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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ五
1 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/01/04(Tue) 07:59
皆々様、新年おめでとうございます。
厳寒の候、どうぞお体ご自愛下さいませ。
わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します。
お蔭をもちましてこの度、ここに新館ノ五を立てさせていただきました。
何卒よろしくお願いいたします。
(過去スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ参
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=519003578
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ四
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=593906122
まずは、自己紹介させていただきます。
名前:アーチェロ・ディ・カルミーニオ=ミズリーナ
普段はアーチェロ(名前)・カルミーニオ(姓)と名乗っています。
性別:女性
年齢:565歳
なお、ここでは年を経ても年齢は固定されています。
長期連載されている日常系の作品と同じように考えて頂ければ幸いです。
容姿:身長168cm。体重0〜53kg(『実在のレベル』を変えることで体重も増減するのです)。
B85. W55. H82。
髪型はストレートロングの銀髪です。
日本で『外人』とよく言われますところの西洋白人の容貌です。
口内に鋭利な牙があり、必要に応じて背中よりコウモリ型の翼を出すことがございます。
好きなもの:家族・友人 お昼寝 甘酒
嫌いなもの:家族・友人に仇なす者 流血沙汰
その他自己紹介:
中部イタリアに領地をたまわる侯爵家にて生まれ育った吸血鬼の小娘でございます。
もともと領地の人間に興味を持ち、恐れられるのも省みず仲良くなりたい想いで過ごした数百年を
経て、伝え聞く日本国、人と神々と妖(あやかし)が共に在るこの国への憧れを募らせて、一族
郎党の制止を振り切ってこの地へ参りました。
今はこの緑豊かな地方にて古き屋敷に家族とともに住み、ご近所の方々とおつき合いさせて
いただいています。
以下、お願い申し上げます。
・ご近所同士、マナーをお守りください。
・セクハラや猥談、誹謗中傷はお控えください。
・名無しさん同士で過度に話し込むのもお控えください。
・その他、荒らしや迷惑行為に該当するような言動はお慎みください。
・初めていらっしゃるキャラハンの方は以下の各項目をご記入ください。
名前:
性別:
年齢:
容姿:
好きなもの:
嫌いなもの:
その他自己紹介:(何かあれば)
128 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2022/04/13(Wed) 19:40
4月にしては暑い気が。
下手すりゃ熱中症にもなりかねない
129 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/04/13(Wed) 22:00
>>128
どうぞお客様…。
蜂蜜レモンドリンクをご用意致しました。
レモンを使ったお飲み物は夏に多く作るのですが、
熱中症対策も兼ねて早めの時期にご用意致しました。
お茶請けは、桜のパウンドケーキです。
今年初めての台風の影響もあり、熱気が列島に運ばれてきたらしいですね。
大学に通う際、この時期でしたらまだ長袖を羽織っていくのが通例でしたが
本日は半袖で私も通学致しました。
そしてあちらこちらでも、熱中症に対する注意喚起が出ておりました。
メイドとしては、より一層お嬢様の体調には注意させて頂くと共に
私達も気を付けねばならないですね。
蜂蜜はお出しする際に入れるとして…。
お嬢様が帰宅された際や屋敷の皆様の休憩のためのレモンドリンクは
多めに作っておきましょう。
この暑さも含めて、今後とも寒暖の差が激しい日々が続くと思われます。
お互いに、体調には十分に気を付けて参りましょう。
130 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/04/14(Thu) 03:45
>>124
(アーチェロお嬢様)
>そう、土地神様の下、筝曲部と幽霊のお嬢様の協演に加えての演目として、部長様と演劇部の皆様の
>桜の舞いが加わって、本当の桜の精の幻想の舞いの如き素晴らしいページェントが催されることと
>なりました。
(神社の境内が温かい拍手に包まれる中で…)
最高の演目でした…。
皆様、本当に素晴らしかったです。
そしてお嬢様も、巫女服に身を包んでの学園の大先輩のサポート、お疲れ様でした。
共に手を取り合い、幽霊のお嬢様が神秘的な現身を形成し、
素晴らしい演奏を披露して下さいました。
桜吹雪の舞う中、あの御姿を「怪談」などと形容する方などおられないでしょう…。
「春の奇蹟」と呼ぶのが相応しいですわ。(微笑)
>年配の方々の中にはお嬢様の同輩の方々もいらっしゃって、お嬢様との「再会」に涙する方もいらっ
しゃいます。
はい、中にはお孫さんと一緒の方もおられましたね。
その方は部活動における後輩だったそうで…。
「ああ…。このピアノの音色、優雅に演奏される御姿…。あの頃の先輩だわ。
もう二度とお目に掛かれないと放課後の音楽室で泣いたあの日から何十年…。
まさかもう一度お目に掛かれるなんて…。」
あの方の言葉には、胸に込み上げてくるものがありました…。
>そうそう、春アニメと言えば「ヒーラー・ガール」に注目しておりますわ、わたくし。
はい、私も早速一話を拝見させて頂きました。
藤井さんに対する師匠からの、見習いと言う立場上勝手に治療を施してはいけないという言葉には
私も母に力の使用を厳しく戒められた時のことを思い出しました。
それでもこれまで学んだ事を思い出し、今の自分に出来る最善の事をされた姿には
お嬢様と同じく心温まるものがあり、先行きが楽しみになってきました。
藤井さんを含む見習いの皆さんの今後の活躍、期待しております。
お嬢様、それでは早速私からもヒーリングを…。
幽霊のお嬢様が現身を得るために、御力を使われたと思います。
お片付けが終わりましたら、土地神様が社殿においてお嬢様を含め学校の皆様に
労いのお言葉を掛けて下さるそうですわ。
それでは、参りましょうか。
131 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/04/15(Fri) 02:38
>>128
いらっしゃいませ、お客様。
お体の具合はいかがですか?
急に夏の趣きが濃くなってまいりましたので、お体が慣れないうちはお辛いのではありませんか?
何をなすにも健康が第一でございます。
蜂蜜レモンドリンクで人心地つかれたかと存じますが、わたくしからも「元素支配」の魔法を以て
涼風を吹き渡らせていただきます。
どうかゆっくりとお涼みになってお体を休ませてくださいませ。
我が家の柚葉さんが申すとおりこれは台風の影響とのこと。
この台風そのものはこの季節日本を襲うことは無いでしょうが、天気と気温が不安定になりましょう
から、時ならぬ冷え込みで風邪を召されたりしないよう、どうぞお気をつけを。
>>129
(柚葉さん)
>蜂蜜はお出しする際に入れるとして…。
>お嬢様が帰宅された際や屋敷の皆様の休憩のためのレモンドリンクは
>多めに作っておきましょう。
ありがとうございます、柚葉さん。
暑い中を帰宅してすぐにひんやり冷たく爽やかなレモンドリンクをいただける嬉しさ…。
蜂蜜も注いでいただいて、元気が戻ってまいりますわ。
蜂蜜をいただくと心が穏やかになります。
以前お教会所属の「狩人」のお嬢様を保護し、後に彼女が修道院に入られたことをお話ししたことが
ありましたけれど。
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=478946904&st=594&to=594&nofirst=true
その方は、修道院の生計のために孤児たちと一緒に養蜂を行っていましたわ。
わたくしも養蜂に興味が湧いてその方にやり方を教えていただきました。
そして花咲き誇る領地の一角で実際にやってみた。
使用人たちは最初、教会の人間から教えられたことをわたくしが行うことに良い顔をしませんでした
けれど。
わたくしが苦労の末集めた蜂蜜を塗ったパンを食べると顔をほころばせてくれました。
「お嬢様がくださった蜂蜜だから美味しくいただいたのです。その修道女に礼を申す気など金輪際
ございません。」
と言いつつ、蜂蜜入りのクッキーを作って渡してくれました。
そして
「蜂蜜は生後1年未満の乳児には『毒』でございますゆえ、決して乳児に与えないように。その修道
女にも注意しておかれませ。
人間などどうなってもかまいませんが、罠にかけて赤子を殺した、などと言われるのも癪ですから
ね。」
とわたくしが修道院に行くことを黙認し、助言もしてくれましたわ。
柚葉さんがくださる蜂蜜の味に、自然とあの日々が懐かしく思い出されますわ。
今日も誠に良き日でございます…。
132 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/04/15(Fri) 20:34
>>130
(柚葉さん)
>(神社の境内が温かい拍手に包まれる中で…)
>最高の演目でした…。
>皆様、本当に素晴らしかったです。
>そしてお嬢様も、巫女服に身を包んでの学園の大先輩のサポート、お疲れ様でした。
はい、燦々たる春の陽気の中、響き渡る弦楽の妙なる響き、本当に顕現したかのような桜の精の舞い、
人々の心からの鳴り響く拍手…、まさに歓喜が世界を包んだかのような至福の時空でした…。
わたくしも土地神様の神聖なる庭を調えるため、こうして巫女服を着ましたが。
我が魔の気を以て幽霊のお嬢様の現身を顕現させる役目を無事果たすことができました…。
>共に手を取り合い、幽霊のお嬢様が神秘的な現身を形成し、
>素晴らしい演奏を披露して下さいました。
幽霊のお嬢様がほのかに温かな光を発してその嫋やかな姿をお見せ下さったときの、皆様の感に堪え
ないと言わんばかりの溜め息。
一瞬にして人々を魅了したお姿と流れるような美しい調べ…。
直前まで僅かながらそこここに漂っていました怖れの気持ちは既に雲散霧消して。
後はピアノとお箏の音色、それに合わせて舞う演劇部の皆様は、本当に柚葉さんのおっしゃるとおり
「春の奇蹟」でございました。
>はい、中にはお孫さんと一緒の方もおられましたね。
>その方は部活動における後輩だったそうで…。
はい、感激のお言葉と滂沱の涙と。
長きにわたる別離の後に訪れた再会の感激が、先輩と後輩との間の隔たりを軽く超えてしまいましたね。
お嬢様とその後輩の方とが即興で連弾されたクラシック曲も、本当に息が合っていて、お二人がどれ
ほど深く心通わせておられたか、肌身で感じられました。
>はい、私も早速一話を拝見させて頂きました。
>藤井さんに対する師匠からの、見習いと言う立場上勝手に治療を施してはいけないという言葉には
>私も母に力の使用を厳しく戒められた時のことを思い出しました。
柚葉さんもご覧になったのですね。
同じヒーラーとして深く学び修練された柚葉さんこそ、彼女らの医療者としての心を深くご理解された
のでしょう。
わたくしは人の血を奪う魔の者の身。
これからもあのアニメを通じて、人の命とそれを救うことの尊さをあらためてつぶさに見て、柚葉さんの
ように理解を深めてまいりたいです。
>お嬢様、それでは早速私からもヒーリングを…。
>幽霊のお嬢様が現身を得るために、御力を使われたと思います。
柚葉さん、ありがとうございます。
やはり柚葉さんには見抜かれてしまいましたね。
お嬢様と後輩の皆様との交歓をできるだけ長くもたせたくて頑張りましたが、まだまだ力不足のようです。
それでは、お力を使わせて申し訳ありませんがよろしくお願いいたします…。
(柚葉さんのヒーリングで元気を取り戻した後、柚葉さんや学校の皆さんと共に社殿へとまいりまし
た。)
「霊体となりたるいとも嫋やかな娘よ、彼女と共に春の宴を為してくれた後輩の者らよ、そして「贄の
血」で結ばれた娘らよ。
皆々まことに良き絆の糸を紡いでくれた。
催しを為したそなたたちだけではなく、それを目の当たりにした者たちすべてが良き思いを共にし
て、綾なす糸で縁を結び得た。
この社がこれほど人々の心を繋いだことをほんに嬉しく思う。
わらわより神威を以てそなたらに幸あらんことをこいねがう…。」
土地神様から加護の力がわたくしたちに注がれているのが分かります…。
わたくしたちがこの日の良縁を忘れないでいれば、きっとわたくしたちの力になってくれるであろう
加護の尊き力…。
わたくしはこの力を以てさらに柚葉さんと、そして町の皆様との絆の糸を紡いでまいりましょう…。
(すみません、続きます。)
133 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/04/15(Fri) 20:36
>>130
(柚葉さん)(続きでございます。)
(神社からの帰り道です。)
柚葉さん、本日は本当にわたくしを支えて下さり、どうもありがとうございました。
柚葉さんの支えがあったおかげで、心置きなく幽霊の嬢様の顕現に力を使うことができました。
こんな良き日を迎えられて、柚葉さんには感謝しかございません。
ところで話は変わるのですが、またアニメの新作のお話をさせてくださいませ。
わたくしたちが共に楽しみました「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」
は2023年の劇場版も予定されていて、今後の楽しみの一つかと存じます。
そしてもうひとつまた新たに乙女ゲームの悪役令嬢を題材としたライトノベルにして漫画作品のアニメ
化が決定したとのことでございます。
その名は「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」。
ちょっと変わったタイトルのとおり、乙女ゲームの悪役令嬢と、「遠藤くん」と「小林さん」とが織り
なす不思議な物語です。
ニコニコ静画やComicWalkerで一部を読んで、今では購読しております。
アニメ化にも期待をかけている次第でございます。
ごめんなさい、わたくしの趣味嗜好の話を長々としてしまいまして…。
(本日の催しの高揚感に楽しみなアニメの話が加わって、自然足取りが軽くなるわたくしでございま
した。)
134 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/04/16(Sat) 08:40
>>131
(アーチェロお嬢様)
お嬢様、朝食の準備が整いました…。
ホームベーカリーの焼き立てのパンの香りは、食欲をそそりますね。
(ベーコンエッグ、野菜サラダ、苺豆乳プリン等を食卓に並べています。)
それにしても、寒暖の差が激しい今日この頃ですね。
でも暑さ寒さに関わらず、レモンと蜂蜜は体調を整えるのに活躍してくれます。
それでは朝食の前に、本日は蜂蜜レモンのホットドリンクを…。
>その方は、修道院の生計のために孤児たちと一緒に養蜂を行っていましたわ。
>わたくしも養蜂に興味が湧いてその方にやり方を教えていただきました。
まあ!お嬢様は養蜂の経験がお有りなのですか?
そしてそれを教えて下さったのが、以前語られていた元狩人の修道女様…。
教会の方々とは様々な因縁や確執があるのは存じておりますが、
そのような素敵な思い出が残っているのであれば、ホッとしますね。
そう、この蜂蜜を入れた温かい飲み物を口にした時のように…。(微笑)
>わたくしが修道院に行くことを黙認し、助言もしてくれましたわ。
これらのエピソードから、お嬢様を故郷で支えて下さっていた方々の優しさが
窺い知れますね。
これまでの経緯から、納得せざるものも素直に認められないものも多い事でしょう。
それでも、決して心から人間との対立を望んでいるわけではない…。
だからこそ、立場上出来ない事や本当に秘めている想いをお嬢様に託していたのですね…。
元々好きな蜂蜜が、もっと好きになれた気がします。(微笑)
ニコニコ…。(何故か更に嬉しそうな笑顔)
(お嬢様と「はめふら」のカタリナさんが、一緒に養蜂を楽しむエピソードを
画家のお嬢様に同人誌用のネタとして提案しておきましょう。(笑))
そういえば、
>>130
で仰っていた「ルリドラゴン」、読ませて頂きました。
あ、その前にホットドリンクのお代わりをどうぞ…。
ある日突然角が生えて、己の出自を知るというのは確かにあのシャミ子さんと似ていますね。
あまりに唐突過ぎて、お母さんに反発してしまうのは無理からぬ事だと思いますが、
「実際私がどうこう言うより実感沸いたでしょ?」
という返しには、凄く納得してしまいました。(汗)
それと、お母さんと共にお父さんに会いに行けたのは見ていてとても嬉しかったです。
それにしても、最初の質問でそれを聞きますか。(苦笑)
もし叶うのであれば、お嬢様の「人化」の御力でルリさんのお父さんに人の姿をとって頂き
家族水入らずで温泉を…と思ってしまいました。
ただ、あれ程の御方となるとお嬢様と雖も魔の力を相当お使いになると思いますが…。
(その場合は、奥方様が笑顔で馳せ参じて下さる気がします。(笑))
素敵な家族エピソードの紹介、有難うございました。
雨も上がり、晴れ間と陽気が庭に広がり良き日となりそうですね。(微笑)
それでは、そろそろ朝食のお片付けを…。
135 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/04/17(Sun) 09:55
>>134
(柚葉さん)
>お嬢様、朝食の準備が整いました…。
ありがとうございます、柚葉さん。
本日も、あけぼのの少し前よりお散歩に行っておりましたが。
千年前の「枕草子」の頃からこの季節の明け方の美しさは変わりませんね。
ただ本日は少し肌寒さが優っておりましたけれど。
>ホームベーカリーの焼き立てのパンの香りは、食欲をそそりますね。
焼きたてのパンのふわりと柔らかく立ち昇る薫りは、朝から食欲をくすぐりますね。
我が家で丹精込めて焼いていただいたパンをすぐに美味しくいただける…、とても素敵なことですわ。
欧州では中世に「バナリテ」といいう領主権がありました。
パン焼き窯や製粉所は領主の専有物だったんです。
そして領民はこれらを、使用料を支払って使うよう強制されていたのですよ。
自分で好きな時に気軽にパンを焼けないなんて、不便だったことでしょう。
もっとも我が領地では、お母様が
「領民の好きに焼かせてやればいいじゃないのぉ。」
とおっしゃったので、領民が各戸好きにパン焼き窯を持っておりましたわ。
こうして自家製の温かいパンを前にすると、お母様に全面的に賛成するしかありませんわね。
>それでは朝食の前に、本日は蜂蜜レモンのホットドリンクを…。
ああ…、美味しいです。
蜂蜜の滋味豊かな甘さ、レモンの爽快な酸味が、身を温めながらしっかりと堪能できます。
体に元気がみなぎる豊潤な味わいですね。
>まあ!お嬢様は養蜂の経験がお有りなのですか?
はい、修道女様とわたくしとの絆の証しであり、わたくしを昼の世界へといざなってくれた貴重な
体験ですわ。
わたくしが人と交わるために昼日中に出歩きたい、と思っても、持って生まれた夜型の習性はなかなか
変えることが難しかったですが。
養蜂という、美味しい蜜を集める目標ができたので、日中に起きていることが苦痛でなくなりましたわ。
>教会の方々とは様々な因縁や確執があるのは存じておりますが、
>そのような素敵な思い出が残っているのであれば、ホッとしますね。
はい、カルミーニオ家の使用人の中にも教会に対する不信や反感を持つものが少なくありませんでした
が、養蜂を通じた修道女様との交流により
「彼女だけは認めてあげなくもない」
と多少の好意を持ってくれる者もおりましたわ。
>これまでの経緯から、納得せざるものも素直に認められないものも多い事でしょう。
>それでも、決して心から人間との対立を望んでいるわけではない…。
>だからこそ、立場上出来ない事や本当に秘めている想いをお嬢様に託していたのですね…。
はい、使用人たちも過去に教会の人間に傷つけられ、彼らと和合することなどあり得ないと背を向ける
ことも多かったですが、それでも憎しみだけで心を塗り固めていたとは思いません。
中には
「姫様だけを危険な場所へ行かせるわけにはまいりません。」
と言いつつ修道院へ同道して、孤児の世話の手伝いをしてくれる者もおりましたわ。
わたくしもこうして蜂蜜をいただくとき、心に温かいものが宿る想いなのですよ。
>ニコニコ…。(何故か更に嬉しそうな笑顔)
…なんだか、ずい分とご機嫌そうですが。
何か楽しいことがあったのでしょうか?
(わたくしがその答えを知るのは、とある真夏の祭典が間近に迫った頃でした。
そして、誌上でカタリナ様と共演できたことで胸を躍らせたのはもちろんのことでございます。)
>そういえば、
>>130
で仰っていた「ルリドラゴン」、読ませて頂きました。
そうですか、柚葉さんもご覧になっていただいたのですね。
美味しいホットドリンクをいただきながら、ご一緒に楽しいマンガの話に興じることができる、まことに
魅惑のひと時ですわ。
>「実際私がどうこう言うより実感沸いたでしょ?」
>という返しには、凄く納得してしまいました。(汗)
ルリさんのお母様、最初は角が生えたルリさんに対してずい分と大雑把な態度に思えたのですけれど、
あの一言からは、いざ娘が本当に角なり牙なりの龍の印が生じたときの心がまえをしていらっしゃった
のかも知れませんわね。
それまでは何を言っても本気にされないだろうから、生じた後に娘が不安に陥らないように落ち着いて
対応してあげようと。
もっとも、火を吹く可能性については早めに知らせてあげて欲しかったですが…。
(すみません、続きます。)
136 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/04/17(Sun) 10:00
>>134
(柚葉さん)(続きでございます。)
>それと、お母さんと共にお父さんに会いに行けたのは見ていてとても嬉しかったです。
>それにしても、最初の質問でそれを聞きますか。(苦笑)
実はわたくしもとても気になっていたのですが。
お二人がどのように…その…なさったのか。(赤面)
それにしましても娘さんから聞かれてうろたえるお父様は本当にごく普通のお父様で微笑ましかった
ですね。
>もし叶うのであれば、お嬢様の「人化」の御力でルリさんのお父さんに人の姿をとって頂き
>家族水入らずで温泉を…と思ってしまいました。
まあ、それはぜひにお役に立ちたいですわ。
わたくしとしましても、龍…お社に住んでいらっしゃいますから龍神様ですね、その方と人間の女性
とが結ばれたこと、とても嬉しく思いましたもの。
また家族ご一緒の時を過ごされるお手伝いができるのは願っても無いことでございます。
>ただ、あれ程の御方となるとお嬢様と雖も魔の力を相当お使いになると思いますが…。
柚葉さんも想像されているのではないかと思いますが、そのときにはきっと「あの方」が喜んでしゃ
しゃり出て…もとい協力してくださるでしょうね、はあ…。(溜め息)
>素敵な家族エピソードの紹介、有難うございました。
こちらこそわたくしの持ち出した話題に共感していただけてとても嬉しゅうございます。
有難うござい
ました。
柚葉さんも、何かお奨めの漫画などございましたらどうか教えてくださいませ。
137 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2022/04/18(Mon) 10:53
はめふらと言えば、アーチェロ嬢とソフィア・アスカルト嬢が並ぶと
姉妹に見えそうな気がしますね。
138 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/04/18(Mon) 16:38
>>137
いらっしゃいませ、お客様。
また花冷えの天候が続きますね。
お体、お大切になさってくださいませ。
あらあらあら…、嬉しいことをおっしゃってくださいますのね。
あの愛らしいアスカルト伯爵令嬢ソフィア様とわたくしが姉妹のよう、だなんて。
可憐で見るからに繊細で、心の清らかさをそのまま形にしたような清楚なお嬢様。
確かに髪や瞳の色は似ていますが、わたくしがあのようなお人形の如き愛らしい方の姉の様に見えまし
たなら、心から嬉しゅうございます。
ソフィア様はアニメを見ていても、不当な中傷にじっと耐える姿があまりに痛々しく思えて、我が腕の
中にギュッと抱きしめてお守りしてさし上げたくなります。
他人から忌み嫌われる辛さはわたくしも分かりますもの。
そして彼女に言うでしょう。
「あなたはきっと心を許せる素敵な友達と出会えるわ。
それまではわたくしがあなたを守ってあげますから安心なさい。」
と。
幸いカタリナ様とお友達になれて孤独から救われ、やがて少しずつ心も強くなっていかれたようで安堵
いたしましたわ。
「はめふら」の世界でソフィア様と姉妹になって、魔法学園で彼女やカタリナ様やお友達のみんなと
過ごしたなら。
女子寮で深けゆく夜にお喋りすることができたな…ら。
想像しただけでワクワクいたしますね。
139 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/04/18(Mon) 21:28
>>137
お客様、ようこそお出で下さいました…。
本日は特に朝晩の冷え込みが激しいですね。
蜂蜜レモン紅茶を用意致しました…。
お嬢様と共に、召し上がって下さいませ。
実は私も、幼少期のソフィアさんにはお嬢様と重なるものを感じており
もしお嬢様が側にいて下さったら…と考えた事もありました。
そして、美しい銀髪とルビーのような瞳も…。
ですから、他の方にもそう仰って頂けると私も嬉しくなって参ります。(微笑)
それと最近、少し奮発して個人的にゲーム機を購入し「はめふら」の新たな世界を楽しんでおります。
そこでもまた、カタリナさんとの出会いがソフィアさんの孤独を癒し、
同時に心無い言葉に負けない強さを与えてくれた大切な思い出として語られています。
もしカタリナさんが我が家のお嬢様とソフィアさんが並ぶのを見たら、
お客様と同じように「姉妹みたい」と感じて目を輝かせる姿が容易に想像がつきますね。
はめふらのヒロイン4人の「パジャマパーティー」「女子会」にお嬢様が加わったとしたら…。
私も想像しただけでワクワクします。
その際には、きっとカタリナさんがお嬢様のように和服をお召しになりたいと
提案するのではないでしょうか?
そしてそれぞれに似合う和服をチョイスし、正に「百花繚乱」となられるのは間違いないですね。(微笑)
更に殿方4人が和服を身に纏った令嬢達のお姿にどのような反応を示されるかが、楽しみです。
>>133
(アーチェロお嬢様)
お嬢様、紅茶のお代わりを…。
それでは私も、一息つかせて頂きます。
>ニコニコ静画やComicWalkerで一部を読んで、今では購読しております。
はい、お嬢様から紹介して頂いて私も一部読ませて頂きました。
この手のシリーズも「はめふら」がヒットして以来(それ以前からあったとも聞いておりますが)、
多くの作品が生まれて脚光を浴びておりますが、
「読者」や「プレイヤー」の「視点」に着目した発想が世界観を広げ、
そして十人十色の世界を作り上げているというのを実感しております。
読み比べてみると、同じようでどこか違う…。
そしてそれぞれの作者さんが生み出した新たな発想を発見し、
また新たな楽しみ方が読者の間で生まれていくのですね。
こちらもまた、今後の展開に期待しております。
そして勿論、来年の「はめふら」の映画化に関しても…。
140 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/04/21(Thu) 00:36
>>139
(柚葉さん)
(横から失礼します。)
>それと最近、少し奮発して個人的にゲーム機を購入し「はめふら」の新たな世界を楽しんでおります。
まあ…、こちらのゲームのことは存じませんでした。
柚葉さんの「はめふら」愛に比べて自分の作品のフォローの至らなさに恥ずかしくなってしまいます。
ゲームの公式サイトを見てみましたが、アクティブでお日様のように明るいカタリナ様に相応しい
舞台ですね。
カタリナ様のことです、たとえ海賊の襲撃に遭おうとも、きっとそれは破滅フラグも何のその、新しい
出会いをもたらす素敵な冒険の場に変えてしまわれることと思います。
何ともワクワクする舞台設定ですわ。
そしてソフィア様がどんな思い出を語られるか、とっても気になります。
ただこれを買い求めるには、確かに少々お財布と相談しないといけないようですけれど…。
そして本年公演の舞台もございます。
こちらは何とかチケットを入手したいですね。
来年の劇場版公開も控えて、「はめふら」の世界がまだまだ広がっていきましょう。
>もしカタリナさんが我が家のお嬢様とソフィアさんが並ぶのを見たら、
>お客様と同じように「姉妹みたい」と感じて目を輝かせる姿が容易に想像がつきますね。
柚葉さんからもそうおっしゃっていただけますと、ますます「はめふら」の世界へ、ソフィア様の
ところへ、行きたくて仕方なくなりますわ。
ソフィア様から「お姉様」なんて言われたら…、二人で一緒にロマンス小説を読んだりできれば…。
あああ、いけません、思わずウットリして茫然自失してしまいそうです。
>はめふらのヒロイン4人の「パジャマパーティー」「女子会」にお嬢様が加わったとしたら…。
>私も想像しただけでワクワクします。
まあ、それでしたらカタリナ様の傍にアンさんがいらっしゃるように、わたくしの傍にはやはり柚葉
さんがいてくださらないと寂しゅうございます。
そうなりましたら、ソフィア様もむしろ柚葉さんのことをお姉様と慕ってしまわれそうですが、わたくし
と二人柚葉さんから妹のように慈しんでいただく、そんな関係も素敵です…。
あ、でも、柚葉さん、アンさんお二人で
「うちの『カタリナ』『アーチェロ』お嬢様ときたら…。」
などと、お二人で溜め息をついたりなさらないでくださいましね?(汗汗)
>その際には、きっとカタリナさんがお嬢様のように和服をお召しになりたいと
>提案するのではないでしょうか?
カタリナ様はじめ皆さまの和服姿!
それはぜひぜひ見てみたいです!
本当に柚葉さんは素敵なアイディアを次々と紡ぎ出してくださいますね。
!もしかすると…。(急いで端末のキーをたたきます。)
やはり…、「はめふら 和服」で検索しましたら、カタリナ様はじめ皆さまの和服姿がヒットいたし
ました!
カタリナ様やマリア様の着物姿のアクリルスタンド、女性4人の花火見物、キース様やニコル様の和服
姿もあって皆様とってもお似合いです…。
正に「百花繚乱」、ますます「はめふら」の世界へ行って、皆様の和装のお手伝いがしたくなります
ね…。
(すみません、続きます。)
141 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/04/21(Thu) 00:38
>>139
(柚葉さん)(続きでございます。)
(神社から帰ってまいりました。)
>お嬢様、紅茶のお代わりを…。
>それでは私も、一息つかせて頂きます。
ありがとうございます、柚葉さんのヒーリングのお陰で疲れもすっかり癒されました。
今日の神社の催しも、画家のお嬢様が絵にして下さるとのことで、完成が楽しみでございます。
>はい、お嬢様から紹介して頂いて私も一部読ませて頂きました。
ありがとうございます。
次々とわたくしの好みの作品の話を持ち出して恐縮ですが、読んでいただけて嬉しいですわ。
悪役令嬢ものは「はめふら」以前にも無かったわけではありませんが、やはりあの作品で一躍耳目を
集めるジャンルとなったのでしょうね。
それぞれの令嬢が危険なフラグと戦いながら自分の運命を切り開いていく様が、彼女らを輝かせていく、
その展開に惹きつけられます。
わたくしの本棚も気がついたら悪役令嬢ものが、けっこうな数が並んでおりました…。
「青薔薇姫のやりなおし革命記」、「悪役令嬢後宮物語」、「悪役令嬢転生おじさん」、「悪役令嬢は
夜告鳥(ナイチンゲール)をめざす」、「大相撲令嬢 〜聖女に平手打ちを食らった瞬間相撲部だった
前世を思い出した悪役令嬢の私は捨て猫王子にちゃんこを振る舞いたい はぁどすこいどすこい」…、
まだ他にもございますが、これくらいに留めておきましょう。
本当に、作者の方々の創造力、想像力には感服の他ございません。
「はめふら」の映画も本当に楽しみですね。
そして、カタリナ様はじめ皆さまのご活躍がさらなる悪役令嬢ムーブメントを呼び起こすものと期待
せずにはおれませんわ。
142 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2022/04/21(Thu) 21:29
GWのご予定は?
143 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/04/23(Sat) 01:05
>>142
いらっしゃいませ、お客様。
花冷えから今度は日中汗ばむような陽気となりましたね。
日差しでお体が参らぬようどうおお気をつけください。
GWは子どもの日に公民館のイベントでお手伝いさせていただく、これは恒例となっております。
鯉のぼり作りや柏餅作りを子どもたちと一緒にするのはとても楽しいですが、年長の子どもたちも、
より小さい子どもたちに教えてあげたりして、小さいながらその誇らしげな姿が見ていてとても微笑ま
しいです。
昔話の読み聞かせも恒例となっていますので、町内会からどんなお話のリクエストがくるか、今から
楽しみにしております。
そのほかには、我が家のメイド見習いの三女ちゃんから、冬アニメで採り上げられた東京のコスプレ
イベントに参加しようという提案が出ていますので、こちらは家族で相談して決めたいと思っています。
また、その時期はGMW(ゴールデンメイドウィーク)として例年メイドとしての活動を重ねてもおり
ますので、その期間はメイドとしておもてなしさせていただけたら、とも思います。
不束者ではございますが、気が向かれたらどうぞおいで下さいませ。
144 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2022/04/23(Sat) 12:16
物産展みたいなイベントは好きですか?
145 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/04/23(Sat) 22:06
>>142
はい、GWにおきましては凡そお嬢様が仰った通りの予定となっております。
特に、公民館における「子どもの日」のイベントは、お嬢様と街の皆様の
絆を確かめ合う重要な機会となっております。
昨年は、GMW(ゴールデンメイドウィーク)において、グリッタちゃんも参加して下さいました。
決してご無理は申しませんが、またいらして下さればお嬢様は勿論
街の皆様や子どもたちもきっと喜んで下さるでしょう。
コスプレイベントに関しましてはまだ未定ですが、秋の町内のハロウィンイベントとは
また違った楽しさもあると思います。
前向きに、検討しているところなのですよ。
ご都合が宜しければ、是非いらして下さいませ。
>>144
はい、勿論好きですよ。
物産展は、季節における商店街のイベントの一つでもあります。
というわけで、今回は「九州・沖縄の物産展」にやって参りました。
先輩のメイドさん、そして三姉妹さんも、家族総出で来ております。
というわけで先輩には主に九州のお酒を、
長女さんには肉、魚などの生鮮品を、
次女さんにはご当地のグルメを、
三女さんはご当地のスイーツをお願いします。
この物産展は私達だけでなく、この街の神社の土地神様や私達のお屋敷の屋敷神様も
楽しみにしているんです。
土地神様はご当地のお酒に、屋敷神様は甘い物好きでご当地のスイーツに目が無いのですよ。
御屋敷を出る前に、チラシを見た屋敷神様から
「鹿児島の薩摩シュークリーム」「長崎銘菓クルス」「別府地熱プリン」は
是非買ってきてほしいとリクエストを頂きました。
宜しければ、お客様もお気に召した商品があれば是非お買い求め下さいませ。
それと2000円以上で一回、福引に参加も出来ますよ。
私とお嬢様はこれから、御贔屓の青果店のお姉さんのコーナーに参ります。
どのようなご当地のお野菜や関連した商品を揃えて下さっているか、今から楽しみです。
146 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/04/25(Mon) 15:07
>>144
いらっしゃいませ、お客様。
物産展、良いですよね。
催事場のフロア一面に各地の特産品、名産品が広がり、思い思いに足を運んでそれらの品々を見て
回れるのですもの。
日本各地の地方色を堪能できる、とても充実した旅行といった趣き、楽しくないわけがございません。
そういった地方別の物産展も楽しいですし、「駅弁大会」のような日本全国津々浦々の物産を一度に
楽しめる物産展も大好きでございます。
昨年奈良へ旅行に出かけた際に、それぞれの土地に様々な趣向の駅弁があるにもかかわらず、買って
食することができたのはほんの一部で残念な思いがしましたから、地元で居ながらにしていろいろな
駅弁を買い求められるのはたいへん嬉しいことでございます。
わたくしが日本の物産展を初めて聞いたのは、18世紀の半ば頃でした。
オランダの商船に乗って日本に行っていた母が帰ってきて語ってくれた土産話でしたわ。
「ゲンナイ・ヒラガという男がプロデュースした薬の物産展は随分と盛況だったわねぇ。
本人も意気軒昂で、『いずれオランダにも輸出するくらいに振興させたい』と言っていたわよぉ。」
と、彼から進呈されたという煙管をくわえながら聞かせてくれました。
わがカルミーニオ侯爵家も薬品研究を行っておりましたから、わたくしも日本にパートナーになりそう
な方がいらっしゃることを知って嬉しく思いましたわ。
147 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/04/25(Mon) 19:01
>>145
(柚葉さん)
(横から失礼します。)
>昨年は、GMW(ゴールデンメイドウィーク)において、グリッタちゃんも参加して下さいました。
>決してご無理は申しませんが、またいらして下さればお嬢様は勿論
>街の皆様や子どもたちもきっと喜んで下さるでしょう。
奈良へお引越しされて、今も元気にお仕事に励んでいらっしゃることと思います。
そして白鹿さんともさらに仲を深められていることでしょう。
もちろんご近況を伺いたいですし、またGMWをご一緒させていただければ嬉しいですけれど、この期で
なくてともまたいつでも来ていただければ大歓迎ですわ。
どうかご都合のよろしい時においでくださいませ、と同じ空の下にいらっしゃるグリッタちゃんに
声をお届けしたいですね。
>コスプレイベントに関しましてはまだ未定ですが、秋の町内のハロウィンイベントとは
>また違った楽しさもあると思います。
>前向きに、検討しているところなのですよ。
毎年のハロウィンや京都旅行での「変身処 舞香」「妖怪電車」で普段の自分で無い姿に姿を変える
楽しさを知りました。
それは吸血鬼が生得している変化(へんげ)の能力よりもより個性的で、胸躍るものだと感じたので
すよ。
そして冬アニメの「その着せ替え人形は恋をする」を見たのが決定打でしたわ。
三女ちゃんに提案されたのもありますが、わたくし自身喜多川海夢さまのように自分の推しのキャラの
姿になってみたいと思う気持ちが湧き上がってきて。
アニメに出てきたあの池袋の会場で自分も参加してみたくなりました。
もしかしたら、喜多川さまや五条新菜さまにお会いできるかも知れませんし。
柚葉さんと一緒に、同じ作品で「コス合わせ」できましたら、なおのこと嬉しいですわ。
(「九州・沖縄の物産展」に来ております。)
まあ…、見るからに南国の温暖な地で育てられ収穫されたであろう食品の数々…。
実りの豊穣のただ中にいることが自然に全身で感じられ、心が浮き立ちますわ。
日本はイタリアと同じく南北に長く自然と風土の多彩な国、九州・沖縄の物産を見るだけでそのこと
が分かりますね。
こちらが鹿児島の産物ですか、黒豚、和牛、郷土菓子…。
鹿児島は「東洋のナポリ」と言われ、雄大な火山を望む風景は特に親近感を覚えておりましたの。
あら、試食させていただけますの?「あくまき」とはなんなのでしょう?
これは…、黄な粉と黒糖のかかった餅菓子ですのね。
さすが南国鹿児島らしい濃厚なお味です。
屋敷神様ご所望の「鹿児島の薩摩シュークリーム」と一緒に買っておきましょうか。
>私とお嬢様はこれから、御贔屓の青果店のお姉さんのコーナーに参ります。
ふう…、さすがは目利きのお颯様、いろいろな品を取り揃えていらっしゃって良い買い物をさせてい
ただきましたけれど。
まさかその場で突然
「日本とイタリアは姉妹都市がたくさんあるから、両方の都市の名品を集めたコラボ企画をやらないか?」
と言われてちょっとビックリでした。
恥ずかしながらわたくしも存じませんでしたが、本当に姉妹都市がたくさんありますのね。
鹿児島市と
ナポリ市、京都市と岐阜市とフィレンツェ市、熱海市とサンレモ市、大阪市とミラノ市、東京都と
ローマ市、白川村とアルベロベッロ市…。
まだまだございますが、コラボ企画をするにしても名産品を厳選する必要もありますわね。
それにつけても、
「開催初日の開会の挨拶は、日伊コンビということでアンタと柚葉さんがやってもらったり。」
とか、おっしゃってさらに慌てさせられました…。
いくらなんでもわたくし如きが僭越とその場ではご遠慮申しましたが、遠からずお母様の耳に入って
わたくしをそっちのけで勝手に話を進めはしないかと、ちょっと心配ですわ…。
帰りましたらまずは精神安定のために「別府地熱プリン」をいただきましょう。
もちろん、屋敷神様のご奉納してからのことですけれど。
148 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2022/05/03(Tue) 21:55
ゴールデンウイークをどう過ごしてる?
149 名前:
吸血姫メイド・アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/04(Wed) 21:55
>>148
いらっしゃいませ、ご主人様。
ただ今恒例のGMW(ゴールデンメイドウィーク)ですので、わたくしもこうしてメイド衣装に身を包み
ご主人様をお迎えしているところでございます。
ただ今紅茶をお淹れいたしますね。
目にも鮮やかな紅いルビーティーとルビーチョコレートでございます。
GWは、
>>143
で申しました予定などを楽しんでおります。
昨日は東京豊島区で催されましたコスプレイベントに参加してまいりました。
我が家の三女ちゃんのたっての希望ということもあり、なるべく大勢で参加したいと考え、家族や友人
有志でコス合わせを相談した結果、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった
…」を選んだのですよ。
わたくし、ご一緒に参加したお友達に推されてソフィア・アスカルト様のコスをいたしたのですが。
髪と目の色はそのままで良くても、顔立ちを近づけるのが中々大変でした。
わたくしあの方のように見るからに守って上げたくなるような愛らしさはありませんから…。
特にわたくしの切れ長の釣り目は、ソフィア様と全く違いますから。
「その着せ替え人号は恋をする」で有名なコスプレイヤーの方がおっしゃっていたテーピングで目の
形を変えるテクニックが大いに役立ちました。
他のメンバーが誰のコスをしたかについては…、コスプレそのものを秘密にしている方もいらっしゃい
ますからわたくしからは控えさせていただきます。
当日は嬉しいことに、会いたい会いたいと思っていた甚平を着た男性と彼の作られた衣装を着た女性と
もご挨拶ができて、とても充実した一日になりました。
明日は昨年に続いて公民館での子どもの日イベント、本日は明日のための昔ばなしの読み聞かせの練習
に費やしました。
今回のお話は「きつね女房」でございます。
「漫画日本昔ばなし」でも採り上げられた哀しいけれど心温まるお話で、わたくしも子どもたちに
楽しんでもらいたくて、家族やお友達に聞いてもらってアドバイスをもらっているところでございます。
人間と異種族との出会いと別れ…、わたくしにとりましては永遠のテーマです。
でも、気負いなく子どもたちが楽しんでくれることを旨として語ってまいりたいと存じます。
よろしければ、ご主人様もお出で下さいませ。
150 名前:
吸血姫メイド・アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/04(Wed) 22:20
訂正でございます。
>「その着せ替え人号は恋をする」で有名なコスプレイヤーの方がおっしゃっていたテーピングで目の
形を変えるテクニックが大いに役立ちました。
(誤)着せ替え人号
(正)着せ替え人形
失礼いたしました。
それから、「きつね女房」にご興味がおありで、でも明日のイベントにお出でになれないご主人様は
「まんが日本昔ばなし」の「きつね女房」がyoutubeやニコニコ動画にアップされておりますので、
よろしければご覧くださいませ。
151 名前:
人狼メイドグリッタ ◆
1hgZO.RI
投稿日:2022/05/07(Sat) 15:55
(お手紙です)
ご無沙汰しております、アーチェロさん、柚葉さん。
風薫る5月を迎え、ますますご壮健のこととお喜び申し上げます。
まずは一言、お詫びさせて下さい。
4月下旬から5月にかけて、異動、引っ越し、新生活の準備で
今年のGWは顔を出すことが出来ずに申し訳ありませんでした。
何とかGWまでには終わらせたかったのですが、新しい職場に慣れるための研修や
色々と手続きもあり、つい最近まで時間がかかってしまいました。
本当はまたアーチェロさんや街の皆さんと楽しいGMWを過ごしたかったですが、
がっかりさせてしまい本当にごめんなさい。
あれから私は奈良に引っ越して、今は老舗の和菓子屋さんで働いています。
大旦那さんが奈良の鹿さんの長老的な方で、私の所属する『本部』とは
古くからの親交があり、この地域のお仕事の斡旋を引き受けて下さっていて
私のことも快く受け入れて下さいました。
そして白鹿さんも、『本部』に無事登録を済ませて観光ガイドとして
お仕事をされています。
やっぱり可愛らしくて女性には人気で、より多くの観光客の皆さんが来て下さって
私も誇らしいです。
GW中は、やはり観光シーズンなので大変そうでしたが充実されていたみたいです。
私としてはすぐに同棲したかったんですけど、白鹿さんにはまだ時間が欲しいって言われちゃいました。
お仕事が一人前になり、きちんと家族を養えるくらい経済的にも自立して
佐保姫様にも認められるようになるまで頑張りたいそうです。
白鹿さんの気持ちはとても分かるので、今は落ち着いてその時を待つことにします。
せめてものお詫びとご挨拶に、今お世話になっているお店のお菓子を送ります。
お屋敷の皆さん、ご近所の皆さんで召し上がって下さい。
(私のお店でお仕事をしている時の和服姿と白鹿さんの観光ガイドのお写真、
それから鹿の絵が描かれたお煎餅、かりんとう饅頭、大和茶のクッキー等の沢山の詰め合わせを
BOXで送らせて頂きました)
初夏に入り、奈良も緑が青々としています。
アーチェロさんの街の桜も、若葉がきっと綺麗だと思います。
観光シーズンが落ち着いたら、佐保姫様、白鹿さんと一緒にお会いしたいです。
少しずつ暑さも増していますので、アーチェロさんも柚葉さんも
お体に気を付けてお過ごしください。
それでは、お元気で。
人狼メイド グリッタ
152 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/05/08(Sun) 15:29
>>148
いらっしゃいませ、ご主人様…。
私からは、ほうじ茶と柏餅を用意させて頂きました。
どうぞ、ごゆっくり…。
GWの過ごし方に関しましては、お嬢様が仰られた通りです。
コスプレイベントにおきましては、「はめふら」の登場人物を選ばせて頂く事にしたのですが、
私が演じられそうな方がなかなか見つからず、苦労しました。
メイドのアン・シェリーさんはもう少し髪型が短いですし…。
困っていたところ、お嬢様の同級生の方から
「アニメの7話の、性別が逆転してしまった世界のニコル・アスカルトさんはどう?」
と勧められまして…。
性別が逆転しているとはいえ、流石に私ではあの方のような魔性の魅力は備わっていませんので
遠慮しようとしたのですが、お嬢様がソフィアさんの格好をされるから丁度良いと
あれやこれやで話が進んでしまい…。
…彼の方には失礼ながら、お嬢様と並んでイベントに参加させて頂きました。(苦笑)
そして「こどもの日」におきましては、昨年下級生だった子達が上級生となり、
今年参加する子達をしっかり導きながら柏餅作り、鯉のぼりのお披露目をされる姿を
微笑ましく見守らせて頂きました。
そして今年の読み聞かせは、少しハラハラドキドキなものも良いと思いましたので
「日本の怖い話」から、「しょうやのばばあ」「きのこのおばけ」を選定させて頂きました。
ちなみにこの本には、あの「めしくわぬ女房(食わず女房)」も収録されております。
お嬢様の「きつね女房」の切ない雰囲気の次は、
会場を少し暗くしてのハラハラドキドキな展開を楽しんで頂けたようで、何よりでした。
何はともあれ、今年も地域の皆様と充実したGWを過ごさせて頂きました。
ご主人様も、素敵な思い出は出来ましたでしょうか?
それらを胸に、気持ちを切り替えて頑張りましょう。
153 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/05/08(Sun) 15:43
>>149
(アーチェロお嬢様)
(土地神様の神社からの帰りです)
お嬢様、今年も公民館でのイベント、お疲れ様でした…。
子ども達の丹精込めて作られた柏餅、土地神様も大いに満足して頂けたようで…。
そして屋敷神様も、今頃お待ちかねでしょう。
少し、家路を急ぎましょうか。
>「きつね女房」
私が使わせて頂いた本のシリーズでは「きつねの田植え」という内容で収録されておりました。
こちらのシリーズも新たにデザインが新しくなって刊行されているのですが、
そちらではこの狐の奥さんが更に綺麗になられていて…。
それが尚更、お別れの切なさを強くしているのですよ。
別れの際に、愛する夫と我が子のために何かを残していく優しさには
本当に胸を打たれますね。
切ない気持ちを少し和らげたいのであれば、同じ狐さんの異類婚姻譚として
「狐のお嫁ちゃん」という作品をお勧めします。
何冊かは読み放題になっている筈です。
仲睦まじい夫婦愛を描くだけでなく、色々と博識な内容でそれもまた面白いのですよ。
あ、それから写真屋さんで頼んでおいたコスプレイベントの写真が出来ている筈ですので
そちらも取りに参りましょうか。
…屋敷神様、そして奥方様が目にしたら、思いっきりからかいのネタにされそうですね。(苦笑)
154 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/05/08(Sun) 16:02
(すみません、幾つか前後しております)
>>147
(アーチェロお嬢様)
>「日本とイタリアは姉妹都市がたくさんあるから、両方の都市の名品を集めたコラボ企画をやらないか?」
>と言われてちょっとビックリでした。
は、はい…。流石にお颯さんからそのお話が出てきた際には私もビックリでした。
ですが、お料理するだけなら兎も角、商売となりますと私も全く知識も心得もありませんので、
商店街の皆様がされた企画に関してお手伝いなどをさせて頂くことくらいしか出来ないかと思いますが…。
ですが、「姉妹都市」に関しましては私も純粋に興味がありますね。
夕食後のお茶の時間に、それらに関してゆっくりお話してみたいですね。
実際にされるかどうかはさておき、身近なイベント等で良きアイディアに結び付くかも知れません。
>遠からずお母様の耳に入ってわたくしをそっちのけで
>勝手に話を進めはしないかと、ちょっと心配ですわ…。
…匿名のスポンサーとして話が進んで、当日は
「さあ、何の事かしらね?」
と蠱惑的な笑みを浮かべている奥方様の姿が頭に浮かびます…。(汗)
スポンサーというより、さながら「フィクサー」かも…。(汗汗)
>>151
(玄関の呼び鈴が鳴りました)
あら?お客様でしょうか?
…どうやら、お届け物のようですね。
(玄関にて)
こんにちは、いつも有難うございます。
はい、それではこちらにサインでよろしいですね?
確かに受け取りました。
それでは、お気を付けて…。
少し、大きいお荷物ですね。
差出人は…まあ!
(書斎におられるお嬢様へ)
お嬢様、失礼します。
お嬢様宛に、お荷物が届いております。
発送先は奈良、そして差出人は…。
ここからは、お嬢様がお確かめ下さいませ。
155 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/08(Sun) 18:42
(すみません、お返事の順番を少し変えます。)
>>154
(柚葉さん)
>お嬢様、失礼します。
>お嬢様宛に、お荷物が届いております。
>発送先は奈良、そして差出人は…。
>ここからは、お嬢様がお確かめ下さいませ。
あら、奈良からのお荷物ですか?
ということはもしかして……ですよね?
まあまあまあ…、やはりグリッタちゃんからですわ!
グリッタちゃんからのお手紙と、そしてこちらはグリッタちゃんと白鹿様のお写真…。
お二人はあちらでのお仕事が決まったのですね。
グリッタちゃんは和菓子屋さん、白鹿様は観光ガイド、お二人とも奈良のすばらしさを伝える、とても
ステキなお仕事に就かれたのですね。
素晴らしいですわ…。
そしてステキなお菓子の数々…、またグリッタちゃんのスイーツがいただけるなんて、とっても嬉しい
です。
では、今日の午後のお茶は送っていただいたお菓子をいただきましょうか。
レイナさんや三姉妹にも早くお手紙の内容を知らせてあげなくては。
そして一刻も早くお返事を書いてグリッタちゃんにお送りいたしたいですわ。
>>151
(グリッタちゃん)
拝復
五月晴れの空さわやかに澄み渡り、晩刻また星月美しき今日この頃、グリッタちゃんもますますご清祥
のこととお喜び申し上げます。
先日はご丁寧なお手紙をたまわりまして、まことに欣快の至り、心よりお礼申し上げます。
そしてお引越しされ新生活へ向けて元気にご活動とのこと、誠に嬉しく感じております。
桜咲く季節から緑萌えるGW、今はまさに新しい生活とお仕事の中きっとお忙しくも希望に満ちている
ことと拝察いたします。
GWにお会いできなかったことのお気遣い、ありがたく感謝いたしますと共に、どうかお気になさらぬ
ようお願い申し上げます。
わたくしの大切なお友達が充実した毎日を送っていらっしゃることを伺えて、心躍らせているのです
から。
GMWはまたいつの日かの再会の日の楽しみとさせていただきたいと存じます。
新しいお仕事の場は老舗の和菓子屋様とのこと、とても素晴らしい場を得られたのですね。
古都奈良で和の心を古より受け継いでこられた伝統のお店でのお勤めは、長きにわたりスイーツの味
わいを探求してこられたグリッタちゃんにとりまして、まことに天職ではございませんか。
そして大旦那様は、あの懐かしき奈良の鹿さんたちの宗主様でいらっしゃるとのこと、また異種族の
良き方と縁を結ばれて宜しゅうございました。
お釈迦様の前世とされる九色鹿(くしきか)、女神アルテミスと共に在りし神獣ケリュネイアの鹿、
そしてもちろん貴方様の良人でいらっしゃる白鹿様。
神鹿、妖鹿の偉大なる系譜は脈々と伝えられているところ。
その大旦那様もきっとそうした宏大なる血脈に連なる方なのでしょう。
そのような方と縁を結ばれたこと、本当に良かったですね。
これからはその職場でまたグリッタちゃんが伝統と共にご自身の味を創っていかれることでしょう。
いずれそのお味を自身で味わいたい、と切に願います。
そして白鹿様も観光ガイドのお仕事に就かれたとのこと、日ノ本の精華を人々に伝える、尊いお仕事で、
きっと多くの人々の夢を育まれるのでしょうね。
どうかお二人の御力で、奈良の魅力をさらに数多の皆様へお伝えくださいませ。
心から応援申し上げます。
白鹿様は独立自尊のお気持ちを以て最愛のグリッタちゃんとの新婚家庭を作られるご所存なのですね。
その清新気鋭のお志、誠に素晴らしいと感じ入ります。
一つ屋根の下グリッタちゃんとご一緒になりたいとのお気持ちを胸に、いっそうの精進を重ねられる、
なんと素晴らしいお心映えでしょう。
いずれ訪れるであろう同棲のときがどれほど幸せに満ちたものになるのでしょうね。
そのときがまいりましたら、ぜひお知らせいただきたく存じます。
心からの祝福を贈らせていただきます。
(すみません、続きます。)
156 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/08(Sun) 18:46
>>151
(グリッタちゃん)(続きでございます)
お礼を申し述べるのが後回しになってしまい申し訳ございません。
ステキなお菓子の数々をお送りいただき、どうもありがとうございました。
今、机の上のスタンドに入れたお写真を見、美味しいお煎餅をいただきながら、この手紙をしたためて
おります。
家族もみんなとても美味しく味わっております。
でも、煎餅に描かれた鹿さんが可愛すぎます!一口一口齧ってゆくのがとても勇気が要るのですよ…。
そしてこうして鹿さんを見ていると、また佐保姫様や白鹿様ともお会いしたくなってまいります。
わたくしも調べてみましたが、奈良の観光は6月から9月にかけてオフシーズンとなるようですね。
もし機会が得られましたら、またグリッタちゃんにお会いできましたら嬉しゅうございます。
こちらのことも少し報告させてくださいませ。
今年の子どもの日も昨年と同じく公民館でのイベントを催しましたが、子どもたちから「狼のお姉
ちゃんは来ないの?」とずい分聞かれました。
昨年の「鯉のぼりの始まり」の読み聞かせでファンになったお子さんが多かったのですね。
今年はいらっしゃらないことに残念がっていましたが…。
実はグリッタちゃんに断りもなしに申し訳ございませんが、恋人ができて奈良へお引越しされた、と
申しましたら、いっぺんにワアッと盛り上がってしまいまして…。
「どんな人?ねえ、恋人はどんな人?」
と聞かれ、
「おめでとう、って言いたい!」
という子が次々出てきて…。
予定にはありませんでしたが、急遽「グリッタお姉さんにおめでとうのメッセージを送ろう」という
ことになったのですよ。
予定の無いことでしたのに、わたくしの母が
「こんなこともあろうかと、サライに用意させておいたわよぉ。メッセージカードと画用紙とクレヨン
と」
と申しまして。
それらのメッセージカードと子どもたちが描いたグリッタちゃんの似顔絵も同封させていただきます。
私たちの体のこと、お気遣いいただきましてありがとうございます。
奈良も盆地ゆえこれから暑さが厳しくなるのではないか、と存じます。
どうか、グリッタちゃんも白鹿さんもご自愛くださいませ。
お手紙と数々の品々、本当にありがとうございました。
それでは、どうぞお元気でお過ごしください。
敬具
アーチェロ・ディ・カルミーニオ=ミズリーナ
グリッタ様
(ここでいったん休止させていただきます。)
157 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2022/05/09(Mon) 19:55
これから天気の悪い日が続くと思うと
158 名前:
吸血姫メイド・アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/09(Mon) 23:49
>>152
(柚葉さん)
(横から失礼いたします。)
>私が演じられそうな方がなかなか見つからず、苦労しました。
>メイドのアン・シェリーさんはもう少し髪型が短いですし…。
あのときはごめんなさい、でした、柚葉さん。(汗々)
わたくしは柚葉さんのコスとしては真っ先にアン様、それからスザンナ・ランドール・ラーナ・スミス
様を思い浮かべていたのです。
いずれも、凛として立つ大人の女性の印象が柚葉さんととても相性が良い、と思っておりましたので。
もちろん髪型も合わせていただけるように、カツラも厳選するつもりでおりましたし、そのためにアニ
メの「その着せ替え人形は恋をする」で紹介されていた「スワローテイル」へご一緒にまいりたい、と
思っておりました。
ですが、子どもの日の公民館のイベントの準備に存外時間がかかってしまい、池袋まで行く時間が取れ
なかったのは痛恨事でした…。
>困っていたところ、お嬢様の同級生の方から
>「アニメの7話の、性別が逆転してしまった世界のニコル・アスカルトさんはどう?」
>と勧められまして…。
「はめふらX」の第7話!
ドールハウスのお話はとても面白かったですね。
さすが魔性の美貌を持つニコル様、女性になってもとても可憐でお美しくて。
お友達の方がとても良いことに気がついてくださいました。
柚葉さんのコスプレはまさにニコル嬢に生き写しでウットリしてしまいました…。
そしてコスプレイベント会場では、柚葉さんを撮りたくてカメラマンの方が列をなしていましたが、
わたくしもお相伴に与って、柚葉さんとご一緒に被写体にしていただいて、面映ゆくも嬉しゅうござい
ました。
衣装の製作につきましては本当に柚葉さんにお世話になりっぱなしでごめんなさいね。
やはりわたくしではまだまだ衣装製作の技術の習得が必要でございました。
そして、作務衣を着た長身の男性から
「すみません、その綺麗なお衣装の縫製について…いろいろお伺いしても良いでしょうか?」
と聞かれた時には心臓がドクンと跳ね上がりました。
彼のお傍には明るい髪色で赤いカラーコンタクトを入れた女性がいらっしゃって。
一目見て深夜アニメでお見かけしたあの高校生カップルだと分かりました。
一緒に写真も撮らせていただけるなんて、ほんとうに感激でした!
また新たな御縁ができましたのも柚葉さんのお蔭ですわ。ありがとうございました。
嬉しい気持ちもそのままに、臨みました子どもの日のイベントはとても盛況で子どもたちのはじける笑顔
にわたくしも幸せな気分を味わうことができました。
>そして今年の読み聞かせは、少しハラハラドキドキなものも良いと思いましたので
>「日本の怖い話」から、「しょうやのばばあ」「きのこのおばけ」を選定させて頂きました。
公民館の図書室にも置かれている…書名は「さいごまで読めない日本のこわい話」でしたわね?
書名からして子どもの「恐いもの見たさ」をそそるタイトルですわ。
著者の小池タミ子先生は、学校劇、児童劇、人形劇の脚本を多数物された方だそうですが、今回のご著書
からも、子どもの心に不思議で豊かな異世界を作り出される名手であると思わされました。
ただ闇雲に子どもを怖がらせるだけではない、どこかいつまでも心に留めておきたい不思議な世界へと
子どもたちを誘う夢先案内人…。
できれば、先生ご自身とお話しさせていただけたら、とそう思いました。
>お嬢様の「きつね女房」の切ない雰囲気の次は、
>会場を少し暗くしてのハラハラドキドキな展開を楽しんで頂けたようで、何よりでした。
昨年よりももっと子どもたちに喜んでもらいたい、と練習を重ねましたが、なんとか子どもたちの心に
届く読み聞かせができたようで、ホッといたしました…。
今年もGWも充実した日々を送れました。
来年のGWもまた、柚葉さんとご一緒にステキな時間を過ごせますように…。
159 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/10(Tue) 23:42
>>153
(柚葉さん)
>お嬢様、今年も公民館でのイベント、お疲れ様でした…。
いえいえ、柚葉さんこそお疲れになりましたでしょう。
イベントの司会進行は常に微笑まれ子どもたちの期待を高める語り口がお見事でございましたが、それ
は気配り、心遣いがあってのこと。
その分気疲れもなさったことと思います。
それに二つの怪談の読み聞かせは緩急自在、子どもたちを惹き込む話の運び方で堂に入ったエンターテ
イナーぶりで、子どもたちの表情もドキドキハラハラで彩られていました。
名演にはそれに比例するエネルギーが必要でありましょう。
土地神様からもねぎらいのお言葉をたまわりました。
どうか今宵はゆっくりとお休みくださいませ。
>私が使わせて頂いた本のシリーズでは「きつねの田植え」という内容で収録されておりました。
>こちらのシリーズも新たにデザインが新しくなって刊行されているのですが、
>そちらではこの狐の奥さんが更に綺麗になられていて…。
そうなのですね。
それはわたくしもぜひ読んでみたいです。
今度街の図書館で探してみますわ。
「きつねの田植え」のタイトルでも、山口、信州、奈良と日本各地の民話集に載せられているお話の
ようですね。
人と狐との深い愛情と哀しい別れの物語は多くの人々に愛されたことがわかります…。
>別れの際に、愛する夫と我が子のために何かを残していく優しさには
>本当に胸を打たれますね。
はい、夫婦の愛情、子どもへの愛情の深さがよく分かるから、切ない結末であっても心温まる想いが
確かに感じられるのですよね。
聞いてくれた子どもたちそれぞれの心の中で、人と人ならざる者との間の心の溝が狭まったのではない
か、とじっと聞き入ってくれたあの子たちを見ていてそう信じたくなりました。
そうそう、今日会場の後ろの方で「きつね女房」の読み聞かせをじっと聞いてくださっていた久地崎
朱乃さまも後でしんみりとして話しておられましたね。
「聞いていて自分のことのように身につまされる思いだったわ。
去年わたしの話をしてくれた時は柚葉さんが、
『人も妖怪もありません!お別れしちゃ駄目ですよ!』
って言ってくれていたけれど、今回はわたしが同じ感想を持ったわよ…。」
と。
それからさらに、
「あんまり切ないからさあ。
去年の奈良旅行の話をしたくて仕方なかったわ。
『とある人間と狐とが出会って結ばれた話もあるんだよ』
ってね。
勝手に言うわけにはいかないから我慢したけれど。」
と少し残念そうにおっしゃっていました。
わたくしもそれを聞いて、いつか白夜様にお許しをもらって、差し支えない形で風蘭様とのお話を子ど
もたちに語り聞かせたいですわ。
>切ない気持ちを少し和らげたいのであれば、同じ狐さんの異類婚姻譚として
>「狐のお嫁ちゃん」という作品をお勧めします。
ご紹介どうもありがとうございます。
第3話まで読んでみましたわ。
狐の正体を知られた上での仲睦まじいご夫婦に終始和まされました。
犬さんを恐れる奥様をしっかり守ろうとなさる旦那様の頼り甲斐、地域に溶け込んで子どもたちとも
楽しく戯れる奥様。
良いです、とても良い異種婚姻譚の世界ではありませんか。
この後も楽しく読ませていただきますね。
そして、わたくしも異種婚姻譚を見つけましたわ。
Pixivに掲載されております「美女と猟師」というお話でございます。
この作品も人間と狐の恋物語で、やはり早くに狐の正体を明かした上で愛情を育んでいかれるのですよ。
お嫁ちゃん様もそうですが、愛しい想いを募らせるお狐様はどうしてこうも可愛くていらっしゃるので
しょうね。
>あ、それから写真屋さんで頼んでおいたコスプレイベントの写真が出来ている筈ですので
>そちらも取りに参りましょうか。
ああ、そうでしたわね、嬉しいですわ。
早くわたくしたちの「はめふら」を見たいです!
柚葉さんの魔性のニコル嬢の写真…、ワクワクが止まりません。
そしてわたくしたちが会場で撮らせていただいた「まりん」様の写真もぜひとも!
屋敷神様やお母様のからかいも覚悟の上、お美しい柚葉さんとコス合わせができたからには、なんの、
恐れるに足りません。
バッチこーい、ですわ。
(足取りも軽く写真館へと急ぐわたくしです。)
160 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/05/12(Thu) 11:19
>>157
これから、梅雨入りの季節ですね。
確かに、通勤通学において多少の不便は感じますね。
でも、ある程度きちんと雨が降って下さらないと秋のお野菜の育ち方や
真夏の水不足にも繋がります。
ゲリラ豪雨は困りますけど…。
梅雨はやはり私達の暮らしに欠かせない恵みをもたらして下さいます。
それに、梅雨の時期はそれはそれで楽しみがあるのですよ。
お嬢様の通う高校、そして私の通う大学の途中にある紫陽花の咲くスポットは
行き交う私達の目を色鮮やかに魅了してくれます。
また、この街の寺院の「紫陽花祭り」はお嬢様と私のこの季節の恒例の
お楽しみとなっております。
蛇の目傘とお嬢様のお召し物は本当にお綺麗で…。(うっとり)
昨年は穏やかな雨の中屋敷の皆で出かけたのですけれど、
一通り見て回った後、雨が止んで会場が「天使の梯子」に照らされて…。
その光景の中で光り輝くお嬢様の銀髪と背景の紫陽花に、
会場の皆様も見惚れていらっしゃいました。(微笑)
お客様の街にも、梅雨の時期のイベントはありますか?
そういったものにお出かけになれば、梅雨の季節も楽しめると思いますよ。
161 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/05/12(Thu) 11:43
>>151
(グリッタちゃん)
拝復
新緑が目にあざやかな季節となりました。
グリッタちゃんのおられる奈良の郷も、綺麗な新緑に包まれていると思います。
先日はご丁寧なお手紙とお元気そうな写真、そして素敵な贈り物を有難うございました。
今もこうしてお嬢様とお茶と共にグリッタちゃんからの贈り物を頂きながら、
昨年の思い出話に花を咲かせる今日この頃です。
以前仰っていたように、グリッタちゃんも異動願いが無事受理されて
新たな職場で元気に頑張っている御姿をお写真を通じて拝見し、
大変嬉しく思います。
そして白鹿さんも、グリッタちゃんと共に『本部』に登録を終えて
お仕事を頑張っておられるのですね。
お写真の中で朗らかに笑っていても、その胸の内にはいずれグリッタちゃんとご一緒になり
一家を支えていく強い決意が伝わってきます。
特にGW中は観光シーズンですから、グリッタちゃんも白鹿さんも観光客の皆さんをお迎えする立場として
忙しい日々を過ごした事でしょう。
ピークは過ぎたと思いますが、お身体をいたわりつつ頑張って下さいね。
オフシーズンを迎え、もしお時間に余裕がお有りでしたら是非ともまたお屋敷にいらして下さいませ。
今年の子どもの日のイベントでも、多くのお子さん達がグリッタちゃんに会いたがっておりました。
その気持ちが込められたメッセージカードと似顔絵、受け取って下さいませ。
最近は寒暖の差が激しく、体調を崩しやすい季節でもあります。
新たな環境への適応の中で、大変とは思いますがどうかお二人ともご自愛下さい。
再びグリッタちゃんの輝く笑顔に再会できる日を、心待ちにしております。
敬具
羽藤 柚葉
グリッタ様
162 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/05/12(Thu) 12:40
>>158-159
(アーチェロお嬢様)
(写真館でお写真を受け取り、グリッタちゃんからのお菓子をお茶請けとしながら
居間で寛いでおります)
>わたくしは柚葉さんのコスとしては真っ先にアン様、それからスザンナ・ランドール・ラーナ・スミス
様を思い浮かべていたのです。
ええ、実は考えない事もありませんでしたが…。
あの方の才媛振りを思いますと、私ではとても荷が重くて…。(汗)
それから、コスプレをするのでしたらやはりお嬢様と合わせたいと思っていたのです。
良きアイディアを下さった、演劇部の方には感謝ですね。
(写真を手に取りながら)
>また新たな御縁ができましたのも柚葉さんのお蔭ですわ。ありがとうございました。
ええ、あの時のお嬢様、本当に目を輝かせておりましたね。
さながら、ゲームの中でニコルさんのEDを迎えた時のソフィアさんさながらに…。(微笑)
またこういったイベントがありましたら、喜んで参加させて下さいませ。
>公民館の図書室にも置かれている…書名は「さいごまで読めない日本のこわい話」でしたわね?
はい、小池タミ子先生の作品は小学校の頃に色々と愛読しておりました。
デザインを変えて新たに刊行されたものも、旧刊も楽しませて頂きました。
特に「世界のこわい話」は、本当に怖かったですよ…。(震)
>そうそう、今日会場の後ろの方で「きつね女房」の読み聞かせをじっと聞いてくださっていた久地崎
>朱乃さまも後でしんみりとして話しておられましたね。
はい…朱乃さんはきっとご自身の過去と重ねられるのではないかと思いましたが、
案の定でしたね…。
返る事の叶わぬ、過ぎ去りし日々…。
少し寂しげに、夕陽を見つめる朱乃さんの姿が印象的でした。
それでも朱瑠ちゃんに声を掛けられ、そして奥方様に導かれてお帰りになる際には
「新たな絆を育んだ方々と共に、私はこれからも生きていく」
という決意が感じられました。
その姿を見て、私も安心しました。
>Pixivに掲載されております「美女と猟師」というお話でございます。
古きは悲しいお別れに至る事が多い異類婚姻譚ですが、
現在は、「頑張って幸せになる事」が描かれていて、本当に嬉しく思います。
照れ屋さんな雪藻さん、見ていて本当にいじらしくて可愛らしくて…。(うっとり)
夫婦として、末永くお幸せに…。
そして旦那様は、きちんと漁師としての掟を守っておられる質実剛健な方ですね。
生きるために狩るのは、同じ山においても狐も人も同じ。
しかし人は、獣とは異なる立場故に山の恵みに対する感謝と山への畏敬を忘れてはならない。
そういう方だからこそ、お二人が知らぬ所で山の神が再び二人を引き合わせたのかも知れませんね。
…逆に命を頂く事への感謝と山への畏敬を忘れた者には、漁師の資格は無い…。
スイスの民話「約束を破った弓の名人」のように…。
雪藻さんも、「狐のお嫁ちゃん」こと和葉さんも、人の姿だけでなく
本来の姿でも愛でられる事が多いですね。
もしお二人が出会ったら、存分に惚気話に花を咲かせてほしいものです。(微笑)
その際には、稲荷寿司をお出し致しましょう。
いずれこの作品も、単行本化されるといいですね。
以前紹介して頂いた「吸血鬼ちゃんとメイドさん」や「猫耳メイドさんとお嬢様」
「幼馴染の吸血鬼」も、元はPixivだったそうです。
そちらで見ると、単行本に収録されていないエピソードも見られました。
163 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/13(Fri) 10:41
>>154
(柚葉さん)
>は、はい…。流石にお颯さんからそのお話が出てきた際には私もビックリでした。
>ですが、お料理するだけなら兎も角、商売となりますと私も全く知識も心得もありませんので、
>商店街の皆様がされた企画に関してお手伝いなどをさせて頂くことくらいしか出来ないかと思いますが…。
商売の心得が無いということでしたら、わたくしの方こそお恥ずかしい限りです。
お客様を相手に商売するなんて、アルバイトの売り子の経験すらありませんもの。
まして商店街の企画ともなれば、お手伝いするにしてもわたくしが迂闊な真似をしてお客様の信頼を
損ねたり、お店に損害を出したりだなんてこと、絶対に出来ませんから。
どうしても慎重にならざるを得ませんわ。
>ですが、「姉妹都市」に関しましては私も純粋に興味がありますね。
>夕食後のお茶の時間に、それらに関してゆっくりお話してみたいですね。
はい、わたくしも日本と伊太利亜との交流がどれくらいあるものなのか、とても興味が湧いてまいりま
した。
姉妹都市がどれくらいあるか、どんな都市同士が手を取り合われたのか、どんな理由で提携を決めら
れているか、少し調べてみたいと存じます。
(夕餉のあとでございます。)
駐イタリア日本大使館のHPに日伊間で提携された姉妹都市の一覧が出ていましたわ。
その数43に上っておりました。
こんなに多くの自治体同士が手を取り合っているなんて、嬉しゅうございます。
ただ、データが少し古いのでしょうか、合併によって自治体の名前が変わってしまったところも旧名の
ままになっているケースもありましたので、そこは更新していただきたいですわ。
ちなみに、一般財団法人・自治体国際化協会(CLAIR/クレア)様のHPの「姉妹都市提携先検索システ
ム」で日本と他国との姉妹都市を検索することもできますので、詳しいデータを知りたいときはこちら
を併用するとよろしいかも知れませんね。
そして、お颯様がおっしゃる日伊コラボの物産展のようなものができそうな姉妹都市も、確かに色々と
あるようでございます。
たとえば鹿児島市とナポリ市。
鹿児島市自体が「東洋のナポリ」と称される風光明媚な地。そして名産品として、鹿児島市にはキン
カンマーマレード、屋久杉製品、かるかんなどなど、ナポリ市はレモンのお酒・リモンチェッロ、幸運
のアイテム「コルネ」、名物お菓子「ババ」の瓶詰などなど、枚挙にいとまがございません。
また、天童市とマロスティカ市。
天童市は家具、サクランボ、ラ・フランス(梨)等々、マロスティカ市も家具、サクランボ、梨等々と
共通の品が多うございます。
ですが、なんと申しましても両者を結びつけたのは、将棋とチェス。
天童市の「人間将棋」とマロスティカ市の「人間チェス」は、いずれも人間を駒にして行う楽しいゲーム
イベントでございます。
物産展の会場でこれらのゲームを実際に行う、というのも楽しそうですわ。
他の姉妹都市にも色々な名産品や提携の理由があるようですから、それらが一堂に会するのは楽しそう
ですわ。
そう、楽しそうではあるのですが…。
(すみません、続きます。)
164 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/13(Fri) 10:42
>>154
(柚葉さん)(続きでございます。)
ですが…、どうにも何か物足りないものを感じてしまうのですよ。
なんと申しますか、この町自体にも何か伊太利亜との縁を示すものが無いものか、と思えてしまって…。
「あらぁ、それなら居るじゃないのぉ?アンタ自身がそうでしょうが?」
いえいえ、わたくしの如き一介の吸血姫が住んでいるからと言ってそんなものは他人様にアピールでき
るようなものでは…、
ってお母様、いつの間に上がり込んでお茶を飲んでいらっしゃいますの?
「う〜ん、さすが柚ちゃんの一番茶のチョイスは素晴らしいわねぇ。」
あの〜。
ですから、わたくしなど物産展に居ても賑やかしの余興にもならないと思うのですが。
「ふ〜ん、そおぉ?
それじゃあ、いっそこの町も結んじゃえば良いんじゃないのぉ?
『姉妹都市提携』をさあ。」
はあ?この町が、ですか?
「さて、問題よぉ?
この町の名産、見どころと言ったら何かしらぁ?」
それは…、土地神様にも奉納される極上の純米酒、お颯様が特約されていらっしゃる各種の新鮮なお野
菜や果物、老ご夫婦の菓匠がお作りになっている甘美な和菓子、それに…街の人々によって町の至る所
で大切に育てられている四季の花々、中でも春の桜花…、でしょうか?
「そうよねぇ、でもまだあるわよねぇ。
普段から生きとし生ける人間と人ならざる者 − 神々、妖怪、幽霊、妖精 − とが、共存している
空間…。
この点は、この日ノ本のどこにも引けを取らないでしょうねぇ。
では、第二問。
イタリアで、美味しいワインや各種の野菜や果物にスイーツを産してて、薔薇をはじめ多くの花々が
咲き乱れ、そして人間の世界に在りながらかつて魔族が領有し、今も人と魔族とが同居している場所
といえば、どこぉ?」
…何処を答えさせたいか想像がつきますが、そんな提携があり得るでしょうか?
たくしが申すのもなんですが、吸血鬼一般を受け容れていただくのはとても難しいことだと思わざるを
得ないのですが?
「その点はまあ、遠い将来のことで良いんじゃないのぉ?
ま、今回は物産展だし、別に正式の姉妹都市協定にこぎつけなくても、会場の一部でちょっと、
『こんなのもやってますよ〜』ってコンパニオンさんがアピールすればぁ?
主にアンタのことだけど。」
いやいやいやいや!!
「そんな焦らなくても良いじゃないのぉ。
言ってみただけ、言ってみただけだからぁ。
姉妹都市提携だなんて、そんなことを本気でやる『フィクサー』なんて、そうそういないんじゃない
のぉ?」
…お母様の目に何だかものすごく面白がっているような色が浮かんで見えるのですが。
わたくしとしては、錯覚であることを心から願っておりますわ。
…はあ、なんだか疲れました。
気を取り直すために、わたくしも柚葉さんが淹れてくださる至福の一番茶をいただきましょう…。
165 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/13(Fri) 10:53
訂正でございます。
>>164
>たくしが申すのもなんですが、吸血鬼一般を受け容れていただくのはとても難しいことだと思わざるを
得ないのですが?
「たくしが申すのもなんですが、」
↓
「わたくしが申すのもなんですが、」
失礼いたしました。
166 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/14(Sat) 08:54
>>157
いらっしゃいませ、お客様。
しとしとと雨が降る中、ようこそお出で下さいました。
あら、溜め息など吐かれてどうなさったのでしょう?
なるほど、これから天気の悪い日が続くと、それで憂鬱な思いでいらっしゃるのですね。
「雨の降る日は天気が悪い」
との言い回しが日本にはあると伺いましたが、お客様も雨が降りしきるのはお好みではございませんか?
たしかに人間の皆様にとりまして五月晴れの燦々と明るい日と比べ雨の日は心晴れぬ日であることは、
わたくしも存じております。
ですが我が家のメイドさんが申しますとおり梅雨の季節ならではの心楽しむ場所はいろいろとございま
す。
特にこの町は住民の皆様が沿道や公園でそれぞれの季節に割く花々を大切にしていますから。
特に貴方様のように梅雨の季節を厭う人間の方は多いですから、その季節に咲く花はたくさん植えられ
ているのですよ。
この季節の主役とも申したい紫陽花はもちろんのこと、薔薇、木槿(ムクゲ)、花菖蒲、梔子(クチナシ)…。
時には沿道で立ち止まって、少し視線を落としてみてくださいな。
貴方に微笑んでいる花を見つけることができることでしょう。
ちょうどわたくし、これから雨の中のそぞろ歩きに参るところでございます。
よろしければご同行くださいませ。
そしてまた、伊太利亜からまいりましたわたくしは夏に雨の多い日本の気候が恵まれているとも思いま
すよ?
伊太利亜は大部分が地中海性気候。
植物の生育する夏に降水が少ないため、総じて農業に適しておりません。
オリーブやかんきつ類は栽培されていますが、米や小麦に比べれば単位面積当たりの収穫量は低いので
すよ。
葡萄も栽培されていますが、「王のワイン」と言われるシャトー・ラフィット・ロートシルトをはじめ
とする高級ワインはフランスのもの。
わがカルミーニオ家でも葡萄の品種改良によりより良きワインを作り領民を富ませようと苦心を重ねて
まいりましたが、まだまだ開発途上ですわ。
雨に恵まれている…、それだけでこの日ノ本は天に愛されていると感じてしまいますわ。
167 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/15(Sun) 23:07
>>160
(柚葉さん)
(横から失礼いたします。)
>お嬢様の通う高校、そして私の通う大学の途中にある紫陽花の咲くスポットは
行き交う私達の目を色鮮やかに魅了してくれます。
わたくしの高校の通学路の花を友達と眺めながら帰るのは、放課後の楽しみの一つですね。
特にお向かいの軽部様と一緒の帰り道、通り雨にあったときなどわたくしの拡げた翼の傘替わりにして
ゆっくり歩いて帰るのはとても楽しゅうございます。
前はわたくしを怖がっていらした軽部様もごく自然にわたくしの横に並んでくださるようになりました
ので、なおのこと嬉しいのです。
>また、この街の寺院の「紫陽花祭り」はお嬢様と私のこの季節の恒例の
>お楽しみとなっております。
>蛇の目傘とお嬢様のお召し物は本当にお綺麗で…。(うっとり)
ああ…、もうもうもう!(思わず柚葉さんのお背中を拳でポカポカたたいてしまいます。)
お客様相手にそんなことをおっしゃって、恥ずかしいではありませんか!
そう言っていただけるのは本当に本当に嬉しいです、嬉しいですが。
わたくしばかり会場の方々の矢面に立たせるなんて、ずるいですわ!
せっかくわたくしたち、色違いの和服を召しましたのに。
「天子の梯子」は本当に美しゅうございましたけれど、わたくしは貴女の背にかかる美しい黒髪の煌き
に見惚れておりましたわ。
ほんとうにいつもご自身の美しさを自覚されないのですから困ってしまいます…。
今年もぜひ「紫陽花祭り」に屋敷の皆ででかけましょうね。
そのために今年は商店街の和傘屋様に特注の傘を、家族全員分お願いするつもりでございます。
この分野では日本各地に伝統の技を伝える工房がいくつもございます。
たとえば日本最古の和傘屋である京都の「辻倉」様の品ぞろえは本当に素晴らしくて。
中でも書画家の方がデザインされた「縁」の文字が書かれた傘は正に芸術品。
ですがこの町の和傘屋様も、素晴らしいのですわ。
なにせ、画家のお嬢様が特約されて幾つもの絵柄を描いてくださっているのですから。
紫陽花の花の上で戯れる妖精、葉桜の下でピアノを弾く幽霊、かがり火に照らされ剣を手に舞う神鬼、
月光に照らされながらアヤメの花束を手に佇む狐耳の美女など…。
いずれも思わず溜め息を漏らしてしまう幻想的な光景の数々でございます。
「紫陽花祭り」に行く前にぜひ和傘屋様に行って、それぞれ好きな絵柄の傘を買いましょうね。
そして家族で紫陽花の花を楽しむのはもちろんですが、柚葉さんと二人きりのそぞろ歩きの時間を持ち
たいですわ。
168 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/18(Wed) 17:16
>>162
(柚葉さん)
写真をこうやって見ていますと、柚葉さんの魔性のニコル嬢コスはお美しくて怖いくらいです。
イベント会場でも皆様の注目の視線を集めていらして、ニコル嬢の向けるまなざしにウットリと恍惚に
浸っている方がいっぱいでしたね。
わたくしも本当に柚葉さんにニコル様が憑依されたように錯覚したほどです。
>ええ、実は考えない事もありませんでしたが…。
>あの方の才媛振りを思いますと、私ではとても荷が重くて…。(汗)
ニコル様が素晴らしかったので、それ以上あれこれ望むのは贅沢なのは分かっていますが。
ニコル様をあれほど見事に演じられるのですもの、スザンナ様も立派になり切られたことと思いますよ?
「はめふら」二期の第1話で登場された時の、カタリナ様に流し目を送られた、あの艶美な表情も見て
見たかったです。
>それから、コスプレをするのでしたらやはりお嬢様と合わせたいと思っていたのです。
嬉しいです…。
わたくしもそれが望みでしたから、スザンナ様を拝見するのはまたの機会と胸の内に封印したのですわ。
ニコル様とソフィア様、仮初であっても兄妹の関係になれるのですもの。
写真を撮っていただいた時もアニメのニコル様がそうであるように、わたくしを慈しみの目で見ていた
だいて、貴女の瞳の中にわたくしが、ソフィア様が、映って…。(溜め息)
>良きアイディアを下さった、演劇部の方には感謝ですね。
あの場でわたくしをご覧になっていた演劇部の部長様に深く感謝いたしました。
あの時は本当に部長様が演じていらっしゃったカタリナ様そのままの「勢女様」もとい「聖女様」に
見えましたわ…。
>またこういったイベントがありましたら、喜んで参加させて下さいませ。
はい、わたくしもぜひまた参加したいです…。
五条様や喜多川様とも連絡先を交換できましたし、この次はあの方たちともコス合わせできたら楽しそ
うでございます。
>はい、小池タミ子先生の作品は小学校の頃に色々と愛読しておりました。
>特に「世界のこわい話」は、本当に怖かったですよ…。(震)
そうなのですか?わたくしも読んでみようかしら。
でも、そのご本の中には吸血鬼がでてきたりしませんか…?
わたくしは560年余、人間に恐がられてまいった身でございます。
同族が他人様を害するお話は怖いというより哀しくなりそうなのですよ。
ちょっとネットで調べてみましょう…、国立国会図書館の蔵書検索は流石に詳しいですわ。
「水女」「リーゼとフリーデル」「わらうゆうれい」「死人のミサ」「こわいもの知らずのジョバンニ」「七
人先のおやじさま」「青ひげ」…。
吸血鬼の話があるかどうかは、直接ご本を見てみないと分かりませんわね。
(すみません、続きます。)
169 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/18(Wed) 17:19
>>162
(柚葉さん)(続きです。)
>はい…朱乃さんはきっとご自身の過去と重ねられるのではないかと思いましたが、
>案の定でしたね…。
普段は飄々として憂い顔などお見せにならない方なのですが、あの時は少し悲しげでどこかうら若い少
女のような繊細な雰囲気を漂わせていらっしゃいました…。
そして柚葉さんがおっしゃるように、きっと最愛の方との間に成された愛の証しだからでしょう、朱瑠
さんをご覧になると打って変わって力強い色を瞳に湛えられておられました…。
読み聞かせをしたわたくしも、「悲しませてしまったのではないか?」と思っておりましたのでホッと
いたしましたわ。
>古きは悲しいお別れに至る事が多い異類婚姻譚ですが、
>現在は、「頑張って幸せになる事」が描かれていて、本当に嬉しく思います。
ええ、本当におっしゃるとおりです。
愛し合う者同士の意志の力で運命を切り開くことの尊さ、それを主張することを受け容れる時代の変化。
朴訥としながらお優しい猟師様と、楚々として大人しくいらっしゃっても恋心をしっかりと伝えていか
れる雪藻様。
そして、そんなお二人を優しく見守る狐の姉弟妹様やちょっとチャラ男な友人猟師様。
しなやかに自然に種族の壁を越えていかれる皆様は、見ていてとても嬉しくなります。
>しかし人は、獣とは異なる立場故に山の恵みに対する感謝と山への畏敬を忘れてはならない。
>そういう方だからこそ、お二人が知らぬ所で山の神が再び二人を引き合わせたのかも知れませんね。
考えてみましたら、猟師というお仕事は動物を殺めなければ成り立たないのですが。
同時に山の掟を守り、動物への優しさと敬意を忘れないからこそ、狐のご家族も彼のことを信頼できて
いるのでしょうし、そんな彼ら全員を山の神様はご加護くださっているのでしょうね。
愛情、信頼、畏敬…、それらの心を忘れてはならないとつくづく思わされますわ。
>もしお二人が出会ったら、存分に惚気話に花を咲かせてほしいものです。(微笑)
>その際には、稲荷寿司をお出し致しましょう。
あら、それは良いですね。
ぜひ我が家にお招きして、思う存分語らっていただきたいですわ。
でもお二人を直接ご招待する手立てがありますかどうか。
お二人と同族で大妖怪であられる白夜様にご相談すれば何とかなるかも知れませんので、そのうちご連
絡させていただきましょうか。
>いずれこの作品も、単行本化されるといいですね。
それがなんと、「きつね美女とぶこつ猟師」のタイトルでもう単行本化されているようでございますわ。
pixivの第8回で告知、第10回で皆様がカウントダウンをなさっていて、とても嬉しそう。
「狐のお嫁ちゃん」ともども多くの方がお読みになって、ほんわかラブラブなカップルに癒されたこと
でしょうね…。
>そちらで見ると、単行本に収録されていないエピソードも見られました。
「きつね美女とぶこつ猟師」も描きおろしが30p.超もあるとのこと。
読み応えも素晴らしそうですわね。
170 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/18(Wed) 20:06
訂正でございます。
>>そちらで見ると、単行本に収録されていないエピソードも見られました。
貴重な情報をありがとうございます。
なのにわたくしときたら、お応えの仕方が鳴っておりませんでして。
>「きつね美女とぶこつ猟師」も描きおろしが30p.超もあるとのこと。
正反対に、単行本での新たな描きおろしの話をしてしまいました。
失礼いたしました。
以下は余談でございます。
和葉様や雪藻様以外の狐の方が活躍する漫画は無いか、と調べてみましたら。
遥か昔、海の向こうの大陸の狐様のお話がございました。
「千年狐」という作品で、ニコニコ静画で読むことが叶います。
架空の歴史絵巻といった趣きがあって、かつて白夜様が居られたのもこんな世界だったのか、と
感じております。
ヒロインの方は狐の時は愛らしいのに人に化けると幻妖な趣きを湛えておられていて、惹きつけ
られるものがございます。
まだ読み始めたところですので引き続き楽しませていただこうと存じます。
171 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/20(Fri) 16:39
>>162
(柚葉さん)(もう一言申し添えます。)
>…逆に命を頂く事への感謝と山への畏敬を忘れた者には、漁師の資格は無い…。
>スイスの民話「約束を破った弓の名人」のように…。
はい、その民話は存じております。
動物を狩ることそのものに快感を覚え、それ不心得な行いを防ごうとした山の精霊様からチーズを増え
させるお皿をもらったにもかかわらず、約束を破ったばかりに今度は自分が狩られる側に回ってしま
った…。
命をいただくことへの感謝、命を育む大地への畏敬、忘れてはならないことですね。
そして古今東西人は同じ戒めを胸に抱いてきたのでしょうか、似た話は日ノ本でも伝わっておりますね。
日ノ本の場合は、動物から農作物に置き換わっていますが。
「餅的」と題される昔話のことです。
肥沃な土地でお米がたくさん穫れるため次第に有難みを感じなくなった農村のお百姓が、遊びでお餅を
弓矢の的にしたところ、矢の命中したお餅は白い鳥に姿を変えて飛び去ってしまう。
そして、それ以降そのお百姓の土地ではお米が全く穫れなくなってすっかり落ちぶれてしまう、という
お話です。
学校で古典文学研究部の方に聞いたところでは、豊後国風土記や山城国風土記にも載っているお話との
ことでございます。
もしかすると、各地で「餅的」のような不思議なことが起こったのかも知れませんわ。
そして人々はあらためて自然の偉大な恵みを知り、語り伝えたのではないでしょうか。
実はわたくし、その部員の方からとても興味を引かれる後日譚を教えていただきました。
今申しました山城国風土記に記されたところによれば、白い鳥が飛んで行って降り立ったところに稲が
成り、これが「稲成り」そして「稲荷」と呼ばれるようになったのだそうです。
弓で餅を射た人の子孫は、先祖の行いを恥じてお祀りしたのが伏見稲荷様なのだそうでございます。
そして伏見稲荷様のご祭神・稲荷大神様の神使はお狐様、そして伏見稲荷様は全国の稲荷神社の総本宮
で、それに連なる別宮の中には、栃木県の玉藻稲荷神社のように玉藻前様をご祭神とするお社もある…。
玉藻前様…白夜様が稲荷大神様とお親しいなら、大神様が司る五穀豊穣の願いに触れることも多かった
でしょうし、「餅的」のような人間の過ちも直にご覧になって来たのではないか、と思えるのですよ。
にもかかわらず、また奈良の地に戻っていらして、人間と交わる暮らしを選ばれたことがとても嬉しく
思えてまいりますわ。
あの方はきっとこれからも長きにわたって、人間の営みを見守っていかれるのでしょうね。
172 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/05/20(Fri) 23:25
>>167
(アーチェロお嬢様)
>ああ…、もうもうもう!(思わず柚葉さんのお背中を拳でポカポカたたいてしまいます。)
きゃ〜っ♪
レイナさん、三姉妹さん、お助けを〜♪
(笑顔で逃げながら)
…と、お戯れはここまでにして…。
(身を返してお嬢様を後ろから抱き締めてしまいます)
主を立てるのは、メイドの勤めですもの。
でも何より、お嬢様に「美しい」というお言葉を頂けるのは至上の喜びです。(微笑)
>今年もぜひ「紫陽花祭り」に屋敷の皆ででかけましょうね。
ええ、それでは次の休日、和傘選びに参りましょうか。
画家のお嬢様の今年の新作が、どのようなものか気になります。
作品によっては、注文せねば間に合わないかも…。
そして当日は、お嬢様と共に二人きりのそぞろ歩きの時間を楽しみたいものですね。
また「天使の梯子」が見られるのを望むのは、少々贅沢かも知れませんが。
>>169-170
(アーチェロお嬢様)
此度も、素敵な作品の紹介を有難うございます。
>千年狐
既に、かなりの話数になっている作品ですね。
廣天さん、雰囲気から男性にも見えましたが実は女性なのですね。
いえ、どちらの性別であろうとも見目麗しい御方に変わりはありませんが。
…ですが、博識ではあられても決して万能とはゆかないのがどこかお茶目な方です。(笑)
それでは、こちらの作品も「きつね美女とぶこつ猟師」と並べて
リストに追加しておきましょう。
次のお給料日を、楽しみにしておきます。
児童書、歴史物、漫画に至るまで、「狐」に惹かれてしまうのは
お嬢様も私も同じですね。
>>171
(アーチェロお嬢様)
>日ノ本の場合は、動物から農作物に置き換わっていますが。
>「餅的」と題される昔話のことです。
自然の恵みに対する感謝を忘れた者には、相応の報いが待っている…。
狩猟であろうと、農耕であろうと同じですね。
(一旦お台所に戻り、準備をして参りました)
本日の食後のデザートは、冷やしぜんざいになります。
網で焼いたお餅を入れると、温かさと冷たさの調和が味を引き立ててくれますよ。
それでは、頂きましょう。
(お餅を頂きながら)
お嬢様も存じておりましたか。有名なお話ですね。
実は子どもの頃、お正月に焼いたお餅を食べながら父が話してくれたんです。
そして、伏見稲荷様との繋がりも…。
こうしてお餅を頂きながらお嬢様からそのお話を聞かせて頂けた事に、
やはり私達は巡り合う運命(さだめ)にあった、
既に縁が結ばれていた、と思えて、嬉しさが込み上げて参ります。
次にまた、京都、奈良に足を運ぶ際にはあの白夜様もご一緒に伏見稲荷大社に
参拝したいものですね。
ご馳走様でした…。
それでは、後片付けをして参ります。
(返信は、これ以上はもうよろしいですよ。
お嬢様とはお話が本当に合いますので、本当に楽しくて仕方が無いのですけどね。(微笑))
173 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2022/05/20(Fri) 23:44
キツネはイケメンか美女に化けてくれるけど、
タヌキが化けると腹の出た悪賢いオヤジのイメージしかない。
174 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/21(Sat) 09:42
>>173
ようこそいらっしゃいませ、お客様。
本日も蒸し暑うございますね。
お体、お気をつけくださいませ。
たしかに漫画やアニメでもキツネさんに比べてタヌキさんが人間の女の子に化けるケースは少ないよう
に思えますね。
タヌキさん、とても可愛いのになぜなのでしょうね?
それでも幾匹か、可愛く変化(した)タヌキのヒロインを存じておりますわ…と申しましても、我が家
の三女ちゃんに教えてもらったのですけれど。
まずは「山の月と子だぬきと」という作品のミミさん。
この作品は演劇大河ドラマ「ガラスの仮面」で知られる美内すずえ先生のデビュー作でございます。
1967年(昭和42年)の作品で、マーガレットコミックス「13月の悲劇」に収録されていました。
そして現在は、ebookの「美内すずえ短編集(30)冬のひまわり」の巻頭に収録されております。
試し読みでかなりのページを読むことができますよ。
人間と友達になるために、山の中から独り飛び出していく主人公のミミさん…、とても可憐、そして快
活な女の子なのですよ。
それから水瀬マユ先生の「姫さま狸の恋算用」のミヨさんも、愛らしいそして情熱的に恋をなさってい
るステキなお嬢さんです。
こちらはBookLiveやコミックシーモア、といったいろいろな電子書籍サイトで試し読みできますわ。
化けタヌキさんを腹黒オヤジのイメージだけに留めておくのはもったいないと思いますよ?
お客様も試しの読んでみてはいかがですか?
ちなみに、この屋敷の敷地内にもタヌキさんが出没しては、わたくしの魔の気にあてられてときどき人
に変化(へんげ)しますけれど、とてもこの娘も愛らしいです。
ハクビシンやアライグマ、イタチの女の子もよく一緒に集まってきて、とても温かなひと時を過ごせる
のですよ。
175 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/21(Sat) 10:50
>>173
(もう一言申し添えます。)
お客様、一言申し添えさせていただきます。
三女ちゃんにさらに教えてもらいました。
タヌキさんの変化した女性たちを。
「有頂天家族」の下鴨桃仙さん、夷川海星さん、南禅寺玉瀾さん。
「うちの師匠はしっぽがない」の大黒亭まめださん。
「BNA ビー・エヌ・エー」の影森みちるさん。
「ぶんぶくたぬきのティーパーティ」の屋島ふみさん。
たくさんいらっしゃいますね。
探せばまだいろいろな方と出会えるのかも知れません。
…生半可な聞きかじりだけで「人間の女の子に化けるケースは少ないように思えますね。」などと申して
しまい、申し訳ございませんでした。
視聴や試し読みができるものでしたら、自分の目で確かめてみたくなりましたわ。
176 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2022/05/22(Sun) 10:49
>>173
古くからは、あの徳川家康公が「狸親父」などと言われていましたね。(汗)
それからよくお店の前に飾られている信楽焼の狸の置物は、
商売繁盛の縁起物として知られています。
でも商売と結びつけると、何となく「守銭奴」「腹黒い」「悪賢い」という
イメージにも繋がって、お客様がそう感じてしまうのも何となく分かる気が…。(苦笑)
中には、「文武句茶釜」のように愛嬌あるイメージで親しまれている方もおりますが。
余談ですけど、「狐と狸の化かし合い」という言葉がありますが、
民話や妖怪のお話で狐と狸が争うと実はいつも狸が勝つのだとか…。
「狐七化け、狸八化け、貂(てん)の九化け」の諺が、それを物語っていますね。
177 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2022/05/22(Sun) 13:12
>>173
(ごめんなさい、もう一言申させてくださいませ(汗々))
>>176
(柚葉さん)
>余談ですけど、「狐と狸の化かし合い」という言葉がありますが、
>民話や妖怪のお話で狐と狸が争うと実はいつも狸が勝つのだとか…。
変化の術にたけたキツネさんとタヌキさん。
いわば宿命のライバルと言ったところだったのでしょうか。
でもそんな間柄だからこそ、仲良くなることだってあると思うのですよ。
そんな漫画は無いかな?と思って三女ちゃんに聞きましたら、教えてもらったのがこちらでございます。
「たぬきときつねと里暮らし」。
人に変化したタヌキさんとキツネさん、仲良しの二人が人間の女性と知り合ったことから新しい体験を
重ねていく、牧歌的で温かい物語です。
アニメの「のんのんびより」とも通じる和みを感じますわ。
心身が疲れたときに読んでみると優しく癒してくれそうなお話でございます。
コミックスが発刊されていますが、ニコニコ静画でも少し読めますわ。
それから人間に変化するわけではありませんが。
「タヌキとキツネ」。
こちらは漫画と申しますか絵本と申しますか、それはもう見るからに愛らしいタヌキさんとキツネさん
のほのぼのスケッチの連作です。
小さなお子さんを持つ親御さんには親子で一緒に読んで楽しめるのではないかしら。
わたくしも買い求めて、近所の子どもが遊びに来てくれた時に読んであげたい、そう思っておりますわ。
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