたという、家族の思い出の曲
…わたくしに歌って聴かせてくださいました…
わたくしにとっては、オペラハウスで聞いたプリマの歌声よりも心に響きましたわ…

これらの歌は、いずれもネットでも聴くことが出来ますわ
パンに対する愛に溢れた優しい歌の数々、多くの方に伝わってほしいと存じます

…ふう、ご馳走様でした
美味しいパンをいただきますと、心もフカフカと軽やかになってまいりますわね
わたくしも歌を口ずさみながらお家に帰るといたしましょう

871 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/10/08(Sat) 16:45
>>867(柚葉さん)

『京都旅行 2日目』

>………。
> あ…藤の花………?
> はっ?あ、お、お嬢様………?
> い、いえ、何となく、藤の花に囲まれた様な、そんな雰囲気がして…。
> ふふっ、いつの間にか、お嬢様に見惚れておりました。(微笑)

そ、そんなに見つめられると…身の置き所がございません
ううっ、恥ずかしゅうございます

薄藤色…、なぜかこの着物に誘われた気がしてきてみました
ですが、考えてみれば藤色は平安貴族からこの方、日本人に愛された色合いと伺っております
異国のわたくしが着て、はたして似つかわしいものなのかどうか…

>お嬢様…とてもお似合いですよ。
> やはりお嬢様には、藤の花の包みこまれるような優しい色が相応しいですね。

ありがとうございます、柚葉さんにそう言っていただけると心安らいで参ります
少しは自信を持つといたしましょう

…そして、落ち着いて今一度この色を見ていれば、何とはなしに懐かしくも思えてきますわ
…そうですわね、藤はイタリアではグリーチネ、そしてラテン語ではウィスタリアです
そして、『ウィスタリア』という名の、この着物とよく似た色の薔薇はわが城館の庭園で咲いていましたわ
淡い藤色の大輪の薔薇が…
わたくし、その薔薇がとても好きでございました…

この着物も、わたくしのそんな心の内を感じてお声をかけてくれた、そんな気がいたしますわ

> あらあら、使い魔さん達の駆け寄っていく姿も、何と微笑ましい事でしょう。
> 使い魔さん達も、お嬢様の舞妓姿を楽しみにしていましたものね。

あらあらまあまあ、貴方たちもわたくしの着物、気に入ってくれましたか?
わたくしがかつて初めて着物を召したときは、ずい分と首をかしげていましたけれど
貴女たちの着物もとても似合っていましてよ
どう?自分で着てみると和装の良さが、より分かってもらえたのではないかしら?
嬉しいわ、みんな揃って和服になれるなんて

これから写真も撮りますからね
今日は、普通に写真に撮られてよいのですからね
ちゃんと写ってあげてくださいね

>さあ、まずは室内で記念撮影と参りましょう。
> 玄関前、エントランス、スタジオ、お茶室、踊り場の5つの場所で記念撮影が可能との事です。
> スタジオでは、経験豊富なスタッフの方がより本物の舞妓さんに近づける自然で美しいポーズのご指導をして頂けるそうですよ。

皆さん一人一人の写真は勿論ですが、みんな揃った写真も欲しいですわね
皆さんとの思い出を瞬時にして残しておける…、本当に写真と言うものは素晴らしいですわね
昔は、肖像画家の前で長時間、ダゲレオタイプでも10分以上じっとしていなければならなかったことを思いますと、本当に人間の科学の進歩は驚くべきものがございます

(撮影終了後)

>さあ、いよいよお嬢様が待ちに待った祇園散策ですね。
> ここ祇園の花街、「宮川町」を知り尽くした舞香のスタッフが丁寧に案内して下さるそうですよ。
> 撮影もスタッフの方がお手伝いして下さるそうで、助かりますね。

はい、本当に待つこと一日千秋…とはこのことでしょう
祇園の街を舞妓姿で散策する…、柚葉さんと京に参ると決めてより忘れ得ぬことと毎日楽しみにしておりましたわ
教組の時を迎えましただけで胸がいっぱいでございます

>ご希望によっては、人力車に乗る事も出来るそうです。
> 正に、至れり尽くせりですね。(微笑)

まあまあ、人力車でございますか?
京の街を俥(くるま)に乗ってゆっくり見て周る…
わたくしとしては叶うのならば、せひお願いさせていただきたいですわ

でも、1台に乗れるのはせいぜい2人までではないかと思います
皆が乗れるとなりますと、3台は必要でございましょう
柚葉さんとレイナさん、それにわたくしが三姉妹を一人ずつ連れて分乗…ということになりますかしら?


872 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/10/09(Sun) 22:24
>>868(柚葉さん)

まあ、柚葉さんも公主殿下をご存じでしたの?
…いえ、それも自然のことでしょうか?
噂によれば、テレビに出演されたこともあると伺っておりますから

>旦那様が、姫君であるお嬢様にお茶をお淹れするように命じられるとは…。
> 旦那様がそれ程の敬意を表す方といえば、やはりミナ・ツェペッシュ様に間違いないでしょうね。
> あの方の活躍に関しましては、少なからず私も知っております。

我が家は彼の王家に臣従しているわけではございません
あの方とは独立してそれぞれの歴史を刻んで参りましたわ
ソフィー様も白神葉子様もそうでございましょう

ですが、公主殿下が高徳と慈悲と責任感に富んだ方であることは、漏れ承っておりますわ
一族の運命を担い、時に非常な決断を下し、それでもなおかつ他者を救おうとの努力を諦めない、まことにそのご器量、端倪すべからざるものと存じます
その方と誼を結べるのは、幸いと申すものかと存じますわ

城館にいらっしゃったご用の向きは存じませんが、父がわたくしをあの方に目通りさせようとしたのは…、やはり嫡女としての自覚と、政治的にあの方との接点を持たせたいがためだったのかも知れませんね

お父様ったら、事あるごとに、外堀を埋めようとなさるのですから…

>いずれはお嬢様とも、直接お会いする時が来るかも知れませんね。
> ならば、その時は私がお茶をお淹れする事をお許し頂けるよう研鑽を積んでおかなくては。

はい、故郷の城館でのことになるか、東京のあの方の御料地でのことになるか、はたまたこの街でのことになるか…
あの方より学べることも多いかと存じますわ
そして、掛け替えのない、傍近くにいてくださる、大好きな方を得た、その喜びを、あの方と共感出来たら最高でございます
わたくしにとってのその方…、柚葉さんが淹れてくださるお茶をいただきながら


873 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/10/09(Sun) 22:25
>>868(柚葉さん) (つづきでございます)

>ふふっ、三女さんに限らず、日本にはアニメ、漫画、ゲームなどのサブカルチャーをお目当てに日本に来られる方も非常に多いそうですね。

そうですわね、今やアキバは外国においても電気街である以上に、サブカルチャーの総本山として知られていますとか
日本政府は観光に力を入れてきていますから、これからはこの国を挙げてサブカルチャーが盛んになってまいるのではないでしょうか
オーサ様のように、日本に定住してプロ作家になる方がこれからも出てまいるかも知れませんね

三女ちゃんも、何かというと秋葉原や池袋まで行きたがるので、ちょっと困ってしまいます
まだ小さい子どもですから、人ごみの中に一人で遣るのは心配でございます

>ええ、先日、一度注意させて頂きました。(微笑)
> 通販のご利用に関しましても、長女さんに頼んで制限を掛けて頂いたのですよ。
> どんなに長女さんが頑張ってくれていても、お金とはあくまでも有限なのです。
> 長女さんも交えて一度お話させて頂いたのですが、きちんと聞いて頂けまして安心しました。

まあ、そうでしたの?
それは良うございました
長女ちゃんも財テクに走るだけでなく、ちゃんと節度ある生活に気を配ってもらいたいところです
柚葉さんのご指導をいただいて、ちゃんと考えてくれているようで安心しましたわ

>あ、そういえば、京都に着いて地下鉄に乗る際にポスターなどで可愛い女の子のキャラクターを見ませんでしたか?
> 「地下鉄に乗るっ」という京都市の市営地下鉄・バスの利用促進の為に生まれたキャラクターだそうですよ。
> 太秦萌(うずまさもえ)さん、松賀咲(まつがさき)さん、小野ミサ(おのみさ)さん…。
> …あらあら、三女さんってば、早速興味津津ですね。(笑)

ああ、たしかに、見ました、見ました
可愛らしい女の子のキャラクターでしたわ
そうですか、公共交通機関がそんなに力を入れているのですね
メディアミックスも展開するのは最近の流儀、これからは京都のアイドルとして定着して言ってくれると良いですね

あら、三女ちゃん、またタブレットですか?
なるほど、このキャラクターのCM映像のまとめですか
ふふっ、皆さん、とても仲が良さそう
こうして三人で動き回っていますと、彼女たちのプロフィールとか日常どうしているか、とか自然に気になってくるものですね
小説が楽しまれるというのも、むべなるかな、ですわ

あら、三女ちゃん、まだ何か見せたいのですか?
「全国のご当地萌えキャラ」…
あらあらまあまあ、日本全国津々浦々、こうしたキャラクターが町おこしのためにがんばっていますのね

あら、京都市には地下鉄の三人娘さんだけではなく、からす天狗の女の子がいらっしゃるのですね
「からす天狗うじゅ」さん、ですか

まあまあ、この方は、わたくしたちが参る予定の太秦映画村の公式キャラクターではないですか
初代公式キャラクターの妹さんなのですね
では、映画村でお目に書かれるかもしれませんわね

874 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/10/10(Mon) 12:25
>>869(柚葉さん)

>カルミーニオ家の教育係を束ねる方なのですよね…。
> やはり手厳しいイメージがありますので、想像してみるととても怖い笑顔が浮かんできます…。

そうなんです、とてもとても恐ろしゅうございましたわ
今思い出しましても、身が震えてきます
でも、あの笑顔も、お小言も、あるいはまなじりを釣り上げた時の鋭い瞳も、怖くはあっても嫌いになれなかったです
瞳の奥のスターサファイアの如き蒼い輝きは、一点の曇りもなくわたくしを見据えていた…今はそのように思い出されますわ

…ただし、あの時は少しだけ腹立ちを覚えたのでしたわ
だんだん思い出してまいりました

頭を下げて謝るわたくしに、メイド長が申しました
「今のわたくしが恐ろしゅうございましたか?
 …では、思いを致すことができませんか?
 姫様が人間の村を訪ねるたびに、少なからぬ村人が、今の姫様と同等、あるいはそれ以上の恐ろしさを味わっていることに」

(今さらそれを言う?)
と、わたくしカチンと来てしまい
「…わたし、そんなにいけないことしてるの?
なんで、そこまで怖がられないといけないの?
人間の村なんだよ?
大勢人間がいるのに、わたし一人に、なんでそんなに?
大人の人がいっぺんにかかってきたら、わたしなんかかなわないはずでしょ?」

 ちょっと友達探しが上手くいっていなかったので、ムキになってしまいましたわね
 メイド長は静かに申しました
「我等と人との力の差を、姫様は未だ十分にご存じではありません…
 それ以上に、彼我を隔てている歴史の重さ
そしてそれを忘れさせはしない、彼らの信奉する古い『教え』…」
「『教え』…、それは人間界のどこにでもあるものなの?」
「そういうわけではございません。
 姫様が御前様(母のことです)からいただいて、毎夜メイドに読ませていらっしゃる御本に描かれた国々には、あの『教え』は普くは広がっておらないかと存じます」

その時わたくしはどのような表情をしていたのでしょうか?
メイド長が、わたくしの顔をジッと見て、
「…ですが、姫様がそのような遠い外つ国に行かれるわけには…」
と申しましたが、何やら
(要らぬことを言ってしまった)
というような顔が、今さらながらに思い出されますわ…

まだ幼かったころの思い出でございます…


875 名前:吸血姫アーチェロ ◆ufrlRV4E 投稿日:2016/10/10(Mon) 21:24
わたくしのPCが、ご機嫌斜めになってしまいました

申し訳ございませんが、これから暫くお返事が滞ることがあるやも知れません

どうぞお許しくださいませ

お詫びと共にお知らせ申し上げる次第でございます…

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